JP2000357825A - 圧電トランスの駆動方法及び駆動回路 - Google Patents
圧電トランスの駆動方法及び駆動回路Info
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- JP2000357825A JP2000357825A JP11170015A JP17001599A JP2000357825A JP 2000357825 A JP2000357825 A JP 2000357825A JP 11170015 A JP11170015 A JP 11170015A JP 17001599 A JP17001599 A JP 17001599A JP 2000357825 A JP2000357825 A JP 2000357825A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 分極の境界部が応力最大点になることは好ま
しくないが、冷陰極管の点灯開始時には大振幅動作とな
るため、点灯開始時の歪みによる圧電トランスの信頼性
が低下する。 【解決手段】 冷陰極蛍光管118の点灯開始時は、起
動制御回路120により可変発振回路116を動作させ
て第1の振動モードにより圧電トランス110を駆動
し、冷陰極蛍光管118の点灯時には、管電流検出回路
115で検出した管電流に基づいて、管電流が一定とな
るように、周波数制御回路114により可変発振回路1
13を制御して第2の振動モードにより圧電トランス1
10を駆動する。
しくないが、冷陰極管の点灯開始時には大振幅動作とな
るため、点灯開始時の歪みによる圧電トランスの信頼性
が低下する。 【解決手段】 冷陰極蛍光管118の点灯開始時は、起
動制御回路120により可変発振回路116を動作させ
て第1の振動モードにより圧電トランス110を駆動
し、冷陰極蛍光管118の点灯時には、管電流検出回路
115で検出した管電流に基づいて、管電流が一定とな
るように、周波数制御回路114により可変発振回路1
13を制御して第2の振動モードにより圧電トランス1
10を駆動する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、各種高電圧発生装
置に用いられる圧電トランスの駆動方法及び駆動回路に
関するものである。
置に用いられる圧電トランスの駆動方法及び駆動回路に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】図6に従来の圧電トランスの代表的な構
造であるローゼン型圧電トランスの構造を示す。この圧
電トランスは電磁トランスに比べて小型化が図れ、不燃
性であり、電磁誘導によるノイズを出さないなどの長所
を有している。
造であるローゼン型圧電トランスの構造を示す。この圧
電トランスは電磁トランスに比べて小型化が図れ、不燃
性であり、電磁誘導によるノイズを出さないなどの長所
を有している。
【0003】1で示す部分が圧電トランスの低インピー
ダンス部であり、昇圧用として用いる場合の入力部とな
る。低インピーダンス部1は圧電層5の厚み方向に分極
6が施されており、厚み方向の主面に電極3U、3Dが
配置されている。一方、2で示す部分は高インピーダン
ス部であり、昇圧用として用いる場合の出力部となる。
高インピーダンス部2は圧電層7の長手方向に分極8さ
れており、長手方向の端面に電極4が配置されている。
ダンス部であり、昇圧用として用いる場合の入力部とな
る。低インピーダンス部1は圧電層5の厚み方向に分極
6が施されており、厚み方向の主面に電極3U、3Dが
配置されている。一方、2で示す部分は高インピーダン
ス部であり、昇圧用として用いる場合の出力部となる。
高インピーダンス部2は圧電層7の長手方向に分極8さ
れており、長手方向の端面に電極4が配置されている。
【0004】図6に示すような圧電トランスは、負荷イ
ンピーダンスが無限大のときは非常に高い昇圧比を得る
ことができ、また負荷インピーダンスが小さくなると昇
圧比も減少するという特性から、近年、冷陰極管用の電
源として用いられている。圧電トランスを用いたインバ
ータでは、効率よく高電圧を発生することができる。
ンピーダンスが無限大のときは非常に高い昇圧比を得る
ことができ、また負荷インピーダンスが小さくなると昇
圧比も減少するという特性から、近年、冷陰極管用の電
源として用いられている。圧電トランスを用いたインバ
ータでは、効率よく高電圧を発生することができる。
【0005】図8は、従来の圧電トランスの自励発振方
式駆動回路のブロック図である。同図8において、14
は圧電トランス10を駆動する交流駆動信号を発生する
可変発振回路である。可変発振回路14の出力は通常は
パルス波形であり、波形整形回路13により高周波成分
を取り除かれて正弦波に近い交流信号に変換される。波
形整形回路13の出力は駆動回路12により圧電トラン
ス10を駆動するのに十分なレベルに電圧増幅され、圧
電トランス10の1次側電極に入力される。圧電トラン
ス10の圧電効果により昇圧された出力電圧は2次側電
極から取り出される。
式駆動回路のブロック図である。同図8において、14
は圧電トランス10を駆動する交流駆動信号を発生する
可変発振回路である。可変発振回路14の出力は通常は
パルス波形であり、波形整形回路13により高周波成分
を取り除かれて正弦波に近い交流信号に変換される。波
形整形回路13の出力は駆動回路12により圧電トラン
ス10を駆動するのに十分なレベルに電圧増幅され、圧
電トランス10の1次側電極に入力される。圧電トラン
ス10の圧電効果により昇圧された出力電圧は2次側電
極から取り出される。
【0006】2次側電極から出力された高圧電圧は、冷
陰極蛍光管8と帰還抵抗20との直列回路と過電圧保護
部21に印加される。過電圧保護部21は分圧抵抗19
a,19bと、分圧抵抗19bの両端に発生する電圧と
設定電圧Vref1とを比較し、圧電トランス10の2次側
電極から出力される高圧電圧が設定電圧よりも高くなる
のを防ぐように発振制御回路15に信号を送る比較回路
17からなる。この過電圧保護部21の比較回路17は
冷陰極蛍光管18が点灯している時は動作を停止してい
る。
陰極蛍光管8と帰還抵抗20との直列回路と過電圧保護
部21に印加される。過電圧保護部21は分圧抵抗19
a,19bと、分圧抵抗19bの両端に発生する電圧と
設定電圧Vref1とを比較し、圧電トランス10の2次側
電極から出力される高圧電圧が設定電圧よりも高くなる
のを防ぐように発振制御回路15に信号を送る比較回路
17からなる。この過電圧保護部21の比較回路17は
冷陰極蛍光管18が点灯している時は動作を停止してい
る。
【0007】また、冷陰極蛍光管18と帰還抵抗20の
直列回路に流れる電流によって帰還抵抗20の両端に発
生する電圧が比較回路16に印加され、比較回路16で
は設定電圧Vref2と帰還電圧の比較を行い、冷陰極蛍光
管18にほぼ一定の電流が流れるように発振制御回路1
5に信号を送る。発振制御回路15は比較回路16の出
力にあわせた周波数での発振を行うよう可変発振回路1
4に出力を印加する。この比較回路16は冷陰極蛍光管
点灯開始前は動作を行わない。
直列回路に流れる電流によって帰還抵抗20の両端に発
生する電圧が比較回路16に印加され、比較回路16で
は設定電圧Vref2と帰還電圧の比較を行い、冷陰極蛍光
管18にほぼ一定の電流が流れるように発振制御回路1
5に信号を送る。発振制御回路15は比較回路16の出
力にあわせた周波数での発振を行うよう可変発振回路1
4に出力を印加する。この比較回路16は冷陰極蛍光管
点灯開始前は動作を行わない。
【0008】図8に示す圧電トランスの駆動回路の動作
について、図7を用いて説明を行う。図7は、図6に示
す圧電トランス10の昇圧比の周波数特性である。冷陰
極蛍光管18の点灯開始時は曲線P1であり、定常動作
時は曲線P2である。点灯開始時には冷陰極蛍光管18
のインピーダンスが無負荷に近い状態であるため、圧電
トランス10の昇圧比はそれに従って高くなり、定常動
作時には冷陰極蛍光管18のインピーダンスは比較的重
い負荷となるため、圧電トランス10の昇圧比はそれに
従って低くなる。
について、図7を用いて説明を行う。図7は、図6に示
す圧電トランス10の昇圧比の周波数特性である。冷陰
極蛍光管18の点灯開始時は曲線P1であり、定常動作
時は曲線P2である。点灯開始時には冷陰極蛍光管18
のインピーダンスが無負荷に近い状態であるため、圧電
トランス10の昇圧比はそれに従って高くなり、定常動
作時には冷陰極蛍光管18のインピーダンスは比較的重
い負荷となるため、圧電トランス10の昇圧比はそれに
従って低くなる。
【0009】点灯開始時には、圧電トランス10の駆動
周波数はfaであり、それに対応した出力電圧Vaが冷陰極
蛍光管18に印加される。圧電トランス10の出力電圧
が冷陰極蛍光管18の点灯開始電圧となるまで順次駆動
周波数が発振制御回路15により下げられる。そして、
冷陰極蛍光管18の点灯開始電圧Vb(駆動周波数fb)と
なると、冷陰極蛍光管18が点灯し、圧電トランス10
の昇圧比の周波数特性は曲線P2にうつる。その結果、
圧電トランス10の出力電圧はそれに対応した電圧とな
り、冷陰極蛍光管18の設定電流となるよう曲線P2上
で発振制御回路15により、圧電トランス10の駆動周
波数の制御が行われる。
周波数はfaであり、それに対応した出力電圧Vaが冷陰極
蛍光管18に印加される。圧電トランス10の出力電圧
が冷陰極蛍光管18の点灯開始電圧となるまで順次駆動
周波数が発振制御回路15により下げられる。そして、
冷陰極蛍光管18の点灯開始電圧Vb(駆動周波数fb)と
なると、冷陰極蛍光管18が点灯し、圧電トランス10
の昇圧比の周波数特性は曲線P2にうつる。その結果、
圧電トランス10の出力電圧はそれに対応した電圧とな
り、冷陰極蛍光管18の設定電流となるよう曲線P2上
で発振制御回路15により、圧電トランス10の駆動周
波数の制御が行われる。
【0010】このようにして、冷陰極蛍光管18は安定
に点灯する。自励発振方式で駆動する場合は、温度によ
って共振周波数が変化しても、自動的に駆動周波数が共
振周波数に追尾する。
に点灯する。自励発振方式で駆動する場合は、温度によ
って共振周波数が変化しても、自動的に駆動周波数が共
振周波数に追尾する。
【0011】このように、圧電インバータを構成するこ
とにより、冷陰極蛍光管18に流れる電流を一定となる
ように制御することができる。
とにより、冷陰極蛍光管18に流れる電流を一定となる
ように制御することができる。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】以上に説明した従来の
圧電トランスの駆動回路では、圧電トランスの駆動は単
一の振動モードで行われている。
圧電トランスの駆動回路では、圧電トランスの駆動は単
一の振動モードで行われている。
【0013】しかしながら、冷陰極蛍光管のように起動
時と定常動作時でインピーダンスが大きく変化するよう
な負荷の場合(例えば、起動時の無限大から定常動作時
の数百kΩまで変化する負荷)、圧電トランスの特性も
これに伴い大きく変化する。圧電トランスの昇圧比の周
波数特性を示す図7より、冷陰極蛍光管点灯開始時には
非常に大きな昇圧比を得ることができ、点灯時には圧電
トランスの昇圧比が低下していることが分かる。また、
圧電トランスを共振周波数から離れたところで駆動を行
った場合、昇圧比の低下や、変換効率の低下が起こる。
時と定常動作時でインピーダンスが大きく変化するよう
な負荷の場合(例えば、起動時の無限大から定常動作時
の数百kΩまで変化する負荷)、圧電トランスの特性も
これに伴い大きく変化する。圧電トランスの昇圧比の周
波数特性を示す図7より、冷陰極蛍光管点灯開始時には
非常に大きな昇圧比を得ることができ、点灯時には圧電
トランスの昇圧比が低下していることが分かる。また、
圧電トランスを共振周波数から離れたところで駆動を行
った場合、昇圧比の低下や、変換効率の低下が起こる。
【0014】圧電トランスの定常動作時には1次側電極
から見たインピーダンスが大きくなり、昇圧比が低下す
る。その結果、圧電トランスの振幅も小さくなるため、
信頼性に対しては問題ない。しかしながら、起動時には
冷陰極蛍光管に高電圧が必要とされることや、圧電トラ
ンスの入力インピーダンスが小さいため、昇圧比が高
く、大振幅での動作となる。その結果、非常に大きな歪
みで駆動を行うことになるため、信頼性の低下につなが
る。
から見たインピーダンスが大きくなり、昇圧比が低下す
る。その結果、圧電トランスの振幅も小さくなるため、
信頼性に対しては問題ない。しかしながら、起動時には
冷陰極蛍光管に高電圧が必要とされることや、圧電トラ
ンスの入力インピーダンスが小さいため、昇圧比が高
く、大振幅での動作となる。その結果、非常に大きな歪
みで駆動を行うことになるため、信頼性の低下につなが
る。
【0015】このように、圧電トランスの破壊の原因が
点灯開始時での大振幅動作によるため、点灯開始時には
圧電トランスの破壊を防ぐような制御が必要となるとい
う課題がある。
点灯開始時での大振幅動作によるため、点灯開始時には
圧電トランスの破壊を防ぐような制御が必要となるとい
う課題がある。
【0016】例えば、圧電トランスをλ/2振動モード
で駆動を行った場合の変位分布と応力分布を図4に示
す。λ/2振動モードで駆動を行った場合、応力は分極
の境界部で最大となる。分極の境界部では厚み方向の分
極軸と長手方向の分極軸により、分極による残留応力に
よる歪みから比較的強度が弱いものになっている。その
ため、分極軸が不連続となりやすい分極の境界部が応力
最大点になることは、圧電トランスにとって好ましくな
い。
で駆動を行った場合の変位分布と応力分布を図4に示
す。λ/2振動モードで駆動を行った場合、応力は分極
の境界部で最大となる。分極の境界部では厚み方向の分
極軸と長手方向の分極軸により、分極による残留応力に
よる歪みから比較的強度が弱いものになっている。その
ため、分極軸が不連続となりやすい分極の境界部が応力
最大点になることは、圧電トランスにとって好ましくな
い。
【0017】本発明は、従来の圧電トランスの駆動にお
けるこのような課題を考慮し、軽負荷時の大振幅動作に
よる歪みで圧電トランスの信頼性が低下することを防
ぎ、さらに小型で、高効率動作が可能な圧電トランスの
駆動方法及び駆動回路を提供することを目的とするもの
である。
けるこのような課題を考慮し、軽負荷時の大振幅動作に
よる歪みで圧電トランスの信頼性が低下することを防
ぎ、さらに小型で、高効率動作が可能な圧電トランスの
駆動方法及び駆動回路を提供することを目的とするもの
である。
【0018】
【課題を解決するための手段】請求項1の本発明は、圧
電効果を利用して、1次側電極から入力された電圧を2
次側電極から出力する圧電トランスの駆動方法であっ
て、圧電トランスの負荷に応じて圧電トランスの駆動に
おける振動モードを変化させる圧電トランスの駆動方法
である。
電効果を利用して、1次側電極から入力された電圧を2
次側電極から出力する圧電トランスの駆動方法であっ
て、圧電トランスの負荷に応じて圧電トランスの駆動に
おける振動モードを変化させる圧電トランスの駆動方法
である。
【0019】請求項2の本発明は、圧電効果を利用し
て、1次側電極から入力された電圧を2次側電極から出
力する圧電トランスの駆動方法であって、圧電トランス
の起動時は第1の振動モードにより駆動し、定常動作時
には第2の振動モードにより駆動する圧電トランスの駆
動方法である。
て、1次側電極から入力された電圧を2次側電極から出
力する圧電トランスの駆動方法であって、圧電トランス
の起動時は第1の振動モードにより駆動し、定常動作時
には第2の振動モードにより駆動する圧電トランスの駆
動方法である。
【0020】請求項4の本発明は、第1の振動モードの
周波数範囲の交流電圧を発生する第1の可変発振回路
と、圧電効果を利用して1次側電極から入力された電圧
を2次側電極から出力する圧電トランスの起動時は第1
の可変発振回路を動作させて第1の振動モードの周波数
範囲内の交流電圧を1次側電極に入力させ、圧電トラン
スの定常動作時には第1の可変発振回路を動作させない
起動制御回路と、第2の振動モードの周波数範囲の交流
電圧を発生する第2の可変発振回路と、圧電トランスの
起動時は第2の可変発振回路の動作を停止させ、圧電ト
ランスの定常動作時には負荷に供給される電流が一定と
なるように第2の可変発振回路を動作させて第2の振動
モードの周波数範囲内の交流電圧を1次側電極に入力さ
せる周波数制御回路とを備えた圧電トランスの駆動回路
である。
周波数範囲の交流電圧を発生する第1の可変発振回路
と、圧電効果を利用して1次側電極から入力された電圧
を2次側電極から出力する圧電トランスの起動時は第1
の可変発振回路を動作させて第1の振動モードの周波数
範囲内の交流電圧を1次側電極に入力させ、圧電トラン
スの定常動作時には第1の可変発振回路を動作させない
起動制御回路と、第2の振動モードの周波数範囲の交流
電圧を発生する第2の可変発振回路と、圧電トランスの
起動時は第2の可変発振回路の動作を停止させ、圧電ト
ランスの定常動作時には負荷に供給される電流が一定と
なるように第2の可変発振回路を動作させて第2の振動
モードの周波数範囲内の交流電圧を1次側電極に入力さ
せる周波数制御回路とを備えた圧電トランスの駆動回路
である。
【0021】以上の構成により、圧電トランスの起動時
は分極の境界部に応力の最大点がこない第1の振動モー
ドで駆動を行い、定常動作時は第2の振動モードの周波
数範囲で負荷に流れる電流が一定となるように周波数の
制御を行う。
は分極の境界部に応力の最大点がこない第1の振動モー
ドで駆動を行い、定常動作時は第2の振動モードの周波
数範囲で負荷に流れる電流が一定となるように周波数の
制御を行う。
【0022】
【発明の実施の形態】以下に、本発明をその実施の形態
を示す図面に基づいて説明する。
を示す図面に基づいて説明する。
【0023】図1は、本発明にかかる一実施の形態の圧
電トランスの駆動回路を示すブロック図であり、本発明
の駆動方法についてもあわせて説明する。
電トランスの駆動回路を示すブロック図であり、本発明
の駆動方法についてもあわせて説明する。
【0024】図1において、110はローゼン型圧電ト
ランスである。113は定常動作時における圧電トラン
ス110を駆動する交流駆動信号を発生する第2の可変
発振回路である可変発振回路である。可変発振回路11
3の出力は通常はパルス波形であり、駆動回路112に
より高周波成分を取り除かれて正弦波に近い交流信号に
変換される。駆動回路112の出力は圧電トランス11
0を駆動するのに十分なレベルに電圧増幅され、圧電ト
ランス110の1次側電極に入力される。圧電トランス
110の圧電効果により昇圧された出力電圧は2次側電
極から取り出される。圧電トランス110の2次側電極
には、冷陰極蛍光管118と帰還抵抗119が直列に接
続されている。2次側電極から出力された高圧電圧は冷
陰極蛍光管118の一方の入力端子に印加され、冷陰極
蛍光管118が点灯する。
ランスである。113は定常動作時における圧電トラン
ス110を駆動する交流駆動信号を発生する第2の可変
発振回路である可変発振回路である。可変発振回路11
3の出力は通常はパルス波形であり、駆動回路112に
より高周波成分を取り除かれて正弦波に近い交流信号に
変換される。駆動回路112の出力は圧電トランス11
0を駆動するのに十分なレベルに電圧増幅され、圧電ト
ランス110の1次側電極に入力される。圧電トランス
110の圧電効果により昇圧された出力電圧は2次側電
極から取り出される。圧電トランス110の2次側電極
には、冷陰極蛍光管118と帰還抵抗119が直列に接
続されている。2次側電極から出力された高圧電圧は冷
陰極蛍光管118の一方の入力端子に印加され、冷陰極
蛍光管118が点灯する。
【0025】冷陰極蛍光管118を流れる電流は帰還抵
抗119により電圧に変換され、管電流検出回路115
に入力される。管電流検出回路115は入力された交流
信号を直流信号に変換し周波数制御回路114に入力す
る。周波数制御回路114で、入力された信号は管電流
設定電圧(Vref)と比較され、管電流が大きければ、駆
動周波数を第2の振動モードの共振周波数から遠ざけ、
管電流が小さければ、駆動周波数を第2の振動モードの
共振周波数に近づけるよう周波数制御を行う。
抗119により電圧に変換され、管電流検出回路115
に入力される。管電流検出回路115は入力された交流
信号を直流信号に変換し周波数制御回路114に入力す
る。周波数制御回路114で、入力された信号は管電流
設定電圧(Vref)と比較され、管電流が大きければ、駆
動周波数を第2の振動モードの共振周波数から遠ざけ、
管電流が小さければ、駆動周波数を第2の振動モードの
共振周波数に近づけるよう周波数制御を行う。
【0026】これらの管電流検出回路115、周波数制
御回路114、可変発振回路113、駆動回路112は
冷陰極蛍光管118の点灯開始時には動作を行わない。
御回路114、可変発振回路113、駆動回路112は
冷陰極蛍光管118の点灯開始時には動作を行わない。
【0027】また、116は点灯開始時における圧電ト
ランス110を駆動する交流駆動信号を発生する第1の
可変発振回路である可変発振回路である。起動制御回路
120は、冷陰極蛍光管118の点灯開始時に動作を行
い、第1の振動モードにおける共振周波数の近傍で可変
発振回路116の制御を行う。可変発振回路113と可
変発振回路116では、それぞれ、第2の振動モード、
第1の振動モードの周波数範囲でのパルス波形の周波数
となる。
ランス110を駆動する交流駆動信号を発生する第1の
可変発振回路である可変発振回路である。起動制御回路
120は、冷陰極蛍光管118の点灯開始時に動作を行
い、第1の振動モードにおける共振周波数の近傍で可変
発振回路116の制御を行う。可変発振回路113と可
変発振回路116では、それぞれ、第2の振動モード、
第1の振動モードの周波数範囲でのパルス波形の周波数
となる。
【0028】本実施の形態のように、圧電トランスの起
動時と定常動作時とで振動モードを周波数により変化さ
せることで、信頼性の高い駆動回路を提供できる。さら
に、冷陰極蛍光管118に流れる電流を一定にする自励
方式で駆動を行うことにより、冷陰極蛍光管118の負
荷が変動したり、温度により圧電トランスの特性が変化
しても冷陰極蛍光管118を安定に点灯できる。
動時と定常動作時とで振動モードを周波数により変化さ
せることで、信頼性の高い駆動回路を提供できる。さら
に、冷陰極蛍光管118に流れる電流を一定にする自励
方式で駆動を行うことにより、冷陰極蛍光管118の負
荷が変動したり、温度により圧電トランスの特性が変化
しても冷陰極蛍光管118を安定に点灯できる。
【0029】図2は、図6に示すローゼン型圧電トラン
スの1次電極側から見た入力インピーダンスの周波数特
性を示す図であり、λ/2振動モードとλ振動モードの
入力インピーダンスの周波数特性を示している。このよ
うに、1つの圧電トランスで周波数によりλ/2振動モ
ードとλ振動モードの両方を励振できる。
スの1次電極側から見た入力インピーダンスの周波数特
性を示す図であり、λ/2振動モードとλ振動モードの
入力インピーダンスの周波数特性を示している。このよ
うに、1つの圧電トランスで周波数によりλ/2振動モ
ードとλ振動モードの両方を励振できる。
【0030】この2つの振動モードに対して、昇圧比の
変化を、同じ負荷を出力端に接続し測定を行った結果を
図3に示す。横軸はそれぞれの振動モードに合った任意
の駆動周波数であり、縦軸は同一スケールとする。同じ
負荷の場合、λ振動モードはλ/2振動モードよりも高
い昇圧比を得ることができる。点灯開始時には冷陰極管
に高電圧が必要なため、昇圧比の高いλ振動モードを用
い、定常動作時には冷陰極管に必要な電圧が減少するた
め、λ/2振動モードを用いて冷陰極管の駆動を行って
も差し支えない。
変化を、同じ負荷を出力端に接続し測定を行った結果を
図3に示す。横軸はそれぞれの振動モードに合った任意
の駆動周波数であり、縦軸は同一スケールとする。同じ
負荷の場合、λ振動モードはλ/2振動モードよりも高
い昇圧比を得ることができる。点灯開始時には冷陰極管
に高電圧が必要なため、昇圧比の高いλ振動モードを用
い、定常動作時には冷陰極管に必要な電圧が減少するた
め、λ/2振動モードを用いて冷陰極管の駆動を行って
も差し支えない。
【0031】さらに、図5に圧電トランスをλ振動モー
ドで駆動を行った場合の変位分布、応力分布を示す。λ
/2振動モードを用いた場合、応力の最大点と分極の境
界部が一致したが(図4参照)、λ振動モードを用いた
場合、応力の最大点は矩形板の長さをLとした場合、両
端面からそれぞれL/4の位置になる。そのため、圧電
トランスをλ振動モードで駆動を行った方が、信頼性を
低下することなく駆動を行うことができる。
ドで駆動を行った場合の変位分布、応力分布を示す。λ
/2振動モードを用いた場合、応力の最大点と分極の境
界部が一致したが(図4参照)、λ振動モードを用いた
場合、応力の最大点は矩形板の長さをLとした場合、両
端面からそれぞれL/4の位置になる。そのため、圧電
トランスをλ振動モードで駆動を行った方が、信頼性を
低下することなく駆動を行うことができる。
【0032】なお、上記実施の形態では、圧電トランス
を定常動作時の振動モードが2分の1波長振動モードで
あり、起動時の振動モードが1波長振動モードとした
が、これに限らず、分極の境界部が応力最大点となるの
を防ぐように起動時の振動モードを選択すれば、他の振
動モードでも同様の効果を得ることができる。例えば、
図9に示すように、厚み方向に分極された圧電矩形板3
2の中央部の上下面に1次側電極33U、33Dが形成
された駆動部と、長手方向に分極された圧電矩形板32
の両側端面に2次側電極34L、34Rが形成された発
電部とを有する中央に電極があるタイプの圧電トランス
31を駆動する場合には、起動時の振動モードを2分の
3波長モードとし、定常時の振動モードを2分の1波長
モードとすれば分極境界部の応力を小さくすることがで
きる。
を定常動作時の振動モードが2分の1波長振動モードで
あり、起動時の振動モードが1波長振動モードとした
が、これに限らず、分極の境界部が応力最大点となるの
を防ぐように起動時の振動モードを選択すれば、他の振
動モードでも同様の効果を得ることができる。例えば、
図9に示すように、厚み方向に分極された圧電矩形板3
2の中央部の上下面に1次側電極33U、33Dが形成
された駆動部と、長手方向に分極された圧電矩形板32
の両側端面に2次側電極34L、34Rが形成された発
電部とを有する中央に電極があるタイプの圧電トランス
31を駆動する場合には、起動時の振動モードを2分の
3波長モードとし、定常時の振動モードを2分の1波長
モードとすれば分極境界部の応力を小さくすることがで
きる。
【0033】また、上記実施の形態では、圧電トランス
の起動時と定常動作時とで異なる振動モードを用いた
が、これに限らず、圧電トランスの負荷に応じて振動モ
ードを変えても良い。すなわち、大振幅動作となるよう
な負荷の場合に、応力最大点を分極の境界部からずらす
ような振動モードを用いればよい。
の起動時と定常動作時とで異なる振動モードを用いた
が、これに限らず、圧電トランスの負荷に応じて振動モ
ードを変えても良い。すなわち、大振幅動作となるよう
な負荷の場合に、応力最大点を分極の境界部からずらす
ような振動モードを用いればよい。
【0034】また、上記実施の形態では、圧電トランス
にローゼン型を用いたが、これに限らず、他の構造の圧
電トランスの場合においても同様の効果が得られる。
にローゼン型を用いたが、これに限らず、他の構造の圧
電トランスの場合においても同様の効果が得られる。
【0035】また、上記実施の形態では、2次側電極を
矩形板の端面に形成する構成の圧電トランスで説明した
が、これに限らず、例えば、図10に示すように、2次
側電極204L、204Rが圧電矩形板の端面付近の上
面に形成された構成であっても良い。
矩形板の端面に形成する構成の圧電トランスで説明した
が、これに限らず、例えば、図10に示すように、2次
側電極204L、204Rが圧電矩形板の端面付近の上
面に形成された構成であっても良い。
【0036】
【発明の効果】以上述べたところから明らかなように本
発明は、所望の振動モードにより分極の境界部が応力最
大点となるような圧電トランスにおいても、起動時の大
振幅動作での応力最大点を分極の境界部からずらすこと
ができ、圧電トランスの信頼性の低下を防ぐことができ
るという長所を有する。
発明は、所望の振動モードにより分極の境界部が応力最
大点となるような圧電トランスにおいても、起動時の大
振幅動作での応力最大点を分極の境界部からずらすこと
ができ、圧電トランスの信頼性の低下を防ぐことができ
るという長所を有する。
【0037】また、本発明の駆動方法によれば、信頼性
が高く、しかも小型の圧電インバータを提供できるとい
う利点がある。
が高く、しかも小型の圧電インバータを提供できるとい
う利点がある。
【図1】本発明の一実施の形態における圧電トランスの
駆動回路を示すブロック図である。
駆動回路を示すブロック図である。
【図2】図6に示す圧電トランスのインピーダンスの周
波数特性を示す図である。
波数特性を示す図である。
【図3】2分の1波長振動モードと1波長振動モードの
昇圧比を示す図である。
昇圧比を示す図である。
【図4】圧電振動子を2分の1波長モードで駆動を行っ
た場合の変位分布、応力分布を示す図である。
た場合の変位分布、応力分布を示す図である。
【図5】圧電振動子を1波長モードで駆動を行った場合
の変位分布、応力分布を示す図である。
の変位分布、応力分布を示す図である。
【図6】従来の圧電トランスの構造を示す斜視図であ
る。
る。
【図7】図6に示す圧電トランスの昇圧比の周波数特性
を示す図である。
を示す図である。
【図8】従来の圧電トランスの駆動回路を示すブロック
図である。
図である。
【図9】本発明における圧電トランスの別の駆動方法の
一例を示す斜視図である。
一例を示す斜視図である。
【図10】本発明における圧電トランスの別の構成例を
示す斜視図である。
示す斜視図である。
1 低インピーダンス部 2 高インピーダンス部 5、7 圧電層 10、110 圧電トランス 12、112、117 駆動回路 14、113、116 可変発振回路 15 発振制御回路 18、118 冷陰極蛍光管 20、119 帰還抵抗 21 過電圧保護部 111 電源 114 周波数制御回路 115 管電流検出回路 120 起動制御回路
Claims (7)
- 【請求項1】 圧電効果を利用して、1次側電極から入
力された電圧を2次側電極から出力する圧電トランスの
駆動方法であって、前記圧電トランスの負荷に応じて圧
電トランスの駆動における振動モードを変化させること
を特徴とする圧電トランスの駆動方法。 - 【請求項2】 圧電効果を利用して、1次側電極から入
力された電圧を2次側電極から出力する圧電トランスの
駆動方法であって、前記圧電トランスの起動時は第1の
振動モードにより駆動し、定常動作時には第2の振動モ
ードにより駆動することを特徴とする圧電トランスの駆
動方法。 - 【請求項3】 前記圧電トランスの負荷が冷陰極管であ
る場合、前記第1の振動モードに高次の振動モードを用
い、前記第2の振動モードに基本の振動モードを用いる
ことを特徴とする請求項2に記載の圧電トランスの駆動
方法。 - 【請求項4】 第1の振動モードの周波数範囲の交流電
圧を発生する第1の可変発振回路と、圧電効果を利用し
て1次側電極から入力された電圧を2次側電極から出力
する圧電トランスの起動時は前記第1の可変発振回路を
動作させて前記第1の振動モードの周波数範囲内の交流
電圧を前記1次側電極に入力させ、前記圧電トランスの
定常動作時には前記第1の可変発振回路を動作させない
起動制御回路と、第2の振動モードの周波数範囲の交流
電圧を発生する第2の可変発振回路と、前記圧電トラン
スの起動時は前記第2の可変発振回路の動作を停止さ
せ、前記圧電トランスの定常動作時には負荷に供給され
る電流が一定となるように前記第2の可変発振回路を動
作させて前記第2の振動モードの周波数範囲内の交流電
圧を前記1次側電極に入力させる周波数制御回路とを備
えたことを特徴とする圧電トランスの駆動回路。 - 【請求項5】 前記圧電トランスは、圧電矩形板と、そ
の圧電矩形板の長手方向の一方の端面から中央部付近ま
での上下面に前記1次側電極が設置され、前記圧電矩形
板の厚み方向に分極された駆動部と、前記圧電矩形板の
長手方向の他方の端面に前記2次側電極が設置され、前
記駆動部から前記2次側電極方向あるいは前記2次側電
極から前記駆動部方向に分極された発電部とを有するも
のであって、前記第1の振動モードが前記長手方向の1
波長モードであり、前記第2の振動モードが前記長手方
向の2分の1波長モードであることを特徴とする請求項
4に記載の圧電トランスの駆動回路。 - 【請求項6】 前記圧電トランスは、圧電矩形板と、そ
の圧電矩形板の中央部の上下面に実質上左右対称となる
ように前記1次側電極が設置され、前記圧電矩形板の厚
み方向に分極された駆動部と、前記圧電矩形板の長手方
向の両端面に前記2次側電極が設置され、前記駆動部か
ら前記2次側電極方向あるいは前記2次側電極から前記
駆動部方向に分極された発電部とを有するものであっ
て、前記第1の振動モードが前記長手方向の2分の3波
長モードであり、前記第2の振動モードが前記長手方向
の2分の1波長モードであることを特徴とする請求項4
に記載の圧電トランスの駆動回路。 - 【請求項7】 前記2次側電極は前記圧電矩形板の端面
付近に形成されていることを特徴とする請求項5、また
は6に記載の圧電トランスの駆動回路。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP17001599A JP3836628B2 (ja) | 1999-06-16 | 1999-06-16 | 圧電トランスの駆動方法及び駆動回路 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP17001599A JP3836628B2 (ja) | 1999-06-16 | 1999-06-16 | 圧電トランスの駆動方法及び駆動回路 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2000357825A true JP2000357825A (ja) | 2000-12-26 |
| JP3836628B2 JP3836628B2 (ja) | 2006-10-25 |
Family
ID=15897026
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP17001599A Expired - Fee Related JP3836628B2 (ja) | 1999-06-16 | 1999-06-16 | 圧電トランスの駆動方法及び駆動回路 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3836628B2 (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100497973B1 (ko) * | 2001-11-14 | 2005-07-01 | 마쯔시다덴기산교 가부시키가이샤 | 압전 트랜스의 구동회로 및 구동방법, 백 라이트 장치,액정표시장치, 액정 모니터 및 액정 텔레비전 |
| US7391485B2 (en) | 2003-03-21 | 2008-06-24 | Lg.Philips Lcd Co., Ltd. | Liquid crystal display device using dual light unit and method of fabricating the same |
-
1999
- 1999-06-16 JP JP17001599A patent/JP3836628B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100497973B1 (ko) * | 2001-11-14 | 2005-07-01 | 마쯔시다덴기산교 가부시키가이샤 | 압전 트랜스의 구동회로 및 구동방법, 백 라이트 장치,액정표시장치, 액정 모니터 및 액정 텔레비전 |
| US7034800B2 (en) | 2001-11-14 | 2006-04-25 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | Driving circuit and driving method for piezoelectric transformer, backlight apparatus, liquid crystal display apparatus, liquid crystal monitor, and liquid crystal TV |
| US7391485B2 (en) | 2003-03-21 | 2008-06-24 | Lg.Philips Lcd Co., Ltd. | Liquid crystal display device using dual light unit and method of fabricating the same |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP3836628B2 (ja) | 2006-10-25 |
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