JP2000357980A - 受信装置 - Google Patents

受信装置

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JP2000357980A
JP2000357980A JP11169698A JP16969899A JP2000357980A JP 2000357980 A JP2000357980 A JP 2000357980A JP 11169698 A JP11169698 A JP 11169698A JP 16969899 A JP16969899 A JP 16969899A JP 2000357980 A JP2000357980 A JP 2000357980A
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group
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long
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JP11169698A
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Koichi Aihara
弘一 相原
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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  • Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 相関値を算出するための構成を最小規模
に抑え、且つロングコード同定に要する時間を短縮化す
ること。 【解決手段】 グループ分け設定部206が、拡散符号
発生部207を制御して複数のロングコードを順次加算
器208に入力させることによって複数のロングコード
をグループ分けし、加算器208が入力された複数のロ
ングコードをグループ毎にチップ単位で加算し、相関部
204が加算されたロングコードと受信信号との相関値
を算出し、最大相関値検出部205によって最大相関値
を示すグループが選択され、この選択されたグループに
属するロングコードがグループ分け設定部206によっ
て再び複数のグループに分けられ、これをグループ内の
ロングコードが1つになるまで繰り返すことによってロ
ングコードを同定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、受信装置に関し、
特に符号分割多重(Code DivisionMul
tiple Access;以下、CDMAという)方
式を用いた移動体通信の受信装置及びその拡散符号同定
方法に関する。
【0002】
【従来の技術】CDMA方式の移動体通信システムにお
いては、基地局間同期システムと基地局間非同期システ
ムが考えられるが、基地局間同期システムではGPS
(Global Positioning Syste
m)等の他のシステムを用いる必要があり、より簡便な
基地局間非同期システムが多く利用されている。
【0003】従来のCDMA基地局間非同期セルラ方式
では、各基地局が識別のため固有の長周期拡散符号(以
下、ロングコードという)を保持し、移動局は、初期接
続時及びハンドオーバ時にセルサーチを行い、回線接続
するセルのロングコードを同定する。
【0004】以下、図13を用いて、従来の受信装置及
びそのロングコード同定方法について説明する。図13
は、従来の受信装置の概略構成を示す要部ブロック図で
ある。なお、無線信号は、複数のフレームから成り、各
フレームは複数のスロットから成るものとする。
【0005】図13において、アンテナ1301は無線
信号を受信し、無線受信部1302は、受信信号に対し
て受信処理を行う。スロット/チップ同期部1303
は、受信信号の各スロットに対して、既知である短周期
拡散符号(以下、ショートコードという)をチップ単位
でずらしながら掛け合わせ、相関値が最大となるタイミ
ングを検出し、スロット同期及びチップ同期を同時に取
る。
【0006】複数個設けられた相関部1304は、受信
信号に対して、後述するスイッチ1308からそれぞれ
入力された拡散符号を掛け合わせ、相関値を算出する。
相関部1305は、後述するスイッチ1308から同定
されたロングコードが入力され、受信信号に対して、逆
拡散処理を行う。
【0007】最大相関値検出部1306は、複数の相関
部1304によって算出された相関値の中から最大の相
関値を検出する。後述する拡散符号発生部1307の保
持するロングコードの数、すなわち受信信号との相関値
を算出すべきロングコードの数、が相関部1304の数
よりも多い場合は、最大相関値検出部1306は、算出
された相関値を一時的に格納し、すべての相関値が算出
されたところで、最大相関値を検出する。
【0008】拡散符号発生部1307は、複数のロング
コードを格納し、後述する拡散符号設定部1309の制
御に基づいて後述するスイッチ1308に出力する。ス
イッチ1308は、後述する拡散符号設定部1309の
制御に基づいて、拡散符号発生部1307から出力され
たロングコードを複数の相関部1304又は相関部13
05のいずれかに出力するような切り替えを行う。
【0009】拡散符号設定部1309は、拡散符号発生
部1307とスイッチ1308を制御し、すべてのロン
グコードが受信信号との相関値を算出されるようにし、
又、最大相関値検出部1306によって最大値を採ると
判明したロングコードを回線接続するセルのロングコー
ドと同定し、相関部1305に設定する。
【0010】復調部1310は、相関部1305によっ
て逆拡散処理された後の受信信号に対して、RAKE合
成処理や誤り訂正処理等を行い、受信データを得る。
【0011】このように、従来の受信装置は、すべての
ロングコードと受信信号との相関値を算出し、相関値が
最大となるロングコードを回線接続するセルのロングコ
ードとして同定し、同定されたロングコードを用いて受
信信号に対して逆拡散処理を行い、通信を開始する。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
受信装置においては、ロングコードの数がシステムの設
計により一定数に決められていることから、相関部の数
を増やすとロングコード同定に要する時間は短縮化され
るが装置規模が大型化し、又、相関部の数を減らすと装
置規模は簡素化されるがロングコード同定に要する時間
が長期化するという問題がある。
【0013】本発明はかかる点に鑑みてなされたもので
あり、相関値を算出するための構成を最小規模に抑え、
且つロングコード同定に要する時間を短縮化する受信装
置を提供することを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明の骨子は、受信装
置において、同定されるべきロングコードの候補となる
ロングコード群を複数のグループに分けて、グループ毎
に加算されたコードが最大相関値を示すグループを同定
されるべきロングコードを含むグループとして選択し、
これらグループ分け及びグループ絞り込みを繰り返して
ロングコードを同定することである。
【0015】
【発明の実施の形態】本発明の第1の態様に係る受信装
置は、入力された拡散符号群を少なくとも2つのグルー
プに分け、各グループに属する拡散符号をチップ単位で
加算し、新たな拡散符号を生成する加算拡散符号生成手
段と、この加算拡散符号生成手段によって生成された各
拡散符号と受信信号との相関値を算出し、この算出され
た相関値が最大となるグループを選択するグループ選択
手段と、このグループ選択手段によって選択されたグル
ープに属する拡散符号数が1か否かを判定し、拡散符号
数が2以上であれば前記選択されたグループに属するす
べての拡散符号を前記拡散符号生成手段に入力し、拡散
符号数が1であれば前記選択されたグループに属する拡
散符号が受信信号に対する逆拡散処理に用いられるよう
に設定する制御手段と、を具備する構成を採る。
【0016】この構成によれば、ロングコードを複数の
グループに分けて加算し、各グループの加算コードの中
から最大相関値を示すグループを選択することを繰り返
してロングコードを同定するため、受信信号との相関値
を算出する回数を減らすことができ、相関値を算出する
ための構成を最小規模に抑えることができると共に、ロ
ングコード同定に要する時間を短縮化することができ
る。
【0017】本発明の第2の態様に係る受信装置は、第
1の態様において、前記加算拡散符号生成手段は、グル
ープ分けされた後の各グループのうち少なくとも一グル
ープを任意数の拡散符号ごとに分割してグループ数を増
やす分割部を有し、前記グループ選択手段は、前記最大
相関値の次に大きい相関値を示す次最大相関値を算出
し、この次最大相関値と前記最大相関値との差分を算出
する減算処理部と、前記差分が任意のしきい値を下回る
場合に、前記分割部に分割を行うように指示する分割指
示部と、を有する構成を採る。
【0018】この構成によれば、グループ毎の加算コー
ドの相関値の最大値と次最大値との差分が任意のしきい
値を下回る場合は、ピークが検出されていないと判断
し、各グループを分割してグループ数を増やし、各グル
ープに属するロングコード数を減らすようにして、再度
最大相関値を検出するため、正確なピーク検出を行い、
正確に同定されるべきロングコードを検出することがで
きる。
【0019】本発明の第3の態様に係る受信装置は、第
1の態様において、前記加算拡散符号生成手段は、グル
ープ分けされた後の各グループに属する拡散符号の組み
合わせを変える拡散符号入替部を有し、前記グループ選
択手段は、前記最大相関値の次に大きい相関値を示す次
最大相関値を算出し、この次最大相関値と前記最大相関
値との差分を算出する減算処理部と、前記差分が任意の
しきい値を下回る場合に、前記拡散符号入替部に入れ替
えを行うように指示する入替指示部と、を有する構成を
採る。
【0020】この構成によれば、グループ毎の加算コー
ドの相関値の最大値と次最大値との差分が任意のしきい
値を下回る場合は、ピークが検出されていないと判断
し、各グループに属するロングコードの組み合わせを変
えてグループ分けをし直し、再度最大相関値を検出する
ため、正確なピーク検出を行い、正確に同定されるべき
ロングコードを検出することができる。
【0021】本発明の第4の態様に係る受信装置は、第
1の態様において、前記加算拡散符号生成手段は、グル
ープ分けされた後の各グループのうち少なくとも一グル
ープを任意数の拡散符号ごとに分割してグループ数を増
やす分割部と、グループ分けされた後又は分割された後
の各グループに属する拡散符号の組み合わせを変える拡
散符号入替部と、を有し、前記グループ選択手段は、前
記最大相関値の次に大きい相関値を示す次最大相関値を
算出し、この次最大相関値と前記最大相関値との差分を
算出する減算処理部と、前記差分が任意のしきい値を下
回る場合に、前記分割部に分割を行うように指示する分
割指示部と、前記次最大相関値と前記最大相関値との差
分が任意のしきい値を下回る場合に、前記拡散符号入替
部に入れ替えを行うように指示する入替指示部と、を有
する構成を採る。
【0022】この構成によれば、各グループの加算コー
ドの相関値からピークが検出されない場合に、グループ
数を増加させるための各グループの分割及び各グループ
に属するロングコードの入替の少なくとも一方を行うた
め、同定されるべきロングコードの含まれているグルー
プの選択をより効率良く行うことができ、ロングコード
同定に要する時間を短縮化させることができる。
【0023】本発明の第5の態様に係る通信端末装置
は、第1の態様から第4の態様のいずれかにおける受信
装置を具備する構成を採る。
【0024】本発明の第6の態様に係る基地局装置は、
第5の態様における通信端末装置と無線通信を行う構成
を採る。
【0025】本発明の第7の態様に係る基地局装置は、
第1の態様から第4の態様のいずれかにおける受信装置
を具備する構成を採る。
【0026】本発明の第8の態様に係る通信端末装置
は、第7の態様における基地局装置と無線通信を行う構
成を採る。
【0027】これらの構成によれば、通信相手局におい
て、同定されるべきロングコードの候補となるロングコ
ード群に対してグループ分け及びグループ絞り込みを繰
り返すことによってロングコードを同定するため、相関
値を算出するための構成を最小規模に抑え、且つロング
コード同定に要する時間を短縮化することができる。
【0028】本発明の第9の態様に係る拡散符号同定方
法は、拡散符号群を少なくとも2つのグループに分け、
各グループに属する拡散符号をチップ単位で加算し、新
たな拡散符号を生成する加算拡散符号生成工程と、この
加算拡散符号生成工程によって生成された各拡散符号と
受信信号との相関値を算出し、この算出された相関値が
最大となるグループを選択するグループ選択工程と、こ
のグループ選択工程によって選択されたグループに属す
る拡散符号数が1か否かを判定し、拡散符号数が2以上
であれば前記選択されたグループに属するすべての拡散
符号を前記加算拡散符号生成工程に戻し、拡散符号数が
1であれば前記選択されたグループに属する拡散符号が
受信信号に対する逆拡散処理に用いられるように設定す
る制御工程と、を具備するようにした。
【0029】この方法によれば、ロングコードを複数の
グループに分けて加算し、各グループの加算コードの中
から最大相関値を示すグループを選択することを繰り返
してロングコードを同定するため、受信信号との相関値
を算出する回数を減らすことができ、相関値を算出する
ための構成を最小規模に抑えることができると共に、ロ
ングコード同定に要する時間を短縮化することができ
る。
【0030】本発明の第10の態様に係る拡散符号同定
方法は、第9の態様において、前記グループ選択工程
は、前記最大相関値の次に大きい相関値を示す次最大相
関値を算出し、この次最大相関値と前記最大相関値との
差分を算出し、この差分が任意のしきい値を下回る場合
に、グループ分けされた後の各グループのうち少なくと
も一グループを任意数の拡散符号ごとに分割してグルー
プ数を増やすように前記加算拡散符号生成工程を制御す
るようにした。
【0031】この方法によれば、グループ毎の加算コー
ドの相関値の最大値と次最大値との差分が任意のしきい
値を下回る場合は、ピークが検出されていないと判断
し、各グループを分割してグループ数を増やし、各グル
ープに属するロングコード数を減らすようにして、再度
最大相関値を検出するため、正確なピーク検出を行い、
正確に同定されるべきロングコードを検出することがで
きる。
【0032】本発明の第11の態様に係る拡散符号同定
方法は、第9の態様において、前記グループ選択工程
は、前記次最大相関値と前記最大相関値との差分が任意
のしきい値を下回る場合に、グループ分けされた後の各
グループに属する拡散符号の組み合わせを変えるように
前記加算拡散符号生成工程を制御するようにした。
【0033】この方法によれば、グループ毎の加算コー
ドの相関値の最大値と次最大値との差分が任意のしきい
値を下回る場合は、ピークが検出されていないと判断
し、各グループに属するロングコードの組み合わせを変
えてグループ分けをし直し、再度最大相関値を検出する
ため、正確なピーク検出を行い、正確に同定されるべき
ロングコードを検出することができる。
【0034】本発明の第12の態様に係る拡散符号同定
方法は、第9の態様において、前記グループ選択工程
は、前記最大相関値の次に大きい相関値を示す次最大相
関値を算出し、この次最大相関値と前記最大相関値との
差分を算出し、この差分が任意のしきい値を下回る場合
に、グループ分けされた後の各グループのうち少なくと
も一グループを任意数の拡散符号ごとに分割してグルー
プ数を増やすように指示し、かつ/または前記次最大相
関値と前記最大相関値との差分が任意のしきい値を下回
る場合に、グループ分けされた後又は分割された後の各
グループに属する拡散符号の組み合わせを変えるように
指示するようにした。
【0035】この方法によれば、各グループの加算コー
ドの相関値からピークが検出されない場合に、グループ
数を増加させるための各グループの分割及び各グループ
に属するロングコードの入替の少なくとも一方を行うた
め、同定されるべきロングコードの含まれているグルー
プの選択をより効率良く行うことができ、ロングコード
同定に要する時間を短縮化させることができる。
【0036】以下、本発明の実施の形態について、図面
を参照して詳細に説明する。
【0037】(実施の形態1)ロングコードを同定する
とは、すなわち、受信信号との相互相関が最も高く、受
信信号に掛け合わせるとピークが検出されるロングコー
ドを選択することであり、受信装置はロングコードを同
定するために拡散符号発生部において複数のロングコー
ドを生成する。
【0038】ところで、2つ以上のロングコードを加算
すると、新たなロングコード(以下、「加算コード」と
呼ぶ)を生成することができる。以下、複数のロングコ
ードの加算について、図1を用いて説明する。図1
(a)は、4つのロングコードをチップ単位で加算する
態様を示す模式図であり、図1(b)は、ロングコード
及び加算コードの受信信号との相関結果であるスペクト
ラム分布を示す模式図である。
【0039】図1(a)に示すように、例えば4つのロ
ングコードA〜Dをチップ単位で加算する場合、ロング
コードA〜Dを先頭を揃えて並べ、ロングコードを構成
するチップ・データを、各ロングコード内における配置
毎に、加算する。このような加算を行うことを、「ロン
グコードをチップ単位で加算する」と言うものとする。
【0040】ここで、受信信号と相互相関が高いロング
コードは、他のロングコードとチップ単位で加算されて
加算コードとなっても、受信信号と相互相関を有しない
ロングコード同士が足し合わされて生成された加算コー
ドよりは高い相関値を得ることができる。
【0041】すなわち、図1(b)において、受信信号
と相互相関が高いロングコードと他のロングコードによ
る加算コードは、ピークを得る同定すべきロングコード
単独について相関が求められた場合の相関結果には及
ばないものの、受信信号との相互相関が皆無のロングコ
ードについて相関が求められた場合の相関結果よりは
高い相関結果を得ることができる。なお、相互相関を
全く有しないロングコードは、何個加算されても相関結
果しか得ない。
【0042】よって、複数のロングコードをグループ分
けし、グループ毎にチップ単位で加算し、生成された加
算コードについて相関値を算出すると、最も高い相関値
を示す加算コードのグループに同定されるべきロングコ
ードが含まれていることが判明する。
【0043】このようにして、同定されるべきロングコ
ードが含まれているグループが選択されると、今度はこ
の選択されたグループに含まれるロングコードに対して
同様の絞り込みが行われ、更に含まれるロングコード数
が少ないグループが選択される。
【0044】この絞り込みを繰り返すと、グループ内に
含まれるロングコードが1つになった時点で収束する。
この残ったロングコードが受信信号との間に最大の相関
を有する同定されるべきロングコードである。
【0045】本実施の形態に係る受信装置は、このよう
な相互相関の特性を利用し、ロングコードを複数のグル
ープに分け、グループ毎に加算し、生成されたグループ
毎の加算コードの中から最大相関値を示すものを抽出
し、抽出されたグループに対してこの工程を繰り返し、
てロングコードを同定するため、受信信号との相関値を
算出する回数を減らすことができ、相関値を算出するた
めの構成を最小規模に抑えることができると共に、ロン
グコード同定に要する時間を短縮化することができる。
【0046】以下、図2から図4を用いて、本実施の形
態に係る受信装置について説明する。図2は、本発明の
実施の形態1に係る受信装置の一概略構成を示す要部ブ
ロック図であり、図3は、本発明の実施の形態1に係る
受信装置の別の一概略構成を示す要部ブロック図であ
り、図4は、本発明の実施の形態1に係る受信装置のロ
ングコード同定動作を示すフロー図である。
【0047】なお、複数のロングコードについて受信信
号との相関を取るためのロングコード生成方法として
は、A)拡散符号発生部を複数設け、各相関処理時に必
要なロングコードを逐次発生させて行う方法と、B)拡
散符号発生部を1つだけ設け、発生させたロングコード
は一時的にメモリに蓄えながら行う方法と、が考えられ
るが、前者の場合(以下、「生成方法A」という)を図
2を用いて、後者の場合(以下、「生成方法B」とい
う)を図3を用いて、それぞれ説明する。いずれの発生
方法を用いても、本発明のロングコード同定動作に影響
はない。
【0048】最初に、上記生成方法Aを用いた場合につ
いて、図2を用いて説明する。図2において、アンテナ
201は無線信号を受信し、無線受信部202は、受信
信号に対して受信処理を行う。スロット/チップ同期部
203は、受信信号の各スロットに対して、既知である
ショートコードをチップ単位でずらしながら掛け合わ
せ、相関値が最大となるタイミングを検出し、スロット
同期及びチップ同期を同時に取る。
【0049】相関部204は、受信信号に対して、後述
する加算器208から入力された加算コード又は同定さ
れたロングコードを掛け合わせ、相関値を算出する。
【0050】最大相関値検出部205は、後述する加算
器208から相関部204に加算コードが入力されてい
る間、相関部204の出力である相関値を格納し、最大
相関値を検出する。
【0051】グループ分け設定部206は、後述する複
数の拡散符号発生部207を制御し、各拡散符号発生部
207に適宜必要なロングコードを生成させ、後述する
加算器208に入力させることによってロングコードの
グループ分けを行う。
【0052】又、グループ分け設定部206は、最大相
関値検出部205の検出結果に応じて最大相関値を得る
グループを選択した結果、グループ内のロングコードが
1つであれば、そのロングコードを回線接続するセルの
ロングコードと同定し、いずれかの一の拡散符号発生部
207に対してその同定されたロングコードを加算器2
08を経由して相関部204に出力するように指示す
る。
【0053】拡散符号発生部207は、複数のロングコ
ードを格納し、グループ分け設定部206の制御に基づ
いて加算器208に出力する。加算器208は、入力さ
れた複数のロングコードをチップ単位で加算して加算コ
ードを生成し、この生成された加算コードを相関部20
4に出力する。
【0054】復調部209は、相関部204によって同
定されたロングコードを用いて逆拡散処理された後の受
信信号に対して、RAKE合成処理及び誤り訂正処理を
行い、受信データを得る。
【0055】次いで、図4を用いて、図2に示す構成を
有する本実施の形態に係る受信装置のロングコード同定
動作について説明する。
【0056】まず、ステップ(以下、STという)40
1において、グループ分け設定部206によって、拡散
符号発生部207が生成した複数のロングコードが、逐
次加算器208に出力することによって、複数のグルー
プに分けられる。
【0057】このグループ分けは、各拡散符号発生部2
07からの出力タイミングによって決まる。すなわち、
加算器208によって加算されるもの同士が同グループ
となる。
【0058】次いで、ST402において、ロングコー
ドは、グループ毎に加算器208によって加算され、各
グループの加算コードが生成される。
【0059】次いで、ST403において、加算器20
8によって生成されたグループ毎の加算コードは、順
次、相関部204に設定され、相関部204によって受
信信号との相関値が算出される。
【0060】次いで、ST404において、最大相関値
検出部205によって、全グループの加算コードが相関
部204によって受信信号との相関値が算出されたか否
かが判定され、全グループの加算コードについての相関
値が最大相関値検出部205に入力されるまでST40
3が繰り返される。
【0061】次いで、ST405において、最大相関値
検出部205に一時的に格納された全グループの加算コ
ードの相関値の中から、最大相関値検出部205によっ
て最大値が検出される。検出結果は、グループ分け設定
部206に伝えられる。
【0062】次いで、ST406において、グループ分
け設定部206によって、加算コードが最大相関を示し
たグループが、同定されるべきロングコードを含むグル
ープとして選択される。
【0063】次いで、ST407において、ST406
において選択されたグループに属するロングコードの数
が1つであるか否かが判定される。選択されたグループ
に属するロングコードが2つ以上の場合は、ST408
へ進み、1つの場合は、ST409へ進む。
【0064】ST408においては、グループ分け設定
部206によって、ST406において選択されたグル
ープに属するロングコードが抽出され、ST401に戻
り、ST408において抽出されたロングコードについ
て再びグループ分けが行われる。以下、ST401〜S
T405を、ST407において選択されたグループ内
のロングコードが1つになるまで繰り返す。
【0065】ST409において、ST406において
グループ内の残った1つのロングコードは、全ロングコ
ードの中で受信信号に対して最大相関値を得たロングコ
ードとして、回線接続するセルのロングコードとして同
定され、相関部204に逆拡散処理に用いるロングコー
ドとして設定される。
【0066】ここで、例えば、ロングコードの総数が5
12、拡散符号発生部207の数が64とすると、ST
401において、ロングコードが64コードで1グルー
プが形成され、グループ1〜グループ8に分けられる。
【0067】次いで、ST402において、グループ1
〜8に分配されたロングコードが各グループ内でそれぞ
れ加算され、グループ1〜8の各加算コードが生成され
る。
【0068】次いで、ST403において、各加算コー
ドについて受信信号との相関値が算出され、ST405
において、グループ1〜8についていずれの相関値の方
が大きいか判断され、ST406において最大相関値を
示すグループが選択される。
【0069】選択されたグループ内には64のロングコ
ードが属するため、ST407からST408へ進み、
選択されたグループに属する64のロングコードが抽出
され、ST401によって再び8コードを1グループと
するグループ分けが行われ、加算され、受信信号との相
関値が算出され、一つのグループが選択される。
【0070】この選択されたグループに属する8つのロ
ングコードは、再び8つのグループに分けられる。今回
は、各グループに1つずつロングコードが属することに
なる。
【0071】この場合、ロングコード同定までに行われ
る受信信号との相関値の算出は24回であり、512個
のロングコードすべてについて一回一回受信信号との相
関値を算出する従来の場合よりも相関値を算出する工程
が減少する。
【0072】次いで、ロングコード生成に前述の生成方
法Bを用いた場合について、図3を用いて説明する。な
お、図2と同様の構成には同一の符番を付し、詳しい説
明は省略する。
【0073】図3において、最大相関値検出部205
は、後述するスイッチ304から相関部204にロング
コードが入力されている間、相関部204の出力である
相関値を格納し、最大相関値を検出する。
【0074】拡散符号発生部301は、複数のロングコ
ードを格納し、後述するグループ分け設定部206の制
御に基づいて後述するスイッチ302に出力する。スイ
ッチ302は、後述するグループ分け設定部206の制
御に基づいて、拡散符号発生部301から出力されたロ
ングコードを複数の加算器303又は相関部204のい
ずれかに出力する。
【0075】グループ分け設定部206は、拡散符号発
生部301とスイッチ302を制御し、拡散符号発生部
301の出力するロングコードを複数の加算器303に
いずれに入力させることによってロングコードのグルー
プ分けを行う。
【0076】又、グループ分け設定部206は、最大相
関値検出部205の検出結果に応じて最大相関値を得る
グループを選択した結果、グループ内のロングコードが
1つであれば、そのロングコードを回線接続するセルの
ロングコードと同定し、スイッチ302に対してその同
定されたロングコードを相関部204に出力するように
指示する。
【0077】加算器303は、入力された複数のロング
コードをチップ単位で加算し、新たなコードを生成し、
後述するスイッチ304に出力する。なお、加算器30
3の数は任意とする。
【0078】スイッチ304は、スロット/チップ同期
部203によってその切替が制御され、複数の加算器3
03の出力であるグループ毎の加算コードを相関部20
4に出力する。
【0079】復調部209は、相関部204によって同
定されたロングコードを用いて逆拡散処理された後の受
信信号に対して、RAKE合成処理及び誤り訂正処理を
行い、受信データを得る。
【0080】次いで、図4を用いて、図3に示す構成を
有する本実施の形態に係る受信装置のロングコード同定
動作について説明する。
【0081】まず、ST401において、グループ分け
設定部206によって、拡散符号発生部301が保持す
るすべてのロングコードが複数のグループに分けられ
る。
【0082】このグループ分けは、スイッチ302から
異なる加算器303に出力されることによって行われ
る。
【0083】次いで、ST402において、グループ毎
に異なる加算器303に入力されたロングコードは、各
加算器303によって、加算され、加算コードが生成さ
れる。
【0084】次いで、ST403において、加算器30
3によって生成されたグループ毎の加算コードは、スロ
ット/チップ同期部203によって切替制御されるスイ
ッチ304によって、順次、相関部204に設定され、
相関部204によって受信信号との相関値が算出され
る。
【0085】次いで、ST404において、最大相関値
検出部205によって、全グループの加算コードが相関
部204によって受信信号との相関値が算出されたか否
かが判定され、全グループの加算コードについての相関
値が最大相関値検出部205に入力されるまでST40
3が繰り返される。
【0086】なお、グループ分け設定部206によって
分けられたグループ数が加算器303の数よりも多い場
合は、加算器303を時分割的に用い、相関値算出は数
回に分けて行われる。
【0087】次いで、ST405において、最大相関値
検出部205に一時的に格納された全グループの加算コ
ードの相関値の中から、最大相関値検出部205によっ
て最大値が検出される。検出結果は、グループ分け設定
部206に伝えられる。
【0088】次いで、ST406において、グループ分
け設定部206によって、加算コードが最大相関を示し
たグループが、同定されるべきロングコードを含むグル
ープとして選択される。
【0089】次いで、ST407において、ST406
において選択されたグループに属するロングコードの数
が1つであるか否かが判定される。選択されたグループ
に属するロングコードが2つ以上の場合は、ST408
へ進み、1つの場合は、ST409へ進む。
【0090】ST408においては、グループ分け設定
部206によって、ST406において選択されたグル
ープに属するロングコードが抽出され、ST401に戻
り、ST408において抽出されたロングコードについ
て再びグループ分けが行われる。以下、ST401〜S
T405を、ST407において選択されたグループ内
のロングコードが1つになるまで繰り返す。
【0091】ST409において、ST406において
グループ内の残った1つのロングコードは、全ロングコ
ードの中で受信信号に対して最大相関値を得たロングコ
ードとして、回線接続するセルのロングコードとして同
定され、相関部204に逆拡散処理に用いるロングコー
ドとして設定される。
【0092】ここで、例えば、ロングコードの総数が5
12、加算器303の数が16つ、グループ分けは毎回
8グループに分けるものとすると、ST401におい
て、8個の加算器が用いられ、ロングコードが、64個
ずつ、グループ1〜グループ8に分けられる。
【0093】次いで、ST402において、グループ1
〜8に分配されたロングコードが各グループ内でそれぞ
れ加算され、グループ1〜8の各加算コードが生成され
る。
【0094】次いで、ST403において、各加算コー
ドについて受信信号との相関値が算出され、ST405
において、グループ1〜8についていずれの相関値の方
が大きいか判断され、ST406において最大相関値を
示すグループが選択される。
【0095】選択されたグループ内には64のロングコ
ードが属するため、ST407からST408へ進み、
選択されたグループに属する64のロングコードが抽出
され、ST401によって再び8つのグループに分けら
れ、加算され、受信信号との相関値が算出され、一つの
グループが選択される。
【0096】この選択されたグループに属する8つのロ
ングコードは、再び8つのグループに分けられる。今回
は、各グループに1つずつロングコードが属することに
なる。
【0097】この場合、ロングコード同定までに行われ
る受信信号との相関値の算出は24回であり、512個
のロングコードすべてについて一回一回受信信号との相
関値を算出する従来の場合よりも相関値を算出する工程
が減少する。
【0098】このように、本実施の形態によれば、ロン
グコードを複数のグループに分けて加算し、各グループ
の加算コードの中から最大相関値を示すグループを選択
することを繰り返してロングコードを同定するため、受
信信号との相関値を算出する回数を減らすことができ、
相関値を算出するための構成を最小規模に抑えることが
できると共に、ロングコード同定に要する時間を短縮化
することができる。
【0099】(実施の形態2)本実施の形態に係る受信
装置は、実施の形態1と同様の構成を有し、但し各グル
ープの加算コードの相関値の最大値と次最大値との差分
が任意のしきい値よりも小さい場合は、各グループを分
割してグループ数を増やし、再度最大値検出を行うもの
である。
【0100】受信信号との相互相関が高いロングコード
は、他のロングコードとチップ単位で加算されても、受
信信号と相互相関を有しないロングコード同士が足し合
わされて生成されたコードよりは高い相関値を得ること
ができるが、その相関値は、同定されるべきロングコー
ド単独の場合よりも相関値のピークは低くなる。
【0101】又、同定されるべきロングコードは、他の
ロングコードから相関値を弱める影響を受ける場合もあ
り、ロングコードがグループ分けされた時の分けられ方
によっては、各グループの加算コードの相関値がいずれ
も低く、いずれのグループに同定されるべきロングコー
ドが含まれいるか判別できない場合、又は、同定される
べきロングコードを含まないグループの加算コードが最
大相関値を示す場合、が生じる。
【0102】そこで、本実施の形態に係る受信装置で
は、各グループの加算コードの示す相関値の最大値と次
最大値との差が任意のしきい値以下であれば、各グルー
プを分割してグループ数を増やした上で、再び最大相関
値検出を行うようにする。
【0103】以下、図5から図7を用いて、本実施の形
態に係る受信装置について説明する。図5は、本発明の
実施の形態2に係る受信装置の一概略構成を示す要部ブ
ロック図であり、図6は、本発明の実施の形態2に係る
受信装置の別の一概略構成を示す要部ブロック図であ
り、図7は、本発明の実施の形態2に係る受信装置のロ
ングコード同定動作を示すフロー図である。なお、実施
の形態1と同様の構成には同一の符号を付し、詳しい説
明は省略する。
【0104】最初に、ロングコード生成に前述の生成方
法Aを用いた場合について、図5を用いて説明する。図
5において、次最大相関値検出部501は、最大相関値
検出部205が稼動している時に並列的に稼動し、相関
部204の出力である全グループの加算コードの相関値
を一時的に格納し、二番目に大きい値を検出する。
【0105】減算器502は、最大相関値検出部205
の出力である全グループの加算コードの相関値の中の最
大値と、次最大相関値検出部501の出力である全グル
ープの加算コードの相関値の中の次最大値と、を減算処
理する。
【0106】減算器503は、減算器502の出力であ
る最大相関値と次最大相関値との差分と、任意のしきい
値と、を減算処理する。
【0107】グループ数設定部504は、減算器503
における減算結果を判定し、差がしきい値よりも小さけ
れば、各グループを分割してグループ数を増やすように
グループ分け設定部206に指示し、差がしきい値より
も大きければ、グループ分け設定部206に何も指示し
ない。
【0108】グループ数を増やすには、稼動させる拡散
符号発生部207の数を減らし、加算器208において
一度に加算されるロングコード数を減らし、加算処理す
る回数を増やすことによって行うことができる。
【0109】次いで、図7を用いて、本実施の形態に係
る受信装置のロングコード同定動作を説明する。
【0110】図7において、ST701〜ST704ま
では、実施の形態1に係る図4のST401〜ST40
4と同一であるため、説明は省略する。
【0111】ST705において、相関部204によっ
て算出されたグループ毎の加算コードの相関値の中か
ら、最大相関値検出部205及び次最大相関値検出部5
01によって、最大相関値及び次最大相関値が検出され
る。
【0112】次いで、ST706において、減算器50
2及び減算器503によって、検出されたグループ毎の
加算コードの相関値の中の最大値及び次最大値の差分と
任意のしきい値との大小判定が行われる。
【0113】ST706において最大値と次最大値との
差がしきい値よりも小さければ、ピーク検出ができない
状態と判断され、ST707に進み、グループ数設定部
504によって、グループ分け設定部206に各グルー
プを分割してグループ数を増やし、最大値検出をやり直
すように指示が出される。
【0114】例えば、その時点での8グループに分かれ
ているものを16グループに分割すると、各グループに
属するロングコード数は半分に減り、同定されるべきロ
ングコードが加算によって他のロングコードから受ける
影響が減るため、ピークが検出されやすくなる。
【0115】ST706において、最大値と次最大値と
の差がしきい値よりも大きければ、ピークが検出された
と判断され、ST708に進み、加算コードが最大値を
示したグループが同定されるべきロングコードを含むグ
ループとして選択される。以下、ST709〜ST71
1の処理は、実施の形態1に係る図4のST407〜S
T409と同一であるため、説明は省略する。なお、各
グループを分割することによるグループ数の増加は、最
大値と次最大値との差がしきい値を下回るまで繰り返さ
れる。
【0116】又、ロングコード生成に前述の生成方法B
を用いた場合の構成を図6に示す。各構成及び動作は既
に述べた各構成と同様であるため、詳しい説明は省略す
る。
【0117】このように、本実施の形態によれば、グル
ープ毎の加算コードの相関値の最大値と次最大値との差
分が任意のしきい値を下回る場合は、ピークが検出され
ていないと判断し、各グループを分割してグループ数を
増やし、各グループに属するロングコード数を減らすよ
うにして、再度最大相関値を検出するため、正確なピー
ク検出を行い、正確に同定されるべきロングコードを検
出することができる。
【0118】なお、上記本実施の形態に係る受信装置の
説明においては、最大相関値検出部205と次最大相関
値検出部501とが別構成である場合について説明した
が、最大値と次最大値を検出できるならば、同一の構成
要素によって実現されてもよい。
【0119】(実施の形態3)本実施の形態に係る受信
装置は、実施の形態2と同様の構成を有し、但し各グル
ープの加算コードの相関値の最大値と次最大値との差分
が任意のしきい値より小さい場合には、各グループに属
するロングコードの組み合わせを変更し、再度最大値検
出を行うものである。
【0120】受信信号との相互相関が高いロングコード
は、他のロングコードとチップ単位で加算されても、受
信信号と相互相関を有しないロングコード同士が足し合
わされて生成されたコードよりは高い相関値を得ること
ができるが、その相関値は、同定されるべきロングコー
ド単独の場合よりも相関値のピークは低くなる。
【0121】又、同定されるべきロングコードは、他の
ロングコードから相関値を弱める影響を受ける場合もあ
り、ロングコードがグループ分けされた時の分けられ方
によっては、各グループの加算コードの相関値がいずれ
も低く、いずれのグループに同定されるべきロングコー
ドが含まれいるか判別できない場合、又は、同定される
べきロングコードを含まないグループの加算コードが最
大相関値を示す場合、が生じる。
【0122】そこで、本実施の形態に係る受信装置で
は、各グループの加算コードの示す相関値の最大値と次
最大値との差分が任意のしきい値以下であれば、グルー
プ分けをやり直し、再び最大相関値検出を行うようにす
る。
【0123】以下、図8から図10を用いて、本実施の
形態に係る受信装置について説明する。図8は、本発明
の実施の形態3に係る受信装置の一概略構成を示す要部
ブロック図であり、図9は、本発明の実施の形態3に係
る受信装置の別の一概略構成を示す要部ブロック図であ
り、図10は、本発明の実施の形態3に係る受信装置の
ロングコード同定動作を示すフロー図である。なお、実
施の形態2と同様の構成には同一の符号を付し、詳しい
説明は省略する。
【0124】最初に、ロングコード生成に前述の生成方
法Aを用いた場合について、図8を用いて説明する。図
8において、グループ分け設定部801は、各グループ
の加算コードの相関値の最大値と次最大値との差分がし
きい値より小さい場合には、グループ数はそのままに、
各グループに属するロングコードが変わるように組み合
わせを変え、最大値と次最大値との差分がしきい値より
大きい場合には、実施の形態1と同様に、同定されるべ
きロングコードが属するグループを選択する。
【0125】組み合わせの変更は、グループ分け設定部
801が各拡散符号発生部207に拡散符号発生順序の
変更を指示・制御することによって行われる。
【0126】次いで、図10を用いて、本実施の形態に
係る受信装置のロングコード同定動作を説明する。
【0127】図10において、ST1001〜ST10
05までは、実施の形態2に係る図7のST701〜S
T705と同一であるため、説明は省略する。
【0128】ST1006において、減算器502の出
力である最大相関値と次最大相関値との差分は、減算器
503によって、任意のしきい値との大小判定が行われ
る。
【0129】ST1006において差分がしきい値より
も小さければ、ピーク検出ができない状態と判断され、
ST1001に戻り、グループは選択されず、すなわち
グループ数はそのままで、グループ分け設定部801に
よって再びグループ分けが行われて各グループに属する
ロングコードの組み合わせが入れ替えられる。
【0130】各グループに属するロングコードの組み合
わせが変えられると、同定されるべきロングコードに対
して加算されるロングコードが変わるため、同定される
べきロングコードの相互相関を弱める働きをしていたロ
ングコードが同定されるべきロングコードと別のグルー
プになれば、同定されるべきロングコードの相互相関が
加算コードの相関値に表れ、ピークが検出できるように
なる。
【0131】ST1006において、最大値がしきい値
よりも大きければ、ピークが検出されたと判断され、S
T1007に進み、加算コードが最大値を示したグルー
プが同定されるべきロングコードを含むグループとして
選択される。以下、ST1008〜ST1010の処理
は、実施の形態2に係る図7のST709〜ST711
と同一であるため、説明は省略する。なお、再グループ
分けは、最大値がしきい値を上回るまで繰り返される。
【0132】又、ロングコード生成に前述の生成方法B
を用いた場合の構成を図9に示す。各構成及び動作は既
に述べた各構成と同様であるため、詳しい説明は省略す
る。
【0133】このように、本実施の形態によれば、グル
ープ毎の加算コードの相関値の最大値と次最大値との差
分が任意のしきい値を下回る場合は、ピークが検出され
ていないと判断し、各グループに属するロングコードの
組み合わせを変えてグループ分けをし直し、再度最大相
関値を検出するため、正確なピーク検出を行い、正確に
同定されるべきロングコードを検出することができる。
【0134】なお、各グループに属するロングコードを
入れ替える際の入れ替えるロングコード数及びその入替
方法は全くの任意である。
【0135】(実施の形態4)本実施の形態に係る受信
装置は、実施の形態1と同様の構成を有し、但し各グル
ープの加算コードの相関値の最大値と次最大値との差分
が任意のしきい値よりも小さい場合は、各グループを分
割してグループ数を増やし、又、各グループの加算コー
ドの相関値の最大値と次最大値との差分が任意のしきい
値より小さい場合には、各グループに属するロングコー
ドの組み合わせを変更し、再度最大値検出を行うもので
ある。
【0136】以下、図11及び図12を用いて、本実施
の形態に係る受信装置について説明する。図11は、本
発明の実施の形態4に係る受信装置の一概略構成を示す
要部ブロック図であり、図12は、本発明の実施の形態
4に係る受信装置の別の一概略構成を示す要部ブロック
図である。なお、実施の形態2及び実施の形態3と同様
の構成には同一の符号を付し、詳しい説明は省略する。
【0137】最初に、ロングコード生成に前述の生成方
法Aを用いた場合について、図11を用いて説明する。
本実施の形態に係る受信装置は、実施の形態2と同様
に、最大相関値検出部205の出力であるグループ毎の
加算コードの相関値の最大値と、次最大相関値検出部5
01の出力である次最大値と、を減算器502が減算処
理し、減算器502の出力を減算器503が任意のしき
い値と減算処理し、最大値と次最大値との差がしきい値
以下であれば、グループ数設定部504が各グループを
分割してグループ数を増やし、再び最大相関値検出を行
うようにグループ分け設定部1101に指示する。
【0138】又、本実施の形態に係る受信装置は、実施
の形態3と同様に、最大相関値検出部205の出力であ
るグループ毎の加算コードの相関値の最大値と、次最大
相関値検出部501の出力である次最大値と、を減算器
502が減算処理し、減算器502の出力を減算器50
3が任意のしきい値と減算処理し、最大値と次最大値と
の差がしきい値以下であれば、グループ分け設定部11
01は、各グループに属するロングコードを入れ替えて
組み合わせを変更し、再び最大相関値検出を行う。
【0139】又、ロングコード生成に前述の生成方法B
を用いた場合の構成を図12に示す。各構成及び動作は
既に述べた各構成と同様であるため、詳しい説明は省略
する。
【0140】このように、本実施の形態に係る受信装置
は、各グループの加算コードの相関値からピークが検出
されない場合に、グループ数を増加させるための各グル
ープの分割及び各グループに属するロングコードの入替
の両方又はいずれか一方を行うため、同定されるべきロ
ングコードの含まれているグループの選択をより効率良
く行うことができ、ロングコード同定に要する時間を短
縮化させることができる。
【0141】なお、上記実施の形態1〜4においては、
通常ロングコード数は2の累乗である場合がほとんどで
あることに鑑み説明を行ったが、本発明の適用は上記条
件に拘束されるものではなく、ロングコード総数が奇数
個で、結果、各グループに属するロングコード数が均一
でない場合でも適用することができる。又、同様に、グ
ループ数は偶数である必要もない。
【0142】又、上記実施の形態1〜4においては、各
グループを分割する際には、すべてのグループをちょう
ど半分に分割し、グループ数を倍にする場合について述
べたが、本発明の適用は上記条件に拘束されるものでは
なく、すべてのグループを分割する必要はない。又、分
割は均等に行われる必要もない。但し、すべてのグルー
プを均等に分割するのが好ましい。
【0143】又、上記実施の形態1〜4においては、相
関部を1つだけ設ける場合について説明したが、ロング
コード同定に要する時間を更に短縮化する目的で2つ以
上設ける構成としてもよい。ただし、本発明に係るロン
グコード同定方法によって充分に時間短縮化が図れると
考えられるため、相関値を算出するための構成を最小限
に抑え、ハードウェア規模を縮小化する方が好ましいと
考えられる。
【0144】又、上記実施の形態1〜4においては、ロ
ングコード及びショートコードという2種類の拡散符号
が用いられる場合について説明したが、本発明の適用は
この場合に限られるものではなく、複数の拡散符号の中
から回線接続する基地局固有の拡散符号を同定する場合
にはいつでも適用することができる。
【0145】又、上記実施の形態3〜4においては、最
大相関値と次最大相関値との差分が任意のしきい値を下
回った場合に入替を行う場合について述べたが、最大相
関値が任意のしきい値を下回った場合に入替を行うよう
にすることも可能である。
【0146】又、本発明の受信装置は、Mアレイスペク
トル拡散通信等、拡散符号の種類を区別することにより
送受信データを変復調する通信システムにも適用するこ
とが可能である。
【0147】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
同定されるべきロングコードの候補となるロングコード
群に対してグループ分け及びグループ絞り込みを繰り返
すことによってロングコードを同定するため、相関値を
算出するための構成を最小規模に抑え、且つロングコー
ド同定に要する時間を短縮化することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)4つのロングコードをチップ単位で加算
する態様を示す模式図 (b)ロングコード及び加算コードの受信信号との相関
結果であるスペクトラム分布を示す模式図
【図2】本発明の実施の形態1に係る受信装置の一概略
構成を示す要部ブロック図
【図3】本発明の実施の形態1に係る受信装置の別の一
概略構成を示す要部ブロック図
【図4】本発明の実施の形態1に係る受信装置のロング
コード同定動作を示すフロー図
【図5】本発明の実施の形態2に係る受信装置の一概略
構成を示す要部ブロック図
【図6】本発明の実施の形態2に係る受信装置の別の一
概略構成を示す要部ブロック図
【図7】本発明の実施の形態2に係る受信装置のロング
コード同定動作を示すフロー図
【図8】本発明の実施の形態3に係る受信装置の一概略
構成を示す要部ブロック図
【図9】本発明の実施の形態3に係る受信装置の別の一
概略構成を示す要部ブロック図
【図10】本発明の実施の形態3に係る受信装置のロン
グコード同定動作を示すフロー図
【図11】本発明の実施の形態4に係る受信装置の一概
略構成を示す要部ブロック図
【図12】本発明の実施の形態4に係る受信装置の別の
一概略構成を示す要部ブロック図
【図13】従来の受信装置の概略構成を示す要部ブロッ
ク図
【符号の説明】
206 グループ分け設定部 208 加算器 501 次最大相関値検出部

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力された拡散符号群を少なくとも2つ
    のグループに分け、各グループに属する拡散符号をチッ
    プ単位で加算し、新たな拡散符号を生成する加算拡散符
    号生成手段と、この加算拡散符号生成手段によって生成
    された各拡散符号と受信信号との相関値を算出し、この
    算出された相関値が最大となるグループを選択するグル
    ープ選択手段と、このグループ選択手段によって選択さ
    れたグループに属する拡散符号数が1か否かを判定し、
    拡散符号数が2以上であれば前記選択されたグループに
    属するすべての拡散符号を前記加算拡散符号生成手段に
    入力し、拡散符号数が1であれば前記選択されたグルー
    プに属する拡散符号が受信信号に対する逆拡散処理に用
    いられるように設定する制御手段と、を具備することを
    特徴とする受信装置。
  2. 【請求項2】 前記加算拡散符号生成手段は、グループ
    分けされた後の各グループのうち少なくとも一グループ
    を任意数の拡散符号ごとに分割してグループ数を増やす
    分割部を有し、前記グループ選択手段は、前記最大相関
    値の次に大きい相関値を示す次最大相関値を算出し、こ
    の次最大相関値と前記最大相関値との差分を算出する減
    算処理部と、前記差分が任意のしきい値を下回る場合
    に、前記分割部に分割を行うように指示する分割指示部
    と、を有することを特徴とする請求項1記載の受信装
    置。
  3. 【請求項3】 前記加算拡散符号生成手段は、グループ
    分けされた後の各グループに属する拡散符号の組み合わ
    せを変える拡散符号入替部を有し、前記グループ選択手
    段は、前記最大相関値の次に大きい相関値を示す次最大
    相関値を算出し、この次最大相関値と前記最大相関値と
    の差分を算出する減算処理部と、前記差分が任意のしき
    い値を下回る場合に、前記拡散符号入替部に入れ替えを
    行うように指示する入替指示部と、を有することを特徴
    とする請求項1記載の受信装置。
  4. 【請求項4】 前記加算拡散符号生成手段は、グループ
    分けされた後の各グループのうち少なくとも一グループ
    を任意数の拡散符号ごとに分割してグループ数を増やす
    分割部と、グループ分けされた後又は分割された後の各
    グループに属する拡散符号の組み合わせを変える拡散符
    号入替部と、を有し、前記グループ選択手段は、前記最
    大相関値の次に大きい相関値を示す次最大相関値を算出
    し、この次最大相関値と前記最大相関値との差分を算出
    する減算処理部と、前記差分が任意のしきい値を下回る
    場合に、前記分割部に分割を行うように指示する分割指
    示部と、前記次最大相関値と前記最大相関値との差分が
    任意のしきい値を下回る場合に、前記拡散符号入替部に
    入れ替えを行うように指示する入替指示部と、を有する
    ことを特徴とする請求項1記載の受信装置。
  5. 【請求項5】 請求項1から請求項4のいずれかに記載
    の受信装置を具備することを特徴とする通信端末装置。
  6. 【請求項6】 請求項5記載の通信端末装置と無線通信
    を行うことを特徴とする基地局装置。
  7. 【請求項7】 請求項1から請求項4のいずれかに記載
    の受信装置を具備することを特徴とする基地局装置。
  8. 【請求項8】 請求項7記載の基地局装置と無線通信を
    行うことを特徴とする通信端末装置。
  9. 【請求項9】 拡散符号群を少なくとも2つのグループ
    に分け、各グループに属する拡散符号をチップ単位で加
    算し、新たな拡散符号を生成する加算拡散符号生成工程
    と、この加算拡散符号生成工程によって生成された各拡
    散符号と受信信号との相関値を算出し、この算出された
    相関値が最大となるグループを選択するグループ選択工
    程と、このグループ選択工程によって選択されたグルー
    プに属する拡散符号数が1か否かを判定し、拡散符号数
    が2以上であれば前記選択されたグループに属するすべ
    ての拡散符号を前記加算拡散符号生成工程に戻し、拡散
    符号数が1であれば前記選択されたグループに属する拡
    散符号が受信信号に対する逆拡散処理に用いられるよう
    に設定する制御工程と、を具備することを特徴とする拡
    散符号同定方法。
  10. 【請求項10】 前記グループ選択工程は、前記最大相
    関値の次に大きい相関値を示す次最大相関値を算出し、
    この次最大相関値と前記最大相関値との差分を算出し、
    この差分が任意のしきい値を下回る場合に、グループ分
    けされた後の各グループのうち少なくとも一グループを
    任意数の拡散符号ごとに分割してグループ数を増やすよ
    うに前記加算拡散符号生成工程を制御することを特徴と
    する請求項9記載の拡散符号同定方法。
  11. 【請求項11】 前記グループ選択工程は、前記次最大
    相関値と前記最大相関値との差分が任意のしきい値を下
    回る場合に、グループ分けされた後の各グループに属す
    る拡散符号の組み合わせを変えるように前記加算拡散符
    号生成工程を制御することを特徴とする請求項9記載の
    拡散符号同定方法。
  12. 【請求項12】 前記グループ選択工程は、前記最大相
    関値の次に大きい相関値を示す次最大相関値を算出し、
    この次最大相関値と前記最大相関値との差分を算出し、
    この差分が任意のしきい値を下回る場合に、グループ分
    けされた後の各グループのうち少なくとも一グループを
    任意数の拡散符号ごとに分割してグループ数を増やすよ
    うに指示し、かつ/または前記次最大相関値と前記最大
    相関値との差分が任意のしきい値を下回る場合に、グル
    ープ分けされた後又は分割された後の各グループに属す
    る拡散符号の組み合わせを変えるように指示することを
    特徴とする請求項9記載の拡散符号同定方法。
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