JP2000500388A - 粒子および重力沈降を使用するサンプルの集団または下位集団を選択する方法 - Google Patents

粒子および重力沈降を使用するサンプルの集団または下位集団を選択する方法

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Abstract

(57)【要約】 比較的重い、密な粒子および重力沈降を利用して、選択された所望または非所望の集団を生物学的サンプルから分離する分離法。粒子(14)は選択された集団に対して特異的でありかつ結合する1または2以上の反応成分を結合して有する。好ましくは、サンプルの実質的な部分を通して粒子を沈降させることによって、粒子をサンプル(12)と混合して選択された集団に結合させる。次いで、結合された集団を有する粒子をサンプル中で優先的に沈降させ、そして選択された集団を結合して有する粒子から濃縮集団を含む上清を分離する。生物学的サンプルの上清中の濃縮集団を多数の除去工程によりさらに濃縮することができる。

Description

【発明の詳細な説明】 粒子および重力沈降を使用するサンプルの集団または下位集団を選択する方法関係する米国特許出願 この出願は1994年4月15日提出の米国特許出願第08/128,791 号の一部継続出願である。 発明の背景 本発明は、一般に、サンプルから所望の集団または下位集団を分離して、所望 の集団または下位集団を単独で得るか、または1または2以上の非所望の下位集 団が除去された、増強された(enhanced)集団または下位集団を得るこ とに関する。さらに詳しくは、本発明は、集団または下位集団を比較的密な粒子 に結合し、複数の分離工程を含む重力沈降を使用して、集団または下位集団を残 りのサンプルの上清から分離することによって、所望または非所望の集団または 下位集団、例えば、細胞を骨髄または血液から分離することに関する。 サンプル、例えば造血幹細胞(HSC)の集団または下位集団の増強は、多数 の型の用途に使用することができる。サンプルは骨髄の吸引物、脊椎動物の体の 髄(VBM)、血液(末梢、可動化(mobilized)または膿帯の血液を 含む)またはヒトまたは他の動物、例えば、ラット、マウス、イヌ、ブタ、雌牛 または霊長類からの他の源からのものであることができる。用語「可動化」は、 患者を適当な刺激因子で治療してHSC細胞の数を増大することを意味する。し たがって、骨髄吸引または血液フェレーシスにより十 分な集団のHSCを得ることによって患者から得なくてはならないサンプルの量 が減少すると、集団または下位集団の増強に加えて、非所望の集団または下位集 団を除去することがしばしば必要である。例えば、骨髄において、すべての非ホ ジキンBリンパ腫細胞の除去はB細胞リンパ腫の場合において望ましいことがあ る。骨髄からB細胞を除去して骨髄を患者に再注入すべき場合、骨髄を完全に清 浄すること、およびそうでなければ骨髄は損傷されないことが重要である。 現在、1つのアプローチは、典型的には比較的低い密度のポリマーに基づく磁 気材料から形成された、複数の磁気微小球を使用することである。微小球は比較 的低い密度を有することが望ましい。なぜなら、微小球は骨髄または血液と混合 され、特異的に重力沈降により沈降しないように設計されるからである。典型的 には、微小球は小さい大きさであり、一般に約1ミクロンまたはそれより小さい 直径である。しかしながら、ダイナル・インコーポレーテッド(Dynal,I nc.of Great Neck、N.Y.)から販売されている1つの製品 は、2.8または4.5ミクロンの公称直径を有し、1.5g/cc程度の低い 微小球密度をもつ磁気ポリマー微小球を使用する。先行技術の磁気微小球はサン プル中の懸濁液の中に維持することを意図し、結局サンプルの懸濁液中の重力沈 降が非常に遅いか、またはそれを実質的に排除するように設計されている。 磁気微小球は除去しようとする集団または下位集団に対して特異的な少なくと も1つの抗体をそれに結合して有する。しばしば、例えば、ダイナル(Dyna l)プロセスにおけるように、第1モノクローナル抗体を問題の細胞に結合させ 、そして第1モノクローナル抗体に対して特異的な第2抗体を微小球に結合させ る。典型的に は全血または骨髄から細胞を単離し、次いでそれにモノクローナル抗体を結合さ せる前に洗浄し、この洗浄工程は細胞の非識別的損失を引き起こす。次いで微小 球および細胞を一緒に混合して微小球を第1および第2抗体を介して細胞に結合 させる。血液または骨髄を清浄するために、サンプルを複数の抗体結合微小球と 混合し、次いで磁場の中に配置する。微小球を磁場の中に保持しながら、残りの サンプルまたは上清を取出す。単一の清浄工程は一般に非所望の1または2以上 の集団または下位集団の十分な百分率を消耗しないので、典型的には、この手法 は反復される。清浄の目標は標的とした集団または下位集団のすべて(100% )を除去することである。これは一般に不可能であり、そしてサンプルはできる だけ100%近くまで清浄される。 磁気除去手法はいくつかの問題を提示する。また、この手法は各除去工程の間 に多数の細胞を非特異的に他の集団から除去する。これは収率、すなわち、残留 する所望の集団の百分率、を減少する。単一の除去工程は比較的低い百分率の変 化する収率を生じ、各連続する工程もまた収率を減少させる。さらに、磁気微小 球は比較的高価である。 磁気微小球の手法は、また、下位集団の研究のために下位集団を増強するため に使用されてきている。この場合において、磁気微小球を所望の下位集団に結合 させ、そして細胞を結合して有する磁気微小球をサンプルから取出す。次いで下 位集団を直接的に研究するか、または研究のために微小球から取出すことができ る。この手法は約1〜6時間またはそれより長い程度の時間を消費し、そして恐 らく間違いなく自然の下位集団を生じないであろう。なぜなら、下位集団は少な くとも1つの型の細胞抗原に結合した少なくとも1つのモノクローナル抗体を有 したからである。 清浄のための他の使用は特定の下位集団、例えば、リンパ球(L)のCD4集 団の研究/増強である。この場合において、微小球は1または2以上の非CD4 集団に対して特異的なモノクローナル抗体を結合して有する。他の集団の除去は サンプル中の全体の残留する細胞集団中のCD4細胞の数を増大させる。しかし ながら、磁気微小球を使用するとき、CD4下位集団の一部分の非特異的除去は CD4下位集団の残りの数に重大な影響を与えることがある。大きいサンプル体 積、例えば、5mlおよびそれより大きい体積を使用するとき、細胞の非特異的 除去はいっそう問題となり、次いでこの体積は大きい数の磁気微小球を必要とす る。次いで磁気微小球を磁場の中に配置するとき、他の非標的細胞の非特異的捕 捉および除去がしばしば起こる。 抗体標識化表面を含む、陽性または陰性の選択の他の方法は、異なる細胞の型 の混合物から細胞の下位集団を発生するために使用されてきている。これらの方 法は通常プラスチック表面またはカラム中のポリマー粒子に共有結合で取付けら れた抗体を有する。一般に、混合した細胞集団は、それらをカラムに添加し、そ れらをインキュベートするか、またはそれらを表面上に沈降させることによって 、取付けられた抗体と組み合わされる。密度勾配によりバッフィーコートまたは 単核細胞調製物を調製し、細胞を洗浄し、そして細胞を抗体標識化表面と組み合 わせることによって、混合した細胞集団から赤血球(RBC)および血漿を最初 に除去するとき、これらの手法は有効に働く。また、双方の方法は分離系の調製 および使用前の緩衝液による洗浄を必要とし、抗体との30〜60分のインキュ ベーション時間は、カラムおよびフラスコの方法に最小3時間を要する手法を生 ずる。問題の細胞集団のための陰性の選択または陽性の選択のために、これらの 方法を使用することができる。双方の方 法において、直接的分離は高度に濃縮された集団を生じ、その結果非標的細胞は 非特異的に損失される。解放された細胞は細胞表面上に抗体を有することがあり 、しばしば分離技術により活性化され、これは望ましくない。 本発明を使用する方法および装置は、種々の免疫学的反応、例えば、反応成分 および細胞、ウイルスまたは生物学的粒子、例えば、血小板を含む免疫学的反応 とともに使用することができる。本明細書おいて使用するとき、細胞は動物また は植物の細胞として定義され、細胞の細菌、真菌を包含し、これらは別々にまた は凝集物で同定することができる。細胞は独立した単位として機能することがで きる生きている物体の最小の構造的凝集物である。例えば、細胞はヒトRBCお よび白血球(WBC)の集団、癌または組織、骨髄および/または血液のサンプ ルからの他の異常な細胞であることができる。適当に標識化された細胞は、ヒト の血球または骨髄の例と同一の方法において本発明の方法および装置により、合 理的に標識化されることを期待することができる。 本明細書おいて使用するとき、用語「反応成分」は、細胞の表面上に存在する 、1または2以上の相補的分子、例えば、抗原を検出しかつそれと反応する、種 々の1または2以上の分子、例えば、モノクローナル抗体またはポリクローナル 抗体を定義する。いくつかの例は下記の通りである: 反応成分 特異的分子 抗体 抗原 薬物 薬物レセプター ホルモン ホルモンレセプター 成長因子 成長因子レセプター レクチン 炭水化物分子 核酸配列 相補的核酸配列 酵素 コファクターまたはインヒビター 反応成分は細胞上の1または2以上の特定の分子にカップルまたは結合する。 サンプル、例えば、全血または骨髄、の中の残りの集団に影響を与えないで、 1または2以上の下位集団を清浄または選択する有効な方法を有することは望ま しいであろう。この方法は費用がかからず、速く、多数の選択工程またはラウン ド後においてさえ高い収率を生じ、そして作用させるべきサンプルの体積により 制限を受けてはならない。 発明の要約 本発明は、生物学的流体、例えば、全血から所望または非所望の集団または下 位集団を急速にかつ高い収率で分離する方法および装置を提供する。1または2 以上の反応成分、例えば、モノクローナル抗体またはポリクローナル抗体を結合 して有する、複数の密な、比較的重い粒子をサンプルと混合する。粒子に結合し た抗体を問題でない細胞に向けることができる。細胞を結合して有する粒子を重 力により分別的に沈降させ、次いで残りのサンプルを除去する。これは粒子が標 的としなかったサンプル中の問題の残りの細胞の数を増大させる。本発明は、多 数の除去工程後においてさえ、問題の細胞の高い収率を提供する。また、粒子に 結合した抗体を問題の細胞に対して向けることができる。次いで標的細胞を結合 して有する粒子からサンプル流体の残部および非標的細胞を除去し、分析してど れだけ多くの非標的細胞が除去されたかを決定することができる。次いで、さら に分析するために、標的細胞を粒子から除去することができる。問題の好ましい 粒子材料はニッケルであることができる 。必要に応じて、ニッケル粒子を加熱して粒子を安定化することができる。サン プルを清浄し、ヒトの中に移植すべき場合、磁場および洗浄手法を使用してRB Cを除去し、すべての粒子をサンプルから確実に除去することができる。 図面の簡単な説明 第1図は、本発明による選択の第1態様の略ブロック線図である。 第2図は、本発明による標的細胞を結合して有する粒子の概念的態様である。 第3A図〜第3E図は、本発明の血液バッグミキサーの前面図、側面図および 端面図である。 第4A図および第4B図は、それぞれ、本発明に従い得られた全血対照および 顆粒球が濃縮したヒストグラムである。 第5A図および第5B図は、それぞれ、本発明に従い得られた全血対照および リンパ球が濃縮したヒストグラムである。 第6A図〜第6C図は、ローン・プーラン(Rhone−Poulenc)の 磁気粒子の重力沈降を本発明の密な粒子と比較するヒストグラムである。 第7A図および第7B図は、それぞれ、本発明に従い得られた全血対照および 血小板/顆粒球が消耗したヒストグラムである。 第8A図〜第8C図は、それぞれ、本発明に従い得られた全血対照および血小 板および顆粒球が消耗したヒストグラムである。 第9A図〜第9F図は、本発明の加速された沈降と比較した本発明の重力沈降 の結果を図解するヒストグラムである。 第10A図〜第10F図は、本発明の変化する重力沈降時間を図解するヒスト グラムである。 第11A図〜第11C図は、本発明の加熱された粒子を非加熱粒子と比較する ヒストグラムである。 第12図は、本発明による選択法の第2態様の略ブロック線図である。 好ましい態様の詳細な説明 第1図を参照すると、本発明による選択の方法および装置の第1態様は全体的 に参照数字10で表示されている。選択装置10は、必要に応じて増大または除 去される前もって選択された集団または下位集団を含有する流体サンプル12を 含む。集団または下位集団は下記のものを包含する細胞の集団または下位集団で あることができる:骨髄、脊椎動物の体の髄(VBM)または血液の中に見出さ れる細胞、例えば、好中球(N)、好酸球(E)、単球(M)、リンパ球(L) 、リンパ球サブセット、幹細胞から未熟細胞〜成熟白血球,および疾病細胞、例 えば、ヒトまたは動物の癌細胞または生物学的粒子、例えば、血小板(PLT) 。 流体サンプルは下記のものを包含する生物学的流体であることができる:全血 またはその一部分、骨髄、脊髄液または尿、または集団または下位集団を含有す る他の流体、例えば、前述の流体。 選択装置10は、また、粒子14源を含む。粒子14は選択された細胞に特異 的に結合するモノクローナル抗体またはポリクローナル抗体を結合して有する。 抗体は粒子14に直接的に共有結合または吸着により結合するか、または間接的 に第2抗体を介して任意の慣用法により結合することができる。複数の粒子14 およびサンプル12の少なくとも一部分は、それぞれのライン16および18を 経て混合ステーション20において組合わされる。組合わされたサンプルの部分 および粒子14を混合し、次いでブロック22で示す ように重力沈降により分別沈降させる。サンプル12および粒子14を混合して 、問題の選択された細胞への粒子の急速な結合を促進する。サンプル12および 粒子14の混合を行って、粒子14をサンプル12中の選択された細胞と急速に 接触させる。密な粒子14の1つの利点は、非選択または非標的細胞を実質的に 捕捉しないで、混合後、サンプル12を通して粒子14が分別的に重力沈降する ことである。混合の間において、粒子14の他の利点は、粒子14で細胞を物理 的に損傷しないで、混合を実行して粒子14を反復的にサンプルに通過または沈 降させて細胞と粒子とを結合させることである。マイクロリットル程度に小さい 体積について、混合は急速であり、米国特許第5,238,812号明細書(こ れは引用することによって本明細書の一部とされる)に開示されているようなも のであることができる。0.5ml〜数リットル程度に大きい体積について、有 効な混合法は転倒方式で粒子14およびサンプル12をタンブルすることである 。 いったん粒子14がサンプル12と混合されたならば、粒子14を容器(図示 せず)の底部に沈降させ、次いで残りのサンプルおよび細胞をブロック24で図 解するように分離することができる。粒子14はサンプル12中の集団(標的お よび非標的の双方の)より十分に大きい密度を有するので、粒子14およびそれ らに結合した標的集団はサンプル12を通して分別的に沈降し、結合しない/非 標的集団は懸濁したまま残る。例えば、サンプル12が血液サンプルである場合 、血球は1.05g/cc程度の密度を有し、こうして粒子14は血球よりも少 なくとも2〜3倍程度密であるように、血球よりも実質的にいっそう密であるべ きである。残りのサンプル流体および細胞を研究ために取出すことができ、ここ で問題の選択された細胞は流体の中に残留し、増強されており、そして粒子14 に結合している。また、粒子14から細胞を除去するために、必要に応じて、結 合した細胞(ここで細胞はまた問題の細胞である)の研究または使用のために、 結合した粒子14および細胞を残りのサンプル流体から取出すことができる。ま た、サンプルまたは流体から排除しようとする、粒子およびそれらの結合した細 胞を含まない、残りの流体および細胞を生きている生物の中に再注入することも できる。 装置10はサンプル12および粒子14を組み合わせ、それらをステーション の間で動かす自動装置であるか、またはマニュアル手法、例えば、ステーション 20、22および24のための試験管または容器を使用するオペレーターにより 実施される手法であるか、または2つの手法の組み合わせであることができる。 また、沈降工程22および分離工程24は好ましくは重力沈降単独により達成 することができるが、必要に応じて、追加の工程を含めることができる。サンプ ル12および粒子14を、ブロック26で図解するように、短時間回転して、沈 降工程22を加速させる。また、粒子14は磁性材料から作ることができる。磁 気粒子14では、ブロック28で図解するように、磁石または磁場を容器(図示 せず)の底部に加えて沈降工程22を加速する。さらに、磁場28を維持するか 、または容器の底部に加えて、粒子14が分離工程24において除去されないよ うにする。残りのサンプルを除去し、磁場30付近または磁場30に通過させて 、例えば、サンプルを生きている生物、例えば、ヒトの体の中に再注入すべきと き、流体サンプルの中に粒子断片または粒子14が残らないようにすることがで きる。 第2図を参照すると、概念的線図は2つの異なる抗体AおよびBを結合して有 する1つの粒子14を図解する。例の目的で、1対のA陽性細胞32が図解され ており、これらは少なくとも1つの抗原 A’を含み、この抗原A’は粒子14上の1つの結合した抗体Aに特異的に結合 する。1対のB陽性細胞34が図解されており、これらは少なくとも1つの抗原 B’を含み、この抗原B’は粒子14上の1つの結合した抗体Bに特異的に結合 する。現実には、細胞の結合に対して特定の順序は存在せず、一般に、粒子14 の双方の自由の側面の粒子14の観測をブロックするAまたはB陽性細胞が存在 するであろう(図示せず)。また、粒子14上のAおよびB抗体はA’およびB ’抗原の双方を発現する単一の細胞に結合する。例えば、A細胞がCD4陽性細 胞でありそしてB細胞がCD8陽性細胞であった場合、粒子14に結合した4ま たは5つのA細胞およびわずかに1または2つのB細胞が存在したであろう。結 合順序は存在する細胞の比率にほぼ相関するので、この比が存在する。正常のサ ンプルにおいて、CD4/CD8陽性細胞の比は約2/1である。2つの異なる 抗体AおよびBが双方とも粒子14に結合したとして記載されるが、各抗体を必 要に応じて別々の粒子14に結合させることができる。 再び、前述したように、標的または選択された細胞を粒子14に結合したサン プル12から除去し、次いで細胞の別の研究のために粒子14から細胞を除去す ることができる。細胞は粒子14から慣用技術、例えば、生化学的分離または機 械的崩壊法により除去することができる。 特定の粒子14が決定的ではないが、高い密度の磁気粒子14は好ましい。1 つの好ましい粒子14はカルボニルニッケル、例えば、ニッケル粉末型123と してINCOにより作られたニッケル粉末から形成される。粒子14は好ましく は約5ミクロンの公称直径で作られ、好ましい範囲は3〜35ミクロンであるが 、それらの限定されない。微細物(より小さい断片)は使用前に排除される。粒 子14は比較的重く、好ましくは9g/cc程度の密度を有する。粒子が細胞よ りも急速にサンプル懸濁液を通して分別的に沈降するように、粒子の密度は選択 される。したがって、粒子に結合した標的細胞は、いかなる有意な単離前におい ても、非結合(非標的)細胞の沈降により重力で分離される。明らかなように、 サンプルの集団と粒子14との間の差が大きくなるほど、より速い分別的沈降が 起こるであろう。 サンプル流体の体積は実行される手法に依存して変化する。血液、骨髄または 脊髄液の分析のためには、10μl程度に少ない体積を使用できるが、臨床的移 植のためには、体積は100ml〜3リットルの範囲であることができる。骨髄 の手法は、典型的には、骨髄液から不必要な細胞を排除する清浄手法である。全 血または骨髄において、多数の手法、例えば、粒子14の1または2以上の組に 結合した1または2以上のモノクローナル抗体に他の血球を結合させて他の血球 を排除することによる幹細胞の単離を使用することができる。 粒子14をサンプル12と混合する1つの好ましい方法は、粒子14およびサ ンプルの混合物をおだやかに転倒させて、サンプル12を通して粒子14を反復 して落下させて問題の集団に結合させることである。これは好ましいと考えられ るが、重い密な粒子14による問題の細胞への損傷が回避される場合、よく知ら れているローラー揺動またはより強い混合の手法も有効であることがある。1つ のこのような装置は、試験管または同様な容器をゆっくり転倒回転させる試験管 ホルダーであることができる。これは粒子14およびサンプル12の「おだやか な混合」を可能とし、ここで各回転でサンプルの実質的な部分を通して粒子14 は混合しかつ沈降させて、細胞に対する明らかな物理的損傷なしに、標的細胞を 粒子に結合さ せる。転倒回転と同様に、各端をまず上部にし、次いで底部にして、試験管を回 転または前後に振動させることによって、同一の混合運動を得ることができる。 また、実質的に同一の混合手法を行うように、ローラーロッカーの速度をセット することができる。 血液バッグの転倒型ミキサーの1つの態様は第3A図〜第3E図に図解されて おり、そして参照数字40により全体的に表示されている。上部42および底部 44のホルダー部分を解放することによって、血液バッグ(図示せず)をミキサ ー40の中に挿入する。上部42および底部44はそれらの部分を一緒に保持す るスナップクロージャー46を含む。また、上部42および底部44は好ましく はヒンジ48により一緒に丁番付けされている。 第3A図および第3B図において水平位置で図解されているが、ミキサー40 を実質的に垂直に配向させてサンプル流体12および粒子14の所望の転倒タン ブリングを提供することができる。ミキサー40を実質的に水平のモーターシャ フト軸(図示せず)上にブラケット50(第3E図)により取付けることができ る。ブラケット50はミキサー40の1つの部分44に取付けられる。 ブラケット50は部分44の中に形成された複数の開口52(第3D図)を通 して部分44に取付けることができる。ブラケット50は複数の嵌め合い通路5 4(第3E図)を含み、これらの通路を開口52と整合させ、次いでブラケット 50を取付け、複数のボルトまたは他のファスナー(図示せず)により固定する ことができる。ブラケット50は、1または2以上のねじ込み通路58を通して モーターシャフトと回転するように、通路56によりモーターシャフト(図示せ ず)に取付けられる。ボルト(図示せず)を通路58の中にねじ込み挿入して、 モーターシャフトを支持してミキサー40を回転させることができる。 血液管と同様に、ミキサー40中の血液バッグをゆっくり回転させ、各回転で サンプルの実質的な部分を通して粒子を混合および沈降させて、サンプル中の標 的細胞に結合させる。 サンプル混合物、すなわち、全血、骨髄、混合細胞集団または体液から細胞の 特定の下位集団を消耗させるために有効な抗体で粒子を標識化し、そして粒子の 密度のために、重力により分別的沈降が容易であり、これにより粒子と一緒に特 異的に取付けられた細胞を除去する、第1のいわゆる直接的方法を後述する。材料: ニッケル粒子 − ノバメット・スペシャリティ・プロダクツ・コーポレーシ ョン(Novamet Specialty Products Corp.) (Wyckoff、NJ07481)INCOのロット(Suffern、NY 10901)ニッケル粉末型123。このロットは400メッシュを通して篩が けされて大きい粒子が除去され、そして粗大として分類された。得られるロット は5.7ミクロンでフィッシャー選別され、粒子の1g当たり0.34m2の表 面積を有した。 緩衝液A − Tris/NaCl、pH7.2 9.55g/l Tris 4.0g/l NaCl dH2O中で組み合わせる;濃HClでpH7.2とす る 緩衝液B − Tris/NaCl/BSA 緩衝液Aに、ウシ血清アルブミン(BSA)0.2g/ 100mlを添加する。 抗体溶液 − 粒子の標識化について表1から 粒子に添加するために必要である抗体の量を決定する。 必要な精製された抗体の要求量を生ずる抗体の貯蔵液の 体積を計算する。貯蔵液の量を測定し、それを粒子の添 加直前に緩衝液Aに添加する。方法: 1. ニッケル粒子を秤量する(1gの粒子/0.34m2の表 面積を計算する)。 2. dH2Oで2回粒子を洗浄する 2a. dH2Oを粒子に添加し、渦形成により混合し 、管を倒立させる。 2b. 粒子をほぼ2分間沈降させ、流体を除去するこ とによって、粒子を流体から分離する。 3. 工程2におけるように1%の漂白剤の溶液を使用して粒子 を洗浄する。 4. 工程2におけるように緩衝液Aで粒子を洗浄する。 5. ニッケル粒子をBSAに最適にマスクする。 5a. 緩衝液A中の粒子の1g当たり2mlの体積に 粒子を再懸濁させる。 5b. 50mg/mlの量のBSA(緩衝液Bの1: 4希釈)を添加して、粒子表面積の1m2当た り3mgのBSAの最終濃度にする。 5c. 室温において管をローラー上に3〜6時間配置 する。 5d. 工程2におけるように、洗浄の間においてロー ラー上で30〜60分を使用して粒子を緩衝液 Aで2回洗浄する。 6. 抗体を粒子に添加する。 6a. 「マスクされた」ビーズを、工程5におけるよ うに、1ml/gビーズに再懸濁させる。 6b. ビーズを超音波処理すると同時に、前に調製し た抗体溶液を添加する。 6c. 管をすすぎ、ここで抗体溶液を緩衝液Aで調製 し、これを粒子と組み合わせる。 6d. 緩衝液Aで体積を1ml/gまでにする。 7. 管をローラー上に配置し、室温において粒子/抗体溶液を 一夜回転させる。 8. 標識化粒子をBSAでブロックする。 8a. 工程5dにおけるように、粒子を緩衝液Aで2 回洗浄する。 8b. 2ml/gの体積の緩衝液Bを粒子に添加する 。 8c. 超音波処理および渦形成により、粒子を再懸濁 させる。 8d. 粒子を1時間回転させる。 8e. 交換の間において30分間回転して緩衝液Bを 2回置換する。 9. 標識化ビーズの貯蔵。 9a. 最終のブロッキング緩衝液Bを除去する。 9b. 新鮮な緩衝液Bを2ml/gの体積まで添加す る。 9c. 室温においてキャップ付管の中に抗体コーティ ングしたビーズを貯蔵する。 10.抗体/粒子の調製物の試験。 10a. 等級づけた量の抗体/粒子を試験管に、通常全 血の1ml当たり10〜200μlの抗体/粒 子の範囲において、添加する。 10b. 3×体積のISTON II(Coulter Diagnostics)およびグルコース (4.5m/l)の混合物で抗体/粒子を3回 洗浄する。 10c. IG溶液をデカントし、1gの全血(EDTA またはヘパリン抗凝固剤の中に集めた)を添加 する。 10d. 転倒タンブリングにより4〜5分間混合する。 10e. 試験管ホルダーの中に管を垂直に4〜5分間配 置する。 10f. 粒子の上の血液をピペットで他の管に移す(ピ ペットをこの転移の間に磁気に抗して保持して 、工程10eの間に沈降しないことがあるニッ ケル粒子を除去することができる)。 10g. 最良の方法により消耗されている(deple ted)集団について分析し、そして残留細胞 をもとのサンプルの中に存在したもとの集団と 比較する。 10h. 問題の細胞の集団を効果的に除去するために全 血の1ml当たり必要である粒子の量を選択す る。 本発明は、微小球/粒子/ビーズを血小板(PLT)およびWBC集団または WBC下位集団に結合させるために特に適合する。本明細書おいて使用するとき 、WBCサブセット集団は特定のモノクローナル抗体を結合させることができる WBC沈降のサブセットである。ワールド・ヘルス・オーガナイゼイション(W orld H ealth Organization)およびインターナショナル・イムノロ ジー・ソサイアティ(International Immunology S ociety)により、命名法がモノクローナル抗体について定義された。モノ クローナル抗体は、細胞または細胞のグループに対する特定の特異性を定義する クラスターの表示(CD)の命名法により定義され、そしてそのCDグループに 対して特異的なモノクローナル抗体である。例の目的でのみ、CDグループは下 記表においてコールター(Coulter)抗体の表示者と一緒に特定されてお り、抗体の量は上記において言及した第1直接的標識化技術について与えられて いる。粒子14の使用は、溶液を通る急速な沈降を可能とする粒子14の密度、および また抗体結合粒子の特定の抗原への取付けを可能とする選択された抗体の特異性 の双方に依存する。第2の改良された直接的標識化手法は、下記のように、ニッ ケル粒子14上への抗体の吸着についての条件を規定する:材料: 1−1 Tris/NaCl緩衝液。 1−2 Tris/NaCl/0.2%HSA(ヒト血清アル ブミン)緩衝液。 1−3 モノクローナル抗体濃厚物。 1−4 ニッケル粒子、INCO123型。手法: 2−1 使用されるニッケル粒子14の量をニッケル粒子14 の秤量により決定する(1gの粒子/0.34m2の 粒子表面積を計算する)。 2−2 周期的に、例えば、1時間毎に混合しながら、粒子を 250℃に3時間加熱し、そして使用前に粒子を冷却 する。 2−3 ニッケル粒子14に添加される抗体の適当な量をTr is/NaCl、pH7.2緩衝液の中に希釈する( 標識化の間の合計体積は1ml/gの粒子である)。 2−4 抗体濃厚物の量を測定し、Tris/NaCl緩衝液 に添加して1gの粒子/mlの緩衝液の懸濁液を形成 する(5mg/m2粒子で抗体を添加する)。 2−5 懸濁液を適当なミキサー、例えば、ローラーミキサー の中に入れ、室温において一夜混合する。 2−6 粒子を懸濁液の底部に沈降させる 2−7 上清をデカントし、Tris/NaCl緩衝液と置換 して3ml/gの粒子14の懸濁液を形成する。 2−8 懸濁液を適当な時間、例えば、30分間混合して抗体 を平衡化させる。 2−9 工程2−6〜2−8を反復することによって粒子14 を洗浄する。 2−10 粒子14を懸濁液の底部に沈降させる。 2−11 粒子14をTris/NaCl/0.2%HSA緩衝 液の中に2ml/gの粒子で再懸濁させる。 2−12 懸濁液を30分間混合する。 2−13 工程2−10〜2−12をさらに2回反復して非特異 的結合部位をブロックする。 2−14 抗体標識化粒子を2〜8℃においてTris/NaC l/0.2%HSA緩衝液の中に貯蔵する。 また、上記手法を使用してポリクローナル抗体、例えば、ヤギ抗マウス免疫グ ロブリン(GAM)で標識化された粒子を製造することができる。次いで、これ らのGAM粒子をいわゆる間接的抗体標識化法において使用することができ、こ こで粒子表面上のポリクローナル抗体に対するモノクローナル抗体の結合を介し て、粒子14を所望のモノクローナル抗体で標識化する。この場合において、5 μgのモノクローナル抗体/30μlのGAM粒子/mlの全血または細胞懸濁 液を使用して標識化を実施する。 1. 適当な体積のGAM−ニッケル粒子をTris/NaCl で3回洗浄して遊離GAMを除去する。 2. Tris/NaCl緩衝液を選択された抗体と一緒に粒子 に添加する(100μl/30μlの粒子懸濁液)。 3. 適当な混合上で室温において20分間インキュベートする 。 4. 粒子を洗浄して結合しない抗体を除去する。 5. 選択された細胞集団の消耗のために粒子を使用する。 2以上の抗体を単一のGAM粒子に添加することができる。1例はMを消耗す るための粒子14上に一緒に結合したCD14およびCD4であろう。 ある抗体は粒子、例えば、ニッケル粒子14によく結合しないであろう。遊離 の抗体および問題の細胞集団への粒子の結合の失敗の可能性を防止するために、 例えば、下記のようにしてグルタルアルデヒドを使用して、このような抗体を粒 子上に固定することが好ましい:グルタルアルデヒドの固定: 1. 前もって標識化された粒子をH2O中で2回洗浄する。 2. H2O中の0.25%のグルタルアルデヒドの溶液で再懸濁 させる(6mg/gの固形分を使用する)。 3. 適当なミキサー、例えば、ローラーミキサー上で30分間イ ンキュベートする。 4. H2Oで3回洗浄する。 5. 適当な緩衝液で1回洗浄する。 6. 緩衝液/タンパク質を使用してもとの体積(0.5g/ml )に再懸濁させる(?)。 7. 粒子を2〜8℃において貯蔵する。 粒子14を適当な抗体で標識化する上記の改良された方法は、サンプル混合物 (すなわち、全血、骨髄、VBMまたは混合された細胞集団)から細胞の特定の 下位集団を消耗させるとき、いわゆる陰性選択、において有効であり、かつ、粒 子の密度のために、また、特定の結合した細胞を粒子と一緒に除去するとき、い わゆる陽性の 選択において、有効である。 実施例1 全血からの顆粒球集団の調製 EDTAの中に集められた全血の一部分をコールター(Coulter)ST KS計器(これはRBCを溶解により除去する)上に、第4A図に図解されてい るように、下記の消耗のための対照として流した。対照は、Lの60、Mの62 、顆粒球(Nの64およびEの66)の集団および破片部分68を含む、DC( コールター体積)および光散乱(LS)パラメーターを使用する正常のWBC集 団のパターンを例示する。抗体でコーティングされかつ前もって滴定されたたニ ッケル粒子の適量を12×75mmのガラス試験管の中に入れ、4.5g/lの グルコースを含有するISOTON II(Coulter Corporat ion)の溶液(IG緩衝液)で重力沈降により3回洗浄した。3mlの全血サ ンプルを洗浄された粒子に添加し、試験管にキャップをした。次いで試験管を転 倒ローラー上にほぼ30回転/分において配置した。これは粒子を懸濁させて保 持し、血液を通して粒子を反復的に落下させるために適当であることが見出され た。血液と粒子をこのローラー上で4分間混合した。混合後、試験管を取出し、 試験管ラックの中に垂直に4分間セットして分別重力沈降を行った。残留する集 団を分析するために、粒子の上の血液をピペットにより他の試験管の中に移した 。ある場合において、ピペットのバレルを磁気に抗して保持して、沈降しないこ とがあるNi微細物の除去を確実にした。次いでサンプルをコールターSTKS 計器上に流し、全血対照に対して比較した。このような操作の1つの記載は米国 特許第5,125,737号明細書(これは引用することによって本明細書の一 部とされる) に開示されている。粒子と全血を混合し、粒子はWBCの集団またはサブセット 集団に結合するが、各場合におけるRBCは図解した結果を得る前に溶解により 除去される。WBCチャンネルから離れた計器のチャンネルにおけるコールター 体積(DC)パラメーターのみを使用して、本明細書において言及する血小板お よびRBCの結果は得られる。 下記の標識化ニッケル粒子を使用して、全血サンプルの部分を消耗させた:M Y4 200μl/ml、T4 100μl/ml、B1 100μl/ml、 PLT−1 80μl/ml、T8 50μl/mlおよび3A1 50μl/ ml。抗体結合標識化粒子のこの混合物は、第4B図に図解されているように、 Mの62’、Lの60’および血小板の大部分を消耗して、顆粒球の濃縮された 集団(Nの64’およびEの66’)を与えた。全血(第4A図)に比較したと き、消耗は消耗したサンプルにおいて血小板の86%の減少、およびM62’お よびL60’の集団のクリアランスを生じた。これは98%の顆粒球64’およ び66’(これはもとの顆粒球数の91%であった)から成る細胞集団を生じた 。RBCは対照全血サンプルの91%で保持され、細胞消耗の特異性を示す。 実施例2 リンパ球の分布および保持を有するニッケル粒子を使用するリンパ球の調製 第5A図および第5B図に図解されているように、抗体をコーティングしたニ ッケル粒子を使用してリンパ球調製物を作った。コールターSTKS血液学的分 析装置上に流した全血対照の結果は第5A図に図解されている。 正常のパターンは27%のLの70、9%のMの72、61%のNの74、お よび2%のEの76を生じた。10mlの全血につい てPLT−1(70μlの粒子/mlの血液)、KC−48(50μlの粒子/ mlの血液)およびMY−4(100μlの粒子/mlの血液)で前もって標識 化されたNi粒子の適量の組合わせを15mlのポリスチレンの試験管の中に入 れ、IG緩衝液で3回洗浄した。最後の洗浄からの上清を取出し、EDTAの中 に集められた全血の10mlを粒子に添加した。粒子を血液の中に再懸濁させ、 転倒ローラー上に4分間配置した。混合後、試験管ラックの中に垂直にセットし 、4分間放置して粒子を分別重力沈降させた。粒子を沈降させた後、消耗した血 液をプラスチック転移ピペットで取出し、新しい管の中に入れた。転移の間、転 移ピペットのバレルを磁気に抗して保持して、ニッケル微細物を除去した。コー ルターSTKS血液学的分析装置上のリンパ球調製物の分析(第5B図)は、リ ンパ球の集団が92%に増強されたことを示した。全血(第5A図)に比較して 細胞の他の集団の減少は、血小板の94%、Nの74’の98%、Mの72’の 80%、Eの76’の95%およびRBCの1%の減少を示した。これは得られ た消耗したサンプルがLの70’から構成され、非特異的除去は非常にわずかで あることを証明した(リンパ球の99%より多くの保持)。 実施例3 全血の消耗後の抗体標識化ニッケル粒子からのT8細胞の回収 T8抗体で標識化されたニッケル粒子を最初に使用して、T8リンパ球の全血 を消耗させた。消耗のために最適以下の投与量(50μl/mlの全血に対して 15μl)においてT8標識化ニッケル粒子をIG緩衝液中で3回洗浄した。全 血を粒子に添加し、転倒ローラー上に10分間配置し、5分間垂直にセットした 。消耗した血液を除去し、サンプルのもとの量の半分に等しい体積においてIG 緩衝液で再懸濁させ、軽く倒立することによって、粒子および結合 した細胞を2回洗浄し、そして粒子および結合した細胞を沈降させた。洗浄後、 粒子/細胞のペレットをIG緩衝液の中に再懸濁させ、機械的崩壊のために磁気 撹拌機上に約30秒間配置した。この崩壊は細胞を粒子から分離させた。粒子を 沈降させることによって上清を粒子から分離し、ピペットで取出し、フロー・サ イトメトリーにより分析した。3つのサンプルを分析した:全血対照、T8標識 化粒子で消耗後の血液、および粒子/細胞を撹拌し、粒子を沈降させた後におけ る細胞を解放させた上清。プロフィルII上の結果は、リンパ球集団のわずかの 16%の減少を伴う、消耗した血液の正常の外観を示す。しかしながら、回収さ れた細胞は高度に濃縮され、精製されたリンパ球集団を示す。蛍光表面のマーカ ーを使用してT4およびT8について分析後、消耗した血液は26%から6.3 %に減少したT8集団を有した。しかしながら、T8細胞の減少のために、T4 集団は52.5%から66.1%に増加した。回収された集団において、細胞の 96%を越えるものはT8陽性であった。 実施例4 種々の型の密な粒子の標識化 研究A: 表IIに列挙する異なる型の密な粒子をT8抗体を使用する本発明 の方法により標識化した。3〜30mg/m2のBSAでブロックし、5mg/ m2のT8抗体で標識化することを含む、ニッケル123型粒子を標識化する標 準的方法を種々の型の粒子に使用した。標識化および洗浄後、添加した標識化粒 子の量を滴定する通常の方法において全血のT8消耗を実施した。血液および粒 子を4分間混合した後、粒子を4分間沈降させた。次いで、得られる消耗したサ ンプルをフロー・サイトメーター(コールター・プロフィルII)によりT8細 胞の百分率について分析した。全血のT 8値と比較した残留するT8細胞の百分率として、消耗を計算した。ニッケル1 23型は他の実験において使用した粒子であり、そして他の型の粒子のコンパレ ーターであった。滴定後、全血の1ml当たり25μlの123型粒子はT8細 胞の96%を越える消耗を生じた。ステンレス鋼粒子は、100μlの粒子/m lの全血においてさえ、消耗しなかった。T8抗体で標識化した亜鉛ダストは全 血を凝固させた。これは多分亜鉛ダストがEDTA抗凝固剤と相互作用し、サン プル中のカルシウムを遊離させることによってフィブリノゲンを活性化させるた めであろう。他の型のニッケル粒子は事実消耗を生じたが、123型ほど有効で はなかった。 研究B: T4抗体で標識化したが、BSAの予備コート工程を使用しない、 いくつかの異なる型の粒子を、細胞に結合するそれらの能力を測定することによ って、標識化について試験した。この方法により測定して、すべての粒子は抗体 に結合した。PdおよびVM63−Niは細胞への結合において123型Niに 等しいか、またはそれよりもわずかにすぐれるが、ゆっくり沈降した。TiO2 、PbおよびVM63−Niのすべては微視的同定のための細胞の標識化におい て有効であった。Taのみは、抗体で標識化後、細胞への結合において無効であ ることが示された。 研究C: 123型Ni粒子について標準的手法により、粒子を好中球に対し て特異的なKC−48抗体で標識化した。次いで粒子を全血と混合し、血液スミ アを作り、染色し、顕微鏡で検査した。すべてのこれらの粒子は好中球に対する 特異的結合を示した。 要約すると、試験した金属粒子のほとんどすべては少なくともある程度の抗体 の吸着を提供した。しかしながら、消耗能力の関係において、123型Niはそ の表面の性質および密閉速度のために最も有利であった。1例として、パラジウ ムおよびマンガンの二酸化 物粒子はよく消耗するが、本発明において重力沈降を有効するために十分に急速 に沈降することができなかった。二酸化チタン粒子に吸着した抗体は、微視的同 定について効率よい細胞の標識化を提供するが、大きさが小さいために、全血中 で有意な分別沈降を生じなかった。*全血に添加した亜鉛は凝固を生じた。 実施例5 抗体標識化ニッケル粒子を使用する全血のT4およびT8下位集団の消耗 抗体標識についての前述の手法により、ニッケル粒子をT4またはT8抗体で 標識化した。消耗のために、粒子(50μl/mlの全血)を試験管に移し、I G緩衝液で3回洗浄した。第3回の洗浄液を除去した後、全血を粒子に添加し、 組合わせを転倒法において4分間混合した。混合後、試験管を直立位置に配置し 、粒子を4分間沈降させた。次いで消耗した血液をT4−RD1/T8−FIT C蛍光性抗体(Coulter Corporation、Coulter C ytostat、part.no.6503802)で標識化し、フロー・サイ トメーター(コールター・プロフィルII)でアッセイした。すべてのサンプル を1分間計数し、異なる四分円の集団をT4およびT8リンパ球について比較し た。全血対照に比較して、T4粒子を使用したとき、T4集団の94%が消耗し たが、T8のわずかに18%が除去された。T8粒子を使用したとき、T8集団 の96%が消耗したが、T4のわずかに4%が除去された。 実施例6 分別沈降 第6A図〜第6C図は、先行技術のローン・プーランの磁気粒子と比較した本 発明の密な粒子の分別沈降の結果を図解する。再び、第6A図は、Lの80、M の82、Nの84およびEの86の正常集団のパターンを含む、STKSについ ての対照ヒストグラムドを図解する。第6B図は、KC48モノクローナル抗体 の標識を有する粒子を使用して、ニッケル粒子の消耗から得られるパターンを図 解する。Nの84は第6A図に図解されているWBC対照集団の結果の59.6 %であったが、Nの84’は第6B図に図解されているWBC集団の2.3%に 減少した。 ローン・プーランの粒子を同様な方法においてニッケル粒子として使用した。 これらの粒子は第6C図のヒストグラムドにより示されるように重力沈降を事実 上示さなかった。特に、結合したNおよびローン・プーランの粒子はパターン8 8を示すが、結合しないローン・プーランの粒子はノイズまたは破片のパターン 90として出現する。ローン・プーランの刊行物において、「磁場が存在しない と、数時間の間において有意な沈降は起こらない」と主張されており、再び、こ れらの粒子は重力沈降を防止するように設計されていることが示される。 実施例7 混合時間 サンプルの体積および所望のインキュベーション時間に従い、混合時間および 方法を変化させることができる。0.5mlまたはそれより小さい程度の体積に ついて、細胞集団に対する物理的損傷なしに、密な粒子の急速混合、例えば、渦 形成または回転(nutation)および転倒沈降の双方を効果的に使用する ことができる。別々の抗体結合粒子KC48−ニッケル(50μl/mlWB) およびPLT−ニッケル(100μl/mlWB)を使用して渦形成を達成した 。コールターSTKSの結果を表IIIに示す。表IIIおよび他の同様な表、 例えば、表V、VIII、IX、XおよびXIIにおいて、血小板およびWBC は103/μlの単位で要約されているが、RBCは108/μlで要約されてい る。 実施例Aは粒子の非存在において30秒間渦形成した対照であり、実施例Bは 15秒間渦形成した粒子を含み、そして実施例Cは30秒間渦形成した粒子を含 み、そして各場合において、4分間沈降させた。 結論すると、15秒の渦形成で好中球は50%消耗し、血小板は60%消耗し たが、追加の15秒は好中球の消耗を75%に増加し、血小板の消耗を75%に 増加した。また、他の細胞集団は非特異的損失なしに保持されることが認められ た。 同一血液サンプルを表IVに示す変化する時間の間転倒混合した。 表IVの混合手法により得られた消耗の結果を表Vに示す。STKS計器が0 .0の結果を報告するとき(表V、FまたはGにおけるN)、実際の結果は0. 05以下であり、一般に99%より大きい。 これらの粒子および抗体について、最小混合時間は約4分であるように見える 。他の粒子および抗体について、混合時間は本発明の範囲内で変化することがで きる。明らかなように、最小時間を越える最小混合はある場合において望ましい ことがあり、そして本発明にとって有害ではない。 実施例8 小さいサンプル体積 小さい体積の20μlの全血を5μlのKC48ニッケル粒子とともに4分間 回転させた。表VIに示す慣用の全血スミアアッセイから、Nの95%の排除を 示す結果が得られた。 第2の小さい体積の10μlの全血を1μlのKC48および2μlのPLT −1とともに4分間回転させた。プロフィルIIのフロー・サイトメーターで、 顆粒球の82%の消耗が得られた。 実施例9 サンプル調製物からの顆粒球および/または血小板の除去 血小板は、細胞懸濁液の調製の間に種々の方法により除去される全血および骨 髄の1成分である。創傷の修復において血小板を有効とする血小板の属性は、細 胞調製作業において欠点である、すなわち、血小板の凝集および他の細胞への非 特異的接着である。全血中の白血球当たりのほぼ20〜50血小板が存在するの で、分離作業の前の血小板の除去は白血球の回収可能性を増加し、全血のそれに いっそう密接に類似する白血球のプロフィルを生じ、そして調製時間を減少する 。なぜなら、細胞懸濁液が単離された後における血小板を除去する最も普通の方 法は3回の別々の低速遠心分離によるからである。患者に投与すべき調製物にお いて、凍結前の血小板の除去は注入すべき細胞の非特異的損失を減少し、そして 血小板の凝集を排除するであろう。さらに、成熟顆粒球は解放されたとき注入時 に患者に対するショックを生ずることがある顆粒を含有する。成熟顆粒球および 血小板の双方を除去することによって、直ちのまたは凍結後の注入のための細胞 調製物は安全であり、そして患者に対する問題が少ないであろう。 第7A図は、Lの100、Mの102、Nの104、Eの106および血小板 (図示せず)を含有する対照全血集団を図解する。対照における血小板は276 ×103血小板/μlであったが、顆粒球(NおよびE)は3.2×103/μl であった。2組の密な粒子を組合わせ、血液と4分間混合し、そして4分間沈降 させた。1つの組の粒子はPLT−1標識化粒子を80μl/mlで含み、そし て第2組の粒子はKC48標識化粒子を50μl/mlで含んだ。第7B図に図 解されているように、Lの100’およびMの102’は非常にわずかに影響を 受けたが、Nの104’およびEの106’は約99.9%だけ減少した。血小 板は約2×103/μlに減少した。 また、血小板および顆粒球を別の血液サンプルの部分において除去することが できる。第8A図はLの110、Mの112、Nの114、Eの116および血 小板(図示せず)を含有する対照全血の集団を図解する。第8B図は、再びPL T−1標識化された密な粒子を使用する、血小板の消耗後のサンプル部分を図解 する。血小板は対照全血集団における231×103血小板/μlから消耗した サンプル部分における3×103血小板/μlに減少した。残留する集団Lの1 10’、Mの112’、Nの114’およびEの116’は比較的影響を受けな かった。 第8C図は、KC48標識化された密な粒子を使用する、Nの114およびE の116の消耗後のサンプル部分を図解する。Nの114”およびEの116” は2.8×103/μlの合計のNの114および116から本質的にゼロに減 少した。血小板は比較的影響を受けなかった。 実施例10 増強された重力沈降 第9A図〜第9F図は、本発明の粒子を使用する短時間の加速された沈降に比 較した重力沈降のヒストグラムドを図解する。第9A図〜第9D図は、表VII に列挙する標識を有する粒子を使用するN調製物を図解する。 図9A図は、再びLの120、Mの122、Nの124、Eの126、血小板 (図示せず)およびRBC(図示せず)の対照全血集団を図解する。 表VIIの標識化粒子を使用するNの調製は濃縮されたN調製物124’を生 じ、ここでWBCのNの百分率は59.7%から89.6%に増加した。第9B 図に図解されているように、Lは32.1%から4.9%に減少し、そしてMは 5.5%から0.8%に減少した。 第9C図は、Lの130、Mの132、Nの134およびEの136の対照全 血集団を図解する。この実施例において、重力沈降の代わりに、サンプル部分お よび粒子を小型の遠心機、例えば、フィッシャー・サイエンティフィック・マイ クロ−セントリフーグ(Fisher Scientific Micro−C entrifuge)59Aで設定No.2で15秒間遠心した。得られた短時 間の遠心または増加した/増強された重力沈降は、重力沈降として、必要に応じ てより短い期間を生ずる。Nの百分率は59.5%から89.1%に増加した。 第9D図に図解されているように、Lは31.5%から5.7%に減少したが、 Mは5.8%から0.5%に減少した。 単一の集団または下位集団は、例えば、第9E図および第9F図に図解されて いるように、同一手法を使用して除去することができる。第9E図は、Lの14 0、Mの142、Nの144およびEの146の対照全血集団を図解する。この 実施例において、Nの144はサンプルおよび粒子の増強された重力回転を使用 して除去される。Nは対照における61.4%から第9F図において144’で 示されているように0.7%に減少したが、残りの集団は比較的影響を受けない 。 本発明の主要な面は密な粒子の重力沈降に関する。しかしながら、増強された 重力沈降を密度勾配系、例えば、フィコールにおいて細胞とともに使用すること ができ、この場合において、粒子は細胞および勾配系よりもわずかにより密であ ることが要求されるだけであろう。増強された重力沈降(回転)では、わずかに より密な粒子および粒子結合細胞をフィコール勾配系において分離することがで きるであろう。 実施例11 沈降時間 第10A図〜第10F図は、表IXに要約されている、本発明の種々の重力沈 降時間の結果を含むヒストグラムドを図解する。 3mlの部分の同一全血集団のサンプルを4つの別々の管または容器に添加す ることによって、表IXの結果は得られた。第1の管は対照管であり、そして他 の3本の管の各々はそれらに添加された120μlのKC48標識化粒子を有し た。次いですべての4本の管を4分間転倒混合し、次いでそれぞれ4分、2時間 および3時間の間重力沈降させた。次いで粒子の上のサンプル部分を取出し、混 合し、分析した。次いで対照部分(第10A図、第10C図および第10E図) を、それぞれの消耗したサンプル(第10B図、第10D図および第10F図) と比較した。図面および表IXにより示されるように、対照部分の全血集団は4 分から3時間の範囲にわたって事実上未変化であった。また、示すように、各沈 降時間について消耗した部分は実質的に同一であった。 4分の沈降サンプルについて、Nの150(第10A図)は42.9%からN の150’(第10B図)の2.5%に減少した。同様に、2時間の沈降サンプ ルにおいて、Nの152(第10C図)は43.5%からNの152’(第10 D図)の1.1%に減少した。3時間の沈降サンプルにおいて、Nの154(第 10E図)は42.7%からNの154’(第10F図)の0.8%に減少した 。 実施例12 粒子の加熱 第11A図〜第11C図は、また、表Xにおいて示すように、非加熱123型 −Ni粒子と加熱した123型−Ni粒子との比較を図解する。 再び、KC48標識化粒子を使用して結果を得た。他の集団は比較的影響を受 けなかったが、非加熱粒子(第11B図)および加熱粒子(第11C図)の結果 は本質的に同一であった。抗体の吸着の前に、特に処理したサンプルの患者の中 への再導入に使用するために、粒子を250℃に3時間加熱して安定化し(微生 物を除去した)そして粒子からエンドトキシンを除去した。また、粒子の加熱は 粒子の表面上に酸化物を形成することによって粒子からのNiイオンの可溶化を 減少する。前述したように4分間混合した後、粒子を4分間沈降させた。Nの1 56(第11A図)は61.8%から、非加熱粒子を使用したときNの156’ (第11B図)の1.4%に減少し、そして加熱した粒子を使用したときNの1 56”(第11C図)の1.7%に減少した。一般に、123型−Ni粒子は2 50℃〜280℃の範囲の温度に3〜4時間の範囲の間加熱することができる。 加熱粒子および非加熱粒子の結果は本質的に同等であるので、他の実施例は反復 されなかった。これらの実施例は非加熱粒子の使用を反映する。 実施例13 移植のための改良された細胞調製物 本発明の粒子は、また、骨髄調製物(prep)中の血小板を消耗させるため に使用できる。慣用の骨髄プロセシング法を、表XIに示されているような本発 明の粒子除去技術と比較した。 慣用の骨髄調製法は、フィコールの上の分離および引き続く再懸濁および血小 板を除去するための3低速遠心を使用する収獲されたプロゲニター(proge nitors)の洗浄を使用する。慣用技術の実施例は、骨髄の融解後の29% の回収を生じ、それらのうちの95%は生活可能であり、そしてコロニー形成単 位(CFU)の56%が回収された。対照的に、本発明の粒子の消耗は、非常に より速くかつ複雑性が少なく、融解後の46%の回収を生じ、99%は生活可能 であり、そしてCFUの71%が回収された。フィコール分離の前に、血小板は 粒子で骨髄から分離された。これは慣用の遅い遠心洗浄を排除し、血小板/細胞 の凝集を減少し、これによりCFU回収が増大された。表XIに示す実施例にお いて、30mlの骨髄を600μlのPLT−1標識化ニッケル粒子で消耗させ 、各々4分間転倒混合し、沈降させた。次いでサンプルをフィコールの上で層状 にし、次いで600Gにおいて30分間遠心した。次いで界面を収獲し、Tri s/NaCl+0.05%BSA中の遠心により濃縮した。回収された細胞を培 地RPMI1600+10%FCS(ウシ胎児血清)の中に再懸濁させた。次い でプロセシングしたサンプルを凍結させ、融解して慣用技術と比較した。 それ以上のCFU濃縮として、15μlのKC48粒子、50μlのT11粒 子、50μlのB1およびB4標識化粒子、および50μlのMY4およびMY 9標識化粒子で標識された粒子を使用して、小さい部分(1.3ml)の第1の 血小板消耗骨髄のサンプル をさらに消耗させた。これは実質的にすべての系列陽性(成熟)細胞を骨髄から 除去した。成熟細胞を消耗させることによって、高度に濃縮された集団のプロゲ ニター/幹細胞(CFU)を分析のために回収した。凍結前にサンプルにおいて 得られたCFU−GM(顆粒球、単球)/105細胞は、慣用prepを使用し たとき143CFU−GMであり、そして本発明の粒子血小板消耗を使用したと き147CFU−GMであったが、本発明のそれ以上の粒子系列消耗を使用した とき620CFU−GMであった。 実施例14 凍結乾燥された粒子 表XIIに示すように、本発明の凍結乾燥された粒子は、また、NおよびPL Tの消耗において有効であった。2組の粒子、すなわち、KC48で標識化され た粒子およびPLT−1で標識化された粒子を組合わせてNおよびPLTを消耗 させた。 結論すると、凍結乾燥粒子は非凍結乾燥粒子と同程度に有効であるように見え る。凍結乾燥粒子は粒子を溶液中に維持することが不必要であるので、キットま たは他の用途において使用することができる。 実施例15 クラスII集団の除去 表XIIIに示すように、13および/または12抗体を用いて、MHCクラ スII陽性細胞、例えば、HLA−DR陽性細胞、例 えば、B細胞を全血から除去するために、粒子14を使用することができる。 12および13抗体の双方は、第2図に図解されているように、単一のニッケ ル粒子14に結合した。 ここで第12図を参照すると、本発明による選択の方法および装置の第2態様 は全体的に参照数字160で表示されている。第1図における選択装置10に関 して説明したように、選択装置160は同一の工程および要素12〜30を含む 。 さらに、選択装置160は追加の除去工程162を含む。除去工程162は、 工程24においてサンプル部分から前もって除去された細胞の集団または下位集 団の残留細胞の除去を含むことができ、および/またはサンプル部分から除去し ようとする1または2以上の異なる集団または下位集団の除去を含むことができ る。 分離工程24からの増強または濃縮された集団または下位集団を含む、上清ま たはその一部分をライン164を経て除去工程162に供給し、この除去工程は 第1図における選択装置10に関して説明した工程と実質的に同一であることが できる。追加の除去工程162が完結したとき、それ以上の濃縮された集団また は下位集団を 含む得られるサンプルの上清を再び分離工程166において粒子14から分離す ることができる。再び、濃縮された集団または下位集団をそのまま研究するか、 または、例えば、ライン168で示すように工程162および156を反復する ことによって、さらに濃縮することができる。再び、残留するか、または異なる 集団または下位集団を必要に応じて得られるサンプルから除去することができる 。 実施例16 妨害性集団 表XIVに示すように、妨害する1または2以上の集団または下位集団を分離 工程24において除去し、次いで工程162および166において残留する集団 または下位集団の陽性または陰性の選択を実施することができる。例えば、問題 の集団が非常に後期の抗原(VLA)のベータ鎖(これは接着分子である)であ る場合、L、MおよびPLTは妨害性集団である。L、MおよびPLTの各々は VLAを有し、したがってすべてはCD29(4B4)抗体に対して陽性である ので、それらは妨害性である。したがって、4B4粒子を使用するとき、PLT は所望の(非PLT)集団の陽性および陰性の双方の選択を妨害する。全血サン プルからのPLTの除去および非除去の効果を表XIVに示す。 表XIVから理解できるように、多数のPLT(数が他の4B4陽性集団より もかなり大きい)はMの消耗(または選択)を妨害し 、4B4粒子の除去後2.7の百分率を生ずる。したがって、PLTは50μl /mlの全血の濃度において第1組のCD41粒子14で最初に除去される。次 いで4B4陽性細胞は順次に第2組の粒子14で、再び50μl/mlの全血の 濃度において、除去される。妨害性PLTは実質的に減少されるので、4B4粒 子はここでMを0.2%に減少させることができる。また、PLTの除去は使用 する4B4の数(濃度)をより低くすることができる。 実施例17 多数の選択ラウンド 本発明の技術により濃縮された特定の下位集団の高い回収百分率は、例えば、 T4について、表XVに示されている。 消耗または選択のラウンドの数は数または除去すべき集団または下位集団にお いて制限されない。表における消耗の数に関すると、下記の集団および/または 下位集団を、それぞれの消耗において、10mlの全血のもとのサンプルから除 去した。消耗No.1はCD15(KC−48)、CD41(PLT−1)、C D20(B1)、CD8(T8)およびCD14(MY4A)であった。消耗N o.2および3はCD8およびCD14であった。消耗No.4および5はCD 15であったが、消耗No.6はCD15、CD8およびCD14であった。前 述したように、集団または下位集団は順次にまたは一度に除去することができる 。この実施例において、各抗体を別々の組の粒子14に結合し、次いですべての 組を各消耗について1つの除去操作において一緒に使用した。表XVから明瞭に 理解できるように、T4下位集団は47.8%から約71%に増強され、絶対計 数は6消耗ラウンド後に669から641または約96%の回収率にわずかに減 少しただけであった。T8は3消耗ラウンド後に完全に除去されたが、PLTは 1消耗ラウンドにおいて90%より多く減少された。 実施例18 B細胞調製物 全血からB細胞の調製または増強を表XVIに示す。 この調製において、まずバッフィーコートをヘパリン全血サンプルから調製し 、PBSで1回洗浄した。第1の消耗はCD15(KC48)およびCD41( PLT−1)であった。第2の消耗はCD7(3A1)およびCD5(T1)に ついて単一のGAM粒子上の間接的抗体標識を使用した。第3の消耗は、再び、 CD14(MY4A)およびCD33(MY9)について単一のGAM粒子を使 用した。この調製物はB細胞を516から545に増強した(統計学的変動)が 、他の消耗された集団の各々を91%より多く減少させた。Gまたは顆粒球はN およびEを含む。 本発明の多数の変更および変化は上記の教示に照らして可能である。したがっ て、添付した請求の範囲の範囲内で、本発明は特定的に記載した以外の方法にお いて実施できることを理解すべきである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G01N 33/543 541 G01N 33/543 541A 33/553 33/553 (72)発明者 ツバーナー,ロバート ケイ. アメリカ合衆国,フロリダ 33330,フォ ート ローダーレール,サウスウエスト ワンハンドレットサーティサード アベニ ュ 4811 (72)発明者 シュミッティング,ロバート ジェイ. アメリカ合衆国,フロリダ 33328,クー パー シティ,サウスウエスト ワンハン ドレットアンドファースト テラス 5110 (72)発明者 ラッセル,トーマス アール. アメリカ合衆国,フロリダ 33186,マイ アミ,サウスウエスト ワンハンドレット イレブンス ストリート 14000

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.流体サンプル中の問題の細胞の選択された集団または下位集団を増強する 方法であって、分別重力沈降を行うために十分な密度を有する複数の粒子を供し 、ここで前記粒子はクラスIIの細胞または生物学的粒子の少なくとも1つの前 もって選択された集団または下位集団に特異的に結合する反応成分をそれらに結 合して有し、 少なくとも1mlの体積を有する前記サンプルの一部分を前記粒子と混合して 、増強すべき前記集団または下位集団を実質的に物理的に損傷させないで、前記 粒子を前記前もって選択された集団または下位集団に結合させ、 前記サンプルの部分中の前記結合した集団または下位集団を有する前記粒子を 分別重力沈降させ、そして 前記増強された集団または下位集団を含む前記サンプルの部分の生ずる上清の 少なくとも一部分を前記粒子および前記結合した集団または下位集団から分離す ることを含む方法。 2.流体サンプル中の問題の細胞の選択された集団または下位集団を増強する 方法であって、分別重力沈降を行うために十分な密度を有する複数の粒子を供し 、ここで前記粒子はポリクローナル抗体をそれらに結合して有し、ここで細胞ま たは生物学的粒子の少なくとも1つの前もって選択された集団または下位集団に 特異的に結合する反応成分が前記ポリクローナル抗体に結合しており、 少なくとも1mlの体積を有する前記サンプルの一部分を前記粒子と混合して 、増強すべき前記集団または下位集団を実質的に物理的に損傷させないで、前記 粒子を前記前もって選択された集団または下位集団に結合させ、 前記サンプルの部分中の前記結合した集団または下位集団を有す る前記粒子を分別重力沈降させ、そして 前記増強された集団または下位集団を含む前記サンプルの部分の生ずる上清の 少なくとも一部分を前記粒子および前記結合した集団または下位集団から分離す ることを含む方法。 3.流体サンプル中の問題の細胞の選択された集団又は下位集団を増強する方 法であって、分別重力沈降を行うために十分な密度を有する複数の粒子を供し、 ここで前記粒子は細胞または生物学的粒子の少なくとも1つの前もって選択され た集団または下位集団に特異的に結合する反応成分をそれらに結合および固定し て有し、 少なくとも1mlの体積を有する流体サンプルの一部分を前記粒子と混合して 、増強すべき前記集団または下位集団を実質的に物理的に損傷させないで、前記 粒子を前記前もって選択された集団または下位集団に結合させ、 前記サンプルの部分中の前記結合した集団または下位集団を有する前記粒子を 分別重力沈降させ、そして 前記増強された集団または下位集団を含む前記サンプルの部分の生ずる上清の 少なくとも一部分を前記粒子および前記結合した集団または下位集団から分離す ることを含む方法。 4.複数の細胞の集団を有する流体サンプル中の問題の細胞の選択された集団 又は下位集団を増強する方法であって、分別重力沈降を行うために十分な密度を 有する複数の粒子を供し、ここで前記粒子は少なくとも1つの前もって選択され た問題でない集団または下位集団の細胞または生物学的粒子に特異的に結合する 反応成分をそれらに結合して有し、 前記サンプルの一部分を前記粒子と混合して、前記問題の選択された集団また は下位集団の細胞を実質的に物理的に損傷させないで、前記粒子を前記前もって 選択された集団または下位集団の前記細 胞または生物学的粒子に結合させ、 前記サンプルの部分中の前記結合した集団または下位集団の細胞を有する前記 粒子を分別重力沈降させ、 前記問題の選択された集団または下位集団の前記細胞を含む前記サンプルの部 分の生ずる上清の少なくとも一部分を、前記粒子および前記結合した集団または 下位集団の細胞または生物学的粒子から除去し、 分別重力沈降を行うために十分な密度を有する第2の複数の粒子を供し、ここ で前記粒子は少なくとも1つの問題でない前もって選択された集団または下位集 団の細胞または生物学的粒子に特異的に結合する反応成分をそれらに結合して有 し、 問題の前記選択された集団または下位集団の細胞を含む前記サンプルの部分の 前記除去された上清の少なくとも一部分を前記第2の複数の粒子と混合して、問 題の前記選択された集団または下位集団の前記細胞を実質的に物理的に損傷させ ないで、前記第2の複数の粒子を前記第2の前もって選択された集団または下位 集団の前記細胞または生物学的粒子に結合させ、 前記上清のサンプルの部分中の前記結合した集団または下位集団の細胞または 生物学的粒子を有する前記第2組の粒子を分別重力沈降させ、そして 前記問題の選択された集団または下位集団の細胞を含む生ずる第2の上清の少 なくとも一部分を、前記第2組の粒子および前記結合した集団または下位集団の 細胞または生物学的粒子から除去し、そして前記上清のサンプルの部分の中に本 来存在する前記選択された集団または下位集団の少なくとも50%を回収するこ とを含む方法。
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