JP2000500552A - 支持脚の水平調節装置 - Google Patents
支持脚の水平調節装置Info
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Abstract
(57)【要約】
床上の支持脚を水平調節する装置。水平調節装置は、脚(4)の底部から延びる足首部材(20)、足部材(60)、踵部材(110)及び調整機構(100)を有する。足部材(60)は、後方部及び床に当たる表面を備えた前方部を有する。足首部材(20)は、後方部に回動自在に取り付けられている。踵部材(110)は、足部材(60)の後方部と足首部材(20)のうち一方から下方に延びている。調整機構(100)は、足首部材(20)と足部材(60)を互いに連結し、足首部材(20)を足部材(60)に対して種々の角度をなすよう回転させることができると共にかかる角度に固定できるようになっている。
Description
【発明の詳細な説明】
支持脚の水平調節装置発明の背景
本発明は、一般にオフィス家具、例えばデスク、テーブル又はパネルの支持装
置に関し、特にオフィス家具の水平及び垂直調節を可能にする可調式支持装置に
関する。
例えばデスク又はテーブルのような物体の支持に当たり、物体の作業面を水平
且つ垂直に維持して作業面上で物品が転がったり滑ったりしないようにすること
が重要である。さらに、外観上、凸凹であって水平になっていないオフィス家具
は、特にかかる物体を組み合わせてシステムとしてのオフィス家具となっている
場合、美観を損なう場合がある。当然のことながら、支持面、代表的には床が波
打っていたり水平でない場合、水平な作業面を得ることは困難な場合がある。
水平調節上のもう一つの問題は、一対の支持脚から外方へ片持ちされた面部を
備えたC字形デスク又は家具に関して生じる。もし作業面に種々の重量のある物
体及び機器を載せると、面部の自由縁は下方へ撓み、それによりシステムオフィ
ス家具中に用いた場合、不満足な外観を呈する場合がある。
一般に、個々のオフィス家具は、床に係合している複数の支持脚で支持される
。たとえば、代表的なデスクは、4本の脚、3本の脚、2本の脚又はたった1本
の脚で支持される。特に、2本脚付きC字形デスクは代表的には、構造的安定性
を得ると共に支持されている物体の傾斜を防止するために,脚から前方に帯びる
細長い足部材を有している。C字形デスクの脚は、作業面の後部寄りに配置され
ているので、C字の形体は、膝の動きが妨げられないようにするためのスペース
及び隣り合う作業面相互間で移動する際の隙間を提供する。
デスクを3本又は4本以上の脚で支持する場合、当該技術分野では、水平調節
又は整準ネジを各脚に用いて作業面を高さ調節及び水平調節できるようにするこ
とが周知である。しかしながら、2本脚型物体の中にはかかる整準ネジを使用で
きないものがある。整準ネジは代表的には垂直方向にのみ運動を許容するので、
かかる設計になっている家具は通常、角度調整を行うことができない。本質的に
は、支持されている物体は、脚によって構成される平面に垂直な軸線の回りに左
右に水平調節可能であるが、2本の脚を相互連結する軸線の回りに前後には水平
調節できない。
この水平調節に関する問題を解決するため、当該技術分野では、シム(かい物
)又は整準ネジを支持足部材の一方の端又は両端の下に設けることが知られてい
る。しかしながら、シムは見苦しく、また、支持脚に固定できない場合があり、
それにより軋みを生じやすくシステムオフィス家具が本来的に不安定になる。さ
らに、支持足部材の端を持ち上げて床から離し、或いは足部材の端の中に納めら
れる水平調節装置又はシムは、外れる恐れがあり、また利用者の足の邪魔になる
場合がある。この問題は、利用者が隣り合う作業面相互間で移動するときに利用
者の足に対する障害物を極力少なくするために足部材の高さを最小限に抑えるこ
とが望ましいようなC字形デスクにおいて深刻化する場合がある。
単純なシム調節方式の欠点を解決する他の水平調節及び高さ調節方式は一般に
、長たらしい操作が必要であったり、製造が高くついたり、或いは据付けが困難
であったりする。
これら欠点のうち幾つかを解決するための一手段として、クラーク氏等に付与
された米国特許第4,135.690号は、支持脚から両方向に横に延びる支持
足部材を開示している。支持足部材は、2枚の摩擦板を用いることにより支持脚
に回転自在に取り付けられている。摩擦板は、これらを緩めると、支持されてい
る物体の水平調節のために回転するようになる。かかる装置は、重心が支持脚の
上に位置している物体、例えば上記米国特許に示された壁パネルについては申し
分無く働くが、支持脚から片持ちされる大きな荷重、例えばC字形デスクを支持
することはできない場合がある。支持脚を支持足部材に対して回転させないでか
かる荷重を支持するためには、摩擦板を互いに締めつけるのに桁外れに大きな引
張り荷重が必要である。もし正しく据え付けなければ、或いは適正な機器を用い
なければ、支持されている物体の正しい向きを維持するのは困難な場合がある。
さらに、クラーク氏等の米国特許に開示されている装置は、水平調節の度に事
前に緩めておく必要がある。かくして、水平調節されるべき物体は、これに作用
する別個の調節機構を有するのではなく、それ自体正しい位置に調節又は操作さ
れる。もし物体が重かったり、或いはこれに機器が載せられていると、正しい向
きに移動させながら、それと同時に係止装置に係合させることは困難な場合があ
る。発明の概要
概要を述べると、本発明は、床上の支持脚を水平調節する装置に関する。特に
、本装置は、支持脚の底部から延びる足首部材、足部材、踵(かかと)部材及び
調整機構を有する。足部材は、前方部及び後方部を有する。足首部材は、水平回
転軸線の回りに回動自在に後方部に取り付けられている。前方部は、床に係合す
る表面を備える。角度調整機構は、水平回転軸線から間隔を置いた位置で足首部
材と足部材を相互に連結している。足部材の後方部と足首部材のうち一方から下
方に延びて床に係合する。
好ましい実施形態では、調整機構は、ノブ及びノブから上方に延びる調整シャ
フトを有する。調整シャフトは、足部材に取り付けられた底部プレート部材に回
転自在に固定されている。調整シャフトは、足首部材の前方部に操作的に係合す
る。作用を説明すると、ノブの回転により足首部材の前方部が床に対して垂直方
向に移動し、それにより足首部材が足部材に対して水平回転軸線の回りに回転す
るようになっている。かくして、支持脚及びこれに対応して支持されている物体
の水平及び高さを調節できるようにする水平調節装置が提供される。
本発明のもう一つの特徴によれば、踵部材は高さ調節自在に構成されている。
踵部材は、足首部材の後方部から下方に延びると共にこれに調節自在に取り付け
られている。踵部材は、足首部材の高さを調節し、それにより支持脚の高さを調
節するよう足首部材内で固定的に伸縮できる。さらに、踵部材により、互いに反
対側に位置した支持脚相互間の左右の水平調節が可能になる。
本発明は、例えばオフィス家具のような物体を水平調節する簡単且つ安価な装
置を提供している点において、他の支持装置と比べて顕著な利点を有している。
さらに、片持ち式作業面に荷重が加えられていても、水平調節装置により下方撓
みに合わせて調節できる。さらに、水平調節装置は、重心が支持脚から離隔して
いる荷重を支持できる構成簡単な装置を提供する。
また、足部材の前方部はいかなるタイプの整準ネジも収納していないので、扁
平形状にすることができる。したがって、水平調節装置は、利用者の足の動きに
対する障害の度合いが最小限に抑えられ、隣り合うデスク相互間の開放スペース
を最大限にする。
さらに、各家具は、システム家具の状態で用いられると、水平調節により凸凹
の支持面又は荷重がかかった作業面に合うよう調節でき、それにより滑らかで連
続したシステム外観を提供すると共にこれを維持する。また、水平調節装置によ
り、垂直方向の高さ調節が可能であり、それにより可撓性を更に増すと共に左右
の水平調節を行うことができる。最後に、水平調節装置は、たとえ重い荷重が加
わっていてもデスクを調節する効率的な手段を提供するので、小刻みの調節を迅
速且つ容易に実施できる。
本発明の内容、並びに別の目的及び利点は、添付の図面を参照して以下の詳細
な説明を参照すると最も良く理解されよう。図面の簡単な説明
図1は、好ましい実施形態の水平調節装置の斜視図である。
図2は、図1の2−2線におけるデスク及び水平調節装置の横断面図である。
図2Aは、図2の2A−2A線における水平調節装置の底面図である。
図3は、足首部材及び踵部材の分解図である。
図4は、支持脚及び水平調節装置の好ましい実施形態の分解図である。
図5は、調整ノブ及び足部材へのノブの取付け状態を示す拡大図である。
図6は、足首部材の斜視図である。
図7は、図6の7−7線における足首部材の横断面図である。
図8は、足首部材の底面図である。
図9は、足部材の斜視図である。
図10は、足部材の側面図である。
図11は、図10の11−11線における足部材の横断面図である。
図12は、足部材の底面図である。
図13は、一体形成された踵部材を備えた足部材の変形例の側面図である。
図14は、一体形成された踵部材を備えた足首部材の変形例の側面図である。好ましい実施形態の詳細な説明
図面を参照すると、図1〜図4は、足首部材20及び足部材60を有する水平
調節装置を示している。水平調節装置2は、支持脚4に取り付けられている。図
2に示すように、支持脚4は、下側部材6及び下側部材6内に摺動自在に受け入
れられた上側部材8を有している。上側部材8はブラケット10に取り付けられ
ている。ブラケット10は、作業面部材12に取り付けられている。下側部材6
は、足首部材20に取り付けられている。図示のように、支持脚4の上側部材及
び下側部材は好ましくは、アルミニウム押出品である。
図1では、支持されている物体は、デスクとして示されている。このデスクは
、1995年11月16日に「モジュール式デスク及びデスクシステム」と題し
て同日に出願された米国特許出願第60/006,833号(代理人事件番号3
591−332)に記載されている。なおかかる出願内容を本明細書の一部を形
成するものとしてここに引用する。しかしながら、他のオフィス家具物品、例え
ば壁パネル、キャビネット及びテーブルを含む種々の物品を支持するのに水平調
節装置を使用できることは理解されるべきである。本質的に、水平調節装置は、
かかる調整を必要とする任意の物品の高さ及び水平度を調節するのに使用するこ
とができる。したがって、添付の図面に記載されたデスクの開示内容は、限定的
なものではなく例示として解されるべきである。図6〜図8に示す足首部材20
は、頂部プレート26、後方部80、前方部31、後方支持脚36及び頂部プレ
ート26から下方に垂れ下がった一対の側壁28を有している。頂部プレート2
6は、図4に示すように支持脚4の下側部材6の外径と実質的に同一の形状にな
っている。下側部材6は、プレートの縁部と支持脚の外面が実質的に面一をなす
よう頂部プレート26に取り付けられている。好ましくは、足首部材20はアル
ミニウム鋳造品である。
図2、図4及び図6に示す例示の実施形態では、足首部材20は、頂部プレー
ト26の頂面29から上方に延びる切頭円錐形のハウジング40を有している。
これに対応して支持脚4は、ハウジング40に嵌合するようになった駆動部材1
4を有している。駆動部材14は、支持脚4内に設けられ、ピン41でハウジン
グ40に固定されている。駆動部材14は、脚4を高さ調節できるようになっ
ている。駆動部材の上方部材16は、ブラケット10に連結されている。
足首部材20の前方部31は、図6に示すように足首部材20の前方部35か
ら前方に延びる前方支持ラグ30を有している。前方支持ラグ30を貫通して全
体として垂直方向に第1の取付け穴42が設けられている。
側壁28はそれぞれ、前方部32及び後方部34を有している。側壁28の前
方部32は、互いに向かって傾斜していて、前方部32が図8に示すように互い
に交わって前方支持ラグ30で終端するようになっている。側壁28の後方部3
4は全体として互いに平行であり、踊り場44で終わっている。踊り場44は、
後方支持ラグ36の下に位置した状態でこれを包囲している。後方支持ラグ36
には、これを貫通して全体として水平方向に第2の取付け穴38が設けられてい
る。一対の支持ウェブ37が、後方支持ラグ36と頂部プレート26の底面27
を互いに連結している。
例示の実施形態では、足首部材20は、図2、図4及び図6に示すように3つ
の箇所で支持脚4の下側部材6に取り付けられている。第1の取付け穴46が、
前方部35の第1の取付け穴42の後方に設けられている。第1の取付け穴46
は、前方部35を貫通し、第1の取付け穴42に実質的に平行に位置している。
第2の取付け穴48及び第3の取付け穴49が、図8に示すように後方支持ラグ
36の各側に設けられていて、踊り場44を貫通している。複数の締結具50,
51が、取付け穴46,48,49を上方に貫通して、支持脚4の下側部材6に
設けられたネジ穴と連絡している。
変形例として、足首部材及び支持脚を一体形成してもよい。かかる変形例では
、支持脚の底部は、足部材に操作的に係合するようになった一対の互いに間隔を
おいた支持ラグを有する。かくして、足首部材は、支持脚から下方に延びて支持
ラグを含む支持脚の底部を構成する。支持脚と足首部材を分離するだけで、利用
者は支持脚の底部に接近できるようになる。もし支持脚が高さ調節自在であり、
図2に示すようにこの中に高さ調節機構が設けられている場合、接近できること
が重要な場合がある。図2、図3及び図7に示すように、足首部材の後方部80
は、ハウジング82及びハウジング82の頂部84から下方に延びるボス52を
有している。ボス52は、ハウジング82によって形成された空所86内に設け
られ
ている。ネジ付きスタッド114をボス50に設けられた開口部53内に圧入す
ることによって、このスタッド114はボス52にしっかりと固定されている。
変形例として、スタッドをボスに設けられたネジ穴に螺合させてもよい。
図9〜図12に示すように、足部材60は、ハウジング62及びハウジング6
2から前方に延びる支持部材64を有している。ハウジング62は一対の側壁6
6を有している。ハウジング62は、開いた頂部63及び開いた底部65を有し
ている。開いた底部65は、第1の開口部67及び第2の開口部69を含む。ハ
ウジング62はまた、ハウジングの側壁66の底部を互いに連結するベースプレ
ート61を有している。ベースプレート61は、第1の開口部67と第2の開口
部69を互いに分離することによりこれらを構成している。支持部材64は、頂
部47及び頂部47から下方に延びる複数の互いに間隔を置いた垂直リブ45を
有している。4つの互いに間隔を置いた取付けボス43が図10及び図12に示
すようにリブ45相互間に形成された空間内で頂部47から下方に垂下している
。
下方に延びる支持部材64は、爪先部70で終わっている。爪先部70は好ま
しくは、図2に示すように支持面90上で平らな状態のままであって調節がきか
ないグライドパッド71を有する。好ましくは、グライドパッド71はプラスチ
ック製である。爪先部70は水平調節には不要であって、支持面90上で平らな
ままになっているので、傾斜の恐れは少なく、しかも利用者の足を邪魔する恐れ
が少ない。したがって、図2及び図2Aに示すように、支持部材64及び爪先部
70は、扁平であり又は横断面でみて薄形である。図10に示すように、前方に
延びる支持部材64のリブは、外方へテーパしていて、薄い平らな爪先部70で
終わっている。爪先部の厚さは好ましくは約0.50インチ(約1.27cm)であ
る。また、足部材60は好ましくはアルミニウム鋳造品である。
足部材60は、U字形支持ブラケット150を更に有し、このU字形支持ブラ
ケットは、図4に示すように2つの支持脚152及びベース部分154を有して
いる。各支持脚152には、穴153が設けられており、したがって穴153は
全体として水平軸線の回りに整列するようになっている。足首部材を取り付ける
には、支持シャフト68を穴153,38内に配置することにより支持ブラケッ
ト150を水平回転軸線の回りに足首部材20の後方支持ラグ36に回動自在に
取り付ける。支持シャフト68は、水平回転軸線56を定めている。
次に、足首部材20及び支持ブラケット150をハウジング62の開いた頂部
63に差し込み、ハウジング62内に配置する。U字形ブラケット150のベー
ス部分154を複数本のボルト197でベースプレート63にボルト留めする。
図2、図4及び図5に示すように、足部材60は、複数の締結具123で取付
けボス43に固定されたプレート部材72を更に有している。プレート部材72
にはスロット74が設けられていて、スロット74は、足首部材20を水平回転
軸線56のところで足部材60に回動自在に取り付けた時、第1の取付け穴42
と全体として整列するようになっている。
図2及び図5に示すように、調整機構100が、前方支持ラグ30をハウジン
グ62に調整自在に取り付けるために設けられている。調整機構100は、ノブ
102及びノブ102から上方に延びる調整シャフト104を有している。肩1
06が、ノブ102の上方で調整シャフト104に形成されている。調整シャフ
ト104は、プレート部材72のスロット74内に配置され、肩106がプレー
ト部材72に係合するようになっている。次に、ノブ102を調整シャフト10
4の端部に固定し、図5に示すようにプレート部材72がノブ102と肩106
との間に位置するようにする。肩106は、図4及び図5に示すようにスロット
74の幅よりも大きな直径を有している。したがって、肩106は、プレート部
材72に上向きに当接し、それにより足首部材20からの荷重をプレート部材7
2に伝える。好ましくは調整シャフト104のネジ付き上方部分は、これまた好
ましくはネジが設けられた前方部35に形成された第1の取付け穴42に操作的
に係合する。図2に示すように、調整シャフト104により、足首部材20の前
方部31に約1インチ(約2.54cm)の垂直調整が可能である。
使用方法を説明すると、利用者は、調整ノブ102を回し、それにより調整シ
ャフト104が第1の取付け穴42のところで足首部材の前方部35に操作的に
係合するようにする。調整シャフト104が回転すると、前方支持ラグ30は垂
直方向に動くようになる。支持ラグ30の垂直方向の運動により、足首部材20
は水平回転軸線56の回りに回転する。足首部材20の回転により、支持脚4及
びこれに取り付けられた作業面部材12は水平回転軸線56の回りに回転し、そ
れにより支持脚4及び作業面部材12を水平調節できる。
ノブ102の回転は小刻みであるのがよく、それにより支持されている物体の
位置の小刻みな角度変化が得られる。かくして、調整機構100を用いると、足
首部材20及び支持脚4を足部材60に対して無制限の数の角度位置で回転させ
ることができ、回転を止めるだけで足首部材20を任意のかかる位置に固定する
ことができる。したがって、水平調節装置2を平坦ではない支持面90上に配置
しても、調節具100を用いて作業面部材12が水平になるまでこれを回転させ
て調節できる。この操作は、たとえ作業面部材に物が載っていても行うことがで
きる。さらに、各支持脚4はこのユニークな調節機能を有しているので、作業面
部材12を、たとえ床90が両側の支持部材の下で反対方向に傾斜していても水
平状態になるよう調節できる。
水平調節可能な量を定めるのは、前方支持ラグ30と後方支持ラグ36との間
の距離及び調整シャフト104の長さであることは理解されるべきである。たと
えば、もし後方支持ラグ36と前方支持ラグ30との間の距離を増大させると、
前方支持ラグ30の垂直方向調節能力を増大させなければならない。その目的は
、足部材60に対する足首部材20の同一の回転量を得るためである。逆に、2
つのラグ30,36間の距離を短くすると、同一の角度調節を得るためには前方
支持ラグ30の垂直高さ調節量を少なくする必要がある。
また、2つの支持ラグ30,36は、オフセンター荷重、たとえば図1に示す
片持ちデスク又はテーブルにより生じるモーメント又は曲げ荷重を支持すること
は理解されるべきである。かくして、2つの支持ラグ30,36を互いに密接し
て配置すると、支持脚4によって加えられる曲げ荷重に対する反作用力としての
引張り及び圧縮荷重は非常に大きくなる。逆に、支持ラグ相互間の距離が増せば
増すほど、生じる曲げ反作用力はそれだけ小さくなる。また、支持ラグは、支持
されている物体の重量に対応する垂直荷重を支持する必要がある。
本質的に、2つのラグ30,36相互間の距離(L)は、所望の回転及び荷重
支持能力の両方の関数である。図7に示すように、ラグ相互間の距離(L)は約
7インチ(約17.78cm)である。この距離は、約1インチ(約2.54cm)の
ネ
ジ付き調整シャフト104と連携して、調節自在な踵部材に用いると約2インチ
(約5.08cm)の水平調節能力が得られる。
図2に示すような水平調節装置は、片持ちデスク又は支持脚4から間隔を置い
た重心を有する他の物体の水平調節を行うのに最適である。足部材60が細長い
形状になっているので、支持されている物体の重量によって生じるモーメントを
長い距離で支持することができ、それにより足部材60と支持面90との間で伝
わる荷重が小さくなる。さらに、足首部材20と足部材60を2か所で取り付け
ているので、モーメントを、曲げによってではなく、偶力をなす引張り荷重と圧
縮荷重により支持脚4から足部材60に効果的に伝えることができる。
後方支持ラグと前方支持ラグを逆にしてもよく、即ち、水平調節装置の水平調
節能力を変化させないで、回動取付け位置が調節自在な垂直方向取付け位置の前
方に位置してもよいことは理解されるべきである。
本発明のもう1つの特徴は、図3に示す踵部材110である。好ましくは、踵
部材110は、足首部材20の後方部80に回転自在に取り付けられていて、こ
れから下方に延びている。踵部材の底部112は、支持面90に係合するように
なっている。好ましくは、プラスチック製グライド部材113が、底部112上
に設けられている。好ましい実施形態では、踵部材110は、足首部材20の後
方部80に調節自在に取り付けられていて、後方部80を支持面90に対して垂
直方向に調節できるようになっている。この実施形態では、踵部材110はグラ
イドハウジング116を有している。
グライドハウジング116は、外側シェル118及び内側スリーブ部材120
を有している。内側スリーブ部材120は、外側シェル118内に押し込められ
ている。内側スリーブ部材120は好ましくは金属であり、ボス52内に固定さ
れたスタッド114に螺合するようになったネジ穴54を有している。変形例と
して、スタッドをグライドハウジングに固定的に取り付けてボス52に設けられ
たネジ穴に螺合するようにしてもよい。外側シェル118の外面には複数のリブ
124が設けられており、これらリブにより利用者はハウジング116をしっか
りと掴んで回転させることができる。
使用方法を説明すると、スタッド114は、内側スリーブ部材120に設けら
れたネジ穴54に螺合する。スタッド114が操作的にネジ穴54に螺合すると
、グライドハウジング116はハウジングの第2の開口部69を貫通し、足首部
材のハウジング82に形成された空所86内に受け入れられる。グライドハウジ
ング116を回転させると、足首部材20の後方部80は、垂直方向上下に移動
するようになる。かくして、水平調節装置2は全体として高さ調節自在になって
いる。グライドハウジング116の回転は小刻みであるのがよく、それにより足
首部材20を床に対して垂直方向に小刻みに調節できる。
さらに、各水平調節装置2は踵部材110を有しているので、左右の水平調節
能力を備えた2脚付き物品が得られる。踵部材110と調整機構100を組み合
わせて用いると、作業面部材の水平及び高さの両方を調節することができる。
図13に示す別の実施形態では、踵部材160は、図13に示すように足部材
の後方部から下方に延びている。かかる実施形態では、踵部材は後方部と一体に
形成されている。踵部材160は、グライドパッド162を有している。
図14に示すさらに別の実施形態では、踵部材164は、足首部材の後方部と
一体に形成されている。かかる実施形態では、踵部材は足部材の下に延びて床に
当たるが、高さ調節自在ではない。上述の実施形態と同様に、踵部材164はグ
ライドパッド166を有している。
本発明を好ましい実施形態を参照して説明したが、当業者であれば、本発明の
精神及び範囲から逸脱することなく細部の設計変更例を想到できよう。したがっ
て、上述の詳細な説明は例示であって限定的なものと解されるべきではなく、本
発明の範囲を定めるのは特許請求の範囲及びその均等範囲である。
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE,
DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,IT,L
U,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ,CF
,CG,CI,CM,GA,GN,ML,MR,NE,
SN,TD,TG),AP(KE,LS,MW,SD,S
Z,UG),UA(AM,AZ,BY,KG,KZ,MD
,RU,TJ,TM),AL,AM,AT,AU,AZ
,BA,BB,BG,BR,BY,CA,CH,CN,
CU,CZ,DE,DK,EE,ES,FI,GB,G
E,HU,IL,IS,JP,KE,KG,KP,KR
,KZ,LC,LK,LR,LS,LT,LU,LV,
MD,MG,MK,MN,MW,MX,NO,NZ,P
L,PT,RO,RU,SD,SE,SG,SI,SK
,TJ,TM,TR,TT,UA,UG,US,UZ,
VN
(72)発明者 ピァソンズ エロール
アメリカ合衆国 ミシガン州 49417 グ
ランドヘヴン クローヴァーヌック
15234 アパートメント ディー
(72)発明者 ベック ロバート
アメリカ合衆国 ミシガン州 49464 ジ
ーランド ポート シェルドン 8279
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1.床上の支持脚を水平調節する装置であって、支持脚の底部から延びる足首部 材と、床に係合する表面を備えた前方部及び水平回転軸線の回りに回動自在に足 首部材に取り付けられた後方部を含む足部材と、足部材の後方部と足首部材のう ち一方から下方に延びていて、床に係合する表面を備える踵部材と、足首部材と 足部材のなす角度を調整する調整機構とから成り、該調整機構は、水平回転軸線 から間隔を置いた位置で足首部材と足部材を相互に連結していることを特徴とす る装置。 2.踵部材は、足首部材の後方部から下方に延び、踵部材は、足首部材の高さを 調節し、それにより支持脚の高さを調節するよう足首部材内で固定的に伸縮でき ることを特徴とする請求項1記載の装置。 3.足首部材の後方部と踵部材を相互に連結するネジ付きスタッドを更に有し、 踵部材の回転により足首部材が床に対して垂直方向に移動するようになっている ことを特徴とする請求項2記載の装置。 4.踵部材は、ネジ付きスタッドに螺合する穴を備えたグライドハウジングを更 に有し、グライドハウジングは、利用者がグライドハウジングを把持してこれを 回転させることができるようにする複数の垂直リブを有することを特徴とする請 求項3記載の装置。 5.足部材の後方部は、ハウジング及び該ハウジング内に設けられた支持ブラケ ットを有し、足首部材は、後方支持ラグを有し、足首部材は、ハウジング内に設 けられ、支持シャフトが、支持ラグを水平回転軸線の回りに回動自在に支持ブラ ケットに取り付けていることを特徴とする請求項1記載の装置。 6.調整機構は、ノブ及びノブから上方に延びる調整シャフトを有し,調整シャ フトは、足部材に回転自在に固定されると共に足首部材の前方部に操作的に係合 し、調整シャフトの回転により足首部材が足部材に対して水平回転軸線の回りに 回転するようになっていることを特徴とする請求項1記載の装置。 7.足部材は、その前方部の底部に設けられていて、開口部を備えたプレート部 材を更に有し、調整シャフトは、前記開口部内に位置した状態でプレート部材 に回転自在に固定されていることを特徴とする請求項6記載の装置。 8.足首部材の前方部は、前方に延びる支持ラグを有し、支持ラグは垂直方向に 向いたネジ穴を有し,調整シャフトは前記ネジ穴に螺合することを特徴とする請 求項7記載の装置。 9.足部材の前方部は、頂部及び該頂部から下方に延びる複数のリブを有するこ とを特徴とする請求項1記載の装置。 10.頂部及びリブは、爪先部を形成するよう外方へテーパしていることを特徴と する請求項9記載の装置。 11.爪先部は、床に係合する表面を備えたグライドパッドを有することを特徴と する請求項10記載の装置。 12.床上で水平調節できるデスクであって、前方支持ラグ及び前方支持ラグから 間隔を置いて設けられた後方支持ラグを有する足首部材と、ハウジング及びハウ ジングから前方に延びていて、床に係合する爪先部を備えた支持部材を有する足 部材と、ハウジングの後方部と足首部材の後方部のうち一方から下方に延びる踵 部材と、足首部材を足部材に対して種々の角度に回転させることができると共に 固定できるように足首部材の前方支持ラグと支持部材を相互に連結する調整機構 と、足首部材から上方に延びる支持脚とから成ることを特徴とするデスク。 13.支持脚の頂部に取り付けられた作業面部材を更に有することを特徴とする請 求項12記載のデスク。 14.支持面上の支持脚を水平調節する装置であって、後方部及び前方部を備えた 足首部材と、ハウジング及びハウジングから前方に延びる支持部材を有する足部 材と、支持面に対する足首部材の後方部の調節を可能にするよう足首部材の後方 部から下方に延びる踵部材とから成り、足首部材は、ハウジング内に設けられる と共に水平回転軸線の回りに回動自在にハウジングに取り付けられ、足首部材の 前方部は、足首部材を足部材に対して種々の角度に回転できると共に固定できる よう水平回転軸線の前方で支持部材に調節自在に取り付けられていることを特徴 とする装置。 15.ノブと、ノブから上方に延びる調整シャフトとから成る調整機構を更に有し 、 調整シャフトは支持部材に回転自在に固定され、また、調整シャフトは、足首部 材の前方部に操作的に係合し、調整シャフトの回転により、足首部材の前方部は 支持面に対して垂直方向に移動し、足首部材は足部材に対して水平回転軸線の回 りに回転するようになっていることを特徴とする請求項14記載の装置。 16.支持面上の支持脚を水平調節する装置であって、垂直方向に向いているネジ 穴を備えた前方支持ラグ及び水平方向に向いている開口部を備えていて、前方支 持ラグから間隔を置いて設けられた後方支持ラグを有する足首部材と、ハウジン グ、ハウジングから前方に延びる支持部材、ハウジングに取り付けられていて、 水平回転軸線を定める一対の開口部を備えた支持ブラケット、及び開口部を有し ていて、支持部材の底部に設けられたプレート部材を有する足部材と、ノブ及び ノブから上方に延びるネジ付きシャフトを有する調整機構とから成り、足首部材 は、ハウジング内に設けられ、支持シャフトが、支持ラグを水平回転軸線の回り に回動自在に支持ブラケットに取り付けており、ネジ付きシャフトは、前記開口 部内に位置した状態でプレート部材に回転自在に固定され、また、ネジ付きシャ フトは、前方支持ラグのネジ穴に操作的に螺合し、ノブ及びネジ付きシャフトの 回転により、前方支持ラグは支持面に対して垂直方向に移動し、足首部材は足部 材に対して水平回転軸線の回りに回転するようになっていることを特徴とする装 置。 17.足首部材の後方部から下方に延びる踵部材を更に有し、踵部材は、足首部材 の高さを調節し、それにより支持脚の高さを調節するよう足首部材内で固定的に 伸縮できることを特徴とする請求項16記載の装置。 18.ネジ付きスタッドを更に有し、足首部材の後方部は、空所を備えたハウジン グ及びハウジングの頂部から空所内へ下方に延びるボスを有し、ネジ付きスタッ ドは、ボス内に設けられ、踵部材は、ネジ付きスタッドを受け入れるネジ穴を有 し、踵部材はネジ穴のところでネジ付きスタッドに螺合していることを特徴とす る請求項17記載の装置。 19.足部材の支持部材は、頂部及び頂部から下方に延びる複数のリブを有するこ とを特徴とする請求項16記載の装置。 20.頂部及びリブは、爪先部を形成するよう外方へテーパし、爪先部は、支持面 に係合するグライドパッドを有することを特徴とする請求項19記載の装置。
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