JP2000500816A - 高密度洗剤を製造するためのプロセス - Google Patents
高密度洗剤を製造するためのプロセスInfo
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Abstract
(57)【要約】
高密度洗剤組成物を製造するためのプロセスを提供する。このプロセスは連続プロセスであり、このプロセス中、回転シャフトが中央に配置されたミキサー/高密度化装置に界面活性剤ペースト及び乾燥出発洗剤材料を供給することによって高密度洗剤凝集物を製造する。回転シャフトは、同調ダンパーを使用することによって、作用する振動が最小にしてある。本プロセスは、低用量の、即ち「コンパクト」な洗剤組成物として商業的に販売できる自由流動性高密度洗剤組成物を製造する。
Description
【発明の詳細な説明】
高密度洗剤を製造するためのプロセス
発明の分野
本発明は、全体として、高密度洗剤組成物を製造するためのプロセスに関する
。更に詳細には、本発明は、振動が小さい回転シャフトが中央に位置決めされた
ミキサー/高密度化装置に界面活性剤ペースト及び乾燥出発洗剤材料を供給する
ことによって高密度洗剤凝集物を製造する連続プロセスに関する。このプロセス
は、低用量の、即ち「コンパクト」な洗剤組成物として商業的に販売できる自由
流動性高密度洗剤組成物を製造する。
発明の背景
現在、洗剤産業では、「コンパクト」であり、及び従って用量容積が小さい洗
濯用洗剤が大きな注目を集めている。これらのいわゆる低用量洗剤を容易に製造
するため、高嵩密度洗剤、例えば600g/l又はそれ以上の密度を持つ洗剤を
製造する多くの試みがなされてきた。現在、低用量洗剤に対する要求が高い。こ
れは、低用量洗剤が資源を保護し、小さなパッケージで販売できるためであり、
これは、消費者にとって更に便利である。
一般的には、洗剤粒状物又は粉体の調製を行うには、二つの主要な種類のプロ
セスがある。第1の種類のプロセスは、適当な洗剤スラリーをスプレー乾燥タワ
ーでスプレー乾燥し、高多孔度の洗剤粒状物を製造することを必要とする。第2
の種類のプロセスでは、様々な洗剤組成物を乾燥混合した後、これらの組成物を
非イオン界面活性剤又は陰イオン界面活性剤等のバインダとともに凝集する。両
プロセスにおいて、結果的に得られた洗剤粒状物の密度を左右する最も重要な要
因は、様々な出発材料の密度、多孔度、及び表面積、及びこれらの夫々の化学的
配合である。しかしながら、これらのパラメータは、所定の範囲内でだけ変化さ
せることができる。かくして、嵩密度の大幅な増大は、洗剤粒状物を高密度化す
る追加の加工工程によってのみ行うことができる。
当該技術において、洗剤粒状物又は粉体の密度を高めるプロセスを提供するた
めの多くの試みがなされてきた。スプレー乾燥粒状物の密度をポストタワー処理
によって高めるため、特別の注意が払われた。例えば、一つの試みは、トリポリ
燐酸ナトリウム及び硫酸ナトリウムを含むスプレー乾燥した又は粒状化した洗剤
粉体をマルメリツァー(マルメリツァー(Marumerizer)は登録商標である)で
高密度化し且つ球体化するバッチプロセスを含む。この装置は、実質的に垂直な
滑らかな壁を持つシリンダ内のベースに位置決めされた実質的に水平であり且つ
粗い回転自在のテーブルを含む。しかしながら、このプロセスは本質的にバッチ
プロセスであり、及び従って、洗剤粉体の大規模製造に適していない。更に最近
になって、「ポスト−タワー(post-tower)」即ちスプレー乾燥洗剤粒状物の密
度を高めるための連続的なプロセスを提供するための他の試みがなされた。代表
的には、このようなプロセスは、粒状物を微粉状にする、即ち粉砕する第1装置
及び微粉状にした粒状物の密度を凝集によって高める第2装置を必要とする。こ
れらのプロセスは、「ポスト−タワー」即ちスプレー乾燥粒状物を処理すること
によって、即ち高密度化することによって、密度を所望の通りに高める。
上述のプロセスは全て、主としてスプレー乾燥粒状物の高密度化又はその他の
処理に関する。現在、洗剤粒状物の製造においてスプレー乾燥プロセスが加えら
れる材料の相対的な量及び種類が限定されている。例えば、結果的に得られた洗
剤組成物中の界面活性剤のレベルを高めること(これは、低用量洗剤の製造を容
易にする特徴である)は困難であった。かくして、従来のスプレー乾燥技術によ
る制限なしに、洗剤組成物を製造するプロセスを提供するのが望ましい。この目
的のため、当該技術分野は、洗剤組成物の凝集についての多くの開示がなされて
いる。例えば、ゼオライト及び/又は層状珪酸塩をミキサー内で混合して自由流
動凝集物を形成することによって洗剤ビルダーを凝集する試みがなされてきた。
しかしながら、全ての上述のプロセスにおいて、連続した大規模製造には、特
に、製造機器に及ぼされる作用を最小にして適切な品質の製品を一貫して得るこ
とに関して困難がある。例えば、特定のミキサー/高密度化装置は研究室規模で
は、或いはパイロットプラント規模では極めて良好に作動するが、大規模な商業
的連続製造設備ではその性能に必ずしも再現性がない。
一つの問題点は、商業的規模のミキサー/高密度化装置の回転シャフトで過度
の振動が発生し、これにより、製造された洗剤組成物並びにミキサー/高密度化
装置及び他の近くに配置された製造機器に悪影響が及ぼされるということである
。更に、この問題点は、製造建屋の構造を損傷し、その修繕にかなりの費用が必
要となる。かくして、低用量高密度組成物の製造に使用される商業的規模のミキ
サー/高密度化装置を、大きな機械振動なしに及びこの振動による損傷を伴わず
に連続的に作動させることができるようにする手段が必要とされている。
従って、当該技術分野では、機械振動が最小のミキサー/高密度化装置で高密
度洗剤組成物を連続的に製造するためのプロセスが必要とされている。更に、低
用量洗剤即ちコンパクト洗剤の大規模製造を容易に行うための更に効率的で経済
的なプロセスが必要とされている。
背景技術
以下の文献は、スプレー乾燥粒状物の高密度化に関する。アッペル等に付与さ
れた米国特許第5,133,924号(レバー)、ボルトレッティ等に付与され
た米国特許第5,160,657号(レバー)、ジョンソン等に付与された英国
特許第1,517,713号(ユニレバー)、及びカルティスに付与された欧州
特許出願第451,894号。以下の文献は、凝集による洗剤の製造に関する。
カペシ等に付与された米国特許第5,36,652号、カペシ等に付与された米
国特許第5,486,303号、カペシ等に付与された米国特許第5,489,
392号、カペシ等に付与された米国特許第5,516,448号、ビアーズ等
に付与された米国特許第5,108,646号(プロクターアンドギャンブル社
)、ホリングワース等に付与された欧州特許出願第351,937号(レバー)
、及びスワルトリング等に付与された米国特許第5,205,958号。
発明の概要
本発明は、振動が最小の回転シャフトが中央に配置されたミキサー/高密度化
装置内に界面活性剤ペースト及び乾燥出発洗剤材料を供給することによって高密
度洗剤凝集物を製造するプロセスによって高密度洗剤組成物を連続的に製造する
プロセスを提供することによって、当該技術分野における上述の必要を満たす。
このプロセスでは、ミキサー/高密度化装置の中央回転シャフトに同調ダンパー
(tuned damper)が取り付けてあり、これにより、機械振動及び振動と関連した
通常の修繕費が最少の、高密度洗剤組成物を製造するプロセスを提供する。この
プロセスは、低用量洗剤組成物として、即ち「コンパクト」な洗剤組成物として
商業的に販売できる自由流動性高密度洗剤組成物を製造する。
本明細書中で使用されているように、「凝集物」という用語は、形成される凝
集物よりも平均粒径が小さい出発洗剤成分を凝集させることによって形成された
粒子に関する。本明細書中で使用した全ての%及び比は、特記されていない限り
、重量%(無水ベース)として表現されている。全ての文献は、それらの文献に
触れたことにより、開示されている内容は本明細書中に組入れたものとする。本
明細書中で言及した全ての粘性は、70℃(±5℃)で、及び約10/sec乃至1
00/secの剪断速度で計測した値である。
本発明の一つの特徴によれば、サラサラとした自由流動性の高密度洗剤組成物
が提供される。このプロセスは、(a)洗剤界面活性剤ペースト及び乾燥出発洗
剤材料を高速ミキサー/高密度化装置内で連続的に混合し、洗剤凝集物を得る工
程と、(b)洗剤凝集物の密度及び凝集の程度を更に高めるため、洗剤凝集物を
中速ミキサー/高密度化装置内で混合する工程であって、該中速ミキサー/高密
度化装置は、回転シャフトを中央に備えており、この回転シャフトには、シャフ
トの中間スパン長での約10Hz乃至約20Hzの範囲の振動数でシャフトのピーク
振動が約−1.0G乃至約1.0Gであるように同調ダンパー装置が取り付けら
れている、混合工程と、(c)洗剤凝集物を乾燥し、製品洗剤組成物を形成する
工程とを有する。
本発明の別の特徴によれば、高密度洗剤組成物を製造するための別の連続プロ
セスが提供される。このプロセスは、(a)スプレー乾燥洗剤粒状物を中速ミキ
サー/高密度化装置に連続的に投入して混合する工程であって、該中速ミキサー
/高密度化装置は、回転シャフトを中央に備えており、この回転シャフトには、
シャフトの中間スパン長での約10Hz乃至約20Hzの範囲の振動数でシャフトの
ピーク振動が約−1.0G乃至約1.0Gであるように同調ダンパー装置が取り
付けられている、混合工程と、(b)洗剤凝集物を乾燥し、洗剤組成物を形成す
る工程とを有する。更に、本明細書中に説明したプロセスのいずれかによって製
造した洗剤組成物もまた本発明によって提供される。
従って、本発明の目的は、機械振動が最少のミキサー/高密度化装置を必要と
する、高密度洗剤組成物を連続的に製造するためのプロセスを提供することであ
る。本発明の別の目的は、低用量洗剤即ちコンパクト洗剤の大量生産を容易にす
る更に効率的であり且つ経済的なプロセスを提供することである。本発明のこれ
らの及び他の目的、特徴、及び付随した利点は、好ましい実施形態の以下の詳細
な説明及び添付の請求の範囲を図面を参照して読むことによって、当業者に明ら
かになるであろう。
図面の簡単な説明
第1図は、二つのミキサー/高密度化装置、流動床乾燥器、流動床冷却器、及
び選別速度が本発明の好ましい実施形態に従って直列に位置決めされた好ましい
プロセスを示すフローチャートであり、
第2図は、中央回転シャフトに取り付けられた同調ダンパーを示す、本プロセ
スで使用されるミキサー/高密度化装置の部分切断斜視図であり、
第3図は、同調ダンパーが取り付けられた中央回転シャフトの側断面図であり
、
第4図は、連結バー及びクランプによってシャフトの周りに取り付けられた四
つの減衰装置を含む同調ダンパーを示す中速ミキサー/高密度化装置の回転シャ
フトの端面図である。
好ましい実施形態の詳細な説明
プロセス
本プロセスは、出発洗剤成分から直接製造された凝集物を含む低用量高密度洗
剤組成物、並びに「ポスト−タワー」高密度化が加えられた従来のスプレー乾燥
粒状物を含む組成物の製造で使用できる。「スプレー乾燥粒状物」という用語は
、界面活性剤、ビルダー、及び他の標準的な洗剤添加物を含む洗剤成分の水性ス
ラリーを乾燥することによって製造した多孔質粒状物を意味する。代表的には、
乾燥は、高温空気流の向流が流れているタワーに水性スラリーをスプレーするこ
とによって完了する。「ポスト−タワー」高密度化という用語は、従来のスプレ
ー乾燥タワー又は同様の装置に通した後、以下に説明するミキサー/高密度化装
置を通して処理した洗剤粒状物を意味する。
次に、第1図を参照すると、この図は、本プロセス及びその様々な実施形態を
示すフローチャートである。プロセスの第1工程では、本発明は、界面活性剤ペ
ースト流12及び乾燥出発洗剤材料流14を含む幾つかの出発洗剤成分流を高速
ミキサー/高密度化装置10に連続的に入れて混合することを必要とする。界面
活性剤ペースト12は、水性ペースト形態の洗剤界面活性剤が約25%乃至約6
5%を占め、好ましくは、約35%乃至約55%を占め、最も好ましくは、約3
8%乃至約44%を占める。好ましくは、乾燥出発洗剤材料14は、アルミノ珪
酸塩又はゼオライトビルダーが約20%乃至約50%を占め、好ましくは、約2
5%乃至約45%を占め、最も好ましくは、約30%乃至約40%を占め、炭酸
ナトリウムが約10%乃至約40%を占め、好ましくは、約15%乃至約30%
を占め、最も好ましくは、約15%乃至約25%を占める。界面活性剤ペースト
12及び乾燥出発洗剤材料14は、自由流動性のサラサラとした高密度洗剤組成
物が製造されるように、本明細書中に説明した範囲の比で連続的に混合される。
好ましくは、界面活性剤ペースト12の乾燥出発洗剤材料14に対する比は、約
1:10乃至約10:1であり、更に好ましくは、約1:4乃至約4:1であり
、最も好ましくは、約2:1乃至約2:3である。
本発明の範囲から逸脱することなく、追加の出発洗剤成分(このうちの幾つか
を以下に説明する)を高速ミキサー/高密度化装置10に混入できるということ
は理解されるべきである。第1処理工程は、好ましくは、ロディジCBミキサー
又は同じ商標のミキサーである高速ミキサー/高密度化装置10内で、本明細書
中に説明したプロセスパラメータの下で、連続的に完了できる。これらの種類の
ミキサーは、本質的には、プラウ形状の幾つかのブレードを備えた回転シャフト
が中央に取り付けられた水平な中空静止シリンダからなる。好ましくは、シャフ
トは、約100rpm 乃至約250rpm の速度で、更に好ましくは、約300rpm
乃至約1600rpm の速度で回転する。好ましくは、高速ミキサー/高密度化装
置10内での洗剤成分の平均滞留時間は、好ましくは、約2秒乃至約45秒であ
り、最も好ましくは、約5秒乃至約15秒である。
次いで、高速ミキサー/高密度化装置10内で形成された結果的に得られた洗
剤凝集物を低速又は中速のミキサー/高密度化装置16内に供給し、この装置内
でのプロセス中、凝集物が更に大きくなる。別の態様では、スプレー乾燥粒状物
(図示せず)の一つの流れを中速ミキサー/高密度化装置に直接投入する。この
態様では、高速ミキサー/高密度化装置10は、本発明のこの特定の実施形態に
ついて、厳密にはオプションである。このプロセスで使用される中速ミキサー/
高密度化装置16は、液体分配器及び凝集器を含み、そのため、両技術を同時に
実施できる。中速ミキサー/高密度化装置16は、例えばロディジKM(プラウ
シェア(Ploughshare))ミキサー、ドレイス(ドレイス(Drais)は登録商標で
ある)K−T160ミキサー、又は同じ商標のミキサーであるのが好ましい。中
速ミキサー/高密度化装置16内での滞留時間は、好ましくは、約0.5分乃至
約15分であり、最も好ましくは、約1分乃至約10分である。
次に第2図を参照すると、この図には、中速ミキサー/高密度化装置16の部
分切断斜視図が示してある。第2図からわかるように、中央に配置されたシャフ
ト18は、中速ミキサー/高密度化装置16(例えばロディジKM(プラウシェ
ア)ミキサー)の内側で回転する。本発明によれば、少なくとも一つの同調ダン
パー20が回転シャフト18に取り付けられている。更に、中速ミキサー/高密
度化装置16は、ミキサー/高密度化装置16の内側壁に取り付けられたカッタ
ー22によって液体分配を行う。これらのカッターは、回転シャフト18よりも
全体に小型である。カッターは、代表的には、少なくとも約3600rpm で作動
する。中速ミキサー/高密度化装置16は、プロセス中の混合/高密度化作業を
補助するため中央回転シャフト18に取り付けられたプラウ24、及び高速ミキ
サー/高密度化装置10から洗剤材料を受け入れることができる一対の入口ポー
ト21及び23を更に有する。
上文中に述べたように、回転シャフト18には、プロセスに悪影響をもたらす
比較的強い機械振動が加わり易い。これに関し、回転シャフト18の長さに沿っ
た様々な箇所に一つ又はそれ以上の同調ダンパー20を取り付けると、このよう
な望ましからぬ機械振動が最小になるか或いはなくなるということがわかってい
る。次に第3図及び第4図をまとめて参照する。第3図は、同調ダンパー20の
部分側断面図であり、第4図は、同調ダンパー20が取り付けられたシャフト1
8の端面図である。同調ダンパー20は、シャフト18の機械振動を最小にする
ため、円筒形形状の四つの減衰装置26を含むということが第3図及び第4図か
らわかる。同調ダンパー20は、これらのいわゆる円筒形形状の減衰装置26を
少なくとも二つ、好ましくは四つ含む。これらの減衰装置26は、シャフト18
の90°毎に取り付けられており、連結バー23を介して連結されている。減衰
装置26は、割りリングアッセンブリ等の任意の既知の便利な機械的装置によっ
て回転シャフト18に取り付けることができる。減衰装置26は、次いで、第2
図、第3図、及び第4図に示すように、カバーケーシング21によって包囲され
る。同調ダンパー20の減衰装置の外ケーシング21は、好ましくは、露呈され
る環境に耐えることができる材料でつくられている。本プロセスでは、環境は洗
剤成分であり、これにより外ケーシング21をプラスチックから製造できる。
減衰装置26は、一対の調整ロッド28及び30を含み、これらのロッドは、
一対の可撓性部材即ちスポンジ状部材32及び34と隣接して取り付けられてい
る。可撓性部材32及び34は、ニトリル、天然ゴム、又は合成ブチルゴム(例
えばイレーヌ(Ilene)産業社から入手できる)を含むエラストマー材料等の任
意の可撓性材料で形成されているのがよく、又は、供給者(例えばスウェーデン
国のフォルシェダ(Forsheda)AB)によって最終形状に型成形できる。可撓性
部材32及び34は、シャフト18の連続回転速度により生じる機械振動を減衰
する主要構成要素である重り35と接触する。
好ましくは、同調ダンパー20の調節は、シャフト18のピーク振動が選択さ
れた範囲内にあるように減衰装置26を操作し且つ位置決めすることによって行
われる。詳細には、同調ダンパー20の調節は、可撓性部材32及び34の大き
さを、同調ダンパー20の所望の固有振動数が得られるように定めることによっ
て行われる。好ましくは、同調ダンパー20は、その固有振動数がシャフト18
の固有振動数の約95%であるように調節される。一つ以上の同調ダンパー20
を使用する場合には、シャフト18に取り付けられた各同調ダンパー20の固有
振動数を10Hz乃至20Hzの範囲の幾つかの振動数で分配できるか或いは全てを
同じ振動数に同調できる。
同調ダンパー20が適切に同調されている場合には、シャフト18についての
好ましいピーク振動範囲は、約10Hz乃至約20Hzの振動数範囲において、シャ
フト18の中間スパン長で計測して約−1.0G乃至約1.0Gであり、更に好
ましくは、約−0.5G乃至約0.5Gであり、最も好ましくは、約−0.25
G乃至約0.25Gである。このようなピーク振動範囲は、代表的には商業的規
模の製造設備に作用する±3.5G程度のピーク振動を大幅に改善する。好まし
くは、90秒の間隔でピーク振動を計測する。当業者には理解されることであろ
うが、このようなピーク振動の計測は、従来の加速度計(ニューヨーク州バッフ
ァローのICP社から入手できるPCB308B)を使用することによって容易
に行うことができる。
例えば、プロセスの連続作動中、電源に取り付けられた加速度計(例えば、I
CP社から入手できるPCB480E090、及びソニー社のTCD−D3 D
ATレコーダー等のバッテリー作動式デジタルテープレコーダー)を使用するこ
とによってシャフト18の振動を記録する。レコーダー及び電源を防水防振包囲
体(例えばカルロン社のCJ1085包囲体)に取り付ける。センサは、歯科用
セメント又は他の剛性接着剤によってシャフト18に取り付けられ、シャフトの
半径方向振動が計測されるように位置決めされる。振動は、少なくとも2時間、
好ましくは4時間に亘って記録される。作動の完了時にテープレコーダーを包囲
体から取り出し、再生する。デジタルプロット装置又はアナログプロット装置(
例えばヒューレットパッカード社の3560A分析器又は35670A分析器)
のいずれかでデータを90秒の間隔でプロットする。振動のピーク値及び rms値
をエクセルやマトラブ等のPCベースソフトウェアプログラムから決定できる。
理論によって括ろうとするものではないが、中速ミキサー/高密度化装置16
と関連した負のピーク振動は、いわゆる「洗剤壁」がミキサー/高密度化装置1
6の内面に存在する場合に特に悪化する。プロセス中、少なくとも約1mmの随意
の洗剤コーティング即ち壁が中速ミキサー/高密度化装置16の内壁面の一部を
覆う場合がある。最小厚さが1mmのこのコーティングによって覆われた内壁の部
分は、かなり大きい(内壁の最大100%が覆われる)か或いは50%だけが覆
われる。この洗剤コーティングの存在により、中速ミキサー/高密度化装置16
のシャフト18の回転中にプラウ24が接触する表面の輪郭が凸凹になる。この
凸凹の表面のため、シャフト18に加わる力が不規則になり、これによって、機
械振動が全体として大きくなる。しかしながら、同調ダンパー20は、更に、こ
の追加の機械振動をなくすか或いは最小にする。
第1図乃至第4図を集合的に参照すると、中速ミキサー/高密度化装置16か
ら出る、結果的に得られた洗剤凝集物、又は別の態様のスプレー乾燥粒状物の好
ましい密度は、少なくとも650g/l であり、更に好ましくは、約700g/l 乃
至約800g/l である。結果的に得られた、組成物の洗剤凝集物の粒子の多孔度
は、好ましくは、約5%乃至約20%の範囲内にあり、更に好ましくは、約10
%である。中速ミキサー/高密度化装置16から出た洗剤凝集物又はスプレー乾
燥粒状物は、この時点で、低用量コンパクト洗剤製品としていつでも包装及び販
売を行うことができるが、これらに一つ又はそれ以上の随意のプロセス工程を加
えることができる。
随意のプロセス工程
随意であるが、洗剤凝集物を流動床乾燥器36又は同様の装置で乾燥できる。
本プロセスの別の随意の工程では、流動床乾燥器36を出た洗剤凝集物を、当該
技術分野で周知の流動床冷却器38又は同様の装置で冷却することによって、更
に調整する。
別の随意のプロセス工程は、流動性を改善するため及び/又は洗剤組成物の過
剰凝集を抑えるため、以下に列挙する本プロセスの一つ又はそれ以上の位置でコ
ーティング剤を加える工程を含む。(1)コーティング剤を、コーティング剤の
流れ40によって示されているように、流動床冷却器38の後で直接的に加える
ことができ(好ましくは)、(2)コーティング剤を、コーティング剤の流れ4
2によって示されているように、流動床乾燥器36と流動床冷却器38との間で
加えることができ、(3)コーティング剤を、流れ44によって示されているよ
うに、流動床乾燥器36と中速ミキサー/高密度化装置16との間で加えること
ができ、及び/又は(4)コーティング剤を、流れ46によって示されているよ
うに、中速ミキサー/高密度化装置16及び流動床乾燥器36に直接的に加える
ことができる。第1図に示す流れ40、42、44、及び46のうちの任意の一
つ又はこれらの流れの組み合わせでコーティング剤を加えることができるという
ことは理解されるべきである。本プロセスでは、コーティング剤の流れ40が最
も好ましい。
コーティング剤は、好ましくは、アルミノ珪酸塩、珪酸塩、炭酸塩、及びこれ
らの混合物からなる群から選択される。コーティング剤は、使用中に洗剤を容易
に掬うことができるようにする点で消費者に望まれている、結果的に得られた洗
剤組成物の自由流動性を高めるばかりでなく、特に中速ミキサー/高密度化装置
16に直接的に加えられた場合に、過剰凝集をなくすか或いは最小にすることに
よって凝集を制御するのにも役立つ。当業者には気付かれることであろうが、過
剰凝集は、非常に望ましくない流れ特性をもたらし、最終的な洗剤製品の外観を
損なう。
随意であるが、プロセスは、追加のバインダをスプレーする工程をミキサー/
高密度化装置10及び16の一方又は両方に含むのがよい。バインダは、洗剤組
成物に「結合」剤又は「粘着」剤を加えることによって凝集を高める目的で加え
られる。バインダは、好ましくは、水、陰イオン界面活性剤、非イオン界面活性
剤、ポリエチレングリコール、ポリビニルピロリドンポリアクリレート、クエン
酸、及びこれらの混合物からなる群から選択される。本明細書中に列挙した他の
適当なバインダ材料は、ビアーズ等に付与された米国特許第5,108,646
号(プロクターアンドギャンブル社)に記載されている。同特許に触れたことに
より、その特許に開示されている内容は本明細書中に組入れたものとする。
本プロセスで考えられている他の随意の工程には、過大な洗剤凝集物又はスプ
レー乾燥粒状物をスクリーニング装置48でスクリーニング即ち選別する工程が
含まれる。スクリーニング装置48は、最終的な洗剤製品の所望の粒径について
選択された従来の篩を含むがこれに限定されない様々な形態をとることができる
。他の随意の工程には、凝集物に追加の乾燥を加えることによって選択凝集物を
調整する工程が含まれる。
本プロセスの別の随意の工程は、結果的に得られた洗剤凝集物を、他の従来の
洗剤成分をスプレーし及び/又は混合する工程を含む様々なプロセスによって仕
上げる工程を含む。第1図において、この工程に集合的に参照番号50が附して
ある。例えば、仕上げ工程は、完成した凝集物に香料、光沢剤、及び酵素をスプ
レーし、更に完全な洗剤組成物にする工程を含む。このような技術及び成分は当
該技術分野で周知である。
洗剤界面活性剤ペースト
本プロセスで使用する洗剤界面活性剤ペーストは、好ましくは、水性の粘性ペ
ーストの形態であるが、本発明では別の形態も考えられている。このいわゆる粘
性界面活性剤ペーストの粘性は、約5000cPs 乃至約100000cPs であり
、更に好ましくは、約10000cPs 乃至約80000cPs であり、水を少なく
とも約10%、更に好ましくは少なくとも約20%含む。粘性の計測は70℃で
行
われ、剪断速度は約10/sec乃至100/secである。更に、界面活性剤ペースト
は、もしもこれが使用される場合には、好ましくは、上文中に特定した量の洗剤
界面活性剤を含み、残りは水及び他の従来の洗剤成分からなる。
粘性界面活性剤ペースト中の界面活性剤自体は、好ましくは、陰イオン界面活
性剤、非イオン界面活性剤、双生イオン界面活性剤、両性界面活性剤、及び陽イ
オン界面活性剤、及びこれらの適当な混合物から選択される。本発明で有用な洗
剤界面活性剤は、1972年5月23日にノリスに付与された米国特許第3,6
64,961号、及び1975年12月30日にローリン等に付与された米国特
許第3,919,678号に記載されている。両特許に触れたことにより、これ
らの特許に開示されている内容は本明細書中に組入れたものとする。有用な陽イ
オン界面活性剤には、1980年9月16日にコックレルに付与された米国特許
第4,222,905号及び1980年12月16日にマーフィーに付与された
米国特許第4,239,659号が含まれ、これらの特許に触れたことにより、
これらの特許に開示されている内容は本明細書中に組入れたものとする。界面活
性剤のうち、陰イオン界面活性剤及び非イオン界面活性剤が好ましく、陰イオン
界面活性剤が最も好ましい。
界面活性剤ペーストで有用な好ましい陰イオン界面活性剤の非限定的例には、
従来のC11−C20アルキルスルホン酸塩(「AS」)、CH3(CH2)x(CH
OSO3 -M+)CH3及びCH3(CH2)y(CHOSO3 -M+)CH2CH3という
化学式のC10−C18第2(2、3)アルキルスルホン酸塩が含まれる。この化学
式において、x及び(y+1)は、少なくとも約7、好ましくは少なくとも約9
の整数であり、Mは、水溶性陽イオン、特にナトリウム、不飽和スルホン酸塩、
例えばオレイルスルホン酸塩及びC10−C18アルキルアルコキシスルホン酸塩(
「AExS」、特に、EO 1−7エトキシスルホン酸塩)である。
随意であるが、本発明のペーストで有用な他の例示の界面活性剤には、C10−
C18アルキルアルコキシカルボン酸塩(特にEO 1−5エトキシカルボン酸塩
)、C10−C18グリセロールエーテル、C10−C18アルキルポリグリコシド及び
対応するスルフェーテッドポリグリコシド、C12−C18アルファスルホネーテッ
ド脂肪酸エステルが含まれる。所望であれば、従来の非イオン界面活性剤及びい
わゆるピークが狭いアルキルエトキシレート及びC6−C12アルキルフェノルア
ルコキシレート(特に、エトキシレート及び混合したエトキシ/プロポキシ)C12
−C18ベタイン及びスルホベタイン(「スルタイン」)、C10−C18アミン酸
化物、等を含むC12−C18アルキルエトキシレート(「AE」)等の両性界面活
性剤もまた、全体組成物に含まれる。C10−C18N−アルキルポリヒドロキシ脂
肪酸アミドもまた使用できる。代表的な例には、C12−C18N−メチルグルカミ
ドが含まれる。WO9,206,154を参照されたい。糖から得られた他の界
面活性剤には、C10−C18N−(3−メトキシプロポキシ)グルカミド等のN−
アルコキシポリヒドロキシ脂肪酸アミドが含まれる。N−プロポキシ乃至N−ヘ
キシルC12−C18グルカミドを抑泡剤として使用できる。従来のC10−C20石鹸
も使用できる。泡立ちをよくするのが望ましい場合には、枝分かれしたC10−C16
石鹸も使用できる。陰イオン界面活性剤及び非イオン界面活性剤の混合物が特
に有用である。他の従来の有用な界面活性剤は、標準テキストに列挙してある。
乾燥洗剤材料
本プロセスの出発乾燥洗剤材料は、好ましくは、アルミノ珪酸塩イオン交換材
料として引用された洗剤アルミノ珪酸塩ビルダー、及び炭酸ナトリウムを含む。
本発明で洗剤ビルダーとして使用されたアルミノ珪酸塩イオン交換材料は、好ま
しくは、カルシウムイオン交換容量及び交換速度の両方が高い。理論によって括
ろうとするものではないが、このような高いカルシウムイオン交換速度及び容量
は、アルミノ珪酸塩イオン交換材料を製造する方法から得られた相互に関連した
幾つかの要因の関数であると考えられる。これに関し、本発明で使用されたアル
ミノ珪酸塩イオン交換材料は、好ましくは、コーキル等に付与された米国特許第
4,605,509号(プロクターアンドギャンブル社)に従って製造される。
同特許に触れたことにより、その特許に開示されている内容は本明細書中に組入
れたものとする。
好ましくは、アルミノ珪酸塩イオン交換材料は、「ナトリウム」の形態である
。これは、このアルミノ珪酸塩のカリウム及び水素が提供する交換速度及び容量
が、ナトリウム形態によって提供される程高くないためである。更に、アルミノ
珪酸塩イオン交換材料は、好ましくは、サラサラとした洗剤凝集物が本明細書中
に説明したように容易に製造されるように、過剰乾燥形態である。本発明で使用
したアルミノ珪酸塩イオン交換材料は、好ましくは、洗剤ビルダーとしてのそれ
らの有効性を最適化する粒径を有する。「粒径」という用語は、本明細書中では
、顕微鏡決定及び走査型電子顕微鏡(SEM)等の従来の分析技術によって決定
された所与のアルミノ珪酸塩イオン交換材料の平均粒径を表す。アルミノ珪酸塩
の好ましい粒径は、約0.1μm乃至約10μmであり、更に好ましくは、約0
.5μm乃至約9μmである。最も好ましくは、粒径は、約1μm乃至約8μm
である。
好ましくは、アルミノ珪酸塩イオン交換材料は、以下の化学式を有する。
Naz〔(AlO2)z(SiO2)y〕xH2O
ここで、z及びyは少なくとも6の整数であり、zのyに対するモル比は約1
乃至約5であり、xは約10乃至約264である。更に好ましくは、アルミノ珪
酸塩は、以下の化学式を有する。
Na12〔(AlO2)12(SiO2)12〕xH2O
ここで、xは約20乃至約30であり、好ましくは約27である。好ましいア
ルミノ珪酸塩は、例えばゼオライトA、ゼオライトB、及びゼオライトXの表示
で商業的に入手できる。別の態様では、本発明で使用するのに適した自然に生じ
た又は人工的に得られたアルミノ珪酸塩イオン交換材料は、クランメル等に付与
された米国特許第3,985,669号に記載されているように製造される。同
特許に触れたことにより、その特許に開示されている内容は本明細書中に組入れ
たものとする。
本発明で使用するアルミノ珪酸塩は、更に、無水状態を基に計算された、Ca
CO3硬度/グラムと等価の少なくとも約200mgのイオン交換容量、好ましく
はCaCO3硬度/グラムと等価の好ましくは約300mg乃至352mgの範囲の
イオン交換容量によって特徴付けられる。更に、本アルミノ珪酸塩イオン交換材
料は、更に、少なくとも約2グレインCa++/ガロン/分/−グラム/ガロン、
及び更に好ましくは約2グレインCa++/ガロン/分/−グラム/ガロン乃至約
6グレインCa++/ガロン/分/−グラム/ガロンのカルシウムイオン交換速度
によって特徴付けられる。
洗剤添加物
本プロセスの出発乾燥洗剤材料には、追加の洗剤成分を含むことができ、及び
/又は本プロセスの続く工程中に任意の数の追加の成分を洗剤組成物に組み込む
ことができる。これらの添加物には、他の洗剤ビルダー、漂白剤、漂白剤活性剤
発泡促進剤又は発泡抑制剤、抗酸化剤、耐蝕剤、汚れ浮かし剤、汚れ落とし剤、
殺菌剤、pH調整剤、非ビルダーアルカリ度源、キレート剤、スメクタイト粘土
、酵素、酵素安定化剤、及び香料が含まれる。1976年2月3日にバスカービ
ルジュニア等に付与された米国特許第3,936,537号を参照されたい。
他のビルダーは、一般的には、様々な水溶性のアルカリ金属、アンモニウム、
又は置換アンモニウムの燐酸塩、ポリ燐酸塩、ホスホン酸塩、ポリホスホン酸エ
ステル、炭酸塩、硼酸塩、ポリヒドロキシスルホン酸塩、ポリ酢酸塩、カルボン
酸塩、ポリカルボン酸塩から選択できる。好ましいのはアルカリ金属であり、特
にナトリウム、上述の塩である。本発明で使用する上で好ましいのは、燐酸塩、
炭酸塩、C10−C18脂肪酸、ポリカルボン酸、及びこれらの混合物である。更に
好ましいのは、ナトリウムトリポリ燐酸塩、テトラナトリウムピロ燐酸塩、クエ
ン酸、酒石酸塩、モノ琥珀酸塩、及びジ琥珀酸塩、及びこれらの混合物である(
以下を参照のこと)。
非晶質珪酸ナトリウムと比較すると、結晶層珪酸ナトリウムは、カルシウム及
びマグネシウムのイオン交換容量が明らかに増大する。更に、層状珪酸ナトリウ
ムは、カルシウムイオンよりもマグネシウムイオンを好み、洗浄水からほぼ全て
の「硬度」を除去するのに必要な特徴を備えている。しかしながら、これらの層
状珪酸ナトリウムは、一般的には、非晶質珪酸塩並びに他のビルダーよりも高価
である。従って、経済的に可能な洗濯用洗剤を提供するため、使用される結晶層
珪酸ナトリウムの比を賢明に決定しなければならない。
本発明で使用するのに適した結晶層珪酸ナトリウムは、好ましくは、以下の化
学式である。
NaMSixO2x+1・yH2O
ここで、Mはナトリウム又は水素であり、xは約1.9乃至約4であり、yは
約0乃至約20である。更に好ましくは、結晶層珪酸ナトリウムは、以下の化学
式を有する。
NaMSi2O5・yH2O
ここで、Mはナトリウム又は水素であり、yは約0乃至約20である。これら
の及び他の結晶層珪酸ナトリウムは、コーキル等に付与された上掲の米国特許第
4,605,509号に論じられている。
無機燐酸塩ビルダーの特定の例は、ナトリウム及びカリウムのトリポリ燐酸塩
、重合度が約6乃至21のポリメリックメタ燐酸塩、及びオルト燐酸塩である。
ポリホスホン酸塩ビルダーの例は、ナトリウム及びカリウムのエチレンジホスホ
ン酸塩、ナトリウム及びカリウムのエタン1−ヒドロキシ−1,1−ジホスホン
酸
塩、及びナトリウム及びカリウムのエタン1,1,2−トリホスホン酸塩である
。燐を含む他のビルダー化合物は、米国特許第3,159,581号、米国特許
第3,213,030号、米国特許第3,422,021号、米国特許第3,4
22,137号、米国特許第3,400,176号、及び米国特許第3,400
,148号に開示されている。これらの特許に触れたことにより、これらの特許
に開示されている内容は本明細書中に組入れたものとする。
非晶質無機ビルダーの例は、テトラ硼酸デカ水和物、及びアルカリ金属酸化物
に対するSiO2の重量比が約0.5乃至約4.0、好ましくは、約1.0乃至
約2.4の珪酸塩である。本発明で有用な水溶性非晶質有機ビルダーには、様々
なアルカリ金属、アンモニウム、及び置換アンモニウムのポリ酢酸塩、カルボン
酸塩、ポリカルボン酸塩、及びポリ水和スルホン酸塩が含まれる。ポリ酢酸塩ビ
ルダー及びポリカルボン酸塩ビルダーの例には、ナトリウム、カリウム、リチウ
ム、アンモニウム、及び置換アンモニウムのエチレンジアミン四酢酸塩、ニトリ
ロ三酢酸塩、ベンゼンヘキサカルボン酸塩、ベンゼンポリカルボン酸塩、及びク
エン酸塩がある。
ポリマーポリカルボン酸塩ビルダーは、1967年3月7日にディールに付与
された米国特許第3,308,067号に記載されている。同特許に触れたこと
により、その特許に開示されている内容は本明細書中に組入れたものとする。こ
のような材料には、マレイン酸、イタコン酸、メサコン酸、フマル酸、アコニッ
ト酸、シトラコン酸、メチレンマロン酸等の脂肪族カルボン酸のモノポリマー及
びコポリマーの水溶性の塩が含まれる。これらの材料のうちの幾つかが、非石鹸
陰イオン界面活性剤とよく混合した場合にのみ、以下に説明する水溶性陰イオン
ポリマーとして有用である。
本発明で使用するための他の適当なポリカルボン酸塩は、1979年3月13
日にクラッチフィールド等に付与された米国特許第4,144,226号、19
79年3月27日にクラッチフィールド等に付与された米国特許第4,246,
495号に記載されたポリ酢酸カルボン酸塩である。これらの特許に触れたこと
により、これらの両特許に開示されている内容は本明細書中に組入れたものとす
る。これらのポリ酢酸カルボン酸塩は、重合条件下でグリオキシル酸のエステル
及び重合開始剤を混合することによって調製できる。次いで、結果的に得られた
ポリ酢酸カルボン酸エステルを化学的に安定した末端基に取り付け、ポリ酢酸カ
ルボン酸塩がアルカリ溶液中で急速に解重合して対応する塩に転化しないように
安定化し、洗剤組成物に加える。特に好ましいポリカルボン酸塩ビルダーは、1
987年5月5日にブッシュ等に付与された米国特許第4,663,071号に
記載の酒石酸モノ琥珀酸塩及び酒石酸ジ琥珀酸塩の組み合わせを含むエーテルカ
ルボン酸塩ビルダー組成物である。同特許に触れたことにより、その特許に開示
されている内容は本明細書中に組入れたものとする。
漂白剤及び活性剤が1983年11月1日にチャン等に付与された米国特許第
4,412,934号及び1984年11月20日にハートマンに付与された米
国特許第4,483,781号に記載されている。両特許に触れたことにより、
これらの特許に開示されている内容は本明細書中に組入れたものとする。キレー
ト剤もまたブッシュ等の米国特許第4,663,071号の第17コラムの第5
4行目乃至第18コラムの第68行目に記載されている。これにより、ここに開
示されている内容は本明細書中に組入れたものとする。発泡改質剤もまた随意の
成分であり、1976年1月20日にバートレッタ等に付与された米国特許第3
,933,672号、及び1979年1月23日にゴールト等に付与された米国
特許第4,136,045号に記載されている。両特許に触れたことにより、こ
れらの特許に開示されている内容は本明細書中に組入れたものとする。
本発明で使用する上で適当なスメクタイト粘土は、1988年8月9日にタッ
カー等に付与された米国特許第4,762,645号の第6コラムの第3行目乃
至第7コラムの第24行目に記載されている。これにより、ここに開示されてい
る内容は本明細書中に組入れたものとする。本発明で使用する上で適当な追加の
洗剤ビルダーは、バスカービルの特許の第13コラムの第54行目乃至第16コ
ラムの第16行目及び1987年5月5日にブッシュ等に付与された米国特許第
4,663,071号に記載されている。両特許に触れたことにより、これらの
特許に開示されている内容は本明細書中に組入れたものとする。
本発明を更にわかり易くするため、以下の例を参照する。これらの例は、単な
る例示であって、本発明の範囲を限定しようとするものではない。
例1
この例は、自由流動性のサラサラとした高密度洗剤組成物を製造する本発明の
プロセスを例示する。様々な洗剤出発成分の二つの供給流を2800kg/時の速
度でロディジCB−30ミキサー/高密度化装置内に連続的に供給する。一方の
供給流は、界面活性剤及び水を含有する界面活性剤ペーストを含み、他方の供給
流は、アルミノ珪酸塩及び炭酸ナトリウムを含有する出発乾燥洗剤材料を含む。
ロディジCB−30ミキサー/高密度化装置のシャフトの回転速度は約1400
rpm であり、平均滞留時間は約10秒である。更に凝集するため、ロディジCB
−30ミキサー/高密度化装置の内容物をロディジKM600ミキサー/高密度
化装置内に連続的に供給する。この工程の平均滞留時間は約6分間である。ロデ
ィジKM600ミキサー/高密度化装置は、中央リングによって連結された4つ
の同調ダンパーを含む。これらの同調ダンパーは、ミキサーの長さの中央下方に
配置されており、シャフトの周りに90°の間隔で配置される。各質量又は重量
エレメントは13.61kg(30ポンド)であり、同調ダンパーの可撓性エレメ
ントは、約25Hzに合わせて大きさが定められており且つ調整されている。次い
で、全部で4つのダンパーを単一のカバーケーシング内に封入する。次いで、結
果的に得られた凝集物を流動床乾燥器に供給し、次いで流動床冷却器に供給する
。
平均滞留時間は、夫々約10分間乃至15分間である。コーティング剤、アルミ
ノ珪酸塩、を中速ミキサー/高密度化装置16のほぼ中央に供給し、過剰凝集を
制御し、なくす。次いで、洗剤凝集物を従来の選別速度で選別し、粒径分布を均
等にする。流動床冷却器を出る洗剤凝集物の配合は、以下の表Iに記載された通
りである。 仕上げ工程で香料、酵素、及び他の微成分を含む追加の洗剤成分を上文中に説
明した凝集物にスプレーし、洗剤組成物を完成する。本プロセスによって製造し
た完成した洗剤組成物全体の相対的な比率を以下の表IIに示す。
C12-13アルキルエトキシレート(EO=6.5)は、シェル石油社から商業
的に入手できる。
結果的に得られた洗剤組成物の密度は796g/lであり、平均粒径は613
μmである。
例II
この例は、本発明による別のプロセスを示し、先ず最初に粒状物をスプレー乾
燥した後、中速ミキサー/高密度化装置内で混合する。以下の表IIIの洗剤組
成物は、1270.06kg/時(2800ポンド/時)の速度で300℃の向流
空気が存在する直径が3.048m(10フィート)のスプレー乾燥タワーで製
造される。粒状物をロディジKM−600に供給する。滞留時間は約12時間で
ある。ロディジKM600は、中央リングによって連結された4つの同調ダンパ
ーを備えている。これらの同調ダンパーは、ミキサーの長さのほぼ中央に配置さ
れており、シャフトの周囲に90℃の間隔で配置されている。各質量又は重量エ
レメントは13.61kg(30ポンド)であり、可撓性エレメントが、約25Hz
に合わせて大きさが定められており且つ調整されている。次いで、全部で四つの
同調ダンパーを単一のカバーケーシングに入れる。 仕上げ工程で香料及び酵素を含む追加の洗剤成分を上文中に説明した粒状物上
にスプレーし、完成した洗剤組成物を得る。本プロセスで製造した完成した洗剤
組成物全体の相対的な比率を以下の表IVに示す。
C12-13アルキルエトキシレート(EO=6.5)は、シェル石油社から商業
的に入手できる。
結果的に得られた洗剤組成物の密度は822g/lである。
本発明を詳細に説明したが、本発明の範囲から逸脱することなく様々な変更を
行うことができ、本発明は、本明細書中に説明した実施形態に限定されないとい
うことは当業者に明らかである。
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(72)発明者 スコット、ウイリアム、カペシ
アメリカ合衆国オハイオ州、ノース、ベン
ド、サイテーション、レイン、3285
(72)発明者 アントニオ、ウイリアムズ
アメリカ合衆国オハイオ州、シンシナチ、
クレスト、ロード、2011
(72)発明者 パリー、ビンセント、ダルトン
アメリカ合衆国オハイオ州、フィニータウ
ン,ホリーホック、ドライブ、8682
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1. 洗剤組成物を連続的に調製するためのプロセスにおいて、 (a)洗剤界面活性剤ペースト及び乾燥出発洗剤材料を高速ミキサー/高密度化 装置内で連続的に混合し、洗剤凝集物を得る工程と、 (b)前記洗剤凝集物の密度及び凝集の程度を更に高めるため、前記洗剤凝集物 を中速ミキサー/高密度化装置内で混合する工程であって、該中速ミキサー/高 密度化装置は、回転シャフトを中央に備えており、この回転シャフトには、前記 シャフトの中間スパン長での10Hz乃至20Hzの範囲の振動数で前記シャフトの ピーク振動が−1.0G乃至1.0Gであるように同調ダンパー装置が取り付け られている、混合工程と、 (c)前記洗剤凝集物を乾燥し、洗剤組成物を形成する工程とを有することを特 徴とするプロセス。 2. 前記中速ミキサー/高密度化装置は、前記中速ミキサー/高密度化装置 の内壁面の一部をコーティングする少なくとも1mmの洗剤を含む、請求項1に記 載のプロセス。 3. 前記洗剤組成物の密度は少なくとも650g/lである、請求項1又は 2に記載のプロセス。 4. 前記シャフトのピーク振動は、−0.5G乃至0.5Gである、請求項 1、2、又は3に記載のプロセス。 5. 前記シャフトのピーク振動は、−0.25G乃至0.25Gである、請 求項1乃至4のうちのいずれか一項に記載のプロセス。 6. 前記高速ミキサー/高密度化装置の後にコーティング剤を加える工程を 更に有し、前記コーティング剤は、アルミノ珪酸塩、炭酸塩、珪酸塩、及びその 混合物からなる群から選択される、請求項1乃至5のうちのいずれか一項に記載 のプロセス。 7. 前記洗剤凝集物を冷却する工程を更に有する、請求項1乃至6のうちの いずれか一項に記載のプロセス。 8. 前記高速ミキサー/高密度化装置での前記洗剤凝集物の平均滞留時間は 、2秒乃至45秒である、請求項1乃至7のうちのいずれか一項に記載のプロセ ス。 9. 前記中速ミキサー/高密度化装置での前記洗剤凝集物の平均滞留時間は 、0.5分乃至15分である、請求項1乃至8のうちのいずれか一項に記載のプ ロセス。 10. 洗剤組成物を連続的に調製するためのプロセスにおいて、 (a)スプレー乾燥洗剤粒状物を中速ミキサー/高密度化装置に連続的に投入し て混合する工程であって、該中速ミキサー/高密度化装置は、回転シャフトを中 央に備えており、この回転シャフトには、前記シャフトの中間スパン長での10 Hz乃至20Hzの範囲の振動数で前記シャフトのピーク振動が−1.0G乃至1. 0Gであるように同調ダンパー装置が取り付けられている、混合工程と、 (b)前記洗剤凝集物を乾燥し、前記洗剤組成物を形成する工程とを有すること を特徴とするプロセス。
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