JP2000500837A - 揮発性有機化合物を破砕する方法および装置 - Google Patents

揮発性有機化合物を破砕する方法および装置

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Abstract

(57)【要約】 揮発性化合物を破砕し同時にパワーを発生するシステムであり、好ましい実施態様によれば、システムは燃焼器と燃焼器の出口部に連結される反応室とを備える。燃焼器への主入口部から燃焼器へ主燃料が供給され、空気と1あるいはそれ以上の揮発性化合物とからなる従燃料がコンプレツサへ送られ、コンプレツサは従燃料を圧縮し、従燃料を燃焼器および反応室へと送る。このシステムにより、2種の燃料が化学量論的に十分に反応され、従燃料に含まれる揮発性化合物が破砕され、反応室の出口部に連結されるタービンエンジンが駆動され得る。

Description

【発明の詳細な説明】 揮発性有機化合物を破砕する方法および装置 (技術分野) 本発明は揮発性有機化合物のような危険物質を破砕する方法および装置、特に タービンエンジンを用いて揮発性有機化合物を破砕しパワーを得る方法に関する 。 (背景技術) 過去半世紀以上にわたり、空気の品質が公衆の関心事になつている。今世紀に 亘つて、化学学会はアメリカの主都市の多くで明らかな空気汚染の根源を確実に 突き止めてきた。この空気汚染の大部分の原因は揮発性有機化合物が大気中に放 出されるためである。この結果揮発性有機化合物の放出を低減することが空気の 質を向上させるための重要部分を占めている。 大半の周知の揮発性化合物削減法は最初は車に対して実施され、現在は非達成 地域にあるガソリンスタンドに対し蒸気回収法によつて、燃料揮発を制御するこ とが要求されている。この結果米国においてこれらの化合物の放出が年々確実に 低下され、現在でも減少され続けてきている。 ある製造区域では年間約8.5万トンの揮発性有機化合物を放出している。溶剤 揮発あるいはある地域では炭化水素の副産物として、日常的に、定期的に使用さ れる多くの製品の製造工程で発生されている。周知の消費製品の製造により、ペ ンタン、エタノール、エチルアセテート等多くの有機化合物が大量に大気中に放 出される。揮発性有機化合物の規制はこ れらの製品の環境にやさしい製法において重要であり、従つて規制コストとこれ に対比する競争コストが問題となる。 現在採用されている最周知の規制法は、熱酸化装置を使用することにある。こ の方法によれば揮発性溶剤は一般に100万当たり数千部の量、プラントの空気シ ステムに放出される。この空気は次に選択的に回収され燃焼室に送られ、ここで 燃焼を維持するに十分な天然ガスと混合される。次いで大きなチヤンバ内で点火 され、ここで揮発性溶剤および天然ガスが焼却され、燃焼による主生成物として 二酸化炭素および水蒸気が生成される。この熱酸化装置は大型で複雑な装置であ り、大きな資本出費を要し、また大量の電気およびガスを使用する必要がある。 熱は時々回収できるが、一般には熱酸化装置の使用はビジネスとして経済的損失 が大きい。代表的な米国産業プラントでは、この種の装置の稼働コストは年間エ ネルギコストの25%、多くはそれ以上に簡単に増加する。 現在の別の規制の技術としてはプラントから出る空気を活性炭フィルタに通す 溶剤回収法がある。定期的に活性炭が加熱されて高濃度の揮発性化合物を冷却さ れた凝縮システム内に導入する。ここで処理された出力は液体状の有機化合物で あり、危険廃棄物処理が必要となる場合が多い。稼働コストおよび初期投資は熱 酸化装置の場合より大幅に大きくなるので、この規制技術は魅力に欠け、また揮 発性有機化合物を破砕するための低コスト装置が必要となる。 (発明の開示) 本発明による揮発性有機化合物の破砕システムは先行技術 の欠点を除去することにある。 本発明の一実施態様によれば、揮発性化合物破砕システムはガスタービンエン ジンのようなパワージエネレータを備え、このパワージエネレータには燃焼装置 により駆動される反応室が具備される。このシステムはさらに主燃料を燃焼室へ 供給する主入口部を備える。従燃料も燃焼室および反応室へと供給される。従燃 料は空気とある量の揮発性有機化合物とで構成される。システムは更に従燃料を 圧縮するコンプレツサを、通常はパワージエネレータとして働くコンプレツサを 備えている。反応室は燃焼室の出口部と連結され2燃料が混合された後化学量論 的に反応されることが好ましい。 本発明の別の実施態様によれば、パワージエネレータにより回収システムが駆 動されて発電する。 (図面の簡単な説明) 本発明を添付図面に沿つて以下に説明する、図面において同一の参照番号は同 一部材を指す。 図1は本発明による破砕装置の簡略図、図2は一例としてのプラントレイアウ トに使用される図1に示す種類の装置の簡略図、図3は図2の破砕装置と共に使 用される燃焼室の断面図、図4は図2の破砕装置の燃焼装置および反応室の部分 断面図、図5は図2の破砕装置のコンプレツサの断面図、図6は本発明による破 砕装置の別のプラントレイアウトの簡略図、図7は本発明による破砕装置の可動 レイアウトの別の実施例である。 (発明を実施するための最良の形態) 本発明により従来例の多様の欠点を除去する方法を以下に詳しく説明する。本 発明は一般にパワージエネレータを備え揮発性化合物(VOC)を効果的に除去 し、同時にパワーを発生する揮発性化合物(VOC)破砕装置を提供する。この ようにして発生されたパワーは電力に変換され一部破砕装置の駆動にまたは外の 装置のパワーとして使用され得る。 図1および図2を参照するに、本発明の好ましい実施例によるVOC破砕装置 10は好ましくはパワージエネレータ12を包有し、このパワージエネレータ12は燃 料システム14により駆動される。燃料システム14は好ましくは燃焼器16と反応室 18とを有する。VOC破砕装置10が周知の方法で主供給燃料とし天然ガスあるい は他の好適な燃料を使用して動作する。れは以下において詳述する。一方本発明 によれば、この主燃料は空気と好ましくはVOCからなる従燃料と好適に混合さ れる。この主燃料と従燃料との混合燃料はパワージエネレータ12で消費される。 また本発明の好適な実施例によればパワージエネレータ12がましくはガスター ビンエンジン、例えば好ましくはアリゾナ州フエニツクスにあるアライド・シグ ナル・エアロスペース社で製造されたアライドシグナルIE-831エンジンを備える 。−方任意の好適なエンジンがパワー発生に好適に使用できれば、このエンジン をVOC破砕装置10内に使用できることは理解されよう。 図2を更に参照するに、パワージエネレータ(エンジン)12は好ましくは周知 の構成を有する。例えばエンジン12には 好ましくはジエネレータ20、変速装置22、コンプレツサ24およびタービン26が互 いに離間して配設される。好ましくは周知の構成を有するタービン26はシヤフト 28と連結されるパワータービン(図示せず)を含むことが望ましい。シヤフト28 がジエネレータ20、変速装置22およびコンプレツサ24と好適に連結されることは 理解されよう。 本発明によれば、VOC破砕装置10を用いて、VOCが破砕され同時に各種の 異なる環境で発生されるVOCの良好な燃料値を実現できる。この場合用語[V OC]は、炭化水素、ダイオキシン、アルコール、カチネサルデハイド(ketines aldehydes)、エーテル、有機酸、これらのハロゲン化物のような化合物を含み炭 素を含むとして広範に使用される。例えば個々に使用するVOCはペンタン、n −エチルモルピリン、トルエン、エタノール、メタノール、デカブロモジフイニ ルオキサイド、エチルアセテート、ベンジン、ポリスチレン等である。このよう なVOCあるいは同様な化合物は通常プラスチツク、薬、パン製造、印刷製品等 の製造に基本産業工程で使用され発生される化学物質の蒸発物から生成される。 本発明は主放出物がVOCペンタンであり、膨張ポリスチレンの製造中に(即ち 、スチロフオームの製造工程で)生成されるVOCの規制分野に特に好ましく使 用される。 VOC破砕装置10はプラントから、一般にプラントから特に分離される、ある いはフード付きの地域から、乾燥装置からあるいはVOC濃縮装置から回収され るVOCを破砕できる。本発明の説明では、1あるいはそれ以上の環境あるいは 地域からの開示は「VOC含有空気」と呼ばれる。このような空気に含まれるV OCの量は時間またはプラント変更状態により少量あるいはゼロから大量へ変化 することは理解されよう。VOCを破砕する代用的な周知の方法の場合のように 、VOCレベルが小さいあるいはゼロのとき本発明は長い期間にわたり使用でき る。このように用語「VOC含有空気」は時間により大量(あるいはある所定量 )のVOCを含まない空気をも指す。 膨張ポリスチレンの製造から生じるペンタンを含む空気のようなVOC含有空 気がまず回収され、この後好適にVOC破砕装置10を通過する。このVOC含有 空気は周知方法で回収され、本発明に関連して好適にはこのような工程で使用さ れるが、VOC含有空気はプラントから1あるいは複数の空気ダクトを介し送ら れる。これらダクトは入口ダクト40(図1参照)に直結あるいは間接的に連結さ れVOC含有空気をVOC破砕装置10へ送る。 本発明の好ましい実施態様によれば、パワージエネレータ12が燃料と共にVO C含有空気を導入し、この燃焼ガスは高速でタービン26内に流入してタービン26 が駆動される。簡単に上述したように、本発明による動力源として使用される主 燃料は天然ガス、あるいはジーゼルオイル、ジエツト燃料、メタンであるが、燃 焼器16内の燃焼を維持できるに十分な量の他の燃料も使用できる。 VOC含有空気からなる従燃料は一般に主燃料より濃度が大幅に低い。一般に は従燃料のVOC濃度は0〜1%の範囲 内にある。最大1%は関連する有機化合物の種類により百万当たり約10,000部に 相当する。通常このレベルはプラント内の爆発の可能性を防止するためプラント 内で許容される最大濃度としてのOSHA規制値を満足するが、この許容限界値 を越える場合でもこの濃度は低減できる。一方VOC破砕装置10はある場合に望 ましいように高いVOC濃度を処理可能であることは理解されよう。 図1を参照するに、VOC破砕装置10の簡略図が示される。図示のように入口 ダクト40からのVOC含有空気はパワージエネレータ12へ特にそのコンプレツサ 24へ好適に送られる。入口部空気A即ちVOC含有空気の温度は約130°F以下で あることが好ましい。このため温度制御システム42は入口部空気の温度を測定す るため好適に配置され、温度が約130°Fを越える場合、空気は冷却システム44を 介し冷却される。冷却システム44には空気あるいは水の熱交換器が包有され、こ の熱交換器は入口部空気の温度を約59〜約130°Fの温度範囲の温度まで冷却する よう好適に構成されることは当業者には理解されよう。 入口部空気Aの温度が一度好適範囲内になると、この入口部空気Aはモニタ装 置48を好適に備えた制御弁46へ通過される。モニタ装置48が入口部空気A内のV OCレベルを測定するが、これを以下に詳述する。このVOCレベル測定値を利 用して燃焼器16へ送られる主燃料と従燃料との比を好適に調整するが、このこと も以下に詳細に説明する。制御弁46はコンプレツサ24に導入される空気の流量を 好適に調整する。 VOC破砕装置10が初期動作状態にあるとき、ジエネレータ20によりコンプレ ツサ24(およびタービン26)が初期駆動され、入口部空気Aがコンプレツサ24内 に好適に導入される。VOC破砕装置10の連続的に動作するにつれ、変速装置22 を介しジエネレータ20から引き出されるパワーは好適に減少され、この後コンプ レツサ24はVOC破砕装置10の動作を介し特にタービン26によるエネルギの発生 により少なくとも一部好ましくは全部が駆動される。 簡略に上述したように、コンプレツサ24にはパワージエネレータ12のコンプレ ツサが好適に包有される。図5を参照するにコンプレツサ24は好ましくは交互す る組の回転羽根56と固定羽根58とを備えている。回転羽根56はシヤフト28の回転 により好適に回転される。本発明の好ましい実施態様によれば、コンプレツサ24 は多段コンプレツサをより好ましくは2段コンプレツサを備え、後者の場合コン プレツサ24の胴部内に少なくとも2枚の回転羽根(羽根車)56が具備される。 コンプレツサ24内に導入された入口部空気Aは約4〜約30大気圧の圧力範囲ま で、好ましくは約9大気圧まで圧縮されることは当業者には理解されよう。この 圧縮により入口部空気Aの温度が、従つて従燃料が理想的な600°F以上まで上昇 されるが、好適には約550°F〜約650°Fの範囲内である。次いで圧縮された圧縮 空気Bは出口部57A,57Bを経てコンプレツサ24から出て、好ましくは入口部59 a.59bを経て反応室18に入る。 更に図1を参照するに、圧縮空気Bは好適にはモニタ装置 52を備えた流量弁50へ送られる。流量弁50により好ましくは圧縮空気Bの量が制 御されて反応室18および燃焼器16へと送られる。 図1に詳示されており、主燃料入口部70から流量弁72を経て燃焼器16へ主燃料 Cが送られる。流量弁72には好ましくは燃焼器16に与える燃料の量をモニターす るモニタ装置74が具備される。以下に詳述するように、主燃料Cおよび制限され た量の圧縮空気B(従VOC燃料を含む)が燃焼器16へ好適に与えられ、従燃料 の残余は反応室18へ与えられる。本発明の特に好適な実施態様によれば、燃焼器 16と反応室18との組み合わせにより、圧縮空気B内のVOCが実質的に破砕され 、ガスタービン26のノズルおよびタービン段を活性化するに好適な温度を有した 混合燃焼ガス流Dが得られる。本発明の好ましい実施態様によれば、タービン26 に与えられる混合燃焼ガス流Dの混合温度は約1500〜約2300°Fの範囲内に、好 ましくは約1850°Fにされる。 周知の方法では、混合流Dはタービン26へ送られる。全体として上述した種類 のタービン26は、最初スタータ(図示せず)を用いクランク連結して、コンプレ ツサを介し空気流を起こすことにより開始される。好適な速度で燃料Cが燃焼器 16内への導入が許容される。一方VOC破砕装置10が一旦動作されると、混合流 Dによりタービン26が好適に駆動され、タービン26からの出力Eは別の用途のた めのパワー発生に、またVOC破砕装置10の次の動作に好適に利用される。 図3および図4を参照するに、反応室18および燃焼器16が 協働してVOC含有空気内のVOCを効果的に破砕しパワージエネレータ12を好 適に駆動する。この駆動方法について以下に詳述する。 反応室18は好ましくは2重壁を有する容器を備え、この容器は主内壁60と内壁 60を外囲する外壁62とを有している。壁60、62により区画されたチヤンバ64はコ ンプレツサ24の近傍に好適に構成されて配置されており、圧縮空気Bを受容する 。図4および図5を参照するに、好ましくはチヤンバ64はコンプレツサ24の出口 部57A,57Bから圧縮空気B(従燃料を含む)を受容する。チヤンバ64は反応室 18の周囲に延設されている。更に本発明の好ましい実施態様によれば、チヤンバ 64はまた、複数の入口部69、内壁60および管出口部124、126を介し開口部67A, 67Bの領域で燃焼器16と好適に連通している。しかして圧縮空気Bは、本発明の 少なくとも一の実施態様によれば、燃焼器16へ好適に与えられ、また管116、118 を介しチヤンバ64に直接与えられる、この点については以下に更に詳述する。 図3を参照するに燃焼器16は好ましくは断熱された熱壁タイプ燃焼器を備える 。好ましくは燃焼器16は出口壁80を有し、この出口壁80内には周知の燃焼装置82 が好適に配向される。入口部84は燃料Cの燃焼を好適に行うため燃焼装置82と連 通している。簡単に上述したが、燃料Cは好ましくは燃料制御弁74を経て主燃料 供給部70から送られ、圧縮空気Bは入口部69を経て燃焼装置82へ与えられる。本 発明の好ましい実施態様によれば、供給燃料Cは燃焼室へ与えられ好適な等価比 (ER)を効果的に維持し、これにより化学量論的に正しい燃焼が可能となる。 図3および図4に詳示されているように、燃焼器16の出口部86が反応室18の内部 と好適に連通されている。 燃焼器16は周知の方法で反応室18に付設される。例えば燃焼器16は反応室18に 対し固定され、燃焼器16の出口部86はインライン方式で反応室18の開口部と直接 連通される。一方本発明の好ましい実施態様によれば、図3および図4に詳示さ れるように、燃焼器16は反応室18に付設され、燃焼器16は反応室18の中心軸Xに 対し直交される。このようにして下述の如く、燃焼ガスは反応室18に対し接線方 向に燃焼器16の出口部86を出、これにより反応室18内の燃料混合物が実質的に旋 風流となる。燃焼器16は図4においては入口部59a.59bと対向する反応室18の 端部近傍で接線方向に反応室18に付設されるように図示されているが、燃焼器16 は任意の好適な方法で付設可能であることは理解されよう。例えば燃焼器16は反 応室18の中心軸Xから約0〜約90度の任意の角度で反応室18の側部あるいは頂部 に沿つた任意の位置に付設され得る。 燃焼器16内の燃焼は、システムに導入された圧縮空気B、即ちVOC含有空気 は燃焼器16の後段で主燃料Cと混合されることを除き、全体として周知の方法で 実行される。入口部84の近傍では主燃料Cの濃度は比較的高く、ほぼ化学量論的 条件下で、通常約2500°F〜約3200°Fの範囲、好ましくは約2800°F〜約3000°F の間、最適には3000°Fの温度で燃焼されることは当業者には理解されよう。図 3及び図4にPとして示す 領域(しばしば主領域と言われる)では、圧縮空気B内に含まれる少量の従燃料 が主燃料と好適に混合されて、主燃料と従燃料との混合燃料が作成れる。入口部 69を経て主領域Pに導入される少量の従燃料は従燃料の約10〜約30%である。こ の少量が10%より小さくなると、燃料の濃度が高くなりすぎ、いわゆる“リツチ ブローアウト現象”が生じる。燃焼器16に導入される従燃料の量は変動するが、 一般にパワージエネレータ12を駆動するに必要な燃料の好ましくは約0〜約70% 、より好ましくは約0〜約50%が従燃料として与えられる。 反応室内の主燃料および従燃料の混合ガスの滞在時間は反応室18に対する燃焼 器16に好ましい構成をとることにより向上される。特に本発明の好ましい実施態 様によれば、燃焼ガスが出口部86を経て燃焼器から流出するに伴い、このガスが 反応室18の対向壁へと向けられる。反応室18内の流れパターンは旋風、即ち螺旋 パターンの如く形成される。 本発明の好ましい実施態様によれば、主燃料と従燃料との混合燃料は反応室18 内に十分な時間、保持されて従燃料B内に含まれるVOCが効果的に燃焼される 。通常反応室18内の混合ガスの滞在時間は約0.25秒台あるいはそれ以上である。 本発明の好ましい構成によれば、反応室に対し燃焼器が接線方向に配向されてい ることにより滞在時間が向上され得る。加えて反応室18内にある程度の再循環が 生じることにより、反応室18内のVOCが更に実質的に完全に破砕されることが 判明している。 実際上、本発明によれば、従燃料B内に含まれるVOCの 90%以上、通常は約95〜99.5%が水蒸気あるいは二酸化炭素内に効果的に分解さ れ導入される。以下に詳述する如く、VOC破砕装置10の効果的な動作により入 口部空気A内に、延いては、圧縮空気B内に含まれるVOCの実質的にすべてが 反応室18ないしは燃焼器16内で効果的に破砕されることは理解されよう。 反応室18は二重壁構造にされ、外側チヤンバ64を経て圧縮空気Bが流れるので 、反応室の冷却が少量となり好ましい。例えば反応室18の出口部90の領域では、 反応室18の内部チヤンバ内の燃焼燃料の温度に比べ圧縮空気Bの温度が低くなる ので冷却が生じる。 反応室18の出口部90はパワージエネレータ12のタービン26と好適に連通する。 周知の方法で燃焼された高速の混合ガス流がタービン26内に導入され、タービン 26が駆動される。タービン26は周知の方法でパワーを発生し、VOC破砕装置10 の動作を連続させるに加え、他の用途に用い得るパワーを与えるよう構成される 。例えば本発明のVOC破砕装置10に関連し好ましいガスタービンエンジン、例 えばアライドシグナルIE-831エンジンを利用することにより、コンプレツサ24を 駆動するに十分内にパワー、更に最大525kwの電気が得られることが判明してい る。 図2を参照するに本発明の好ましい実施態様によれば、パワージエネレータ12 は、排気熱Eが熱回収システム100へ送られるように好適に配置される。熱回収 システム100は周知の構成を採用でき周知の方法で作動する。例えば熱回収シス テム100は熱回収スチームジエネレータを備え、このジエネレータは使用可能な 熱水102およびスチーム104を与えるよう好適に構成され配設される。熱水102は 変速装置22を駆動する十分なパワーに変換され、これによりジエネレータ20の連 続必要性が除去され、スチーム104が処理熱として放出あるいは局部燃焼器16内 で再循環できる。 また排気熱Eは直接使用できる。排気熱Eの温度は一般に約1000°Fでありこ の熱はプラントを直接加熱するために使用できる。VOCの約99.5%あるいはそ れ以上がVOC破砕装置10の動作により効果的に破砕されるため、排気熱Eは大 気中に直接放出できる。 本発明の好ましい実施態様の別の実施態様によれば、VOC破砕装置10には入 口空気制御システム110が好適に具備される。図4を参照するに入口空気制御シ ステム110はバイパス流溝112、114を有する好適なバイパス流回路を備える。 燃焼器16の主領域の空燃比は好適な値、通常0.04〜0.05にする必要があり、パ ワージエネレータ12の空燃比が約0.008〜0.01にされることは当業者には理解さ れよう。従つて燃焼器16内の燃料比は一般にアイドル状態即ち無負荷時にパワー ジエネレータ12の必要とする総合燃料比より大きく、例えば約4〜5倍にする必 要がある。入口部空気AのVOC濃度が高すぎる場合、燃焼器16内の混合燃料の 濃度が低すぎるので、燃焼に“フレームアウト現象”が生じる。このフレームア ウト現象は、燃焼器の主領域P内の空燃混合気の濃度が低すぎて炎を維持できな いときに生じる。本発明のこの実施態様 によれば、入口空気制御システム110は燃焼器16内で燃焼される燃料の濃度を高 めることを目的として設けられる。以下に詳述するが、制御システム150は圧縮 空気Bの一部を燃焼器16内ではなく反応室18内にのみに送ることにより、従燃料 内のVOCの濃度および燃焼器内の総合空燃比を監視し制御し得る。 好ましくは入口空気制御システム110のバイパス流溝112、114はそれぞれ管116 、118を備える。管116、118は116A、118Bで反応室18に好適に付設され、管出 口部124、126でチヤンバ64と流体連通されることが好ましい。管116、118にはそ れぞれ好ましくは弁120、122が包有され、弁120、122は一般のポペツト式弁等の ような従来の流量制御弁を備える。管116、118はダクト65に連通され、ダクト65 はチヤンバ64と流体連通されているので、弁120、122が開放されたとき反応室18 、64間の圧力差により圧縮空気Bの一部がチヤンバ64からダクト65を経て管116 、118内へ流動される。次に圧縮空気Bの一部が管116、118を経て移動し管出口 部124、126を経てチヤンバ60内に直接流出して、圧縮空気Bが燃焼器16をパイパ スする。好ましい実施態様においては弁120、122が閉鎖されたとき、圧縮空気B のすべてが入口部69を経て燃焼器16の開口部67A.67B領域に流入する。 図示のようにバイパス流溝112、114およびダクト65はそれぞれチヤンバ64から 反応室18内に直接圧縮空気Bを好適にパイパスさせる単一ダクトをを有している ことが好ましい。一方この目的を達成する他の構成を本発明の開示内容から容易 に考えられ使用できよう。装置の外寸を考慮し、一本にバイパス流溝112、114の 数は2あるいは3の最小に、好ましくは1にされるが、追加溝も所望に応じて採 用可能である。 入口空気制御システム110は手動あるいは以下に説明する制御システム150と連 携されるコンピユータ制御装置により作動可能にされ得る。 好ましくは制御システム150は特にパワージエネレータ12および供給燃料Cお よびVOC破砕装置10からの入口部および出口部の空気を自動制御可能に構成さ れたコンピユータ制御システムでなる。一般に制御システム150は周知の方法で 動作して、特にコンプレツサ24およびタービン26を含むパワージエネレータ12を 制御する。更に周知な方法により制御システム150は動作し、VOC破砕装置10 が主燃料Aおよび従燃料Cの燃焼により動作を開始するので、VOC破砕装置10 を最初に始動してVOC破砕装置10の動作を監視する。 一方制御システム150は周知のガスタービンまたは他の工業エンジンとは、制 御システム150が供給燃料A、Cおよび入口空気制御システム110を監視して必要 に応じ調整し最適レベルの効率を得、VOC破砕装置10が安全且つ効果的に確実 に動作する点で異なる。当業者には周知の好適な電子装置を制御システム150に 採用できる。上述したように図1に示される制御システムは温度制御システム42 、48、52、72に連通し、そこからの情報を入力して利用する。更に1あるいはそ れ以上のセンサ152を使用し、反応室18若しくは燃焼器16近傍、あるいはその内 部に内蔵できる(図1に示すセンサ152 は反応室18および燃焼器16の両方の外部に設けられているが、この位置は一例を 例示するにすぎない)。これらの動作を説明するにこれらセンサは特に、入口部 空気のVOCレベル(例えばセンサ48の);入口部空気A、圧縮空気B、燃料C および混合流Dの温度および流速:燃料の内容および容積(例えばセンサ74); VOC破砕装置10からのパワー出力;およびタービン26の速度を示す情報を与え 、この情報および他の情報により制御システムはVOC破砕装置10の動作を制御 する。 例えばパワージエネレータ12のパワー出力が燃料Cの測定された全消費の予測 レベル、即ち例えば燃焼器16内の混合燃料の濃度が低すぎることを示すレベル以 下に降下すると、制御システム150は入口空気制御システム110を作動する。この ような場合弁120、122が開放されて、圧縮空気Bをチヤンバ64からバイパス流 溝112、114内に導入するに十分な圧力差が得られ、バイパス流溝112、114自体は 圧縮空気Bを反応室18内に向かい、従つてその燃焼器16内への流動が阻止される 。このように制御システム150の動作により燃焼器16内の混合燃料の濃度が低く なり過ぎることが抑止され、一方VOC含有空気が反応室18内の主燃料と反応さ れ、これによりVOC濃度が破砕され所望のVOC燃料値を保持し得ることにな る。 換言すれば、制御システム150は入口部空気Aの変化するVOC値を、延いて は入口部の対応する燃料値を監視しすることにより、VOC破砕装置10を調整し 、最適の動作をさせ る。例えば入口部空気Aの燃料値がアイドリング時だけでパワージエネレータ12 を駆動するに必要なレベルより大きい場合、制御システム150により燃料Cの流 量が好適に減少され、必要に応じて入口空気制御システム110が作動されて、パ ワージエネレータ12が過度の速度で動作すること、ないしは燃焼器が過度に低い レベルで動作することが防止される。 また制御システム150により燃料導入と反応室18内で生じる反応により引き起 こされるタービン26への入口部90での状態変化との間の相対的に長時間の遅れが 補償され、またVOC破砕装置10の他の状態が監視され制御される。本発明の別 の実施態様においては、図6を参照すれば明らかなように、必要ならば含有され るVOCを破砕する前に代表的なプラントからのVOC含有空気を最初に処理す ることが望ましい。本発明のこの実施態様によれば、空気処理システム200が採 用されることが望まれ、1あるいはそれ以上の破砕装置10A.10Bとの連通は上 述した装置10と同様の構成がとられる。空気処理システム200の入口部202は、例 えば入口空気ダクト40と協働する。入口部空気Aはその後チヤンバ203内に導入 され、ここで入口部空気Aは冷却され、サンプリングされて入口部空気A内のV OCレベルが決定される。好ましくは1あるいはそれ以上のセンサ206が入口部 空気A内のVOCレベルを判別するためにチヤンバ203内に好適に支承される。 入口部空気AのVOCが許容できないレベルで含まれていると決定されたとき 、入口バイパス装置208は開放し新鮮な空気がチヤンバ203内に導入される。 更に入口部空気Aは許容可能な範囲内の温度まで好適に冷却される。好ましく はこりような冷却は熱交換システム205を経て効果的に行われる。熱交換システ ム205は熱交換素子204、218および冷却フアン222を備えることが好ましい。熱交 換素子204は出口部および入口部ダクト部材(図示せず)を経て冷却ポンプ211お よび熱交換素子218に好適に連結され、このとき冷却液は熱交換素子204、218間 を好適に再循環されることは当業者には理解されよう。周知の方法で熱交換シス テム205により入口部空気Aが冷却される。一旦冷却された入口部空気Aは遠心 分離機212へ送られ、VOC含有空気から大きな粒子が分離される。一度分離さ れると、VOC含有空気は好ましくはそれぞれの導管214、216により破砕装置10 A.10Bに連通される。簡単に上述したように、破砕装置10A,10Bは上述した VOC破砕装置10と同様の方法で動作して、排気E1、E2が発生され、プラン ト内に出口部230、232を経て放出され。熱処理が行われる。 図7を参照するに本発明による別の実施態様が示されている。ある用途におい て本発明による破砕装置を比較的可動状態で使用することが望ましい。図7に示 されるように可動破砕システム300は好適にはスレツド302を備え、スレツド302 には破砕装置10Cが好適に装着される。破砕装置10Cは上述したVOC破砕装置 10と同様に構成される。このように構成された場合、破砕装置10Cにはパワージ エネレータ12が包有され、パワージエネレータ12には反応室18および燃焼器16が 好適に付設されている。破砕装置10Cの出力即ち排気E3は 出口部303を介し空気・オイル冷却器304内に送られる。本実施態様によれば破砕 装置10Cに対し始動パワーをまた少なくとも最初にパワーを可動破砕システム30 0に与える電圧源306が好適に設けられている。またガスコンプレツサ308は破砕 装置10Cにより要求されるレベルまでガス圧を上昇させるスレツド302に好適に 装着される。ベンチレータ310、312はまたスレツド302に好適に装着される。更 に補助装置322、324、326、328およびポンプ330を有す水供給部320はまた、噴射 水を燃焼器16内に送り窒素酸化物の放出を制御するために利用できる。 可動破砕システム300は制御システム350の動作を通して好適に制御され、制御 システム350は冷蔵装置352の動作を通してオプシヨンとして冷却される。ベンチ レータ、スイツチ等の電子装置のような他の各種の装置も、可動破砕システム30 0に関連して破砕装置10Cを有効に使用するために、周知の方法を使用できる。 本発明を実施する装置の予備実験テストによれば、VOC含有の従燃料を用い ることにより、エンジンを作動するに必要な主燃料の量が供給燃料のエネルギ内 容のロスを伴うことなく減少されることが判明した。従つてこの揮発性化合物破 砕システム10を使用することにより、揮発性化合物が実質的に完全に破砕され、 またエンジンを作動して発電するに必要な主燃料の量が減少される。 従つてVOCを破砕する周知の構成に比べ、VOC破砕装置10は優れた利点を 有することが理解されよう。例えば本発 明の好ましい実施態様の装置を用いた実験によれば、分当たり約6200立方フイー トのレベルでVOC含有空気の効率(例えば99.5%以上の割合)で幅に破砕でき 、公称525kwの電力が得られる。 本発明の全体の効果を示すために月当たり640,000kwを使用し、VOCが百万 当たり3.500部のVOC含有空気を分当たり12,000立方フイートを消費する必要 がある代表的プラントを想定する。更にプラントが各月に97.000サームの石油を 消費する場合も想定する。制御構成を用いない場合、VOCが年間800トン以上 である。 周知の技術(例えば熱酸化法)によれば、VOCの放出が年間50トン以下まで 減少されるが、本発明の装置を利用すると、月当たり約125,000サームまでプラ ントのエネルギ消費が上昇される。 加えて本発明を実施する装置を使用することにより、VOCの有効制御がエネ ルギを低くして実行可能になる。特にこの場合消費エネルギ、即ち燃焼された全 石油燃料は月当たり81,000サームまで減少した。プラントの全稼働コストが減少 されるだけではなく、二酸化炭素、窒素酸化物、硫黄酸化物の放出も実際に減少 した。従つて本発明を使用して揮発性化合物の放出を制御する総合効果は明らか であり、消費石油燃料が低減されてコストも安価になる。 上述の説明は本発明の好ましい実施態様に沿つて行つたが、本発明は図示の特 定り実施態様に限定されないことは理解されよう。各種設計変更が添付の請求の 範囲から離れること なく、部材の構造も含め可能である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE, DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,IT,L U,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ,CF ,CG,CI,CM,GA,GN,ML,MR,NE, SN,TD,TG),AP(KE,LS,MW,SD,S Z,UG),UA(AM,AZ,BY,KG,KZ,MD ,RU,TJ,TM),AL,AU,BB,BG,BR ,CA,CN,CU,CZ,EE,GE,IL,IS, JP,KP,KR,LK,LR,LS,LT,LV,M G,MK,MN,MW,MX,NZ,PL,RO,RU ,SD,SG,SI,SK,TR,TT,UA,VN (72)発明者 マツカーテイー,ロバート エス. アメリカ合衆国 アリゾナ州 85018,フ エニツクス,48ス プレイス 3718 ノー ス (72)発明者 ロジヤース,ドウグ アメリカ合衆国 カリフオルニア州 93291,ビサリイア,シアラ ドライブ 1537 (72)発明者 ロジヤース,ゲイル アメリカ合衆国 カリフオルニア州 91775,サン ガブリエル,ロングデン アベニユー 8353

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.燃焼器と、燃焼器に連結される反応室と、反応室に連結されるエンジンとを 備え、システムは主燃料と従燃料とを入力し、従燃料はVOC含有空気を含み、 主燃料は燃焼器内で燃焼され、従燃料が燃焼器および反応室内で燃焼されてなる 揮発性化合物(VOC)を破砕するシステム。 2.エンジンに連結される回収ジエネレータを備え、エンジンにより回収ジエネ レータが駆動され電気を発生してなる請求項1のシステム。 3.VOCを含む空気を回収する工程と、コンプレツサ内でVOC含有空気を圧 縮する工程と、主燃料流を与える工程と、燃焼器内で主燃料流を燃焼し第1の燃 焼ガス流を作る工程と、第1の燃焼ガス流を反応室へ送る工程と、燃焼室内に圧 縮されたVOC含有空気を送り第2の燃焼ガス流を作る工程と、第1および第2 の燃焼ガス流を反応させてVOCを実質的に破砕し第3の燃焼ガス流を作る工程 と、第3の燃焼ガス流をパワージエネレータに送り駆動する工程と、パワージエ ネレータの動作によりパワーを回収する工程とを包有してなる揮発性化合物(V OC)を破砕する方法。
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