JP2000501549A - 高誘電率を有するポリ(フェニレンスルフィド)複合材料 - Google Patents

高誘電率を有するポリ(フェニレンスルフィド)複合材料

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Abstract

(57)【要約】 高誘電率及び低損失正接を有するポリマー性組成物を、ポリ(フェニレンスルフィド)、高誘電率及び低損失正接を有するセラミック、及び場合により追加の補強充填剤から製造する。好ましいセラミックはチタン酸ストロンチウムである。該組成物は、少なくとも約4の誘電率を有する。雲母、アルミナ又はチタン酸マグネシウムを追加の補強充填剤として用いる場合、熱膨脹率は有意に低下する。

Description

【発明の詳細な説明】 高誘電率を有するポリ(フェニレンスルフィド)複合材料 関連出願 これは、米国特許出願第08/563,801号の一部継続出願である。これと同日に出 願された共通に譲渡された米国特許出願第08/646,403号は、関連する主題を含む 。 発明の分野 本発明は、概して、高誘電率を有する材料の分野、そして更に詳しくは、ポリ (フェニレンスルフィド)と高誘電率及び低誘電正接を有するセラミック充填剤 とを含む複合材料に関する。 発明の背景 高誘電率及び低誘電正接を有する新規材料は、エレクトロニクス産業において 高周波数で用いるために及び小形化を更に可能にする手段として必要とされてい る。これら材料は、それらを薄膜、シート、プラック及び他の成形品にすること ができるならば、それらをマイクロ波周波数での回路板、高エネルギー密度コン デンサー、フィルター、アンテナ、じか埋部材及びマルチチップモジュールとし て用いることができるので、特に有用である。これらには、例えば、無線通信で のような様々な最終用途がある。多数のセラミック材料は、所望の高誘電率及び 低誘電損失を有するが、それらは容易には薄膜にならない。膜及び造形品に二次 加工されたセラミック材料もまた、概して脆い。 所望の性質を有する膜及びシートを製造するための一つのアプローチは、ポリ マーマトリックス及び高誘電率を有するセラミック充填剤を含む複合材料を利用 することである。このアプローチは、それら複合材料を押出又は成形に適する流 動学的性質を維持しながら所望の高誘電率を得るためには、それら複合材料が高 濃度のセラミック充填剤を必要とするので困難である。また、これら複合材料は 、周囲湿分(湿度)及び温度の変化に対して安定でなければならない。耐熱性、 更には、高い機械的強度、耐衝撃性及び耐薬品性もまた全て望ましい。最終的に 、 多数の用途において、これら材料から作られる平板支持体は、銅及び/又は他の 材料と一緒に積層体にされる必要があるであろう。 セラミックと組合わされたポリマーを基剤とするいくつかの高誘電率材料が知 られている。例えば、フルオロポリマー、好ましくはポリ(テトラフルオロエチ レン)(PTFE)と高誘電性材料として用いるためのセラミック材料の複合材 料を教示している多数の特許は、例えば、米国特許第4,335,180号及び同第5,358 ,775号のように Rogers Corporation に譲渡されている。Rogers Corporationは 、高誘電性膜として用いるためのPTFE及びセラミック充填剤の複合材料を販 売している。概して、充填剤を含有するPTFEから薄膜及び他の造形品を作る ことは難しい。 高誘電性複合材料の他の例は、米国特許第5,174,973号で開示されており、こ れは、概して、いくつかの異なったポリマーのいずれか及びいくつかの異なった セラミック材料のいずれかを基剤としうる複合材料を記載している。ドイツ特許 公報DE3,242,657号は、ポリ(エチレンテレフタレート)中のBaTiO3の複 合材料を記載している。公開特許公報第5,307,911号は、エポキシ支持体中で金 属被覆セラミック粉末(例えば、BaTiO3)を用いる有用性を記載している 。金属コーティングは誘電率を増加させる。公開特許公報第57,853号は、ポリ( フェニレンオキシド)及びTiO2の複合材料を記載している。最後に、公開特 許公報第98,069号は、ポリ(フェニレンスルフィド)中のBaTiO3の複合材 料を開示しており、そのメルトでの加工性を向上させるために、低分子量耐熱性 油がそのポリマー複合材料に加えられている。 最後に、マトリックスポリマーがビスフェノールFエポキシ及び有機アミノ硬 化剤を基剤とするエポキシ樹脂であり且つ充填剤が34容量%レベルのチタン酸 バリウムである高誘電性複合材料が記載されている(S.Asaiら,IEEE Transacti ons on Components,Hybrids and Manufacturing Techno1ogy,16巻,5号,1993 年8月,499-504頁)。この複合材料は、エポキシプレポリマーの低粘性ゆえに 、エポキシ樹脂が硬化する前に加工するのが容易であり、そして約20までの誘 電率及び約0.0165〜0.0173の誘電正接がこの複合材料で観察された。 現在、熱可塑性ポリマー及び充填剤を利用し、そして複雑な処理を行うことな く二次加工するのが容易である高誘電率/低誘電正接複合材料が見出されている 。 発明の要旨 高誘電率を有するポリマー性組成物は、ポリフェニレンスルフィド及び高誘電 率を有するセラミックを組合わせることによって製造される。セラミックは、S rTiO3、チタン酸ネオジムバリウム、又はチタン酸ストロンチウムバリウム /ジルコン酸マグネシウムの1種類又はそれ以上である。セラミックは、1GH zの周波数で少なくとも約4.0の誘電率を有する組成物を生じるのに充分であ る量で含まれる。これらポリマー性組成物は、それらが高誘電率及び低損失正接 の両方を有するので、アンテナなどの電子部材を製造するのに有用である。 高誘電率及び低損失正接を有する積層体もまた、これら組成物から製造するこ とができる。このような積層体は、ポリ(フェニレンスルフィド)及びSrTi O3、チタン酸ネオジムバリウム又はチタン酸ストロンチウムバリウム/ジルコ ン酸マグネシウムの1種類又はそれ以上を含有する上記のポリマー性組成物の少 なくとも一つの平板支持体を含む。銅又は他の金属の層は、ポリマー性組成物の シートの一方又は両方の面に積層されるか又はコーティングされて、1.0GH zの周波数で少なくとも約4.0の誘電率を有する積層構造物を生じる。 高誘電率を有する積層体を製造する方法は、次の工程を含む: (a)ポリ(フェニレンスルフィド)と、1.0GHzの周波数で少なくとも 約4.0の誘電率を有するポリマー性組成物を生じるのに充分な量の、チタン酸 ストロンチウム、チタン酸ネオジムバリウム及びチタン酸ストロンチウムバリウ ム/ジルコン酸マグネシウムから成る群より選択される1種類又はそれ以上のセ ラミックとを配合する工程; (b)該ポリマー性組成物を平板支持体に造形する工程;そして (c)銅又は他の金属を該支持体の一方又は両方の表面上に適用する工程。 “造形”は、ポリマーをシート、膜又は立体物などの二次加工品に製造するあ らゆる過程を意味する。このような処理には、押出、射出成形、圧延、圧縮成形 等が含まれる。 上記のポリマー性組成物は、場合により、他の充填剤を含んでいてもよく、こ れらは補強充填剤として又は成形の潤滑のため若しくは電気的性質を改良するた めなどの他の目的で含められる。好ましい充填剤には、ガラス繊維、雲母、アル ミナ及びチタン酸マグネシウムが含まれる。雲母、チタン酸マグネシウム及びア ルミナは、向上した物理的性質をもたらし、そして更に、熱膨脹率(CTE)を 低下させて、これら組成物を用いて製造された積層体の狂いを減少させる。雲母 は、平板支持体又は積層体の平面のCTEを低下させ、そしてそれより少ない程 度で、平面に対して垂直のCTEを低下させる。アルミナ及びチタン酸マグネシ ウムは、支持体又は積層体の平面に対して垂直のCTEをより大きく低下させる 。 発明の詳細な説明 ポリ(フェニレンスルフィド)と、SrTiO3、チタン酸ネオジムバリウム 及びチタン酸ストロンチウムバリウム/ジルコン酸マグネシウムを含む群からの セラミックの1種類又はそれ以上との組合わせは、(約500MHzを越える) 高周波数の電子回路で用いるための高誘電率を有する支持体を製造するのに優れ た組成物を生じる。高誘電率は、更に小形化するのに必要とされる。損失正接( 誘電損失、誘電損率又は損失係数としても知られる)は低く、これは、ノイズを 減少させ且つ信号損失を最小限にするのに有益であるし、しばしば必要である。 ポリマー及び高誘電率を有するセラミック又は他の充填剤を含む組成物は、また 、本明細書中において“高誘電性組成物”及び“高誘電率組成物”とも称される 。 ポリ(フェニレンスルフィド)は、次の分子式を有する周知且つ容易に入手可 能なポリマーである。 [−Ar−S−]n 式中、Arは1,4−フェニレン基である。ポリマー鎖中には、1,3−フェニ レン、4,4’−ビフェニレン、2,4−トリレン、2,5−トリレン、1,4 −ナフチレン、2,6−ナフチレン、1−メトキシ−2,5−フェニレン、2− ハロ−1,4−フェニレン(ハロは、クロロ、ブロモ、フルオロ又はヨード置換 基である)等のような低パーセンテージ(約10%未満)の他の芳香族基も含ま れていてよい。商用銘柄のポリ(フェニレンスルフィド)のいくつかは、ポリマ ー中に少数の三官能性アリール基又は他の架橋結合が存在するために、僅かに分 岐状である。商用銘柄のポリ(フェニレンスルフィド)は全て、適当であると考 えられる。ポ のもとで G.E.P1astics 及び商標 TEDUR8のもとで Mobay Corporationを含む多 数の製造業者から入手可能である。 ポリ(フェニレンスルフィド)とブレンドされる3種類の好ましいセラミック 材料は、いずれも商業的に入手可能であるか又は当該技術分野で公知の方法によ って容易に合成される。例えば、金属チタン酸塩は、所望の生成物を得るのに必 要な化学量論的比率の金属酸化物(例えば、Sr、Ba、Nd、Zr及び/又は Mgの酸化物)及びTiO2を焼結することによって製造できる。例えば、合成 法についての更に詳細に関しては、J.M.Herbert による“Ceramic Die1ectricsA ndCapacitors”,Gordon and Breach Science Pub1ishers,ニューヨーク,1985 を参照のこと。混合金属チタン酸塩中のBa及びNd、又はMg、Ba、Zr 及びSrの比率は、所望の損失正接及び誘電率を得るために最適にすることがで きる。チタン酸ストロンチウムは、いくつかの製造業者から入手可能である。チ タン酸ストロンチウム及びチタン酸ネオジムバリウムは両方とも Tam Ceramics ,ナイアガラ・フォールズ,NYから入手可能であり、それぞれ、TICONTM55 及 び COG900MW として販売されている。市販のチタン酸ネオジムバリウムは、約1 のBa:Nd原子比を有し、少量のBi(Ba又はNdと比較して<10%)及 びチタン酸塩化学量論を釣り合わせるのに充分なTiを含む。この材料は1.0 GHzで約92の誘電率及び約0.001の誘電正接を有する。好ましいチタン 酸ストロンチウムバリウム/ジルコン酸マグネシウムは、約68重量%のBaT iO3、約28重量%のSrTiO3及び約3重量%のMgZrO3を焼結するこ とによって又はそれら酸化物の種々の混合物を焼結することによって製造できる 。 チタン酸ストロンチウム(SrTiO2)は、好ましい高誘電性セラミックで ある。それは、ポリ(フェニレンスルフィド)と容易に配合されて、膜又はシー トの射出成形及び押出のような方法によって容易に造形品に二次加工される高誘 電率組成物を生じる。それは、好ましくは、約0.2ミクロン〜約10ミクロン 、好ましくは、約1〜約2ミクロンの範囲内の平均粒度を有する粉末として用い られる。それより大きいか又はより小さい粒度も、二次加工される製品の寸法及 び形状に依存して用いることができる。電気的性質は、SrTiO3の量を調整 す ることによって、具体的な用途に対して容易に微細変更される。損失正接は、い ずれのSrTiO3レベルでも低く、概して、1.0GHzの周波数で0.003 を越えない。更に、これら組成物の混合及び射出成形の容易さのために、再現性 のある誘電率を与える特定の組成物を製造することができる。したがって、例え ば、ポリ(フェニレンスルフィド)中に容量基準で19%のSrTiO3を含有 する組成物は、100の試料データポイントについて0.135の標準偏差で、 6.03の誘電率を有する。ポリ(フェニレンスルフィド)中のSrTiO3の濃 度は、いずれの用途でも所望の誘電率に依存し、その濃度は、具体的な用途に依 存して、典型的には、容量基準で約10%〜約70%であり、好ましい範囲は、 約20%〜約70%又は約30%〜約70%である。したがって、少なくとも約 6、少なくとも約10又は他の値の誘電率を有する組成物は、具体的な用途のた めに容易に製造される。 セラミック(例えば、SrTiO3)及びポリ(フェニレンスルフィド)のコ ンパウンドは、セラミック充填剤が補強充填剤として働くので、充分な引張特性 を有する。しかしながら、ガラス繊維などの他の充填剤もまた、充填剤入りポリ (フェニレンスルフィド)を更に補強するために又は成形の潤滑若しくは電気的 性質を修飾するためなどの他の目的で加えることができる。これら充填剤は、ポ リ(フェニレンスルフィド)が、約10容量%〜約70容量%の範囲内のセラミ ックを含めた充填剤の全含有量を有するようなレベルで加えられる。他の充填剤 が高誘電性セラミック(例えば、SrTiO3)と一緒に含まれる場合、そのセ ラミックは約2容量%程度の低いレベルで用いられ得る。用いることができる固 体又は補強充填剤には、いずれも粒子か又は繊維の形の、炭素、ウォラストナイ ト、雲母、タルク、ケイ酸塩、シリカ、クレー、ポリ(テトラフルオロエチレン )、熱互変性液晶ポリマー(thermotropic liquid crystalline polymer)、ア ルミナ、ガラス、岩綿、炭化ケイ素、ダイヤモンド、溶融石英、窒化アルミニウ ム、酸化ベリリウム、窒化ホウ素及びチタン酸マグネシウムが含まれ、2種類以 上の充填剤の混合物も含まれる。酸化防止剤、離型剤並びにサイズ剤及びカップ リング剤もまた加えることができる。若干のこれら他の添加剤(例えば、炭素) の使用は、損失正接又は誘電率へのそれらの有害作用によって制限されことがあ りう る。ガラス繊維は、更に補強を行うのに望ましい充填剤である。雲母、チタン酸 マグネシウム及びアルミナは、積層体のような低い熱膨脹率が望まれる用途に好 ましい。雲母は、平板支持体の平面のCTEを低下させ、そしてそれより少ない 程度で、その平面に対して垂直のCTEを低下させる。アルミナは、平面に対し て垂直のCTEを雲母の場合より強く低下させる。雲母及びアルミナもまた本組 成物を補強する。 高誘電性ポリマー性組成物は、ポリマー及び充填剤のコンパウンドを製造する 標準法によって製造される。これらの方法は、典型的には、ポリマーを溶融させ るのに充分に高い温度で充填剤及びポリマーを混合することを包含する。二軸ス クリュー押出機中でのポリマー及びセラミック充填剤の配合は、好ましい方法で ある。 このポリマー性組成物は、容易に造形品にされる。この充填剤入りポリ(フェ ニレンスルフィド)は低溶融粘度を有するので、エレクトロニクスにおいて支持 体(例えば、印刷回路板)として特に有用な、膜、シート、プラック、ディスク 、及び他の平板形状に容易に造形することができる。三次元形状も製造すること ができる。ポリマーは、押出、射出成形及び圧縮成形などの多数の方法によって 造形されうる。膜及びシートは、典型的には、射出成形法又は押出法によって製 造される。 高誘電率及び低損失正接を有する積層体も、これらポリマー性組成物から容易 に製造される。このような積層体は、アンテナ、フィルター、カプラー、スプリ ッター等のようなrf回路を製造する場合に特に有用である。それら積層体は、 概して、銅又は他の金属の2層間に置かれたシート、膜又はプラックのような、 上記のポリマー性組成物の平板支持体を有する。金属は、必ずしも積層過程によ って適用されていないので、“積層体”という用語はより広範な意味を有し、そ して積層以外の方法によって製造される積層構造体を包含する。平板支持体は、 縁部の他に二つの表面を有する。支持体の厚みは、用途に依存して選択されるも のであるが、概して、約1ミル〜約500ミルの範囲内であろう。 平板支持体の少なくとも一方の表面は、それに対して接着した金属層を有し、 そして一般的には、両面が金属層を有する。その金属は電気導体として存在する 。 銅は好ましい金属であるが、金、チタン、銀及びそれらの又は銅との合金などの 他のものを用いてよい。金属は、蒸着若しくはスパッターなどのコーティング法 によって、又は電気めっき用に活性化されたシート表面上に電気めっきによって 適用されたコーティングの形で含まれることができる。金属を適用する好ましい 方法は、実際の積層工程によるが、これによって、金属膜又は箔が支持体の表面 上に積層される。その金属膜又は箔は薄く、概して約1/8ミル〜約12ミルの 範囲内であり、その同じ厚みの金属を有する積層体を生じる。“箔”及び“膜” という語は、本明細書中において金属膜及び箔を記載する場合に同じ意味に用い られる。金属は、充填剤入りポリ(フェニレンスルフィド)シート上への接着剤 の使用によって、又はポリ(フェニレンスルフィド)をその融解温度まで加熱し 、同時に金属膜若しくは箔をそのポリマーシートに対してプレスすることによっ て積層される。或いは、押出されたばかりのポリ(フェニレンスルフィド)のシ ート上に、そのシートがまだ溶融又は軟化状態にある間に、それが押出機のダイ から出る時に、金属膜又は箔を一緒に同時供給し、そして一組のローラーなどの 加圧装置にその金属膜又は箔とポリマーシートを通過させることによって、金属 膜又は箔を積層することができる。溶融ポリマーから直接的に積層体を製造する もう一つの方法は、金属膜又は箔を金型の内壁に対して配置した後、溶融ポリマ ーを射出成形法で加圧下でその金型中に供給することである。この成形過程の圧 力は、ポリマーが冷却して硬化した後に、良好に接着した積層体を生じる。好ま しい方法は、予備成形されたポリマー支持体に対する金属箔又は膜を熱及び加圧 下で適用することである。好ましい金属箔は、金属とポリマーとの間の接着を容 易にするために片側に艶消面を有する。艶消面が約1ミクロンの算術平均ざらつ き(roughness)値及び約10ミクロンの平均ピークー谷高さを有する表面プロ フィールを有する箔を得ることができる。これらは許容しうる接着性を与える。 艶消面の表面ざらつきを増加させるように処理された箔を得ることもできる。こ れらは、より良い接着性を与えるので好ましい。 この方法によって製造された積層体は、1.0GHzの周波数で約4であるか 又はそれより大きな誘電率を有する。用途に依存して、少なくとも約6、少なく とも約10、又は更に高くてよい他の値の誘電率を有する積層体を生じるのに充 分なセラミック充填剤が含められうる。更に、損失正接は低く、概して、1.0 GHzの周波数で約0.003を越えない。 積層体を含めた多数の用途において、熱膨脹率は低下していなければならない 。積層体の場合、支持体と金属層との間の熱膨脹率に大きな差がある場合、その 積層体は狂う(すなわち、曲る)ことがあるし、又は極端な場合、金属層と支持 体との間の膨脹又は収縮の違いのために離層が起こりうる。これは、銅の層が平 板支持体の両面に対して接着している積層体において最も一般的に見られる。初 めに、たとえ応力が存在しうるとしても、それらの力は両面に対して同じである ので曲りは存在しない。後の処理中に銅が積層体の片面から除去されるにつれて 、明らかに、積層体の二つの面に対する応力が異なるので、積層体は曲がり始め る。チタン酸ストロンチウム/ポリ(フェニレンスルフィド)支持体は、その組 成物中に30%未満の充填剤が含まれる場合、約50ppm/℃より大の熱膨脹 率(CTE)を有するが、銅の層は、約16ppm/℃のずっと低いCTEしか 有さない。ガラス繊維又はガラスフレークのような材料を用いる支持体の補強は 、引張特性及び熱的性質(すなわち、加熱撓み温度)を増加させるが、CTEは なお約30ppm/℃より大きいので、その向上した引張特性は曲りを防止しな い。追加の充填剤としての雲母、アルミナ及び/又はチタン酸マグネシウムの使 用は、支持体の引張特性及び/又は熱的(例えば、加熱撓み温度)性質を増加さ せる。CTEは、雲母、アルミナ及び/又はチタン酸マグネシウムが含まれる場 合に有意に(例えば、幾つかの組成物では約25ppm/℃まで)低下する。 雲母、アルミナ及び/又はチタン酸マグネシウム充填剤は、前記のように、溶 融相において高誘電率セラミック充填剤と一緒にポリ(フェニレンスルフィド) と一段階又は二段階で(すなわち、逐次的に)配合することができる。二軸スク リュー押出機が好ましい。雲母及び/又はアルミナ及び高誘電性セラミックとポ リマーとの同時の配合は、最も簡単で最も経済的な方法であるので好ましい。雲 母及び/又はアルミナ及び高誘電性セラミック充填剤(例えば、SrTiO3) は、典型的には、約10容量%〜約70容量%の範囲内の組合わせ量で含まれ、 高誘電性セラミックの量は約2容量%程度である。 誘電性積層体は、多層が存在するように積重ねられて相互連結されることがで きる。それら層は、種々の誘電率及び種々の厚みを有して、マルチチップモジュ ール及び回路板の支持体を成形することができる。 高誘電性複合材料及び積層体には多数の用途がある。例えば、シート、膜、プ ラック等はいずれも、マイクロ波で使できる印刷回路板を製造するための支持体 として用いることができる。平板支持体の他の用途には、高エネルギー密度コン デンサー、フィルター、アンテナ、じか埋部材及びマルチチップモジュールが含 まれる。これら材料が特に有用である用途は、無線装置用のマイクロストリップ 、ダイポール及びパッチアンテナなどの印刷回路アンテナである。これらの種類 のアンテナは、その支持体がセラミックであるので典型的には平坦であり、した がって、それらの発信信号及び受信信号に対する応答は指向性である。これら材 料は容易に曲線又は他の造形された形にすることができるので、アンテナ応答( 送信か又は受信)の指向性を所望のように調節することができる。他の用途には 、伝送線、誘導子、コンデンサー、フィルター(例えば、低域フィルター、高域 フィルター、帯域フィルター及び帯域消去フィルター)、信号カプラー、支線カ プラー、電力スプリッタ、信号スプリッタ、インピーダンス変成器、半波長及び 四分の一波長変成器、及びインピーダンス整合回路などの印刷(ストリップ線路 又はマイクロストリップ)rf及びマイクロ波回路要素が含まれる。 本発明を次の非限定的実施例によって更に例証する。実施例1〜3 ポリ(フェニレンスルフィド)及びチタン酸ストロンチウムの一連の3種類の 複合材料を、表1で示された割合で製造した。Hoechst Ce1anese Corporation, ルフィド)を、Tam Ceramics,Inc.,4511ハイド・パーク・ブルバール,ナイア ガラ・フォールズ,NY14305 から購入された TIC0NTM 55 チタン酸ストロンチ ウムと一緒に、BARTSTOFFTM又は HAAKETMメルトミキサー中において285℃〜 290℃で約5分間配合した。配合された生成物を水中に押出してペレット化し た。配合する前のセラミックは、約1〜約2ミクロンの平均粒度(Fisher 超分 粒器を用いて測定される)を有する粉末であった。 次に、ペレット化されたコンパウンドを、DEMAG 及び B0Y30M 射出成形機をそ れぞれ用いる約300℃の溶融温度での射出成形によってプラック(6”×6” ×1/8”及び6”×6”×1/16”)及び1/8”厚みディスク(直径2〜 2 1/2”)にした。このプラックの誘電率(Dk)及び損失正接を、室温(20 ℃)での周波数の関数として測定した。1MHzでの誘電率及び損失正接をHewl ett Packard HP 4192ALF インピーダンスアナライザー及び HP 1645B 誘電固定 装置(dielectric fixture)を用いて測定した。1、2及び5GHzでの誘電率 並びに損失正接は、ASTM試験法D2520号の方法Bによる空洞共振技術(cavi ty resonance technique)によって測定された。これらデータを表1に示す。 比較のために、ポリ(フェニレンスルフィド)の1.0GHzでの誘電率及び損 失正接は、それぞれ3.13及び0.0021である。実施例4 のコンパウンドを、実施例1〜3の場合と同様の方法によって製造した。チタン 酸ネオジムバリウムは、Tam Ceramics,ナイアガラ・フォールズ,NYから、約 0.2ミクロン〜約10ミクロンの範囲内の粒度を有する粉末として入手され、 そして COG900MW という表示で販売された。チタン酸ネオジムバリウムは、ほぼ 約1のBa:Nd原子比を有し、少量のビスマス(Ba又はNdと比較して<1 0%)及びチタン酸塩の理論量にするのに充分なTiを含む。その粉末は、1. 0GHzで約92の誘電率及び1.0GHzで約0.001の損失正接を有する。 チタン酸ネオジムバリウムを表2に示されたレベルで含有する2種類のコンパウ ンドを製造した。これらを、直径約2”〜2 1/2”の1/8”厚みディスクにし た。そのディスクについての誘電率及び損失正接は、実施例1〜3で記載の方法 により1.0GHzで測定された。損失正接は、SrTiO3を含有する複合材料 について測定されたのとほぼ同程度に低いか又はそれより低いことが判る。実施例5 コンデンサーなどの多数の用途に対して、高誘電性/低損失正接複合材料は、 膜、シート、プラック等でありうる支持体が2層の銅膜の間に積層されている積 層体として用いられるであろう。積層体は、概して、次の手順の一つによって製 造される。 (a)加熱及び加圧。TICONTM55チタン酸ストロンチウムと配合された FORTRO 箔の間にサンドイッチした。銅箔は、Gou1d Inc.,Foi1 Division,イーストレー ク,オハイオから、JTC銘柄1として入手された。実験は、約18ミクロン及 び35ミクロンの厚みをそれぞれ有する、共に1/2オンスの試料及び1オンス の銅箔を用いて行われた。箔は、約1ミクロンの算術平均ざらつき値及び約10 ミクロンの平均ピークー谷高さを有する表面プロフィールを有する艶消面を片面 に有した。試験はまた、艶消面のざらつきを増加させるように製造業者によって 処理された銅箔を用いて行われた。処理された銅箔は、JTC銘柄3として販売 された。3層(複合材料及び箔)を、静真空プレス中の真空下(100トル未満 )で約55psiの圧力下に置き、そしてポリマーの融解温度を越える約300 ℃の温度まで50分間にわたって加熱した。試料が302℃に達するやいなや加 熱を停止し、そして次に、試料を約65℃まで約20分間の一定時間にわたって 冷却し戻した。 接着性は、次の方法にしたがって行われる180゜引張試験によって測定され る。プラック上の銅を、1インチ幅ストリップに剥離できるように切断する。プ ラックからのストリップの剥離は、手で始めた後、耐剥離性を測定しながら続け る。剥離は、180゜の角度で(すなわち、プラックの表面に平行に)、0.5 インチ/分の速度で行われる。接着性は、銅を剥離するのに必要な力/インチ( 銅の幅)として報告される。上記のポリ(フェニレンスルフィド)/SrTiO3 複合材料に対して積層された銅の接着性は、この方法を用いて約3.5〜4. せる表面処理を施された銅箔(JTC銘柄3)もまた、同様の方法を用いて複合 より大きい)。 (b)銅箔は、接着剤の使用によって、ポリ(フェニレンスルフィド)/チタ ン酸ストロンチウム支持体に適用することもできる。このために充分に働く接着 剤は、Courta1ds Performance Fi1ms Co.から入手可能である C-F1exTM接着剤で ある。この接着剤は、2層の銅箔それぞれと支持体の2表面との間に適用される 。 次に、銅及び支持体を、実施例4(a)で用いられたのと同様の静真空プレスを 用いて約140psiの圧力下において204℃で1時間加熱する。接着性は、 (c)銅の層は、電気めっきを可能にするように変性された支持体を電気めっ きすることによっても適用しうる。或いは、銅をスパッター又は蒸着によって適 用できる。スパッター及び蒸着によって作られた層は、通常、極めて薄い。電気 めっきによって適用された層は、厚くも薄くもできる。 (d)積層体は、銅膜又はシートを金型のキャビティ中に配置された後、ポリ (フェニレンスルフィド)及び1種類又はそれ以上の充填剤を含有する組成物を その金型中に射出成形することによって一段階で直接的に製造することもできる 。 いることによって適所に保持される。溶融ポリマーが金型中に押込まれるにつれ て、銅は金型と溶融ポリマーとの間で強固に加圧される。ポリマーが凝固するに つれて、積層体が成形される。典型的な例の場合、8oz HPM 射出成形機を150 トン締付力で用いて、Gould Inc.からの1オンスか又は1/2オンスのいずれか のJTC銘柄3銅膜と、SrTiO3及び雲母を含有するポリ(フェニレンスル フィド)とから、6”×6”×0.125”積層体を製造する。バレル温度は、 320℃の溶融温度に達するように設定される。金型部分の温度は120℃〜1 40℃である。最大容量の約30%に相当する遅い射出速度を用いて、成形品性 状及び積層体外観の最大均合を得る。金型に4000psiで射出し、そして3 000psiの圧力下で15秒間保持する。部材を40秒間冷却させた後、金型 から取出す。サイクルが完了するのは約65秒である。 (e)積層体は、ポリマーを押出して1層又はそれ以上の膜を成形し、1層又 はそれ以上の金属膜を同時供給し、そして金属膜及び押出されたばかりのまだ溶 融又は軟化状態にあるポリマー膜を加圧して積層体を製造することによってポリ マー及び金属膜から直接的に製造することもできる。その方法は、ポリマー膜の 両面に対して金属膜の層を適用して、両面に金属層を有するポリマー積層体を製 造するのに最も典型的に用いられる。それはまた、一方の表面上に金属層を有す る積層体を製造するのに又はポリマー及び金属膜の多層を有する積層体を製造す るのに用いることができる。 一例として、前に記載したように、62容量%のポリ(フェニレンスルフィド )、14容量%のSrTiO3及び24容量%の雲母を含有する組成物を、次の ように、Gou1d Inc.からのJTC銘柄3銅箔の層(1オンス又は1/2オンス) に対して積層する。ポリマー性組成物を、真空乾燥機中において135℃で4時 間で乾燥させる。次に、それを、重力供給ホッパーを介してバレル直径3.5” の一軸スクリュー押出機中に供給する。押出機バレル温度は、供給帯域での28 0℃から計量帯域での300℃までである。メルトポンプを用いて、ダイへの一 様なポリマー流を提供する。メルトポンプ及びメルトラインは300℃で維持さ れ、同時に、ダイ温度は310℃であり、そしてダイリップ間の間隙は1/8イ ンチであり、これは1/8インチ厚みシートを生じる。溶融ウェブは、水平3ロ ールスタックの最初の2本のロールの間に垂直に下方へ押出される。クロム表面 仕上ロールは18”の直径を有し、そしてロール1と2との間の間隙は1/8イ ンチである。ウェブは標準的なS字巻きを経て進み、そしてロールスタックから 固形で出て来る。ロール温度は、油を循環させることによって70℃で維持され る。片面に銅を有する積層体は、溶融ウェブと3ロールスタックの中ロールとの 間に銅箔のシートを供給することによって製造される。両面に銅を有する積層体 は、溶融ウェブの両面に銅箔を供給することによって製造される。次に、積層さ れたシートは1対のゴム引張ロールを通過し、そして剪断ブレートカッター中に 入るが、これは、そのシートを所望の長さに細断する。銅は、シートに対して充 分な接着性を有する。実施例6 チタン酸ストロンチウム粉末を含有する複合材料の物理的及び電気的性質のいく つかを下記に要約する。 その材料の吸湿性を、ASTM法D570 によって0.01%と測定した。誘電 率を縦方向(成形中の流れの方向)で及び縦方向に対して垂直で測定して、誘電 特性に何等かの変化(すなわち、異方性)が存在したかどうか確認した。誘電率 は二つの方向で同じであり(3%以内)、誘電異方性はほとんど又は全く存在し なかったことが示された。 ポリ(フェニレンスルフィド)/チタン酸ストロンチウムシートの誘電率の温 度依存性を、−50℃〜100℃の温度範囲にわたって測定した。2種類の試料 は、約30容量%のチタン酸ストロンチウムを含有した。誘電率は、温度と共に 若干の変化を示し、一方の試料では−50℃での約10.5℃から100℃での 約9.8まで、そして第二試料では−50℃での約10.1℃から100℃での 約9.5までであった。24℃での二つの試料の誘電率はそれぞれ約10.1及 び9.7であった。損失正接は温度と共により大きく変化し、両方の試料につい て−50℃での損失正接は約0.0014であり、室温での損失正接は約0.00 20であり、そして100℃での損失正接は約0.0023であった。 最後に、ポリ(フェニレンスルフィド)中に30容量%のチタン酸ストロンチ ウムの複合材料の試料に、約30℃〜約250℃の範囲にわたる動的機械分析を 施した。シート(非積層)の貯蔵弾性率は約40℃で約9.8GPaであったが 、積層試料の貯蔵弾性率は40℃で約11GPaであった。したがって、プラッ クは、その上に銅箔を積層された場合、実際に幾分補強された。実施例7 TICONTM55チタン酸ストロンチウム粉末(2.53ポンド)、雲母(0.766 ド)を、Brabender 二軸スクリュー押出機中において、概して実施例1〜3の方 法を用いて配合して、20容量%のチタン酸ストロンチウム、10容量%の雲母 及び70容量%のポリ(フェニレンスルフィド)を有するコンパウンドを製造し た。雲母は、KMG Minera1s,Inc.,キングズ・マウンテン,ノース・カロライナ 2 8086から入手され、L-140 と表示されていた。雲母は、約70ミクロンの平均粒 度を有する小板の形であった。押出機のダイ温度は285℃〜300℃であり且 つスクリュー速度は60rpmであった。雲母、チタン酸ストロンチウム及びポ リ(フェニレンスルフィド)のコンパウンドを、実施例1〜3の方法によって1 /16”厚みプラックにした。次に、そのプラックを、Gou1d Inc.から入手され た1オンスか又は1/2オンスJTC銘柄3銅膜1枚をそのプラックに対して実 施例5(a)の方法にしたがう加熱及び加圧によって適用することにより積層体 にした。実施例8〜17 雲母、チタン酸ストロンチウム及びポリフェニレンスルフィドの他の組成物を 基剤とする積層体を、概して実例7の方法にしたがって製造した。実施例17で は、FORTRON8W203 を用いた。実施例16及び17では、種々の銘柄の雲母を 用いた(L-135,約250ミクロンの平均粒度を有する)。 次に、実施例7〜17のプラックに様々な試験を施して、誘電特性及び機械的 性質を測定した。熱膨脹率(CTE)は、ASTM E-831-86 にしたがって動 的機械分析器を用いて測定された。プラックのCTEは、次の三方向で測定され た。(1)縦方向(流れの方向又はx方向とも称される);(2)流れの方向に 対して垂直の且つプラックの平面での横断方向(y方向とも称される);(3) プラックの平面に対して垂直(z方向)。曲げ強さ及び曲げ弾性率は、ASTM 法D790 を用いて測定された。264psi荷重下の加熱撓み温度(HDT)は 、ASTM法D648 によって測定された。1GHzの誘電率及び損失正接は、実 施例1〜3で記載の方法によって測定された。プラックの吸湿性は、ASTM法 570によって測定された。実施例7〜17についてのデータを表3に纏める。 表3において、xy平面での誘電率及び損失正接測定値には異方性がほとんど 又は全く存在しなかったことが判る。更に、損失正接が低く、最大測定値は約0 .0022であった。熱膨脹率はx及びy方向で若干の異方性を示したが、CT E値は、概して30ppm/℃未満であり、これは、積層体の狂い及び曲りを防 止するのに充分に低いと考えられた。CTE値は、−30℃〜230℃の温度範 囲にわたって測定された。z方向のCTE値は、−30℃〜80℃及び80℃〜 230℃で測定された。両方の値を表3に報告する。ポリマーのTgである約8 0℃で大きな増加がある。吸水度が低いこともまた、雲母が水分を吸収しうるこ とを考えると、注目すべきである。 比較用に、FORTRON W-205 ポリ(フェニレンスルフィド)及びSrTiO3( 43.5重量%)を有するが雲母不含である二つの試料をプラックにした後、物 理的性質についていくつか同じ試験を行った。これらを対照1及び対照2として 表3に報告する。SrTiO3を含むが雲母不含である複合材料は、雲母を含 有する複合材料よりもはるかに高いCTE(プラックの平面で53.5〜59. 6ppm/℃)を有する。雲母及びSrTiO3を含有する複合材料はまた、S rTiO3だけを含有するものより高い熱撓み温度及び曲げ弾性率を有する。実施例18〜21 追加の比較データを、FORTRON W-205 ポリ(フェニレンスルフィド)、ガラス 繊維及びSrTiO3のコンパウンドを製造することによって作成した。これら は、40重量%ガラス繊維入りポリ(フェニレンスルフィド)FORTRON 1140L6及 び FORTRON W205 ポリ(フェニレンスルフィド)(無充填)をSrTiO3と配 合して、ガラス、SrTiO3及びポリマーの所望の比率を得ることによって製 造された。次に、比較目的で相対容量を計算した。これらを1/16”厚みプラ ックにした後、積層体にした。それらプラックを、雲母入りプラックについて用 いられたのと同じ方法を用いて試験した。データを表4に報告する。4種類の試 料を実施例18〜21として挙げる。CTE値は、雲母入り組成物の値よりもは るかに高い。曲げ強さ及び加熱撓み温度もまた、より高い曲げ弾性率値を有した 雲母入り組成物の値より高い。誘電率は、x及びy方向間で雲母入り組成物より 大きい異方性を示した。ガラス繊維入り組成物の損失正接もまた、雲母入り組成 物の場合より高かった(雲母入り組成物の全ての0.0022未満と比較して、 ガラス繊維入り組成物では0.0023〜0.0031)。実施例22 更に比較のために、補強充填剤としてガラスフレークについても試験した。ガ ラスフレークは、Hammermi11ed FLAKEGLASTM 74x59647 という名称で販売されて おり、Owens Corning,ハンティントン,PAから入手された。その平均粒径は 0.4mmであった。ガラスフレーク、SrTiO3及び FORTRON W-205ポリ(フ ェニレンスルフィド)を、二軸スクリュー押出機中において上記の同様の一般的 な方法を用いて配合した。上記の方法を用いてコンパウンドをプラック及び積層 体にし、そして同様の試験を行った。62容量%のポリ(フェニレンスルフィド )、18容量%のガラスフレーク及び20容量%のSrTiO3のコンパウンド は、−30℃〜230℃の温度範囲にわたって測定された、x、y及びz方向で 30.2、35.6及び43〜139ppm/℃のCTEを有した。プラックの 曲げ強 さ及び弾性率は、16.41ksi及び1.74Msiであった。加熱撓み温度は 209℃であった。誘電率は、x及びy方向で7.34及び7.47であった。損 失正接は、x及びy方向で0.0031及び0.0030であった。吸水度は0. 02%であった。x−y平面でのCTEは、ガラス繊維含有よりも低いが(30 .6〜35.6)、雲母入り及びアルミナ入り組成物のCTE値よりなお高く、 概して、30未満である。物理的性質(曲げ弾性率、加熱撓み温度)は、SrT iO3だけを含む組成物よりも幾分向上した。曲げ弾性率値及び加熱撓み温度は 、雲母入り組成物の値よりもはるかに低かった。誘電率は、雲母及びSrTiO3 について見られたものよりも、x及びy方向で大きい異方性を示した。ガラス 繊維入り組成物の損失正接値は、雲母入り組成物の値(0.0022未満)より も高かった(0.0030〜0.0031)。実施例23〜26 FORTRON W205ポリ(フェニレンスルフィド)、アルミナ及び TICON 55 チタン 酸ストロンチウムか又はチタン酸ネオジムバリウム(COG900MW,Tam Ceramics製 )の一連のコンパウンドを、Brabender 二軸スクリュー押出機中で製造した。こ れらを、BOY30M射出成形機で、2インチの直径を有する1/8”厚みディスクに した。物理的性質及び誘電特性を、前の実施例で用いられた方法によって測定し た。4種類の試料を製造した。データを表5に纏める。誘電率は、20℃におい て周波数2GHzで測定した。これらの実験で用いられたアルミナは、A1coa In dustrial Chemica1s Division,ボーキサイト,アーカンソーから入手された。 実施例23及び24において、アルミナは、3.6ミクロンの中央値粒度を有す る焼成アルミナ Realox Reactive銘柄A-3500 であった。実施例25及び26に おいて、アルミナは、6〜10ミクロンの中央値粒度を有する低ソーダ焼成アル ミナ銘柄A-10 であった。 これらの実例において、z方向のCTEは低く、しかも−30〜80℃の範囲 にわたる温度で一定と考えられる(実験誤差の範囲内)。損失正接もまた低く、 実施例において0.0029の最大値を有する。実施例23、24及び25の誘 電率は温度の関数として測定され、そして一定であった(実験誤差の範囲内)。 −40℃〜85℃の温度範囲にわたって、実施例23の誘電率は平均して6.0 2〜6.18であり、実施例24の誘電率は5.78〜5.93であり、そして実 施例25の誘電率は6.60〜6.88であった。実施例26A SrTiO3及び雲母を含有する組成物はまた、温度につれて比較的不変であ る誘電率を示す。したがって、62容量%の FORTRON W205 ポリ(フェニレンス ルフィド)、14容量%のSrTiO3及び24容量%の雲母の組成物からディ スクを製造した。誘電率は、−40℃〜85℃のいくつかの温度で測定した場合 、6.26〜6.39であった。実施例27〜29 約9〜10の誘電率を有する3種類の組成物を、前記の方法によって製造した 。それら組成物を、電気的性質及びCTEを試験するために1/8”厚み×約2 ”直径ディスクにした。組成物及び結果は次の通りである。 実施例27:50容量%のポリ(フェニレンスルフィド)(PPS)/25容 量%のSrTiO3/25容量%の雲母は、20℃において2GHzで測定され た9.31のxy平面での誘電率を有する。−40℃〜85℃の温度範囲にわた る誘電率には、実験誤差の範囲内で変化がなかった(測定された値は9.49〜 9.14であった)。2GHzにおけるxy平面での損失正接は0.002であ り、そしてz方向でのCTEは32.92ppm/℃である。 実施例28:50容量%のPPS/25容量%のSrTiO3/25容量%の アルミナは、20℃において2GHzで測定された10.27のxy平面での誘 電率を有する。−40℃〜85℃の範囲にわたる誘電率には、実験誤差の範囲内 で変化がなかった(測定値10.58〜10.16)。2GHzにおけるxy平 面での損失正接は0.002であり、そしてz方向でのCTEは20.71ppm /℃である。 実施例29:50容量%のPPS/20容量%のSrTiO3/30容量%の アルミナは、20℃において2GHzで測定された9.07のxy平面での誘電 率を有する。−40℃〜85℃の温度範囲にわたる誘電率には、実験誤差の範囲 内で変化がなかった(測定値8.98〜9.30)。2GHzにおけるxy平面 での損失正接は0.0019であり、そしてz方向でのCTEは21.01ppm / ℃である。実施例30〜31 MgTiO3(Tam Ceramicsから購入された)が追加の充填剤として含まれた2 種類の組成物を製造した。チタン酸ネオジムバリウム(COG900MW,Tam Ceramics 製)は、これらの実施例において高誘電性充填剤であった。それら組成物は、他 の組成物について前に記載されたように溶融ブレンドすることによって製造され た。ブレンドされた組成物を電気的性質及びCTEを試験するために1/8”厚 み×約2”直径ディスクにした。結果は次の通りである。 実施例30:55容量%のPPS、8容量%のチタン酸ネオジムバリウム及び 37容量%のチタン酸マグネシウムを含む組成物を製造した。xy平面での誘電 率は20℃で6.81であった。−40℃〜85℃の温度範囲にわたる誘電率に は、実験誤差の範囲内で変化がなかった(測定値6.87〜6.81)。xy平 面での損失正接は2GHzで0.0015である。z方向でのCTEは24.56 ppm/℃である。 実施例31:組成物は、53容量%のPPS、39容量%のMgTiO3及び 8容量%のチタン酸ネオジムバリウムを含む。xy平面での誘電率は20℃で7 .06であった。−40℃〜85℃の温度範囲にわたって誘電率には実験誤差の 範囲内で変化がなかった(測定値6.99〜7.12)。xy平面での損失正接 は2GHzで0.0015であり、そしてz方向でのCTEは25.37ppm/ ℃である。 第二充填剤を含まないSrTiO3及びPPSの組成物の誘電率は、アルミナ 及び/又は雲母を含有する組成物のそれよりもはるかに大きく温度と共に変化す る。(実施例6を参照のこと)。ポリ(フェニレンスルフィド)中に第二充填剤 として雲母か、アルミナか又はチタン酸マグネシウムを含むSrTiO3又はチ タン酸ネオジムバリウムの誘電率の温度につれての小さい変化は、様々な温度に 対して暴露されうる装置(例えば、屋外使用)に有用である。 本発明の上記実施態様が単に例示するためのものであり、そしてあらゆる点で 変更がありうることは当業者に理解されるべきである。したがって、本発明は、 本明細書中で記載の実施態様に制限されると考えるべきではない。
【手続補正書】 【提出日】1998年6月11日(1998.6.11) 【補正内容】 請求の範囲 1.1.0GHzの周波数で少なくとも4.0の誘電率及び1GHzの周波 数で0.003以下の損失正接を有するポリマー性組成物であって、ポリ(フェ ニレンスルフィド)と、SrTiO3、チタン酸ネオジムバリウム、及びチタン 酸ストロンチウムバリウム/ジルコン酸マグネシウムから成る群より選択される 10〜70容量%の高誘電性セラミックとを含むポリマー性組成物。 2.前記高誘電性セラミックがSrTiO3である、請求項1に記載のポリ マー性組成物。 3.前記高誘電性セラミックがチタン酸ネオジムバリウムである、請求項1 に記載のポリマー性組成物。 4.前記チタン酸ネオジムバリウムが、1.0GHzで92の誘電率及び0 .001の損失正接を有する、請求項3に記載のポリマー性組成物。 5.前記組成物が、固体充填剤又は補強充填剤を更に含む、請求項1に記載 のポリマー性組成物。 6.前記固体充填剤又は補強充填剤が、炭素、ウォラストナイト、雲母、タ ルク、ケイ酸塩、シリカ、クレー、ポリ(テトラフルオロエチレン)、熱互変性 液晶ポリマー、アルミナ、ガラス、岩綿、炭化ケイ素、ダイヤモンド、溶融石英 、窒化アルミニウム、酸化ベリリウム、窒化ホウ素、チタン酸マグネシウム、及 びそれらの混合物から成る群より選択され、該充填剤が、粒子、繊維又はそれら の混合物である、請求項5に記載のポリマー性組成物。 7.前記セラミック及び前記固体充填剤又は補強充填剤が一緒に前記組成物 の10〜70容量%を構成する、請求項5に記載のポリマー性組成物。 8.前記固体充填剤又は補強充填剤が雲母である、請求項7に記載のポリマ ー性組成物。 9.前記固体充填剤又は補強充填剤がアルミナである、請求項7に記載のポ リマー性組成物。 10.前記固体充填剤又は補強充填剤がチタン酸マグネシウムである、請求項 7に記載のポリマー性組成物。 11.1.0GHzの周波数で少なくとも4.0の誘電率及び0.003以下 の損失正接を有する積層体であって、 (a)ポリマー性組成物を含む、二つの表面を有する平板支持体であって、該 ポリマー性組成物が、ポリ(フェニレンスルフィド)と、SrTiO3、チタン 酸ネオジムバリウム、及びチタン酸ストロンチウムバリウム/ジルコン酸マグネ シウムから成る群より選択される10〜70容量%の高誘電性セラミックとを含 む平板支持体;及び (b)該支持体の少なくとも一つの表面に接着している少なくとも一つの金属 層; を含む積層体。 12.前記金属が銅である、請求項11に記載の高誘電性積層体。 13.前記高誘電性セラミックがSrTiO3である、請求項12に記載の高 誘電率積層体。 14.前記ポリマー性組成物が、炭素、ウォラストナイト、雲母、タルク、ケ イ酸塩、シリカ、クレー、ポリ(テトラフルオロエチレン)、熱互変性液晶ポリ マー、アルミナ、ガラス、岩綿、炭化ケイ素、ダイヤモンド、溶融石英、窒化ア ルミニウム、酸化べリリウム、窒化ホウ素、チタン酸マグネシウム、及びそれら の混合物から成る群より選択される固体充填剤又は補強充填剤も含み、該充填剤 が、粒子、繊維又はそれらの混合物である、請求項11に記載の高誘電率積層体 。 15.前記固体充填剤又は補強充填剤が雲母である、請求項14に記載の高誘 電率積層体。 16.前記固体充填剤又は補強充填剤がアルミナである、請求項14に記載の 高誘電率積層体。 17.前記固体充填剤又は補強充填剤がチタン酸マグネシウムである、請求項 14に記載の高誘電率積層体。 18.前記支持体が、1〜500ミルの範囲内の厚みを有する、請求項11に 記載の高誘電率積層体。 19.前記銅の層が、1/8〜12ミルの範囲内の厚みを有する、請求項12 に記載の高誘電率積層体。 20.前記積層体が前記支持体及び2層の銅を含み、一つの銅の層が該支持体 のそれぞれの表面に接着していて、該ポリマー性組成物が90〜30容量%のポ リ(フェニレンスルフィド)及び10〜70容量%のSrTiO3、並びに、炭 素、ウォラストナイト、雲母、タルク、ケイ酸塩、シリカ、クレー、ポリ(テト ラフルオロエチレン)、熱互変性液晶ポリマー、アルミナ、ガラス、岩綿、炭化 ケイ素、ダイヤモンド、溶融石英、窒化アルミニウム、酸化ベリリウム、窒化ホ ウ素、チタン酸マグネシウム、及びそれらの混合物から成る群より選択される任 意の固体充填剤又は補強充填剤であって、粒子、繊維又はそれらの混合物である 充填剤を含み、該高誘電率積層体が1GHzの周波数で少なくとも4.0の誘電 率及び1GHzの周波数で0.003以下の損失正接を有する、請求項12に記 載の高誘電率積層体。 21.前記固体充填剤又は補強充填剤が、雲母、アルミナ、チタン酸マグネシ ウム、及びそれらの混合物から成る群より選択される、請求項20に記載の高誘 電率積層体。 22.1.0GHzの周波数で少なくとも4.0の誘電率及び0.003以下 の損失正接を有する積層体を製造する方法であって、 (a)ポリ(フェニレンスルフィド)、任意の固体充填剤又は補強充填剤、並 びにSrTiO3、チタン酸ネオジムバリウム、及びチタン酸ストロンチウムバ リウム/ジルコン酸マグネシウムから成る群より選択される高誘電率を有する1 0〜70容量%のセラミックを配合し; (b)該ポリマー性組成物を二つの表面を有する平板支持体に造形し;そして (c)金属を該支持体の一方又は両方の表面に適用する工程を含む方法。 23.高誘電率を有する前記セラミックがSrTiO3であり、前記金属が銅 であり、そして前記任意の固体充填剤又は補強充填剤が、炭素、ウォラストナイ ト、雲母、タルク、ケイ酸塩、シリカ、クレー、ポリ(テトラフルオロエチレン )、熱互変性液晶ポリマー、アルミナ、ガラス、岩綿、炭化ケイ素、ダイヤモン ド、溶融石英、窒化アルミニウム、酸化ベリリウム、窒化ホウ素、チタン酸マグ ネシウム、及びそれらの混合物から成る群より選択され、該充填剤が、粒子、 繊維又はそれらの混合物である、請求項22に記載の方法。 24.前記支持体の一方又は両方の表面に金属を適用する前記工程を、該支持 体の一方又は両方の表面上に金属箔又は金属膜を積層することによって行う、請 求項22に記載の方法。 25.前記支持体の一方又は両方の表面上に金属箔又は金属膜を積層する前記 工程が、(a)該支持体をポリ(フェニレンスルフィド)の融解温度を越える温 度まで加熱すると同時に、該金属箔又は金属膜を該支持体に対して加圧下でプレ スし、そして(b)該支持体及び該金属箔又は金属膜を冷却して、高誘電率を有 する積層体を生じさせる工程を含む、請求項24に記載の方法。 26.前記支持体の一方又は両方の表面上に金属箔又は金属膜を積層する前記 工程が、(a)該支持体及び/又は該金属箔若しくは金属膜の該表面に接着剤を 適用し;そして(b)該支持体の該表面に対して該金属箔又は金属膜を、該箔又 は膜を該支持体に結合させるのに充分な時間プレスする工程を含む、請求項24 に記載の方法。 27.1.0GHzの周波数で少なくとも4.0の誘電率及び0.003以下 の損失正接を有する積層体を製造する方法であって、 (a)ポリ(フェニレンスルフィド)、任意の固体充填剤又は補強充填剤、並 びにSrTiO3、チタン酸ネオジムバリウム、及びチタン酸ストロンチウムバ リウム/ジルコン酸マグネシウムから成る群より選択される高誘電率を有する1 0〜70容量%のセラミックを配合してポリマー性組成物を生成させ; (b)該ポリマー性組成物をダイを介して押出して、1〜500ミルの範囲内 の厚みを有する溶融又は軟化状態の少なくとも一つの平板支持体を生じさせ;そ して (c)溶融又は軟化状態の該平板支持体を少なくとも1の金属箔又は金属と圧 縮して、該平板支持体及び該金属箔又は金属膜を含む積層体を製造する工程を含 む方法。 28.1.0GHzの周波数で少なくとも4.0の誘電率及び0.003以下 の損失正接を有する積層体を製造する方法であって、 (a)ポリ(フェニレンスルフィド)、任意の固体充填剤又は補強充填剤、並 びにSrTiO3、チタン酸ネオジムバリウム、及びチタン酸ストロンチウムバ リウム/ジルコン酸マグネシウムから成る群より選択される高誘電率を有する1 0〜70容量%のセラミックを配合してポリマー性組成物を生成させ; (b)溶融状態の該ポリマー性組成物を、金属箔又は金属膜を有する金型であ って該金属箔又は金属膜が該金型の壁と接触している金型中に、加圧下で供給し 、それによって、該ポリマー性組成物を該金属箔又は金属膜に対して圧縮し;そ して (c)該ポリマー性組成物を冷却して、該金属箔又は金属膜が該ポリマー性組 成物に対して接着した積層体を成形する工程を含む方法。 29.請求項1に記載のポリマー性組成物を含むコンデンサー。 30.請求項1に記載のポリマー性組成物を含むマルチチップモジュール。 31.請求項1に記載のポリマー性組成物を含む印刷回路アンテナ。 32.請求項1に記載のポリマー性組成物を含む印刷rf又はマイクロ波回路 要素。 33.前記rf又はマイクロ波回路要素が、伝送線、誘導子、コンデンサー、 フィルター、信号カプラー、支線カプラー、電力スプリッタ、信号スプリッタ、 インピーダンス変成器、半波長及び四分の一波長変成器、インピーダンス整合回 路、及びそれらの混合物から成る群より選択される、請求項32に記載の印刷r f又はマイクロ波回路要素。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C08L 71/12 C08L 71/12 H01B 3/00 H01B 3/00 G 3/30 3/30 J K (81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE, DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,IT,L U,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ,CF ,CG,CI,CM,GA,GN,ML,MR,NE, SN,TD,TG),AP(KE,LS,MW,SD,S Z,UG),UA(AM,AZ,BY,KG,KZ,MD ,RU,TJ,TM),AL,AM,AU,BB,BG ,BR,CA,CN,CZ,EE,FI,GE,HU, IL,IS,JP,KG,KP,KR,LK,LR,L T,LV,MD,MG,MK,MN,MX,NO,NZ ,PL,RO,SG,SI,SK,TR,TT,UA, UG,UZ,VN (72)発明者 ズィップ,クリストファー アメリカ合衆国ニュージャージー州07044, ヴェローナ,リン・ドライブ 104ビー (72)発明者 ハンリー,スティーヴン・ジェイ アメリカ合衆国ニュージャージー州08833, レバノン,ポッターズタウン・ロード 29 (72)発明者 ロス,ダグラス・ディー アメリカ合衆国サウス・カロライナ州 29687,テイラーズ,パック・マウンテ ン・リッジ・ロード 604 (72)発明者 プレバン,ウィリアム・エム アメリカ合衆国ニュージャージー州08835, マンヴィル,サウス・セヴンス・アベニュ ー 229

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1. 高誘電率を有するポリマー性組成物であって、ポリ(フェニレンスルフ ィド)と、SrTiO3、チタン酸ネオジムバリウム、及びチタン酸ストロンチ ウムバリウム/ジルコン酸マグネシウムから成る群より選択される高誘電性セラ ミックとを含み、該高誘電性セラミックが、該組成物が1.0GHzの周波数で 少なくとも約4.0の誘電率を有するのに充分な量で存在するポリマー性組成物 。 2. 前記組成物が、1GHzの周波数で約0.003以下の損失正接を有す る、請求項1に記載のポリマー性組成物。 3. 前記高誘電性セラミックが、約10容量%〜約70容量%の量で存在す る、請求項1に記載のポリマー性組成物。 4. 前記高誘電性セラミックがSrTiO3である、請求項1に記載のポリ マー性組成物。 5. 前記高誘電性セラミックがチタン酸ネオジムバリウムである、請求項1 に記載のポリマー性組成物。 6. 前記チタン酸ネオジムバリウムが、1.0GHzで約92の誘電率及び 約0.001の損失正接を有する、請求項5に記載のポリマー性組成物。 7. 前記組成物が、固体充填剤又は補強充填剤を更に含む、請求項1に記載 のポリマー性組成物。 8. 前記固体充填剤又は補強充填剤が、炭素、ウォラストナイト、雲母、タ ルク、ケイ酸塩、シリカ、クレー、ポリ(テトラフルオロエチレン)、熱互変性 液晶ポリマー、アルミナ、ガラス、岩綿、炭化ケイ素、ダイヤモンド、溶融石英 、窒化アルミニウム、酸化ベリリウム、窒化ホウ素、チタン酸マグネシウム、及 びそれらの混合物から成る群より選択され、該充填剤が、粒子、繊維又はそれら の混合物である、請求項7に記載のポリマー性組成物。 9. 前記セラミック及び前記固体充填剤又は補強充填剤が一緒に前記組成物 の約10容量%〜約70容量%を構成する、請求項7に記載のポリマー性組成物 。 10.前記固体充填剤又は補強充填剤が雲母である、請求項9に記載のポリマ ー性組成物。 11.前記固体充填剤又は補強充填剤がアルミナである、請求項9に記載のポ リマー性組成物。 12.前記固体充填剤又は補強充填剤がチタン酸マグネシウムである、請求項 9に記載のポリマー性組成物。 13.高誘電率積層体であって、 (a)高誘電率を有するポリマー性組成物を含む平板支持体であって、二つの 表面を有し、該ポリマー性組成物が、ポリ(フェニレンスルフィド)と、SrT iO3、チタン酸ネオジムバリウム、及びチタン酸ストロンチウムバリウム/ジ ルコン酸マグネシウムから成る群より選択される高誘電性セラミックとを含む支 持体;及び (b)該支持体の少なくとも一つの表面に接着している少なくとも一つの金属 層を含み;1.0GHz周波数で少なくとも約4.0の誘電率を有する積層体。 14.前記金属が銅である、請求項13に記載の高誘電性積層体。 15.前記高誘電性セラミックがSrTiO3である、請求項14に記載の高 誘電率積層体。 16.前記積層体が1GHzの周波数で約0.003以下の損失正接を有する 、請求項15に記載の高誘電率積層体。 17.高誘電率を有する前記ポリマー性組成物が、SrTiO3を約10容量 %〜約70容量%の量で含む、請求項13に記載の高誘電率積層体。 18.前記ポリマー性組成物が、炭素、ウォラストナイト、雲母、タルク、ケ イ酸塩、シリカ、クレー、ポリ(テトラフルオロエチレン)、熱互変性液晶ポリ マー、アルミナ、ガラス、岩綿、炭化ケイ素、ダイヤモンド、溶融石英、窒化ア ルミニウム、酸化ベリリウム、窒化ホウ素、チタン酸マグネシウム、及びそれら の混合物から成る群より選択される固体充填剤又は補強充填剤も含み、該充填剤 が、粒子、繊維又はそれらの混合物である、請求項13に記載の高誘電率積層体 。 19.前記固体充填剤又は補強充填剤が雲母である、請求項18に記載の高誘 電率積層体。 20.前記固体充填剤又は補強充填剤がアルミナである、請求項18に記載の 高誘電率積層体。 21.前記固体充填剤又は補強充填剤がチタン酸マグネシウムである、請求項 18に記載の高誘電率積層体。 22.前記支持体が、約1ミル〜約500ミルの範囲内の厚みを有する、請求 項13に記載の高誘電率積層体。 23.前記銅の層が、約1/8ミル〜約12ミルの範囲内の厚みを有する、請 求項14に記載の高誘電率積層体。 24.前記積層体が前記支持体及び2層の銅を含み、一つの銅の層が該支持体 のそれぞれの表面に接着していて、該ポリマー性組成物が約90容量%〜約30 容量%のポリ(フェニレンスルフィド)及び約10容量%〜約70容量%のSr TiO3、並びに、炭素、ウォラストナイト、雲母、タルク、ケイ酸塩、シリカ 、クレー、ポリ(テトラフルオロエチレン)、熱互変性液晶ポリマー、アルミナ 、ガラス、岩綿、炭化ケイ素、ダイヤモンド、溶融石英、窒化アルミニウム、酸 化ベリリウム、窒化ホウ素、チタン酸マグネシウム、及びそれらの混合物から成 る群より選択される任意の固体充填剤又は補強充填剤であって、粒子、繊維又は それらの混合物である充填剤を含み、該高誘電率積層体が1GHzの周波数で少 なくとも約4.0の誘電率及び1GHzの周波数で約0.003以下の損失正接を 有する、請求項14に記載の高誘電率積層体。 25.前記固体充填剤又は補強充填剤が、雲母、アルミナ、チタン酸マグネシ ウム、及びそれらの混合物から成る群より選択される、請求項24に記載の高誘 電率積層体。 26.高誘電率を有する積層体を製造する方法であって、 (a)ポリ(フェニレンスルフィド)、任意の固体充填剤又は補強充填剤、及 び1GHzで少なくとも約4.0の誘電率を有するポリマー性組成物を生じるの に充分な量の、SrTiO3、チタン酸ネオジムバリウム、及びチタン酸ストロ ンチウムバリウム/ジルコン酸マグネシウムから成る群より選択される高誘電率 を有するセラミックを配合し; (b)該ポリマー性組成物を二つの表面を有する平板支持体に造形し;そして (c)金属を該支持体の一方又は両方の表面に適用する工程を含む方法。 27.高誘電率を有する前記セラミックがSrTiO3であり、前記金属が銅 であり、そして前記任意の固体充填剤又は補強充填剤が、炭素、ウォラストナイ ト、雲母、タルク、ケイ酸塩、シリカ、クレー、ポリ(テトラフルオロエチレン )、熱互変性液晶ポリマー、アルミナ、ガラス、岩綿、炭化ケイ素、ダイヤモン ド、溶融石英、窒化アルミニウム、酸化ベリリウム、窒化ホウ素、チタン酸マグ ネシウム、及びそれらの混合物から成る群より選択され、該充填剤が、粒子、繊 維又はそれらの混合物である、請求項26に記載の方法。 28.約10容量%〜約70容量%のSrTiO3及び前記任意の固体充填剤 又は補強充填剤、及び約90容量%〜約30容量%のポリ(フェニレンスルフィ ド)を配合して、1GHzの周波数で少なくとも4.0の誘電率を有するポリマ ー性組成物を生じさせる、請求項27に記載の方法。 29.前記支持体の一方又は両方の表面に金属を適用する前記工程を、該支持 体の一方又は両方の表面上に金属箔又は金属膜を積層することによって行う、請 求項26に記載の方法。 30.前記支持体の一方又は両方の表面上に金属箔又は金属膜を積層する前記 工程が、(a)該支持体をポリ(フェニレンスルフィド)の融解温度を越える温 度まで加熱すると同時に、該金属箔又は金属膜を該支持体に対して加圧下でプレ スし、そして(b)該支持体及び該金属箔又は金属膜を冷却して、高誘電率を有 する積層体を生じさせる工程を含む、請求項29に記載の方法。 31.前記支持体の一方又は両方の表面上に金属箔又は金属膜を積層する前記 工程が、(a)該支持体及び/又は該金属箔若しくは金属膜の該表面に接着剤を 適用し;そして(b)該支持体の該表面に対して該金属箔又は金属膜を、該箔又 は膜を該支持体に結合させるのに充分な時間プレスする工程を含む、請求項29 に記載の方法。 32.高誘電率を有する積層体を製造する方法であって、 (a)ポリ(フェニレンスルフィド)、任意の固体充填剤又は補強充填剤、及 び1GHzで少なくとも約4.0の誘電率を有するポリマー性組成物を生じるの に充分な量の、SrTiO3、チタン酸ネオジムバリウム、及びチタン酸ストロ ンチウムバリウム/ジルコン酸マグネシウムから成る群より選択される高誘電率 を有するセラミックを配合し; (b)該ポリマー性組成物をダイを介して押出して、約1ミル〜約500ミル の範囲内の厚みを有する溶融又は軟化状態の少なくとも一つの平板支持体を生じ させ;そして (c)溶融又は軟化状態の該平板支持体を少なくとも1の金属箔又は金属とを 圧縮して、該平板支持体及び該金属箔又は金属膜を含む積層体を製造する工程を 含む方法。 33.高誘電率を有する積層体を製造する方法であって、 (a)ポリ(フェニレンスルフィド)、任意の固体充填剤又は補強充填剤、及 び1GHzで少なくとも約4.0の誘電率を有するポリマー性組成物を生じるの に充分な量の、SrTiO3、チタン酸ネオジムバリウム、及びチタン酸ストロ ンチウムバリウム/ジルコン酸マグネシウムから成る群より選択される高誘電率 を有するセラミックを配合し; (b)溶融状態の該ポリマー性組成物を、金属箔又は金属膜を有する金型であ って該金属箔又は金属膜が該金型の壁と接触している金型中に、加圧下で供給し 、それによって、該ポリマー性組成物を該金属箔又は金属膜に対して圧縮し;そ して (c)該ポリマー性組成物を冷却して、該金属箔又は金属膜が該ポリマー性組 成物に対して接着した積層体を成形する工程を含む方法。 34.請求項1に記載のポリマー性組成物を含むコンデンサー。 35.請求項1に記載のポリマー性組成物を含むマルチチップモジュール。 36.請求項1に記載のポリマー性組成物を含む印刷回路アンテナ。 37.請求項1に記載のポリマー性組成物を含む印刷rf又はマイクロ波回路 要素。 38.前記rf又はマイクロ波回路要素が、伝送線、誘導子、コンデンサー、 フィルター、信号カプラー、支線カプラー、電力スプリッタ、信号スプリッタ、 インピーダンス変成器、半波長及び四分の一波長変成器、インピーダンス整合回 路、及びそれらの混合物から成る群より選択される、請求項37に記載の印刷r f又はマイクロ波回路要素。
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