JP2000501601A - 核酸ハイブリッド形成の電気化学的検出 - Google Patents

核酸ハイブリッド形成の電気化学的検出

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Abstract

(57)【要約】 (a)核酸を、酸化還元反応で所定の塩基を酸化することのできる遷移金属錯体と反応する段階と;(b)酸化還元反応を検出する段階と;(c)所定の塩基での検出された酸化還元反応から核酸の存在若しくは不存在を決める段階とからなる、少なくとも一つの所定の塩基(例えば、アデニン、グアニン、6−メルカプトグアニン、8−オキソ−グアニン、及び8−オキソ−アデニン)を含む核酸(例えばDNA、RNA)の検出方法。その方法は、DNA配列決定、診断分析、及び定量分析を含む多様な応用の中で使用される。

Description

【発明の詳細な説明】 核酸ハイブリッド形成の電気化学的検出 発明の分野 本発明は核酸のハイブリッド形成及び配列決定に関し、特に核酸のハイブリッ ド形成を定性的及び定量的に検出する方法並びに核酸の塩基配列決定法に関する 。 本発明の背景 DNAの突然発生の試料中の個々のDNA配列の検出は、遺伝子の同定、DN Aのプロファイリング、及びDNA配列決定の新規なアプローチの基礎を提供す る。DNAハイブリッド形成検出に対する一つのアプローチは、突然発生の試料 中の配列への表面結合オリゴマーのハイブリッド形成を示す分析的応答を使用し て分析されうる表面結合DNA配列の使用を含む。これらの分析方法は一般に、 表面結合二重鎖中の単一塩基の不正対合に対し敏感でない、目的DNA鎖上の共 有結合により結合されたラベルから発生するレーザ誘導蛍光を含む。例えば、Pi rrung 他へのアメリカ特許第5,143,854号及び5,405,783号; Fodor 他のNature 364巻の55頁(1993年);Bains のAngew.Chem.107巻 の356頁(1995年);及びNoble のAnalytical Chemistry 67(5)巻の20 1A頁(1995年)はこの応用のための外面又は”チップス(切れ端)”を示 す。Hall他のBiochem.and Molec.Bio.Inter.32(1)巻の21頁(1994年 )により提案された代わりの方法において、DNAハイブリッド形成は二重鎖D NAに対する比較として一本鎖DNAの酸化還元挙動の観測を含む電気化学的方 法により検出された。この技術もまたDNA試料中の単一塩基不正対合に対し敏 感でない。単一塩基不正対合を検出するための技術は、Nagai 他へのアメリカ特許第5,194,372号中に示されるような酵素による又は 化学的な解裂検討を含む。しかし、これらの技術は、それらがより多い時間及び 分離技術を必要とするかぎりにおいて有益ではない。 Mikkelson 他へのアメリカ特許第5,312,527号は二重鎖核酸が酸化還 元活性錯体に接触される、目的核酸を検出するためのボルタンメトリー配列選択 的センサを記載する。その錯体は二重鎖DNAに対し非特異的に結合する。その 錯体自身ボルタンメトリー信号を提供する酸化還元活性化合物であるため、その 錯体は分析法において機能しない。 Hill他へのアメリカ特許第4,840,893号は配位子とアンチ配位子の間 の競争的結合行動が順次電気化学的に検出される、核酸のための電気化学的分析 を記載する。 従って、素早くて敏感であり、素早くオンライン適用されうる単一塩基対の不 正対合を検出する方法を含む、DNAハイブリッド形成を検出する方法に対する 技術的必要性が残されている。 本発明の概要 一般に、本発明は、少なくとも一つの所定の塩基(例えば、アデニン、グアニ ン、6−メルカプトグアニン、8−オキソ−グアニン、及び8−オキソ−アデニ ン)を含む核酸の検出方法を提供する。その方法は、(a)核酸を、酸化還元反 応で所定の塩基を酸化することのできる遷移金属錯体と反応する段階と;(b) 酸化還元反応を検出する段階と;(c)所定の塩基での検出された酸化還元反応 から核酸の存在若しくは不存在を決める段階とからなる。その方法の特定の実施 例及び望まれる特定の目的に依存して、その発明は核酸をハイブリッド形成核酸 を形成するために補足的な核酸と接触する段階を更に含む。 第一の様相として、本発明はDNAハイブリッド形成を検出する 方法を提供する。その方法は、(a)ハイブリッド形成DNAを形成するために DNA試料をオリゴヌクレオチドプローブと接触する段階と、(b)該オリゴヌ クレオチドプローブは少なくとも一つの所定の塩基を有し、ハイブリッド形成D NAを、酸化還元反応で該オリゴヌクレオチドプローブ中の所定の塩基を酸化す ることのできる遷移金属錯体と反応する段階と、(c)酸化還元反応を検出する 段階と、(d)所定の塩基での検出された酸化還元反応からハイブリッド形成D NAの存在又は不存在を決定する段階とを含む。以下詳細に検討されるように、 酸化還元反応を検出する段階は、一般に所定の塩基からの電子の流れを測定する ことにより実施される。 第二の様相に従い、本発明はDNAハイブリッド形成を検出する別の方法を提 供する。その方法は、(a)ハイブリッド形成DNAを形成するためにDNA試 料をオリゴヌクレオチドプローブと接触する段階と、(b)オリゴヌクレオチド プローブは少なくとも一つの所定の塩基を有し、ハイブリッド形成DNAを、酸 化還元反応で該オリゴヌクレオチドプローブ中の所定の塩基を酸化することので きる遷移金属錯体と反応する段階と、(c)酸化還元反応を検出する段階と、( d)検出された酸化還元反応の反応速度を測定する段階と、(e)測定された反 応速度を一本鎖DNAとの遷移金属錯体の酸化還元反応の速度と比較する段階と 、(f)測定された反応速度が一本鎖DNAとの遷移金属錯体の酸化還元反応の 速度と実質的に同じであるか否かを決める段階を含む。 第三の様相に従い、本発明はDNAハイブリッド形成を検出するための装置を 提供する。その装置は、(a)複数のDNA試料容器と、(b)該複数のDNA 試料容器を運ぶための試料取扱手段と、(c)DNA試料容器のそれぞれにオリ ゴヌクレオチドプローブを配達するためのオリゴヌクレオチドプローブ配達手段 と、(d)該複数のDNA試料容器のそれぞれに遷移金属錯体を配達するための 遷移金属錯体配達手段と、(e)酸化還元反応を検出するための酸 化還元反応検出器とを含む。 第四の様相に従い、本発明はDNAハイブリッド形成を検出するための第二の 装置を提供する。その装置は、(a)DNA試料容器と、(b)DNA試料容器 に複数のオリゴヌクレオチドプローブを配達するためのオリゴヌクレオチドプロ ーブ配達手段と、(c)DNA試料容器に遷移金属錯体を配達するための遷移金 属錯体配達手段と、(d)酸化還元反応を検出するための酸化還元反応検出器と を含む。 第五の様相に従い、本発明はDNAの配列決定法を提供する。その方法は、( a)オリゴヌクレオチドプローブは独特の酸化電位を有する所定の合成の塩基を 含み、ハイブリッド形成DNAを形成するためにDNA試料を該オリゴヌクレオ チドプローブと接触する段階と、(b)オリゴヌクレオチドプローブは所定数の 所定の合成塩基を有し、ハイブリッド形成DNAを、酸化還元反応で該オリゴヌ クレオチドプローブ中の所定の合成の塩基を酸化することのできる遷移金属錯体 と反応する段階と、(c)酸化還元反応を検出する段階と、(d)検出された酸 化還元反応の反応速度を測定する段階と、(e)所定の合成塩基と対にされた塩 基を同定する段階とを含む。 本発明の前述及び別の様相は以下に設けられた詳細な記載中に詳細に説明され る。 図面の簡単な説明 図1はウシサイモスDNAと伴う及び伴わないRu(bpy)3 2+のサイクリ ックボルタモグラムを示す。均一な線は700mMのNaCl/50mMのリン 酸ナトリウム緩衝液中、25mV/sでの50μMのRu(bpy)3 2+のスキ ャンを表す。点線は50μMのRu(bpy)3 2+と3.0mMの(ヌクレオチ ド)ウシサイモスDNAのボルタモグラムを表す。 図2は、一本鎖(C)及び相補鎖にハイブリッド形成されたもの (A&B)として5’−AAATATAGTATAAAAの存在下のRu(bp y)3 2+のサイクリックボルタモグラムを示す。掃引速度は25mV/sである 。(A)は25μMのRu(bpy)3 2++100μMの(グアニンヌクレオチ ド中の)二重鎖完全ハイブリッド形成DNA(5’−AAATATATATA AAA)・(3’−TTTATATATATTTT)を表す。(B)はGA不 正対合(5’−AAATATATATAAAA)・(3’−TTTATAT ATATTTT)を表し、(C)は一のグアニンヌクレオチド(5’−AAAT ATATATAAAA)を含む一本鎖のRu(bpy)3 2+を表す。 図3は本発明の方法を実施するために有用な一の例証となる装置の模式的な図 である。 図4は所定の塩基が目的核酸上に置かれたDNAの定量的な検出のために特に 有益な検出方法の模式的な図である。 図5は、pH7の、0.7MのNaClを含む50mMのリン酸ナトリウム緩 衝液中、25mV/sの掃引速度でのRu(bpy)3 2+(25μM)のサイク リックボルタモグラムを示す。(A)はオリゴヌクレオチド未添加。(B)は7 5μMのd〔5’−TTTTATACTATATTT〕を伴う。(C)はBとd 〔5’−GGGAAATATAGTATAAAAGGG〕とからの75μMのオ リゴマーのハイブリッドを伴う。作用電極はスズでドープされた酸化インジウム である。参照電極はAg/AgClである。対極はPtワイヤである。Cからの ハイブリッドの二次構造は図上に示される。 図6は、(A)Ru(bpy)3 2+(25μM),(B)イノシン5’−モノ フォスフェート(0.3mM)を伴うRu(bpy)3 2+(25μM)、及び( C)グアノシン5’−モノフォスフェート(0.3mM)を伴うRu(bpy)3 2+ (25μM)のサイクリックボルタモグラムを示す。イノシン及びグアニン の構造は図中 に示される。 図7は、所定の塩基が末端トランスフェラーゼの伸長生成物上にある図4の発 明の代替の実施例を模式的に示す。 図8は、サンドイッチ分析形式で実施された図4の発明の代替の実施例を模式 的に示す。 図9は、本発明の方法を実施するのに有用な超小型電位装置の上面図による模 式図である。 図10は図9に示された装置の一部の側面図である。 図11は緩衝液浸漬ナイロンでのRu(bpy)3 2+(200μM)、高濃度 の塩(700mMの添加NaCl)緩衝液中のDNA吸収ナイロンでのRu(b py)3 2+(200μM)、及び低濃度の塩(即ち、NaCl未添加)緩衝液中 のDNA吸収ナイロンでのRu(bpy)3 2+(200μM)の、ナイロン改良 されたITO電極を使用したサイクリックボルタモグラムを示す。 図12は、緩衝液中又はDNA中に浸漬されたナイロン改良ITO電極を使用 したOs(bpy)3 2+(200μM)のサイクリックボルタモグラムを示す。 図12Aは700mMの添加されたNaClを伴うサイクリックボルタモグラム を示す。図12BはNaCl未添加のサイクリックボルタモグラムを示す。 図13は緩衝液浸漬ナイロンでのRu(bpy)3 2+(200μM)、高濃度 の塩(700mMの添加NaCl)緩衝液中のtRNA吸収ナイロンでのRu( bpy)3 2+(200μM)、及び低濃度の塩(即ち、NaCl未添加)緩衝液 中のtRNA吸収ナイロンでのRu(bpy)3 2+(200μM)のサイクリッ クボルタモグラムを示す、ナイロン改良されたITO電極でのサイクリックボル タモグラムを示す。 図14は、Ru(bpy)3 2+(25μM)単独及びn=1(G),2(GG ),又は3(GGG)である5’−AAATATAGnTATAAAA(鎖中1 00μM)を伴うもののサイクリック ボルタモグラムを示す。掃引速度は25mV/sである。 図15は、Ru(bpy)3 2+(25μM)単独及びn=1,2,又は3であ る5’−AAATAT(AGT)nATAAAA(鎖中100μM)を伴うもの のサイクリックボルタモグラムを示す。掃引速度は25mV/sである。 図16は、25μMのルテニウム(4,4’−ジメチルビピリジン)3 2+(又 は”Ru(4,4’−Me2−bpy)3 2+”)単独(一様)並びに5’−AAA TATAGTATAAAA(ドット)及び5’−AAATATAGGGTATA AAA(ダッシュ)を伴うもの(鎖中100μM)のサイクリックボルタモグラ ムを示す。掃引速度は25mV/sである。 図17は、掃引速度は25mV/sでの、0.7MのNaClを伴う50mM のリン酸ナトリウム緩衝液(pH7)中の0.2mMのRu(4,4’−Me2 −bpy)3 2+のサイクリックボルタモグラムを示す。曲線(A)は単独のRu (4,4’−Me2−bpy)3 2+を表す。曲線(B)は0.70mMの6−メル カプトグアノシン 5’−モノホスフェートの存在下でのRu(4,4’−Me2 −bpy)3 2+を表す。 図18は、ハイボンドN+ナイロン膜が取り付けられたITO作用電極での2 00μMのRu(bpy)3 2+のサイクリックボルタモグラムを示す。膜はポリ 〔C〕にしみ込まされ、緩衝液中(A)及びポリ〔G〕の濃縮溶液中(B)でハ イブリッド形成プロトコルを受ける。 図19は、ハイボンドN+ナイロン膜が取り付けられたITO作用電極での2 00μMのRu(bpy)3 2+のサイクリックボルタモグラムを示す。膜はポリ 〔C〕にしみ込まされ、緩衝液中〔A〕及び変性ウシサイモスDNAの濃縮溶液 中でハイブリッド形成プロトコルを受ける。 図20はDNA無しのナイロン改良されたガラス状電極(A)又 はそのナイロンフィルムへのDNAの吸収の後(B)での、200μMのRu( bpy)3 2+のサイクリックボルタモグラム(掃引速度=25mV/s)を示す 。 発明の詳細な説明 ここで使用される”核酸(nucleic acid)”の語はDNAとRNAの両方を含 む何れかの核酸のことを言う。本発明の核酸は典型的にはポリヌクレイン酸、つ まり、3’,5’ホスホジエステル結合により共有結合により結合された個々の ヌクレオチドの高分子である。 ここで使用される”相補核酸(complementary nucleic acid)はハイブリッド 形成核酸を作るために別の核酸と特異的に結合するオリゴヌクレオチドプローブ を含む、何れかの核酸のことを言う。 ”〜の存在若しくは不存在を決める”の表現は検出行動(例えば、DNAハイ ブリッド形成、RNAハイブリッド形成、目的核酸の検出等)の存在若しくは不 存在を定性的に決定すること、及び定量的に決定することを含むことが意図され る。 ”ハイブリッド形成DNA(hybridized DNA)”及び”ハイブリッド形成核酸 (hybridized nucleic acid )の語は二重鎖のDNA若しくは核酸を形成するた めにハイブリッド形成される一本鎖DNA、又は三重ヘリックスDNA若しくは 核酸を形成するためにハイブリッド形成される二重鎖DNA若しくは核酸のこと を言う。 本発明の方法及び装置は時折ここでDNAに関して説明されるが、これは明確 化を目的とするものであり、そして現発明の方法と装置はRNAのような他の核 酸に適用されうることが理解されるべきである。 A.核酸増幅方法 本発明の工程はハイブリッド形成DNAを生産するためにオリゴ ヌクレオチドプローブへDNA試料を接触することを含むので、プローブと接触 する前にDNAを増幅するための一定の適用が望ましい。選択された、若しくは 目的の核酸配列の増幅は適当な手段により実施されうる。一般には、D.Kwoh 及 びT.Kwoh のAm.Biotechnol.Lab.8巻の14−25頁(1990年)を参照の こと。適当な増幅技術の例は、限定はされないが、ポリメラーゼ連鎖反応(RN Aに対する、逆転写酵素連鎖反応を含む)、リガーゼ連鎖反応、鎖置換増幅、転 写酵素増幅(D,Kwoh他のProc.Natl.Acad Sci.USA 86巻の1173−1177 頁(1989年)を参照)、自己支持配列複製(若しくは”3SR”)(J.Gua telli 他のProc.Natl.Acad.Sci.USA 87 巻の1874−1878頁(199 0年)を参照)、Qβレプリカーゼシステム(P.Lizardi他のBiotechnology 6 巻の1197−1202頁(1988年)を参照)、核酸配列ベース増幅(若し くは”NASBA”)(R.LewisのGenetic Engineering News 12(9)巻の1 頁( 1992年)、修復連鎖反応(若しくは”RCR”)(R.Lewisの上記のものを 参照)、及びブーメランDNA増幅(若しくは”BDA”)(R.Lewisの上記の ものを参照)を含む。適用生成物中に取り込まれる塩基は天然又は改良された塩 基(増幅の前若しくは音に改良された)であり、続く電気化学的検出段階を最適 にするために選択される。 ポリメラーゼ連鎖反応(PCR)はまた公知の技術とともに実施される。例え ば、アメリカ特許第4,683,195号;4,683,202号;4,800 ,159号;及び4,965,188号を参照のこと(ここに挙げられた全ての アメリカ特許の例の開示内容は例として組み込まれるべきものである。)。一般 に、PCRは、初めに、各核酸の鎖に対して相補的である各プライマーの伸長生 成物が合成されるように、ハイブリッド形成条件下で検出されるべき特異的な配 列の各鎖に対する一つのオリゴヌレオチドプライマーと核酸試料(例えば、熱安 定なDNAポリメラーゼの存在下)を処理 し、ここでプライマーは、各プライマーから合成された伸長生成物がその補体か ら分離される時に他のプライマーの伸長生成物の合成のためのテンプレートとい て働くことができるように、ハイブリッド形成する特異的な配列の各鎖に対して 十分に相補的であり、そしてその後、配列若しくは検出されるべき配列が存在す る場合にそれらのテンプレートからプライマー伸長生成物を分離するための変性 条件下で試料を処理することを含む。これらの段階は望みの程度の増幅が得られ るまで周期的に繰り返される。増幅された配列の検出は、反応生成物に対しハイ ブリッド形成することのでき、検出可能なラベルを保持するオリゴヌクレオチド プローブ(例えば、本発明のオリゴヌクレオチドプローブ)を反応生成物に加え 、その後公知の技術に従いそのラベルを検出することにより実施される。増幅さ れるべき核酸がRNAである場合、増幅は公知の技術に従う逆転写によりDNA へ初期転換することにより実施される。 鎖置換増幅(SDA)は公知の技術に従い実施される。一般には、G.Walker 他のProc.Natl.Acad.Sci.USA 89 巻の392−396頁(1992年);G .Walker 他のNucleic Asids Res.20 巻の1691−1696頁(1992年 )を参照のこと。例えば、SDAは単一の増幅プライマー又は一対の増幅プライ マーを用いて実施され、後者と共に指数増幅が達成される。一般に、SDA増幅 プライマーは、5’から3’の方向において、フランキング配列(重要でないD NA配列)、反応において使用される制限酵素のための制限部位、及び増幅及び /又は検出される目的配列に対しハイブリッド形成するオリゴヌレオチド配列( 例えば、本発明のオリゴヌクレオチドプローブ)からなる。認識部位への制限酵 素の結合を促進するために配され、制限部位がニッキングされた後DNAポリメ ラーゼのプライミング部位を提供するフランキング配列は好ましくは15から2 0ヌクレオチドの長さであり;制限部位はSDA反応中で機能的であり(即ち、 非パリンドロミック認識部位の使用を通して 満足される状態で、プライマーの鎖中に結合されたホスホロチオネート結合は続 くニッキングを制限しない。);オリゴヌクレオチドプローブは好ましくは約1 3から15ヌクレオチドの長さである。 リガーゼ連鎖反応(LCR)もまた公知の技術に従い実施される。例えば、R .WeissのScience 254 巻の1292頁(1991年)を参照のこと。一般に、 一方の対は検出されるべき配列の一方の鎖に結合し、他方の対は検出されるべき 配列の他方の鎖に結合する:オリゴヌクレオチドプローブの二つの対を用いて実 施される。それぞれの対は共にそれが対応する鎖と完全に重なる。反応は初めに 、検出されるべき配列の鎖を変性(例えば、分離)し、その後それぞれの対のオ リゴヌクレオチドプローブが共に結合されるように鎖を熱安定なリガーゼの存在 下で二対のオリゴヌクレオチドプローブと反応し、それから反応生成物を分離し 、その後でその配列が望みの程度に増幅されるまでその工程を周期的に繰り返す 。検出はPCRに関して上記したのと同様の方法でその後実施される。 B.オリゴヌクレオチドプローブ 上記のように、本発明の製造方法はDNAのハイブリッド形成の検出に有用で ある。製造方法の第一段階はハイブリッド形成DNAを形成するためにDNA試 料をオリゴヌクレオチドプローブと接触させることを含む。本発明の方法におい て有用なオリゴヌクレオチドプローブは約4若しくは6の塩基と約80若しくは 100の塩基若しくはそれ以上までとの間からなり、より好ましくは約8と約1 5塩基との間からなる何れかのプローブでありうる。オリゴヌクレオチドプロー ブは、この分野で良く知られる技術に従い広く多様な塩基配列の何れかを有して 調製される。オリゴヌクレオチドプローブの調製に適当な塩基は、アデノシン、 シトシン、グアニン、ウラシル、及びチミン等の天然に産するヌクレオチド塩基 ;並びに8−オキソ−グアニン、6−メルカプトグアニン、4−アセチルシチジ ン、5−(カルボキシヒドロキシエチル)ウリジン、2’−O−メチルシチジン 、5−カルボキシメチルアミノ−メチル−2−チオリジン、5−カルボキシメチ ルアミノメチルウリジン、ジヒドロウリジン、2’−O−メチルプスードウリジ ン、β,D−ガラクトシルケオシン、2’−O−メチルグアノシン、イノシン、 N6−イソペンテニルアデノシン、1−メチルアデノシン、1−メチルプスード ウリジン、1−メチルグアノシン、1−メチルイノシン、2,2−ジメチルグア ノシン、2−メチルアデノシン、2−メチルグアノシン、3−メチルシチジン、 5−メチルシチジン、N6−メチルアデノシン、7−メチルグアノシン、5−メ チルアミノメチルウリジン、5−メトキシアミノメチル−2−チオウリジン、β ,D−マンノシルケオシン、5−メトキシカルボニルメチルウリジン、5−メト キシウリジン、2−メチルチオ−N6−イソペンテニルアデノシン,N−((9− β−D−リボフラノシル−2−メチルチオプリン−6−イル)カルバモイル)ト レオニン、N−((9−β−D−リボフラノシルプリン−6−イル)N−メチル −カルバモイル)トレオニン、ウリジン−5−オキシアセチック アシッド メ チルエステル、ウリジン−5−オキシアセチック アシッド、ウィブトキソシン (wybutoxosine)、プスードウリジン、ケオシン、2−チオシチジン、5−メチ ル−2−チオウリジン、2−チオウリジン、2−チオウリジン、5−メチルウリ ジン、N−((9−β−D−リボフラノシルプリン−6−イル)カルバモイル) トレオニン、2’−O−メチル−5−メチルウリジン、2’−O−メチルウリジ ン、ウィブトシン(wybutosine)、及び3−(3−アミノ−3−カルボキシプロ ピル)ウリジン等の天然に存在しない又は”合成”のヌクレオチド塩基から選択 される。オリゴヌクレチドのバックボーンは、DNA、RNA(RNAはDNA より好ましくないが)、カルボサイクル等の改良糖、及びフルオロ及びメトキシ 等の2’置換を含む糖を含んで使用される。オリゴヌクレオチドは、少なくとも 一つ、若しくは 全てのヌクレオチド間結合ホスフェート残基が、メチルホスホネート、メチルホ スホノチオエート、ホスホロモルホリデート、ホスホロピペラジデート及びホス ホラミデート等(例えば、一つおきのヌクレオチド間結合ホスフェート残基が記 載されたように改良される)の改良されたホスフェートであるオリゴヌクレオチ ドである。オリゴヌクレオチドはP.Nielsen他のScience 254 巻の1497−1 500頁(1991年)に記載されたように”ペプチド核酸”である。オリゴヌ クレオチドプローブは、少なくとも一部が少なくともDNA試料の配列の公知の 一部の結合することのできる配列を保持することのみが必要である。それは、異 なる塩基配列を有する数多くのオリゴヌクレオチドプローブとDNA試料を結合 する幾つかの応用(例えば、二若しくはそれ以上の目的核酸が試料中に有る場合 、又は単一の目的核酸が”サンドイッチ”分析中で二若しくはそれ以上のプロー ブにハイブリッド形成される場合)において望ましい。 C.ハイブリッド形成の方法論 DNA(若しくは核酸)試料は当業者に知られた適当な方法でオリゴヌクレオ チドプローブと接触される。例えば、DNA試料は溶液中に溶解され、ハイブリ ッド形成を許す条件の下、DNA試料を含む溶液中にオリゴヌクレオチドプロー ブを溶解することによりオリゴヌクレオチドプローブと接触される。適当な条件 は当業者にとって公知であり(例えば、Falkow他へのアメリカ特許第4,358 ,535号及び同様の物を記載する他のアメリカ特許例を参照のこと)、高い塩 濃度条件を含む。他に、DNA試料は固体支持体上に固定されたオリゴヌクレオ チドプローブと共に溶液中に溶解され、DNA試料はその上に固定されたオリゴ ヌクレオチドプローブを有する固体支持体をDNA試料を含む溶液中に浸すこと によりオリゴヌクレオチドプローブと接触される。 D.酸化剤及び酸化還元反応 ハイブリッド形成段階は酸化段階に進むとき、ハイブリッド形成の後、ハイブ リッド形成DNA(若しくは核酸)は酸化還元反応でオリゴヌクレオチドプロー ブ中の所定の塩基の酸化をすることのできる適当な酸化剤と反応される。所定の 塩基は、選択された酸化剤との反応で酸化を受けるオリゴヌクレオチドプローブ 中の天然に産するか又は合成のヌクレオチド塩基でありうる。所定の塩基は、所 定の塩基が対にされないときに比べて対にされるときに独特の酸化速度を示す。 所定の塩基は、4種の天然発生の塩基のそれぞれと対にされるとき、独特の酸化 速度を示す。一般に、5’−モノヌクレオチド(例えば、5’−デオキシリボヌ クレオチド又は5’−リボヌクレオチド)の塩基は触媒反応を使用して検出可能 な104-1-1以上の速度定数を示す。適当な所定の塩基の例は、限定はされ ないが、グアニン、アデノシン、8−オキソ−グアニン、及び8−オキソ−アデ ノシン、8−ブロモ−グアニン、グアノシン、キサントシン、ウィオシン、プス ードウリジン、6−メルカプトグアニン、8−メルカプトグアニン、、2−チオ キサンチン、6−チオキサンチン、6−メルカプトプリン、2−アミノ−6−カ ルボキシメチル−メルカプトプリン、2−メルカプトプリン、6−メトキシプリ ン、2−アセチルアミノ−6−ヒドロキシプリン、6−メチルチオ−2−ヒドロ キシプリン、2−ジメチルアミノ−6−ヒドロキシプリン、2−ヒドロキシプリ ン、2−アミノプリン、6−アミノ−2−ジメチルアリル−プリン、2−チオア デニン、8−ヒドロキシアデニン、8−メトキシアデニンを含む。典型的には、 所定の塩基は、グアニン、アデノシン、6−メルカプトグアニン、8−オキソ− グアニン、及び8−オキソ−アデニンからなる群より選択され、グアニンは現在 好ましい天然に産する所定の塩基であり、6−メルカプトグアニンが現在好まし い合成による所定の塩基である。 酸化剤は、独特の酸化電位で所定の塩基と反応性を持つカチオン 性、アニオン性、若しくはツヴィッターイオン性分子等の電荷を持つ分子である 。従って、酸化剤の選択は選択された特異な所定の塩基に従い、当業者により素 早く決定可能である。特に好ましい酸化剤は、触媒サイクルを完成して、金属錯 体の還元された形態が再生されるような所定の塩基との金属−DNA電子移動の 可能な遷移金属錯体を含む。本発明の方法にとって適当な遷移金属錯体の例は、 例えば、ルテニウム2+(2,2’−ビピリジン)3(”Ru(bpy)3 2+”), ルテニウム2+(4,4’−ジメチル−2,2’−ビピリジン)3(”Ru(Me2 −bpy)3 2+”),ルテニウム2+(5,6−ジメチル−1,10−フェナント ロリン)3(”Ru(Me2−phen)3 2+”),鉄2+(2,2’−ビピリジン )3(”Fe(bpy)3 2+”),鉄2+(5−クロロフェナントロリン)3(”F e(5−Cl−phen)3 2+”),オスミウム2+(2,2’−ビピリジン)3( ”Os(bpy)3 2+”),オスミウム2+(5−クロロフェナントロリン)3 (” Os(5−Cl−phen)3 2+”),ジオキソルテニウム1+ホスフィン、及び ジオキソルテニウム1+ピリジン(”ReO2(py)4 1+”)と含む。酸化剤とし て有用なアニオン性錯体は:Ru(bpy)((SO32−bpy)2 2-及びR u(bpy)((CO22−bpy)2 2-であり、酸化剤として有用なツヴィッ ターイオン性錯体は、(SO32−bpy2-が4,4’−ジスルホナト−2,2 ’−ビピリジンであり、(CO22−bpy2-が4,4’−ジカルボキシ−2, 2’−ビピリジンである、Ru(bpy)2((SO32−bpy)及びRu( bpy)2((CO22−bpy)である。ピリジン、ビピリジン及びフェナン トロリンの適当な置換誘導体もまた前記の金属の何れかとの錯体中で使用される 。適当な置換誘導体は、限定はされないが、4−アミノピリジン、4−ジメチル ピリジン、4−アセチルピリジン、4−ニトロピリジン、4,4’−ジアミノ− 2,2’−ビピリジン、5,5’−ジアミノ−2, 2’−ビピリジン、6,6’−ジアミノ−2,2’−ビピリジン、4,4’−ジ エチレンジアミン−2,2’−ビピリジン、5,5’−ジエチレンジアミン−2 ,2’−ビピリジン、6,6’−ジエチレンジアミン−2,2’−ビピリジン、 4,4’−ジヒドロキシル−2,2’−ビピリジン、5,5’−ジヒドロキシル −2,2’−ビピリジン、6,6’−ジヒドロキシル−2,2’−ビピリジン、 4,4’,4”−トリアミノ−2,2’,2”−ターピリジン、4,4’,4” −トリエチレンジアミン−2,2’,2”−ターピリジン、4,4’,4”−ト リヒドロキシ−2,2’,2”−ターピリジン、4,4’,4”−トリニトロ− 2,2’,2”−ターピリジン、4,4’,4”−トリフェニル−2,2’,2 ”−ターピリジン、4,7−ジアミノ−1,10−フェナントロリン、3,8− ジアミノ−1,10−フェナントロリン、4,7−ジエチレンジアミン−1,1 0−フェナントロリン、3,8−ジエチレンジアミン−1,10−フェナントロ リン、4,7−ジヒドロキシ−1,10−フェナントロリン、3,8−ジヒドロ キシ−1,10−フェナントロリン、4,7−ジニトロ−1,10−フェナント ロリン、3,8−ジニトロ−1,10−フェナントロリン、4,7−ジフェニル −1,10−フェナントロリン、3,8−ジフェニル−1,10−フェナントロ リン、4,7−ジスペラミン−1,10−フェナントロリン、3,8−ジスペラ ミン−1,10−フェナントロリン、及びジピリド〔3,2−a:2’,2’− c〕フェナジンを含む。 酸化剤は、所定の塩基との酸化剤の酸化還元反応を達成するために、適当な技 術に従いハイブリッド形成DNAと反応される。必要とされることの全ては、酸 化剤は所定の塩基の選択的な酸化を達成するのに効果的な条件の下でハイブリッ ド形成DNAと反応されることである。例えば、遷移金属は、酸化剤と所定の塩 基との間の酸化還元反応は起こさせるのに十分な条件の下で、溶解されたハイブ リッド形成DNAを含む溶液中に酸化剤を溶解することにより溶解 されたハイブリッド形成DNAと反応される。他に、DNAが固体支持体上に固 定された実施例においては、同じ固体支持体上に酸化剤を固定し、その固体支持 体を酸化剤と所定の塩基の酸化還元反応を起こさせるのに十分な条件の下でその 溶液中に浸すことにより酸化剤はハイブリッド形成DNAと反応される。その酸 化還元反応は生じる溶媒はDNAを溶解するのに適当な溶剤であり、好ましくは 水からなる。酸化還元反応を起こさせるのに適当な条件は当業者に知られている 。 ハイブリッド形成DNA又は核酸において、酸化剤はDNAの小さい溝中で結 合し、所定の塩基と酸化剤の間の密接な接触は二重(若しくは三重)らせんの独 特の構造により妨げられる。所定の塩基残基のこの防御は、電子移動の速度を減 じる溶媒を通した電子のトンネリングの必要をもたらす。溶媒の到達しやすさは 所定の塩基と対にされるヌレオチド塩基の性質と共に変化する。そのトンネリン グ距離は式: k/kss=exp(−βΔr) に従い評価されえて、ここで、Δrは一本鎖と比較した二重鎖における距離の変 化であり、kssは一本鎖DNA試料における所定の塩基の酸化に対する速度定数 である。即ち、所定の塩基と酸化剤の間のトンネング距離は各塩基対合に対して 及び不対DNAに対して異なる。従って、電子移動速度定数は対となった(若し くは不正対合された)塩基の同一性を示す。電子移動に対する駆動力が再配列エ ネルギ(λ)より大きくないとすると、反応物の接近と結合された仕事項で補正 された、駆動力に対するRTlnkのプロットは、マーカス理論に従い、1/2 の傾きを持つ直線を形成する。マーカス理論に基づくと、絶対速度定数は以下の 式: k = νexp[- β(r- r0)]exp[-(ΔG+λ)2/4λRT] に従い計算されえて、ここで、νは拡散律速における速度定数(1011-1-1 )であり、rは活性化された錯体中の反応物と生成物 の間の距離であり、r0は反応物と生成物の最も近接した距離であり、βは介在 する媒体の影響である。上記のように、所定の塩基はハイブリッド形成DNAの 内部に取り込まれているので、このことは電子が超えて酸化剤へとトンネリング すべき有限の距離を負わせる。即ち、rはr0と等しくない。水に対するβは約 3A-1である。βに対するこの比較的大きな値は、電子移動速度定数における大 きな変化がトンネリング距離のとても小さな変化によってもたらされるであろう ことを示す。所定の塩基と、所定の塩基と対にされた塩基との間のDNAのコン フォメーションは所定の塩基と対にされた塩基に依存し、所定の塩基と対にされ た塩基は電子が所定の塩基と酸化剤の間をトンネリングしなければならないトン ネリング距離に影響する。トンネリング距離と所定の塩基と対にされた特定の塩 基の間の相関がそのために確立される。 E.酸化還元反応の検出 酸化還元反応の生起は当業者に知られた適当な手段に従い検出される。例えば 、酸化還元反応の生起は、酸化還元反応の生起を示す電気的信号における変化を 観測するための検出電極を使用して検出される。典型的には、酸化剤とハイブリ ッド形成DNAの間の電子移動に対して敏感な検出電極が反応ハイブリッド形成 DNA及び酸化剤を含む溶液と接して設置される。一般に、参照電極及び補助電 極もまた検出電極と共にその溶液中と接して設置される(殆どの電流は補助電極 を通る)。適当な検出電極は当業者によく知られ、例えばガラス状カーボン電極 又はインディウム チン オキサイド電極を含む。同様に、適当な参照電極もま た当業者によく知られ、例えば銀/塩化銀電極を含む。 酸化還元反応に伴われた電気信号の検出はハイブリッド形成DNAの存在又は 不存在の決定を可能にする。ハイブリッド形成DNAの存在又は不存在の決定段 階は、典型的には(i)酸化還元反応の 反応速度を測定する段階と、(ii)測定された反応速度を、一本鎖DNAとの 遷移金属錯体の酸化還元反応速度と比較する段階と、(iii)測定された反応 速度が一本鎖DNAとの遷移金属錯体の酸化還元反応速度と実質的に同じである か否かを決める段階とを含む。反応速度を測定する段階は適当な手段により実施 される。例えば、相対反応速度は、掃引速度、プローブ濃度、目的物濃度、媒剤 、緩衝液、温度、及び/又は電気化学的方法の関数として電流を比較することに より決められる。 酸化還元反応速度は当業者に知られた適当な手段に従い測定される。典型的に は、酸化還元反応速度は酸化還元反応の生起に結合された電気信号の測定により 測定される。例えば、酸化還元反応に結合された電気信号は、検出電極との電気 的伝達における適当な装置を提供することにより測定される。適当な装置は、ハ イブリッド形成DNAと酸化剤との反応の酸化還元反応速度の測定を提供するた めに発生される電気信号を測定することができる。電気信号はサイクリックボル タンメトリー、通常のパルスボルタンメトリー、クロノアンペロメリー、及び矩 形波ボルタンメトリーを含む電気化学的方法の何れかに特異的なものであり、サ イクリックボルタンメトリーは最近好まれている形態である。 測定された反応速度はその後一本鎖DNAとの遷移金属錯体の知られた酸化還 元反応速度と比較される。既に詳細に検討たように、ハイブリッド形成若しくは 一本鎖のDNAに何れにおいても、酸化剤と所定の塩基との間のトンネリング距 離は、酸化剤と所定の塩基との間の反応の酸化還元反応速度に影響する。従って 、ハイブリッド形成DNAは一本鎖のDNAに比べ異なる酸化還元反応速度を示 す。所定の塩基でのハイブリッド形成DNAの存在若しくは不存在は、測定され た酸化還元反応速度が、酸化剤と一本鎖DNA中の所定の塩基との酸化還元反応 速度と同じものであるか否かを決めることにより決定されうる。更に、酸化剤と 所定の塩基との間のトンネ リング距離は、各可能な塩基対合が他のものから区別されるような所定の塩基と その相手との間の結合距離に従って異なる。所定の塩基とその塩基対との間の結 合距離は所定の塩基と対にされる塩基に依存する。例えば、アデノシンと対にさ れたグアニンの酸化に対する酸化還元速度はシトシンと対にされたグアニンの酸 化に対する酸化還元速度と異なり、次にそのシトシンと対にされたグアニンの酸 化に対する酸化還元速度はグアニンと対にされたグアニンの酸化に対する酸化還 元速度と異なり、またグアニンと対にされたグアニンの酸化に対する酸化還元速 度はチミンと対にされたグアニンの酸化に対する酸化還元速度と異なる。特に、 グアニンの酸化に対する酸化還元速度は、一本鎖のグアニンはアデノシンと対に されたグアニンより大きく、アデノシンと対にされたグアニンはグアニンと対に されたグアニンより大きく、グアニンと対にされたグアニンはチミンと対にされ たグアニンより大きく、チミンと対にされたグアニンシトシンと対にされたグア ニンより大きいという傾向に従う。従って、本発明の方法は所定の塩基又は所定 の塩基に隣接する塩基対での単一塩基対の不正対合を検出に有用である。 好都合なことに、多様な天然発生の塩基のそれぞれと対にされた場合の所定の 塩基の酸化の酸化還元反応速度間の差異はまた、所定の塩基と対にされた塩基の 同定を可能にする。所定の塩基と対にされた塩基は(i)検出された酸化還元反 応の反応速度を測定し、(ii)測定された反応速度を、所定の塩基と結合され たアデノシン、シトシン、グアニン、若しくはチミンを有するDNAと酸化剤の 4つの異なる公知の酸化還元反応速度のそれぞれと比較し、(iii)公知の反 応速度のどれが測定された反応速度と実質的に同じであるかを決めることにより 同定される。反応速度は上記の技術に従い測定される。同様に、所定の塩基と結 合されたアデノシン、シトシン、グアニン、若しくはチミンを有するDNAと酸 化剤の4つの異なる酸化還元反応のそれぞれの反応速度はこれらの反応速度が 知られているような同じ技術に従い測定される。ハイブリッド形成DNAとの酸 化剤の酸化還元反応の測定された反応速度はその後、所定の塩基と結合されたア デノシン、シトシン、グアニン、若しくはチミンを有するDNAと酸化剤の公知 の酸化還元反応速度公知と比較される。例えば、所定の塩基と対にされた塩基は 、測定された酸化還元反応速度と実質的に同じである酸化還元反応速度を有する 公知の塩基対合を決めることにより決定される。 F.DNA配列決定 本発明は、(a)オリゴヌクレオチドプローブは独特の酸化電位を有する所定 の合成塩基を含み、ハイブリッド形成DNAを形成するためにDNA試料を該オ リゴヌクレオチドプローブと接触する段階と、(b)オリゴヌクレオチドプロー ブは所定数の所定の合成塩基を有し、ハイブリッド形成DNAを、酸化還元反応 で該オリゴヌクレオチドプローブ中の所定の合成塩基を酸化することのできる遷 移金属錯体等の酸化剤と反応する段階と、(c)酸化還元反応を検出する段階と 、(d)検出された酸化還元反応の反応速度を測定する段階と、(e)所定の合 成塩基と対にされた塩基を同定する段階とからなるDNAの配列決定方法も提供 する。 ここまでに検討された方法に従い、DNA試料は、当業者に知られえた技術に 従い、オリゴヌクレオチドプローブと接触する段階の前に増幅される。合成塩基 はここまでに記載された塩基の群、及び当業者に知られた他の合成塩基から選択 される。合成塩基は4つの天然発生の塩基、即ちアデノシン、シトシン、グアニ ン、及びチミンの酸化電位と比較して独特の酸化電位を有する必要があることが 唯一の制限である。ハイブリッド形成DNAを酸化剤と反応し、酸化還元反応を 検出し、反応速度を測定するオリゴヌクレオチドプローブとDNA試料を接触す る段階は、ここまでに記載されたように実施される。所定の合成塩基と対にされ た塩基を同定する段階は、 (i)測定された反応速度を、所定の合成塩基と結合されたアデノシン、シトシ ン、グアニン、若しくはチミンを有するDNAと酸化剤の4つの異なる公知の酸 化還元反応速度のそれぞれと比較する段階と、(ii)公知の反応速度の中で測 定された反応速度と実質的に同じものを決める段階とを含む。 別の実施例において、オリゴヌクレオチドプローブは第二の所定の合成塩基を 更に含む。第二の所定の合成塩基は、第一の所定の合成塩基の酸化電位と異なる 独特の酸化電位を有する。この実施例において、所定の塩基と酸化剤の酸化還元 反応を検出する段階は、同様の第二の所定の合成塩基と酸化剤の酸化還元反応を 検出する段階を更に含む。加えて、酸化還元反応速度の測定段階は、同様の酸化 剤による第二の所定の塩基と酸化の酸化還元反応速度の測定を含む。更に、所定 の合成塩基と対にされた塩基を同定する段階は、同様の第二の所定の合成塩基と 対にされた塩基を同定する段階を更に含む。この実施例に従い、両方の所定の塩 基の酸化還元反応が検出され、結局、各所定の合成塩基と対にされた塩基がここ までに記載の方法を用いて同定される。当業者にとって明らかであるように、各 所定の合成塩基は他の全ての所定の合成塩基の酸化電位と異なり、そして4種の 天然発生の塩基のそれぞれの酸化電位と異なる独特の酸化電位を示す場合、前記 の方法は2以上の所定の合成塩基を用いて実施される。所定の塩基と対にされた 各塩基がここに記載の方法に従い同定されるのみではなく、DNAは、DNA試 料中の各塩基を同定するための異なる部位に所定の合成塩基を有する十分な数の 異なるオリゴヌクレオチドプローブを用いて前記の方法の段階を繰り返すことに より配列決定される。言い換えると、DNA試料は、各プローブ配列が少なくと も一の所定の合成塩基を含み、その合成塩基は各オリゴヌクレオチドプローブ中 でプローブ配列に沿って異なりそして計算された部位に置かれる、十分な数のオ リゴヌクレオチドプローブを提供することにより配列決定される。この方法では 、酸 化剤とのハイブリッドDNAの酸化還元反応の繰り返しの検出、酸化還元反応速 度の測定、及び所定の合成塩基と対にされた塩基の同定がDNA試料の配列の塩 基対塩基の同定をもたらす。 G.装置 本発明はまた、本発明の方法を実施するのに有用な装置を提供する。一のかか る例証としての装置が図3に模式的に示される。一般に、装置は多数のDNA試 料容器10からなる。駆動アセンブリ11は多数のDNA試料容器を運ぶ試料取 扱手段として配される。液体貯蔵器12、供給ライン13及びバルブ14は各D NA試料容器にオリゴヌクレオチドプローブを配達するためのオリゴヌクレオチ ドプローブ配達手段として配され、対応する液体貯蔵器15、供給ライン16及 びバルブ17は多数のDNA試料容器のそれぞれに遷移金属錯体を配達するため の酸化剤配達手段として配される。駆動装置21及びプローブ22を含むプロー ブアセンブリ20は酸化還元反応を検出するための酸化還元反応検出手段として 配される。操作中、DNA試料は試料容器10中に事前堆積される。駆動アセン ブリ11はその後、試料容器10を連続的にオリゴヌクレオチドプローブ配達手 段及びそれぞれの試薬をその中に配達するための酸化剤配達手段の下方に輸送す る。試薬配達後、それぞれの試料容器は駆動手段によりプローブ22の下方の位 置まで進められ、プローブ22は酸化還元反応の検出のために駆動装置21によ り試料容器中に前進される。サイクリックボルタモグラムに実施に必要な付加電 極がプローブ22とともに運ばれる。多様な構成要素の操作及びデータの収集は 一般用途のコンピュータ上をランするソフトウェアプログラム等の適当なコント ローラ30を用いて実施される。 前記装置多くの変化はもちろん等業者にとって明白である。多数のDNA試料 容器は等業者に知られた適当な容器であり、DNA試料を含むことのできるマイ クロタイタープレート、試験管、ペトリ 皿、培養バイアル、固体支持体等を含む。試料取扱手段は、DNA試料容器を運 ぶことのできる、当業者に知られた適当に設計された試料容器の取扱手段である 。 各DNA試料容器にオリゴヌクレオチドプローブを配達するための適当なオリ ゴヌクレオチドプローブ配達手段はこの分野で良く知られている。例えば、一の 実施例に従い、オリゴヌクレオチドプローブ配達手段はその上にオリゴヌクレオ チドプローブは固定される固体支持体からなる。このオリゴヌクレオチドプロー ブ配達手段は、DNA試料とオリゴヌクレオチドプローブのハイブリッド形成を もたらす適当な条件下でのDNA試料とオリゴヌクレオチドプローブとの間の十 分な接触を可能にする必要がある。多数のDNA試料容器のそれぞれに酸化剤を 配達するための適当な酸化剤配達手段はこの分野で良く知られている。例えば、 一の実施例に従い、酸化剤は酸化剤配達手段からなる固体支持体に取り付けられ る。酸化還元反応を検出する酸化還元反応検出器は、一の実施例に従い所定の塩 基の酸化を検出することのできる一若しくはそれ以上の電極からなる。適当な検 出電極及び参照電極は本発明の方法への例と共にここまでに記載される。好まし くは、電極は酸化還元反応の酸化還元反応速度を測定する手段を用いた電気的伝 達の中にある。酸化還元反応速度を測定する適当な手段はここまでに記載された ように当業者に知られている。 本発明の装置の別の実施例において、DNAハイブリッド形成検出の装置は、 (a)DNA試料容器と;(b)DNA試料容器に複数のオリゴヌクレオチドプ ローブを配達するためのオリゴヌクレオチドプローブ配達手段と;(c)DNA 試料容器に酸化剤を配達するための酸化剤配達手段と;(d)酸化還元反応を検 出するための酸化還元反応検出器とからなる。この装置は、その開示内容がここ で例として完全に取り込まれる、Pirrung 他へのアメリカ特許第5,143,8 54号及び第5,405,783号; Fodor 他のNature 364巻の555 頁(1993年);Bains のAngew.Chem.107巻の356頁(19 95年);及びNoble のAnalytical Chemistry 67(5)巻の21頁(1995年) に記載される等の固定されたプローブを用いた使用に適合される。 上記のように、DNA試料容器は当業者に知られた適当な容器である。オリゴ ヌクレオチドプローブ配達手段は好ましくはその上に固定された多数のオリゴヌ クレオチドプローブを有する固体支持体であり、それはDNA試料容器へプロー ブを配達することができる。例えば、一の実施例に従い、その上に固定された多 数のオリゴヌクレオチドプローブを有する固体支持体は、DNA試料の一若しく はそれ以上のオリゴヌクレオチドプローブとのハイブリッド形成を可能にするの に十分な条件下でDNA試料容器内でDNA試料と接触される。 DNA試料容器に酸化剤を配達するための適当な酸化剤配達手段はここまでに 記載される。好ましい酸化剤配達手段はその上に固定された酸化剤を有する固体 支持体からなる。一の実施例に従い、酸化剤及び多数のオリゴヌクレオチドプロ ーブは同じ固体支持体上に固定される。 本発明に従う装置はDNA試料の変化の診断的な分析を行なうのに有用である 。多数のオリゴヌクレオチドプローブは単一試料内での多様なDNAの分析と検 出を可能とし、そのため、病原やウイルス等を含むDNAの変化に対する単一試 料のスクリーニングに有用な道具を提供する。 H.RNAハイブリッド形成検出、RNA配列決定及びRNA不正対合検出 ここではまた、RNAハイブリッド形成検出法、RNA配列決定法及びRNA 不正対合検出法が開示される。かかる方法の実施に有用なRNAは、限定は去れ ないがリボソームRNA、転移RNA若 しくは病原RNA(例えば、レトロウイルス、HIV−1他等のRNAウイルス から得られたRNA)を含む。本発明の第一の様相は、従って、(a)ハイブリ ッド形成RNAを形成するためにRNA試料をオリゴヌクレオチドプローブと接 触する段階と;(b)該オリゴヌクレオチドプローブは少なくとも一つの所定の 塩基を有し、ハイブリッド形成RNAを、酸化還元反応で該オリゴヌクレオチド プローブ中の所定の塩基を酸化することのできる遷移金属錯体と反応する段階と ;(c)酸化還元反応を検出する段階と;(d)所定の塩基での検出された酸化 還元反応からハイブリッド形成RNAの存在又は不存在を決定する段階とからな るハイブリッド形成RNAを検出する方法である。 さらに限定すると、ハイブリッド形成RNAを検出する方法は、(a)ハイブ リッド形成RNAを形成するためにRNA試料をオリゴヌクレオチドプローブと 接触する段階と、(b)オリゴヌクレオチドプローブは少なくとも一つの所定の 塩基を有し、ハイブリッド形成RNAを、酸化還元反応で該オリゴヌクレオチド プローブ中の所定の塩基を酸化することのできる遷移金属錯体と反応する段階と 、(c)酸化還元反応を検出する段階と、(d)検出された酸化還元反応の反応 速度を測定する段階と、(e)測定された反応速度を一本鎖RNAとの遷移金属 錯体の酸化還元反応の速度と比較する段階と、(f)測定された反応速度が一本 鎖RNAとの遷移金属錯体の酸化還元反応の速度と実質的に同じであるか否かを 決める段階とからなる。 RNA配列決定の方法は、(a)オリゴヌクレオチドプローブは独特の酸化速 度を有する所定の塩基を含み、ハイブリッド形成RNAを形成するためにRNA 試料を該オリゴヌクレオチドプローブと接触する段階と、(b)オリゴヌクレオ チドプローブは所定数の所定の塩基を有し、ハイブリッド形成RNAを、酸化還 元反応で該オリゴヌクレオチドプローブ中の所定の塩基を酸化することのできる 遷移金属錯体と反応する段階と、(c)酸化還元反応を検出する段階と、(d) 検出された酸化還元反応の反応速度を測定する段階と、(e)所定の合成塩基と 対にされた塩基を同定する段階とからなる。 オリゴヌクレオチドプローブ、ハイブリッド形成の方法論、酸化剤、酸化還元 反応の検出、及びこれらの方法の実施に有用な装置は上記セクションA−H中に 実質的に示されており、当業者に知られた原則(例えば、ウラシルを塩基である チミンに置き換える)に従い核酸試料としてRNAを用いた使用に対し適用され る。 I.目的核酸上の所定の塩基の検出 既に特に記載された方法において、金属錯体は一本の及び二本鎖のDNA又は 核酸から電気化学的電流を得るために使用される。グアニン等の所定の塩基は電 気的信号を与え、この信号は二重鎖DNAに対してよりはるかに弱い。かかる方 法は高い構造的感応を有効に示し、単一塩基不正対合を識別することができる。 かかる方法はそのため、DNAの配列決定に対し特に有用である。しかし、かか る方法の二つの欠点は:(a)プローブの鎖からハイブリッドへ進む上で負の信 号があること、及び(b)信号の増幅が無いことである。以下の技術はこれらの 問題の解決を提供する。加えて、以下の技術は診断的な分析に対し特に有用であ り、核酸の定量的な検出に対し特に有用である。 前記した観点において、ここでも開示されるのは、目的核酸が少なくとも一の 所定の塩基を含み、同じものを含むと推定される試験試料中での目的核酸の存在 と不存在を検出する方法である。上記方法と反対に、本発明においては所定の塩 基はオリゴヌクレオチドプローブ上よりむしろ、目的核酸上の置かれる。 その方法は目的核酸を含む試験試料上で実施される。(限定されないが)生検 試料等の組織試料並びに血液、痰、尿及び精液試料等の生物学的液体、バクテリ ア培養、土壌試料、食物試料他を含む、 目的核酸を含むと推定される何れかの試験試料が用いられる。目的核酸は、試験 の特定の目的に従って、動物、植物若しくは微生物の(例えば、ウイルス、プロ カリオチック及びユーカリオチックバクテリア、原生動物、菌類、プロトクチス タ他)を含む何れかの起源ものである。試料は本方法の実施の前に当業者に知ら れた明確な技術に従い処理又は精製され;望みであるなら、核酸は本方法が実施 される前にそこで消化され、砕かれ及び/又は増幅(上記参照)される。 図4に模式的に示されるように、方法は、(a)ハイブリッド形成核酸を形成 するために目的核酸と特異的に結合するオリゴヌクレオチドプローブに試験試料 を接触する段階と;(b)ハイブリッド形成核酸を、酸化還元反応で所定の塩基 を酸化する遷移金属錯体に接触する段階と;(c)ハイブリッド形成核酸と結合 された酸化還元反応の存在若しくは不存在を検出する段階と;(d)所定の塩基 での検出された酸化還元反応から試験試料中の目的核酸の存在若しくは不存在を 決める段階とからなる。図4に示されたように、オリゴヌクレオチドプローブは 、検出段階の前に生じる分離段階を伴い(例えば、段階(a)と(b)の間又は 段階(b)と(c)の間)、ハイブリッド形成核酸からの試験試料の分離を促進 するために固体支持体上に固定される。更に、オリゴヌクレオチドプローブは、 溶液、及び(例えば、オリゴヌクレオチドプローブと結合する媒介物質により、 又はビオチンがオリゴヌクレオチドプローブに結合され、アビジンが固体支持体 上に固定されるビオチン−アビジン結合相互作用により)試料からハイブリッド 形成核酸分離するために提供された他の手段の中で自由に提供される。 好ましくは、目的核酸はオリゴヌクレオチドプローブが含むより少なくとも1 0以上多い所定の塩基を含み、又はより好ましくはオリゴヌクレオチドプローブ が含むより少なくとも50若しくは100以上多い所定の塩基を含む。目的核酸 がオリゴヌクレオチドプ ローブより多い所定の塩基を含むとき、より大きな電流の増加が有益に得られる 。 加えて、オリゴヌクレオチドプローブは所定の塩基の無いこと、又は少なくと も実質的に所定の塩基の無いこと(即ち、プローブからの信号が妨害せず、又は 目的核酸からの信号であると間違えられない十分に少ない所定の塩基を含む)が 好ましい。目的核酸に簡単にハイブリッド形成する天然発生の塩基の配列が利用 できない場合、レドックス不活性(以下で検討される)な別の塩基の利用の計画 が用いられる。 図4に示されるように、目的核酸は好ましくはオリゴヌクレオチドプローブよ り長く、少なくとも一の所定の塩基はハイブリッド形成核酸中でオリゴヌクレオ チドプローブにハイブリッド形成されない(即ち、”突出”塩基である)。好ま しくは少なくとも10,50,若しくは100の所定の塩基が、それにより検出 された電気化学的信号の実質的な増幅を提供する”突出”塩基である。 例えば、何れのグアニン残基も含まないオリゴヌクレオチドプローブ(例えば 、A,T,及びCのみ)が用いられる。この鎖の存在下のRu(pby)3 2+の サイクリックボルタモグラムはオリゴマーの無いそれととても似ている。この鎖 はその後、目的核酸がオリゴヌクレオチドプローブより長いとすると、重なり塩 基対領域と突出領域の何れか又は両方にグアニンを含む(図4には目的核酸の鎖 に隣接する”G”により示される)目的の鎖とハイブリッド形成される。多数の グアニンが検出されるため、信号はハイブリッド形成された数に比べ増幅される 。ゲノムDNA又はRNAが目的の鎖である場合、大きな信号増幅を与える多数 の突出グアニンが出会う。例えば、リボソームRNAは特定の生体に対し100 0個と同じ程度の多くのグアニンを含み、従ってハイブリッド形成結果毎におよ そ1000倍の増幅を提供する。例えば、一の好ましい実施例において、目的の 鎖上の所定の塩基に対する分析は、媒介物質の存在下 で掃引されたときに低度の背景信号を与える、電極表面の近くに向けられた固体 表面上の(好ましくはレドックス活動しない)プローブの鎖の固定を含む。固体 表面はその後、所定の塩基を含む目的の鎖の溶液と接触される。ハイブリッド形 成が生じるとすると、目的の鎖はこのとき、電極のすぐ近くにあり、電流の増加 が検出される。 核酸の定量。本発明は核酸の定量検出に特に良く適合する。このセクションに 記載された場合では、酸化剤(例えば、Ru(pby)3 2+)によるハイブリッ ドの酸化に対する速度定数はディジタルシミュレーションによりサイクリックボ ルタモグラム(若しくは他の電気信号)から決めることができる。殆どの条件下 で、この反応は二次の速度論に従い、即ち速度=k[Ru(bpy)3 2+][DNA]であり、 ここでkは特定のプローブ−目的物ハイブリッドに対して特異的な速度定数であ り、[Ru(bpy)3 2+]は酸化剤の濃度であり、そして[DNA]はハイリッド(DNA− RNAハイブッドでありうる)の濃度である。k及び[Ru(bpy)3 2+]が公知とする と、ハイブリッドの量を決めることができる。実際、目的DNA及びRNAを含 む異なる量の標準溶液を用いて得られた電流増加に対する較正曲線が構成され、 ハイブリッドの量を直接に得るために電流増加が使用された。この量はその後直 接に目的物質の量と比較される。例えば、M.Holodniy 他のJ.Virol.69巻の3 510−3516頁(1995年);J.Mellors他のScience 272 巻の1167 −1170頁(1996年)参照のこと。 オリゴヌクレオチドプローブ、ハイブリッド形成の方法論、酸化剤及び酸化還 元反応の方法、酸化還元反応の検出、並びにこれらの方法の実施に有用な装置は 上記セクションA−Hに示される通りである。 J.レドックス不活性な代用塩基 上記セクションHに記載された方法の一つの不利な点は、オリゴ ヌクレオチドプローブが好ましくは実質的な数の所定の塩基(例えば、グアニン )を含まないことである。この問題に対する解決は、プローブの鎖の中でグアニ ンと置換し(即ち、グアニンのように、他の塩基が核酸二重鎖の中で示すよりも 高い結合親和性を持つ塩基)、適当な反応条件下で酸化剤により酸化されること のない代用塩基を使用することである。グアニンが所定の塩基である場合のかか る代用塩基の例はイノシン及び7−デアザ−グアニンである。 その結果、目的核酸は少なくとも一の所定の塩基を含み、プローブ若しくは捕 獲核酸は代用のレドックス不活性な塩基を含むとき、目的核酸の検出方法は、( a)ハイブリッド形成核酸を形成するために目的核酸と特異的に結合する相補核 酸に目的核酸を接触する段階と;(b)ハイブリッド形成核酸を、酸化還元反応 で所定の塩基を酸化することのできる遷移金属錯体に接触する段階と;(c)酸 化還元反応を検出する段階と;(d)所定の塩基での検出された酸化還元反応か らその核酸の存在若しくは不存在を決める段階とからなる。目的核酸中の所定の 塩基はグアニンであり目的核酸はシトシン(相補核酸中でグアニンと普通に結合 する)を含む場合、相補核酸はハイブリッド形成核酸中でシトシンと結合する代 用塩基を含む。代用塩基はイノシン及び7−デアザ−グアニンからなる群から選 択される。反応段階は典型的には、代用塩基を酸化すること無く所定の塩基の選 択的な酸化を達成するのに十分な条件の下で核酸と遷移金属錯体を反応すること からなる。 オリゴヌクレオチドプローブ、ハイブリッド形成の方法論、酸化剤及び酸化還 元反応の方法、酸化還元反応の検出、並びにこれらの方法の実施に有用な装置は 上記セクションA−Iに示される通りである。 K.ターミナルトランスフェラーゼを用いた所定塩基の高分子化 上記セクションHに記載された方法の別の実施例は所定塩基の付 加的なものを提供するためにターミナルトランスフェラーゼを用いて目的核酸を 伸長することを含む。図7に示されるように、かかる方法は、(a)オリゴヌク レオチドプローブはターミナルトランスフェラーゼによる伸長のために遮断され る終端を有し、ハイブリッド形成核酸を形成するために目的核酸と特異的に結合 する該オリゴヌクレオチドプローブに試験試料を接触する段階と;(b)オリゴ ヌクレオチドプローブを、所定の塩基からなる目的核酸の伸長生成物を生成する ためにターミナルトランスフェラーゼの存在下で所定の塩基を含む溶液に接触す る段階と;(c)オリゴヌクレオチドプローブを、酸化還元反応で所定の塩基を 酸化する遷移金属錯体に接触する段階と;(d)酸化還元反応の存在若しくは不 存在を検出する段階と;(e)所定の塩基での検出された酸化還元反応から試験 試料中の目的核酸の存在若しくは不存在を決める段階とからなる。試験試料は好 ましくは検出段階の前でオリゴヌクレオチドプローブから分離され、より好まし くは上記段階(a)と(b)の間でプローブから分離される。分離は固定された プローブの使用により実施され、又はそのプローブは上記セクションHで記載さ れたように溶液中に自由に備えられる。 オリゴヌクレオチドプローブ、ハイブリッド形成の方法論、酸化剤及び酸化還 元反応の方法、酸化還元反応の検出、並びにこれらの方法の実施に有用な装置は 上記セクションA−Iに示される通りである。 L.サンドイッチ分析 上記セクションHの方法の別の実施例は、図8に模式的に示される所謂”サン ドイッチ”分析である。サンドイッチ分析において、目的核酸は捕獲プローブ、 目的核酸、及び信号プローブからなる3つの(又はそれ以上の)部分のハイブリ ッドの一部である。 同じものを含むと推定される試験試料中の目的核酸の存在若しく は不存在を検出する方法は、(a)捕獲プローブは目的核酸に特異的に結合する ものであり、オリゴヌクレオチド捕獲プローブを提供する段階と;(b)試験試 料を、ハイブリッド形成核酸を形成するために捕獲プローブに接触する段階と; (c)信号プローブは目的核酸に特異的に結合するものであり、ハイブリッド形 成核酸サンドイッチを生成するために信号プローブは少なくとも一の所定の塩基 を含むものであり、オリゴヌクレオチド信号プローブをハイブリッド形成核酸に 接触する段階と;(d)ハイブリッド形成核酸サンドイッチを、酸化還元反応で 所定の塩基を酸化する遷移金属錯体に接触する段階と;(e)ハイブリッド形成 核酸と結合された酸化還元反応の存在若しくは不存在を検出する段階と;(f) 所定の塩基での検出された酸化還元反応から試験試料中の目的核酸の存在若しく は不存在を決める段階とからなる。分離段階は上記段階(b)と段階(c)との 間にあり、又は上記段階(c)と段階(d)の間にあり、試験試料は好ましくは 捕獲プローブから分離される。分析形式(例えば、突然発生又は同種発生)に従 い、オリゴヌクレオチド捕獲プローブは固体支持体(例えば、高分子ビーズ、板 、若しくはマイクロタイタープレートウェルの内部表面)、又は上記のように試 験試料からハイブリッド形成核酸を分離するために提供された代わりの手段の上 に固定される。 多数の”サンドイッチ”分析形式が知られている。分析形式の選択は重大では なく、適当な形式が本発明の実施するために用いられる。例えば、Ranki 他への アメリカ特許第4,486,539号に記載されるように、オリゴヌクレオチド 捕獲プローブは固体支持体上に固定される。Kurn他へのアメリカ特許第4,86 8,104号に記載されるように、オリゴヌクレオチドプローブは高分子形成ユ ニット含み、その高分子化によりハイブリッド形成核酸のサンドイッチは分離さ れる。M.S.Urdea のClinical Chem.39 巻の725−726頁(1993年) に記載されるように、信号プローブは 直線状又は分枝形状である。固定されたポリヌクレオチドにオリゴヌクレオチド 捕獲プローブを結合するメディエイタポリヌクレオチドが、Stabinsky へのアメ リカ特許第4,751,177号に記載されるように、用いられる。R.Goodson の欧州特許出願第0 238 332号:W.Harrison の欧州特許出願第0 1 39 489号、及びN.Dattagupta の欧州特許出願第0 192 168号に 記載されるように、オリゴヌクレオチドプローブは特異的な結合対(例えば、ビ オチン)の一部分、及び固体支持体上に固定された(例えば、アビジン)、結合 対の他の部分との第二の結合相互作用により試験試料から分離されたハイブリッ ド形成核酸のサンドイッチに連結される。 オリゴヌクレオチドプローブ、ハイブリッド形成の方法論、酸化剤及び酸化還 元反応の方法、酸化還元反応の検出、並びにこれらの方法の実施に有用な装置は 上記セクションA−Kに示される通りである。 M.背景のグアニン信号存在下での所定の塩基の検出 オリゴヌクレオチドプローブ中の所定の塩基の存在はグアニンの酸化から生成 される背景信号の存在下であっても検出される。不正対合の検出は、4つの自然 の塩基(A,T/U,C及びG)の存在下でオリゴヌクレオチドプローブ中の所 定の塩基を検出する能力に依存するからである。そのため、所定の塩基は他の4 つの塩基より素早く酸化されうるものでなけれがならない。 本発明は背景のグアニンの信号の存在下での所定の塩基の電気化学的検出のた めに有用なオリゴヌクレオチドプローブを提供する。そのオリゴヌクレオチドプ ローブは上記のセクションBで示された何れかのオリゴヌクレオチドプローブか らなり、そのオリゴヌクレオチドプローブ中の少なくとも一つのプリン塩基は式 I: のプリン置換基である。オリゴヌクレオチドプローブは意図されたその結合の相 手に従い、望みのように前記式の多数の塩基(例えば、1、2若しくは3から5 ,10,若しくは15まで又はそれ以上)を含みうる。かかるオリゴヌクレオチ ドプローブの特定例、及びその調製に有用なヌクレオチドは、式II: ここで: R1はHO- P(O)(OH)-O−,ヌクレオチド、若しくはオリゴヌクレオチドで あり; R2は−H,ヌクレオチド、若しくはオリゴヌクレオチドであり; R3は−H,−OH,ハロ(例えば、フロロ、クロロ)、アルコキシ(例えば、 メトキシ又はエトキシ等のC1-C4 アルコキシ)、アミノ、若しくはアジド; R4は−O−又は−CH2−、である の化合物である。 上記式I及び式IIと関連して記載されるようなオリゴヌクレオ チドプローブは公知の技術に従い作られ、当業者にとって容易に明白となるよう に以降に置かれた例の開示の中で改良される。 式IIの化合物の一の好ましい実施例において、R1はHO- P(O)(OH)-O −である。式Iの化合物の別の好ましい実施例において、RはHである。R1が ヌクレオチド若しくはオリゴヌクレオチドであるとき、ホスホジエステル結合は 3’末端まである。R2がヌクレオチド若しくはオリゴヌクレオチドであるとき 、ホスホジエステル結合は5’末端まである。 式Iの化合物は、上記のセクションA−Mで記載された本発明の方法において 利用されるオリゴヌクレオチドプローブ中の塩基として有利に含まれる。オリゴ ヌクレオチドプローブはもちろん多数の塩基を含むが、オリゴヌクレオチドプロ ーブが背景のグアニンの存在下で所定の塩基の検出のために使用されるべきもの であるとき、少なくとも一の式Iの塩基を含む必要がある。オリゴヌクレオチド プローブは長さが5,10,50若しくは100に近い塩基対である。式IIの 化合物の特定例は6−メルカプトグアノシン5’−モノホスフェート(6−S− GMP)である。 N.電極構造 上記の方法に従う核酸中の所定の塩基の電気化学的検出に有用な電極は、(a )その上に作用表面を有する導電性基板と;(b)作用表面に接続された高分子 層とからなる。高分子層は核酸に結合するものであり(例えば、疎水性相互作用 又はの何れか他の適当な結合技術)遷移金属錯体に対し浸透性である(即ち、遷 移金属錯体は高分子と結合された核酸へ移動できる)。導電性の基板は金属基板 又は半導体基板を含む非金属基板である(例えば、金、ガラス状カーボン、イン ジウムのドープされた酸化スズ、他)。導電性基板は、その端に形成された作用 表面を有する伸長プローブ、又はその一の側面に形成された作用表面を有するフ ラットシート等のいずれ かの物理形態をとる。高分子層は、作用表面への高分子層のクランプ、電極上へ の高分子溶液の蒸着、又は電解高分子化による等、何れかの適当な手段により作 用電極に接続される。例となる高分子は、限定はされないが、ナイロン、ニトロ セルロース、ポリスチレン、及びポリ(ビニルピリジン)を含む。高分子層の厚 みは重要ではないが、100オングストローム(Å)から1,10、若しくは1 00μmでも可能である。その電極はセクションA−Mに記載された全ての方法 で実質的に使用されうる。その結果、一般に、本発明は核酸を検出する方法を提 供し、該核酸は少なくとも一の所定の塩基を含み、その方法は、(a)電極はそ の上に形成された作用表面と該作用表面に接続された上記の高分子層を有する導 電性基板からなり、該核酸を含む試料を該電極に接触する段階と;(b)該核酸 を、酸化還元反応で所定の塩基を酸化することのできる遷移金属錯体と反応する 段階と;(c)該電極を通る電流の流れを測定することにより酸化還元反応を検 出する段階と;(d)所定の塩基での検出された酸化還元反応から該核酸の存在 又は不存在を決定する段階とからなる。 O.超小型電子装置 上記技術の利点はそれらが超小型電子装置を用いて実施されることである。上 記の方法における核酸種の電気化学的検出に有用な超小型電子装置は、第一及び 第二の反対の面を有する超小型電子基板と;該第一の面上の導電性電極と;該導 電性電極に隣接して該第一の面上に固定されたオリゴヌクレオチド捕獲プローブ とからなる。捕獲プローブは、プローブで、又はそのプローブにハイブリッド形 成された目的核酸で生じる酸化還元反応が隣接電極で検出されるように、隣接電 極に十分近く配置される。 図9及び図10に示される実施例において、超小型電子装置20は第一の反対 の面に多数の分離電極21と、各分離電極に隣接して 固定された多数の分離オリゴヌクレオチド捕獲プローブとを有する。他と異なり 、それぞれ結合された電極を伴う、多数の分離オリゴヌクレオチドプローブを備 えることにより、異なるハイブリッド形成結果の変化を検出できる単一の、小型 装置が提供される。装置が電線を引かれ、又は別なやり方で効果的にここに記載 の方法の検出及び決定段階を実施するのに必要な電子装置と結合されるように、 各電極は実質的に適当な接点23に実質的に接続される。 核酸は公知の技術により超小型電子装置の基板上の適当な位置に固定される。 例えば、Pirrung 他へのアメリカ特許第5,405,783号を参照。超小型電 子装置の基板は半導体(例えばシリコン)又は簡便な超小型電子技術を用いて処 理されうる半導体ではない物質(例えば、ガラス)である。電極は金属又は多結 晶シリコン等の非金属導電性物質である。電極は堆積物エッチング等の簡便な超 小型電子処理技術を使用して形成されうる。適当な超小型電子構造の変化及び組 立技術は当業者に良く知られている。例えば、S.M.Sze のVLSI Technology( 1983年);S.K.Ghandhi のVLSI Fabrication Principles(1983年) を参照。 以下の例は本発明を説明するために提供され、それを限定すると解されるべき ではない。これらの例において、cm2/sは秒毎の平方センチメートルを意味 し、Mはモル濃度を意味し、M-1-1は秒毎のモル毎を意味し、eVはエレクト ロンボルトを意味し、Vはボルトを意味し、nmはナノメートルを意味し、GM Pはグアニン5’−モノホスフェートを意味し、ITOはスズでドープされた酸 化インジウム電極を意味する。サイクリックボルタモグラムは公知の技術に従い 、EG+G Princeton Applied Research Potentiostat/Galvanostatのモデル273 Aを用いて取得された。ITO作用電極は、米国、ミネソタ州55082−12 34、スティルウォーターの北47番通り13960のデルタ テクノロジー. Ltd.から入手可能な、部品番号CH−501N−1514のITOコートさ れたソーダライムガラスシートから製作される。ナイロン膜は米国、イリノイ州 60005のアーリントン ハイトのクリアーブルック ドライブ2636のア メルシャム Corp.からカタログ番号RPN 1210BのハイボンドN+ (HYBOND−N+)ナイロン膜として入手できる。 例1 Ru(bpy)3 2+のサイクリックボルタモグラムの測定 一回のボルタンメトリースイープの間に観測される金属錯体の酸化された形に よるDNAの酸化の多数回のターンオーバーにより生成された接触強化を用いた 、ウシサイモスDNAを伴う及び伴わないRu(bpy)3 2+のサイクリックボ ルタモグラムが図1に示される。DNAの拡散係数(即ち、2.0×10-7cm2 /s)は金属錯体のそれ(8.0×10-6cm2/s)に比べすっと小さいため 、DNA結合レドックス対のボルタンメトリーは結合された及び結合されない形 態に関する方形図によって分析されるべきである。この現象は一般に結合形態に 対して劇的に減少した電流をもたらすが;しかし、十分に高いイオン強度(〔N a+=0.8M〕)では、金属錯体の結合は電流応答に影響するためには弱すぎ る。この場合、電流は単純なEC’の機構によって分析される。 Ru(bpy)3 2+→Ru(bpy)3 3+ (E) Ru(bpy)3 3++DNA→Ru(bpy)3 2++DNAox (C’) 例2 サイクリックボルタモグラムの分析 サイクリクボルタモグラムは、DIGSIMTMデータ分析パッケージを使用し 、背景を差引されたものと、完全な電流−電位曲線をフィットすることにより分 析された。入力パラメータは、全て分離実験において決められた金属錯体に対す るE1/2及び金属錯体に 対する拡散係数であった。そのため、フィッティングから得られた唯一のパラメ ータは式2に対する二次の速度定数k=9.0×103-1-1であった。この 同じ速度定数は広い範囲の掃引速度で決められた。 Ru(bpy)3 3+によるDNAの酸化に対する速度定数は二つの分離実験で 確認された。第一番目に、矩形波ボルタモグラムは、COOLTMアルゴリズムと フィッティングすることにより式2に対する擬一次のkobsを得るために使用さ れた。COOLTMアルゴリズムはDIGSIMTMと大きく異なるフィッティング アプローチを使用するが、しかし、DNAに対するkobsのプロットは線形であ り、DIGSIMTMを用いたサイクリックボルタモグラムのフィッティングから 得られた速度定数と一致する、二次の速度定数k=8.2×103-1-1を与 えた。第二番目に、Ru(bpy)3 3+の標準試料が用意され、流れの止められ たラピッドスキャン中で直接にDNAと反応された。350及び600nmの間 の時間依存スペクトルの全体分析は、Ru(bpy)3 3+が中間体を伴うこと無 く12×103-1-1の速度定数できれいにRu(bpy)3 2+へ転換されるこ とを示した。こうして、Ru(bpy)3 3+によるDNA酸化の速度定数は、劇 的に異なるフィッティングプロトコルを用いる二つの独立な電気化学的測定によ り、そして完全可視スペクトルのフィッティングを用いる非電気化学的ストップ ドフロー技術により明確に確立された。 例3 サイクリックボルタモグラムの分析 電子移動に対する駆動力が再配列エネルギ(λ)よりも有意に小さいとすると 、駆動力に対するRT ln k のプロットは(反応物の接近と結合された仕事項に対 し補正された場合)、1/2の傾きをもつ直線を形成する。異なるレドックス電 位を持つ多数のMetal (bpy)3 3+誘導体によるDNAの酸化に対する速度定数は、以下の表1に示 される。 マーカス理論は電子移動速度の駆動力依存を述べ、絶対速度定数は以下の式: k = νexp[- β(r- r0)]exp[-(ΔG+λ)2/4λRT] によって分析されえて、ここで、νは拡散律速における速度定数(1011-1-1 )であり、rは活性化された錯体中の反応物と生成物の間の距離であり、r0 は反応物と生成物の最も近接した距離であり、βは介在する媒体の影響を示す。 二重らせんの内部へのグアニンドナーの取込みは、電子が超えて結合金属錯体へ トンネリングすべき有限の距離、即ちr≠r0、を負わせる。しかし、グアニン 5’−モノホスフェート(GMP)が電子受容体として用いられるとすると、金 属錯体を伴うグアニンの直接拡散が可能である(r=r0)。Fe(bpy)3 3+ 及びGMPに対し、ストップドフローにより測定された速度定数は2.6×103-1-1である。関連の反応に対して知られたλの値は1−1.5eVの範囲 内にあり、1.1±0.1Vのグアニン+/0連結に対するΔGを与える。 a速度定数を決めるために使用されるDNA濃度はグアニンヌクレオチドのモル に基づく。b 溶媒を通るトンネリングの確立された距離。β(H2O)=3Å1及びkss=1.8× 105-1-1で、k/kss= exp[−βΔr]に従い計算された距離。c 速度定数はグアニン濃度に相関するので、GG不正対合に対して観測された速 度は一つのグアニンを含む他のオリゴマーに関して規格化された。 図2に、一本鎖である5’−AAATATAGTATAAAA(C)及びそれ の相補鎖へハイブリッド形成されたものの存在下でのRu(bpy)3 2+のサイ クリックボルタモグラムがある。GMPの場合、一本鎖に対するr=r0、及び 1.8×105-1-1の速度定数はΔG(グアニン+/0)=1.1V及びλ=1 .3eVを与え、GMP酸化からの値と一致する。一本鎖に対する劇的な増加が ある一方、ハブリッド形成に関する電流において4倍の減少を もたらし、ほんの僅かの増加が完全にハイブリッド形成された二重鎖に対しこの 掃引速度で観測された。Ru(bpy)3 2+等の金属錯体は小さな溝中でDNA に結合することが知られており、従って二重鎖の酸化に対する150倍遅い速度 定数(1.2×103-1-1)がグアニン残基と表面結合錯体の間の距離から 得られる。金属錯体小さな溝中でドッキングされるとき、グアニンと金属錯体は 密接した接触には至らず、電子はグアニン残基と金属錯体を分離する溶媒を通っ てトンネリングする必要がある。水を通るトンネリングは非極性の媒体を通るよ りもはるかに非効率的であり、水に対するβの値は約3Å-1であると確立されて いる。そのためトンネリング距離は: k/kss=exp(−βΔr) に従い計算されえて、ここで、Δrは一本鎖と比較した二重鎖における距離の変 化である。この分析から、完全にハイブリッド化された二重鎖に対するΔrは1 .7Åである。 水に対する大きな値は、電子移動速度定数における大きな差が、DNA構造に おける小さな摂動を順に反映しうる、トンネリング距離におけるとても小さな変 化によりもたらされることを示す。また図2に示されるのは、GC塩基対がGA 不正対合により置換されている同じ二重鎖の存在下のRu(bpy)3 2+のボル タモグラムである。GA不正対合の取込みは標準二重鎖と比較してなまの電流に おける二倍の増加をもたらし、それは速度定数における16倍の変化に解釈され る(kGA=1.9×104-1-1)。一本鎖、完全なハイブリッド形成二重鎖 、及び3のGX不正対合の全てに対する速度データは表1に表示される。また一 本鎖と比較した計算されたトンネング距離Δrが示される。推定されるように、 G−プリン不正対合におけるグアニン残基は、二つの塩基がまだ不安定な対中の 二つの水素結合により連結されているGT不正対合におけるより金属錯体に対し てより近づきやすい。しかし、GT不正対合はまだ速 度定数において簡単に検出できる4倍の変化を引き起こす。そのため、酸化速度 定数は傾向G(一本鎖)〉GA>GG>GT>GCに従う。これらの不正整合の それぞれを別のものから区別する能力は、所定の塩基に隣接する塩基対での単一 塩基対の不正対合に対してさえ敏感なハイブリッド形成の不正対合感応検出のた めの基礎を提供する。 例4 プローブ鎖中の酸化を回避する改良塩基:グアニンに対するイノシンの置換 サイクリックボルタモグラムはインジウム チン オキサイド(ITO)作用 電極(面積=0.32cm2),Pt−ワイヤ対極、及びAg/AgCl参照電 極を使用して取得された。図5で、0.70MのNaClを含む50mMのNa −ホスフェート緩衝液(pH7)中に溶解された25μMのRu(bpy)3 2+ 及び75μMのオリゴヌクレオチドを含む試料が25mV/sでスキャンされた 。図6で、700mMのNaCl及び50mMのNa−ホスフェート緩衝剤(p H=6.8、〔Na+=780mM〕)を含む緩衝水溶液中に溶解された50μ MのRu(bpy)3 2+及び0.3mMの5’−GMP若しくは5’−IMPの 何れかを含む試料が2.5mV/sで0.0Vから1.4Vまでスキャンされた 。Ru(bpy)3 2+の不存在下でのモノヌクレオチドのスキャンは明確な酸化 電流を示さなかった。新たにきれいにされたITO電極が各実験のために使用さ れ、緩衝液のみの背景スキャンが引き続きのスキャンから差し引かれた。二次の グアニン酸化速度定数がDIGSIMTMソフトパッケージを使用して二段階機構 にサイクリックボルタンメトリーのデータをフィッティングすることにより決め られた。酸化速度以外の全てのパラメータは同じ電極での金属錯体単独のボルタ モグラムから決められた。5’−GMPはSigma から購入され、 5’−IMPはU.S.Biochemical から購入され、両方とも更なる精製無しに使用 された。オリゴヌクレオチドはUNC Department of Pathology において調製され 、モノヌクレオチドを除去するために3000−分子量のカットオフフィルター を通された。純粋さは逆相HPLCにより評価された。濃度は、Fasman,G.D.の CRC Handbook of Biochemistry and Molecular Biology; Vol.1,1975年、CRCP ress,ボカ ラトン、フロリダ州に記載されるように、260nmでの光吸収か ら決められた。図5のハイブリッドは90°C5分間の相補鎖の加熱及び2時間 にわたる250°Cまでのゆっくりした冷却により調製された。 これらのデータは、イノシンがレドックス不活性なプローブ鎖を提供するため にプローブ中でグアニンの代わりに置換されるうることを示す。 例5 プローブ鎖中の酸化を回避する改良塩基:7−デアザ−グアニン この例は、レドックス不活性なプローブ鎖を提供するためにグアニンの代用で ある改良塩基として7−デアザ−グアニンが使用される以外は、上記例4と実質 的に同じ方法で実施される。 7−デアザ−グアニンは僅か103-1-1の速度で酸化され、それはグアニ ンより2乗オーダーの大きさで遅く、レドックス不活性なプローブ鎖を提供する ために十分遅い。 例6 ITO電極に取り付けられたナイロン膜に結合されたウシサイモスDNAを使 用する検出 ナイロンフィルムは、電気化学セル中に適合し、溶液に晒されるITO電極の 一部を覆うように直径およそ6mmの円形形状に切断された。 金属錯体のサイクリックボルタモグラムのみを得る実験のために、ITO電極 は緩衝液で初めに調整される。ナイロンのディスク(DNA無し)はその後電気 化学セルに挿入され、200μLの200μMの金属錯体溶液がセル内にピペッ ト注入される。Os(bpy)3 2+の実験に対し、電気化学分析の前に、6分間 の平衡時間が用いられた。Ru(bpy)3 2+の実験に対し、電気化学分析の前 に、15分間の平衡時間が用いられた。サイクリックボルタモグラムは25mM /sの掃引速度でPAR 273Aポテンシオスタットを使用して取得された。 DNAの実験に対し、DNA吸収ナイロンのディスクが適当な緩衝液中でIT O電極の調整をした後、電気化学セル中に挿入される。適当な緩衝液中の200 μLの200μMの金属錯体溶液がセル内にピペット注入され、適当な平衡時間 (Os(bpy)3 2+に対し6分間及びRu(bpy)3 2+に対し15分間)の後 25mM/sの掃引速度でサイクリックボルタモグラムが取られる。このナイロ ンディスクはおよそ5分間、5.8mMのウシサイモスDNAが水に溶解された 溶液中に浸漬される。浸漬時間の変化は5分間から18時間の範囲で調査された 。DNAは素早く(数分以内)ナイロンフィルムと結合し、従って短い浸漬時間 が典型的には用いられる。低濃度の塩の条件下では、50mMのNa−ホスフェ ート緩衝液(pH=6.8,〔Na+〕=80mM)が用いられる。高濃度の塩 の条件下では、50mMのNa−ホスフェート緩衝剤及び700mMのNaCl (pH=6.8,〔Na+〕=780mM)の溶液が用いられる。 ナイロン−ITO電極でのRu(bpy)3 2+のサイクリックボルタモグラム が図11に示される。点線は、ナイロン膜が電極に取り付けられる前にウシサイ モスDNA中に浸漬されたときのボルタモグラムを示す。溶液中観測されたもの と対応する、DNAラベルされた膜に対する大きな接触電流がある。その実験は Ru(bp y)3 2+がナイロンフィルム中で自由に拡散すること及びDNAの拡散は接触電 流を実現するために必要でないことを示す。図11はまた、媒介物質と固定され たDNAの間の増加された相互作用のため、より大きな接触電流がより低い塩の 濃度で観測されることを示す。 図12Aは媒介物質としてOs(bpy)3 2+を使用する同じ実験を示す。オ スミウム錯体はグアニンを酸化せず、従ってグアニン存在下で観測された電流増 加はDNA結合形成による媒介物質の前濃縮から生じなければならない。実際、 Os(bpy)3 2+に対する電流はナイロン電極でのDNA存在下のほうが、D NA不存在下より低い。実験は、DNAがナイロン電極に結合された時のRu( bpy)3 2+に対する増加した電流はもっぱら所有の接触反応のためであり、3 価の結合形成の違いにはよらない。塩濃度の効果は図12Bに示され、接触反応 に対して観測される大きな塩の効果に比べ小さい。 ITO電極に取付けられたナイロン膜へのDNAの結合により、DNAは拡散 してないが媒介物質はそうである実施例においてさえもDNAは検出されること を示した。この発見は、プローブ−目的物ハイブリッドが媒介物質の拡散層中に あるように固定されたプローブが電極に十分近い場合のDNAの検出を可能にす る。 例7 ITO電極に取り付けられたナイロン膜に結合されたRNAの検出 実験は、ベーカースイースト(Bakers Yeast)(Sigmaから入手)からの tRNAがウシサイモスDNAの代わりに使用される以外は、例6に記載された ように実施される。ナイロンフィルムのディスクは例6に記載されたようにtR NAの溶液に浸漬された。 Ru(bpy)3 2+存在下のサイクリックボルタンメトリーは図 13に示される。DNAを伴う場合のように、接触電流は両方の緩衝液で観測さ れ、低濃度の塩でより大きい。tRNAはDNAと同じくカチオンと結合せず、 そのため塩効果はあまり劇的でないので、高い及び低い塩濃度の間の電流におい て観測された違いは例6のDNAを伴い観測されたもののように劇的ではない。 図13における結果は、RNAはDNAに対するものと同じ方法において検出 されうることを示し、これはRNA及びDNAの両方がグアニンを含むため生じ る。糖−ホスフェートバックボーンの化学的構成は接触電流に影響しない。この 観測に基づき、PNAの、炭素環、ホスホロチオエート、若しくは他の置換リボ ース結合等の他の改良されたバックボーンを含む一本鎖又は二重鎖と同じく、一 本鎖及び二重鎖のDNA及びRNA、DNA−RNAハイブリッドの検出が可能 である。 例8 RNAの検出 RNAの定量検出のために、DNA(若しくはRNA,PNA,若しくは他の 代わりのバックボーン)プローブが固体支持体上に固定される。プローブはプロ ーブ鎖中のグアニンの代わりのイノシン又は7−デアザ−グアニンの置換により レドックス不活性となるように改良される。固定されたプローブはその後、目的 RNA(例えば、HIV又はヘパタイチスCからのもの)の溶液と接触される。 固体表面はその後、RNAの鎖とハブリッド形成されたレドックス不活性な、固 定されたプローブを含む。固体表面はそれからRu(bpy)3 2+の溶液と接触 され、媒介物質のサイクリックボルタモグラムが測定される。接触電流はハイブ リッド形成結果を示し、電流の大きさは鎖中の知られたグアニンの数を基に結合 されたRNAの鎖を定量するために用いられる。 RNAの不正対合検出のために、DNA(若しくはRNA,PN A,若しくは他の代わりのもの)プローブが固体支持体上に固定される。プロー ブ鎖中の所定の塩基は他の塩基に比べより容易に酸化される。表面は目的RNA の溶液と接触され、その後Ru(bpy)3 2+若しくは他の媒介物質の溶液と接 触される。ハイブリッド形成の結果(完全な対合、対形成しない、若しくは不正 対合)はその後DNAに対するのと同じ方法で所定の塩基で決められる。 例9 塩基の所定配列の検出 方法は例3記載のように実施される。図14中に4つ置かれたサイクリックボ ルタモグラムは、5’−Gによる電流が5’−GGGに対するものよりはるかに 小さい5’−GGに対するものに比べ、はるかに小さいことを示す。この電流に おけるとても大きな増加はGG及びGGG配列を含む一本鎖と二重鎖の両方に対 して観測される。図15に示されるように、同じ鎖に対するGの追加による電流 の増加は、Gが点々と配置されるとするとずっと小さいため、電流の増加は単純 にGの数の増加によるものではない。GGGの5’−Gは単一のGよりはるかに 容易に酸化されるので、GではなくGGGを酸化することのできる(より低いレ ドックス電位を持つ)媒介物質を選択することが可能である。 Ru(4,4’−ジメチル−ビピリジン)3 2+のサイクリックボルタモグラム が単一のGオリゴヌクレオチド及びGGGオリゴヌクレオチドの存在下での繰り 返しスキャンと共に図16に示される。示されるように、接触電流はGGGオリ ゴヌクレオチドの存在下でのみ観測される。この例は、より簡単に酸化された配 列が背景グアニンの存在下で検出されうるような媒介物質の電位を調節する能力 を示す。同じ計画はグアニンより容易に酸化されるようにするために誘導された 単一の合成塩基を検出することに適用されうる。 例は、媒介物質の電位を低くし、更により容易に酸化されうる塩 基又は塩基配列の識別が可能であることを示す。 例10 背景天然グアニン存在下での所定のグアニン誘導体の検出 6−メルカプトグアノシン5’−モノホスフェート(6−S−GMP)の二ナ トリウム塩 が購入により入手可能な6−メルカプトグアノシン(Sigmaから)のリン酸 化により調製される。リン酸化は、M.Yoshikawa他のBull.Chem.Soc.Jpn 42 巻の3505頁(1969年)の製法に従いPOCl3を使用して行なわれる。 6−S−GMPの二ナトリウム塩はボルタンメトリー分析の前にHPLCにより 精製される。サイクリックボルタモグラムは、イノシン−5’−モノホスフェー トの例のように高いイオン強度で実施される。作用電極は6−S−GMPの直接 酸化を防ぐために表面に取り付けられたハイボンドN+ナイロン膜を有するIT Oである。対極はPtワイヤである。参照電極はAg/AgClである。掃引速 度は25mV/sである。 サイクリックボルタモグラムの結果は図17中に4つ図示され、曲線AはRu (4,4’−Me2−bpy)3 2+単独(4,4’−Me2−bpy=4,4’− ジメチル−ビピリジン)を示す。5’−GMPの添加に従い、Ru(Me2bp y)3 2+波の増大は観測されないが;しかし6−メルカプトグアノシン5’−モ ノホスフ ェート(6−S−GMP)の添加は劇的な電流増加を導く(曲線B)。5’−G MP存在下のピーク電流は曲線Aのそれと同一である。データは、背景天然グア ニン存在下での6−メルカプトグアノシン塩基の検出が可能であることを示す。 例11 目的鎖上の所定塩基とのDNAハイブリッド形成の検出 ナイロン膜(ハイボンドN+,アメルシャム、480−600μg/cm2) が、直径およそ6mmの円形状に切断される。そのナイロンディスクは水中のポ リシチジリック アシッド(Sigmaから入手可能)の濃縮溶液中に置かれ、 1時間の間浸漬される。ディスクはその後ポリシチジリック アシッド(pol y〔C〕)溶液から移動され、パラフィルム上に置かれて乾燥される。ディスク は乾燥するに従い、追加の15μlのpoly〔C〕溶液がそのフィルムに3つ の5μlアリコットにより添加される。ディスクは完全に乾燥される。乾燥され たナイロンディスクはその後、浸漬工程の間に強く結合されないpoly〔C〕 を除去するために低濃度の塩の緩衝液(50mMのNa−ホスフェート、pH= 6.8,〔Na+〕=80mM)中、洗浄される。 対照実験として、poly〔C〕のしみ込まされたディスクが、添加の核酸に はさらされないが、他の全てのハイブリッド形成段階を受ける偽ハイブリッド形 成製法に通される。そのディスクは400μlのミリQ水中に置かれ、1時間4 8°Cで加熱され、室温まで冷却される。ディスクはその水から移され、電気化 学分析の前に低濃度の塩の緩衝液で洗浄される。このように調製されたディスク は図18及び19の両方の背景スキャン(A)を表す。 poly〔C〕のしみ込まされたディスクが400μlのポリグアニリック アシッド(Sigmaから入手可能)の水溶液中に置かれ、1時間48°Cで加 熱され、室温まで冷却される。ディスク はその後そのポリグアニリック アシッド(poly〔G〕)溶液から移され、 電気化学分析の前に低濃度の塩の緩衝液で洗浄される。 水中のウシサイモスDNA(Sigmaから入手可能)が10分の間90°C まで加熱されることにより変性(融解)される。poly〔C〕のしみ込まされ たディスクが変性ウシサイモスDNA溶液中に置かれ、1時間48°Cで加熱さ れ、室温まで冷却される。ディスクはその後そのウシサイモスDNA溶液溶液か ら移され、電気化学分析の前に低濃度の塩の緩衝液で洗浄される。対照として、 poly〔C〕のしみ込まされていないディスクもまた同じ製法を受けた。ナイ ロンフィルム中への吸収による(ハイブリッド形成によるものではない)ウシサ イモスDNA溶液溶液の結合及び検出は対照膜中で観測される。 低濃度の塩の緩衝液によるITO電極の調整の後、上記のように処理されたナ イロンディスクは電気化学セル中に挿入される。200μlの200μMのRu (bpy)3 2+溶液がそのセル内にピペット注入され、15分間の平衡時間の後 サイクリックボルタモグラムがとられる。掃引速度は25mV/secである。 サイクリックボルタモグラムは図18に報告される。プローブ配列poly〔 C〕はハイボンドN+ナイロン膜上に固定され、ハイブッド形成プロトコルが緩 衝液中で実施される(”偽ハイブリッド形成”)。膜はITO作用電極に取り付 けられ、Ru(bpy)3 2+のサイクリックボルタモグラムが得られる(A)。 膜はpoly〔G〕の溶液中に浸され、ハイブリッド形成は同じプロトコルに従 い実施される。Ru(bpy)3 2+のサイクリックボルタモグラムはその後測定 され(B)、そして大きな電流増加がハイブリッド形成されたpoly〔G〕目 的物の接触酸化のために得られる。図19に示されるように、分析は明確な配列 に対し特異的である。図19は、ハイブリッド形成製法が緩衝液中(A)又は一 本鎖のウシサイモスDNAの溶液中(B)で実施される場合のpoly〔C〕膜 に対するボルタンメトリーを比較する。図19は目的配列が存在しないとすると 、電流増加は得られないことを示す。 例12 ナイロン改良されたガラス状カーボン電極でのDNA検出 図20はナイロンフィルム上のDNAの固定の前(A)及び後(B)に取り付 けられた該ナイロンフィルムを持つガラス状カーボン電極のサイクリックボルタ モグラム(又は”CV”)を示す。 ナイロン膜(ゼータ−プローブ、バイオ−ラッド、80−100μg/cm2 )は直径およそ5mmで円形状に切断された。形作られたナイロンディスクはガ ラス状カーボン電極表面を覆い、樹脂スリーブにより位置を保持される。金属錯 体のCVのみが得られた実験のために、ガラス状カーボン電極は初めに低濃度の 塩の、50mMのNa−ホスフェート緩衝液(pH=6.8,〔Na+〕=80 mM)で調整された。ナイロンディスク(DNA無し)はその後電極に取り付け られ、400μlの200μMのRu(bpy)3 2+溶液が電気化学セルの中に ピペット注入された。15分間の平衡時間が電気化学分析の前に用いられた。サ イクリックボルタモグラムは25mV/secの掃引速度を用いPAR 273 Aポテンシオスタットを使用して取得された。典型的なDNA実験において、ガ ラス状カーボン電極は低濃度塩のNa−ホスフェート緩衝液中で最初に調整され る。ナイロンディスクは水に溶解された5.8mMのウシサイモスDNAの溶液 中におよそ5分間浸漬された。ディスクはその後その溶液から移され、適当な位 置に保持するようにスリーブを使用してガラス状カーボン電極に配置された。4 00μlの200μMの(Ru(bpy)3 2+溶液が電気化学セル内にピペット 注入され、15分間の平衡時間の後25mV/secの掃引速度によりサイクリ ックボルタモグラムがとられた。 以上の記載は本発明の説明であり、それを限定するものとして解 すべきものではない。本発明は、そこに含まれるべき請求の範囲の同等物と共に 、以下の請求の範囲により範囲が明らかにされる。
【手続補正書】特許法第184条の8第1項 【提出日】1997年8月6日(1997.8.6) 【補正内容】 他へのアメリカ特許第5,194,372号中に示されるような酵素による又は 化学的な解裂検討を含む。しかし、これらの技術は、それらがより多い時間及び 分離技術を必要とするかぎりにおいて有益ではない。 Mikkelson 他へのアメリカ特許第5,312,527号は二重鎖核酸が酸化還 元活性錯体に接触される、目的核酸を検出するためのボルタンメトリー配列選択 的センサを記載する。その錯体は二重鎖DNAに対し非特異的に結合する。その 錯体自身ボルタンメトリー信号を提供する酸化還元活性化合物であるため、その 錯体は酵素に付加すること無しに分析法において機能しない。 Hill他へのアメリカ特許第4,840,893号は配位子とアンチ配位子の間 の競争的結合行動が順次電気化学的に検出される、核酸のための電気化学的分析 を記載する。 Johnston他のInorg.Chem.33 巻の6388頁(1994年)は、インジウム チン−オキサイドでのウシサイモスDNA及びポリ(dG),ポリ(dC)の トランス−ジオキソレニウム(V)媒介電気触媒酸化を記載する。その結果は、 化学薬剤及びイオン化放射によるDNA酸化の機構への洞察を提供するために示 された。この報告において、接触電流が特定の配列のオリゴヌクレオチドに対し て、又は一本鎖DNAに対して同様に得られうること、又は接触電流がグアニン の濃度を与えることは何処にも示されておらず、これら3つの点の全ては、グア ニン濃度がハイブリッド形成が起こる前及び後に決められる場合のハイブリッド 形成分析の開発のための要部である。 Hashimoto 他の欧州特許出願第0478319号は、核酸認識物質として提案 された多様な遷移金属錯体を用いる、二重鎖核酸認識物質を使用する遺伝子検出 方法を記載する。これらの遷移金属錯体は実質的に上記のMikkelsen 他のものに 記載されたのように作用する。これ例においては何処にも、二重鎖核酸認識物質 による核酸の 酸化を検討していない。実際、それは二重鎖認識物質がヌクレオベースより低い 電位を持つ必要があることを4頁の48行目及び請求項5中に明確に記載する。 D.Jonston他のJ.Am.Chem.Soc.117 巻の8933頁(1995年)は溶液 中のDNAと金属錯体の間の電子移動を使用したヌクレオベースの溶媒の近づき やすさの電気化学的測定を記載する。電極上に固定されたオリゴヌクレオチドプ ローブの使用は提案も記載もされていない。 従って、素早くて敏感であり、素早くオンライン適用されうる単一塩基対の不 正対合を検出する方法を含む、DNAハイブリッド形成を検出する方法に対する 技術的必要性が残されている。 本発明の概要 一般に、本発明は、少なくとも一つの所定の塩基(例えば、アデニン、グアニ ン、6−メルカブトグアニン、8−オキソ−グアニン、及び8−オキソ−アデニ ン)を含む核酸の検出方法を提供する。その方法は、(a)核酸を、酸化還元反 応で所定の塩基を酸化することのできる遷移金属錯体と反応する段階と;(b) 酸化還元反応を検出する段階と;(c)所定の塩基での検出された酸化還元反応 から核酸の存在若しくは不存在を決める段階とからなる。その方法の特定の実施 例及び望まれる特定の目的に依存して、その発明は核酸をハイブリッド形成核酸 を形成するために補足的な核酸と接触する段階を更に含む。 第一の様相として、本発明はDNAハイブリッド形成を検出する 性、アニオン性、若しくはツヴィッターイオン性分子等の電荷を持つ分子である 。従って、酸化剤の選択は選択された特異な所定の塩基に従い、当業者により素 早く決定可能である。特に好ましい酸化剤は、触媒サイクルを完成して、金属錯 体の還元された形態が再生されるような所定の塩基との金属−DNA電子移動の 可能な遷移金属錯体を含む。本発明の方法にとって適当な遷移金属錯体の例は、 例えば、ルテニウム2+(2,2’−ビピリジン)3(”Ru(bpy)3 2+”), ルテニウム2+(4,4’−ジメチル−2,2’−ビピリジン)3(”Ru(Me2 −bpy)3 2+”),ルテニウム2+(5,6−ジメチル−1,10−フェナント ロリン)3(”Ru(Me2−phen)3 2+”),鉄2+(2,2’−ビピリジン )3(”Fe(bpy)3 2+”),鉄2+(5−クロロフェナントロリン)3(”F e(5−Cl−phen)3 2+”),オスミウム2+(5−クロロフェナントロリ ン)3(”Os(5−Cl−phen)3 2+”),ジオキソルテニウム1+ホスフィ ン、及びジオキソルテニウム1+ピリジン(”ReO2(py)4 1+”)と含む。酸 化剤として有用なアニオン性錯体は:Ru(bpy)((SO32−bpy)2 2 - 及びRu(bpy)((CO22−bpy)2 2-であり、酸化剤として有用なツ ヴィッターイオン性錯体は、(SO22−bpy2-が4,4’−ジスルホナト− 2,2’−ビピリジンであり、(CO22−bpy2-が4,4’−ジカルボキシ −2,2’−ビピリジンである、Ru(bpy)2((SO32−bpy)及び Ru(bpy)2((CO22−bpy)である。ピリジン、ビピリジン及びフ ェナントロリンの適当な置換誘導体もまた前記の金属の何れかとの錯体中で使用 される。適当な置換誘導体は、限定はされないが、4−アミノピリジン、4−ジ メチルピリジン、4−アセチルピリジン、4−ニトロピリジン、4,4’−ジア ミノ−2,2’−ビピリジン、5,5’−ジアミノ−2,2’−ビピリジン、6 ,6’−ジアミノ−2,2’−ビピリジン、4, 4’−ジエチレンジアミン−2,2’−ビピリジン、5,5’−ジエチレンジア ミン−2,2’−ビピリジン、6,6’−ジエチレンジアミン−2,2’−ビピ リジン、4,4’−ジヒドロキシル−2,2’−ビピリジン、5,5’−ジヒド ロキシル−2,2’−ビピリジン、6,6’−ジヒドロキシル−2,2’−ビピ リジン、4,4’,4”−トリアミノ−2,2’,2”−ターピリジン、4,4 ’,4”−トリエチレンジアミン−2,2’,2”−ターピリジン、4,4’, 4”−トリヒドロキシ−2,2’,2”−ターピリジン、4,4’,4”−トリ ニトロ−2,2’,2”−ターピリジン、4,4’,4”−トリフェニル−2, 2’,2”−ターピリジン、4,7−ジアミノ−1,10−フェナントロリン、 3,8−ジアミノ−1,10−フェナントロリン、4,7−ジエチレンジアミン −1,10−フェナントロリン、3,8−ジエチレンジアミン−1,10−フェ ナントロリン、4,7−ジヒドロキシ−1,10−フェナントロリン、3,8− ジヒドロキシ−1,10−フェナントロリン、4,7−ジニトロ−1,10−フ ェナントロリン、3,8−ジニトロ−1,10−フェナントロリン、4,7−ジ フェニル−1,10−フェナントロリン、3,8−ジフェニル−1,10−フェ ナントロリン、4,7−ジスペラミン−1,10−フェナントロリン、3,8− ジスペラミン−1,10−フェナントロリン、及びジピリド〔3,2−a:2’ ,2’−c〕フェナジンを含む。 酸化剤は、所定の塩基との酸化剤の酸化還元反応を達成するために、適当な技 術に従いハイブリッド形成DNAと反応される。必要とされることの全ては、酸 化剤は所定の塩基の選択的な酸化を達成するのに効果的な条件の下でハイブリッ ド形成DNAと反応されることである。例えば、遷移金属は、酸化剤と所定の塩 基との間の酸化還元反応は起こさせるのに十分な条件の下で、溶解されたハイブ リッド形成DNAを含む溶液中に酸化剤を溶解することにより溶解されたハイブ リッド形成DNAと反応される。他に、DNAが固体 支持体上に固定された実施例においては、同じ固体支持体上に酸化剤を固定し、 その固体支持体を酸化剤と所定の塩基の酸化還元反応を起こさせるのに十分な条 件の下でその溶液中に浸すことにより酸化剤はハイブリッド形成DNAと反応さ れる。その酸化還元反応は生じる溶媒はDNAを溶解するのに適当な溶剤であり 、好ましくは水からなる。酸化還元反応を起こさせるのに適当な条件は当業者に 知られている。 ハイブリッド形成DNA又は核酸において、酸化剤はDNAの小さい溝中でド ッキングし、所定の塩基と酸化剤の間の密接な接触は二重(若しくは三重)らせ んの独特の構造により妨げられる。所定の塩基残基のこの防御は、電子移動の速 度を減じる溶媒を通した電子のトンネリングの必要をもたらす。溶媒の到達しや すさは所定の塩基と対にされるヌレオチド塩基の性質と共に変化する。そのトン ネリング距離は式: k/kss=exp(−βΔr) に従い評価されえて、ここで、Δrは一本鎖と比較した二重鎖における距離の変 化であり、kssは一本鎖DNA試料における所定の塩基の酸化に対する速度定数 である。即ち、所定の塩基と酸化剤の間のトンネング距離は各塩基対合に対して 及び不対DNAに対して異なる。従って、電子移動速度定数は対となった(若し くは不正対合された)塩基の同一性を示す。電子移動に対する駆動力が再配列エ ネルギ(λ)より大きくないとすると、反応物の接近と結合された仕事項で補正 された、駆動力に対するRTlnkのプロットは、マーカス理論に従い、1/2 の傾きを持つ直線を形成する。マーカス理論に基づくと、絶対速度定数は以下の 式: k = νexp[- β(r- r0)]exp[-(ΔG+λ)2/4λRT] に従い計算されえて、ここで、νは拡散律速における速度定数(1011-1-1 )であり、rは活性化された錯体中の反応物と生成物の間の距離であり、r0は 反応物と生成物の最も近接した距離であ り、βは介在する媒体の影響である。上記のように、所定の塩基はハイブリッド 形成DNAの内部に取り込まれているので、このことは電子が超えて酸化剤へと トンネリングすべき有限の距離を負わせる。即ち、rはr0と等しくない。水に 対するβは約3Å-1である。βに対するこの比較的大きな値は、電子移動速度定 数における大きな変化がトンネリング距離のとても小さな変化によってもたらさ れるであろうことを示す。所定の塩基と、所定の塩基と対にされた塩基との間の DNAのコンフォメーションは所定の塩基と対にされた塩基に依存し、所定の塩 基と対にされた塩基は電子が所定の塩基と酸化剤の間をトンネリングしなければ ならないトンネリング距離に影響する。トンネリング距離と所定の塩基と対にさ れた特定の塩基の間の相関がそのために確立される。 E.酸化還元反応の検出 酸化還元反応の生起は当業者に知られた適当な手段に従い検出される。例えば 、酸化還元反応の生起は、酸化還元反応の生起を示す電気的信号における変化を 観測するための検出電極を使用して検出される。典型的には、酸化剤とハイブリ ッド形成DNAの間の電子移動に対して敏感な検出電極が反応ハイブリッド形成 DNA及び酸化剤を含む溶液と接して設置される。一般に、参照電極及び補助電 極もまた検出電極と共にその溶液中と接して設置される(殆どの電流は補助電極 を通る)。適当な検出電極は当業者によく知られ、例えばガラス状カーボン電極 又はインディウム チン オキサイド電極を含む。同様に、適当な参照電極もま た当業者によく知られ、例えば銀/塩化銀電極を含む。 酸化還元反応に伴われた電気信号の検出はハイブリッド形成DNAの存在又は 不存在の決定を可能にする。ハイブリッド形成DNAの存在又は不存在の決定段 階は、典型的には(i)酸化還元反応の (bpy)3 3+誘導体によるDNAの酸化に対する速度定数は、以下の表1に示 される。 マーカス理論は電子移動速度の駆動力依存を述べ、絶対速度定数は以下の式: k = νexp[- β(r- r0)]exp[-(ΔG+λ)2/4λRT] によって分析されえて、ここで、νは拡散律速における速度定数(1011-1-1 )であり、rは活性化された錯体中の反応物と生成物の間の距離であり、r0 は反応物と生成物の最も近接した距離であり、βは介在する媒体の影響を示す。 二重らせんの内部へのグアニンドナーの取込みは、電子が超えて結合金属錯体へ トンネリングすべき有限の距離、即ちr=r0、を負わせる。しかし、グアニン 5’−モノホスフェート(GMP)が電子受容体として用いられるとすると、金 属錯体を伴うグアニンの直接拡散が可能である(r=r0)。Fe(bpy)3 3+ 及びGMPに対し、ストップドフローにより測定された速度定数は2.6×103-1-1である。関連の反応に対して知られたλの値は1−1.5eVの範囲 内にあり、1.1 ”0.1Vのグアニン+/0連結に対するΔGを与える。 a速度定数を決めるために使用されるDNA濃度はグアニンヌクレオチドのモル に基づく。b 溶媒を通るトンネリングの確立された距離。β(H2O)=3Å1及びkss=1.8× 105-1-1で、k/kss= exp[−βΔr]に従い計算された距離。c 速度定数はグアニン濃度に相関するので、GG不正対合に対して観測された速 度は一つのグアニンを含む他のオリゴマーに関して規格化された。 図2に、一本鎖である5’−AAATATAGTATAAAA(C)及びそれ の相補鎖へハイブリッド形成されたものの存在下でのRu(bpy)3 2+のサイ クリックボルタモグラムがある。GMPの場合、一本鎖に対するr=r0、及び 1.8×105-1-1の速度定数はΔG(グアニン+/0)=1.1V及びλ=1 .3eVを与え、GMP酸化からの値と一致する。一本鎖に対する劇的な増加が ある一方、ハブリッド形成に関する電流において4倍の減少を もたらし、ほんの僅かの増加が完全にハイブリッド形成された二重鎖に対しこの 掃引速度で観測された。Ru(bpy)3 2+等の金属錯体は小さな溝中でDNA にドッキングすることが知られており、従って二重鎖の酸化に対する150倍遅 い速度定数(1.2×103-1-1)がグアニン残基と表面結合錯体の間の距 離から得られる。金属錯体小さな溝中でドッキングされるとき、グアニンと金属 錯体は密接した接触には至らず、電子はグアニン残基と金属錯体を分離する溶媒 を通ってトンネリングする必要がある。水を通るトンネリングは非極性の媒体を 通るよりもはるかに非効率的であり、水に対するβの値は約3D-1であると確立 されている。そのためトンネリング距離は: k/kss=exp(−βΔr) に従い計算されえて、ここで、Δrは一本鎖と比較した二重鎖における距離の変 化である。この分析から、完全にハイブリッド化された二重鎖に対するΔrは1 .7Dである。 水に対する大きな値は、電子移動速度定数における大きな差が、DNA構造に おける小さな摂動を順に反映しうる、トンネリング距離におけるとても小さな変 化によりもたらされることを示す。また図2に示されるのは、GC塩基対がGA 不正対合により置換されている同じ二重鎖の存在下のRu(bpy)3 2+のボル タモグラムである。GA不正対合の取込みは標準二重鎖と比較してなまの電流に おける二倍の増加をもたらし、それは速度定数における16倍の変化に解釈され る(kGA=1.9×104-1-1)。一本鎖、完全なハイブリッド形成二重鎖 、及び3のGX不正対合の全てに対する速度データは表1に表示される。また一 本鎖と比較した計算されたトンネング距離Δrが示される。推定されるように、 G−プリン不正対合におけるグアニン残基は、二つの塩基がまだ不安定な対中の 二つの水素結合により連結されているGT不正対合におけるより金属錯体に対し てより近づきやすい。しかし、GT不正対合はまだ速 度定数において簡単に検出できる4倍の変化を引き起こす。そのため、酸化速度 定数は傾向G(一本鎖)>GA>GG>GT>GCに従う。これらの不正整合の それぞれを別のものから区別する能力は、所定の塩基に隣接する塩基対での単一 塩基対の不正対合に対してさえ敏感なハイブリッド形成の不正対合感応検出のた めの基礎を提供する。 例4 プローブ鎖中の酸化を回避する改良塩基:グアニンに対するイノシンの置換 サイクリックボルタモグラムはインジウム チン オキサイド(ITO)作用 電極(面積=0.32cm2),Pt−ワイヤ対極、及びAg/AgCl参照電 極を使用して取得された。図5で、0.70MのNaClを含む50mMのNa −ホスフェート緩衝液(pH7)中に溶解された25μMのRu(bpy)3 2+ 及び75μMのオリゴヌクレオチドを含む試料が25mV/sでスキャンされた 。図6で、700mMのNaCl及び50mMのNa−ホスフェート緩衝剤(p H=6.8、〔Na+=780mM〕)を含む緩衝水溶液中に溶解された50μ MのRu(bpy)3 2+及び0.3mMの5’−GMP若しくは5’−IMPの 何れかを含む試料が2.5mV/sで0.0Vから1.3Vまでスキャンされた 。Ru(bpy)3 2+の不存在下でのモノヌクレオチドのスキャンは明確な酸化 電流を示さなかった。新たにきれいにされたITO電極が各実験のために使用さ れ、緩衝液のみの背景スキャンが引き続きのスキャンから差し引かれた。二次の グアニン酸化速度定数がDIGSIM?ソフトパッケージを使用して二段階機構 にサイクリックボルタンメトリーのデータをフィッティングすることにより決め られた。酸化速度以外の全てのパラメータは同じ電極での金属錯体単独のボルタ モグラムから決められた。5’−GMPはSigma から購入され、 【手続補正書】 【提出日】1998年1月30日(1998.1.30) 【補正内容】 請求の範囲: 1. (a)ハイブリッド形成DNAを形成するためにDNA試料をオリゴヌ クレオチドプローブと接触する段階と; (b)該オリゴヌクレオチドプローブは少なくとも一つの所定の塩基を有し、 該ハイブリッド形成DNAを、酸化還元反応で該オリゴヌクレオチドプローブ中 の該所定の塩基を酸化することのできる遷移金属錯体と反応する段階と; (c)該酸化還元反応を検出する段階と; (d)該所定の塩基での該検出された酸化還元反応からハイブリッド形成DN Aの存在又は不存在を決定する段階と; (e)該所定の塩基と対にされた塩基又は該所定の塩基に隣接する塩基と対に された塩基を同定する段階とからなる、DNAハイブリッド形成を検出する方法 。 2. 該決定する段階は:(i)該検出された酸化還元反応の反応速度を測定 する段階と、(ii)該測定された反応速度を、一本鎖DNAとの遷移金属錯体 の酸化還元反応速度と比較する段階と、(iii)該測定された反応速度が一本 鎖DNAとの遷移金属錯体の酸化還元反応速度と実質的に同じであるか否かを決 める段階とから更になる、請求項1記載の方法。 3. 該DNA試料は一本鎖DNAであり、該ハイブリッド形成DNAは二重 鎖である、請求項1記載の方法。 4. 該オリゴヌクレオチドプローブは約4から約100の塩基を含む、請求 項1記載の方法。 5. 該所定の塩基はグアニンである、請求項1記載の方法。 6. 該所定の塩基はアデニンである、請求項1記載の方法。 7. 該遷移金属錯体はRu(bpy)3 2+,Ru(Me2−bpy)3 2+,R u(Me2−phen)3 2+,Fe(bpy)3 2+,Fe(5−Cl−phen)3 2+ ,Os(5−Cl−phen)3 2+,及びReO2(py)4 1+よりなる群から 選択される、請求項1記載の方法。 8. 該反応段階は、該所定の塩基の選択的酸化を達成するのに十分な条件の 下で該遷移金属錯体を該ハイブリッド形成DNA試料と反応することよりなる、 請求項1記載の方法。 9. 該接触する段階の前に該ハイブリッド形成DNAを増幅する段階から更 になる、請求項1記載の方法。 10. 前記の該DNA試料を増幅する段階は、ポリメラーゼ連鎖反応、鎖置 換増幅、リガーゼ連鎖反応、又は核酸配列ベース増幅により実施される、請求項 9記載の方法。 11. 前記の該酸化還元反応の反応速度を測定する段階は、反応のサイクリ ックボルタモグラムを測定することからなる、請求項2記載の方法。 12. 該比較する段階は、ハイブリッド形成DNA試料との遷移金属錯体の 反応のサイクリックボルタモグラムを一本鎖DNAとの遷移金属錯体の反応の公 知のサイクリックボルタモグラムと比較することからなる、請求項2記載の方法 。 13. 該オリゴヌクレオチドプローブは固体表面に固定される、請求項1記 載の方法。 14. 該遷移金属錯体は該固体表面に固定される、請求項13記載の方法。 15. 該同定する段階は:(i)該検出された酸化還元反応の反応速度を測 定する段階と、(ii)該検出された反応速度を、該所定の塩基と結合されたア デノシン、シトシン、グアニン、若しくはチミンを有するDNAとの遷移金属錯 体の4つの異なる公知の酸化還元反応速度のそれぞれと比較する段階と、(ii i)該公知の反応速度のどれが該測定された反応速度と実質的に同じであるかを 決める段階とから更になる、請求項1記載の方法。 16. (a)ハイブリッド形成DNAを形成するためにDNA試料をオリゴ ヌクレオチドプローブと接触する段階と; (b)該オリゴヌクレオチドプローブは少なくとも一つの所定の塩基を有し、 該ハイブリッド形成DNAを、酸化還元反応で該オリゴヌクレオチドプローブ中 の該所定の塩基を酸化することのできる遷移金属錯体と反応する段階と; (c)該酸化還元反応を検出する段階と; (d)該検出された酸化還元反応の反応速度を測定する段階と; (e)該測 定された反応速度を一本鎖DNAとの遷移金属錯体の酸化還元反応の速度と比較 する段階と; (f)該測定された反応速度が一本鎖DNAとの遷移金属錯体の酸化還元反応 の速度と同じであるか否かを決める段階と; (g)該所定の塩基と対にされた塩基又は該所定の塩基に隣接する塩基と対に された塩基を同定する段階とからなる、DNAハイブリッド形成を検出する方法 。 17. 該所定の塩基はグアニンである、請求項16記載の方法。 18. 該所定の塩基はアデニンである、請求項16記載の方法。 19. 該遷移金属錯体はRu(bpy)3 2+,Ru(Me2−bpy)3 2+, Ru(Me2−phen)3 2+,Fe(bpy)3 3+,Fe(5−Cl−phen )3 3+,Os(5−Cl−phen)3 2+,及びReO2(py)4 1+より なる群から選択される、請求項16記載の方法。 20. 該反応段階は、該所定の塩基の選択的酸化を達成するのに十分な条件 の下で該遷移金属錯体を該ハイブリッド形成DNA試料と反応することよりなる 、請求項16記載の方法。 21. 該接触する段階の前に該ハイブリッド形成DNAを増幅する段階から 更になる、請求項16記載の方法。 22. 前記の該ハイブリッド形成DNAを増幅する段階は、ポリメラーゼ連 鎖反応、鎖置換増幅、リガーゼ連鎖反応、又は核酸配列ベース増幅により実施さ れる、請求項21記載の方法。 23. 該測定する段階は、該反応のサイクリックボルタモグラムを測定する ことからなる、請求項16記載の方法。 24. 該比較段階は、ハイブリッド形成DNA試料との遷移金属錯体の反応 のサイクリックボルタモグラムを一本鎖DNAとの遷移金属錯体の反応の公知の サイクリックボルタモグラムと比較することからなる、請求項16記載の方法。 25. 該オリゴヌクレオチドプローブは固体表面に固定される、請求項16 記載の方法。 26. 該遷移金属錯体は該固体表面に固定される、請求項25記載の方法。 27. 前記の塩基を同定する段階(g)は、(i)該検出された反応速度を 、該所定の塩基と結合されたアデノシン、シトシン、グアニン、若しくはチミン を有するDNAとの遷移金属錯体の4つの異なる公知の酸化還元反応速度のそれ ぞれと比較する段階と;(ii)該公知の反応速度のどれが該測定された反応速 度と実質的に同じであるかを決める段階とからなる、請求項16記載の方法。 28. (a)複数のDNA試料容器と; (b)該複数のDNA試料容器を運ぶ試料取扱手段と; (c)該DNA試料容器のそれぞれに該オリゴヌクレオチドプローブを配達す るオリゴヌクレオチドプローブ配達手段と; (d)該複数のDNA試料容器のそれぞれに該遷移金属錯体を配達する遷移金 属錯体配達手段と; (e)酸化還元反応を検出する酸化還元反応検出器と; (f)該検出された酸化還元反応の酸化還元反応速度を測定する手段とからな る、DNAハイブリッド形成を検出する装置。 29. 該酸化還元反応検出器は電極からなる、請求項28記載の装置。 30. 該オリゴヌクレオチドブローブ配達手段はその上に固定された該オリ ゴヌクレオチドプローブを有する固体表面からなる、請求項28記載の装置。 31. (a)DNA試料容器と; (b)該DNA試料容器に複数のオリゴヌクレオチドプローブを配達するオリ ゴヌクレオチドプローブ配達手段と; (c)該DNA試料容器に該遷移金属錯体を配達する遷移金属錯体配達手段と ; (d)酸化還元反応を検出する酸化還元反応検出器と; (e)該検出された酸化還元反応の酸化還元反応速度を測定する手段とからな る、DNAハイブリッド形成を検出する装置。 32. 該酸化還元反応検出器は電極からなる、請求項31記載の装置。 33. 該オリゴヌクレオチドプローブ配達手段はその上に固定された多数の オリゴヌクレオチドプローブを有する固体表面からなり、該オリゴヌクレオチド プローブのそれぞれは他と異なる、請求項31記載の装置。 34. 該遷移金属錯体配達手段は多数のオリゴヌクレオチドプローブとその 上に固定された該遷移金属錯体とを有する固体表面からなる、請求項33記載の 装置。 35. (a)オリゴヌクレオチドプローブは独特の酸化電位を有する所定の 塩基を含み、ハイブリッド形成DNAを形成するためにDNA試料を該オリゴヌ クレオチドプローブと接触する段階と; (b)該オリゴヌクレオチドプローブ は所定数の所定の塩基を有し、該ハイブリッド形成DNAを、酸化還元反応で該 オリゴヌクレオチドプローブ中の所定の塩基を酸化することのできる遷移金属錯 体と反応する段階と; (c)酸化還元反応を検出する段階と; (d)該検出された酸化還元反応の反応速度を測定する段階と; (e)該所 定の塩基と対にされた塩基を同定する段階とからなる、DNAの配列決定法。 36. 該同定段階は、(i)該検出された反応速度を、該所定の塩基と結合 されたアデノシン、シトシン、グアニン、若しくはチミンを有するDNAとの遷 移金属錯体の4つの異なる公知の酸化還元反応速度のそれぞれと比較する段階と ;(ii)該公知の反応速度のどれが該測定された反応速度と実質的に同じであ るかを決める段階とからなる、請求項35記載の方法。 37. 該オリゴヌクレオチドプローブは独特の酸化速度を有する第二の所定 の塩基を更に含み、該第二の所定の塩基の酸化速度は、該所定の塩基の酸化速度 と異なる、請求項35記載の方法。 38. 該検出段階は、該第二の所定の塩基と遷移金属錯体の酸化還元反応を 検出する段階から更になり;該測定段階は、前記の該第二の所定の塩基と遷移金 属錯体の検出された酸化還元反応の反応速度の測定する段階から更になり;該同 定段階は、該第二の所定の塩基と対にされた塩基を同定する段階から更になる、 請求項37記載の方法。 39. 該DNA試料中の各塩基を同定するために異なる部位で該所定の塩基 を有する十分な数のオリゴヌクレオチドプローブ伴い、段階(a)から(e)ま での段階を繰り返すことより更になる、請求項35記載の方法。 40. (a)ハイブリッド形成RNAを形成するためにRNA試料をオリゴ ヌクレオチドプローブと接触する段階と; (b)該オリゴヌクレオチドプローブは少なくとも一つの所定の塩基を有し、 該ハイブリッド形成RNAを、酸化還元反応で該オリゴヌクレオチドプローブ中 の該所定の塩基を酸化することのできる遷移金属錯体と反応する段階と; (c)酸化還元反応を検出する段階と; (d)該所定の塩基での該検出された酸化還元反応からハイブリッド形成RN Aの存在又は不存在を決定する段階と; (e)該所定の塩基と対にされた塩基又は該所定の塩基に隣接する塩基と対に された塩基を同定する段階とからなる、RNAハイブリッド形成を検出する方法 。 41. 該決定する段階は:(i)該検出された酸化還元反応の反応速度を測 定する段階と、(ii)該測定された反応速度を、一本鎖RNAとの遷移金属錯 体の酸化還元反応速度と比較する段階と、(iii)該測定された反応速度が一 本鎖RNAとの遷移金属錯体の酸化還元反応速度と実質的に同じであるか否かを 決める段階とから更になる、請求項40記載の方法。 42. 該RNA試料は一本鎖RNAであり、該ハイブリッド形成RNAは二 重鎖である、請求項40記載の方法。 43. 該オリゴヌクレオチドプローブは約4から約100の塩基を含む、請 求項40記載の方法。 44. 該所定の塩基はグアニンである、請求項40記載の方法。 45. 該所定の塩基はアデニンである、請求項40記載の方法。 46. 該遷移金属錯体はRu(bpy)3 2+,Ru(Me2−bpy)3 2+, Ru(Me2−phen)3 2+,Fe(bpy)3 2+,Fe(5−Cl−phen )3 2+,Os(5−Cl−phen)3 2+,及びReO2(py)4 1+よりなる群か ら選択される、請求項40記載の方法。 47. 該反応段階は、該所定の塩基の選択的酸化を達成するのに十分な条件 の下で該遷移金属錯体を該ハイブリッド形成RNA試料と反応することよりなる 、請求項40記載の方法。 48. 該接触する段階の前に該ハイブリッド形成RNAを増幅する段階から 更になる、請求項40記載の方法。 49. 前記の該RNA試料を増幅する段階は、逆転写ポリメラーゼ連鎖反応 により実施される、請求項48記載の方法。 50. 前記の該酸化還元反応の反応速度を測定する段階は、反応のサイクリ ックボルタモグラムを測定することからなる、請求項41記載の方法。 51. 該比較する段階は、ハイブリッド形成RNA試料との遷移金属錯体の 反応のサイクリックボルタモグラムを一本鎖RNAとの遷移金属錯体の反応の公 知のサイクリックボルタモグラムと比較することからなる、請求項41記載の方 法。 52. 該オリゴヌクレオチドプローブは固体表面に固定される、請求項40 記載の方法。 53. 該遷移金属錯体は該固体表面に固定される、請求項52記載の方法。 54. 該同定する段階は:(i)該検出された酸化還元反応の反応速度を測 定する段階と、(ii)該検出された反応速度を、該所定の塩基と結合されたア デノシン、シトシン、グアニン、若しくはウラシルを有するRNAとの遷移金属 錯体の4つの異なる公知の酸化還元反応速度のそれぞれと比較する段階と、(i ii)該公知の反応速度のどれが該測定された反応速度と実質的に同じであるか を決める段階とから更になる、請求項40記載の方法。 55. (a)ハイブリッド形成RNAを形成するためにRNA試料をオリゴ ヌクレオチドプローブと接触する段階と; (b)該オリゴヌクレオチドプローブは少なくとも一つの所定の塩基を有し、 該ハイブリッド形成RNAを、酸化還元反応で該オリゴヌクレオチドプローブ中 の該所定の塩基を酸化することのできる遷移金属錯体と反応する段階と; (c)該酸化還元反応を検出する段階と; (d)該検出された酸化還元反応の反応速度を測定する段階と; (e)該測 定された反応速度を一本鎖RNAとの遷移金属錯体の酸化還元反応の速度と比較 する段階と; (f)該測定された反応速度が一本鎖RNAとの遷移金属錯体の酸化還元反応 の速度と同じであるか否かを決める段階と; (g)該所定の塩基と対にされた塩基又は該所定の塩基に隣接する塩基と対に された塩基を同定する段階とからなる、RNAハイブリッド形成を検出する方法 。 56. 該所定の塩基はグアニンである、請求項55記載の方法。 57. 該所定の塩基はアデニンである、請求項55記載の方法。 58. 該遷移金属錯体はRu(bpy)3 2+,Ru(Me2−bpy)3 2+, Ru(Me2−phen)3 2+,Fe(bpy)3 3+,Fe(5−Cl−phen )3 3+,Os(5−Cl−phen)3 2+,及びReO2(py)4 1+よりなる群か ら選択される、請求項55記載の方法。 59. 該反応段階は、該所定の塩基の選択的酸化を達成するのに十分な条件 の下で該遷移金属錯体を該ハイブリッド形成RNA試料と反応することよりなる 、請求項55記載の方法。 60. 該接触する段階の前に該ハイブリッド形成RNAを増幅する段階から 更になる、請求項55記載の方法。 61. 前記の該ハイブリッド形成RNAを増幅する段階は、ポリメラーゼ連 鎖反応、鎖置換増幅、リガーゼ連鎖反応、又は核酸配列ベース増幅により実施さ れる、請求項60記載の方法。 62. 該測定する段階は、該反応のサイクリックボルタモグラムを測定する ことからなる、請求項55記載の方法。 63. 該比較段階は、ハイブリッド形成RNA試料との遷移金属錯体の反応 のサイクリックボルタモグラムを一本鎖RNAとの遷移金属錯体の反応の公知の サイクリックボルタモグラムと比較することからなる、請求項55記載の方法。 64. 該オリゴヌクレオチドプローブは固体表面に固定される、請求項55 記載の方法。 65. 該遷移金属錯体は該固体表面に固定される、請求項64記載の方法。 66. 前記の塩基を同定する段階(g)は、(i)該検出された反応速度を 、該所定の塩基と結合されたアデノシン、シトシン、グアニン、若しくはウラシ ルを有するRNAとの遷移金属錯体の4つの異なる公知の酸化還元反応速度のそ れぞれと比較する段階と;(ii)該公知の反応速度のどれが該測定された反応 速度と実質的に同じであるかを決める段階とからなる、請求項55記載の方法。 67. (a)オリゴヌクレオチドプローブは独特の酸化電位を有する所定の 塩基を含み、ハイブリッド形成RNAを形成するためにRNA試料を該オリゴヌ クレオチドプローブと接触する段階と; (b)該オリゴヌクレオチドプローブは所定数の所定の塩基を有し、該ハイブ リッド形成RNAを、酸化還元反応で該オリゴヌクレオチドプローブ中の所定の 塩基を酸化することのできる遷移金属錯体と反応する段階と; (c)酸化還元反応を検出する段階と; (d)該検出された酸化還元反応の反応速度を測定する段階と; (e)該所定の塩基と対にされた塩基を同定する段階とからなる、RNAの配 列決定法。 68. 該同定段階は、(i)該検出された反応速度を、該所定の塩基と結合 されたアデノシン、シトシン、グアニン、若しくはウラシルを有するRNAとの 遷移金属錯体の4つの異なる公知の酸化還元反応速度のそれぞれと比較する段階 と;(ii)該公知の反応速度のどれが該測定された反応速度と実質的に同じで あるかを決める段階とからなる、請求項67記載の方法。 69. 該オリゴヌクレオチドプローブは独特の酸化速度を有する第二の所定 の合成塩基を更に含み、該第二の所定の合成塩基の酸化速度は、該所定の塩基の 酸化速度と異なる、請求項67記載の方法。 70. 該検出段階は、該第二の所定の塩基と遷移金属錯体の酸化還元反応を 検出する段階から更になり;該測定段階は、前記の該第二の所定の塩基と遷移金 属錯体の検出された酸化還元反応の反応速度の測定する段階から更になり;該同 定段階は、該第二の所定の塩基と対にされた塩基を同定する段階から更になる、 請求項69記載の方法。 71.該RNA試料中の各塩基を同定するために異なる部位で該所定の塩基を 有する十分な数のオリゴヌクレオチドプローブ伴い、段階(a)から(e)まで の段階を繰り返すことより更になる、請求項67記載の方法。 72. 核酸は少なくとも一の所定の塩基を含み、 (a)該核酸を、ハイブリッド形成核酸を形成するために相補核酸と反応する 段階と; (b)該核酸を、酸化還元反応で該所定の塩基を酸化することのできる遷移金 属錯体と反応する段階と; (c)該酸化還元反応を検出する段階と; (d)該所定の塩基での該検出された酸化還元反応から該核酸の存在又は不存 在を決定する段階と; (e)該所定の塩基と対にされた塩基又は該所定の塩基に隣接する塩基と対に された塩基を同定する段階とからなる、核酸を検出する方法。 73. 該決定する段階は:(i)該検出された酸化還元反応の反応速度を測 定する段階と、(ii)該測定された反応速度を、一本鎖核酸との遷移金属錯体 の酸化還元反応速度と比較する段階と、(iii)該測定された反応速度が一本 鎖核酸との遷移金属錯体の酸化還元反応速度と実質的に同じであるか否かを決め る段階とから更になる、請求項72記載の方法。 74. 前記の該酸化還元反応の反応速度を測定する段階は、反応のサイクリ ックボルタモグラムを測定することからなる、請求項73記載の方法。 75. 該比較する段階は、ハイブリッド形成核酸試料との遷移金属錯体の反 応のサイクリックボルタモグラムを一本鎖核酸との遷移金属錯体の反応の公知の サイクリックボルタモグラムと比較することからなる、請求項73記載の方法。 76. 該同定する段階は:(i)該検出された酸化還元反応の反応速度を測 定する段階と、(ii)該検出された反応速度を、該所定の塩基と結合されたア デノシン、シトシン、グアニン、チミン、若しくはウラシルを有する核酸との遷 移金属錯体の5つの異なる公知の酸化還元反応速度のそれぞれと比較する段階と 、(iii)該公知の反応速度のどれが該測定された反応速度と実質的に同じで あるかを決める段階とから更になる、請求項72記載の方法。 77. 該核酸は約4から約100の塩基を含む、請求項72記載の方法。 78. 該所定の塩基は、グアニン及びアデニンよりなる群から選択される、 請求項72記載の方法。 79. 該遷移金属錯体はRu(bpy)3 2+,Ru(Me2−bpy)3 2+, Ru(Me2−phen)3 2+,Fe(bpy)3 2+,Fe(5−Cl−phen )3 2+,Os(5−Cl−phen)3 2+,及びReO2(py)4 1+よりなる群か ら選択される、請求項72記載の方法。 80.該核酸はDNAである、請求項72記載の方法。 81.該核酸はRNAである、請求項72記載の方法。 82. 該反応段階は、該所定の塩基の選択的酸化を達成するのに十分な条件 の下で該遷移金属錯体を該核酸と反応することよりなる、請求項72記載の方法 。 83. 該接触する段階の前に該核酸を増幅する段階から更になる、請求項7 2記載の方法。 84. 前記の該核酸を増幅する段階は、ポリメラーゼ連鎖反応、鎖置換増幅 、リガーゼ連鎖反応、又は核酸配列ベース増幅により実施される、請求項83記 載の方法。 85. 該核酸は固体表面に固定される、請求項72記載の方法。 86. 該遷移金属錯体は該固体表面に固定される、請求項85記載の方法。 87. 目的核酸は少なくとも一の所定の塩基を含み、 (a)該目的核酸はオリゴヌクレオチドプローブに比べ少なくとも10以上多 い該所定の塩基を含み; ハイブリッド形成核酸を形成するために該目的核酸と特異的に結合する該オリ ゴヌクレオチドプローブに試験試料を接触する段階と; (b)該ハイブリッド形成核酸を、酸化還元反応で該所定の塩基を酸化する遷 移金属錯体に接触する段階と; (c)該ハイブリッド形成核酸と結合された該酸化還元反応の存在若しくは不 存在を検出する段階と; (d)該所定の塩基での該検出された酸化還元反応から該試験試料中の該目的 核酸の存在若しくは不存在を決める段階とからなる、同じものを含むと推定され る該試験試料中の該目的核酸の存在若しくは不存在を検出する方法。 88. 該検出段階の前に該試験試料を該ハイブリッド形成核酸から分離する 段階から更になる、請求項87又は89記載の方法。 89. 目的核酸は少なくとも一の所定の塩基を含み、 (a)オリゴヌクレオチドプローブは該所定の塩基を有さず;ハイブリッド形 成核酸を形成するために該目的核酸と特異的に結合する該オリゴヌクレオチドプ ローブに試験試料を接触する段階と; (b)該ハイブリッド形成核酸を、酸化還元反応で該所定の塩基を酸化する遷 移金属錯体に接触する段階と; (c)該ハイブリッド形成核酸と結合された該酸化還元反応の存在若しくは不 存在を検出する段階と; (d)該所定の塩基での該検出された酸化還元反応から該試験試料中の該目的 核酸の存在若しくは不存在を決める段階とからなる、同じものを含むと推定され る該試験試料中の該目的核酸の存在若しくは不存在を検出する方法。 90. 該目的核酸は該オリゴヌクレオチドプローブより長く、少なくとも一 の該所定の塩基は該ハイブリッド形成核酸中で該オリゴヌクレオチドプローブに ハイブリッド形成されない、請求項87又は89記載の方法。 91. 該結成段階は定量的な決定段階である、請求項87又は89記載の方 法。 92. 該決定する段階は:(i)該検出された酸化還元反応の反応速度を測 定する段階と、(ii)該測定された反応速度を、一本鎖目的核酸との遷移金属 錯体の酸化還元反応速度と比較する段階と、(iii)該測定された反応速度が 一本鎖目的核酸との遷移金属錯体の酸化還元反応速度と実質的に同じであるか否 かを決める段階とから更になる、請求項87又は89記載の方法。 93. 前記の該酸化還元反応の反応速度を測定する段階は、反応のサイクリ ックボルタモグラムを測定することからなる、請求項92記載の方法。 94. 該比較する段階は、ハイブリッド形成目的核酸試料との遷移金属錯体 の反応のサイクリックボルタモグラムを一本鎖目的核酸との遷移金属錯体の反応 の公知のサイクリックボルタモグラムと比較することからなる、請求項92記載 の方法。 95. 該目的核酸は約4から約100の塩基を含む、請求項87又は89記 載の方法。 96. 該所定の塩基は、グアニン及びアデニンよりなる群から選択される、 請求項87又は89記載の方法。 97. 該遷移金属錯体はRu(bpy)3 2+,Ru(Me2−bpy)3 2+, Ru(Me2−phen)3 2+,Fe(bpy)3 2+,Fe(5−Cl−phen )3 2+,Os(5−Cl−phen)3 2+,及びReO2(py)4 1+よりなる群か ら選択される、請求項87又は89記載の方法。 98.該目的核酸はDNAである、請求項87又は89記載の方法。 99.該目的核酸はRNAである、請求項87又は89記載の方法。 100. 該反応段階は、該所定の塩基の選択的酸化を達成する条件の下で該 遷移金属錯体を該目的核酸と反応することからなる、請求項87又は89記載の 方法。 101. 該接触する段階の前に該目的核酸を増幅する段階から更になる、請 求項87又は89記載の方法。 102. 前記の該目的核酸試料を増幅する段階は、ポリメラーゼ連鎖反応、 鎖置換増幅、リガーゼ連鎖反応、又は核酸配列ベース増幅により実施される、請 求項101記載の方法。 103. 該オリゴヌクレオチドプローブは固体表面に固定される、請求項8 7又は89記載の方法。 104. 該遷移金属錯体は該固体表面に固定される、請求項103記載の方 法。 105. 目的核酸は少なくとも一の所定の塩基を含み、 (a)オリゴヌクレオチドプローブは該所定の塩基を有さず;ハイブリッド形 成核酸を形成するために該目的核酸と特異的に結合する該オリゴヌクレオチドプ ローブに試験試料を接触する段階と; (b)該ハイブリッド形成核酸を、酸化還元反応で該所定の塩基を酸化するこ とのできる遷移金属錯体に接触する段階と; (c)該ハイブリッド形成核酸と結合された該酸化還元反応の存在若しくは不 存在を検出する段階と; (d)該所定の塩基での検出された該酸化還元反応から該試験試料中の該核酸 の存在若しくは不存在を決める段階とからなり、 該目的核酸中の該所定の塩基はグアニンであり;該目的核酸はシトシンを含み 、該オリゴヌクレオチドプローブは該ハイブリッド形成核酸中でシトシンと結合 する代用塩基を含み; 該代用塩基はイノシン及び7−デアザ−グアニンからなる群から選択される、 同じものを含むと推定される試験試料中の目的核酸の存在若しくは不存在を検出 する方法。 106. 該接触段階は、該代用塩基を酸化すること無く、該所定の塩基の選 択的酸化を達成するのに十分な条件の下で該遷移金属錯体を該核酸と反応するこ とからなる、請求項105記載の方法。 107. 該検出段階は:(i)該検出された酸化還元反応の反応速度を測定 する段階と、(ii)該測定された反応速度を、一本鎖核酸との遷移金属錯体の 酸化還元反応速度と比較する段階と、(iii)該測定された反応速度が一本鎖 核酸との遷移金属錯体の酸化還元反応速度と実質的に同じであるか否かを決める 段階とから更になる、請求項105記載の方法。 108. 前記の該酸化還元反応の反応速度を測定する段階は、反応のサイク リックボルタモグラムを測定することからなる、請求項105記載の方法。 109. 該比較する段階は、ハイブリッド形成核酸試料との遷移金属錯体の 反応のサイクリックボルタモグラムを一本鎖核酸との遷移金属錯体の反応の公知 のサイクリックボルタモグラムと比較することからなる、請求項107記載の方 法。 110. 該目的核酸は約4から約100の塩基を含む、請求項105記載の 方法。 111. 該遷移金属錯体はRu(bpy)3 2+,Ru(Me2−bpy)3 2+ ,Ru(Me2−phen)3 2+,Fe(bpy)3 2+,Fe(5−Cl−phe n)3 2+,Os(5−Cl−phen)3 2+,及びReO2(py)4 1+よりなる群 から選択される、請求項105記載の方法。 112.該目的核酸はDNAである、請求項105記載の方法。 113.該目的核酸はRNAである、請求項105記載の方法。 114. 該接触する段階の前に該目的核酸を増幅する段階から更になる、請 求項105記載の方法。 115. 前記の該目的核酸を増幅する段階は、ポリメラーゼ連鎖反応、鎖置 換増幅、リガーゼ連鎖反応、又は核酸配列ベース増幅により実施される、請求項 114記載の方法。 116. 該オリゴヌクレオチドプローブは固体表面に固定される、請求項1 05記載の方法。 117. 該遷移金属錯体は該固体表面に固定される、請求項116記載の方 法。 118. (a)オリゴヌクレオチドプローブはターミナルトランスフェラー ゼによる伸長のために遮断される終端を有し、ハイブリッド形成核酸を形成する ために目的核酸と特異的に結合する該オリゴヌクレオチドプローブに試験試料を 接触する段階と; (b)ハイブリッド形成核酸を、所定の塩基からなる伸長生成物である、該目 的核酸の該伸長生成物を生成するためにターミナルトランスフェラーゼの存在下 で所定の塩基を含む溶液に接触する段階と; (c)該オリゴヌクレオチドプローブを、酸化還元反応で所定の塩基を酸化す る遷移金属錯体に接触する段階と; (d)該酸化還元反応の存在若しくは不存在を検出する段階と; (e)該所 定の塩基での該検出された酸化還元反応から該試験試料中の該目的核酸の存在若 しくは不存在を決める段階とからなる、同じものを含むと推定される試験試料中 の目的核酸の存在若しくは不存在を検出する方法。 119. 該検出段階の前に該試験試料が該ハイブリッド形成核酸から分離さ れる段階から更になる、請求項118記載の方法。 120. (a)オリゴヌクレオチド捕獲プローブは目的核酸に特異的に結合 するものであり、該オリゴヌクレオチド捕獲プローブを提供する段階と; (b)該試験試料を、ハイブリッド形成核酸を形成するために該捕獲プローブ に接触する段階と; (c)オリゴヌクレオチド信号プローブは該目的核酸に特異的に結合するもの であり、ハイブリッド形成核酸サンドイッチを生成するために該信号プローブは 少なくとも一の所定の塩基を含むものであり、該オリゴヌクレオチド信号プロー ブを該ハイブリッド形成核酸に接触する段階と; (d)該ハイブリッド形成核酸サンドイッチを、酸化還元反応で該所定の塩基 を酸化する遷移金属錯体に接触する段階と; (e)該ハイブリッド形成核酸サンドイッチと結合された該酸化還元反応の存 在若しくは不存在を検出する段階と; (f)該所定の塩基での該検出された酸化還元反応から該試験試料中の該目的 核酸の存在若しくは不存在を決める段階とからなる、同じものを含むと推定され る試験試料中の目的核酸の存在若しくは不存在を検出する方法。 121. 該検出段階の前に該試験試料が該ハイブリッド形成核酸から分離さ れる段階から更になる、請求項120記載の方法。 122. 該分離段階は段階(b)と段階(c)との間、又は段階(c)と段 階(d)で実施される、請求項121記載の方法。 123. (a)作用表面をその上に有する導電性基板と; (b)高分子層は該遷移金属錯体に対し浸透性であり、該高分子層は該核酸に 結合する、該作用表面に接続された該非導電性の高分子層とからなり、 酸化還元反応で該所定の塩基を酸化することのできる遷移金属錯体と該核酸を 反応することによる、核酸中の所定の塩基の電気化学的検出に有用な電極。 124. 少なくとも一の所定の塩基を含む、該高分子に結合された核酸から 更になる、請求項123記載の電極。 125. 該核酸は少なくとも一の所定の塩基を含み、 (a)(i)その上に形成された作用表面を有する導電性基板と;(ii)高 分子層はそれへの該核酸に結合するものであって、該作用表面に接続された該非 導電性の高分子層とからなる電極に、該核酸を含む試料を接触する段階と; (b)該高分子層は遷移金属錯体に対し浸透性であり、該核酸を、酸化還元反 応で該所定の塩基を酸化することのできる遷移金属錯体と反応する段階と; (c)該電極を通る電流の流れを測定することにより該酸化還元反応を検出す る段階と; (d)該所定の塩基での検出された該酸化還元反応から該核酸の存在又は不存 在を決定する段階とからなる、核酸を検出する方法。 126. 該反応段階は、ハイブリッド形成核酸を形成するために該核酸を相 補核酸と接触する段階により前置きされる、請求項125記載の方法。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G01N 27/48 311 G01N 33/532 Z 33/53 33/566 33/532 C12N 15/00 ZNAA 33/566 G01N 27/46 386G (31)優先権主張番号 08/667,338 (32)優先日 平成8年6月20日(1996.6.20) (33)優先権主張国 米国(US) (81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE, DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,IT,L U,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ,CF ,CG,CI,CM,GA,GN,ML,MR,NE, SN,TD,TG),AP(KE,LS,MW,SD,S Z,UG),UA(AM,AZ,BY,KG,KZ,MD ,RU,TJ,TM),AL,AM,AT,AT,AU ,AZ,BB,BG,BR,BY,CA,CH,CN, CZ,CZ,DE,DE,DK,DK,EE,EE,E S,FI,FI,GB,GE,HU,IL,IS,JP ,KE,KG,KP,KR,KZ,LK,LR,LS, LT,LU,LV,MD,MG,MK,MN,MW,M X,NO,NZ,PL,PT,RO,RU,SD,SE ,SG,SI,SK,SK,TJ,TM,TR,TT, UA,UG,US,UZ,VN (72)発明者 ジョンストン,ディーン エイチ アメリカ合衆国,オハイオ州 43231,コ ロンバス,コーチフォード・ドライヴ 4747番

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1. (a)ハイブリッド形成DNAを形成するためにDNA試料をオリゴヌ クレオチドプローブと接触する段階と; (b)該オリゴヌクレオチドプローブは少なくとも一つの所定の塩基を有し、 該ハイブリッド形成DNAを、酸化還元反応で該オリゴヌクレオチドプローブ中 の該所定の塩基を酸化することのできる遷移金属錯体と反応する段階と; (c)該酸化還元反応を検出する段階と; (d)該所定の塩基での該検出された酸化還元反応からハイブリッド形成DN Aの存在又は不存在を決定する段階とからなる、DNAハイブリッド形成を検出 する方法。 2. 該決定する段階は:(i)該検出された酸化還元反応の反応速度を測定 する段階と、(ii)該測定された反応速度を、一本鎖DNAとの遷移金属錯体 の酸化還元反応速度と比較する段階と、(iii)該測定された反応速度が一本 鎖DNAとの遷移金属錯体の酸化還元反応速度と実質的に同じであるか否かを決 める段階とから更になる、請求項1記載の方法。 3. 該DNA試料は一本鎖DNAであり、該ハイブリッド形成DNAは二重 鎖である、請求項1記載の方法。 4. 該オリゴヌクレオチドプローブは約4から約100の塩基を含む、請求 項1記載の方法。 5. 該所定の塩基はグアニンである、請求項1記載の方法。 6. 該所定の塩基はアデニンである、請求項1記載の方法。 7. 該遷移金属錯体はRu(bpy)3 2+,Ru(Me2−bpy)3 2+,R u(Me2−phen)3 2+,Fe(bpy)3 2+,Fe(5−Cl−phen)3 2+ ,Os(bpy)3 2+,Os(5−Cl−phen)3 2+,及びReO2(p y)4 1+よりなる群から選択される、請求項1記載の方法。 8. 該反応段階は、該所定の塩基の選択的酸化を達成するのに十分な条件の 下で該遷移金属錯体を該ハイブリッド形成DNA試料と反応することよりなる、 請求項1記載の方法。 9. 該接触する段階の前に該ハイブリッド形成DNAを増幅する段階から更 になる、請求項1記載の方法。 10. 前記の該DNA試料を増幅する段階は、ポリメラーゼ連鎖反応、鎖置 換増幅、リガーゼ連鎖反応、又は核酸配列ベース増幅により実施される、請求項 9記載の方法。 11. 前記の該酸化還元反応の反応速度を測定する段階は、反応のサイクリ ックボルタモグラムを測定することからなる、請求項2記載の方法。 12. 該比較する段階は、ハイブリッド形成DNA試料との遷移金属錯体の 反応のサイクリックボルタモグラムを一本鎖DNAとの遷移金属錯体の反応の公 知のサイクリックボルタモグラムと比較することからなる、請求項2記載の方法 。 13. 該オリゴヌクレオチドプローブは固体表面に固定される、請求項1記 載の方法。 14. 該遷移金属錯体は該固体表面に固定される、請求項13記載の方法。 15. (e)該所定の塩基と対にされた塩基を同定する段階から更になる、 請求項1記載の方法。 16. (e)該所定の塩基に隣接する塩基と対にされた塩基を同定する段階 から更になる、請求項1記載の方法。 17. 該同定する段階は:(i)該検出された酸化還元反応の反応速度を測 定する段階と、(ii)該検出された反応速度を、該所定の塩基と結合されたア デノシン、シトシン、グアニン、若しくはチミンを有するDNAとの遷移金属錯 体の4つの異なる公知の酸化還元反応速度のそれぞれと比較する段階と、(ii i)該公知の反応速度のどれが該測定された反応速度と実質的に同じであるかを 決める段階とから更になる、請求項15又は16記載の方法。 18. (a)ハイブリッド形成DNAを形成するためにDNA試料をオリゴ ヌクレオチドプローブと接触する段階と; (b)該オリゴヌクレオチドプローブは少なくとも一つの所定の塩基を有し、 該ハイブリッド形成DNAを、酸化還元反応で該オリゴヌクレオチドプローブ中 の該所定の塩基を酸化することのできる遷移金属錯体と反応する段階と; (c)該酸化還元反応を検出する段階と; (d)該検出された酸化還元反応の反応速度を測定する段階と; (e)該測定された反応速度を一本鎖DNAとの遷移金属錯体の酸化還元反応 の速度と比較する段階と; (f)該測定された反応速度が一本鎖DNAとの遷移金属錯体の酸化還元反応 の速度と同じであるか否かを決める段階とからなる、 DNAハイブリッド形成を検出する方法。 19. 該所定の塩基はグアニンである、請求項18記載の方法。 20. 該所定の塩基はアデニンである、請求項18記載の方法。 21. 該遷移金属錯体はRu(bpy)3 2+,Ru(Me2−bpy)3 2+, Ru(Me2−phen)3 2+,Fe(bpy)3 3+,Fe(5−Cl−phen )3 3+,Os(bpy)3 2+,Os(5−Cl−phen)3 2+,及びReO2(p y)4 1+よりなる群から選択される、請求項18記載の方法。 22. 該反応段階は、該所定の塩基の選択的酸化を達成するのに十分な条件 の下で該遷移金属錯体を該ハイブリッド形成DNA試料と反応することよりなる 、請求項18記載の方法。 23. 該接触する段階の前に該ハイブリッド形成DNAを増幅する段階から 更になる、請求項18記載の方法。 24. 前記の該ハイブリッド形成DNAを増幅する段階は、ポリメラーゼ連 鎖反応、鎖置換増幅、リガーゼ連鎖反応、又は核酸配列ベース増幅により実施さ れる、請求項23記載の方法。 25. 該測定する段階は、該反応のサイクリックボルタモグラムを測定する ことからなる、請求項18記載の方法。 26. 該比較段階は、ハイブリッド形成DNA試料との遷移金属錯体の反応 のサイクリックボルタモグラムを一本鎖DNAとの遷移金属錯体の反応の公知の サイクリックボルタモグラムと比較する ことからなる、請求項18記載の方法。 27. 該オリゴヌクレオチドプローブは固体表面に固定される、請求項18 記載の方法。 28. 該遷移金属錯体は該固体表面に固定される、請求項27記載の方法。 29. (g)該所定の塩基と対にされた塩基を同定する段階から更になる、 請求項18記載の方法。 30. 前記の塩基を同定する段階(g)は、(i)該検出された反応速度を 、該所定の塩基と結合されたアデノシン、シトシン、グアニン、若しくはチミン を有するDNAとの遷移金属錯体の4つの異なる公知の酸化還元反応速度のそれ ぞれと比較する段階と;(ii)該公知の反応速度のどれが該測定された反応速 度と実質的に同じであるかを決める段階とからなる、請求項29記載の方法。 31. (a)複数のDNA試料容器と; (b)該複数のDNA試料容器を運ぶ試料取扱手段と; (c)該DNA試料容器のそれぞれに該オリゴヌクレオチドプローブを配達す るオリゴヌクレオチドプローブ配達手段と; (d)該複数のDNA試料容器のそれぞれに該遷移金属錯体を配達する遷移金 属錯体配達手段と; (e)酸化還元反応を検出する酸化還元反応検出器とからなる、DNAハイブ リッド形成を検出する装置。 32. 該検出された酸化還元反応の酸化還元反応速度を測定する手段から更 になる、請求項31記載の装置。 33. 該酸化還元反応検出器は電極からなる、請求項31記載の装置。 34. 該オリゴヌクレオチドプローブ配達手段はその上に固定された該オリ ゴヌクレオチドプローブを有する固体表面からなる、請求項31記載の装置。 35. (a)DNA試料容器と; (b)該DNA試料容器に複数のオリゴヌクレオチドプローブを配達するオリ ゴヌクレオチドプローブ配達手段と; (c)該DNA試料容器に該遷移金属錯体を配達する遷移金属錯体配達手段と ; (d)酸化還元反応を検出する酸化還元反応検出器とからなる、DNAハイブ リッド形成を検出する装置。 36. 該検出された酸化還元反応の酸化還元反応速度を測定する手段から更 になる、請求項35記載の装置。 37. 該酸化還元反応検出器は電極からなる、請求項35記載の装置。 38. 該オリゴヌクレオチドプローブ配達手段はその上に固定された多数の オリゴヌクレオチドプローブを有する固体表面からなり、該オリゴヌクレオチド プローブのそれぞれは他と異なる、請求項35記載の装置。 39. 該遷移金属錯体配達手段は多数のオリゴヌクレオチドプローブとその 上に固定された該遷移金属錯体とを有する固体表面か らなる、請求項38記載の装置。 40. (a)オリゴヌクレオチドプローブは独特の酸化電位を有する所定の 塩基を含み、ハイブリッド形成DNAを形成するためにDNA試料を該オリゴヌ クレオチドプローブと接触する段階と; (b)該オリゴヌクレオチドプローブは所定数の所定の塩基を有し、該ハイブ リッド形成DNAを、酸化還元反応で該オリゴヌクレオチドプローブ中の所定の 塩基を酸化することのできる遷移金属錯体と反応する段階と; (c)酸化還元反応を検出する段階と; (d)該検出された酸化還元反応の反応速度を測定する段階と; (e)該所定の塩基と対にされた塩基を同定する段階とからなる、DNAの配 列決定法。 41. 該同定段階は、(i)該検出された反応速度を、該所定の塩基と結合 されたアデノシン、シトシン、グアニン、若しくはチミンを有するDNAとの遷 移金属錯体の4つの異なる公知の酸化還元反応速度のそれぞれと比較する段階と ;(ii)該公知の反応速度のどれが該測定された反応速度と実質的に同じであ るかを決める段階とからなる、請求項40記載の方法。 42. 該オリゴヌクレオチドプローブは独特の酸化速度を有する第二の所定 の塩基を更に含み、該第二の所定の塩基の酸化速度は、該所定の塩基の酸化速度 と異なる、請求項40記載の方法。 43. 該検出段階は、該第二の所定の塩基と遷移金属錯体の酸化還元反応を 検出する段階から更になり;該測定段階は、前記の該第二の所定の塩基と遷移金 属錯体の検出された酸化還元反応の反応速度の測定する段階から更になり;該同 定段階は、該第二の所定の 塩基と対にされた塩基を同定する段階から更になる、請求項42記載の方法。 44. 該DNA試料中の各塩基を同定するために異なる部位で該所定の塩基 を有する十分な数のオリゴヌクレオチドプローブ伴い、段階(a)から(e)ま での段階を繰り返すことより更になる、請求項40記載の方法。 45. (a)ハイブリッド形成RNAを形成するためにRNA試料をオリゴ ヌクレオチドプローブと接触する段階と; (b)該オリゴヌクレオチドプローブは少なくとも一つの所定の塩基を有し、 該ハイブリッド形成RNAを、酸化還元反応で該オリゴヌクレオチドプローブ中 の該所定の塩基を酸化することのできる遷移金属錯体と反応する段階と; (c)酸化還元反応を検出する段階と; (d)該所定の塩基での該検出された酸化還元反応からハイブリッド形成RN Aの存在又は不存在を決定する段階とからなる、RNAハイブリッド形成を検出 する方法。 46. 該決定する段階は:(i)該検出された酸化還元反応の反応速度を測 定する段階と、(ii)該測定された反応速度を、一本鎖RNAとの遷移金属錯 体の酸化還元反応速度と比較する段階と、(iii)該測定された反応速度が一 本鎖RNAとの遷移金属錯体の酸化還元反応速度と実質的に同じであるか否かを 決める段階とから更になる、請求項45記載の方法。 47. 該RNA試料は一本鎖RNAであり、該ハイブリッド形成RNAは二 重鎖である、請求項45記載の方法。 48. 該オリゴヌクレオチドプローブは約4から約100の塩基を含む、請 求項45記載の方法。 49. 該所定の塩基はグアニンである、請求項45記載の方法。 50. 該所定の塩基はアデニンである、請求項45記載の方法。 51. 該遷移金属錯体はRu(bpy)3 2+,Ru(Me2−bpy)3 2+, Ru(Me2−phen)3 2+,Fe(bpy)3 2+,Fe(5−Cl−phen )3 2+,Os(bpy)3 2+,Os(5−Cl−phen)3 2+,及びReO2(p y)4 1+よりなる群から選択される、請求項45記載の方法。 52. 該反応段階は、該所定の塩基の選択的酸化を達成するのに十分な条件 の下で該遷移金属錯体を該ハイブリッド形成RNA試料と反応することよりなる 、請求項45記載の方法。 53. 該接触する段階の前に該ハイブリッド形成RNAを増幅する段階から 更になる、請求項45記載の方法。 54. 前記の該RNA試料を増幅する段階は、逆転写ポリメラーゼ連鎖反応 により実施される、請求項53記載の方法。 55. 前記の該酸化還元反応の反応速度を測定する段階は、反応のサイクリ ックボルタモグラムを測定することからなる、請求項46記載の方法。 56. 該比較する段階は、ハイブリッド形成RNA試料との遷移金属錯体の 反応のサイクリックボルタモグラムを一本鎖RNAと の遷移金属錯体の反応の公知のサイクリックボルタモグラムと比較することから なる、請求項46記載の方法。 57. 該オリゴヌクレオチドプローブは固体表面に固定される、請求項45 記載の方法。 58. 該遷移金属錯体は該固体表面に固定される、請求項57記載の方法。 59. (e)該所定の塩基と対にされた塩基を同定する段階から更になる、 請求項45記載の方法。 60. (e)該所定の塩基に隣接する塩基と対にされた塩基を同定する段階 から更になる、請求項45記載の方法。 61. 該同定する段階は:(i)該検出された酸化還元反応の反応速度を測 定する段階と、(ii)該検出された反応速度を、該所定の塩基と結合されたア デノシン、シトシン、グアニン、若しくはウラシルを有するRNAとの遷移金属 錯体の4つの異なる公知の酸化還元反応速度のそれぞれと比較する段階と、(i ii)該公知の反応速度のどれが該測定された反応速度と実質的に同じであるか を決める段階とから更になる、請求項59又は60記載の方法。 62. (a)ハイブリッド形成RNAを形成するためにRNA試料をオリゴ ヌクレオチドプローブと接触する段階と; (b)該オリゴヌクレオチドプローブは少なくとも一つの所定の塩基を有し、 該ハイブリッド形成RNAを、酸化還元反応で該オリゴヌクレオチドプローブ中 の該所定の塩基を酸化することのできる遷移金属錯体と反応する段階と; (c)該酸化還元反応を検出する段階と; (d)該検出された酸化還元反応の反応速度を測定する段階と; (e)該測定された反応速度を一本鎖RNAとの遷移金属錯体の酸化還元反応 の速度と比較する段階と; (f)該測定された反応速度が一本鎖RNAとの遷移金属錯体の酸化還元反応 の速度と同じであるか否かを決める段階とからなる、RNAハイブリッド形成を 検出する方法。 63. 該所定の塩基はグアニンである、請求項62記載の方法。 64. 該所定の塩基はアデニンである、請求項62記載の方法。 65. 該遷移金属錯体はRu(bpy)3 2+,Ru(Me2−bpy)3 2+, Ru(Me2−phen)3 2+,Fe(bpy)3 3+,Fe(5−Cl−phen )3 3+,Os(bpy)3 2+,Os(5−Cl−phen)3 2+,及びReO2(p y)4 1+よりなる群から選択される、請求項62記載の方法。 66. 該反応段階は、該所定の塩基の選択的酸化を達成するのに十分な条件 の下で該遷移金属錯体を該ハイブリッド形成RNA試料と反応することよりなる 、請求項62記載の方法。 67. 該接触する段階の前に該ハイブリッド形成RNAを増幅する段階から 更になる、請求項62記載の方法。 68. 前記の該ハイブリッド形成RNAを増幅する段階は、ポリメラーゼ連 鎖反応、鎖置換増幅、リガーゼ連鎖反応、又は核酸配列ベース増幅により実施さ れる、請求項67記載の方法。 69. 該測定する段階は、該反応のサイクリックボルタモグラムを測定する ことからなる、請求項62記載の方法。 70. 該比較段階は、ハイブリッド形成RNA試料との遷移金属錯体の反応 のサイクリックボルタモグラムを一本鎖RNAとの遷移金属錯体の反応の公知の サイクリックボルタモグラムと比較することからなる、請求項62記載の方法。 71. 該オリゴヌクレオチドプローブは固体表面に固定される、請求項62 記載の方法。 72. 該遷移金属錯体は該固体表面に固定される、請求項71記載の方法。 73. (g)該所定の塩基と対にされた塩基を同定する段階から更になる、 請求項62記載の方法。 74. 前記の塩基を同定する段階(g)は、(i)該検出された反応速度を 、該所定の塩基と結合されたアデノシン、シトシン、グアニン、若しくはウラシ ルを有するRNAとの遷移金属錯体の4つの異なる公知の酸化還元反応速度のそ れぞれと比較する段階と;(ii)該公知の反応速度のどれが該測定された反応 速度と実質的に同じであるかを決める段階とからなる、請求項73記載の方法。 85. (a)オリゴヌクレオチドプローブは独特の酸化電位を有する所定の 塩基を含み、ハイブリッド形成RNAを形成するためにRNA試料を該オリゴヌ クレオチドプローブと接触する段階と; (b)該オリゴヌクレオチドプローブは所定数の所定の塩基を有し、該ハイブ リッド形成RNAを、酸化還元反応で該オリゴヌクレ オチドプローブ中の所定の塩基を酸化することのできる遷移金属錯体と反応する 段階と; (c)酸化還元反応を検出する段階と; (d)該検出された酸化還元反応の反応速度を測定する段階と; (e)該所定の塩基と対にされた塩基を同定する段階とからなる、RNAの配 列決定法。 76. 該同定段階は、(i)該検出された反応速度を、該所定の塩基と結合 されたアデノシン、シトシン、グアニン、若しくはウラシルを有するRNAとの 遷移金属錯体の4つの異なる公知の酸化還元反応速度のそれぞれと比較する段階 と;(ii)該公知の反応速度のどれが該測定された反応速度と実質的に同じで あるかを決める段階とからなる、請求項75記載の方法。 77. 該オリゴヌクレオチドプローブは独特の酸化速度を有する第二の所定 の合成塩基を更に含み、該第二の所定の合成塩基の酸化速度は、該所定の塩基の 酸化速度と異なる、請求項75記載の方法。 78. 該検出段階は、該第二の所定の塩基と遷移金属錯体の酸化還元反応を 検出する段階から更になり;該測定段階は、前記の該第二の所定の塩基と遷移金 属錯体の検出された酸化還元反応の反応速度の測定する段階から更になり;該同 定段階は、該第二の所定の塩基と対にされた塩基を同定する段階から更になる、 請求項77記載の方法。 79.該RNA試料中の各塩基を同定するために異なる部位で該所定の塩基を 有する十分な数のオリゴヌクレオチドプローブ伴い、段階(a)から(e)まで の段階を繰り返すことより更になる、請 求項75記載の方法。 80. 核酸は少なくとも一の所定の塩基を含み、 (a)該核酸を、酸化還元反応で該所定の塩基を酸化することのできる遷移金 属錯体と反応する段階と; (b)該酸化還元反応を検出する段階と; (c)該所定の塩基での該検出された酸化還元反応から該核酸の存在又は不存 在を決定する段階とからなる、核酸を検出する方法。 81. 該反応段階は、ハイブリッド形成核酸を形成するために相補核酸と該 核酸を反応する段階により先行きれる、請求項80記載の方法。 82. 該決定する段階は:(i)該検出された酸化還元反応の反応速度を測 定する段階と、(ii)該測定された反応速度を、一本鎖核酸との遷移金属錯体 の酸化還元反応速度と比較する段階と、(iii)該測定された反応速度が一本 鎖核酸との遷移金属錯体の酸化還元反応速度と実質的に同じであるか否かを決め る段階とから更になる、請求項81記載の方法。 83. 前記の該酸化還元反応の反応速度を測定する段階は、反応のサイクリ ックボルタモグラムを測定することからなる、請求項82記載の方法。 84. 該比較する段階は、ハイブリッド形成核酸試料との遷移金属錯体の反 応のサイクリックボルタモグラムを一本鎖核酸との遷移金属錯体の反応の公知の サイクリックボルタモグラムと比較することからなる、請求項82記載の方法。 85. 該決定段階は、該所定の塩基と対にされた塩基を同定する段階により 追従される、請求項81記載の方法。 86. 該決定段階は、該所定の塩基に隣接する塩基と対にされた塩基を同定 する段階により追従される、請求項81記載の方法。 87. 該同定する段階は:(i)該検出された酸化還元反応の反応速度を測 定する段階と、(ii)該検出された反応速度を、該所定の塩基と結合されたア デノシン、シトシン、グアニン、チミン、若しくはウラシルを有する核酸との遷 移金属錯体の5つの異なる公知の酸化還元反応速度のそれぞれと比較する段階と 、(iii)該公知の反応速度のどれが該測定された反応速度と実質的に同じで あるかを決める段階とから更になる、請求項85又は86記載の方法。 88. 該核酸は約4から約100の塩基を含む、請求項80記載の方法。 89. 該所定の塩基は、グアニン及びアデニンよりなる群から選択される、 請求項80記載の方法。 90. 該遷移金属錯体はRu(bpy)3 2+,Ru(Me2−bpy)3 2+, Ru(Me2−phen)3 2+,Fe(bpy)3 2+,Fe(5−Cl−phen )3 2+,Os(bpy)3 2+,Os(5−Cl−phen)3 2+,及びReO2(p y)4 1+よりなる群から選択される、請求項80記載の方法。 91.該核酸はDNAである、請求項80記載の方法。 92.該核酸はRNAである、請求項80記載の方法。 93. 該反応段階は、該所定の塩基の選択的酸化を達成するのに十分な条件 の下で該遷移金属錯体を該核酸と反応することよりなる、請求項80記載の方法 。 94. 該接触する段階の前に該核酸を増幅する段階から更になる、請求項8 0記載の方法。 95. 前記の該核酸を増幅する段階は、ポリメラーゼ連鎖反応、鎖置換増幅 、リガーゼ連鎖反応、又は核酸配列ベース増幅により実施される、請求項94記 載の方法。 96. 該核酸は固体表面に固定される、請求項80記載の方法。 97. 該遷移金属錯体は該固体表面に固定される、請求項96記載の方法。 98. 目的核酸は少なくとも一の所定の塩基を含み、 (a)ハイブリッド形成核酸を形成するために該目的核酸と特異的に結合する オリゴヌクレオチドプローブに試験試料を接触する段階と; (b)該ハイブリッド形成核酸を、酸化還元反応で該所定の塩基を酸化する遷 移金属錯体に接触する段階と; (c)該ハイブリッド形成核酸と結合された該酸化還元反応の存在若しくは不 存在を検出する段階と; (d)該所定の塩基での該検出された酸化還元反応から該試験試料中の該目的 核酸の存在若しくは不存在を決める段階とからなる、同じものを含むと推定され る該試験試料中の該目的核酸の存在若しくは不存在を検出する方法。 99. 該検出段階の前に該試験試料を該ハイブリッド形成核酸から分離する 段階から更になる、請求項98記載の方法。 100. 該目的核酸は該オリゴヌクレオチドプローブに比べ少なくとも10 以上多い所定の塩基を含む、請求項98記載の方法。 101. 該オリゴヌクレオチドプローブは該所定の塩基を有しない、請求項 98記載の方法。 102. 該目的核酸は該オリゴヌクレオチドプローブより長く、少なくとも 一の該所定の塩基は該ハイブリッド形成核酸中で該オリゴヌクレオチドプローブ にハイブリッド形成されない、請求項98記載の方法。 103. 該結成段階は定量的な決定段階である、請求項98記載の方法。 104. 該決定する段階は:(i)該検出された酸化還元反応の反応速度を 測定する段階と、(ii)該測定された反応速度を、一本鎖目的核酸との遷移金 属錯体の酸化還元反応速度と比較する段階と、(iii)該測定された反応速度 が一本鎖目的核酸との遷移金属錯体の酸化還元反応速度と実質的に同じであるか 否かを決める段階とから更になる、請求項98記載の方法。 105. 前記の該酸化還元反応の反応速度を測定する段階は、反応のサイク リックボルタモグラムを測定することからなる、請求項104記載の方法。 106. 該比較する段階は、ハイブリッド形成目的核酸試料との遷移金属錯 体の反応のサイクリックボルタモグラムを一本鎖目的核酸との遷移金属錯体の反 応の公知のサイクリックボルタモグラムと比較することからなる、請求項104 記載の方法。 107. 該目的核酸は約4から約100の塩基を含む、請求項98記載の方 法。 108. 該所定の塩基は、グアニン及びアデニンよりなる群から選択される 、請求項98記載の方法。 109. 該遷移金属錯体はRu(bpy)3 2+,Ru(Me2−bpy)3 2+ ,Ru(Me2−phen)3 2+,Fe(bpy)3 2+,Fe(5−Cl−phe n)3 2+,Os(bpy)3 2+,Os(5−Cl−phen)3 2+,及びReO2( py)4 1+よりなる群から選択される、請求項98記載の方法。 110.該目的核酸はDNAである、請求項98記載の方法。 111.該目的核酸はRNAである、請求項98記載の方法。 112. 該反応段階は、該所定の塩基の選択的酸化を達成する条件の下で該 遷移金属錯体を該目的核酸と反応することからなる、請求項98記載の方法。 113. 該接触する段階の前に該目的核酸を増幅する段階から更になる、請 求項98記載の方法。 114. 前記の該目的核酸試料を増幅する段階は、ポリメラー ゼ連鎖反応、鎖置換増幅、リガーゼ連鎖反応、又は核酸配列ベース増幅により実 施される、請求項113記載の方法。 115. 該オリゴヌクレオチドプローブは固体表面に固定される、請求項9 8記載の方法。 116. 該遷移金属錯体は該固体表面に固定される、請求項115記載の方 法。 117. 目的核酸は少なくとも一の所定の塩基を含み、 (a)ハイブリッド形成核酸を形成するために該目的核酸と特異的に結合する 相補核酸に該目的核酸を接触する段階と; (b)該ハイブリッド形成核酸を、酸化還元反応で該所定の塩基を酸化するこ とのできる遷移金属錯体と反応する段階と; (c)該酸化還元反応を検出する段階と; (d)該所定の塩基での検出された該酸化還元反応から該核酸の存在若しくは 不存在を決める段階とからなり、 該目的核酸中の該所定の塩基はグアニンであり;該目的核酸はシトシンを含み 、該相補核酸は該ハイブリッド形成核酸中でシトシンと結合する代用塩基を含み ; 該代用塩基はイノシン及び7−デアザ−グアニンからなる群から選択される、 目的核酸を検出する方法。 118. 該反応段階は、該代用塩基を酸化すること無く、該所定の塩基の選 択的酸化を達成するのに十分な条件の下で該遷移金属錯体を該核酸と反応するこ とからなる、請求項98記載の方法。 119. 該決定する段階は:(i)該検出された酸化還元反応の反応速度を 測定する段階と、(ii)該測定された反応速度を、 一本鎖核酸との遷移金属錯体の酸化還元反応速度と比較する段階と、(iii) 該測定された反応速度が一本鎖核酸との遷移金属錯体の酸化還元反応速度と実質 的に同じであるか否かを決める段階とから更になる、請求項117記載の方法。 120. 前記の該酸化還元反応の反応速度を測定する段階は、反応のサイク リックボルタモグラムを測定することからなる、請求項119記載の方法。 121. 該比較する段階は、ハイブリッド形成核酸試料との遷移金属錯体の 反応のサイクリックボルタモグラムを一本鎖核酸との遷移金属錯体の反応の公知 のサイクリックボルタモグラムと比較することからなる、請求項119記載の方 法。 122. 該決定段階は、該所定の塩基と対にされた塩基を同定する段階によ り追従される、請求項117記載の方法。 123. 該決定段階は、該所定の塩基に隣接する塩基と対にされた塩基を同 定する段階により追従される、請求項117記載の方法。 124. 該同定する段階は:(i)該検出された酸化還元反応の反応速度を 測定する段階と、(ii)該検出された反応速度を、該所定の塩基と結合された アデノシン、シトシン、グアニン、チミン、若しくはウラシルを有する核酸との 遷移金属錯体の4つの異なる公知の酸化還元反応速度のそれぞれと比較する段階 と、(iii)該公知の反応速度のどれが該測定された反応速度と実質的に同じ であるかを決める段階とから更になる、請求項122又は123記載の方法。 125. 該目的核酸は約4から約100の塩基を含む、請求項117記載の 方法。 126. 該遷移金属錯体はRu(bpy)3 2+,Ru(Me2−bpy)3 2+ ,Ru(Me2−phen)3 2+,Fe(bpy)3 2+,Fe(5−Cl−phe n)3 2+,Os(bpy)3 2+,Os(5−Cl−phen)3 2+,及びReO2( py)4 1+よりなる群から選択される、請求項117記載の方法。 127.該目的核酸はDNAである、請求項117記載の方法。 128.該目的核酸はRNAである、請求項117記載の方法。 129. 該接触する段階の前に該目的核酸を増幅する段階から更になる、請 求項117記載の方法。 130. 前記の該目的核酸を増幅する段階は、ポリメラーゼ連鎖反応、鎖置 換増幅、リガーゼ連鎖反応、又は核酸配列ベース増幅により実施される、請求項 129記載の方法。 131. 該相補核酸は固体表面に固定される、請求項117記載の方法。 132. 該遷移金属錯体は該固体表面に固定される、請求項131記載の方 法。 133. (a)オリゴヌクレオチドプローブはターミナルトランスフェラー ゼによる伸長のために遮断される終端を有し、ハイブ リッド形成核酸を形成するために目的核酸と特異的に結合する該オリゴヌクレオ チドプローブに試験試料を接触する段階と; (b)ハイブリッド形成核酸を、所定の塩基からなる伸長生成物である、該目 的核酸の該伸長生成物を生成するためにターミナルトランスフェラーゼの存在下 で所定の塩基を含む溶液に接触する段階と; (c)該オリゴヌクレオチドプローブを、酸化還元反応で所定の塩基を酸化す る遷移金属錯体に接触する段階と; (d)前記該酸化還元反応の存在若しくは不存在を検出する段階と; (e)該所定の塩基での該検出された酸化還元反応から該試験試料中の該目的 核酸の存在若しくは不存在を決める段階とからなる、同じものを含むと推定され る試験試料中の目的核酸の存在若しくは不存在を検出する方法。 134. 該検出段階の前に該試験試料が該ハイブリッド形成核酸から分離さ れる段階から更になる、請求項133記載の方法。 135. (a)オリゴヌクレオチド捕獲プローブは目的核酸に特異的に結合 するものであり、該オリゴヌクレオチド捕獲プローブを提供する段階と; (b)該試験試料を、ハイブリッド形成核酸を形成するために該捕獲プローブ に接触する段階と; (c)オリゴヌクレオチド信号プローブは該目的核酸に特異的に結合するもの であり、ハイブリッド形成核酸サンドイッチを生成するために該信号プローブは 少なくとも一の所定の塩基を含むものであり、該オリゴヌクレオチド信号プロー ブを該ハイブリッド形成核酸に接触する段階と; (d)該ハイブリッド形成核酸サンドイッチを、酸化還元反応で 該所定の塩基を酸化する遷移金属錯体に接触する段階と; (e)該ハイブリッド形成核酸サンドイッチと結合された該酸化還元反応の存 在若しくは不存在を検出する段階と; (f)該所定の塩基での該検出された酸化還元反応から該試験試料中の該目的 核酸の存在若しくは不存在を決める段階とからなる、同じものを含むと推定され る試験試料中の目的核酸の存在若しくは不存在を検出する方法。 136. 該検出段階の前に該試験試料が該ハイブリッド形成核酸から分離さ れる段階から更になる、請求項135記載の方法。 137. 該分離段階は段階(b)と段階(c)との間、又は段階(c)と段 階(d)で実施される、請求項136記載の方法。 138. 第一及び第二の反対の面を有する超小型電子基板と; 該第一の面上の導電性電極と; 該導電性電極に隣接して該第一の面上に固定されたオリゴヌクレオチド捕獲プ ローブとからなる、核酸種の電気化学的検出に有用な超小型電子装置。 139. 該第一の面上の多数の導電性電極と該第一の面上に固定された多数 の異なるオリゴヌクレオチド捕獲プローブとを有し、該異なるオリゴヌクレオチ ド捕獲プローブのそれぞれは異なる導電性電極に隣接して配置される、請求項1 38記載の超小型電子装置。 140. 該導電性電極に電気的に接続される接点から更になる、請求項13 8記載の超小型電子装置。 141. 該基板はシリコンである、請求項138記載の超小型電子装置。 142. 該オリゴヌクレオチド捕獲プローブは長さ4から100ヌクレオチ ドである、請求項117記載の方法。 143. 式I: に従う少なくとも一のプリン塩基を含む、背景のグアニンの信号の存在下の所定 の塩基の電気化学的検出に有用なオリゴヌクレオチドプローブ 145. (a)の少なくとも一の式: の所定の塩基を含む核酸を提供する段階と; (b)該核酸を、酸化還元反応で該オリゴヌクレオチドプローブ中の該所定の 塩基を酸化することのできる遷移金属錯体と反応する段階と; (c)該酸化還元反応を検出する段階と; (d)該所定の塩基での該検出された酸化還元反応から該核酸の 存在又は不存在を決定する段階とからなる、核酸を検出する方法。 146. 該反応段階は、ハイブリッド形成核酸を形成するために該核酸を相 補核酸と反応する段階により前置きされる、請求項145記載の方法。 147. 該相補核酸は少なくとも一のグアニン置換基をその中に含む、請求 項145記載の方法。 148. (a)作用表面をその上に有する導電性基板と; (b)高分子層は該遷移金属錯体に対し浸透性であり、該高分子層は該核酸に 結合する、該作用表面に接続された該高分子層とからなり、 酸化還元反応で該所定の塩基を酸化することのできる遷移金属錯体と該核酸を 反応することによる、核酸中の所定の塩基の電気化学的検出に有用な電極。 149. 少なくとも一の所定の塩基を含む、該高分子に結合された核酸から 更になる、請求項148記載の電極。 150. 該核酸は少なくとも一の所定の塩基を含み、 (a)(i)その上に形成された作用表面を有する導電性基板と;(ii)高 分子層はそれへの該核酸に結合するものであって、該作用表面に接続された該高 分子層とからなる電極に、該核酸を含む試料を接触する段階と; (b)該高分子層は遷移金属錯体に対し浸透性であり、該核酸を、酸化還元反 応で該所定の塩基を酸化することのできる遷移金属錯体と反応する段階と; (c)該電極を通る電流の流れを測定することにより該酸化還元 反応を検出する段階と; (d)該所定の塩基での検出された該酸化還元反応から該核酸の存在又は不存 在を決定する段階とからなる、核酸を検出する方法。 151. 該反応段階は、ハイブリッド形成核酸を形成するために該核酸を相 補核酸と接触する段階により前置きされる、請求項150記載の方法。
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