JP2000501955A - 管腔構造体内の疾患の進行を治療する装置及び方法 - Google Patents
管腔構造体内の疾患の進行を治療する装置及び方法Info
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Abstract
(57)【要約】
本発明は、管腔構造体内の疾患の進行を治療する装置及び方法を提供する。患者の管腔構造体内の疾患の進行を治療するための二重バルーンカテーテル(200)は、インナーバルーン(204)、該インナーバルーンと実質的に同心であり、該インナーバルーンを実質的に取り囲んでいるアウターバルーン(204)、インナーバルーン(204)に液体を連通させるインナーバルーン液体輸送ルーメン(208)、及びアウターバルーン(202)に液体を連通させるアウターバルーン液体輸送ルーメン(206)を具備する。
Description
【発明の詳細な説明】
管腔構造体内の疾患の進行を治療する装置及び方法 発明の背景
本発明は、管腔構造体内の疾患の進行を治療する装置及び方法に関する。この
ような構造には、静脈、動脈、バイパス移植片、人工器官、胃腸管(GI)、胆
道、尿生殖路(GU)、及び呼吸路(例えば気管気管支樹)を含むが、これらに
限定されない。
この出願には、幾つかの刊行物をかっこ内でアラビア数字により引用する。こ
れらの引用文献の完全な記述は、請求の範囲の直前の、明細書の最後に見いだし
うる。これらの刊行物のすべての開示は、そのまま、本発明の属する分野の状態
をより完全に説明するために、本出願に参照文献として取り込まれる。
経皮的経管腔冠血管形成((percutaneous transluminal coronary angioplas
ty)「PCTA」)は、冠状動脈閉塞の治療に一般に使用されており、年間40
0,000例以上が行われている。この方法には、大腿部動脈から標的の冠状動
脈までバルーンカテーテルを挿入することが含まれる。隣接する冠状動脈に放射
線に不透明な造影剤(contrast)を挿入することで、狭窄した冠状部分の蛍光透
視法による位置決定が可能となる。バルーンカテーテルは、閉塞した位置にカテ
ーテルを配置するために、狭窄部位まで極細のガイドワイヤー上を進む。カテー
テルの遠位末端には、バルーンが含まれ、これを、閉塞した動脈の全直径まで2
〜4分間膨らませ、障壁を減少させ、血流を改善する。
この処置を受けた約40%の患者が、血管造影法で、12ケ月までに再狭窄の
証拠を示す。再狭窄に応答しうる生物学的プロセスは、完全には理解されていな
いが、「害された」平滑筋細胞の異常な増殖及び治療された動脈部分の新脈管内
膜形成によるものと思われる(6)。冠動脈の封鎖は非悪性疾患であるが、電離
放射線での血管内壁の治療が細胞の成長を阻害し、再狭窄を遅らせるか、又は予
防しさえもしうることが示唆されている(4、7、10〜13)。
上述のように、動脈干渉後の再狭窄は、一般には、特にPTCAでは、主に内
側
平滑筋細胞の増殖によると思われる。従来のPTCAは、例えばメープル・グロ
ーブ、ミネソタのシムド・ライフ・システムズ社(Scimed Life Systems,Inc)
により製造されたオーバー・ザ・ワイヤータイプのカテーテル、又は、例えばテ
メキュラ、カリフォルニアのアドバンスド・カルディオバスキュラー・システム
ズ社(Adovanced Cardiovascular Systems,Inc)により製造されたモノレールタ
イプのカテーテルのようなバルーンカテーテルを使用して行われる。図1は、こ
のような従来のオーバー・ザ・ワイヤーバルーンカテーテル1を表す。従来のバ
ルーンカテーテル1は、以下のような血管形成処置に使用される。従来のガイド
ワイヤー2は、該ガイドワイヤー2の遠位末端が、物質の蓄積している動脈(図
示せず)の標的部分(図示せず)を通過するまで患者の動脈に挿入される。従来
のバルーンカテーテル1は、これを通っている管腔3を有する。ガイドワイヤー
2はバルーンカテーテル1の遠位末端に挿入され、バルーンカテーテル1は、該
バルーンカテーテルのバルーン部分1aが物質の蓄積した部分に隣接するまでガ
イドワイヤーの周りを進む。次に、バルーン部分1aを、膨張口1bに接続され
た膨張手段(図示せず)によって膨らませ、動脈をクリアーにする。最後に、バ
ルーン部分をすぼませ、患者の静脈から同様に取り除く。
現在のテクノロジーでは、動脈干渉後の再狭窄の予防のための装置に対する2
つの明確な設計群が考慮される。第一の設計群、即ち動脈ステントタイプの装置
は、動脈内に長期間展開するために設計されたものである。このようなステント
は、放射線を放出するように設計すれば、動脈部位での平滑筋細胞の増殖の防止
に必要な時間後にも長く同じ場所に存在するであろう。Fishell 対する米国特許
第5,059,166には、このような長期間のステントが開示されている。
再狭窄防止装置に対する第二の設計群は、放射性のカテーテル及びガイドワイ
ヤーを介して不特定線量の放射線の輸送を考慮したものである。これらの装置は
、可動性で柔軟な放射線シールドを利用する。しかし、放射線源をシールドする
のに必要な物質の厚さ、及び放射線源の輸送を可能にし、冠動脈部位をシールド
するのに必要な柔軟性を与えたこのような放射線シールドを構築できるかどうか
が問題となる。Weinsteinに対する米国特許第5,213,561は、この群の
装置に関する。
加えて、何れの群の装置も、患者の体液を放射線源に接触しないようにする必
要性に注意を払っていない。
関連分野において、近接照射療法は、集中させた放射線を輸送するために組織
内に放射線源を配置することを含み、しばしば、外部放射線ビームであらかじめ
処置された領域の再発した疾患を治療するのに応用される。ブラインド・エンド
カテーテルは、例えば食道、気管、又は直腸内の腫瘍に放射線を運ぶのに使用さ
れうる。利点は、腫瘍に近接した重要な構造物に影響を及ぼさないこと、及び治
療の短さ(数時間から数日)を含むことである。困難さは、主に、移植組織の配
置を強いることに関係する。一般的な適用には、カテーテル又は放射性シードを
用いた、再発した気管支内及び胆管の腫瘍の管腔内治療、子宮頚及び子宮内膜癌
の内空洞形成、及び悪性腫瘍での組織内移植が含まれる。本発明の概要
本発明の目的は、患者の動脈又は血管干渉後の再狭窄を減少するための構成を
提供することである。このような干渉には、バルーン血管形成、アテレクトミー
(atherectomy)、ステントの配置、動脈移植、及び動静脈フィステルが含まれ
るが、これらに限定されない。
更に、長期間の血液透析治療は、血液透析移植片及び自然のシャントの両方の
血栓症によって悪化することが示されている。後期移植の失敗(約6週間後)は
、一般に、静脈吻合部、移植片内、又はより体の中央部では、中枢静脈系での解
剖学的狭窄を伴う。脈管内線源からの増殖組織を照射することで、シャント流出
物の狭窄の発達が阻害され、これによって、続いて起こる低流量状態からの血栓
症の発生を減少させる。脈管移植部位での何れかの増殖組織は、この治療に敏感
に応答する。
本発明の更なる目的は、標的部位で患者の動脈に正確な線量の放射線を運ぶこ
とによって、患者の脈管干渉後の再狭窄を減少するための構成を提供することで
ある。
本発明の更なる目的は、放射線源と患者の体液との間の接触を避けながら、標
的領域で患者の静脈に正確な放射線量を運ぶことによって、患者の脈管干渉の後
の再狭窄を減少するための構成を提供することである。
本発明の更なる目的は、放射線への過剰被爆から医者及び他のスタッフをシー
ル
ドしながら、標的領域で患者の静脈に正確な放射線量を運ぶことによって、患者
の脈管干渉後の再狭窄を減少させるための構成を提供することである。
本発明の他の目的は、1又は2以上の管腔構造体内の1又は2以上の疾患の進
行を治療する構成及び方法を提供することである。このような1又は2以上の構
造体には、静脈、動脈、バイパス移植片、脈管人工器官、胃腸管(GI)、胆道
、尿生殖路(GU)、及び呼吸路(例えば気管支樹)を含むが、これらに限定さ
れない。本発明によって治療されうる疾患には、増殖性疾患(悪性及び非悪性)
が含まれる。
本発明の一態様に従えば、患者の動脈に動脈干渉した後の再狭窄を減少するた
めの、患者の静脈内のガイドワイヤーによって先導される装置が提供される。該
装置は、放射線放出ワイヤーであって、その遠位末端内に包まれた放射線源を有
するもの、及び、バルーンカテーテルであって、その遠位末端が密封されたブラ
インドルーメン及び前記ガイドワイヤーを受け入れるためのバルーンカテーテル
内を通って伸びたガイドワイヤールーメンを備えたものを具備し、前記ブライン
ドルーメンが前記放射線放出ワイヤーをその近位末端に受け入れるのに適してい
るものである。
本発明のもう一つの側面に従えば、患者の動脈内のシースに挿入され、患者の
動脈内のガイドワイヤーによって先導される、患者の動脈での動脈干渉後の再狭
窄を減少するための装置が提供される。該装置は、放射線放出ワイヤーであって
、その遠位末端内に包まれた放射線源を有するもの、及び、バルーンカテーテル
であって、その遠位末端で密封されたブラインドルーメン及び前記ガイドワイヤ
ーを受け入れるためのバルーンカテーテル内を通って伸びたガイドワイヤールー
メンを備えたものを具備し、前記ブラインドルーメンが前記放射線放出ワイヤー
をその近位末端に受け入れるのに適しており、前記バルーンカテーテルが前記シ
ースに挿入されるのに適しているものである。
本発明のもう一つの側面に従えば、患者の動脈内のガイドワイヤーによって先
導される、患者の動脈での動脈干渉後の再狭窄を減少するための装置が提供され
る。該装置は、放射線放出ワイヤーであって、その遠位末端内に包まれた放射線
源を有するもの、及び、バルーンカテーテルであって、その遠位末端で密封され
たブラインドルーメン及び前記バルーンカテーテルを通って部分的に伸びたガイ
ドワイヤ
ールーメンを備えたものを具備し、前記ブラインドルーメンが前記放射線放出ワ
イヤーをその近位末端に受け入れるのに適しており、前記ガイドワイヤールーメ
ンが前記バルーンカテーテルの遠位末端に配置されたエントリーポート及び前記
バルーンカテーテルの円周表面上に配置された排出ポートを有するものである。
本発明のもう一つの側面によれば、患者の動脈での動脈干渉後の再狭窄を減少
させるための装置を提供する。該装置は、少なくとも動脈の標的領域まで患者の
動脈内に挿入するためのガイドワイヤー、放射線放出ワイヤーであって、その遠
位末端内に包まれた放射線源を有するもの、及び、バルーンカテーテルであって
、その遠位末端が密封されたブラインドルーメン及び前記ガイドワイヤーを受け
入れるためのバルーンカテーテル内を通って伸びたガイドワイヤールーメンを備
えたものを具備し、前記ブラインドルーメンが前記放射線放出ワイヤーをその近
位末端に受け入れるのに適しており、前記ブラインドルーメンがその近位末端に
前記放射線放出ワイヤーを受け入れるのに適しているものである。
本発明のもう一つの側面によれば、患者の動脈内のガイドワイヤーに先導され
る、患者の動脈での動脈干渉後の再狭窄を減少するための装置が提供される。該
装置は、放射線放出ワイヤーであって、その遠位末端内に包まれた放射線源を有
するもの、及び、バルーンカテーテルであって、その遠位末端で密封されたブラ
インドルーメン及び前記ガイドワイヤーを受け入れるためのバルーンカテーテル
内を通って伸びたガイドワイヤールーメンを備えたものを具備し、前記ブライン
ドルーメンが前記放射線放出ワイヤーをその近位末端に受け入れるのに適してお
り、前記ブラインドルーメンがその近位末端に前記放射線放出ワイヤーを受けい
るのに適しているものである。
本発明のもう一つの側面によれば、患者の動脈での動脈干渉後の再狭窄を減少
するための、カテーテルに挿入されうる装置が提供される。該装置は、放射線放
出ワイヤーであって、その遠位末端内に包まれた放射線源を有するもの、及びそ
の近位末端が開いており、その遠位末端が密封されているブラインドルーメンを
具備し、前記ブラインドルーメンがその遠位末端に前記放射線放出ワイヤーを受
け入れるのに適しており、前記カテーテルに挿入されうるものである。
本発明のもう一つの側面によれば、患者の動脈での動脈干渉後の再狭窄を減少
す
る方法が提供される。該方法は、ガイドワイヤーの遠位末端が、動脈内において
、少なくとも動脈のあらかじめ決められた部分に到達するまで患者の動脈内にガ
イドワイヤーを挿入すること、ガイドワイヤーを、ブラインドルーメンを備えた
バルーンカテーテルのガイドワイヤールーメンに挿入すること、ブラインドルー
メンを備えたバルーンカテーテルを少なくとも動脈のあらかじめ決められた部分
まで患者の動脈に挿入すること、前記バルーンカテーテル内の前記ブラインドル
ーメンに放射線放出ワイヤーを挿入すること、あらかじめ決められた時間バルー
ンカテーテルのブラインドルーメンに、あらかじめ決められた距離で前記放射線
放出ワイヤーを動かすこと、及び前記あらかじめ決められた時間の後、前記バル
ーンカテーテルの前記ブラインドルーメンから前記放射線放出ワイヤーを取り除
くことを具備する。
本発明のもう一つの側面によれば、患者の静脈での静脈干渉後の再狭窄を減少
するための、ガイドワイヤーを使用するための装置が提供される。該装置は、ガ
イドワイヤーを備えたバルーンカテーテルであって、該ガイドワイヤールーメン
がバルーンカテーテル内を通って伸びており、患者の動脈でバルーンカテーテル
を先導するためのガイドワイヤーを受け入れるのに適ているものを具備し、前記
バルーンカテーテルが内側表面で放射線発生用のコーティングを有するものであ
る。
放射線発生用のコーティングには、A1−26、Sn−123、K−40、S
r−89、Y−91、Ir−192、Cd−115、P−32、Rb−86、I
−125、Pd−103、及びSr−90よりなる群から選択される物質、又は
、例えば表2又は3から選択される何れかの他の物質が含まれうる。
表2〜4に関連して、記号「A」は原子量を表し、半減期は年、日、時間及び
分で与えられ、適切な場合には「Rad.Type」(放射線のタイプ)B+はポジトロ
ン粒子の放出を示し、B−はベータ粒子の放出を示し、Gはガンマフォトンの放
出を示すことを注記する。
放射線発生用のコーティングには、ラッカー、にかわ、アクリル、ビニル、又
は吸収性化合物が包含されうる。
カテーテルのバルーン部分は、ポリエチレン、PET、及びナイロンのような
医療用プラスチック材料で形成されうる。
本発明のもう一つの側面によれば、患者の動脈での動脈干渉後の再狭窄を減少
させるための、ガイドワイヤーを使用する装置が提供される。該装置は、ガイド
ワイヤールーメンを備えたバルーンカテーテルであって、該ガイドワイヤールー
メンがバルーンカテーテルを通って伸びており、患者の動脈でバルーンカテーテ
ルを先導するためのガイドワイヤーを受け入れるのに適しているものを具備し、
前記バルーンカテーテルが外側の表面に放射線発生用のコーティングを有するも
のである。
放射線発生用のコーティングには、A1−26、Sn−123、K−40、S
r−89、Y−91、Ir−192、Cd−115、P−32、Rb−86、I
−125、Pd−103、及びSr−90よりなる群から選択される物質、又は
例えば表2から選択される何れかの他の物質が含まれうる。
放射線発生用のコーティングには、ラッカー、にかわ、アクリル、又はビニル
が包含されうる。
バルーンカテーテルは、ポリエチレン、PET、及びナイロンよりなる群から
選択されるプラスチック材料で形成されうる。
本発明のもう一つの側面によれば、患者の動脈での動脈干渉後の再狭窄を減少
するための、ガイドワイヤーを使用する装置が提供される。該装置は、ガイドワ
イヤールーメンを備えたバルーンカテーテルであって、該ガイドワイヤールーメ
ンがバルーンカテーテルを通って伸びており、患者の動脈でバルーンカテーテル
を先導するためのガイドワイヤーを受け入れるのに適しているものを具備し、前
記バルーンカテーテルが放射線発生源を含む柔軟な材料で形成されているもので
ある。
柔軟な材料は、ポリエチレン、PET、及びナイロンのようなプラスチック材
料で形成されうる。
プラスチック材料には、前記放射性発生源がドープされうる。
放射線発生源は、前記プラスチック材料に共有結合によって化学的に結合され
うる。
放射性発生源は、イオン結合によって前記プラスチック材料に結合されうる。
放射線発生源は、ビオチン−アビジン結合によって前記プラスチック材料に結
合されうる。
放射性発生源は、同時押し出し形成で前記プラスチック材料に結合されうる。
本発明のもう一つの側面によれば、患者の動脈での動脈干渉後の再狭窄を減少
するための方法が提供される。該方法は、バルーンカテーテルに接続された液体
輸送ポートを有するバルーンカテーテルを患者の動脈に挿入すること、放射性液
体を、液体輸送ポートを介してバルーンカテーテルに挿入することを具備する。
放射性液体は、Cu−61、Se−73、Co−55、Sc−44、Sr−7
5、Kr−77、Ga−68、In−110、Br−76、Ga−66、Ga−
72、Sb−122、Na−24、Si−31、Ge−77、Ho−166、R
e−188、Bi−212、Y−90、K−42、Ir−192、I−125、
Pd−103、Sr−90、及び放射性塩化ナトリウム、又は例えば表3に与え
られた同位体から処方される何れかの他の化学化合物を含有する液体よりなる群
から選択される。
本発明のもう一つの側面によれば、その遠位末端の範囲で容器に入れられた放
射線源を有する放射線放出ワイヤーを受容するため、及び患者の動脈での動脈干
渉後の再狭窄を減少するための、患者の動脈内でガイドワイヤーによって先導さ
れる装置が提供される。該装置は、バルーンカテーテルであって、その遠位末端
で密封されたブラインドルーメン及び前記ガイドワイヤを受け入れるためのバル
ーンカテーテルを通って伸びたガイドワイヤールーメンを有するものを具備し、
前記ブラインドルーメンがその近位末端に前記放射線放出ワイヤーを受け入れる
のに適しているものである。
本発明のもう一つの側面によれば、疾患の進行を治療するための、患者の管腔
構造体内のガイドワイヤーによって先導される装置が提供される。該装置は、放
射線放出ワイヤーであって、その遠位末端に取り付けられた放射線源を有するも
のと;バルーンカテーテルであって、その遠位末端が密閉されたブラインドルー
メン及び前記ガイドワイヤーを受け入れるためのバルーンカテーテルを通って伸
びたガイドワイヤールーメンを有するものと;前記ブラインドルーメンがその近
位末端に前記放射線放出ワイヤーを受け入れるのに適していることと;更に、あ
らかじめ決められた時間前記ブラインドルーメン内のあらかじめ決められた位置
に前記放射線放出ワイヤーの遠位末端を移動するための手段とを具備する。
本発明のもう一つの側面によれば、疾患の進行を治療するための、患者の管腔
構
造体内のガイドワイヤーによって先導される装置が提供される。該装置は、放射
線放出ワイヤーであって、その遠位末端に取り付けられた放射線源を有するもの
と;バルーンカテーテルであって、その遠位末端が密封されたブラインドルーメ
ン及び前記ガイドワイヤーを受け入れるためのバルーンカテーテルを通って伸び
たガイドワイヤールーメンを有するものと;前記ブラインドルーメンがその近位
末端に前記放射線放出ワイヤーを受け入れるのに適していることと;更に、患者
の管腔構造体内の放射線源と装置の使用者との間を移動しうる放射線阻止シール
ドとを具備する。
本発明のもう一つの側面によれば、疾患の進行を治療するための、患者の管腔
構造体内でシースに挿入され、患者の管腔内のガイドワイヤーによって先導され
る装置が提供される。該装置は、放射線放出ワイヤーであって、その遠位末端に
取り付けられた放射線源を有するものと;バルーンカテーテルであって、その遠
位末端が密封されたブラインドルーメン及び前記ガイドワイヤーを受け入れるた
めのバルーンカテーテルを通って伸びたガイドワイヤールーメンを有するものと
;前記ブラインドルーメンが前記放射線放出ワイヤーを受け入れるのに適してい
ることと;前記バルーンカテーテルが前記シースに挿入されるのに適しているこ
とと;更に、放射線放出ワイヤーとブラインドルーメンの近位末端との間の耐液
体性のシールを提供するための手段とを具備する。
本発明のもう一つの側面によれば、疾患の進行を治療するための、患者の管腔
構造体内のガイドワイヤーによって先導される装置が提供される。該装置は、放
射線放出ワイヤーであって、その遠位末端に取り付けられた放射線源を有するも
の;及びバルーンカテーテルであって、その遠位末端が密封されたブラインドル
ーメン及び前記バルーンカテーテルを介して部分的に伸びたガイドワイヤーを有
するものを具備し、前記ブラインドルーメンが前記放射線放出ワイヤーをその遠
位末端に受け入れるのに適しており、前記ガイドワイヤーが前記バルーンカテー
テルの遠位末端に配置されたエントリーポートと、前記バルーンカテーテルの円
周表面に配置された排出ポートを有するものである。
本発明のもう一つの側面によれば、疾患の進行を治療するための、患者の管腔
構造体内のガイドワイヤーによって先導される装置が提供される。該装置は、放
射線
放出ワイヤーであって、その遠位末端に取り付けられた放射線源を有するもの;
及びバルーンカテーテルであって、その遠位末端が密封されたブラインドルーメ
ン及び前記ガイドワイヤーを受け入れるためのカテーテルを通って伸びたガイド
ワイヤールーメンを有するものを具備し、前記ブラインドルーメンがその近位末
端に前記放射線放出ワイヤーを受け入れるのに適しているものである。
本発明のもう一つの側面によれば、疾患の進行を治療するための、患者の管腔
構造体に導入されるカテーテルを備えた装置が提供される。該装置は、放射線放
出ワイヤーであって、その遠位末端に取り付けられた放射線源を有するもの;及
びその近位末端が開口し、その遠位末端が密閉されたブラインドルーメンを具備
し、前記ブラインドルーメンがその近位末端に前記放射線放出ワイヤーを受け入
れるのに適しており、前記カテーテルに挿入されうるものである。
本発明のもう一つの側面によれば、疾患の進行を治療するための、患者の管腔
構造体に挿入されるガイドワイヤーを使用する装置が提供される。該装置は、ガ
イドワイヤールーメンを備えたバルーンカテーテルであって、該ガイドワイヤー
ルーメンがバルーンカテーテルを通って伸びており、患者の管腔構造体でバルー
ンカテーテルを先導するためのガイドワイヤーを受け入れるのに適しているもの
を具備し、前記バルーンカテーテルが内部表面に放射線発生コーティングを有す
るものである。
本発明のもう一つの側面によれば、疾患の進行を治療するための、患者の管腔
構造体に挿入されるガイドワイヤーを使用する装置が提供される。該装置は、ガ
イドワイヤールーメンを備えたバルーンカテーテルであって、該ガイドワイヤー
ルーメンがバルーンカテーテルを通って伸びており、患者の管腔構造体でバルー
ンカテーテルを先導するためのガイドワイヤーを受け入れるのに適しているもの
を具備し、前記バルーンカテーテルが外表面に放射線発生コーティングを有する
ものである。
本発明のもう一つの側面によれば、疾患の進行を治療するための、患者の管腔
構造体に挿入されるガイドワイヤーを使用する装置が提供される。該装置は、ガ
イドワイヤールーメンを備えたバルーンカテーテルであって、該ガイドワイヤー
ルーメンがバルーンカテーテルを通って伸びており、患者の管腔構造体でバルー
ンカテーテルを先導するためのガイドワイヤーを受け入れるのに適しているもの
を具備し、
前記バルーンカテーテルが放射線発生源を含んだ柔軟な材料で形成されているも
のである。
本発明のもう一つの側面によれば、患者の管腔構造体内の疾患の進行を治療す
るための方法が提供される。該方法は、バルーンカテーテルであって、これに接
続された液体輸送ポートを備えたものを患者の動脈に挿入すること、該液体輸送
ポートからバルーンカテーテルに放射性液体を挿入することを具備する。
本発明のもう一つの側面によれば、その遠位末端に放射線源を有する放射線放
出ワイヤーを受け入れ、疾患の進行を治療するための、患者の管腔構造体内のガ
イドワイヤーによって先導される装置が提供される。該装置は、バルーンカテー
テルであって、その遠位末端が密閉されたブラインドルーメン及び前記ガイドワ
イヤーを受け入れるための、バルーンカテーテルを通って伸びたガイドワイヤー
ルーメンを有するものを具備し、前記ブラインドルーメンがその近位末端に前記
放射線放出ワイヤーを受け入れるのに適しているものである。
本発明のもう一つの側面に従えば、疾患の進行を治療するための、患者の管腔
構造体に挿入されたガイドワイヤーを使用する装置が提供される。該装置は、放
射線放出ワイヤーであって、その遠位末端に取り付けられた放射線源を有するも
の;及びバルーンカテーテルであって、その遠位末端が密封されたブラインドル
ーメン、患者の管腔構造体でバルーンカテーテルを先導するためのガイドワイヤ
ーを受け入れるのに適したバルーンカテーテルを通って伸びたガイドワイヤール
ーメンを有するものを具備し、前記ブラインドルーメンがその近位末端に前記放
射線放出ワイヤーを受け入れるのに適しているものである。
本発明のもう一つの側面によれば、疾患の進行を治療するための、患者の管腔
構造体に挿入されるシース及びガイドワイヤーを使用するための装置が提供され
る。該装置は、放射線放出ワイヤーであって、その遠位末端に取り付けられた放
射線源を有するもの;及びバルーンカテーテルであって、その遠位末端が密封さ
れたブラインドルーメン及び患者の管腔構造体でバルーンカテーテルを先導する
ためのガイドワイヤーを受け入れるのに適したバルーンカテーテルを通って伸び
たガイドワイヤールーメンを有するものを具備し、前記ブラインドルーメンがそ
の近位末端に前記放射線放出ワイヤーを受け入れるのに適しており、前記バルー
ンカテーテル
が前記ガイドワイヤーを取り囲んだ患者の管腔構造体においてシースに挿入され
るのに適しているものである。
本発明のもう一つの側面によれば、疾患の進行を治療するための、患者の管腔
構造体に挿入される装置が提供される。該装置は、少なくとの管腔構造体の標的
領域まで患者の管腔構造体に挿入するためのガイドワイヤー;その遠位末端に取
り付けられた放射線源を有する放射線放出ワイヤー;及びバルーンカテーテルで
あって、その遠位末端が密封されたブラインドルーメン及び前記ガイドワイヤー
を受け入れるためのバルーンカテーテルを通って伸びているガイドワイヤールー
メンを有するものを具備し、前記ブラインドルーメンがその遠位末端に前記放射
線放出ワイヤーを受け入れるのに適しているものである。
本発明のもう一つの側面によれば、患者の疾患の進行を治療する方法が提供さ
れる。該方法は、患者の管腔構造体にガイドワイヤーを、該ガイドワイヤーの遠
位末端が該管腔構造体において該管腔構造体の少なくともあらかじめ決められた
部分まで挿入されること、ブラインドルーメンを有するバルーンカテーテルのガ
イドワイヤールーメンにガイドワイヤーを挿入すること、管腔構造体の少なくと
もあらかじめ決められた部分まで患者の管腔構造体に該ブラインドルーメンを有
するバルーンカテーテルを挿入すること、前記バルーンカテーテル内の前記ブラ
インドルーメンに放射線放出ワイヤーを挿入すること、前記バルーンカテーテル
内の前記ブラインドルーメンへ前記放射線放出ワイヤーを移動すること、あらか
じめ決められた時間バルーンカテーテルのブラインドルーメンにおいて、あらか
じめ決められた距離で前記放射線放出ワイヤーを動かすこと、及び前記あらかじ
め決められた時間の後、前記バルーンカテーテルの前記ブラインドルーメンから
前記放射線放出ワイヤーを取り除くことを具備する。
本発明のもう一つの側面によれば、患者の動脈での動脈干渉後の再狭窄を減少
する方法が提供される。該方法は、バルーンカテーテルであって、これに接続さ
れた液体輸送ポートを有するものを患者の動脈に挿入すること、及び該液体輸送
ポートを介してバルーンカテーテルに放射性液体を挿入することを具備し、前記
放射性液体がベータプラス又はベータマイナス放射線の放出とともに崩壊し、約
1から72時間の半減期を有し、約500〜2000keVの平均崩壊エネルギー
を有し、約5
0%より大きいか又はこれと等しい放射線強度を有する放射性同位体よりなる群
から選択され、前記放射線強度が崩壊あたりの%で測定されるものである。放射
性同位体は、ヨウ素ベース以外及びリンベース以外でありうる。
本発明のもう一つの側面によれば、患者の動脈での動脈干渉の後の再狭窄を減
少する装置が提供される。該装置は、バルーンカテーテルであって、これに接続
された液体輸送ポートを有するもの、及び該液体輸送ポートを介して該バルーン
カテーテルに挿入される放射性液体を具備し、前記放射性液体がベータプラス又
はベータマイナス放射線の放出を伴って崩壊し、約1から72時間の間の半減期
を有し、約500〜2000keVの平均崩壊エネルギーを有し、約50%より大
きいか又はこれと等しい放射線強度を有し、前記放射線強度が崩壊あたりの%で
測定されるものである。該放射性同位体は、ヨウ素ベース以外及びリンベース以
外でありうる。
本発明のもう一つの側面によれば、患者の管腔内の疾患の進行を治療するため
の二重バルーンカテーテルが提供される。該カテーテルは、インナーバルーンと
、該インナーバルーンと実質的に同心であり、実質的にインナーバルーンを取り
囲んでいるアウターバルーンと、該インナーバルーンに液体を連通させるインナ
ーバルーン液体輸送ルーメンと、該アウターバルーンに液体を連通させるアウタ
ーバルーン液体輸送ルーメンとを具備する。
本発明のもう一つの側面によれば、患者の管腔構造体内の疾患の進行を治療す
る方法が提供される。該方法は、インナーバルーンと、該インナーバルーンと実
質的に同心であり、該インナーバルーンを実質的に取り囲んだアウターバルーン
と、該インナーバルーンに液体を連通させるインナーバルーン液体輸送ルーメン
及び該アウターバルーンに液体を連通させるアウターバルーン液体輸送ルーメン
を包含する二重バルーンカテーテルを該管腔構造体に挿入すること、及びインナ
ーバルーン液体輸送ルーメン及びアウターバルーン液体輸送ルーメンをそれぞれ
介して、インナーバルーン及びアウターバルーンの少なくとも1つに放射性液体
を挿入することを具備する。
本発明のもう一つの側面によれば、バルーンカテーテルに液体を挿入するため
のインジフレーター(indiflator)が提供される。該インジフレーターは、液体
を保持するための細長い管であって、この細長い管が第一の端部と第二の端部を
有する
ものと、この細長い管の第一の端部が管を横切る壁を有し、該壁の中に管の内側
及び管の外側の間に液体を通過させるためのポートを有することと、第一の面及
び第二の面を有するプランジャーヘッド及び第一及び第二の端部を有するプラン
ジャーステムを包含するプランジャー集合体と、該プランジャーヘッドが、管内
にスライドするのに適しており、且つ該プランジャーステムの第一の端部に接続
されていることと、該プランジャーステムを受け入れ、これをリリース可能なよ
うに固定するための管の第二の端部に配置された固定手段であって、該プランジ
ャーステムの第二の端部が管の外側に配置されるものと、圧力バルブであって、
該プランジャーステムの第二の端部に隣接して配置され、管の第一の端部に面し
たプランジャーの第二の面上の圧力変換器に操作し得るように接続され、これに
よって、圧力バルブが管の第一の端部とプランジャーヘッドの第二の面の間の管
の領域の圧力を表示するものを具備する。
これらの、及び他の利点は、詳細な説明、添付した請求の範囲、及び添付した
図面から明らかになるであろう。図面の簡単な説明
図1は、従来のオーバー・ザ・レールタイプのバルーンカテーテルの構造であ
る。
図2は、本発明の第一の態様に従ったバルーンカテーテルの構造である。
図3は、本発明の第一の態様に従ったバルーンカテーテルの断面図である。
図4は、本発明の放射線放出ワイヤーの構造である。
図5は、本発明の第二の態様の構造である。
図6は、本発明の第三の態様の構造である。
図7は、本発明の第四の態様の構造である。
図8は、本発明の第五の態様の構造である。
図9は、本発明の第六の態様の構造である。
図10は、本発明の第七の態様の構造である。
図11は、Ir−192、I−125、Pd−103、P−32、及びSr−
90に対する線量対距離を示す。
図12は、3及び5mm直径の動脈内における、5mm長さのP−32、Sr
−
90、又はIr−192源の不正確なセンターリングから生じる線量の非対称性
(容器の壁に対する最大/最小線量として定義される。)を示す。
図13は、3mm直径の血管における5及び30mm長さのSr−90及びI
r−192線源の線量の非対称性の比較を示す。
図14は、0.65及び1.3mm直径のP−32、及び3mm直径のP−3
2ワイヤーに対する放射線線量分布を示す。
図15は、本発明のもう一つの態様での、放射線放出ワイヤーの構造である。
図16は、本発明の更にもう一つの態様での、放射線放出ワイヤーの構造であ
る。
図17は、本発明のもう一つの態様による二重バルーンカテーテルの断面図で
ある。
図18は、バルーンカテーテルを使用するための、本発明の一態様に従ったイ
ンジフレーターの断面図である。
図19は、図18のインジフレーターを使用するためのシールドの断面図であ
る。
図20は、バルーンカテーテルを使用するための、本発明の一態様に従ったル
ーメンの断面図である。
図21は、インジフレーター及びバルーンカテーテルを使用するための、本発
明の一態様に従った三方ストップコックの概略図である。
図22は、インジフレーター及びバルーンカテーテルを使用するための、本発
明の一態様に従った三方ストップコック用ケースである。
図23は、放射性液体を保持するための、本発明の一態様に従った容器である
。
図24は、放射性液体を保持するための、本発明の一態様に従った別の容器で
ある。
図25は、放射性液体を保持するための、本発明の一態様に従った別の溶液で
ある。
図26は、本発明の一態様に従った柔軟なプラスチックシールドである。図面の詳細な説明
本発明の一側面によれば、患者の動脈での動脈干渉後の再狭窄を減少するため
の、患者の動脈内のガイドワイヤーによって先導される装置が提供される。該装
置は、
その遠位末端内にカプセル化された放射性源を有する放射線放出ワイヤー、及び
バルーンカテーテルであって、その遠位末端が密封されたブラインドルーメン及
び前記ガイドワイヤーを受け入れるためのバルーンカテーテルを通って伸びたガ
イドワイヤールーメンを有するものを具備し、前記ブラインドルーメンがその近
位末端に前記放射線放出ワイヤーを受け入れるのに適しているものである。
該装置は、更に、放射線放出ワイヤーとブラインドルーメンの近位末端との間
に耐液体シールを提供する手段を具備する。
耐液体シールを提供する手段は、耐液体性の放射線放出ワイヤーポートであっ
て、ブラインドルーメンの近位末端に接続され、これによって耐液体シールがブ
ラインドルーメンの近位末端と放射線放出ワイヤーの間で実現されるものを具備
しうる。この他には、耐液体シールを提供する手段は、ブラインドルーメンの近
位末端と放射線放出ワイヤーを駆動する後装填器の間で実現される。
放射線源は、ペレット、ワイヤー、カプセル化された放射線源、又は取り付け
られた放射線源、例えばIr−192、I−125、又はPd−103のペレッ
トでありうる。この他では、放射線源は、例えば以下のものの1つのようなγ−
線を放出する同位体でありうる:44TI、57CO、73AS、75SE、8
1KR、82SR、83RB、84RB、85SR、88Y、88ZR、91N
B、92NB、93MO、95TC、97TC、99RH、101RH、102
RH、103PD、105AG、108AG、109CD、113SN、114
IN、119SN、121TE、123TE、125SB、125TE、25I
、126SN、127XE、127TE、129TE、1291、133BA、
137LA、138LA、139CE、141CE、143PM、144PM、
144CE、145SM、145PM、146PM、146GD、147EU、
148EU、149EU、150EU、151GD、152EU、153GD、
154EU、155EU、157TB、158TB、160TB、166HO、
168TM、169YB、172HF、173LU、174LU、175HF、
176LU、177LU、178HF、178W、179TA、179HF、1
81W、181HF、182TA、183RE、184RE、184OS、18
6RE、1910S、195AU、205PB、205BI、207BI、20
8BI、210PB、225RA、22
7TH、230PA、230U、231PA、232U、233PA、234U
、235U、235NP、235U、236NP、236PU、237NP、2
37PU、238PU、240PU、241AM、241CM、242CM、2
42AM、243AM、243CM、245CM、247BK、249CF、2
51CF、254ES、253ES、257FM。
放射線源の長さは、疾患にかかった血管の部分、即ち所定線量の放射線を受け
る血管の部分の長さによって決定される。放射線源は、0.05から50cmの
長さであり得、直線的な配列を形成する複数の放射性ペレットを具備しうる。
この装置は、更に、あらかじめ決められた時間前記ブラインドルーメン内のあ
らかじめ決められた位置に対して前記放射線放出ワイヤーの遠位末端を動かすた
めの手段を具備する。この可動手段はコンピュータ制御された後装填器でありう
る。このコンピュータ制御された後装填器は、前記のあらかじめ決められた位置
及び前記のあらかじめ決められた時間を計算することができる。
コンピュータ制御された後装填器は、更に、前記のあらかじめ決められた位置
及び前記のあらかじめ決められた時間を、放射線源の半減期、放射線源の放射能
レベル、前記動脈の直径を測定する血管造影又は超音波、及びあらかじめ決めら
れた位置で動脈に輸送される所望の放射線量を含めた複数の入力変数を基にして
計算することができる。使用者は、コンピュータ制御された後装填器に複数の値
(各値は、複数の入力変数の各々の値を代表する。)を入力することができる。
コンピュータ制御された後装填器は、あらかじめ決められた時間あらかじめ決め
られた領域で、前記放射性放出ワイヤーの前記遠位末端を往復させることができ
る。
ガイドワイヤーの外直径及び放射線放出ワイヤーの外直径は、実質的に等しく
てもよい。該放射線放出ワイヤーは2インチ以下の半径でありうる。放射線源は
、線源1センチメートルあたり約10キュリー以下の放射能を有しうる。
この装置は、更に、患者の動脈内の放射線源と装置の使用者との問を移動しう
る放射線阻止シールドを具備する。この放射線阻止シールドは、コンクリート、
鉛、又はプラスチックでありうる。
本発明のもう一つの態様によれば、患者の動脈での動脈干渉後の再狭窄を減少
するための、患者の動脈内のシースに挿入され、患者の動脈内のガイドワイヤー
によ
って先導される装置が提供される。該装置は、放射線放出ワイヤーであってその
遠位末端内に包まれた放射性源を有するもの、及びバルーンカテーテルであって
、その遠位末端が密封されたブラインドルーメン及び前記ガイドワイヤーを受け
入れるためのバルーンカテーテルを通って伸びているガイドワイヤールーメンを
有するものを具備し、前記ブラインドルーメンがその近位末端に前記放射線放出
ワイヤーを受け入れるのに適しており、前記バルーンカテーテルが前記シースに
挿入されるのに適しているものである。
該装置は、更に、放射線放出ワイヤー及びブラインドルーメンの近位末端の間
に耐液体シールを提供する手段を具備する。
該装置は、更に、前記シースの近位末端と前記ブラインドルーメンの近位末端
との間で広範囲に同軸関係を維持するための手段を具備する。
本発明のもう一つの側面によれば、患者の動脈での動脈干渉後の再狭窄を減少
するための、患者の動脈内のガイドワイヤーによって先導される装置が提供され
る。該装置は、放射線放出ワイヤーであって、その遠位末端内に包まれた放射線
源を有するもの、及びバルーンカテーテルであって、その遠位末端が密封された
ブラインドルーメン及び前記バルーンカテーテルを通って部分的に伸びたガイド
ワイヤールーメンを有するものを具備し、前記ブラインドルーメンがその近位末
端に前記放射線放出ワイヤーを受け入れれるのに適しており、前記ガイドワイヤ
ールーメンが前記バルーンカテーテルの遠位末端に配置されたエントリーポート
及び前記バルーンカテーテルの円周表面上に配置された排出ポートを有するもの
である。
本発明のもう一つの側面によれば、患者の動脈での動脈干渉後の再狭窄を減少
するための装置が提供される。該装置は、動脈の少なくとも標的領域まで患者の
動脈に挿入するためのガイドワイヤと、放射線放出ワイヤーであって、その遠位
末端内に包まれた放射線源を有するものと、バルーンカテーテルであって、その
遠位末端が密閉されたブラインドルーメン及び前記ガイドワイヤーを受け入れる
ためのバルーンカテーテルを通って伸びたガイドワイヤールーメンを有するもの
とを具備し、前記ブラインドルーメンがその近位末端に前記放射線放出ワイヤー
を受け入れるのに適しているものである。
本発明のもう一つの側面によれば、患者の動脈での動脈干渉後の再狭窄を減少
す
るための、患者の動脈内のガイドワイヤーによって先導される装置が提供される
。該装置は、放射線放出ワイヤーであって、その遠位末端内に包まれた放射源源
を有するものと、カテーテルであって、その遠位末端が密閉されたブラインドル
ーメン及び前記ガイドワイヤーを受け入れるための、カテーテルを通って伸びた
ガイドワイヤールーメンを有すものとを具備し、前記ブラインドルーメンがその
近位末端に前記放射性輸送ワイヤーを受け入れるのに適したものである。
該装置は、更に、該放射線放出ワイヤーと該ブラインドルーメンの近位末端と
の間に耐液体シールを提供するための手段を具備する。
本発明のもう一つの側面によれば、患者の動脈での動脈干渉後の再狭窄を減少
するための、カテーテルに挿入されうる装置が提供される。該装置は、放射線放
出ワイヤーであって、その遠位末端の範囲内に包まれた放射線源を有するものと
、ブラインドルーメンであって、その近位末端が開口し、その遠位末端が密封さ
れたものとを具備し、前記ブラインドルーメンがその近位末端に前記放射線放出
ワイヤーを受け入れるのに適しており、前記カテーテルに挿入されうるものであ
る。
この装置は、更に、放射線放出ワイヤーと該ブラインドルーメンの近位末端と
の間に耐液体シールを提供する手段を具備する。
本発明のもう一つの側面によれば、患者の動脈での動脈干渉後の再狭窄を減少
する方法であって、ガイドワイヤーの遠位末端が、動脈において、動脈の少なく
ともあらかじめ決められた部分に達するまで患者の動脈にガイドワイヤーを挿入
すること、ブラインドルーメンを備えたバルーンカテーテルガイドワイヤールー
メンに該ガイドワイヤーを挿入すること、患者の動脈に、該動脈の少なくともあ
らかじめ決められた部位までブラインドルーメンを有するバルーンカテーテルを
挿入すること、前記バルーンカテーテルの前記ブラインドルーメンに前記放射線
放出ワイヤーを挿入すること、あらかじめ決められた時間該バルーンカテーテル
のブラインドルーメンに、あらかじめ決められた距離で前記放射線放出ワイヤー
を動かすこと、及び前記の決められた時間の後、前記バルーンカテーテルの前記
ブラインドルーメンから前記放射線放出ワイヤーを取り除くことを具備する。
あらかじめ決められた時間バルーンカテーテルのブラインドルーメンにおいて
、前記放射線放出ワイヤーをあらかじめ決められた距離で動かす方法は、動脈の
前記
あらかじめ決められた部位に隣接する該放射線放出ワイヤーの遠位末端で起こる
。
あらかじめ決められた時間バルーンカテーテルのブラインドルーメンにおいて
、前記放射線放出ワイヤーをあらかじめ決められた距離で動かす方法は、更に、
動脈のあらかじめ決められた部位を決定すること、前記動脈のあらかじめ決めら
れた位置の直径を決定すること、及び動脈のあらかじめ決められた部位に輸送さ
れうる所望の放射線線量をを決定することを具備する。該直径は血管造影法又は
超音波処理によって決定されうる。
あらかじめ決められた時間バルーンカテーテルのブラインドルーメンに、あら
かじめ決められた距離で前記放射線放出ワイヤーを動かす方法は、更に、前記放
射線放出ワイヤーの遠位末端が実質的に動脈の前記あらかじめ決められた部分に
隣接するときに前記放射線放出ワイヤーを前後に往復させることを具備する。こ
の他には、該放射線放出ワイヤーがブラインドルーメンの第一の位置からブライ
ンドルーメンの第二の位置まで、これらの間を停止しながら、又は停止すること
なく移動されうる。
本発明のもう一つの側面によれば、患者の動脈での動脈干渉後の再狭窄を減少
するためのガイドワイヤーを使用する装置が提供される。この装置は、ガイドワ
イヤールーメンを備えたバルーンカテーテルであって、該ガイドワイヤーがバル
ーンカテーテルを通って伸びており、患者の動脈内でバルーンカテーテルを先導
するためのガイドワイヤーを受け入れるのに適しているものを具備し、前記バル
ーンカテーテルが内側表面に放射線発生用のコーティングを有するものである。
該放射線発生用のコーティングは、A1−26、Sn−123、K−40、S
r−89、Y−91、Ir−192、Cd−115、P−32、Rb−86、I
−125、Pd−103、及びSr−90よりなる群から選択される物質、又は
例えば表2若しくは表3から選択される何れかの他の物質を含みうる。
放射線発生用のコーティングは、ラッカー、にかわ、アクリル、又はビニルを
包含しうる。
カテーテルのバルーン部分は、ポリエチレン、PET、及びナイロンよりなる
群から選択される材料のような医療等級のプラスチックで形成されうる。
本発明のもう一つの側面によれば、患者の動脈での動脈干渉後の再狭窄を減少
す
るための、ガイドワイヤーを使用する装置が提供される。該装置は、ガイドワイ
ヤールーメンを備えたバルーンカテーテルであって、該ガイドワイヤールーメン
がバルーンカテーテルを通って伸びており、患者の動脈内のバルーンカテーテル
を先導するためのガイドワイヤーを受け入れるのに適しているものを具備し、前
記バルーンカテーテルが外側表面に放射線発生用のコーティングを有するもので
ある。
該放射線発生用のコーティングは、A1−26、Sn−123、K−40、S
r−89、Y−91、Ir−192、Cd−115、P−32、Rb−86、I
−125、Pd−103、及びSr−90よりなる群から選択される物質、又は
例えば表2から選択される何れかの他の物質を含みうる。
放射線発生用のコーティングは、ラッカー、にかわ、アクリル、又はビニルを
包含しうる。充填されたポリマー表面(プラスチック、ヒドロゲルコーティング
、−例えばカチオン性ヒドロゲル、又は他のコーティング剤)を使用し、放射線
発生物質、即ち放射性同位体の取り込みを高めることができる。放射性同位体は
、無機又は有機キレート剤(これらに限定されない。)を含めた種々の化学形態
で取り込まれる。
このカテーテルのバルーン部分は、ポリエチレン、PET、及びナイロンより
なる群から選択されるプラスチック材料で形成されうる。
本発明のもう一つの側面によれば、患者の動脈での動脈干渉後の再狭窄を減少
するための、ガイドワイヤーを使用する装置が提供される。該装置は、ガイドワ
イヤールーメンを備えたバルーンカテーテルであって、該ガイドワイヤールーメ
ンがバルーンカテーテルを通って伸びており、患者の動脈内のバルーンカテーテ
ルを先導するためのガイドワイヤーを受け入れるのに適しているものを具備し、
前記バルーンカテーテルが放射線活性源を含む柔軟な材料で形成されているもの
である。
該柔軟な材料は、ポリエチレン、PET、及びナイロンよりなる群から選択さ
れるプラスチック材料で形成されうる。
該プラスチック材料は、前記放射線発生源をドープされうるか、又はこれと共
重合されうる。
該放射線発生源は、共有結合で前記プラスチック材料に化学的に結合されうる
。
該放射線発生源は、イオン結合によって前記ブラスチック材料に結合されうる
。
該放射線発生源は、ビオチン−アビジン結合によって前記プラスチック材料に
結合されうる。
該放射線発生源は、同時押し出し形成で前記プラスチック材料に結合されうる
。
本発明のもう一つの側面によれば、患者の動脈での動脈干渉後の再狭窄を減少
する方法が提供される。該方法は、バルーンカテーテルに接合された液体輸送ポ
ートを備えたバルーンカテーテルを患者の動脈に挿入すること、及び該バルーン
カテーテルに液体輸送ポートを介して放射性液体を挿入することを具備する。
該放射性液体は、Cu−61、Se−73、Co−55、Sc−44、Sr−
75、Kr−77、Ga−68、In−110、Br−76、Ga−66、Ga
−72、Sb−122、Na−24、Si−31、Ge−77、Ho−166、
Re−188、Bi−212、Y−90、K−42、Ir−192、I−125
、Pd−103、Sr−90、及び放射性塩化ナトリウム、又は例えば表3に与
えられた同位体から処方される何れかの他の化学化合物を含有する液体よりなる
群から選択されうる。
本発明の放射性コーティングは、製造のとき又は使用者による使用のときにカ
テーテルのバルーン部分に適用されうる。加えて、放射能源のバルーンカテーテ
ルへの結合も製造のとき又は使用者による使用のときに行われうる。プラスチッ
ク表面へ放射線源の一部分を取り付ける多くの方法が知られている。一般には、
タンパク質、核酸、及びより小さな分子を共有結合又はイオン結合(例えば、イ
オン性溶液から)によって種々のプラスチックに吸着させうる(15〜17)。
タンパク質又は核酸を放射性にする技術も存在する(18〜24)。追加のプラ
スチック組成物及び放射線源に対しては、結合データがあり(25)、これらに
文献が示されている。
バルーンは、多くのコーティング法若しくは表面修飾法、又は吸着法の何れか
一つによって内側及び/又は外側からコーティングされうることに注意しなけれ
ばならない。放射能源が外側に塗布される場合、バルーンを被覆するために弾性
又は膨張性スリーブを任意に塗布し、望まない溶出(機械的なこすれによって媒
介される拡散、又は機械的なこすれによる二次的な拡散)を防止しうる。この他
には、第二層(例えばポリマー層)のコーティングを適用し、バルーン上に導入
された物質
の溶出又は摩滅を防止することができる。コーティング技術の候補は当業者に周
知である(44〜87)。
本発明のもう一つの側面によれば、その遠位末端内に包まれた放射線源を有す
る放射線放出ワイヤーを受け入れるため、及び患者の動脈での動脈干渉後の再狭
窄を減少するための、患者の動脈内のガイドワイヤーによって先導される装置が
提供される。該装置は、バルーンカテーテルであって、その遠位末端が密封され
たブラインドルーメン及び前記ガイドワイヤーを受け入れるためのバルーンカテ
ーテルを通って伸びたガイドワイヤールーメンを有するもの具備し、前記ブライ
ンドルーメンがその遠位末端において前記放射線放出ワイヤーを受け入れるのに
適しているものである。
該装置は、更に、あらかじめ決められた時間前記ブラインドルーメン内のあら
かじめ決められた位置に、前記放射線投与用輸送ワイヤーの遠位末端を動かす手
段を具備する。
該装置は、更に、放射線放出ワイヤーとブラインドルーメンの近位末端との間
に耐液体シールを提供する手段を具備する。
耐液体シールを提供する手段は、ブラインドルーメンの近位末端に接続された
耐液体性放射線放出ワイヤーポートを具備し、これによってブラインドルーメン
の近位末端と放射線放出ワイヤーとの問に耐液体シールを実現しうる。
動かす手段はコンピュータ制御された後装填器でありうる。
該コンピュータ制御された後装填器は、前記のあらかじめ決められた位置及び
前記のあらかじめ決められた時間を計算しうる。
該コンピュータ制御された後装填器は、放射線源の半減期、放射線源の放射能
レベル、前記動脈の直径、及びあらかじめ決められた位置での動脈に輸送される
所望の放射線線量を含めた複数の入力変数に基づいて前記のあらかじめ決められ
た位置及び前記のあらかじめ決められた時間を計算しうる。
使用者は、複数の値(各々は、複数の入力変数のそれぞれの値を代表する。)
をコンピュータ制御される後装填器に入力しうる。
該コンピュータ制御された後装填器は、あらかじめ決められた時間あらかじめ
決められた位置の領域において、前記放射線放出ワイヤーの前記遠位末端を前後
に移
動しうる。この他には、放射線放出ワイヤーを、ブラインドルーメンの第一の位
置からブラインドルーメンの第二の位置まで、その間を止めながら又は止めずに
動かしうる。
本発明のもう一つの側面によれば、疾患の進行を治療するための、患者の管腔
構造体内のガイドワイヤーによって先導される装置が提供される。該装置は、放
射線放出ワイヤーであって、その遠位末端に取り付けられた放射線源を有するも
のと;バルーンカテーテルであって、その遠位末端が密閉されたブラインドルー
メン及び前記ガイドワイヤーを受け入れるためのバルーンカテーテルを通って伸
びたガイドワイヤールーメンを有するものと;前記ブラインドルーメンがその近
位末端に前記放射線放出ワイヤーを受け入れるのに適していることと;前記放射
線放出ワイヤーの遠位末端を、あらかじめ決められた時間前記ブラインドルーメ
ン内であらかじめ決められた位置まで動かすための手段とを具備する。
本発明のもう一つの側面によれば、疾患の進行を治療するための、患者の管腔
構造体内のガイドワイヤーによって先導される装置が提供される。該装置は、放
射線放出ワイヤーであって、その遠位末端に取り付けられた放射線源を有するも
のと;バルーンカテーテルであって、その遠位末端が密閉されたブラインドルー
メン及び前記ガイドワイヤーを受け入れるためのバルーンカテーテルを通って伸
びたガイドワイヤールーメンを有するものと;前記ブラインドルーメンがその近
位末端に前記放射線放出ワイヤを受け入れるのに適したものであることと;患者
の管腔構造体内の放射線源と装置の使用者との間の移動しうる放射線阻止シール
ドとを具備する。
本発明のもう一つの側面によれば、疾患の進行を治療するための、患者の管腔
構造体内のシースに挿入され、患者の管腔構造体内のガイドワイヤーによって先
導される装置が提供される。該装置は、放射線放出ワイヤーであって、その遠位
末端に取り付けられた放射線源を有するものと;バルーンカテーテルであって、
その遠位末端が密閉されたブラインドルーメン及び前記ガイドワイヤーを受け入
れるためのバルーンカテーテルを通って伸びたガイドワイヤールーメンを有する
ものと;前記ブラインドルーメンがその近位末端に前記放射線放出ワイヤーを受
け入れるのに適していることと;前記バルーンカテーテルが前記シースに挿入さ
れるのに適し
ていることと;放射線放出ワイヤーとブラインドルーメンの近位末端との間に耐
液体シールを提供する手段とを具備する。
本発明のもう一つの側面によれば、疾患の進行を治療するための、患者の管腔
構造体内のガイドワイヤーによって先導される装置が提供される。該装置は、放
射線放出ワイヤーであって、その遠位末端に取り付けられた放射線源を有するも
の;及びバルーンカテーテルであって、その遠位末端が密封されたブラインドル
ーメン及び前記バルーンカテーテルを通って部分的に伸びたガイドワイヤールー
メンを有するものを具備し、前記ブラインドルーメンが前記バルーンカテーテル
の遠位末端に配置されたエントリーポートと前記バルーンカテーテルの円周表面
上に配置された排出ポートとを有するものである。
本発明のもう一つの側面によれば、疾患の進行を治療するための、患者の管腔
構造内のガイドワイヤーによって先導される装置が提供される。該装置は、放射
線放出ワイヤーであって、その遠位末端に取り付けられた放射線源を有するもの
と;カテーテルであって、その遠位末端が密封されたブラインドルーメン及び前
記ガイドワイヤーを受け入れるためのカテーテルを通して伸びたガイドワイヤー
ルーメンを有するものを具備し、前記ブラインドルーメンがその近位末端に前記
放射線放出ワイヤーを受け入れるのに適したものである。
本発明のもう一つの側面によれば、疾患の進行を治療するための、患者の管腔
構造内に挿入されるカテーテルを有する装置が適用される。該装置は、放射線放
出ワイヤーであって、その遠位末端に取り付けられた放射線源を有するもの;及
びブラインドルーメンであって、その近位末端が開口し、その遠位末端が密封さ
れたものを具備し、前記ブラインドルーメンがその遠位末端に前記放射線放出ワ
イヤーを受け入れ、前記カテーテルに挿入されるのに適しているものである。
本発明のもう一つの側面によれば、疾患の進行を治療するための、患者の管腔
構造体内に挿入されるガイドワイヤーを使用する装置が提供される。該装置は、
ガイドワイヤールーメンを備えたバルーンカテーテルであって、該ガイドワイヤ
ールーメンがバルーンカテーテルを通って伸びており、患者の管腔構造体内のバ
ルーンカテーテルを先導するためのガイドワイヤーを受け入れるのに適している
ものを具備し、前記バルーンカテーテルが内側表面に放射線発生用のコーティン
グを有する
ものである。
本発明のもう一つの側面によれば、疾患の進行を治療するための、患者の管腔
構造内に挿入されるガイドワイヤーを使用する装置を提供する。該装置は、ガイ
ドワイヤールーメンを備えたバルーンカテーテルであって、該ガイドワイヤール
ーメンがバルーンかカテーテルを通って伸びており、患者の管腔構造体内で該バ
ルーンカテーテルを先導するためのガイドワイヤーを受け入れるのに適している
ものを具備し、前記バルーンカテーテルが外側表面に放射線発生用のコーティン
グを有するものである。
本発明のもう一つの側面によれば、疾患の進行を治療するための、患者の管腔
構造内に挿入されたガイドワイヤーを使用する装置が提供される。該装置は、ガ
イドワイヤールーメンを備えたバルーンカテーテルであって、該ガイドワイヤー
ルーメンがバルーンカテーテルを通って伸びており、患者の管腔構造内で該バル
ーンカテーテルをを先導するためのガイドワイヤーを受け入れるのに適している
ものを具備し、前記バルーンカテーテルが放射線発生源を含んだ柔軟な材料で形
成されているものである。
本発明のもう一つの側面によれば、患者の管腔構造での疾患の進行を治療する
方法が提供される。該方法は、バルーンカテーテルであって、該バルーンカテー
テルに接続された液体輸送ポートを有するものを患者の動脈に挿入すること、該
液体輸送ポートを介してバルーンカテーテルに放射性液体を挿入することを具備
する。
本発明のもう一つの側面によれば、その遠位末端に放射線源を有する放射線放
出ワイヤーを受けるため、及び疾患の進行を治療するための、患者の管腔構造内
にガイドワイヤーによって先導される装置が提供される。該装置は、バルーンカ
テーテルであって、その遠位末端が密閉されたブラインドルーメン及び前記ガイ
ドワイヤーを受け入れるためのバルーンカテーテルを通って伸びたガイドワイヤ
ールーメンを具備し、前記ブラインドルーメンがその近位末端に前記放射線放出
ワイヤーを受け入れるのに適しているものである。
本発明のもう一つの側面によれば、疾患の進行を治療するための、患者の管腔
構造内に挿入されるガイドワイヤーを使用する装置が提供される。該装置は、放
射線放出ワイヤーであって、その遠位末端に取り付けられた放射線源を有するも
の、及
びバルーンカテーテルであって、その遠位末端が密閉されたブラインドルーメン
及び患者の管腔構造体内でバルーンカテーテルを先導するためのガイドワイヤー
を受け入れるのに適した、バルーンカテーテルを通って伸びたガイドワイヤール
ーメンを有するものを具備し、前記ブラインドルーメンその近位末端に前記放射
線放出ワイヤーを受け入れるのに適したものである。
本発明のもう一つの側面によれば、疾患の進行を治療するための、患者の管腔
構造体に挿入されるシース及びガイドワイヤーを使用する装置が提供される。該
装置は、放射線放出ワイヤーであって、その遠位末端に取り付けられた放射線源
を有するものと;バルーンカテーテルであって、その遠位末端が密封されたブラ
インドルーメン及び患者の管腔構造体内で該バルーンカテーテルを先導するため
のガイドワイヤーを受け入れるのに適したバルーンカテーテルを通って伸びたガ
イドワイヤールーメンを有するものとを具備し、前記ブラインドルーメンがその
近位末端に前記放射線放出ワイヤーを受け入れるのに適しており、前記バルーン
カテーテルが前記ガイドワイヤーを取り囲んだ患者の管腔構造体においてシース
に挿入されるのに適しているものである。
本発明のもう一つの側面によれば、疾患の進行を治療するための患者の管腔構
造体に挿入される装置が提供される。該装置は、該管腔構造体の少なくとも標的
領域まで患者の管腔構造体に挿入するためのガイドワイヤーと;放射線放出ワイ
ヤーであって、その遠位末端に取り付けられた放射線源を有するものと;バルー
ンカテーテルであって、その遠位末端が密閉されたブラインドルーメン及び前記
ガイドワイヤーを受け入れるためのバルーンカテーテルを通って伸びたガイドワ
イヤールーメンを有するものを具備し、前記ブラインドルーメンがその近位末端
に前記放射線放出ワイヤーを受け入れるのに適したものである。
本発明のもう一つの側面によれば、患者の疾患の進行を治療する方法が提供さ
れる。該方法は、ガイドワイヤーを、該ガイドワイヤーの遠位末端が該管腔構造
体において該管腔構造体のあらかじめ決められた部分に達するまで患者の管腔構
造体に挿入すること、ブラインドルーメンを有するバルーンカテーテルのガイド
ワイヤールーメンに該ガイドワイヤーを挿入すること、患者の管腔構造体に、ブ
ラインドルーメンを有するバルーンカテーテルを該管腔構造体の少なくともあら
かじめ決
められた部分まで挿入すること、前記バルーンカテーテルの前記ブラインドルー
メンに放射線放出ワイヤーを挿入すること、前記バルーンカテーテルの前記ブラ
インドルーメンに前記放射線放出ワイヤーを移動すること、前記放射線放出ワイ
ヤーを、あらかじめ決められた時間バルーンカテーテルのブラインドルーメンに
おいてあらかじめ決められた距離で前記放射線放出ワイヤーを動かすこと、及び
前記あらかじめ決められた時間の後、前記バルーンカテーテルの前記ブラインド
ルーメンから前記放射線放出ワイヤーを取り除くことを具備する。
放射性液体は放射性同位体発生器によって製造される。
本発明のもう一つの側面によれば、患者の動脈での動脈干渉後の再狭窄を減少
する方法が提供される。該方法は、バルーンカテーテルであって、これに接続さ
れた液体輸送ポートを有するものを患者の動脈に挿入すること、及び該液体輸送
ポートを介してバルーンカテーテルに放射性液体を挿入することを具備する。前
記放射性液体は、ベータプラス又はベータマイナス放射線の放出を伴って崩壊し
、約1から72時間の間の半減期を有し、約500〜2000keVの平均崩壊エ
ネルギーを有し、約50%よりも大きいか又はこれに等しい放射線強度を有し、
前記放射線強度が崩壊あたりの%で測定される。
ベータプラス又はベータマイナス放射線の放出を伴って崩壊し、約1から72時
間の間の半減期を有し、約500〜2000keVの平均崩壊エネルギーを有し、
約50%よりも大きいか又はこれに等しい放射線強度を有する(前記放射線強度
は崩壊あたりの%で測定される。)放射性同位体は、NA−24、SI−31、
K−42、SC−43、SC−44、CO−55、MN−56、CU−61、N
I−65、GA−66、GA−68、ZN−71、GA−72、AS−72、S
E−73、BR−75、AS−76、BR−76、GE−77、KR−77、A
S−78、Y−85、KR−87、ZR−87、NB−89、Y−90、NB−
90、SR−91、Y−92、Y−93、ZR−97、IN−110、AG−1
12、AG−113、SB−122、SN−127、TE−129、BA−13
9、LA−140、LA−141、LA−142、PR−142、PR−145
、TB−148、PM−150、EU−152、HO−166、RE−188、
RE−190、IR−194、BI−212、及び放射性塩化ナトリウムよりな
る群から選択されうる。
ベータプラス又はベータマイナス放射線の放出を伴って崩壊し、約1から72
時間の間の半減期を有し、約500〜2000keVの平均崩壊エネルギーを有し
、約50%よりも大きいか又はこれに等しい放射線強度を有する(前記放射線強
度は崩壊あたりの%で測定される。)放射性同位体は、水性液体に溶解されうる
。
ベータプラス又はベータマイナス放射線の放出を伴って崩壊し、約1から72
時間の間の半減期を有し、約500〜2000keVの平均崩壊エネルギーを有し
、約50%よりも大きいか又はこれに等しい放射線強度を有する(前記放射線強
度は崩壊あたりの%で測定される。)放射性同位体は、ガス相でありうる。
本発明のもう一つの側面によれば、患者の動脈での動脈干渉後の再狭窄を減少
するための装置が提供される。該装置は、バルーンカテーテルであって、これに
接続された液体輸送ポートを有するもの、及び該液体輸送ポートを介して該バル
ーンカテーテルに挿入される放射性液体を具備し、前記放射性液体が、ベータプ
ラス又はベータマイナス放射線の放出を伴って崩壊し、約1から72時間の間の
半減期を有し、約500〜2000keVの平均崩壊エネルギーを有し、約50%
よりも大きいか又はこれに等しい放射線強度を有する(前記放射線強度は崩壊あ
たりの%で測定される。)放射性同位体よりなる群から選択されるものである。
ベータプラス又はベータマイナス放射線の放出を伴って崩壊し、約1から72
時間の間の半減期を有し、約500〜2000keVの平均崩壊エネルギーを有し
、約50%よりも大きいか又はこれに等しい放射線強度を有する(前記放射線強
度は崩壊あたりの%で測定される。)放射性同位体は、NA−24、SI−31
、K−42、SC−43、SC−44、CO−55、MN−56、CU−61、
NI−65、GA−66、GA−68、ZN−71、GA−72、AS−72、
SE−73、BR−75、AS−76、BR−76、GE−77、KR−77、
AS−78、Y−85、KR−87、ZR−87、NB−89、Y−90、NB
−90、SR−91、Y−92、Y−93、ZR−97、IN−110、AG−
112、AG−113、SB−122、SN−127、TE−129、BA−1
39、LA−140、LA−141、LA−142、PR−142、PR−14
5、TB−148、PM−150、EU−152、HO−166、RE−188
、RE−190、IR−194、BI−212、及び放射性塩化ナトリウムより
なる群から選択されうる。
ベータプラス又はベータマイナス放射線の放出を伴って崩壊し、約1から72
時間の間の半減期を有し、約500〜2000keVの平均崩壊エネルギーを有し
、約50%よりも大きいか又はこれに等しい放射線強度を有する(前記放射線強
度は崩壊あたりの%で測定される。)放射性同位体は、水性液体に溶解されうる
。
ベータプラス又はベータマイナス放射線の放出を伴って崩壊し、約1から72
時間の間の半減期を有し、約500〜2000keVの平均崩壊エネルギーを有し
、約50%よりも大きいか又はこれに等しい放射線強度を有する(前記放射線強
度は崩壊あたりの%で測定される。)放射性同位体は、ガス相でありうる。
本発明のもう一つの側面によれば、患者の管腔構造体の疾患を治療するための
二重バルーンカテーテルが提供される。該二重バルーンカテーテルは、インナー
バルーン、該インナーバルーンと実質的に同心であり、該インナーバルーンに実
質的に取り囲まれているアウターバルーン、該インナーバルーンに液体を連通さ
せるインナーバルーン液体輸送ルーメン、及び該アウターバルーンに液体を連通
させるアウターバルーン液体輸送ルーメンを具備する。
二重バルーンカテーテルは、更に、前記アウターバルーンの外側表面に接続さ
れたガイドワイヤールーメンを具備する。インナールーメン液体輸送ルーメン、
アウタールーメン液体輸送ルーメン、及びガイドワイヤールーメンは実質的に軸
に沿って配列されうる。
二重バルーンカテーテルは、更に、アウターバルーンを通って伸びたガイドワ
イヤールーメンを具備する。
インナールーメン液体輸送ルーメン、アウタールーメン液体輸送ルーメン、及
びガイドワイヤールーメンは実質的に軸に沿って配列されうる。
二重バルーンカテーテルは、更に、アウタールーメン及びインナールーメンを
通って伸びたガイドワイヤールーメンを具備する。
インナールーメン液体輸送ルーメン、アウタールーメン液体輸送ルーメン、及
びガイドワイヤールーメンは、実質的に軸に沿って配列されうる。
インナーバルーンは放射線発生用のコーティングを有しうる。
アウターバルーンは放射線発生用のコーティングを有しうる。
アウターバルーンの内側表面及び/又はインナーバルーンの内側若しくは外側
表面は、これら内の液体を吸収するためのヒドロゲルでコーティングされうる。
本発明のもう一つの側面によれば、患者の管腔構造体内の疾患の進行を治療す
るための方法が提供される。該方法は、二重バルーンカテーテルであって、イン
ナーバルーンと、該インナーバルーンと実質的に同心であり、該インナーバルー
ンを実質的に取り囲んだアウターバルーンと、インナーバルーンに液体を連通す
るインナーバルーン液体輸送ルーメンと、アウターバルーンに液体を連通するア
ウターバルーン液体輸送ルーメンを含むものを管腔構造体に挿入すること、及び
インナーバルーン液体輸送ルーメン及びアウターバルーン液体輸送ルーメンを介
して、それぞれ、インナーバルーン及びアウターバルーンの少なくとも1つに放
射性液体を挿入することを具備する。
本発明のもう一つの側面によれば、バルーンカテーテルに液体を挿入するため
のインジフレーターが提供される。該インジフレーターは、液体を保持するため
の細長い管であって、この細長い管が第一の端部と第二の端部を有し、この細長
い管の第一の端部が管を横切る壁を有し、該壁の中に管の内側及び管の外側の間
に液体を通過させるためのポートを有することと、第一の面及び第二の面を有す
るプランジャーヘッド及び第一及び第二の端部を有するプランジャーステムを包
含するプランジャー集合体であって、該プランジャーヘッドが管内にスライドす
るのに適しており、プランジャーステムの第一の端部に接続されているものと、
プランジャーステムを受け入れ、これをリリース可能なように固定するための管
の第二の端部に配置された固定手段であって、該プランジャーステムの第二の端
部が管の外側に配置されるものと、圧力バルブであって、該プランジャーステム
の第二の端部に隣接して配置され、管の第一の端部に面したプランジャーの第二
の面上の圧力変換器に操作し得るように接続され、これによって、圧力バルブが
管の第一の端部とプランジャーヘッドの第二の面の間の管の領域の圧力を表示す
るものを具備する。
管の第一の端部とプランジャーへッドの第二の表面との間の管の領域は、実質
的に透明であり得、管の第一の端部とプランジャーヘッドの第二の表面との間の
容積を表示するための目盛りが付されうる。この目盛りは、約1から5ccの間で
あり、約0.1ccの増分でありうる。
以下は、このような処理に対して設計された最も適切な線源を同定する試みに
お
いて、種々の同位体及び線源の外形を線量計で計測したものである。方法と材料
Ir−192、I−125、Pd−103、P−32、及びSr−90(これ
らは、冠状動脈内の照射に適する。)に対する線量分布及び線量比に対する分析
的計算を示す。線源のサイズ及び位置の正確さの影響を試験した。
結果:
正確な線源の配置、線量比>5グレイ/分、厳密に定義した治療容積、及び放
射線の安全性をすべて考慮した。10〜20グレーの線量が2〜3cmの長さの
血管壁(これは直径2〜6mmである。)に必要である。線量分布を、血管形成
の領域に制限し、正常な血管及び心筋に対しては線量を減少させなければならな
い。ベータ粒子又はポジトロン粒子のエミッターは、放射線の安全性に利点を有
するが、直径の大きな血管を治療するのに適した照射範囲を有しないかもしれな
い。ガンマ線エミッターは、周りの正常な組織及びスタッフにまで相対的に大き
な線量を放出する。I−125及びPd−103のような低エネルギーX−線エ
ミッターは、血管形成バルーンに直接放射性液体を注入することができるので、
良好な折衝点となりうる。
結論:
正確な線源のセンターリングは、冠状動脈内の照射に対する単一の最も重要な
ファクターであることが見いだされる。これが達成されうる場合、Sr−90の
ような高エネルギーベータ粒子又はポジトロン粒子エミッターが理想的な線源で
あるだろう。さもなければ、ガンマ線エミッターIr−192が最適であること
がわかる。P−32のような液状のベータ粒子又はポジトロン粒子源は最適な形
状を有するが、骨親和性ホスフェートとして処方される場合、現在利用可能なバ
ルーンカテーテルで使用するには危険でありうる。
血管形成のときに高活性のガンマ線エミッターの一時的な挿入により局部的に
加えられる10〜20グレイの鋭い放射線が、動物モデルで再狭窄を防止するこ
とを示すデータが、幾つかのグループにより提出されている(12、13)。永
久的な放射性冠状動脈ステントが効果的であることも示されている(10)。局
部に極
度に集中させた外部ビーム治療も示唆されている(7、11)。現在までのほと
んどのデータは、動物モデルを使用して得られているが、個々の事例に基づく報
告では、ヒト大腿部動脈の放射線治療が、同様な結果をもたらすことが示唆され
ている(2)。ヒトへの予備試験が、米国及び欧州の幾つかのセンターで計画さ
れている。
予備的研究は、冠状動脈内治療用に特にデザインされていないので、現在利用
可能な放射能源を使用して行われている。幾つかの製造者は、この目的のために
修飾された高線量率(HDR)の後装填器を考慮に入れている。従って、これは
、このような装置に対する最も適切な同位体と線源のデザインを特定するのに適
しているように思われる。
デザインの基準は厖大である。10〜20グレイの線量が2〜3cm の長さの
血管壁(これは2〜6mm の直径である。)に必要である。線量分布は、正常な
血管及び心筋への線量を減少するように血管形成の領域にきっちりと制限される
べきである。5グレイ/分のオーダーの線量率が、許容できる限界内で治療時間
を維持するために必要である。これは、おそらく、標準の又は修飾されたカテー
テルに挿入するのに適した特にデザインされた線源を用いるHDR後装填器を直
ちに示唆する。
現在の血管造影技術は、>100cm の動脈を押し進み、大腿部と冠状動脈の
間の多数の屈曲を通り抜けることができるのに十分な柔軟性を有するオープンエ
ンドなカテーテルを利用する。これらはまた、小さな曲率半径を有する3mm 直
径程度の小さな血管を通る必要がある。放射能源も同様の柔軟性を有していなけ
ればならない。冠状動脈への移動が重要となるので、線源の完全性は非常に重要
である。
現在までのほとんどの管腔内の研究は、10〜20mCiの放射能のIr−19
2シードを使用している。典型的なシードの直径は、.5mm 直径、3mm 長さ(
ベスト・インダストリーズ、スプリングフィールド、VA)である。複数のシー
ドの配列を、1mm 直径のプラスチックカテーテルに.5mm のスペースをあけて
埋め込んで使用する。これらの線源は、予備的な研究で有用であることが判明し
ているが、相対的に高いエネルギーと低い線量率が理想的でない。線源及びカテ
ーテルのデザインを特殊化する必要性が明らかとなる。この理由で、P−32、
Sr−90、及び他のベータ粒子又はポジトロン粒子エミッターが示唆される。
ベータ粒子又はポジトロン粒子エミッターは、明白な放射能の安全性に関する
利点を有しており、血管造影蛍光透視装置での治療を可能にするのに有用である
。しかし、我々が示すように、ベータ粒子又はポジトロン粒子の照射範囲はより
大きな直径の血管を治療するのには適切でないかもしれない。I−125及びP
d−103のような低エネルギーのガンマ線及びX−線エミッターが良好な折衝
点となりうるが、要求される独特の放射能が現在利用可能でない。他の可能性に
は、血管形成バルーンに直接に放射性液体を注入することが含まれる。
我々は、冠状動脈の照射に使用可能な5種類の同位体:Ir−192、I−1
25、Pd−103、P−32、及びSr−90を比較した。他の適切な同位体
も存在するが、これら5種類は全て商業的に利用可能である。しかし、必ずしも
冠状動脈内照射に必要な形態又は活性ではない。これらはまた、可能な同位体の
3つの主要なカテゴリー、即ち高エネルギーガンマ線エミッター、低エネルギー
ガンマ線/X−線エミッター、及びベータ粒子又はポジトロン粒子エミッターに
相当する。各同位体の基本的特性は、表1に示されている。
Ir−192は、ベータマイナス崩壊をするが、治療に有効な放射線は、29
6〜612keVのエネルギー範囲を有し、375keVの平均エネルギーを有する娘
核の7種の下方遷移ガンマ線である。I−125及びPd−103は両方とも電
子捕捉を介して崩壊し、治療に有用な放射線は、主に、娘核Te−125及びR
h−109からのそれぞれの特性X−線である。
P−32は純粋なベータマイナスエミッターであり、これは1.71MeV の遷
移エネルギーを有するS−32の基底状態に直接に崩壊する。Sr−90は、半
減期28年を有する純粋なベータマイナスエミッターである。これはY−90に
崩壊し、これはまた半減期64時間を有する純粋なベータ粒子又はポジトロン粒
子エミッターである。ストロンチウム及びイットリウムは放射平衡であり、より
高いエネルギーのイットリウムベータ粒子又はポジトロン粒子(2.27対0.
54MeVの遷移エネルギー)がほとんどの治療に有効な放射線を提供する。
これらの同位体特性が与えられたときに、我々は、従来の近接照射療法及びH
DRに対して現在使用されているのと同様の、小さな金属シードよりなる線源を
考慮
あろう。このような線源を用いた治療は、2〜3cm の血管壁の治療を可能にす
るための、ライン上に複数の線源(例えば従来の後装填器に対して現在利用可能
なもの)、又はプログラム可能な線源の配置(従来のHDRユニットと同様のも
の)を必要とする。線源は、理論的には、冠状動脈に直接挿入されるか、又はよ
り適切には、従来の又はわずかに修飾されたバルーンカテーテルに挿入されうる
。両ケースでは、我々が後に示すように、線源は動脈壁に対して一定の線量を保
証するために冠状動脈内でセンターリングさせることが大いに望まれる。
線源のデザインを最適化するために、我々は、放射線線量分布、及び mCi 放
射能あたりの線量率を知る必要がある。軸方向の線量分布は、これが従来のHD
Rでのように線源滞留時間を評価することで最適化されうるので、それほど関与
しない。我々は、表1に列記された各同位体に対して、適切な線源を作成できる
と仮定した。比較の目的のみで、我々はまず、0.65mm直径及び5mm長さの単
一の線源をを考えた。これは、軸方向の位置がプログラム可能であり、何れの長
さの動脈壁の治療も可能である。
ガンマ線及びX−線エミッターに対しては、点状又は線状線源からの放射状線
量分布は理論的考察で周知である。測定も数多く報告されているが、数ミリメー
トル以下の距離での測定は技術的な理由より困難である。AAPMタスクグル
ープ−43(TG−43)(9)には、利用可能なデータが精密に調べられてお
り、線量を計算するための推奨が示されている。
線量(r,θ)=S*「*G(r,θ)*g(r)*F(r,θ) 式1
但し、
S=エアーケルマ強度(air kerma strength)
「=線量率定数
r=線源からの放射状の距離
θ=注目の位置から線源の中心までの角度。線源の軸方向の寸法から測定さ
れる(我々は、ここではθ=90゜とした。)。
G=線源内の放射能の空間的な分布から生じる「幾何学的因子」。3mm長さ
但し
ai=五次多項式に適合させたパラメータ
F=線量変化対角度を表す異方性因子。この関数は、θ=90゜で1に
正規化される。
フォトンの減衰及びフォトンの散乱がほぼ完全に相殺されるので、約1である。
Williamson及びZi(14)は、HDRユニットで補正して使用されるIr−19
2線源に対して、放射状距離のエラー(r<1cmに対して)が<1%であり、
異方性のエラー(30゜<θ<150゜に対して)が<10%であることを示し
ている。従って、線量対距離は、最もエネルギーの低いX−線源を除いて1/r2
則に近づく。式1の全ての因子、並びにS、「、af、G、g、及びFの特定の
細目はTG−43(9)に見いだされる。
ベータマイナスエミッターに対しては、線量対点状線源からの放射状の距離は
以下の式を用いてより直接に計算されうる。
Emax
線量(r)=∫F(E)*A*K*S(E1)*ρ*dE/4Πr2 式2
E=0
但し、
r =cm での距離
F(E) =エネルギーEを有する電子の初期作用力
A =mCiでの放射能
k =MeV−mCi/gmからGy/分への変換因子
S(E’)=MeV/cm での、エネルギーE’の電子に対する平均制限阻止能
E’ =線源からrの距離における、初期エネルギーEを有する電子の
エネルギー
ρ =密度
電子の照射範囲及び阻止能は、Berger及びSeltzer(1)から得た。P−32
及びSr−90(Y−90と平衡で)に対するF(E)スペクトルは、文献から
得られる(3、5)。
式1及び2で与えられる放射状線量分布は、線源の軸方向の長さ(L)にわた
って積分され、距離「r」に対して、及び式1では異方性因子に対して正確に補
正される。従って、軸方向の長さ「L」の線源からの放射状の距離[r]では、以
下のようになる。
+L/2
線量(r)=∫線量(平方根(r2+x2))dx 式3
X=−L/2
但し、線量(r)は、式1又は2の何れかによって与えられる。
ベータ粒子又はポジトロン粒子線源に対しては、放射性同位体はシードの外側
表面にメッキされ、電子の照射範囲はシードを通るには不十分である。従って、
各放射状の位置に対して式2は、距離「r」で「可視化しうる」線源の立体角に
わたって積分される。X−線及びガンマ線源に対しては、内部吸収が潜在的に因
子F(r,θ)に含まれる。mCi放射能あたりの水中での絶対線量率も式1〜3から
直接に計算された。
図11は、各同位体に対する0.65mm直径及び5mm長さの線源の相対線量対
放射状距離を表す。線量は、典型的な冠状動脈の半径に近似した2mmの距離で1
.00に正規化される。
Ir−192及びI−125は、ほぼ理想的な線量分布を有し、両方とも線量
の逆二乗に極めて近接している。Pd−103は、そのより低いフォトンエネル
ギーにより、より迅速に線量が減衰する。従って、短い距離であってもかなり減
衰する。
ベータ粒子又はポジトロン粒子エミッターであるP−32及びSr−90は、
付随した短い範囲を有するこれらのそれぞれのスペクトルでの大量の低エネルギ
ー電子により距離に対してよりいっそう迅速な減衰を示す。1.7Mev の最大エ
ネルギー、及び、.690Mev の平均エネルギー(Sr−90/Y−90の2.
27及び.970MeVに対して)を有するP−32は、最も大きな減衰をする。
2mmの放射状距離で、2cm の長さの動脈壁に対して5グレイ/分の線量率を
達成することが求められる線源の放射能は、表1に示されている。これは、20
グレイ(治療容積の直径及び軸方向の広がりで変化する。)を加える4分間の治
療時
射能を必要とする。一方、ベータ粒子又はポジトロン粒子源は、10mCiを必要
とするのみである。「因子、線源の異方性、及び<.5cm の距離での線量の変
化の不正確性により、必要な放射能に対して表1に与えられた値は、近似値と考
えるベきである。
適切な大きさと放射能の、イリジウム(ベスト・インダストリーズ、スプリン
グフィールド、VA)、リン(マリンクロット社、テクニカル・プロダクト・デ
ータ(Mallinckrodt Inc.,Technical Product Data)、セントルイス、MO)、
及びストロンチウム(ニュー・イングランド・ニュークリア(New England Nucl
ear)、ボストン、MA)源は、容易に作り上げることができるが、全てが現在
商業的に利用可能なわけではない。一方、ヨウ素及びパラジウムは、現在、製造
に技術的な問題がある。
ベータ粒子又はポジトロン粒子源に対して影響がより劇的であるが、図11は
、ガンマ線源でさえも、放射状距離に従って非常に迅速に減少することを示して
いる。従って、線量の均一性は、動脈での線源のセンターリングに厳密に依存す
る。
線量の非対称性は、図11及び図12から計算できる。我々は、この非対称性
の大きさが、Sr−90、P−32、又はIr−192の単一の5mm長さの線源
の不正確なセンターリングから生じることを示した。センターリングのエラーの
関数として、3及び5mm直径の血管における最小血管線量に対する最大血管線量
の比をプロットした。示されたように、5mm直径の血管において、0.5mm程度
の小さなセンターリングエラーで、Ir−192に対する2.25からP−32
の2.63までの範囲の線量の非対称性が生じた。これは、Ir−192に対し
て+56%と−31%、及びP−32に対して+60%と−30%の「処方線量
」からの偏差に対応する。予想されるように、線量の非対称性の大きさは、線源
のエネルギーの減少に従って増加する。従って、Ir−192は、最も小さな線
量の非対称性を有し、P−32は最も大きな線量の非対称性を有する。
線源の位置が治療のためにプログラムされる場合、より長い血管壁の線量の非
対
称性は、わずかに減少される。これは、放射状の距離に対する線量の減衰が点状
線源に比較して線状線源に対してそれほど迅速でないことによる。しかし、まだ
、正確な線源の位置決めがかなり重要である。これは、図13が5mm直径の血管
で、3cm 長さの治療容積に対してさえも有意な非対称性を示すことによる。
何れかの線源に対して、放射状線量分布(及び不正確な線源の配置により起こ
るその後のエラー)は、線源の厚さを増加することによりわずかに改善されるが
、これは線源の柔軟性により明らかに制限される。図14は、2cm の長さの血
管の処理に対して、P−32線源の直径を0.65から1.3mmに増加させるこ
とにより、線量分布の二義的な改善が起こることを示している。従って、全ての
線源に対して、最小サイズが最適である。我々が、血管形成バルーンに直接に導
入されるか、又はその内部表面上をコーティングされる場合でさえも、P−32
リン酸ナトリウム溶液のような液体ベータ粒子又はポジトロン粒子エミッターを
使用する可能性を考慮する場合、線源の位置決めのエラーによって導入される線
量測定の非対称性は除去されうる。バルーンは、通常、造影剤で膨張されるが、
原則的には、これらはP−32溶液で膨張されうる。これは、放射線源が正確な
位置にあり、且つ血管壁に直接に接触し、これによって線量の均一性を最適化す
ること保証する明確な利点を有する。
典型的なバルーンは2〜3cm の長さ(1)であり、血管の最大直径(d)ま
で膨張される。動脈の閉塞の程度に依存して、3mmの直径まで膨らませた2cm
の長さのバルーンは、約0.14mlの全容積(即ち、容積=Πd21/4)を有
する。バルーンの得られた放射状線量分布は、式2及び3のわずかに変形した形
態を用いて計算される。この場合、積分は線源の放射状範囲に広げられる。これ
を示した式は参照文献(10)に示されている。得られた線量分布は、20mmの
長さのワイヤー及びバルーンに対する線量を比較した図14に示されるように、
P−32でコーティングされたシード又はワイヤーの分布と同様である。
1分あたり5グレイの線量率は、約50mCi/ml の固有の放射能の溶液を満た
したバルーンで達成される。大腿部から冠状動脈まで挿入されるカテーテルも放
射性
ディアフィールドビーチ(Medtronic Inc.,Deerfield Beach)、FL)であるの
で、
この管の周りの正常な血管に対する線量率は該血管の直径に依存した治療線量の
20%以下であろう。20グレイでの治療では、正常な血管に対して4グレイ以
下となる。これは正常組織の許容量より十分低い。
従って、我々は、高エネルギーガンマ線又はベータ粒子若しくはポジトロン粒
子エミッターの間の選択に煩わされた。線源に対する所望の基準は、mCiあたり
の高線量率;高特異的放射能;長い半減期;及び少なくとも3〜4mm の治療距
離である。
利用可能な同位体は理想的ではない。Sr−90は独特の放射能、線量率、放
射線の安定性、及び半減期の点で有利である。一方、Ir−192は、放射状線
量分布の点で有利である。両同位体は、現在の技術を用いて必要な特有の放射能
で作成することができる。
Ir−192の増加させた放射状の広がり、及びSr−90の安全性の利点の
間
5mm である場合、Sr−90を同位体として選択することが図11から明らか
である。より広い治療範囲に対しては、Ir−192がよりよいであろう。
しかし、この主張は、動脈内で放射能源を中心に置く者の能力しだいで決定さ
れる。理想的なセンターリングが可能であれば、何れの線源も放射状線源の均一
性を提供でき、Sr−90が同位体として選択されるであろう。しかし、現在の
カテーテルのデザインは、センターリングを保証しておらず、イリジウムの増加
した範囲が有利となる。より高いエネルギーのベータ粒子又はポジトロン粒子原
が非常に望まれるが、これらは常に、極短い半減期を有する。我々は、1.7Me
V の遷移エネルギーを有するP−32が可能な線源としてわずかに受け入れられ
、より低い遷移エネルギーを持つ何れかの同位体は除外されうることを示した。
より短い半減期(P−32に対して14日)も非実用的となる。
ベータ粒子又はポジトロン粒子スペクトルの他方の端では、より大きな遷移エ
ネルギー(Sr−90の娘Y−90に対する2.27MeV)をも有するSr−9
0(28年)よりも長い半減期を有する同位体はない。これは、Sr−90をベ
ータ粒子として選択させるように思われるが、60日の半減期及び918KeV の
平均エネルギーを有するSb−124のような他の可能性が存在する。他のベー
タ粒子又はポ
ジトロン粒子同位体に対する線量分布は図11に示されたものと同様であり、こ
のような線源の開発は我々の基本的な考えを変えるものではないであろう。
血管形成バルーンヘ直接P−32溶液を導入することは、線量の不均一性及び
範囲の全ての問題を除去するという点で特に魅力がある。しかし、現在の技術の
カテーテルでは、1〜2%でバルーンの破損が起こる。バルーン及び100cm
のカテーテルがP−32溶液で完全に満たされ、バルーンが破損する場合、血液
に直接15mCiと同量のP−32が放出される。ホスフェート部分としてのP−
32は、骨を好む同位体(真性赤血球増加症の治療に時々使用される。)である
ので、これは骨格の線量>9.5Gy、身体全体の線量>1.5Gy2を生じさせる
(8)。これは両方とも受け入れられない危険性を有する。この他には、より迅
速に除去されるP−32の他の化学的形態は骨髄に入らず、従って、受け入れら
れる毒性プロフィールを有する。更に、このような治療の線量測定の利点は、カ
テーテルのデザインの更なる研究を正当化するように思われる。この問題に対す
る他の可能な溶液は、化学的処方がより良好であり、生物学的半減期がより低い
ベータ粒子又はポジトロン粒子エミッターを同定しうるであろう。このような放
射性溶液は、Cu−6LSe−73、Co−55、Sc−44、Sr−75、K
r−77、Ga−68、In−110、Br−76、Ga−66、Ga−72、
Sb−122、Na−24、Si−31、Ge−77、Ho−166、Re−1
88、Bi−212、Y−90、K−42、Ir−192、I−125、Pd−
103、Sr−90、及び放射性塩化ナトリウムから選択されるか、又は、例え
ば表3に与えられた同位体から形成される何れかの他の化学化合物から選択され
うる。
現在の価格では、必要な放射能のIr−192、Sr−90、及びP−32線
源が、開発コストを計算に入れずに、全て、約$103〜104で作成されうる。
Sr−90は、はるかに長い半減期(28年)を有し、Ir−192(74日)
及びI−125(60日)がはるか後方に続く。従って、コストは線源の選択で
重要な因子となりうる。
心内膜近接照射療法での使用に適した90Y−塩化物を満たしたバルーンに対す
る、他の実験的測定及び分析的計算を以下に示す。管腔構造体内の組織に所望の
放射線線量を運ぶためのバルーンカテーテルにおいて、溶液内のキレート化され
た必
要な濃度の放射性核種を決定するのに、同様の計算が行われうる。材料及び方法
15〜20グレイの線量が、2〜3cm の長さの動脈壁(これは2〜4mm の直
径である。)に必要である。線量分布は、正常な血管及び心筋に対して最小の線
量で、血管形成の領域に制限されなければならない。動脈に挿入される何れかの
線源又はカテーテルが血流を制限し、心筋の合併症及び血栓症の危険性を高める
ので、¢5グレイ/分の線量率が、治療時間を制限するために最適であり、非常
に望まれる。
90Y及び186Reのような幾つかの高エネルギーベータマイナスエミッターは
、液体形態で利用でき、放射性バルーン用の充填剤として見込みがあると思われ
る。両同位体は、非常に高い特有の放射能で親−娘発生器から得られる。従つて
、これらは、地元で且つ経済的に製造されうる。中性子又はプロトンにより製造
される166Ho、及び42Kのような他の同位体も実行可能であることがわかる(
36、37)。計算 90Yは、64時間の半減期及び2.27MeV の遷移エネルギーを有する純粋な
ベータマイナスエミッターである。これは、89Yの中性子での活性化により、又
はより一般的には、90Sr(これも28年間の半減期及び0.54MeV の遷移エ
ネルギーを有する純粋なベータエミッターである。)の崩壊で製造されうる。本
明細書で報告する実験では、90Yは、90Sr発生器と塩酸からイットリウム−塩
化物溶液の形態で得られる。特徴的な¢80mCi/ml(2.96×109Bq/ml)を容
易に得ることができる(ノルディオン・インターナショナル(Nordion Internat
ional)、オタワ、カナダ)。90Srによる汚染は、1キュリーのイットリウムあ
たり20pCi以下である。
崩壊あたりの線量(グレイ)対点状線源からの放射状距離(cm)は、下式を使
用して第一の原理から計算される。
Emax
線量(r)=∫F(E)*C*S(E1)*dE/4Πr2 式4
E=min
但し、r=距離(cm)、F(E)dE=エネルギー間隔(E+dE)MeV で
崩壊あたりに放出される電子の数、C=1.6E−10Gyg/MeV の単位変換因子
、S(E’)=エネルギーE’の電子に対する制限衝突阻止能、E’=初期エネ
ルギーEを有する電子の線源からrの距離でのエネルギー、p=密度(g/cm3)
、Emin=rよりも大きいか又はこれに等しい範囲での電子の最小エネルギー、
Emax=ベータ崩壊遷移エネルギーにより定義される電子の最大エネルギー。
連続減速近似法(CSDA)を基にした電子の範囲及び阻止能は、Berger 及
びSeltzer(39)から得られ、F(E)スペクトルは示されている(40、4
1)。しかし、CSDAから誘導される阻止能表に基づく線量の計算では、範囲
の散らばり、及びLandauエネルギー損失の散らばりにより誤差が生じる。幾つか
の一般の同位体に対するモンテカルロ計算法による式4のより正確な解が、Simp
kin及びMackie(41)によって、線量核(dose karnel)関数の形態で提供され
ている(これは、放射状の距離の関数としてベータ崩壊あたりの線量を直接に与
える。)。
放射活性体を満たしたバルーンから得られる線量率(位置P(X’、Y’、Z
’)でのGy/s)は、式5によって与えられるように、バルーンの容積にわたって
線量核の数値積分によって決定されうる。
線量率(P)=∫k(r')*(A/V)*dV 式5
但し、k(r)は線量核=Gy/崩壊、r’=cm=[(X'−X)2+(y'−r*sinθ)2+(
Z'−r*cosθ)2]1/2、A/V=単位容積あたりの放射能(Bq/cm3)dv=r*dr*dθ*dx、
更に、積分は、-L/2=X=1/2,ri=r=r0,及び0=θ=2Πにわたって行った。実験データ
Gaf−クロム(Gaf-Chromic)フィルムを線量計による測定、特に近接照射
療法に対して使用した。これは直線に近い応答(即ち、光学密度(OD)対線量
)を有する組織等価体(TE)に近く、照射後の処理が必要なく、広いダイナミ
ックレ
ンジを有する(ODは、0から200グレイの間の線量に対して約0.1から3
.0まで増加する。)。
TE模型は、5cm 直径のシリンダーの形態で構築され、これを放射線上に半
分カットし、GAF−クロムフィルムの切片の挿入を可能にする。模型とフィル
ムは両方とも、軸方向にバルーンカテーテルの挿入と膨張が可能となるように軸
方向に3mm直径で穴があけられた中心孔を有する。この模型で被爆されたフィル
ムで、血管形成の部位での、バルーンカテーテルの周りの線量分を決定すること
ができる。
第二の模型は、バルーンを膨らませための管及びガイドワイヤーをも含有する
カテーテルのより長いシャフト部分の直径と合致するように、軸方向の穴が3mm
の代わりに1mm直径である以外、第一のものと同様である。この模型は、正式な
又は腸骨の動脈に対する線量を測定するために使用される。
両模型は、GAF−クロムフィルムで、適所に組み立てられる。ジリテーショ
ン(dilitation)カテーテルバルーンは、(マンスフィールド/ボストン・サイ
エンティフィック、ウォータタウン、MA)3mm の直径と2cm の長さであり、
4atmの公称膨張圧力(15気圧の定格破裂圧力)を有する。中心の導管は0.
46mmのガイドワイヤー用に設計された。バルーンには、バルーンの完全な膨張
が起こるように4atmの圧力まで14mCi/ml(5.18×108Bq/ml)の90Y−ク
ロライド溶液を満たした。全量で1−mlの放射性溶液がバルーン、カテーテルシ
ャフト、圧力シリンジ、及びルアー(Luer)ロックコネクター(即ち、三方栓c
)を満たすのに必要である。しかし、バルーン自体の容積は、0.14ml のみ
であり、カテーテルシャフトを満たすのに、更に0.1ml(およそ)が必要であ
り、患者の内部では全量で0.24ml となる。大部分の放射性液体はルア一ロ
ックコネクターに残される。
幾つかのフィルムの露光は、0.1から3ODの範囲のフィルムを得るために
、5〜18時間の範囲の放射時間で行われる。まず、放射状の位置での等線量分
布を、3−mm直径にカットした穴の内側に、フィルムと模型を通して、バルーン
を置くことによって測定した。また、第二の一連の露光(この露光では、フィル
ムがバルーンの長軸に隣接し、且つこれに平行に置かれる。)を可能にするよう
に、模型を軸に沿ってスライスし、これによって軸方向の線量分布の測定を可能
にする。フィ
ルムに対する基準(H及びD)曲線は、較正されたコバルト−60遠隔治療線源
を用いて6から200グレイの線量をフィルムに露光することで得た。ガンマ線
と電子との間のフィルムの応答の差は、3%以下であると報告されている(42
)。
全ての露光されたフィルムを0.1mmの空間解像度を有する12−ビットH
e−Neレーザースキャナーで分析した。光学密度は、H及びD曲線を基準にし
て線量に変換し、式(5)からの計算値と比較した。結果 60Coに対して測定したH及びD曲線は、200グレイの線量(ほぼ3.0の
ODに対応する。)まで直線であることが見いだされた。バルーンの周りの測定
及び計算した放射状線量はの間の一致は、カテーテルの中心から2.5から5.
0mmの間の距離(即ち、バルーンの表面にから1.0〜3.5mm)に対して
6%である。
測定の不確定性には、線源の較正に対して2%(製造者から得られる。)、希
釈の誤差で5%、及びフィルムの較正で3%が含まれる。計算された線量の不確
定性は、ほぼ完全に核関数(kernal function)の誤差(これは評価するのが困難
である。)から生じる。しかし、本明細書で使用されるSimpkm 及びMackie(4
1)の核関数は、Barger(43)によって、=1.5mm又は¢5.0mmの放
射状距離で約5%まで与えられるものとは異なっている。従って、計算された線
量値の不正確な近似値として5%をとることができる。従って、我々の測定した
線量及び計算した線量の間の6%の一致は、十分に評価された不確定性の範囲内
にある。
また、カテーテルのシャフトの周りの線量が、バルーンの周りの線量よりも1
0〜100倍低いという事実は、治療の場面で、治療で規定される領域以外の何
れかの血管に対する線量が無視できることを意味する。
空気の気泡が、バルーンを吸引し、液体を完全に満たすための注意深い努力に
も関わらず、しばしばバルーンに入り込む。このような気泡に極隣接したところ
の線量は、満たされたバルーンよりも30%低くなるように思われる。これは、
空気の気泡の向かい側のバルーンの側で、線量が完全に満たされたバルーンの1
%〜2%の範囲内になるという計算から容易に示される。従って、小さな空気の
気泡が存在
する場合でも、液体を詰めたバルーンの周りの線量の均一性は、固体ワイヤー又
はシードよりも優れている。
先に見たように、放射状の面では、軸に沿った面での線量も、他の場所で良好
な線量の均一性を有しているが、気泡近辺の線量で20〜30%の減少を示し、
バルーンの末端を超えた距離で迅速な線量の減衰を示す。放射状の等線量分布と
組み合わせたこれらのデータは、バルーンに詰められた放射核が、治療容積以外
で迅速に線量が減速する、極端に均一な線量分布を与えることを示す。
短い物理的半減期(0.25〜20時間)を有する同位体は、最も容易に、放
射能発生器から地方で生産される。90Sr−90Yは、このような可能性を有する
ものの1つであるが、42Ar−、42K、144Ce−144Pr、及び188W−188Re
のような他のものも公知である。ポジトロンエミッターが、ベータマイナスエミ
ッターと同様の線量計特性を有するので、ベータマイナスエミッターの代わりに
ポジトロンエミッターも使用することができる。図の説明
11. Ir−192、I−125、Pd−103、P−32、及びSr−
90の放射状線量対距離。線源は、0.65mm直径及び5.0mm長さである
。線量は、2.0mmの放射状の治療距離で1.0に正規化された。
12. 3mm及び5mm直径の動脈内での、5mm長さのP−32、Sr−
90、又はIr−192線源の不正確なセンターリングで起こる線量の非対称性
(血管壁に対する最大/最小線量で定義される。)。線源を血管の中心に置いた
場合、線量の非対称性を1.0とした。
13. 5mm直径の血管における、5及び30mm長さのSr−90及びI
r−192線源に対する線量の非対称性の比較。線源を動脈の中心に置いた場合
、線量の非対称性を1.0とした。
14. 0.65及び1.3mm直径のP−32ワイヤー、及び3mm直径の
P−32バルーンに対する放射状の線量分布。線源は全て20mmの長さである
。20mm長さのIr−192線源に対する線量を比較のために示した。線量は
、2mmの放射状の治療距離で1.0に正規化された。
以下、図を参照する。図2には、本発明の第一の態様に従ったバルーンカテー
テルが示される。これは、本発明に従った方法を実施するのに使用されうる。該
装置は、冠状動脈に放射性線量を輸送するのに特に適している。好ましい態様は
、冠状動脈に関して説明されるが、本発明は他の管腔構造体に放射線を輸送する
のに使用されるので、これは例示であり、制限を意味しない。
この装置は、バルーンカテーテル5であって、該バルーンカテーテルを通って
全体に伸びたガイドワイヤールーメン6を有するものと、放射線放出ワイヤー8
を受け入れるためのブラインドルーメン7であって、該バルーンカテーテル5の
遠位末端が密閉されているものを具備する。該ガイドワイヤー6は、ガイドワイ
ヤ−9の周囲に適合したサイズであり、ガイドワイヤー9をこの中にスライドす
ることが可能である。ガイドワイヤー9の長さは、動脈の標的部位を通って伸び
るのに十分である。例えば、これは、冠状動脈で使用するには約110cm以上
でありうる。
他の動脈での使用に対しては、ガイドワイヤー9の長さはまた、約110cm
より長くてもよく、又は短くてもよい。
ガイドワイヤー9及び放射線放出ワイヤーの外側の直径は、約0.014イン
チであり得、この場合、ガイドワイヤールーメン6及びブラインドルーメンの内
側の直径はわずかに大きく、ガイドワイヤー9を通してバルーンカテーテル5の
移動、及びブラインドルーメン7を通して放射線放出ワイヤー8の移動を可能に
する。
バルーンカテーテル5の近位末端の放射線放出ワイヤーのエントリーポート1
1は、放射線放出ワイヤー8を受け入れ、耐水性シールを提供するのに適してい
る。従って、放射線放出ワイヤー8は、患者の体液と接触しないようになってい
る。バルーン膨張口13は、従来の方法でバルーンカテーテル5の遠位末端でバ
ルーン部分5を膨張させる。
今度は図3を参照する。この図では、同じパーツに図2と同じ参照番号を付与
した。従って、詳細な説明を省略する。ガイドワイヤールーメン6はバルーンカ
テーテル5の中心から外れていてもよいが、放射線放出ワイヤー8を取り囲むの
に適したブラインドルーメン7はバルーンカテーテル5の中心に実質的に位置し
うることがわかる。
今度は図4を参照する。この図では、同じパーツに図2と同じ参照番号を付与
し
た。従って、詳細な説明を省略する。放射線放出ワイヤー8が、非放射線部分8
a及び8b、並びに放射性部分8cを含み、該放射線部分が、Ir192、I125、
Pd103、又は例えば表4から選択される他の同位体のペレットのような、直線
的に配列された放射性線源8d、8e、及び8fを放射線放出ワイヤー8の遠位
末端の範囲内にカプセル化又は含有していることがわかる。直線的に配列された
ペレットの長さは、冠状動脈での使用に対しては、約2cmより短いか又はこれ
に等しく、周辺の動脈での使用に対しては、約10cmよりも短いか、又はこれ
に等しい。この他には、放射性線源は、非直線的に配列されたこのようなペレッ
トより構成されていてもよく、又は単一の放射性ペレットより構成されていても
よい。放射性線源8d、8e、及び8fの各々の放射能は、線源の1センチメー
トルあたり10キュリーよりも低いか、又はこれ以下でありうる。
今度は図15を参照する。この図では、同じパーツに図4と同じ参照番号を付
与した。従って、詳細な説明は省略する。放射線放出ワイヤー8は、非放射性部
分8a及び放射性部分8cを含み、該放射性部分は、放射線放出ワイヤー8の遠
位末端に、又は該遠位末端上に取り付けられうることがわかる。
今度は図16を参照する。この図では、同じパーツに図4と同じ参照番号を付
与した。従って、詳細な説明は省略する。放射線放出ワイヤー8は、非放射性部
分8a及び放射線部分8cを含み、該放射線部分は、放射線放出ワイヤー8の遠
位末端の周りに巻き付けられたワイヤーの形態でありうることがわかる。
本発明の第一の態様に従った動脈干渉後の再狭窄を減少させる装置の操作は以
下の通りである。ガイドワイヤー9を患者の動脈に挿入する。該ガイドワイヤー
9の遠位末端を、少なくとも標的部位、即ち放射線を受け入れる部位まで、好ま
しくはその部位を越えて挿入される。次に、ガイドワイヤー9をガイドワイヤー
ルーメン6に挿入し、バルーンカテーテル5を、バルーン部分5aが標的部位と
隣接するまで遠位末端に向けてガイドワイヤーに沿って移動させる。バルーン血
管形成処置の場合には、次に、バルーン膨張口13に接続された、バルーンを膨
張/収縮させる膨張手段(図示せず)によってバルーン部分5aを膨らませ、収
縮させる。この他には、バルーン部分5aを膨らませ、収縮させることなく、標
的領域に放射線を輸送することが望ましい場合、引き続きのアテレクトミー又は
他の動脈干渉のよう
に、バルーン部分1aを膨らませ、収縮させる必要はない。
最後に、放射線放出ワイヤー8を、放射線放出ワイヤー8のエントリーポート
11を介してバルーンカテーテル5内に、ブラインドルーメン7の近位末端から
挿入する。放射線放出ワイヤー8を、放射線源8d、8e、及び8fが実質的に
標的領域に隣接するまでバルーンカテーテルの遠位末端に向けて挿入する。放射
線源8d、8e、及び8fは、放射線の所望の線量が標的領域に加えられるまで
適切な場所に置かれ、次いで放射線放出ワイヤー8をバルーンカテーテル5から
除去する。放射線源8d、8e、及び8fが、標的領域に隣接して置かれる時間
の長さは、放射線源8d、8e、及び8fの放射能、標的領域の動脈の直径、及
び加えられうる所望の線量に依存する。放射線放出ワイヤー8をブラインドルー
メン7内で前後に往復させ、これによって放射線源8d、8e、及び8fが標的
領域より短くても、全標的領域に放射線を加えることができることに注意すべき
である。加えて、放射線放出ワイヤー8を前後に往復させる場合、放射線源8d
、8e、及び8fが、所望の放射線量を照射するために標的領域に隣接した位置
に置かれなければならない時間は、標的領域の長さにも依存する。
この他には、ガイドワイヤー9が、上記のように動脈に挿入され、ブラインド
ルーメンを有しない従来のバルーンカテーテルにガイドワイヤーを通し、標的領
域まで進め、膨らませ、収縮させ、動脈から除去することができる。動脈から除
去した後、ガイドワイヤールーメン6を利用してガイドワイヤー9をブラインド
ルーメンを有する本発明のバルーンカテーテル5に通し、標的領域の隣接部位ま
で挿入し、放射線放出ワイヤー8をブラインドルーメン7に挿入し、上記のよう
に標的領域に照射線を加える。この手順は、本発明のバルーンカテーテル5を放
射線の添加に利用する前に、従来のバルーンカテーテルを使用して血管形成処置
を行うことを可能にする。
本発明の装置及び方法は、同様な方法で他の管腔構造体に適用することもでき
る。
今度は図5を参照する。この図では、同じパーツに図2と同様の参照番号を付
した。従って詳細な説明は省略する。この図には、本発明に従った方法を実行す
るのに使用されうる本発明の第二の態様に従ったバルーンカテーテルを示す。こ
の図では、コロンビア、メリーランドのニュークレトロン社(Neucletron Corp.
)から配
布されたもののような従来の後装填器と同様のコンピュータ制御された後装填器
15が、放射線放出ワイヤー8の近位末端に接続され、放射線源8d、8e、及
び8fが標的領域に近接するまでブラインドルーメン7に放射線放出ワイヤ8ー
を導入し、あらかじめ決められた線量の放射線を標的領域に加えた後に該放射線
放出ワイヤー8をブラインドルーメンから除去するのに利用される。
本発明のコンピュータ制御された後装填器15は、本発明のコンピュータ制御
された後装填器15が、オペレータによって放射線源8d、8e、及び8fの放
射能を表す変数、即ち、放射線源8d、8e、及び8fが標的領域の隣接部に運
ばれるというデータ(放射線源8d、8e、及び8fの減衰を考慮に入れるため
)、標的領域での動脈の直径、標的領域の長さ、及び標的領域に運ばれる放射線
源の値を入力できるという点で従来の後装填器と異なっている。次に、コンピュ
ータ制御された後装填器15は、放射線源8d、8e、及び8fが標的領域に隣
接し、所望の放射線を加えなければならない時間を計算し、次いで、放射線源8
d、8e、及び8fが標的領域に隣接するまでバルーンカテーテル5の遠位末端
に向けて放射線放出ワイヤー8を動かし、該計算された時間待ち、次いで放射線
放出ワイヤー8をバルーンカテーテルの外に引き戻す。
加えて、コンピュータ制御された後装填器15には、放射線源8d、8e、及
び8fが標的領域に隣接し、所望の放射線量を加えなければならない時間の長さ
を計算するプログラムを保存するプログラムメモリー、予備の電力供給源、及び
個々の放射線源が使用された回数を保存するためのデータベースメモリーが含ま
れうる。
今度は図6を参照する。この図では、同じパーツには図2と同じ参照番号を付
与した。従って、詳細な説明は省略する。この図には、本発明に従った方法を実
施するのに使用されうる本発明の第三の態様に従ったバルーンカテーテル18を
示す。クランプ20は、放射線放出ワイヤー8をブラインドルーメン7に挿入し
ている間、ブラインドルーメン7の近位末端に接続された放射線放出ワイヤーポ
ート11と、患者の身体の切開領域においてカテーテル18を取り囲むシース1
9の近位末端との間を十分に広く同軸の位置に維持するのに使用されうる。
今度は図7を参照する。この図では、同じパーツに図2と同様の参照番号を付
した。従って、詳細な説明は省略する。この図には、本発明に従った方法を実施
する
のに使用されうる本発明の第四の態様に従ったバルーンカテーテル21を示す。
この図では、ガイドワイヤールーメン22が、バルーンカテーテル21の長さよ
りも短い距離で伸びている。即ち、ガイドワイヤールーメン22は、バルーンカ
テーテル21の遠位末端にエントリーポイント22aを有し、その近位末端でよ
りも、バルーンカテーテル21の長さに沿って出口22bを有する。
第一の態様のように、ガイドワイヤー9は、動脈に挿入され、ガイドワイヤー
ルーメン22がガイドワイヤー9の遠位末端に向けてバルーンカテーテルを先導
する。また、第一の態様のように、放射線放出ワイヤー8はバルーンカテーテル
21のブラインドルーメン23を進む。
今度は図8を参照する。この図では、同じパーツに図2と同じ参照番号を付し
た。従って、詳細な説明は省略する。この図には、本発明に従った方法を実施す
るのに使用されうる本発明の第五の態様に従った装置を示す、この図では、放射
線シールド25は移動可能であり、支持台24上の患者(図示せず)と、装置の
オペレータ(図示せず)の間を移動させるのに適している。放射線シールド25
は、例えば、脚26a、26b、26c、及び26dに据え付けられたローラー
25a、25b、25c、及び25dによって移動可能でありうる。
操作に際して、この図8には示されていないバルーンカテーテル5を、支持台
24によって支えられた患者(図示せず)に挿入し、放射線シールド25を、装
置のオペレータと、バルーンカテーテル5のブラインドルーメン7内の放射線源
8d、8e、及び8fの間に移動させる。このように、放射線シールドは、これ
が移動可能であり、従って、これが放射線の過剰被爆から医者と他のスタッフを
防御するので、異なったサイズの患者に対して調製しうるものである。
今度は図9を参照する。同じパーツには図2と同じ参照番号を付した。従って
、詳細な説明は省略する。この図には、本発明に従った方法を実施するのに使用
されうる本発明の第六の態様に従った装置を示す。この図では、バルーン27を
有しないカテーテルに、ブラインドルーメン7及びガイドワイヤー6が含まれる
。この態様は、この装置が放射線の輸送のみに使用され、第一の態様のバルーン
の機能を有しないことを除いて、第一の態様と同じ方法で使用される。
今度は図10を参照する。この図では、同じパーツに図2と同じ参照番号を付
し
た。従って、詳細な説明は省略する。この図には、本発明に従った方法を実施す
るのに使用されうる本発明の第七の態様に従った装置を示す。この図では、ブラ
インドルーメン28は、放射線放出ワイヤーエントリーポート11を介してその
遠位末端に放射線放出ワイヤー8を受け入れるものであり、これはカテーテル(
図示せず)に移動可能に挿入されるのに適している。このカテーテルは、バルー
ンタイプのカテーテルであってもよく、又はバルーンを有しないカテーテルであ
ってもよい。
操作に際して、カテーテルを従来の方法で患者の挿入する。次に、ブラインド
ルーメン28をカテーテルに挿入し、第一の態様のように、放射線放出ワイヤー
8を、放射線放出ワイヤーエントリーポート11を介して、放射線放出ワイヤー
8の遠位末端が所定の放射線線量を受ける患者のその部分に隣接するまで進める
。また、第一の態様のように、所望の放射線を動脈の部分に放出させた後、放射
線放出ワイヤー8を回収する。この態様は、排他的ではないが、主に末梢血管領
域での処置を意図している。
今度は図17を参照する。この図は、本発明に従った二重バルーンカテーテル
を示す。ガイドワイヤー(図示せず)の周りに沿って患者(図示せず)に挿入す
るためのガイドワイヤールーメン200が提供されうる。ガイドワイヤールーメ
ン200は、アウターバルーン202及びインナーバルーン204を通りうる。
インナーバルーン204は、アウターバルーン202とほぼ同軸である。アウタ
ーバルーン200は、アウターバルーンルーメン206を介して膨張され、イン
ナーバルーン204はインナーバルーンルーメン208を介して膨張されうる。
インナー及びアウターバルーンは、好ましくは独立に膨張され、インナーバルー
ンルーメン及びアウターバルーンルーメンは、示されているように、ガイドワイ
ヤールーメンの内側を通りうるか、又はガイドワイヤールーメンの外側を通りう
る。ガイドワイヤールーメンは、本発明の二重バルーンカテーテルで使用される
必要がないことに注意する必要がある。
インナー及びアウターバルーンを、両方とも、放射性液体で膨張してもよく、
これらのら何れか一方をそのように膨張してもよい。この適用の目的に対して、
液体の語には水性液体並びに気相が含まれる。インナーバルーンのみを放射性液
体で膨らませる場合、アウターバルーンは、インナーバルーンが破裂した場合に
患者を特
に保護する(アウターバルーンは液体を含む助けとなるであろう。)。アウター
バルーンのみを放射性液体で膨張させる場合、所定の放射線治療を達成するのに
放射性液体の量を減少させることが必要となる。
これに関連して、本発明は、放射性液体の容積を減少させ、破裂の危険性を最
小にし、シールドを施し、放射性液体の近辺からオペレータを排除し、放射性液
体をこぼす危険性を減少する。
今度はず18を参照する。これは新規なインジフレーター220を示す。この
インジフレーターでは、プランジャーヘッド222がプランジャーステム224
に取り付けられる。該プランジャーステムは、ロック226に通されており、こ
れによって固定される。該プランジャーステムは、ポート228から液体を押し
出すために矢印Aの方向に移動されうる。該ポートは、ルアーロック(図示せず
)、及び最終的にはバルーンカテーテル(図示せず)に接続されうる。圧力イン
ジケータ230は、ステム224に組み込まれるか、又はこれに沿ったコネクタ
ーによって接続された変換手段を介して、プランジャーにより作用される液体の
圧力を測定する。この構成は、プランジャーによって作用される液体の容積を最
小にしつつ上記のような圧力の測定を可能にする。測定目盛り232が、液体の
容積を測定するために付与され、この測定目盛り232は、例えば、.1ccの増
分で1から5ccを読みとることができる。
今度は図19を参照する。これはシールド240を示す。このシールドは、図
18のインジフレーター220上をスライドし、ルーサイト部分242及び放射
性液体からオペレータを保護するための鉛部分244を備えうる。この鉛部分は
、その中に窓(図示せず)を有し、オペレータにインジフレーター220をみる
ことを可能にする。ルーサイト部分242は、例えばインジフレーター220の
測定目盛り232と一直線に並べられる。
今度は図20を参照する。この図は、インジフレーター(図示せず)又はルア
ーロック(図示せず)と、バルーンカテーテル(図示せず)の間に置かれうるル
ーメン250を示す。ルーメン250の端部152は、インジフレーター又はル
アーロックに取り付けられ、貫通アタッチメントリング254がバルーンカテー
テルに取り付けられ、セクション255がバルーンカテーテルのルーメン内に置
かれ、これ
が放射性液体のような液体で膨らませられる場合に、空間を占め、バルーンカテ
ーテルに挿入された放射性液体の容積を減少させる。
今度は図21を参照する。これは、インジフレーター(図示せず)又はルアー
ロック(図示せず)と、バルーンカテーテル(図示せず)との間を接続するため
の三方ストップコック260を示す。ポート262は、インジフレーター又はル
アーロックに接続され、ポート246はバルーンカテーテルに接続されうる。ポ
ート266は、外の大気、又はシリンジ(図示せず)若しくは保存容器(図示せ
ず)に対してバルーンカテーテルを排気するのに使用される。三方ストップコッ
ク内のバルブ(図示せず)を制御するハンドル268は、矢印Aに沿って可動さ
れ、2つのパーツ間に液体が通ることを可能にする。ハンドル268は三方スト
ップコックに釣り合った長さであり、これによってオペレータの手が放射性液体
に近づかないですむ。
今度は図22を参照する。この図は、三方ストップコック用ケース270を示
す。このケースは、三方ストップコックを作動させるためのハンドル272を含
む。このケースはまた、三方ストップコックに、又はこれから液体を流すことを
可能にする開口部274、276、及び278を含む。ケース270は、独立し
た三方ストップコックに適するようにデザインされ、これらと一体に三方ストッ
プコックを含みうる。このケース270は、例えば(放射線へのオペレータの被
爆を減少させるために)ルーサイト及び鉛の何れか、又はこの両方の層で作成さ
れるか、又はこのようなものを含有しうる。
今度は図23を参照する。この図は、液体のような放射性物質を保持するため
の容器280を示す。底部282を、頂部281からねじってはずし、内部に放
射性液体を入れたボトルを置くことができる。頂部の穴284は、容器内の放射
性液体への入り口となる。穴284は、例えばボトルとなり得るようにゴムの膜
のような密封構造体で覆われうる。この密封構造体は自己密封式でありうる。密
封構造体を使用する場合、針を使用し、密封構造体に穴をあけ、放射性液体へア
クセスしうる。例えば、容器280の外側は鉛であり得、内側はルーサイトであ
りうる。この他には、内側が鉛であり得、外側がルーサイトでありうる。この二
層構造により、これに含まれる放射性物質からの保護がもたらされる。
今度は図24を参照する。これは、液体のような放射性物質を保持する他の容
器
290を示す。第一のポート292は、放射性液体を挿入するために付与され、
第二のポート294は放射性液体を取り除くために付与されうる。図23の容器
280と同様に、これらのポートは、例えばゴムの膜のような密封構造体で覆わ
れうる。この密封構造体は自己密封式でありうる。密封構造体を使用する場合、
針を使用し、この密封構造体に穴をあけ、放射性液体へアクセスしうる。例えば
、容器290の外側は鉛であり得、外側がルーサイトでありうる。この他には、
内側が鉛であり得、外側がルーサイトでありうる。この二層構造により、これに
含まれる放射性物質からの保護がもたらされる。
今度は図25を参照する。これは、液体のような放射性物質を保持する他の容
器300を示す。ポート302は、放射性液体を挿入し、除去するためのもので
ありうる。図23の容器280と同様に、このポートは、例えばゴムの膜のよう
な密封構造体で覆われうる。この密封構造体は自己密封式でありうる。密封構造
体を使用する場合、針を使用し、該密封構造体に穴をあけ、放射性液体にアクセ
スしうる。例えば、容器300の外側は鉛であり得、内側はルーサイトでありう
る。この他には、内側が鉛であり得、外側がルーサイトでありうる。この二層構
造体によりこれに含まれる放射性物質からの保護がもたらされる。上部304は
、一般に円筒形状であり、底部306は円錐形状又は漏斗形状でありうる。漏斗
形状の底部306は、容器300の底部において少量の液体を集め、これによっ
てこれを底部の下方に置いた針によって除くことができる。中心に穴308aを
有するメッシュ308を使用して液体を漉し、メッシュ上に比較的大きなくずを
保持する。
今度は図26を参照する。この図は、柔軟なプラスチックシールド310を示
す。このシールド310は、セクション312及び314を含み、放射性線源を
有する容器又は構造体の周りをシールドするための留め金又はベルクロ(Velcro
)のような留め具316を含み、これによって該シールドが、放射線源より放出
される放射線から人を保護する。水の密度にほぼ等しい密度を有する柔軟なプラ
スチックシールドは、例えばベータエネルギーを阻止する約2mmの厚さである
べきである。
本発明は、これらの特別な態様を参照することによって説明したが、本発明の
多くの変更及び修飾は、請求の範囲で説明した本発明の意図及び範囲から逸脱す
ることなく行いうることは当業者により明であることに注意しなければならない
。例え
ば、添付の表から選択される同位体は、適用に際して、どこか他で同定されたも
のに置き換えることができる。更に、適用に際して、列記された同位体へ崩壊す
るものを使用することができる。 参考文献
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DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,IT,L
U,MC,NL,PT,SE),AU,CA,JP,M
X,US
(72)発明者 アモルス、ハワード・アイ
アメリカ合衆国、ニューヨーク州 10019、
ニューヨーク、ウエスト・フィフティセブ
ンス・ストリート 322、アパートメント
18エス
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1. 患者の管腔構造体内の疾患の進行を治療するための二重バルーンカテー テルであって、 インナーバルーン; 該インナーバルーンと実質的に同心であり、実質的にインナーバルーンを取 り囲んだアウターバルーン; 該インナーバルーンに液体を連通させるインナーバルーン液体輸送ルーメン ; 該アウターバルーンに液体を連通させるインナーバルーン液体輸送ルーメン を具備するカテーテル。 2. 請求の範囲第1項に記載のカテーテルであって、前記アウターバルーン の外側表面に接続されたガイドワイヤールーメンを更に具備するカテーテル。 3. 請求の範囲第2項に記載のカテーテルであって、該インナーバルーン液 体輸送ルーメン、該アウターバルーン液体輸送ルーメン、及び該ガイドワイヤー ルーメンが実質的に軸に沿って配列されているカテーテル。 4. 請求の範囲第1項に記載のカテーテルであって、該アウターバルーンを 通って伸びたガイドワイヤールーメンを更に具備するカテーテル。 5. 請求の範囲第4項に記載のカテーテルであって、該インナーバルーン液 体輸送ルーメン、該アウターバルーン液体輸送ルーメン、及び該ガイドワイヤー ルーメンが実質的に軸に沿って配列されているカテーテル。 6. 請求の範囲第1項に記載のカテーテルであって、アウターバルーン及び インナーバルーンを通って伸びたガイドワイヤールーメンを更に具備するカテー テル。 7. 請求の範囲第6項に記載のカテーテルであって、該インナーバルーン液 体輸送ルーメン、該アウターバルーン液体輸送ルーメン、及び該ガイドワイヤー ルーメンが実質的に軸に沿って配列されているカテーテル。 8. 請求の範囲第1項に記載のカテーテルであって、該インナーバルーンが 放射線発生用のコーティングを有するカテーテル。 9. 請求の範囲第1項に記載のカテーテルであって、該アウターバルーンが 放射線発生用のコーティングを有するカテーテル。 10. 患者の管腔内の疾患の進行を治療する方法であって、 インナーバルーン、該インナーバルーンと実質的に同心であり、該インナー バルーンを実質的に取り囲んでいるアウターバルーン、該インナーバルーンに液 体を連通させるインナーバルーン液体輸送ルーメン、及び該アウターバルーンに 液体を連通させるアウターバルーン液体輸送ルーメンを含有する二重バルーンカ テーテルを該管腔構造内に挿入すること、及び 該インナーバルーン液体輸送ルーメン及び該アウターバルーン液体輸送ルー メンをそれぞれ介して、該インナーバルーン及び該アウターバルーンの少なくと も1つに放射性液体を挿入すること、 を具備する方法。 11. バルーンカテーテルに液体を挿入するためのインジフレーターであっ て、 液体を保持するための細長い管であって、該細長い管が第一の端部と第二の 端部を有するもの; 該細長い管の第一の端部が、管を横切る壁を有し、該壁の中に該管の内側及 び該管の外側の間で液体の通過を提供するためのポートを有すること; 第一の面及び第二の面を有するプランジャーヘッド、及び第一及び第二の端 部を有するプランジャーステムとを包含するプランジャー集合体; 該プランジャーヘッドが該管の内部をスライドするのに適しており、該第一 の面で該プランジャーステムの第一の端部に接続されていること; 該プランジャーステムを受け入れ、リリース可能に固定するための管の第二 の端部に配置された固定手段であって、該プランジャーステムの第二の端部が管 の外側に配置されるもの;及び 圧力バルブであって、該プランジャーステムの第二の端部に隣接して配置さ れ、管の第一の端部に面したプランジャーヘッドの第二の面上の圧力変換器に操 作できるように接続され、これによって圧力バルブが管の第一の端部とプランジ ャーヘッドの第二の面との間の管の領域の圧力を表示するもの、 を具備したインジフレーター。 12. 請求の範囲第11項に記載のインジフレーターであって、該管の第一 の端部及び該プランジャーヘッドの第二の面の間の前記管の領域が、実質的に透 明であり、該管の第一の端部及び該プランジャーヘッドの第二の面の間の容積を 指示するための目盛を付けられているインジフレーター。 13. 請求の範囲第12項に記載のインジフレーターであって、該目盛りが 約1から5ccの間であり、約0.1ccの増分であるインジフレーター。
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