JP2000502660A - カプロラクタムとヘキサメチレンジアミンの同時製造方法 - Google Patents

カプロラクタムとヘキサメチレンジアミンの同時製造方法

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Abstract

(57)【要約】 アジポニトリルから出発し、カプロラクタムとヘキサメチレンジアミンを同時に製造する。

Description

【発明の詳細な説明】 カプロラクタムとヘキサメチレンジアミンの同時製造方法 本発明は、アジポニトリルを出発物質とする、カプロラクタムとヘキサメチレ ンジアミンの同時製造方法に関する。 本発明はまた、6−アミノカプロニトリルとヘキサメチレンジアミンを含有す る混合物からの、これらの物質の同時分離についての改良された方法に関する。 アンモニア及び様々な触媒の存在下での、アジポニトリルの6−アミノカプロ ニトリルへの部分的な水素化については多くの記載がある。例えば、US 46 01 859には酸化マグネシウム上のロジウムを基材とした触媒の使用の記載 が、US 2 762 835にはラネーニッケルの使用の記載が、US 2 208 598にはアルミナ上のニッケルの使用の記載が、DE−A 848 654には銅/コバルト/亜鉛及び鉄/コバルトのスピネルを基材とした固定床 触媒の記載が、DE−A 954 416にはシリカゲル上のコバルトの使用の 記載が、またDE−A 4 235 466には鉄スポンジの使用の記載がある 。 WO 92/21650に記載された方法においては、ラネーニッケルの存在 下で、転化率70%において、アミノカプロニトリルの収率60%及びヘキサメ チレンジアミンの収率9%が達成されている。転化率80%では、収率は62% である。 6−アミノカプロニトリルが、アンモニアを遊離させてカプロラクタムを生成 させるような触媒の存在下又は不存在下で、気相中又は液相中の水によって反応 することは公知である。例えばUS 2 301 964には、濃度10〜25 %の6−アミノカプロニトリル溶液について、液相中で250〜290℃におい て、76%に達する収率でカプロラクタムに転化された方法が記載されている。 さらに、亜鉛化合物、銅化合物、鉛化合物及び水銀化合物の存在下で有機溶媒 を添加した水中での、濃度25〜35%の6−アミノカプロニトリル溶液の液相 中220℃における環化が、FR−A 2,029,540に記載されている。 ここでは、カプロラクタムの収率は83%に達する。 6−アミノカプロニトリルの環化は気相中でも行うことが可能である(US 2 357 484)。すなわち、濃度80%の水溶液から出発してアルミナを 触媒として用いることで、カプロラクタムの収率は305℃において92%に達 している。 EP−A 150 295には、銅/バナジウム触媒、水素、水及びアンモニ アの存在下での気相中の6−アミノカプロニトリルの反応で、290℃において 収率77%でカプロラクタムが得られたことが記載されている。 さらに、DE−A 43 19 134には、液相中で触媒の添加なしで行わ れる、水中での6−アミノカプロニトリルのカプロラクタムへの転化が記載され ている。 上に挙げた文献は、カプロラクタムが、アジポニトリルから6−アミノカプロ ニトリルを経るという、両工程段階を含有する包括的一工程で得られるような方 法を示唆してはいない。 本発明の目的は、アジポニトリルから出発する、カプロラクタムとヘキサメチ レンジアミンの同時製造方法を提供することである。更に、アジポニトリルの部 分的な水素化で得られる反応混合物から、連続工程中で純粋な6−アミノカプロ ニトリル及びヘキサメチレンジアミンを生成させ、6−アミノカプロニトリルを その後の工程でカプロラクタムに環化する方法を提供することを意図する。加う るに、この方法で得られる副産物は可能な限り再利用し、好ましくは前工程段階 へ再循環すべきである。 本発明者らはこの目的が、アジポニトリルを出発物質としてカプロラクタムと ヘキサメチレンジアミンとを同時に製造する方法において、 (a)アジポニトリルを部分的に水素化し、本質的に6−アミノカプロニトリ ル、ヘキサメチレンジアミン、アンモニア、アジポニトリル及びヘキサメチレン イミンを含有する混合物を得、また、 (b)(a)で得られた混合物を蒸留にかけ、塔頂生成物としてアンモニアと 塔底生成物Iを得るが、この蒸留は蒸留条件下で不活性である化合物A又は60 〜250℃で18barにおいて沸騰する不活性化合物Aの混合物の存在下で、 底部温度60〜250℃、圧力5〜30barにおいて行い、またアンモニアは 完全には分離されず、 (c)本質的に6−アミノカプロニトリル、ヘキサメチレンジアミン、アジポ ニトリル、ヘキサメチレンイミン、不活性化合物又は化合物A及びアンモニアを 含有する塔底生成物Iを、これは段階(b)で用いられる混合物よりもアンモニ ア含有量が低いものであるが、2度目の蒸留にかけ、塔頂生成物として不活性化 合物A並びにアンモニアの混合物及び塔底生成物IIを得るが、この蒸留は各場合 において250℃以上でない底部温度で20℃以上の塔頂温度が得られるように 第1及び第2カラムの圧力が互いに調和している条件で、底部温度100〜25 0℃、圧力2〜15barにおいて行い、又は、それらのコンデンサーにおいて 、 第2カラムの塔頂での濃縮はより低温で行い、純粋か又は比較的高濃度のアン モニアから成る塔頂生成物を第1カラムへ再循環させるか又は、 第2カラムの塔頂生成物を、コンプレッサーによって圧力を増大した後、蒸気 の形で第1カラム又はそのコンデンサーへ再循環し、 (d)本質的に6−アミノカプロニトリル、ヘキサメチレンジアミン、アジポ ニトリル、ヘキサメチレンイミン及び不活性化合物又は化合物Aを含有する塔底 生成物IIを第3カラム中で蒸留にかけ、塔頂生成物として不活性化合物又は化合 物A及び塔底生成物IIIを得るが、この蒸留は塔頂生成物として得られる不活性 化合物Aが第2カラムへ供給される条件で、底部温度50〜250℃、圧力0. 05〜2barにおいて行い、また所望に応じて、蒸留は蒸留条件下で不活性で あり20〜250℃で0.3barにおいて沸騰する1種又はそれ以上の化合物 Bの存在下で行い、 (e)本質的に6−アミノカプロニトリル、ヘキサメチレンジアミン、アジポ ニトリル、ヘキサメチレンイミン及び所望に応じて不活性化合物又は化合物Bを 含有する塔底生成物IIIを第4カラム中で蒸留にかけ、カラムの底部温度は50 〜250℃、圧力は0.05〜1.5barであって、本質的にヘキサメチレン イミン、所望に応じて不活性化合物又は化合物Bを含有する塔頂生成物KP1、 及び本質的にヘキサメチレンジアミンを含有する側流(side stream ) SA1を得、また塔底生成物IVを得るが、所望に応じてカラムに供給口と側流分 岐点との間の領域に隔壁を装着することによって(Petyuk[原文のまま] カラム)、得られるヘキサメチレンジアミンは本質的にヘキサメチレンイミン並 びに不活性化合物又は化合物B及び他の低沸点物を有さず、 塔頂生成物KP1を第3カラムに供給し、あるいは、必要に応じて塔頂生成物 KP1の一部を第3カラムに供給し、残余を除去し、かつ、 (f)本質的に6−アミノカプロニトリル並びにアジポニトリル及びおそらく は高沸点物を含有する塔底生成物IVを第5カラム中で蒸留にかけ、塔頂生成物と して少なくとも95%の純度を有する6−アミノカプロニトリル、本質的にアジ ポニトリルから成る側流、及び高沸点物と少量のアジポニトリルから成る塔底生 成物Vを得、また、 所望に応じて、カラムには供給口と側流分岐点との間の領域に隔壁を装着する ことによって、得られるアジポニトリルは比較的少量の高沸点物しか含まず、 蒸留は底部温度50〜250℃、圧力10〜300mbarにおいて行い、 また、かくして得られる6−アミノカプロニトリルをその後環化し、カプロラ クタムを得ることを特徴とするカプロラクタムとヘキサメチレンジアミンの同時 製造方法によって達成されることを見出した。 本発明者らはまた、6−アミノカプロニトリル及びヘキサメチレンジアミンの 、これらの物質を含有する混合物からの同時分離方法を見出した。 アジポニトリルの部分的な水素化は、公知の方法のうちの1つ、例えばUS4 601 859、US 2 762 835、US 2 208 598、D E−A 848 654、DE−A 954 416、DE−A 4 235 466、又はWO 92/21650などに記載されている前述の方法の1つに より、一般にニッケル、コバルト、鉄、又はロジウム含有触媒の存在下において 、水素化効果によって行うことが可能である。触媒は、支持触媒又は非支持触媒 の形で使用することができる。好適な触媒の担体の例としては、アルミナ、シリ カ、二酸化チタン、酸化マグネシウム、活性炭及びスピネルがある。好適な非支 持触媒の例としては、ラネーニッケル及びラネーコバルトがある。 触媒の空間速度は通常、時間当たり触媒l(リットル)当たりアジポニトリル を0.05〜10、好ましくは0.1〜5kgの範囲内で選択する。 水素化は、概して20〜200℃好ましくは50〜150℃において、また水 素分圧0.1〜20、好ましくは0.5〜10MPaで行う。 水素化は、好ましくは溶媒、特にはアンモニアの存在下で行う。アンモニアの 量は一般に、アジポニトリルのkg当たりアンモニアが0.1〜10、好ましく は0.5〜3kgの範囲内で選択する。 ヘキサメチレンジアミンに対する6−アミノカプロニトリルのモル比と、また 従ってヘキサメチレンジアミンに対するカプロラクタムのモル比は、それぞれの 場合で選択したアジポニトリルの転化率によって制御することができる。10〜 90%、好ましくは30〜80%であるアジポニトリルの転化率は、6−アミノ カプロニトリルの高い選択率を得るために用いるのが好ましい。 6−アミノカプロニトリル及びヘキサメチレンジアミンの総量は、触媒や反応 条件に依存するが概して95〜99%であり、ヘキサメチレンイミンは量の点で 最も重要な副産物である。 好ましい実施形態としては、反応はアンモニア及び水酸化リチウム、又は反応 条件下で水酸化リチウムを生成するようなリチウム化合物の存在下で、40〜1 20℃、好ましくは50−100℃、特に好ましくは60〜90℃で行い、圧力 は一般に2〜12、好ましくは3〜10、特に好ましくは4〜8MPaの範囲内 で選択する。滞留時間は、本質的には必要とする収率、選択率及び必要とする転 化率によって決まるが、通常は、滞留時間は最大収率が達成されるように、例え ば、50〜275、好ましくは70〜200分の範囲内で選択する。 圧力及び温度の範囲は、反応を液相中で行うことが可能であるように選択する のが好ましい。 アンモニアは一般に、ジニトリルに対するアンモニアの重量比が9:1〜0. 1:1、好ましくは2.3:1−0.25:1、特に好ましくは1.5:1〜0 .4:1であるような量を用いる。 水酸化リチウムの量は概して、用いた触媒の量に対して0.1〜20、好まし くは1〜10重量%の範囲内で選択する。 反応条件下で水酸化リチウムを生成するリチウム化合物の例としては、リチウ ム金属及びn−ブチルリチウムやフェニルリチウムのようなアルキルリチウム及 びアリールリチウム化合物がある。これらの化合物の量は、一般に上記量の水酸 化リチウムが得られるように選択する。 好ましく用いられる触媒は、ニッケル、ルテニウム、ロジウム、鉄、及びコバ ルト含有化合物、好ましくはラネー型のもの、特にはラネーニッケル及びラネー コバルトである。触媒はまた、例えばアルミナ、シリカ、酸化亜鉛、活性炭及び 二酸化チタンを担体として使用して、支持触媒の形でも用いることができる(参 考文献 Appl.Het.Cat. (1987)、106−122;Cat alysis 4(1981)、1−30)。ラネ−ニッケル(例えばBASF AG、Degussa and Grace社のものなど)は、特に好ましい 。 ニッケル、ルテニウム、ロジウム、鉄、及びコバルト触媒は、周期表のVIB 群(Cr、Mo、W)及びVIII群(Fe、Ru、Os、Co(ニッケルの場 合のみ)、Rh、 Ir、Pd、Pt)金属を用いて変性される。現在までの調 査では、特には、例えばクロム及び/又は鉄によって変性された変性ラネーニッ ケル触媒を用いることで、高いアミノニトリルの選択率が得られることが示され ている(製造方法については、DE−A 2 260 978及びBull.S oc.Chem.13(1946)、208参照)。 触媒の量は一般に、コバルト、ルテニウム、ロジウム、鉄又はニッケルの量が 、用いられるジニトリルの量に対して1〜50、好ましくは5〜20重量%であ るように選択する。 触媒は、液相又は潅液充填塔法における固定床触媒として、又は懸濁触媒とし て使用することができる。 さらに好ましい実施形態としては、アジポニトリルを高温高圧下で溶媒及び触 媒の存在下において次のような触媒を用いることにより部分的に水素化し、6− アミノカプロニトリルを生成させるが、すなわち、 (a)ニッケル、コバルト、鉄、ルテニウム及びロジウムから成る群から選択 される金属を基材とした化合物を含み、また、 (b)パラジウム、白金、イリジウム、オスミウム、銅、銀、金、クロム、モ リブデン、タングステン、マンガン、レニウム、亜鉛、カドミウム、鉛、アルミ ニウム、スズ、リン、砒素、アンチモン、ビスマス及び希土類金属から成る群か ら選択される金属を基材とした促進剤を、(a)に対して0.01〜25、好ま しくは0.1〜5重量%含み、また、 (c)アルカリ金属又はアルカリ土類金属を基材とした化合物を、(a)に対 して0〜5、好ましくは0.1〜3重量%含有するものであり、 但し、上記はルテニウムもしくはロジウムのみか又はルテニウム及びロジウム 、又はニッケル及びロジウムを基材とした化合物を成分(a)として選択する場 合、促進剤(b)は所望に応じて省くことも可能だという条件の許で用いられる 。 好ましい触媒は、成分(a)が、ニッケル、コバルト及び鉄から成る群から選 択される金属を基材とした少なくとも1つの化合物を、量的にはそれぞれの場合 での成分(a)〜(c)の和に対して10〜95重量%、またルテニウム及び/ 又はロジウムを0.1〜5重量%含み、 成分(b)が、銀、銅、マンガン、レニウム、鉛及びリンから成る群から選択 される金属を基材とした少なくとも1種の促進剤を、量的には(a)に対して0 .1〜5重量%含み、また、 成分(c)が、リチウム、ナトリウム、カリウム、セシウム、マグネシウム及 びカルシウムから成る群から選択されるアルカリ金属及びアルカリ土類金属を基 材とした少なくとも1種の化合物を量的には0.1〜5重量%含有するようなも のである。 特に好ましい触媒は、例えば、 触媒Aとして、酸化コバルト(CoO)90重量%、酸化マンガン(Mn23 )5重量%、五酸化リン3重量%及び酸化ナトリウム(Na2O)2重量%を含 有するもの、 触媒Bとして、酸化コバルト(CoO)20重量%、酸化マンガン(Mn23 )5重量%、酸化銀(Ag2O)0.3重量%、シリカ(SiO2)70重量%、 アルミナ(Al23)3.5重量%、酸化鉄(Fe23)0.4重量%、酸化マ グネシウム(MgO)0.4重量%及び酸 化カルシウム(CaO)0.4重量%を含有するもの、及び 触媒Cとして、酸化ニッケル(NiO)20重量%、シリカ(SiO2)67 .42重量%、アルミナ(Al23)3.7重量%、酸化鉄(Fe23)0.8 重量%、酸化マグネシウム(MgO)0.76重量%、酸化カルシウム(CaO )1.92重量%、酸化ナトリウム(Na2O)3.4重量%及び酸化カリウム (K2O)2.0重量%を含有するものである。 好ましく用いられる触媒は、非支持触媒又は支持触媒でよい。好適な担体物質 の例としては、多孔性酸化物、例えばアルミナ、シリカ、アルミノケイ酸塩、酸 化ランタン、二酸化チタン、二酸化ジルコニウム、酸化マグネシウム、酸化亜鉛 及びゼオライトなど、及び活性炭又はそれらの混合物がある。 製造は概して、成分(a)の前駆体を(必要とする触媒の型に依存して)担体 物質の存在又は不存在下で促進剤の前駆体(成分(b)と、所望に応じて微量成 分(c)の前駆体と共に沈殿させるという手法によって行い、所望に応じて、結 果として生ずる触媒の前駆体を押出物又はペレットとして得られるように処理し 、乾燥して、その後焼成する。支持触媒は一般に、成分(a)、(b)及び所望 に応じて(c)の溶液を担体に含浸させることによっても得ることができ、個々 の成分を同時にあるいは続けて、又は成分(a)、(b)及び所望に応じて(c )をそれ自体公知の方法により担体に吹き付けることによって、添加することが 可能である。 成分(a)の好適な前駆体は概して、容易に水溶性となる前述の金属の塩、例 えば硝酸塩、塩化物、酢酸塩、ギ酸塩及び硫酸塩、好ましくは硝酸塩である。 成分(b)の好適な前駆体は概して、容易に水溶性となる前述の金属の塩又は 錯塩、例えば硝酸塩、塩化物、酢酸塩、ギ酸塩及び硫酸塩、また特にはヘキサク ロロ白金酸塩、好ましくは硝酸塩及びヘキサクロロ白金酸塩である。 成分(c)の好適な前駆体は概して、容易に水溶性となる前述のアルカリ金属 又はアルカリ土類金属の塩、例えば水酸化物、炭酸塩、硝酸塩、塩化物、酢酸塩 、ギ酸塩及び硫酸塩、好ましくは水酸化物及び炭酸塩である。 沈殿は一般に、沈殿試薬を添加することによるか、pHを変えることによるか 又は温度を変えることによって、選択的に水溶液から生ずる。 得られた触媒の前駆体は、従って通常一般に80〜150℃、好ましくは80 〜120℃において、乾燥させる。 焼成は通常、150〜500℃、好ましくは200〜450℃において、空気 又は窒素から成る気流中で行う。 焼成後、得られた触媒物質は一般に、例えば成分(a)としてルテニウム又は ロジウムを基材とした触媒の場合には80〜250℃、好ましくは80〜180 ℃において、又は成分(a)としてニッケル、コバルト及び鉄から成る群から選 択される金属の一つを基材とした触媒の場合には200〜500℃、好ましくは 250〜400℃において、水素雰囲気、又は水素及び窒素のような不活性ガス を含有するガス混合物に2〜24時間晒されることによって、還元雰囲気(活性 化)に曝露される。ここで充填する触媒は、好ましくは触媒のl(リットル)当 たり200lである。 好都合にも、触媒の活性化は合成反応器内で直接行うが、それは通常、そうで なければ必要な中間段階すなわち、通常20〜80℃、好ましくは25〜35℃ において、空気のような酸素/窒素混合物を用いて施される表面の不動態化を、 なくて済ませるためである。不動態化触媒の活性化はその後、好ましくは合成反 応器内で、180〜500℃、好ましくは200〜350℃において、水素含有 雰囲気中で行う。 触媒は液相又は潅液充填塔法における固定床触媒として、又は懸濁触媒として 用いることができる。 反応を懸濁液中で行う場合には、通常40〜150℃、好ましくは50〜10 0℃特に好ましくは60〜90℃の温度を選択し、圧力は一般に2〜20、好ま しくは3〜10、特に好ましくは4〜9MPaの範囲内で選択する。滞留時間は 本質的に必要とされる収率、選択率及び必要とされる転化率に依存し、通常、滞 留時間は最大収率が達成されるように、例えば、50〜275、好ましくは70 〜200分の範囲内で選択する。 懸濁手法において好ましく用いられる溶媒は、1〜6個の炭素原子を有するア ンモニア、アミン、ジアミン及びトリアミン、例えばトリメチルアミン、トリエ チルアミン、トリプロピルアミン及びトリブチルアミン、又はアルコール、特に はメタノール及びエタノール、特に好ましくはアンモニアなどである。ジニトリ ルと溶媒の和に対して10〜90、好ましくは30〜80、特に好ましくは40 〜70重量%のジニトリル濃度を、選択するのが有利である。 触媒の量は一般に、用いられるジニトリルの量に対して1〜50、好ましくは 5〜20重量%の範囲内で選択する。 懸濁水素化は、回分式でも、又は好ましくは連続的に、概して液相中で行う。 部分的水素化は、回分式又は連続的に、潅液充填塔法又は液相手法によって固 定床反応器内でも行うことができ、20〜150℃、好ましくは30〜90℃の 温度及び、概して2〜30、好ましくは3〜20MPaの圧力を通常選択する。 部分的水素化は、溶媒、好ましくは1〜6個の炭素原子を有するアンモニア、ア ミン、ジアミン又はトリアミン、例えばトリメチルアミン、トリエチルアミン、 トリプロピルアミン及びトリブチルアミン、又はアルコール、好ましくはメタノ ール又はエタノール、特に好ましくはアンモニアなどの存在下で行うのが好まし い。好ましい実施形態としては、アジポニトリルのg当たり1〜10、好ましく は2〜6gのアンモニアの含有量を選択する。触媒の空間速度は、好ましくは時 間当たり、l当たりのアジポニトリル量を0.1〜2.0、好ましくは0.3〜 1.0kgで選択する。ここでもまた、転化率と、従って選択率は、滞留時間を 変えることによって制御することができる。 部分的な水素化は、この目的に好適な慣用反応器内で行ってもよい(図中R1 )。 第1カラム中の蒸留(段階(b)、図中K1)は、本質的に6−アミノカプロ ニトリル、ヘキサメチレンジアミン、アンモニア、アジポニトリル及びヘキサメ チレンイミンを含有する段階(a)からの混合物、好ましくは、本質的に1〜7 0、好ましくは5〜40重量%の6−アミノカプロニトリル、 1〜70、好ましくは5〜40重量%のアジポニトリル、 0.1〜70、好ましくは1〜40重量%のヘキサメチレンジアミン、 0.01〜10、好ましくは0.05〜5重量%のヘキサメチレンイミン、及び 5〜95、好ましくは20〜85重量%のアンモニア、 を含有する混合物について、概して従来型の蒸留カラム中で、底部温度60〜2 50℃、好ましくは100〜200℃で、圧力5〜30、好ましくは12〜25 barにおいて、蒸留条件下で不活性であり60〜220℃で18barにおい て沸騰する1又はそれ以上の化合物Aの存在下で行い、塔頂生成物としてアンモ ニア及び塔底生成物Iを得るが、アンモニアが完全には分離しないという方法に よる、本発明に従って行う。 本発明に従って、好適な化合物Aは、蒸留条件下で不活性であり、また18b arにおいて60〜250℃、好ましくは60〜150℃の沸点を有する物質で ある。その例としては、上記のような特性を有するアルカン、シクロアルカン、 芳香族、ナフタレン、アルコール、エーテル、ニトリル及びアミン、特にはC5 −C6−アルカン及びC2−C4−アルカノール、特に好ましくはn−ペンタン、 シクロヘキサン、トリエチルアミン、エタノール、アセトニトリル、n−ヘキサ ン、ジ−n−プロピルエーテル、イソプロパノール、n−ブチルアミン及びベン ゼン、特に非常に好ましくはエタノールである。 化合物Aは通常、量的には塔底生成物Iに対して0.1〜50、好ましくは1 〜10重量%を添加する。 段階(c)において、本質的に6−アミノカプロニトリル、ヘキサメチレンジ アミン、アジポニトリル、ヘキサメチレンイミン、不活性化合物又は化合物A及 びアンモニアを含有し、かつ段階(a)から得られ、段階(b)で用いられる混 合物よりもアンモニア含有量が低い塔底生成物Iを、第2蒸留にかけ、塔頂生成 物として不活性化合物又は化合物A並びにアンモニアの混合物及び塔底生成物II を得るが蒸留は、250℃以上でないそれぞれの底部温度で20℃以上の塔頂温 度が達成されるように第1と第2カラム(図中K2)の圧力が互いに調和してい る条件で、底部温度100〜250℃、好ましくは140〜200℃で、圧力2 〜15、好ましくは4〜12barにおいて行われる。純粋か又は比較的高濃度 のアンモニアから成る塔頂生成物を第1カラムへ再循環するか、又は、第2カラ ムの塔頂生成物を、コンプレッサーにより圧力を増大した後第1カラム又はその コンデンサーへ蒸気の形で再循環させるために第2カラムの塔頂でより低温で濃 縮を行うのが有利である。 段階(d)において、本質的に6−アミノカプロニトリル、ヘキサメチレンジ アミン、アジポニトリル、ヘキサメチレンイミン及び不活性化合物又は化合物A を含有する塔底生成物IIを第3カラム(図中K3)中で蒸留にかけ、塔頂生成物 として不活性化合物又は化合物A及び塔底生成物IIIを得るが蒸留は、塔頂生成 物として得られた不活性化合物又は化合物Aを第2カラムへ供給しまた所望に応 じて蒸留を、蒸留条件下で不活性であり、20〜250℃、好ましくは60〜1 70℃で、一定圧力0.3barにおいて沸騰する1種又はそれ以上の化合物B の存在下で行う条件で、底部温度50〜250℃、好ましくは140〜200℃ で、圧力0.05〜2、好ましくは0.2〜1barにおいて行う。 化合物Bの例は、上記の特性を有するようなアルカン、シクロアルカン、芳香 族、ナフテン、アルコール、エーテル、ニトリル及びアミン、特にはジ−n−ブ チルエーテル、バレロニトリル、n−オクタン、シクロオクタン、n−ヘキシル アミン、ヘキサメチレンイミン及びヘキサメチレンジアミン、好ましくはヘキサ メチレンイミン及び/又はヘキサメチレンジアミン、特に好ましくはヘキサメチ レンイミンである。 好ましい実施形態としては、ヘキサメチレンイミン及び/又はヘキサメチレン ジアミンを化合物Bとして選択し、又は特に好ましくはそれ以上他の化合物Bを 加えないことである。 化合物Bは、量的には塔底生成物IIに対して0.01〜50、好ましくは0. 5〜10重量%を、カラムK3に添加するのが好ましい。 段階(e)において、本質的に6−アミノカプロニトリル、ヘキサメチレンジ アミン、アジポニトリル、ヘキサメチレンイミン、及び所望に応じて不活性化合 物又は化合物Bを含有する塔底生成物IIIを第4カラム(図中K4)中で蒸留に かけ、本質的にヘキサメチレンイミン、所望に応じて不活性化合物又は化合物B を含有するような塔頂生成物KP1、及び本質的にヘキサメチレンジアミンを含 有する側流SA1を得るが、カラムの底部温度は50〜250℃、圧力は0.0 5〜1.5barであり、また塔底生成物IVを得る。 所望に応じて、供給口と側流分岐点との間の領域に隔壁を、カラムに装着する ことにより(Petlyuk カラム)、得られたヘキサメチレンジアミンはヘ キサメチレンイミン並びに不活性化合物又は化合物B及び他の低沸点物を本質的 に有せず、 塔頂生成物KP1及び/又は側流SA1からのHMDは、必要に応じて第3カ ラムに供給されるか、又は必要に応じてそのうちの一部分だけが第3カラムに供 給されて、残余は除去される。 段階(f)において、本質的に6−アミノカプロニトリル並びにアジポニトリ ル及びおそらくは高沸点物を含有する塔底生成物IVを第5カラム(図中K5)中 で蒸留にかけ、塔頂生成物として少なくとも95%、好ましくは99〜99.9 %の純度を有する6−アミノカプロニトリル、及び本質的にアジポニトリルから 成る側流、及び高沸点物と少量のアジポニトリルから成る塔底生成物Vを得る。 所望に応じて供給口と側流分岐点との間の領域に隔壁をカラムに装着すれば、 得られたアジポニトリルは比較的少量の高沸点物しか含まず、また蒸留は底部温 度50〜250℃で圧力10〜300mbarにおいて行う。 側流2(SA2)からのアジポニトリル(ADN)は反応器R1へ再循環させ る。 本発明に従って、得られた6−アミノカプロニトリルをカプロラクタムに転化 する。この環化は、液相又は気相中での公知の方法、例えばUS 2 3019 64、US 2 357 484、EP−A 150 295又はDE−A43 19 134に開示された方法により行うことができ、通常、液相中6−アミ ノカプロニトリルが水と反応することによって、カプロラクタムとアンモニアを 生成する。 触媒なしの反応では、温度200〜375℃及び反応時間10〜90、好まし くは10〜30分を選択する。概して水を溶媒として用い、6−アミノカプロニ トリルの含有量を、一般に水に対して30以下、好ましくは10〜25重量%の 範囲内で選択する。 触媒の存在下での液相中の反応では、温度50〜330℃、6−アミノカプロ ニトリル1モル当たり水量1.3〜50、好ましくは1.3〜30モル、及び反 応時間10分〜数時間を通常選択する。有機溶媒、特にアルコールを用いる場合 には、一般に選択する水量は、6−アミノカプロニトリル1モル当たり1.3〜 5モルである。 環化で得られる反応混合物は通常、蒸留によってアンモニア、水及びあらゆる 有機溶媒を最初に分離する。触媒を用いた場合、塔底生成物中に存在する触媒は 一般に、慣用法の1つによってカプロラクタムから分離し、環化反応器(図中R 2)へ再循環させる。粗カプロラクタムは一般に、蒸留のような、それ自体公知 の精製作用によって純粋なラクタムに転化し、その後ポリカプロラクタムへの重 合に利用できる。 好ましい実施形態としては、6−アミノカプロニトリルは不均一系触媒を用い て液相中で水と反応させる。 反応は、一般に140〜320℃、好ましくは160〜280℃において液相 中で起こる。圧力は一般に1〜250、好ましくは5〜150barであって、 反応混合物が用いられる条件のもとで主として液体であることを確保するのがよ い。滞留時間は一般に1〜120、好ましくは1〜90、特には1〜60分であ る。ある場合には、1〜10分の滞留時間で完全に十分であることが立証されて いる。 一般に、少なくとも0.01、好ましくは0.1〜20、特には1〜5モルの 水を、6−アミノカプロニトリル1モル当たりに用いる。 好都合にも、6−アミノカプロニトリルは1〜50、特には5〜50、特に好 ましくは5〜30重量%濃度の、水溶液(この場合溶媒が同時に反応物である) 又は水/溶媒混合物の溶液の形で用いられる。溶媒の例としてはアルカノール、 例えばメタノール、エタノール、n−プロパノール、イソプロパノール、n−ブ タノール、イソブタノール及びtert−ブタノール、及びポリオール、例えば ジエチレングリコール及びテトラエチレングリコール、炭化水素例えば石油エー テル、ベンゼン、トルエン、及びキシレン、ラクタム例えばピロリドン及びカプ ロラクタム、及びアルキル置換ラクタム例えばN−メチルピロリドン、N−メチ ルカプロラクタム及びN−エチルカプロラクタム、及びカルボキシレート、好ま しくは1〜8個の炭素原子を有するカルボン酸、などがある。アンモニアも反応 中に存在し得る。有機溶媒の混合物もまた、もちろん用いてもよい。水/アルカ ノールの重量比が1〜75/25〜99、好ましくは1〜50/50〜99であ る水とアルカノールの混合物が、ある場合には特に有利であることが立証されて いる。 理論上は、6−アミノカプロニトリルは、反応物としてと同時に溶媒として用 いることが十分可能である。 用いることのできる不均一触媒の例としては、周期表の第2、第3、又は第4 主族元素の酸性、塩基性又は両性酸化物、例えば酸化カルシウム、酸化マグネシ ウム、酸化ホウ素、アルミナ、酸化スズ又は、熱分解法シリカ、シリカゲル、多 孔質珪藻土、石英あるいはそれらの混合物という形でのシリカなど、及び周期表 の第2〜第6亜族金属の酸化物、例えばアモルファス形状又はアナターゼあるい はルチルのような酸化チタン、酸化ジルコニウム、酸化亜鉛、酸化マンガン又は それらの混合物などがある。ランタニド及びアクチニドの酸化物例えば酸化セリ ウム、酸化トリウム、酸化プラセオジム及び酸化サマリウム、希土類混合酸化物 及びそれらと上記酸化物との混合物もまた用いることができる。それ以上の触媒 の例としては、 酸化バナジウム、酸化ニオビウム、酸化鉄、酸化クロム、酸化モリブデン、酸 化タングステン及びそれらの混合物がある。上述の酸化物相互の混合物も使用可 能である。ある種の硫化物、セレン化物、及びテルル化物、例えばテルル化亜鉛 セレン化スズ、硫化モリブデン、硫化タングステン及びニッケル、亜鉛及びクロ ムの硫化物などもまた、用いることができる。 上記の化合物は、周期表の第1及び第7主族の化合物とドープされるか又はこ れらの化合物を含有する。 更に、ゼオライト、燐酸塩及びヘテロポリ酸や、酸性及びアルカリ性イオン交 換体、例えばNaphion(登録商標)が好適な触媒の例である。 必要に応じてこれらの触媒は、銅、スズ、亜鉛、マンガン、鉄、コバルト、ニ ッケル、ルテニウム、パラジウム、白金、銀又はロジウムをそれぞれの場合につ き50重量%まで含有することが可能である。 触媒の組成によって、触媒は非支持触媒又は支持触媒として用いることが可能 である。例えば、二酸化チタンは二酸化チタン押出物又は担体上の薄層中に添加 された二酸化チタンとして用いることができる。文献中に記載された全ての方法 で、二酸化チタンはシリカ、アルミナ又は二酸化ジルコニウムのような担体上に 添加することで用いられている。従って、薄い二酸化チタンの層は、チタンイソ プロピレート又はチタンブチレートのような有機チタンの加水分解によって、又 はTiCl4あるいは他の無機チタン含有化合物の加水分解によって添加できる 。二酸化チタンを含有する膠質溶液もまた、用いることができる。 更に好適な化合物は塩化ジルコニウム、硝酸アルミナ及び硝酸セリウムである 。 好適な担体は、シリカのような、上述の酸化物自体、又は他の安定な酸化物の 、粉末、押出物、又はペレットである。用いられる担体は、物質移動を改良する ためにマクロ多孔性(macroporous)となっているのがよい。 更に好ましい実施形態としては、水を伴う液相中で高温において触媒を用いず に、反応器内の触媒を添加しない液相中の6−アミノカプロニトリル水溶液を加 熱することによって6−アミノカプロニトリルを環化して、本質的に水、カプロ ラクタム及び高沸点留分(高沸点物)から成る混合物Iを得る。この好ましい実 施形態においては、6−アミノカプロニトリル水溶液を得るため、6−アミノカ プロニトリル1モル当たりの水が、特に好ましくは10〜150、更に好ましく は20〜100モルであるような過剰な水を用いるのが好ましい。更に好ましい 実施形態においては、6−アミノカプロニトリル1モル当たり5〜25モルの水 を通常用い、また溶液は一般に、有機溶媒を添加することによってさらに6−ア ミノカプロニトリルの5〜25重量%まで希釈するのがよい。 好適な溶媒の例は、 C1〜C4アルカノール、例えばメタノール、エタノール、n−プロパノール、 イソプロパノール及びブタノール、グリコール、例えばエチレングリコール、ジ エチレングリコール、トリエチレングリコール、テトラエチレングリコール、エ ーテル、例えばメチルtert−ブチルエーテル及びジエチレングリコールジエ チルエーテル、C6〜C10アルカン、例えばn−ヘキサン、n−ヘプタン、n− オクタン、n−ノナン及びn−デカン、及びシクロヘキサン、ベンゼン、トルエ ン、キシレン、ラクタム、例えばピロリドン及びカプロラクタム、及びN−C1 〜C4アルキルラクタム、例えばN−メチルピロリドン、N−メチル カプロラクタム及びN−エチルカプロラクタムである。 更なる実施態様では、0〜5、好ましくは0.1〜2重量%のアンモニア、水 素原子または窒素原子を反応混合物に添加しても良い。 好ましくは、反応は200〜370℃、好ましくは220〜350℃、特に好 ましくは240〜320℃で行われる。 反応は、通常、高圧下で行ない、選択される圧力は、概して0.1〜50、好 ましくは5〜25MPaであり、従って好ましくは、反応混合物は液相状態にあ る。 反応の持続時間は、選択される工程のパラメーターに依存し、連続工程では、 一般に、20〜180、好ましくは20〜90分間である。概して、短い反応時 間では、転化率が低くなり、データ観察から、長い反応時間では、面倒なオリゴ マーが形成することが判明している。 好ましくは、環化は、チューブ反応器、攪拌反応がま、またはこれらを組み合 わせて連続的に行われる。 環化はバッチ方式でも行うことができる。この時の反応時間は通常30〜18 0分間である。 放出物は、概して、本質的に50〜98、好ましくは80〜95重量%の水及 び、本質的に50〜90、好ましくは65〜85重量%のカプロラクタムと10 〜50、好ましくは15〜35重量%の高沸点留分(高沸物)からなる混合物2 〜50、好ましくは5〜20重量%からなる混合物である。 続く実施工程では、部分的な水素化の後及びアンモニアと不活性化合物または 化合物A(カラム3の塔底生成物)を除去した後に、不要な物質を塔底生成物と して採取し、塔頂生成物をK4カラムに供給することにより、存在している腐食 された触媒物質と高沸物を、蒸発または蒸留により除去する。 更に次の実施工程では、アジポニトリルと高沸物をK5カラムの底部を通じて 採取し、段階(a)に供給する。この場合、K5カラムの底部からの流れを除去 することも可能である。 更なるカラムを用いて、K5カラムの側流からADNを精製することもまた可 能である。 本発明によって得られたヘキサメチレンジアミンは更に、従来の方法によって 精製することができ、ポリマー及びコポリマー、例えばポリアミド66の製造に 使用することができる。 本発明に従って、アジポニトリルからのカプロラクタムの製造方法の一部はま た、本質的に6−アミノカプロニトリルとヘキサメチレンジアミンを含有する混 合物の蒸留において、 (a)本質的に6−アミノカプロニトリル、ヘキサメチレンジアミン、アンモ ニア、アジポニトリル及びヘキサメチレンイミンを含有する混合物を蒸留にかけ 、塔頂生成物としてアンモニアと塔底生成物Iを得、また蒸留は蒸留条件下で不 活性である化合物又は60〜250℃で18barにおいて沸騰する不活性化合 物Aの混合物の存在下で、底部温度60〜250℃、5〜30barにおいて行 うが、アンモニアは完全には分離されず、 (b)本質的に6−アミノカプロニトリル、ヘキサメチレンジアミン、アジポ ニトリル、ヘキサメチレンイミン、不活性化合物又は化合物A及びアンモニアを 含有する塔底生成物Iを、これは段階(a)で用いられる混合物よりもアンモニ ア含有量が低いものであるが、2度目の蒸留にかけ、塔頂生成物として不活性化 合物A並びにアンモニアの混合物及び塔底生成物IIを得、各場合において220 ℃以上でない底部温度で20℃以上の塔頂温度が得られるように第1及び第2カ ラムの圧力が互いに調和している条件で、蒸留は底部温度100〜250℃、圧 力2〜15barにおいて行い、又は、 第2カラムの塔頂での濃縮はより低温で行い、純粋か又は比較的高濃度のアン モニアから成る塔頂生成物を第1カラムへ再循環させるか又は、 第2カラムの塔頂生成物を、コンプレッサーによって圧力を増大した後、蒸気 の形で第1カラム又はそのコンデンサーへ再循環し、 (c)本質的に6−アミノカプロニトリル、ヘキサメチレンジアミン、アジポ ニトリル、ヘキサメチレンイミン及び不活性化合物又は化合物Aを含有する塔底 生成物IIを第3カラム中で蒸留にかけ、塔頂生成物として不活性化合物又は化合 物A及び塔底生成物IIIを得、塔頂生成物として得られる不活性化合物あるいは 化合物Aが第2カラムへ供給される条件で、蒸留は底部温度50〜250℃、圧 力 0.05〜2barにおいて行い、また所望に応じて、蒸留は蒸留条件下で不活 性であり20〜250℃で0.3barにおいて沸騰する1種又はそれ以上の化 合物Bの存在下で行い、 (d)本質的に6−アミノカプロニトリル、ヘキサメチレンジアミン、アジポ ニトリル、ヘキサメチレンイミン及び所望に応じて不活性化合物又は化合物Bを 含有する塔底生成物IIIを第4カラム中で蒸留にかけ、カラムの底部温度は50 〜250℃、圧力は0.05〜1.5barであって、本質的にヘキサメチレン イミン、所望に応じて不活性化合物又は化合物Bを含有する塔頂生成物KP1、 及び本質的にヘキサメチレンジアミンを含有する側流SA1を得、また塔底生成 物IVを得るが、所望に応じてカラムに供給口と側流分岐点との間の領域に隔壁を 装着することによって(Petyuk カラム)、得られるヘキサメチレンジア ミンは本質的にヘキサメチレンイミン並びに不活性化合物又は化合物B及び他の 低沸点物を有さず、 塔頂生成物KP1を第3カラムに供給し、あるいは、必要に応じて塔頂生成物 KP1の一部を第3カラムに供給し、残余を除去し、かつ、 (e)本質的に6−アミノカプロニトリル並びにアジポニトリル及びおそらく は高沸点物を含有する塔底生成物IVを第5カラム中で蒸留にかけ、塔頂生成物と して少なくとも95%の純度を有する6−アミノカプロニトリル、本質的にアジ ポニトリルから成る側流、及び高沸点物と少量のアジポニトリルから成る塔底生 成物Vを得、また、所望に応じて、カラムには供給口と側流分岐点との間の領域 に隔壁を装着することによって、得られるアジポニトリルは比較的少量の高沸点 物しか含まず、 蒸留は底部温度50〜250℃、圧力10〜300mbarにおいて行うこと により、6−アミノカプロニトリルとヘキサメチレンジアミンの同時分離にも用 いることができる。 この新しい方法は、アジポニトリルから出発してカプロラクタムを得、同時に ヘキサメチレンジアミンを得るという連続工程を提供するという利点を有する。 実施例 (a)アジポニトリルの6−アミノカプロニトリルへの水素化 2mの長さ及び2.5cmの内部直径を有するチューブ反応器を、90重量% のCoOと5重量%のMn23と3重量%のP25と2重量%のNa2Oとから なる触媒750ml(1534g)で満たし、次に、触媒を、常圧下、水素気流 (500l/h)中で48時間、30℃から280℃まで温度を上昇させること により活性化させた。温度を45℃(入口)または85℃(出口)に低下させた 後、380g/hのアジポニトリルと380g/hのアンモニアと500l/h の水素の混合物を、200barで、反応器に供給した。更に、4倍の供給量( 約3kg/h)を、熱を除去するために循環した。これらの条件下、70%のア ジポニトリルが転化した。反応混合物は、50重量%のアンモニアと15重量% のADNと17.5重量%のアミノカプロニトリル(ACN)と17.4重量% のHMDと0.1重量%の他の物質からなるものであった(ACN選択性は50 %、ACN+HMDの選択性は>99%)。 (b)蒸留による放出した水素化混合物の後処理 (a)からの、放出した水素化混合物を、触媒から分離し、2理論段を有する 第1カラムの塔頂に供給した。5.0kgのアンモニアを、200ppmのエタ ノールと共に、47℃、19barで塔頂を通じて分離し、水素化に使用した( 段階(a))。 エタノールと少量のアンモニアを含有する反応混合物である第1カラムの塔底 生成物を、底部温度180℃で、10理論段を有する第2カラムに供給した。 30重量%のアンモニアと70重量%のエタノールを含有する1.22kgの 混合物及び痕跡量のヘキサメチレイミン(HMI)、ヘキサメチレンジアミン( HMD)、ACNならびにADNを、このカラムの塔頂を通じて、50℃及び1 0barで第1カラムに再循環した。 39%のエタノールと100ppmのアンモニアを含有し、177℃になって いる第2カラムの塔底生成物を、10理論段を有する第3カラムに供給した。 3.2kgのエタノールを、このカラムの塔頂を通じて、47℃/300mba rで採取し、第2カラムに再循環した。5.0kgの生成物を、166℃である 第3カラムの底部から、35理論段を有する第4カラムに供給した。19%のH MDを含有する5gのHMIを、このカラムの塔頂を通じて、 67℃/90mbarで採取した。155ppmのHMIと100ppmのAC Nを含有する1.74kgのHMDを、このカラムの30番目の理論段から、液 体の側流として採取し、この工程から除去した。 本質的にACN及びADNからなる3.25kgの生成物を、181℃になっ ている第4カラムの底部から除去し、20理論段を有する第5カラムに供給した 。185ppmのHMDと100ppmのADNを含有する1.75kgのAC Nを、20mbar及び120℃で、このカラムの塔頂を通じて得た。 800ppmのACNを含有する1.39kgのADNを、第5カラムの低い 部分から蒸気の側流として採取した。約10重量%の高沸物を含有する0.11 kgのADNを、底部を通じて190℃で採取した。 (c)6−アミノカプロニトリルのカプロラクタムへの環化 2kgの((b)からの)ACNと0.64kgの水と17.4kgのエタノ ールの溶液とを、長さ/直径比100及び4mmの二酸化チタニウムの押出品を 有する油で熱したチューブ反応器中を、220℃及び70bar、15分間の滞 留時間で通過させた。放出した反応混合物は、1.7kgのカプロラクタム、0 .06kgのエチル6−アミノカプロエート、0.1kgの6アミノカプロニト リル(ガスクロマトグラフィーにより測定)ならびに0.1kgの6−アミノカ プロン酸、及びカプロラクタムのオリゴマーならびにポリマー(HPLC法によ り測定)を含有していた。そこから、分留により1.6kgのカプロラクタムを 得た。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE, DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,IT,L U,MC,NL,PT,SE),UA(AM,AZ,BY ,KG,KZ,MD,RU,TJ,TM),AU,BG ,BR,BY,CA,CN,CZ,FI,GE,HU, IL,JP,KR,KZ,LV,MX,NO,NZ,P L,RO,RU,SG,SI,SK,TR,UA,US (72)発明者 フィッシャー,ロルフ ドイツ国、D―69121、ハイデルベルク、 ベルクシュトラーセ、98 (72)発明者 フクス,エーバーハルト ドイツ国、D―67227、フランケンタール、 ベンスハイマー、リング、5ツェー (72)発明者 ルイケン,ヘルマン ドイツ国、D―67069、ルートヴィッヒス ハーフェン、ブリュッセラー、リング、34 (72)発明者 シュヌレ,ヴェルナー ドイツ国、D―67273、ヘルクスハイム、 イム、オイレンゲシュライ、3 (72)発明者 フォイト,グイド ドイツ国、D―69198、シュリースハイム、 ツェントグラーフェンシュトラーセ、41 (72)発明者 ヒルプレヒト,ルツ ドイツ国、D―67063、ルートヴィッヒス ハーフェン、ボルズィヒシュトラーセ、7

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.アジポニトリルを出発物質としてカプロラクタムとヘキサメチレンジアミン とを同時に製造する方法において、 (a)アジポニトリルを部分的に水素化し、実質的に6−アミノカプロニトリ ル、ヘキサメチレンジアミン、アンモニア、アジポニトリル及びヘキサメチレン イミンを含有する混合物を得、 (b)(a)で得られた混合物を蒸留に付し、搭頂生成物としてアンモニアと 搭底生成物Iを得、その際該蒸留を蒸留条件下で不活性である化合物A又は60 〜250℃で18バールにおいて沸騰する不活性化合物Aの混合物の存在下で、 搭底温度60〜250℃、圧力5〜30バールにおいて、アンモニアを完全には 分離することなく実施し、 (c)実質的に6−アミノカプロニトリル、ヘキサメチレンジアミン、アジポ ニトリル、ヘキサメチレンイミン、不活性化合物又は化合物A及びアンモニアを 含有し且つ該アンモニアを段階(b)で用いられる混合物よりも低い含有量で含 む搭底生成物Iを、2度目の蒸留に付し、搭頂生成物として不活性化合物A並び にアンモニアの混合物及び搭底生成物IIを得、その際該蒸留を各蒸留搭におい て250℃以上の搭底温度で20℃以上の搭頂温度が得られるように第1及び第 2蒸留搭の圧力が互いに調和する条件で、搭底温度100〜250℃、圧力2〜 15バールにおいて行い、又は、 第2蒸留搭の搭頂での濃縮をより低温で行い、純粋又は比較的高濃度のアンモ ニアから成る搭頂生成物を第1蒸留搭へ再循環させるか又は、 第2蒸留搭の搭頂生成物を、コンプレッサーによって圧力を増大した後、蒸気 の形で第1蒸留搭又はそのコンデンサーへ再循環し、 (d)実質的に6−アミノカプロニトリル、ヘキサメチレンジアミン、アジポ ニトリル、ヘキサメチレンイミン及び不活性化合物又は化合物Aを含有する搭底 生成物IIを第3蒸留搭中で蒸留に付し、搭頂生成物として不活性化合物又は化 合物A及び搭底生成物IIIを得、その際該蒸留を搭頂生成物として得られる不 活性化合物Aが第2蒸留搭へ供給される条件で、底部温度50〜250℃、圧力 0.05〜2バールにおいて行い、また所望に応じて、蒸留を蒸留条件下で不活 性であり20〜250℃で0.3バールにおいて沸騰する1種又はそれ以上の化 合物Bの存在下で行い、 (e)実質的に6−アミノカプロニトリル、ヘキサメチレンジアミン、アジポ ニトリル、ヘキサメチレンイミン及び所望に応じて不活性化合物又は化合物Bを 含有する搭底生成物IIIを第4蒸留搭中で蒸留に付し、蒸留搭の底部温度を5 0〜250℃、圧力を0.05〜1.5バールにして、実質的にヘキサメチレン イミン、所望に応じて不活性化合物又は化合物Bを含有する搭頂生成物KP1、 及び実質的にヘキサメチレンジアミンを含有する側流SA1を得、そして搭底生 成物IVを得、所望に応じて得られるヘキサメチレンジアミンが実質的にヘキサ メチレンイミン並びに不活性化合物又は化合物B及び他の低沸点物を含まないよ うに蒸留搭に供給口と側流分岐点との間の領域に隔壁を装着し(Petyuk蒸 留搭)、 搭頂生成物KP1を第3蒸留搭に供給し、あるいは、必要に応じて搭頂生成物 KP1の一部を第3蒸留搭に供給し、残渣を除去し、かつ、 (f)実質的に6−アミノカプロニトリル並びにアジポニトリル及びおそらく は高沸点物を含有する搭底生成物IVを第5蒸留搭中で蒸留に付し、搭頂生成物 として少なくとも95%の純度を有する6−アミノカプロニトリル、実質的にア ジポニトリルから成る側流、及び高沸点物と少量のアジポニトリルから成る搭底 生成物Vを得、また、 所望に応じて、得られるアジポニトリルは比較的少量の高沸点物しか含まない ように蒸留搭の供給口と側流分岐点との間の領域に隔壁を装着し、 その際の蒸留を底部温度50〜250℃、圧力10〜300ミリバールにおい て行い、 次いで、かくして得られる6−アミノカプロニトリルを環化してカプロラクタ ムを得ることを特徴とするカプロラクタムとヘキサメチレンジアミンの同時製造 方法。 2.アジポニトリルを、蒸留搭5の側流から工程(a)に供給する請求の範囲第 1項記載の方法。 3.実質的に6−アミノカプロニトリルとヘキサメチレンジアミンを含有する混 合物を蒸留により夫々の化合物に同時に分離する方法において、 (a)実質的に6−アミノカプロニトリル、ヘキサメチレンジアミン、アンモ ニア、アジポニトリル及びヘキサメチレンイミンを含有する混合物を蒸留に付し 、搭頂生成物としてアンモニアと搭底生成物Iを得、その際該蒸留を蒸留条件下 で不活性である化合物A又は60〜250℃で18バールにおいて沸騰する不活 性化合物Aの混合物の存在下で、底部温度60〜250℃、5〜30バールにお いてアンモニアを完全には分離することなく行い、 (b)実質的に6−アミノカプロニトリル、ヘキサメチレンジアミン、アジポ ニトリル、ヘキサメチレンイミン、不活性化合物又は化合物A及びアンモニアを 含有し且つ該アンモニアを段階(a)で用いられる混合物よりも低い含有量で含 む搭底生成物Iを、2度目の蒸留に付し、搭頂生成物として不活性化合物A並び にアンモニアの混合物及び搭底生成物IIを得、その際各蒸留搭において250 ℃以下の搭底温度で20℃以上の搭頂温度が得られるように第1及び第2蒸留搭 の圧力が互いに調和する条件で、蒸留を底部温度100〜250℃、圧力2〜1 5バールにおいて行い、又は、 第2蒸留搭の搭頂での濃縮をより低温で行い、純粋又は比較的高濃度のアンモ ニアから成る搭頂生成物を第1蒸留搭へ再循環させるか又は、 第2蒸留搭の搭頂生成物を、コンプレッサーによって圧力を増大した後、蒸気 の形で第1蒸留搭又はそのコンデンサーへ再循環し、 (c)実質的に6−アミノカプロニトリル、ヘキサメチレンジアミン、アジポ ニトリル、ヘキサメチレンイミン及び不活性化合物又は化合物Aを含有する搭底 生成物IIを第3蒸留搭中で蒸留に付し、搭頂生成物として不活性化合物又は化 合物A及び搭底生成物IIIを得、搭頂生成物として得られる不活性化合物ある いは化合物Aが第2蒸留搭へ供給される条件で、蒸留を底部温度50〜250℃ 、圧力0.05〜2バールにおいて行い、また所望に応じて、蒸留は蒸留条件下 で不活性であり20〜250℃で0.3バールにおいて沸騰する1種又はそれ以 上の化合物Bの存在下で行い、 (d)実質的に6−アミノカプロニトリル、ヘキサメチレンジアミン、アジポ ニトリル、ヘキサメチレンイミン及び所望に応じて不活性化合物又は化合物Bを 含有する搭底生成物IIIを第4蒸留搭中で蒸留に付し、蒸留搭の底部温度50 〜250℃、圧力0.05〜1.5バールにおいて、実質的にヘキサメチレンイ ミン、所望に応じて不活性化合物又は化合物Bを含有する搭頂生成物KP1、及 び実質的にヘキサメチレンジアミンを含有する側流SA1を得、そして搭底生成 物IVを得、その際、所望に応じて得られるヘキサメチレンジアミンが実質的に ヘキサメチレンイミン並びに不活性化合物又は化合物B及び他の低沸点物を有さ ないように、蒸留搭に供給口と側流分岐点との間の領域に隔壁を装着し(Pet yuk 蒸留搭)、 搭頂生成物KP1を第3蒸留搭に供給し、あるいは、必要に応じて搭頂生成物 KP1の一部を第3蒸留搭に供給し、残渣を除去し、そして、 (e)実質的に6−アミノカプロニトリル並びにアジポニトリル及びおそらく は高沸点物を含有する搭底生成物IVを第5蒸留搭中で蒸留に付し、搭頂生成物 として少なくとも95%の純度を有する6−アミノカプロニトリル、実質的にア ジポニトリルから成る側流、及び高沸点物と少量のアジポニトリルから成る搭底 生成物Vを得、また、 所望に応じて、得られるアジポニトリルが比較的少量の高沸点物しか含まない ように蒸留搭の供給口と側流分岐点との間の領域に隔壁を装着し、 蒸留を底部温度50〜250℃、圧力10〜300mバールにおいて行うこと を特徴とする6−アミノカプロニトリルとヘキサメチレンジアミンの同時分離方 法。 4.実質的に、1〜70重量%の6−アミノカプロニトリル、1〜70重量%の アジポニトリル、0.1〜70重量%のヘキサメチレンジアミン、0.01〜1 0重量%のヘキサメチレンイミン及び5〜95重量%のアンモニアからなる混合 物を、工程(b)で用いる請求の範囲第1項又は第2項に記載の方法。 5.実質的に、1〜70重量%の6−アミノカプロニトリル、1〜70重量%の アジポニトリル、0.1〜70重量%のヘキサメチレンジアミン、0.01〜1 0重量%のヘキサメチレンイミン及び5〜95重量%のアンモニアからなる混合 物を、工程(a)で用いる請求の範囲第3項記載の方法。 6.エタノールを、不活性化合物Aとして用いる請求の範囲第1項〜第5項のう ちいずれかに記載の方法。 7.ヘキサメチレンイミン又はヘキサメチレンジアミンを、成分Bとして用いる 請求の範囲第1項〜第6項のうちいずれかに記載の方法。 8.エタノールを、不活性化合物Aとして用いる請求の範囲第3項記載の方法。 9.ヘキサメチレンイミン又はヘキサメチレンジアミンを、成分Bとして用いる 請求の範囲第3項記載の方法。
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