JP2000503526A - レセプター及び前記レセプターを符号化する核酸分子 - Google Patents

レセプター及び前記レセプターを符号化する核酸分子

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Abstract

(57)【要約】 プリン・ヌクレオチドよりもピリミジン・ヌクレオチド、好ましくはUTPを優先する新規レセプターが開示される。このレセプターは、図1に示すアミノ酸シーケンスと相同性が60%以上のアミノ酸配列を有する。

Description

【発明の詳細な説明】 レセプター及び前記レセプターを符号化する核酸分子 本発明の主題 本発明は、プリン・ヌクレオチドよりもピリミジン・ヌクレオチド、好ましく はウリジン三リン酸を優先する新規のレセプター、前記レセプターを符号化する 核酸分子、前記核酸分子を含むベクター、前記ベクターによって形質転換された 細胞、前記レセプターに向けられる抗体、前記核酸分子に向けられる核酸プロー ブ、前記生成物を含む薬剤、及び本発明のレセプターまたは前記レセプターの核 酸分子を発現させるヒト以外のトランスジェニック動物に係わる。 本発明は、リガンド結合の検出方法、発現の検出方法、薬剤のスクリーニング 方法、前記レセプターと特異的に結合する分子、及び本発明のレセプターを利用 する治療にも係わる。発明の背景 1993年以来、いくつかのATPレセプターのクローニングが報告されてい る。最近の分類法に従えば、これらのP2ピュリナージック・レセプターは、2 つの亜類型に分類することができる:即ち、Gタンパク質共役レセプター、また はP2Yレセプターと、内在性イオン・チャンネル活性を有するレセプターまた はP2Xレセプターとに分類できる(参照文献2)。輸精管(参照文献3)及び ファエクロモシトマPC12細胞(参照文献4)からそれぞれ全く異なる2つの ラットP2Xレセプターのクローニングが行われた:両者は膜状の2つの疎水性 セグメントと、カリウム・チャンネルと考えられるイオン細孔モチーフとから成 る特徴的なトポロジーを有する。P2Yレセプターに関しては、いずれもホスフ ォリパーゼCと共役結合して いる2つの亜類型が発表されている:(従来はP2Yと呼称されていた)P2Y 1レセプターとしては、ニワトリ(参照文献5)、七面烏(参照文献6)、ウシ (参照文献7)、マウス及びラット(参照文献8)P2Y1レセプターが発表さ れ;(従来はP2Uと呼称されていた)P2Y2レセプターとしては、マウス( 参照文献9,10)、ラット(参照文献11)及びヒト(参照文献12)P2Y 2レセプターが発表されている。また、ATPよりもADTを優先するP2Y3 レセプターがニワトリの脳からクローニングされたが、その配列は未発表である (参照文献13)。さらにまた、活性化されたニワトリTリンパ球からクローニ ングされた6H1オーファン・レセプターは、P2Y1及びP2Y2レセプター との高い相同性を示し、従って、P2Yファミリーに属することを示唆するもの の、ヌクレオチドに対する反応性は未だ解明されていない(参照文献14)。発明の要約 本発明は、プリン・ヌクレオチドよりもピリミジン・ヌクレオチド、好ましく はウリジン三リン酸を優先するレセプターを提供する。プリン・ヌクレオチドよ りもピリミジン・ヌクレオチドを優先するレセプターとは、このレセプターにと って、ピリミジン・ヌクレオチドとプリン・ヌクレオチドの活性及び効力が等し くないことを意味する。即ち、本発明のレセプターは、これらのアゴニストの存 在において、プリン・ヌクレオチドに対してよりも、これよりも低濃度のピリミ ジン・ヌクレオチド、好ましくはウリジン三リン酸に対して機能的反応(好まし くは三リン酸イノシトール(IP3)、ジアシルグリセロール(DAG)または カルシウム・イオンの蓄積)を示すか、または、濃度が同じ場合、プリン・ヌク レオチドに対してよりもピリミジン・ ヌクレオチドに対してより顕著な機能的反応を示す。 前記アゴニストの添加後におけるリン酸イノシトール(IP3)の蓄積につい ては、詳しく後述する。 本発明のレセプターは、プリン・ヌクレオチドよりもピリミジン・ヌクレオチ ドを少なくとも2倍、好ましくは10〜100倍優先するという利点を有する。 本発明のレセプターの好ましい実施例は、アデニン・ヌクレオチドよりもウリ ジン三リン酸を優先することを特徴とする。 本発明のレセプターは、構造上はプリナージック・レセプター・ファミリー( P2Yファミリー)に属するが、機能的にはピリミジナージック・レセプター、 好ましくはUTP−特異レセプターと考えられるレセプター、好ましくはGタン パク質共役レセプターである。 本発明の好ましい実施例では、レセプターがヒト・レセプターである。 前記レセプターは、図1に示すアミノ酸配列と60%以上の相同性を示すアミ ノ酸配列を有する。好ましくは、本発明のレセプターのアミノ酸配列は、少なく とも図1に示すアミノ酸配列またはその一部を有する。 アミノ酸配列の一部とは、本発明のレセプターと同じ結合特性を有するペプチ ドまたはタンパク質(即ち、プリン・ヌクレオチドよりもピリミジン・ヌクレオ チド、好ましくはUTPを優先することを特徴とするペプチドまたはタンパク質 )を意味する。 本発明はまた、本発明のレセプターを符号化するDNA分子またはRNA分子 のような核酸分子にも係わる。 好ましい実施態様において、前記DNA分子は、cDNA分 子またはゲノムDNA分子である。 好ましい実施態様において、前記核酸分子は、図1に示すDNA配列と60% 以上の相同性を有する。 好ましい実施態様において、本発明の核酸分子は、少なくとも図1に示すDN A配列またはその一部である。“核酸配列の一部”とは、上記アミノ酸配列の少 なくとも一部を符号化する核酸配列を意味する。 本発明は、本発明の核酸分子を含むベクターにも係わる。好ましい実施態様に おいては、前記ベクターが細胞中での発現に寄与し、前記細胞中に核酸分子を発 現させるのに必要なレギュレーター因子を含み、本発明の核酸配列と連係してそ の発現を可能にする。 好ましい実施態様においては、前記細胞をバクテリア細胞、イースト細胞、昆 虫細胞及び哺乳動物細胞から成るグループから選択する。本発明のベクターは、 プラスミドまたはウィルス、好ましくはバキュロウィルス、アデノウィルスまた はセミリキ森林熱ウィルスである。 プラスミドは、pcDNA3−P2Y4であればよい。 本発明は、本発明のベクターによって形質転換された(好ましくは哺乳動物細 胞、例えば1321N1細胞)のような細胞にも係わる。前記細胞は、非ニュー ロン系細胞であることが好ましく、COS−7細胞、LM(tk−)細胞、NI H−3T3細胞または1321N1細胞から選択される。 本発明は、本発明のレセプターを符号化する核酸分子配列に含まれる特有の配 列と特異的にハイブリッド形成することができる少なくとも15個のヌクレオチ ドの、本発明の核酸分子を含む核酸プローブにも係わる。前記核酸プローブは、 DNAま たはRNA分子であればよい。 本発明は、本発明のレセプターを符号化するmRNA分子と特異的にハイブリ ッド形成することにより、mRNA分子の翻訳を阻止することができる配列を有 するアンチセンス・オリゴヌクレオチド、または本発明のレセプターを符号化す るcDNA分子と特異的にハイブリッド形成可能な配列を有するアンチセンス・ オリゴヌクレオチドにも係わる。 前記アンチセンス・オリゴヌクレオチドは、ヌクレオチドまたはmRNAを不 活性化する物質の化学的類似体を含むか、またはリボザイム活性を付与されたR NA分子中に含まれる。 本発明は、本発明のレセプターと結合可能なプリン及びピリミジン・ヌクレオ チド以外のリガンド(好ましくは抗体)にも係わり、さらには、本発明のレセプ ターと前記リガンドとの結合を競合阻害できる抗リガンド(好ましくは抗体)に も係わる。 前記抗体は、モノクローナル抗体であることが好ましい。 本発明は、前記レセプターを発現する細胞の表面に存在し、前記レセプターの エピトープに向けられるモノクローナル抗体にも係わる。 本発明は、細胞膜を通過し、細胞中の前記レセプターを符号化するmRNAと 特異的に結合してその翻訳を阻止することにより、前記レセプターの活性を低下 させるに充分な量の前記オリゴヌクレオチドからなる薬剤にも係わる。この薬剤 は、細胞膜を通過可能な、製剤上許容し得るキャリヤーを含む。 前記薬剤において、オリゴヌクレオチドは、mRNAを不活性化する物質、例 えばリボザイムと共役結合していることが好ましい。 製剤上許容し得るキャリヤーが細胞側のレセプターと結合し、 結合後、細胞によって吸収される構造を含むことが好ましい。前記薬剤における 製剤上許容し得るキャリヤーは、特定の細胞タイプに対して特異的なレセプター と結合可能である。 前記薬剤は、リガンドが本発明のレセプターと結合するのを阻害するに充分な 量の前記抗体と、製剤上許容し得るキャリヤーを含むことが好ましい。 本発明は、本発明のレセプターを符号化する核酸分子を過剰発現(または異所 発現)するヒト以外のトランスジェニック哺乳動物にも係わる。 本発明は、本発明の先天レセプターの相同組換えノックアウトを含むヒト以外 のトランスジェニック哺乳動物にも係わる。 本発明の好ましい実施例では、ヒト以外のトランスジェニック哺乳動物が本発 明のレセプターを符号化するmRNAと相補関係にあるとともに前記mRNAと ハイブリッド形成することによって、その翻訳を抑制するアンチセンスmRNA に転写されるように配置された本発明の核酸分子と相補的なアンチセンス核酸を ゲノム中に含む。本発明のヒト以外のトランスジェニック哺乳動物は、本発明の レセプターを符号化する核酸を含むとともに、誘導プロモーターまたは組織に特 異的なレギュレーター因子をも含むことが好ましい。 ヒト以外のトランスジェニック哺乳動物は、マウスであることが好ましい。 本発明は、リガンドが本発明のレセプターと特異的に結合できるかどうかを判 断する方法において、前記レセプターを符号化する核酸分子を発現するベクター がトランスフェクトされた細胞をリガンドと、該リガンドと前記レセプターとの 結合を可能にする条件下で接触させ、前記レセプターと特異的に結合し ているリガンドの存在を検出することによって、リガンドが前記レセプターと特 異的に結合するかどうかを判断するステップから成る前記方法に係わる。 本発明は、リガンドが本発明のレセプターと特異的に結合できるかどうかを判 断する方法において、前記レセプターを符号化する核酸分子を発現するベクター がトランスフェクトされた細胞から細胞抽出物を作成し、細胞抽出物から膜成分 を分離し、リガンドを、該リガンドと前記レセプターとの結合を可能にする条件 下で膜成分と接触させ、前記レセプターと結合しているリガンドの存在を検出す ることによって、化合物が前記レセプターと特異的に結合できるかどうかを判断 するステップから成る前記方法に係わる。リガンドが既知でない場合に、前記方 法を利用することが好ましい。 本発明は、リガンドが本発明のレセプターのアゴニストであるかどうかを判断 する方法において、前記レセプターを符号化する核酸分子を発現するベクターが トランスフェクトされた細胞を、該細胞からの機能的レセプター反応の活性化を 可能にする条件下でリガンドと接触させ、2次メッセンジャー濃度の変更や細胞 代謝の変更のような生物学的定量法によって(好ましくは、培地の酸性化速度に よって)レセプター活性の増大を検出することにより、リガンドがレセプター・ アゴニストであるかどうかを判断するステップから成る前記方法に係わる。 本発明は、リガンドが本発明のレセプターのアゴニストであるかどうかを判断 する方法において、前記レセプターを符号化する核酸分子を発現するベクターが トランスフェクトされた細胞から細胞抽出物を作成し、細胞抽出物から膜成分を 分離し、機能的レセプターの反応活性化を可能にする条件下で膜成分を リガンドと接触させ、2次メッセンジャーの生成量変更などのような生物学的定 量法によってレセプター活性の増大を検出することにより、リガンドがレセプタ ー・アゴニストであるかどうかを判断するステップから成る前記方法に係わる。 本発明は、リガンドが本発明のレセプターのアンタゴニストであるかどうかを 判断する方法において、前記レセプターを符号化する核酸分子を発現するベクタ ーがトランスフェクトされた細胞を、既知のレセプター・アゴニストの存在にお いて、かつ機能的レセプターの反応活性化を可能にする条件下でリガンドと接触 させ、2次メッセンジャー濃度の変更や細胞代謝の変更などのような生物学的定 量法によって(好ましくは、培地の酸性化速度によって)レセプター活性の低下 を検出することにより、リガンドがレセプターのアンタゴニストであるかどうか を判断するステップから成る前記方法に係わる。 本発明は、リガンドが本発明のレセプターのアンタゴニストであるかどうかを 判断する方法において、前記レセプターを符号化する核酸分子を発現するベクタ ーがトランスフェクトされた細胞から細胞抽出物を作成し、細胞抽出物から膜成 分を分離し、既知のレセプター・アゴニストの存在において、かつ機能的レセプ ターの反応活性化を可能にする条件下で膜成分をリガンドと接触させ、2次メッ センジャー生成量の変更などのような生物学的定量法によってレセプター活性の 低下を検出することにより、リガンドがレセプターのアンタゴニストであるかど うかを判断するステップから成る前記方法に係わる。 2次メッセンジャー測定を、細胞内cAMP、細胞内リン酸イノシトール(I P3)、細胞内ジアシルグリセロール(DAG)濃度または細胞内カルシウム動 態化の測定によって行うことが 好ましい。 前記方法に使用される細胞は、哺乳動物の非ニューロン系細胞、例えばCOS −7細胞、CHO細胞、LM(tk−)細胞、NIH−3T3細胞または132 1N1であることが好ましい。 前記方法において、リガンドは既知のものではない。 本発明は、上記方法のいずれかによって分離され、検出されるリガンドにも係 わる。 本発明は、本発明のレセプターの活性を低下させるに充分な量のアゴニストま たはアンタゴニストと、製剤上許容し得るキャリヤーとを含む薬剤にも係わる。 例えば、前記アゴニストまたはアンタゴニストは、のう胞性繊維症の治療薬に 使用することができ、本発明の方法は、のう胞性繊維症の治療に使用される新し い薬剤成分の発見に応用できる。 従って、上記方法は、本発明のレセプターと特異的に結合する薬剤成分を識別 するためのスクリーニングに利用できる。 本発明は、上記方法のいずれかによって分離され、検出される薬剤成分にも係 わる。 本発明は、前記成分及び製剤上許容し得るキャリヤーを含む薬剤にも係わる。 本発明は、本発明のレセプターの発現を、レセプターを符号化するmRNAの 存在を検出することによって検出する方法において、細胞から全RNAまたは全 mRNAを得、得られたRNAまたはmRNAをハイブリッド形成条件下で、本 発明の核酸プローブと接触させ、プローブとハイブリッド形成しているmRNA の存在を検出することにより、細胞によるレセプターの発現を検出するステップ から成る前記方法にも係わる。 前記ハイブリッド形成条件は、緊縮条件である。 本発明は、のう胞性繊維症の治療及び/または予防を目的とする本発明の薬剤 の利用にも係わる。 本発明は、本発明のレセプターの活性と関連する障害の素因を診断する方法に おいて、 a)前記障害が認められる被験者の核酸分子を採取し; b)前記核酸分子を制限酵素パネルで制限消化し; c)得られた核酸フラグメントを、サイズドゲルを介して電気泳動分離し; d)得られたゲルを、前記核酸分子と特異的にハイブリッド形成可能な、かつ 検出可能なマーカーで標識された核酸プローブと接触させ; e)検出可能なマーカーで標識された前記核酸分子とハイブリッド形成するこ とにより、前記障害が認められる被験者に特異的な固有のバンド・パターンを形 成する標識バンドを検出し; f)ステップa)〜e)によって診断用の核酸分子を調製し; g)障害が認められる被験者の核酸分子に特異的な固有の、ステップe)にお いて得られたバンド・パターンと、ステップf)において得られた診断用核酸分 子に特異的な固有のバンド・パターンとを比較することにより、両パターンが同 じか、または異なるかを判定し、もしパターンが同じなら障害の素因を診断する ステップから成る前記方法にも係わる。 本発明は、本発明のレセプターを調製する方法において、 a)核酸分子を発現させるのに必要なレギュレーター因子を含み、前記レセプ ターを符号化する核酸分子と連係してその発現を可能にする発現ベクターを細胞 中に構成し、前記細胞をバ クテリア細胞、イースト細胞、昆虫細胞及び哺乳動物細胞から成るグループから 選択し; b)ステップa)のベクターを適当な宿主細胞に挿入し; c)本発明のレセプターの発現を可能にする条件下でステップb)の細胞をイ ンキュベートし; d)得られたレセプターを回収し; e)回収されたレセプターを精製することにより、本発明の純粋レセプターを 調製する ステップから成る前記方法にも係わる。図面の簡単な説明 図1は、本発明のヒトP2Y4レセプターのヌクレオチド及び推定されるアミ ノ酸配列を示す。膜状と考えられる領域にアンダーラインを付し、番号I〜VI Iで示してある。すべてのP2Yレセプター間に保存される共通配列、及びP2 Y2レセプターの第1細胞外ループにおけるRGD配列に対応する3つのアミノ 酸(AHN)を太字で表わしてある。PKCによる、またはカルモジュリン依存 プロテインキナーゼ及びPKCによる推定リン酸化部位を黒い正方形(■)及び 中抜き円(○)でそれぞれ示す。 図2は、クローンP2Yレセプターと、Gタンパク質共役レセプター・ファミ リーにおけるこれに最も近いレセプターとの構造的な関係を示す樹状図である。 この樹状図は、GCGパッケージ(参照文献26)の多重配列アラインメント・ プログラム・パイルアップ法を利用して作成したものである。各配列ごとに、最 初の5つの膜状領域にまたがるセグメントを分析した。 図3は、P2Y4レセプター発現のノーザン・ブロット分析の結果を示す。ノ ーザン・ブロットは、ヒト胎盤からの全RNA 15μgと、K562細胞及び2つの異なる胎盤からのポリ(A)+RNA 4μgを使用して実施した。プローブは、PCRによって増幅した(TM2から TM7)ヒトP2Y4遺伝子フラグメントである。 図4は、ヒトP2Y4レセプターを発現させる1321N1細胞におけるIn sP3蓄積の経時的変化を示す。3Hイノシトール標識細胞を、10mM LiC lが不在の条件下で(パネルA)またはその存在において(パネルB)、UTP (100μM)、UDP(100μM)及びATP(100μM)と共に、図示 の時間にわたってインキュベートした。データは、三重実験点の平均を表わし、 2つの独立した実験(パネルA,パネルB)の典型的データである。 図5は、1321N1がトランスフェクトされた細胞においてUTPにより誘 発されるInsP3の蓄積に及ぼすATPの影響を示す。UTP10または10 0μMの存在において、30秒間(パネルA)及び20分間に現われるATPの 濃縮作用曲線。UTP(10μM)の存在または不在において20分間(パネル C)に現われるATPの濃縮作用曲線。データは三重実験点の平均±S.D.を 表わし、2つ(パネルA)、5つ(パネルB)または3つ(パネルC)の独立し た実験の典型的データである。 図6は、1321N1がトランスフェクトされた細胞の3通りの異なるクロー ンにおけるInsP3の蓄積に対するUTP及びUDPの濃縮作用曲線を表わす 。種々の濃度(0,0.1,1,3,10及び100μM)のUTP(●)及び UDP(■)の存在において細胞を30秒間または20分間インキュベートした 。データは、1つの代表的な実験において得られた3つの 実験点の平均±S.D.を表わす。EC50値は、カーブ・フィッティング(シグ マ・プロット:バージョン2.0)によって求めた。 図7は、1321N1がトランスフェクトされた細胞におけるInsP3生成 に対する種々のヌクレオチドの影響を表わす。同じ濃度100μMのUTP,U DP,5BrUTP,dUTP,ITP,AP3A,AP4A,AP5A及びAP6 Aと共に、またはアゴニストなしで(対照)、細胞を30秒間または20分間に わたってインキュベートした。データは、3つの実験点の平均±S.D.を表わ し、3通りのそれぞれ独立の実験の結果である。EC50値は、カーブ・フィッテ ィング(シグマ・プロット:バージョン20)によって求めた。 図8は、ヒトP2Y4レセプターを発現する1321N1細胞におけるIns P3蓄積に対する種々のヌクレオチドの濃縮作用曲線を表わす。種々の濃度のU TP,UDP,dUTP,5BrUTP,ITP及びATPの存在において、2 0分間にわたって1321N1細胞をインキュベートした。データは、2つの実 験のうち代表的な実験で得られた重複実験点の平均±最大最小差である。 図9は、1321N1がトランスフェクトされた細胞においてUTPによって 誘発されるInsP3生成に対する種々のP2アンタゴニストの作用を表わす。濃 度100μMのスラミン、リアクティブ・ブルー2及びPPADSの存在におい て、かつ濃度の異なる(0.2及び10μM)UTPの存在において、20分間 にわたって細胞をインキュベートした。データは、三重実験点の平均±S.D. を表わし、2つの独立した実験の典型的データである。 図10は、1321N1がトランスフェクトされた細胞にお けるInsP3のUTP剌激に対するPPADSの影響を表わす。PPADS( 100μM)の存在において、または不在において20分間にわたって細胞に種 々の濃度のUTPを作用させた。データは、2つの実験のうちの代表的な実験で 得られた三重実験点の平均±S.D.である。 図11は、ヒトP2Y4レセプターを発現する1321N1細胞におけるUT P誘発によるInsP3蓄積に及ぼす百日咳毒素の影響を表わす。20ng/m lの百日咳毒素の存在または不在において、18時間にわたって細胞を予備イン キュベートした。次いで、UTP100μMの存在または不在において、かつ百 日咳毒素(20ng/ml)の存在または不在において、30秒間、5分間また は20分間にわたり、細胞をインキュベートした。データは、三重実験点の平均 ±S.D.を表わし、2つの独立した実験の典型データである。発明の詳細な説明 実験方法 1.材料 トリプシンをFlow Laboratories(ビオッギオ、スイス)か ら、培地,試薬,G418,ウシ胎児血清(FCS),制限酵素及びTaqポリ メラーゼをGIBCO BRL(グランド・アイランド、ニューヨーク州)から それぞれ購入した。放射性製品ミオ−D−[2−3H]イノシトール(17.7 Ci/mmol)及び[a32P]ATP(800Ci/mmol)をAmers ham(ゲント、ベルギー)から購入した。Dowex AG1X8(ギ酸塩型 )をBio−Rad Laboratories(リッチモンド、カリフォルニ ア州)から購入した。UTP,UDP,ATP,ADP,カルバコール,LiC l及びアピラーゼ・グ レードVIIは、Sigma Chemical Co.(セント・ルイス、ミ ズーリ4州)から得た。2MeSATPは、Research Biochem icals Inc.(ナティック、マサチューセッツ州)から得た。pcDN A3は、Invitrogen(サン・ディエゴ、カリフォルニア州)によって 開発された発現ベクターである。 2.クローニング及び配列決定 マウスP2Y2とニワトリP2Y1レセプター配列の間の最良の保存セグメン トに基づいて、縮重オリゴヌクレオチド・プライマーを合成した。これらのプラ イマーは、ヒト・ゲノムDNAから出発する低緊縮PCR法によって新規レセプ ター遺伝子フラグメントを増幅するのに利用した。増幅の条件は、93℃で1分 間、50℃で2分間、72℃で3分間;35サイクルである。P2レセプター遺 伝子フラグメントと適合するサイズのPCR生成物を、M13mp18及びM1 3mp19中でサブクローニングし、サンガー・ジデオキシ・ヌクレオチド鎖終 結法によって配列決定した。サブクローニングの結果得られた、P2レセプター と類似性を有するクローンの1つをランダム・プライマーで標識し、λシャロン 4aベクター中に構成されるヒト・ゲノムDNAライブラリーをスクリーニング するのに利用した。6×SSC(1×SSC:0.15M NaCl,0.01 5M クエン酸ナトリウム)及び40%ホルムアミド中で42℃,14時間にわ たってハイブリッド形成させ、0.1×SSC,0.1%SDS,65℃の条件 で最終洗浄した。プローブとの顕著なハイブリッド形成を示すいくつかのクロー ンについて、λファージ(参照文献15)を調製した。制限マップ及びサザーン ・ブロッティング分析により、1.4kb NheI−EcoRV フラグメントを分離し、該フラグメントを、pBluescript SK+ベ クター(Stratagene)にサブクローニングした。M13mp18及び M13mp19中でオーバーラップするフラグメントをサブクローニングした後 、双方の鎖に、新レセプターを符号化する配列の完全な配列が得られた。 3.細胞培着及びトランスフェクション P2Y4レセプターを符号化する配列を、pcDNA3発現ベクターのHin dIII及びEcoRV部位間でサブクローニングすることにより、ヌクレオチド に反応せず、ピュリナージック・レセプターを発現するためにすでに使用されて いる細胞系である1321N1ヒト・星状膠細胞腫細胞にトランスフェクトした (参照文献6、12)。後述するリン酸カルシウム沈殿法(参照文献16)を利 用して、細胞に組換えpcDNA3プラスミド(pcDNA3−P2P4)をト ランスフェクトした。pcDNA3ベクターだけ、またはP2Y4レセプター符 号化配列を含むベクターの存在において、6時間にわたって37℃で1321N 1細胞をインキュベートし、次いで洗浄し、培地(10%FCS,100U/m lペニシリン、100μg/mlストレプトマイシン及び2.5μg/mlアム フォテリシンBをDulbeccoの改良イーグル培地(DMEM)に混入した もの)中で培養した。トランスフェクションの2日後、G418(400μg/ ml)による選択を開始した。ヌクレオチドに応答して高いIP刺激係数を示す クローンを選択するため、限界希釈によって、トランスフェクト1321N1細 胞のプールから個々のクローンを分離した。種々のクローンを400μg/ml のG418を含有する培地中に保存した。 4.リン酸イノシトール(IP)測定 5%ウシ胎盤血清、100U/mlペニシリン、100μg/mlストレプト マイシン、2.5μg/mlアムフォテリシンB及び400μg/mlG418 を含有するイノシトール抜きのDMEM(Dulbeccoの改良イーグル培地 )中で24時間にわたり、10μCi/mlの[3H]イノシトールで1321 N1細胞を標識した。(124mM NaCl,5mM KCl,1.25mM MgSO4,1.45mM CaCl2,25mM ヘペス(pH7.4)及び 8mM グルコース)から成るKRH(クレブス−リンガー・ヘペス)緩衝液で 細胞を2回洗浄し、この培地中で30分間にわたってインキュベートした。Li Cl(10mM)の存在においてアゴニストを添加し、氷冷3%過塩素酸溶液を 添加することによって、30秒、5分後または20分後にインキュベーションを 停止した。経時的変化を観察するため、アゴニストを添加する5分前にLiCl (10mM)を添加し、インキュベーションの停止時間に変化を持たせた。試験 に際しては、標識時間中及びアゴニストによる剌激時間中の18時間にわたって 百日咳毒素(20ng/ml)を添加した。リン酸イノシトールを抽出し、上述 のダウエックス・カラム(参照文献17)によるクロマトグラフィーによってI nsP3を分離した。 5.放射性リガンド結合測定 25〜50μgのタンパク質及び0.5nMの放射性リガンドを含有するTr is−HCl(50mM,pH7.5)、最終容積0.5mlのEDTA 1m M中で細胞膜との[α32P]UTPの結合を測定した(参照文献27)。測定は 30℃で5分間にわたって実施した。4mlの氷冷Tris−HCl(50mM ,pH7.5)を添加するとともに、ワットマンGF/Bフィル ターにより減圧下に急速な濾過を行うことによって、インキュベーションを停止 した。次いで、2mlの同じ氷冷Tris−HCl緩衝液でフィルターを3回洗 浄した。フィルターをシンチレーション混合液中に1晩インキュベートしたのち 、液体シンチレーション・カウンティングによって放射能を定量した。 6.ノーザン・ブロット及びサザン・ブロット分析 グアニジニウム・チオシアネート−セシウム・クロライドを使用して種々の組 織及びヒト細胞系から全及びポリ(A)+RNAを調製し(参照文献15)、グ リオキサルによって変性させ、pH7.0の10mMリン酸塩緩衝液中の1%の アガロース・ゲルでの電気泳動によって分別した。λシャロン4aクローンから 調製されたDNA試料を制限酵素で消化した。ノーザン及びサザン・ブロットを 作成し(参照文献15)、80℃で90分間焼いた。膜成分を少なくとも4時間 にわたって予備ハイブリッド形成させ、スクリーニング用と同じプローブを使用 して、ノーザン・ブロットの場合は50%の、サザン・ブロットの場合には40 %のホルムアミドを含有する溶液中で、42℃の温度において1晩ハイブリッド 形成させた。室温の2×SSC中で15分間にフィルターを2回洗浄し、さらに 60℃の0.2×SSC中で30分間に2回洗浄したのち、強調スクリーンの存 在において5日間(ノーザン・ブロット)または1時間(サザン・ブロット)に わたって−70℃の温度に露出させた。結果 1.クローニング及び配列決定 新規亜類型のP2レセプターを分離するため、ニワトリ脳P2Y1(参照文献 5)及びマウス神経芽腫P2Y2(参照文献9)レセプターの公知配列中の最良 保存セグメントに基づいて、一連 の縮重オリゴヌクレオチド・プライマーを合成した。これらのプライマーを後述 のヒト・ゲノムDNAにおける低緊縮PCRに使用した(参照文献18)。いく つかの組合わせは、P2レセプターに期待されるサイズと適応するサイズの不連 続バンドを発生させた。例えば、第2トランスメンブラン部位に対応するプライ マー[5′−CAGATCTAGATA(CT)ATGTT(CT)(AC)A (CT)(CT)T(ACGT)GC−3′]及び第7トランスメンブラン部位 に対応するプライマー[5′−TCTTAAGCTTGG(AG)TC(ACG T)A(CG)(AG)CA(AG)CT(AG)TT−3′]は、712bp フラグメントを増幅した。配列決定後に得られた部分配列をペプチド配列に翻訳 し、Gタンパク質共役レセプター配列を含む局部データバンクと比較した。これ らPCR生成物から得られるクローンの大部分は、マウスP2Y2レセプターと は58%の相同性を、ニワトリP2Y1レセプター部分配列とは42%の相同性 を有する新規レセプターの一部を符号化した。さらにまた、いくつかのクローン は、ニワトリP2Y1レセプターと87%の相同性を有するペプチド配列を符号 化したから、ヒトP2Y1遺伝子のフラグメントを表わすと考えられる。 新規レセプターの部分配列を、ヒト・ゲノムDNAライブラリーをスクリーニ ングするためのプローブとして利用した。高緊縮条件においてプローブと顕著な ハイブリッド形成を行ういくつかのクローンが得られ、これを精製した。クロー ンの挿入断片は、12〜17kbであり、制限分析の結果、すベてのクローンが 単一の座に属することが判明した。1.4kb NheI−EcoRVフラグメ ントの完全配列が得られ、イントロンを欠く1095bpの読取り枠が識別され た。図1に示す配列に おいて、膜状域と推定される領域にはアンダーラインを付し、I〜VIIの番号 を添えてある。符号化タンパク質の予想分子量は、36.5kDaである。この 分子量は、生体内で変化しないと考えられる。なぜなら、想定される外面部位に N−グリコシル化共通配列が存在しないからである。ヒトP2Y2レセプターと は対照的に、推定される第1細胞外ループには、RGDモチーフが存在せず、イ ンテグリン結合共通配列が存在する。P2Y2レセプターの第1細胞外ループ中 のRGD配列に対応する3個のアミノ酸(AHN)を、図1に太字で示した。第 3細胞内ループ及びレセプターのカルボキシ末端部には、プロテインキナーゼC (PKC)またはカルモジュリン依存プロテインキナーゼによってリン酸化され る部位が識別された。PKCまたはカルモジュリン依存プロテインキナーゼとP KCによる推定リン酸化部位のそれぞれを図1に塗り潰した正方形と中抜きの円 とで示した。ATP及びUTPによるP2Y2レセプター活性化に関与すると報 告されている(参照文献1)4個の正帯電アミノ酸が、P2Y4配列中に保存さ れている:即ち、His262,Arg265,Lys289及びArg292(図1)。P 2Y4アミノ酸配列をニワトリP2Y1及びマウスP2Y2アミノ酸配列と比較 するとともに、Gタンパク質共役レセプター・ファミリー中の隣接配列とも比較 した(図2)。作図にはGCGパッケージの多重配列整列プログラム・パイルア ップ(参照文献26)を利用した。それぞれの配列ごとに、最初から数えて5つ の推定膜状域を分析の対象とした。構造上の観点から、新しくクローニングされ たレセプターが、ニワトリP2Y1レセプター(35%)よりもヒトP2Y2レ セプターに近いことは明白である(完全配列間の相同性は51%)。2.P2Y4レセプターの組織分布 P2Y4転写配列の組織分布を、ノーザン・ブロッティングによって観察した 。種々のラット組織(心臓、脳、肝臓、精巣及び腎臓)を、低緊縮のヒト・プロ ーブを使用して試験したが、ハイブリッド形成信号は得られなかった。次に列挙 するヒト細胞系からP2Y4転写配列を検出することはできなかった:K562 白血病細胞(図3)、HL−60白血病細胞及びSH−SY5Yヒト神経芽腫細 胞。ヒト胎盤からの全RNA15μgとK562細胞及び2つの異なるヒト胎盤 からのポリ(A)+RNA4μgを使用してノーザン・ブロット分析を実施した 。プローブは、PCRによって(TM2からTM7に)増幅されたヒトP2Y4 遺伝子フラグメントであった。この試験では、ヒト胎盤に1.8kbmRNAに 相当する強い信号が観察された(図3)。 3.1321N1細胞における新規P2レセプターの機能発現 1321N1細胞にpcDNA3−P2Y4構造をトランスフェクトしたのち 、抗G418クローンのプールについて、ATP及びUTPに対するこれらクロ ーンの機能的反応(IP3蓄積)を試験した。どちらのヌクレオチドもP2Y4 レセプターのアゴニストであることは判明したが、UTPに対する反応の方が強 かった。次いで約20個のトランスフェクトされたクローンを分離し、UTPに 対するその反応を試験した。UTPに反応して最高のIP蓄積係数を示すクロー ンを選択し、以後のすべての実験に使用した。P2Y4レセプターの機能を特徴 付けするため、10mM LiClの存在においてアゴニストと共に20分間イ ンキュベートしたのち、InsP3蓄積を測定した。UTPに対する反応は2段 階に分かれ、30秒後にピークに達し、以 後は低い刺激が持続した(図4A)。ATPの場合には、第2段階だけが検出可 能であった:即ち、1分間の刺激後に初めて効果が現われ、少なくとも20分間 は安定であった(図4A及び4B)。UTPについては、UDPによる剌激は2 段階であったが、やや遅れて現われた(図4A及び4B)。LiClの介在は、 UTPまたはUDPによる初期ピークにほとんど影響しなかったが、続くプラト ー段階を著しく強めた(図4B)。 20分間のインキュベーション後に観察されたATPの最大効果は、UTPの 約27±9%(10回の実験の平均±S.D.)であった。ATPがUTP反応 に拮抗できることを立証するため、ATPだけと、またはUTPと組合わせて1 321N1細胞をインキュベートした。図5から明らかなように、高濃度(50 0μM以上)では、30秒後でも20分後でもATPはUTPの作用を抑止でき た。30秒後では、UTP 10μMに対する反応がATP2mMによって完全 に拮抗された。このことは、この時点では、ATPはヒトP2Y4レセプターに 対して全く作用しないことを意味する(パネルA)。20分後の時点では、2m M ATPの存在において、UTPとATPの作用差に相当するUTP作用(1 0μM)の62±11%が抑止された(5つの独立した実験の平均±S.D.) (パネルB及びC)。UTPの濃度が増大すると、ATPの濃縮抑制曲線が右に 移動したが、このことは、抑制作用の競合性を示唆するものである(パネルA及 びB)。他方、低濃度(30〜300μM)においては、ATPがUTPに対す る反応を29%だけ強めた(12〜47%、4つの実験の平均)(パネルB)。 それ自体は全く作用せず、UTPの作用を抑止しなかったADPも上記UTPに 対する反応を強めた:即ち、ADP(100μM)の存在において、 UTP(10μM)による剌激は、UTPだけによる剌激(データは示さないが )の158±15%(3つの独立した実験の平均)であった。ただし、ATP及 びADPによるこの強調作用は、特異的なものではない。事実、1321N1細 胞に内因的に発現するムスカリン・レセプターによって仲介されるカルバコール (参照文献6)の作用も、これらのヌクレオチドの存在において増強された。組 換えP2Y4−pcDNA3プラスミドまたはベクターだけをトランスフェクト された細胞でも、AMP及びアデノシンをトランスフェクトされた細胞でも、同 様の所見が得られた(ただしデータは掲示しない)。 発明者等は、InsP3生成に関与するUTP及びUDPの濃縮作用曲線を、 いくつかのトランスフェクトされた細胞を対象に比較した。この比較は、30秒 後と20分後の2つの時点で実施した(図6)。クローン11(薬理学的特徴付 けのため選択された1321N1をトランスフェクトされた細胞のクローン)に 対して実施した一連の実験において、20分間インキュベートした時点でUTP はUDPよりも10倍以上強力であり、この差は他の2つのクローンにおいても 観察された(図6)。UTP及びUDPに対するEC50値は、クローン2では0 .3±0.1μM及び3.3±0.6μM、クローン11では2.4±0.1μ M及び19.8±4.8μM、クローン21では0.3±0.1μM及び3.2 ±0.8μMであった(2つの独立した実験の平均±S.D.)。30秒間のイ ンキュベーションでは曲線が明らかに右へ移動したから、EC50値の測定は不可 能であったが、両アゴニストの作用力の差は歴然としている(図6)。クローン 2,11及び21を含むいくつかのクローンの結合性向を[α32P]UTPで試 験したが、(データは掲示しない が)ベクターだけをトランスフェクトされた細胞と比較して特異な結合増強は観 察されなかった。 図6で観察される時間差にかんがみ、ヌクレオチドの測定値を2つの時点:3 0秒後及び20分後に求めた。図7から明らかなように、いくつかのアゴニスト は30秒後では、ほとんど、または全く作用を示さなかった(UDP,5BrU TP,dUTP,ITP)が、20分後では顕著な作用を示した。20分後におけ る完全な濃縮作用曲線が得られた。作用力のランクは、UTP>UDP=dUT P>5BrUTP>ITP>ATP(図8)であった。EC50値は次のとおりで あった:EC50UTP=2.5±0.6μM、EC50UDP=19.5±3.9μM (8つの独立した実験の平均±S.D.)、EC50dUTP=20.0±2.3μ M、EC505BrUTP=27.1±1.9μM..EC50ITP=32.8±5. 4μM(2つの独立した実験の平均±S.D.)。ATPについて得られた近似 EC50.値は、43±12μM(5つの独立した実験の平均±S.D.)であった 。ジアデノシン・ポリホスフェートもまた、トランスフェクトされた細胞中のI nsP3生成を増大させ、そのEC50値は3〜7μM(データは掲示しない)で あったが、その最大効力はUTPの20〜25%に過ぎず、ATPの値に近い( 4つの独立した実験の平均)(図7)。UMP,ウリジン,AMP,アデノシン及 びATPγSは、全く作用を示さなかった。(データは掲示しない)。 P2Y亜類型に特異的なアンタゴニストは、得られなかった。 ただし、スラミン,RB2またはPPADSのようないくつかの非選択アンタゴ ニストがP2レセプターに対して試験されており、これらの亜類型に対する相対 的な作用が弁別の手段となる可能性がある(参照文献27)。そこで、発明者等 は、この3つのアンタゴニストがヒトP2Y4レセプターのモデルにおいてUT P反応 を抑制する能力を試験した。図9から明らかなように、PPADSは最も活性の 強いアンタゴニストであり(73±14%抑制;IC50約15μM(データは掲 示しない))、スラミンは不活性であり、RB−2はUTP反応の33±5%を 抑制する(2つの独立した実験の平均±S.D.)。図10は、UTP反応に対する PPADSによる拮抗作用の複合性質を示す:即ち、EC50値にもUTPの最大 効果にも影響を及ぼす。PPADSの不在においてUTPに対するEC50値が3 .3±0.6μMであるのに対して、100μM PPADSの存在において12 .2±4.5μMであった(2つの独立した実験の平均±S.D.)。 UTP(100μM)を添加した後のいくつかの時点で、百日咳毒素(20n g/ml、18時間予備処理)の影響を観察した(図11)。30秒後の時点では 、UTP反応が明らかに抑制されたが(抑制率62±5%:2つの独立した実験 の平均±S.D.)、5分後及び20分後の時点ではほとんど影響が観察されなか った。 参考文献 1.Erb,L.,Garrad,R.,Wang,Y.,Quinn,T.,Tu rner,J.T.,and Weisman,G.A.(1995)J.Biol .Chem.270,4185−4188. 2.Fredholm,B.B.,Abbracchio,M.P.,Burnst ock,G.,Daly,J.W.,Harden,T.K.,Jacobson, K.A.,Leff,P.,and Williams,M.(1994)Pha rm.Rev.46,143−156. 3.Valera,S.,Hussy,N.,Evans,R.J.,Adami, N.,North,R.A.,Surprenant,A.,and Buell, G.(1994)Nature 371,516−519. 4.Brake,A.J.,Wagenbach,M.J.,and Julius ,D.(1994)Nature 371,519−523. 5.Webb,T.E.,Simon,J.,Krinshek,B.J.,Bat eson,A.N.,Smart,T.G.,King,B.F.,Brunstoc k,G.,and Barnard,E.A.(1993)FEBS 324,2 19−225. 6.Filtz,T.M.,Li,Q.,Boyer,J.L.,Nicholas ,R.A.,and Harden,T.K.(1994)Mol.Pharm. 46,8−14. 7.Henderson,D.J.,Elliot,D.G.,Smith,G.M. , Webb,T.E.,and Dainty,I.A.(1995)Bioche m.Biophys.Res.Commun.212,648−656. 8.Tokoyama,Y.,Hara,M.,Jones,E.M.C.,Fan ,Z.,and Bell,G.I.(1995)Biochem.Biophy s.Res.Commun.211,211−218. 9.Lustig,K.D.,Shiau,A.K.,Brake,A.J.,and Julius,D.(1993)Proc.Natl.Acad.Sci.90 ,5113−5117. 10.Erb,L.,Lustig,K.D.,Sullivan,D.M.,Tu rner,J.T.,and Weisan,G.A.(1993)Proc Na tl AcadSci 90,10449−10453.11. 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【手続補正書】特許法第184条の8第1項 【提出日】1998年1月6日(1998.1.6) 【補正内容】 請求の範囲 1.図1に示すアミノ酸配列との相同性が60%以上であるアミノ酸配列を有 することを特徴とするレセプター。 2.図1に示すアミノ酸配列を有することを特徴とする請求の範囲第1項に記 載のレセプター。 3.プリンヌクレオチドよりもピリミジンヌクレオチドを優先することを特徴 とする請求の範囲第1項または第2項に記載のレセプター。 4.プリンヌクレオチドよりもピリミジンヌクレオチドを少なくとも2倍、好 ましくは10〜100倍優先することを特徴とする請求の範囲第3項に記載のレ セプター。 5.ピリミジンヌクレオチドがウリジン三リン酸であることを特徴とする請求 の範囲第3項または第4項に記載のレセプター。 6.UDPよりもUTPを優先することを特徴とする請求の範囲第3項から第 5項までのいずれか1項に記載のレセプター。 7.高親和UTP−特異レセプターであることを特徴とする請求の範囲第5項 に記載のレセプター。 8.P2レセプター群に属することを特徴とする請求の範囲第1項から第7項 までのいずれか1項に記載のレセプター。 9.Gタンパク質結合レセプターであることを特徴とする請求の範囲第1項か ら第8項までのいずれか1項に記載のレセプター。 10.ヒトレセプターであることを特徴とする請求の範囲第1項から第9項ま でのいずれか1項に記載のレセプター。 11.請求の範囲第1項から第10項までのいずれか1項に記載のレセプター を符号化することを特徴とする核酸分子。 12.核酸分子がDNAまたはRNA分子であることを特徴 とする請求の範囲第11項に記載の核酸分子。 13.cDNA分子またはゲノムDNA分子であることを特徴とする請求の範 囲第12項に記載のDNA分子。 14.図1に示すDNA配列との相同性が60%以上であることを特徴とする 請求の範囲第11項から第13項までのいずれか1項に記載の核酸分子。 15.図1に示すDNA配列を有することを特徴とする請求の範囲第14項に 記載のDNA分子。 16.請求の範囲第11項から第15項までのいずれか1項に記載の核酸分子 を含むことを特徴とするベクター。 17.前記細胞中に核酸分子を発現させるのに必要なレギュレーター因子を含 み、請求の範囲第11項から第15項までのいずれか1項に記載の核酸分子と連 係してその発現を可能にすることを特徴とする請求の範囲第16項に記載のベク ター。 18.細胞を、バクテリア細胞、イースト細胞、昆虫細胞及び哺乳動物細胞か ら成るグループから選択したことを特徴とする請求の範囲第17項に記載のベク ター。 19.ベクターが、プラスミドまたはウィルスであることを特徴とする請求の 範囲第16項から第18項記載までのいずれか1項に記載のベクター。 20.バキュロウィルス、アデノウィルス及びセムリキ森林熱ウィルスから成 るグループから選択されたウィルスであることを特徴とする請求の範囲第19項 に記載のベクター。 21.請求の範囲第16項から第20項までのいずれか1項に記載のベクター を含むことを特徴とする細胞。 22.細胞が哺乳動物細胞、好ましくは非ニューロン系細胞であることを特徴 とする請求の範囲第21項に記載の細胞。 23.細胞を、COS−7細胞、LM(tk−)細胞、NIH−3T3細胞及 び1321N1細胞から成るグループから選択したことを特徴とする請求の範囲 第21項に記載の細胞。 24.請求の範囲第11項から第15項までのいずれか1項に記載の核酸分子 内に含まれるユニーク配列と特異的にハイブリッド形成可能な少なくとも15個 のヌクレオチドから成る核酸分子を含むことを特徴とする核酸プローブ。 25.核酸が、DNAまたはRNAであることを特徴とする請求の範囲第24 項に記載の核酸プローブ。 26.請求の範囲第12項に記載のmRNA分子と特異的にハイブリッド形成 することによってmRNA分子の翻訳を阻止することができる配列を有すること を特徴とするアンチセンス・オリゴヌクレオチド。 27.請求の範囲第13項に記載のDNA分子と特異的にハイブリッド形成す ることができる配列を有することを特徴とするアンチセンス・オリゴヌクレオチ ド。 28.ヌクレオチドの化学的類似体を含むことを特徴とする請求の範囲第26 項または第27項に記載のアンチセンス・オリゴヌクレオチド。 29.請求の範囲第1項から第10項までのいずれか1項に記載のレセプター と結合可能であることを特徴とするプリン及びピリジンヌクレオチド以外のリガ ンド。 30.請求の範囲第29項に記載のリガンドが請求の範囲第1項から第10項 までのいずれか1項に記載のレセプターと結合するのを競合阻害できることを特 徴とする抗リガンド。 31.抗体であることを特徴とする請求の範囲第29項に記載のリガンド。 32.抗体であることを特徴とする請求の範囲第30項に記載の抗リガンド。 33.モノクローナル抗体であることを特徴とする請求の範囲第31項または 第32項に記載の抗体。 34.請求の範囲第1項から第10項までのいずれか1項に記載したレセプタ ーを発現する細胞の表面に存在し、前記レセプターのエピトープに向けられるこ とを特徴とする請求の範囲第33項に記載のモノクローナル抗体。 35.細胞膜を通過し、細胞中の前記レセプターを符号化するmRNAと特異 的に結合してその翻訳を阻止することにより、請求の範囲第1項から第10項ま でのいずれか1項に記載したレセプターの活性を低下させるのに充分な量の、請 求の範囲第26項に記載のオリゴヌクレオチドと、細胞膜を通過可能な、製剤上 許容し得るキャリヤーとを含むことを特徴とする薬剤。 36.オリゴヌクレオチドがmRNAを不活性化する物質と結合していること を特徴とする請求の範囲第35項に記載の薬剤。 37.mRNAを不活性化する物質が、リボザイムであることを特徴とする請 求の範囲第36項に記載の薬剤。 38.製剤上許容し得るキャリヤーが、細胞側のレセプターと結合し、結合後 、細胞によって吸収される構造を含むことを特徴とする請求の範囲第35項から 第37項までのいずれか1項に記載の薬剤。 39.製剤上許容し得るキャリヤーが、特定の細胞タイプに対して特異的なレ セプターと結合可能であることを特徴とする請求の範囲第38項に記載の薬剤。 40.リガンドが、請求の範囲第1項から第10項までのい ずれか1項に記載のレセプターと結合するのに有効な量の、請求の範囲第30項 に記載の抗リガンドと、製剤上許容し得るキャリヤーとを含む薬剤。 41.請求の範囲第11項から第15項までのいずれか1項に記載の核酸分子 を発現するヒト以外のトランスジェニック哺乳動物。 42.請求の範囲第1項から第10項までのいずれか1項に記載した先天レセ プターの相同組換えノックアウトを含むことを特徴とするヒト以外のトランスジ ェニック哺乳動物。 43.請求の範囲第12項に記載のmRNAと相補関係にあるとともに前記m RNAとハイブリッド形成することによってその翻訳を抑制するアンチセンスm RNAに転写されるように配置された、請求の範囲第11項から第15項までの いずれか1項に記載の核酸分子とは相補的なアンチセンス核酸をゲノム中に含む ことを特徴とするヒト以外のトランスジェニック哺乳動物。 44.請求の範囲第11項から第15項までのいずれか1項に記載の核酸が、 誘導プロモーターをも含むことを特徴とする請求の範囲第41項から第43項ま でのいずれか1項に記載のヒト以外のトランスジェニック哺乳動物。 45.請求の範囲第11項から第15項までのいずれか1項に記載の核酸が、 組織特異的レギュレーター因子をも含むことを特徴とする請求の範囲第41項か ら第43項までのいずれか1項に記載のヒト以外のトランスジェニック哺乳動物 。 46.マウスであることを特徴とする請求の範囲第41項から第45項までの いずれか1項に記載のヒト以外のトランスジェニック哺乳動物。 47.リガンドが請求の範囲第1項から第10項までのいずれか1項に記載の レセプターと特異的に結合できるかどうかを判断する方法において、前記レセプ ターを符号化する核酸分子を発現するベクターがトランスフェクトされた細胞を リガンドと、該リガンドの前記レセプターとの結合を可能にする条件下で接触さ せ、前記レセプターと特異的に結合しているリガンドの存在を検出することによ って、リガンドが前記レセプターと特異的に結合するかどうかを判断するステッ プから成ることを特徴とする前記方法。 48.リガンドが請求の範囲第1項から第10項までのいずれか1項に記載の レセプターと特異的に結合できるかどうかを判断する方法において、前記レセプ ターを符号化する核酸分子を発現するベクターがトランスフェクトされた細胞か ら細胞抽出物を作成し、細胞抽出物から膜成分を分離し、リガンドを、該リガン ドの前記レセプターとの結合を可能にする条件下で膜成分と接触させ、前記レセ プターと結合しているリガンドの存在を検出することによって化合物が前記レセ プターと特異的に結合できるかどうかを判断するステップから成ることを特徴と する前記方法。 49.リガンドが請求の範囲第1項から第10項までのいずれか1項に記載の レセプターのアゴニストであるかどうかを判断する方法において、前記レセプタ ーを符号化する核酸分子を発現するベクターがトランスフェクトされた細胞を、 該細胞からの機能的レセプター反応の活性化を可能にする条件下でリガンドと接 触させ、2次メッセンジャー濃度の変更や細胞代謝の変更のような生物学的定量 法によってレセプター活性の増大を検出することにより、リガンドがレセプター ・アゴニストであ るかどうかを判断するステップから成ることを特徴とする前記方法。 50.リガンドが請求の範囲第1項から第10項までのいずれか1項に記載の レセプターのアゴニストであるかどうかを判断する方法において、前記レセプタ ーを符号化する核酸分子を発現するベクターがトランスフェクトされた細胞から 細胞抽出物を作成し、細胞抽出物から膜成分を分離し、機能的レセプターの反応 活性化を可能にする条件下で膜成分をリガンドと接触させ、2次メッセンジャー の生成量変更などのような生物学的定量法によってレセプター活性の増大を検出 することにより、リガンドがレセプター・アゴニストであるかどうかを判断する ステップから成ることを特徴とする前記方法。 51.リガンドが請求の範囲第1項から第10項までのいずれか1項に記載し たレセプターのアンタゴニストであるかどうかを判断する方法において、前記レ セプターを符号化する核酸分子を発現するベクターがトランスフェクトされた細 胞を、既知レセプター・アゴニストの存在において、かつ機能的レセプターの反 応活性化を可能にする条件下でリガンドと接触させ、2次メッセンジャー濃度の 変更または細胞代謝の変更などのような生物学的定量法によってレセプター活性 の低下を検出することにより、リガンドがレセプターのアンタゴニストであるか どうかを判断するステップから成ることを特徴とする前記方法。 52.リガンドが請求の範囲第1項から第10項までのいずれか1項に記載し たレセプターのアンタゴニストであるかどうかを判断する方法において、前記レ セプターを符号化する核酸分子を発現するベクターがトランスフェクトされた細 胞から細胞抽出物を作成し、細胞抽出物から膜成分を分離し、既知レセ プター・アゴニストの存在において、かつ機能的レセプターの反応活性化を可能 にする条件下で、膜成分をリガンドと接触させ、2次メッセンジャー濃度の変更 などのような生物学的定量法によってレセプター活性の低下を検出することによ り、リガンドがレセプターアンタゴニストであるかどうかを判断するステップか ら成ることを特徴とする前記方法。 53.2次メッセンジャー測定が、細胞内cAMP、細胞内リン酸イノシトー ル、細胞内ジアシルグリセロール濃度または細胞内カルシウム動態化の測定を含 むことを特徴とする請求の範囲第47項から第50項までのいずれか1項に記載 の方法。 54.細胞が哺乳動物の、好ましくは非ニューロン系細胞であり、COS−7 細胞、CHO細胞、LM(tk−)細胞、NIH−3T3細胞及び1321N1 細胞から成るグループから選択されたことを特徴とする請求の範囲第47項から 第53項までのいずれか1項に記載の方法。 55.リガンドが既知でないことを特徴とする請求の範囲第47項から第54 項までのいずれか1項に記載の方法。 56.請求の範囲第47項から第55項までのいずれか1項に記載の方法によ って検出されることを特徴とするリガンド。 57.請求の範囲第56項に記載のリガンドと、製剤上許容し得るキャリヤー とを含むことを特徴とする薬剤。 58.請求の範囲第1項から第10項までのいずれか1項に記載したレセプタ ーの発現を、前記レセプターを符号化するmRNAの存在を検出することによっ て検出する方法において、細胞から全RNAまたは全mRNAを得、得られたR NAまたはmRNAをハイブリッド形成条件下で、請求の範囲第23項に記載の 核酸プローブと接触させ、プローブとハイブリッド形成している mRNAの存在を検出することにより、細胞によるレセプターの発現を検出する ステップから成ることを特徴とする前記方法。 59.細胞表面における請求の範囲第1項から第10項までのいずれか1項に 記載したレセプターの存在を検出する方法において、抗体とレセプターの結合を 可能にする条件下で細胞を、請求の範囲第31項に記載の抗体と接触させ、細胞 と結合している抗体の存在を検出することにより、細胞表面におけるレセプター の存在を検出するステップから成ることを特徴とする前記方法。 60.請求の範囲第1項から第10項までのいずれか1項に記載したレセプタ ーの発現レベルに応じた生理学的影響を測定する方法において、レセプター発現 を調節する誘導プロモーターを利用することによってレセプター発現レベルを変 化させることができる請求の範囲第41項から第46項までのいずれか1項に記 載のヒト以外のトランスジェニック哺乳動物を生産するステップから成ることを 特徴とする前記方法。 61.請求の範囲第1項から第10項までのいずれか1項に記載のレセプター の発現レベルに応じた生理的影響を測定する方法において、それぞれのレセプタ ー発現量が異なる、請求の範囲第41項から第46項までのいずれか1項に記載 のヒト以外のトランスジェニック哺乳動物パネルを生産するステップから成るこ とを特徴とする前記方法。 62.レセプター活性を弱めることによって異常が軽減される被験者の前記異 常を軽減できる請求の範囲第1項から第10項までのいずれか1項に記載したレ セプターのアンタゴニストを識別する方法において、請求の範囲第41項から第 46項までのいずれか1項に記載のヒト以外のトランスジェニック哺乳 動物にアンタゴニストを投与し、レセプター活性に起因するヒト以外のトランス ジェニック哺乳動物の身体的及び行動的異常をアンタゴニストが軽減するかどう かを判断することによってアンタゴニストを識別するステップから成ることを特 徴とする前記方法。 63.請求の範囲第62項に記載の方法によって識別されることを特徴とする アンタゴニスト。 64.請求の範囲第63項に記載のアンタゴニストと製剤上許容し得るキャリ ヤーとを含むことを特徴とする薬剤。 65.前記レセプターの活性化によって被験者の異常を軽減できる請求の範囲 第1項から第10項までのいずれか1項に記載したレセプターのアゴニストを識 別する方法において、請求の範囲第41項から第46項までのいずれか1項に記 載のヒト以外のトランスジェニック哺乳動物にアゴニストを投与し、ヒト以外の トランスジェニック哺乳動物の身体的及び行動的異常をアンタゴニストが軽減す るかどうかを判定するステップから成り、異常の軽減によってアゴニストの識別 が示唆されることを特徴とする前記方法。 66.請求の範囲第65項に記載の方法によって識別されることを特徴とする アゴニスト。 67.請求の範囲第66項に記載のアゴニストと、製剤上許容し得るキャリヤ ーとを含むことを特徴とする薬剤。 68.請求の範囲第1項から第10項までのいずれか1項に記載のレセプター の特異的対立遺伝子の活性と関連する障害の素因を診断する方法において、 a)前記障害が認められる被験者の核酸分子を採取し; b)前記核酸分子を制限酵素パネルで制限消化し; c)得られた核酸フラグメントをサイズド・ゲルを介して電気泳動分離し; d)得られたゲルを、前記核酸分子と特異的にハイブリッド形成可能な、かつ 検出可能なマーカーで標識された核酸プローブと接触させ; e)検出可能なマーカーで標識された前記核酸分子とハイブリッドを形成する ことにより、前記障害が認められる被験者に特異的な固有のバンド・パターンを 形成する標識バンドを検出し; f)ステップa)〜e)によって診断用の核酸分子を調製し; g)障害が認められる被験者の核酸分子に特異的な固有の、ステップe)にお いて得られたバンドパターンと、ステップf)において得られた診断用核酸分子 に特異的な固有のバンド・パターンとを比較することにより、両パターンが同じ かまたは異なるかを判定し、もしパターンが同じなら障害の素因を診断する ステップから成ることを特徴とする前記方法。 69.請求の範囲第1項から第10項までのいずれか1項に記載した精製レセ プターの製法において、 a)細胞中に、核酸分子を発現させるのに必要なレギュレーター因子を含み、 前記レセプターを符号化する核酸分子と連係してその発現を可能にする発現ベク ターを構成し、前記細胞をバクテリア細胞、イースト細胞、昆虫細胞及び哺乳動 物細胞から成るグループから選択し; b)ステップa)のベクターを適当な宿主細胞に挿入し; c)本発明のレセプターの発現を可能にする条件下でステップb)の細胞をイ ンキュベートし; d)得られたレセプターを回収し; e)回収されたレセプターを精製することにより、本発明の純粋レセプターを 調製する ステップから成ることを特徴とする前記製法。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C07K 14/435 C07K 14/435 16/28 16/28 C12N 5/10 C12Q 1/68 A C12Q 1/68 G01N 33/53 D G01N 33/53 33/577 B 33/577 C12P 21/08 // C12P 21/08 C12N 5/00 B (72)発明者 ベーイナエムス ジャン―マリエ ベルギー,ベ―1780 ベメル,アフェニュ ペーテル ベヌート 5

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.図1に示すアミノ酸配列との相同性が60%以上であるアミノ酸配列を有 することを特徴とするレセプター。 2.少なくとも図1に示すアミノ酸配列またはその一部を有することを特徴と する請求の範囲第1項に記載のレセプター。 3.プリンヌクレオチドよりもピリミジンヌクレオチドを優先することを特徴 とする請求の範囲第1項または第2項に記載のレセプター。 4.プリンヌクレオチドよりもピリミジンヌクレオチドを少なくとも2倍、好 ましくは10〜100倍優先することを特徴とする請求の範囲第3項に記載のレ セプター。 5.ピリミジンヌクレオチドがウリジン三リン酸であることを特徴とする請求 の範囲第3項または第4項に記載のレセプター。 6.UDPよりもUTPを優先することを特徴とする請求の範囲第3項から第 5項までのいずれか1項に記載のレセプター。 7.高親和UTP−特異レセプターであることを特徴とする請求の範囲第5項 に記載のレセプター。 8.P2レセプター群に属することを特徴とする請求の範囲第1項から第7項 までのいずれか1項に記載のレセプター。 9.Gタンパク質結合レセプターであることを特徴とする請求の範囲第1項か ら第8項までのいずれか1項に記載のレセプター。 10.ヒトレセプターであることを特徴とする請求の範囲第1項から第9項ま でのいずれか1項に記載のレセプター。 11.請求の範囲第1項から第10項までのいずれか1項に記載のレセプター を符号化することを特徴とする核酸分子。 12.核酸分子がDNAまたはRNA分子であることを特徴 とする請求の範囲第11項に記載の核酸分子。 13.cDNA分子またはゲノムDNA分子であることを特徴とする請求の範 囲第12項に記載のDNA分子。 14.図1に示すDNA配列との相同性が60%以上であることを特徴とする 請求の範囲第11項から第13項までのいずれか1項に記載の核酸分子。 15.少なくとも図1に示すDNA配列またはその一部を有することを特徴と する請求の範囲第14項に記載のDNA分子。 16.請求の範囲第11項から第15項までのいずれか1項に記載の核酸分子 を含むことを特徴とするベクター。 17.前記細胞中に核酸分子を発現させるのに必要なレギュレーター因子を含 み、請求の範囲第11項から第15項までのいずれか1項に記載の核酸分子と連 係してその発現を可能にすることを特徴とする請求の範囲第16項に記載のベク ター。 18.細胞を、バクテリア細胞、イースト細胞、昆虫細胞及び哺乳動物細胞か ら成るグループから選択したことを特徴とする請求の範囲第17項に記載のベク ター。 19.ベクターが、プラスミドまたはウィルス、より好ましくはバキュロウィ ルス、アデノウィルスまたはセムリキ森林熱ウィルスである請求の範囲第16項 から第18項記載までのいずれか1項に記載のベクター。 20.プラスミドがpcDNA3−P2Y4である請求の範囲第19項に記載 のベクター。 21.請求の範囲第16項から第20項までのいずれか1項に記載のベクター を含むことを特徴とする細胞。 22.細胞が哺乳動物細胞、好ましくは非ニューロン系細胞であることを特徴 とする請求の範囲第21項に記載の細胞。 23.細胞を、COS−7細胞、LM(tk−)細胞、NIH−3T3細胞及 び1321N1細胞から成るグループから選択したことを特徴とする請求の範囲 第21項に記載の細胞。 24.請求の範囲第11項から第15項までのいずれか1項に記載の核酸分子 内に含まれるユニーク配列と特異的にハイブリッド形成可能な少なくとも15個 のヌクレオチドから成る核酸分子を含むことを特徴とする核酸プローブ。 25.核酸が、DNAまたはRNAであることを特徴とする請求の範囲第24 項に記載の核酸プローブ。 26.請求の範囲第12項に記載のmRNA分子と特異的にハイブリッド形成 することによってmRNA分子の翻訳を阻止することができる配列を有すること を特徴とするアンチセンス・オリゴヌクレオチド。 27.請求の範囲第13項に記載のDNA分子と特異的にハイブリッド形成す ることができる配列を有することを特徴とするアンチセンス・オリゴヌクレオチ ド。 28.ヌクレオチドの化学的類似体を含むことを特徴とする請求の範囲第26 項または第27項に記載のアンチセンス・オリゴヌクレオチド。 29.請求の範囲第1項から第10項までのいずれか1項に記載のレセプター と結合可能であることを特徴とするプリン及びピリジンヌクレオチド以外のリガ ンド。 30.請求の範囲第29項に記載のリガンドが請求の範囲第1項から第10項 までのいずれか1項に記載のレセプターと結合するのを競合阻害できることを特 徴とする抗リガンド。 31.抗体であることを特徴とする請求の範囲第29項に記載のリガンド。 32.抗体であることを特徴とする請求の範囲第30項に記載の抗リガンド。 33.モノクローナル抗体であることを特徴とする請求の範囲第31項または 第32項に記載の抗体。 34.請求の範囲第1項から第10項までのいずれか1項に記載したレセプタ ーを発現する細胞の表面に存在し、前記レセプターのエピトープに向けられるこ とを特徴とする請求の範囲第33項に記載のモノクローナル抗体。 35.細胞膜を通過し、細胞中の前記レセプターを符号化するmRNAと特異 的に結合してその翻訳を阻止することにより、請求の範囲第1項から第10項ま でのいずれか1項に記載したレセプターの活性を低下させるのに充分な量の、請 求の範囲第26項に記載のオリゴヌクレオチドと、細胞膜を通過可能な、製剤上 許容し得るキャリヤーとを含むことを特徴とする薬剤。 36.オリゴヌクレオチドがmRNAを不活性化する物質と結合していること を特徴とする請求の範囲第35項に記載の薬剤。 37.mRNAを不活性化する物質が、リボザイムであることを特徴とする請 求の範囲第36項に記載の薬剤。 38.製剤上許容し得るキャリヤーが、細胞側のレセプターと結合し、結合後 、細胞によって吸収される構造を含むことを特徴とする請求の範囲第35項から 第37項までのいずれか1項に記載の薬剤。 39.製剤上許容し得るキャリヤーが、特定の細胞タイプに対して特異的なレ セプターと結合可能であることを特徴とする請求の範囲第38項に記載の薬剤。 40.リガンドが、請求の範囲第1項から第10項までのい ずれか1項に記載のレセプターと結合するのに有効な量の、請求の範囲第30項 に記載の抗リガンドと、製剤上許容し得るキャリヤーとを含む薬剤。 41.請求の範囲第11項から第15項までのいずれか1項に記載の核酸分子 を発現するヒト以外のトランスジェニック哺乳動物。 42.請求の範囲第1項から第10項までのいずれか1項に記載した先天レセ プターの相同組換えノックアウトを含むことを特徴とするヒト以外のトランスジ ェニック哺乳動物。 43.請求の範囲第12項に記載のmRNAと相補関係にあるとともに前記m RNAとハイブリッド形成することによってその翻訳を抑制するアンチセンスm RNAに転写されるように配置された、請求の範囲第11項から第15項までの いずれか1項に記載の核酸分子とは相補的なアンチセンス核酸をゲノム中に含む ことを特徴とするヒト以外のトランスジェニック哺乳動物。 44.請求の範囲第11項から第15項までのいずれか1項に記載の核酸が、 誘導プロモーターをも含むことを特徴とする請求の範囲第41項から第43項ま でのいずれか1項に記載のヒト以外のトランスジェニック哺乳動物。 45.請求の範囲第11項から第15項までのいずれか1項に記載の核酸が、 誘導プロモーターをも含むことを特徴とする請求の範囲第41項から第44項ま でのいずれか1項に記載のヒト以外のトランスジェニック哺乳動物。 46.マウスであることを特徴とする請求の範囲第41項から第45項までの いずれか1項に記載のヒト以外のトランスジェニック哺乳動物。 47.リガンドが請求の範囲第1項から第10項までのいずれか1項に記載の レセプターと特異的に結合できるかどうかを判断する方法において、前記レセプ ターを符号化する核酸分子を発現するベクターがトランスフェクトされた細胞を リガンドと、該リガンドの前記レセプターとの結合を可能にする条件下で接触さ せ、前記レセプターと特異的に結合しているリガンドの存在を検出することによ って、リガンドが前記レセプターと特異的に結合するかどうかを判断するステッ プから成ることを特徴とする前記方法。 48.リガンドが請求の範囲第1項から第10項までのいずれか1項に記載の レセプターと特異的に結合できるかどうかを判断する方法において、前記レセプ ターを符号化する核酸分子を発現するベクターがトランスフェクトされた細胞か ら細胞抽出物を作成し、細胞抽出物から膜成分を分離し、リガンドを、該リガン ドの前記レセプターとの結合を可能にする条件下で膜成分と接触させ、前記レセ プターと結合しているリガンドの存在を検出することによって化合物が前記レセ プターと特異的に結合できるかどうかを判断するステップから成ることを特徴と する前記方法。 49.リガンドが請求の範囲第1項から第10項までのいずれか1項に記載の レセプターのアゴニストであるかどうかを判断する方法において、前記レセプタ ーを符号化する核酸分子を発現するベクターがトランスフェクトされた細胞を、 該細胞からの機能的レセプター反応の活性化を可能にする条件下でリガンドと接 触させ、2次メッセンジャー濃度の変更や細胞代謝の変更のような生物学的定量 法によってレセプター活性の増大を検出することにより、リガンドがレセプター ・アゴニストであ るかどうかを判断するステップから成ることを特徴とする前記方法。 50.リガンドが請求の範囲第1項から第10項までのいずれか1項に記載の レセプターのアゴニストであるかどうかを判断する方法において、前記レセプタ ーを符号化する核酸分子を発現するベクターがトランスフェクトされた細胞から 細胞抽出物を作成し、細胞抽出物から膜成分を分離し、機能的レセプターの反応 活性化を可能にする条件下で膜成分をリガンドと接触させ、2次メッセンジャー の生成量変更などのような生物学的定量法によってレセプター活性の増大を検出 することにより、リガンドがレセプター・アゴニストであるかどうかを判断する ステップから成ることを特徴とする前記方法。 51.リガンドが請求の範囲第1項から第10項までのいずれか1項に記載し たレセプターのアンタゴニストであるかどうかを判断する方法において、前記レ セプターを符号化する核酸分子を発現するベクターがトランスフェクトされた細 胞を、既知レセプター・アゴニストの存在において、かつ機能的レセプターの反 応活性化を可能にする条件下でリガンドと接触させ、2次メッセンジャー濃度の 変更または細胞代謝の変更などのような生物学的定量法によってレセプター活性 の低下を検出することにより、リガンドがレセプターのアンタゴニストであるか どうかを判断するステップから成ることを特徴とする前記方法。 52.リガンドが請求の範囲第1項から第10項までのいずれか1項に記載し たレセプターのアンタゴニストであるかどうかを判断する方法において、前記レ セプターを符号化する核酸分子を発現するベクターがトランスフェクトされた細 胞から細胞抽出物を作成し、細胞抽出物から膜成分を分離し、既知レセ プター・アゴニストの存在において、かつ機能的レセプターの反応活性化を可能 にする条件下で、膜成分をリガンドと接触させ、2次メッセンジャー濃度の変更 などのような生物学的定量法によってレセプター活性の低下を検出することによ り、リガンドがレセプターアンタゴニストであるかどうかを判断するステップか ら成ることを特徴とする前記方法。 53.2次メッセンジャー測定が、細胞内cAMP、細胞内リン酸イノシトー ル、細胞内ジアシルグリセロール濃度または細胞内カルシウム動態化の測定を含 むことを特徴とする請求の範囲第47項から第50項までのいずれか1項に記載 の方法。 54.細胞が哺乳動物の、好ましくは非ニューロン系細胞であり、COS−7 細胞、CHO細胞、LM(tk−)細胞、NIH−3T3細胞及び1321N1 細胞から成るグループから選択されたことを特徴とする請求の範囲第47項から 第53項までのいずれか1項に記載の方法。 55.リガンドが既知でないことを特徴とする請求の範囲第47項から第54 項までのいずれか1項に記載の方法。 56.請求の範囲第47項から第55項までのいずれか1項に記載の方法によ って検出されることを特徴とするリガンド。 57.請求の範囲第56項に記載のリガンドと、製剤上許容し得るキャリヤー とを含むことを特徴とする薬剤。 58.細胞表面において請求の範囲第1項から第10項までのいずれか1項に 記載のレセプターと特異的に結合する薬剤を識別するため薬剤をスクリーニング する方法において、前記レセプターを符号化する核酸分子を発現させるベクター がトランスフェクトされた細胞を、前記薬剤がレセプターと結合するのを可能に する条件下で複数の薬剤と接触させ、前記トランスフ ェクトされた細胞と特異的に結合する薬剤を検出することにより、レセプターと 特異的に結合する薬剤を識別するステップから成ることを特徴とする前記方法。 59.細胞の表面において請求の範囲第1項から第10項までのいずれか1項 に記載のレセプターと特異的に結合する薬剤を識別するため薬剤をスクリーニン グする方法において、前記レセプターを符号化する核酸分子を発現するベクター がトランスフェクトされた細胞から細胞抽出物を調製し、細胞抽出物から膜成分 を分離し、膜成分を複数の薬剤と接触させ、トランスフェクトされた細胞と結合 する薬剤を検出することにより、前記レセプターと特異的に結合する薬剤を識別 するステップから成ることを特徴とする前記方法。 60.請求の範囲第1項から第10項までのいずれか1項に記載したレセプタ ーのアゴニストとして作用する薬剤を識別するため薬剤をスクリーニングする方 法において、前記レセプターを符号化する核酸分子を発現させるベクターがトラ ンスフェクトされた細胞を、機能的レセプターの反応活性化を可能にする条件下 で複数の薬剤と接触させ、2次メッセンジャー濃度の変更または細胞代謝の変更 のような生物学的定量法を利用して前記レセプターを活性化する薬剤を検出する ことにより、レセプターのアゴニストとして作用する薬剤を識別するステップか ら成ることを特徴とする前記方法。 61.請求の範囲第1項から第10項までのいずれか1項に記載したレセプタ ーのアゴニストとして作用する薬剤を識別するため薬剤をスクリーニングする方 法において、前記レセプターを符号化する核酸分子を発現させるベクターがトラ ンスフェクトされた細胞から細胞抽出物を調製し、細胞抽出物から膜成分 を分離し、機能的レセプターの反応活性化を可能にする条件下で膜成分を複数の 薬剤と接触させ、2次メッセンジャーの濃度変更のような生物学的定量法を利用 して前記レセプターを活性化する薬剤を検出することにより、レセプターのアゴ ニストとして作用する薬剤を識別するステップから成ることを特徴とする前記方 法。 62.請求の範囲第1項から第10項までのいずれか1項に記載したレセプタ ーのアンタゴニストとして作用する薬剤を識別するため薬剤をスクリーニングす る方法において、前記レセプターを符号化する核酸分子を発現させるベクターが トランスフェクトされた細胞を、既知レセプター・アゴニストの存在において、 かつ機能的レセプターの反応活性化を可能にする条件下で、複数の薬剤と接触さ せ、2次メッセンジャーの濃度変更または細胞代謝の変更などのような生物学的 定量法を利用してレセプターの活性化を阻害する薬剤を検出することにより、レ セプターのアンタゴニストとして作用する薬剤を識別するステップから成ること を特徴とする前記方法。 63.請求の範囲第1項から第10項までのいずれか1項に記載したレセプタ ーのアンタゴニストとして作用する薬剤を識別するため薬剤をスクリーニングす る方法において、前記レセプターを符号化する核酸分子を発現させるベクターが トランスフェクトされた細胞から細胞抽出物を調製し、細胞抽出物から膜成分を 分離し、膜成分を、既知レセプター・アゴニストの存在において、かつ機能的レ セプターの反応活性化を可能にする条件下で、複数の薬剤と接触させ、2次メッ センジャーの濃度変更のような生物学的定量法を利用して、レセプターの活性化 を阻害する薬剤を検出することにより、レセプターのアンタゴ ニストとして作用する薬剤を識別するステップから成ることを特徴とする前記方 法。 64.請求の範囲第58項から第63項までのいずれか1項に記載の方法によ って検出されることを特徴とする薬剤。 65.請求の範囲第64項に記載の薬剤を含むことを特徴とする薬剤。 66.請求の範囲第1項から第10項までのいずれか1項に記載したレセプタ ーの発現を、前記レセプターを符号化するmRNAの存在を検出することによっ て検出する方法において、細胞から全RNAまたは全mRNAを得、こうして得 たRNAまたはmRNAをハイブリッド形成条件下で、請求の範囲第24項に記 載の核酸プローブと接触させ、プローブとハイブリッド形成しているmRNAの 存在を検出することにより、細胞によるレセプターの発現を検出するステップか ら成ることを特徴とする前記方法。 67.細胞表面における請求の範囲第1項から第10項までのいずれか1項に 記載したレセプターの存在を検出する方法において、抗体とレセプターの結合を 可能にする条件下で細胞を、請求の範囲第31項に記載の抗体と接触させ、細胞 と結合している抗体の存在を検出することにより、細胞表面におけるレセプター の存在を検出するステップから成ることを特徴とする前記方法。 68.請求の範囲第1項から第10項までのいずれか1項に記載したレセプタ ーの発現レベルに応じた生理学的影響を測定する方法において、レセプター発現 を調節する誘導プロモーターを利用することによってレセプター発現レベルを変 化させることができる請求の範囲第41項から第46項までのいずれか1 項に記載したヒト以外のトランスジェニック哺乳動物を生産することを特徴とす る前記方法。 69.請求の範囲第1項から第10項までのいずれか1項に記載したレセプタ ーの発現レベルに応じた生理学的影響を測定する方法において、それぞれのレセ プター発現量が異なる、請求の範囲第41項から第46項までのいずれか1項に 記載したヒト以外のトランスジェニック哺乳動物パネルを生産するステップから 成ることを特徴とする前記方法。 70.レセプター活性を弱めることによって異常が軽減される被験者の前記異 常を軽減できる請求の範囲第1項から第10項までのいずれか1項に記載したレ セプターのアンタゴニストを識別する方法において、請求の範囲第40項から第 45項までのいずれか1項に記載したヒト以外のトランスジェニック哺乳動物に アンタゴニストを投与し、レセプター活性に起因するヒト以外のトランスジェニ ック哺乳動物の身体的及び行動的異常をアンタゴニストが軽減するかどうかを判 断することにより、アンタゴニストを識別するステップから成ることを特徴とす る前記方法。 71.請求の範囲第70項に記載の方法によって識別されることを特徴とする アンタゴニスト。 72.請求の範囲第71項に記載のアンタゴニストと製剤上許容し得るキャリ ヤーとを含むことを特徴とする薬剤。 73.前記レセプターの活性化によって異常が軽減する被験者の前記異常を軽 減できる請求の範囲第1項から第10項までのいずれか1項に記載したレセプタ ーのアゴニストを識別する方法において、請求の範囲第41項から第46項まで のいずれか1項に記載したヒト以外のトランスジェニック哺乳動物にア ゴニストを投与し、ヒト以外のトランスジェニック哺乳動物の身体的及び行動的 異常をアンタゴニストが軽減するかどうかを判定するステップから成り、異常の 軽減によってアゴニストの識別が示唆されることを特徴とする前記方法。 74.請求の範囲第73項に記載の方法によって識別されることを特徴とする アゴニスト。 75.請求の範囲第74項に記載のアゴニストと、製剤上許容し得るキャリヤ ーとを含むことを特徴とする薬剤。 76.請求の範囲第1項から第10項までのいずれか1項に記載したレセプタ ーの特異的対立遺伝子の活性と関連する異常の素因を診断する方法において、 a)前記異常が認められる被験者の核酸分子を採取し; b)前記核酸分子を制限酵素パネルで制限消化し; c)得られた核酸フラグメントを、サイズドゲルを介して電気泳動分離し; d)得られたゲルを、前記核酸分子と特異的にハイブリッド形成可能であり、 かつ検出可能なマーカーで標識された核酸プローブと接触させ; e)検出可能なマーカーで標識された前記核酸分子とハイブリッド形成するこ とにより、前記異常が認められる被験者に特異的な固有のバンド・パターンを形 成する標識バンドを検出し; f)ステップa)〜e)によって診断用の核酸分子を調製し; g)異常が認められる被験者の核酸分子に特異的な固有の、ステップe)にお いて得られたバンド・パターンと、ステップf)において得られた診断用核酸分 子に特異的な固有のバンド・パターンとを比較することにより、両パターンが同 じかまたは異なるかを判定し、もしパターンが同じなら異常の素因を診断 する ステップから成ることを特徴とする方法。 77.請求の範囲第1項から第10項までのいずれか1項に記載した精製レセ プターの製法において、 a)細胞中に核酸分子を発現させるのに必要なレギュレーター因子を含み、前 記レセプターを符号化する核酸分子と連係してその発現を可能にする発現ベクタ ーを構成し、前記細胞をバクテリア細胞、イースト細胞、昆虫細胞及び哺乳動物 細胞から成るグループから選択し; b)ステップa)のベクターを適当な宿主細胞に挿入し; c)本発明のレセプターの発現を可能にする条件下でステップb)の細胞をイ ンキュベートし; d)得られたレセプターを回収し; e)回収されたレセプターを精製することにより、本発明の純粋レセプターを 調製する ステップから成ることを特徴とする前記製法。
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