JP2000505574A - Cmos電流ミラー - Google Patents
Cmos電流ミラーInfo
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- G05F3/02—Regulating voltage or current
- G05F3/08—Regulating voltage or current wherein the variable is DC
- G05F3/10—Regulating voltage or current wherein the variable is DC using uncontrolled devices with non-linear characteristics
- G05F3/16—Regulating voltage or current wherein the variable is DC using uncontrolled devices with non-linear characteristics being semiconductor devices
- G05F3/20—Regulating voltage or current wherein the variable is DC using uncontrolled devices with non-linear characteristics being semiconductor devices using diode- transistor combinations
- G05F3/26—Current mirrors
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Abstract
(57)【要約】
CMOS集積回路技術において電流を鏡像化するための電流ミラー回路は、第1および第2のPチャネルMOSトランジスタ(MP32,MP33)と、可変入力電流源(ICS)と、第1のソースフォロアトランジスタ(MN34)と、第2のソースフォロアトランジスタ(MP35)と、電流吸込トランジスタ(MN31)と、負荷回路(212)とを備えた電流ミラー構成を含む。負荷回路は負荷トランジスタ(MN6)と負荷抵抗器(R1)とを含む。代替的な実施例において、負荷回路は単一の負荷抵抗器を含む。この結果、第1のPチャネルMOSトランジスタ(MP32)に注入される電流量が、第2のPチャネルMOSトランジスタ(MP33)に、より正確に鏡像化される。
Description
【発明の詳細な説明】
CMOS電流ミラー 発明の背景
この発明は一般に電流ミラー回路に関し、特に、CMOS集積回路技術におい
て高い精度および信頼性で電流を鏡像化するための改良された電流ミラー回路に
関する。
これまで、CMOS技術において電流を鏡像化するための従来の電流ミラー回
路が先行技術において公知であり、これは図1に「先行技術」と明示されて示さ
れる。電流ミラー回路10は、第1および第2のPチャネルMOSトランジスタ
MP12およびMP13と、負荷NチャネルMOSトランジスタMN11と、入
力電流源Icsとを備えた電流ミラー構成を含む。第1および第2のPチャネルト
ランジスタMP12およびMP13のゲートは互いに、かつ第1のPチャネルト
ランジスタMP12のドレインに接続される。第1のPチャネルトランジスタM
P12のドレインはまた、ノードN11に接続される。第2のPチャネルトラン
ジスタMP13のドレインはノードN12に接続される。第1および第2のPチ
ャネルトランジスタMP12およびMP13のソースは、典型的にはおよそ+5
.0V以下(すなわち+3.3V)である電源電圧または電位VCCに接続され
る。入力電流源ICSの一端もまた第1のPチャネルトランジスタMP12のドレ
インに接続され、他方端は典型的には0Vである接地電位VSSに接続される。
NチャネルトランジスタMN11のゲートおよびドレインは互いに、かつノード
N12に接続される。NチャネルトランジスタMN11のソースは接地電位VS
Sに接続される。
電流源ドライバの出力段12はPチャネル電流吐出トランジスタMP2とNチ
ャネル電流吸込トランジスタMN1とを含む。電流ミラー回路10からのノード
N11は、鏡像化された電流をもたらすようPチャネルトランジスタMP2のゲ
ートに接続される。同様に、電流ミラー回路10からのノードN12は、鏡像化
された電流を再度もたらすようNチャネルトランジスタMN1のゲートに接続さ
れる。
図2には、さまざまなゲート−ソース間電圧VGSに関する、NチャネルMOS
トランジスタのドレイン電流IDS対ドレイン−ソース間電圧VDSのプロット図が
示される。このプロット図はNチャネルMOSトランジスタの動作に関する典型
的なI/V特性曲線を示す。PチャネルMOSトランジスタの場合には曲線の形
状は同一であるが、電圧VDSおよびVGSは正ではなく負となるだろう。さまざま
な電圧VGSに関する曲線は水平ではなくドレイン−ソース間電圧の増加とともに
徐々に傾斜することが認められるであろう。換言すると、所与の固定電圧VGSの
場合、ドレイン電流IDSはドレイン−ソース間電圧が増加するにつれて次第に大
きくなる。
再び図1を参照して、以下に電流ミラー回路10の動作を説明する。Pチャネ
ルトランジスタMP12およびMP13の共通ゲートであるノードN11に電流
源ICSが注入されるか、または吐出される。これによりノードN11(トランジ
スタMP12のゲート)に電圧が生じ、この電圧は、PチャネルトランジスタM
P12のソース/ドレイン導通経路に流れる電流が電流源ICSによって供給され
る入力電流の量に等しくなるまで減少することとなる。ノードN11が動作する
電圧はさらにPチャネルトランジスタMP13のゲートに印加されるため、トラ
ンジスタMP13は、2つのトランジスタが同一であれば(すなわち同じI/V
特性曲線を有するならば)トランジスタMP12と同量の電流を導通し得る。こ
れにより、トランジスタMP12に流れる電流をトランジスタMP13に鏡像化
することができる。
PチャネルトランジスタMP13に流れる電流はノードN12に吐出され、P
チャネルトランジスタMP13が注入する電流と同量の電流をNチャネルトラン
ジスタMN11が導通するまで、その電位を上昇させる。したがって、ノードN
12が同一のNチャネルトランジスタMN11およびMN1にさらに接続される
場合には、電流吸込トランジスタMN1はNチャネルトランジスタMN11と同
量の電流を導通することとなる。このため、ノードN12はNチャネルトランジ
スタMN11およびMN1に、鏡像化された電流をもたらし得る。
しかしながら、この従来の電流ミラー回路10には、鏡像化される電流量の精
度を高めることができないという欠点がある。注目されるように、Pチャネルト
ランジスタMP13のソース/ドレイン導通経路に印加される電圧がPチャネル
トランジスタMP12に関するものよりも高ければ、負荷トランジスタMN11
にはより大きな不均等な量の電流が鏡像化される。特に、それぞれの電流ミラー
トランジスタMP12およびMP13に印加されるドレイン−ソース間電圧VDS
が異なるため、負荷トランジスタMN11はPチャネルトランジスタMP12に
流れる電流量よりも多くの電流を鏡像化する。この結果、電流源ドライバの出力
段12の電流吸込トランジスタMN11は、鏡像化された電流をもたらすように
、ノードN11に接続可能なゲートを有する電流吐出トランジスタMP2よりも
多くの電流を導通する。
先行技術ではこの欠点を解決するべく第1および第2の電流ミラートランジス
タと直列にカスコードトランジスタ段を加えるという試みがなされている。この
技術を利用する先行技術のカスコード電流ミラー回路110が図3に示される。
図示されるように、図1の従来の電流ミラー回路10と図3のカスコード電流ミ
ラー回路110との唯一の違いは、それぞれ第1および第2のPチャネルトラン
ジスタMP22およびMP23と直列接続された第3および第4のPチャネルト
ランジスタMP24およびMP25を含む、第2の電流ミラー構成が加えられて
いる点である。動作時には、これらの第3および第4のPチャネルトランジスタ
MP24およびMP25は、第1および第2のPチャネルMOSトランジスタM
P22およびMP23に印加されるドレイン−ソース間電圧を等しい値に維持す
る役割を果たす。トランジスタMP22およびMP23には(すなわち共通ノー
ドN11には)同じゲート電圧が印加されるため、第1のPチャネルトランジス
タMP22に注入される電流が等しく第2のPチャネルトランジスタMP23に
鏡像化される。さらに、負荷トランジスタMN21に流れる電流はPチャネルト
ランジスタMP23に流れる電流量と同じであり、これはまた入力電流源ICSに
よってPチャネルトランジスタMP22に注入される電流量と同じである。した
がって、電流吐出および電流吸込トランジスタMP2およびMN1は全く同量の
電流を導通する。
それでもなお、この先行技術のカスコード電流ミラー回路110には欠点があ
る。1つの問題点は、直列接続された2つのPチャネルトランジスタMP22お
よびMP24にかかる電圧降下が、それらが導通可能になる前に、少なくとも2
しきい値電圧降下(2Vt)に等しくならなければならないことである。一方、
図1の電流ミラー回路10のPチャネルトランジスタMP12には1しきい値電
圧降下(1Vt)しか要求されない。実際に、それぞれのノードN11およびN
21の名目上の電圧はトランジスタのしきい値電圧降下Vtよりも500mVか
ら1Vのオーダだけ高くなければならない。ここに定義されるように、トランジ
スタのしきい値電圧降下Vtは導通開始時にゲート−ソース間電極にかけて印加
される電圧である。
例示の目的のために、5Vの電源の場合に、対応するトランジスタMP22(
MP12)およびMP24のしきい値電圧の各々が1Vであると仮定すると、ノ
ードN23の電圧は導通前に+2.5Vから+3.0Vだけ減少する必要がある
。この電圧降下の増大により、入力電流源ICSの動作が低電圧揺れにより制約を
受けるか、または制限される。さらに、電源電位が+3.3Vである場合には、
入力電流源は電流ミラー回路110が非実用的であるかまたは動作不能である電
圧範囲に制限されるだろう。一方、ノードN11(図1)の電圧は導通前に+1
.5Vから+2.0Vだけ減少することが要求され、これにより最高電圧との差
が増大する。さらに、先行技術のカスコード電流ミラー回路110における別の
問題は、加えられた第3および第4のPチャネルトランジスタMP24およびM
P25により入力電流源ICSに寄生容量が接続され、高周波数でその応答時間が
減少することである。
したがって、正確にかつ高精度で電流を鏡像化するが、しきい値電圧降下を増
大しない、改良された電流ミラー回路を提供することが望ましい。この発明は、
図3のカスコード電流ミラー回路の電流ミラー精度と、図1の従来の電流ミラー
回路の低しきい値電圧降下とを組合せた電流ミラー回路を提供する。
発明の概要
したがって、この発明の一般的な目的は、製造および組立が比較的簡単で経済
的であるが、先行技術の電流ミラー回路の欠点を克服する、改良された電流ミラ
ー回路を提供することである。
この発明の目的は、CMOS集積回路技術において高い精度および信頼性で電
流を鏡像化するための改良された電流ミラー回路を提供することである。
この発明の別の目的は、低電圧電流の鏡像化を可能にし、かつ線形性を改善す
る、改良された電流ミラー回路を提供することである。
この発明のさらに別の目的は、正確な電流の鏡像化をもたらすために、第1お
よび第2のPチャネル電流ミラートランジスタと、入力電流源手段と、第1のソ
ースフォロアトランジスタと、第2のソースフォロアトランジスタと、負荷回路
とを含む改良された電流ミラー回路を提供することである。
これらの目的に従って、この発明は、CMOS集積回路技術において電流を鏡
像化するためのものであり、第1および第2のPチャネルトMOSランジスタを
備えた電流ミラー構成を含む、電流ミラー回路を提供することに関する。第1お
よび第2のPチャネルMOSトランジスタのゲートは互いに、かつ第1のPチャ
ネルMOSトランジスタのドレインに接続される。第1のPチャネルMOSトラ
ンジスタのソースは電源電位に接続され、ドレインは第1のノードに接続される
。第2のPチャネルMOSトランジスタのソースは電源電位に接続され、ドレイ
ンは第2のノードに接続される。入力電流源手段は第1のノードに可変電流を発
生するために用いられる。
第1のソースフォロアトランジスタのゲートは第1のノードに接続され、ドレ
インは電源電位に接続され、ソースは第3のノードに接続される。第2のソース
フォロアトランジスタのソースは第2のノードに接続され、ゲートは第3のノー
ドに接続され、ドレインは第4のノードに接続される。電流吸込トランジスタの
ゲートおよびドレインは互いに、かつ第4のノードに接続され、ソースは接地電
位に接続される。負荷回路は第3のノードと接地電位との間に相互接続され、第
1のソースフォロアトランジスタから電流を受ける。
図面の簡単な説明
この発明のこれらの目的および利点は、全文にわたって対応する部分を示す類
似した参照番号を有する添付の図面と関連して読まれると、以下の詳細な説明か
ら十分に明らかとなるであろう。
図1は、先行技術の従来の電流ミラー回路を示す概略的な回路図である。
図2は、NチャネルMOSトランジスタに関する典型的なI/V特性曲線を示
す図である。
図3は、先行技術のカスコード電流ミラー回路を示す概略的な回路図である。
図4は、この発明の原理に従って構成された、改良された電流ミラー回路を示
す概略的な回路図である。
図5は、差動的な態様で負荷を駆動するために、図4に示される2つの同一の
電流ミラー回路210と出力段214との組合せを利用する、差動電流源ドライ
バを示すブロック図である。
好ましい実施例の説明
以下に図面を詳細に参照して、図4には、この発明の原理に従って構成された
改良された電流ミラー回路210の概略的な回路図が示される。この発明の電流
ミラー回路210はCMOS集積回路技術において高い精度および信頼性で電流
を鏡像化することをもたらす。電流ミラー回路210は単一の入力電流源からの
電流の吐出および吸込の両方をもたらす。この電流ミラー回路210はネットワ
ーク通信物理層CMOS集積回路デバイスにおける差動電流源の出力段との使用
に特定的な用途を有する。たとえば、電流ミラー回路210は特に、アドバンス
ト・マイクロ・ディバイス社(Advanced Micro Devices,Inc)によって部署N
o.AMD79C988で製造されたカッド集積イーサネットトランシーバ(aqu
ad integrated Ethernet transceiver)に使用される。
電流ミラー回路210は第1および第2のPチャネルMOS電流ミラートラン
ジスタMP32およびMP33と、負荷NチャネルMOSトランジスタMN31
と、可変入力電流源ICSとを備えた電流ミラー構成を含む。これらのコンポーネ
ントは図1および図3のそれぞれの電流ミラー回路10および110に用いられ
るものと同一である。さらに、電流ミラー回路210は、第1のソースフォロア
として機能するNチャネルMOSトランジスタMN34と、第2のソースフォロ
アとして機能するPチャネルMOSトランジスタMP35と、第2の負荷回路2
12とを含む。
第1および第2のPチャネルトMOSランジスタMP32およびMP33のゲ
ートは互いに、かつ第1のPチャネルトランジスタMP32のドレインに接続さ
れる。第1のPチャネルトランジスタMP32のドレインはノードN31にさら
に接続される。第2のPチャネルトランジスタMP33のドレインはノードN3
4に接続される。第1および第2のPチャネルトランジスタMP32およびMP
33のソースは、およそ+5.0V以下である(すなわち+3.3Vである)電
源電圧または電位VCCに接続される。可変入力電流源ICSの一端は第1のPチ
ャネルトランジスタMP32のドレインに接続され、他方端は、典型的には0V
である接地電位VSSに接続される。負荷トランジスタMN31のゲートおよび
ドレインは互いに、かつノードN32に接続される。負荷トランジスタMN31
のソースもまた接地電位VSSに接続される。
第1のソースフォロアトランジスタMN34のドレインは電源電位VCCに接
続され、ゲートはノードN31を介してトランジスタMP32およびMP33の
ゲートに接続され、ソースはノードN33に接続される。第2のソースフォロア
トランジスタMP35のソースはノードN34を介してトランジスタMP33の
ドレインに接続され、ゲートはノードN33を介して第1のソースフォロアトラ
ンジスタMN34のソースに接続され、ドレインはノードN32を介して負荷ト
ランジスタMN31のドレインおよびゲートに接続される。
第2の負荷回路212はNチャネルMOSトランジスタMN36と負荷抵抗器
R1とを含む。NチャネルトランジスタMN36のドレインはノードN33を介
して第1のソースフォロアトランジスタMN34のソースに接続され、ゲートは
負荷トランジスタMN31のゲートおよびノードN32に接続され、ソースは接
地電位VSSに接続される。負荷抵抗器R1の一端はトランジスタMN36のド
レインに接続され、他方端は接地電位VSSに接続される。抵抗器R1はある値
を有するように選択され、広いスペースを占有せずにチップ上に形成することが
できる。典型的に抵抗器R1の値はおよそ100Kオームである。代替的な実施
例では、第2の負荷回路212は単一の抵抗器を含んでもよい。しかしながら、
単一の抵抗器よりも、第1のソースフォロアトランジスタMN34のための活性
負荷として機能するトランジスタMN36の方が好ましい。これは、入力電流源
ICSが変化するとトランジスタMN36に流れる電流が比例した量だけ変化する
ためである。
電流源ドライバの出力段214はPチャネル電流吐出トランジスタMP2とN
チャネル電流吸込トランジスタMN1とを含む。電流ミラー回路210のノード
N31は、正確に鏡像化された電流をもたらすよう電流吐出トランジスタMP2
のゲートに結合される。同様に、ノードN32は、正確に鏡像化された電流をも
たらすよう電流吸込トランジスタMN1のゲートに結合される。
動作時には、入力電流源ICSはさまざまな電流をノードN31に、Pチャネル
トランジスタMP32を通して吐出す。これにより、鏡像化された電圧がノード
N31にもたらされ、この鏡像化された電圧は出力電流ミラートランジスタMP
33および第1のソースフォロアトランジスタMN34のゲートならびに出力段
214の電流吐出トランジスタMP2のゲートに鏡像化される。電流ミラートラ
ンジスタMP33に流れる電流はカスコードPチャネルトランジスタMP35を
通して負荷トランジスタMN31に送られる。負荷トランジスタMN31は電流
吸込トランジスタとして機能する。カスコードトランジスタMP35は出力電流
ミラートランジスタMP33のドレイン(ノードN34)の電圧が第1のソース
フォロアトランジスタMN34のゲート(ノードN31)の電圧と同じになるよ
う維持する役割を果たす。出力電流ミラートランジスタMP33のドレインの電
圧は第1のソースフォロアトランジスタMN34によって制御される。
トランジスタMN34はソースフォロアとして機能するため、そのソース(ノ
ードN33)の電圧は出力電流ミラートランジスタMP33のゲート(ノードN
31)の電圧よりも1しきい値電圧降下(Vt)分低い値に実質的に等しくなる
。さらに、トランジスタMP35もまたソースフォロアとして機能するため、そ
のソース(ノードN34)の電圧は第1のソースフォロアトランジスタMN34
のソース(ノードN33)の電圧よりも1しきい値電圧降下(Vt)分高い値に
実質的に等しくなる。したがって、ノードN33の電圧がノードN31の電圧よ
りも1しきい値電圧降下分低く、かつノードN34の電圧がノードN33の電圧
よりも1しきい値電圧分高ければ、それぞれのノードN31およびN34の電圧
は
互いに実質的に等しい。
この結果、ノードN31およびN34の電圧が等しくされると、電流ミラート
ランジスタMP32から電流ミラートランジスタMP33に、かつ電流吐出トラ
ンジスタMP2に鏡像化された電流は等しくなる。同様に、出力電流ミラートラ
ンジスタMP33に流れる鏡像化された電流もまた,電流吸込トランジスタMN
31に流れ、出力段において電流吸込トランジスタMN1に鏡像化されることと
なる。このため、出力段214において吐出された電流と吸込まれた電流とは等
しくなる。
図5には、ネットワーク通信物理層CMOS集積回路デバイスに用いるための
差動電流ドライバ500がブロック図の形で示される。差動電流ドライバ500
は2つの同一な電流源ドライバ510aおよび510bを含み、これらの電流源
ドライバの各々は差動的な態様で終端負荷Rを駆動するための、図4に示される
電流ミラー回路210と出力段214との組合せを備える。電流源ドライバ51
0aはその波形が示される可変入力電流源ICS1と、吐出電流端子512aと、
吸込電流端子514aとを有する。端子512aは電流吐出トランジスタMP2
(図4)のドレインおよび第1の出力端子516に接続され、その波形が示され
る出力電圧V+を発生する。同様に、電流源ドライバ510bはその波形が示さ
れる可変入力電流源ICS2と、吐出電流端子512bと、吸込電流端子514b
とを有する。端子512bは電流吸込トランジスタMN1(図4)のソースおよ
び第2の出力端子518に接続され、その波形が示される出力電圧V-を発生す
る。
可変入力電流源の各々は、位相が90°シフトされた半波整流電流であること
がわかる。さらに、出力電圧V+は正弦出力電圧であり、出力電圧V-は出力電圧
V+と同一であるが反転された正弦出力電圧である。したがって、第1および第
2の出力端子516および518にかかる共通モード電圧はいかなる所与の時刻
においても0であろう。しかしながら、電流吸込トランジスタMN1が、それに
鏡像化される電流量が不均一なことにより、電流吐出トランジスタMP2よりも
多くの電流を導通する場合には、終端負荷Rに印加される共通モード電圧が生じ
、ラインを差動的に駆動する際に問題が生ずる。
以上の詳細な説明から、この発明がCMOS集積回路技術において高い精度お
よび信頼性で電流を鏡像化するための改良された電流ミラー回路を提供すること
がわかるだろう。この発明の改良された電流ミラー回路は従来の電流ミラーに類
似した低しきい値オーバヘッドで動作するが、カスコード電流ミラー回路の、正
確な電流の鏡像化を持続させる。さらに、本件の電流ミラー回路では、入力電流
源の共通ノードには付加的なトランジスタが1つしか接続されないため、カスコ
ード電流ミラー回路と比較して寄生容量が低減する。
この発明の好ましい実施例であると現在考えられるものを示して説明したが、
この発明の真の範囲から離れることなくさまざまな変更および修正がなされ、か
つその要素の代わりに均等物が用いられ得ることが当業者によって理解されるだ
ろう。また、発明の範囲の中心部分から離れることなく特定的な状況または材料
を発明の教示に適合させるために多くの修正がなされ得る。したがって、この発
明は、発明を実施するために考えられた最良モードとして開示された特定的な実
施例に限定されず、添付の請求の範囲内に入るすべての実施例を含むことが意図
される。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1.CMOS集積回路技術において電流を鏡像化するための電流ミラー回路であ って、 第1および第2のPチャネルMOSトランジスタ(MP32,MP33)を含 む電流ミラー構成を備え、前記第1および第2のPチャネルMOSトランジスタ (MP32,MP33)のゲートは互いに、かつ前記第1のPチャネルMOSト ランジスタ(MP32)のドレインに接続され、前記第1のPチャネルMOSト ランジスタ(MP32)のソースは電源電位に接続され、ドレインは第1のノー ド(N31)に接続され、前記第2のPチャネルMOSトランジスタ(MP33 )のソースは前記電源電位に接続され、ドレインは第2のノード(N34)に接 続され、さらに 前記第1のノード(N31)に可変電流を発生するための入力電流源手段(ICS )と、 第1のソースフォロアトランジスタ(MN34)とを備え、前記第1のソース フォロアトランジスタ(MN34)のゲートは前記第1のノード(N31)に接 続され、ドレインは前記電源電位に接続され、ソースは第3のノード(N33) に接続され、さらに 第2のソースフォロアトランジスタ(MP35)を備え、前記第2のソースフ ォロアトランジスタ(MP35)のソースは前記第3のノード(N33)に接続 された前記第2のノード(N34)に接続され、ドレインは第4のノード(N3 2)に接続され、さらに 電流吸込トランジスタ(MN31)を備え、前記電流吸込トランジスタ(MN 31)のゲートおよびドレインは互いに、かつ前記第4のノード(N32)に接 続され、ソースは接地電位に接続され、さらに 負荷回路手段(212)を備え、前記負荷回路手段(212)は前記第3のノ ード(N33)と前記接地電位との間に相互接続されて、前記第1のソースフォ ロアトランジスタ(MN34)からの電流を受ける、電流ミラー回路。 2.前記第2のソースフォロアトランジスタ(MP35)が、前記第1および第 2のノード(N31,N34)の電圧を実質的に等しく維持する役割を果たし、 これにより前記第1のPチャネルMOSトランジスタ(MP32)からの電流を 前記第2のPチャネルMOSトランジスタ(MP33)に正確に鏡像化するよう にする、請求項1に記載の電流ミラー回路。 3.前記負荷回路手段(212)が、電流吸込トランジスタとして機能する負荷 トランジスタ(MN36)と、負荷抵抗器(R1)とを含む、請求項1に記載の 電流ミラー回路。 4.前記負荷トランジスタ(MN36)のドレインが前記第3の負荷(N33) に接続され、ゲートが前記第4のノード(N32)に接続され、ソースが前記接 地電位に接続され、前記負荷抵抗器(R1)の一端は前記第3のノード(N33 )に接続され、他方端は前記接地電位に接続される、請求項3に記載の電流ミラ ー回路。 5.前記負荷回路手段(212)が単一の負荷抵抗器を含む、請求項1に記載の 電流ミラー回路。 6.電流吐出トランジスタ(MP32)と電流吸込トランジスタ(MN1)とを 含む出力段をさらに備え、前記電流吐出トランジスタ(MP2)のゲートは前記 第1のノード(N31)に結合され、前記電流吸込トランジスタ(MN1)のゲ ートは前記第4のノード(N32)に結合される、請求項1に記載の電流ミラー 回路。 7.前記第1のソースフォロアトランジスタ(MN34)がNチャネルMOSト ランジスタを含む、請求項1に記載の電流ミラー回路。 8.前記第2のソースフォロアトランジスタ(MP35)がPチャネルMOSト ランジスタを含む、請求項7に記載の電流ミラー回路。 9.前記電流吸込トランジスタ(MN31)がNチャネルMOSトランジスタを 含む、請求項8に記載の電流ミラー回路。 10.1対の同一の電流源ドライバ回路(510a,510b)を含む、ネット ワーク通信物理層CMOS集積回路デバイスに使用するための差動電流源ドライ バ(500)であって、前記1対の電流源ドライバ回路の各々は、 第1および第2のPチャネルMOSトランジスタ(MP32,MP33)を含 む電流ミラー構成を備え、前記第1および第2のPチャネルMOSトランジスタ (MP32,MP33)のゲートは互いに、かつ前記第1のPチャネルMOSト ランジスタ(MP32)のドレインに接続され、前記第1のPチャネルMOSト ランジスタ(MP32)のソースは電源電位に接続され、ドレインは第1のノー ド(N31)に接続され、前記第2のPチャネルMOSトランジスタ(MP33 )のソースは前記電源電位に接続され、ドレインは第2のノード(N34)に接 続され、さらに 前記第1のノード(N31)に可変電流を発生するための入力電流源手段(ICS )と、 第1のソースフォロアトランジスタ(MN34)とを備え、前記第1のソース フォロアトランジスタ(MN34)のゲートは前記第1のノード(N31)に接 続され、ドレインは前記電源電位に接続され、ソースは第3のノード(N33) に接続され、さらに 第2のソースフォロアトランジスタ(MP35)を備え、前記第2のソースフ ォロアトランジスタ(MP35)のソースは前記第3のノード(N33)に接続 された前記第2のノード(N34)に接続され、ドレインは第4のノード(N3 2)に接続され、さらに 電流吸込トランジスタ(MN31)を備え、前記電流吸込トランジスタ(MN 31)のゲートおよびドレインは互いに、かつ前記第4のノード(N32)に接 続され、ソースは接地電位に接続され、さらに 負荷回路手段(212)を備え、前記負荷回路手段(212)は、前記第3の ノード(N33)と前記接地電位との間に相互接続されて、前記第1のソースフ ォロアトランジスタ(MN34)からの電流を受ける、差動電流源ドライバ。 11.前記第2のソースフォロアトランジスタ(MP35)が、前記第1および 第2のノード(N31,N34)の電圧を実質的に等しい値に維持する役割を果 たし、それにより前記第1のPチャネルMOSトランジスタ(MP32)からの 電流を前記第2のPチャネルMOSトランジスタ(MP33)に正確に鏡像化す るようにする、請求項10に記載の差動電流源ドライバ。 12.前記負荷回路手段(212)が、電流吸込トランジスタとして機能する負 荷トランジスタ(MN36)と、負荷抵抗器(R1)とを含む、請求項10に記 載の差動電流源ドライバ。 13.前記負荷トランジスタ(MN36)のドレインが前記第3の負荷(N33 )に接続され、ゲートが前記第4のノード(N32)に接続され、ソースが前記 接地電位に接続され、前記負荷抵抗器(R1)の一端は前記第3のノード(N3 3)に接続され、他方端は前記接地電位に接続される、請求項12に記載の差動 電流源ドライバ。 14.前記負荷回路手段(212)が単一の負荷抵抗器を含む、請求項10に記 載の差動電流源ドライバ。 15.電流吐出トランジスタ(MP2)と電流吸込トランジスタ(MN1)とを 含む出力段をさらに備え、前記電流吐出トランジスタ(MP2)のゲートは前記 第1のノード(N31)に結合され、前記電流吸込トランジスタ(MN1)のゲ ートは前記第4のノード(N32)に結合される、請求項10に記載の差動電流 源ドライバ。 16.前記第1のソースフォロアトランジスタ(MN34)が、NチャネルMO Sトランジスタを含む、請求項10に記載の差動電流源ドライバ。 17.前記第2のソースフォロアトランジスタ(MP35)が、PチャネルMO Sトランジスタを含む、請求項16に記載の差動電流源ドライバ。 18.前記電流吸込トランジスタ(MN31)が、NチャネルMOSトランジス タを含む、請求項17に記載の差動電流源ドライバ。
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