JP2000505654A - オグラ細胞質雄性不稔の改良稔性回復遺伝子を含有する油料種子アブラナ属 - Google Patents

オグラ細胞質雄性不稔の改良稔性回復遺伝子を含有する油料種子アブラナ属

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Abstract

(57)【要約】 本発明は、オグラ細胞質雄性不稔のホモ接合稔性回復遺伝子を含んでなるアブラナ属(Brassica)植物、該植物から得られた油料種子、穀粉および油、ならびに油および/または穀粉を製造するための、該植物の油料種子の使用である。該植物は、受粉すると、30μmol/グラム以下、25μmol/グラム以下または20μmol/グラム以下の全グルコシノラート含量と、所望により、全脂肪酸含量に対して2重量%以下のエルカ酸含量とを有する油料種子を産生する。該アブラナ属(Brassica)植物は、ブラシカ・ナプス(Brassica napus)、ブラシカ・カンペストリス(Brassica campestris)またはブラシカ・ジュンセア(Brassica juncea)であることが可能である。

Description

【発明の詳細な説明】オグラ細胞質雄性不稔の改良稔性回復遺伝子を含有する油料種子アブラナ属 発明の背景 アブラナ属(Brassica)植物からの油料種子は、ますます重要性を増している 作物である。それは現在、植物油源としてはダイズおよびヤシに次いで商業的に 重要な位置を占め、ヒマワリに匹敵するものである。その油は、サラダ油および 料理用油のいずれとしても使用される。 ナタネ油として公知のアブラナ油は、その元来の形態では、エルカ酸レベルが 比較的高いためヒトに有害であった。エルカ酸は、一般に、全脂肪酸含量に対し て30〜50重量%の濃度で天然品種中に存在する。この問題は、植物科学者が低エ ルカ酸ナタネ油の生殖質(germplasm)源を同定した際に克服された(Stefansso n,1983)。 さらに、植物科学者は、ナタネ油の脂肪酸プロフィールを改良することを試み ている(Robbelen,1984;Ratledgeら,1984;Robbelenら,1975;およびRakowら, 1973)。これらの文献 は、それらの試みの代表例を示している。 植物科学者を特に魅了したのは、いわゆる「二重低(doublelow)」品種であ る。それらは、油中のエルカ酸含量が低く、油抽出後に残留する固形穀粉中のグ ルコシノラート(glucosinolate)含量が低い(すなわち、エルカ酸含量が全脂 肪酸含量に対して2重量%未満であり、グルコシノラート含量が、油を含まない 穀粉1グラム当たり30μmol未満である)。カナダで初めて開発されたこれらの より高品質形態のセイヨウアブラナは、カノラとして公知である。 最近、植物科学者は、グルコシノラート含量をさらに減少させることに焦点を 絞って努力しており、これは、グルコシノラート含量を、春カノラについてトリ メチルシリル(TMS)誘導体の定量により確認する場合には(SosulskiおよびDabr owski,1984)油を含まない穀粉1グラム当たり20μmol未満のレベルに、あるいは 冬カノラについて高速液体クロマトグラフィー(HPLC)(国際標準化機構、参照 番号ISO 9167-1:1992(E))により確認する場合には、粉砕した全種子1グラム当 たり20μmol未満のレベルにまで減少させるというものである。 グルコシノラートは、種子を粉砕し、その油を抽出した後の 種子の固体成分(固体穀粉)中に残留する硫黄に基づく化合物である。それらの 構造は、脂肪族炭化水素(3−ブテニルグルコシノラート、4−ペンテニルグルコ シノラート、2−ヒドロキシ−3−ブテニルグルコシノラートおよび2−ヒドロキ シ−4−ペンテニルグルコシノラート)または芳香族炭化水素(3−インドイルメ チルグルコシノラート、1−メトキシ−3−インドイルメチルグルコシノラート) と共にグルコースを含む。脂肪族グルコシノラートは、アルケニルグルコシノラ ートとしても公知である。芳香族グルコシノラートはインドールとしても公知で ある。 高レベルのグルコシノラートが望ましくないのは、それが、酵素ミロシナーゼ の作用により、有毒な副産物を産生するからである。ミロシナーゼは、アブラナ 属(Brassica)種に存在する天然に生じる酵素である。アブラナの種子を圧搾す ると、ミロシナーゼが遊離し、これがグルコシノラートの分解を触媒して、グル コース、チオシアネート、イソチオシアネートおよびニトリルを産生させる。こ れらのグルコース以外の産物は、グルコースから分離されると、ある種の哺乳動 物に有毒となる。例えば、イソチオシアネートは、甲状腺によるチロキシン合成 を抑制し、また、他の抗代謝作用を有する(Paulら,1986)。酵素ミロシナーゼ を不活性化することが試みられている(例えば、蒸気を用いることにより)。こ れらの試みは全て成功しているわけではない。 ナタネは、高レベルのグルコシノラート(油を含まない穀粉1グラム当たり 100μmol〜200μmol)を有するが、カノラは、より低レベルのグルコシノラート (油を含まない穀粉1グラム当たり30μmol未満)を有する。カノラ中のグルコ シノラートのレベルは、多数の国で規制されている。例えば、欧州では、冬カノ ラのグルコシノラート含量は、水分が8.5%の種子1グラム当たり25μmol未満( HPLCで測定した場合)でなければならない。カナダでは、春カノラのグルコシノ ラート含量は、油を含まない穀粉(水分0%)1グラム当たり30μmol未満(TMS で測定した場合)でなければならない。カノラ品種の登録のためには、より一層 低レベルのグルコシノラートを要求している国が多い。 改良された新規アブラナ属(Brassica)品種を開発する場合には、育種家は、 自家不和合性(SI)、細胞質雄性不稔(CMS)および核雄性不稔(NMS)のアブラ ナ属(Brassica)植物を雌 親として使用する。これらの植物の使用において、育種家は、種子生産の効率お よび一代雑種(F1雑種)の特性を改良すること、および育種の経費を減少させる ことを試みている。SI、CMSまたはNMS植物のいずれをも使用しないで雑種形成を 行なう場合には、後代(F1世代)において所望の形質を得、分離することはより 困難である。なぜなら、それらの親は、他家受粉および自家受粉の両方を受ける 能力を有するからである。それらの親の一方が、花粉産生能を有さないSI、CMS またはNMS植物であれば、他家受粉だけが生じることになる。親植物が均一の特 性を有しており、かつ、育種家が単交雑を行なうのであれば、一方の親品種の花 粉を交雑において排除することにより、均一の特性の雑種種子が得られる、と植 物育種家は確信している。 例えば、F1雑種の生産は、CMSアブラナ属(Brassica)雌親を、花粉を産生す る雄アブラナ属(Brassica)親と交雑させることを含む。しかしながら、有効に 生殖させるためには、F1雑種の雄親が、稔性回復遺伝子(Rf遺伝子)を有してい なければならない。Rf遺伝子の存在は、F1世代が完全にまたは部分的に不稔にな らず、したがって自家受粉または他家受粉が生じうることを意味する。望ましい 形質が受け継がれ安定であるこ と、および新規品種が分離されたことを保証するためには、いくつかの後代を与 えるF1世代の自家受粉が重要である。 細胞質雄性不稔であり育種に使用されているアブラナ属(Brassica)植物の1 つは、オグラ(ogura)(OGU)細胞質雄性不稔である(R.Pellan-Delourmeら, 1987)。オグラ細胞質雄性不稔植物の稔性回復遺伝子は、Institut National de Recherche Agricole(INRA)(Rennes,France)により、ラファヌス・サティ ブス(Raphanus sativus)(ダイコン)からアブラナ属(Brassica)へ伝達され ている(Pelletierら,1987)。ダイコンに由来する回復遺伝子Rf1は、WO92/052 51およびDelourmeら(1991)に記載されている。 しかしながら、このRf遺伝子を保持する稔性回復系統の同系繁殖体および雑種 は高いグルコシノラートレベルを有し、該稔性回復系統は結実(長角果当たりの 胚珠の数)の減少と密接に関連しているため(Pellan-Delourmeら,1988;Delour meら,1994)、この稔性回復系統は不適当である。雑種の場合、たとえ雌親が低 いグルコシノラート含量を有する場合であっても、グルコシノラートレベルは高 くなる。これらのレベルは、典型的には、油を含まない穀粉1グラム当たり30μ molであり、こ れは、世界のほとんどの規制機関が種子登録に許容しているグルコシノラートレ ベルを上回る。したがって、該稔性回復系統は、研究目的には使用できるが、カ ノラ特性を有する商業的雑種品種を直接開発するのには使用できない。現在のと ころ、オグラ細胞質不稔に関する他の稔性回復系統起源は入手できない。 INRAは、低いグルコシノラートレベルを有する、オグラ細胞質稔性の稔性回復 系統の入手に関連した難点を略述している(Delourmeら,1994;Delourmeら,199 5)。INRAは、これらの難点が、その育種材料において雄性稔性回復とグルコシ ノラート含量とが連鎖していることによることを示している。INRAは、ダイコン のより多くの遺伝情報を、その稔性回復系統において排除する必要があることを 示唆している(Delourmeら,(1995))。ここ数年間に稔性回復系統の種々の改良 がなされているが、それらの改良された稔性回復系統に関して行われたアイソザ イム研究は、ダイコンの遺伝情報が依然として稔性回復遺伝子の周囲に存在する ことを示している(Delourmeら,1994)。 INRAは、減少したグルコシノラートレベルを有する稔性回復系統を開発するこ とを試みており、1グラム当たり約15μmol を有するヘテロ接合稔性回復系統を報告している(Delourmeら,1995)。しかし ながら、(i)この稔性回復系統は、稔性回復遺伝子に関してヘテロ接合(Rfrf )であり、ホモ接合(RfRf)ではなかった、(ii)この稔性回復系統は、同系繁 殖系ではなく単雑種(single hybrid)植物であった、(iii)この稔性回復系統 が低いグルコシノラートレベルを有することは単一のデータ点から示唆されてい るにすぎず、低いグルコシノラートレベルを裏付ける複数のデータ点がなかった 、(iv)その低いグルコシノラート形質が、該稔性回復系統の子孫に受け継がれ るか否かを証明するデータがなかった、そして(v)該稔性回復系統は、単一の 環境において選択され評価された(すなわち、低いグルコシノラート形質が後代 において安定であることが、圃場試験で示されなかった)。INRAは、低いグルコ シノラートレベルを有するいずれのホモ接合稔性回復系統をも商業的に導入して いない。減少したグルコシノラートレベルを有する商業的開発用の稔性回復同系 繁殖体または単交雑雑種製品(この場合、該稔性回復系統が雄性同系繁殖体とし て使用されている)を開発するためには、その稔性回復系統(Delourmeら,1995 において報告されているもの)を使用することはできない。 1995年9月11日に公開されたYamashitaらのカナダ国特許出願第2,143,781号は 、自家不和合性雄性不稔系統の雌親を雄親と交雑させることによりF1種子を産生 させる、アブラナ(Brassicaceae)科の作物の雑種育種方法を特許請求している 。1つの実施態様では、雄親が稔性回復遺伝子を有する。該稔性回復遺伝子(IM -B)は、MS-N1に由来する細胞質のためのものであり、冬品種(IM系統)から誘 導体化された。ついでこれと春二重低系統(spring double-low line)(62We) との交雑が行われた。この稔性回復系統は、低いグルコシノラートレベルを与え ると主張されているが、それはオグラ細胞質雄性不稔の稔性回復系統ではない。 また、ダイコンからのRf遺伝子を属間交雑によりアブラナ植物中に導入するこ とを試みている育種家もいる。しかしながら、これらの交雑は実際には行なわれ ていない。1993年10月12日公開のSakaiらのカナダ国特許出願第2,108,230号は、 細胞融合または属間交雑によりアブラナ属(Brassica)植物中に導入されたダイ コン(Raphanus)植物の稔性回復遺伝子を特許請求している。この出願は、(1 )F1世代の油料種子中の低下したグルコシノラートレベルを維持するオグラ細胞 質雄性不 稔の稔性回復系統も、(2)稔性回復同系繁殖体を開発するため及び商品用の単 交雑雑種の組合せ(この場合、稔性回復系統が雄性同系繁殖体として使用されて いる)を開発するための稔性回復系統の有利な用途も開示していない。 オグラ細胞質雄性不稔の稔性回復系統(INRAのもの)の高いグルコシノラート 含量を避けることを試みるために、INRA ナプス(Brassica napus)品種を開発した。SYNERGYは、オグ である。FALCONは、オグラ細胞質雄性不稔の稔性回復遺伝子を保持していない。 したがって、F1雑種は雄性不稔である。SYNERGYは、約80%の雄性不稔F1雑種(S YNERGY)と、農家の圃場において雄性不稔F1植物上で結実させるための花粉を与 える20%の雄性稔性(FALCON)との混合体よりなる「複合雑種系統(composite hybrid line)」(CHL)として販売されている。 しかしながら、複合雑種系統に頼ることに関してはいくつかの問題点がある。 最も重要な点は、(1)ブラシカ・ナプス (Brassica napus)は自家受粉種であり、劣悪な受粉条件下(例えば、長期的な 寒冷湿潤の天候)では、雄性稔性植物からF1雑種植物への花粉の移動が不適当と なり、そのため結実不良および低収量となる可能性があり、(2)F1雑種植物は FALCON植物より活力があり、前者が後者を圧倒し、入手可能な花粉の量が少なす ぎるためにF1植物上での最適な結実および収量が得られない可能性があることに ある。 これまでのところ、低いグルコシノラートレベルの油料種子を与えるオグラ細 胞質雄性不稔のホモ接合(固定)回復遺伝子(RfRf)を有する改良された稔性回 復系統を開発することは、誰にとっても不可能であった。稔性回復同系繁殖体を 開発するために該稔性回復系統が使用できるように、あるいは商品開発用の単交 雑雑種の組合わせの作製において雄性同系繁殖体として該稔性回復系統か使用で きるように、該稔性回復系統はホモ接合(RfRf)でなければならない。理想的に は、グルコシノラートレベルは、種々の国でカノラに関する基準として公表され ているグルコシノラートレベルより十分に低いものとなろう。低いグルコシノラ ートレベルの油料種子を有するアブラナ属(Brassica)の同系繁殖体および雑種 を得るために、改良され た稔性回復系統を使用することが、そのようにして育種家において可能となろう 。これは、低いグルコシノラートレベルおよび他の望ましい特性を有する油料種 子を受粉後に産生するアブラナ属(Brassica)雑種を植える農家にとって有益で あろう。 多くの国では、農家による油料種子の生産が圧搾または輸出を目的としている 場合には、それらのグルコシノラート含量は検査されない。時には、カノラの特 定のロットが高いグルコシノラート含量を有しており、その低品質のカノラが加 えられると大量の穀物が汚染される可能性がある。油料種子のグルコシノラート 含量が、大量の穀物の汚染を防ぐために種々の国で定められている基準を十分に 下回るようになれば、そのような問題は改善されるであろう。 したがって、低いグルコシノラート含量の油料種子を産生する、オグラ細胞質 雄性不稔のホモ接合稔性回復系統である改良されたアブラナ属(Brassica)植物 が依然として必要とされている。現在のところ、オグラ細胞質雄性不稔の稔性回 復系統であるアブラナ属(Brassica)植物は、(i)稔性回復形質に関してホモ 接合(固定されたもの)ではなくヘテロ接合であるか、または(ii)低いグルコ シノラート含量の油料種子を産生しな い。実際のところ、そのような油料種子のグルコシノラート含量は、油を含まな い穀粉1グラム当たり30μmolを超えている。 種子1グラム当たり30μmol未満のグルコシノラート含量を有する、オグラ細 胞質雄性不稔のホモ接合稔性回復系統である改良された成熟アブラナ属(Brassi ca)植物を提供することが本発明の目的である。低いグルコシノラート含量を有 する稔性回復同系繁殖体または雑種を得るために、この稔性回復系統を使用する ことができるであろう。これは、雑種種子と該雑種植物から収穫された油料種子 との両方において遺伝的に低いグルコシノラート含量を有する完全に回復された 単交雑雑種の生産を可能にするであろう。 本発明の目的は、オグラ細胞質雄性不稔の核稔性回復体を含有し、改良された グルコシノラートレベルを有するアブラナ属(Brassica)植物のアブラナ属(Br assica)油料種子を提供することである。 本発明のもう1つの目的は、該稔性回復系統を使用して、改良されたアブラナ 属(Brassica)同系繁殖系を提供することである。もう1つの目的は、商品を開 発するための単交雑雑種の組合わせの作製において、該稔性回復系統を雄性同系 繁殖体と して使用することである。 本発明のもう1つの目的は、簡単な圧搾および抽出の後で、改良されたグルコ シノラートレベルを有する油および食用植物性穀粉を提供することである。 本発明のこれらの目的および他の目的ならびに利点は、以下の記載および添付 の請求の範囲を読めば当業者には明らかであろう。 発明の概要 本発明は、オグラ細胞質雄性不稔のホモ接合稔性回復遺伝子を含んでなるアブ ラナ属(Brassica)植物であって、受粉すると、30μmol/グラム以下、25μmol/ グラム以下または20μmol/グラム以下の全グルコシノラート含量を有する油料種 子を産生することを特徴とするアブラナ属(Brassica)植物に関する。 オグラ細胞質雄性不稔のホモ接合稔性回復遺伝子を含んでなり、30μmol/グラ ム未満、25μmol/グラム未満または20μmol/グラム未満のグルコシノラート含量 を有するアブラナ属(Brassica)植物の油料種子は、油および/または穀粉の製 造に使用することができる。 本発明はまた、オグラ細胞質雄性不稔のホモ接合稔性回復遺 伝子を含んでなるアブラナ属(Brassica)植物であって、受粉すると、(i)30 μmol/グラム以下の全グルコシノラート含量と全脂肪酸含量に対して2重量%以 下のエルカ酸含量とを、(ii)25μmol/グラムの全グルコシノラート含量と全脂 肪酸含量に対して2重量%以下のエルカ酸含量とを、または(iii)20μmol/グ ラムの全グルコシノラート含量と全脂肪酸含量に対して2重量%以下のエルカ酸 含量とを有する油料種子を産生することを特徴とするアブラナ属(Brassica)植 物に関する。 アブラナ属(Brassica)植物は、ブラシカ・ナプス(Brassica napus)、ブラ シカ・カンペストリス(Brassica campestris)またはブラシカ・ジュンセア(B rassica juncea)であることが可能である。それは、95SN-9369、96FNW-1792、9 6FNW-1822、96FNW-1348、96FNW-1628またはそれらの亜系統で表されることが可 能である。該亜系統は、97SN-1650(95SN-9369の亜系統)、97SN-1651(95SN-9369 の亜系統)、96FNW1792-03(96FNW-1792の亜系統)、96FNW1822-07(96FNW1822の亜 系統)および96FNW1822-08(96FNW1822の亜系統)よりなる群から選ばれること が可能である。 この植物を使用して、同系繁殖アブラナ属(Brassica)植物 を生産することができる。この植物を使用して、雑種アブラナ属(Brassica)植 物を生産することができる。該同系繁殖または雑種植物は、受粉すると、(i)3 0μmol/グラム以下、(ii)25μmol/グラム以下、または(iii)20μmol/グラム 以下の全グルコシノラート含量を有する油料種子を産生する。 本発明はまた、該アブラナ属(Brassica)植物の油料種子、または該同系繁殖 または雑種アブラナ属(Brassica)植物からの油料種子を含む。該油料種子は、 特定されているグルコシノラート含量を有する油料種子の実質的に均一な集合体 の成分として存在することが可能である。また、該油料種子の油も本発明の一部 である。該油料種子は、ブラシカ・ナプス(Brassica napus)、ブラシカ・カン ペストリス(Brassica campestris)またはブラシカ・ジュンセア(Brassica ju ncea)上で生成されることが可能である。成熟したアブラナ属(Brassica)の油 料種子は、(i)30μmol/グラム以下、(ii)25μmol/グラム以下、または(iii )20μmol/グラム以下のグルコシノラート含量を有する内因性植物油を産生しう る。 この油料種子から製造された、実質的に油を含まない穀粉も、本発明の一部で ある。該穀粉は、(i)30μmol/グラム以下、 (ii)25μmol/グラム以下、または(iii)20μmol/グラム以下のグルコシノラ ート含量を有する。 本発明はまた、本発明のアブラナ属(Brassica)植物の部分に関する。該植物 部分は、核酸配列(RNA、RNA、DNA、cDNA)、組織、細胞、花粉、胚珠、根、葉 、油料種子、小胞子、栄養部分(成熟していても胚でもよい)よりなる群から選 ばれることが可能である。 本発明のアブラナ属(Brassica)植物は、新規アブラナ属(Brassica)系統を 育種するために使用することができる。育種は、分離および形質転換、通常の育 種、系統育種、交雑、自家受粉、半数体育種、単粒系統法および戻し交雑よりな る群から選ばれることが可能である。 図面の簡単な説明 つぎに、以下の図面に関して本発明を説明する。 図1は、実施例3で更に詳しく説明する96FNW-1822と称される本発明の新規ブ ラシカ・ナプス(Brassica napus)植物材料の生成を例示する。 図2は、実施例3および4で更に詳しく説明する96FNW-1348と称される本発明 の新規ブラシカ・ナプス(Brassica napus) 植物材料の生成を例示する。 図3は、実施例3で更に詳しく説明する96FNW-1628と称される本発明の新規ブ ラシカ・ナプス(Brassica napus)植物材料の生成を例示する。 図4は、実施例1および2で更に詳しく説明する96FNW-1792と称される本発明 の新規ブラシカ・ナプス(Brassica napus)植物材料の生成を例示する。 図5は、実施例6で更に詳しく説明する95SN-9369と称される本発明の新規ブ ラシカ・ナブス(Brassica napus)植物材料およびその子孫(97SN-1650、97SN- 1651など)の生成を例示する。 好ましい実施態様の説明 グルコシノラートの測定方法 本明細書で検討するグルコシノラートレベルは、2つの標準的な方法で測定す る。すなわち、(1)元のままの全グルコシノラートの定量には、ISO 9167-1:1 992(E)に記載されている高速液体クロマトグラフィー(HPLC)により、(2)抽 出・精製された脱スルホグルコシノラートのトリメチルシリル(TMS)誘導体の 定量には、SosulskiおよびDabrowski(1984)に記載 されているとおり、気−液クロマトグラフィーにより測定する。本明細書で検討 するグルコシノラートレベルを測定するためのHPLC法およびTMS法は共に、圧搾 および油抽出の後の種子の固体成分(すなわち、脱脂された又は油を含まない穀 粉)の分析を含む。 脂肪酸プロフィールの測定方法 本明細書で検討する脂肪酸濃度は、アブラナ属(Brassica)油料種子から圧搾 により油を取り出し、メタノールおよびナトリウムメトキシドとの反応後にその 油を脂肪酸メチルエステルとして抽出するという標準的な方法で測定する。つぎ に、不飽和度および鎖長に基づく分離を可能にするキャピラリーカラムを使用し て気−液クロマトグラフィーにより、得られたエステルの脂肪酸含量を分析する 。この分析方法は、参考として本明細書に組入れるJ.K.Daunら,1983の文献に 記載されている。 発明の陳述 グルコシノラートおよび所望によりエルカ酸を低濃度で含有する改良されたア ブラナ属(Brassica)油料種子から、新規食用内因性植物穀粉を得る。該アブラ ナ属(Brassica)油料種子は、オグラ細胞質雄性不稔のホモ接合核回復遺伝子を 含有する。 有毒な副産物を与える酵素ミロシナーゼにさらされるグルコシノラートの量は少 なくなる。本発明の新規食用内因性穀粉は、アブラナ属(Brassica)油料種子の 簡便な圧搾および該油成分からの該種子の固体成分(固体穀粉)の簡便な物理的 分離により得る。 本発明のアブラナ属(Brassica)油料種子は、圧搾および油成分の抽出の前に 、30μmol/グラム未満、最も好ましくは20μmol/グラム未満のグルコシノラート 含量を固体成分中に有する。グルコシノラート含有物は、アルケニル(3−ブテ ニルグルコシノラート、4−ペンテニルグルコシノラート、2−ヒドロキシ−3− ブテニルグルコシノラートおよび2−ヒドロキシ−4−ペンテニルグルコシノラー ト)、MSGL(メチルチオブテニルグルコシノラートおよびメチルチオペンテニル グルコシノラート)およびインドール(3−インドイルメチルグルコシノラート および1−メトキシ−3−インドイルメチルグルコシノラート)の任意の1つまた はそれらの混合物であることが可能である。グルコシノラートの測定は、好まし くは、カナダ穀物委員会(Canadian Grain Commission)の気−液クロマトグラフ ィー(TMSに基づく)方法で測定する場合には、油を含まない風乾 された固体上で行なう。所望のグルコシノラート含量を与えることが既に知られ ている出発物質を選択することにより、および列挙されている形質と組合せた後 にこの値を保有する選択を行なうことにより、グルコシノラートレベルは一般に 可能なものとなる。 稔性回復系統を使用する同系繁殖植物の作製 本発明の稔性回復系統であるアブラナ属(Brassica)植物は、公知の技術を用 いて同系交配のために使用することができる。該アブラナ属(Brassica)植物の 戻し交雑を繰り返すことにより、アブラナ属(Brassica)植物のホモ接合回復遺 伝子をアブラナ属(Brassica)同系繁殖系中に導入することができる。例えば、 得られた油料種子を、アブラナ属(Brassica)の通常の栽培方法に従い植えるこ とが可能であり、自家受粉後、その上にアブラナ属(Brassica)油料種子が生成 する。再び、得られた油料種子を植えることが可能であり、自家受粉後、その上 に次世代のアブラナ属(Brassica)油料種子が生成する。該系統(アブラナ属( Brassica)油料種子の最初の世代の組)の最初の発生は、好ましくは、受粉を注 意深く制御し監視しながら温室内で行なう。このようにして、後で圃場試験で使 用するアブ ラナ属(Brassica)油料種子のグルコシノラート含量を確認することができる。 後続の世代では、アブラナ属(Brassica)油料種子の植付は、好ましくは、圃場 試験において行なう。この世代または後続の世代においてそのような自家受粉の 結果形成される追加的なアブラナ属(Brassica)油料種子を収穫し、当業者に公 知の技術を用いて、所望の形質についての分析に付す。 雄親として稔性回復系統を使用することによる雑種植物の作製 本発明によれば、細胞質雄性不稔のオグラ稔性回復系統の所望の特性を、商業 的に望ましいアブラナ属(Brassica)雑種品種中に取込むことが、植物育種家に おいて可能になる。公知技術を用いて、本発明のオグラ稔性回復系統からアブラ ナ属(Brassica)植物を再生させることができる。例えば、得られた油料種子を 、アブラナ属(Brassica)の通常の栽培方法に従い植えることが可能であり、他 家受粉後、アブラナ属(Brassica)油料種子が雌親上に生成する。アブラナ属( Brassica)油料種子の植付は、温室内でまたは圃場試験において行なうことがで きる。この世代においてそのような他家受粉の結果形成される追加的なアブラナ 属(Brassica)油料種子 を収穫し、所望の形質についての分析に付す。ブラシカ・ナプス(Brassica nap us)、ブラシカ・カンペストリス(Brassica campestris)およびブラシカ・ジ ュンセア(Brassica juncea)は、公知技術を用いて本発明で使用することが可 能なアブラナ属(Brassica)の種である。 該雑種は、本発明の稔性回復系統を用いることによる単交雑雑種、複交雑雑種 、三系交雑雑種、複合雑種、混合(blended)雑種、完全回復雑種、および当業 者に公知の他の任意の雑種または合成品種であることが可能である。 雑種植物の作製においては、オグラ稔性回復系統(P2)と交雑育種させる雌親 (P1)が、F1雑種の種子が規制レベル内のグルコシノラートレベルを有すること を保証するのに十分に低いグルコシノラートレベルを有することが非常に重要で ある。F1雑種から収穫した種子のグルコシノラートレベルは、雌親(P1)のグル コシノラートレベルと雄親(P2)のグルコシノラートレベルとのほぼ平均である 。雑種穀物(F2)のグルコシノラートレベルは、F1雑種の遺伝子型を反映する。 例えば、目的が、20μmol/グラム未満のグルコシノラートレベルを有する雑種穀 物(F2)を得ることであり、雄親(オグラ稔性回復系統)が15μ mol/グラムのグルコシノラートレベルを有する場合には、雌親は、25μmol/グラ ム未満のグルコシノラートレベルを有していなければならない。 植物部分からの植物の作製 公知技術を用いて、本発明の稔性回復系統アブラナ属(Brassica)植物の植物 部分からアブラナ属(Brassica)植物を再生させることができる。例えば、得ら れた油料種子を、アブラナ属(Brassica)の通常の栽培方法に従い植えることが 可能であり、自家受粉後、アブラナ属(Brassica)油料種子がその上に生成する 。あるいは、直ちにホモ接合植物を得るために、倍加半数体小植物を抜き出す( extract)ことができる。 植物性穀粉 本発明では、アブラナ属(Brassica)油料種子の食用内因性植物性穀粉が、種 子1グラム当たり30μmol以下のグルコシノラートレベルを含有することが必須 である。このグルコシノラート形質に必要な遺伝決定因子を含有する油料種子ア ブラナ属(Brassica)生殖質を産生させるためにアブラナ属(Brassica)植物を 育種する際に使用することができる雌親は公知であり、公に入手可能である。例 えば、この形質のためのアブラナ属 (Brassica)生殖質は、北米では1970年代中頃から入手可能となっている。 低いグルコシノラート含量の発現のための遺伝的手段を含み欧州で商業的に入 手可能な代表的な冬セイヨウアブラナ品種と 入手可能)などが挙げられる。低いグルコシノラート含量の発現のための遺伝的 手段を含みカナダで商業的に入手可能な代表能)が挙げられる。 低いグルコシノラート含量の発現のための遺伝的手段を含み欧州で商業的に入 手可能な他の冬セイヨウアブラナ品種として などが挙げられる。 また、低いグルコシノラート形質の発現のための遺伝的手段は、アメリカン・ タイプ・カルチャー・コレクション(American Type Culture Collection)(Ro ckville,MD 20852)から入手することができる。後記で検討する稔性回復系統9 7SN-1650(受 託番号ATCC 97838)、97SN-1651(受託番号ATCC 97839)、96FNW1792-03(受託番 号ATCC 209001)および96FNW1822-07(受託番号ATCC 209002)を含む種子は、AT CCに寄託されている。油料種子アブラナ属(Brassica)中のそのような低いレベ ルのグルコシノラートは、該穀粉の商業的価値を増大させることに寄与する。 アブラナ属(Brassica)油料種子の食用内因性植物油は、遺伝的手段により制 御される脂肪酸および他の形質を含有する(発明の名称が“Improved Oilseed B rassica Bearing An Endogenous Oil Wherein the Levels of Oleic,Alpha-Lin olenic and Saturated Fatty Acids Are Simultaneously Provided in An Atypi cal Highly Beneficial Distribution Via Geneteic Control”であるPion eer Hi-Bred International,Inc.の米国特許出願,WO91/15578および米国特許第 5,387,758号(参考として本明細書に組入れる)を参照されたい)。好ましくは 、アブラナ属(Brassica)油料種子のエルカ酸は、遺伝的手段により制御される 全脂肪酸含量(特定されている他の列挙成分と合わせたもの)に対して2重量% 以下の低濃度で含まれる。そのようなエルカ酸形質の発現のための遺伝的手段は 、優れた実用 形質を有する多数の商業的に入手可能なカノラ品種、例えば、 導体化することができる。これらの晶種のそれぞれはカナダで登録されており、 カナダ国内で商業的に入手可能である。 除草剤耐性 当業者には公知のとおり、オグラ細胞質雄性不稔の稔性回復系統であり、低い グルコシノラート含量を有する油料種子を産生し、他の望ましい形質を有するア ブラナ属(Brassica)植物を開発するために、本発明を使用することが可能であ る。商業的に望ましい追加的な形質は、アブラナ属(Brassica)作物の生産コス トを減少させるか又はアブラナ属(Brassica)作物の品質を高める形質である。 例えば、除草剤耐性は、望ましい形質である(低いグルコシノラート含量および 種々のタイプの除草剤耐性を有するオグラ稔性回復系統を開発している実施例4 −1および4−2を参照されたい)。 また、参考として本明細書に組入れる共同譲渡された(commonly assigned) 米国特許第5,387,758号に記載されているとおり、必要に応じて、除草剤に対す る耐性のための遺伝 的手段(この場合の耐性は、該遺伝的手段を欠くセイヨウアブラナ植物を破壊し うる薬量で施用された場合の除草剤に対する耐性である)を、所望により、本発 明のセイヨウアブラナ植物中に取込ませることができる。 育種技術 本明細書に記載する望ましい形質の組合せは、一旦確立されると、他家受粉と 後代の選択とを含む通常の植物育種技術により、同じブラシカ・ナプス(Brassi ca napus)、ブラシカ・カンペストリス(Brassica campestris)およびブラシ カ・ジュンセア(Brassica juncea)種内の他の植物中に導入できることが見出 されている。驚くべきことに、低いグルコシノラートレベルと同様に、該回復遺 伝子は高度に遺伝性であり、子孫に伝達され、交雑後の後続世代における分離子 孫内で回復されうることが示された。 また、望ましい形質は、一旦確立されると、花粉伝播および選択を含む同じ通 常の植物育種技術を用いて、ナプス(napus)、カンペストリス(campestris) およびジュンセア(juncea)種の間で伝達させることができる。標準的な植物育 種技術によるアブラナ属(Brassica)の種(例えば、ナプス(napus)およ びカンペストリス(campestris))の間での形質の伝達は、既に十分に技術文献 に記載されている(例えば、Tsunadaら,1980を参照されたい)。 ナプス(napus)からカンペストリス(campestris)への本明細書に記載の望 ましい形質の伝達の一例として、商業的に入 95SN-9369などのナプス(napus)育種系統由来の適当な植物との種間交雑を行な うことができる。あるいは、他のナプス(napus)育種系統を、公知の技術を用 いて確実にかつ独立して開発することができる。種間交雑後、F1世代のメンバー を自家受粉させて、F2油料種子を産生させる。ついで、望ましい形質についての 選択を単独(single)F2植物上で行い、ついで、望ましい形質の組合せを示す正 倍数体(n=10)のカンペストリス(campestris)系統を得るのに必要な世代数に わたり、該F2植物をカンペストリス(campestris)親と戻し交雑させる。 ブラシカ・カンペストリス(Brassica campestris)の同系交配に伴うことが ある近交弱勢(例えば、活力および稔性の喪失)を避けるために、同様の望まし い形質を遺伝的制御下で示 す選ばれた(すなわち、BC1)植物を、有利に同胞交配させることができる。こ れらの交雑から得られた油料種子を、BC1SIB1油料種子と称することができる。 したがって、活力および稔性に対する負の影響を潜在的に示す他の対立遺伝子の 固定を最小限に抑えるのと同時に、自家受粉と同様の方法で、望ましい対立遺伝 子の固定を達成することができる。 望ましい形質を同様に導入することができる低いグルコシノラート含量および 低いエルカ酸含量の代表的なブラシカ・ジュンセア(Brassica juncea)品種と しては、育種系統96SJ-2690、96SJ-2691、96SJ-2692などが挙げられる。 植物の植分 本発明の油料種子アブラナ属(Brassica)植物は、好ましくは、列挙されてい る改良されたグルコシノラートレベルを示す穀粉を与える油料種子を形成しうる 実質的に均一な植物植分(stand of plants)として提供される。本発明のアブ ラナ属(Brassica)油料種子は、好ましくは、改良されたグルコシノラートレベ ルを有する油料種子の実質的に均一な集合体として提供される。 本発明の改良された油料種子アブラナ属(Brassica)植物は、 商業的規模での油料種子の生産において一般に用いられる通常の油料種子アブラ ナ属(Brassica)の栽培条件下で圃場内で生産することが可能である。そのよう な油料種子アブラナ属(Brassica)は満足しうる実用形質を示し、自家受粉する と、中に存在する穀粉中に該グルコシノラートレベルを有する油料種子を形成し うる。本発明の目的においては、「満足しうる実用形質」は、カノラ品種(商業 的用途に適したもの)の登録に十分な程度に低いグルコシノラートレベルを有す る油料種子収穫物を標準的な圃場栽培条件下で生産する能力と定義される。 本発明のオグラ稔性回復系統を用いて、本発明の改良されたグルコシノラート レベルを単一の食用内因性植物性穀粉中に得ることができることは、全く予想外 のことだと考えられる。本発明で特許請求する食用内因性穀粉は新規であり、そ の製造はこれまで、他のいずれの研究者の手にもかからなかった。油料種子アブ ラナ属(Brassica)の技術における当業者であれば、オグラ稔性回復系統は、グ ルコシノラートレベルを調節する遺伝子と遺伝的に連鎖している、すなわち、両 遺伝子は、ブラシカ・ナプス(Brassica napus)染色体中に組込まれたダイコン (Raphanus)DNAの断片上にある、と合理的に結論づけたこと であろう。ダイコン(Raphanus)DNA断片内には対立遺伝子変異はないが、上昇 したグルコシノラート含量をコードする遺伝子からRf遺伝子を分離する乗換え事 象の機会はない。したがって、このことは、稔性回復系統と低いグルコシノラー トレベルとの同時発現を除外するものである。 本発明の好ましい実施態様における改良された食用内因性植物性穀粉は、カノ ラ穀粉の風味に一般に匹敵すると記載できる満足しうる風味を示す。該穀粉の代 表的な用途としては、家畜用飼料などが挙げられる。該油の代表的な用途として は、サラダ、揚げ物、調理、噴霧、粘性食品などに対する適用が挙げられる。本 発明の内因性植物性穀粉および油は、多種多様な最終用途の要件を満たしている ため、取り扱いおよび在庫に関する考慮事項が著しく単純化される。これらの各 利点は、優れた健康特性および栄養特性を本来的に有する内因性製品において直 接的に達成される。 以下の実施例は、本発明の特定の実例として記載されているが、本発明は、実 施例に記載する特定の詳細に限定されるものではない。 実施例1:グルコシノラートの測定およびRf遺伝子の固定の評価のための方法を 含む、改良されたオグラ(OGURA)稔性回復系統96FNW-1792の開発(図4を参照 されたい) 世代:親からF1 期間:1992年11月から1993年4月 植付した種子:R40(INRAからの元の稔性回復系統起源)およびBRISTOL(Semenc es Cargill,Franceからの市販冬カノラ) 収穫した種子:F1=93CWN-867(=R40×BRISTOL) 方法:温室内での制御環境中、親を成長させ、すべての交雑を行なった。すべて の生成材料がOGURA細胞質を保持するように、R40(稔性回復系統起源)を雌親と して使用した。 世代:F1からF2 期間:1993年5月から1993年11月 植付した種子:F1=93CWN-867(=R40×BRISTOL) 収穫した種子:F2=94CWN-2133 方法:F1植物を温室内で開花まで成長させた。不稔植物を廃棄し、稔性植物を自 家受粉させて、F2種子を得た。成熟した時点で、各F1植物から個別にF2種子を収 穫した。 グルコース反応法を用いて、グルコシノラートに関して各F2 種子ロットをスクリーニングした。最低のグルコシノラート含量を有する種子ロ ットをバルキングして、F3生産用にサンプリング可能な94CWN-2133のF2種子を得 た。 世代:F2からF3 期間:1993年12月から1994年6月 植付した種子:F2=94CWN-2133 収穫した種子:F3=95FNW-7703(選択されたF3系統) 方法:種子ロット94CWN-2133からの500個のF2植物を温室内で成長させた。不稔 植物を開花時に廃棄し、稔性植物を自家受粉させた。成熟した時点で、各F2植物 から個別にF3種子を収穫した。 パラジウム法を用いて、グルコシノラート含量に関して各F3種子系統をスクリ ーニングした。F3と同じ温室環境中で成長させた対照の種子を、この分析に含め た。F3種子系統95FNW-7703が、25umol/グラム未満の全グルコシノラート含量を 有することを確認し、これを圃場苗床プログラムに進めた。 世代:F3からF4 期間:1994年8月から1995年7月 植付した種子:F3=95FNW-7703 収穫した種子:F4=96FNW1792(選択されたF4系統) あ方法:95FNW-7703を、Frouville,Franceの稔性回復系統選択苗床に1994年8 月に植えた。出芽後、二畦の苗床試験区内には約60個の植物が存在していた。2 個の優良(elite)市販対照(BristolおよびGoeland)を、比較対照として苗床 に短い間隔で含めた。 初期開花時に、95FNW-7703に含まれる10個の単独植物を、袋掛けにより自家受 粉させた。花粉産生(雄性稔性)および発生中の莢内の結実(雌性稔性)を得点 化することにより、該系統に含まれる全植物の稔性を評価した。開花終了時に、 受粉袋を取り外した。 成熟した時点で、それらの10個の自家受粉植物のそれぞれから個別にF4種子を 収穫した。各F4種子ロットについて種子の品質を評価した。萎んでいる及び/又 はカビのはえた種子を有する系統を廃棄した。 残りのF4系統の成熟した清浄化された種子のグルコシノラート含量を、パラジ ウム法により分析した。BristolおよびGoeland対照の種子を収穫し、グルコシノ ラートをHPLCで測定した。低いグルコシノラートRf系統の選択が可能となるよ うに、これらの対照からの種子を該パラジウム分析に含めた。BristolおよびGoe landの平均に1標準偏差を加えたもの(すなわち、18umol/gの全グルコシノラー ト)を淘汰レベルとして使用した。該F4種子系統(96FNW-1792)は、18umol未満 のグルコシノラート含量を有し、それらの95FNW-7703由来の系統のすべてのなか で最低のグルコシノラート含量を有していた。 95FNW-7703の稔性の評価においては、約50個体のサンプルのうちで不稔植物は 確認されなかった。Rf遺伝子は単一の優性遺伝子であるため、95FNW-7703がRf遺 伝子に関して分離するならば、完全なサンプリングにより0.25の頻度の不稔が予 想されるであろう。統計的には、該系統が分離していれば、50個のサンプル中に 不稔が全く見出されない確率は0.000000562である。これに基づいて、本発明者 らは、95FNW-7703がRf遺伝子に関して固定されていると結論づけることができ、 このことは、それが、ホモ接合RfであるF2植物に由来していたことを意味してい る。 実施例2:改良されたOGURA稔性回復系統96FNW-1792のF5亜系統の開発(実施例 1の続き、図4を参照されたい) 世代:F4からF5 期間:1995年8月から1996年7月 植付した種子:F4=96FNW1792 収穫した種子:F5=96FNW-1792-02、-03および-04 方法:95FNW-1792を、Frouville,Franceの稔性回復苗床内の四畦の試験区内に1 995/96年に植えた。出芽後、該苗床試験区内には100個を超える植物が存在して いた。BRISTOLおよびGOELANDを実施対照(running checks)として苗床に植えた 。 95/96年冬に、DelourmeおよびEber(1992)に記載されているとおりに、デン プンゲル電気泳動に付された葉組織抽出物上でPGI-2アイソザイム表現型を判定 することにより、96FNW-1792に含まれる20個体の植物のホモ接合性を評価した。 全植物が、ダイコンPGI-2表現型に関してホモ接合であることが判明した。この 表現型は、OGURA Rf遺伝子と非常に密に連鎖しているダイコンからのPGI-2対立 遺伝子の産物であるため、これらの結果は、96FNW-1792およびサンプリングされ た20個の特定の植物が、Rf遺伝子に関して固定(RfRf)されていることを示して いる。 開花時に、それらの20個の選択された植物を、袋掛けにより自家受粉させた。 96FNW-1792試験区に含まれる全植物の雄 性および雌性稔性を、実施例1に記載のとおりに評価した。不稔植物は、100個 の植物のサンプル内で全く見出されなかった。このことは、この場合もまた、96 FNW-1792がRf遺伝子に関して固定されていることを示している。結実(長角果当 たりの胚珠の数)は、ブラシカ・ナプス(Brassica napus)についての正常範囲 内にあった。開花終了時に、受粉袋を取り外した。 成熟した時点で、それらの20個の植物のそれぞれの種子を個別に収穫し、脱穀 し、清浄化した。最高の種子特性を有する系統を選び、これらの材料の全グルコ シノラート含量をHPLCで測定した。それらの選ばれた亜系統のうちの3個の全グ ルコシノラート含量(インドール+MSGL+アルケニル)を図4(F5世代)に示す 。 これらの3個の亜系統のそれぞれの20個の植物のサンプルを、温室内で成長さ せた。各亜系統に含まれる各植物から葉組織をサンプリングし、PGI-2アイソザ イム分析を行なった。その結果は、それらの3個の系統、およびそれらに含まれ る全植物が、Rf遺伝子に関して固定されていることを示した。 それらの3個の亜系統(96FNW-1792-02、-03および-04)は、現在、稔性回復 同系繁殖体として完成されつつある。また、そ れらは、商品開発のための多数の単交雑雑種の組合わせの作製において、雄性同 系交配体として使用されている。 実施例3:改良されたOGURA稔性回復系統96FNW-1822、96FNW-1348、96FNW-1628 の開発(図1、2および3を参照されたい) 図1、2および3に示す世代の植物を、実施例1に示す期間、および実施例1 と同様の起源材料および方法を用いて成長させた。グルコシノラートおよび稔性 の評価を、実施例1に記載のとおりに行なった。優良市販対照を、比較対照とし て短い間隔で含めた。この場合もまた、稔性評価の結果は、多数の亜系統(図1 、2および3に示すとおり)がRf遺伝子に関して固定されており、低いグルコシ ノラートレベルを有することを示した。 稔性回復系統96FNW-1822および96FNW-1348の亜系統の植物を、1996〜97年冬に フランスで成長させた。これらの植物の健全な種子の稔性を評価し、そのグルコ シノラート含量をHPLCで分析した。稔性の観察は、該亜系統がRf遺伝子に関して 固定されていることを示した。HPLC分析は、これらの各亜系統のグルコシノラー ト含量が15uM未満であることを明らかにし た。稔性回復遺伝子の伝達を評価するために、試験交雑を行なった。これらの稔 性評価およびグルコシノラート含量の結果を、以下の表1に示す。表1.1996/97年冬にフランスで成長させた亜系統の稔性観察およびグルコシノ ラート含量 *稔性/不稔の分類は、花を形態学的に目視検査することにより行なった。 実施例4:低いグルコシノラート含量と望ましい実用形質および耐病性とを併せ 持つ改良されたOGURA稔性回復系統96FNW-1348の開発 以下の表は、優良雌同系繁殖体および96FNW-1348を含む4個の完全に回復され た単交雑雑種の特性データを示す。このデータは、1995/96年の試験季節に欧州 の9ヵ所で行なった収量試験から集めた。Serasem,Franceにより開発された比 較しう る複合雑種系統SYNERGYと比較されている。 *成熟度、倒伏および茎疾患の得点は1〜9の階級に基づき、1は、最も早い、 最も倒伏を受けやすい、最も疾患にかかりやすいことを表し、9は、最も遅い、 最も倒伏に耐性である、最も耐病性であることを表す。 実施例5:低いグルコシノラート含量、望ましい実用形質および除草剤耐性を有 する改良されたOGURA稔性回復系統の開発 5-1:イミダゾリノン除草剤に対する耐性を有する優良OGURA稔性回復系統の開発 1.96FNW1348(低グルコシノラートの冬Rf系統)×45A71(春 2.F1を発芽させ、100g/haのPURSUITを実生に噴霧して耐性を確認する。 3.F1を96FNW1348と交雑させることにより、BC1F1を産生 させる。 4.BC1F1を発芽させ、100g/haのPURSUITを実生に噴霧し、最高レベルの耐性 を有する25%の植物を選択する。 5.選択した植物を自家受粉させることによりBC1F2を産生させる。 6.BC1F2を発芽させ、400g/haのPURSUITを実生に噴霧し、ほどんどの耐性植 物を自家受粉させ、F3を収穫する。 7.F3系統を発芽させ、400g/haのPURSUITを噴霧し、全植物が耐性となってい る系統を選択し、自家受粉させ、F4種子を収穫し、低いグルコシノラート含量を 確認する。 8.苗床内で選択しながら自家受粉を続け、選択されたイミダゾリノン耐性( IR)稔性回復同系繁殖体を、優良IR雌性同系繁殖体と試験交雑させ、ついで収量 試験において低グルコシノラートIR雑種を評価する。 5.2:他の形態の除草剤耐性を有する優良OGURA稔性回復系統 1.IR同系繁殖体および雑種の開発に関して略記した手順に従い、固定された 除草剤耐性起源から開始する。 2.優良で低グルコシノラートで除草剤耐性の稔性回復系統 が同定されたら、他の優良起源材料との交雑のための後続のサイクルでは、これ らを親として使用すべきである。これらの起源材料から、半数体系統育種または 戻し交雑(それらはすべて、セイヨウアブラナ育種の当業者によく知られている 方法である)により、除草剤耐性で低グルコシノラートの新規稔性回復系統を分 離することができる。 実施例6:低いグルコシノラート含量および望ましい実用形質を有する95SN-936 9および子孫(97SN-1650、97SN-1651など)として表される改良されたOGURA稔性 回復系統およびの開発 世代:親からF1(2工程:C1=三系交雑、C2=複合交雑) 期間:C1=1994年1月から1994年4月;C2=1994年5月から1994年8月 方法:制御環境の温室内で、全材料を成長させ、交雑を行なっ ラ育種プログラム由来であった。数個の稔性C1植物を雌として使用し、そして数 個の雄植物からの混合花粉サンプルを使用することにより、C2を作製した。C2の 最終産物は、複合交雑 であった。 世代:F1からF2 期間:1994年9月から12月 収穫した種子:F2=95SN-7805 方法:32個のF1植物を温室内で開花まで成長させ、自家受粉させてF2種子を産生 させる。成熟した時点で、各F1植物からのF2種子を個別に収穫し、チモール法( 比色定量)によりグルコシノラート含量に関して分析した。対照品種と比較した 場合に最低のグルコシノラート含量を有するF2種子ロットを、さらなる育種のた めに選択した。 世代:F2からF3 期間:1995年1月から1995年4月 植付けた種子:F2=95SN-7805 収穫した種子:F3=95SN-9369(選択されたF3) 方法:数百個のF2植物を温室内で成長させた。開花時に、不稔植物を廃棄し、す べての稔性植物を袋掛けにより自家受粉さ せた。開花終了時に、袋を取り外し、収穫前に該植物上で種子を完全に成熟させ た。すべてのF3種子系統(個々のF2植物から収穫したもの)のグルコシノラート 含量を、チモール法により分析した。F3種子系統95SN-9369を、グルコシノラー ト含量が最低であるものの1つとして選択した。 世代:F3からF4 期間:1995年5月から1995年8月 植付けた種子:F3=95SN-9369 収穫した種子:F4=96SN-3077、96SN-0853など(図5を参照されたい) 方法:95SN-9369からのF3植物の大きなサンプルを、温室内で開花まで成長させ 、袋掛けしてF4種子を産生させた。開花終了時に、袋を取り外した。F4種子を、 完全に成熟した時点で各F3植物から個別に収穫した。各F4種子系統(単一のF3植 物から収穫した種子)のグルコシノラート含量を、チモール法により分析した。 96SN-3077および96SN-0853を含む5個のF4を更なる育種のために選択した(図5 を参照されたい)。 世代:F4からF5 期間:1995年9月から1995年12月 植付けた種子:F4=96SN-3077、96SN-0853など(図5を参照されたい) 収穫した種子:F5=96SN-3424(96SN-0853由来)、97SN-0180(96SN-3077由来) など(詳細は図5を参照されたい) 方法:選択された各F4系統の15個の植物を、対照品種(グルコシノラート選択用 )と共に温室内に植えた。各植物を開花時に袋掛けし、開花終了時に、袋を取り 外し、種子を、完全に成熟した時点で個々の植物から収穫した。各F5種子系統( 単一のF4植物からの種子)のグルコシノラート含量を、チモール法により分析し た。各F4からの最良のF5を、さらなる育種のために選択した。 世代:F5からF6(この植付には97SN-0180を含めなかった) 期間:1996年1月から1996年4月 植付けた種子:F5=96SN-3424など(図5を参照されたい) 収穫した種子:F6=96SN-9142(96SN-3424由来)など(詳細は図5を参照された い) 方法:選択された各F5系統の15個の植物を、対照品種(グル コシノラート選択用)と共に温室内に植えた。各植物を開花時に袋掛けし、開花 終了時に、袋を取り外し、種子を、完全に成熟した時点で個々の植物から収穫し た。各F6種子系統(単一のF5植物からの種子)のグルコシノラート含量を、チモ ール法により分析した。各F5からの最良のF6を、さらなる育種のために選択した 。 世代:圃場評価−97SN-0180についてはF5からF6;96SN-9142についてはF6からF7 期間:1996年5月から1996年8月 植付けた種子: F5=97SN-0180 F6=96SN-9142など(図5を参照されたい) 収穫した種子: F6=97SN-1650 F7=97SN-1651(96SN-9142由来)など(詳細は図5を参照されたい) 方法:選択された系統を、Hillsburgh,Ontario付近の隔離内の二畦の試験区内 に植えた。出芽後、1系統当たり100個を超える植物が存在していた。開花時に 、選択された系統に含まれる各植物を、稔性/不稔に関して得点化し、20個の植 物に袋掛けして、自家受粉種子を産生させた。開花終了時に、袋を取 り外し、完全に成熟した時点で種子を収穫した。健全な種子を有する単独植物の グルコシノラート含量を、TMSにより分析した。稔性の観察は、97SN-1651および 97SN-1650が共に、Rf遺伝子に関して固定(ホモ接合)されていることを示した 。TMS分析は、これらの両系統においてグルコシノラート含量が15uM未満である ことを明らかにした(厳密なデータについては図5を参照されたい)。どちらの 系統も、許容される成熟度、直立能(倒伏耐性)および植物型を苗床内で有する ことが認められた。これらの系統および97SN-1649系統を、チリにおける1996/97 年冬の種子生産に使用した。この場合、単交雑雑種を得るために、それらは、数 個の優良オグラ雄性不稔同系繁殖体(雌)と交雑されている。得られた雑種を、 1997年夏のカナダ西部における複数の地点での試験で評価した。チリで1996/97 年冬に成長させた植物からの種子を、1997年にオンタリオで植えた。得られた植 物からの種子を、1997年夏に収穫し、稔性およびグルコシノラート含量に関して 評価した。試験交雑を行なって、稔性回復遺伝子の伝達を評価した。その結果を 以下の表2に示す。表2.1996〜97年にチリで及び1997年春にオンタリオで成長させた97SN-1649お よび97SN-1650系統の稔性観察およびグルコシノラート分析の結果 *稔性/不稔の分類は、花を形態学的に目視検査することにより行なった。 当業者であれば、オグラ細胞質雄性不稔の稔性回復系統であり、低いグルコシ ノラート含量を有する油料種子を産生し、1以上の除草剤に耐性であるアブラナ 属(Brassica)植物を開発するために、本発明のアブラナ属(Brassica)植物を 使用することができるであろう。除草剤耐性には、例えば、ROUNDUPの商標でMon santoにより販売されている除草剤グリホサート(glyphosate)に対する耐性を 含めることが可能であろう。グリホサートは、植物の成長中の部分のみに蓄積し 土壌残留をほとんど又は全く示さないため、非常に評判が高い除草剤である。 カノラにおけるグリホサート耐性には、2個の遺伝子が関与している。1つは 、除草剤を解毒する酵素であり、GOX(グリ ホサート酸化還元酵素)と称される。もう1つは、EPSPシンターゼの突然変異形 態についての突然変異標的遺伝子である。当業者であれば、カノラにおいてプロ モーターと共にGOXまたはCP4を使用することができるであろう。基本的には、そ れらの遺伝子を、オグラ細胞質雄性不稔の稔性回復遺伝子を保持する本発明の植 物細胞などの植物細胞中に導入し、ついで該植物細胞をアブラナ属(Brassica) 植物にまで成長させる。 もう1つの例として、当業者であれば、オグラ細胞質雄性不稔の稔性回復系統 であり、低いグルコシノラート含量を有する油料種子を産生し、イミダゾリン除 草剤のファミリー(PURSUITなどの商標でCyanamidにより販売されているもの) に耐性であるアブラナ属(Brassica)植物を開発するために、本発明のアブラナ 属(Brassica)植物を使用することができるであろう。イミダゾリンに対する耐 性は、遺伝子AHASまたはALSにより どの品種中に存在するAHASの突然変異形態を、オグラ細胞質のRf遺伝子を同様に 保持するアブラナ属(Brassica)植物中に導入することができるであろう。ある いは、適当なプロモーターを有する修飾された形態のAHAS遺伝子を、いくつかの 任 意の方法でカノラ植物細胞中に導入することができるであろう。基本的には、そ れらの遺伝子を、オグラ細胞質雄性不稔の稔性回復遺伝子を保持する本発明の植 物細胞などの植物細胞中に導入し、ついで該植物細胞をアブラナ属(Brassica) 植物にまで成長させる。 各個の刊行物、特許または特許出願の全体を参考として明細書中に組入れると 明示的かつ個別に示している場合と同程度に、すべての刊行物、特許および特許 出願の全体を参考として本明細書中に組入れることとする。 本発明は、詳細に、かつ、好ましい実施態様に関して特に記載されている。し かしながら、当業者であれば、本発明の精神および範囲から逸脱することなく、 本発明に変更を施すことが可能であると理解するであろう。 本発明の種子は、アメリカン・タイプ・カルチャー・コレクション(American Type Culture Collection)(ATCC)(12301Parklawn Drive,Rockville,Mary land,20852,USA)に寄託されている。種子 受託番号 寄託日 ブラシカ・ナプス・オレイフェラ (Brassica napus oleifera)97SN-1650 97838 1996/12/23 ブラシカ・ナプス・オレイフェラ97SN-1651 97839 1996/12/23 ブラシカ・ナプス・オレイフェラ97FNW1792-03 209001 1997/4/28 ブラシカ・ナプス・オレイフェラ96FNW1822-07 209002 1997/4/28
【手続補正書】 【提出日】1998年11月2日(1998.11.2) 【補正内容】 請求の範囲 1. オグラ細胞質雄性不稔のホモ接合稔性回復遺伝子を含んでなり30μmol/グ ラム未満のグルコシノラート含量を有するアブラナ属(Brassica)植物の油料種 子の、油および/または穀粉の製造のための使用。 2. 該油料種子が、25μmol/グラム未満のグルコシノラート含量を有する、請 求項1に記載の使用。 3. 該油料種子が、20μmol/グラム未満のグルコシノラート含量を有する、請 求項1または請求項2に記載の使用。 4. オグラ細胞質雄性不稔のホモ接合稔性回復遺伝子を含んでなるアブラナ属 (Brassica)植物であって、受粉すると、30μmol/グラム以下の全グルコシノラ ート含量を有する油料種子を産生することを特徴とするアブラナ属(Brassica) 植物。 5. オグラ細胞質雄性不稔のホモ接合稔性回復遺伝子を含んでなるアブラナ属 (Brassica)植物であって、受粉すると、25μmol/グラム以下の全グルコシノラ ート含量を有する油料種子を産生することを特徴とするアブラナ属(Brassica) 植物。 6. オグラ細胞質雄性不稔のホモ接合稔性回復遺伝子を含んでなるアブラナ属 (Brassica)植物であって、受粉すると、20μmol/グラム以下の全グルコシノラ ート含量を有する油料種子を産生することを特徴とするアブラナ属(Brassica) 植物。 7. オグラ細胞質雄性不稔のホモ接合稔性回復遺伝子を含んでなるアブラナ属 (Brassica)植物であって、受粉すると、30μmol/グラム以下の全グルコシノラ ート含量と全脂肪酸含量に対して2重量%以下のエルカ酸含量とを有する油料種 子を産生することを特徴とするアブラナ属(Brassica)植物。 8. オグラ細胞質雄性不稔のホモ接合稔性回復遺伝子を含んでなるアブラナ属 (Brassica)植物であって、受粉すると、25μmol/グラム以下の全グルコシノラ ート含量と全脂肪酸含量に対して2重量%以下のエルカ酸含量とを有する油料種 子を産生することを特徴とするアブラナ属(Brassica)植物。 9. オグラ細胞質雄性不稔のホモ接合稔性回復遺伝子を含んでなるアブラナ属 (Brassica)植物であって、受粉すると、20μmol/グラム以下の全グルコシノラ ート含量と全脂肪酸含量に対して2重量%以下のエルカ酸含量とを有する油料種 子を産生することを特徴とするアブラナ属(Brassica)植物。 10. 95SN-9369、96FNW-1792、96FNW-1822、96FNW-1348、96FNW-1628またはそ れらの亜系統で表される、請求項4、5または6に記載のアブラナ属(Brassica )植物。 11. 該亜系統が、97SN-1650(95SN-9369の亜系統)、97SN-1651(95SN-9369の 亜系統)、96FNW1792-03(96FNW-1792の亜系統)、96FNW1822-07(96FNW1822の 亜系統)および96FNW1822-08(96FNW1822の亜系統)よりなる群から選ばれる、 請求項10に記載のアブラナ属(Brassica)植物。 12. ブラシカ・ナプス(Brassica napus)である、請求項4、5、6、7、8 または9に記載のアブラナ属(Brassica)植物。 13. ブラシカ・カンペストリス(Brassica campestris)である、請求項4、 5、6、7、8または9に記載のアブラナ属(Brassica)植物。 14. ブラシカ・ジュンセア(Brassica juncea)である、請求項4、5、6、 7、8または9に記載のアブラナ属(Brassica)植物。 15. 請求項4、5、6、7、8または9に記載の植物を使用して生産された同 系繁殖アブラナ属(Brassica)植物であって、受粉すると、30μmol/グラム以下 の全グルコシノラート含量を有する油料種子を産生することを特徴とする同系繁 殖アブラナ属(Brassica)植物。 16. 請求項4、5、6、7、8または9に記載の植物を使用して生産された同 系繁殖アブラナ属(Brassica)植物であって、受粉すると、25μmol/グラム以下 の全グルコシノラート含量を有する油料種子を産生することを特徴とする同系繁 殖アブラナ属(Brassica)植物。 17. 請求項4、5、6、7、8または9に記載の植物を使用して生産された同 系繁殖アブラナ属(Brassica)植物であって、受粉すると、20μmol/グラム以下 の全グルコシノラート含量を有する油料種子を産生することを特徴とする同系繁 殖アブラナ属(Brassica)植物。 18. 請求項4、5、6、7、8または9に記載の植物を使用して生産された雑 種アブラナ属(Brassica)植物であって、受粉すると、30μmol/グラム以下の全 グルコシノラート含量を有する油料種子を産生することを特徴とする雑種アブラ ナ属(Brassica)植物。 19. 請求項4、5、6、7、8または9に記載の植物を使用して生産された雑 種アブラナ属(Brassica)植物であって、受粉すると、25μmol/グラム以下の全 グルコシノラート含量を有する油料種子を産生することを特徴とする雑種アブラ ナ属(Brassica)植物。 20. 請求項4、5、6、7、8または9に記載の植物を使用して生産された雑 種アブラナ属(Brassica)植物であって、受粉すると、20μmol/グラム以下の全 グルコシノラート含量を有する油料種子を産生することを特徴とする雑種アブラ ナ属(Brassica)植物。 21. 請求項4、5、6、7、8、9、15、16、17、18、19または20に記載の植 物の油料種子。 22. 特定されているグルコシノラート含量を有する油料種子の実質的に均一な 集合体の成分として存在する、請求項21に記載の油料種子。 23. 請求項21に記載の油料種子の油。 24. 該油料種子がブラシカ・ナプス(Brassica napus)上で生成された、請求 項23に記載の油。 25. 該油料種子がブラシカ・カンペストリス(Brassica campestris)上で生 成された、請求項23に記載の油。 26. 該油料種子がブラシカ・ジュンセア(Brassica juncea)上で生成された 、請求項23に記載の油。 27. 請求項21に記載の油料種子を使用して製造された、実質的に油を含まない 穀粉。 28. 請求項4、5、6、7、8、9、15、16、17、18、19または20に記載のア ブラナ属(Brassica)植物の部分。 29. 該部分が、核酸配列、組織、細胞、花粉、胚珠、根、葉、油料種子、小胞 子、栄養部分(成熟していても胚でもよい)よりなる群から選ばれる、請求項28 に記載の植物部分。 30. 該核酸配列が、RNA、RNA、DNA、cDNAよりなる群から選ばれる、請求項29 に記載の植物部分。 31. 30μmol/グラム以下のグルコシノラート含量を有する内因性植物油を産生 しうる成熟したアブラナ属(Brassica)油料種子。 32. 25μmol/グラム以下のグルコシノラート含量を有する内因性植物油を産生 しうる成熟したアブラナ属(Brassica)油料種子。 33. 20μmol/グラム以下のグルコシノラート含量を有する内因性植物油を産生 しうる成熟したアブラナ属(Brassica)油料種子。 34. 30μmol/グラム以下のグルコシノラート含量を有する、請求項21に記載の 油料種子から製造された穀粉。 35. 25μmol/グラム以下のグルコシノラート含量を有する、請求項21に記載の 油料種子から製造された穀粉。 36. 20μmol/グラム以下のグルコシノラート含量を有する、請求項21に記載の 油料種子から製造された穀粉。 37. アブラナ属(Brassica)系統を育種するのに使用するための、請求項4、 5、6、7、8、9、15、16または17に記載のアブラナ属(Brassica)植物。 38. 該育種が、分離および形質転換、通常の育種、系統育種、交雑、自家受粉 、半数体育種、単粒系統法および戻し交雑よりなる群から選ばれる、請求項37に 記載の使用。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE, DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,IT,L U,MC,NL,PT,SE),AU,CA,CZ,J P,MX,NO,NZ,PL,US (72)発明者 グラント,イアン カナダ国、オンタリオ・エル・0・エヌ・ 1・エヌ・0、オルトン・アール・アー ル・ナンバー・2 (72)発明者 クラーリング,コンラード ドイツ国、デー―24229・シユベデネツク、 デーニツシユ―ナインホーフ、ストランド シユトラーセ・6 (72)発明者 パテル,ジヤイアンテイアル・デイ カナダ国、オンタリオ・エル・4・ジエ イ・7・エイチ・1、ソーンヒル、ベイハ ンプトン・クレツセント・21 (72)発明者 プリユボ,ジヤン―クロード・エム フランス国、エフ―41000・ブロワ、レ・ グルエ、シユマン・デ・セードル(番地な し) (72)発明者 タルシーラム,ローマス・ケイ カナダ国、オンタリオ・エル・5・エヌ・ 6・ケイ・2、ミシソーガ、ガルフストリ ーム・ウエイ・2795

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1. オグラ細胞質雄性不稔のホモ接合稔性回復遺伝子を含んでなり30μmol/グ ラム未満のグルコシノラート含量を有するアブラナ属(Brassica)植物の油料種 子の、油および/または穀粉の製造のための使用。 2. 該油料種子が、25μmol/グラム未満のグルコシノラート含量を有する、請 求項1に記載の使用。 3. 該油料種子が、20μmol/グラム未満のグルコシノラート含量を有する、請 求項1または請求項2に記載の使用。 4. オグラ細胞質雄性不稔のホモ接合稔性回復遺伝子を含んでなるアブラナ属 (Brassica)植物であって、受粉すると、30μmol/グラム以下の全グルコシノラ ート含量を有する油料種子を産生することを特徴とするアブラナ属(Brassica) 植物。 5. オグラ細胞質雄性不稔のホモ接合稔性回復遺伝子を含んでなるアブラナ属 (Brassica)植物であって、受粉すると、25μmol/グラム以下の全グルコシノラ ート含量を有する油料種子を産生することを特徴とするアブラナ属(Brassica) 植物。 6. オグラ細胞質雄性不稔のホモ接合稔性回復遺伝子を含ん でなるアブラナ属(Brassica)植物であって、受粉すると、20μmol/グラム以下 の全グルコシノラート含量を有する油料種子を産生することを特徴とするアブラ ナ属(Brassica)植物。 7. オグラ細胞質雄性不稔のホモ接合稔性回復遺伝子を含んでなるアブラナ属 (Brassica)植物であって、受粉すると、30μmol/グラム以下の全グルコシノラ ート含量と全脂肪酸含量に対して2重量%以下のエルカ酸含量とを有する油料種 子を産生することを特徴とするアブラナ属(Brassica)植物。 8. オグラ細胞質雄性不稔のホモ接合稔性回復遺伝子を含んでなるアブラナ属 (Brassica)植物であって、受粉すると、25μmol/グラム以下の全グルコシノラ ート含量と全脂肪酸含量に対して2重量%以下のエルカ酸含量とを有する油料種 子を産生することを特徴とするアブラナ属(Brassica)植物。 9. オグラ細胞質雄性不稔のホモ接合稔性回復遺伝子を含んでなるアブラナ属 (Brassica)植物であって、受粉すると、20μmol/グラム以下の全グルコシノラ ート含量と全脂肪酸含量に対して2重量%以下のエルカ酸含量とを有する油料種 子を産生することを特徴とするアブラナ属(Brassica)植物。 10. 95SN-9369、96FNW-1792、96FNW-1822、96FNW-1348、 96FNW-1628またはそれらの亜系統で表される、請求項1、2または3に記載のア ブラナ属(Brassica)植物。 11. 該亜系統が、97SN-1650(95SN-9369の亜系統)、97SN-1651(95SN-9369の 亜系統)、96FNW1792-03(96FNW-1792の亜系統)、96FNW1822-07(96FNW1822の亜系 統)および96FNW1822-08(96FNW1822の亜系統)よりなる群から選ばれる、請求項 7に記載のアブラナ属(Brassica)植物。 12. ブラシカ・ナプス(Brassica napus)である、請求項1、2、3、4、5 、6、7または8に記載のアブラナ属(Brassica)植物。 13. ブラシカ・カンペストリス(Brassica campestris)である、請求項1、 2、3、4、5、6、7または8に記載のアブラナ属(Brassica)植物。 14. ブラシカ・ジュンセア(Brassica juncea)である、請求項1、2、3、 4、5、6、7または8に記載のアブラナ属(Brassica)植物。 15. 請求項1、2、3、4、5、6、7または8に記載の植物を使用して生産 された同系繁殖アブラナ属(Brassica)植物であって、受粉すると、30μmol/グ ラム以下の全グルコシノラ ート含量を有する油料種子を産生することを特徴とする同系繁殖アブラナ属(Br assica)植物。 16. 請求項1、2、3、4、5、6、7または8に記載の植物を使用して生産 された同系繁殖アブラナ属(Brassica)植物であって、受粉すると、25μmol/グ ラム以下の全グルコシノラート含量を有する油料種子を産生することを特徴とす る同系繁殖アブラナ属(Brassica)植物。 17. 請求項1、2、3、4、5、6、7または8に記載の植物を使用して生産 された同系繁殖アブラナ属(Brassica)植物であって、受粉すると、20μmol/グ ラム以下の全グルコシノラート含量を有する油料種子を産生することを特徴とす る同系繁殖アブラナ属(Brassica)植物。 18. 請求項1、2、3、4、5、6、7または8に記載の植物を使用して生産 された雑種アブラナ属(Brassica)植物であって、受粉すると、30μmol/グラム 以下の全グルコシノラート含量を有する油料種子を産生することを特徴とする雑 種アブラナ属(Brassica)植物。 19. 請求項1、2、3、4、5、6、7または8に記載の植物を使用して生産 された雑種アブラナ属(Brassica)植物であ って、受粉すると、25μmol/グラム以下の全グルコシノラート含量を有する油料 種子を産生することを特徴とする雑種アブラナ属(Brassica)植物。 20. 請求項1、2、3、4、5、6、7または8に記載の植物を使用して生産 された雑種アブラナ属(Brassica)植物であって、受粉すると、20μmol/グラム 以下の全グルコシノラート含量を有する油料種子を産生することを特徴とする雑 種アブラナ属(Brassica)植物。 21. 請求項1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、15、 16または17に記載の植物の油料種子。 22. 特定されているグルコシノラート含量を有する油料種子の実質的に均一な 集合体の成分として存在する、請求項18に記載の油料種子。 23. 請求項18に記載の油料種子の油。 24. 該油料種子がブラシカ・ナプス(Brassica napus)上で生成された、請求 項20に記載の油。 25. 該油料種子がブラシカ・カンペストリス(Brassica campestris)上で生 成された、請求項20に記載の油。 26. 該油料種子がブラシカ・ジュンセア(Brassica juncea) 上で生成された、請求項20に記載の油。 27. 請求項18に記載の油料種子を使用して製造された、実質的に油を含まない 穀粉。 28. 請求項1、2、3、4、5、6、12、13、14、15、16または17に記載のア ブラナ属(Brassica)植物の部分。 29. 該部分が、核酸配列、組織、細胞、花粉、胚珠、根、葉、油料種子、小胞 子、栄養部分(成熟していても胚でもよい)よりなる群から選ばれる、請求項25 に記載の植物部分。 30. 該核酸配列が、RNA、RNA、DNA、cDNAよりなる群から選ばれる、請求項26 に記載の植物部分。 31. 30μmol/グラム以下のグルコシノラート含量を有する内因性植物油を産生 しうる成熟したアブラナ属(Brassica)油料種子。 32. 25μmol/グラム以下のグルコシノラート含量を有する内因性植物油を産生 しうる成熟したアブラナ属(Brassica)油料種子。 33. 20μmol/グラム以下のグルコシノラート含量を有する内因性植物油を産生 しうる成熟したアブラナ属(Brassica)油料種子。 34. 30μmol/グラム以下のグルコシノラート含量を有する、請求項18に記載の 油料種子から製造された穀粉。 35. 25μmol/グラム以下のグルコシノラート含量を有する、請求項18に記載の 油料種子から製造された穀粉。 36. 20μmol/グラム以下のグルコシノラート含量を有する、請求項18に記載の 油料種子から製造された穀粉。 37. アブラナ属(Brassica)系統を育種するのに使用するための、請求項1、 2、3、4、5、6、12、13または14に記載のアブラナ属(Brassica)植物。 38. 該育種が、分離および形質転換、通常の育種、系統育種、交雑、自家受粉 、半数体育種、単粒系統法および戻し交雑よりなる群から選ばれる、請求項31に 記載の使用。
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