JP2000506230A - 高防汚性を備えたカーペットヤーン - Google Patents

高防汚性を備えたカーペットヤーン

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Abstract

(57)【要約】 本発明は、熱可塑性ポリマーの複数のフィラメントを、前記フィラメント中に分散されたフルオロケミカルまたは非フルオロケミカル親水性付与化合物と共に含むカーペットヤーンに関する。他の態様において、本発明は、カーペットヤーンの製造方法そして、高防汚性のカーペット製造用のカーペットヤーンの使用に関する。

Description

【発明の詳細な説明】 高防汚性を備えたカーペットヤーン発明の分野 本発明は、カーペットヤーンに関し、特に熱可塑性ポリマーの複数のフィラメ ントを含むカーペットヤーンに関する。他の態様において、本発明は、カーペッ トヤーンの製造方法に関する。さらなる態様において、本発明は、高防汚性を備 えたカーペット製造用のカーペットヤーンの使用に関する。発明の背景 ポリ(アルファ−オレフィン)のような押出された熱可塑性ポリマーからのテ キスタイル材料の形成においては、フィラメント、ヤーンまたはその他具現化さ れたテキスタイルにスピン油を塗布するのが一般的な方法である。スピン仕上げ とも呼ばれるスピン油は、繊維−繊維間の摩擦、そしてヤーンが金属機械表面を 通過する際に発生する摩擦を減らすために人工繊維表面に堆積された必須の潤滑 組成物である。スピン油の主な機能は、ヤーンに表面潤滑性を与えることである 。スピン油はまた、疎水性繊維における静電荷も減じる。ファイバーの電気抵抗 を減少させることによって、電荷の消失をより速くすることができる。スピン油 は、ファイバーヤーンの破損を防ぐのに役立つ。スピン油には、数多くの化学成 分が含まれており、主要な成分は潤滑油、帯電防止剤および乳化剤である。さら に、酸化防止剤、腐食防止剤、消泡剤および抗菌剤のような少量の添加剤も含有 させることもできる。必要とされるスピン油の量は、後にファイバーを有用な最 終製品に変換する製造者および製造工程によって異なる。通常、約0.9%〜5 %のスピン油が必要である。 大きな欠点は、押出されたファイバー上のスピン油残渣が最終製品の防汚性を減 じることである。 カーペットやアパレルのようなテキスタイルの工業生産において、このような 基材は、粒子による汚染や乾燥汚物に対する抵抗力のような追加の所望の特性を 与えるための組成物で処理するのが普通である。特定のフルオロケミカル組成物 がこの目的のために商業的に用いられている。それらは、例えば、スプレー、発 泡、肉盛り鋳造(padding)および仕上げ浴浸漬のような方法により様々な基材 へ塗布することができる。 米国特許第4,264,484号は、非ビニル化フッ素がなく、約25℃より 高い少なくとも一つの主要転移温度を有する重合可能なエチレン化不飽和モノマ ーと、約25℃より高い少なくとも一つの主要転移温度を有する水不溶性のフル オロ脂肪族ラジカル−および脂肪族塩素含有エステルとから誘導された水不溶性 の付加重合体を含有する液体カーペット処理組成物を開示している。 米国特許第4,107,055号は、ガラス転移温度が室温より高いポリマー 、イオン性フッ素化界面活性剤および担体を含む布コーティング組成物を開示し ている。ポリマーは乾燥固体含量が約0.25〜10%となるような速度で布に 塗布して、乾燥汚物抵抗性を与えるのが好ましい。 米国特許第4,043,964号は、(a)非ビニル化フッ素のない重合可能 なエチレン化不飽和モノマーから誘導された水不溶性の特定の付加重合体の少な くとも一つの相と(b)少なくとも3個の炭素原子のフルオロ脂肪族ラジカルを 含有する水不溶性の特定のフッ素化成分の少なくとも一つの相とを含有する防汚 耐久性のあるカーペットを提供するコーティングを開示している。フッ素化成分 が形成されるモノマーは、ジカルボン酸、グリコール、ジアミン、 ヒドロキシアミン等を含有していてもよい。 上述の米国特許第4,264,484号、第4,107,055号および第4 ,043,964号に開示された処理またはコーティング組成物の共通の特徴は 、カーペットや布に、製造後に別個の処理工程で塗布されることである。塗布装 置およびこのような処理工程に必要とされる時間が、最終製品のコストに加算さ れる。 テキスタイル繊維およびヤーンはまた、スピン仕上げ浴中にフルオロケミカ ルを組み込むことによっても処理することができる。例えば、米国特許第4,1 90,545号および第4,192,754号は、合成有機ポリマーヤーンまた はヤーン製品を組み込み、同一の撥油および防汚性を与えるためのスピン仕上げ およびヤーン仕上げ組成物を開示している。この組成物は、(a)ジオクチルス ルホコハク酸塩、プロピレングリコールおよび水溶液と、(b)部分的にフッ素 化された特定のアルコール類および2−ヒドロキシエチル、グリセリルおよびク ロロヒドリルまたはブロモヒドリルのようなヒドロキシル含有有機ラジカルでエ ステル化されたポリカルボキシベンゼンからなるフルオロケミカル化合物とを含 む。 この代わりに、処理済のテキスタイルファイバーおよびヤーンは、合成ファイ バー形成ポリマーとフルオロケミカル組成物の配合物の溶融押出しによっても得 ることができる。このような溶融押出しは、例えば、米国特許第3,839,3 12号に記載されている。この特許は、合成樹脂の押出しフィラメントの汚物お よびしみの防水性(repellency)は、樹脂中に、有機ラジカルから懸垂した1〜 4個のフルオロアルキル基を有する少量、約1パーセントの両親媒性化合物を組 み込むことによって改善することができることを開示している。防水性は、ファ イバーの表面で濃縮する傾向のあるフルオロアルキル基により提供される。 国際公開番号92/18569および国際公開番号95/01396は、ポリ マー全体に分散されたフルオロケミカルを有するファイバーやヤーンのような永 続的な防汚性ポリマー組成物を開示している。これらのポリマーは、所望のポリ マーでフルオロケミカルを溶融押出しして調製される。フルオロケミカルと共に 用いることのできるポリマーとしては、ポリエステル、ポリプロピレン、ポリエ チレンおよびポリアミドが挙げられる。 米国特許第5,025,052号は、特定のフルオロ脂肪族基含有オキサゾリ ジノン組成物を開示している。この特許はまた、例えば、ファイバーまたはフィ ルム形成合成有機ポリマーと特定のフルオロケミカルオキサゾリジノンの配合物 または混合物の注入成形により作成されたファイバー、フィルムおよび成形物品 を開示している。生成されたファイバー、フィルムおよび成形物品は、低表面エ ネルギー、撥水撥油性、防汚特性を有していると記載されている。 欧州特許公開番号0516271は、熱可塑性ポリマーおよびフルオロ脂肪族 基含有非イオン性化合物を含有する耐久性のある親水性熱可塑性ファイバーを開 示している。 現在用いられている多くのフルオロケミカル組成物は、防汚性をカーペットに 提供するという有用性を示しているものの、残念ながら、製造されるカーペット の大半は、所望の特性を得るために処理することができない。その理由は、大量 の変化する量のスピン油がカーペットのフェイスパイルに残って、カーペットの 防汚性を弱めたり、フルオロケミカル処理を妨げ、所望の成果を半減させたり、 所望の成果が得られなくなる汚染因子として作用するためである。各カーペット ラインにおいて、異なる量の残渣スピン油があるため、カーペット工場の運転中 に、どのカーペットラインが満足いく防汚性を得るのに問題を示すことになるか を予測するのは難しい。この 問題を解決するには、カーペットを洗い流すことであるが、この方法は、経済的 な理由から業界に受け入れられていない。 本発明の目的は、フィラメントの適した潤滑性を提供するのに必要なスピン油 の量を減らす、または一実施例において、スピン油を水で置換することにより、 上述の欠点を克服することのできるカーペットヤーン、特に、熱可塑性ポリマー の複数のフィラメントを含むカーペットヤーンを提供することである。本発明の 更なる目的は、改善された防汚性を有するカーペットヤーンの製造方法を提供す ることである。また、本発明の目的は、高防汚性を有するヤーンをカーペットに 変換する方法を提供することである。発明の概要 簡潔に述べると、一態様において、本発明は、熱可塑性ポリマーの複数のフィ ラメントを、フィラメント中に分散された親水性付与化合物と共に含むカーペッ トヤーンを提供する。特に、フィラメント中に親水性付与化合物が存在している と、少ない量のスピン油で、もしくは通常必要とされるスピン油がなくてもカー ペットヤーンを製造できるということを見出した。特に、スピン油は、少なくと も部分的に水で置換することができる。スピン油の量が抑えられる結果、このよ うなヤーンを用いて製造されたカーペットは汚れにくい。さらに、本発明による カーペットヤーンは、親水性付与化合物を含有していないカーペットヤーンより 嵩があるように見えることを見出した。これはおそらく、スピン油が減った結果 、フィラメント間の凝集が減少したことによるものである。本発明に係る親水性 付与化合物は、フルオロケミカルまたは非フルオロケミカル化合物またはこれら 化合物の混合物である。しかしながら、フルオロケミカル親水性付与化合物を用 いることが好ましい。 更なる態様において、本発明は、a)熱可塑性ポリマーと親水性付与化合物を 含む混合物を調製する工程と、b)混合物を押出してフィラメントを形成する工 程と、c)フィラメントをスピン仕上げ浴中で処理する工程と、d)フィラメン トの束を延伸してヤーンを得る工程とを具備する、改善された防汚性を有する熱 可塑性ポリマーの複数のフィラメントを含むカーペットヤーンの製造方法を提供 する。 別の態様において、本発明は、カーペットを洗い流したり、防汚性組成物で処 理する必要のない、高防汚性を有するカーペット製造用のカーペットヤーンを用 いる方法を提供する。 上述の方法により作成されるフィラメント中に分散され、表面に存在する親水 性付与化合物を含有する本発明のカーペットヤーンは、残渣スピン油が原因の公 知技術において生じていた問題の唯一の解決策である。米国特許第3,839, 312号は、ポリプロピレンファイバーに、有機ラジカルから懸垂した1〜4個 のフルオロアルキル基を有するフルオロケミカル化合物を添加することを開示し ている。これらのフルオロケミカル化合物は、ファイバーを親水性にするもので はない。特許では言及されてはいないが、潤滑性を確保し、ファイバーの静電荷 を排除するために、スピン油の塗布は必要である。この結果、上述したスピン油 およびフルオロケミカル処理の妨害という不具合となる。同じ問題が、米国特許 第5,025,052号のフルオロケミカルオキサゾリジノン組成物で処理した ポリプロピレンファイバーにも見受けられる。 これに対し、本発明のカーペットファイバーは、フィラメント中に分散された 親水性付与化合物の存在のために親水性であり、潤滑性特性から結論されるよう に、その表面にも存在している。これにより、スピン油が大幅に減り、スピン仕 上げ液として水を用いるこ とさえできる。 芳香性基を有するフルオロケミカル化合物を含むスピン仕上げにより処理され た米国特許第4,190,545号および第4,192,754号のカーペット ファイバーは撥油性となる。この特徴は、本発明のカーペットファイバーでは得 られない。欧州特許公開第0 516 271号に開示された、表面に親水性を 付与するフルオロ脂肪族基含有の非イオン性化合物の存在により耐久性のある親 水性のポリプロピレンファイバーは、延伸されたファイバーではなく、カーペッ ト製造に用いるのに適していない。発明の詳細な説明 本発明に有用な熱可塑性ポリマーとしては、ファイバー形成ポリ(アルファ) オレフィン、ポリエステルおよびポリアミドが挙げられる。好ましい熱可塑性ポ リマーはポリ(アルファ)オレフィンである。本発明のポリ(アルファ)オレフ ィンとしては、業界で通常認知されている脂肪族モノ−1−オレフィン(アルフ ァオレフィン)の直鎖固体ホモ−、コ−およびターポリマーが挙げられる。通常 、このようなポリ(アルファ)オレフィンの作成に用いるモノマーは、分子当た り2〜10個の炭素原子を含んでいる。ただし、高分子量モノマーはコモノマー として用いることがある。本発明はまた、機械的またはイン・サイチュで調製し たポリマーとコポリマーの配合物にも適用できる。用いられるモノマーとしては 、エチレン、プロピレン、ブテン−1、ペンテン−1、4−メチル−ペンテン− 1、ヘキセン−1およびオクテン−1が挙げられ、単独または混和物もしくは連 続重合系で用いる。 ポリエチレンとしては、ポリプロピレン、プロピレン/エチレンコポリマー、 ポリブチレンおよびこれらの配合物が現在のところ好 ましい。様々なポリマーを調製する方法はよく知られており、本発明は、ポリマ ーを特定の触媒や方法で作成するものと限定しない。 本発明に用いるのに適した親水性付与化合物は、フルオロケミカルまたは非フ ルオロケミカルである。または、このような化合物の混合物を用いることができ る。非フルオロケミカル親水性付与化合物は、実質的にフッ素がなく(好ましく は10重量%未満、より好ましくは5重量%未満のフッ素を含有している)、通 常、元来から親水性であるか、または少なくとも一つの親水性単量体を含有して おり、親水性または濡れ性を熱可塑性ポリマーフィラメント表面に与えるもので ある。低分子量化合物、オリゴマーおよびポリマーがこれに含まれる。適した非 フルオロケミカル親水性付与化合物は、熱可塑性ポリマー溶融物と相溶性がなく 、必要な押し出し温度で十分安定であるのが好ましい。 適した非フルオロケミカル親水性付与化合物は、アニオン性、カチオン性、非 イオン性または両性である。好ましい化合物は界面活性剤である。特に好ましい 非フルオロケミカル親水性付与化合物は、ポリ(オキシアルキレン)基を含有す るようなものである。 本発明の技術に有用なフルオロケミカル親水性付与化合物としては、元来親水 性の化合物、オリゴマーおよびポリマーが含まれる。簡便化のため、それらは通 常、ここではフルオロケミカル化合物と呼ぶことにする。このような材料は少な くとも約10重量%のフッ素、すなわち、炭素結合フッ素を含有する。それらは 1個以上のフルオロケミカルラジカル(Rf)と1個以上の水溶性極性基(Z) とを含有している。このラジカルと基は、通常、適切な結合基(Q)で連結され ている。 溶剤中のフルオロケミカルラジカルRfは、通常、フッ素化、好ましくは飽和 した、少なくとも4個の炭素原子の一価ラジカルとし て記載されている。フルオロケミカルラジカルは、好ましくは、フルオロ脂肪族 、非芳香族ラジカルである。脂肪族鎖は、直鎖、分岐または、十分に大きければ 環状であってもよく、酸素、2または6価の硫黄、または炭素原子にのみ結合し た3価の窒素原子を含んでいてもよい。完全フッ素化ラジカルが好ましいが、水 素または塩素原子が、各2個の炭素原子に対してそのいずれかの原子が1個以上 存在しているのであれば、置換基として存在していてもよい。 約5〜約12個の炭素原子を含有するフルオロ脂肪族ラジカルが最も好ましい 。 フルオロケミカル溶剤の水溶性極性基または単量体Zは、非イオン性、アニオ ン性、カチオン性または両性単量体、または前記基または単量体の同一または異 なる組み合わせである。好ましくは、水溶性基は、ポリ(オキシアルキレン)基 と(OR’)x(式中、R’は、-CH2CH2-、-CH2CH2CH2-、-CH(C H3)CH2)-および-CH(CH3)CH(CH3)-またはこれらの混合物のよ うな炭素原子2〜4個のアルキレン基であり、xは約6〜約20の整数である) とを含む。前記ポリ(オキシアルキレン)中のオキシアルキレン単位は、ポリ( オキシプロピレン)と同一であっても、ヘテロ(heteric)直鎖または分岐鎖の 無作為に分配されたオキシエチレンおよびオキシプロピレン単位のポリ(オキシ エチレン−コ−オキシプロピレン)のような混合物として、またはオキシエチレ ン単位のブロックおよびオキシプロピレン単位のブロックの直鎖または分岐鎖と して存在してもよい。ポリ(オキシアルキレン)鎖は、1個以上のカテナリー結 合により中断されたり、または1個以上のカテナリー結合を含んでいてもよい。 ただし、このような結合は、ポリ(オキシアルキレン)鎖の水溶性特性を実質的 に変更するものではなく、好ましくは、例えば-OCH3または-OCH2CH3の よ うなヒドロキシルまたは低級アルキルエーテル単量体が末端にあるのが条件であ る。 代表的なアニオン性基としては、CO2H、CO2M、SO3H、SO3M、OS O3H、OSO3M、OPO(OH)2およびOPO(OM)2(式中、Mは金属イ オン(ナトリウムまたはカリウムのような)またはアンモニウムイオンもしくは 他のアミンカチオンである)が挙げられる。代表的なカチオン基としては、NR3 +-(式中、Rはメチル、エチル、ブチル、ヒドロキシエチルのような低級ア ルキル基または水素であり、Aは塩化物、硫酸塩、燐酸塩、水酸化物またはヨウ 化物のようなアニオンである)が挙げられる。代表的な混合または両性基として は、N+(CH3224COO-、N+(CH3236SO3 -またはアミン酸 化物が挙げられる。 結合基Qは、アルキレン、アリーレン、スルフォンアミドアルキレン、カルボ ンアミドアルキレンのような多価、通常、2価の結合基およびシロキサンのよう な他のヘテロ原子含有基、そしてこのような基の組み合わせである。ある場合に は、2個以上のフルオロ脂肪族ラジカルを単一結合基に付けてもよいし、また他 の場合には、単一のフルオロ脂肪族ラジカルを単一結合基により、2個以上の極 性可溶性基に結合させてもよい。Qはまた共有結合であってもよい。 本発明に用いることのできる特に有用な種類のフルオロケミカル溶剤は下式の ものである。 (RfnaZ 式中、Rfは前記フルオロ脂肪族ラジカル、nは1または2、Qは前記結合基、 aはゼロまたは1、そしてZは前記水溶性基である。 本発明に有用な親水性付与フルオロケミカル化合物は、米国特許第2,915 ,554号(Albrechtら)に記載されたような公知の方法を用いて調製すること ができる。Albrecht特許は、例えばRf 24OHといったフルオロ脂肪族アルコール類、例えばRfSO2N(R’)C H2COOHといった酸類および例えばRfSO2N(R’)Hといったスルフォ ンアミド類のような活性水素含有フルオロケミカル中間体からの、例えばエチレ ン酸化物とこの中間体を反応させて、Rf24O(C24nH、RfSO2N( R’)CH2CO2(C24O)nHおよびRfSO2N(R’)(C24O)nH( 式中、nは約3より大きい数、R’は水素または低級アルキル(1〜6個の炭素 )である)をそれぞれ得ることによるフルオロ脂肪族基含有非イオン性化合物の 調製を開示している。同様の化合物は、これら中間体をプロピレン酸化物または エチレン酸化物とプロピレン酸化物の混合物で処理することによっても調製でき る。米国特許第3,787,351号(Olson)に開示されたフルオロ脂肪族オ リゴマーおよび米国特許第2,723,999号(Cowenら)に記載された特定 のフッ素化アルコール−エチレン酸化物凝縮液も参照されたい。親水性付与フル オロケミカル化合物は、熱可塑性ポリマーおよびフルオロケミカル化合物の総重 量に対して約0.05〜2重量%、好ましくは約0.5〜1.5重量%の量で加 える。 本発明によれば、カーペットヤーンは、熱可塑性ポリマーと1種類以上の親水 性付与化合物を含む混合物を提供することによって製造することができる。この 混合物を押し出して、フィラメントを形成し、スピン仕上げ浴で処理する。フィ ラメントはこのような処理の前に冷やしておくのが好ましい。カーペットヤーン を得るには、フィラメントの束を延伸する。延伸は、熱可塑性ポリマーを軟化さ せるために十分高温にした一対のロールで行う。一対のロールを異なる速度で回 転させると、フィラメントが延伸される。一対のロールで延伸することができる が、二対でフィラメントを延伸させるのが望ましい。通常、フィラメントは、押 出し長の3〜4倍に延伸さ れる。延伸に続いて、カーペットヤーンを高温の圧縮空気または蒸気噴射で織り 、絡ませるのが望ましいことが多い。 本発明に有用なスピン仕上げとしては、熱可塑性ポリマーの押出しに用いられ る従来のスピン油が挙げられる。驚くべきことに、スピン仕上げは、スピン油を 添加せずに水でもできる。スピン仕上げは、業界に知られた方法を用いて行うこ とができる。キスロール付与がその一例である。キスロールの低部を仕上げ浴に 浸すと、ヤーンは上部へと接線移動する。スピン油のアドオンレベルは、ヤーン とロールの位置関係、ロール速度およびスピン仕上げ浴中のスピン油の濃度のよ うないくつかのパラメータを変更することにより変えることができる。スピン油 を用いるときは、フィラメント上のスピン油の残渣量が、フィラメントおよびス ピン油の総重量に対して約0.01〜1.2重量%、好ましくは約0.01〜0 .6重量%となるようにパラメータを調整する。最も好ましくは、スピン油の残 渣量は0.4%未満である。 さらに、延伸操作中または延伸操作後のフィラメントは濡らすのが望ましい。 この方法により、フィラメントを延伸装置から出す際の潤滑性が改善される。延 伸中に水が蒸発する結果、延伸中に潤滑性が失われてしまう。同様に、織りの前 後にヤーンを濡らすと、織り中に潤滑性が失われるのを補う。試験手順 以下の試験を用いて、本発明のカーペットヤーンを評価した。ファイバー中のフッ素の測定 押出されたファイバー中のフッ素の量を測定するために次の方法を用いた。既 知量の試料をプラチナワイヤーからできた点火バス ケットに入れる。酸素および既知の体積のバッファ溶液TISAB III(Orion製)の 存在下、シールされたポリカーボネートフラスコ中で試料を分解する。バッファ 溶液が吸収された後、フッ化物をmVモードの操作によりpHメータに接続され たOrion 9409(フッ化物感応性)電極で測定した。フッ化物の量を標準弗化物溶 液からプロットしたグラフを用い、mV読取り値から計算した。全試料を2回分 析し、10%未満の偏差は同一の結果とする。適切に較正すると、電極測定は、 約2%の偏差で再生可能である。カーペットウォークオン試験 本発明のカーペットヤーンから作成したカーペットの防汚特性を、線繊化学染 色協会(AATCC)標準試験方法No.122-1987「カーペット汚染:業務向け汚染方法 (Service Soiling Method)」ガイドラインに従って、下記に記した通り多少の 偏差を加えて測定した。 標準レベルの汚染を用いずに、所定数の歩行量が得られるまでカーペット試験 片をウォークオン領域に置いた。歩行量はHengstler(ベルギー、ブリュッセル )製のHengstler 890「エレクトロニック・アイ」を用いて電子的に測定された 。ウォークオン試験が終了した後、全試験試料を評価の前に真空清掃した。ミノ ルタカメラ(株)(日本)製のミノルタクロマメーターIIリフレクタンスを用い て参照白色板に比べた色偏差として、汚れの程度を測定した。(白色板に印刷さ れたミノルタカメラ(株)により与えられた座標はY:88.7、x:310お よびY:318であった。)ミノルタクロマメーターIIリフレクタンスは、色差 をデルタE(ΔE)として記録する。ΔE値が低いと汚れの程度が低い。ΔE値 が3以上であると、汚れに目視の違いがある。略語 以下の略語および商品名を実施例で用いている。 MeFOSA: C817SO2NH2 EtFOSEMA: N−エチルパーフルオロオクチルスル フォンアミドエチルメタクリレート BuFOSEA: N−ブチルパーフルオロオクチルスル フォンアミドエチルアクリレート JeffamineTMED600 エチレン酸化物-プロピレン酸化物アミ ノ末端、Huntsman(米国)製 CW750A: 平均分子量750のメトキシポリエチレ ングリコールのアクリレート、British Petroleum International Ltd.(英国) 製 P144A: エチレン酸化物-プロピレン酸化物-エチ レン酸化物グリコールのアクリレート (BASF AG(ドイツ)よりPluronicTM44と して市販されている) GenopolTM26-L-80: Hoechst Celanese Corp.,(米国)から 市販されている第一級アルコールから誘 導されたC12-1625-33(OCH2CH29.5OH実施例 以下の実施例および残りの明細書において全ての部、比、パーセンテージ等は 、特に指定しない限り重量当たりである。 親水性付与化合物と熱可塑性ポリマーの混合物を調製し、業界に公知の方法に 従ってフィラメントに押出した。分解を防ぐために押 出し温度は310℃より低く保つ。フィラメントの束をスピン油または水のみの 水溶液を含むスピン仕上げ浴中で処理し、その後、束を延伸してヤーンを形成し た。続いてヤーンをタフトしてカーペットにした。 親水性付与組成物: フルオロケミカル化合物: FC−1 C817SO2N(C25)CH2CH2O(CH2CH2O)7CH3( 米国特許第2,915,554号に従って調製したもの) FC−2 2C817SO3H、JeffamineED−600二塩(米国特許第4,9 75,363号の化合物番号1) FC−3 EtFOSEMA/CW750A(比30/70)のコポリマー、 米国特許第3,787,351号実施例2に従って調製したもの FC−4 BuFOSEA/P144A(比30/70)のコポリマー、米国 特許第3,787,351号実施例1に従って調製したもの FC−5 構造がC817SO2N(C25)(CH2CH2O)2-(CH(CH3 )CH2O)6Hのフルオロケミカル基含有非イオン性化合物、米国特 許第2,915,554号に従って調製したもの FC−6 C817SO2NH2およびGenopolTM26-L-80から以下の手順に従って 製造したC817SO2N(CH3)-GenopolTM26-L-80 オーバーヘッド攪拌還流凝縮器および第2の瓶には 水酸化ナトリウムの10%水溶液が含有されている2個取り付けられたガス洗浄 瓶を備えた三つ首丸底フラスコに、GenapolTM26-L-80を200.83g(0.3 37eq)およびCeliteTM濾過溶剤(Aldrich Chemical Co.より市販されている) 5.5gを入れた。混合物を60℃まで加熱し、塩化チオニル48.12g(0 .4045eq、20%モル過剰)を、約22分かけて混合物の温度を75℃まで 上げながら別の漏斗を介して添加した。反応混合物を窒素で4時間泡立てた。そ の間、混合物の温度は68−71℃に変化した。還流凝縮器とガス洗浄瓶をスチ ールヘッドにより置き換え、約50トルの絶対圧力の真空にして、反応混合物を 攪拌した。アリコートの13Cおよび1H分析により反応が完了したことが確認さ れた後で、反応混合物をC−多孔性フリットガラスブフナー漏斗を熱濾過して、 GenapolTM26-L-80塩化物を得た。 オーバーヘッド攪拌機、還流凝縮器および窒素吸入アダプタを備えた三つ首丸 底フラスコに、C817SO2NH2(MeFOSA)125g(0.244eq) 、GenapolTM26-L-80塩化物(上述したように調製したもの)179.93g(0 .249eq、または2%モル過剰)、炭酸ナトリウム37.71g(0.355 eq)または50%モル過剰)およびヨウ化カリウム2.76g(0.0141eq 、またはMeFOSAに対して8.5モルパーセント)を入れた。反応混合物を 120℃まで8時間加熱した。その時、ガスクロマトグラフィーを用いた分析に よるとMeFOSAが消失していた。95℃まで冷やした後、反応混合物を10 %の硫酸水溶液157g、続いて脱イオン水157gで洗った。洗った反応混合 物を70℃、50トルの絶対圧力にてロータリーエバポレータで蒸発させて濃縮 し、藁色の液体を得た。13Cおよび1H NMR分光分析によりこの構造が所望 のエーテル付加物と一致したことが特定された。 非フルオロケミカル親水性付与化合物: HC−1 TritonTMX-100、エトキシ化(9.5)アルキルフェノール、Union C arbide Corp.,(米国)より市販されている 熱可塑性ポリマー: メルトインデックスが12のポリプロピレン、Borealis N V(ベルギー、ブリュッセル)製カーペットヤーン 第1の工程において、様々な量の親水性付与化合物を含有したポリプロピレン のマスターバッチを調製した。配合物の形成方法は特に重要ではない。配合物は 、FCまたはHC化合物を、ポリプロピレンを既に溶融状態にして入れてある二 軸押出しバレルへ注入することにより形成することができる。 押出された化合物を顆粒またはペレットに切断した。第2の工程において、顆 粒にさらに様々な量のポリプロピレンを配合して、表1および5に示すような異 なる比率のポリプロピレン/親水性付与化合物を得た。比較例1〜4は、FCま たはHC化合物を添加せずに、純粋なポリプロピレンで作成された。 このようにして作成された配合物を、約230℃で、三葉の断面を有するスピ ン板上でThermo Alfaシングルスクリュー押出し(三重押出し−ワンエンド)に より押出した。 押出し機から取り出した後、フィラメントをキスロール上で冷却ゾーンに通し た。キスロールには、Zschimmer und Schwartz製Lertisan 2515(実施例1〜8 、比較例1〜3)またはFA2825(実施例10〜17、比較例4)のような従来の スピン油と共に水溶液 が付けられていた。この他、スピン仕上げ浴は水のみを含有していた(実施例9 )。 ヤーンに付けられたスピン油の量は、キスロール速度およびスピン仕上げ浴中 のスピン油の濃度を調整するために変えられた。実験において、キスロール速度 は19〜7.5rpm、スピン仕上げ浴中のスピン油の濃度は0〜15%の間で変 化させた。カーペットヤーンを押出し長の約3−4倍まで引き伸ばして、約16 5(実施例1〜9および比較例1〜3)または約200(実施例10〜17およ び比較例4)のテックス(重量(g)/1000m)を有するヤーンを得た。ヤ ーンを140℃〜180℃の温度で織り、カーペットの作製に特に有用なバルク ヤーンを生成した。 紡績および織りの後、バルクヤーンの機械的品質を目視で検査した。本発明に 従って作製されたバルクヤーンに、目視される壊れたフィラメントはなかった。 次に、従来の手段によりヤーンをカーペットにタフトした。 表 1:ポリプロピレンフィラメントの組成 :%スピン油*:ファイバー上の残渣スピン油、アセトン抽出により判定 スピン仕上げ条件は同じであった(同じキスロール速度および浴中のスピン油 濃度)が、実施例1のファイバーの残渣スピン油は、比較例1のファイバーより 多い。フルオロケミカル化合物の親水性付与効果により、より多くのスピン油が キスロールから取られる。 フルオロケミカル化合物またはHC化合物を含んでおらず、スピン油を0.3 %しか含有していない比較例3は、密閉された監視機構において用いられるパイ ロット装置で処理することができた。しかしながら、条件は境界線であり、大規 模な実験には不向きであった。高い静的なビルドアップは、製造規模では受け入 れられない。用いたスピン油が少ないため、フィラメントの忌避が生じる。フィ ラメントの束が広がって、次の製造工程できめ出し(texturation)や絡むとい った問題を引き起こす。 これに対して、スピン油は含有しないが(水のみを含有するスピン仕上げ浴中 で処理したもの、すなわち、スピン油は全く添加していない)、0.8%のフル オロケミカル化合物を含有する実施例9は、製造上の問題を全く示していない。 静的ビルドアップは見られない。 ファイバーの押出しに用いたThermo Alfaシングルスクリュー押 出し機は、スピンポンプの前で500KPaの一定の圧力を必要とする。この圧 力を維持するために、押出し機ユニットは、自動的に押出しスクリューの速度を 調整する。フルオロケミカル化合物を用いると、押出し圧力はより一定となって 、押出しスクリューの速度の変動が少なくなることがわかった。その結果、押出 しプロセスはより円滑になる。モータに必要とされる電流が少なくなり(押出し プロセス中に監視したものを表2に記載してある)、ノイズレベルが低減される のがわかる。 表 2:押出しパラメータ :安全上の理由から、押出しスクリューに損傷を与えないようにするために、 押出しスクリューの速度は100rpmを超えないようにプログラムされている 。実施例7−9については、スクリューは100rpmを超える必要があったた め、5000KPaの圧力を得るべくスピンポンプ速度は20rpm〜18.5 rpm に手動で下げた。実施例1−9は、フルオロケミカル化合物の明らかな潤滑効果 を示している。同じ圧力(スピンポンプ前で500KPaを目標にしている)を 得るのに要するエネルギーは少ない。 ポリプロピレンカーペットヤーンの物理特性を、インストロン動力計(ゲージ :500mm、クロスヘッドスピード11mm/sec)を用いて測定した。表 3に記録した結果は、20回の測定の平均値である。 表 3:ポリプロピレンカーペットヤーンの物理特性 : モジュラスE-1:1〜3%の伸びのモジュラス モジュラスE-2:1〜5%の伸びのモジュラス テックス=試料の重量(g)/1000メートル 結果から明らかな通り、フルオロケミカル化合物および/または スピン油の量は変わっているものの、フィラメントの物理特性は非常に似通った ままである。カーペットの製造 第3の工程において、工業用タフト装置を想定して、1m幅のCobble ST 85 R Eマシンでタフトした。252ニードル/メートルに設定した。タフト速度は1 200rpmであった。用いたタフトシートは、織布と不織布のポリプロピレン であった。 製造したカーペットに、9000個の足跡についてのウォークオン試験を行っ て、防汚特性を試験した。ΔEの結果を表4に示してある。 表 4:ポリプロピレンカーペットのウォークオン試験結果 予想通り、織布バッキングと不織布バッキングの間には大きな違いは見られな い。 これらの結果は、防汚性に優れたカーペットを、標準の方法よりも少ないスピ ン油で作製することができることが明らかに示している。純水で処理してスピン 油を用いていないカーペットヤーンから作製された実施例9は、最良の防汚特性 を有している。比較例3も良好な防汚性を有しているように見えるが、上述した ように、高い静的ビルドアップのために大規模には実施することができない。実施例10〜17および比較例4 実施例10〜17を、表5に示すような異なる親水性付与フルオロケミカル化 合物および/または非フッ素化ポリオキシエチレン基含有化合物を用いて作製し た。化合物の粘性によって、ポリプロピレン中で異なる濃度の化合物を有するマ スターバッチを調製した。最終組成は、押出されたファイバーが1.2%のフル オロケミカル化合物を含有するように選択してある。この比は、非フッ素化化合 物(約2%)より高い。比較例4は、FCまたはHC化合物を添加せずに作製し た。 表 5.ポリプロピレンフィラメントの組成 注:残渣スピン油*:ファイバー上の残渣スピン油、アセトンで抽出して判定し たもの 処理可能にするために、親水性付与化合物を含んでいない比較例4は、親水性 付与化合物を含んでいる試料(残渣スピン仕上げが少なくとも1%であるのが好 ましい)よりも濃い濃度のスピン仕上げ浴が必要であった。 親水性化合物を用いると、押出しプロセスがより円滑になることがわかった。 モータに必要とされる電流が少なくなり(押出しプロセス中に監視したものを表 6に記載してある)、ノイズレベルが低減されるのがわかる。 表 6:押出しパラメータ ポリプロピレンカーペットヤーンの物理特性を、インストロン動力計(ゲージ :500mm、クロスヘッドスピード11mm/sec)を用いて測定した。ヤ ーンの引張り強さ(最大)および破断時 伸びを、ISO 2062基準(1972)に従って測定した(テックスは、ISO 2060基準( 1972)に従って測定した)。表7に記録された結果は、20回の測定の平均値で ある。 表 7:ポリプロピレンカーペットヤーンの物理特性 注:テックス=試料の重量(g)/1000メートル 結果から明らかな通り、フィラメントの物理特性は非常に似通ったままである 。カーペットの製造 第3の工程において、工業用タフト装置を想定して、1m幅のCobble ST 85 R Eマシンでタフトした。252ニードル/メートルに設定した。タフト速度は1 200rpmであった。用いたタフトシートは、織布のポリプロピレンであった 。製造したカーペットに、9000個の足跡についてのウォークオン試験を行っ て、防汚特性を試験した。上述したウォークオン試験は、リファレンス試料とし てその中で修正されており、試験をした試料の対応する非汚染試料(ウォークオ ン領域には配置しなかった)を用いた。これは、添加 剤によりファイバーの色が僅かながら変化するのを防ぐ。ΔEの結果を表4に示 してある。 表 8:ポリプロピレンカーペットのウォークオン試験結果

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.熱可塑性ポリマーの複数のフィラメントを、前記フィラメント中に分散さ れた親水性付与化合物と共に含むカーペットヤーン。 2.前記親水性付与化合物はフルオロケミカル化合物である請求項1記載のカ ーペットヤーン。 3.前記熱可塑性ポリマーはポリ(アルファ)オレフィンである請求項1また は2記載のカーペットヤーン。 4.前記ポリ(アルファ)オレフィンはポリプロピレンである請求項3記載の カーペットヤーン。 5.前記フルオロケミカル化合物はフルオロ脂肪族化合物である請求項2記載 のカーペットヤーン。 6.前記フルオロ脂肪族化合物は、次式で表わされ、 Rf−Q−Z 式中、Rfは炭素原子を少なくとも3個有するフッ素化された一価の残基であ り、Qは結合基または共有結合であり、Zは親水性付与基である請求項5記載の カーペットヤーン。 7.前記フルオロ脂肪族化合物は、親水性付与基としてポリ(オキシアルキレ ン)単位を含む請求項6記載のカーペットヤーン。 8.前記フルオロケミカルの量は、熱可塑性ポリマーとフルオロケミカル化合 物の総重量に対して0.05〜2.0重量%である請求項2記載のカーペットヤ ーン。 9.カーペットヤーンおよびその表面のスピン油の総重量に対して0.4重量 %未満の量のスピン油を含む請求項1乃至8のいずれか一項記載のカーペットヤ ーン。 10.前記親水性付与化合物は非フルオロケミカル化合物である請求項1記載 のカーペットヤーン。 11.前記フィラメント中に分散された非フルオロケミカル親水性付与化合物 とフルオロケミカル親水性付与化合物の混合物を含む請求項10記載のカーペッ トヤーン。 12.前記非フルオロケミカル親水性付与化合物はポリ(オキシアルキレン) 単位を含む請求項10または11記載のカーペットヤーン。 13. a)熱可塑性ポリマーと親水性付与化合物を含む混合物を調製する工程と、 b)前記混合物を押出してフィラメントを形成する工程と、 c)前記フィラメントをスピン仕上げ浴中で処理する工程と、 d)フィラメントの束を延伸してヤーンを得る工程と を具備する、改善された防汚性を有する熱可塑性ポリマーの複数のフィラメン トを含むカーペットヤーンの製造方法。 14.前記親水性付与化合物はフルオロケミカル化合物である請求項13記載 の方法。 15.前記フルオロケミカル化合物の量は、熱可塑性ポリマーとフルオロケミ カル化合物の総重量に対して0.05〜2.0重量%である請求項14記載の方 法。 16.前記親水性付与化合物は非フルオロケミカル化合物である請求項13記 載の方法。 17.前記親水性付与化合物は、フルオロケミカル親水性付与化合物と非フル オロケミカル親水性付与化合物の混合物である請求項13記載の方法。 18.前記非フルオロケミカル化合物はポリ(オキシアルキレン)単位を含む 請求項16または17記載の方法。 19.前記スピン仕上げ浴は水からなる請求項13乃至18のい ずれか一項記載の方法。 20.前記スピン仕上げ浴は水とスピン油を含む請求項13乃至18のいずれ か一項記載の方法。 21.前記浴中のスピン油の量が、フィラメントとスピン油の総重量に対して 0.4重量%未満のスピン油残渣量となるように、処理後にフィラメント上に保 持されている請求項13記載の方法。 22.前記フィラメントは前記延伸中および/または延伸後に濡れている請求 項13乃至21のいずれか一項記載の方法。 23.前記得られたヤーンは、さらに織られ、前記ヤーンは前記織りの前後に 濡れている請求項13乃至22のいずれか一項記載の方法。 24.請求項1乃至12のいずれか一項記載のカーペットヤーンを含むカーペ ット。
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