JP2000507085A - 上皮膜タンパク質―1 - Google Patents

上皮膜タンパク質―1

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エー・テー・ハー―チユーリヒ
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Abstract

(57)【要約】 上皮膜タンパク質−1(EMP−1)は末梢ミエリンタンパク質22(PMP22)と高い相同性をもつことが確認され、消化管及び神経系で主に発現された。EMP−1とPMP22は細胞増殖及び/又は分化の調節に関与する膜貫通タンパク質の新規ファミリーを規定する。本発明はEMP−1核酸と、EMP−1の組換え製造のための発現ベクター及び宿主細胞を含む。核酸は生物サンプル中のEMP−1突然変異を検出し、アンチセンス又は遺伝子治療によりEMP−1関連症状を治療するために使用される。EMP−1を発現する宿主細胞はEMP−1リガンドとレセプターアゴニスト及びアンタゴニストをスクリーニングするために使用される。

Description

【発明の詳細な説明】 上皮膜タンパク質−1 発明の技術分野 本発明は標的細胞の増殖及び/又は分化を調節するようにシグナル伝達に作用 する膜貫通タンパク質に関する。より詳細には、本発明は上皮膜タンパク質−1 (EMP−1)、EMP−1の組換え製造、並びにEMP−1の活性及び発現を 調節するための方法及び試薬に関する。発明の背景 細胞増殖及び分化に関与するメカニズムの解明は、ヒト疾病の原因を突き止め 、その治療法を提供するのに有用であると考えられる。ある研究分野はシグナル 伝達に作用する細胞表面レセプターの同定を主眼としている。細胞表面レセプタ ーは細胞の外側環境から細胞内分子へと刺激を送り、細胞生理に変化をもたらす 膜貫通タンパク質である。この生理変化は一般に細胞の増殖又は分化状態に関連 する変化である。構造的及び機能的に関連するメンバーから構成される多数のレ セプターファミリーが同定されている(Van der Geerら,Ann. Rev.Cell Biol.10,251−337(1994)参照)。 一般に、細胞表面レセプターはリガンドと相互作用して細胞内部にシグナルを 伝達する。リガンドは通常はポリペプチドであり、一般にレセプターのコンホメ ーション変化を誘導し、シグナル伝達プロセスを開始する。このプロセスはレセ プター活性化と呼ばれ、(レセプターの同異を問わず)レセプターオリゴマー化 やレセプターチロシンリン酸化等の事象に関与すると考えられる。従来研究され ているポリペプチドリガンドは単一レセプターと優先的に相互作用するが、所与 のリガンドがあるレセプターファミリー内の1種以上の他のメンバーと結合して これを活性化することもあり得る。 DNAを迅速に単離及び配列決定する技術は、レセプターとその同系リガンド の研究に拍車をかけている。特に、cDNAライブラリーのランダムシーケンシ ングにより発現配列タグ(EST)を生成する技術と、新規に得られたESTを 配列データベース中の核酸配列と比較するコンピューター解析法の併用により、 今日では高い相同度をもつ配列を迅速に同定することが可能である。今日では、 新規配列(完全又は部分)を関連 配列のファミリーに迅速に割り当て、こうしてこの配列によりコードされるタン パク質の1種以上の予想機能を推定することが可能である。更に、関連配列のフ ァミリーにおける核酸又はアミノ酸配列の高度に保存された領域を知ることによ り、関連分子のcDNAライブラリーをスクリーニングするためのオリゴヌクレ オチドプローブを設計することができる。 単一ファミリーのレセプター又はリガンドの関連メンバーの同定は、このファ ミリーの構造及び機能を解明するのに有用である。あるファミリーの関連メンバ ーからレセプターファミリーメンバーの役割、その同系リガンド及び細胞生理に おける補助タンパク質を解明するこどができる。この情報は、レセプター及び/ 又はリガンド機能の刺激又は遮断に基づく治療法の開発に役立つ。 本発明の目的は、レセプター又はその同系リガンドをコードする配列を同定す ることである。本発明の別の目的は、新規レセプター又はリガンド配列と既存の 配列の構造/機能関係を解明することである。末梢ミエリンタンパク質−22( PMP22)に構造的に関連し、PMP22と共に新規レセプターファミリーを 規定する核酸配列が発見された。 PMP22即ち末梢ミエリンタンパク質22は主にシュワン細胞で発現産物と して従来同定されている膜貫通タンパク質である(Welcherら,Proc .Natl.Acad.Sci.USA 88,7195−7199(1991 );Spreyerら,EMBJ.10,3661−3668(1991))。 PMP22における点突然変異もしくは遺伝子再構成又は対応する遺伝子の異常 発現は末梢神経系(PNS)の運動及び感覚神経障害を誘発する(Suterら ,TINS16,50−56(1993))。PMP22遺伝子の改変に関連す るヒト疾患としては、1A型シャルコー−マリー−ツース病やデジェリン−ソッ タス症候群等の種々の神経障害が挙げられる(Matsunamiら,Natu re Genet.,176−179(1992);Patelら,Natu re Genet.,159−165(1992);Roaら,Nature Genet.,269−272(1993))。更に、PMP22は細胞培 養において増殖停止条件下でアップレギュレートされることが認められ、細胞増 殖におけるPMP22の役割を示唆していた。他方、公知PMP22突然変異体 のうちでPNSで認められる以外の表現型を示すものは皆無で あり、非神経組織では関連分子が機能的PMP22の欠損を補っていると考えら れた。更に、PMP22のアミノ酸配列と他の公知タンパク質の間に有意な相同 性は認められていなかった。PMP22とPNS障害におけるその関与について は、参考資料として本明細書の一部とするPCT出願第92/21694号に記 載されている。 PMP22関連分子の同定により、その表面にPMP22関連分子をもち、P MP22関連分子により認識される外部刺激に応答する組織の増殖及び/又は分 化の調節に基づく潜在的治療法が提供される。PMP22関連分子の同定により 、細胞増殖及び/又は分化の制御のための化合物を設計できる。発明の要約 本発明は、PMP22に有意配列相同性をもち、PMP22と共に新規レセプ ターファミリーを規定する上皮膜タンパク質−1(EMP−1)を提供する。E MP−1はこのタンパク質が発現される種々の組織の増殖及び/又は分化の制御 に関与する。特に、EMP−1は神経系、肺及び胃腸管の内壁の上皮細胞で機能 し得る。 本発明は、EMP−1をコードする単離核酸分子を提供する。 EMP−1は哺乳動物に由来することが好ましく、例えばマウス、ラット又はヒ トに由来してよい。核酸は、天然変異体でもよいし、EMP−1核酸配列のin vitro突然変異誘発により構築した変異体でもよい。本発明は、EMP− 1を発現することが可能な発現系を含むDNA分子と、該DNAで修飾された宿 主細胞も包含する。好ましくは、修飾宿主細胞は細胞表面にEMP−1を発現す る。核酸はEMP−1に関連する疾患やEMP−1発現細胞に関連する疾患の治 療のための遺伝子治療又はアンチセンス治療にも使用することができる。 本発明は、EMP−1を発現する宿主細胞の製造方法も提供する。このような 宿主細胞はEMP−1のアゴニスト又はアンタゴニスト及びEMP−1と相互作 用するタンパク質をスクリーニングするために使用することができる。図面の説明 図1:ラットEMP−1のcDNA及び予想アミノ酸配列。ラットEMP−1 cDNAクローンはヌクレオチド132位のATGコドンから開始して612 位のTAA停止コドンで終結する480塩基対のオープンリーディングフレーム を含む。アミノ酸残基1〜16に潜在的切断可能シグナルペプチドが存 在する。アスパラギン43の第1及び第2疎水性領域の間に推定N結合グリコシ ル化用単一モチーフが存在する。 図2:マウスEMP−1のcDNA及び予想アミノ酸配列。マウスcDNAク ローンはヌクレオチド183位のATGコドンから開始して663位のTAAコ ドンで終結する480塩基対のオープンリーディングフレームを含む。アミノ酸 残基1〜16に潜在的切断可能シグナルペプチドが存在する。潜在的N結合グリ コシル化部位はラット配列から保存されている。 図3:ヒトEMP−1のcDNA及び予想アミノ酸配列。ヒトcDNAクロー ンはヌクレオチド8位のATGコドンから開始して479位のTAA停止コドン で終結する471塩基対のオープンリーディングフレームを含む。潜在的シグナ ルペプチドは残基1〜16に存在する。潜在的N結合グリコシル化部位はラット 及びマウス配列から保存されている。 図4:予想EMP−1構造とPMP22/EMPファミリーメンバーのアミノ 酸配列比較。A:ラットEMP−1とラット、マウス及びヒトPMP22の予想 アミノ酸配列の比較。B:コンピューター支援疎水性プロット及び二次構造予想 に基づく脂質二重層中のEMP−1のハイポセティカルトポロジー。ラッ トPMP22と同一の残基は白抜きで示す。遺伝性末梢神経障害を誘発すること が分かっているPMP22の点突然変異(菱形で示す)の大部分はEMP−1の 対応位置で保存されている。Y字記号は潜在的N結合炭水化物鎖を示す。C:3 種の公知PMP22/EMP/MP20ファミリーメンバーのアミノ酸比較。残 基は逆転型に示すようにMP20とPMP22又はEMP−1の間で保存されて いた。 図5:EMP−1及びPMP22 cDNAのin vitro転写及び翻訳 。[35s]メチオニン代謝性標識タンパク質を還元用15%SDS PAGE により分離した。pcDNA−1を対照として使用すると、特異的タンパク質を 検出することはできなかった。EMP−1 cDNAはクラスターを形成する1 8k Daタンパク質を生じた(EMP−1)。CMMの存在下でEMP−1 cDNAを転写及び翻訳すると、タンパク質(EMP−1+CMM)の移動速度 は低下する。この移動低下はN−グリコシダーゼFで脱グリコシル化することに より逆転する(脱グリコシル化EMP−1)。CMMの存在下で反応を実施する と(PMP22+CMM)、PMP22 cDNAは18kDaよりも4〜6k Da高い見かけ分子量をもつタン パク質を生じる。N−グリコシダーゼFで処理すると、分子量は18kDaに戻 った(脱グリコシル化PMP22)。非グリコシル化翻訳産物(EMP−1、P MP22)と脱グリコシル化翻訳産物(EMP−1+CMM、PMP22+CM M)の移動速度が同一であることから、EMP−1もPMP22もシグナルペプ チダーゼのin vitro基質ではないと思われる。プロラクチン(a)はシ グナルペプチダーゼの基質であり、タンパク質をCMMの存在下で翻訳すると、 約50%がプロセシングされる(c)(Promega Technicalm anual,Promega Biotech,Madison,WI)。α因 子をN結合グリコシル化の対照として使用すると、反応物で完全に修飾された( b)(Promega Technicalmanual)。 図6:ラットにおけるEMP−1及びPMP22 mRNAの組織分布。放射 性標識EMP−1プローブを用いたノーザンブロット分析は、盲嚢、結腸、直腸 、胃底及び回腸で2.8kb転写産物の高い発現を示す(a)。小腸の十二指腸 及び空腸と胃体と幽門ではより低レベルの発現が観察される(a)。胃底、回腸 、盲嚢及び結腸では1.7kbの付加的転写産物が検出さ れる(a)。腸外組織では、EMP−1 mRNAレベルは皮膚で高いが、脳と 肺の発現は十二指腸と同等である(b;パネルa及びcは20時間暴露、b及び dは同一ブロットの48時間暴露である)。PMP22 mRNAも腸で高度に 発現され(c)、その1.8kb転写産物は直腸と盲嚢で最も顕著であり、その 発現は肺におけるPMP22の発現と同等である(c、d)。各レーン10μg の全RNAをロードし、臭化エチジウム染色により均一ローディングを確認した 。 図7:座骨神経損傷及び培養細胞におけるEMP−1及びPMP22 mRN A発現の調節。A:EMP−1 mRNAのノーザンブロット分析は正常対照神 経に比較して損傷座骨神経(神経切断後4日)の変性遠位部分で高い発現を示す 。正常神経ではPMP22の発現のほうがEMP−1の発現よりも著しく高い( PMP22プローブによる1時間暴露と、EMP−1プローブによる36時間暴 露を比較)。EMP−1とは対照的に、PMP22 mRNAは損傷後に遠位神 経で劇的に低下する。B:培養細胞であるマイトジェンで増殖誘導した一次ラッ トシュワン細胞(pSC)及びD6P2Tシュワン細胞はフォルスコリン処理後 にEMP−1発現の低下を示す。他方、 PMP22 mRNA発現は同一条件下で増加する。C:NIH3T3細胞の血 清飢餓により誘導した増殖停止は、指数増殖期の細胞に比較してEMP−1 m RNA発現の低下とPMP22発現の増加をもたらす。ノーザンブロット分析は 、同一ブロット(全RNA10μg/サンプル)をハイブリダイゼーション間で ストリップしながら実施した。 図8:ラット腸におけるEMP−1タンパク質の発現。A:EMP−1の推定 細胞外ループ1及び2の各々に対する2種のウサギ抗EMP−1ペプチド抗血清 は胃体で25kDaタンパク質を認識する(12%SDS−PAGE及びウェス タンブロッティングによりタンパク質溶解液50μgを分析)。抗ループ1抗血 清の免疫反応性は免疫原250μg/mlと共にプレインキュベートすることに より阻害されるが、ループ2ペプチドでは阻害されない。B:胃と大腸ではEM P−1タンパク質の強い発現が認められ、肺ではより低いレベルが存在する。小 腸でシグナルを検出するには、酵素検出系の長時間反応が必要である。 図9:COS細胞で一過性発現されるEMP−1の検出。COS細胞にEMP −1発現構築物を一過性トランスフェクト した後、抗ループ2抗血清とFITC標識ヤギ抗ウサギIgを用いる免疫蛍光に より分析した。抗ループ1抗血清を使用しても同一結果が得られた。縮尺線は2 0μmを表す。 図10:胃体におけるEMP−1タンパク質発現の免疫蛍光局在。a)胃粘膜 の模式図であり、胃腺の頚/峡部領域における増殖ゾーンと、胃小窩に向かう分 化中の上皮細胞の移動を示す。b)ポリクローナル抗EMP−1ループ2抗血清 で標識し、テキサスレッド標識ロバ抗ウサギ抗体で検出した胃粘膜の低倍率顕微 鏡写真。外側粘膜の上皮細胞中に強い免疫反応性を検出することができる。胃小 窩基底部側又は粘膜下筋肉層(sm)には免疫反応性細胞を検出できない。胃粘 膜基底部における単離細胞の強い標識は前免疫血清と共にインキュベートした対 照切片にも存在する(図示せず)ので特異的ではない。c)小窩領域における標 識上皮細胞の高倍率顕微鏡写真。峡部で移動しながら分化している上皮細胞は高 レベルのEMP−1タンパク質を発現する。d)パネルcに示す領域の透過型顕 微鏡写真。e)胃小窩断面は上皮細胞の強い血漿膜関連標識を示すが、間葉の標 識は示さない。胃腺の基底部の横断面には染色は検出されない(図示せず)。f )パネルeに示す断面の透過型顕微鏡 写真。縮尺線はbでは100μm、パネルc〜fでは60μmである。smは粘 膜下筋肉層を表す。発明の詳細な説明 cDNAライブラリーをランダムに配列決定すると、発現配列タグ(EST) と呼ばれる多数の部分配列を迅速に生成することができる。マウス及びラットc DNAライブラリーから得られた2種のESTは、対応するPMP22 DNA 配列と有意相同性をもつことが判明した。更に解析すると、上皮膜タンパク質− 1(EMP−1)と呼ばれるタンパク質の完全長コーディング配列が明らかにな った。これらの配列をプローブとして使用し、ヒト肺cDNAライブラリーをス クリーニングすることにより対応するヒト配列を単離した。 コンピューター支援解析の結果、ラット、マウス及びヒトEMP−1は以下の 性質をもつことが予想された。これらのタンパク質は高疎水性であり、4個の膜 貫通領域を含むと思われる。ラットEMP−1の膜貫通領域はアミノ酸残基1〜 28、64〜89、95〜117及び134〜157に存在すると予想される。 アミノ酸残基29〜63及び113〜133には2個の推定細胞外領域が存在す る。従って、これらのタンパク質は内 在膜タンパク質であり、レセプター又はチャネルのいずれかであると考えられる 。GenBankデータベースでこれらのタンパク質と相同を示す唯一の配列は PMP22である。EMP−1とPMP22は40%のアミノ酸相同性と予想構 造の非常に顕著な保存を示す。EMP−1種間で比較すると、マウスとヒトのタ ンパク質は78%の相同性をもつことが判明した。これらの比較によると、PM P22、EMP−1及び従来クローニングされている水晶体膜タンパク質20( MP20)は新規タンパク質ファミリーを規定する。 アミノ酸レベルにおける高い相同性は、EMP−1とPMP22が類似の機能 をもつことを示唆するものである。これらのタンパク質のアミノ酸配列を綿密に 試験すると、疎水性領域、特に最初の2個の膜貫通領域が高度に保存されており 、機能的に特に重要であると思われる。この仮説は、疎水性領域がPMP22種 相同体間で最も高度に保存された領域であるという知見により更に裏付けられる 。興味深いことに、遺伝性末梢神経障害における突然変異部位であるPMP22 のアミノ酸残基は推定膜貫通領域内に位置し、これらの突然変異アミノ酸残基の 大半は同様にEMP−1とMP20の対応位置で保存されている。 EMP−1及びPMP22の推定細胞外領域内に保存された特徴は、N結合グ リコシル化のコンセンサス配列である。PMP22におけるこのグリコシル化部 位は、その構造が細胞−細胞認識及び接着プロセスに関係があるとされているL 2/HNK−1エピトープを含む修飾炭水化物鎖をもつ(最近の研究論文では、 Schachnerら,TINS 18,183−191(1995)参照)。 EMP−1に結合した炭水化物部分の存在及び種類は不明であるが、EMP−1 の同一位置におけるN結合グリコシル化は腸の上皮における細胞認識プロセスに 関与しているらしい。EMP−1及びPMP22の発現 ラットEMP−1及びラットPMP22のmRNAの組織分布を図6に示す。 EMP−1 mRNAは盲嚢、結腸、回腸、空腸、結腸陰窩(colonic crypts) 、十二指腸及び胃を含む成熟消化器系で高度に発現される。より低レベルである が、皮膚、心臓、脳、胸腺、肺及び腎臓を含む大部分の他の組織にも発現が見ら れる。消化器系における発現はPMP22と同様である。EMP−1 mRNA は末梢神経で発現されるが、その発現レベルはPMP22よりも著しく低い。E MP−1 mRNAは PMP22よりも広い範囲の組織で発現される。EMP−1 mRNAは心臓、 脳、肺、筋肉、腎臓、結腸及び小腸等の大部分の試験ヒト成熟組織で検出された 。 EMP−1及びPMP22発現の調節を数種の異なる系で試験した。切断後も シュワン細胞が引き続き分裂している座骨神経でEMP−1 mRNAは増加す るが、PMP22は減少する。シュワン細胞(一次細胞と細胞系の両者)では、 EMP−1 mRNAはフォルスコリン処理後にダウンレギュレートされるが、 PMP22は増加する。繊維芽細胞では、EMP−1 mRNAは迅速に分裂し ている細胞に関連するが、PMP22は増殖停止(非分裂)細胞に関連する。全 体として、これらの3種のノーザンブロットはEMP−1 mRNA発現と活発 に分裂している細胞の相関を立証し、EMP−1タンパク質が正常細胞分裂に必 要であることを示唆している。 COS細胞における組換えラットEMP−1タンパク質の発現を図9に示す。 組換えヒトEMP−1は実施例6に記載するように発現させることができる。E MP−1タンパク質はmRNAを合成しているラット組織、特に消化器系の組織 で発現される。消化器系において、EMP−1タンパク質は上皮細胞で発現さ れることがわかっている。 EMP−1とPMP22の顕著な相同性はEMP−1に予想される機能を示唆 するものである。発明の背景の項に記載したように、PMP22の突然変異は、 発現細胞の増殖状態の改変即ち細胞が不適切な時期に分裂したり、あるいは分裂 できないことにその大半が起因すると考えられる数種の重要なヒト疾患を誘発す る。EMP−1は細胞の増殖状態の制御にも関与していると考えられる。EMP −1は多様な組織で発現されるので、EMP−1の突然変異又はEMP−1の発 現の変化は多様な組織の異常増殖/分化に関連していると予想される。 胃腸管における高レベルのEMP−1発現は、この領域での細胞の増殖及び分 化におけるEMP−1の役割を示唆している。胃腸管は動物寿命を通して続けら れるその上皮表面の絶え間ない迅速な再生により特徴付けられる。胃腺の峡部/ 頚領域に固定された多能性幹細胞は増殖の増加と潜在性の低下を示す子孫をもた らし、末端分化成熟細胞となる(Gordonら,Curr.Opin.Cel l Biol.6,795−803(1994))。この分化プロセス中に、細 胞は高度に移動性であり、増殖、移動及び分化は全て緊密に連携している。EM P−1は主に外側 胃腺の増殖分化ゾーンと胃小窩領域の成熟上皮細胞に存在する。これらの細胞に おいて、EMP−1は血漿膜に関連すると思われ、基底部、先端部及び側面部の 間に明白な区別はない。EMP−1核酸 本発明はEMP−1をコードする単離核酸分子を提供する。これらの分子は、 予想寸法の組換えタンパク質の生成と内因性タンパク質に類似の翻訳後修飾から 明らかなように、EMP−1をコードする配列を含む。EMP−1は哺乳動物に 由来することが好ましく、夫々図1、2及び3(配列番号1、3及び5)に示す ようなラット、マウス又はヒトEMP−1であり得る。EMP−1核酸は具体的 に開示する配列の変異体でもよく、変異体は天然対立遺伝子変異体でもよいし、 組換えDNA技術により製造した1個以上のアミノ酸の置換、欠失又は付加変異 体でもよい。EMP−1生物活性に及ぼす突然変異の効果は、関連PMP22に おける対応する突然変異に基づいて予想することができる。末梢神経系疾患を誘 発するPMP22突然変異は、EMP−1で高度に保存された膜貫通領域に位置 する(図4C参照)。これらの領域内の突然変異はEMP−1活性にも影響する と予想される。従って、生物活性を維持するEMP−1変 異体は図4Cに示すPMP/EMPファミリーメンバーの保存領域の外側に存在 する可能性が高い。 EMP−1核酸は生物サンプル中のEMP−1遺伝子の構造を試験するために 診断試薬として使用することができる。分子と試薬は、EMP−1を発現する細 胞の異常増殖に起因する癌や、EMP−1を発現する細胞が正常生理及び分化状 態を維持できなくなることに起因する神経変性疾患等の病理状態を予測又は診断 するのに有用なEMP−1の突然変異又は改変を生物サンプル中で同定するため に使用することができる。核酸配列は、種々の病理状態の原因となり得るEMP −1の突然変異を探索するためのオリゴヌクレオチドプライマーを設計するため にも使用できる。本発明の方法は、改変EMP−1核酸配列をもつ生物サンプル を完全長又は部分EMP−1配列と共にインキュベートし、サンプル中のEMP −1核酸を単離し、突然変異又は改変を同定することを特徴とする。EMP−1 の異常に最も影響され易い特定組織としては、消化器系、神経系及び肺が挙げら れる。 EMP核酸は、PMP22/EMP−1ファミリーのメンバーである関連遺伝 子を同定するためにも使用できる。EMP/ PMP22ファミリーメンバーの保存領域(例えば膜貫通領域)の核酸プローブ を作製し、これを使用してハイブリダイゼーション又は関連分子のポリメラーゼ 連鎖反応(PCR)によりcDNA又はゲノムライブラリーをスクリーニングす ることができる。 本発明の核酸は選択された組織におけるEMP−1の発現を調節するために遺 伝子治療及びアンチセンス治療用試薬として使用することもできる。EMP−1 発現を増加するには、EMP−1をコードする領域を含み、組織特異的にEMP −1を産生する発現ベクターで組織を修飾すればよい。EMP−1遺伝子治療の 標的にできる組織としては、消化器系、神経系、肺及び皮膚に関連する組織が挙 げられる、遺伝子治療は神経変性疾患、肺病及び胃腸管病等の種々の症状を治療 するために使用される。内因性EMP−1発現を低下させるには、EMP−1を コードする領域の一部又は該部分に作動的に連結した制御領域に対するアンチセ ンス核酸を使用すればよい。アンチセンス核酸は完全長EMP−1遺伝子でもよ いし、内因性EMP−1遺伝子又は該遺伝子の発現を制御する制御領域にハイブ リダイズするそのフラグメントでもよい。アンチセンス治療は、神経変性疾患、 癌、肺病及び胃腸管病等のEMP−1の過剰発現に起因する症状を治療するため に使用される。 本発明の核酸配列は下記のように組換えEMP−1を製造するためにも使用さ れる。EMP−1の組換え製造 本発明は修飾宿主細胞におけるEMP−1の組換え製造を提供する。本発明は 本発明を実施するための材料、即ちEMP−1をコードする核酸配列、タンパク 質を産生するためにEMP−1配列を含む発現ベクター、及びEMP−1発現ベ クターを宿す修飾宿主細胞を提供する。 標準技術を使用してEMP−1をコードする核酸分子を発現ベクターに挿入し 、宿主細胞に導入する。利用可能な発現ベクターは宿主細胞でEMP−1を発現 させることが可能な任意のベクターである。発現ベクターは哺乳動物宿主細胞で EMP−1を産生することが好ましい。EMP−1の発現を助長する条件下で修 飾宿主細胞(即ち適当な発現ベクター中にEMP−1核酸配列を含む細胞)を培 養する。本発明の宿主細胞はEMP−1発現を維持する任意の細胞であり得る。 好適態様において、宿主細胞は機能的配置で組換えEMP−1の膜挿入を可能に す る。EMP−1の機能的配置とは、活性化可能な分子に接触するとEMP−1の 活性化が生じるように宿主細胞膜に適正に挿入することである。このような配置 の1例を図4Bに示す。宿主細胞は一般に哺乳動物細胞であると予想される。好 ましくは、宿主細胞はCOS7、CHOd-、NIH3T3、293又は32D 細胞である。 EMP−1の組換え製造と宿主細胞上の組換え産物の発現は、候補物質がEM P−1と結合し、EMP−1と複合体を形成して生物学的応答を生じる能力を評 価するために有用である。宿主細胞はEMP−1のリガンドをスクリーニングす るために使用される。宿主細胞はEMP−1のペプチド及び小分子エフェクター 並びにEMP−1と相互作用するタンパク質を同定するためのスクリーニング法 でも使用することができる。EMP−1アゴニスト及びアンタゴニストのスクリーニング EMP−1アゴニストはEMP−1の生物活性を刺激する物質又は化合物とし て定義される。EMP−1アンタゴニストは刺激化合物の存在下でEMP−1の 生物活性を低下又は阻害する物質又は化合物として定義される。一般に、EMP −1アゴニスト及びアンタゴニストのスクリーニング法は、レセプター と結合して(アゴニストの場合には)レセプター活性化の程度又は(アンタゴニ ストの場合には)レセプター活性化の低下を測定するのに好ましい条件下でEM P−1をもつ宿主細胞と候補物質を接触させることにより実施される。 EMP−1活性化は数種の方法で測定することができる。一般に、EMP−1 活性化は増殖速度の増加もしくは減少等の細胞生理の変化、分化状態の変化、又 はマイクロフィジオメーターで検出可能な細胞代謝の変化により識別できる。抗体 実施例4に記載するように、マウス及びラット両者の細胞外領域からのペプチ ドに対する抗体を作製した。ヒトEMP−1に対する抗体も同様の方法により作 製することができる。 本発明は、EMP−1を特異的に認識する抗体を提供する。標準免疫学的技術 を使用してEMP−1の細胞外領域に対する抗体を作製する。抗原は膜結合EM P−1の無傷の細胞外領域でもよいし、細胞外領域の一部を含む合成ペプチドで もよい。抗体はポリクローナル抗体でもモノクローナル抗体でもよく、ヒト化抗 体のように組換えにより製造してもよい。EMP−1と相互作用する能力を維持 する抗体フラグメントも提供される。 このようなフラグメントは完全長分子のタンパク分解切断又は組換えDNA法に より作製される。本発明の抗体は診断及び治療用途で有用である。これらの抗体 は生物サンプル、特に組織サンプル中でEMP−1を検出及び定量するために使 用される。アゴニスト又はアンタゴニストとして作用することによりEMP−1 の活性を調節するためにも使用できる。 図1(配列番号1)に示すラットEMP−1 cDNA配列はRockvil le,MDに所在のAmerican Type Culture Colle ctionに1995 年11月28日付けで受託番号97345で寄託された。図2(配列番 号3)に示すマウスEMP−1 cDNA配列はRockville,MDに所 在のAmerican Type Culture Collectionに19 95 年11月28 日付けで受託番号97346で寄託された。図3(配列番号5)に示すヒ トEMP−1 cDNA配列を含むベクターλgt10はRockville, MDに所在のAmerican Type Culture Collecti onに1995 年11月28日付けで受託番号97347で寄託された。 以下、実施例により本発明をより詳細に説明するが、発明の 範囲はこれに制限されない。 実施例1:EMP−1 cDNAのクローニング及びシーケンシング ラット胎児腸cDNAシーケンシングプロジェクト中に、480ヌクレオチド のオープンリーディングフレームを含む1003塩基対のcDNAが同定された (図1)。160アミノ酸残基の予想EMP−1ポリペプチドは約18kDaの 計算分子量をもつ。GCGソフトウェアパッケージを用いたコンピューター支援 解析によると、アミノ酸残基1〜28、64〜89、95〜117及び134〜 157が潜在的に膜貫通性の4個の疎水性領域に相当することが判明した(図4 C)。16個のアミノ末端アミノ酸はアラニン−16の後にシグナルペプチダー ゼ切断部位を含むシグナルペプチドの特徴をもつ(図1)。更に、N結合グリコ シル化の単一コンセンサス配列がアスパラギン−43に存在する(図1、図4B )。 実施例2:EMP−1及びPMP22 DNA配列の比較 EMP−1 cDNA配列をGenBankデータベースと比較した処、公知 配列のうちではPMP22が最近縁であり、オープンリーディングフレームに5 8%のヌクレオチドと相同 性をもつことが確認された。予想EMP−1タンパク質とPMP22はいずれも 160アミノ酸のポリペプチドであり、40%のアミノ酸相同性を示す(図4A )。EMP−1とPMP22の4個の推定膜貫通領域は特に保存度が高い。これ らの疎水性領域のうち第1及び第2の領域は夫々54%及び67%の最高アミノ 酸相同性を示すが、第3及び第4の領域は30%及び37%の相同性に過ぎない 。 図4BはPMP22の疎水性プロフィルと指示構造に基づくEMP−1タンパ ク質構造の理論モデルを示す。黒丸はラットEMP−1とラットPMP22に共 通する同一アミノ酸残基を示し、相違する残基は白丸で示す。突然変異すると遺 伝性運動及び感覚神経障害を生じることがわかっているPMP22中のアミノ酸 の位置(Suterら、Hum.Mutation ,95−102(199 4))をEMP−1配列中に菱形で強調する(図4B)。興味深いことに、これ らの全突然変異は推定される膜にあるドメイン内に位置し、6残基のうちの5残 基はラットEMP−1で保存されている。これらのアミノ酸残基の保存は、これ らの残基が機能的に重要であることを示唆している。 EMP−1及びPMP22配列に関して更にデータベース探索した処、両者は水 晶体繊維細胞タンパク質MP20(Kumarら,Exp.Eye Res. ,35−43(1993))と30%のアミノ酸相同性を示すことが判明した 。MP20はEMP−1とPMP22に類似の構造特徴をもつ173アミノ酸タ ンパク質である(図4C)。MP20をPMP22とEMP−1に同時に比較す ると、アミノ酸相同性は推定膜貫通領域の高度に保存されたモチーフを含めて3 6%まで増加する(図4C)。 実施例3:EMP−1のin vitro転写及び翻訳 図1に示すEMP−1 cDNAとマウスPMP22 cDNA(Suter ら,Proc.Natl.Acad.Sci.USA 89,4382−438 6(1992))の両者をバクテリオファージT7プロモーター領域の下流でp cDNA−1発現ベクター(Invitrogen)にクローニングし、in vitro転写/翻訳アッセイに使用した。T7ポリメラーゼを用いてDNA0 .5μgからmRNAを作製し、網状赤血球溶解液系(TNT,Promega )を使用してイヌミクロソーム膜(CMM)の存在下又は不在下でin vit ro 翻訳した。[35s]メチオニンを反応に用いて翻訳産物を代謝性標識した。ベ クターpcDNA−1を対照として使用して反応の特異性を試験した。対照試薬 α因子(グリコシル化)及びプロラクチン(シグナルペプチド切断)を製造業者 (TNT,Promega)の指示に従って使用してCMMの効果を試験した。 翻訳産物の10分の1を1%SDSで変性させ、50mMリン酸ナトリウム(p H7.2)、12.5mM EDTA、2.5mMアジ化ナトリウム、25%グ リセロール及び0.2%SDS中で1単位のN−グリコシダーゼFと共に37℃ で4時間インキュベートした。還元用15%SDS PAGEによりタンパク質 を分離した後、ゲルを50%メタノール、10%酢酸で30分間固定し、エンハ ンサー(NEF−981G,Dupont)で処理した。乾燥後、ゲルをX線フ ィルム(RX,Fuji)に−70℃で一晩露光した。 イヌミクロソーム膜(CMM)の不在下におけるEMP−1cDNAの翻訳産 物は、EMP−1タンパク質の計算分子量に一致する約18kDaの見かけ分子 量をもつ。CMMの存在下で翻訳すると分子量は4〜6kDa増加し、EMP− 1アミノ酸配列における単一推定N結合グリコシル化部位の存在に一致 する(図5)。この移動シフトは、翻訳産物をN−グリコシダーゼFで脱グリコ シル化することにより逆転できる(図5)。脱グリコシル化タンパク質は非グリ コシル化EMP−1タンパク質と同様に移動するので、推定N末端シグナルペプ チドはEMP−1タンパク質生合成中に除去されないと考えられる。PMP22 にもCMMによる同様の修飾が観察され、内因性PMP22が非切断シグナルペ プチドをもつという従来の報告(Kitamuraら,Proceedings of the 6th International Symposium on Glycoconjugates (Yamana,T.ら編)273〜2 74頁,Jpn.Sci.Soc.Press,Tokyo(1981))を裏 付けた。 実施例4:ラットEMP−1に反応性の抗体 EMP−1の第1及び第2の推定細胞外ループ: の領域に相当する合成ペプチドに対する抗ペプチド抗体を作製 した。尚、アミノ酸番号は図1に示すcDNA予想ポリペプチドに準じる。ルー プ1ペプチドには結合の目的でC末端システイン残基を付加した。両者ペプチド を従来記載されているようにキーホールリンペットヘモシアニンに結合した(S nipesら,J.Cell Biol.117,225−238(1992) )。結合体を使用してニュージーランドシロウサギに完全フロイントアジュバン トと共に免疫し、動物に2週間隔でペプチド500μgと不完全アジュバントを 4回追加免疫した。動物から採血し、血清を単離した。免疫血清の活性を免疫原 で固相ELISAにより試験した。 実施例5:EMP−1 mRNAの発現パターン A.EMP−1及びPMP22 mRNAの組織分布 ラットにおけるEMP−1 mRNAの分布を解明するために、EMP−1 cDNA(図1)を使用して種々の組織から抽出した全RNAのノーザンブロッ トをプローブした。 RNA単離及びノーザンブロット分析は次のように実施した。酸フェノール変 法を用いて全RNAをラット組織から抽出した。要約すると、組織をGT緩衝液 中でホモジナイズした(Chomczynskiら,Anal.Biochem .162 ,156−159(1987))。溶解液を遠心分離し、フェノール/ク ロロホルム(1:1)で2回抽出した。RNAを沈殿させ、ピロ炭酸ジエチルで 処理したH2Oに再懸濁し、OD260/OD280測定により定量した。全R NA10μgを変性用1.2%アガロースホルムアルデヒドゲルにロードした。 分離したRNAを毛管現象によりナイロン膜(Hybond N,Amersh am)に転写し、Stratalinker(Stratagene)で240 mJの紫外線照射により架橋した。均一ローディング及び膜転写を臭化エチジウ ム染色により確認した。膜を6時間プレハイブリダイズし、50%ホルムアミド を含有する溶液中で42℃で36時間ハイブリダイズした。完全なオープンリー ディングフレームを含むPMP22とEMP−1のcDNAフラグメントをラン ダムヘキサマープライミング(Oligolabelling kit,Pha rmacia)により32P−dCTPで標識した。ノーザンブロットを高スト リンジェンシーで洗浄し、X線フィルム(RX,Fuji)に12〜72時間露 光した。 EMP−1転写産物は肝臓以外の全試験臓器で検出することができる(図6a 及びb)。最も顕著なEMP−1 mRNA 発現は尾からの皮膚と胃腸管で観察される。潜在的特異的局所発現パターンを試 験するために、胃腸管の種々の領域からRNAを抽出した。興味深いことに、本 発明者らはEMP−1 mRNAがラットの胃全体に均一に発現される訳ではな いことを知見した。胃底領域は高レベルのEMP−1 mRNAを示すが、胃体 及び幽門での発現は著しく低い。腸管では、盲嚢と大腸(結腸及び直腸)が最高 レベルのEMP−1 mRNAを含有する。EMP−1転写産物は小腸の全域に も検出できるが、胃底、盲嚢及び大腸より遥かに低レベルである。十二指腸での 発現と同様に相当量のEMP−1 mRNAが脳と肺でも検出される。心臓、腎 臓、脾臓、胸腺及び骨格筋では低レベルのEMP−1発現が検出可能である。 EMP−1 mRNAを発現する全組織は2.8kb EMP−1転写産物を 含む。他方、胃底、回腸、盲嚢及び結腸等の胃腸管の所定領域では、約1.7k bの付加的転写産物がEMP−1 cDNAとハイブリダイズする(図6a)。 ブロットを高ストリンジェンシーで長時間洗浄してもシグナルの相対的な優先的 低下は生じなかったため、本発明者らは2.8kb及び1.7kb転写産物のい ずれもEMP−1遺伝子に由来すると いう解釈を支持する。寸法の異なる転写産物を更に検討するならば、これらの転 写産物が代替ポリアデニル化部位の使用に起因するのか又は代替スプライシング に起因するのか判明しよう。 EMP−1でプローブしたノーザンブロットをストリップし、標識ラットPM P22 cDNAで再プローブした(図6c及びd)。その結果、PMP22 mRNAとEMP−1 mRNAの組織分布は類似しているが、その相対発現レ ベルには微妙な差があることがわかった。PMP22及びEMP−1転写産物は 皮膚、胃底、盲嚢、結腸、直腸及び十二指腸で高レベルまで同時に発現される。 しかし、EMP−1 mRNAレベルは直腸よりも結腸のほうが高いが、PMP 22 mRNAは低い。更に、PMP22 mRNAはEMP−1 mRNAよ りも肺で高レベルで発現されるが、脳では比較的低レベルである(図6)。肝臓 RNAのノーザン分析ではEMP−1又はPMP22転写産物のいずれも検出す ることができなかった。 B.座骨神経損傷後のEMP−1及びPMP22発現の調節 最高レベルのPMP22はPNSのミエリン形成中のシュワン細胞で検出され 、発現は圧潰又は切断損傷後にラット座骨神経の遠位部分でダウンレギュレート される(Welcherら, Proc.Natl.Acad.Sci.USA.88,7195−7199( 1991);Spreyerら,EMBO J.10,3661−3668(1 991);Snipesら,J.Cell Biol.117,225−238 (1992);De Leonら,J.Neurosci.Res.29,43 7−448(1991))。座骨神経におけるEMP−1 mRNAレベルを同 一条件下で試験した。雄SIVラット(8週齢;スイス、チューリッヒ大学)の 座骨神経を両側で露出させ、片側を切断した。損傷から4日後に、外傷神経の変 性遠位部分と対照として未損傷の反対側の神経を取り出し、全RNAを単離した 。 ノーザンブロット分析によると、EMP−1転写産物はPMP22転写産物よ りも著しく低レベルで成熟座骨神経中に存在し、図7AはPMP22の1時間暴 露とEMP−1の約36時間暴露を示す。更に、EMP−1発現は損傷後に遠位 神経で増加し、PMP22とは著しく対照的である(図7A)。以上の知見から 明らかなように、EMP−1とPMP22はPNS神経で同時に発現されるが、 発現の調節は異なると思われる。 C.シュワン細胞におけるin vitroEMP−1及びPMP22発現の調 マイトジェンで増殖誘導した一次ラットシュワン細胞(pSC)とD6P2T シュワン細胞をフォルスコリンの存在下又は不在下で増殖させ、EMP−1及び PMP22 mRNAレベルを比較した。フォルスコリンはミエリン形成中に生 じる軸索−シュワン細胞相互作用に部分的に類似すると示唆されているメカニズ ムを通して培養シュワン細胞でPMP22及び他のミエリンタンパク質の発現を 誘導することが示されている(Spreyerら,前出;Pareekら,J. Biol.Chem.268,10372−10379(1993);Lemk eら,Development.102,499−504(1988))。 ラットシュワン細胞は、Brockesらの方法(Brockesら,Bra in Res.165,105−118(1979))の従来記載されている変法 (Pareekら,前出)により新生ラットの座骨神経から単離した。マイトジ ェンで増殖誘導した一次ラットシュワン細胞は、10%ウシ胎児血清(FCS) 、20μg/ml粗グリア増殖因子、5μg/mlフォルスコリン及び50μg /mlゲンタマイシンを含有するダルベッコの 改変イーグル培地(DMEM)中でポリ−L−リジン被覆培養プレートで培養し た(Pareekら,前出)。シュワン細胞由来細胞系D6P2T(Bansa lら,J.Neurochem.49,1902−1911(1987))は、 5%FCSと50μg/mlゲンタマイシンを含有するDMEM中でプラスチッ ク培養皿で培養した。細胞を2群に分け、フォルスコリンを加えずに同一培地で 培養した。3日後に細胞は70%集密に達していたので、第1の細胞群を20μ g/mlフォルスコリンで36時間処理し、第2群はフォルスコリンの不在下に 維持した。その後、細胞を5M GT緩衝液中で回収し、全RNAを抽出した。 PMP22 mRNAはpSC及びD6P2T細胞中でフォルスコリンによりア ップレギュレートされる(図7B)。他方、EMP−1 mRNAレベルは同一 条件下で低下する。この調節はD6P2T細胞系で特に顕著であり、EMP−1 mRNAはフォルスコリンの存在下では殆ど検出不能なレベルまで低下する。 D.NIH3T3細胞中の増殖停止後のEMP−1及びPMP22の調節 NIH3T3繊維芽細胞を従来記載されているように培養し、 血清飢餓により増殖停止した(Suterら,J.Biol.Chem.269 ,1−14(1994))。指数増殖期の細胞と増殖停止した細胞を5M GT 緩衝液中に回収した。これらの条件下で、NIH3T3繊維芽細胞はPMP22 mRNA発現の増加を示した(図7C)。Manfiolettiら,Mol .Cell.Biol.10,2924−2930(1990)。PMP22の 調節とは対照的に、EMP−1 mRNAレベルは同一実験条件下で著しく低下 する(図7C)。 E.ラット腸におけるEMP−1タンパク質の発現 ラット組織を8M尿素中でホモジナイズし、10,000gで10分間4℃で 遠心分離した。上清のタンパク質濃度をブラッドフォードアッセイにより測定し 、2%β−メルカプトエタノールを含有するサンプル緩衝液中で95℃まで3分 間加熱することによりタンパク質50μgを変性させ、12%SDS−PAGE にロードした。半乾燥ブロッター(Bio−Rad)を使用してタンパク質をニ トロセルロースメンブラン(Schleicher & Schuell)に電 気転写した。メンブランをPonceau Sで染色して転写効率を試験した。 0.2%Tween20(Sigma)を含有するリン酸緩衝溶液中0.15% カゼイ ンでブロットをブロックし、ブロッキング緩衝液に1:500の希釈度で希釈し たポリクローナルウサギ血清と共にインキュベートした後、西洋ワサビペルオキ シダーゼ標識ヤギ抗ウサギイムノグロブリン(1:5000,Sigma)と共 に1時間インキュベートした。検出は化学発光(ECL,Amersham)と X線フィルム(RX,Fuji)の露光により行った。 抗ループ1及び抗ループ2抗体のいずれも種々の胃腸管組織溶解液のウェスタ ンブロッティングにより約25kDaのタンパク質を認識する(図8)が、抗ル ープ1抗体のほうが著しく有効である。ウェスタンブロット上の免疫反応性タン パク質の標識は、免疫原ペプチド250μg/mlの存在下で抗血清のプレイン キュベーションによりブロックすることができ(図8A)、シグナルの特異性を 裏付ける。ブロッキングは免疫原に特異的であり、同一濃度の別のペプチドと共 にプレインキュベートしてもブロッキングは行われない(図8A)。コアEMP −1タンパク質の計算分子量は約18kDaであり、cDNAのin vitr o転写及び翻訳により確認することができる(図5)。推定N結合炭水化物鎖の 存在は還元用SDS−PAGE上に25kDaの見かけ分子量をもつタンパク質 を生じると考 えられる。しかし、EMP−1タンパク質のその他の翻訳後修飾も排除できない 。 EMP−1タンパク質の最も顕著な発現は胃に見られ、盲嚢と大腸ではより低 レベルで検出できる。小腸の十二指腸と空腸における発現は、これらの組織に検 出される低いmRNAレベルに対応して、腸管の他の領域よりも著しく低い(図 6、8A)。肺(図8A)、脾臓及び胸腺にも、非常に低レベルの25kDaの EMP−1タンパク質が検出できる。 25kDaタンパク質以外に、両者EMP−1抗血清はより大きいタンパク質 の類似配列を腸で検出する(図8B)。これらの付加的免疫反応種の存在は実験 間及び組織間で異なる。一般に、付加的バンドはEMP−1タンパク質の含有量 が高い溶解液ほど顕著である。2種の抗血清はEMP−1タンパク質の独立領域 に特異的であるので、これらのより大きい免疫反応種は高疎水性タンパク質に多 く見られる現象である分子凝集によるものであると思われる。 組織によっては観察されるEMP−1タンパク質レベルがEMP−1 mRN A発現に厳密に相関しない場合もあるが、EMP−1タンパク質はEMP−1 mRNA発現が見られる組織に しか検出できない。EMP−1 mRNA陰性である肝臓の溶解液中の抗血清で は免疫反応性タンパク質は検出されない(図8A)。 実施例6:組換えEMP−1の発現 A.組換えラットEMP−1の一過性発現 図1に示すEMP−1 cDNAをサイトメガロウイルス(CMV)プロモー ターの下流のpcDNA1(InVitrogen)発現ベクターのEcoRV 部位にサブクローニングした。cDNAインサートを挿入していない親ベクター を陰性対照トランスフェクションで使用した。組換えDNAをQIAGENカラ ム単離により精製し、OD260により定量した。10%FCSを含有するDM EM中で指数的に増殖するCOS細胞をトリプシン処理し、リン酸緩衝溶液で洗 浄し、800gでペレット化した。ベクターDNA5μgを含むリン酸緩衝溶液 200μlに細胞1.5×106個を再懸濁した。細胞を氷上で5分間冷却し、 4mmギャップエレクトロポレーションキュベット(Bio−Rad)に移し、 300ボルト、125μファラドでエレクトロポレーションによりDNAを導入 した。トランスフェクトした細胞を氷上で5分間冷却し、10%FCS を含有するDMEM2mlを収容する7個の35mm培養皿に分配し、48時間 培養した。次に細胞をトリス緩衝溶液で洗浄し、2%パラホルムアルデヒドを含 有するDMEMで30分間固定し、トリス緩衝溶液で洗浄し、0.1%サポニン を含有するトリス緩衝溶液で30分間透過性にした。2%ウシ血清アルブミン、 0.1%ブタ皮膚ゼラチン(タイプA,Sigma)、2%ヤギ血清及び0.1 %サポニンを含有するトリス緩衝溶液で非特異的結合部位を室温で30分間ブロ ックした。0.02%サポニンを含有するブロッキング緩衝液で1:500に希 釈した抗EMP−1抗体と共に細胞を4℃で一晩インキュベートした後、0.0 2%サポニンを含有するブロッキング緩衝液で1:200に希釈したFITC標 識ヤギ抗ウサギイムノグロブリン(Cappel)と共にインキュベートした。 トリス緩衝溶液で洗浄後、AF1(Citifluor)を使用してカバースリ ップを載せ、Bio−Rad,MRC−600スキャナーとZeiss Axi ophot蛍光顕微鏡を組み合わせ、Imaris画像処理ソフトウェア(Bi tplane AG,Technopark Zurich,スイス)を使用し て共焦点顕微鏡試験により免疫反応性を可視化した。一次抗血清としての前免疫 血清(1:500)を陰性対照として使用した。 COS細胞トランスフェクション後に、抗ループ1及び抗ループ2抗血清の両 者は細胞の約25%が強い免疫反応性をもつことが確認された(図9)。EMP −1インサートを挿入していない親発現ベクターをトランスフェクトした対照C OS細胞は、抗血清も前免疫血清も認識しなかった。抗ループ2抗血清による検 出は抗ループ1抗血清による検出よりも有効であったので、その後の試験では主 に抗ループ2抗血清を使用した。 B.組換えヒトEMP−1の発現 図3に示すEMP−1 cDNA配列をpCDNA−1にクローニングし、C OS細胞にトランスフェクトした。COS細胞を実施例6Aに記載したように培 養し、細胞溶解液を調製し、ウェスタン分析によりEMP−1タンパク質発現を 分析した。このタンパク質はヒトEMP−1に対する抗血清により検出される。 実施例7:ラット腸におけるEMP−1タンパク質発現の局在 図10aはラット胃粘膜のトポロジーの概略図である。胃小窩の上皮細胞は胃 腺の峡部/頚領域で幹細胞により産生される。これらの細胞は胃小窩への移動中 に分化し、胃小窩で絨毛の先端から 押し出される(剥離される)(GordonとHermiston Curr. Opin.Cell.Biol.,795−803(1994))。胃小窩の 横断面は腸内腔の周囲に円形に組織化された上皮細胞を示す(図10a)。 組織調製と免疫蛍光を次のように行った。成熟SIVラットから胃を取り出し 、10mm×5mmのブロックに切断し、液体窒素上でイソペンタン中のOCT 載物用媒質(Tissue Tech)にスナップフリーズした。10μmの凍 結切片を切り取り、0.5%ゼラチンと0.05%クロム酸塩カリウムを下塗り したスライドに融解載物した。切片を1%パラホルムアルデヒドで5分間固定し 、リン酸緩衝溶液で洗浄した。リン酸緩衝溶液で1:50に希釈したヤギ血清で 非特異的結合部位を1時間ブロックした。0.2% Tween20を含有する リン酸緩衝溶液で1:500に希釈した一次抗血清と共に4℃で一晩又は室温で 4時間、次いでテキサスレッド標識ロバ抗ウサギイムノグロブリン(Jacks on Immunoresearch Laboratories)の1:20 0希釈液と共に切片を2時間インキュベートした。0.2% Tween20を 含有するリン酸緩衝溶液で十分に洗浄後、切片をAF1(Citifluor) で被覆し、カバースリップを載せた。高解像度共焦点顕微鏡試験により免疫反応 性を可視化した。一次抗血清としての前免疫血清(1:500)を陰性対照とし て使用した。 胃体の10μm凍結切片を抗ループ2抗血清で染色した。繊毛の先端から胃腺 の峡部及び頚に向かう胃粘膜の外側上皮細胞に強い免疫反応性が検出された(図 10b、c)。横断面において、EMP−1免疫反応性は胃小窩の上皮細胞の血 漿膜に関連すると思われる(図10e)。胃腺の深部の上皮細胞は免疫反応性を 殆ど又は全く示さす、胃腺の基底部又は粘膜下筋肉層に特異的標識を検出するこ とはできなかった(図10b)。 以上、好適態様に関して本発明を説明したが、本発明は開示した態様に制限さ れず、請求の範囲の精神及び範囲に含まれる種々の変形及び均等態様に及び、そ の範囲はこのような全変形及び均等態様を網羅するように最も広義に解釈される べきである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C12N 1/21 C12N 1/21 5/10 C12P 21/08 15/02 C12Q 1/68 A C12P 21/08 G01N 33/15 Z C12Q 1/68 33/53 D G01N 33/15 33/566 33/53 A61K 45/00 33/566 C12N 15/00 C // A61K 45/00 5/00 B A (81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE, DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,IT,L U,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ,CF ,CG,CI,CM,GA,GN,ML,MR,NE, SN,TD,TG),AP(KE,LS,MW,SD,S Z,UG),UA(AM,AZ,BY,KG,KZ,MD ,RU,TJ,TM),AL,AM,AT,AU,AZ ,BA,BB,BG,BR,BY,CA,CH,CN, CU,CZ,DE,DK,EE,ES,FI,GB,G E,HU,IL,IS,JP,KE,KG,KP,KR ,KZ,LC,LK,LR,LS,LT,LU,LV, MD,MG,MK,MN,MW,MX,NO,NZ,P L,PT,RO,RU,SD,SE,SG,SI,SK ,TJ,TM,TR,TT,UA,UG,UZ,VN (72)発明者 ウエルシヤー,アンドリユー・エイ アメリカ合衆国、カリフオルニア・91320、 サウザンド・オークス、キヤピタン・スト リート・786 (72)発明者 ズーター,ウエリ スイス国、ツエー・ハー―5436・ブエレン ロス、ラントシユトラーセ・104

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.EMP−1をコードする単離核酸分子。 2.哺乳動物EMP−1をコードする請求項1に記載の分子。 3.図1に示す配列をもつラットEMP−1をコードする請求項1に記載の分子 。 4.図2に示す配列をもつマウスEMP−1をコードする請求項1に記載の分子 。 5.図3に示す配列をもつヒトEMP−1をコードする請求項1に記載の分子。 6.宿主細胞にトランスフェクトされるとEMP−1を発現することが可能な発 現系を含むDNA分子。 7.発現系がEMP−1をコードするヌクレオチド配列を含む請求項6に記載の DNA分子。 8.請求項6に記載のDNA分子で修飾された宿主細胞。 9.哺乳動物細胞である請求項8に記載の宿主細胞。 10.EMP−1が細胞表面に発現される請求項8に記載の宿主細胞。 11.EMP−1に特異的に結合する抗体又はそのフラグメン ト。 12.EMP−1活性のアゴニストである請求項11に記載の抗体。 13.EMP−1活性のアンタゴニストである請求項11に記載の抗体。 14.宿主細胞でEMP−1を発現させる方法であって、請求項6に記載のDN A分子で細胞を修飾する段階と、EMP−1の発現を可能にする条件下で細胞を 培養する段階を含む前記方法。 15.EMP−1が宿主細胞の表面で発現される請求項14に記載の方法。 16.選択された組織における内因性EMP−1遺伝子の発現を改変する方法で あって、EMP−1の組織レベルを増加又は減少させる外因性EMP−1核酸配 列で組織を修飾することを特徴とする前記方法。 17.外因性EMP−1核酸配列が組織特異的発現系に作動可能に連結されたE MP−1コーディング領域を含む請求項16に記載の方法。 18.外因性EMP−1核酸配列が内因性EMP−1遺伝子の 一部に相補的である請求項16に記載の方法。 19.候補物質がEMP−1アゴニストとして作用する能力を評価する方法であ って、EMP−1の活性化を可能にする条件下で候補物質と共に請求項10に記 載の細胞をインキュベートする段階と、その結果として生じるEMP−1の活性 化を測定する段階を含む前記方法。 20.候補物質がEMP−1アンタゴニストとして作用する能力を評価する方法 であって、候補物質と共にEMP−1が活性化されている請求項10に記載の細 胞をインキュベートする段階と、その後のEMP−1の活性化の低下を測定する 段階を含む前記方法。 21.生物サンプル中のEMP−1の存在を検出する方法であって、抗体とEM P−1の結合を可能にする条件下でサンプルを請求項11に記載の抗体と共にイ ンキュベートする段階と、結合した抗体を検出する段階を含む前記方法。 22.EMP−1核酸配列の突然変異又は改変を生物サンプル中で同定する方法 であって、ハイブリダイゼーションを可能にする条件下で請求項1に記載の核酸 又はその一部と共にサンプルをインキュベートする段階と、サンプル中のEMP −1核酸 を単離する段階と、EMP−1核酸の突然変異又は改変を同定する段階を含む前 記方法。
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