JP2000507489A - 異なる長さの剛毛を有するブラシ部材を具える歯ブラシ及び歯ブラシのための異なる長さの剛毛を有するブラシ部材 - Google Patents
異なる長さの剛毛を有するブラシ部材を具える歯ブラシ及び歯ブラシのための異なる長さの剛毛を有するブラシ部材Info
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Abstract
(57)【要約】
グリップ部材(2)と、このグリップ部材(2)に連結されたブラシ部材(36)とを具える歯ブラシ(1)において、このブラシ部材は縦軸線(39)を有し、剛毛ホルダ(40)を支持している。この剛毛ホルダ(40)はホルダ軸線(41)に対し移動し得るようブラシ部材(36)に取り付けられている。また、この剛毛ホルダはホルダ軸線(41)のほぼ横方向に延びるホルダ面(69)を有する。剛毛(70)はこのホルダ面(69)の区域で、このホルダ面(69)の横方向にこのホルダ面から突出しており、互いに剛毛域(71)を形成している。ホルダ軸線(41)の周りに配置されている剛毛域(71)の剛毛(70)の少なくとも一部の自由端は剛毛ホルダ(40)に対して連続的に傾斜して段が無い2個の包絡面(72、73)によって区切られている。これ等包絡面は剛毛ホルダ(40)のホルダ面(69)に対してほぼV字状に配置され、ホルダ軸線(41)の位置で交線(74)に沿って互いに交差している。これ等2個の包絡面(72、73)の交線(74)はブラシ部材(36)の縦軸線(39)に対し横方向に延在している。
Description
【発明の詳細な説明】
異なる長さの剛毛を有するブラシ部材を具える歯ブラシ及び歯ブラシのための異
なる長さの剛毛を有するブラシ部材
本発明はグリップ部材と、このグリップ部材に連結されたブラシ部材とを具え
、このブラシ部材は縦軸線を有し、グリップ部材から遠方のブラシ部材の端部に
は中心位置を越えて移動し得る剛毛ホルダを支持し、この剛毛ホルダは縦軸線の
横方向に延びるホルダ軸線に対して移動し得るようブラシ部材に取り付けられて
おり、剛毛ホルダはホルダ軸線に対しほぼ横方向に延びるホルダ面を有し、この
ホルダ面からこのホルダ面の区域内でこのホルダ面に垂直に剛毛を突出しており
、これ等剛毛は共に剛毛域を形成しており、またこれ等剛毛はホルダ軸線の周り
に配置されており、剛毛域の周縁に位置している周縁の剛毛は剛毛域の内部に位
置している剛毛より一層長くなっている歯ブラシに関するものである。
更に、本発明は歯ブラシのグリップ部材に着脱可能に結合し得る歯ブラシ用の
ブラシ部材であって、このブラシ部材は縦軸線を有し、このブラシ部材の一端に
は中心を越えて移動できる剛毛ホルダを支持し、この剛毛ホルダは縦軸線の横方
向に延びるホルダ軸線に対して移動し得るようブラシ部材に取り付けられており
、剛毛ホルダはホルダ軸線に対しほぼ横方向に延びるホルダ面を有し、このホル
ダ面からこのホルダ面の区域内でこのホルダ面を横切って垂直に剛毛が突出して
おり、これ等剛毛は共に剛毛域を形成しており、またこれ等剛毛はホルダ軸線の
周りに配置されており、剛毛域の周縁に位置している周縁の剛毛は剛毛域の内部
に位置している剛毛より一層長くなっている歯ブラシ用のブラシ部材に関するも
のである。
上記の第1パラグラフに記載された歯ブラシ、及び第2パラグラフに記載され
たブラシ部材は例えばドイツ特許公開第4309035号から既知である。この既知の
歯ブラシ、及びこの既知のブラシ部材は円筒表面によって形成された接線表面に
よって包絡される剛毛域を支持するほぼ円形のディスク状剛毛ホルダを具えてい
る。この剛毛域は外側リングに配置された剛毛群を具え、この外側リングに配置
された全ての剛毛群の剛毛が同一の長さを有する。この剛毛群の外側リングの内
側には別個の剛毛群が配置されており、その全ての剛毛が同一長さであるが、内
側の剛毛群の剛毛の長さは外側リングに配置された剛毛群の剛毛の長さより短い
。外側リングの剛毛群と、この剛毛域の内側の剛毛群との間に段があって遷移し
ている剛毛域の形態に起因し、この既知の歯ブラシ、及び既知のブラシ部材は比
較的良好な清掃結果を得ているが、試験の結果、多くの場合に、清掃結果はあま
り満足なものでないことがわかった。
本発明の目的は、第1パラグラフに記載された形式の歯ブラシ、及び第2パラ
グラフに記載された形式のブラシ部材を一層改良し、一層高い清掃能力、及び向
上した清掃結果を得るにある。
本発明によれば、この目的を達成するため、第1パラグラフに記載された形式
の歯ブラシにおいて、ホルダ軸線の周りに配置された剛毛域の剛毛の少なくとも
一部の自由端は剛毛ホルダのホルダ面に対し連続して傾斜して段が無い2個の包
絡面によって区切られており、包絡面はほぼV字状に配置されており、この包絡
面はホルダ軸線の位置における交線に沿って互いに交差しており、2個の包絡面
の交線はブラシ部材の縦軸線の横方向に延在していることを特徴とする。従って
、本発明歯ブラシの剛毛域の剛毛の自由端の高さの変化に段を生じないようにす
ることができ、連続的に高さが変化するように剛毛の自由端を形成することがで
き、ホルダの軸線と2個の包絡面の交線とに関し、剛毛域の剛毛の自由端の連続
する高さの変化を実質的に鏡面対称にすることができる。この交線はブラシ部材
の縦軸線に対し横方向に延在する。このような剛毛の自由端の形態は湾曲した歯
の表面に対し剛毛域を正しく位置決めするのに良好であることが立証されている
。歯の表面はブラシ部材の縦軸線に対し横方向に指向している接線表面に対し実
質的に鏡面対称であり、従って剛毛域の剛毛は満足な清掃作用を行うことができ
る。更に、本発明の構造は剛毛の端部の高さの変化、即ち剛毛域の形態が簡単化
されており、有利であることが立証されている。
米国特許第4399582号から歯ブラシの種々の変形が既知であり、一つの変形は
剛毛ホルダと、この剛毛ホルダに配置された剛毛域とを具え、両者は「8」の字
の形状を有し、その縦方向はブラシ部材の縦軸線の横方向に延在している。この
剛毛域においては、剛毛の自由端は2個の包絡面によって区切られており、これ
等包絡面は剛毛ホルダのホルダ面に対し連続して傾斜しているが、ホルダ軸線の
位置で互いに交差していない。その交差する線はブラシ部材の縦軸線に対して横
方向に延びておらず、ブラシ部材の縦軸線に正確に平行に延びている線である。
特に、この既知の歯ブラシの変形の剛毛域の形状は米国特許第4399582号に記載
されている利点を有する。即ち、使用者の上の歯の列と、下の歯の列とを同時に
清掃することができること、及び歯ブラシが届くのが困難な区域でも、比較的良
好に接近し得ることである。しかし、特に、ブラシ部材の縦軸線に平行な2個の
包絡面の交線の方向に起因し、この米国特許第4399582号から既知の歯ブラシの
変形は清掃すべき歯に対する剛毛域の正しい位置決めのために決して適していな
い。この点で、この既知の歯ブラシは、本発明の特徴のある要旨に起因してこの
目的に非常に適する本発明歯ブラシとは相違している。
更に、数個の変更点を有する歯ブラシがドイツ特許公開第4438731号から既知
である。この既知の歯ブラシにおいては、グリップ部材から遠方のブラシ部材の
端部は1個の剛毛ホルダを支持しておらず、ブラシ部材の縦軸線に対し横方向に
延在するホルダ軸線に対しそれぞれ調整可能である2個の剛毛ホルダを支持して
いる。ドイツ特許公開第4438731号の図9bに示すこの既知の歯ブラシの変形で
は、ホルダ軸線の周りに配置された2個の剛毛域のそれぞれの剛毛の一部は段が
無い2個の包絡面によって区切られた自由端を有しており、この包絡面は各剛毛
ホルダのホルダ面に対し徐々に傾斜しているが、ホルダ軸線の位置で相互に交差
しておらず、ホルダ軸線から側方にずれた区域で交線に沿って交差している。更
に、この既知の歯ブラシの変形では、2個の包絡面の交線はブラシ部材の縦軸線
の横方向に延在しておらず、ブラシ部材の縦方向に平行に延在している。本発明
歯ブラシと異なり、ブラシ部材が2個の剛毛ホルダを有する全体として相違する
構造のため、この既知の歯ブラシの変形では、両方の剛毛域の剛毛の自由端は互
いに相対的に傾斜する2個の包絡面によって区切られているが、この剛毛の自由
端は湾曲した歯の表面に対するブラシヘッドの正確な位置決めの確実な作用を有
しない。このような確実な作用は本発明の特徴がある要旨に起因し、本発明歯ブ
ラシの場合、明確に達成される。
本発明歯ブラシにおいて、剛毛ホルダのホルダ面に対し連続して傾斜して段が
無い2個の包絡面によって剛毛域の全部の剛毛の自由端が区切られていれば非常
に有利であることが立証されている。このようにして、ほぼ全体の剛毛域が歯の
湾曲した表面に対してその位置決めを達成することができ、これは剛毛域の剛毛
の適正な清掃性能にとって非常に有利である。
本発明歯ブラシにおいて、2個の包絡面が2個の包絡平面によって形成されて
いれば特に有利であることが立証されている。これは、剛毛の端部の高さの変化
、即ち剛毛域の形態の変化を特に簡単に実現している点で有利である。
剛毛ホルダが本発明歯ブラシの中心位置にある時、2個の包絡面の交線はブラ
シ部材の縦軸線に対して60°と120°との間の範囲内にαの角度に延びる。
剛毛ホルダがその中心位置にある時、2個の包絡面の交線とブラシ部材の縦軸線
とが80°と100°との間の範囲にある角度αを形成していれば非常に有利で
あることが立証されている。このような実施例は最良の位置決め作用を達成する
ため、非常に有利であることが立証されている。
満足な位置決めを達成するため、角度αが90°の値を有すれば非常に有利で
あることが立証されている。これにより特に良好な位置決め作用を行うことがで
き、その結果、特に良好な清掃結果が得られる。
本発明歯ブラシにおいて、2個の包絡面のそれぞれに対する接線平面がこれ等
包絡面の交線の位置に構成されており、これ等2個の接線平面が互いに角度βを
なし、この角度βが110°と175°との間の範囲にあれば有利である。しか
し、2個の包絡面のそれぞれに対する接線平面がこれ等包絡面の交線の位置に構
成されており、これ等2個の接線平面が互いに角度βをなし、この角度βが15
0°と170°との間の範囲にあれば非常に有利であることが立証されている。
この構造は位置決め作用を最適にし、同時に清掃結果を最適にするためにも有利
である。
上述の背景において、角度βが160°の値を有すれば特に有利であることが
立証されている。このような実施例は実際の試験において、特に好適な解決策で
あることが立証されている。
上に援用されたドイツ特許公開第4309035号から既知のように、ブラシ部材の
ほぼ縦方向に剛毛ホルダに隣接して配置され、中心位置を越えて移動可能である
歯間剛毛ホルダをブラシ部材が更に具え、この歯間剛毛ホルダは移動できるよう
にブラシ部材に取り付けられ、別個の保持面を有し、この保持面の位置でこの保
持面の横方向にこの保持面から歯間剛毛を突出しており、これ等歯間剛毛は互い
に歯間剛毛域を形成しており、ブラシ部材の縦軸線の横方向に延在する中心平面
の両側に歯間剛毛が配置されている歯ブラシにおいて、本発明歯ブラシは歯間剛
毛ホルダの別個の保持面に対して連続して傾斜して段が無い2個の包絡面によっ
て歯間剛毛の自由端が区切られており、包絡面は歯間剛毛ホルダの別個の保持面
に対して屋根状に延在しており、中心平面の位置における別個の交線に沿って互
いに交差しており、2個の包絡面の別個の交線がブラシ部材の縦軸線に対し横方
向に延在していれば非常に有利であることが立証されている。本発明歯ブラシの
このような実施例では、歯間剛毛は清掃すべき歯に対する位置決めを少なくとも
一部助け、本発明による特殊な形状の歯間剛毛は歯間間隙の清掃作用に付加的な
確実な効果を有する。
前のパラグラフに記載した歯ブラシにおいて、2個の包絡面が2個の別個の包
絡平面によって形成されていれば非常に有利であることが立証されている。これ
は、剛毛の端部の高さの変化、即ち剛毛域の形態の変化を特に簡単に実現してい
る点で有利である。
歯間剛毛域を有する歯ブラシにおいて、歯間剛毛ホルダがその中心位置にある
時、2個の別個の包絡面の別個の交線とブラシ部材の縦軸線とが60°と120
°との間の範囲にある角度γを形成する。しかし、歯間剛毛ホルダがその中心位
置にある時、2個の包絡面の交線とブラシ部材の縦軸線とが80°と100°と
の間の範囲の角度γを形成している場合には非常に有利であることが立証されて
いる。このような実施例は位置決め作用への歯間剛毛の最適な貢献に関して非常
に有利であることが立証されている。
位置決め作用への歯間剛毛の最適な貢献に関して、角度γが90°の値を有す
れば特に有利であることが実証されている。このようにして、位置決め作用が特
に適切に助けられる。
歯間剛毛域を有する歯ブラシにおいて、別個の2個の包絡面のそれぞれに対す
る別個の接線平面を別個の交線の位置に構成することができ、この別個の2個の
接線平面は60°と175°との間の範囲にある角度δを形成していれば有利で
ある。しかし、2個の包絡面のそれぞれに対する接線平面は交線の位置に構成さ
れており、これ等2個の接線平面が互いに角度δをなし、この角度δが110°
と130°との間の範囲にあれば非常に有利であることが立証されている。この
構成は歯間間隙の満足な清掃のため非常に有利である。
上述の状態において、角度δが120°の値を有するのが特に有利であること
が立証されている。このような実施例は実際の試験において特に好適であること
が立証されている。
第2パラグラフに記載した形式のブラシ部材において、上述の目的を達成する
ため、本発明歯ブラシ用のブラシ部材はホルダ軸線の周りに配置された剛毛域の
剛毛の少なくとも一部の自由端は剛毛ホルダのホルダ面に対し連続して傾斜して
段が無い2個の包絡面によって区切られており、包絡面はほぼV字状に配置され
ており、この包絡面はホルダ軸線の位置における交線に沿って互いに交差してお
り、2個の包絡面の交線はブラシ部材の縦軸線の横方向に延在していることを特
徴とする。このようにして、本発明歯ブラシの剛毛域の剛毛の自由端の高さの変
化に段が無いようにすることができ、連続して高さが変化するように剛毛の自由
端を形成することができ、更にこの剛毛域の剛毛の自由端の高さの連続する変化
はホルダ軸線、及び2個の包絡面の交線に対して実質的に鏡面対称である。この
包絡面の交線はブラシ部材の縦軸線の横方向に延在している。この剛毛の自由端
の形態は湾曲した歯の表面に対する剛毛域の適正な位置決めのために好適である
ことが実証されている。湾曲した歯の表面はブラシ部材の縦軸線の横方向に指向
している表面接線に対し実質的に鏡面対称であり、従って、この剛毛の自由端の
形態は剛毛域の剛毛の満足な清掃作用にとって好適である。更に、本発明による
構造は、剛毛の端部の高さの変化、即ち剛毛域の形態の変化を特に簡単に実現し
ている点で有利である。
本発明ブラシ部材に関して、上述の米国特許第4399582号、及びドイツ特許公
開第4438731号を援用する。これは本発明歯ブラシに関して上に述べた意見が本
発明ブラシ部材にも同様に適用できるからである。
本発明ブラシ部材において、剛毛ホルダのホルダ面に対し連続して傾斜して段
が無い2個の包絡面によって剛毛域の全部の剛毛の自由端が区切られていれば非
常に有利であることが立証されている。このようにして、ほぼ全体の剛毛域が歯
の湾曲した表面に対してその位置決めを達成することができ、これは剛毛域の剛
毛の適正な清掃性能にとって非常に有利である。
本発明ブラシ部材において、2個の包絡面が2個の包絡平面によって形成され
ていれば特に有利であることが立証されている。これは、剛毛の端部の高さの変
化、即ち剛毛域の形態の変化を特に簡単に実現している点で有利である。
剛毛ホルダが本発明ブラシ部材の中心位置にある時、2個の包絡面の交線はブ
ラシ部材の縦軸線に対して60°と120°との間の範囲内にαの角度に延びる
。剛毛ホルダがその中心位置にある時、2個の包絡面の交線とブラシ部材の縦軸
線とが80°と100°との間の範囲にある角度αを形成していれば非常に有利
であることが立証されている。このような実施例は最良の位置決め作用を達成す
るため非常に有利であることが立証されている。
満足な位置決めを達成するため、角度αが90°の値を有すれば非常に有利で
あることが立証されている。これにより特に良好な位置決め作用を行うことがで
き、その結果、特に良好な清掃結果が得られる。
本発明ブラシ部材において、2個の包絡面のそれぞれに対する接線平面がこれ
等包絡面の交線の位置に構成されており、これ等2個の接線平面が互いに角度β
をなし、この角度βが110°と175°との間の範囲にあれば有利である。し
かし、2個の包絡面のそれぞれに対する接線平面がこれ等包絡面の交線の位置に
構成されており、これ等2個の接線平面が互いに角度βをなし、この角度βが1
50°と170°との間の範囲にあれば非常に有利であることが立証されている
。この構造は位置決め作用を最適にし、同時に清掃結果を最適にするためにも有
利である。
上述の背景において、角度βが160°の値を有すれば特に有利であることが
立証されている。このような実施例は実際の試験において、特に好適な解決策で
あることが立証されている。
上に援用されたドイツ特許公開第4309035号から既知のように、ブラシ部材の
ほぼ縦方向に剛毛ホルダに隣接して配置され、中心位置を越えて移動可能である
歯間剛毛ホルダをブラシ部材が更に具え、この歯間剛毛ホルダは移動できるよう
にブラシ部材に取り付けられ、別個の保持面を有し、この保持面の位置でこの保
持面の横方向にこの保持面から歯間剛毛を突出しており、これ等歯間剛毛は互い
に歯間剛毛域を形成しており、ブラシ部材の縦軸線の横方向に延在する中心平面
の両側に歯間剛毛が配置されている歯ブラシにおいて、本発明ブラシ部材は歯間
剛毛ホルダの別個の保持面に対して連続して傾斜する段が無い2個の包絡面によ
って歯間剛毛の自由端が区切られており、包絡面は歯間剛毛ホルダの別個の保持
面に対して屋根状に延在しており、中心平面の位置における別個の交線に沿って
互いに交差しており、2個の包絡面の別個の交線がブラシ部材の縦軸線に対し横
方向に延在していれば非常に有利であることが立証されている。本発明歯ブラシ
のこのような実施例では、歯間剛毛は清掃すべき歯に対する位置決めを少なくと
も一部助け、本発明による特殊な形状の歯間剛毛は歯間間隙の清掃作用に付加的
な確実な効果を有する。
前のパラグラフに記載したブラシ部材において、2個の包絡面が2個の別個の
包絡平面によって形成されていれば非常に有利であることが立証されている。こ
れは、剛毛の端部の高さの変化、即ち剛毛域の形態の変化を特に簡単に実現して
いる点で有利である。
歯間剛毛域を有するブラシ部材において、歯間剛毛ホルダがその中心位置にあ
る時、2個の別個の包絡面の別個の交線とブラシ部材の縦軸線とが60°と12
0°との間の範囲にある角度γを形成する。しかし、歯間剛毛ホルダがその中心
位置にある時、2個の包絡面の交線とブラシ部材の縦軸線とが80°と100°
との間の範囲の角度γを形成している場合には非常に有利であることが立証され
ている。このような実施例は位置決め作用への歯間剛毛の最適な貢献に関して非
常に有利であることが立証されている。
位置決め作用への歯間剛毛の最適な貢献に関して、角度γが90°の値を有す
れば特に有利であることが実証されている。このようにして、位置決め作用が特
に適切に助けられる。
歯間剛毛域を有するブラシ部材において、別個の2個の包絡面のそれぞれに対
する別個の接線平面を別個の交線の位置に構成することができ、この別個の2個
の接線平面は60°と175°との間の範囲にある角度δを形成していれば有利
である。しかし、2個の包絡面のそれぞれに対する接線平面は交線の位置に構成
されており、これ等2個の接線平面が互いに角度δをなし、この角度δが110
°と130°との間の範囲にあれば非常に有利であることが立証されている。こ
の構成は歯間間隙の満足な清掃のため非常に有利である。
上述の状態において、角度δが120°の値を有するのが特に有利であること
が立証されている。このような実施例は実際の試験において特に好適であること
が立証されている。
上述の本発明の要旨及びその他の要旨は例として次に記載する実施例から明ら
かなになるであろう。
例として若干の実施例を参照して本発明を一層詳細に説明するが、本発明はこ
れ等の実施例に限定されない。
図1は本発明の第1実施例のブラシ部材を具える本発明の第1実施例の歯ブラ
シの関連する部分の分解図である。
図2は図1に示す歯ブラシの本発明の第1実施例のブラシ部材を実寸の2倍に
示す平面図である。
図3は図2の矢印IIIの方向に見た本発明の第1実施例のブラシ部材を図2と
同一の寸法で示す。
図4は本発明の第2実施例のブラシ部材を図3と同様に示す。
図5は本発明の第3実施例のブラシ部材を図3、及び図4と同様に示す。
図6は本発明の第4実施例のブラシ部材を図3、図4、及び図5と同様に示す
。
図7は本発明の第5実施例のブラシ部材を図3、図4、図5、及び図6と同様
に示す。
図1は本発明歯ブラシ1の関連部分を示す。この歯ブラシ1は比較的剛強なプ
ラスチックハウジング2を有し、このハウジング2はこの歯ブラシ1のグリップ
部材を形成する。図1に1個のみを示した2個のストリップ状側部グリップ3を
ハウジング2に連結する。ハウジング2に一体の弾性プラスチックスイッチカバ
ーと、その下にハウジング2内に収容されたプリント配線板5上の2個のスイッ
チ6、7とを配置し、ハウジング2に一体の弾性プラスチックドーム状カバー8
の自由端に開口9を設ける。この目的については後に説明する。
ハウジング2は共に剛強プラスチックから成る第1固定支持体10と、第2固
定支持体11とを収容する。これ等2個の支持体10、11は図示していない方
法で連結する。これ等2個の支持体10、11はそれぞれ側面12、13を有す
る。プリント配線板5をこれ等2個の側面12、13に取り付ける。これ等2個
の支持体にそれぞれ2個のホルダ室を設けるが、図1には第2支持体11の第1
ホルダ室14、及び第2ホルダ室15のみを示す。第1支持体10の対応する第
1ホルダ室と組み合わせて、第2支持体11の第1ホルダ室14は再充電可能な
電池16のホルダ空間を形成する。この電池16はプリント配線板5に設けた充
電回路を通じて充電することができる。第1支持体10の対応する第2ホルダ室
と組み合わせて、第2支持体11の第2ホルダ室14は駆動電動機17を収容す
るホルダ空間を形成する。図示しないが、駆動電動機17をプリント配線板5に
電気的に接続し、電池16によって電力を供給されるプリント配線板5上の電力
供給回路によって、この駆動電動機17を付勢する。
駆動電動機17は駆動軸18を有し、この実施例では、この軸に回転しないよ
うロックされるピニオン19をこの駆動軸18によって支持する。図1に線図的
にのみ示した歯車20をピニオン19によって駆動することができる。2個の固
定支持体10、11に取り付けられたスピンドル21によって、軸線22の周り
に回転し得るよう歯車20を取り付ける。軸線22に対し偏心して配置された中
空円筒偏心部23を歯車20に対し一体にする。
歯ブラシ1は第1固定支持体10、及び第2固定支持体11に対し移動できる
ブラシホルダ24を具える。ブラシホルダ24はほぼ球状の球状部25を具え、
その駆動電動機17に向く側部をほぼ円筒状の円筒部26に一体に連結し、球状
部25の駆動電動機17から遠方の側部をほぼ円筒状の継手部27に一体に連結
する。ブラシホルダ24は更に球状部25、及び円筒部26に連結されたアーム
28を具える。アーム28にスロット29を設け、スピンドル21を通し得るよ
うにする。アーム28の自由端30にはアーム28に一体のトラニオン31を支
持し、このトラニオン31をアーム28から側方に突出する。このトラニオンの
目的は後に説明する。
図1に示すような歯ブラシ1においては、2個の固定支持体10、11に対し
て回動し得るように移動可能なブラシホルダ24を取り付ける。この目的のため
、このブラシホルダ24には図1に1個のみ示す2個のトラニオン32を設ける
。図面に示されている第1トラニオン32は第1支持体10の第1孔33に掛合
する。図面に示されていないトラニオンは第2支持体11の第2孔34に掛合す
る。このようにして、2個の固定支持体10、11に対し軸線35の周りに回動
し得るようブラシホルダ24が取り付けられている。このようにして、ブラシホ
ルダ24は正常位置と偏向位置との間に回動することができる。
ブラシ部材36をブラシホルダ24によって保持し得るようにする。歯ブラシ
1のハウジング2にブラシ部材36を連結し、又は連結し得るようにする。この
ハウジング2はブラシホルダ24の助けを借りてグリップ部材を形成する。ブラ
シ部材36は管状部37とディスク部38とを具える。ハウジング2から遠方の
管状部37の端部にディスク部38を一体に連結する。管状部37、従ってブラ
シ部材36は縦軸線39を有する。ホルダ軸線41に対し移動し得るようディス
ク部37に剛毛ホルダを取り付ける。このホルダ軸線41は縦軸線39に対し横
方向に延びており、この場合には縦軸線39に正確に垂直に延びており、従って
、ブラシ部材36の縦軸線39に対し垂直に延びるホルダ軸線41の周りに、剛
毛ホルダ40は中心位置を経て2個の偏向位置間に回動することができる。
更に、ブラシ部材36の縦軸線39に対し移動し得るよう、即ち横方向に往復
動し得るよう歯間剛毛ホルダ42をディスク部38上に取り付けると共に、剛毛
ホルダ40に駆動可能に掛合するようにこの剛毛ホルダ40に歯間剛毛ホルダ4
2を結合する。この剛毛ホルダ40は円形弓形通路に沿って往復動するように駆
動可能であり、このような構成の結果、剛毛ホルダ40が円形弓形通路に沿って
往復動する時、ブラシ部材36の縦軸線39に対し横方向に歯間剛毛ホルダ41
は往復動するように駆動される。
上述のピニオン19、歯車20、及び偏心部23を介して剛毛ホルダ40は駆
動電動機17によって駆動される。連結ロッド44のブロック状突起43に形成
され、ブラシ部材36の縦軸線39の横方向に延びる溝孔内に偏心部23が掛合
する。この連結ロッド44は突起43と一体である。連結ロッド44はブラシホ
ルダ24の孔に貫通しており、この孔は円筒部26、球状部25、及び円筒継手
部27に貫通している。
ブラシ部材36をブラシホルダ24に取り付けた時、管状部37はバヨネット
継手(図示せず)を介して、円筒継手部27に適切に機械的に結合される。更に
、ほぼ縦軸線39に沿って移動し得るよう管状部37に取り付けられた駆動ロッ
ド(図示せず)の継手凹所に、連結ロッド44の断面三角形の自由端45が掛合
する。連結ロッド44から遠方の駆動ロッド(図示せず)の端部はホルダ軸線4
1に対し偏心して配置された回動継手を介して、剛毛ホルダ40に駆動可能に掛
合する。
ブラシ部材36の構造に関しては、ここに援用する本願人のオーストリア特許
出願第A2112/95号の優先権を主張して出願した未公開のヨーロッパ特許出願を参
照する。
この歯ブラシ1を組み立てた状態では、弾性プラスチック製のカバー8の開口
9からブラシホルダ24の円筒継手部27は突出しており、カバー8の中空円筒
部46はブラシホルダ24の継手部27の円筒溝47にシール掛合し、湿気、又
は水分がハウジングの内部に進入するのを防止する。
既に述べたように、歯ブラシ1のブラシホルダ24はそれが保持するブラシ部
材36と共に、正常位置と偏心位置との間に回動することができる。歯ブラシ1
内にばね48が設けられており、このばね48は螺旋引張りばねから成り、第1
固定支持体10とブラシホルダ24との間に作用している。このばね48のばね
力によって、ブラシホルダ24はその正常位置に保持されている。作動中、ブラ
シ部材36に作用する清掃力の所定限界値が過大になると、ブラシホルダ24、
及びそれに保持されたブラシ部材36はばね48のばね力に抗して偏向位置に動
くことができる。
固定支持部10とブラシホルダ24との間に作用するばね48に加えて、希望
する力の特性を得るため、固定支持部10とブラシホルダ24との間に作用して
ばね48によって負荷を受けるリンク運動装置49を歯ブラシ1に設ける。この
リンク運動装置49は相互に相対運動できる摺動面50と従動部51とを有する
。リンク運動装置49の摺動面50は2個の摺動面部、即ち第1摺動面部52、
及び第2摺動面部53を有する。これ等2個の摺動面部52、53は端縁状遷移
部54によって相互に隣接している。
更に、リンク運動装置49は切除部56を有する摺動体55を有する。リンク
運動装置49の摺動面50の2個の摺動面部52、53は切除部56の2個の区
画面部によって形成されている。リンク運動装置49の従動部51は切除部56
に掛合する。従動部51は回転可能に取り付けられたリンク運動ローラ57を具
え、このリンク運動ローラ57はブラシホルダ24のトラニオン31に回転可能
に取り付けられており、この目的のため第1支持体10に形成された溝孔58に
トラニオン31を通す。このトラニオン31によって、従動部51をブラシホル
ダ24に静止するように取り付け、この従動部51がブラシホルダ24に対して
相対的に回転し得るようにする。
第1固定支持体10から突出する4個のフック59、60、61、62によっ
て摺動体55を第1固定支持体10上に保持する。摺動体55を摺動案内するた
め、この摺動体55を第1固定支持体10上に摺動案内する。本実施例では、摺
動体55を摺動案内するため、この摺動体55に単一溝孔63を設ける。この実
施例では、この溝孔63は切除部56の方に連なって変化している。スピンドル
21上に回転可能に取り付けられた案内ローラ64は溝孔63に掛合する。この
目的のため、スピンドル21を第1支持部10に貫通する。このようにして、案
内ローラ64は第1支持部10上に静止して回転可能に取り付けられている。溝
孔63、及び案内ローラ64によって、摺動体55は摺動面50、及びリンク運
動ローラ57の位置で比較的低い摩擦力で案内される。溝孔63から遠方の摺動
体の区域の2個のフック61、62によって、縦方向に摺動し得るよう摺動体5
5を案内する。
歯ブラシ1内にばね48を第1固定支持体10と摺動体55との間に配置する
。この目的のため、第1固定支持体10に継手突起65を設け、摺動体55には
別個の側方に突出する継手突起66を設ける。ばね58を両方の継手突起65、
66に取り付ける。
この歯ブラシ1の通常の作動中、ブラシホルダ24、及びそれが保持するブラ
シ部材36は図1に示す正常位置にあり、第1固定支持体10に結合されたばね
48はリンク運動装置49の摺動体55に十分な力を作用させる。その結果、第
1摺動面部52を介して、十分な力がリンク運動ローラ57に作用する。この場
合、第1摺動面部52はリンク運動ローラ57に協働するから、このリンク運動
ローラ57は摺動面部52に加わったままとなり、その結果、ブラシホルダ24
はその支持するブラシ部材36と共に正常位置に保持される。しかし、歯ブラシ
1の作動中、上述の限界値を越える余分な清掃力がブラシ部材36に作用すると
、リンク運動ローラ57は非常に大きな力を第1摺動面部52に作用させ、リン
ク運動ローラ57は2個の摺動面部52、53間の端縁状遷移部54を経て動き
、リンク運動装置49の摺動体55はばね48の力に抗して図1に矢印67の方
向に動き、同時にブラシホルダ24、及びそれに支持されるブラシ部材36は図
1に矢印68によって示す方向に偏向位置に動く。その結果、使用者は過大な清
掃力を加えていることを示す信号が与えられる。この過大な清掃力が減少した時
、ばね48の力によって図1に矢印67に示す方向と反対方向にリンク移動装置
49の摺動体55が動き、その結果、リンク運動ローラ57は再び第1摺動面部
52に作動するように掛合し、図1に矢印68によって示す方向と反対方向に、
ブラシホルダ24、及びそれに支持されるブラシ部材36を正常位置に復帰する
ように動かす。
既に述べたように、図1に示す歯ブラシ1のブラシ部材36は剛毛ホルダ40
、及び歯間剛毛ホルダ42を具え、剛毛ホルダ40は中心位置を経て2個の偏向
位置間にホルダ軸線38の周りに回動でき、歯間剛毛ホルダ42は中心位置を経
て、即ち毎回、中心位置を越えて2個の偏向位置間に縦軸線39に対し相対的に
往復移動が可能である。図1、図2、及び図3はそれぞれ中心位置にある剛毛ホ
ルダ40、及び歯間剛毛ホルダ42を示す。
剛毛ホルダ40はホルダ軸線41の横方向に延在するホルダ面69を有する。
ホルダ面69の区域内で、剛毛70はホルダ面69の横方向に剛毛ホルダ40か
ら突出する。この場合、剛毛70は剛毛ホルダ40のホルダ面69に対し垂直に
突出する。剛毛70はホルダ軸線41の周りに配置されており、合体して剛毛域
71を形成している。剛毛域71の周縁部にある周縁剛毛70は剛毛域71の内
部にある剛毛より一層長い。図2から明らかなように、剛毛域71の剛毛70は
図2に示すようにそれぞれ円形に配列された群になるように配置されている。図
2に示すブラシ部材36では、剛毛の円形の群は3個の相互に同心の円に沿って
配置され、外側の円に全部で16個の剛毛の群が配置され、中間の円に全部で8
個の剛毛の群が配置され、内側の円に全部で4個の剛毛の群が配置されている。
実寸のブラシ部材36において、剛毛ホルダ40の直径は約11.8mm、剛毛群
の外側の円の直径は約11.2mm、剛毛群の中間の円の直径は7.2mm、及び剛毛群の
内側の円の直径は3.2mmm、剛毛群の直径は1.3mmである。剛毛域71の最も長い
剛毛70のホルダ面69に対する自由長さは8.0mm、剛毛域71の最も短い剛毛
70のホルダ面69に対する自由長さは約6.9mmである。
図3から明らかなように、図1に示す歯ブラシ1、即ちこの歯ブラシ1のブラ
シ部材36は次の利点を有する。即ち、ホルダ軸線41を包囲する剛毛域71の
全剛毛の自由端は2個の段が無い包絡面72、73によって区切られており、こ
の包絡面72、73は剛毛ホルダ40のホルダ面69に対して連続的に傾斜して
、このホルダ面69に対してV字状に延びており、ホルダ軸線41の位置の交線
74に沿って包絡面72、73は相互に交差していることである。2個の包絡面
72、73の交線74はブラシ部材36の縦軸線39に対し横方向に適切に延び
ている。図2に示す歯ブラシ1、及び図2、及び図3に示すブラシ部材36にお
いては、2個の包絡面72、73は2個の包絡平面によって適切に形成されてい
る。図1、図2、及び図3に示すように、剛毛ホルダ40がその中心位置にある
時、包絡平面によってそれぞれ形成されている2個の包絡面72、73の交線74
はブラシ部材36の縦軸線39に対し角度αに配置されている。この場合のαは
適切に90°である。
2個の包絡面のそれぞれに対する接線平面75、又は76(図面に鎖線にてそ
れぞれ示す)は交線74の線の位置に構成することができる。2個の接線平面7
5、76は互いにβの角度をなす。この場合のβは適切に160°である。
剛毛域71の剛毛70の自由端の高さの変化に関しては、この高さの変化はそ
れ自身既知のミリング作業によって具体化される。
歯間剛毛ホルダ42は他のホルダ面77を有する。この場合、ホルダ面77は
剛毛ホルダ40のホルダ面69に平行に延びているが、必ずしも平行にする必要
はない。これは歯間剛毛ホルダ42のホルダ面77は剛毛ホルダ40のホルダ面
69に対し傾斜させることができるからである。このホルダ面77の区域におい
て、歯間剛毛78をホルダ面77の横方向に歯間剛毛ホルダ42から突出する。
この場合、歯間剛毛78は歯間剛毛ホルダ42のホルダ面77に垂直に延びてい
る。歯間剛毛78は合体して歯間剛毛域79を形成する。ブラシ部材36の縦軸
線39の横方向に、この場合、垂直に延びる中心平面80の両側に歯間剛毛78
を配置する。
図1に示す歯ブラシ1、及び図2、及び図3に示すそのブラシ部材36におい
ては、歯間剛毛78の自由端は2個の別個の段が無い包絡面81、82によって
、適切に区切られており、この包絡面81、82は歯間剛毛ホルダ42のホルダ
面77に対し傾斜している。これ等2個の別個の包絡面81、82は歯間剛毛ホ
ルダ42のホルダ面77に対し屋根状に延在している。2個の別個の包絡面81
、82は中心平面80の位置の別個の交線83において相互に交差している。こ
れ等2個の別個の包絡面81、82の交線83はブラシ部材36の縦軸線39に
対し横方向に延びており、この場合には正確に垂直に延びている。図3から明ら
かなように、これ等2個の別個の包絡面81、82はこの場合、2個の別個の包
絡平面によって形成されている。
歯間剛毛ホルダ42がその中心位置にある時、図2に示すように、2個の別個
の包絡面81、82の交線83はブラシ部材36の縦軸線39に対して角度γで
延びており、この場合は90°で延びている。
図3から明らかなように、包絡平面によってそれぞれ形成されている2個の包
絡面81、82のおのおのに対するそれぞれの接線平面84、又は85(図3に
鎖線にて示す)は交線83の位置に構成することができる。これ等2個の接線平
面84、85は互いにδの角度をなし、この場合、δは120°である。
歯間剛毛域79の歯間剛毛78の自由端の高さの変化に関しては、歯間剛毛域
79の歯間剛毛78の自由端もミリング作用によって具体化される。
図1に示す歯ブラシ1、及び図2、及び図3に示すそのブラシ部材36におい
ては、剛毛域71の剛毛70の自由端のレベルの変化は段状に変化しておらず、
剛毛70の自由端は連続的に高さが変化するように延びており、剛毛域71の剛
毛70の自由端の連続する高さの変化は、2個の包絡面72、73の交線74と
ホルダ軸線41とに対して鏡面対称である。交線74はブラシ部材36の縦軸線
39に対して横方向に延びている。この構造は湾曲した歯の面に対し剛毛域71
を正しく位置決めするため、即ち、剛毛域71の剛毛70の満足な清掃作用のた
め好適であることが証明されている。更に、上述の構造の場合、歯間剛毛78は
清掃すべき歯に対する剛毛域71の剛毛70の位置決めを助けることができ、こ
のことは剛毛域71の剛毛70の適正な清掃作用にとって有利であり、上述のよ
うな形状の歯間剛毛78は歯間の隙間に非常に良好な清掃作用を行う。
図4は本発明の第2の実施例によるブラシ部材36を示す。図4に示すブラシ
部材36は図2、及び図3に示すブラシ部材36と2つの点で相違している。図
4に示すブラシ部材36においては、2個の包絡面72、73は剛毛域71の外
周縁区域内に延びておらず、剛毛域71の外周縁区域内にある剛毛70の少なく
とも一部は2個の包絡面72、73によって区切られておらず、ホルダ面69に
平行に延びる2個の包絡面によって区切られている。更に、図4に示すブラシ部
材36においては、歯間剛毛78の自由端は2個の別個の包絡面によって区切ら
れておらず、別個の2個の凹形の包絡面81、82によって区切られている。
本発明の第3の実施例による図5に示すブラシ部材36においては、剛毛域7
1の剛毛70の自由端は2個の湾曲した、即ち凹形の包絡面72、73によって
区切られている。歯間剛毛域79の歯間剛毛78の自由端も2個の湾曲した、こ
の場合、凸形の別個の包絡面81、82によって区切られている。
本発明の第4の実施例による図6に示すブラシ部材36においては、剛毛域7
1の剛毛70の自由端は2個の湾曲した包絡面72、73によって区切られてい
る。この包絡面72、73は一層長い剛毛70の位置で凸形であり、一層短い剛
毛70の位置で凹形である。図6に示すように、このブラシ部材36の歯間剛毛
78の自由端は図2、及び図3に示すブラシ部材36におけると同様に区切られ
ている。
本発明の第5の実施例による図7に示すブラシ部材36においては、剛毛域7
1の剛毛70の自由端は2個の湾曲した、即ち凸形の包絡面72、73によって
区切られている。歯間剛毛域79の歯間剛毛78の自由端は図2、及び図3に示
すブラシ部材36におけると同様に区切られている。
本発明は上述の実施例に限定されない。例えば、それぞれ僅かに波形で、ほぼ
V字状に配置された2個の包絡面によって、剛毛ホルダ上の剛毛域の剛毛の自由
端を区切ってもよい。更に、剛毛ホルダ上の剛毛域は必ずしも上述のように円形
筒状でなくとも良く、剛毛域はホルダ面に平行な横断面で楕円形、ほぼ長方形、
又は二次曲面にすることができる。更に、剛毛ホルダは往復揺動運動の代わりに
、中心位置を経て、一定回転方向に回転運動で動かすことができる。
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【要約の続き】
延在している。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1.グリップ部材(2)と、 このグリップ部材(2)に連結されたブラシ部材(36)とを具え、 このブラシ部材(36)は縦軸線(39)を有し、前記グリップ部材(2) から遠方の前記ブラシ部材(36)の端部には中心位置を越えて移動し得る剛毛 ホルダ(40)を支持し、 この剛毛ホルダは前記縦軸線(39)の横方向に延びるホルダ軸線(41) に対して移動し得るよう前記ブラシ部材(36)に取り付けられており、 前記剛毛ホルダ(40)は前記ホルダ軸線(41)に対しほぼ横方向に延び るホルダ面(69)を有し、このホルダ面(69)からこのホルダ面の区域内で このホルダ面(69)に垂直に剛毛(70)を突出しており、 これ等剛毛は共に剛毛域(71)を形成しており、 またこれ等剛毛は前記ホルダ軸線(41)の周りに配置されており、 前記剛毛域(71)の周縁に位置している周縁の剛毛は剛毛域(71)の内 部に位置している剛毛より一層長くなっている歯ブラシ(1)において、 前記ホルダ軸線(41)の周りに配置された前記剛毛域(71)の前記剛毛 (70)の少なくとも一部の自由端は前記剛毛ホルダ(40)の前記ホルダ面( 69)に対し連続して傾斜して段が無い2個の包絡面(72、73)によって区 切られており、前記包絡面はほぼV字状に配置されており、この包絡面は前記ホ ルダ軸線(41)の位置における交線(74)に沿って互いに交差しており、 前記2個の包絡面(72、73)の前記交線(74)は前記ブラシ部材(3 6)の前記縦軸線(39)の横方向に延在していることを特徴とする歯ブラシ( 1)。 2.前記剛毛ホルダ(40)の前記ホルダ面(69)に対し連続して傾斜して段 が無い2個の包絡面(72、73)によって前記剛毛域(71)の全部の剛毛( 70)の自由端が区切られている(図3、及び図5〜図7参照)ことを特徴とす る請求項1に記載の歯ブラシ(1)。 3.前記2個の包絡面(72、73)が2個の包絡平面によって形成されている (図3、及び図4参照)ことを特徴とする請求項1、又は2に記載の歯ブラシ( 1)。 4.前記剛毛ホルダ(40)がその中心位置にある時、前記2個の包絡面(72 、73)の前記交線(74)と前記ブラシ部材(36)の前記縦軸線(39)と は80°と100°との間の範囲にある角度αを形成している(図2参照)こと を特徴とする前記請求項のいずれか1項に記載の歯ブラシ(1)。 5.前記角度αが90°値を有する(図2参照)ことを特徴とする請求項4に記 載の歯ブラシ(1)。 6.前記2個の包絡面(72、73)のそれぞれに対する接線平面(75、76 )はこれ等包絡面の交線(74)の位置に構成されており、これ等2個の接線平 面(75、76)が互いに角度βをなし、この角度βが150°と170°との 間の範囲にある(図3参照)ことを特徴とする前記請求項のいずれか1項に記載 の歯ブラシ(1)。 7.前記角度βが160°の値を有する(図3参照)ことを特徴とする請求項6 に記載の歯ブラシ(1)。 8.前記ブラシ部材のほぼ縦方向に前記剛毛ホルダ(40)に隣接して配置され 、中心位置を越えて移動可能である歯間剛毛ホルダ(42)を前記ブラシ部材( 36)が更に具え、 この歯間剛毛ホルダは移動できるように前記ブラシ部材(36)に取り付け られ、別個の保持面(77)を有し、 この保持面(77)の位置でこの保持面(77)の横方向にこの保持面から 歯間剛毛(78)を突出しており、 これ等歯間剛毛は互いに歯間剛毛域(79)を形成しており、 前記ブラシ部材(36)の前記縦軸線(39)の横方向に延在する中心平面 (80)の両側に前記歯間剛毛が配置されている歯ブラシにおいて、 前記歯間剛毛ホルダ(42)の前記別個の保持面(77)に対して連続して 傾斜して段が無い2個の包絡面(81、82)によって前記歯間剛毛(78)の 自由端が区切られており、前記包絡面は前記歯間剛毛ホルダ(42)の前記 別個の保持面(77)に対して屋根状に延在しており、前記中心平面(80)の 位置における別個の交線(74)に沿って互いに交差しており、 前記2個の包絡面(81、82)の別個の交線(83)が前記ブラシ部材( 36)の前記縦軸線(39)に対し横方向に延在している(図3〜図7参照) ことを特徴とする前記請求項のいずれか1項に記載の歯ブラシ(1)。 9.前記2個の包絡面(81、82)が2個の別個の包絡平面によって形成され ていることを特徴とする請求項8に記載の歯ブラシ(1)。 10.前記歯間剛毛ホルダ(42)がその中心位置にある時、前記2個の包絡面( 81、82)の前記交線(83)と前記ブラシ部材(36)の前記縦軸線(39 )とが80°と100°との間の範囲の角度γを形成している(図2参照)こと を特徴とする請求項8、又は9に記載の歯ブラシ(1)。 11.前記角度γが90°の値を有する(図2参照)ことを特徴とする請求項10 に記載の歯ブラシ(1)。 12.前記2個の包絡面(81、82)のそれぞれに対する接線平面(84、85 )は前記交線(83)の位置に構成されており、これ等2個の接線平面(84、 85)が互いに角度δをなし、この角度δが110°と130°との間の範囲に ある(図3参照)ことを特徴とする請求項8〜11いずれか1項に記載の歯ブラ シ(1)。 13.前記角度δが120°の値を有する(図3参照)ことを特徴とする請求項1 2に記載の歯ブラシ(1)。 14.歯ブラシ(1)のグリップ部材(2)に着脱可能に結合し得る歯ブラシ(1 )用のブラシ部材であって、 このブラシ部材(36)は縦軸線(39)を有し、このブラシ部材の一端に は中心を越えて移動できる剛毛ホルダ(40)を支持し、 この剛毛ホルダは前記縦軸線(39)の横方向に延びるホルダ軸線(41) に対して移動し得るよう前記ブラシ部材(36)に取り付けられており、 前記剛毛ホルダ(40)は前記ホルダ軸線(41)に対しほぼ横方向に延び るホルダ面(69)を有し、このホルダ面(69)からこのホルダ面の区域内で このホルダ面(69)を横切って垂直に剛毛(70)が突出しており、 これ等剛毛は共に剛毛域(71)を形成しており、 またこれ等剛毛は前記ホルダ軸線(41)の周りに配置されており、 前記剛毛域(71)の周縁に位置している周縁の剛毛は剛毛域(71)の内 部に位置している剛毛より一層長くなっている歯ブラシ(1)用のブラシ部材に おいて、 前記ホルダ軸線(41)の周りに配置された前記剛毛域(71)の前記剛毛 (70)の少なくとも一部の自由端は前記剛毛ホルダ(40)の前記ホルダ面( 69)に対し連続して傾斜して段が無い2個の包絡面(72、73)によって区 切られており、前記包絡面はほぼV字状に配置されており、この包絡面は前記ホ ルダ軸線(41)の位置における交線(74)に沿って互いに交差しており、 前記2個の包絡面(72、73)の前記交線(74)は前記ブラシ部材(3 6)の前記縦軸線(39)の横方向に延在していることを特徴とする歯ブラシ( 1)用のブラシ部材(36)。 15.前記剛毛ホルダ(40)の前記ホルダ面(69)に対し連続して傾斜して段 が無い2個の包絡面(72、73)によって前記剛毛域(71)の全部の剛毛( 70)の自由端が区切られている(図3、及び図5〜図7参照)ことを特徴とす る請求項14に記載のブラシ部材(36)。 16.前記2個の包絡面(72、73)が2個の包絡平面によって形成されている (図3、及び図4参照)ことを特徴とする請求項14、又は15に記載のブラシ 部材(36)。 17.前記剛毛ホルダ(40)がその中心位置にある時、前記2個の包絡面(72 、73)の前記交線(74)と前記ブラシ部材(36)の前記縦軸線(39)と は80°と100°との間の範囲にある角度αを形成している(図2参照)こと を特徴とする前記請求項14〜16のいずれか1項に記載のブラシ部材(36) 。 18.前記角度αが90°の値を有する(図2参照)ことを特徴とする請求項17 に記載のブラシ部材(36)。 19.前記2個の包絡面(72、73)のそれぞれに対する接線平面(75、76 )はこれ等包絡面の交線(74)の位置に構成されており、これ等2個の接線平 面(75、76)が互いに角度βをなし、この角度βが150°と170°との 間の範囲にある(図3参照)ことを特徴とする前記請求項14〜18のいずれか 1項に記載のブラシ部材(36)。 20.前記角度βが160°の値を有する(図3参照)ことを特徴とする請求項1 9に記載のブラシ部材(36)。 21.前記ブラシ部材のほぼ縦方向に前記剛毛ホルダ(40)に隣接して配置され 、中心位置を越えて移動可能である歯間剛毛ホルダ(42)を前記ブラシ部材( 36)が更に具え、 この歯間剛毛ホルダは移動できるように前記ブラシ部材(36)に取り付け られ、別個の保持面(77)を有し、 この保持面(77)の位置でこの保持面(77)の横方向にこの保持面から 歯間剛毛(78)を突出しており、 これ等歯間剛毛は互いに歯間剛毛域(79)を形成しており、 前記ブラシ部材(36)の前記縦軸線(39)の横方向に延在する中心平面 (80)の両側に前記歯間剛毛が配置されている歯ブラシ用のブラシ部材におい て、 前記歯間剛毛ホルダ(42)の前記別個の保持面(77)に対して連続して 傾斜して段が無い2個の包絡面(81、82)によって前記歯間剛毛(78)の 自由端が区切られており、前記包絡面は前記歯間剛毛ホルダ(42)の前記別個 の保持面(77)に対して屋根状に延在しており、この包絡面は前記中心平面( 80)の位置における別個の交線(74)に沿って互いに交差しており、 前記2個の包絡面(81、82)の別個の交線(83)が前記ブラシ部材( 36)の前記縦軸線(39)に対し横方向に延在している(図3〜図7参照)こ とを特徴とする請求項14〜20のいずれか1項に記載のブラシ部材(36)。 22.前記2個の包絡面(81、82)が2個の別個の包絡平面によって形成され ていることを特徴とする請求項21に記載のブラシ部材(36)。 23.前記歯間剛毛ホルダ(42)がその中心位置にある時、前記2個の包絡面( 81、82)の前記交線(83)と前記ブラシ部材(36)の前記縦軸線(3 9)とが80°と100°との間の範囲の角度γを形成している(図2参照)こ とを特徴とする請求項21、又は22に記載のブラシ部材(36)。 24.前記角度γが90°の値を有する(図2参照)ことを特徴とする請求項23 に記載のブラシ部材(36)。 25.前記2個の包絡面(81、82)のそれぞれに対する接線平面(84、85 )は前記交線(83)の位置に構成されており、これ等2個の接線平面(84、 85)が互いに角度δをなし、この角度δが110°と130°との間の範囲に ある(図3参照)ことを特徴とする請求項21〜24のいずれか1項に記載のブ ラシ部材(36)。 26.前記角度δが120°の値を有する(図3参照)ことを特徴とする請求項2 5に記載のブラシ部材(36)。
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