JP2000507727A - 高速画像捕捉システムおよび方法 - Google Patents
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Abstract
(57)【要約】
バーコード記号を高速で捕捉してデコードするために、走査された画像中に可能性のあるバーコード候補の位置を決定し、無効なデータを取除くために候補をフィルタ処理するシステムが提供されている。このシステムによって、計算リソースは実際のバーコード記号になる可能性が最も高い情報のデコードに集中できる。一度、可能性のあるバーコード候補の位置が決定されると、バーコード記号はバーコードの方向および記号方式を決定するように処理される。次に、バーコード記号の各素子は、全ての素子が本来の画像において可視でなくとも位置が定められ、バーコード記号は特定の記号方式に従ってデコードされる。
Description
【発明の詳細な説明】
高速画像捕捉システムおよび方法
発明の背景 発明の分野
本発明は、一般的にコード化された情報記号の形態の画像を捕捉するためのシ
ステムおよび方法に関する。特に、本発明は、特に不明瞭で不良に印刷されたあ
るいは汚れたバーコード記号の位置を決定し、デコードするシステムおよび方法
に関する。従来技術の説明
バーコード記号は、様々な幅を有する典型的に長方形のバーあるいは素子から
形成されている。素子の特定の配置は、使用されたコードあるいは“記号方式”
によって特定された1組の規則に従って文字を定める。所望の一連の文字をコー
ド化するために、一群の素子配置がつなぎ合わされて完全なバーコード記号が形
成され、メッセージの各文字は特有の素子のグループによって表される。幾つか
の記号方式において、どこでバーコード記号が始まり、どこで終わるのかをそれ
ぞれ示すために特有の“スタート”および“ストップ”文字が使用されることあ
る。UPC/EAN、コード39、コード128、コータバー、PDF417お
よび5のインターリーブされた2(5のI2)を含む多数の異なるバーコード記
号方式がある。
印刷物の表面上に表されたバーコード記号等の画像を捕捉し、捕捉されたバー
コード記号を読み取ってデコードするために種々の光学式文字読取り装置および
光走査システムが開発されてきた。走査システムは、典型的にバーコード記号を
照射するためのレーザ光源と、その記号から反射された光を検出するための光検
出器とを含んでいる。別の一般的なタイプの光走査装置は、非レーザ光源と、荷
電結合素子(CCD)検出器とを備えている。記号から反射された光の一部はC
CD検出器によって検出され、走査されたバーコード信号のデジタル画像を与え
る電気信号に変換される。次に、デジタル画像は処理され、使用された特定のバ
ーコード記号に従ってデコードされる。
バーコード記号が静止しており、明瞭に見え、傷がない場合等の理想的な状態
においては大抵のバーコード記号は容易に読取ることができる。しかしながら、
バーコード記号が高速で動く物体上に位置されているとき、幅の狭いバーおよび
スペースは容易に位置が決められない。バーが汚れて読めなくなるのは、低解像
度の画像生成あるいはスキャナに関するバーコード記号の高速移動のために生じ
る。外部からのマーキングあるいは別の汚れによっても、バーコード記号が部分
的に不明瞭になることがある。
多数の現在のスキャナを持つ付加的な問題は、シーケンス中の1以上の文字(
スタートおよびストップ文字を含む)が正規の文字として認識されない場合に走
査をデコードする試みが失敗することである。典型的に、部分的なデコーディン
グの結果は保存されない。結果的に、高さが短い長いバーコード記号、不鮮明に
印刷されたバーコード記号、あるいは外部からのマーキングによって損なわれた
バーコード記号等を含む様々なバーコード記号は、記号上の走査線を新しい方向
に向けるようにオペレータが繰り返し試みない限りデコードすることは不可能で
ある。バーコード記号は印刷上の欠陥を有していることもあり、それによって1
つの歪みもない走査を達成することは不可能となる。従来のデコーディング方法
を使用すると、そのようなバーコード記号は読取り不可能となり、それは記号を
通って任意の単一の走査線に沿って読取っても結果的に一連の有効な文字とはな
らないからである。
従って、走査された画像が有効なバーコードの候補であるかどうかを迅速に決
定し、有効なバーコードの候補を正確にデコードするスキャナが必要とされる。
発明の概要
本発明は、バーコード記号を高速で捕捉し、位置を決め、デコードするための
装置および方法である。本発明によるシステムは、走査された画像内の可能性の
ある一連のバーコードの候補の位置を定め、無効のデータを取除くためにその候
補をフィルタ処理する。この方法によって、実際のバーコード記号になる可能性
が最も高い情報のデコーディングに計算に関するリソースを集中させることがで
きる。一度、可能性のあるバーコードの候補の位置が定められると、バーコード
記号はバーコード記号の方向および記号方式を決定するように処理される。次に
、バーコード記号内の素子が検出され、バーコード記号は特定の記号方式に従っ
てデコードされる。
本発明の目的は、バーコード記号の位置を正確に決定してデコードし、一方で
計算に関するリソースを保全する記号の位置決定およびデコーディングシステム
ならびに方法を提供することである。
本発明の別の目的および利点は、本明細書の好ましい実施形態の詳細な説明に
よって当業者に明らかとなるであろう。
図面の簡単な説明
図1は、本発明に従って製造されたバーコードスキャナの概略図である。
図2Aおよび図2Bは、本発明によるバーコード記号位置決定方法のフロー図
である。
図2C乃至図2Fは、本発明による追跡方法を示している。
図2Gは、スピーカ反射を防ぐためにバーコードの端部にスキップする方法を
示している。
図2Hは、2倍幅と多数倍幅のバーコード記号の間の違いを決定する方法のフ
ロー図である。
図3は、水平および垂直グリッド線によって生成された等倍寸法の画像ブロッ
クを示している。
図4は、トリガ線の拡大図である。
図5は、トリガ線からのデータを表した図である。
図6は、近隣の走査線の選択およびトリガ線との比較を示している。
図7Aおよび図7Bは、本発明に従ってバーコード記号をデコードする好まし
い方法のフロー図である。
図8は、走査線データのピークおよび谷部を探す方法のフロー図である。
図9は、ピークおよび谷部を示す概略図である。
図10は、トリガ線におけるデータのダイナミック・レンジの図である。
図11A乃至図11Cは、バーコード記号のスタートの例を示している。
図12は、幅の広いバーおよび幅の広い間隔の数の決定のフロー図である。
図13Aおよび図13Bは、バーコード記号の方向の決定方法のフロー図であ
る。
図14は、本発明に従って幅の広いバーおよび幅の広い間隔の数を決定する方
法のフロー図である。
図15Aおよび図15Bは、本発明によるバーコード記号情報の処理方法のフ
ロー図である。
図16Aは、複数の読取り不可能な領域を有するバーコード記号のグレースケ
ール画像である。
図16Bは、選別前の選択された走査線からのグレースケール振幅のグラフ図
である。
図16Cは、選別後の図16Aのグレースケール画像である。
図16Dは、選別後の図16Bの走査線からのグレースケール振幅のグラフ図
である。
図16Eは、画素の不整列のために生じたエイリアシングを示している。
図16Fは、画像に関連した選別されなかったグレースケール値の表である。
図16Gは、画像に関連した選別されたグレースケール値の表である。
図17Aおよび図17Bは、本発明によるバーコード記号の位置を決定するた
めの別の方法のフロー図である。
図18Aは、カラーブロブ解析後の偽のものである。
図18Bは、カラー解析後の有効なバーコード記号である。
図19は、Code 128バーコード記号のデコード方法である。
図20は、多数倍幅バーコード記号からのグレースケール振幅のグラフ図であ
る。
図21は、本発明によるグレースケール組成を示している。
実施例
以下、本発明は図面を参照して説明され、そこにおいて同一の参照番号は全体
を通して同じ素子を表している。図1を参照すると、本発明に従って製造された
バーコードスキャナ10が示されている。走査システム10は、主バーコード記号18
を照射する光源12を具備している。バーコード記号18から反射された光は、感光
性検出器20によって検出される。検出器20は、バーコード記号18から反射された
光を表す電気信号を生成し、それはプロセッサ22に出力される。プロセッサ22は
信号を解読し、バーコード記号18にコード化された情報に対応する結果的に生じ
た情報を出力手段24に転送する。出力手段24は、当業者によく知られているよう
なプリンタ、CRTあるいは情報システムである。
図1に示された走査システム10は、可搬式小型ユニットにおいて実施されるか
、あるいは静止ユニットであってもよく、そこにおいてバーコード記号18を有す
る物体は手動あるいはコンベアのいずれかによって光源12の下を通される。好ま
しい実施形態において、検出器20は、荷電結合デバイス(CCD)の一次元アレ
イ(ライン)検出器であり、それはバーコード記号18の電子画像を検出および記
憶する。走査システム10に関する付加的な詳細は、本発明の出願人に譲渡された
1996年2月23日に出願された現在出願継続中の米国特許出願(番号はまだ知ら
れていない)明細書“HIGH SPEED IMAGING APPARATUS FOR CCDBASEDSCANNERS”
を参照して得られる。
走査システム10は、バーコード記号をデコードするために2つのステップによ
る方法を使用している。すなわち、1)物体上の有効なバーコードの候補の位置
を決定し、2)検出されたバーコードの記号方式のタイプを決定し、その方式に
従ってバーコード記号をデコードする。
図2Aおよび図2Bによれば、システム10は、図示されているようにバーコー
ド記号位置決定手順40を実行する。バーコード記号18から反射された光は、CC
D検出器20内の光感知画素のアレイによって検出され、それによってバーコード
記号18の電子画像を生成する。各画索は、画索によって検出された光の量を表す
特定のグレースケール(中間調)値を有している。画像は、等しい寸法の画像ブ
ロック74を有するグリッドに分割される(ステップ42)。ブロック74の寸法は、
バーコード記号18の高さならびに画像の解像度に依存する。図3に示されている
ように、等しい寸法の画像ブロック74は水平グリッド線70および垂直グリッド線
72によって生成される。好ましい実施形態において、画素アレイは4096×1
024個の画素であり、水平および垂直グリッド線70,72は垂直および水平方向
それぞれにおいて32画素だけ離れている。グリッド寸法が小さいと一層小さい
バーコード記号の位置決定が容易になるが、それは計算コストが大きくなる。
システム10は、一連のグリッド線解析を実行することによってバーコード記号
のサーチを開始する。水平グリッド線(“ピケットフェンス”の方向)および垂
直グリッド線(“ラダー”の方向)は、可能なバーコードの候補が存在するかど
うかを決定するために解析される(ステップ43)。“トリガ線”と呼ばれ、例え
ば図3および図4においては線78で示されている第1のグリッド線が選択される
(ステップ44)。典型的に、トリガ線78はグリッドの中央にある。トリガ線78は
、トリガ線78に沿った転移パターンを捜す(速度を増すように1画素おきにスキ
ップする)ことによって可能性のあるバーコードの候補に対して解析される。転
移パターンは、(255のグレースケールレベルから)グレースケールの大きさ
の差が少なくとも20ある2つの連続的に選択された画素として定義される。最
初のバーコードの候補として採用するために、転移パターンは、バーコード記号
の始まり等のような画素の数が最小であるクワイエット領域を有し、それに続い
て選択された長さの画素内でしきい数の転移がある、あるいは、選択された長さ
の画素内でしきい数の転移があり、それに続いてバーコード記号の終わり等のよ
うなクワイエット領域を有していなければならない。選択された画素の長さは、
垂直方向に140、水平方向に90、転移のしきい数が16、しきいクワイエッ
ト領域は最小で20画素であることが好ましい。
グリッド線および画素の座標を構成する連続的なバーコードの候補の位置は、
バーコード候補リストに配列される。候補の位置(水平方向のサーチの場合には
xであり、垂直方向のサーチの場合にはy)の符号(正および負)は、転移の前
に現れた候補のクワイエット領域がバーコード記号の始まりを示しているかどう
か、あるいは転移後に現れた候補のクワイエット領域がバーコード記号の終わり
を示しているかどうかを示す。
1以上の可能性のあるバーコードの候補が検出された(ステップ46)後、許容
されない候補を取除くために候補はフィルタ処理される(ステップ48)。候補を
フィルタ処理する際(ステップ48)、システム10は、図5に示されているように
トリガ線78に沿った予め定められた数の画素を解析し、しきい数のバーおよびス
ペースがその領域内に存在しているかどうかを決定する。あるアプリケーション
において、しきい値は、65画素長の領域で2本のバーと2つのスペースである
。しかしながら、しきい値は特定のアプリケーションに依存する。システム10は
、領域を解析し、以下の式を使用して黒および白のしきい値を決定することによ
ってバーおよびスペースの数を決定する。
中間点=((最大−最小)*0.75)+最小 (1)
ドロップレベル=(最大−最小)*0.18 (2)
黒レベルのしきい=中間点−ドロップレベル (3)
白レベルのしきい=中間点+ドロップレベル (4)
バーは、連続した画素が黒レベルのしきいよりも小さいグレースケール値を有
し、画素の数が予め定められた最小幅よりも大きい場合に決定される。スペース
は、連続した画素が白レベルのしきいよりも大きいグレースケール値を有し、幅
が予め定められた最小幅よりも大きい場合に決定される。
次に、その領域中のバーおよびスペースの数が決定される。任意のバーが最大
幅よりも幅が広い場合、その領域は誤である。その理由はバーコード記号中の幅
の広いバーが最大幅よりも大きいことは不可能だからである。類似した理由がス
ペースに関しても当てはまるが、反射光の反射によって所定の領域中でCCD検
出器20が“ウォッシュアウト”され、それによって検出器20がこれらのウォッシ
ュアウトされた領域を幅の広すぎるスペースとして解釈してしまうことになる。
従って、好ましい実施形態において、スペースの幅は可能性のある候補のフィル
タ処理には使用されない。一度バーおよびスペースの数が決定されると、しきい
値数と比較される。しきい値数のバーおよびスペースよりも少ない数のバーおよ
びスペースを有するバーコードの候補はいずれも廃棄される。
バーコードの候補がフィルタ処理手順(ステップ48)を通過した後、隣接した
走査線中の画素をトリガ線78中の画素に整合することによって照合が行われる(
ステップ50)。システム10は、例えば図6における線98等の隣接した走査線、す
なわち、トリガ線78から予め定められた数の走査線だけ離れた走査線を選択し、
トリガ線78から8画素離れていることが好ましい。システム10は、点X1の左に
約12画素オフセットされた点Z1において始まる画素を集収することによって
整合プロセスを開始する。グレースケール値の差が20である第1の転移は、Y1
において識別される。次に、Y1の右に40画素(Y1…Y40)のグレースケー
ル値が集収され、X1の右に40画素(X1…X40)のグレースケール値と比較さ
れる。差の絶対値の平均は次の式を使用して計算される。
(N=比較された画素数であり、好ましくはN=40である)
この値がエラー定数である25以下である場合、この候補は整合試験を合格した
ということである。隣接した走査線98がトリガ線78との整合に不合格であった場
合、トリガ線78の反対側の第2の走査線100が選択される。この第2の走査線100
が整合試験に不合格であった場合(ステップ50)、候補は拒絶される。この時点
において、バーコードの候補は選択され、検出されたバーコード記号18の始まり
として確認されている。次に、システム10は、第1の幅の広いバーを解析し、そ
のバーが高すぎず、短すぎないこと、またそのバーが湾曲していないことを保証
しなければならない(ステップ52)。バーの前縁はバーの最上部まで、およびバ
ーの底部まで追跡され、バーコード記号の第1の2つの角部を定める。追跡手順
は、図2C乃至図2Fを参照して説明される。高さは予め定められたしきい値と
比較され、バーが長すぎるか短すぎるかを決定する。
図2Cを参照すると、システム10は点1において検出されたバーの追跡を開始
する。移動の最初の方向は、バーコードの候補か水平方向のサーチと垂直方向の
サーチのどちらから位置付けされたか、ならびにバーコードの候補の符号に依存
する。例えば、負の符号を有する水平方向の候補について考えてみる。システム
10はクワイエット領域中にある点1において開始し、図2Dのマッピング表に示
されているように、クワイエット領域から検出されたバーまでDR0の方向に横
断する。
バー素子の2つの端部の点を追跡および決定するために、システム10は右回り
(時計方向)(DR0、DR7、…DR1)および左回り(反時計方向)(DR
0、DR1、…DR7)方向に移動しなければならない。図2Cを参照すると、
システム10は最初にDR0の方向に移動し、点2において黒画素を検出し、その
画素は式3の黒レベルしきい値よりも低いグレースケール値を有している。最初
に、システム10は左回りの方向に移動する。現在の画素が黒画素である場合、シ
ステム10はDR1に向かって方向の番号を増分することによって白画素のサーチ
を続行する。従って、システム10は点3にあり、それは白画素である。グレース
ケール値および各画素の座標は、バッファ中に記憶される。次に、方向の番号は
図2Eに示された表に基づいて再度マッピングされる。新しい方向の番号はDR
6であり、それは最後の方向がDR1であったからである。次に、システム10は
点3から点4へ横断する。5つの点がバッファ中に記憶されると直ちに、基準ベ
クトルの方向が計算される。追跡された全ての別の点に対して、システム10はベ
クトルの方向を計算する。ベクトルの方向がエラーしきい値によって基準ベクト
ルから逸脱する場合、バッファ中に記憶された第3の点乃至最後の点が選択され
、角部の1つとしてマークされる。
バーコード素子の反対の端部は、上述のものと同じ方法を使用して素子を追跡
することによって見つけられるが、システム10は図2Fに示されたマッピング表
を使用して右回りに動く。端部が追跡された後、システム10は、後の使用のため
にバーコード記号の第1の2つの角部の座標を記憶する。
システム10は、バーコード記号の反対側の端部のサーチを開始する(ステップ
54)。第1のエッジに垂直な線の座標が計算され、システム10はその垂直線に沿
って移動しながら別のクワイエット領域をサーチする。クワイエット領域が合理
的な距離内で見つからなかった場合、そのバーコードの候補は消去される。その
距離は予め定められるか、あるいは第1のバーの高さに基づいていてもよく、そ
れによって予め設定された高さ対幅の縦横比を維持する。クワイエット領域が検
出されたとき、第2のエッジは高さおよび湾曲を検出するために追跡される(ス
テップ52)。
次に、バーコード記号の長さが検査され(ステップ56)、それによってそれが
予想された値以内にあり、第2の2つの角部の座標が記憶されることが確実にさ
れる。図2Gを簡単に参照すると、鏡面反射のためにラベルがウォッシュアウト
され、点“1”は誤ってクワイエット領域として現れる可能性がある。固定長の
バーコードの場合、バーコード記号の中央部内での鏡面反射を防ぐために予め定
められた数の画素をスキップすることが好ましい。図2Gに示されているように
、システム10は走査線に沿って点“2”にスキップし、それによって最後のバー
(c’d’)をサーチする。この例において、最後のバー(c’d’)は検出さ
れず、ステップ52および54は脱落する。しかしながら、コードのおおよその長さ
が知られている場合、バーコード記号領域(a’b’c’d’)は人工的に境界
を定められることができる。ステップ50は最後のバー上で実行され、それによっ
てそれが有効なバーコードであるかどうかを確認する。
バーコードの候補がステップ56の長さ検査手順に合格した場合、“境界のボッ
クス”が定められ、それによってバーコード記号の4つの角部の座標が後の使用
のために記憶される。この時点において、システム10は、2倍幅あるいは多数倍
幅のバーコードのどちらが位置されているのかを決定しなければならず、それは
、次のデコードステップが検出されたバーコードのタイプ(2倍幅あるいは多数
倍幅)に依存しているからである。多数倍幅バーコード記号方式は、2つの異な
る幅の素子よりも大きい幅の任意の記号方式として定められる。
図2Hを参照すると、コードが2倍幅あるいは多数倍幅コードのどちらである
かを決定する手順が示されている。バーコードが位置決定された後(ステップ60
)、システム10はバーコード記号のスタート/ストップ文字に対応するデータを
抽出する(ステップ61)。これは、バーコード記号の始まりにおいて約40画素
、終わりにおいて40画素を含む。各バーおよびスペースの幅が計算され(ステ
ップ62)、システム10は記号方式がコード128であるかどうか(ステップ63)、
PDF417であるかどうか(ステップ65)、あるいは別のタイプの多数倍幅記号
方式であるかどうか(ステップ67)を決定する。バーコードの候補が多数倍幅記
号方式であることが決定された場合、それはそのそれぞれの記号方式に従って処
理される(ステップ64,66,68)。候補が全ての多数倍幅記号方式の検査に不合格
であった場合、検出されたバーコード記号方式は2倍幅コードであると仮定され
る。
再び図2Bを参照すると、候補のタイプが決定された(ステップ57)後、各候
補は詳細に後述されるようにデコードされる。当業者によって理解されるように
、しばしば幾つかのバーコードラベルが単一の物体上に位置される。ラダー方向
に
垂直バーコードを位置させるために、システム10は、水平グリッド線解析が実行
された(ステップ43)のと同じ方法で垂直グリッド線解析(ステップ59)を行う
ように進む。本発明は、1つの物体上に複数のバーコードラベルの座標を同時に
位置させることができる。
本発明による2倍幅バーコード記号をデコードする好ましい方法は、最初に図
7Aおよび図7Bを参照して手短に説明され、その後、詳細に説明される。図7
Aを参照すると、システム10はバーコード記号の座標および関連するデータを画
像バッファから抽出する(ステップ200)。画像バッファは、画素形式のバーコ
ード記号の電子画像を近似する問題となっている問題となっている領域に対する
位置座標およびグレースケールデータを含んでいる。システム10は、必要に応じ
て処理するために各走査線の画素に対するグレースケール値をメモリの別々の部
分にコピーする(ステッブ202)。ラインデータのピークおよび谷部が見つけら
れ(ステップ204)、バーコード記号の正確なスタートおよびストップ位置が決
定される(ステップ206)。検出されたバーコード記号において使用されるバー
コード記号方式のタイプを特定するために、幅の広いバーおよび幅の広いスペー
スの数が検出される(ステップ208)。次に、バーコード記号情報がステップ208
において決定された記号方式のタイプに従って処理される(ステップ10)。バー
コード記号の処理が確認された後(ステップ212)、システム10は、バーコード
記号が首尾よく読取られた(ステップ214)ことを示す信号を出力し、システム1
0はバーコード記号位置決定手順に戻る。
ステップ212でバーコード記号の処理が確認されなかった場合、走査線の解析
(ステップ216)が10回まで反復される。10回の反復の後にもバーコード記
号の確認が行われなかった場合(ステップ216)、データは再構成され(ステッ
プ220)、バーコード記号をデコードする試みがさらに5回行われる(ステップ2
22)。一度、バーコード記号をデコードおよび確認するための試みが成功せずに
合計15回行われると(ステップ222)、“読取りなし”信号がオペレータに戻
され(ステップ224)、そのバーコード候補は廃棄される。試みの回数がアプリ
ケーションに依存してオペレータによって設定されたパラメータであってもよい
ことは当業者によって認識されるべきである。
以下、図7Aおよび図7Bに示された2倍幅バーコード記号のデコード方法が
詳細に説明される。図8を参照すると、走査線データのピークおよび谷部を捜す
手順が示されている(ステップ204)。ピークおよび谷部は、ゼロの第1の導関
数を有しているバーコード記号データの部分として定められているため、傾斜を
有していない。図9に示されているように、ピークであると定められたバーコー
ド記号の部分は正(+)の識別子を与えられ、谷部であると定められた値は負(
−)の識別子を与えられる。システム10は、第1および第2の導関数を計算する
ことによって点がピークと谷部のどちらであるかを決定する。点がゼロと等しい
第1の導関数と、ゼロよりも小さい第2の導関数とを有している場合、点はピー
クとして分類される。点がゼロと等しい第1の導関数と、ゼロよりも大きい第2
の導関数とを有している場合、点は谷部として分類される。本質的に、画素xの
隣接した画素が画素xよりも小さい値を有している場合、画素xはピークである
。画素xの隣接した画素が画素xよりも大きい値を有している場合、画素xは谷
部である。
次に、システム10は、1つのピーク/谷部から次のピーク/谷部への転移と比
較するためにしきい値レベルを計算する(ステップ204B)。しきい値は、バーコ
ード記号データのダイナミックレンジ内での転移の位置に依存している。説明の
ためのバーコード記号のダイナミックレンジは図10に示されている。ダイナミ
ックレンジは、各走査線の始まりにおいて計算され、次に、5つの別個の領域に
分割される。ダイナミックレンジ300の中央近くにおいて、しきい値は“低い”
値に固定される。ダイナミックレンジの中央の上方および下方に位置されている
2つのダイナミックレンジの領域であり、そこにおいて、可変のしきい値320,30
4が計算される。ダイナミックレンジの上限306および下限308において、しきい
値は“高い”値に固定される。
好ましい実施形態において、システム10は8ビットのグレースケール解像度を
有しており、その結果、256のグレースケールレベル(0乃至255)が得ら
れる。8ビットの解像度を使用して、ダイナミックレンジ300の中央においてし
きい値が固定される。ダイナミックレンジの部分に対して可変のしきい値302.30
4が計算されたとき、線形近似が行われる。ピークに対する最も高いグレースケ
ール値が250であり、谷部に対する最も低いグレースケール値が100であり
、平均的な画素値が180である例について考えてみる。ダイナミックレンジは
250−100=150として計算され、150の15%は22である。従って
、(180−22)と(180+22)の間の全てのピークと谷部の差に対して
、しきい値は最小のしきい値である5に固定される。ダイナミックレンジの上限
306および下限308におけるしきい値は、20のグレースケールレベルに固定され
る。
雑音は、印刷における変動およびラベルの反射特性によって高いグレースケー
ルレベルおよび低いグレースケールレベルで大きくなる。典型的に熱によって生
じたグレースケールの中央における雑音(CCD雑音)は著しく低い。鏡面反射
および別の変化は、ダイナミックレンジの上限および下限においてバーコード記
号データに多大に作用する。これらの可変のしきい値は、有効なバーコード記号
の転移を雑音および鏡面反射と区別する際に有効である。
再び図8を参照すると、転移値が計算されたしきい値よりも大きい場合(ステ
ップ204C)、データは記憶され(ステップ204D)、次の画素が解析される(ステ
ップ204E)。転移値が計算されたしきい値よりも小さい場合(ステップ204C)、
システム10は次の画素に直接進む(ステップ204E)。一度、走査線データの端部
に到達すると(ステップ204F)、ルーチンから退出する(ステップ204G)。
バーコード記号の始まりおよび終わりの位置は、しばしば確認することが困難
であり、それは、幅の狭いバーおよびスペースは汚されることがあるからである
。2倍幅バーコード記号を正確にデコードするために、バーコード記号の始まり
および終わりのエッジ部の位置は正確に決定されなければならない。バーコード
記号のエッジ部の位置決定方法(図7Aに示されたステップ206)が以下、図1
1A乃至Cを参照して詳細に説明される。計算リソースを最小にし、バーコード
記号の開始の位置決定の速度を増すようにするために、システム10は第1の幅の
広いバーおよびクワイエット領域をサーチする。これによって、計算リソースが
詳細な解析に集中される領域が設けられる。典型的に、幅の狭いバーおよびスペ
ースは、クワイエット領域と第1の幅の広いバーとの間に存在している。システ
ム10は、クワイエット領域と第1の幅の広いバーとの間で2画素おきに傾斜、す
な
わち第1の導関数を計算する。第1の導関数がゼロに近付いたとき、あるいは台
地状の平らな頂部が存在しているとき、幅の狭いバーが検出されている。これは
図11A乃至Cに示されている。図11Aを参照すると、幅の狭いバー153は明
らかにクワイエット領域と第1の幅の広いバー152との間に存在している。図1
1Bおよび図11Cにおいて、明確な台地状の頂部は検出されていないが、わず
かな傾斜が幅の狭いバー156,161の存在していることを示している。
幅の広いバーおよび幅の広いスペースの数の決定(図7Aのステップ208)は
、図12を参照して以下、詳細に説明される。最初に、システム10はCode12
8記号方式(ステップ290)およびPDF417(ステップ292)に対する始まり
/終わりパターンを試験する。これらの試験のいずれかが成功すれば、バーコー
ド記号はその記号方式に従って処理される(ステップ294あるいは296)。そうで
なければ、バーコード記号の方向が決定されなければならない(ステップ300)
。これは図13に詳細に示されている。システム10は、最初に基準となる幅の広
いバー/スペースならびに幅の狭いバー/スペースを見つける(ステップ300A)
。第1の16個のピークおよび谷部を含む走査線データの領域が解析され、それ
によってダイナミックレンジおよびそのデータの最高値および最低値を決定する
。最初に、最高値および最低値が廃棄され、最高のピークに次ぐ第2のものが基
準となる幅の広いスペースとしてマークされ、最低の谷部に次ぐ第2のものが基
準となる幅の広いバーとしてマークされる。次に、基準となる幅の狭いバーおよ
びスペースがピークおよび谷部の平均値と等しくなるように最初に設定される。
システム10は、各ピークおよび谷部を順次解析する(ステップ300B)。転移が
ピーク(すなわちスペース)にあるとき、システム10はステップ300Cに進み、ピ
ークが基準となる幅の広いスペースあるいは幅の狭いスペースに近いかどうかを
決定する。ピークが基準となる幅の広いスペースに近い場合、それは幅の広いス
ペースであることが示され(ステップ300D)、基準となる幅の広いスペースは現
在の幅の広いスペースと基準となる幅の広いスペースとを平均化することによっ
て更新される(ステップ300E)。これによって幅の広いスペースの加重平均が与
えられる。次にカウンタがステップ300Hにおいて増分される。ピークが幅の狭い
カウンタに近い場合(ステップ300C)、カウンタは増分される(カウンタ300H)
。
谷部が検出された場合(ステップ300B)、システム10は、谷部(すなわちバー
)が基準となる幅の広いバーと幅の狭いバーのどちらに近いかを決定する(ステ
ップ300M)。谷部が基準となる幅の広いバーに近い場合、幅の広いバーからバー
コード記号の端部までの距離D1が測定される(ステップ300G)。この手順は、
第1の幅の広いバーからバーコード記号の端部までの距離D2を得るためにバー
コード記号の反対の端部に対して反復される(ステップ300I)。一度、バーコー
ド
記号の両端部が解析されると(ステップ300N)、システム10は方向が前方向か後
方向かを決定する(300j)。全ての幅広く使用されている2倍幅バーコード記号
方式において、第1の幅の広いバーはさらに、バーコード記号の終わりに対して
、最後の幅の広いバーよりもバーコード記号の始まりから遠い。従って、D1が
D2よりも大きい場合、バーコード記号の方向は前方向であり(ステップ300K)
、D2がD1よりも大きい場合には、バーコード記号の方向は逆である(ステッ
プ300L)。
バーコード記号の方向が決定された後(ステップ300)、システム10は図14
に示されている手順を使用して幅の広いバーおよび幅の広いスペースの数を決定
する(ステップ302)。この手順は図13に示された手順に類似しているが、シ
ステム10はバーおよびスペースの幅が狭いか広いかを決定するためにバー毎およ
びスペース毎に解析する。
再び図12を参照すると、一度バーコード記号の方向(ステップ300)および
幅の広いバーおよび幅の広いスペースの数(ステップ302)が決定されると、シ
ステム10は使用されるバーコードの記号方式のタイプを決定する。幅の広いスペ
ースの数が幅の広いバーの数とほぼ等しい場合(ステップ304)、バーコード記
号方式は5のインターリーブされた2(5のI2)である(ステップ306)。幅
の広いスベースの数が幅の広いバーの数の1/2とほぼ等しい場合(ステップ30
8)、バーコード記号方式はコード39である(ステップ310)。幅の広いスペー
スの数が幅の広いバーの約2倍である場合(ステップ312)、バーコード記号方
式はコーダバーである(ステップ314)。バーコード記号方式が5のI2、コー
ド39あるいはコーダバーに決定された場合、バーコード記号方式はその記号方
式に従って処理される(ステップ318)。検出されたバーコード記号方式が全て
の試験に不合格であった場合(ステップ304,308,312)、その記号方式は知られ
ない(ステップ316)。別のタイプのバーコード記号方式を検出(ステップ315)
およびデコード(ステップ317)するために付加的な試験が含まれていてもよい
ことが当業者によって理解されるであろう。
図7Aを再び参照すると、一度バーコード記号方式のタイプが決定されると(
ステップ208)、バーコード記号情報がそのタイプの記号方式の構造の規則に
従って処理される(ステップ210)。これは図15Aおよび図15Bに詳細に示
されている。
図15Aを参照すると、簡単なデコード手順が開始される(ステップ600)。
システム10は、走査線データにおけるピークおよび谷部の数が、特定の記号方式
に対して予測されたピークおよび谷部の数と等しいかどうかを決定する。バーコ
ード記号中の文字の数は、次のように幅の広いバーおよびスペースの数をカウン
トすることによって決定され、すなわち、コードがコード5のI2である場合、
文字の数は幅の広いスペースの数と等しいか、あるいは幅の広いバーの数よりも
1だけ少ない。コード39の場合、文字の数は幅の広いスペースの数と等しいか
、あるいは幅の広いバーの数の1/2から1引いたもの(WB/2−1)である
。コーダバーの場合、文字の数は幅の広いバーの数と等しい。コード39の文字
の数は始まりおよび終わりの文字を含んでいることが理解されるべきである。
ピークおよび谷部の数が特定の記号方式に対する文字の予測された数と等しい
場合、走査線データはセグメントに分割される(ステップ604)。最も高いピー
クは幅の広いスペースとして指定され、最も低い谷部は幅の広いバーとして指定
され、素子の残りは幅の狭い素子として指定される(ステップ606)。次に、各
文字あるいは文字対がデコードされ(ステップ608)、それはバーコード記号の
処理を完全なものにする(ステップ405)。
ピークおよび谷部の数が特定の記号方式に対する文字の予測されたピークおよ
び谷部の数と等しくないことが決定された場合(ステップ602)、図15Bに示
されているようなより詳細なデコード手順が要求される。第1に、走査線全体が
文字セグメントに分割され、最も高いピークは基準の幅の広いスペースとして指
定され、最も低い谷部は基準の幅の広いバーとして指定される(ステップ401)
。次に、システム10は幅の広い素子間の距離を測定し、幅の広い素子の間に位置
している幅の狭い素子の数を計算する(ステップ402)。距離の測定は、記号方
式の特徴に基づいて調整されてもよい。例えば、2つの文字の間の境界において
、幅の広いバーあるいは幅の広いスペースが第1の文字あるいは第2の文字に適
切であるかどうかは最初には明瞭ではない。本発明の手順によって、境界領域内
に位置された1以上の幅の広い素子を使用して第1の文字をデコードする試みが
許
容される。この試みが不成功であった場合、幅の広い素子は第2の文字をデコー
ドすることを試みる際に第2の文字と関連付けられてもよい。次に、システム10
は文字をデコードし、特定の記号方式が対のデコードを要求する場合には文字対
をデコードする(ステップ403)。一度、全ての文字が処理されると(ステップ4
04)、バーコード記号はデコードされている。
バーコード記号の処理は、図7Aに示されているように確証されなければなら
ない(ステップ212)。本発明の好ましい実施形態において、バーコード記号の
処理の確証(ステップ212)は、後続した走査線のデコードしたものを先の走査
線のデコードしたものと比較し、それによってそれらが同じであるかどうかを決
定することを含んでいる。当業者によってよく知られているように、確証のしき
い値は、“3つのうちの2つ”あるいは“4つのうちの3つ”の走査線が整合す
るようにオペレータによって所望されたように設定されてもよい。10回の処理
(pass)の後にバーコード記号が確証されなかった場合(ステップ216)、データ
は鏡面前処理のために再構成される(ステップ220)。このプロセス(ステップ2
20)は、図16A乃至図16Cを参照して以下説明される。ステップ220は、1
次的あるいは2次的操作のいずれかであってもよい。例えば、走査されるパッケ
ージ上で鏡面反射が予想される場合、システム10は十分な走査が捕捉された後に
ステップ220に直接進んでもよい。
図16Aを参照すると、複数の読取り不可能な領域702,704,706,708を有する
バーコード記号700のグレースケール画像が示されている。バーコード記号700の
このグレースケール画像の場合、システム10は読取り不可能な領域702,704,706,
708のために完全に読取り可能な確証走査線を得ることが不可能となる。領域702
,704,706,708は、CCD検出器20をウォッシュアウトする鏡面反射704,706,708
によって生じるか、あるいはバーコード記号700上に位置した汚れあるいはマー
キング702によって生じる。複数の走査線705を示している関心のある問題の領域
703は以後説明される。
図16Bを参照すると、問題の領域703における走査線番号5に対するグレース
ケール振幅の曲線が示されている。鏡面反射およびバーコード記号700上の黒い
マーキングによって、走査線に沿った画素のグレースケール値に大きな差が生
成される。図16Fに示されているように、鏡面反射によって選択された画素の
グレースケール値が極端に高くなってしまう。同様に、バーコード記号700上の
黒いマークによってグレースケール値が極端に低くなっていまう。これによって
、バーコード記号700のデコードの際にエラーが生じる。
好ましい実施形態において、バーコード記号700のデコードが実行されるよう
にデータが再構成される。各列中の画素は、各列中の最大値が最も上の行に表れ
、最小値が底部の行に現れるように選別される。この技術を使用して、鏡面反射
による画像の部分は最上部に浮かび、黒いマーキングによる画像の部分は底部に
沈む。従って、中央の行は、完全なバーコード記号を正確に表す可能性のあるデ
ータを含んでいる。データの選別は、画像に関する低域通過フィルタとして機能
し、それは、画像を捕捉するために使用されたCCD画素グリッドの解像度が低
く、整列がわずかに不規則であるためである。
本発明に従って選別されたグレースケール画像が図16Cに示されている。よ
り高い(従ってより明るい)グレースケール値がグレースケール画像の最上部に
位置し、より低い(従ってより暗い)値は画像709の底部に位置することが明確
にわかる。画像709の中央部分は、バーコード記号を表す正確な情報を含んでい
る。選別された画像709に関連したグレースケール値が図16Gに示されている
。図16Dを参照すると、各画素に関連したデータの選別後の走査線5に沿った
曲線が示されている。選別プロセスは、実際のバーコード記号を表す可能性のな
い極端なピークおよび谷部を排除することによってデータを標準化する。
画素の選別はまた、画素のエイリアシングの影響を取除く。当業者によってよ
く知られているように、グレースケール値は、バーコード画像上での画素の整列
の関数である。エイリアシングは、CCD画素がバーおよびスペースに関して不
整列であるときに生じる。例えば、図16Eに示されているように、画素がスペ
ースに関して不整列である場合、低い振幅のパルスが得られる。しかしながら、
画素が正確に整列されると、より高い方形パルス出力が得られる。画素値の選別
によって不整合性が標準化され、それによって走査線中の類似した幅の素子が類
似したグレースケール値を有するようになる。一度、エイリアシングの影響が取
除かれると、続いてコード化された情報を決定するために任意の多数倍幅の素子
コードに対してグレースケール構成解析を行うことができる。グレースケール構
成解析は、図19を参照して以後詳細に説明される(ステップ914)。
図17Aおよび図17Bを参照すると、本発明によるバーコード記号の位置決
定(ステップ800)の別の方法が示されている。まず、画像バッファは解析のた
めにメモリにコピーされる(ステップ802)。画像は2進化され(ステップ804)
、それによって限界しきい値よりも大きいグレースケール値を有する画素は白と
して指定され、限界しきい値よりも小さいグレースケール値を有する画素は黒と
して指定される。画像はグリッドに分割され(ステップ806)、そこにおいて水
平線および垂直線は画像全体に亘って配置される。グリッドラインは両方向に等
しく間隔を隔てられるが(例えは、垂直方向および水平方向に32画素おきに)
、ブロックが正方形である必要はない。
システム10は、各グリッド素子の中心付近における転移をサーチする(ステッ
プ808)。この目的は、バーコード記号上の汚れあるいはその他の外部からのマ
ークによる雑音(ノイズ)を取除くためにブロック中に最も長いスパンの線を位
置することである。最初に、ブロックの中心上に“十字線”を配置することによ
ってブロックが分割される。十字線の中心から開始して外方に向かって移動し、
システム10はブロック内における第1の転移(黒から白へ、あるいは白から黒へ
)をサーチする。水平方向あるいは垂直方向のいずれにおいても転移が発見され
なかった場合(ステップ810)、ブロックはスパンの線を含んでいないと考えら
れる。より迅速な処理のために、システム10は十字線の中心近くの転移だけを考
慮するのでもよい。転移が見られなかった場合、新しいグリッドブロックが選択
され(ステップ812)、転移のサーチが再び開始される(ステップ808)。
転移が発見された場合(ステップ810)、転移のエッジ部が追跡されなければ
ならない。転移のエッジ部を追跡するとき(ステップ814)、次の2つのことが
行われてもよい:1)エッジ部は結果的にグリッドブロックのエッジ部に到達す
る、または2)エッジ部はそれ自体の上で開始点と同じ点にラップアラウンドを
行う。エッジ部がラップアラウンドを行った場合(ステップ816)、グリッドブ
ロックはスパンの線を有しておらず、新しいグリッドブロックが試験される(ス
テップ812)。
次に、システム10は、エッジ部が、最初の転移と最も遠いグリッド素子のエッ
ジ部との間の直線に沿った画素の最大数を超過するかどうかを決定しなければな
らない。ブロックのエッジ部に到達する前に画素の最大数を超過した場合(ステ
ップ818)、サーチは終了することができ、それは、転移のエッジ部がスパンの
線に導かれることができないからである。最大数の画素を使用することによって
、例えば螺旋等のブロックのエッジ部に到達する際の転移のふらつきを排除する
。
転移のエッジ部がブロックのエッジ部に到達した場合、システム10は最初の転
移に戻り、反対方向にエッジ部を追跡する(ステップ822)。反対方向への追跡
が最大数の画素内でブロックのエッジ部に到達できなかった場合、そのブロック
はスパンの線を含んでいないものと考えられる。システム10が両方向での線の追
跡に成功した場合(ステップ820)、その線が真のスパンの線であるかどうかを
確証するために一連の試験が行われる。第1に、システム10は、スパンの線の両
端部がブロックの同じ側に到達するかどうかを決定する(ステップ824)。そう
である場合、スパンの線は無効である。次に、システム10は、スパンの線全体が
画素の最大数を超過するかどうかを決定する(ステップ826)。超過しない場合
、スパンの線は有効なスパンの線として確証される(ステップ830)。
一度、有効なスパンの線が特定のブロックに対して決定されると、全てのブロ
ックに対して同じ手順が行われる。各スパンの線の方向は、それぞれ追跡された
エッジ部の端部点によって形成された傾斜を使用して決定されてもよい。線の方
向は、その特定の線の角度である。
次に、方向を定められたブロックは集められてバーコードの候補にされなけれ
ばならない。典型的な状況において、ブロックのほとんどはスパンの線を有さな
い。スパンの線のないブロックは方向を有しない。有効なバーコードの候補から
のブロックは、所定の許容レベル内で同じスパンの線の方向を有するべきである
。簡単な場合として、標準カラーブロブ(色染み)解析アルゴリズムが行われる
。カラーブロブ解析において、線の各方向は特定の色を割当てられる。類似した
カラーを有する全ての正方形は一緒のグループにされ、1つのブロブを形成する
。
従って、ブロブ中の全ての正方形は類似した角度方向を有する。所定の地理学
的パターンは、類似して方向づけられたグリッド素子を有するブロブを有する。
図18Aに示されているように、偽の(imposter)パターンが幾つかの長い線を有
している場合、それは有効なバーコード記号であるように見える長細いブロブを
生成することもある。しかしながら、偽のブロブはその長さに平行な方向を有し
ている。図18Bを参照すると、バーコード記号は類似したブロブを生成するが
、カラーは異なっており、それは、その方向がその幅に平行だからである。この
手順を使用すると、最終的な候補はフィルタ処理されるか、あるいは予備の候補
が前もって選別される。
好ましい多数倍幅バーコードのデコード方法が図19に示されている。ステッ
プ900を参照すると、システム10は多数倍幅バーコード記号のスタートおよびス
トップパターンを解析し、それによってどのタイプの記号方式が存在しているか
を決定する。当業者によってよく知られているように、コード128、UPCおよ
びEANは4つの異なる幅(1、2、3および4つの素子幅)を有しているバー
およびスペースを含んでいる。それ以上の幅を有しているコードもあり、例えば
PDF417は6つの幅を有している。
グレースケール振幅レベルは、画素のエイリアシングの影響が除かれた後に異
なる幅のバーおよびスペースのそれぞれに対して選択される。グレースケールレ
ベルは、スタートおよびストップパターンを解析することによって計算されるか
、あるいは問題となっている領域内に位置したグレースケール振幅を幅に関して
格付けすることによって決定され、そこにおいて最長の継続期間を有する最も高
い台地状の頂部は最も幅の広いスペースに対応し、最長の継続期間を有する最も
低い台地状の底部は最も幅の広いバーに対応する。グレースケールレベルが例え
ば図20の4Xの素子などの台地状部分に到達したとき、素子の幅は解像された
ものと考えられる。グレースケールの構成の解折によって、解像されていない素
子の幅の残りが検査される。これらの素子の幅は、図20に示されているように
比例して最も幅の広い素子(4X)の間に入る。
システム10は、バーコード記号内のトリガ線に沿ってデータを順次抽出し(ス
テップ904)、各画素に対応するデータを数字的に選別し(ステップ906)、バー
コード記号の鏡面反射および損傷したあるいは読取り不可能な部分をフィルタ処
理して取除く。鏡面反射および損傷したバーコード記号がない場合でも、各画
素に対応するデータの選別は、ピークおよび谷部の振幅を標準化することが要求
される。選別の手順は、図16A乃至図16Cを参照して先に詳細に説明されて
いる。
1組のデータが決定された後、システム10は基本的にバーあるいはスペースの
幅であるラン長を計算する(ステップ908)。図21を参照すると、幅は、次の
式を使用してバーあるいはスペースに対応するグレースケール波形の選択された
部分の下の面積を計算することによって決定され、
ここにおいて最小面積はスタート/ストップパターンにおける最も幅の狭い素子
の領域である。コード128のバーコードがこの例において使用されているが、
この手順はいずれの多数倍幅記号方式にも等しく適用できることは理解されるべ
きである。コード128の場合、各文字は3つのバーおよび3つのスペースを有
しており、各文字の幅は全ての文字に対して同一である。従って、6個の素子の
幅の合計がコード128の文字の幅に対して予め定められた値を超過しないかど
うかを決定するために文字の幅が評価される(ステップ910)。
システム10は、文字がデコード可能かどうかをラン長データの解析だけに基づ
いて決定する(ステップ912)。文字がデコード可能である場合、その文字はデ
コードされる。文字がデコード可能でない場合、解像されなかった素子の幅はグ
レースケール構成解析を使用して解像される(ステップ914)。例えば、一緒に
合わせられた1つの幅のスペースと1つの幅のバーが2つの幅のバーに先行して
いる状況について考えてみる。これによって4つの幅の素子が与えられる。その
4つの幅の素子のグレースケール値が解析されたとき、グレースケール値は4つ
の幅のバーよりも2つの幅のバーに近いことが明らかとなる。この方法において
、システム10は2つの幅のバーが存在していることを決定する。残りの素子は、
同じ方法で順次解析される。従って、式(7)を使用して、デコードされる文字
の部分内に存在しているバーおよびスペースが次のように解像される。
上述の例を使用して、解像されていない素子あるいは欠けている素子の数は次の
ように計算され、すなわち、解像されていない素子の数=(4−2)/1=2で
ある。
一度、グレースケール構成解析を使用して幅が解像されると(ステップ914)
、文字がデコードされる(ステップ916)。幅を解像する際(ステップ914)、シ
ステム10は、存在している素子が多すぎると決定するかもしれない。この場合、
一度、6個の素子を有する文字が解像され(ステップ914)、デコードされる(
ステップ916)と、さらなる解析のために余分な素子が持ち越される(ステップ9
20)。より多くのデータが存在している場合(ステップ918)、システム10は次
の文字を解析し(ステップ920)、その文字の評価は上述のように実行される。
それ以上データが存在しない場合(ステップ918)、バーコード記号は首尾よく
デコードされる(ステップ922)。
本発明は好ましい実施形態を詳細に参照することによってある程度説明されて
きたが、そのような詳細は本発明に制限を課すものではなく、むしろ説明的なも
のである。本明細書に開示された本発明の意図および技術的範囲から逸脱せずに
、構造および動作モードにおいて多数の変更が行われることは当業者には明らか
である。
【手続補正書】特許法第184条の8第1項
【提出日】1998年8月21日(1998.8.21)
【補正内容】 明細書
高速画像捕捉システムおよび方法
発明の背景 発明の分野
本発明は、一般的にコード化された情報記号の形態の画像を捕捉するためのシ
ステムおよび方法に関する。特に、本発明は、特に不明瞭で不良に印刷されたあ
るいは汚れたバーコード記号の位置を決定し、デコードするシステムおよび方法
に関する。従来技術の説明
バーコード記号は、様々な幅を有する典型的に長方形のバーあるいは素子から
形成されている。素子の特定の配置は、使用されたコードあるいは“記号方式”
によって特定された1組の規則に従って文字を定める。所望の一連の文字をコー
ド化するために、一群の素子配置がつなぎ合わされて完全なバーコード記号が形
成され、メッセージの各文字は特有の素子のグループによって表される。幾つか
の記号方式において、どこでバーコード記号が始まり、どこで終わるのかをそれ
ぞれ示すために特有の“スタート”および“ストップ”文字が使用されることあ
る。UPC/EAN、コード39、コード128、コーダバー、PDF417お
よび5のインターリーブされた2(5のI2)を含む多数の異なるバーコード記
号方式がある。
印刷物の表面上に表されたバーコード記号等の画像を捕捉し、捕捉されたバー
コード記号を読み取ってデコードするために種々の光学式文字読取り装置および
光走査システムが開発されてきた。走査システムは、典型的にバーコード記号を
照射するためのレーザ光源と、その記号から反射された光を検出するための光検
出器とを含んでいる。別の一般的なタイプの光走査装置は、非レーザ光源と、荷
電結合素子(CCD)検出器とを備えている。記号から反射された光の一部はC
CD検出器によって検出され、走査されたバーコード信号のデジタル画像を与え
る電気信号に変換される。従来技術によるスキャナの例は、EP-A-0385478A2号お
よびEP-A-0582911A2号明細書に記載されている。
バーコード記号が静止しており、明瞭に見え、傷がない場合等の理想的な状態
においては大抵のバーコード記号は容易に読取ることができる。しかしながら、
バーコード記号が高速で動く物体上に位置されているとき、幅の狭いバーおよび
スペースは容易に位置が決められない。バーが汚れて読めなくなるのは、低解像
度の画像生成あるいはスキャナに関するバーコード記号の高速移動のために生じ
る。外部からのマーキングあるいは別の汚れによっても、バーコード記号が部分
的に不明瞭になることがある。
多数の現在のスキャナを持つ付加的な問題は、シーケンス中の1以上の文字(
スタートおよびストップ文字を含む)が正規の文字として認識されない場合に走
査をデコードする試みが失敗することである。典型的に、部分的なデコーディン
グの結果は保存されない。結果的に、高さが短い長いバーコード記号、不鮮明に
印刷されたバーコード記号、あるいは外部からのマーキングによって損なわれた
バーコード記号等を含む様々なバーコード記号は、記号上の走査線を新しい方向
に向けるようにオペレータが繰り返し試みない限りデコードすることは不可能で
ある。バーコード記号は印刷上の欠陥を有していることもあり、それによって1
つの歪みもない走査を達成することは不可能となる。従来のデコーディング方法
を使用すると、そのようなバーコード記号は読取り不可能となり、それは記号を
通って任意の単一の走査線に沿って読取っても結果的に一連の有効な文字とはな
らないからである。
従って、走査された画像が有効なバーコードの候補であるかどうかを迅速に決
定し、有効なバーコードの候補を正確にデコードするスキャナが必要とされる。
発明の概要
本発明は、バーコード記号を高速で捕捉し、位置を決め、デコードするための
装置および方法である。本発明によるシステムは、走査された画像内の可能性の
ある一連のバーコードの候補の位置を定め、無効のデータを取除くためにその候
補をフィルタ処理する。この方法によって、実際のバーコード記号になる可能性
が最も高い情報のデコーディングに計算に関するリソースを集中させることかで
きる。一度、可能性のあるバーコードの候補の位置が定められると、バーコード
を照射する光源12を具備している。バーコード記号18から反射された光は、感光
性検出器20によって検出される。検出器20は、バーコード記号18から反射された
光を表す電気信号を生成し、それはプロセッサ22に出力される。プロセッサ22は
信号を解読し、バーコード記号18にコード化された情報に対応する結果的に生じ
た情報を出力手段24に転送する。出力手段24は、当業者によく知られているよう
なプリンタ、CRTあるいは情報システムである。
図1に示された走査システム10は、可搬式小型ユニットにおいて実施されるか
、あるいは静止ユニットであってもよく、そこにおいてバーコード記号18を有す
る物体は手動あるいはコンベアのいずれかによって光源12の下を通される。好ま
しい実施形態において、検出器20は、荷電結合デバイス(CCD)の一次元アレ
イ(ライン)検出器であり、それはバーコード記号18の電子画像を検出および記
憶する。走査システム10に関する付加的な詳細は、本発明の出願人に譲渡された
1996年2月23日に出願された現在出願継続中の米国特許出願08/606,426号明細
書“HIGH SPEED IMAGING APPARATUS F0R CCD BASED SCANNERS”を参照して得ら
れる。
走査システム10は、バーコード記号をデコードするために2つのステップによ
る方法を使用している。すなわち、1)物体上の有効なバーコードの候補の位置
を決定し、2)検出されたバーコードの記号方式のタイプを決定し、その方式に
従ってバーコード記号をデコードする。
図2Aおよび図2Bによれば、システム10は、図示されているようにバーコー
ド記号位置決定手順40を実行する。バーコード記号18から反射された光は、CC
D検出器20内の光感知画素のアレイによって検出され、それによってバーコード
記号18の電子画像を生成する。各画素は、画素によって検出された光の量を表す
特定のグレースケール(中間調)値を有している。画像は、等しい寸法の画像ブ
ロック74を有するグリッドに分割される(ステップ42)。ブロック74の寸法は、
バーコード記号18の高さならびに画像の解像度に依存する。図3に示されている
ように、等しい寸法の画像ブロック74は水平グリッド線70および垂直グリッド線
72によって生成される。好ましい実施形態において、画素アレイは4096×1
024個の画素であり、水平および垂直グリッド線70,72は垂直および水平方向
請求の範囲
1.一表面上の少なくとも一部分にコード化された記号を位置を決定する方法に
おいて、
(a)前記一部分を走査してその電子的表示を生成し(20,800)、
(b)複数の転移に対する前記電子的表示を解析し(43,802,900)、
(c)複数の転移を有する表示を、その第1の転移を追跡してその高さおよび
湾曲を決定することによって評価し(52,810,904,906)、
(d)前記第1の転移が湾曲を有することが決定されたときに前記表示を廃棄
してステップ(a)を繰返し、
(e)前記第1の転移とは異なる端部の転移をサーチし(54,820)、
(f)前記第1の転移と前記端部の転移との間の距離を計算し(56,826,908,91
2)、
(g)前記高さを前記距離と比較して縦横比を決定し、
(h)前記縦横比が予め定められたしきい値を超過するときに前記表示を廃棄
し、
(i)前記端部の転移を追跡してその端部の転移の高さおよび湾曲を決定し(5
2,810)、
(j)前記端部の転移が湾曲を有していることが決定されたときに前記表示を
廃棄してステップ(a)を繰返し、
(k)さらに処理するために前記表示を保存するステップを含んでいる記号の
位置決定方法。
2.前記走査ステップは複数の画素を有するCCD検出器(20)を使用し、前記表
示は各画素に対するグレースケール値を有している請求項1記載の方法。
3.さらに、前記電子的表示と並列な第2の電子的表示を選択し、
その整合部分を捜すことによって前記第2の電子的表示を有する前記電子的表
示を確証するステップを含んでいる請求項2記載の方法。
4.前記確証するステップはさらに、両方の前記電子的表示における各画素の値
を決定し、前記第1の電子的表示における画素の値を前記第2の電子的表示にお
ける対応する画素の値と比較することを含んでいる請求項3記載の方法。
5.前記電子的表示からの各画素は値YNを有しており、前記第2の電子的表示
からの各画素は値XNを有しており、Nは画素の数を示し、Eは予め定められた
エラー定数を表し、前記対応する画素は次の式
を使用して前記予め定められたエラー定数に対して評価される請求項4記載の方
法。
6.コード化され、開始および終わりを有する電子的表示を解析することによっ
てデコードする方法において、
ピークを表す大きい相対値を有するデータ部分に対する前記電気的表示および
谷部を表す小さい相対値を有するデータ部分に対する前記電気的表示を解析する
ステップ(43,802,900)を含んでおり、
前記電子的表示は複数のCCD画素のそれぞれに対するグレースケールデータ
を有しており、
前記解析ステップ(52,810,904,906)はさらに、
前記ピークおよび谷部のそれぞれの大きさを決定し、
前記各大きさに対するしきいを計算し、
前記ピークおよび谷部のそれぞれとその計算されたしきいとを比較し、
前記それぞれの比較の結果を記憶し、
コード化された記号の前記開始および前記終わりの位置を前記ピークおよび谷
部とに基づいて決定し(56,826,908,912)、
前記ピークおよび谷部に基づいて幅の広いバーおよび幅の広いスペースの数お
よび位置を決定するステップを含んでおり、
前記位置を決定するステップはさらに、
前記コード化された記号の方向を決定し、
幅の広いバーおよび幅の広いスペースの前記数および位置に基づいてバーコー
ド記号方式のタイプを決定するステップ(62,63,65,67)を含んでおり、
前記方向を決定するステップはさらに、
コード化された記号の始まりに最も近い幅の広いバーから前記始まりへの第1
の距離を決定し、
コード化された記号の終わりに最も近い幅の広いバーから前記終わりへの第2
の距離を決定し、
前記距離を比較し、前記第2の距離が前記第1の距離よりも大きい場合には方
向は前方向であり、前記第2の距離が前記第1の距離よりも小さい場合には方向
は逆であり、
前記位置の決定および方向決定のステップの結果を使用して前記バーコード記
号をデコードする(64,66,68)ステップを含んでいる方法。
7.物体の表面から反射された光に基づいて物体上のコード化された記号の位置
を決定するシステムにおいて、
(a)物体表面の電子的表示を生成する手段(20,800)と、
(b)複数の転移に対する前記電子的表示を解析する手段(43,802,900)と、
(c)第1の転移を追跡して前記第1の転移の高さおよび湾曲を決定すること
によって複数の転移を有する表示を評価する手段(52,810,904,906)と、
(d)前記第1の転移が湾曲を有することが決定されたときに前記表示を廃棄
し、ステップ(a)を繰り返すための手段と、
(e)前記第1の転移とは異なる端部の転移をサーチする手段(54,820)と、
(f)前記第1の転移と前記端部の転移との間の距離を計算する手段(56,826,
908,912)と、
(g)前記高さと前記距離とを比較して縦横比を決定する手段と、
(h)前記縦横比が予め定められたしきいを超過したときには前記表示を廃棄
する手段と、
(i)前記最後の転移を追跡して前記端部の転移の高さおよび湾曲を決定する
手段(52,810)と、
(j)前記端部の転移が湾曲を有することが決定されたときに前記表示を廃棄
してステップ(a)を繰り返すための手段と、
(k)前記表示をさらに処理するために保存するための手段とを具備している
システム。
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE,
DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,IT,L
U,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ,CF
,CG,CI,CM,GA,GN,ML,MR,NE,
SN,TD,TG),AP(GH,KE,LS,MW,S
D,SZ,UG),UA(AM,AZ,BY,KG,KZ
,MD,RU,TJ,TM),AL,AM,AT,AU
,AZ,BA,BB,BG,BR,BY,CA,CH,
CN,CU,CZ,DE,DK,EE,ES,FI,G
B,GE,HU,IL,IS,JP,KE,KG,KP
,KR,KZ,LC,LK,LR,LS,LT,LU,
LV,MD,MG,MK,MN,MW,MX,NO,N
Z,PL,PT,RO,RU,SD,SE,SG,SI
,SK,TJ,TM,TR,TT,UA,UG,UZ,
VN
(72)発明者 ネスコビック、ミロラッド
アメリカ合衆国、ペンシルバニア州
19446、ハットフィールド、メイプル・ア
ベニュー 2058、アパートメント エル
28
(72)発明者 シリーシャ、バサンス
アメリカ合衆国、ペンシルバニア州
18951、クエイカータウン、サウス・テン
ス・ストリート 491、アパートメント
ディー 203
(72)発明者 コーヘン、エドワード
アメリカ合衆国、ニュージャージー州
08054、マウント・ローレル、ウインター
ベリー・コート 15
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1.一表面上の少なくとも一部分にコード化された記号の位置を決定する方法に おいて、 (a)前記部分を走査してその電子的表示を生成し、 (b)複数の転移に対する前記電子的表示を解析し、 (c)複数の転移を有する表示を、その第1の転移を追跡してその高さおよび 湾曲を決定することによって評価し、 (d)湾曲を有することが決定されたときに前記表示を廃棄してステップ(a )を繰返し、 (e)前記第1の転移とは異なる端部の転移をサーチし、 (f)前記第1の転移と前記端部の転移との間の距離を計算し、 (g)前記高さを前記距離と比較して縦横比を決定し、 (h)前記縦横比が予め定められたしきい値を超過するときに前記表示を廃棄 し、 (i)前記最後の転移を追跡してその高さおよび湾曲を決定し、 (j)前記表示が湾曲を有していることを決定されたときに前記表示を廃棄し てステップ(a)を繰返し、 (k)さらに処理するために前記表示を保存するステップを含んでいる方法。 2.前記走査ステップは複数の画素を有するCCD検出器を使用し、前記表示は 各画素に対するグレースケール値を有している請求項1記載の方法。 3.さらに、前記電子的表示と並列な第2の電子的表示を選択し、 その整合部分を捜すことによって前記第2の電子的表示を有する前記電子的表 示を確証するステップを含んでいる請求項2記載の方法。 4.前記確証するステップはさらに、両方の前記電子的表示における各画素の値 を決定し、前記第1の電子的表示における画素の値を前記第2の電子的表示にお ける対応する画素の値と比較することを含んでいる請求項3記載の方法。 5.前記電子的表示からの各画素は値YNを有しており、前記第2の電子的表示 からの各画素は値XNを有しており、Nは画素の数を示し、Eは予め定められた エラー定数として、前記対応する画素は次の式を使用して前記予め定められたエラー定数に対して評価される請求項4記載の方 法。 6.始まりおよび終わりを含むコード化された記号の電子的表示をデコードする 方法において、 大きい相対値を有し、ピークを有するデータ部分に対する前記電気的表示と、 小さい相対値を有し、谷部を有するデータ部分に対する前記電気的表示を解析し 、 前記ピークおよび谷部に基づいてコード記号の前記始まりおよび前記終わりの 位置を決定し、 前記ピークおよび谷部に基づいて幅の広いバーおよび幅の広いスペースの数お よび位置を決定し、 前記位置決定および決定のステップの結果を使用して前記バーコード記号をデ コードすることを含んでいる方法。 7.前記電子的表示は複数のCCD画素のそれぞれに対するグレースケールデー タを含み、そこにおいて前記解析ステップはさらに、 前記ピークおよび谷部のそれぞれの大きさを決定し、 前記それぞれの大きさに対するしきいを計算し、 前記ピークおよび谷部のそれぞれをその計算されたしきいと比較し、 前記それぞれの比較の結果を記憶することを含んでいる請求項6記載の方法。 8.前記位置決定ステップはさらに、 前記コード化された記号の方向を決定し、 幅の広いバーおよび幅の広いスペースの前記数および位置に基づいてバーコー ド記号のタイプを決定することを含んでいる請求項7記載の方法。 9.前記方向の決定ステップはさらに、 コード化された記号の始まりに最も近い幅の広いバーから前記始まりまでの第 1の距離を決定し、 コード化された記号の終わりに最も近い幅の広いバーから前記終わりまでの第 2の距離を決定し、 前記距離を比較し、そこにおいて方向は前記第2の距離が前記第1の距離より も大きい場合には前方向であり、前記第2の距離が前記第1の距離よりも小さい 場合には逆方向である請求項8記載の方法。
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