JP2000508062A - レンズおよび連結可能なフローセル - Google Patents

レンズおよび連結可能なフローセル

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Abstract

(57)【要約】 生物学的液体を分析するための一つまたは複数のリザーバを有するバイオセンサの改良について開示する。本バイオセンサ(190)はプレート(100、186)のような複数の部材の間に配置された導波管と、液体を生物学的に分析するリザーバの壁面となるように形成された少なくとも一つ以上の部材とを含む。リザーバ壁面は金属のような不活性で不透明な材料が望ましい。バイオセンサにはガスケット(162)を含むこともあるが、ガスケットはリザーバ壁面のいかなる重要な部分も形成しないような方法で(例えばガスケットを金属板中に形成した溝に設置することによって)複数の部材および導波管と係合されている。様々な組成(例えばプラスチック、石英、またはガラス)の導波管は部材と結合してバイオセンサを形成する。バイオセンサの金属板には反応リザーバで分析すべき液体を注入、排出、および振動するための出入口がある。したがって本発明では導波管の外で光を収束するための後部レンズと連結したソリ形平面導波管についても開示するが、当該導波管はクオリティコントロール測定の役割をし、ゆえにバイオセンサが適切に配置され光が作用していることを保証する。

Description

【発明の詳細な説明】 レンズおよび連結可能なフローセル 発明の分野 本発明は診断用装置の構成部分に関し、より詳しくはレンズ(導波管)および 連結したフローセルを有する改良型バイオセンサに関する。 発明の背景 ユタ州立大学研究財団による国際出願番号PCT/US/94/05567 (国際公開特許第94/27137号公報、公開日1994年11月24日)は 多数の被検体に対する均一蛍光免疫測定法用の装置を開示している。一実施形態 において、当該出願は連結したガスケットと共に二枚のプレートに挟まれた平面 導波管を有するバイオセンサを使用する装置を開示している(国際公開特許第9 4127137号の図3Aから3C)。ガスケットの内部エッジは反応リザーバ またはウェルに対する壁面の役割をする。 蛍光を放射したトレーサー分子は導波管の表面に結合し、導波管の中を伝搬す る光ビームから隣接した溶液中を通るエバネッセンス場(evanescent field)に よって励起される。また、その光ビームは例えば導波管の前端で導入されている 。反応リザーバには、液体(例えば血清や血液)を入れ、導波管の表面に結合し た捕捉分子と混合する(前記国際公開特許の32ページから33ページに開示し たように「コーティング化学」による)。放射された蛍光はエバネッセント光透 過領域から直接集められる。一実施形態において、バイオセンサはリザーバを区 画する壁面が透明になっている(例えば国際公開特許第94/27137号の図 11Aから11Cを参照されたい)。本特許は完全型すなわち一体型のバイオセ ンサについても開示する(国際公開特許第94/27137号の図12A、12 B、13)。 完全型すなわち一体型のバイオセンサの導波管部分は組立に変形が起こったり 、 保管中にまたは温度変化によって歪むことがある。 そのうえ、ガスケットが確実には密封されていなかったり、必ずしも反応物に対 して充分に不活性ではなかったりして、望ましい分析の妨げとなる可能性がある 。不活性な壁面を有するリザーバを備えたバイオセンサを持つことが望ましく、 その壁面は導波管を別の導波管と容易に交換できるよう、容易に導波管と分離で きるのがよい。 発明の開示 本発明は一つあるいは複数のリザーバを有するバイオセンサを含み、本バイオ センサはプレートのような複数の部材の間に配置された(例えば「間に挟んだ」 )導波管と、分析する反応が起こる一つ以上のリザーバの壁面となるように形成 された少なくとも一つ以上の部材とを含む。リザーバ壁面は不動態化した金属( 例えば黒色陽極処理アルミニウム)のような不活性で不透明な材料が望ましい。 バイオセンサにはガスケットを含むこともあるが、ガスケットはリザーバ壁面の いかなる重要な部分も形成しないような方法で(例えばガスケットを金属板中に 形成した溝に設置することによって)複数の部材および導波管と係合されている 。様々な組成(例えばプラスチック、石英、ガラス、あるいはオキシ窒化ケイ素 )の導波管は部材と連結してバイオセンサを形成する。一つまたは複数のレンズ が導波管と一体化している。バイオセンサの金属板には反応リザーバで分析すべ き液体を注入、排出、および振動するための出入口がある。 導波管を部材の間に挟むするため、平面導波管は一体型に形成された導波管よ りも一般に歪みが少ない。リザーバの構成を区画するために不透明かつ不活性な 金属を使用することにより、分析すべき反応は干渉されない。 バイオセンサの設計は平面導波管と相互に作用するのに有利なように形成され ているが、この導波管は後部導波管を通過する光(蛍光やエバネッセント光では なくコアレーザービーム光)を測定するために設計された後部一体型レンズを有 しており、結合効率とビームの特性を監視する。したがって本発明では導波管( お よびこのようなレンズを用いたバイオセンサ)の外で光を収束するための後部レ ンズと連結した平面導波管をも含み、当該導波管はクオリティコントロール測定 の役割をし、ゆえにバイオセンサが適切に配置され光が作用していることを保証 する。 本発明は驚くべきことに全血を迅速に分析できる程度にまでバイオセンサの性 能を増大させる光測定装置およびレーザーに対して特定の位置にバイオセンサを 向けることも含む。 図面の簡単な説明 本図面では、本発明の目下好適な実施形態を示しており、違う図でも同じ参照 符号は同じ部分を指す。 図1は、本発明で用いられるフローセル上部の拡大底面図を示す。 図2は、図1を2-2におけるフローセル上部の拡大断面図を示す。 図3は、3-3線における図1のフローセル上部の拡大断面図を示す。 図4は、本発明によるバイオセンサの拡大分解斜視図を示す。 図5は、図1のフローセル上部と接触する薄層状ガスケットの拡大側面図を示 す。 図6は、一体化した入出力複合レンズを有するプラスチック製平面導波管を示 す。 図7は、図6の導波管の拡大側面図である。 図8は、本発明を実施するために有効な蛍光測定法の装置の略図であり、地面 に関して特に有効な方位にした図4のフローセルのアセンブリを示す。 図9は、導波管の一部および本発明による競合的免疫蛍光測定法の生化学的成 分の拡大側面図である。 図10は、本発明によるバイオセンサのフローセル部分の拡大分解斜視図を示 す。 図11は、本発明に関して使用されているガスケットの斜視図を示す。 図12は、図1から3のフローセル上部と結合する第二フレーム部材(フロー セル底部)の拡大平面図を示す。 図13は、図12に示した第二フレーム部材の拡大側面図を示す。 図14は、図4のフローセルアセンブリの一部を形成する支持板の拡大斜視図 を示す。 図15は、図4フローセルアセンブリのステージ部材の拡大平面図を示す。 図16は、図15に示したステージ部材の拡大側面図を示す。 図17は、図15と図16との拡大図を示す。 図18は、本発明によるバイオセンサの拡大分解斜視図を示す。 図19は、光回折格子連結器を有するプラスチック薄膜導波管の一部の拡大定 型化側面図を示す。 図20は、単独の光回折格子カプラを有するプラスチック薄膜導波管の一部の 拡大定型化側面図を示す。 図21は、本発明のエバネッセントアッセイ(CK-MB)と公知の装置とを比較 した相関分析の結果を示したグラフである。 図22は、相関を示す図21のデータを両対数プロットで表示したグラフであ る。 図23は、本発明による装置を使用した場合に、撹拌(振動)が全血および5 0%全血および50%血漿についてのCK-MBアッセイに及ぼす影響を示したグラ フである(旧型のCPDA抗凝固性溶液に希釈)。 図24は、同一溶液中に存在する異なる対象分析物を検出するために異なる捕 捉分子とトレーサー分子とを用いて、平面導波管センサから放射された蛍光を波 長および空間より分析する検出法の拡大模式図である。 発明を実施するための最良の形態 A.フローセル 符号100で表し、図1から図3で示したフローセル上部は光吸収材料から形 成されることが望ましい(例えば黒色陽極処理表面のような不動態化表面を有す るアルミニウムのような金属など)。このフローセル上部100は一般にプレー トのようになっており、複数のウェルすなわちリザーバ102、104、106 (例えば2から10のリザーバ)を含むように形成されている。 少なくとも別個の二つのリザーバを有する装置はリザーバが一つの実施例より も大きな利点があり、例えば同じ導波管で、測定用試料の蛍光と「コントロール 」領域からの蛍光とを同時に測定するのが望ましい時などがある。例えば、導波 管への非特異的結合(または非特異的蛍光)水準を測定用試料から引き算できる 。同様に、励起した光の強度が変動したために生じる測定変化も補正することが できる。置換分析では、「コントロール」領域は検体を含まない試料または既知 量の検体で予め装填した導波管である。三つまたはそれ以上のウェルがある記載 された実施形態に関しては、「未知の」試料すなわち測定用試料に加えて、検体 を含まないコントロールと少なくとも一つの既知の較正試料とのどちらについて も蛍光を測定することができる。しかしながら、リザーバが一つであっても、本 発明は一試料中に存在する多数の検体を分析することができる(例えば多数の実 験で一つの導波管を使用することによって)。 記載された実施形態においては、リザーバ102〜106はそれぞれ出入口 108、110、112、114、116、118を有しており、これらの出入 口はリザーバ102〜106に分析すべき液体を注入したり液体を回収したりす るためにフローセル上部100を貫通している。いくつかの場合で、ポンプを用 いてこの液体をリザーバの中および外へと振動させるが、これにより検体と反応 物(例えば図23を参照)とが多く混合される。振動させると、アッセイの効率 (例えば速度)が増加する。記載された実施形態において、出入口108〜11 8は、フローセル上部100中に符号120、122、124、126、128 、130で示された落ちくぼんだ凹部の各々と連結している。 個々のリザーバに関連する凹部の間には、フローセル上部において、側部また は縦に溝が形成されていることもあり、リザーバの中にある液体を混合するのに 役立つ(図示しない)。 リザーバ102〜106の外側表面はそれぞれ壁面132、134、136に より区画される。壁面132、134、136をフローセル上部とは別の要素と して構成することも可能であるが、フローセル上部100の残りの部分と一体に 形成されることが望ましい。壁面132〜136の内側の周囲138、140、 142は、不活性で不伝導性のプラスチックのような不活性かつ不伝導性の材料 や、不動態化した陽極処理アルミニウム、銅、ステンレス鋼、および同様な合金 のような金属から製造されている。記載された実施例において、フローセル上部 100全体は金属で作られているが、別の実施形態(図示しない)では、フロー セル上部はリザーバに据えた(図示しない)非金属材料、黒色材料、または金属 スリーブでもよい。液体に接する材料はタンパク質を吸収する性質が低くなくて はならない。したがって、金属、親水性の非金属材料、親水性材料の薄膜で覆わ れた疎水性の非金属材料(例えばPEG,PLURONICSや他のヒドロゲル)が使用でき る。 記載された実施例において、フローセル上部100(図4)と連結した液体出 入口156、158を受取るため、個々のリザーバ102〜106に結合してい る出入口108〜118は、リザーバの凹部120〜130とそれぞれ一対の容 器144、146、148、150、152、154(図1に作図線で図示)と を互いに流体の移動が可能であるように連通する。液体出入口156、158は 一つのリザーバについてしか記載されていないが、本発明の記載は同様にフロー セル(もしあるとすれば)の他のリザーバにも当てはまることはいうまでもない 。 図4に示すように、液体出入口156、158はフローセル上部100に穴を 開けてくりぬいたねじ切り部材(ねじ山は図示しない)と接触する雄ねじ刻設さ れた管継手である。管継手の解放端では例えばシリンジポンプ(図示しない)と 液体とが連通している(例えば管材や導管による。図8に示す)。測定液が出入口 108から118と連通するかぎり、出入口とフローセル上部の間に液体を結 ぶ他の装置も使うことができる。このように、分析すべき液体(例えば全血、血 漿、希釈液、またはこれらの混合物)は例えば振動ポンプ(図示しない)を用い てリザーバ102〜106から出し入れされる。 さらに図1と図4に示すように、壁面132〜136の外側表面の一部分はフ ローセル上部を形成する凹部160を規定している。凹部160はガスケット1 62を受け入れるように作られており(図4、5、11)、ガスケット162につ いては以下にさらに詳細に述べる。ガスケット162はフローセル上部100の 上に導波管を配置する際の緩衝材となり、フローセル上部と連結して導波管のす べりを妨げる。ここでより詳しく述べるように、ガスケットはリザーバ102〜 106中の液体を入れている壁面132〜136のどの部分の役割も果たさない ことが望ましい。フローセルは石英導波管か、より好ましくは以下に述べるプラ スチック成形導波管164とともに使用する。 B.導波管 図4、6、7に示すように、入力レンズ166と出力レンズ168とが結合し て備わっている好適な導波管164は、プラスチック成形導波管(例えば光学プ ラスチックで成形されている)である。このような導波管164は、ソリ形をし ており、平行な第一平面172と第二平面174平面を有する平面部170(光 学基板)およびこの二平面の間の厚さが176であるエッジを有することが好ま しい(図9)。導波管表面のうち少なくとも一方の平面172には多数の捕捉分子 240が結合している(例えば図9に示したように平面上に固定化する。ただし 、捕捉分子を表面に十分密着して結合させる他の方法(導波管表面にストリップ 免疫測定法を設置したり、捕捉分子を繊維に接着する繊維状の「マット」を使用 したりする)を使用する場合もある)。平面172、174は可能な限り光学的 に平滑であるのが良い。例えば、表面のうねりや粗さの間隔は約65ナノメート ルから195マイクロメートルの範囲外でなければならず、同時に650ナノメ ートル付近の間隔も避けるべきである(波長632.8ナノメートルの光線が使 用されている場合)。表面の粗さ振幅(roughness amplitude)すなわちRa (平均ピークまたは谷に対する理論上の平面)は0.0065マイクロメートル (0.26マイクロインチ)より小さくなければならない。しかしこの二倍の長 さであってもよい。前記厚さは一般的には0.20から1ミリメートル(mm)の 間で、より好ましくは約0.5mmである 平面部のエッジには内部に伝搬した光を受け取るための領域(例えばレンズ1 66)が存在する。図6および図7で示した実施形態においては、入力すなわち 光を受け取るレンズ166は、導波管前部における光を受け取る領域に隣接した 導波管に一体型に構成されている。レンズと平面部とを光学的に結合させる別の 方法も使用することができる。このようなレンズ表面の仕様は、導波管の平面部 あるいは「プレート」部分と同様である。最大粗さ振幅は0.0013マイクロ メートルから0.025マイクロメートル(0.5マイクロインチから1マイク ロインチ)が好ましい。加工線は導波管の長軸に対して平行(レンズを見ると垂 直)とするのが望ましい。レンズの側部とレンズの傾斜部領域の表面仕様は平面 構造の上部および底部の表面ほど厳密ではない。 別の実施形態(図示しない)において、一枚のレンズ(あるいは複数のレンズ )は導波管と一体型に結合していないが、導波管(あるいは複数の導波管)と光 学的に相互作用するように構成されている。 ところで、光を導波管へ収束するためにレンズを使うよりも、回折格子を使う ことがある。種々の回折格子およびこれらを導波管に組み込む方法について知ら れている。例えばヘミング(Heming)等による米国特許第5,480,687号 (1996年1月2日)の第4欄1〜10行目および第6欄20行目から第7欄 55行目まで、フラナガン(Flanagan)等による米国特許第5,081,012 号(1992年1月14日)、ファッティンガー(Fattinger)による米国特許第 5,455,178号(1995年10月3日)、クンツ(Kunz)による米国特許 第5,442,169号(1995年8月15日)バージェス・ジュニア(Burg ess,Jr.)等による米国特許第5,082,629号(1992年1月21日) を参照されたい。回折格子は多くの手段により作られる。浮き出し、成形、 写真平板、直接エッチングする電子ビームリソグラフィー、干渉リソグラフィー 、位相リソグラフィーなどを含むが、これらの手段に限定されるわけではない。 浮き出した回折格子は機械的に刻印するか、熱により表面上に刻印し、基板に貼 り付ける。 平板印刷の回折格子は化学現像と、適当な光源により照明を覆った後のフォト レジストと基板のエッチングにより形成される。干渉平板リトグラフィーと位相 リトグラフィーとは類似の技術であり、従来の平板印刷よりもエッチングした構 造部分の解像度がすぐれている。イオンあるいは粒子ビームによる方法では、イ オンまたは分子の流れを用いて回折格子の基板に直接エッチングすなわち「書く 」ことにより、正確な回折格子を形成することができる。 回折格子自体は導波管の平面部あるいは傾斜部の前部の上を覆う金属フィルム が規則正しい特徴をしたエッチングの型から成っている。分光計で「レプリカ」 回折格子として使われるような、標準の回折格子が使用される。このように回折 格子のカプラを利用することは、光を受け取るレンズやプラズマでエッチングし た回折格子の利用に伴う製作の複雑さを回避するのに役立つ。このようなカプラ を利用する手順は現在プラスチック製のクレジットカード上にホログラムを浮き 出すために使われており、このような方法を以て、カプラは比較的低価格で大量 生産される。 図19で示した別の実施形態のように、回折格子314(深さまたは厚みが5 ナノメートル以下)を有する波形の導波管が、屈折率の低い基板318がついた プラスチック製の薄膜導波管316(または成形された薄いプラスチック製の平 面導波管)の光の受け取り領域と結合して(例えば成形する、接着する、熱して 押しつける、あるいは浮き出しにするなど)いる。ここで記載された実施例では 、回折格子314は薄膜と屈折率の低い基板の間に配置されているが、薄膜導波 管の表面172に回折格子をつけるような他の位置も使用することができる。ま た他に、光を異なる方向から導波管へ向けることもできる。とにかく、回折格子 は内部に伝搬する光218を受ける。このような場合、導波管部分は一般に透明 な 光学プラスチックから形成されており、厚さは約10マイクロメートルから約2 00マイクロメートル、より好ましくは約125マイクロメートルである。極端 に導波管の膜が薄い場合(例えば約10マイクロメートルから25マイクロメー トル)、結果としてその薄膜は堅い開放支持体317に接着することが望ましい 。また、結果としてその薄膜は薄膜よりも屈折率の低い支持基板に取り付けると よい(図19)。 効率の測定から、組み立てられた光学導波管蛍光免疫測定法において最も効率 的なエッチングの深さは回折格子間隔の約1.5倍であることが決定される。回 折格子で回折が起こるためには、間隔dは波長(λ)と同じオーダーでなければ ならない。二つの隣り合う回折要素(スリット、接点(rigids)、およびこれに類 するもの)から出る光線の光路差をδと仮定すると、δが波長のm倍(mは整数 )である場合、回折格子を通る光によって強め合う干渉模様が形成される。 δ=d(ntsinθt・-nisinθi=λ(m) ここでdは回折格子間隔、θtとθiは回折格子の境界面での透過角および入射角 (表面平均値に関して測定)を指す。ntとniは透過する媒質と入射する媒質( 例えば導波管と基板)の屈折率をそれぞれ示す。本式を使用すると、回折間隔が 0.7マイクロメートルのとき、結合した632.8ナノメートルの光の入射角 は38.03度と決定される。 空気から導波管を形成する最下層へ伝わる光の入射角および導波管フィルムの 溝の密度は上記方程式を用いて算出される。632.8マイクロメートルの入射 光を用いると、密度2400g/mm、1800g/mm、1200g/mmのポリエチ レンに対する入射角はそれぞれ4.6度、27.4度、57.2度となる。 更なる別の実施形態では、レーザー光は一体型光学導波管上(integrated opti cwaveguide、IOW)でプリズムにより合成(prism-coupled)したり(図示しない) 、端をぶつけて合成(end-fire coupled)したり(導波管中へ直接光の焦点を合 わせる)、導波管へ先細りに合成したり(taper-coupled)(例えば、厚さまたは屈 折率が漸減した(tapered)薄膜を利用する。ただし回折格子カプラと関連する ことが好ましい)することができる。 光をフローセルで先細りに合成させるために、ゆるやかに漸減した部分(例え ば曲線か直線)を利用して、光を薄い平面導波管の端に「一カ所にまとめる」こ とができる。よく視準を合わせた入射ビーム(レーザーなど)は、「明るさの法 則」による制約のため、多様な様式の導波管(例えば厚さ約50マイクロメートル )に収束する(すなわち、ビームの大きさの積と、開口数はこの先細り形(taper) を通して一定である)。この先細り形はレンズとも繋がる。 図6、図7に示した導波管は棚板(shelf)すなわちリッジ(ridge)176を 有する。このリッジ176は導波管164がフローセルと連結して機能している 場合、フローセル上部の端に接触している(図4)。図1に示したように、フロー セル上部100には二つの出入口178と180があり、これらは導波管を定位 置に固定する(挟み込む)ためフローセル上部100および導波管164と接触 するように構成した第二フレーム部材186(フローセル下部)の支持部材(支持 柱)182および184と接触する。 レーザー光は受け取りレンズ166に平均角θで入射するのが好ましい(図8) 。平均角θは一般に、導波管を形成するために使用される材料の種類と導波管の 両面の向かい側にある媒体の光学的性質とに依存的して変化する。導波管あるい は導波管の層がポリスチレン(例えばNOVOCOR)で形成されている場合、平均角は 一般に32度より小さくなり、例えば15度〜25度となる。一般的なビーム幅 は0.5ミリメートルから2.0ミリメートルの間で変化する。 導波管の反対側では、外部結合装置188が後部すなわち出力レンズ168と 接触しており、光が検出されることを確実にする(図8)。外部結合装置188は 単一光検出器でも、多数光検出器でも、標準CCD(荷電結合素子)でも、同様な 装置でもよい。導波管164を通り抜け外部結合装置188により受け取られた 光線は特性または/および強度について分析される。ブロック等(Block)によ る米国特許第4,582,809号(1986年4月15日)に述べられている 光の末端収集法(end collection)と異なり、本発明では、二つの理由から光 は導波管の末端部で検出される。一番目の理由は、特性のコントロール測定とし てである。導波管を通過する光は、バイオセンサが装置に適切に配置されており 、かつ光源が依然として機能していることが装置を使用する者にわかるように測 定される。また、装置が作動される前に予め決定した光の強度が後部レンズ16 8で最初に検出できるように装置は形成されており、ここでもフローセルアセン ブリ(「バイオセンサ」)、一般的に190が、適切に配置されていることを保証し ている。検出が末端部である二番目の理由は、導波管を通過する光の量が均一で あることを確実にし、かりに均一でないとすれば誤差を補正するという、装置の 較正に関連している。導波管に結合するレンズ168から外部で収束する光は、 十分な光がレンズを通過して検出可能な蛍光が創出されていることを保証するた めに、レンズ幅全体に渡って測定されることが望ましい。 また、図6および図7で示したようなプラスチック製導波管はポリスチレン、 ポリメタクリル酸メチル(「PMMA」)、ポリカーボネート、あるいはこれらと等 価な材料のような光学プラスチックより成形(例えば射出成形)されており、か つ1.33より大きい屈折率(水の屈折率は1.33である)を有することが望 ましい。導波管の大きさは望まれる用途に左右される。 前部レンズ傾斜部192と後部レンズ傾斜部194は互いと平面部170とに 関して「凹状の」すなわち弧状の位置にあることが示されている(図7)が、こ れらの傾斜部は共通の中心に対して折れ曲がっている必要はなく、レンズ傾斜部 のうち一方は平面部の面から反対方向に折れ曲がっていてもよく、傾斜部は概ね 平行な平面に傾斜する(図示しない)。 別の実施形態(図示しない)では、ユタ州立研究財団による国際出願番号PC T/US/96/02662(国際公開特許第96/26432号公報、開示日 1996年8月29日)で開示されている層のように、導波管が薄層状の層を含 んでおり、そのうち一層は構造の支持層の役目を果たし、他層(薄層例えばSi ON)は光を透過する役割をしている。このような実施形態において、構造の支 持層はポリスチレン、PMMA、ポリ塩化ビニル(PVC)、ポリイミド、ポリ エステル、ポリウレタン、有機的に修飾したセラミック、ジエチレングリコール ビスアリルカーボネートのポリマー、アリルジグリコールカーボネートポリカー ボネート、または等価な材料のようなプラスチックから形成される。導波管の層 はTiO2、TiO2とSiO2の混合物、SiO2、ZnO、Nb25、Si34 、Ta25、HfO2、またはZrO2のような他のふさわしい材料からも形成さ れ得るが、ポリスチレンのような光学プラスチックであることが好ましい。Ti O2やSiO2やSi34のような導波管層は、プラズマ化学蒸着法(PVCD)、 プラズマ衝撃化学蒸着法(PICVD)、または同様な方法により析出される。 C.ガスケット ガスケット162は導波管164とフローセル上部100との間に設置される ことが望ましい(図4、図5、図11)。一体型レンズを有する導波管164と一 緒に使用するのに好適なガスケット162は、フローセル上部の凹部に適合する ように形成されたシリコンゴムガスケット198に接着した(適切な糊や両面テ ープを使用する。例えばアメリカオハイオ州ストウにあるモーガン・アドヒーシ ブ・コーポレーション(Morgan Adhesive Co.)より入手できるMANTAC No.SB 1154 など)透き通ったテフロン(TEFLON)層196を含む。また、合成樹脂ポリマー (例:テフロンのような材料)も使用される。記載したガスケット162はリザ ーバ102〜106を囲みはするが影響はしない三つの内部開口部を持つように 形成されている。 バイオセンサのアセンブリに関して、リザーバ102〜106においては、導 波管164の第一平面172は、個々のリザーバの床板あるいは天井板となって おり(図8)、他方フローセル上部100はその天井板または床板および前記壁面 の構成要素となるように形成されている。図8に示した方向では、平面172が 天井板の役割をしておりかつ地球との位置関係がとりわけ便利な水準になってい るが、特に振動させると、より短い時間(例えば5分から10分)に全血の中か らでも標的分子の存在を装置が検出する能力を高める。しかしながら、当然い うまでもなく、フローセルアセンブリ190はいかなる位置にも(例えば垂直や いかなる角にも)向けることができる。フローセルアセンブリ190をある方向 に向けると、望ましい場合、導波管164から気泡や重い原料を取り除く手助け となる。他にも、干渉信号を吸収するための染料を試料液に混合することができ る。リザーバはここでは一般に矩形で示されているが、他の形のもの使用できる 。 ガスケット162は励起した光の波長域において、導波管材料の屈折率よりも 小さい屈折率を有するやや堅い材料から形成されていることが好ましい。結果を 最良にするためには、ガスケット材料の屈折率は導波管の屈折率と比較してでき るだけ低くするべきと考えられている。石英またはガラスから形成された導波管 では、屈折率は一般に約1.46から1.52となり、高鉛ガラスに対してより 高くなっている。屈折率が1.35から1.43の透明な(無着色の)シリコン ゴム(シロキサンポリマー)はガスケット162に使用する材料として現在好ま れている。PTFE(ポリテトラフルオロエチレン)やFEP(フッ化エチレンプロピ レン)のようなテフロンまたはテフロン型の材料も約1.34から1.35の屈 折率を有しており、層196として使用するのに適している。 ガスケットの他の部分198は、不透明な(例えば赤や黒)ネオプレンまたは シリコンゴムで形成することができるが、これらの材料は壁面が金属であるため 、必要不可欠というわけではないが、生物学的に不活性であることが好ましい。 D.フローセルアセンブリ 図18に示すように、本発明による好適なフローセルアセンブリ190は、一 般的にフローセル部分(一般に200、図10参照)、ガスケット162、および 導波管164を含んでいる。図10に示すように、フローセル部分はフローセル 上部100、フローセル下部186、およびフローセルステージ(または「フロ ーセル合」)202を含んでいる。図8に示すようにここでより詳細に記述する と、バイオセンサ190のこれら三つの構成要素は、励起した光が導波管164 の前部レンズ166に入射し、前部レンズ傾斜部192と平面部170を透過し 、後部レンズ傾斜部194と後部レンズ168から外部結合装置188へと出 て行くような方法で、互いに統合される。フローセルアセンブリはフローセル上 部100とフローセル下部186とを結合し、従ってガスケット162と導波管 164とをその間に挟む手段をも含んでいる。そのようにするための記載された 手段は、フローセル下部186のねじ穴208、210と互いに接触するねじ締 めボルト204、206である。しかし当然ながら、ねじ、ナット、ボルト留め 金、スナップフィットおよび同様の等価な手段も代わりに使用することができる 。 導波管支持板212はフローセル下部186と係合して示されている(図4)。 導波管は支持板と位置を調整して並んでいる場合、フローセル下部とフローセル 上部の間に配置された状態で再現される。光ビームを受けるための開口を三つ有 する三経路ビームマスク214(3-channel beam mask)についても示している。 E.装置 フローセル200に関すると、ガスケット162と特定の導波管164が互い に連結しその結果形成されたバイオセンサ190は、蛍光免疫測定法のような免 疫測定法を行うための装置の中で使用される。図8に示すように、このような装 置は光源216を含んでおり、この光源は反射鏡220、222、224によっ て光学バイオセンサ190に向けられる光ビーム218を含む。光源216はそ れぞれ中心波長488〜514.5nmと600〜約900nm(例えば633 nm)とで放射するアルゴンレーザーまたはレーザーダイオードである。 図8の実施形態にはさらに、望ましい場合、特定のバイオセンサ190の入力 レンズ166上にビーム218を集束させるのを助長するように配置されている 45度角の反射鏡226がある。バイオセンサ190にはビーム218からの光 を受けるよう配置された一端166を有する光学基板が存在する。一体化されて いない石英セルの場合、ビーム218からの光をバイオセンサの端部で集束する ために、焦点レンズ228は測度反射鏡(angle mirror)226とバイオセンサ 190の間に配置されるのが望ましい。焦点レンズ228は着脱可能で、焦点を 最良に合わせるため配置を調整できるようにX―Y変換装置を装備して図示され ている。 さらに、変換装置は組成の異なる導波管の角θを調整するために移動させるこ ともできる。光学基板164の重要な部分(石英導波管の場合、全部)は図9に 示すように幅176の間隔を空けた二つの平面を有する平坦な形が一般的であり 、ここでより詳細に記述する。 光検出手段、一般に230は、バイオセンサ190から放射する蛍光を探知す るように配置されている。図9に関連してここでより詳細に述べると、放射され た光は試料中に存在する選択された検体の濃度を反映している。図8に示した光 検出手段230には集束レンズ232があり、このレンズは光学基板164を通 過した光218が伝搬する方向と実質的に直交する方向から放射する蛍光を集束 するように配置されている。 集束レンズ232と光学基板164との間の距離234は当業者に知られてい るように、エバネッセント光の透過領域から放射する光の収集を最大にするよう に、かつ同時にこの光を光検知器の面に結像するように選択される。集束レンズ 232によって収集された光は検出手段230に送られ、収集した蛍光レベルを 反映した出力信号により応答する。 検出手段230は、従来技術において周知のように、放射した蛍光の波長域 に及ぶ波長領域の光を検知するために役立つ光検知器であれば、どのようなタイ プのものでもよい。ただし、同時に多数の検体を分析評価するための好適な実施 例においては、検出手段230はエバネッセント帯域236で生じた各々の蛍光 信号を直接結像できる結像型の検出器とする。図8の装置において、検出手段2 30は信号を生じるCCD検出器である。このように映像信号を収集することより 、各ウェルやパッチ(patch)を測定するのに別々の光学要素が必要なシステム よりもずっと簡単な方法で多数の試料を同時に測定できる。また、本映像検出シ ステムにより、導波管への蛍光のエバネッセント透過を経由するよりもむしろエ バネッセント領域236から直接的に、放射した蛍光を収集できる(Fig.9)。 また、検出手段230は、光電子増倍管、半導体光ダイオード、またはこのよ うな検出器の列でもよい。CCD以外の実施形態では、列は一般に目的に応じて単 一検出器であることが望ましい。小型の検出器の列があると、使用者は最大量の 蛍光が検出されており、収集や検出光学レンズの調整間違いにより不注意に失わ れないことを確認できる。光学的に、回折格子を備えた分光写真器は、検出され た光のスペクトル解析を行うためのCCDや他の検出手段と結合される。この場合 、手段は試料から収集した全蛍光を決定するためにおのおののピーク周辺の信号 関数を積分するのに提供される。また、検査機関での使用に対する実施例におい ては、定量に関するすべてのパラメータは標準化されているが、分光器はトレー サーの蛍光領域の波長のみを通過するフィルタに置き換えることができる。 図9にはアッセイが行われる際の状態が一般的に示されている。光学基板16 4は第二平面174から幅176だけ離間した少なくとも一つの平面172を有 する。少なくとも表面174は試料溶液238に対して接触するように配置され ている。導波管表面172上には捕捉分子240が固定されている。試料溶液2 38は、特定の検体中にある多数の検体分子242と多数のトレーサー分子24 4とを含む。トレーサー分子は、例えば検体に混合する前に試料溶液と混合した り、導波管表面172に実際には化学結合しないで導波管表面上でトレーサー分 子を乾燥させたりして、試料溶液に混ぜることができる(あるいはトレーサー分 子が水溶性成分(捕捉分子とトレーサー分子間の特定の相互作用を干渉しない水 溶性の等質など)を利用して表面に結合している場合のように、少なくとも永続 的に結合しているわけではない)。捕捉分子を選び、検体分子242の各々に存 在する結合部分と結合するように形成される。トレーサー分子は捕捉分子と相補 的(結合という意味において)であるように選ばれ、適切な波長の光刺激に対応 して蛍光を発するように(例えば捕捉分子に蛍光標識を付けることにより)形成 される。トレーサー分子244により放射される蛍光のレベルにより捕捉分子と 結合した検体の量を測定でき、ゆえに溶液中の検体242の濃度を反映する。 光が導波管164内を伝搬し、表面172、174において内部反射される 場合、エバネッセント光場が形成される。このエバネッセント光場の強度曲線2 30は、距離軸232と水平軸234を図のようにとった場合、平面172から の距離に伴って減少する(図の縮尺は合っていない)。エバネッセント光の強さは 距離と同一線上に、軸232に沿って変化する。励起領域236は、トレーサー 分子244の充分な量すなわち検出可能な量を励起するうえでエバネセント光の 強度が充分である唯一の領域である(図の縮尺は合っていない)。励起領域236 の外側のトレーサー分子244は誘導蛍光をほとんどあるいは全く引き起こさな い。励起領域236は通常約1000〜2000オングストロームの深度範囲で ある。 捕捉分子240は検体分子242に対して反応性を有するものであればよく、 全ての抗体、Fabフラグメント、ペプチド、エピトープ、膜受容体、全ての抗原 性分子(ハプテン)または抗原性フラグメント、オリゴペプチド、オリゴヌクレ オチド、ミメトープ、核酸あるいはこれらの混合物を用いることが可能である。 また捕捉分子240として、細胞または細胞器官の膜に通常見られ、検体に対し て特異性を有する受容体分子や、こうした受容体の、検体に対して特異的結合性 を有する郊分を用いることを可能である。 捕捉分子240は従来技術において公知である任意の方法により表面172 上に固定することが可能である。しかし、好ましい実施例においては、捕捉分子 は部位特異的に固定されている。この応用例において用いられる「部位特異的」 とは、捕捉分子の特異的部位が、一般的な先行技術に基づく方法におけるように ランダムな部位ではなく、捕捉分子上にある特異的部位を意味する。先に参照し た国際公開特許公報第94/27137号に、光学基体上に抗蛋白質コーティン グ(protein-resistant coating)を施すことにより基体の表面上に捕捉分子を 部位特異的に固定する方法の詳細が示されている。 導波管は同一試料について多数の(例えば四つの)異なる検体を調べることが できるよう設計されている。これは、導波管の異なる部分に異なるタイプの捕捉 抗体を固定化させることによって行われ、その方法は模式として言及されている 。三つの異なる模式がポリスチレンセンサに抗体を固定化するために適している と 思われる。つまり、ガスケットを施した多数ウェル被覆トレイ(gasketed multi- well coating tray)、液体インクジェット印刷および写真平板である。前者では 、インクジェット印刷機と同様な機械が導波管の特定部分に試薬を噴霧するため に使用される。後者では、光化学的に選別域に抗体をつなぐため、紫外線が使用 される。 ある固定化化学は導波管への抗体の物理的吸収を基づいている。方法の一つに 、固定化の少し前に酸性条件に短時間暴露するというのがある。この酸による前 処理の操作により、固定化抗体の抗原結合能(AgBC)が数例で三倍にまで改善す ることが示されている。この固定化化学は比較的簡単で、ガスケットを施した多 数ウェル被覆トレイあるいは液体インクジェット印刷技術と併用できるが、数例 において他の方法よりも非特異的結合の程度が高いことが示されている。 他の二つの固定化化学はPEO-PEO-PEOという形状のトリブロックポリマー (tri-block polymers)のファミリーに基づいている。ここでPEOはポリ(エチ レンオキシド)を、PPOはポリ(プロピレンオキシド)を表す。これらの表面活 性剤は商品名プルロニクス(PLURONICS)で市販されており、PEOとPPOとのブロ ック用に様々な鎖の長さがある。PPOブロックはPEOブロックよりもかなり疎水性 が高く、PEOブロックを大量の溶液に暴露したままで、ポリスチレンのような無 極性の表面に容易に吸着する。PEO鎖の自由末端は移動性が高く、事実上タンパ ク質を表面から一掃する。 二番目および三番目のどちらの固定化化学でも、抗体を接着する前に導波管の 表面をプルロニクスで被覆するが、これら二つの化学では、抗体の接着の仕方が 異なっている。二番目の化学では抗原結合断片(Fab')とPEOブロックとを共役 させるために光化学的架橋試薬を用いており、この方法は写真平板による様式に 適している。三番目の化学では、化学的架橋試薬を用いてFab'断片をプルロニ クスに接着させるが、この方法はガスケットを施した多数ウェル被覆トレイある いは液体インクジェットと併用できるようになっている。光化学的架橋法は二つ の異なるプルロニクス(F108とP105)および二つの異なる光化学的架橋剤(BPM とBPIA)に関して評価された。二つ一組にしてできる組み合わせの四通りすベて から許容できるレベルの全抗原結合量が得られるが、一方ではBPIA架橋剤を用い て抗体をF108に固定化すると、許容できないレベルの非特異的結合が得られる。 その他の三つの二つ一組にした組み合わせについては、非特異的結合のレベル( 全結合量の約1.5%)が非常に低い。さらには、P105とBPMの組み合わせは特 に優れており、検出不可能なレベルの非特異的結合しか生じない。 図9では、競合測定法の図解を示す(置換測定法とも呼ばれる)。しかしながら 、当業者には明白なように、本装置に関してサンドイッチアッセイのような別の 検定法を計画することも可能である。例えば、ハイブリテック・インコーポレイ ティッド(Hybritech,Inc.)に付与された米国特許第4,376,110号お よび第4,486,530号を参照されたい。 図9の実施形態において、この競合免疫測定法では捕捉分子240が検体24 2の代わりにトレーサー分子244とも結合するように作製されたトレーサー分 子244が存在する。検体分子242の濃度がより高くなると、トレーサー分子 244の大部分が捕捉分子240から周囲の溶液へと置き換わるため、基板16 4の励起帯域236の中に存在するトレーサー分子の数が減少する。トレーサー 分子の結合がこのように減少すると、次には蛍光の量も又減少する。対照的に、 検体分子242の濃度が低くなると、トレーサー分子244が捕捉分子240に 結合できるようになり、従って励起帯域236の範囲内に保持される。 注意点の心血管マーカーCK-MB(急性心筋梗塞に関連する)を使用して血漿と 全血の両方について行った試験では、結果は比較可能であった(拡散および粘性 の違いを考慮に入れた場合)。 図8の装置の実施例では、蛍光の測定は分光器により行われる。蛍光の検出は モノクロメーター(スペックスインダストリーインコーポレイティッド(SPEX Industries,Inc.)、1680C型)およびCCD(フォトメトリックスリミテッド (Photometrics Ltd.)、シリーズ200またはCH−250)により行われる。 ところで光源216は、選択された蛍光染料の励起に望ましい波長で放射する光 源ならばどんなものでもよい。また、一且検査法の手順が有効になり標準化され れば、蛍光スペクトルや空間分布を測定する必要がなくなることもある。検出手 段は測定の最低限の必要条件に従って簡略化することができる。 別の代わりの実施形態では、光源216は市販されている600〜700nm の赤色波長領域で放射するレーザーダイオードとなっている。レーザーダイオー ドは電力約12ミリワットで波長約635nmの放射ピークを供給する。633 nmで放射するレーザーダイオードも入手可能で、使用することができる。この 領域の波長を用いる実施形態のために、シアニン染料のような染料を使うことが 必要である。シアニン染料の蛍光は赤色スペクトル領域の波長に関して励起する 。このような染料の一例が蛍光染料CY5で、バイオロジカルディテクションシス テムインコーポレイティッド(Biological Detection System,Inc.)やピッツ バーグピーエー(Pittsburgh PA)(カタログ番号A25000)から入手できる。CY5染 料は製品の使用説明書および/またはBDSから入手できるキットにより、望まし いトレーサー分子と共役させることができる。二番目の染料であるCY7も適切で あろう。染料と共役法についても、「Cyanine Dye Labelling Reagents-Carboxy methylindocyanine Succinimidyl Ester」(Cytometry 11:418-430(1990)) という表題のサウスウィックピーエル(Southwick,P.L.)らの論文に特性を記 述している。光源としてレーザーダイオードを使用すると、バイオセンサおよび 導波管をプラスチックで形成することができ、これにより製造費用がかなり減り 、導波管とリザーバについて半円筒状のレンズを一体型に成形することが容易に なる。 望ましい場合、種々の波長で光を放射する、種々の標識を用いてもよい。この ような状況では、導波管は検出すべき一個以上の分子の検出に使用するために、 様々なタイプの捕捉分子(例えば様々な抗原と反応する抗体)を表面に固定化す ることができる。このような場合、導波管からの信号を多重送信することによっ て多数の波長を検出することができる。 図24は試料溶液238中に存在する関心の対象となっている種々の検体 (Analyte1,Analyte2,Analyte3,・・・Analytex)を検出するために、種々の捕 捉分子(Capture Ab1,Capture Ab2,Capture Ab3,・・・Capture Abx)、トレーサ ー分子(Tracer Ab1,Tracer Ab2,Tracer Ab3,・・・TracerAbx)、および標識(F1,F2 ,F3,・・・Fx)を使用した導波管センサから放射される、同時に波長および空間的 に解像した蛍光の検出について模式的に例証している。記載された実施形態では 、他の方法でここに記述するように装置が働くが、おのおののトレーサー分子 (Tracer Ab1,Tracer Ab2,Tracer Ab3,・・・Tracer Abx)は異なる色の蛍光物質 (F1,F2,F3,・・・Fx)で標識されている。 導波管は、導波管のエバネッセント領域の内側に存在する蛍光物質をすべて励 起させるのにふさわしい一つまたはそれ以上の様々な波長の光218に照射され る。ある配置では、領域通過フィルタを用いると、種々の蛍光物質からの放射を 区別できる。光線248、249、250はトレーサー分子上のそれぞれの標識 から放射されている。この光線はその後レンズ252を通過し、特定のトレーサ ー分子の標識、記載した事例ではTracer Ab1、によって放射された波長に選択的 な領域フィルタ254の上で放射した光が平行になる。車輪256のようなフィ ルタ切り替え部は、例えば異なる蛍光標識のおのおのに選択的な三つの異なる領 域フィルタを内蔵している。このように、Tracer Ab1によって放射された光線2 48のみがフィルタを通過する。波長の選別に加えて空間的な解像も望まれる場 合、フィルタ254を通過した光線248は二番目のレンズ258を通過する。 レンズ258はCCDやダイオード列(diode array)のような空間的に解像した光 検出器260の上に光248の像を形成する。波長の解像だけが望ましい場合は 、光検出器260は単一の空間的に統合された装置でよく、レンズ258も任意 に省略することができる。 ところで、波長の選択性は、フィルタ車輪以外のいくつかある手段のうちの一 つによって成し遂げられる。それらは回折格子、プリズム、あるいは音響光学変 調機のようなもので、異なる放射光の波長を角で選別し、それらの波長が個々の 光検出器の要素に分離し、その要素の出力が各波長領域内の信号の強さを表すよ うに使用する。回転フィルタ車輸の使用を避ける別の配置では静止ビームスプリ ッタ(stationary beam splitters)を使用するが、これは個々の光検出器の要 素の前に配置した静止フィルタを通じて入る、放射した光の直接の部分に使用さ れる。 また、異なる蛍光物質の励起した波長が測定できるほどに重複しないで十分分 離された場合、光源は励起した各波長を通過して調子を合わせて配列している。 いかなる時間に放射された光も、特定の時間に励起した波長を選んだ蛍光物質の セットの信号の強さと関連しており、フィルタのような、これ以上の波長を選別 するための装置は必要ない。 本発明を以下の実施例により、さらに説明する。 実施例 実施例1 一体型レンズを有する導波管は図6および7に示したように、清潔な環境で透 明な一般用途用ポリエチレンから射出成形された。本導波管は長さ38mm、幅 25mmであった。平面170の厚さ176は一貫して0.5mmであった。リ ッジすなわち「棚板(shelf)」は高さ1.3mmであった。前部レンズおよび後 部レンズはそれぞれの曲率中心が同一平面上にある底部エッジを有していた。前 部レンズの水平角262は約15度であった。後部レンズの水平角264は約1 9度であった。前部レンズおよび後部レンズの曲率半径はそれぞれ約3.2mm と約1.6mmであった。前部レンズの平均角θは21度であった。後部レンズ の平均角は約24度であった。 実施例2 フローセル上部は、図1〜3および8に示したように硬質な黒色陽極処理60 61−T6アルミニウムで形成された。フリーセル上部は、厚さ0.25mm( 0.010in.)の壁面を各周囲に有する三つのリザーバと、中央に平面と、 片側 の端から幅1.6mm(1/16in.)のところに二つの半カプセル型をした 凹部と、各凹部の中心に達する直径1.6mm(1/16in.)の出入口とを 含んだ。この出入口はフローセルの反対側に突出する深さ5.1mm(0.20 0in.)の#10〜32の連結器(標準ねじ、NPTではない)へと開口した 。90度のさら穴266(図2)を出入口連結器の表面に設けた(プラスチック 製のかかりのある管材料連結器を出入口連結器にねじ込み、さら穴上で固く結合 している)。リザーバの配列の両側にランド(lands)268、270と呼 ばれる二つの(溝と溝との)山の部分が存在した。おのおののランドにはその部 分の厚みを貫通する三つの穴があった。四つの#31のねじ穴272、274、 276、278が形成された(例えばドリルで穴を開けた)。二つの出入口178 および180は、第二フレーム部材186に適合するように押し込んだ2.4m m(3/32in.)の公称四つ角ピン182および184と滑らせてぴったり 適合するように、穴を開けて広げた。 実施例3 ガスケット162は、図4、5、11に示したように、1.6mm(1/16 in.)のシリコンゴム板と0.076mm(0.003in.)の自動接着性F EPフィルム(全体厚さ1.676mm(0.066in.))とを薄層状にした 複合構造として形成された。その外側の寸法は幅が約25mm(1in.)で長 さが25.40mm(1.000in)であり、ガスケットはフローセルのリザ ーバに符合する三つの内部開口部を有していた。ガスケットは水噴射式カッター を用いて作製され、FEP層がフローセル表面から向きが逸れるようにフローセ ル上に取付けた。 実施例4 第二フレーム部材186は、図4、10、12、13、18に示したように、 黒色陽極処理6061―T6アルミニウムから形成された。これはフローセル1 00の三つのリザーバ102、104、106に(わずかに大きかったが)符合 する三つの内部開口部280、282、284を含んでいた。内部開口部は浅い 凹部286(深さ0.46mm(0.018in.))に配置しているが、その凹 部に導波管をはめ、導波管表面のトレーサー分子の反応より放射されるエバネッ セント光を検出手段230によって検出した。フローセル102に関して、ラン ド288、290は内部開口部の両側に存在し、おのおののランドには三つの穴 があった。四つのねじ穴(例えば208や210)は蝶ねじを受けるために穴を 開け#4〜40にねじ切った。二つの出入口は、穴にぴったり圧入できる3.2 mm(1/8in.)の公称だぼを受け入れるために穴を開けた。そのだぼはス テンレス鋼で、第二部材の上部表面から約7mm(0.280in.)、下部表面 から6.6mm(0.260in.)突出した。露出しただぼは公称直径2.4 mm(3/32in.)に規格化し、四角に切って位置決めピン182、184 の摩擦を低くするようにした。第二部材底面は機械にかけて、導波管から放射さ れた蛍光用の単独の大きな窓292を備えた。第二部材の前部表面には二つの据 え付け穴294、296が含まれ、この穴にはフローセルを支持板212に固定 するために#2〜56で深さ約4mm(0.15in.)に穴を開けねじ切った 。支持板は図14に示したように、1.6mm(1/16in.)の公称606 1−T6アルミニウム板から製造された単純なU型ブラケットである。これには 第二部材の前部に存在する穴と符合する二つの#42の穴が含まれる。支持板の 目的はフローセルに押しつけている間、導波管を側部で固く止めておくことであ った。この部分の直立腕は入力結合レンズの外端部で導波管と接触し、他方入力 レーザービームとの結合は妨害を受けない。 実施例5 ステージ202は、図15〜17に最もよく示されているように、硬質の黒色 陽極処理6061−T6アルミニウムから形成された板状の構造をしている。こ の部品の受け取り部位298は一段下がっており、矩形の内部開口部を含む。# 2〜56に穴を開けてねじ切った三つの穴300、302、304は本部品の前 部に配置しており、これらはレーザービームマスクを固定するために用いた。# 10〜32の二つの穴306、308はステージを試験装置に乗せるため右側に 深さ19mm(0.75in.)の穴を開けた。内部開口部には傾斜した前部側 面310と後部側面312があった。窓のどちらの側にも二つの2.4mm(3 /32in.)の出入口(フローセルの出入口と類似)が配置され、これらによ り、締め付けたフローセルと第二部材とをステージ202に乗せることができた 。 実施例6 実施例1の導波管と一体型レンズ、実施例2のフローセル上部、実施例3のガ スケット、実施例4の第二部材および支持板、実施例5のステージを図4のよう に連結した。硬質の黒色陽極処理皮膜を公称増強の0.0025mm(0.00 1in.)部品に施したが、アセンブリ190は適正なはめ具合の確率を最大に するために、陽極酸化の前にできるだけ多く点検した。 ガスケットフローセル上部100の三つのリザーバ102〜106の外側寸法 と一致させるため切断した。アセンブリを締め金で留めた場合、シリコンゴム表 面はフローセルと接触し、FEP表面は導波管と接触した。ガスケット上に存在 し、取付け作業のじゃまになったり壁面の上部を越えたりするせきは、レーザー ナイフで注意深く切り取った(せきの上部は導波管の表面に曝されるが、接触し てはいなかった。ガスケット由来のせきは正しく締め付ける妨げとなる)。 導波管164は第二部材186中の浅い凹部にはめ込んだ。導波管は側方に最 小限しか移動させることができないが、圧迫されていたりはさみつぶされたりし てはいなかった。少しだけ(0.1mm(0.003in.))側方へ移動させる ことが可能であった。圧迫が起こるような場合は、適切に配置するために凹部の 壁面を追加的に削り取る必要があった。 導波管164がフローセルの下に模式的に直接配置していることを保証するた め、導波管164を第二部材186に設置した後、支持板214に寄り掛けた。 支持板214と接触するのは前部レンズの最も外部の角においてのみであり、前 部レンズの下側の射出成形突出部との接触は起こらなかった(射出成形は結果と して形成される突出部を別の場所に設置するために設計される)。第二部材前部 は支持板と接触した場合、フローセルの直下に導波管が存在することを確実にす るため、刻みを入れる必要があった。ガスケットをフローセル中にはめて、第二 部材上に導波管に配置した後、フローセルの出入口に位置決めピンを埋め込むこ とにより、フローセルと第二部材とを結合させた。完全にかみ合わせると、他に 余分な締め付けの力をかけていなければ(例えばガスケットを加圧しない)、フロ ーセルのランドと第二部材のランドの間に0.15mm(0.006in.)の 隙間ができる。ランド同士が接触するように四つの蝶ねじで完全に締め付けると 、ガスケットは0.15mm(0.006in.)圧縮された。フローセルと第 二部材はで手動で容易に分解でき、貼り付くこともないが、必要に応じてピンに 薄い潤滑油の被膜を使用するとよい。第二部材の圧入孔および/またはフローセ ルの出入口は、二つの部品の連結を損なう可能性のあるバリや隆起を避けるため 、わずかに円錐形に広げるのが望ましい。 第二部材底面の位置決めピンはステージ上の出入口に配置しやすく、容易に適 合した。組み合わせたとき、部品の間に気付かれるほどのゆとりは存在しなかっ た。フローセルと第二部材との取り付けに関して、第二部材とステージは適度の 手の力で容易に分解することができた。 実施例7 図20に示すように、一枚のホログラフィー用の回折格子314(Edmund Scientific #43226,2400g/mm,AI/N92でコートした)を、トルエン に溶解した10%ポリスチレン製チップから形成されたセメント320を用いて ポリスチレン製薄板導波管316に(Scenic Materials,厚さ125μm,n= 1.60)接着した。結果として生じる導波管への内部結合は約5度角でヘリウ ム・ネオンレーザーを使用して成し遂げられた。結果として生じる連結構造 は成形レンズ入力カプラよりも薄かった。 実施例8A.導波管の作製 ウォーカー(Walker et al.)等が「Corning 7059,silicon oxynitride,and silicon dioxide thin-film integrated optical waveguides:In search of low-low,non-fluorescent reusable glass waveguides」(Appl .Spectrosc,46: 1437-1441(1992))に述べたような方法で、SiON層を有する溝を備えた薄層導 波管は回折格子をエッチングした石英ウェーハ上で形成した。一時的に、ウェー ハを300度、50ワット、1.25トルで作動するプラズマ衝撃化学蒸着法( PECVD)の室(Texas Instruments)へ入れた。使用するガスはSiH4、シ ラン、窒素、アンモニア、および一酸化二窒素であった。SiON層は一分間あ たり590オングストロームの付着率で25.42分間生産され、層の厚さは1 .5μmとなった。プラウマン(Plowman et al.)等の「Femtomolar sensitivi ty using a channel-etched thin film waveguide fluoroimmunosensor」(Biose nsor & Bioelectronics ,11:149-160(1996))で述べられているように、フォトレ ジストを持つ付加的な層からSiONにエッチングされる場合、九つの平行な1 mm×65mmの溝が形成される。結果として生じる導波管のウェーハは約2. 5mm×7.8mmでそれぞれ三つの導波管の溝を有する、三つの矩形片に切断 した(ただしこの実施例では、溝のない格子導波管を使用している)。B.回折格子の作製 平面長さ100mm、厚さ0.5mmの石英ウェーハ基板(Hoya,Woodcliff Lak e,NJ,QZ 4W55-325-UP)を室温、6%過酸化水素硫酸溶液で洗浄した。次いでH MDS真空蒸気プライム(prime)を受けたウェーハを、1分間で4200回転 の割合で回転しながらフォトレジスト(Shipley SNR 200,MA,USA)で被覆する と厚さ約0.7mmの薄層が生じ、それから100度で1分間穏やかにベーキン グした。負のレジストが曝されると、線量20mJ/cm2のクロムー石英マス ク (DuPont,Kokomo,IN,USA)に対して紫外線(248nm,KrF excimer laser, Laser Stepper GCA-ALS,Tukesbury,MA,USA)を使用すると、0.7μの周期的 な溝の様式が明らかになった。ウェーハを130度で90秒間前処理としてベー キングする。フォトレジストを規定度(normalization)0.17にてShipley M F 312(MA USA)溶液中で展開し、回転乾燥させる。100度で60秒間展開後の ベーキングを行った。結果として生じるフォトレジストの様式は、エッチング速 度450オングストローム/分でO2やCHF3との反応性に富むイオンによりエ ッチングされたものである(8110 Reactive Ion Etcher,AME,Santa Clara,CA, USA)。回折格子のエッチング深さを0.6μ、0.8μ、1.0μとするために 、13.33分、17.77分、22.22分のエッチング時間を要し、縦横比 はそれぞれ0.8、1.0、1.4となった。残りのフォトレジストはO2プラ ズマにより除去した。 C.試験 光カプラとして薄層一体型光学導波管(IOWs)に使用すると、収束レーザ ー光(光源は2mWヘリウムーネオンレーザー、632.8nm、最大10mW 、Melles-Groit,Uniphase,Manteca,CA,USA)において、回折格子はプリズム のおおよそ半分の効率となった。どちらの取り組み方(例えばプリズムおよび回 折格子)でもバックグラウンドより大きいフェムトモル濃度の試料を検出した。 実施例9 本発明のエバネッセント波測定装置を標準ABBOTT STAT CK-MB IMxシステム と比較した。 A. 臨床試料 63件の臨床試料を入手し(病院でのCK-MB試験用に内科医から寄与された)、 ABBOTT STAT IMxシステムを使用してCK-MBに対する検査を行った。おのおのの臨 床試料に対して得られた値を記録した。各試料は0.55mlの大きさに等分し 、ロット番号を割り当て、―20度で保存した。 B.器具設置/測定の標準化 次に、本発明のバイオセンサ190を用いて試料をCK-MBシステムで測定した 。CK-MBの特異性は1000ng/mlCK-MBとCK-BBとに関してCK-MBを除去した血漿 (固相吸収)に加えることによって決定した。CK-MMの交差反応は0.1%より小さ かった。標準試料は既知の大量の組み替えCK-MB(Genzyme)を加えることにより 調製した。 C.モノクローナル抗体 モノクローナル抗体についてはJ.LandensonらClinical Chemistry,vol32, pp.657-63(1986)に記述されている。捕捉抗体は0.1マイクロモラー濃度(PBSA 緩衝液で希釈)で室温で2時間インキュベートして導波管の表面にコートした。 インキュベーション後、各導波管をPBSAで一度洗浄し、1mlのコート後溶液(0. 5%ウシ血漿アルブミン(BSA)/0.1%トレハロース/PBSA)を加えて室温で1 時間インキュベートした。コート後溶液を捨て、導波管を真空デシケータ中で一 時間乾燥させた。 E.特異的パフォーマンス 本発明にアコーディングする装置とCK-MBアッセイ用のABBOTT STAT IMxとの相 関関係を図21、22に図示した。この結果、相関関係0.98で比較できる二 つ一組の値、50ng/ml以下の高い割合のサンプルを含む試料分布と、臨床の試 験所の環境で臨床上の評価に決定的なポイントとなる確立された範囲とが示され た。図21では本発明(y軸ngCK-MB/ml)について得られた値をx軸ABBOTT STAT I MMx(mg CK-MB/ml)に対してプロットした。図22では図21のデータを両対 数で示した(同様に本発明の値をy軸、ABBOTT STAT IMMxの値をx軸とした)。 実施例10 システムの利用法をさらに確立するために、先の実施例について続けた。既知 の干渉物質(例えばヘモグロビンやビリルビン)についてもより広く研究に組み 込むするために、免疫蛍光測定法を干渉することで知られているヘモグロビン( 濃 度15mg/ml)およびビリルビン(濃度1mg/ml)を加えて既知のCK-MB濃度(20 ng/mlCK-MB、ヒト血漿に溶解)を分析した。このシステムでは100%のCK- MBを検出することができた。記述および図示した実施例の特徴は例を上げて説明 する目的のために意図したものであり、限定的あるいは制限的に解釈されるべき ではない。次のクレームで定義した本発明の意図や範囲から離れずに、ここで説 明した実施例については当業者が様々な応用および変形を行うことが可能である ことは言うまでもない。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G02B 6/00 G02B 6/32 6/32 6/00 B (81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE, DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,IT,L U,MC,NL,PT,SE),AU,CA,JP,N O,US (72)発明者 クリステンセン、ダグラス エー. アメリカ合衆国 84121 ユタ州 ソルト レイクシティー トップ オブ ザ ワー ルド サークル 8520 (72)発明者 ポラック、ビクター エー. アメリカ合衆国 84102 ユタ州 ソルト レイクシティー イースト サウス テン プル 1224 (72)発明者 マックイーチャン、リチャード ディ. アメリカ合衆国 48103 ミシガン州 ア ン アーバー シグネチャー ブルバード 3065 アパートメント エー. (72)発明者 サイモン、エリック エム. アメリカ合衆国 84108 ユタ州 ソルト レイクシティー エミグレイション キャ ニオン 5619 【要約の続き】 適切に配置され光が作用していることを保証する。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 少なくとも一つの平面を有し、液体が入る隙間がないよう密着させて第一部 材と係合した導波管と、 導波管と結合し、導波管と共に生物学的液体を入れるためのリザーバの壁面を 区画し、同時に導波管の表面が前記リザーバの床板を区画し、前記床板が一部分 で捕捉分子と結合している第一部材とを含み、生物学的液体を分析するための装 置中で使用する改良されたバイオセンサであって、不活性かつ不透明な材料から 形成されているリザーバ壁面を含む改良されたバイオセンサ。 2 前記不活性かつ不透明な材料が金属であるものとする請求項1に記載の改良 されたバイオセンサ。 3 前記第一部材全体が金属で形成されているものとする請求項1に記載の改良 されたバイオセンサ。 4 前記第一部材がリザーバに液体を振動するための出入口を有するものとする 請求項1に記載の改良されたバイオセンサ。 5 前記バイオセンサが導波管への第一部材の装着を緩衝するために配置された ガスケットを含むものとする請求項1に記載の改良されたバイオセンサ。 6 前記ガスケットが薄層の可塑性材料および合成樹脂ポリマー材料であるもの とする請求項5に記載の改良されたバイオセンサ。 7 前記導波管がプラスチック、石英およびガラスから成る光学材料の部類の中 から選択した一つの光学材料から形成されるものとする請求項1に記載の改良さ れたバイオセンサ。 8 前記導波管が平坦かつ結合効率とビームの特性を監視するために前記導波管 を通過する光を測定するための後部レンズと結合しているものとする請求項8に 記載の改良されたバイオセンサ。 9 前記バイオセンサが第二部材を含むことと、前記導波管が前記第一部材と前 記第二部材との間に挟まれることからなる請求項1に記載の改良されたバイオセ ンサ。 10 前記バイオセンサが支持板を含むものとする請求項9に記載の改良された バイオセンサ。 11前記バイオセンサが第三部材を含むことと、前記第三部材が前記バイオセン サと測定装置とを結合するための手段を有していることをからなる測定装置に配 置された請求項10に記載の改良されたバイオセンサ。 12 前記導波管が平坦かつ前記導波管に光を結合するための回折格子と結合し ているものとする請求項7に記載の改良されたバイオセンサ。 13 光を受けるためのレンズ末端部を有する前部傾斜部と、 前記導波管の外で光を伝搬するためのレンズを有する後部傾斜部と、 前記前部傾斜部にレンズにおいて受け取られる光を前記後部傾斜部にレンズを 通して伝搬するために、前記前部傾斜部から前記後部傾斜部へ光を伝搬するため の互いに平行な第一平面および第二平面を有する平面部とから成る導波管。 14 捕捉分子が前記平面部の前記第一平面に結合するものとする請求項13に 記載の導波管。 15 前記導波管が光学プラスチックから形成されることと、前部傾斜部が約1 5度から32度の平均角で平面部の平面から反対に折れ曲がることからなる請求 項13に記載の導波管。 16 少なくとも一つの平面を有し、導波管を通過する光を測定するような方向 に向けた後部レンズと光学的に結合し、カプリング効率とビーム特性を監視し、 さらには液体が入る隙間がないよう密着させて第一部材と結合した導波管と、 導波管と結合し、導波管と共に生物学的液体を入れるための複数個のリザーバ の壁面を区画し、同時に導波管の表面が前記複数個のリザーバの非金属床板を区 画し、前記床板が一部分で捕捉分子と結合している第一部材と、 前記第一部材の導波管への接着を保護するよう配置されたガスケットと、 第一部材と第二部材の間に導波管が挟まれるような第二部材とから成る、生物 学的液体を分析するための装置中で使用するバイオセンサ。 17 前記第一部材がリザーバに液体を注入または排出するための出入口を有す るものとする請求項16に記載のバイオセンサ。 18 少なくとも一つの平面を有し、導波管を通過する光を測定するような方向 に向けた後部レンズと光学的に結合し、カプリング効率とビーム特性を監視し、 さらには液体が入る隙間がないよう密着させて第一部材と結合した導波管と、 導波管と結合し、導波管と共に生物学的液体を入れるための一つ以上のリザー バを区画し、同時に導波管の表面が前記リザーバの床板または天井板を区画し、 前記床板が一部分で捕捉分子と結合している第一部材と、 生物学的液体を前記捕捉分子と接触させるために前記生物学的液体を前記リザ ーバに注入および排出するための前記リザーバと互いに流体の移動が可能である ように連通した出入口とから成る、生物学的液体を分析するための装置中で使用 する改良された装置。 19 光源と、 少なくとも一つの平面を有し、さらには液体が入る隙間がないよう密着 させて第一部材と結合した導波管と、 導波管と結合し、導波管と共に生物学的液体を入れるための一つ以上の リザーバを区画し、前記平面が一部分で捕捉分子と結合している第一部材と、 生物学的液体を前記捕捉分子と接触させるために前記生物学的液体を前 記リザーバに注入および排出するための前記リザーバと互いに流体の移動が可能 であるように連通した出入口と、 前記平面を通して放射する光を検出するための光検出器とから成るバイオセンサ を有する改良された装置であって、 表面が一般的に水平で、装置が置かれているその表面の水準にあって、平面が 前記リザーバの天井板を形成するような方法で前記バイオセンサの向きを合わせ て置ぐことから成る、生物学的液体を分析するための改良された装置。
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