JP2000508205A - 複数の耳接触面を有する耳チップ - Google Patents

複数の耳接触面を有する耳チップ

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Abstract

(57)【要約】 中心部と2つの端部を有する耳チップについて記載する。耳端部は、それぞれ、使用者の耳に接触するようにサイズ決定および造形される耳接触面を有する。耳チップは、容易に洗浄できる。耳チップは、使用者の快適性および便利性に寄与する。

Description

【発明の詳細な説明】 複数の耳接触面を有する耳チップ 技術分野 本発明は、聴診器をヒトの耳に適合させるための耳チップに関し、特に、複数 の接触面を含み使用者の好みに適する耳チップに関する。 背景 聴診器は、医療診断の重要な要素である。医療診断用聴診器の市販の具体例に は、本願明細書の出願日の1年以上前に、Minnesota Mining and Manufacturing Co.(3M),St.Paul,Minnesotaから販売されている3M LittmannTM Master Cardi ology聴診器および3M LittmannTM CardiologyII聴診器が挙げられる。 聴診器には、使用者の耳に接触するために耳チップと、耳チップを使用者の耳 に押し込んで防音シールすることにより、周囲の干渉を受けずに所望の音のみを 伝達させるために役立てめ付勢機構とを含む。聴診器の耳チップ技術は、少なく ともある程度は、耳チップと耳の間に防音シールを付与する快適な耳チップを提 供するという要望によって、耳チップにはさまざまなタイプ、サイズ、および形 状があるために充実している。一般に、売り手は、複数の別個のばらばらで、独 立したタイプ、形状またはサイズの耳チップを有し、聴診器使用者の個々の好み を満足させる聴診器を販売している。 各種の因子によって、聴診器の耳チップの設計に特に困難な問題が生じる。多 くの人々にとって、外耳道は圧力に敏感である。聴診器によっては、使用時に、 耳チップが敏感な外耳道に対して捩られる傾向がある。これによって、耳チップ を不快に感じる刺激が生じ やすい。一般に、個々の内耳道は、外耳道よりもさらに敏感であり、このため、 内耳道はさらに刺激されやすい。 使用者の快適性および適合性は、耳チップに考深く慮すべき点ではあるが、耳 チップは適切な防音シールも提供すべきである。周囲干渉が小さくても、聴診器 の音響伝送特性に重大な悪影響を与えることがある。たとえば、耳チップの小さ な音響漏れ/耳の干渉でも、全体の音響出力および音質伝送に重大な不利益があ る。 耳の内部構造および外部構造は、ヒトによってサイズや形状が異なる。一人の 頭の反対側に位置する外耳道どうしでさえ、かなり異なることがある。ヒトの耳 に関連する違いから、耳チップ技術に特に困難な問題が生じる。 聴診器製造業者は、一般に、使用者の好みに適するように2種類以上のサイズ の耳チップを開発している。さらに、聴診器技術では、消費者が選択することが できる複数の異なるサイズおよび形状の耳チップも開発している。例えば、米国 特許第4,852,684号、第4,913,259号、第5,288,953号および第5,449,865号には、 エラストマー材料から構成され、使用者に柔らかいと感じられる耳チップが記載 されている。これとは逆に、アセタール樹脂(DuPont社から入手可能なDelrin)な どの比較的堅い材料から構成される耳チップを好む使用者もいる。また、他に、 マッシュルーム形状を容易に製造できるように構成される耳チップを好む使用者 もいる。マッシュルーム形状の耳チップは、米国特許第3,710,888号に記載され ている。その他の耳チップは、米国特許第2,803,308号および第3,108,652号、な らびにAndrej Krzysztofによるポーランド国特許明細書第154,516号に開示され ている。 病気の感染に耐性をもたせるために清潔な耳チップを維持し、かつ、聴診器の 所望の音響特性を維持する維持することも重要である。 一般に、耳チップは、それを聴診器から手動で除去し、洗浄し、聴診器に再度取 付ることができる構造を有する聴診器に取付けられる。耳チップが損傷したり、 汚れたり、あるいは、極度に磨耗した場合には、この構造は、耳チップを新しい 耳チップと交換することもできる。ただし、交換用耳チップ施設または洗浄施設 が遠隔地にあるときには、従来技術による耳チップでは、容易に入手することが できる清潔な耳チップを提供することができない。 発明の大要 本発明は、ヒトの耳に音を伝達するための聴診器に試用するための耳チップを 含む。新規の耳チップには、要すれば、サイズ、形状およびタイプが異なり得る 複数の耳接触面を含む。本発明は、a)使用者に清潔で衛生的な耳接触面を提供し 、b)要すれば、使用者の好みまたは必要条件に適するように、複数のタイプ、形 状、またはサイズの耳接触面を提供し、c)聴診器の能力を向上させて所望の音響 シールを使用者に提供する、耳チップを提供する。さらに、コストは、所望の形 状、サイズ、またはタイプを得るために複数の耳チップを購入する必要がなくな るために、コストが低減すると思われる。 本発明の耳チップを利用する聴診器は、遠位端を有する1対の音伝達部材を有 する。耳チップは、取付手段または耳チップを聴診器の音伝達部材の遠位端に取 付けるための構造を有する中心部を含む。 耳チップは、中心部に音響的に連絡するように構成される第1および第2の端 部を有する。好ましくは、第1および第2の端部が、出口を規定する面と、耳に 係合することができるようにサイズ決定および造形される耳接触面とを有する。 中心部と第1および第2の端部は、第1の端部の出口から第2の端部の出口まで 延在 する音伝達管路を規定する内面も有する。この管路は、所望の音(心肺音など)が 通過できるようにサイズ決定および造形されている。 取付手段は、a)第1の端部の耳接触面が耳に係合するように聴診器に対して位 置付けられ、かつ、第2の端部の耳接触面が耳から離隔する第1の方向に、また は、b)第2の端部の耳接触面が耳に係合するように聴診器に対して位置付けられ 、かつ、第1の端部の耳接触面が耳から離隔する第2の方向に、耳チップを聴診 器の音伝達部材に着脱自在に接続することができる。好ましくは、第1の方向で は、音伝達部材の遠位端が第2の端部を通過して耳チップの中心部に至る。 一態様では、第1の端部は、第2の端部に実質的に一致する。要すれば、第1 および第2の端部のサイズ、形状、またはタイプは異なっていてもよい。 本文で使用するように、耳チップの第1の端部が耳チップの第2の端部とは実 質的に異なるというときには、第1の端部の物理的寸法、比率、大きさまたは程 度は、第2の端部の物理的寸法、比率、大きさまたは程度とは異なることを意味 する。異なるサイズの第1および第2の端部を有する耳チップは、異なる耳のサ イズを有するヒトに適応し、複数の異なるサイズの耳チップを製造する必要性を 低減する。 本願明細書では、耳チップの第1の端部が、耳チップの第2の端部と実質的に 同じ形状であるというときには、第1および第2の端部の特徴的な表面構成は、 第1よび第2の端部の相対サイズを考慮することなく実質的に一定である。異な る形状の端部の例には、球根状、マッシュルーム状、および球状の端部が挙げら れる。異なる形状を有する第1および第2の端部を有する耳チップによって、使 用者が異なる形状の耳接触面から選択することができ、か つ、使用者の特定のニーズおよび1または好みに耳チップを適合し易くすること ができる。 本願明細書で、耳チップの第1端部が、耳チップの第2の端部とは異なるタイ プから成るというときには、第1の端部と第2の端部は、それらを識別可能な群 またはクラスとして区別する共通の特徴または特性を共有しないことを意味する 。例えば、共通のサイズおよび形状を有するが、一方の端部が相対的に堅い材料 から構成され、他方の端部があまり堅くない材料から構成される第1の端部およ び第2の端部を有する耳チップについて考えていただきたい。端部が実質的に同 じ形状および実質的に同じサイズ有する場合でさえ、一方の端部は、ユーザによ って柔らかいと感じられるが、もう一方の端部は堅いと感じられることがある。 その耳チップは、耳チップの第2の端部とは異なるタイプから成る第1の端部を 有する。 異なるタイプの第1および第2の端部を有する耳チップの別の例には、耳の耳 道の内面に係合するようにサイズ決定および造形される第2の端部の耳接触面を 有し、かつ、耳道の外側の外耳道に接触するようにサイズ決定および造形される 第1の端部の耳接触面をする耳チップを含む。好ましくは、第1の端部は、聴診 器の使用時に一般に印加される力の下で変形可能であり、かつ、第2の端部の耳 接触面は、その面が、耳道口を越えた耳珠後方の耳甲介の内部に位置付けること ができるようにサイズ決定および造形される。 異なるタイプの第1および第2の端部を有する耳チップによって、使用者は、 異なるタイプの耳接触面から選択することができ、耳チップを使用者の特定のニ ーズまたは好みに適合し易くすることができる。 図面の簡単な説明 本発明を添付の図面を参照してさらに説明するが、複数の図面において同様の 参照番号を同様の部分に付した。 図1は、本発明の第1の実施例による1対の音伝達部材および1対の耳チップ を有する聴診器の平面図である。 図2は、図1の聴診器の音伝達部材の1つの一部を、その耳チップを取り除い て示す拡大詳細平面図である。 図3は、図2の音伝達部材の遠位端を示す拡大詳細平面図である。 図4は、本発明による耳チップの第2の実施例を示す端面図であるが、破線は 耳チップの隠れたデイテールを示す。 図5は、図4の線4-4にほぼ沿って切り取られる耳チップの断面図である。 図5Aは、図5の断面図の別版であるが、別の参照記号で図5のものとは異な るディテールを強調している。 図6は、本発明による第3の実施例の耳チップを示す断面図である。 図7は、本発明による第4の実施例の耳チップを示す断面図である。 図8は、本発明による第5の実施例の耳チップを示す断面図である。 図9は、耳の中で圧縮状態に示される図1の耳チップの平面図である。 図10は、使用者の耳道に挿入される端部を有する本発明による第6の実施例の 耳チップを示す平面図である。 詳細な説明 まず、図1は、本発明による1対の耳チップを有するばね荷重式聴診器10を示 す図である。耳チップ14は、医療診断手続きに使用される多種多用な聴診器に使 用するために適していることに留意されたい。耳チップ14といっしよに使用する ために適切な聴診器の例には、米国特許第3,108,652号、第3,152,659号、第3,16 8,160号、第3,168,161号、第3,276,536号、第3,366,198号、第3,504,760号、第4 ,200,269号、第4,440,258号、第4,475,619号や第5,111,904号が挙げられる。聴 診器の特定の例には、Minnesota Mining and Manufacturing Co.(3M),St.Pau l,Minnesotaによって販売される3M LittmannTM Master Cardiology聴診器や3M Littmann TMCardiology II聴診器が挙げられる。 好ましい聴診器は、耳チップ14を終点とする2本の中空の音伝達管12を有する 両耳管を有する。本文に使用するように、「両耳管」は、チェストピースおよび 耳チップ以外の聴診器のすべての部分を意味する。図2は、図1の聴診器10の音 伝達管12の一方を示す詳細平面図であり、耳チップはわかりやすくするように除 去してある。 音伝達管12の耳チップ接続端または遠位端は、図3に詳細に示されている。耳 チップ接続端16は、硬化アルミニウム、特に好ましいと思われる黄銅またはステ ンレス鋼を有する適切な材料のいずれかから成形加工することができる。尚、そ の他の適切な可塑性材料または金属材料を任意に使用してもよい。 好ましい実施例では、音伝達管12の遠位端16は、最大(図3)を有し、フランジ がフランジ最大直径3(図3)および幅Wを規定する。 好ましくは、取付け部16は、約0.4インチの長さを有する。 次に、図1および図9は、本発明による第1の実施例の耳チップ14を示す図で ある。耳チップ14は、耳チップを聴診器10の音伝達部材12の遠位端16に取付ける ための取付手段を有する中心部15を含む。この取付手段は、以下でさらに詳細に 説明する。 耳チップ14は、中心部15と音響的に連絡する第1の端部17と出口7を規定する 面とを含む。第1の端部17には、耳1と係合することができるようにサイズ決定 および造形される耳接触面2を有する。耳チップ14は、第1の端部17に対向する 第2の端部19も有する。また、第2の端部19は、中心部15と音響的に連絡するよ うに配置されるように構成されるが、図9の方向では、第2の端部19は中心部15 と音響的に連絡しない。 第2の端部19は、出口9を規定する面と耳1に係合することができるようにサ イズ決定および造形される耳接触面4を有する。中心部15と、第1および第2の 端部17および19は、出口7および9の間に延在する音伝達管路を規定する面も有 する。この管路は、音が通過できるようにサイズ決定および造形される。 中心部15内の取付手段は、a)第1の端部17の耳接触面2が聴診器10に対して耳 1に係合するように位置付けられ、かつ、第2の端部19の耳接触面4が耳から離 隔する第1の方向(図9)、または、第2の端部19の耳接触面4が聴診器10に対し て耳1に係合するように位置付けられ、かつ、第1の端部17の耳接触面2が耳1 から離隔される第2の方向、のいずれかに、耳チップ14を聴診器10の音伝達部材 12に着脱自在に接続することができる(図1の2つの耳チップの方向を比較され たい)。 図1および図9に示す耳チップ14は、サイズ、形状およびタイプが実質的に一 致する第1および第2の端部17および19を含む。 耳チップ14は、好ましくは単一の均一な軟質材料から構成される。例えば、端部 17および19は、それぞれ、米国特許第4,852,684号と第4,913,259号に記載される 耳チップの第2の部分を含む。別の例では、端部17および19は、米国特許第5,28 8,953号または第5,449,865号に記載され、使用者が柔らかいと感じる耳チップを 提供する耳チップの外側胴体部材を含んでもよい。あるいは、端部17および19は 、相対的に堅い材料から構成されていてもよい。 好ましくは、耳チップ14の取付手段は、音伝達部材12の遠位端16の対応する相 補的リブまたはフランジ18に嵌入する複数のリブおよび溝を含む。例えば、耳チ ップ14用の取付手段は、米国特許第5,449,865号に記載されるものに実質的に等 しい取付手段を含んでもよい。あるいは、取付手段は、耳チップ14を、対応して ねじ込まれる音伝達部材12の遠位端16にねじ込むことができるねじ込み部(図示 せず)を含んでもよい。このタイプの取付手段は、耳チップが比較的堅い材料か ら構成されるときには、ネジ部自体が堅い材料で形成されているので、特に好ま しい。あるいは、ねじ込み部は、中心部15に挿入されるねじ込み金属要素によっ て提供されていてもよいし(特に、耳チップが比較的柔軟な材料から構成される ときには)、ネジ部が単に中心部に成形されていてもよい。取付手段を含むさら に別の代替的な材料は、音伝達管と耳チップの中心部の間で、単純な摩擦嵌めま たは締り嵌めであってもよい。 図9に示すように、第1の方向では、音伝達部材12の遠位端は、端部(19など) の1つの出口(9)を通過して耳チップ14の中心部(15など)に至る。耳チップ14内 の音伝達管路は、耳チップが第1の方向か第2の方向のいずれかにあるときに、 音伝達部材の遠位端を通過することができるようにサイズ決定および造形される ことが望ましい。あるいは、耳チップは、音伝達管が耳から離隔した端部の 出口を通過して、内部管路の一部を通過して、取付手段に至ることができるよう に可撓性があってもよい。 取付手段は、使用者が第1および第2の端部17および19の耳接触面2または4 から選択することができる。例えば、使用するにつれて、第1の端部17は過度に 磨耗したり汚れたりすることがある。取付手段によって、磨耗または汚れた第1 の端部17を耳1から離隔する方向に使用し、第2の端部19の所望の耳接触面を実 際に耳1に接触させることができる。 本発明による第2の実施例の耳チップ14Aは、図4、5および5Aに、緩和状態ま たは非圧縮状態で示されている。耳チップ14Aは、耳チップ14Aを聴診器10の音伝 達部材12の遠位端16に取付けるための取付手段を有する中心部15Aを含む。 この耳チップは、中心部15Aと音響的に連絡する位置に配置されるように構成 される第1の端部30と第2の端部32とを有する。第1および第2の端部30および 32は、出口46および48を規定する面と、耳1と係合することができるようにサイ ズ決定および造形される耳接触面47および49とを有する。中心部15Aと端部30お よび32は、端部30および32の出口46および48の間に延在する音伝達管路20を規定 する内面も有する。 第1および第2の端部30および32は、実質的に同じ形状(球根状など)およびタ イプ(実質的に、耳チップ全体が均一な軟質弾性材料から形成されるなど)から 成り、第2の端部32は、第1の端部30よりも若干大きい。図5Aについては、第1 および第2の端部30および32が最大の外側直径38および40を含む領域を有する壁 34および36を有する。壁34および36は、出口46および48と開放的に連絡し、かっ 、耳の耳道と開放的な音響的な連絡をするように配置されるように構成される中 空の内部室42および44を規定す る。好ましくは、第1の端部30の最大外径は、第2の端部32の最大外側直径とは 異なる。 端部30および32の壁34および36は、(i)端部の最大外径のポイントで計測され る端部の内径と(ii)端部の最大外径との比が、約06乃至0.95の間であり、好まし くは、約0.8乃至0.95の間であるように、全体的に比較的薄い。好ましくは、壁3 4および36は、滑らかに連続して湾曲する対称的方法で、中心部15Aの壁との接点 から外側にある距離だけ広がってから、その後で軸Aに対して内側に向かい、中 空室(42または44)の内側に対して凸である内面を有する球根形状の端部の一例を 提供する。図5および5Aに示すように、壁34および36は、中空の内部室(42また は44)を規定する。壁34および36の厚さは、異なっていてもよいが、壁の厚さは 好ましくはそのそれぞれの端部の最大外径(38および40)の領域で最低限である。 この好ましい実施例では、端部30および32をばね荷重式聴診器によって印加され る圧力下で最低の厚さの領域で変形させることができるので、端部が外側に膨ら む。 耳チップ14Aは、聴診器10の音伝達管を通じて、図9に示される第1の実施例 の耳チップ14の方法と同様の方法で印加される圧力によって、ヒトの耳の外耳道 33に対して押し込まれるときに圧縮状態で配置される。耳チップ14Aは、耳道に 深くさし込むものではない。その代わりに、壁34または36が変形し、好ましくは 、膨らんで、外耳道に比較的広い面接触領域を提供する。この方法では、耳接触 面47または49が外耳道33の不規則面に緊密に適合することができるので、快適で 、しかも、周囲の雑音を十分に除去し、管12を通じて伝達される音に対して許容 できる管路を提供する耳チップが得られる。 異なるサイズの第1および第2の端部を有する耳チップは、非 常に広い範囲の一般的な耳道サイズに適合することができる。緩和状態での第1 および第2の端部30および32の最大外径は、耳道に耳チップを差し込むと少なく とも約0.4インチで抵抗し、約0.6インチ未満で耳チップが確実に耳に適合するこ とが好ましい。この範囲は、耳接触面47および49が耳1の外耳道周囲で拡張する ように設計される可撓性の弾性材料に好ましい。 耳チップ14Aの取付手段は、複数の一体成形くぼみ22を含んでいてもよい。い くつかのくぼみ22のエッジ24は、音伝達管12の遠位端16を容易に挿入することが できるように、先細になっている。エッジ26および28は、好ましくは、耳チップ 14Aの軸に対して方形を維持し、音伝達管12の遠位端16が使用者の耳に偶発的に 突入することに抵抗する。すべてのくぼみ22は、相補的な方法でフランジ18を音 伝達管12に係合するようにサイズ決定および造形される。 耳チップ14Aの取付手段によって、耳チップ14Aを聴診器10の音伝達部材12に、 より小さな第1の端部30の耳接触面47が、聴診器10に対して耳1の外耳道に係合 するように位置付けられ、かつ、第2の端部32の耳接触面が耳から離隔する第1 の方向に着脱自在に接続することができる。相対的に小さい外耳道および/また は耳道を有する使用者は、この第1の方向で耳チップ14を使用することを好むも のと思われる。取付手段によって、耳チップ14Aを聴診器10の音伝達部材12に、 より大きい第2の端部32の耳接触面が聴診器10に対して耳1の外耳道に係合する ように位置付けられ、かつ、第1の端部30の耳接触面30が耳1から離隔する第2 の方向に、着脱自在に接続することもできる。相対的に大きい外耳道および/ま たは耳道を有する聴診器の使用者は、この第2の方向で耳チップ14Aを使用する ことを好むものと思われる。 室14および44は、室42および44に所定の距離だけ突出し、壁34および36がそれ ぞれ大きく内側に圧縮すること(および耳チップのすること)を妨げるストップ手 段を提供するが、十分に壁34および36を圧縮して耳チップ14Aが耳の外耳道に適 合することができる短い円筒状ストップ54および56によって規定される入口50お よび52を含む。好ましくは、入口50および52を規定する構造は、耳チップ14Aを 望むように圧縮するために出口46および48まで延在しない。 耳チップ14Aは、好ましくは、非孔質の弾性材料から成る。耳チップ14Aは、ヒ トの耳と接触して適合する材料からなることが望ましい。この意味での適合性に は、耳に存在する酸性油への耐性と低細胞毒性とを含む。適切な材料には、加硫 天然ゴム、ビニルエラストマー、弾性ポリウレタン(米国特許第5,499,865号など を参照のこと)、シリコーンエラストマーまたはゴム(米国特許第5,499,865号な どを参照のこと)、ニトリルゴム、および熱可塑性ゴム(米国特許第5,499,865号 などを参照のこと)などが挙げられる。 適切な硬度は、聴診器の使用者に快適性を提供するために重要である。好まし くは、耳チップ14Aの硬度は、約30乃至80ショアーA、より好ましくは約40乃 至50ショアーAであることが望ましい。最も好ましくは、硬度は約45ショアーA であることが望ましい。材料がより硬ければ、壁34または36は、耳チップが圧縮 して聴診器の荷重下で適当に拡張するためには、それだけ薄くなることが望まし い。ショアー硬度の下限は、端部と耳道の開放的な連絡が遮断される方法で、聴 診器によって提供される力で端部を圧潰することを防止する硬度である。 耳チップ14Aは、圧縮成形、トランスファー成形、液体注型、射出成形を含む さまざまな従来の方法で構成することができる。 例1 耳チップ14Aは、Desnickらによる米国特許第5,499,865号に見られるいずれか の例の音伝達管を用いてもよい。 図5および5Aに示される形状を有する本発明による耳チップは、好ましくは、 表Aに示す寸法を有する。耳チップは、好ましくはすべてシリコーンエラストマ ー(ゴム)から構成される。ショアー硬度の値は、ASTM D 2240-86によって決定さ れ、値は3秒後に読み取られる。 壁34および36の厚さ、壁34および36の硬度、壁の形状、ならびに壁の材料は、 聴診器によって生じる力で耳チップ14Aが軸Aに沿って圧潰したり折れたりせず に、多くの使用者によって快適と感じられる可撓性の弾性耳チップを提供するよ うに選択される。壁34および36は、耳と聴診器10の間の開放的な音響的連絡に付 随する損失を伴って、常態の聴診器荷重条件下で耳チップ14Aの軸上で折れるよ うにサイズ決定、造形および構成される。耳チップの適切な性能は、内部寸法に よっても影響される。 図6は、耳チップ50の代替的な例を示す断面図である。耳チップ50の外面は、 好ましくは実質的に錐台または円錐台の形状をしている。特に、外面は、錐の軸 に垂直に錐を切断する2つの平面の間の錐の円錐部分である。 耳チップ50は、第1の端部52、第2の端部54、および中心部53を含む。表Bに は、耳チップ50に適切な寸法を記載した。 耳チップ50は、比較的堅い材料から構成されてもよく、その結果耳チップが、 使用者によって比較的堅く感じられることになる。比較的堅い材料から構成され る耳チップ50は、付勢機構を有する聴診器によって生じる常態の荷重条件下では 、可撓性がない。本願明細書に使用されるように、比較的堅い材料の硬度は、シ ョアーAスケールで約50乃至90であることが望ましい。比較的堅い材料が耳チッ プ50に使用されるときでも、取付手段は相補的なリブおよび溝を含んでいてもよ い。 図7は、参照符号70によって一般的に指示される本発明による耳チップの別の 実施例を示す図である。耳チップ70は、第1の端部30と中心部15Aとを有するが 、これらは、図5、5A、および7に示され、実質的に同一の部分を示す同様の参 照符号で上述された耳チップ14Aの第1の端部と中心部と実質的に一致する。 耳チップ14Aとは異なり、耳チップ70の第2の端部72の壁74は、第1の端部の 壁とは異なる形状とを有する。壁74は、比較的堅い材料または比較的弾性的な材 料から構成されてもよいが、第2 の端部が、壁34と比較して壁74の厚さが増えたことが主な原因で、比較的耳チッ プが堅いと感じられる。 壁74を形成する材料は、壁34を形成する材料と同じであっても、それとは異な ってもよい。例えば、壁74を形成する材料は、壁34を形成する材料と比較すると きに、比較的堅い材料であってもよいし、その逆であってもよい。壁74を形成す る材料は、接着剤75を用いて耳チップの残り材料に付着させてもよい。 図8は、参照符号80によって一般的に指定される本発明による耳チップの別の 実施例を示す図である。耳チップ80は、第1の端部30と中心部15Aを有するが、 これらは、図5、5A、および8に示され、実質的に同一の部分を示す同様の参照 符号で上述された耳チップ14Aの第1の端部と中心部と実質的に一致する。 耳チップ14Aとは異なり、耳チップ80の第2の端部82の壁84は、一般的に、マ ッシュルーム計上の第2端部82を形成する。例えば、耳チップ80の第2の端部82 は、米国特許第3,710,888号の図2および本文に記載されたマッシュルーム計上 の耳チップの第2の端部を含んでいてもよい。 図10は、参照符号90によって一般的に指定される本発明にわる耳チップの別の 実施例を示す図である。第1の端部30および耳チップ90の中心部は、図5、図5A に示され、上述された耳チップ14Aの第1の端部および中心部と実質的に一致す る。ただし、耳チップ90の第2の端部は、第1の端部30と比較して、異なるサイ ズ、タイプおよび形状から成る。 図10は、一般的な耳の解剖学的構造を示す図である。耳1は、耳甲介95、耳珠 98、および対耳珠99を含む。第2の端部92の耳接触面は、耳道の外側の外耳道33 (図9参照)に接触するようにサイズ決定および造形される第1の端部30の耳接触 面とは反対側に、 耳の自動91の内面に係合するようにサイズ決定および造形される。好ましくは、 第2の端部92の耳接触面は、耳道口を越える耳珠98後方の内部に位置付けられる ように設計される。第2の端部92は、好ましくは、実施的に球根形状の第1の端 部30とは反対側で、ほぼ球形をしている。一般に、第1の端部30は、第2の端部 92よりも最大外径が大きい。当然、第1の端部30は、第2の端部92とは異なるタ イプから成っている。第2の端部は、米国特許第3.732,382号に記載の耳部品に よって構成されてもよい。耳チップ90は、特定の使用者の好みまたは専門の医療 診断手続きに用いる聴診器に適合し易くなっていもよい。 以上、本発明をそれに関する複数の実施例を参考にして記載してきた。当業者 らには、多くの変更および追加を、本発明の範囲から逸脱せずに、記載された実 施例に行うことができることは、明らかであろう。このため、本発明の範囲は、 本願明細書に記載の構造には制限されず、請求の範囲の言葉およびそれらの構造 に対する層と異物によってのみ制限されるべきである。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.ヒトの耳の耳道に音を伝達するための聴診器であって遠位端を有する1対 の音伝達部材を有する聴診器に用いる耳チップであって、 前記耳チップを前記聴診器の音伝達部材の遠位端に着脱自在に取付けるための 取付手段を有する中心部と、 出口を規定する面と、耳と係合することができるようにサイズ決定および造形 される耳接触面とを有する第1の端部と、 出口を規定する面と、耳と係合することができるようにサイズ決定および造形 される耳接触面とを有する第2の端部と、を含み、 前記取付手段が、前記耳チップを前記聴診器の前記音伝達部材に、 a)前記第1の端部の前記耳接触面が前記聴診器に対して耳に係合するように位 置付けられ、かつ、前記第2の端部の前記耳接触面が耳から離隔する第1の方向 、または、b)前記第2の端部の前記耳接触面が聴診器に対して耳に係合するよ うに位置付けられ、かつ、前記第1の端部の耳接触面が耳から離隔する第2の方 向のいずれかに、着脱自在に接続することができる、耳チップ。 2. 前記第1および第2の端部の各々が、サイズ、形状およびタイプを有し 、 前記第1の端部が、前記第2の端部と同じサイズ、形状、およびタイプである 、請求項1に記載の耳チップ。 3. 前記第1および第2の端部の各々がサイズ、形状、およびタイプを有し 、前記第1の端部が前記第2の端部と同じ形状である、請求項1に記載の耳チッ プ。 4. 前記第1の端部が、前記第2の端部よりも大きいサイズを有する、請求 項3に記載の耳チップ。 5. 前記第1の端部が前記第2の端部と同じサイズである請求項4に記載の 耳チップ。 6. 前記第1の端部が、前記第2の端部とは異なるタイプから成る請求項4 に記載の耳チップ、 7. 前記第2の端部が、前記第1の端部の材料よりも堅い材料から構成され る、請求項6に記載の耳チップ。 8. 前記第2の端部の耳接触面が、耳の耳道の内面に係合するようにサイズ 決定および造形され、かつ、前記第1の端部の耳接触面が耳道の外側の外耳道に 接触するようにサイズ決定および造形される、請求項7に記載の耳チップ。 9. 前記第2の端部の前記耳接触面が、耳道口を越えた耳珠後方の耳甲介の 内部に位置付けられるように設計される、請求項8に記載の耳チップ。 10. 前記第1および第2の端部が同じ材料から構成される、請求項5に記 載の耳チップ。 11. 前記第1および第2の端部各々が、サイズ、形状、およびタイプを有 し、 前記第1の端部が、前記第2の端部とはことなる形状を有する、請求項1に記 載の耳チップ。 12. 前記第1の端部の前記耳接触面が、前記第2の端部の前記耳接触面よ り大きい表面積を有する、請求項11に記載の耳チップ。 13. 前記第1の端部が球根形状をしており、前記第2の端部がマッシュル ーム形状をしている請求項11に記載の耳チップ。 14. 前記取付手段が、少なくとも1つのフランジを聴診器の音伝達部材の 遠位端に係合するための少なくとも1つのくぼみを含む、請求項1に記載の耳チ ップ。 15.前記第2の端部の出口が、第1の方向で、前記音伝達部材の遠位端が前 記第2の端部の出口を通過し、前記中心部に至るようにサイズ決定および造形さ れる、請求項1に記載の耳チップ。 16.前記耳チップが実質的に均一な材料から構成される、請求項1に記載の 耳チップ。
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