JP2000508369A - 織物材料製の下地を被覆するためのケイ素樹脂組成物 - Google Patents

織物材料製の下地を被覆するためのケイ素樹脂組成物

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Abstract

(57)【要約】 ケイ素樹脂組成物、および特に衝突の際に乗物の占有者を防護するためのエアバッグに対する被覆としてのその用途が開示される。目的は、エアバッグの内側表面を被覆する一方で、得られる被覆層の重量を有意に軽減して、増強された高温、機械的および下地付着の特性を有する保護被覆を形成するのに適したケイ素樹脂組成物を提供することである。該目的は、該組成物が、補強用鉱物性充填剤を含まず、かつ(1)ケイ素に結合したアルケニル基を有する少なくとも1種類のポリ有機シロキサン;(2)ケイ素に結合した水素原子を有する少なくとも1種類のポリ有機シロキサン;(3)架橋結合の触媒;(4)(4.1)少なくとも1種類のアルコキシル化有機シランと、(4.2)少なくとも1種類のエポキシ機能性有機ケイ素化合物と、(4.3)金属が、Ti、Zr、Ge、Li、Mn、Fe、AlおよびMgが形成する群から選ばれる、少なくとも1種類の金属のキレートおよび/または金属アルコキシドとを含む付着促進剤;(5)少なくとも1種類のポリ有機シロキサン樹脂;ならびに(6)選択的には、少なくとも1種類の架橋結合阻害剤の混合物からなることで達成される。

Description

【発明の詳細な説明】 織物材料製の下地を被覆するためのケイ素樹脂組成物 本発明の一般的分野は、薄膜エラストマーを製造するためのヒドロシリル化ま たは重付加によって架橋結合する、低温硬化性ケイ素樹脂組成物、特に二成分型 のもの(RTV II)のそれに関する。これらの架橋結合組成物は、とりわけ、 織物材料、例えば織布、ニット地または不織布の繊維性下地で作られた様々な下 地への、例えば防護もしくは機械的補強のための被覆として適切である。 そのようなケイ素樹脂被覆は、一般的には、下地を被覆し、次いで硬化させる ことによって得られるが、それは、一ポリ有機シロキサンの不飽和基(アルケニ ル、例えばVi−Si)の、それまたはもう一つのポリ有機シロキサンの水素へ の重付加によって進行する。 これらのケイ素樹脂組成物は、乗物占有者の個人的防護のための、エアバッグ とも呼ばれる袋の製造に用いられる柔軟な、すなわち織布、ニット地または不織 布の材料の被覆を主な販路とするようになった。 エアバッグに関するそれ以上の詳細については、特に、フランス国特許第2,66 8,106号公報を参照することができる。 本発明は、そのようなエアバッグの製造の際のケイ素樹脂、例えば、(RTV II)の用途にも関する。 慣用的には、後者は、合成繊維、例えばポリアミド(ナイロン:商品名)で作 られた織物から、クロロプレン型のエラストマーの層を有するこれらの側面の少 なくとも一方を被覆して形成される。衝撃の場合にガス発生器が放出する気体( 例えば一酸化炭素、NOx)は、極めて熱く、ナイロン(商品名)の袋を損傷し 得る白熱粒子を含むため、そのような防護層または被覆の存在が必要である。し たがって、エラストマーの内側保護層は、高温および機械的応力に対して特に耐 性でなければならない。このエラストマー被覆は、エアバッグの壁面を形成する 合成織物で作られた下地に強固に付着する、均一な薄膜の形態をなすことも重要 であ る。 ガス発生器によって放出される気体が乗客の区画に進入するのを防ぐには、エ アバッグが、良好で恒常的な不透性を確実に示すようにすることが重要である。 また、エラストマー被覆は、たとえ少量で沈着させたときでも、この目的を達成 できるようにしなければならない。 エラストマー被覆に課せられるもう一つの制約は、老化挙動のそれ、すなわち 、経時的な熱的、機械的および付着力の特性の保持である。この制約は、エアバ ッグが、折り畳まれた形態で自動車に保管されてから、事故の場合に救命のため に最終的に膨張することから、何よりも厳格である。 無視し得ないもう一つの基準として、注目すべきであるのは、この保護被覆は 、縫製によってなされるエアバッグの製造に関して問題を生じてはならないこと である。 クロロプレンは、上述した仕様のすべてを充分に満たさないことが判明したた め、この用途においては、容易にケイ素樹脂組成物に代置されてしまった。自動 車でのエアバッグの用途に用い得る組成物は、特に、ヨーロッパ特許第0,533,84 0号公報および米国特許第5,296,298号明細書に記載されている。 ヨーロッパ特許第0,533,840号公報によれば、これら公知のケイ素樹脂組成物 は、 ・(A)一分子あたり少なくとも2個のアルケニル基を有するポリジ有機シロキサ ンと、 ・(B)ケイ素に結合した少なくとも2個の水素原子を各分子中に有するポリ有機 水素化シロキサンと、 ・(C)白金族に属する金属の触媒と、 ・(D)エポキシ機能性有機ケイ素化合物からなる付着促進剤と、 ・(E)無機充填剤と、 ・(F)ポリ有機シロキサン樹脂と、 ・(G)選択的には、架橋結合阻害剤として用いられる化合物と を含む。 米国特許第5,296,298号明細書には、上記の成分(A)〜(E)がやはり見出 されるが、注目すべきことに、付着促進剤(D)は、ここでは、一分子あたり1 個の(メタ)アクリルまたは(メタ)アクリルオキシ基を有するアルコキシ化シ ランとの、および選択的にはアルミニウムキレートとの、エポキシ機能性有機ケ イ素化合物の組合せからなるのに対し、無機充填剤(E)は、選択的であるとし て示されているものの、発明を例示する実施例1〜20のすべてに用いられてい る。 しかし、上記の公知ケイ素樹脂組成物は、路上での安全性に関してはあまりに も重要である最適の信頼性を保証するためには、袋のポリアミド織物に充分良好 に付着しないという短所を有する。 光栄にも本出願会社は、ヨーロッパ特許第0,681,014号公報なる文書において 、従来の技術の短所を改善しようとする解決を提唱した。従来の技術のこのもう 一つの文書でクレームされた、発明の基盤における問題点は、特にエアバッグの 内側被覆として適用することができ、そのために、特に、耐火・耐熱性、機械的 特性、老化挙動、付着および表面均一性、最も特別に望ましい織物材料で作られ た下地への付着の面で最も好都合な特性を有する、ケイ素樹脂組成物を得ること である。この発明によって提唱された解決は、 (I)ケイ素に結合した、一分子あたり少なくとも2個の(C2〜C6)アルケニ ル基を有する、少なくとも1種類のポリ有機シロキサンと、 (II)ケイ素に結合した、一分子あたり少なくとも2個の水素原子を有する少な くとも1種類のポリ有機シロキサンと、 (III)白金族に属する少なくとも1種類の金属で構成される、触媒的有効量の 少なくとも1種類の触媒と、 (IV)付着促進剤と、 (V)選択的には、鉱物性充填剤と、 (VI)選択的には、少なくとも1種類の架橋結合阻害剤と、 (VII)選択的には、少なくとも1種類のポリ有機シロキサン樹脂と が形成される混合物からなる、低温硬化性であるような種類(RTV)のケイ素 樹脂被覆組成物であって、該付着促進剤が、専ら少なくとも下記の成分: (IV.1)一分子あたり少なくとも1個の(C2〜C6)アルケニル基を有する、少 なくとも1種類のアルコキシル化有機シランと、 (IV.2)少なくとも1個のエポキシ基を有する、少なくとも1種類の有機ケイ素 化合物と、 (IV.3)少なくとも1種類の金属Mのキレートおよび/または一般式:M(OJ )n[式中、Mは、Ti、Zr、Ge、Li、Mn、Fe、AlおよびMgが形成 する群から選ばれ、n=Mの価数、J=直鎖もしくは分枝鎖(C1〜C8)アルキ ルである]で示される1種類の金属アルコキシドと の少なくとも三成分の組合わせからなる組成物を用いることで構成される。 発熱性シリカのような補強充填剤は、ヨーロッパ特許第0,681,014号公報なる 文書の実験の部には常に存在する。 特にエアバッグの製造のための、いくつかの用途では、経済的競争性のために 、ケイ素樹脂の非常に薄い層を塗装することが望ましい。本出願会社は、補強充 填剤を含有する被覆組成物は、外科用ナイフ型の慣用の手法を用いては、例えば 約30g/m2という値より少ないもののような、非常に軽い追加重量の被覆層を 容易に得ることを可能にしないことを見出した。 本発明の一つの目的は、被覆手法、または対応する機械の操作を対応して変え ることなく、被覆層の追加重量を軽減することを可能にする、新規ケイ素樹脂被 覆組成物を提唱することである。 本発明のもう一つの目的は、その追加重量を、必要に応じて約30g/m2未満 という低い値にまで容易に軽減し得る被覆を得るのを容易にする、新規ケイ素樹 脂被覆組成物を提供することである。 本発明の更にもう一つの目的は、ヨーロッパ特許第0,681,014号公報なる文書 によれば同じ重量を有する、充填される組成物で生じるものと比較しての、被覆 された下地の、特に ・まさに最小等量での耐火・耐熱性、 ・改善された耐褶曲・耐摩耗性(洗濯試験)、 ・やはり改善された引裂強度、 ・やはり改善された断熱性 の面での特性を得るのを可能にする、新規ケイ素樹脂被覆組成物を提供すること である。 とりわけ、これらの目的は、ヨーロッパ特許第0,681,014号公報なる文書で与 えられるすべての可能性から、充填されず、必然的にポリ有機シロキサン樹脂を 含む、この従来の技術に示された成分を専ら含有する付着促進剤を含むケイ素樹 脂被覆組成物を選ぶことで構成される、本発明によって達成される。 より具体的には、本発明の第一の目的は、低温硬化性であるような種類(RT V)の被覆組成物であって、いかなる補強用鉱物性充填剤も含まず、 (1)ケイ素に結合した、一分子あたり少なくとも2個の(C2〜C6)アルケニ ル基を有する、少なくとも1種類のポリ有機シロキサンと、 (2)ケイ素に結合した、一分子あたり少なくとも2個の水素原子を有する少な くとも1種類のポリ有機シロキサンと、 (3)白金族に属する少なくとも1種類の金属で構成される、触媒的有効量の少 なくとも1種類の触媒と、 (4)専ら、 (4.1)一分子あたり少なくとも1個の(C2〜C6)アルケニル基を有する、 少なくとも1種類のアルコキシル化有機シランと、 (4.2)少なくとも1個のエポキシ基を有する、少なくとも1種類の有機ケイ 素化合物と、 (4.3)少なくとも1種類の金属Mのキレートおよび/または一般式:M(OJ )n[式中、Mは、Ti、Zr、Ge、Li、Mn、Fe、AlおよびMgが形成 する群から選ばれ、n=Mの価数、J=直鎖もしくは分枝鎖(C1〜C8)アルキ ルである]で示される1種類の金属アルコキシドと を含む付着促進剤と、 (5)少なくとも1種類のポリ有機シロキサン樹脂と、 (6)選択的には、少なくとも1種類の架橋結合阻害剤と で形成される混合物からなることを特徴とする被覆組成物である。 これは、溶媒不要の組成物である。 本発明の好適な配置によれば、促進剤(4)のアルコキシル化有機シラン(4. 1)は、より詳しくは、下記の一般式: [式中、 − R1、R2およびR3は、互いに同じであるか、または異なる、水素を含む基 、もしくは炭化水素の基であり、好ましくは、水素、直鎖もしくは分枝鎖の(C1 〜C4)アルキル、または選択的には少なくとも1個の(C1〜C3)アルキルで 置換された、フェニルを表わし、 − Uは、直鎖または分枝鎖の(C1〜C4)アルキレンであり、 − Wは、原子価結合であり、 − R4およびR5は、同じであるか、または異なる基であり、直鎖もしくは分枝 鎖の(C1〜C4)アルキルを表わし、 − x’=0または1であり、かつ − x=0〜2、好ましくは0または1、はるかに好ましくは0である] で示される物質から選ばれる。 これを限定するものではないが、ビニルトリメトキシシランは、特に適切な化 合物(4.1)である。 有機ケイ素化合物(4.2)に関しては、本発明によれば、 − 下記の一般式: [式中、 ・R6は、直鎖または分枝鎖の(C1〜C4)アルキル基であり、 ・R7は、直鎖または分枝鎖のアルキル基であり、 ・yは、0、1、2または3、好ましくは0または1、はるかに好ましくは0に 等しく、 であって、 △EおよびDは、同じであるか、または異なる基であって、直鎖もしくは分枝鎖 の(C1〜C4)アルキルから選ばれ、 △zは、0または1に等しく、 △R8、R9、R10は、同じであるか、または異なる基であって、水素、または直 鎖もしくは分枝鎖の(C1〜C4)アルキルであって、水素がより特別に好ましく 、△R8およびR9またはR10は、合体してか、またはエポキシを有する2個の炭 素とともに五ないし七員のアルキル環を交互に構成してよい] を満たす物質(4.2a)からか、あるいは −(i)式: [式中、 ・Xは、式(IV.2a)の場合に上記に定義されたとおりの基であり、 ・Gは、該触媒の活性に不都合ないかなる作用もなく、好ましくは、選択的には 少なくとも1個のハロゲン原子で置換された、両端を含めて1〜8個の炭素原子 を有するアルキル、好都合にはメチル、エチル、プロピルおよび3,3,3−ト リフルオロプロピル基から、ならびにアリール基、好都合にはキシリル、トリル およびフェニル基から選ばれる一価の炭化水素の基であり、 ・p=1または2であり、 ・q=0、1または2であり、 ・p+q=1、2または3である] で示される少なくとも1個のシロキシル機能性単位と、 (2i)選択的には、式: [式中、Gは、上記と同じ意味を有し、rは、0〜3、例えば1〜3の値を有す る] で示される少なくとも1個のシロキシル機能性単位とを含むエポキシ機能性ポリ ジ有機シロキサンからなる物質(4.2b)のいずれかから選ばれるとの規定がなさ れる。 化合物(4.2)は、好ましくは、エポキシアルコキシモノシラン(IV.2a)であ る。 そのような物質(IV.2a)の例示として、 − 3−グリシドキシプロピルトリメトキシシラン(GLYMO)、または − 3,4−エポキシシクロヘキシルエチルトリメトキシシラン が挙げられる。 本発明による(RTV)のケイ素樹脂組成物の付着促進剤(4)の必須の最後 の化合物(4.3)については、好適な物質は、金属Mが、次のリスト:すなわち Ti、Zr、Ge、Li、Mnから選ばれるそれである。強調すべきことに、チ タンが特に好ましい。例えば、ブトキシ型のアルコキシ基と組み合わせてよい。 本発明によれば、付着促進剤を形成するのに好都合な一つの組合わせは、次の もの:すなわちビニルトリメトキシシラン(VTMS)/3−グリシドキシプロ ピルトリメトキシシラン(GLYMO)/チタン酸ブチルである。 定量的には、三者の合計に対する重量%で表わした(4.1)、(4.2)および(4.3) の間の重量比は、次のとおり: (4.1)≧10、好ましくは15〜70、はるかに好ましくは25〜65、 (4.2)≦90、好ましくは70〜15、はるかに好ましくは65〜25、 (4.3)≧1、好ましくは5〜25、はるかに好ましくは8〜18 であって、(4.1)、(4.2)および(4.3)のこれらの比率の合計は100%に等し いことが理解される。 一方では、該ケイ素樹脂組成物の付着性能と構造的性能との間に、他方では、 (4.2):(4.1)の重量比との間に相関関係が存在するのを示すことができた。した がって、この比は、好ましくは、2:1〜0.5:1であって、1:1の比が、 より特別に好ましい。 好都合には、付着促進剤は、該組成物の成分のすべてに対して0.1〜10、 好ましくは0.5〜5、はるかに好ましくは1〜3重量%の量で存在する。 本発明による組成物は、その上、その構造中に少なくとも1個のアルケニル残 基を含む、少なくとも1種類のポリ有機シロキサン樹脂(5)を含有することが 欠かせず、この樹脂は、0.1〜20重量%、好ましくは0.2〜10重量%の アルケニル基の重量含量を有する。 これらの樹脂は、商業的に入手できる周知の分枝鎖有機ポリシロキサンのポリ マーまたはオリゴマーであり、溶液、好ましくはシロキサン溶液の形態をなす。 その構造中に、式R3SiO0.5(M機能性単位)、R2SiO(D機能性単位)、RS iO1.5(T機能性単位)およびSiO2(Q機能性単位)のものから選ばれる少 なくとも2種類の異なる機能性単位を有し、これらの機能性単位のうち少なくと も一つはTまたはQ機能性単位である。 基Rは、同じであるか、または異なり、直鎖もしくは分枝鎖の(C1〜C6)ア ルキル基および(C2〜C4)アルケニル、フェニル、3,3,3−トリフルオロプ ロピル基から選ばれる。例えば、アルキル基のRとしてはメチル、エチル、イソ プロピル、tert−ブチルおよびn−ヘキシル基が、アルケニル基のRとしてはビ ニル基が挙げられる。 理解すべきことに、上記の型の樹脂(5)では、基Rのうちいくつかは、アル ケニル基である。 分枝鎖有機ポリシロキサンポリマーまたはオリゴマーの例としては、MQ樹脂 、MDQ樹脂、TD樹脂およびMDT樹脂が挙げられ、アルケニル機能性の基は 、M、Dおよび/またはTの機能性単位が有することがあり得る。特に充分適切 である樹脂の例としては、0.2〜10重量%のビニル基の重量含量を有するビ ニルMDQ樹脂を挙げ得る。 この化合物(5)は、エアバッグを形成するために縫製される(例えばポリア ミドで作られた)合成織物の側面を被覆するという状況における限りで、ケイ素 樹脂エラストマー被覆の機械的強度とともに、その付着力も増大させるという機 能を有する。この構造性樹脂は、好都合には、該組成物の成分のすべてに対して 10〜70重量%、好ましくは30〜60重量%、はるかに好ましくは40〜6 0重量%の濃度で存在する。 ポリ有機シロキサン樹脂(5)は、特に好ましくは、少なくとも2重量%、特 に4〜14重量%、好ましくは5〜12重量%のSiO2機能性単位(Q機能性 単位)を含有すると思われる。 ポリ有機シロキサン(1)は、重量の面では、本発明による組成物の主成分の 一つである。好都合には、それは、 (i)式: [式中、 − Tは、アルケニル基、好ましくはビニルまたはアリルであり、 − Zは、該触媒の活性に不都合ないかなる作用もなく、好ましくは、選択的に は少なくとも1個のハロゲン原子で置換された、両端を含めて1〜8個の炭素原 子を有するアルキル基、好都合にはメチル、エチル、プロピルおよび3,3,3 −トリフルオロプロピル基から、ならびにアリール基、好都合にはキシリル、ト リルおよびフェニル基から選ばれる一価の炭化水素の基であり、 − aは、1または2であり、bは、0、1または2であり、a+bは、1〜3 、好ましくは2〜3である] で示されるシロキシル機能性単位と、 (2i)選択的には、式:[式中、Zは、上記と同じ意味を有し、cは、0〜3、好ましくは2〜3の値を 有する] で示されるその他のシロキシル機能性単位とを含む物質である。 このポリジ有機シロキサンは、少なくとも1,000mPa・sに等しく、好ましくは 油(1)が、5,000〜200,000mPa・sの粘度を有するのが好都合である。 より好ましくは、この粘度は、10,000〜200,000mPa・s、特に30,000〜170,000 mPa・s、特別には40,000〜120,000mPa・sであると思われる。云うまでもなく、 異なる粘度の数種類の油の混合物(1)の場合は、混合物の粘度が考慮される。 本文書に含まれるすべての粘度は、それ自体は公知である方式で、25℃で測 定される動粘度の量に相当する。 ポリ有機シロキサン(1)は、式(1.1)の機能性単位からのみ形成されても 、それに加えて、式(1.2)の機能性単位を含有してもよい。同様に、直鎖、分 枝鎖、環状または網目状の構造を有してもよい。 Zは、一般的には、メテル、エチルおよびフェニル基から選ばれ、基Zの少な くとも60モル%(または60数的%)がメチル基である。 式(1.1)のシロキシル機能性単位の例は、ビニルジメチルシロキシル機能性 単位、ビニルフェニルメチルシロキシル機能性単位、ビニルメチルシロキシル機 能性単位およびビニルシロキシル機能性単位である。 式(1.2)のシロキシル機能性単位の例は、SiO4/2、ジメチルシロキシル、 メチルフェニルシロキシル、ジフェニルシロキシル、メチルシロキシルおよびフ ェ ニルシロキシル機能性単位である。 ポリ有機シロキサン(1)の例は、直鎖および環状化合物、例えば:ジメチル ビニルシリル終端ジメチルポリシロキサン、トリメチルシリル終端(メチルビニ ル)(ジメチル)ポリシロキサン共重合体、ジメチルビニルシリル終端(メチル ビニル)(ジメチル)ポリシロキサン共重合体、および環状メチルビニルポリシ ロキサンである。 ポリ有機シロキサン(2)は、好ましくは、 (i)式: [式中、 − Lは、該触媒の活性に不都合ないかなる作用もなく、好ましくは、選択的に は少なくとも1個のハロゲン原子で置換された、両端を含めて1〜8個の炭素原 子を有するアルキル基、好都合にはメチル、エチル、プロピルおよび3,3,3 −トリフルオロプロピル基から、ならびにアリール基、好都合にはキシリル、ト リルおよびフェニル基から選ばれる一価の炭化水素の基であり、 − dは、1または2であり、eは、0、1または2であり、d+eは、1〜3 、好ましくは2〜3の値を有する] で示されるシロキシル機能性単位と、 (2i)選択的には、平均の式: [式中、Lは、上記と同じ意味を有し、gは、0〜3、好ましくは2〜3の値を 有する] で示されるその他のシロキシル機能性単位とを含むような種類のものである。 このポリ有機シロキサン(2)の動粘度は、少なくとも10mPa・sに等しく、 好ましくは20〜1,000mPa・sである。 ポリ有機シロキサン(2)は、式(2.1)の機能性単位からのみ形成されても 、それに加えて、式(2.2)の機能性単位を含有してもよい。 ポリ有機シロキサン(2)は、直鎖、分枝鎖、環状または網目状の構造を有し てもよい。 基Lは、上記の基Zと同じ意味を有する。 式(2.1)の機能性単位の例は、H(CH3)2SiO1/2、HCH3SiO2/2、H (C65)SiO2/2である。 式(2.2)の機能性単位の例は、式(1.2)の機能性単位について上記したのと 同じである。 ポリ有機シロキサン(2)の例は、直鎖および環状化合物、例えば: − 水素化ジメチルシリル終端ジメチルポリシロキサン、 − トリメチルシリル終端(ジメチル)(水素化メチル)ポリシロキサン機能性 単位を有する共重合体、 − 水素化ジメチルシリル終端(ジメチル)(水素化メチル)ポリシロキサン機 能性単位を有する共重合体、 − トリメチルシリル終端水素化メチルポリシロキサン、および − 環状水素化メチルポリシロキサン である。 ポリ有機シロキサン(1)および樹脂(5)中のアルケニル不飽和を有する基 の総数に対する、ポリ有機シロキサン(2)中のケイ素に結合した水素原子の数 の比は、0.4〜10、好ましくは0.6〜5である。 重付加ケイ素樹脂組成物の基剤は、例えば、米国特許第3,220,972号、第3,697 ,473号および第4,340,709号明細書に記載のもののように、直鎖ポリ有機シロキ サン(1)および(2)のみを含んでも、例えば、米国特許第3,284,406号およ び第3,434,366号明細書に記載のもののように、分枝鎖または網目状のポリ有機 シロキサン(1)もしくは(2)を含んでもよい。 好ましくは、下記のもの: − c=2である式(1.2)の機能性単位から形成される鎖であって、末端の各 々でa=1かつb=2である式(1.1)の機能性単位によって遮断された鎖を有 する、少なくとも1種類の直鎖ポリ有機シロキサン(1)、および − ケイ素に結合した、鎖中および/または鎖端に位置する少なくとも3個の水 素原子をその構造中に含む、少なくとも1種類の直鎖ポリ有機シロキサン(2) を用いる。 非常に好ましくは、下記のもの: − c=2である式(1.2)の機能性単位から形成される鎖であって、末端の各 々でa=1かつb=2である式(1.1)の機能性単位によって遮断された鎖を有 する、少なくとも1種類の直鎖ポリ有機シロキサン(1)、および − d=1かつe=2である式(2.1)の機能性単位と、選択的には、g=2で ある式(2.2)の機能性単位とから形成される鎖であって、末端の各々でd=1 かつe=2である式(2.1)の機能性単位によって遮断された鎖を有する、少な くとも1種類の直鎖ポリ有機シロキサン(2) を用いる。 触媒(3)も、周知である。好ましくは、白金およびロジウム化合物を用いる 。特に、米国特許第3,159,601号、第3,159,602号および第3,220,972号明細書、 ならびにヨーロッパ特許第0,057,459号、第0,188,978号および第0,190,530号公 報に記載の白金や有機物質の錯体、更には米国特許第3,419,593号、第3,715,334 号、第3,377,432号および第3,814,730号明細書に記載の白金やビニル有機シロキ サンの錯体を用いることができる。この場合、白金なる金属の重量について算出 した触媒(3)の重量での量は、ポリ有機シロキサン(1)および(2)の総重 量に対して、一般的には、2〜400ppm、好ましくは5〜200ppmである。 好都合には、本発明によるケイ素樹脂組成物は、下記の化合物: − 選択的には環状の形態であってよい少なくとも1個のアルケニルで置換され た、テトラメチルビニルテトラシロキサンが特に好適であるポリ有機シロキサン 、 − ピリジン、 − 有機ホスフィンおよび亜リン酸塩、 − 不飽和アミド、 − マレイン酸アルキル、および アルキニルアルコール から選ばれる、少なくとも1種類の付加反応遅緩剤(6)(架橋結合阻害剤)も 含んでよい。 好適な熱ヒドロシリル化反応遮断剤の部分を形成するこれらのアルキニルアル コール(フランス国特許願第1,528,464号明細書、および同特許第2,372,874号公 報を参照されたい)は、式: R’−(R")C(OH)−C≡CH を有し、式中、 − R’は、直鎖もしくは分枝鎖のアルキル基、またはフェニル基であり; − R”は、H、または直鎖もしくは分枝鎖のアルキル基またはフェニル基であ って、基R'、R”および炭素原子に関しては、選択的には環を形成する三重結 合に対してαの位置にあることが可能であり; R’およびR”に含まれる炭素原子の総数は、少なくとも5、好ましくは9〜2 0である。 該アルコールは、好ましくは、250℃より高い沸点を有するものから選ばれ る。例示のためには、 − 1−エチニル−1−シクロヘキサノール; − 3−メチル−1−ドデシン−3−オール; − 3,7,11−トリメチル−1−ドデシン−3−オール; − 1,1−ジフェニル−2−プロピン−1−オール; − 3−エチル−6−エチル−1−ノニン−3−オール; − 2−メチル−3−ブチン−2−オール;および − 3−メチル−1−ペンタデシン−3−オール が挙げられる。 これらのα−アルコールは、商業的に入手できる製品である。 そのような遅緩剤(6)は、有機ポリシロキサン(1)および(2)の総重量 に対して、多くとも3,000ppmの量、好ましくは100〜1,000ppmの量で存在する 。 それ自体は公知である方式で、慣用の1種類またはそれ以上の、例えば着色剤 のような添加物を該ケイ素樹脂エラストマー組成物に加えてよい。 これらの態様のもう一つによれば、本発明は、上記のケイ素樹脂組成物のため の二成分前駆物質系に関する。そのような前駆物質系は、混ぜ合わせて組成物を 形成することを意図した、別個の二つの部分AおよびBの形態をなし、これらの 部分AまたはBの一方は、触媒(3)と、ポリ有機シロキサンの種の一方、すな わち(1)または(2)のみとを含有する。この前駆物質系のもう一つの特徴は 、ポリ有機シロキサン(2)を含有するその部分AまたはBが、促進剤(4)の 化合物(4.3)を含有しないこと、および促進剤(4)の化合物(4.1)を含むそ の部分AまたはBが、触媒(3)を含有しないことである。この前駆物質系の更 にもう一つの特徴は、部分Aもしくは部分B、または部分AおよびBの双方に樹 脂(5)を用いること、ならびに該触媒(3)は、ポリ有機シロキサン(2)お よび樹脂(5)を含有する部分AまたはB中に存在してはならないことである。 したがって、例えば部分Aは、ポリ有機シロキサン(1)のいくつか、ポリ有 機シロキサン(2)、促進剤(4)の化合物(4.1)および(4.2)、樹脂(5)の いくつか、ならびに選択的には、架橋結合阻害剤(6)を含有してよく、一方、 部分Bは、例えば、ポリ有機シロキサン(1)の残余部分、触媒(3)、促進剤( 4)の化合物(4.3)、樹脂(5)の残余部分、および選択的には、着色料基剤を 含有してよい。 部分AおよびB、ならびにそれらの混合物の粘度は、成分の量を変えることに よって、かつ異なる粘度のポリ有機シロキサンを選ぶことによって調整してよい 。 部分AおよびBを混ぜ合わせたならば、それらは、直ちに用い得る組成物(R TVII)のケイ素樹脂を形成し、適切ないかなる被覆手段(例えば外科用ナイフ またはローラ)を用いて下地に塗布してもよい。 被覆しようとする下地に塗布する組成物は、低温(すなわち、室温=23℃に 近い温度)で架橋結合することができたが、留意すべきことに、本発明による化 合物は、熱および/または電磁放射線(電子ビーム)によって架橋結合させても よい。 本発明による組成物は、織布、ニット地または不織布の繊維性下地、好ましく は合成繊維、好都合にはポリエステルまたはポリアミド繊維で作られた織布、ニ ット地または不織布の繊維性下地を被覆または塗装するのに用いてよい。 本発明は、より詳しくは、衝撃の場合の乗物の占有者の個人的防護のためのエ アバッグを縫製によって製造するのに用いられる、柔軟な下地材料(例えばポリ アミド織物)の少なくとも一方の側面の被覆または塗装に関する。 この状況の限りで、本発明による組成物は、エアバッグの製造に慣用的に用い られる下地の被覆ばかりでなく、開放構造を有する下地のそのための被覆につい ても特筆に値することが判明している。開放構造を有する下地とは、DIN5388 7の規格によれば、>15リットル/dm2/分の多孔度を有する下地を意味すると 理解される。織物の場合、開放構造は、その合計が36未満であるか、またはそ れに等しい、1cmあたりの経緯糸の数に相当するとして詳しく定義され得る。 本発明の範囲内で特に推奨される織物としては、一般的には、未被覆状態での その重量が、200g/m2未満、特に160g/m2未満であるか、またはそれ に等しい織物を挙げ得る。したがって、紡糸が16x16〜18x18本/cmで あるそのような織物、特にポリアミド織物、例えば、これらの特徴を有する47 0dtex(デシテックス)番手の織物を挙げ得る。 高性能織物、すなわち、被覆された下地または織物の用途に応じて特定の、ま たは強化された特性を賦与するために、慣用の繊維に対して強化された特性、例 えば増大させた引っ張り強さを有する織物から形成される下地、特に織物を用い ることができることが注目されると思われる。 本出願会社は、本発明が、架橋結合させたならば、下記の特徴: − <1.1の相対密度(これは、例えば、既知体積の秤量、比重瓶による測定 、または密度勾配カラムによって測定し得る); − 23℃での、≦0.18W/m・Kの熱伝導性(ASTM、D2326-70); − 架橋結合したエラストマーの引張強度(53504の規格による、mPaでの)と架 橋結合したエラストマーの破壊時の伸び率(53504の規格による、%での)との 比によって表わされる弾性特性、この比は<0.02である;および − 洗濯回数≧400の付着力(NFG37110) を有する低温硬化性エラストマーを得るのを可能にすることを立証することがで きた。 最良の性能特徴は、10,000〜200,000mPa・s、特に30,000〜170,000mPa・s、と りわけ40,000〜120,000mPa・sの粘度を有する油(1)と、Q機能性単位、特に 少なくとも2重量%のそのような機能性単位、とりわけ4〜14重量%、好まし くは5〜12重量%のそれを有する樹脂(5)とを含有する組成物の場合に得ら れる。 本発明による組成物によって得られる相対密度は、好都合には30g/m2未 満であるか、またはそれに等しく、特に15〜30g/m2、好ましくは約25 g/m2の薄膜被覆を製造するのを可能にする。該エラストマーの弾性特性は、 被覆された布地の引裂強度を顕著に増大させるのを可能にする。該エラストマー の低い熱伝導率は、被覆のそのような少ない厚さであってさえ、第一級の対熱防 護を与える。 その他の特性、例えば、撓性、織物へのエラストマーの付着力、気体不透性、 褶曲および摩耗耐性、老化挙動、縫製可能性、および縫製保全性も、非常に高レ ベルのものである。 とりわけ、本発明は、 − 400N以上、またはそれに等しい引裂強度(ASTMのD1682の規格); − 同じ付加重量について、より大きい相対密度の標準的ケイ素樹脂と比較して 30%改善された、織物の対熱防護;および − <2リットル/dm2/分の多孔度(DIN53 887) したがって、本発明の主題は、織布、ニット地または不織布の繊維性下地、特 に合成繊維で作られた、好都合にはポリエステルもしくはポリアミド繊維で作ら れたそれを被覆または塗装するための、組成物またはその前駆物質系、例えば、 上記のそれの用途でもある。 好都合な一実施態様によれば、本発明は、上に示された定義による開放構造を 有する織物の被覆に関する。 したがって、本発明の主題は、本発明に従って被覆され、そのために上記の特 徴および特性を示すことができる、そのような繊維性下地でもある。 好ましくは、該繊維性支持体は、開放構造を有する織物である。好ましくは、 該組成物は、25℃で10,000〜200,000、好ましくは30,000〜170,000、はるかに 好ましくは40,000〜120,000mPa・sの粘度を有する油(1)と、好ましくは少な くとも2重量%、特に4〜14重量%、はるかに好ましくは5〜12重量%のQ 機能性単位を有する樹脂(5)とを含有する。やはり好ましくは、エラストマー の付加重量は、30g/m2、特に約25g/m2未満であるか、またはそれに等 しい。被覆された下地は、好都合には、200g/m2未満であるか、またはそ れに等しい重量を有する。 上記の特性および特徴のために、上記の開放構造を有する織物、とりわけポリ アミドまたはポリエステル織物に基づく、乗物の占有者の個人的防護用のエアバ ッグを製造することが可能となり、該織物は、被覆されたならば、200g/m2 未満であるか、またはそれに等しい重量を有し、かつその上に、最適の特性、 特に引裂耐性、対熱防護、多孔性および撓性を有する。このことは、従来の技術 の未被覆または被覆織物から製造される袋より、軽量で、高い性能を有し、廉価 であるエアバッグを製造することを可能にする。 本発明の主題は、<1.1の相対密度、23℃で≦18W/m・Kの熱伝導性 、および<0.02である、引裂強度と破壊時の伸び率との比を有するエラスト マーで作られた、特に低温または高温硬化性型の架橋結合性ケイ素樹脂組成物の 、特に乗物の占有者を防護するエアバッグの製造を目的とする、織布、ニット地 または不織布の繊維性下地を被覆するための用途でもある。ここで、本発明は、 特に、上に示された定義による開放構造を有する、特に200g/m2未満であ るか、またはそれに等しい重量を有する被覆下地を得るために、好ましくは30 g/m2 未満であるか、またはそれに等しい、特に約25g/m2のエラストマーの厚さ を有する織物の被覆に関する。本発明は、こうして得られた被覆繊維性下地にも 関する。 本発明は、特に、衝撃の場合の乗物の占有者の個人的防護のためのエアバッグ を縫製によって製造するのに用いられる、柔軟な下地材料(例えばポリアミド織 物)の少なくとも一方の側面の被覆または塗装に関する。 しかしながら、本発明が、それによって限定されず、類似の特性を必要とする いかなる用途にも用い得ることは、充分理解される。例えば、軽いことと結び付 いた上記の特性のいくつかから、やはり利益が得られると思われる、テントの織 物、パラシュートの織物などを挙げ得る。 一般的には、ここに関連する被覆は、柔軟な下地材料の少なくとも一方の側面 に単一の層を沈着させることに相当する。しかし、それは、不透性の面でのでき るだけ最良の性能の特徴を確保する望みの厚さを全体として保有するために、既 に被覆された下地材料の少なくとも一方の側面に第二の層、または選択的には第 三の層を沈着させること(二次被覆)も含んでよい。 該組成物の製造、およびポリアミド織物に対する被覆としてのその適用の下記 の実施例は、本発明がより明確に理解されることを可能にし、その利点およびそ の代替的実施態様が明らかにされることを可能にすると思われる。本発明の組成 物の性能の特徴は、比較試験によって下記に立証されると思われる。 実施例 これらの実施例では、粘度は、AFNORの1982年5月のNFT76 106の規格 における情報に従って、Brookfieldの粘度計を用いて測定される。実施例1 : 組成物の調製の例 1.本発明による未充填ケイ素樹脂組成物(組成物C1)の調製: 1.1 二成分系の部分Aの調製: 下記のものを室温で反応器内で混合する: ・0.6重量%のビニル基(Vi)を含むMMViDDViQの構造を有し、17重 量% の(CH33SiO0.5機能性単位、0.5重量%の(CH32ViSiO0.5機 能性単位、75重量%の(CH32SiO機能性単位、1.5重量%の(CH3 )ViSiO機能性単位、および6重量%のSiO2機能性単位からなる48重 量部の樹脂(5)[以下、この成分を樹脂(5)と呼ぶ]; ・鎖端の各々が(CH32ViSiO0.5機能性単位で終端するポリジメチルシ ロキサン油からなり、100,000mPa・sの粘度を有し、そして油100gあたり0.00 3個のVi−Si官能基を有する30重量部のポリ有機シロキサン(1)[以下 、この成分を高粘性油(1)と呼ぶ]; ・鎖端の各々が(CH32ViSiO0.5機能性単位で終端するポリジメチルシ ロキサン油からなり、10,000mPa・sの粘度を有し、そして油100gあたり0.00 5個のVi−Si残基を有する15重量部のポリ有機シロキサン(1)[以下、 この成分を低粘性油(1)と呼ぶ]; ・鎖端の各々が(CH32HSiO0.5機能性単位で終端するポリ(ジメチル) (水素化メチル)シロキサン油からなり、25mPa・sの粘度を有し、そして油1 00gあたり全部で0.7個のH−Si官能基(うち0.6個のH−Si官能基 は鎖中にある)を有する5重量部のポリ有機シロキサン(2)[以下、この成分 を油(2)と呼ぶ]; ・エチルシクロヘキサノールからなる0.025重量部の阻害剤(6)[以下、この 成分を阻害剤(6)と呼ぶ]; ・ビニルトリメトキシシランからなる1重量部の促進剤(4)の化合物(4.1)[以 下、この成分をVTMS(4.1)と呼ぶ];および ・3−グリシドキシプロピルトリメトキシシランからなる1重量部の促進剤(4 )の化合物(4.2)[以下、この成分をGLYMO(4.2)と呼ぶ]。 1.2 二成分系の部分Bの調製: 下記のものを室温で反応器内で混合する: ・44.6重量部の樹脂(5); ・36.3重量部の高粘性油(1); ・14.5重量部の低粘性油(1); ・0.6重量部の着色基剤、ブロモフタルブルーで参照される4GNPに基づき 、Ciba Geigy社が販売する[以下、この成分を着色基剤と呼ぶ]; ・0.0215重量部の白金金属、Karstedt触媒の名称で知られ、12重量%の白金金 属を含む有機金属錯体の形態で導入する[以下、この成分を触媒の白金(3)と 呼ぶ];および ・チタン酸ブチルTi(OBu)4からなる4重量部の促進剤(4)の化合物(4. 3)[以下、この成分をTi(OBu)4(4.3)と呼ぶ]。 1.3 二成分系の調製: 二成分系は、100重量部の部分A、および10重量部の部分Bを室温で混合 することによって得られる。こうして、組成物C1が得られ、その成分の比率を 下記の表Iに示す。 2.対照組成物として作用する充填ケイ素樹脂組成物(組成物C2)の調製: 2.1 −次被覆材料の調製; 下記のものを遊星型ミキサーに導入する: ・35重量部の樹脂(5); ・約2.5μmの平均粒度を有し、約3m2/gのBET表面積を展開する29 重量部の摩砕石英、SIFRACO社が販売する[以下、この成分を充填剤No.1と 呼ぶ]; ・23.2重量部の高粘性油(1); ・11.8重量部の低粘性油(1);および ・オクタメチルシクロテトラシロキサンで処理した、約250m2/gのBET 表面積を展開する1重量部の発熱性シリカ[以下、この成分を充填剤No.2と 呼ぶ]。 2.2 二成分系の部分Aの調製: 下記のものを室温で反応器内で混合する: ・94重量部の上記被覆材料; ・4重量部の油(2); ・0.025重量部の阻害剤(6); ・1重量部のVTMS(4.1);および ・1重量部のGLYMO(4.2)。 2.3 二成分系の部分Bの調製: 下記のものを室温で反応器内で混合する: ・88.3重量部の上記被覆材料; ・7.6重量部の高粘性油(1); ・0.1重量部の着色基剤; ・0.0215重量部の触媒の白金(3);および ・4重量部のTi(OBu)4(4.3)。 2.4 二成分系の調製: 二成分系は、100重量部の部分A、および10重量部の部分Bを室温で混合 することによって得られる。こうして、対照組成物C2が得られ、その成分の比 率を下記の表Iに示す。 実施例2: ポリアミド織物に対する被覆としての適用の例 1.適用のプロトコル: 組成物を、デシテックス(dtex)での変動する線密度を有する6,6ナイロン 型ポリアミド(ポリヘキサメチレンアジパミド)に基づく織物に、外科用ナイフ を用いて沈着させ、次いで、被覆した後に、Matthis社が販売するオーブン内で それぞれ150℃で4分間架橋結合させる。 2.結果: 2.1 28.5x28.5本の紡糸/cmを有する235dtexの湯通ししたポリ アミド織物に被覆し、同じ被覆用ナイフの設定、および対照組成物から本発明に よる組成物への移行に対する被覆層の付加重量の減少について、得られた節減を 評価する: (1)測定は、FMVSS302の規格(「可燃性に関する自動車安全性規格」)の 情報に従って実施する。 (2)褶曲および摩耗耐性試験(洗濯試験)(NFのG37110の規格)は、組成 物の付着力および老化挙動を反映する。この試験は、織物を、一方では、試験片 の相対する2辺縁を噛み、互いに往復運動を行なう二つのあごによる剪断運動に 付し、他方では、可動支持体との接触による摩耗に付すことで構成される。 2.2 18x18本の紡糸/cmを有する470dtexの湯通ししたポリアミド織 物、すなわち開放構造を有する織物(多孔度>15リットル/dm2/分)に被覆 し、同じ被覆層の付加重量について、対照組成物から本発明による組成物に移行 した際の耐火性および選択試験を評価する: (1)および(2):上記表IIに示した情報を参照されたい。 2.3 18x18本の紡糸/cmを有する470dtexの湯通ししたポリアミド織 物(開放構造)に被覆し、対照組成物から本発明による組成物に移行した際の被 覆された織物での機械的特性を評価する:(1)測定は、ASTMのD1682の規格における情報に従って実施する。 2.4組成物C1およびC2を150℃で架橋結合させることによって製造した 固体ケイ素樹脂エラストマーの熱伝導性を、ASTMのD2326-70の規格におけ る情報に従って、異なる二つの温度で測定した。架橋結合させたエラストマーの 引裂強度[TS、mPaでの]とその破壊時の伸び率[Eb、%での]との比も、測 定した[TSおよびEbは、DIN53504の規格における情報に従って評価する] : 同じ厚さの組成物C1およびC2を有する被覆した織物を、高温度に接触させ たときは、本発明による組成物C1が与える防護の方が優れている。 2.5組成物C1,および下記に定義される組成物C3を用いて、16x16本 の紡糸/cmを有する470dtexの湯通ししたポリアミド織物(開放構造)に被覆 する。 2.5.1 組成物C3:二成分系の部分A : C1の部分Aと同じであるが、成分(5)および(1)については次のように 異なる: − 0.8重量%のビニル基(Vi)を含むMMViDDViQの構造を有し、27 重量%の(CH33SiO0.5機能性単位、0.15重量%の(CH32ViS iO0.5機能性単位、60重量%の(CH32SiO機能性単位、2.4重量% の(CH3)ViSiO機能性単位、および9.6重量%のSiO2機能性単位か らなる48重量部の樹脂(5); − 鎖端の各々が(CH32ViSiO0.5機能性単位で終端するポリジメチル シロキサン油からなり、100,000mPa・sの粘度を有し、そして油100gあたり0 .003個のVi−Si官能基を有する45重量部の有機ポリシロキサン(1)。成分の部分B : C1の部分Bと同じであるが、成分(5)および(1)については次のように 異なる: − Aに記載の45重量部の樹脂(5); − Aに記載の51重量部の油(1)。二成分系の調製 : C1と同じである。 2.5.2 織物および被覆の特徴: − 未被覆織物の重量:160g/m2; − ケイ素樹脂の付加重量:30g/m2。 2.5.3 結果:架橋結合させたエラストマーの特性 : − 23℃での伝導度(ASTMのD2326-70の規格): C1およびC3について0.17W/m・K − 破壊時の伸び率(DIN53504):C1について190%; C3について250%; − 引裂強度(ASTMのD624):C1について3kN/m; C3について9kN/m。被覆織物の特性 : − 引裂強度(DIN ASTMのD1682): 織物のみ:100N; 被覆織物:C1およびC3について450N。 − 30g/m2での褶曲耐性(NFのG37110): C1について800〜1,000; C3について1,500〜1,700。 2.6 21x20本の紡糸/cmを有する470dtexの湯通ししたポリアミド織 物に被覆し、組成物C1および組成物C3を用いて25g/m2まで被覆する: − 引裂強度(ASTMのD1682): 織物のみ:210N; C1で被覆した織物:550N; C3で被覆した織物:520N; − 撓性(ASTMのD4032-94): C1で被覆した織物:15; C3で被覆した織物:9。 この撓性試験は、織物の柔軟性、および小体積に折り畳むことができるその容 量を反映する(値が低ければそれだけ、撓性が良い)。
【手続補正書】 【提出日】1999年3月30日(1999.3.30) 【補正内容】 請求の範囲 1.低温硬化性であるような種類(RTV)の被覆組成物であって、いかなる補 強用鉱物性充填剤も含まず、 (1)ケイ素に結合した、一分子あたり少なくとも2個の(C1〜C6)アルケニ ル基を有する、少なくとも1種類のポリ有機シロキサンと、 (2)ケイ素に結合した、一分子あたり少なくとも2個の水素原子を有する少な くとも1個のポリ有機シロキサンと、 (3)白金族に属する少なくとも1種類の金属で構成される、触媒的有効量の少 なくとも1種類の触媒と、 (4)専ら、 (4.1)一分子あたり少なくとも1個の(C1〜C6)アルケニル基を有する 、少なくとも1種類のアルコキシル化有機シランと、 (4.2)少なくとも1個のエポキシ基を有する、少なくとも1種類の有機ケ イ素化合物と、 (4.3)少なくとも1種類の金属Mのキレートおよび/または一般式:M( OJ)n[式中、Mは、Ti、Zr、Ge、Li、Mn、Fe、AlおよびMg が形成する群から選ばれ、n=Mの価数、J=直鎖もしくは分枝鎖(C1〜C8) アルキルである]で示される1種類の金属アルコキシドと を含む付着促進剤と、 (5)少なくとも1種類のポリ有機シロキサン樹脂と、 (6)選択的には、少なくとも1種類の架橋結合阻害剤と が形成する混合物からなることを特徴とする被覆組成物。 2.促進剤(4)のアルコキシル化有機シラン(4.1)が、下記の一般式:[式中、 − R1、R2およびR3は、互いに同じであるか、または異なる、水素を含む基 、もしくは炭化水素の基であり、水素、直鎖もしくは分枝鎖の(C1〜C4)アル キル、または、選択的には、少なくとも1個の(C1〜C3)アルキルで置換され たフェニルを表わし、 − Uは、直鎖または分枝鎖の(C1〜C4)アルキレンであり、 − Wは、原子価結合であり、 − R4およびR5は、同じであるか、または異なる基であり、直鎖もしくは分枝 鎖の(C1〜C4)アルキルを表わし、 − x’=0または1であり、かつ − x=0〜2である] を満足することを特徴とする請求項1記載の組成物。 3.促進剤(4)の有機ケイ素化合物(4.2)が、 − 下記の一般式: [式中、 ・R6は、直鎖または分枝鎖の(C1〜C4)アルキル基であり、 ・R7は、直鎖または分枝鎖のアルキル基であり、 ・yは、0、1、2または3に等しく、であって、 △EおよびDは、同じであるか、または異なる基であって、直鎖もしくは分枝鎖 の(C1〜C4)アルキルから選ばれ、 △zは、0または1に等しく、 △R8、R9、R10は、同じであるか、または異なる基であって、水素、または直 鎖もしくは分枝鎖の(C1〜C4)アルキルを表わし、 △R8およびR9またはR10は、合体してか、またはエポキシを有する2個の炭素 とともに五ないし七員のアルキル環を交互に構成してよい] を満たす物質(4.2a)からか、あるいは −(i)式: [式中、 ・Xは、式(IV.2a)の場合に上記に定義されたとおりの基であり、 ・Gは、該触媒の活性に不都合ないかなる作用もなく、選択的には少なくとも1 個のハロゲン原子で置換された、両端を含めて1〜8個の炭素原子を有するアル キル基、およびアリール基から選ばれる一価の炭化水素の基であり、 ・p=1または2であり、 ・q=0、1または2であり、 ・p+q=1、2または3である] で示される少なくとも1個のシロキシル機能性単位と、 (2i)選択的には、式: [式中、Gは、上記と同じ意味を有し、rは、0〜3の値を有する] で示される少なくとも1個のシロキシル機能性単位とを含むエポキシ機能性ポリ ジ有機シロキサンからなる物質(4.2b)のいずれかから選ばれることを特徴とす る請求項1または2に記載の組成物。 .三者の合計に対する重量%で表わした(4.1)、(4.2)および(4.3)の間 の重量比が、次のとおり:すなわち (4.1)が15〜70であり、 (4.2)が70〜15であり、 (4.3)が5〜25であり; (4.2):(4.1)の重量比が、2:1〜0.5:1であることを特徴とする請求 項1〜のいずれか一項に記載の組成物。 .付着促進剤が、成分のすべてに対して0.1〜10重量%の量で存在するこ とを特徴とする請求項1〜のいずれか一項に記載の組成物。 .ポリ有機シロキサン樹脂(5)が、0.1〜20重量%のアルケニル基を含 み、該構造が、M、D、TおよびQ型の機能性単位から選ばれる少なくとも二つ の異なる機能性単位を有し、これらの機能性単位の少なくとも一つは、Tまたは Q型の機能性単位であることを特徴とする請求項1〜のいずれか一項に記載の 組成物。 .樹脂(5)が、成分のすべてに対して10〜70重量%の量で存在すること を特徴とする請求項1〜6のいずれか一項に記載の組成物。 .ポリ有機シロキサン(1)が、 (i)式: [式中、 − Tは、アルケニル基、好ましくはビニルまたはアリルであり、 − Zは、該触媒の活性に不都合ないかなる作用もなく、選択的には少なくとも 1個のハロゲン原子で置換された、両端を含めて1〜8個の炭素原子を有するア ルキル基、およびアリール基から選ばれる一価の炭化水素の基であり、 − aは、1または2であり、bは、0、1または2であり、a+bは、1〜3 である] で示されるシロキシル機能性単位と、 (2i)選択的には、式: [式中、Zは、上記と同じ意味を有し、cは、0〜3の値を有する] で示されるその他のシロキシル機能性単位と を有することを特徴とする請求項1〜のいずれか一項に記載の組成物。9. ポリ有機シロキサン(2)が、 (i)式: [式中、 − Lは、該触媒の活性に不都合ないかなる作用もなく、選択的には少なくとも 1個のハロゲン原子で置換された、両端を含めて1〜8個の炭素原子を有するア ルキル基、およびアリール基から選ばれる一価の炭化水素の基であり、 − dは、1または2であり、eは、0、1または2であり、d+eは、1〜3 の値を有する] で示されるシロキシル機能性単位と、 (2i)選択的には、平均の式: [式中、Lは、上記と同じ意味を有し、gは、0〜3の値を有する] で示されるその他のシロキシル機能性単位とを含むことを特徴とする請求項1〜 のいずれか一項に記載の組成物。10 .(1)、(2)および(5)の比率が、ポリ有機シロキサン(1)および 樹脂(5)が与えるアルケニル基の数に対する、ポリ有機シロキサン(2)中の ケイ素に結合した水素原子の数の比が0.4〜10となるような比率である請求 項1〜のいずれか一項に記載の組成物。11 .それが、1種類またはそれ以上の慣用の添加物も含有することを特徴とす る請求項1〜10のいずれか一項に記載の組成物。12 .請求項1〜10のいずれか一項に記載の組成物の二成分系であって、前駆 物質が、 − 混ぜ合わせて組成物を形成することが意図される、別個の二つの部分Aおよ びBの形態をなし、 − これらの部分AまたはBの一方が、触媒(3)と、ポリ有機シロキサンの種 の一方、すなわち(1)または(2)のみとを含有し、 − ポリ有機シロキサン(2)を含有する部分AまたはBが、促進剤(4)の化 合物(4.3)を含有せず、促進剤(4)の化合物(4.1)を含む部分AまたはBが 、触媒(3)を含有せず、 − 樹脂(5)が、部分Aもしくは部分B、または部分AおよびBの双方に用い られ、触媒(3)は、ポリ有機シロキサン(2)および樹脂(5)を含有する部 分AまたはB中に存在してはならない ことを特徴とする二成分系。13 .請求項1〜11のいずれか一項に記載の組成物、または請求項12記載の 二成分系で一方または双方の側面が被覆された織布、ニット地または不織布の繊 維性下地。14 .繊維性下地が、開放構造、およびDIN53 887の規格による>15リット ル/dm2/分の多孔度を有することを特徴とする請求項1記載の被覆された下 地。15 .<1.1の相対密度、23℃での、≦0.18W/m・Kの熱伝導性、< 0.02である、引裂強度と破壊時の伸び率との比を有するエラストマーで一方 または双方の側面が被覆された織布、ニット地または不織布の繊維性下地であっ て、該下地が、開放構造、およびDIN53 887の規格による>15リットル/dm2 /分の多孔度を有する繊維性下地。16 .400N以上、またはそれに等しい引裂強度を有することを特徴とする請 求項15の被覆された下地。17 .請求項13〜16のいずれか一項に記載の被覆された下地から形成された 、乗物の占有者を防護するためのエアバッグ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE, DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,IT,L U,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ,CF ,CG,CI,CM,GA,GN,ML,MR,NE, SN,TD,TG),AP(GH,KE,LS,MW,S D,SZ,UG,ZW),EA(AM,AZ,BY,KG ,KZ,MD,RU,TJ,TM),AL,AU,BA ,BB,BG,BR,CA,CN,CU,CZ,EE, GE,HU,IL,IS,JP,KP,KR,LC,L K,LR,LT,LV,MG,MK,MN,MX,NO ,NZ,PL,RO,SG,SI,SK,TR,TT, UA,US,UZ,VN

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.低温硬化性であるような種類(RTV)の被覆組成物であって、いかなる補 強用鉱物性充填剤も含まず、 (1)ケイ素に結合した、一分子あたり少なくとも2個の(C2〜C6)アルケニ ル基を有する、少なくとも1種類のポリ有機シロキサンと、 (2)ケイ素に結合した、一分子あたり少なくとも2個の水素原子を有する少な くとも1個のポリ有機シロキサンと、 (3)白金族に属する少なくとも1種類の金属で構成される、触媒的有効量の少 なくとも1種類の触媒と、 (4)専ら、 (4.1)一分子あたり少なくとも1個の(C2〜C6)アルケニル基を有する 、少なくとも1種類のアルコキシル化有機シランと、 (4.2)少なくとも1個のエポキシ基を有する、少なくとも1種類の有機ケ イ素化合物と、 (4.3)少なくとも1種類の金属Mのキレートおよび/または一般式:M( OJ)n[式中、Mは、Ti、Zr、Ge、Li、Mn、Fe、AlおよびMgが 形成する群から選ばれ、n=Mの価数、J=直鎖もしくは分枝鎖(C1〜C8)ア ルキルである]で示される1種類の金属アルコキシドと を含む付着促進剤と、 (5)少なくとも1種類のポリ有機シロキサン樹脂と、 (6)選択的には、少なくとも1種類の架橋結合阻害剤と が形成する混合物からなることを特徴とする被覆組成物。 2.促進剤(4)のアルコキシル化有機シラン(4.1)が、下記の一般式: [式中、 − R1、R2およびR3は、互いに同じであるか、または異なる、水素を含む基 、もしくは炭化水素の基であり、水素、直鎖もしくは分枝鎖の(C1〜C4)アル キル、または、選択的には、少なくとも1個の(C1〜C3)アルキルで置換され たフェニルを表わし、 − Uは、直鎖または分枝鎖の(C1〜C4)アルキレンであり、 − Wは、原子価結合であり、 − R4およびR5は、同じであるか、または異なる基であり、直鎖もしくは分枝 鎖の(C1〜C4)アルキルを表わし、 − x’=0または1であり、かつ − x=0〜2である] を満足することを特徴とする請求項1記載の組成物。 3.促進剤(4)の有機ケイ素化合物(4.2)が、 − 下記の一般式: [式中、 ・R6は、直鎖または分枝鎖の(C1〜C4)アルキル基であり、 ・R7は、直鎖または分枝鎖のアルキル基であり、 ・yは、0、1、2または3に等しく、 であって、 △EおよびDは、同じであるか、または異なる基であって、直鎖もしくは分枝鎖 の(C1〜C4)アルキルから選ばれ、 △zは、0または1に等しく、 △R8、R9、R10は、同じであるか、または異なる基であって、水素、または直 鎖もしくは分枝鎖の(C1〜C4)アルキルを表わし、 △R8およびR9またはR10は、合体してか、またはエポキシを有する2個の炭素 とともに五ないし七員のアルキル環を交互に構成してよい] を満たす物質(4.2a)からか、あるいは −(i)式: [式中、 ・Xは、式(IV.2a)の場合に上記に定義されたとおりの基であり、 ・Gは、該触媒の活性に不都合ないかなる作用もなく、選択的には少なくとも1 個のハロゲン原子で置換された、両端を含めて1〜8個の炭素原子を有するアル キル基、およびアリール基から選ばれる一価の炭化水素の基であり、 ・p=1または2であり、 ・q=0、1または2であり、 ・p+q=1、2または3である] で示される少なくとも1個のシロキシル機能性単位と、 (2i)選択的には、式: [式中、Gは、上記と同じ意味を有し、rは、0〜3の値を有する] で示される少なくとも1個のシロキシル機能性単位とを含むエポキシ機能性ポリ ジ有機シロキサンからなる物質(4.2b)のいずれかから選ばれることを特徴とす る請求項1または2に記載の組成物。 4.キレートおよび/またはアルコキシド(4.3)の金属Mが、次のリスト:す なわちTi,Zr、Ge、Li、Mnから選ばれることを特徴とする請求項1〜 3のいずれか一項に記載の組成物。 5.三者の合計に対する重量%で表わした(4.1)、(4.2)および(4.3)の間 の重量比が、次のとおり:すなわち (4.1)が15〜70であり、 (4.2)が70〜15であり、 (4.3)が5〜25であり; (4.2):(4.1)の重量比が、2:1〜0.5:1であることを特徴とする請求 項1〜4のいずれか一項に記載の組成物。 6.付着促進剤が、成分のすべてに対して0.1〜10重量%の量で存在するこ とを特徴とする請求項1〜5のいずれか一項に記載の組成物。 7.ポリ有機シロキサン樹脂(5)が、0.1〜20重量%のアルケニル基を含 み、該構造が、M、D、TおよびQ型の機能性単位から選ばれる少なくとも二つ の異なる機能性単位を有し、これらの機能性単位の少なくとも一つは、Tまたは Q型の機能性単位であることを特徴とする請求項1〜6のいずれか一項に記載の 組成物。 8.樹脂(5)が、成分のすべてに対して10〜70重量%の量で存在すること を特徴とする請求項1〜7のいずれか一項に記載の組成物。 9.ポリ有機シロキサン(1)が、 (i)式: [式中、 − Tは、アルケニル基、好ましくはビニルまたはアリルであり、 − Zは、該触媒の活性に不都合ないかなる作用もなく、選択的には少なくとも 1個のハロゲン原子で置換された、両端を含めて1〜8個の炭素原子を有するア ルキル基、およびアリール基から選ばれる一価の炭化水素の基であり、 − aは、1または2であり、bは、0、1または2であり、a+bは、1〜3 である] で示されるシロキシル機能性単位と、 (2i)選択的には、式:[式中、Zは、上記と同じ意味を有し、cは、0〜3の値を有する] で示されるその他のシロキシル機能性単位と を有することを特徴とする請求項1〜8のいずれか一項に記載の組成物。 10.ポリ有機シロキサン(2)が、 (i)式: [式中、 − Lは、該触媒の活性に不都合ないかなる作用もなく、選択的には少なくとも 1個のハロゲン原子で置換された、両端を含めて1〜8個の炭素原子を有するア ルキル基、およびアリール基から選ばれる一価の炭化水素の基であり、 − dは、1または2であり、eは、0、1または2であり、d+eは、1〜3 の値を有する] で示されるシロキシル機能性単位と、 (2i)選択的には、平均の式: [式中、Lは、上記と同じ意味を有し、gは、0〜3の値を有する] で示されるその他のシロキシル機能性単位とを含むことを特徴とする請求項1〜 9のいずれか一項に記載の組成物。 11.(1)、(2)および(5)の比率が、ポリ有機シロキサン(1)および樹脂 (5)が与えるアルケニル基の数に対する、ポリ有機シロキサン(2)中のケイ 素に結合した水素原子の数の比が0.4〜10となるような比率である請求項1 〜10のいずれか一項に記載の組成物。 12.油(1)が、25℃で少なくとも1,000mPa・sに等しい粘度を有すること を特徴とする請求項1〜11のいずれか一項に記載の組成物。 13.油(1)が、5,000〜200,000mPa・sの粘度を有することを特徴とする請求 項1〜12のいずれか一項に記載の組成物。 14.ポリ有機シロキサン樹脂(5)が、Q機能性単位を含むことを特徴とする 請求項1〜13のいずれか一項に記載の組成物。 15.それが、少なくとも2重量%のQ機能性単位を含むことを特徴とする請求 項14記載の組成物。 16.それが、1種類またはそれ以上の慣用の添加物も含有することを特徴とす る請求項1〜15のいずれか一項に記載の組成物。 17.請求項1〜16のいずれか一項に記載の組成物の二成分系であって、前駆 物質が、 − 混ぜ合わせて組成物を形成することが意図される、別個の二つの部分Aおよ びBの形態をなし、 − これらの部分AまたはBの一方が、触媒(3)と、ポリ有機シロキサンの種 の一方、すなわち(1)または(2)のみとを含有し、 − ポリ有機シロキサン(2)を含有する部分AまたはBが、促進剤(4)の化 合物(4.3)を含有せず、促進剤(4)の化合物(4.1)を含む部分AまたはBが 、触媒(3)を含有せず、 − 樹脂(5)が、部分Aもしくは部分B、または部分AおよびBの双方に用い られ、触媒(3)は、ポリ有機シロキサン(2)および樹脂(5)を含有する部 分AまたはB中に存在してはならない ことを特徴とする二成分系。 18.請求項1〜16のいずれか一項に記載の組成物、または請求項17記載の 二成分系で一方または双方の側面が被覆された織布、ニット地または不織布の繊 維性下地。 19.繊維性下地が、開放構造、およびDIN53 887の規格による>15リット ル/dm2/分の多孔度を有することを特徴とする請求項18記載の被覆された下 地。 20.組成物が、25℃で10,000〜200,000mPa・sの粘度を有する油(1)と、 少なくとも2重量%に等しい比率でQ機能性単位を含む樹脂(5)とを含有する ことを特徴とする請求項18記載の被覆された下地。 21.エラストマーの重量が、30g/m2未満であるか、またはそれに等しい ことを特徴とする請求項19または20に記載の被覆された下地。 22.200g/m2未満であるか、またはそれに等しい重量を有することを特 徴とする請求項21記載の被覆された下地。 23.400N以上、またはそれに等しい引裂強度を有することを特徴とする請 求項21記載の被覆された下地。 24.<1.1の相対密度、23℃での、≦0.18W/m・Kの熱伝導性、< 0.02である、引裂強度と破壊時の伸び率との比を有するエラストマーで一方 または双方の側面が被覆された織布、ニット地または不織布の繊維性下地であっ て、該下地が、開放構造、およびDIN53 887の規格による>15リットル/dm2 /分の多孔度を有する繊維性下地。 25.30g/m2未満であるか、またはそれに等しい厚さのエラストマーの被 覆を含むことを特徴とする請求項24記載の被覆された下地。 26.200g/m2未満であるか、またはそれに等しい重量を有する請求項2 5記載の被覆された下地。 27.400N以上、またはそれに等しい引裂強度を有することを特徴とする請 求項24〜26のいずれか一項に記載の被覆された下地。 28.請求項18〜27のいずれか一項に記載の被覆された下地から形成された 、 乗物の占有者を防護するためのエアバッグ。 29.織布、ニット地または不織布の繊維性下地を被覆するための、請求項1〜 16のいずれか一項に記載の組成物、または請求項17記載の前駆物質系の用途 。 30.乗物の占有者を防護するためのエアバッグを形成することが意図される下 地を被覆するための請求項29記載の用途。 31.開放構造、およびDIN53 887の規格による>15リットル/dm2/分の 多孔度を有する織物を被覆するための請求項29または30に記載の用途。 32.特に、乗物の占有者を防護するためのエアバッグを形成することを目的と して織布、ニット地または不織布の繊維性下地を被覆するための、<1.1の相 対密度、23℃での、≦0.18W/m・Kの熱伝導性、<0.02である引裂 強度と破壊時の伸び率との比を有するエラストマーで作られた、特に低温硬化性 (RTV)型である架橋結合性ケイ素樹脂組成物の用途。 33.開放構造、およびDIN53 887の規格による>15リットル/dm2/分の 多孔度を有する下地を被覆するための請求項32に記載の用途。
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