JP2000508576A - 煙ガスダクト内において吸収剤を排出して分配するための装置 - Google Patents
煙ガスダクト内において吸収剤を排出して分配するための装置Info
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Abstract
(57)【要約】
ガス状汚染物質を含む煙ガスが上方に向けて案内される垂直な煙ガスダクト(10)内部に、排出及び分配装置が配置される。この装置は、煙ガス内のガス状汚染物質と反応するとともに、煙ガスの浄化中にこれらのガスに湿気のある状態で導入されてガス状汚染物質を分解可能なダストに変換する粒子吸収剤を、排出して分配するようになっている。この装置は、煙ガスダクト(10)内で斜め下方に延びるとともにその上面で湿気のある吸収剤を受取るようになっており、傾斜の方向に見て下方に斜めに収束する2つの明確な側方端を有する少なくとも1つの分配板(35)を備えている。
Description
【発明の詳細な説明】
煙ガスダクト内において吸収剤を排出して分配するための装置
本発明は、略垂直な煙ガスダクト内に配置される装置に関している。その装置
内では、二酸化硫黄のようなガス状汚染物質を含む煙ガスが上方に向けて案内さ
れるとともに、煙ガス内のガス状汚染物質と反応するとともに煙ガスの浄化中に
これらのガスに湿気のある状態で導入されてガス状汚染物質を分解可能なダスト
に変換する粒子吸収剤を、煙ガスダクト内において排出して分配する。
二酸化硫黄のようなガス状汚染物質が煙ガスから分離される時、ガスは煙ガス
ダクトを通って案内されている。そこでは、ガス状汚染物質と反応する粒子吸収
剤が、ガス状汚染物質を分離可能なダストに変換するために湿気のある状態で煙
ガス内に導入されている。煙ガスはその後ダスト分離器を通って案内され、そこ
でダストは煙ガスから分離され、そこからこのように浄化された煙ガスが流出さ
れる。ダスト分離器で分離されたダストの一部は、ミキサに案内され、そこで水
と混合されて加湿され、新たな吸収剤の付加と共に、煙ガス内に導入されること
により吸収剤として再利用される。新たな吸収剤としては、一般に消石灰(水酸
化カルシウム)が使用されている。
効果的な方法で煙ガスを浄化するために、吸収剤が煙ガス内に、湿気が均一に
分布された均質の混合物として供給されることが、もちろん重要である。前述の
煙ガス浄化方法において吸収剤と水との均質は混合物を作るのに特に有利な装置
が、国際出願公開第96/16727(WO 96/16727)号に記載され
ている。この混合装置は、混合作用の間に粒子吸収剤が流動化される容器を備え
ている。その容器は、煙ガスダクト内に延びて、流出口を介して煙ガスダクト内
に吸収剤と水との均質な混合物を排出するための出口端を有している。
煙ガスが効率的に浄化されるためには、湿気のある吸収剤が煙ガスダクトの全
体の断面にわたって均一に煙ガスに分配されることも重要である。そのような均
質の分配は、前述の混合装置における流出口によっては達成できない。
従って本発明の目的は、前述のミキサ装置および他のミキサ装置において使用
可能であるとともに、ミキサ装置から受取った湿気のある吸収剤を煙ガスダクト
内に排出し、これを煙ガスダクトの全体の断面にわたって均質な態様で分配する
装置を提供することである。
本発明によれば、この目的は、導入部分に述べたようなタイプの装置であって
、燃料ガスダクト内で斜め下方に延びるとともにその上面で湿気のある吸収剤を
受取るようになっている少なくとも1つの分配板を有し、前記分配板は傾斜の方
向に見て下方に斜めに収束する2つの明確な側方端を有する装置によって達成さ
れる。
好ましくは、装置は少なくとも2つの互いに対向する分配板を有している。
好ましい実施例では、分配板がそこから斜め下方に突出する排出ユニットが、
分配板上に湿気のある吸収剤を排出するために燃料ガスダクト内の中央に配置さ
れている。
分配板は、好ましくは三角形形状である。
本発明は添付の図面を参照してより詳細に説明される。
図1は、石炭燃料の中央加熱プラントからの煙ガスを浄化するためのプラント
の概略図である。
図2は、本発明による装置が設けられたミキサの、一部が除去された側面図で
ある。
図3は、図2のミキサの平面図である。
図4は、図3のIV−IV線に沿っての断面図である。
図1は、石炭燃料の中央加熱プラント1からの煙ガスを浄化するためのプラン
トを図式的に示している。前記の煙ガスは、飛散する灰のようなダストを含んで
いる。プレヒータ2は、熱い煙ガスからの熱を燃焼空気に移動させるために配置
されている。燃焼空気は、ダクト2aを介して、ファン3によって中央加熱プラ
ント1に供給されている。
熱い煙ガスは、ダクト4を通って、本実施例では繊維フィルタであるダスト分
離器5に案内される。繊維フィルタは、公知の態様で複数列のフィルタ袋を含ん
でおり、煙ガスがそれを通って案内されると浄化されるようになっている。この
ように浄化された煙ガスは、ダクト6を通って煙ガスファン7に案内され、さら
にダクト8を通って煙突9に送られて、大気中に排出される。ダスト分離器は、
例えば静電式の沈殿装置でもよい。
ダクト4は、垂直部10を有している。ミキサ11は、この垂直部10とその
下方部分において連通している。ミキサ11は、以下でより詳細に説明されるよ
うに、湿らされたダスト粒子をダクト10の下方部分の煙ガスに導入する。
ダスト分離器5で分離されたダスト粒子は、ダスト分離器5のホッパ12に集
積される。集積されたダスト粒子の一部は、ミキサ11に案内される(矢印P1
)ことによってシステムに再利用される。集積されたダスト粒子の残りは、詳細
には記述されない方法で、例えばスクリューコンベアによって除去される。
ミキサ11は、国際出願公開第96/16727号(WO 96/16727
)に記載されたタイプのミキサであり、詳細には図2乃至図4に示されている。
図2乃至図4に図示されたミキサ11は、容器13を備えている。容器13は
、本質的には延長された直方体状の箱の形状である。容器13は2つの垂直な側
壁14および15と、垂直な後方端壁16と、垂直な前方端壁17と、水平な上
部底18と、水平な下部底19と、水平な屋根または蓋20とを有している。
後方端においては、容器13は入口21を有しており、ホッパ12からのダス
ト粒子がそこを通って上方から容器13内に導入される(図1および図2におけ
る矢印P1)。また前方端においては、容器13は出口22を有しており、ダス
ト粒子と水との均質的な混合物がそこを通って排出される(図3および図4にお
ける矢印P2)。
図面では、容器13の前方端は、垂直ダクト部10に挿入されており、煙ガス
はそこを通って上方に案内される(図1、図2および図4における矢印P3)。
この場合出口22は、側壁14および15の結果として形成される流出口であり
、ダクト部10に挿入された容器部分の主要部分において、ダクト部10の外側
に位置する容器部分においてよりも下方にある。図2および図3から分かるよう
に、屋根20は入口21から出口22、すなわちダクト部10まで延びている。
それらの間では、2つの底18と19が室23とを区画している。この室23
は、横方向を2つの側壁14および15に区画され、長手方向を2つの端部壁1
6および17に区画されている。室23の天井、すなわち上部底18は、容器1
3内で引伸ばされた状態で取付けられたポリエステルの空気浸透可能な流動性布
からなる。空気供給手段は、ここでは2つの空気入口24と25とからなり、容
器13内のダスト粒子を流動化するために、室23に空気を供給するために配置
されている(図2および図3の矢印P4)。
水供給ライン26は、容器13の上方に配置され、容器内のダスト粒子の上に
微細に分配された形態で水を吹きかけるために容器13の上方部分に配置された
複数のノズル27に接続されている。
ノズル27は、そのうちの幾つかが図面に示されているが、容器13に沿って
2列に平行に延びている。
2本の並置された水平軸28,28’が、容器13の全体に延びており、ベア
リング29,29’および30,30’を介して2つの端部壁16および17に
回転可能に取付けられている。モータ31は伝達装置32を介して軸28,28
’を回転させるために配置されている。
各軸28,28’は複数の楕円形ディスク33,33’を支持しており、それ
らのディスク33,33’はそれらの短軸を中心として傾けられた状態で、軸2
8,28’にお互いから等しい軸距離だけ離れて取付けられている。軸28,2
8’は各ディスク33,33’の中央を通って延びている。図示の実施例では、
各ディスク33,33’は軸28,28’に対して傾けられており、ディスクの
長軸と軸28,28’との間の角度αは約60°である(図2参照)。この角度
αは45°と80°との間で変わり得る。ディスク33,33’はそのように各
軸28,28’に対して傾けられており、図4に示されるように円形の軸方向投
影を有するような楕円形の形状を有している。ディスク33,33’は、一方の
軸のディスクが他方の軸のディスクの間の空間に突出するような位置関係で各軸
28,28’に設けられている。
以上に示された状態で配置され構成されたディスク33,33’の各々は、軸
28,28’の回転の間、ダスト粒子の完全な混合につながるかく乱運動を行う
。
容器13の前方部分のパーティション34によって、室23は、ダクト部10
に置かれた前方室23aと、後方室23bとに分けられている。図2から分かる
ように、空気入口24は後方室23bに開口しており、一方空気入口25は前方
室23aに開口している。室23のこのような分割によって、特に、前方室23
aに空気供給を行ってそこで物質の排出のための好適な流動状態を得るように、
2つの部分室23aと23bとで異なる流動状態を得ることが可能である。
ダスト分離器5のホッパ12に集積されたダスト粒子の一部は、システム内に
再利用されるべきものであり、入口21を通ってミキサ11内に導入される。ダ
スト粒子は、ノズル27を通って供給される水で加湿される。機械的な混合機構
の構築によって、そしてミキサに供給されるダスト粒子の流動化によって、ミキ
サ11は均質に加湿されたダスト粒子の均質な混合体を生成する。それはミキサ
11の流出口22を通ってダクト部10に連続的に導入される。
均質に加湿されたダスト粒子の均質な混合体を、ダクト部10の全体の断面に
わたって均一に煙ガス内に分配するために、前述のミキサ11は本発明による装
置を補足されている。
この分配装置は、示されている例においては、各々が二等辺三角形の形状を有
する4つの平たい分配板35からなっている。その二等辺三角形の高さに対する
底辺の比率は0.2から0.4、好ましくは0.25から0.35である。
板35のうちの2枚が、並列の態様で、ダクト部10に挿入された容器部分に
おける容器13の1つの側壁14に取付けられている。残りの2枚の板35は、
各々側壁14に取付けられた板の正面位置で、容器13の他の側壁15に取付け
られている。各分配板35の底辺部は、流出口22と同じ高さに配置されており
、それぞれの側壁14,15に対して平行に延びている。分配板35は傾斜して
おり、ダクト部10内で下方に向かって斜めに延びている。板35は水平面と角
βをなし、それは示されている例においては約45°である。角βは10°と8
0°との間、好ましくは35°と50°との間で変わり得る。
各分配板35について、ダクト部10の隣接する壁からの水平距離aの、水平
面内で突出する突出方向の長さbに対する比(図4参照)は、0から0.5であ
り、好ましくは0.1から0.3である。
水平面内における分配板35の突出が占める部分は、ダクト部10の全体の断
面積の5から50%、好ましくは20から30%であり(図示の例では約30%
である)、ダクト部内に突出するミキサ部分によって占められる断面積によって
減少する。
ミキサ11は、均質に加湿されたダスト粒子を流出口22を介して分配板35
の上に排出する。これらのダスト粒子は重力の作用によって板35に沿って下方
にすべリ、連続的にその明確な側方端に到達する。そこでは、ダクト部10内の
煙ガス流が、板35の構成および配置のために高速の傾斜になっている。そのこ
とが、ダスト粒子のかたまり(もし存在するならばであるが)を粉砕し、ダスト
粒子を煙ガス内に分散させ、ダクト部の全体の断面にわたって煙ガス内に均一に
分配させる。この他、板35は、それらの構成のために煙ガス内に渦流を発生さ
せ、そのことがダスト粒子の煙ガス内での全体の混合を強める。
認識されるように、前述の分配装置は本発明の範囲内で様々な方法で変更され
得る。例えば、分配板35は、図示の二等辺三角形形状とは異なる三角形形状を
有してもよい。さらに分配板35は、三角形である必要もなく、それらが斜面の
方向に見て下方に斜めに収束する2つの明確な側方端を有するならば、全く異な
る形状であってもよい。また分配板35は平坦である必要はなく、ある応用例で
は凸状または凹状であり得る。分配板35の数は、もちろん関係する応用に適合
される。ある場合には、唯一の分配板35を使うことで十分かもしれない。
本発明の分配装置は、以上に詳細に記述されたミキサ11とは異なる他のミキ
サ装置や排出ユニットでも使用され得ることが、当然に認識される。ダクト部1
0内に延びるミキサ11の部分は、例えば、ある種のミキサから加湿されたダス
ト粒子が供給される水平板に置換され得る。
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フロントページの続き
(81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE,
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Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1. 内部で、二酸化硫黄のようなガス状汚染物質を含む煙ガスが上方に向け て案内されるとともに、煙ガス内のガス状汚染物質と反応するとともに煙ガスの 浄化中にこれらのガスに湿気のある状態で導入されてガス状汚染物質を分解可能 なダストに変換する粒子吸収剤を、煙ガスダクト(10)内において排出して分 配する、略垂直な煙ガスダクト(10)内に配置される装置において、 煙ガスダクト(10)内で斜め下方に延びるとともにその上面で湿気のある吸 収剤を受取るようになっている少なくとも1つの分配板(35)を有し、前記分 配板は傾斜の方向に見て下方に斜めに収束する2つの明確な側方端を有すること を特徴とする装置。 2. 装置は、少なくとも2つの互いに対向する分配板(35)を有すること を特徴とする請求項1に記載の装置。 3. 煙ガスダクト(10)内の中央に配置され、そこから分配板(35)が 斜め下方に突出し、分配板上に湿気のある吸収剤を排出するようになっている排 出ユニット(11,12)を有することを特徴とする請求項2に記載の装置。 4. 各分配板(35)についての煙ガスダクトの隣接する壁からの水平距離 (a)の、水平面内で突出する突出方向の長さ(b)に対する比が、0から0. 5、好ましくは0.1から0.3であることを特徴とする請求項3に記載の装置 。 5, 水平面内で分配板(35)の突出が占める部分は、煙ガスダクト(10 )の全体の断面積の5から50%、好ましくは20から30%であり、排出ユニ ット(11,12)によって占められる断面積によって減少することを特徴とす る請求項3または4に記載の装置。 6. 各分配板(35)は、水平面と、10°から80°、好ましくは35° から50の角(β)をなすことを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載の 装置。 7. 各分配板(35)は、三角形であることを特徴とする請求項1乃至6の いずれかに記載の装置。 8. 各分配板(35)は、二等辺三角形であることを特徴とする請求項7に 記載の装置。 9. 二等辺三角形の高さに対する底辺の比率は0.2から0.4、好ましく は0.25から0.35であることを特徴とする請求項8に記載の装置。
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