JP2000509557A - メモリセル装置及びその製造方法 - Google Patents

メモリセル装置及びその製造方法

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JP2000509557A JP9539402A JP53940297A JP2000509557A JP 2000509557 A JP2000509557 A JP 2000509557A JP 9539402 A JP9539402 A JP 9539402A JP 53940297 A JP53940297 A JP 53940297A JP 2000509557 A JP2000509557 A JP 2000509557A
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クラウチュナイダー、ウォルフガング
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Abstract

(57)【要約】 メモリセルとして縦型MOSトランジスタを含むメモリセル装置内に情報をトランジスタの少なくとも3つのしきい電圧値を用いてマルチレベルプログラミングにより格納する。1つのしきい電圧値を厚膜酸化物トランジスタとしてのゲート誘電体の厚さにより形成し、残りのしきい電圧値を異なるチャネルドーピングにより形成する。この装置はメモリセル当たり2F2(F=最小構造寸法)の所要面積で形成することができる。

Description

【発明の詳細な説明】 メモリセル装置及びその製造方法 例えばDV(ディジタル・ビデオ)用途のための大きなデータ量の格納又は音 楽又は画像のディジタル格納のためには、今日主として機械的可動部を有する例 えばハードディスクメモリ、フロッピーディスク又はコンパクトディスクのよう な記憶装置が使用されている。可動部分は機械的摩耗を蒙る。更にそれらは比較 的大きな容積を必要とし、緩慢なデータ・アクセスが得られるに過ぎない。更に それらは振動及び位置に敏感であり、またその操作に比較的大きなエネルギーを 消費するので、これらの記憶装置はモバイルシステムにはごく限られて使用でき るに過ぎない。 比較的小さいデータ量の格納には半導体ベースの固定値メモリが公知である。 しばしばこれらの固定値メモリはメモリセルとしてMOSトランジスタを使用す るプレーナ型のシリコン集積回路として形成される。トランジスタはワード線と 接続されているゲート電極を介して選択される。MOSトランジスタの入力部は 基準線と接続され、また出力部はビット線と接続されている。読出し過程で電流 がトランジスタを流れるか否かが評価される。それに相応して論理値ゼロ及び1 が割り当てられる。技術的にはゼロ及び1の格納は“トランジスタを電流が流れ ない”状態に割り当てられた論理値が格納されているメモリセル内にMOSトラ ンジスタを形成しないか又はビット線との導電接続を形成しないようにして行わ れる。或いはこれらの両論理値用に、チャネル領域内の異なるドーパント濃度に より異なるしきい電圧を有するMOSトランジスタを形成してもよい。 これらの半導体ベースのメモリ装置は格納された情報にランダムアクセスを可 能にする。情報の読出しに必要な電力は上述の機械的可動部を有する記憶装置の 場合に比べて明らかに僅かである。可動部を必要としないことから、この場合機 械的摩耗及び振動に対する感度の心配がない。従って半導体ベースのメモリはモ バイルシステムにも使用することができる。 上記のシリコンメモリは多くの場合プレーナ型の構造を有する。従ってメモリ セル当たり最も有利な場合で4F2の最小の所要面積(Fとはその時の技術で最 小に形成することのできる構造寸法)を必要とする。 ドイツ連邦共和国特許出願公開第4214923号明細書からメモリセルがM OSトランジスタを含んでいる固定値メモリセル装置が公知である。これらのM OSトランジスタはトレンチに沿って、ソース領域がトレンチの底面に接し、ド レイン領域が基板の表面に接し、チャネル領域が基板の表面に対し垂直並びに平 行にトレンチの側面及び底面に接するように配設されている。チャネル領域の表 面にはゲート誘電体が備えられている。ゲート電極は側面被覆(スペーサ)とし て形成されている。論理値ゼロ及び1はチャネル注入により生じる種々のしきい 電圧により区別される。チャネル注入の際に注入されるイオンは対向する側面の シャドー効果により1つの側面だけに沿って注入されるような角度で各トレンチ の表面に当たる。ワード線はこのメモリセル装置内にスペーサとしてトレンチの 側面に沿って延びている。 日本国特開平4−226071号明細書からメモリセルとしてトレンチの側面 に配置される縦型MOSトランジスタを含んでいるもう1つのメモリセル装置が 公知である。その際トレンチの底面及び隣接するトレンチ間にそれぞれ縦型MO Sトランジスタのソース/ドレイン領域を形成する拡散領域が延びている。縦型 MOSトランジスタのゲート電極を含んでいるワード線はトレンチに対し垂直に 延びている。縦型MOSトランジスタのしきい電圧は角度をつけた注入により調 整される。 米国特許第4663644号明細書からメモリセルとして縦型MOSトランジ スタを含んでいるメモリセル装置が公知である。それらの縦型MOSトランジス タはそれぞれトレンチの側面に配設されている。それぞれ縦型MOSトランジス タのゲート電極を含むワード線はトレンチ内に配設されている。各トレンチ内に 2つのワード線が配設されている。ビット線は導体路として基板の表面上に形成 されている。ビット線及び基板の表面に接する各ソース/ドレイン領域間の接触 は接触孔を介して形成される。トレンチの底面に接するソース/ドレイン領域は 連続したドープ層として形成されており、基準電位を印加される。このメモリセ ル装置内では情報はMOSトランジスタの大きさの異なるしきい電圧の形で格納 される。種々のしきい電圧はMOSトランジスタのチャネル領域内の異なるドー パント濃度により形成される。チャネル領域内のドーパント濃度を高めるにはド ープ層を析出し、高めたドーパント濃度を形成すべき側面を構造化されたドーパ ント層により覆われているように構造化する。構造化されたドーパント層からの 拡散によりドーパント濃度を高められたチャネル範囲が形成される。 更に有効メモリ密度を高めるためプレーナ型MOSトランジスタを有する半導 体メモリ装置を多値論理に従いプログラミングすることが提案されている(これ に関しては例えばクボタ(Yasushi Kubota)、トヨヤマ(Shi nji Toyoyama)、カニック(Yoji Kanic)、ツチモト( Shuhei Tsuchimoto)による“新規多重付加マスクROMの設 計に関する提案(Proposal of New Multiple−Val ued Mask−ROM)”IEICE Trans.Electron.、 第E77巻、第601頁、1994年4月参照)。この方法はマルチ−レベルプ ログラミングとも云われる。その際MOSトランジスタは格納される情報に応じ て4つのしきい電圧値を有するように形成される。しきい電圧値のそれぞに2つ の論理値、即ち“0”と“0”、“0”と“1”、“1”と“0”又は“1”と “1”が割り当てられる。こうして有効メモリ密度はそれによりメモリセルの面 積を変えることなく各メモリセルに2つの論理値が格納されるので2倍高まる。 これらの異なるしきい電圧値は異なるチャネルドーピングにより形成される。各 しきい電圧値のためにマスク注入が行われる。従ってマルチレベルプログラミン グには4つの付加的マスクが必要となる。 本発明の課題は、メモリ密度を高め、僅かな製造工程及び高い歩留まりで製造 することのできる半導体ベースのメモリセル装置を提供することにある。更にこ のようなメモリセル装置の製造方法を提供することにある。 この課題は本発明により請求項1に記載のメモリセル装置並びに請求項4に記 載のその製造方法により解決される。本発明の実施態様は従属請求項から明らか である。 本発明によるメモリセル装置では基板内にそれぞれ主面に対し垂直のMOSト ランジスタを含むメモリセルが設けられている。基板としては有利には単結晶シ リコンから成る基板又はSOI基板のシリコン層を使用する。縦型MOSトラン ジスタは格納される情報に応じて少なくとも3つのしきい電圧値を有する。この メモリセル装置は多価論理に従ってプログラミングされる。 これらの異なるしきい電圧値の1つは対応するMOSトランジスタが他のMO Sトランジスタと厚さの異なるゲート誘電体を有するように形成される。ゲート 誘電体の厚さが他のMOSトランジスタの場合よりも大きいと有利であり、従っ て厚膜酸化物トランジスタが形成される。残りのしきい電圧値は異なるチャネル ドーピングにより形成される。 各メモリセル内にn個の論理値が格納されているので2nのしきい電圧(n> 1)を形成すると有利である。 基板内にほぼ並列して延びる条片状のトレンチが設けられると有利である。ト レンチの底面及び隣接トレンチ間の主面に第1の導電形と異なる第2の導電形に よりドープされている条片状のドープ領域が配設される。トレンチの側面にそれ ぞれゲート誘電体が配設されている。トレンチに直交し、トレンチの側面の範囲 内に縦型MOSトランジスタ用のゲート電極を含んでいるワード線が設けられて いる。縦型MOSトランジスタはそれぞれ1つのトレンチの同じ側面に隣接して いる、ソース/ドレイン領域として働く2つの条片状のドープ領域、その間に配 設されているゲート誘電体を有するトレンチの側面及びその上に配設されている 1つのワード線の部分から構成される。条片状のドープ領域はメモリセル装置の 作動中にビット線もしくは基準線として使用される。 隣接するトレンチの間隔を、ほぼトレンチの幅と等しくなるように選択すると 有利である。隣接するワード線の間隔も同様にワード線の幅と同じに選択される 。トレンチの幅及びワード線の幅をその時の技術で最小の構造幅Fに相応して選 択すれば、メモリセルに2F2の所要面積が生じる。MOSトランジスタが4つ のしきい電圧値を有する場合は各メモリセル内に2つの論理値、即ち2ビットが 格納される。1ビット当たりの所要面積はその場合F2となる。F=0.4μm の最小の構造幅を基本とし、MOトランジスタが4つの異なるしきい電圧値を有 すると、メモリセル装置内に約6.2ビット/μm2のメモリ密度が達成される 。 本発明によりメモリセル装置を製造するには基板の主面にほぼ並列して延びる 条片状のトレンチを形成すると有利である。トレンチの側面に、メモリセルとし て働き、格納された情報に応じて少なくとも3つのしきい電圧値を有する主面に 対し縦型のMOSトランジスタを形成すると有利である。 トレンチの底面及び隣接するトレンチ間の主面に第1の導電形とは異なる第2 の導電形によりドープされている条片状のドープ領域を形成すると有利である。 引続き絶縁層を施す。この絶縁層上に例えばフォトレジストから成り、第1の開 口を有する第1のマスクを形成する。絶縁層を第1のマスクを使用して第1の開 口の範囲でトレンチの側面が少なくとも部分的に露出されるように構造化する。 この露出側面をドープする。 絶縁層上に例えばフォトレジストから成り、第2の開口を有する第2のマスク を形成する。絶縁層を第2のマスクを使用して、第2の開口の範囲でトレンチの 側面が少なくとも部分的に露出されるように構造化する。 第1及び第2の開口の外側では構造化された絶縁層の側面は覆われたままであ る。この構造化された絶縁層はこの範囲で厚いゲート誘電体として働く。第1及 び第2の開口の範囲の側面にゲート誘電体を形成する。 引続きトレンチに直交するワード線を形成する。 しきい電圧値は第1の開口の範囲内では露出された側面のドーピングにより、 第2の開口の範囲内では基板のドーピングにより、また第1及び第2の開口の外 側では絶縁層の厚さにより調整される。 4つ以上のしきい電圧値を形成するには第2のマスクを形成する前に別のマス クを形成し、絶縁層を構造化し、露出側面をドープする。 しきい電圧値の1つは構造化された絶縁層の厚さを介して調整されるので、プ ログラミングに必要なマスクの数はしきい電圧値の数よりも1だけ少なくなる。 露出側面のドーピングは角度をつけた注入で行うと有利である。この注入は主 面の垂線に対し20°〜30°の範囲の傾斜角で行われると有利である。このよ うな傾斜角はチャネリング作用を回避するために多くの注入装置において標準的 に使用されている。 或いは露出された側面をドープ層からの拡散によりドープする。ドープ層を全 面的に構造化された絶縁層の上方に施す。このドープ層をドープされたガラス、 ドープされたポリシリコン又はドープされた非晶質シリコンから形成すると有利 である。ドープされたガラスの使用はドープ層をこの場合基板に対し選択的に除 去することができるという利点を有する。 絶縁層をトレンチを満たすような層厚で施すと有利である。第1のマスクを形 成する前に基板の表面を露出する。絶縁層の構造化の際にトレンチの各側面はほ ぼ完全に露出される。トレンチを満たすことにより平坦な構造が得られる。従っ て絶縁層を構造化するためのマスクを形成する際に焦点の問題が回避される。更 に個々のしきい電圧値のばらつきが低減される。 トレンチをトレンチマスクを使用して異方性エッチングにより形成すると有利 である。 トレンチの底面及び隣接するトレンチ間の主面にある条片状のドープ領域は、 トレンチを形成しトレンチマスクを除去した後に注入により形成すると有利であ る。その際トレンチの側面に注入以前に注入時にマスクの作用をするスペーサを 設けると有利である。引続きこれらのスペーサを除去する。トレンチ及び条片状 のドープ領域の形成は1つのマスクを必要とするに過ぎない。 或いは条片状のドープされた領域を、トレンチを形成する前にメモリセルフィ ールド全体を覆うドープ範囲を主面に形成するようにして作ってもよい。トレン チを開ける際にこのドープ範囲は主面の条片状のドープ領域に細分化する。トレ ンチの底面の条片状のドープ領域はトレンチを開けてからイオン注入により形成 される。トレンチマスクを使用する場合このマスクを注入の際のマスクとして主 面上にそのままにしておくと有利である。 絶縁層の構造化は有利には異方性エッチングにより行われる。しかし絶縁層の 構造化は等方性エッチングと異方性エッチングを合わせて行ってもよい。それら のエッチングは基板に対して選択的に行われる。 本発明を実施例及び図面に基づき以下に詳述する。図は実寸ではい。その際 図1は第1の導電形によりドープされたウェルを有する基板を示し、 図2は条片状のトレンチをエッチングした後の基板を示し、 図3は条片状のドープ領域をトレンチの底面及び隣接するトレンチ間の主面に 形成した後の基板を示し、 図4は絶縁層を被着した後の基板を示し、 図5は主面を露出し、第1のマスクを形成した後の基板を示し、 図6は絶縁層の第1の構造化後の基板を示し、 図7は第2のマスクを形成した後の基板を示し、 図8は絶縁層の第2の構造化後の基板を示し、 図9は第3のマスクを形成した後の基板を示し、 図10は絶縁層の第3の構造化後の基板を示し、 図11はゲート誘電体及びトレンチに直交するワード線を形成した後の基板を 示し、 図12はワード線を形成した後の基板の平面図を示す。 例えば5×1015cm-3のドーパント濃度を有するpドープされた単結晶シリ コンから成る基板1内の主面2に、注入及び引続いての熱処理により2×1017 cm-3のドーパント濃度を有するpドープ・ウェル3を形成する(図1参照)。 このpドープ・ウェル3の注入の際にpドープ・ウェル3に180keV及び7 ×1012cm-3での打ち込み後に再び除去される、厚さが例えば50nmの分散 酸化物(図示せず)が使用される。pドープ・ウェル3は少なくとも1つのセル フィールドの範囲に広がる。 主面2上にSiO2層をTEOS法で例えば300nmの層厚で析出する。フ ォトリソグラフ処理工程を使用してSiO2層を構造化し、その際トレンチマス ク4が形成される。このトレンチマスク4はほぼ平行に延びる条片状の開口を有 する。トレンチマスク4内の条片状の開口は例えば0.4μmの幅、125μm の長さ及び0.4μmの間隔を有する。 エッチングマスクとしてトレンチマスク4を使用して例えばHBr、He、O2 、NF3での異方性エッチングで基板1の主面2内にトレンチ5をエッチングす る。トレンチ5はトレンチマスク4の開口に相応して主面2に対し平行に条片状 の断面を有する。このトレンチは例えば0.4μmの幅、例えば125μmの長 さ及び例えば0.4μmの間隔を有する。トレンチの深さは例えば0.6μmで ある(図2参照)。例えば32本の平行なトレンチ5が形成される。 引続きトレンチマスク4を例えばHF浸漬により溶解する。結晶表面の品質を 改善するために熱酸化によりSiO2層6(いわゆる犠牲酸化物)を例えば20 nmの厚さに形成する(図3参照)。例えばSiO2層のTEOS法での例えば 層厚60nmの同形析出により及び引続いてのCHF3、O2での異方性乾式エッ チングでトレンチ5の垂直な側面にSiO2ペーサ7を形成する(図3参照)。 引続き薄い分散酸化物をTEOS法で析出する(図示せず)。主面2に対し垂直 にヒ素を5×1015cm-2の線量及び80keVのエネルギーでの注入により及 び引続いてのドーパントを活性化するための熱処理によりトレンチ5の底面及び 隣接するトレンチ5間にn+ドープされた条片状の領域8を形成する。この条片 状のドープ領域8内ではドーパント濃度を例えば1021cm-2に調整する。注入 の際薄いTEOS層が分散酸化物の役目をする(図示せず)。 引続きSiO2スペーサ7及びSiO2層6を例えばHF浸漬での湿式化学エッ チングにより除去する。絶縁層9を例えばTEOS法でSiO2から析出する。 絶縁層9を600nmの層厚で析出する(図4参照)。この層を例えばHBr、 Cl2、Heでの乾式エッチング法でエッチバックする。絶縁層9はトレンチ5 を完全に満たす(図5参照)。 引続き第1のマスク10を例えばフォトレジストからフォトリソグラフ処理工 程を使用して形成する。第1のマスク10はセルフィールド内に第1の開口11 を有する。セルフィールドの外側の例えばメモリセル装置のための周辺を形成す る範囲を第1のマスク10で覆う。第1の開口11はそれぞれ少なくともトレン チ5の側面に重複するように調整される。主面2に平行な第1の開口11の寸法 はそれぞれトレンチ5の幅に相応する。第1の開口11のより大きな寸法は隣接 する開口を合わせることにより形成される。第1のマスク10は第1の開口11 がそれぞれトレンチ5の側面に重複するように配設して調整される。トレンチ5 をその時の技術で最小に形成可能の例えば0.4μmの構造寸法Fに相応する幅 で形成するならば、第1の開口11も同様にF×Fの最小寸法を有することにな る。第1のマスク10を調整する際に、この場合調整精度がその時の技術で最小 に調整可能の構造寸法Fよりもそれぞれ大きくなることが利用される。0.4μ mの技術では調整精度は例えばF/3となる。 例えばHBr、Cl2、Heでの異方性エッチング法で絶縁層9を構造化する 。その際第1のマスク10はエッチングマスクの作用をする。その際第1の開口 11の範囲にトレンチ5の側面が、またトレンチ5の底面及び隣接するトレンチ 5間の主面2にシリコン表面が露出される。それに対して第1のマスク10の下 では絶縁層9は腐食されない。 絶縁層9の構造化後マスク10を除去する(図6参照)。引続き薄い分散酸化 物(約10nm)をTEOS法で析出する(図示せず)。 引続き第1の注入工程で2つの角度をつけたホウ素の注入を例えば7・1012 cm-2の線量及び例えば30keVのエネルギーで行う。その際傾斜角は主面2 の垂線に対し20°〜30°、及び−20°〜−30°である。その際トレンチ 5の露出側面がドープされる。露出側面内を例えば3・1017cm-3のドーパン ト濃度に調整する。条片状のドープ領域8のドーピングが1021cm-3であるた めこの範囲のホウ素の注入は許容範囲である。 引続き第2のマスク12をフォトリソグラフ処理工程を使用して例えばフォト レジストから形成する(図7参照)。第2のマスク12は第2の開口13をセル フィールド内に有する。例えばメモリセル装置用の周辺を形成するこのセルフィ ールドの外側範囲を第2のマスク12で覆う。第2の開口13をそれぞれ少なく ともトレンチ5の1つの側面に重複するように調整する。第2の開口13の寸法 及び調整は第1の開口11のそれに準ずる。 例えばHBr、Cl2、Heでの異方性エッチング法で絶縁層9を構造化する 。その際第2のマスク12はエッチングマスクの作用をする。その際第2の開口 13の範囲内でトレンチ5の側面及びトレンチ5の底面及び隣接するトレンチ5 間の主面2のシリコン表面が露出される。それに対して第2のマスク12の下の 絶縁層9は腐食されない。 絶縁層9の第2の構造化後に第2のマスク12を除去する(図8参照)。引続 き薄い分散酸化物(約10nm)をTEOS法で析出する(図示せず)。 引続き第2の注入工程で2つの角度をつけたホウ素の注入を例えば7・1012 cm-2の線量及び例えば30keVのエネルギーで行う。その際傾斜角は主面2 の垂線に対し20°〜30°及び−20°〜−30°である。その際トレンチ5 の露出側面がドープされる。第2の開口13の範囲の露出側面内は例えば3・1 017cm-3のドーパント濃度に調整される。第1の開口11の範囲でドーパント 濃度は第2の注入工程により例えば4・1017cm-3に上げられる。条片状のド ープ領域8内のドーピングが1021cm-3であるためホウ素の注入はこの範囲で は許容範囲である。 引続き例えばフォトレジストから成る第3のマスク14をフォトリソグラフ処 理工程を使用して形成する(図9参照)。第3のマスク14はセルフィールド内 に第3の開口15を有する。例えばメモリセル装置用の周辺を形成するセルフィ ールドの外側範囲を第3のマスク14で覆う。第3の開口15をそれぞれ少なく ともトレンチ5の側面に重複するように調整する。第3の開口15の寸法及び調 整は第1の開口11及び第2の開口13のそれに準ずる。 例えばHBr、Cl2、Heでの異方性エッチングで絶縁層9を構造化する。 その際第3のマスク14はエッチングマスクの作用をする。その際第3の開口1 5の範囲内でトレンチ5の側面が、またトレンチ5の底面及び隣接するトレンチ 5間の主面2にシリコン表面が露出している。それに対して第3のマスク14の 下の絶縁層は腐食されない。第1の開口11、第2の開口13及び第3の開口1 5の範囲の外側には絶縁構造16が配設されている側面に垂直にトレンチの半分 の幅に相当する寸法で残っている。 絶縁層9の第3の構造化の後第3のマスク12を除去する(図10参照)。第 3の開口15の範囲内はトレンチ5の側面の例えば2・1017cm-3のドーパン ト濃度のままである。 HF浸漬中に薄いTEOS分散酸化物が除去される。露出側面にゲート誘電体 17が例えば熱酸化により例えば10nmの層厚で形成される(図11参照)。 引続き全面的にn+ドープされたポリシリコン層が400nmの層厚で施される 。これはインサイチューでドープされたポリシリコンの析出により行われると有 利である。或いはポリシリコン層をドープせずに析出し、引続きPOCL層(P OCLはPCl3:リン−塩化物ガスを表す)での被覆によりドープする。フォ トリソグラフ処理工程を使用してドープされたポリシリコン層を異方性エッチン グにより構造化する。その際トレンチ5に直交するワード線18が生じる(図1 1及び図12参照)。ワード線18は例えばF=0.4μmの幅を有する。隣接 するワード線18の間隔は同様にFである。 縦型MOSトランジスタはそれぞれ1つのトレンチの同じ側面に接している2 つの条片状のドープ領域8、その間に配設されているチャネル領域としてのウェ ル3の部分、ゲート誘電体17もしくは絶縁構造16及びそれに接する1つのワ ード線18の部分から構成される。 縦型MOSトランジスタは4つのしきい電圧値を有する。第1のしきい電圧値 は厚膜酸化トランジスタのゲート誘電体として作用する絶縁層16の厚さにより 決められる。第2のしきい電圧値は第1及び第2の注入工程により調整されるド ーパント濃度により決められる。第3のしきい電圧値は第2の注入工程により調 整されるドーパント濃度により決められる。第4のしきい電圧値はウェル3のド ーパント濃度により決めれる。 従ってメモリセル装置のプラグラミングは絶縁層9の構造化の際に行われる。 各マスク10、12、14内の第1の開口11、第2の開口13及び第3の開口 15の配置を介して情報はメモリセル装置内に伝送される。 条片状のトレンチ5に並列する縦型MOSトランジスタの大きさはワード線1 8の幅により規定される。トレンチの1つの側面に沿って隣接するMOSトラン ジスタは隣接するワード線18間の間隔により互いに分離されている。条片状の ドープ領域8はそれぞれセルフィールド全体に延びている。それらは接続に応じ てビット線又は基準線として使用され、トレンチに沿って隣接するMOSトラン ジスタのソース/ドレイン領域を相互に接続する導線を形成する。 或いは第1及び第2の注入工程にドープ層からの拡散によりトレンチ5の露出 側面を形成する。それには第1のマスク10もしくは第2のマスク12の除去後 全面的に例えばホウ素ケイ酸ガラスから成るドープ層を50nmの層厚で析出す る(図示せず)。例えば900℃の熱処理で側面を拡散によりドープする。第2 のマスク12もしくは第3のマスク14を形成する前にドープ層をそれぞれ例え ばHFに浸漬して除去する。 メモリセルの読出しには条片状のドープ領域8をビット線もしくは基準線とし て使用する。評価すべきメモリセルをワード線を介して選択する。読出しの際に 各MOSトランジスタのしきい電圧が評価される。 図12にはメモリセル装置の平面図が示されている。トレンチ5に直交するワ ード線15が示されている。更にトレンチ5の底面並びに隣接するトレンチ5間 に延びる条片状のドープ領域8が示されいる。 各メモリセルは条片状のトレンチ5に並列に2Fの寸法、条片状のトレンチ5 に垂直にFの寸法を有する縦型MOSトランジスタを含んでいる。従って1メモ リセル当たりの所要面積は2F2と成る。 メモリセル装置の製造は中間誘電体の析出、接触孔の開口及び金属化部の形成 により完了する(図示せず)。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ウィラー、ヨーゼフ ドイツ連邦共和国 デー―85521 リーマ ーリング フリードリッヒ―フレーベル― シュトラーセ 6

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1. 少なくとも主面(2)の範囲に第1の導電形によりドープされた半導体材 料を含む基板(1)内にそれぞれ主面(2)に対し縦型のMOSトランジスタを 含むメモリセルを備え、 この縦型MOSトランジスタが格納される情報に応じて少なくとも3つのしき い電圧値を示し、 第1のしきい電圧値がゲート誘電体(16)の厚さによりまた第2及び第3の しきい電圧値が異なるチャネルドーピングにより形成される ことを特徴とするメモリセル装置。 2. 基板(1)内にほぼ並列して延びる条片状のトレンチ(5)が備えられて おり、 トレンチの底面及び隣接するトレンチ(5)間の主面(2)に、第1の導電形 と異なる第2の導電形によりドープされている条片状のドープ領域(8)が配設 されており、 トレンチ(5)の側面にゲート誘電体(17)が配設されており、 トレンチ(5)に直交してワード線(18)が設けられており、 縦型MOSトランジスタが1つのトレンチ(5)の同じ側面に接しているそれ ぞれ2つの条片状のドープ領域(8)、その間に配設されるトレンチの側面、ゲ ート誘電体(14)及びワード(18)の1つから構成されている ことを特徴とする請求項1記載のメモリセル装置。 3. 隣接するトレンチ(5)の間隔がトレンチ(5)の幅と等しく、 隣接するワード線(18)の間隔がワード線(18)の幅と等しい ことを特徴とする請求項2記載のメモリセル装置。 4. 第1の導電形によりドープされた半導体材料を含む基板(1)の少なくと も主面(2)内にほぼ並列して延びる条片状のトレンチ(5)を形成し、 トレンチ(5)の側面に、メモリセルの作用をし格納される情報に応じて少な くとも3つのしきい電圧値を有する主面(2)に対し縦型のMOSトランジスタ を形成し、 第1のしきい電圧値をゲート誘電体(16)の厚さにより、第2及び第3のし きい電圧値を異なるチャネルドーピングにより形成する ことを特徴とするメモリセル装置の製造方法。 5. トレンチ(5)の底面及び隣接するトレンチ(5)間の主面(2)に第1 の導電形と異なる第2の導電形によりドープされている条片状のドープ領域(8 )を形成し、 絶縁層(9)を施し、 絶縁層(9)上に第1の開口(11)を有する第1のマスク(10)を形成し 、 絶縁層(9)を第1のマスク(10)を使用して異方性エッチングにより第1 の開口(11)の範囲内でトレンチ(5)の側面が部分的に露出されるように構 造化し、 露出された側面をドープし、 絶縁層(9)上に第2の開口(13)を有する第2のマスク(12)を形成し 、 第2のマスク(12)を使用して絶縁層(9)を異方性エッチングにより第2 の開口(13)の範囲内でもトレンチ(5)の側面が少なくとも部分的に露出さ れるように構造化し、 トレンチ(5)の側面にゲート誘電体(17)を形成し、 トレンチ(5)に直交して延びるワード線(18)を形成する ことを特徴とする請求項4記載の方法。 6. 絶縁層(9)がトレンチ(5)を満たし、 トレンチ(5)の側面の第1及び第2の開口(11、13)の範囲内をほぼ完 全に露出する ことを特徴とする請求項5記載の方法。 7. 側面のドーピングを角度をつけた注入により行うことを特徴とする請求項 5又は6記載の方法。 8. 注入を主面(2)の垂線に対し20°〜30°び/又は−20°−30° の範囲の傾斜角で行うことを特徴とする請求項7記載の方法。 9. 側面のドーピングを拡散により行うことを特徴とする請求項5又は6記載 の方法。 10.レンチ(5)の形成後トレンチ(5)の側面にスペーサ(7)を設け、 条片状のドープ領域(8)を注入により形成し、その際スペーサ(7)はトレ ンチ(5)の側面でマスクの作用をし、 スペーサ(7)を条片状のドープ領域(8)の形成後に除去する ことを特徴とする請求項4乃至9のいずれか1つに記載の方法。
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