JP2000510176A - 研磨用製品の目詰まり防止成分 - Google Patents

研磨用製品の目詰まり防止成分

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Abstract

(57)【要約】 バインダー、複数の研磨粒子、および研磨用製品の周縁被膜中の目詰まり防止成分を含む研磨用製品、たとえば、被覆研磨用製品、結合研磨用製品、または不織研磨用製品。

Description

【発明の詳細な説明】 研磨用製品の目詰まり防止成分 発明の背景 発明の分野 本発明は、バインダー、研磨粒子、および目詰まり防止成分を含有する周縁被 膜を含む研磨用製品に関する。 関連技術に関する検討 研磨用製品には多数のタイプがある。たとえば、研磨用製品は一般に、結合研 磨用製品として接着された研磨粒子、被覆研磨用製品としてバッキングに接着さ れた研磨粒子、または不織研磨用製品として三次元不織基材内または三次元不織 基材上に接着された研磨粒子を含む。各タイプの研磨用製品は、様々な形であっ てもよい。たとえば、被覆研磨用製品は第1層(メークコートとしても知られる) 、第1層にまたは第1層内に接着された複数の研磨粒子、および第2層(サイズ コートとしても知られる)を含んでもよい。場合によっては、第3層(スーパー サイズコートとしても知られる)をサイズコート上に適用してもよい。あるいは 、被覆研磨用製品は、バッキングに接着された研磨材被膜(「研磨材層」とも呼ば れる)を含み、その研磨材被膜はバインダー中に分散された複数の研磨粒子を含 む、ラッピング被覆研磨材であってもよい。さらに、被覆研磨用製品は、バッキ ングに結合された精確に造形された複数の研磨複合材を含む構築研磨材であって もよい。この場合、研磨複合材は複数の研磨粒子を含む。 研磨粒子は、広く様々な基材、またはたとえば木材、プラスチック、ファイバ ーグラス、または軟質金属合金で作られた加工物またはエナメル層またはペイン ト層を有する加工物を研磨するのに使用される。一般に、この研磨粒子の間には 、ある程度の空間がある。研磨工程中、基材または加工物から研磨される材料は 削りくずとしても知られ、研磨粒子間の空間を塞ぐ傾向がある。削りくずによる 研磨粒子間の空間の閉塞、およびその後の削り屑の増大は、目詰まりとして知ら れ る。目詰まりは研磨粒子の寿命を縮め、研磨粒子の切断速度を低下させる(それ 故、研磨に、より多くの力を要する)ため、問題となる。さらに、目詰まりは指 数関数的な問題であり、いったん削りくずが研磨粒子間の空間を埋め始めると、 最初の削り屑がさらなる目詰まりの「種」または「核」の役割を果たす。 研磨材業界は、研磨用製品に使用するための目詰まり防止物質を捜し求めてき た。使用されてきた目詰まり防止物質の例としては、脂肪酸の金属塩、尿素−ホ ルムアルデヒド樹脂、ワックス類、鉱油類、架橋シラン類、架橋シリコーン類お よびフルオロケミカルなどがある。好ましい物質はステアリン酸亜鉛およびステ アリン酸カルシウムであった。金属ステアレートが目詰まり防止剤として成功す る1つの理論は、研磨工程中、金属ステアレート被膜は被覆研磨材表面から粉末 を絶ち、次には表面の削りくずも粉砕除去し、その結果目詰まりの量を減らすこ とである。 研磨材業界は、数十年間にわてって目詰まり防止用ステアリン酸塩被膜を使用 してきた。研磨材表面に被膜を適用して保持するのを助けるために、ステアリン 酸塩をバインダーと一緒に使用することがよくある。たとえば、ステアリン酸カ ルシウムやステアリン酸リチウムなど、融点がより高いステアリン酸塩を使用す ること、およびたとえばフルオロケミカルなどの添加物を組み込んで目詰まり防 止性を増強することによち、幾らかの改良が多年にわたって行われてきた。 目詰まりの問題を解決しようとする具体的な試みとしては、米国特許第2,7 68,886号(Twombly)、第2,893,854号(Rinkerら)、および第3, 619,150号(Rinkerら)に教示されているものなどがある。米国特許第2 ,768,866号には、本質的にステアリン酸塩またはパルミチン酸塩から成 る小さい充実粒子の被膜を具有する研磨用製品が開示されている。米国特許第2 ,893,854号には、一様に分散された、炭素原子を16〜18個有する飽 和脂肪酸の水溶性金属石鹸の小さい充実粒子を有する連続フィルムで被覆された 被覆研磨用製品が開示されている。米国特許第3,619,150号には、熱硬 化性樹脂と熱可塑性樹脂またはエラストマー樹脂のいずれかの混合樹脂組成物を 含む非目詰まり性被膜、および樹脂組成物全体に分散された水分散性金属石鹸、 特にC16〜C18飽和脂肪酸の水不溶性金属石鹸を有する、被覆研磨用製品 が開示されている。 米国特許第4,609,380号(Barnett)には、バインダーおよび汚れ減 少性相溶性ポリマーを含むバイダー系およびステアリン酸リチウムなどの金属ス テアレートをはじめとする従来の潤滑油を有する研磨砥石が開示されている。 米国特許第4,784,671号(Elbel)には、ラウリン酸、ミリスチン酸 、パルミチン酸、ステアリン酸、アラキン酸、およびベヘン酸の塩類および石鹸 を含む少なくとも1種の金属石鹸で、孔の空間を少なくともある程度満たすこと を含む、多孔性セラミックまたはプラスチック結合研削体または研磨体の摩砕性 能を改良する方法が開示されている。開示されている摩砕性能の改良は、本体の 詰った孔を減らして、再結合および板金ジャケット形成を避けることである。 米国特許第4,988,554号(Petersonら)には、脂肪酸のリチウム塩を 含む目詰まり防止用塗料がバッキングの片側に上塗りされ、反対側に感圧接着剤 が上塗りされた、砥粒層を有するバッキングを具有する被覆研磨用製品が開示さ れている。 米国特許第4,396,403号(Ibrahim)には、金属ステアレートのスー パーサイズコートまたは他の材料を必要とせず、その代わりに、被覆研磨用製品 の製造中に、リン酸類、そのような酸類の部分的エステル類、そのような酸類お よび部分的エステル類のアミン塩、および/または長い置換基を少なくとも1個 含む第四級アンモニウ塩を、アミノ樹脂中またはグルーサイジング接着剤中に組 み込む被覆研磨用製品が開示されている。 米国特許第4,973,338号(Gaetaら)には、炭素原子を約15〜35 個含み、分子量が約300以上である目詰まり防止量の第四級アンモニウム静電 気防止化合物を上塗りした被覆研磨材が開示されている。第四級アンモニウム化 合物の例としては、(3−ラウラミド−プロピル)トリメチルアンモニウムメチ ルスルフェート、ステラミドプロピルメチル−β−ヒドロキシエチルアンモニウ ムニトレート、N,N−ビス(2−ヒドロキシエチル)−N−(3"−ドデシルオ キシ−2"−ヒドロキシプロピル)メチルアンモニウムメトスルフェートおよび ステラミドプロピル−ジメチル−β−ヒドロキシエチル−リン酸水素アンモニウ ムなどがある。一般に、第四級アンモニウム化合物は、溶剤、典型的には 水性アルコール溶剤系によって塗布される。 米国特許第5,164,265号(Stubbs)には、研磨用製品の既存層の上に 被覆される層として適用されるか、バインダーの最外層を形成する被膜調製品に 組み込まれる、極性基または極性部分に結合したフッ素化脂肪族基を含む化合物 、および分子量が少なくとも約750であり、且つフルオロケミカル化合物がフ ッ素を少なくとも15重量%含むように、(a)最小限3個のC−F結合か、( b)C−H結合の25%がC−F結合で置き換わっている、のうち高い方を含む 、複数のペンダントフッ素化脂肪族基を有する非フッ素化ポリマー主鎖を含む化 合物から成る群から選択されたフルオロケミカル化合物を有する研磨用製品が開 示されている。 研磨材業界は、金属ステアレートを広く使用してかなりの成功を収めてきたが 、この業界は、特に製品の寿命を延ばすために、改良された目詰まり防止成分を 常に探し求めている。近年、被覆研磨材のバッキング、結合系、および鉱物に関 して多数の改良が行われたが、目詰まり防止成分では匹敵する改良が未だ達成さ れていない。すなわち、同業界は適用し易く、比較的安価であり、且つペイント 、木材、木材目止め剤、プラスチック、ファイバーグラス、複合材料、自動車車 体フィーラーおよびパテなど、様々な加工物の研磨中ずっと使用することができ る成分を未だ探し求めている。 発明の概要 本発明で、産業界の要求を満たす研磨用製品の目詰まり防止成分が開発された 、すなわち、本発明は目詰まりを有意に最小限に抑え、塗布可能で且つ比較的安 価な目詰まり防止成分を含有する研磨用製品構築物に関する。 本発明は(a)主要表面を有するバッキングと、(b)複数の研磨粒子と、( c)複数の研磨粒子をバッキングの主要表面に接着するバインダーと、(d)式 1およびまたは式2のいずれかの目詰まり防止成分またはそれらの混合物を含む 周縁被膜とを含む研磨用製品に関する。 本発明は、(a)主要表面を有するバッキングと、(b)複数の研磨粒子と、 (c)複数の研磨粒子をバッキングの主要表面に接着するメークコートと、(d ) メークコートおよび複数の研磨粒子の上にかぶせるサイズコートと、(e)式1 および式2のいずれかの目詰まり防止成分またはそれらの混合物を含む周縁被膜 とを含む研磨用製品に関する。 別の実施態様で、本発明は(a)複数の研磨粒子と、(b)複数の研磨粒子を 接着するバインダーと、(c)式1および式2のいずれかの目詰まり防止成分ま たはそれらの混合物を含む周縁被膜とを含む結合研磨材に関する。 さらに別の実施態様で、本発明は(a)目の粗いロフティ不織基材と、(b) 複数の研磨粒子と、(c)複数の研磨粒子を目の粗いロフティ不織基材の中およ び/または上に接着するバインダーと、(d)式1および式2のいずれかの目詰 まり防止成分またはそれらの混合物を含む周縁被膜とを含む不織研磨材に関する 。 本発明は、(a)少なくとも1面の主要表面を具有するバッキングを提供する 工程と、(b)バッキングの少なくとも1面の主要表面上にメークコートバイン ダー前駆体を適用する工程と、(c)メークコートバインダー前駆体の中および /または上に複数の粒子を埋封する工程と、(d)メークコートバインダー前駆 体を少なくとも部分的に硬化させてメークコートを形成する工程と、(e)サイ ズコートバインダー前駆体をメークコートおよび複数の研磨粒子の上に適用する 工程と、(f)サイズコートバインダー前駆体を硬化させてサイズコートを形成 する工程と、(g)式1および式2のいずれかの目詰まり防止成分またはそれら の混合物を含む周縁組成物をサイズコートの少なくとも一部の上に適用する工程 と、(h)組成物を乾燥させて周縁被膜を形成する工程とを含む、研磨用製品を 製造する方法にも関する。 目詰まり防止成分は式1および式2のいずれかまたはその混合物であってもよ い: 上式で、R1およびR2は互いに独立にOHまたはORであり、 Rはアルキル基であり、 XはO、S、NHまたは20個以下の原子を有し、且つ炭素および場合に 応じて窒素、酸素、リンおよび/またはイオウを脂肪族基中または芳香族基中に 含むか、または脂肪族基または芳香族基の置換基として含む、二価の脂肪族結合 基または芳香族結合基であり、 pは0または1であり、 Wはアルキル基であるか、Wは式Cma2m+1-aを有し、aは0〜2mで あり、mは4〜50であるフッ素化炭化水素であって、アルキル基またはフッ素 化炭化水素は、それぞれアルキル基またはフッ素化炭化水素の主鎖中に、それぞ れアルキル基中または炭化水素中に存在する炭素原子総数の1〜1/2の範囲の 量の酸素原子を含んでもよい、 上式で、R3およびR4は互いに独立にHまたはアルキル基であり、 Z-は一価陰イオンであり、 Aは20個以下の原子を有し、且つ炭素および場合に応じて窒素、酸素、 リン、および/またはイオウを脂肪族基中または芳香族基中に含むか、または脂 肪族基または芳香族基の置換基として含む、二価の脂肪族結合基または芳香族結 合基であるが、但し結合基は炭素原子によって式2のNに結合されており、 tは0または1であり、 Wはアルキル基であるか、Wは式Cma2m+1-aを有し、aは0〜2mで あり、mは4〜50であるフッ素化炭化水素であって、アルキル基またはフッ素 化炭化水素は、それぞれアルキル基またはフッ素化炭化水素の主鎖中に、それぞ れアルキル基中または炭化水素中に存在する炭素原子総数の1〜1/2の範囲の 量の酸素原子を含んでもよい。 図面の簡単な説明 図1は、本発明による被覆研磨用製品の実施態様の断面である。 図2は、本発明による構築研磨用製品の実施態様の断面である。 図3は、本発明による不織研磨用製品の部分的拡大図である。 図4は、図3の線6−6に沿った断面である。 図5は、本発明による一連の研磨用ディスクの一部の縮小平面図である。 図6は、本発明による被覆研磨材料のロールの大幅に縮少した斜視図である。 図7は、本発明による被覆研磨用製品の別の実施態様の断面である。 発明の詳細な説明 以下に、本発明による研磨用製品および研磨用製品の製造方法および使用方法 を詳細に検討する。 研磨用製品 研磨用製品は一般に、バインダー前駆体から誘導することができるバイダーを 含む結合系によって接着された複数の研磨粒子を含む。研磨用製品の例としては 、ラッピング研磨用製品または構築研磨用製品などの被覆研磨用製品、結合研磨 用製品、不織研磨用製品などがある。 研磨用製品は一般に、バインダー内に固定された研磨粒子を含む。結合研磨材 の場合、研磨粒子をバインダーで造形塊中に接着する。一般に、この造形塊は車 の形をとり、従って俗に砥石車と呼ばれる。不織研磨材の場合、研磨粒子をバイ ンダーで目の粗いロフティ繊維性基材の中および/または上に接着する。被覆研 磨材の場合、研磨粒子をバインダーで基材またはバッキングに接着する。 本発明の研磨粒子は、加工物と接触することができる研磨用製品の周縁被膜中 に目詰まり防止成分を含む。本願明細書で使用する用語「周縁被膜」は、研磨対 象である加工物と接触する研磨用製品の最外部の被膜を指す。 被覆研磨用製品 本発明の被覆研磨用製品は、本願明細書に記載の、バッキング上に塗布可能な バインダー前駆体組成物を用いて製造することができる。上述の通り、様々なタ イプの被覆研磨用製品がある。 本発明の被覆研磨用製品用のバッキングは、紙、布、フィルム、高分子フォー ム、加硫繊維、織布または不織布等々、または上記材料の2種以上の組合せまた はその処理済みのものなど、被覆研磨材製造において従来バッキングとして使用 されてきた様々な材料であれば、任意のものでよい。バッキング材料の選択は、 意図する研磨粒子の用途によって異なる。バッキングの強さは、使用中の裂けま たは他の損傷に十分耐えなければならず、バッキングの厚さおよび滑らかさは、 意図する用途に望ましい製品の厚さおよび滑らかさを達成できなければならない 。 バッキングは、たとえば米国特許第5,417,726号(Stout)に開示さ れている繊維質強化熱可塑性樹脂、またはたとえばWO93/12911号(Benedictら )に開示されている添え継ぎのないエンドレスベルトであってもよい。同様に、 バッキングは、WO95/19242号(Chesleyら)に開示されている、バッキングか ら突出しているフック心棒を具有する高分子基材であってもよい。同様に、バッ キングは、WO95/11111(Follettら)に記載のループ生地であってもよい。 バッキングは滑らかであっても、表面模様付きであっても、穴があってもよく 、その厚さは一般に約25〜約10,000μmの範囲であり、典型的には25 〜1000μmの範囲である。 バッキングは高分子フィルム、布、紙シート、その処理済みのもの、プラスチ ック製または金属製のスクリーン、およびその処理済または未処理の組合せを含 んでもよい。ある用途では、バッキングが防水性であることも好ましい。バッキ ングの厚さは、意図する用途に望ましい強さを提供するのに十分でなくてはなら ないが、被覆研磨用製品では、望ましい可撓性に影響を及ぼすほど厚くてはなら ない。フィルムバッキングは、ポリアミド類(ナイロン)、ポリエステル、ポリプ ロピレン、ポリエチレン、ポリウレタン、それらの組合せなどの、熱可塑性材料 製であってもよい。フィルムバッキングは、微孔質フィルムバッキングであって もよい。本願明細書で使用する「微孔質」は、フィルムが内部多孔性を有するこ とを意味する。特に好ましいフィルムは、厚さが0.01mm〜0.25mmの 範囲、さらに好ましくは0.05mmの微孔質ポリエステル(好ましくはポリエ チレンテレフタレート)フィルムである。微孔質ポリエステルフィルムは、IC I Limited,United Kingdomから「475/200 MELINEX MV」の商品名で市 販されている。フィルムバッキングは、下塗りされていても下塗りされてなくて も よい。バッキングは、紙/フィルム、2種の高分子フィルム、紙/布/フィルム 、フィルム/不織布、等々の積層品であってもよい。 図1に関して、本発明の被覆研磨用製品10は、バッキング11の片面に接着 された第1被膜層12(一般にメークコートと呼ばれる)、メークコート12によ ってバッキング11に接着された少なくとも1層の研磨粒子13、研磨粒子の上 にかぶせる第2被膜層16(一般にサイズコートと呼ばれる)、および第2被膜層 16の少なくとも一部の上の、本発明の目詰まり防止成分を含む周縁被膜14を 含んでもよい。 本発明の被覆研磨材には、ラッピング研磨用製品および構築された被覆研磨用 製品も含まれる。ラッピング被覆研磨用製品はバッキングに結合された研磨材被 膜を有するバッキングを含み、研磨材被膜はバインダー中に分布する複数の研磨 粒子を含む。この研磨材被膜をバインダーでバッキングに結合する場合もある。 あるいは、別の材料を使用して研磨材被膜をバッキングに結合することも可能で あり、この別の材料は、たとえば、本願明細書に記載のバインダー前駆体から選 択してもよく、研磨材被膜の形成に使用されるバインダー前駆体と同じであって も異なってもよい。一般に、ラッピング被覆研磨材に使用される研磨材粒子の粒 子サイズは約0.1〜約200μm以下の範囲であり、典型的には0.1〜12 0μmの範囲である。研磨材被膜は滑らかな外面であっても表面模様が付いた外 面であってもよい。研磨材被膜は、本願明細書で検討する添加物をさらに含んで もよい。 図2に関して、構築研磨用製品20は、バッキング32の主要表面33に結合 された複数の精確に造形された研磨複合材31を有するバッキング32と、複数 の研磨複合材31の少なくとも一部の上の、本発明の目詰まり防止成分を含む周 縁被膜38とを含む。この研磨複合材は、バインダー35の中に分散した複数の 研磨粒子34を含む。研磨複合材をバインダー35でバッキングに結合する場合 もある。あるいは、別の材料を使用して研磨複合材をバッキングに結合すること も可能であり、この別の材料は、たとえば、本願明細書に記載のバインダー前駆 体から選択してもよく、研磨複合材の形成に使用されるバインダー前駆体と同じ であっても異なってもよい。 一般に、構築された被覆研磨材に使用される研磨材粒子の粒子サイズは、本願 明細書に記載のメークコートおよびサイズコートを含む被覆研磨用製品に使用さ れるものと同じである。研磨複合材は、本願明細書で検討する添加物をさらに含 んでもよい。 本願明細書に記載の通り、被覆研磨用製品の各実施態様は、研磨用製品のバイ ンダーおよび研磨粒子の少なくとも一部の上に周縁被膜を含む。たとえば、サイ ズコート、研磨材被膜、または研磨複合材の上に周縁被膜をかぶせてもよい。こ の被膜は、メークコートおよびサイズコートを具有する被覆研磨製品の「スーパ ーサイズコート」と呼ばれる。 結果として得られる被覆研磨材を裏打ちパッドに固定することができるように 、被覆研磨材の裏面に感圧接着剤を組み込むことが好ましい場合もある。本発明 に適した感圧接着剤の代表例としては、ラテックスクレープ、ロジン、たとえば ポリブチルアクリレートなどのアクリルポリマーおよびコポリマー、ポリアクリ レートエステル、たとえばポリビニルn−ブチルエーテルなどのビニルエーテル 類、アルキド接着剤、天然ゴム、合成ゴム、塩素化ゴム接着剤およびそれらの混 合物などがある。好ましい感圧接着剤はイソオクチルアクリレート:アクリル酸 コポリマーである。 あるいは、被覆研磨材は、被覆研磨材を裏打ちパッドに固定するためにフック およびループタイプの取付けシステムを含んでもよい。被覆研磨材の裏面にルー プ生地があり、裏打ちパッド上にフックがあってもよい。あるいは、被覆研磨材 の裏面にフックがあり、裏打ちパッド上にループがあってもよい。図7に関して 、被覆研磨材70はバッキング11の主要表面に結合した第1被膜層12、第1 被膜層12によってバッキング11に結合した少なくとも1層の研磨粒子13、 および研磨粒子にかぶせる第2被膜層16、第2被膜層16の少なくとも一部の 上の、本発明の目詰まり防止成分を含む第3被膜層14(周縁被膜とも呼ばれる) 、およびバッキング11の裏面、すなわち、研磨粒子13を担持するバッキング 11の主要表面と反対側に取付けられたフック17を含んでもよい。 このフックおよびループタイプの取付けシステムは、米国特許第4,609, 581号および第5,254,194号、WO95/19242号およびUSSN 08/181,192号、08/181,193号、および08/181,195号にさらに記載されている。た とえば、メークコート前駆体をループ生地に直接塗布してもよく、ループ生地は シニール糸で縫ったループ、ステッチ結合したループ(たとえば、米国特許第4 ,609,581号(Ott)に開示されているもの、またはたとえばけば立て加 工ナイロンなどけば立て加工したループであってもよい。ループ生地は、ループ 生地を目止めしてメークコート前駆体がループ生地に染み込むのを防止するため に、目止め剤を含んでもよい。あるいは、たとえば、WO95/11111号(Follett ら)に開示されているように、メークコート前駆体をループ生地に直接塗布して もよい。この配置で、ループ生地は支持パッド上に存在するフックステムと着脱 可能に噛み合うことができる。メークコート前駆体も、一般に前面と裏面を具有 する基材を含むフッキングステム基材上に直接塗布してもよい。次に、フッキン グステムが裏面から突出している基材の前面に、メークコート前駆体を塗布する 。この配置で、フッキングステムは支持パッド上に存在するループ生地と噛み合 うことができる。 バインダーおよびループ生地に直接接着された複数の研磨粒子を具有すること および周縁被膜中に存在する目詰まり防止成分を具有することも、本発明の範囲 内である。 米国特許第3,849,949号(Steinhauserら)に記載されているように 、被覆研磨材は研磨ディスクのロールの形をとることができる。 被覆研磨材は、異なる様々な形に変換して、ベルト、ディスク、テープ、ヒナ ギク形などを形成することができる。ベルトは、重ね継ぎまたは継ぎ目を含んで もよく、あるいはベルトはWO93/12911号に教示されているような、重ね継ぎが なくてもよい。ベルト幅は約0.5cm〜25.0cmの範囲であってもよく、 一般には1cm〜150cmの間であればどこでもよい。ベルトの長さは約5c m〜1000cmの範囲であってもよく、典型的には100cm〜500cmの 範囲である。ベルトの縁は真っ直ぐであってもスカラップがついていてもよい。 ディスクはセンター穴を含んでもよく、センター穴がなくてもよい。ディスクは 次の形を有していてもよい。円形、卵形、八角形、五角形、六角形等々。この変 換された形状は全て、当該技術上周知である。ディスクは、真空起源を含む道具 と共に使 用するための、ごみためを含んでもよい。ディスクの直径は、約0.1cm〜1 500cmの範囲であってもよく、一般には1cm〜100cmの範囲である。 シートは正方形、三角形または矩形であってもよい。幅は約0.01cm〜10 0cmの範囲、典型的には0.1cm〜50cmの範囲である。長さは約1cm 〜1000cmの範囲、典型的には10cm〜100cmの範囲である。 たとえば、図5は、本発明の研磨用製品である、渦巻き形に巻いて、容易に巻 き戻すことができるロールを形成できる縁続きの被覆研磨ディスク72の連鎖5 0の平面図(縮小)を示す。あるいは、他の形状の被覆研磨材を使用してもよい 。被覆研磨材の連鎖は、譲受人の米国特許第3,849,949号にさらに十分 に記載されている。好ましくは、各ディスク72は、たとえば、図1の断面図に 示した構造を有し、ディスクの半径の1/2未満の長さを有する弦によって画定さ れる小さい区分を除去することによって形成されるディスクの真っ直ぐな端に沿 って、少なくとも1つの他の類似した構築ディスク72に連結されている。真っ 直ぐな縁74は、弦に沿ってディスクを切り離し易いように、穴があいているこ とが好ましいが、この穴は必要ではない。この被覆研磨ディスクの連鎖50は巻 いてロールにする場合、(たとえば、図1に示す通り)この連鎖を渦巻き形に巻 いたとき、別のディスク72の裏面上のPSAと剥離可能に直接接触している、 本発明の目詰まり防止成分を含有する、1枚のディスク72の周縁被膜を有する 。ディスクは要望に応じて、容易に互いに分離することができる。 あるいは、本発明の別の好ましい物品の縮小斜視図を示す図6に関して、本発 明の目詰まり防止成分を使用した被覆研磨材の包装したロール60を使用するこ とが可能である。ロール60は、たとえば、図1に断面を示したタイプの被覆研 磨材料の延長シート82を含む。ロール60に適した構築物の材料は、前述の被 覆研磨用製品10に使用されるものと同じであってもよい。図6で、被覆研磨材 料を巻いてロールにするとき、本発明の目詰まり防止成分を含む周縁被膜81は 、PSA83の層と剥離可能に接着している。ユーザーが一片の被覆研磨材料を ロール60から切り取りたいとき、ユーザーはロール60の一部を巻き戻して、 この部分をロールから切り離すか裂くだけでよい。 PSAを使用する場合、目詰まり防止成分がPSAに移動したり、その逆を防 止することが必要であれば、剥離ライナーを使用してもよく、ロールをゆるく巻 いたり、(本願明細書に記載の量の)バインダーを目詰まり防止成分と一緒に組 み込んだりしてもよい。 バッキングの主要面すなわち作用面と反対側の両面に研磨粒子を接着すること も可能である。研磨粒子は互いに同じであっても異なってもよい。この態様で、 研磨用製品は本質的に2面であり、一面は反対側の複数の研磨粒子と異なる複数 の研磨粒子を含んでもよい。あるいは、片側は、反対側と異なる粒子サイズを有 する複数の研磨粒子を含んでもよい。研磨用製品の両側が同時に研磨する様式で 、この両面研磨用製品を使用することができる。たとえば、コーナーのような小 さい領域で、研磨用製品の片側は加工物の上面を研磨することができ、反対側は 加工物の底面を研磨することができる。 不織研磨用製品 不織研磨用製品も本発明の範囲内であり、繊維が接触する箇所で繊維を接着す るバインダーを有する目の粗いロフティ繊維性基材も含まれる。場合に応じて、 製造業者の要望があれば、バインダーで研磨粒子または非研磨粒子(フィラーな ど)を繊維に接着してもよい。たとえば、図3に関して、不織研磨材は、小瘤5 1が上にある繊維50を含む、目の粗いロフティ繊維性基材を含み、その小瘤は 複数の研磨粒子52を繊維に接着するバイダー54、およびバインダー54およ び研磨粒子52の少なくとも一部の上に被覆された、本発明の目詰まり防止成分 を含む周縁被膜56を含む。図4は、バインダー54および研磨粒子52の少な くとも一部の上に存在する、本発明の目詰まり防止成分を含む周縁被膜56を示 す小瘤51の断面を図示する。 不織研磨材は一般に、米国特許第2,958,593号(Hooverら)および第 4,991,362号に記載されている。本発明では、目詰まり防止成分は、バ インダーの少なくとも一部の上の周縁被膜中に存在する。 結合研磨用製品 結合研磨用製品も本発明の範囲内である。結合研磨用製品は、研磨粒子を成形 品の形で接着するバイダーを含む。結合研磨材は一般に米国特許第4,800, 685号(Haynes)に記載されている。本発明では、目詰まり防止成分は、バイ ンダーの少なくとも一部の上の周縁被膜中に存在する。 研磨用製品の製造方法 被覆研磨用製品 本発明の被覆研磨用製品は、塗布可能なバインダー前駆体を使用して製作する ことが可能である。このバインダー前駆体は、たとえば、裏面コーティング(バ ックサイズコート)、前面コーティング(プレサイズコート)、または飽和コーテ ィング、研磨粒子を最初に固着させる対象であるメークコート、バッキングに研 磨粒子を頑強に保持するためのサイズコート、または前述のコーティングの任意 の組合せなど、バッキング処理剤被膜を形成するために、独立に使用することが 可能である。さらに、バインダー前駆体は、被膜バインダーを1種類だけ使用す る被覆研磨用製品実施態様で使用することができる。すなわち、たとえば、ラッ ピング被覆研磨材では、1つのメークコート/サイズコートの組合せが塗布され る。 本願明細書に基材の塗布可能なバインダー前駆体を1工程以上の処理工程でバ ッキングに適用して処理剤被膜を形するとき、この処理剤被膜は、たとえば、処 理したバッキングを熱いドラムの上を通過させることによって熱的に硬化させる ことができ、処理剤被膜を硬化させるためにバッキングをフェスツーン硬化させ る必要はない。 メークコートおよびザイズコートを具有する被覆研磨製品の製作について述ベ る。バッキングを処理塗料で適切に処理した後、要望に応じて、メークコートバ インダー前駆体を塗布してもよい。メークコートバインダー前駆体を塗布した後 、研磨粒子をメークコートバインダー前駆体の中および上に適用してもよい。研 磨粒子を落下塗布するかまたは静電気的に塗布してもよい。次に、一般に、研磨 粒子をバッキングに維持できるほど十分にバインダーを凝固または硬化させる起 源、たとえば熱源に、研磨粒子を担持するメークコートバインダー前駆体を曝露 してもよい。場合によっては、米国特許第5,368,618号(Masmarら)に 記載されているように、メークコートバインダー前駆体を部分的に硬化させてか ら研磨粒子をメークコート中に埋封してもよい。その後、サイズコートバインダ ー前駆体を適用する。メークコートバインダー前駆体および/またはサイズコー ト前駆体は、ロール塗布、噴霧、しごき塗、流し塗等々、適当な方法で被覆する ことができる。メークコートバインダー前駆体および/またはサイズコートバイ ンダー前駆体の温度は室温以上、好ましくは30〜60℃であってもよく、さら に好ましくは約30〜50℃である。サイズコートバインダー前駆体/研磨粒子 /(少なくとも部分的に硬化した)メークコートの組み合わせを、たとえば、フ ェスツーン硬化またはドラム硬化により、熱源に曝露してもよく、あるいは、そ の代わりに、放射線源に曝露してもよい。この工程は、被覆研磨材構築物に使用 されたメークコートバインダー前駆体およびサイズコートバインダー前駆体を実 質的に硬化させる。標準的な熱硬化条件、たとえば、50〜150℃、一般には 75〜120℃、好ましくは80〜115℃の間の温度を使用して、硬化を遂行 することができる。 たとえば、WO95/11111に開示されているように、ホットメルトバインダー前 駆体を使用して被覆研磨用製品を形成することも可能である。ホットメルト樹脂 の成分を適当な容器内、好ましくは光化学作用を有する放射線を通さない容器内 で、材料を効率よく混合することができるが材料を熱的に分解しないように、材 料を液化できるほど十分に高い温度で(たとえば、約120℃の温度で)、成分が 完全に溶融配合されるまで攪拌しながら混合することによって、ホットメルトメ ークコートバインダー前駆体を調製することができる。成分は同時に加えてもよ く、逐次的に加えてもよい。1つの好ましいホットメルトバインダー前駆体はエ ポキシ含有材料、ヒドロキシル含有末端基を有するポリエステル成分、および開 始剤、好ましくはたとえば米国特許第5,436,063号(Follettら)に開 示されている光開始剤を含む。 ホットメルトメークコートを、未硬化の、粘着性感圧接着剤フィルムの非裏付 けロールとして提供することも可能である。このようなフィルムはメークコート を研磨用製品バッキングに積層するのに有用である。粘着フィルムを剥離ライナ ー(たとえば、シリコーン被覆クラフト紙)と一緒に巻き上げ、続いて、光化学 作用を有する放射を通さないバッグまたは他の容器内に梱包することが望ましい 。 押出、グラビア印刷、または被覆(被覆ダイ、熱ナイフブレードコーター、ロ ールコーター、フローコーター、またはリバースロールコーターを使用すること による)によって、ホットメルトメークコートを研磨用製品バッキングに適用す ることが可能である。上記方法のいずれかによって適用するとき、好ましくは約 100〜125℃、さらに好ましくは約80〜125℃でメークコートを適用す ることが好ましい。Jウエイトクロスバッキングおよび他の類似した多孔率の裏 布と一緒に使用する場合、被覆が望ましい適用方法である。 ホットメルトメークコートは、バッキングに積層することができ、且つ必要に 応じて、積層前に予め規定された形状にダイカットすることができる、独立した 、支持されていない感圧接着フィルムとして供給することができる。積層温度お よび圧力は、バッキングの劣化およびメークコートの表面にじみを最小限に抑え るように選択され、室温から約120℃までの温度および30〜250psiの圧 力であってもよい。室温で100psiで積層するのが一般的である。たとえば、 WO95/11111に記載されている高多孔性バッキングと一緒に使用する場合、積層 が特に好ましい適用方法である。 ホットメルトメークコートは、本願明細書に記載の方法のいずれかで研磨用製 品に適用し、一旦そのように適用されたものをエネルギーに曝露してエポキシ含 有材料の硬化を開始することが好ましい。エポキシ含有材料は硬化するか、それ 自身と架橋すると考えられる。 代替製造方法では、メークコートをバッキングに適用し、その後、研磨粒子を メークコートに投入し、続いてメークコートをエネルギー源に曝露する。 次に、ロール塗、吹付塗または流し塗など、様々な技術によってサイズコート を流動液として研磨粒子およびメークコートの上に適用し、続いて乾燥、加熱、 または電子ビームまたは紫外線を用いて硬化させることが可能である。具体的な 硬化方法は、サイズコートの化学に応じて変更することが可能である。 譲受人の米国特許第5,152,917号(Pieperら)および第5,435, 816号(Spurgeonら)に記載されている通り、構築された被覆研磨材を製作す ることができる。1つの方法は、1)指定のパターンを有する生産用具に、研磨 材スラリーを誘導する工程と、2)スラリーがバッキングの1つの主要表面を 濡らして中間製品を形成するように、生産用具の外面にバッキングを誘導する工 程と、3)中間製品が生産用具の外面から離れる前に、樹脂質接着剤を少なくと も部分的に硬化またはゲル化させて構築された被覆研磨用製品を形成する工程と 、4)被覆研磨用製品を生産用具から取外す工程とを含む。別の方法は、1)ス ラリーがバッキングの前面を濡らして中間製品を形成するように、研磨材スラリ ーをバッキング上に誘導する工程と、2)指定のパターンを有する生産用具に中 間製品を誘導する工程と、3)中間製品が生産用具の外面から離れる前に、樹脂 質接着剤を少なくとも部分的に硬化またはゲル化させて構築された被覆研磨用製 品を形成する工程と、4)被覆研磨用製品を生産用具から取外す工程とを含む。 生産用具が透明の材料、たとえば、ポリプロピレン熱可塑性樹脂またはポリエチ レン熱可塑性樹脂で製作される場合、生産用具中およびスラリー内に可視光線ま たは紫外線を透過させて樹脂質接着剤を硬化させることができる。あるいは、被 覆研磨材バッキングが可視光線または紫外線を通す場合、可視光線または紫外線 を、被覆研磨材バッキング中を透過させてもよい。上記2方法で、結果として得 られる凝固した研磨材スラリーまたは研磨複合材は、生産用具と逆のパターンを 有することになる。生産用具上で少なくとも部分的に硬化または凝固することに より、研磨複合材は精確で且つ所定のパターン有する。樹脂質接着剤を更に凝固 させるか硬化させて生産用具をはずすことができる。 研磨材スラリーをバッキングの少なくとも1面に被覆することによって、ラッ ピング被覆研磨材を製作することができる。好ましいバッキングは、プライマー を含有するポリエステルフィルムなどの、高分子フィルムである。被覆は、噴霧 、ロートグラビア塗、ロール塗布、浸漬被覆またはナイフ塗布などによって行う ことができる。被覆工程後、熱エネルギーや放射エネルギー(たとえば、電子ビ ーム、紫外線および可視光線)をはじめとするエネルギー源に曝露することによ って、スラリーを凝固させて研磨材被膜を形成することができる。 本発明の全ての被覆研磨用製品実施態様で、目詰まり防止成分が工作物と接触 できるように、被覆研磨用製品のバインダーの少なくとも一部の上に、目詰まり 防止成分を含有する周縁組成物を適用する。周縁組成物の製造方法および周縁被 膜の形成方法を本願明細書に記載する。 不織研磨用製品 バインダー前駆体と研磨粒子および場合に応じて添加物を配合し、塗布可能な バインダー前駆体スラリーを形成することによって、不織研磨用製品を製作する ことが可能である。スラリーは、たとえば、ロール塗布または吹付塗によって、 目の粗い、ロフティ繊維性ウェブの少なくとも一部の上に塗布され、結果として 得られる構造を、本願明細書に記載の、バインダー前駆体の硬化に影響を及ぼす のに十分な条件に供することができる。 目の粗い、ロフティ不織研磨材を製作する一般的な手順としては、米国特許第 2,958,593号に全般的に示されているものなどがあり、米国特許第4, 991,362号および米国特許第5,025,596号の技術によって製作さ れるものなどがある。 周縁被膜の目詰まり防止成分が工作物と接触できるように、目詰まり防止成分 を含む周縁組成物を硬化したスラリーの少なくとも一部の上に適用し、硬化させ る。周縁組成物の製造方法および周縁被膜の形成方法を本願明細書に記載する。 結合研磨用製品 本発明の結合研磨用製品を製作する一般的な手順は、バインダー前駆体、研磨 粒子、および任意の添加物を一緒に混合して同質の混合物を形成することを含む 。次に、この混合物を所望の形状および寸法に成形する。バインダー前駆体を、 本願明細書に記載の、硬化および/または凝固に影響を及ぼすのに十分な条件に 供して結合研磨材を形成する。 被膜の目詰まり防止成分が工作物と接触できるように、目詰まり防止成分を含 む周縁組成物を、成形品の少なくとも一部の上に適用して周縁被膜を形成する。 周縁組成物の製造方法および周縁被膜の形成方法を本願明細書に記載する。 バインダー系 本発明によるバインダーは硬化したまたは凝固したバイダー前駆体を含み、複 数の研磨粒子を一緒に接着したり(結合研磨用製品の場合と同様)、基材(すな わち、被覆研磨材用のバッキングまたは不織研磨材用の不織布)に接着するのに 役立つ。 本願明細書で使用する用語「バインダー前駆体」は、未硬化のまたは流動性の バインダーを指す。 本発明の研磨用製品に適した有機バインダーは、有機バインダー前駆体から形 成されるが、にかわなど、水溶性バインダー前駆体または水分散性バインダー前 駆体を使用することは本発明の範囲内である。バインダー前駆体は、熱硬化性樹 脂であることが好ましい。熱硬化性樹脂の例としては、フェノール樹脂、α、β −不飽和カルボニル基を有するアミノプラスト樹脂、ウレタン樹脂、エポキシ樹 脂、尿素−ホルムアルデヒド樹脂、イソシアヌレート樹脂、メラミン−ホルムア ルデヒド樹脂、アクリレート樹脂、アクリル化イソシアヌレート樹脂、アクリル 化ウレタン樹脂、アクリル化エポキシ樹脂、ビスマレイミド樹脂、およびそれら の混合物などがある。 フェノール樹脂は、その熱特性、有効性、価格および取扱い易さのため、研磨 用製品バインダー前駆体としてよく使用される。フェノール樹脂にはレゾール型 とノボラック型の2タイプがある。レゾール型フェノール樹脂は、ホルムアルデ ヒドとフェノールのモル比が1以上:1であり、典型的には1.5:1.0〜3 .0:1.0である。ノボラック型樹脂は、ホルムアルデヒドとフェノールのモ ル比が1未満:1である。フェノール樹脂はレゾール型フェノール樹脂であるこ とが好ましい。市販のフェノール樹脂としては、Occidental Chemical Corp.,T onawanda,NYの商品名「Varcum」および「Durez」、Ashland Chemical Company,C olumbus,OHの商品名「Arofene」および「Arotap」、Monsanto,St.Louis,MOの商 品名「Resinox」、Union Carbide,Danbury,CTの商品名「Bakelite」として知ら れているものなどがある。 フェノール樹脂の物性を改変することも本発明の範囲内である。たとえば、可 塑剤、ラテックス樹脂、または反応性希釈剤をフェノール樹脂に加えて、硬化し たフェノール系バインダーの可撓性および/または硬度を改変することが可能で ある。 好ましいアミノプラスト樹脂は、米国特許第4,903,440号(Larson ら)の開示内容に従って調製することができる、分子当たり少なくとも1個のペ ンダントα、β−不飽和カルボニル基を有するものである。 アミノプラスト樹脂は分子またはオリゴマー当たり少なくとも1個のペンダン トα、β−不飽和カルボニル基を有する。これらの不飽和カルボニル基は、アク リレート、メタクリレートまたはアクリルアミドタイプの基である。このような 物質の例としては、N-ヒドロキシメチル−アクルアミド、N,N-オキシジメチ レンビスアクリルアミド、オルトアクリルアミドメチル化フェノール、パラアク リルアミドメチル化フェノール、アクリルアミドメチル化フェノールノボラック およびそれらの混合物などがある。上記物質はさらに、米国特許第4,903, 440号、第5,055,113号および第5,236,472号に記載されて いる。 ほぼ化学量論量のポリイソシアネートと多官能価ポリオール類と反応させるこ とによって、ポリウレタン類を調製することができる。一般的なタイプのポリイ ソシアネートは、Upjohn Polymer Chemicals,Kalamazoo,MIから商品名「Isonate 」で、またMiles,Inc.,Pittsburgh,APから商品名「Mondur」で市販されているト ルエンジイソシアネート(TDI)および4,4'−ジイソシアナトジフェニルメタ ン(MDI)である。可撓性ポリウレタン類用の一般的なポリオール類は、Unio n Carbide,Danbury,CTから商品名「Carbowax」で、Dow Chemical Co.,Midland,M Iから商品名「Voranol」で、BASF Corp.,Mount Olive,NJから商品名「Plura col E」で市販されているポリエチレングリコール、BASF Corp.から商品名 「Pluracol P」で、Dow Chemical Co.,Midland,MIから商品名「Voranol」で市販 されているポリプロピレングリコール類、およびQO Chemical Inc.,Lafayetts ,INから商品名「Polymeg」で、BASF Corp.,Mount Olive,NJから商品名「Pol y THF」で、Du Pont,Wilmington,DEから商品名「Tetrathane」で市販されて いるポリテトラメチレンオキシド類などのポリエーテル類である。ヒドロキシ官 能ポリエステル類は、Miles,Inc.,Pittsburgh,PAから商品名「Multranol」およ び「Desmophene」で市販されている。事実上、全てのポリウレタン製剤に1種以 上の触媒が混ざっている。第三級アミンおよびある有機金属化合物、特にスズを 主成分とするものが最も一般的である。触媒の組み合わせ を使用して、ポリマー形成速度を調和させることが可能である。 エポキシ樹脂はオキシラン環を有し、開環によって重合される。このようなエ ポキシ樹脂としては、モノマーエポキシ樹脂とポリマー重合樹脂がある。上記樹 脂は、主鎖および置換基の性質が大きく異なる。たとえば、主鎖は、通常、エポ キシ樹脂と関連のある任意のタイプのものでよく、その上の置換基は活性水素原 子を含まない室温でオキシラン環と反応性である任意の基でよい。条件に合う置 換基の代表例としては、ハロゲン類、エステル基、エーテル基、スルホネート基 、シロキサン基、ニトロ基およびホスフェート基などがある。若干の好ましいエ ポキシ樹脂の例は2,2-ビス[4-(2,3-エポキシプロポキシフェノール)プロパン(ビ スフェノールAのジグリシジルエーテル)]であり、Shell Chemical Co.,Houston ,TXから商品名「Epon 828」、「Epon 1004」および「Epon 1001F」の商品名で、 Dow Chemical Co.,Midland,MIから商品名「DER-331」、「DER-332」および 「DER-334」で市販されている。他の適当なエポキシ樹脂としては、フェノー ルホルムアルデヒドノボラックのグリシジルエーテル(たとえば、Dow Chemical Co.,Midland,MIから市販されている「DEN-431」および「DEN-438」)など がある。他のエポキシ樹脂としては、米国特許第4,751,183号(Tumey ら)に記載のものなどがある。 本発明のバインダー前駆体組成物に使用される尿素アルデヒド樹脂は、被覆可 能にさせることができる、尿素または任意の尿素誘導体とアルデヒドとの反応生 成物を含んでもよく、触媒、好ましくは補助触媒の存在下で高速で硬化する力を 有し、目的の用途に適した研削能を研磨用製品に与える。上述の通り、尿素−ア ルデヒド樹脂は有効であり、価格が低く、且つ取扱い易いため、研磨材業界では 一般に尿素−アルデヒド樹脂が好ましい。尿素−アルデヒド樹脂は、好ましくは 固形分30〜95%、さらに好ましくは固形分60〜80%であり、水および触 媒を加える前の粘度は約125〜約1500cps(Broolfield粘度計。#3スピ ンドル、30rpm、25℃)の範囲であり、分子量(数平均)は少なくとも約2 00、好ましくは約200〜700まで様々である。本発明に有用な尿素アルデ ヒド樹脂としては、米国特許第5,486,219号(Fordら)に記載のものな どがある。 本発明に使用するのに特に好ましい尿素−アルデヒド樹脂は、Borden Chemica lの商品名AL3029Rとして知られているものである。これは、以下の特徴を有 する未修飾(すなわち、フルフラルを全く含まない)尿素−ホルムアルデヒド樹 脂である:固形分65%、粘度(Broolfield粘度計。#3スピンドル、30rpm 、25℃、325cps、遊離ホルムアルデヒド含有率0.1〜0.5%、ホルム アルデヒドと尿素のモル比(「F/U比」)約1.4:1.0〜1.6:1.0。 尿素樹脂バインダー前駆体系は触媒系を使用することが好ましい。触媒は本質 的にルイス(Lewis)酸、好ましくは塩化アルミニウム(AlCl3)、および有 機塩または無機塩から成る。ルイス酸触媒は、単に電子対を受け入れる化合物と 定義され、15℃での水溶解度は少なくとも50g/ccであることが好ましい。 好ましいルイス酸(またはルイス酸として行動する化合物)は塩化アルミニウ ム、塩化鉄(III)、および塩化銅(II)である。特に好ましいルイス酸は、非水和 型(AlCl3)または6水和物型(AlCl36H2O)の塩化アルミニウムで ある。 ルイス酸は一般に且つ好ましくは、バインダー前駆体の総重量の約0.1〜5 .0重量%の範囲の量で、固形分20〜30%の水溶液としてバインダー前駆体 系に使用される。塩化アルミニウム(AlCl3)を使用する場合、固形分28% のAlCl3水溶液を0.6重量%使用すると好ましい結果が得られた。 アクリレート樹脂としては、炭素原子、水素原子および酸素原子、および場合 に応じて窒素原子およびハロゲン原子を含有する、モノマー化合物と高分子化合 物の両者がある。酸素原子または窒素原子は一般に、エーテル基、エステル基、 ウレタン基、アミド基、および尿素基に存在する。エチレン的不飽和化合物は、 好ましくは分子量が約4,000未満であり、好ましくは脂肪族モノヒドロキシ 基または脂肪族ポリヒドロキシ基を含有する化合物と、アクリル酸、メタクリル 酸、イタコン酸、クロトン酸、イソクロトン酸、マレイン酸、等々との反応で作 られるエステル類である。アクリレート樹脂の代表例としては、メチルメタクリ レート、エチルメタクリレート、エチレングリコールジアクリレート、エチレン グリコールジメタクリレート、ヘキサンジオールジアクリレート、トリエチレン グリコールジアクリレート、トリメチロールプロパントリアクリレート、グリセ ロールトリアクリレート、ペンタエリトリトールトリアクリレート、ペンタエリ トリトールトリメタクリレート、ペンタエリトリトールテトラアクリルレートお よびペンタエリトリトールテトラアクリルレート、ならびにこれらの不飽和モノ マー、たとえば、スチレン、ジビニルベンゼン、ビニルトルエンなどがある。 アクリレートイソシアヌレートは、ペンダントアクリレート基を少なくとも1 個有するイソシアヌレート誘導体であり、米国特許第4,652,274号(Bo ettcherら)にさらに記載されている。好ましいアクリレートイソシアヌレート は、トリス(ヒドロキシエチル)イソシアヌレートのトリアクリレートである。 アクリレートウレタンはヒドロキシ末端イソシアネート伸長ポリエステルまた は伸長ポリエーテルのジアクリレートエステルである。市販されているアクリレ ートウレタンの例としては、Radcure Specialties,Inc.,Atlanta,GAから「UVI THANE 782」、「CMD 6600」、「CMD 8400」および「CMD 8805」の商 品名で入手できるものなどがある。 アクリレートエポキ類は、ビスフェノールAエポキシ樹脂のジアクリレートエ ステルなど、エポキシ樹脂のモノアクリレートエステルおよびジアクリレートエ ステルである。市販されているアクリレートエポキ類の例としては、RadcureSpe cialties,Inc.,Atlanta,GAから入手可能な「CMD 3500」、「CMD 3600」、およ び「CMD 3700」などがある。 ビスアミド樹脂は、譲受人の米国特許第5,314,513号にさらに記載さ れている。 熱硬化性樹脂のほかにも、ホットメルト樹脂を使用することも可能である。た とえば、バインダー前駆体系は、エネルギーで硬化されてバインダーを提供する ことができるホットメルト感圧接着剤を含んでもよい。この場合、バインダー前 駆体はホットメルト組成物であるため、多孔性の布、編物バッキング、織物バッ キングの場合に特に有用である。このバインダー前駆体は多孔性バッキングの間 隙に浸透しないため、バッキングの持ち前の可撓性および柔軟性が保存される。 米国特許第5,436,063号(Follettら)には、典型的なホットメルト樹 脂が記載されている。 ホットメルトバインダー前駆体系は、エポキシ含有物質、ポリエステル成分、 およびバインダーをエネルギー硬化させるのに有効な量の開始剤を含んでもよい 。さらに詳細には、バインダー前駆体はエポキシ含有物質を約2〜95部と、相 応して、ポリエステル成分を約98〜5部、ならびに開始剤を含んでもよい。1 個より多いヒドロキシ官能基を有する任意のヒドロキシ含有物質を含んでもよい 。 ポリエステル成分のBrookfield粘度は、好ましくは121℃で10,000ミ リパスカルを超え、200,000までであり、さらに好ましくは約10,00 0〜50,000であり、最も好ましくは15,000〜30,000である。 ポリエステル成分は炭素原子を4〜12個含有する飽和脂肪族ジカルボン酸(お よびそのジエステル誘導体)および炭素原子を8〜15個含有する芳香族ジカル ボン酸(およびそのジエステル誘導体)からなる群から選択されるジカルボン酸 と(b)炭素原子を2〜12個有するジオールとの反応生成物であってもよい。 研磨粒子 本発明に有用な研磨粒子は、研磨用製品の形成に使用される従来の等級のいず れであってもよい。適当な研磨粒子は、たとえば、フリント、ガーネット、セリ ア、酸化アルミニウム(溶融酸化アルミニウムおよび熱処理酸化アルミニウムを 含む)、アルミナジルコニウム(たとえば、米国特許第3,781,172号、第 3,891,408号および第3,893,826号に開示されている溶融アル ミナジルコニウム、およびNorton Company of Worcester,MAから「NorZon」の商 品名で市販されている溶融アルミナジルコニウムを含む)、ダイアモンド、炭化 ケイ素(たとえば、米国特許第4,505,720号(Gaborら)に開示されてい る耐熱性被覆炭化ケイ素を含む)、シリコーン窒化物、αアルミナ系セラミック 材料(たとえば、米国特許第4,518,397号(Leitheiserら)、第4,57 4,003号(Gerkら)、第4,774,802号(Schwabelら)、第4,770, 671号(Monroeら)、第4,881,951号(Woodら)、および第5,001, 508号(Waldら)に開示されている)、二ホウ化チタン、炭化ホウ素、炭化タ ングステン、炭化チタン、酸化鉄、立方晶系窒化ホウ素、およびそれらの混合物 で形成されていてもよい。結晶粒状のダイアモンド研磨材 および立方晶系窒化ホウ素研磨材は、単結晶質であっても多結晶質であってもよ い。 研磨粒子は個々の砥粒であっても個々の砥粒の塊であってもよい。研磨粒子の 粒子サイズは、約0.01〜1500μm、典型的には1〜1000μmの範囲 である。上述の通り、ラッピング被覆研磨材には、粒子ザイズが約0.1〜20 0μm未満、典型的には0.1〜120μmの研磨粒子が使用されることが多い 。バッキング上の研磨粒子の頻度(濃度)は、所期の用途によって異なり、当業 者の権限の範囲内である。研磨粒子は、具体的な研磨用製品の必要条件に応じて 、特定の方向に配列してもよく、方向づけずに適用してもよい。 研磨粒子は、開放塗装または閉鎖塗装として適用することが可能である。閉鎖 塗装は、研磨粒子がバッキングの主要表面を完全に覆うものである。開放塗装で は、研磨粒子はバッキングの主要表面の約20〜90%、典型的には40〜70 %を覆う。 本発明の研磨粒子は、砥粒と希釈用粒子の配合物を含む。希釈用粒子は、(1 )無機粒子(非研磨材無機粒子)と、(2)有機粒子と、(3)砥粒を含有する 研磨材塊と、(4)無機粒子とバインダーとの混合物を含有する複合材希釈用粒子 と、および(5)有機粒子とバインダーとの混合物を含有する複合材希釈用粒子 とから成る群から選択することができる。 非研磨材無機粒子は一般に、Moh硬度が6未満の材料を含む。非研磨材無機粒 子は、本願明細書に記載の、研削助剤やフィラーなどを含んでもよい。 希釈用粒子の粒子サイズは約0.01〜1500μm、典型的には1〜100 0μmの範囲である。希釈粒子は、研磨粒子と同じ粒子サイズおよび粒子サイズ 分布を有してもよい。あるいは、希釈用粒子は研磨粒子と異なる粒子サイズおよ び粒子サイズ分布を有してもよい。 任意の添加物 たとえば、フィラー(研削助剤を含む)、繊維、静電気防止剤、潤滑油、湿潤剤 、界面活性剤、顔料、色素、カップリング剤、可塑剤、剥離剤、および沈澱防止 剤など、任意の添加物を本発明の研磨粒子に含めることが可能である。上記物 質の量は、所望の特性を提供するように選択することができる。 本発明に有用なフィラーの例としては、金属カーボネート(炭酸カルシウム(チ ョーク、方解石、泥灰岩、石灰華、大理石および石灰岩)、炭酸カルシウムマグ ネシウム、炭酸ナトリウム、炭酸マグネシウムなど)、シリカ(石英、ガラスビー ズ、ガラスバブルおよびグラスファイバーなど)、シリケート類(タルク、粘土、 (モンモリロナイト)長石、雲母、ケイ酸カルシウム、メタケイ酸塩、アルミノ ケイ酸ナトリウム、ケイ酸ナトリウムなど)、金属スルフェート(硫酸カルシウム 、硫酸バリウム、硫酸ナトリウム、硫酸アルミニウムナトリウム、硫酸アルミニ ウムなど)、石膏、バーミキュライト、木粉、アルミニウム三水和物、カーボン ブラック、金属酸化物(酸化カルシウム、酸化アルミニウム、二酸化チタニウム など)および金属スルファイト(亜硫酸カルシウムなど)などがある。有用なフ ィラーの例には、ケイ素粉末、たとえば粒子サイズが約4〜10mmの粉末ケイ 素(Akzo Chemie America,Chicago,IL)など、ケイ素化合物、炭酸カルシウムや メタケイ酸カルシウム(Nyco Company,Willsboro,NYから「Wollastokup」および 「Wollastonite」の商品名で入手可能)などのカルシウム塩も含まれる。 静電気防止剤としては、グラファイト、カーボンブラック、酸化バナジウム、 湿潤剤等がある。米国特許第5,061,294号、第5,137,542号お よび第5,203,884号には、これらの静電気防止剤が開示されている。 カップリング剤はバインダーとフィラー粒子との間に会合架橋を提供する。別 のカップリング剤は、バインダーと研磨粒子との間に会合架橋を提供する。カッ プリング剤の例としては、シラン類、チタネート類、およびジルコアルミネート 類などがある。カップリング剤を組み込む様々な方法がある。たとえば、カップ リング剤をバインダー前駆体に直接加えてもよく、これは「インシトゥ」と呼ば れる。バインダーは、約0.01〜3重量%であれば任意の量のカップリング剤 を含んでもよい。あるいは、カップリング剤をフィラー粒子の表面に適用しても よい。さらに別の実施態様では、カップリング剤を研磨用製品中に組み込む前に 研磨粒子の表面に適用する。研磨粒子は、約0.01〜3重量%であれば任意の 量のカップリング剤を含んでもよい。 目詰まり防止成分 本発明の目詰まり防止成分は、研磨用製品の周縁被膜中に存在し、加工物と接 触することができる。本発明の目詰まり防止成分は、炭化水素鎖および極性基を 有する化合物である。本発明の目詰まり防止成分は、式1および式2のいずれか の化合物およびそれらの混合物を含有する。 上式で、R1およびR2は互いに独立にOHまたはORであり、 Rはアルキル基であって、好ましくはnが1〜30、好ましくは1〜10 、さらに好ましくは1〜2であるCn2n+1であり、 XはO、S、NHまたは20個以下の原子を有し、且つ炭素および場合に 応じて窒素、酸素、リン、および/またはイオウを脂肪族基中または芳香族基中 に含むか、または脂肪族基または芳香族基の置換基として含む、二価の脂肪族( 線状、分枝および脂環式を含む)結合基または芳香族結合基であって、Xは好ま しくはOであり、 pは0または1であって、好ましくは0であり、 Wは、飽和されていても不飽和であってもよく、好ましくは、nが10〜 100、好ましくは12〜30、さらに好ましくは18〜22である式Cn2n+ 1 を有するアルキル基であるか、またはWは、aは0〜2mであり、mは4〜5 0、好ましくは6〜30、さらに好ましくは8〜20である式Cma2m+1-aを 有するフッ素化炭化水素であり、アルキル基またはフッ素化炭化水素は、それぞ れアルキル基またはフッ素化炭化水素の主鎖中に、それぞれアルキル基中または 炭化水素中に存在する炭素原子総数の1〜1/2の範囲の量、すなわち、Cna 2n+1の場合は1〜n/2、またはCma2m+1-aの場合は1〜m/2の酸素原 子を含んでもよい、 上式で、R3およびR4は互いに独立にHまたはアルキル基であって、好ま しくはnが1〜30、好ましくは1〜10、さらに好ましくは1〜2であるCn 2n+1であり、 Z-は一価陰イオン、たとえば、H2PO4 -、HSO4 -、NO3 -、Cl-、 Br-、I-、F-、CH3SO4 -、H2PO3 -、Cn2n+1OPO3H、Cn2n+1P O3-であって、nは1〜100、好ましくは1〜30、さらに好ましくは10 〜20であり、好ましくはZ-はH2PO4 -、H2PO3 -、HSO4 -、CH3SO4 - であり、H2PO4 -、H2PO3 -が好ましく、 Aは20個以下の原子を有し、且つ炭素および場合に応じて窒素、酸素、 リンおよび/またはイオウを脂肪族基中または芳香族基中に含むか、または脂肪 族基または芳香族基の置換基として含む、二価の脂肪族(線状、分枝および脂環 式を含む)結合基または芳香族結合基であるが、但し結合基は炭素原子によって 式2のNに結合されており、t=1のとき、好ましくはAはC(=O)、CH(CH3 )、C(=O)CH2、NHC(=0)、OC(=O)、OCH2、OCH2CH2またはO CH(CH3)CH2であり、 tは0または1であって、好ましくは0であり、 Wは、飽和されていても不飽和であってもよく、好ましくは、nが10〜 100、好ましくは12〜30、さらに好ましくは18〜22である式Cn2n+ 1 を有するアルキル基であるか、またはWは、aは0〜2mであり、mは4〜5 0、好ましくは6〜30、さらに好ましくは8〜20である式Cma2m+1-aを 有するフッ素化炭化水素であり、アルキル基またはフッ素化炭化水素は、それぞ れアルキル基またはフッ素化炭化水素の主鎖中に、それぞれアルキル基中または 炭化水素中に存在する炭素原子総数の1〜1/2の範囲の量、すなわち、Cna 2n+1の場合は1〜n/2、またはCma2m+1-aの場合は1〜m/2の酸素原 子を含んでもよい。 好ましくは、本発明の目詰まり防止成分はオクタデシルホスフェート、ドコシ ルホスフェート、テトラデシルホスホン酸、ヘキサデシルホスフェート、オクタ デシルホスホン酸、ヘキサデシルホスホン酸、オクタデシルアンモニウムホスフ ェート、オクテデシルアンモニウムホスフィット、ヘキサデシルアンモニウムホ スフェート、ヘキサデシルアンモニウムホスフィット、ドコシルアンモニウムホ スフェート、ドコシルアンモニウムホスフィット、オクタデシルジメチルアンモ ニウムホスフェート、およびオクタデシルジメチルアンモニウムホスフィットの いずれかである。さらに好ましくは、目詰まり防止成分はオクタデシルホスフェ ート、ドコシルホスフェート、テトラデシルホスホン酸、ドコシルリン酸アンモ ニウム、およびオクタデシルジメチルリン酸アンモニウムのいずれかである。 周縁被膜中の目詰まり防止成分 周縁被膜は、研磨用製品中に下記の配置を有していてもよい。メークコートお よびサイズコートが存在する場合はサイズコートの上、メークコートのみが存在 する場合はメークコートおよび研磨粒子の上、研磨材被膜の上、研磨複合材の上 、不織研磨製品または結合研磨用製品のバインダーの上。 周縁被膜は、本発明の目詰まり防止成分を含有する周縁組成物から製作される 。周縁組成物は100重量%の目詰まり防止成分を含んでもよく、目詰まり防止 成分と液体媒体を含んでもよい。周縁被膜は実質的にバインダーを含まない。成 句「実質的にバインダーを含まない」は、本願明細書では、5重量%以下、一般 的には2重量%以下、好ましくは1重量%以下、さらに好ましくは0重量%のバ インダー前駆体が周縁組成物中に存在することを意味する。一般に、周縁被膜中 の目詰まり防止成分の量は、周縁被膜の乾燥被膜重量を基準にして、約95〜1 00重量%、典型的には98〜100%、好ましくは99〜100%の範囲であ り、さらに好ましくは100%である。 もちろん、周縁被膜は、界面活性剤、可塑剤、静電防止剤、加湿剤、消泡剤、 色素、顔料、およびフィラーなど、任意の添加物も含んでもよい。フィラーの典 型的な例は、タルク、シリカ、シリケートおよび金属カーボネートである。上記 添加物は、添加物から所望の利益を提供する量で存在しなければならなず、本発 明によって達成される目詰まり特性に影響を及ぼしてはならない。周縁被膜は、 本発明の目詰まり防止成分のほかにも、別の従来の目詰まり防止成分を含んでも よい。従来の目詰まり防止成分の例としては、たとえばステアリン酸亜鉛、ステ アリン酸カルシウム、ステアリン酸リチウムなど、脂肪酸の金属塩、ワックス類 、およびグラファイト等々がある。 目詰まり防止成分の適用方法 本発明の目詰まり防止成分は周縁被膜中に存在する。周縁組成物は、水や有機 溶剤など、液体媒体も含んでもよい。一般に、周縁組成物は約1〜約100重量 %、好ましくは10〜60重量%、さらに好ましくは15〜40重量%の目詰ま り防止成分と、約0〜約99重量%、好ましくは40〜90重量%、さらに好ま しくは60〜85重量%の液体媒体とを含んでもよい。 周縁組成物は液体を含まなくてもよい。本願明細書で使用する用語「液体を含 まない」は、1重量%未満の液体媒体を指す、すなわち、任意の添加物が含まれ ていることを除けば、本質的に100%の目詰まり防止成分系を指す。 液体を含まない100%の目詰まり防止成分(あるいは、目詰まり防止成分と 任意の添加物)を含む周縁組成物を適用する方法は、組成物を溶融してホットメ ルト組成物を形成する工程と、たとえば、塗布によって組成物を塗布する工程と 、室温(約25℃)で5〜10分間冷却する工程とを含む。あるいは、押出機の 温度で周縁組成物を溶融し、次に、コーターを使用して周縁組成物を適用する場 合、100%の目詰まり防止成分(あるいは、目詰まり防止成分と任意の添加物 )を含む周縁組成物を押出し塗布によって適用することが可能である。適用され た周縁組成物は、室温(約25℃)で5〜10分間冷却される。 別の実施態様で、本発明の目詰まり防止成分を、水または有機溶剤を含む液体 媒体と組合せて周縁組成物を形成することができる。目詰まり防止成分は、液体 媒体と一緒に溶液を形成したり、液体媒体中の分散体として存在したりすること ができる。好ましい適用は、周縁組成物として、水中、好ましくは脱イオン水中 、またはTHF中の目詰まり防止成分分散体を含む。液体媒体は一般に周縁組成 物の総湿潤重量を基準にして約0〜99重量%、好ましくは40〜90重量%、 さらに好ましくは60〜85重量%の量で存在する。 目詰まり防止成分および液体媒体を含む周縁組成物は、刷毛塗か、たとえば、 ロール塗布、流し塗、しごき塗、吹付塗等々によって組成物を研磨用製品上に塗 布し、選択された液体媒体に応じた温度で乾燥させることによって、適用するこ とができる。たとえば、温度は一般に約20〜120℃の範囲であり、典型的に は40〜100℃、好ましくは60〜80℃の範囲であり、時間は一般に約3分 〜30時間、典型的には約5分〜10時間、好ましくは10分〜2時間の範囲で ある。 適当な有機溶剤としてはテトラヒドロフラン、アセトン、メチルエチルケトン 、トルエン、メチルイソブチルケトン、エタノール、イソプロパノール、メタノ ール、およびグリコールエーテル溶剤などがある。 いずれの実施態様でも、周縁被膜の乾燥被膜重量は被覆される研磨材の等級、 すなわち、研磨粒子の粒子サイズによって異なる。一般に、研磨粒子が粗いほど 、また大きいほど、被膜重量は重くなる。所与の等級では、被膜重量が重過ぎる と、周縁被膜で研磨粒子が隠れる可能性がある。被膜重量が軽すぎると、結果と して得られる研磨用製品の最適性能が達成されない可能性がある。たとえば、ガ イドライン通り、P400等級の研磨粒子の場合、約1〜約30g/m2、典型的 には4〜約12g/m2の被膜重量を使用することが可能であり、P320等級の 研磨粒子の場合、約1〜約50g/m2、典型的には3〜約15g/m2の被膜重量を 使用することが可能であり、P180等級の研磨粒子の場合、約1〜約50g/m2 、典型的には7〜約25g/m2の被膜重量を使用することが可能であり、P12 0等級の研磨粒子の場合、約1〜約75g/m2、典型的には9〜約30g/m2の被 膜重量を使用することが可能である。 研磨用製品の使用方法 様々な加工物または木材、繊維板やパーティクルボードなどの木材様材料、フ ァイバーグラス、ワニス、ポリエステル被膜、ステンレス表面、自動車車体フィ ラー、セラミック、ガラス、ラテックスや油性塗料をはじめとする塗料、油性下 塗剤および水性下塗剤を含む下塗剤、およびアルミニウム、ステンレススチール 、および軟鋼を含む金属などの基材の研磨に、本発明の研磨用製品を使用するこ と ができる。本願明細書で使用数得る用語「研磨」は、研削、艷出し、表面除去、 表面仕上げ等々を指す。 加工物を研磨する方法は、周縁部分または表面および加工物がお互いの関係で 移動している間に加工物を研磨するのに十分な(一般に約1kg/cm2より大きい) 力で、加工物を研磨用製品の周縁部分または表面と接触させることを含む。加工 物または研磨用製品のいずれかが静止していてもよい。 本願明細書に記載されている通り、被覆研磨材はベルト、ディスク、シート等 々の形をとることができる。研磨用製品が連続した研磨ベルトである実施態様で は、接触車の選択、使用した力、および研磨ベルト速度は、所望の切断速度およ び結果として得られる加工物の表面仕上げによって異なり、加工物を損傷しない ように注意を払わなければならない。接触車は平らであっても鋸歯状であっても よい。研磨用製品と加工物との間の力は0.02kg/cm〜60kg/cmの範囲であっ てもよく、典型的には且つ好ましくは約0.04kg/cm〜約40kg/cmの範囲であ る。ベルトの速度は300m/分〜3,100m/分の範囲であってもよく、典型 的には且つ好ましくは約900m/分〜約2,200m/分の範囲である。 実施例 試験方法 Schiefer試験 本試験では、乾燥条件(約22℃、相対湿度約45%)での被覆研磨用製品の 切削(加工物から切り取った材料)を測定する。 試験する研磨材料から直径10.2cmの円形ディスクを切り取り、感圧両面接 着テープ(Minnesota Mining and Manufacturing Company,St.Paul,MNから「3M Industrial Tape#442」の商品名で市販されている)で裏打ちパッドに固定し た。この裏打ちパッドをSchiefer Abrasion Tester(Frazier Precision Company ,Gaithersburg,Marylandから入手可能)の運転板に固定した。SeelyePlastics,Mi nneapolis,MNから入手可能な、外径10.2cm、内径5.24cm、厚さ1.27 cmのドーナツ形のブチル酢酸セルロースポリマー加工物を加工物として使用した 。研削テスターの加工物ホルダーに載せる前に、各加工物の初期 重量を最も近いミリグラムまで記録した。研削テスター重り台に4.5kgの荷重 を載せ、加工物の上に研磨標本を降ろし、機械のスチッチを入れた。500サイ クル作動した後、自動的に停止するように機械を設定した。試験の各500サイ クルの後、加工物を拭いて屑を除き、重さを量った。各500サイクル試験の累 積切削は、各500サイクルの前の初期重量と各500サイクルの後の重量との 差であった。試験のエンドポンイトは2,000サイクルであった。 二重作用(DA)研磨試験/即座研磨試験 各例で、塗料パネル、すなわち、一般に自動車塗料に使用されるe−コート、 地塗(プライマー)、下塗(ベースコート)および透明塗料を有するスチール基材 を、本発明に従って製作した被覆研磨材および比較例の被覆研磨材を使用して研 削した。各被覆研磨材は直径15.2cmであり、これをランダム軌道サンダー(「 DAQ」の商品名でNational Detroit,Inc.,Rockford,ILから入手可能)に取付 けた。研磨圧は約0.2kg/cm2であり、約60PSI(@TOOL(413kPa)で サンダーを操作した。ペイントパネルは、Hillsdale,MichiganのACT Companyか ら購入した。各例で、研削前および予定の時間、たとえば1分または3分間、研 削した後、地塗被覆基材の重さを量ることによって切削をグラムで算出した。 材料 下記の材料を実施例で使用した(引用符は商品名を示す)。 1高率のモノアルキル成分および幾らかのジアルキル成分および微量のリン酸お よび相応する出発アルコールを含む。 2「DV4771」よりも多くの不純物を含み、したがって、融点が低い。 以下に、調製に関する説明を提供する。 調製:調製1 オクタデシルアミンジハイドロジェンホスフェート塩 THF中のオクタデシルアミン(1.0モル)溶液に、pHが5に達する まで85%リン酸(1.0モル)を加えた。水吸引機を使用して減圧下で白色の 沈澱を濾過した後、水で洗浄した。白色沈澱を、固形分10%で水に分散させた 。白色分散体を温めて80℃の濁った分散液にしてから塗布した。 実施例実施例1〜11の製作 Minnesota Mining and Manufacturing Company,St.Paul,MNから「3M210U Prod uction A weight paper」の商品名で市販されているスーパーサイズ被膜のない 被覆研磨用ディスクに目詰まり防止被膜を適用することによって、本発明を代表 する被覆研磨用を製作した。目詰まり防止成分、目詰まり防止成分を含有する被 膜の乾燥被膜重量、ディスクのサイズ、市販されている被覆研磨用ディスクの商 品名、各実施例の鉱物等級を表2に示す。 実施例1〜8および10および11の目詰まり防止塗料をTHF溶剤に溶解し (15%溶液)、被覆研磨用ディスクにスポイトで塗布した。その後、ディスクを 90℃で20分間乾燥させた。 実施例9の目詰まり防止塗料を水と配合し(10%溶液)、ブラシで塗布した。 ディスクを室温(約25℃)で風乾した。 1a「DV4771」1b 「DV3956」2 「T-Mulz 717-95」比較例の製作 比較例AはMinnesota Mining and Manufacturing Company,St.Paul,MNから「3 M 210U Production A weight paper」の商品名で市販されていた。 比較例BおよびFは、Minnesota Mining and Manufacturing Company,St.Paul ,MNから「3M 210U Production A weight paper」の商品名で市販されている被 覆研磨用製品に、ステアリン酸カルシウムを水中分散液としてペイントブラシで 塗布し、88℃で15分間乾燥させることによって製作した。ステアリン酸カル シウム被膜は、Minnesota Mining and Manufacturing Company,St.Paul,MNから 「3M 216U Production Fre-Cut A weight paper」の商品名で市販されている 被覆研磨用製品のステアリン酸カルシウム被膜と類似していた。 実施例1〜8および比較例AおよびB Schiefer試験法に従って実施例1〜8および比較例AおよびBを試験した。各 例についてディスク3枚を試験し、2000サイクルを含め2000サイクルま で500サイクル毎に平均切削を求めた。結果を表4に示す。#:目詰まりの段階は1〜5である。1は最良で、目詰まりは限られており、5 は最悪で大量の目詰まりが目で見える。通常、大量に目詰まりすると被験研磨用 製品の重量が増加する。実施例9および比較例F 実施例9および比較例FをDAサンダー試験法に従って試験した。研磨は、地 塗被膜まで実施した。1分後および3分後に切削を測定した。各例を4回試験し た。3分切削結果の標準偏差および平均値を算出した。結果を表5に示す。呼称「 A」、「B」、「C」、および「D」は、各例の試験4回の各々を示す。 実施例10および11および比較例B 実施例10および11および比較例BをDA研磨試験で評価した。研磨は、地 塗被膜まで実施した。比較例Bの切削を100%とし、実施例10および11を 、比較例Bの100%切削と比較する。結果を表6に示す。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE, DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,IT,L U,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ,CF ,CG,CI,CM,GA,GN,ML,MR,NE, SN,TD,TG),AP(GH,KE,LS,MW,S D,SZ,UG),EA(AM,AZ,BY,KG,KZ ,MD,RU,TJ,TM),AL,AM,AT,AU ,AZ,BA,BB,BG,BR,BY,CA,CH, CN,CU,CZ,DE,DK,EE,ES,FI,G B,GE,HU,IL,IS,JP,KE,KG,KP ,KR,KZ,LC,LK,LR,LS,LT,LU, LV,MD,MG,MK,MN,MW,MX,NO,N Z,PL,PT,RO,RU,SD,SE,SG,SI ,SK,TJ,TM,TR,TT,UA,UG,UZ, VN

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.(a)主要表面を具有するバッキングと、 (b)複数の研磨粒子と、 (c)前記複数の研磨粒子を前記バッキングの前記主要表面に接着するバ インダーと、 (d)式1および式2のいずれかの目詰まり防止成分またはそれらの混合 物を含む周縁被膜と を含む研磨用製品であって、 上式で、R1およびR2は互いに独立にOHまたはORであり、 Rはアルキル基であり、 XはO、S、NHまたは20個以下の原子を有し、且つ炭素および場合に 応じて窒素、酸素、リン、および/またはイオウを脂肪族基中または芳香族基中 に含むか、または脂肪族基または芳香族基の置換基として含む、二価の脂肪族結 合基または芳香族結合基であり、 pは0または1であり、 Wはアルキル基であるか、Wは式Cma2m+1-aを有し、aは0〜2mで あり、mは4〜50であるフッ素化炭化水素であって、前記アルキル基または前 記フッ素化炭化水素は、それぞれ前記アルキル基または前記フッ素化炭化水素の 主鎖中に、それぞれ前記アルキル基中または前記炭化水素中に存在する炭素原子 総数の1〜1/2の範囲の量の酸素原子を含んでもよく、 上式で、R3およびR4は互いに独立にHまたはアルキル基であり、 Z-は一価陰イオンであり、 Aは20個以下の原子を有し、且つ炭素および場合に応じて窒素、酸素、 リン、および/またはイオウを脂肪族基中または芳香族基中に含むか、または脂 肪族基または芳香族基の置換基として含む、二価の脂肪族結合基または芳香族結 合基であるが、但し前記結合基は炭素原子によって式2のNに結合されており、 tは0または1であり、 Wはアルキル基であるか、Wは式Cma2m+1-aを有し、aは0〜2mで あり、mは4〜50であるフッ素化炭化水素であって、前記アルキル基または前 記フッ素化炭化水素は、それぞれ前記アルキル基または前記フッ素化炭化水素の 主鎖中に、それぞれ前記アルキル基中または前記炭化水素中に存在する炭素原子 総数の1〜1/2の範囲の量の酸素原子を含んでもよい、 研磨用製品。 2.(a)主要表面を具有するバッキングと、 (b)複数の研磨粒子と、 (c)前記複数の研磨粒子を前記バッキングの前記主要表面に接着するメ ークコートと、 (d)前記メークコートおよび前記複数の研磨粒子の上にかぶせるサイズ コートと (e)式1および式2のいずれかの目詰まり防止成分またはそれらの混合 物を含む周縁被膜と を含む研磨用製品であって、 上式で、R1およびR2は互いに独立にOHまたはORであり、 Rはアルキル基であり、 XはO、S、NHまたは20個以下の原子を有し、且つ炭素および場合 に応じて窒素、酸素、リン、および/またはイオウを脂肪族基中または芳香族基 中に含むか、または脂肪族基または芳香族基の置換基として含む、二価の脂肪族 結合基または芳香族結合基であり、 pは0または1であり、 Wはアルキル基であるか、Wは式Cma2m+1-aを有し、aは0〜2mで あり、mは4〜50であるフッ素化炭化水素であって、前記アルキル基または前 記フッ素化炭化水素は、それぞれ前記アルキル基または前記フッ素化炭化水素の 主鎖中に、それぞれ前記アルキル基中または前記炭化水素中に存在する炭素原子 総数の1〜1/2の範囲の量の酸素原子を含んでもよく、 上式で、R3およびR4は互いに独立にHまたはアルキル基であり、 Z-は一価陰イオンであり、 Aは20個以下の原子を有し、且つ炭素および場合に応じて窒素、酸素、 リン、および/またはイオウを脂肪族基中または芳香族基中に含むか、または脂 肪族基または芳香族基の置換基として含む、二価の脂肪族結合基または芳香族結 合基であるが、但し前記結合基は炭素原子によって式2のNに結合されており、 tは0または1であり、 Wはアルキル基であるか、Wは式Cma2m+1-aを有し、aは0〜2mで あり、mは4〜50であるフッ素化炭化水素であって、前記アルキル基または前 記フッ素化炭化水素は、それぞれ前記アルキル基または前記フッ素化炭化水素の 主鎖中に、それぞれ前記アルキル基中または前記炭化水素中に存在する炭素原子 総数の1〜1/2の範囲の量の酸素原子を含んでもよい、 研磨用製品。 3.前記バインダーおよび前記複数の研磨粒子が研磨材被膜中に存在する、請 求項1に記載の研磨用製品。 4.前記バインダーおよび前記複数の研磨粒子が複数の研磨複合材中に存在す る、請求項1に記載の研磨用製品。 5.前記目詰まり防止成分がオクタデシルホスフェート、ドコシルホスフェー ト、テトラデシルホスホン酸、ヘキサデシルホスフェート、オクタデシルホスホ ン酸、ヘキサデシルホスホン酸、オクタデシルアンモニウムホスフェート、オク テデシルアンモニウムホスフィット、ヘキサデシルアンモニウムホスフェート、 ヘキサデシルアンモニウムホスフィット、ドコシルアンモニウムホスフェート、 ドコシルアンモニウムホスフィット、オクタデシルジメチルアンモニウムホスフ ェート、およびオクタデシルジメチルアンモニウムホスフィットから成る群から 選択される、請求項1に記載の研磨用製品。 6.前記目詰まり防止成分が、前記周縁被膜の総重量を基準にして95〜10 0重量%の範囲の量で周縁被膜中に存在する、請求項1に記載の研磨用製品。 7.(a)複数の研磨粒子と、 (b)前記複数の研磨粒子を接着するバインダーと、 (c)式1および式2のいずれかの目詰まり防止成分またはそれらの混合 物を含む周縁被膜と を含む結合研磨材であって、 上式で、R1およびR2は互いに独立にOHまたはORであり、 Rはアルキル基であり、 XはO、S、NHまたは20個以下の原子を有し、且つ炭素および場合に 応じて窒素、酸素、リン、および/またはイオウを脂肪族基中または芳香族基中 に含むか、または脂肪族基または芳香族基の置換基として含む、二価の脂肪族結 合基または芳香族結合基であり、 pは0まは1であり、 Wはアルキル基であるか、Wは式Cma2m+1-aを有し、aは0〜2mで あり、mは4〜50であるフッ素化炭化水素であって、前記アルキル基または前 記フッ素化炭化水素は、それぞれ前記アルキル基または前記フッ素化炭化水素の 主鎖中に、それぞれ前記アルキル基中または前記炭化水素中に存在する炭素原子 総数の1〜1/2の範囲の量の酸素原子を含んでもよく、 上式で、R3およびR4は互いに独立にHまたはアルキル基であり、 Z-は一価陰イオンであり、 Aは20個以下の原子を有し、且つ炭素および場合に応じて窒素、酸素、 リン、および/またはイオウを脂肪族基中または芳香族基中に含むか、または脂 肪族基または芳香族基の置換基として含む、二価の脂肪族結合基または芳香族結 合基であるが、但し前記結合基は炭素原子によって式2のNに結合されており、 tは0または1であり、 Wはアルキル基であるか、Wは式Cma2m+1-aを有し、aは0〜2mで あり、mは4〜50であるフッ素化炭化水素であって、前記アルキル基または前 記フッ素化炭化水素は、それぞれ前記アルキル基または前記フッ素化炭化水素の 主鎖中に、それぞれ前記アルキル基中または前記炭化水素中に存在する炭素原子 総数の1〜1/2の範囲の量の酸素原子を含んでもよい、 結合研磨材。 8.(a)目の粗いロフティ不織基材と、 (b)複数の研磨粒子と、 (c)前記複数の研磨粒子を前記目の粗いロフティ不織基材の中および/ または上に接着するバインダーと、 (d)式1および式2のいずれかの目詰まり防止成分またはそれらの混合 物を含む周縁被膜と を含む不織研磨材であって、 上式で、R1およびR2は互いに独立にOHまたはORであり、 Rはアルキル基であり、 XはO、S、NHまたは20個以下の原子を有し、且つ炭素および場合に 応じて窒素、酸素、リン、および/またはイオウを脂肪族基中または芳香族基中 に含むか、または脂肪族基または芳香族基の置換基として含む、二価の脂肪族結 合基または芳香族結合基であり、 pは0または1であり、 Wはアルキル基であるか、Wは式Cma2m+1-aを有し、aは0〜2mで あり、mは4〜50であるフッ素化炭化水素であって、前記アルキル基または前 記フッ素化炭化水素は、それぞれ前記アルキル基または前記フッ素化炭化水素の 主鎖中に、それぞれ前記アルキル基中または前記炭化水素中に存在する炭素原子 総数の1〜1/2の範囲の量の酸素原子を含んでもよく、 上式で、R3およびR4は互いに独立にHまたはアルキル基であり、 Z-は一価陰イオンであり、 Aは20個以下の原子を有し、且つ炭素および場合に応じて窒素、酸素、 リン、および/またはイオウを脂肪族基中または芳香族基中に含むか、または脂 肪族基または芳香族基の置換基として含む、二価の脂肪族結合基または芳香族結 合基であるが、但し前記結合基は炭素原子によって式2のNに結合されており、 tは0または1であり、 Wはアルキル基であるか、Wは式Cma2m+1-aを有し、aは0〜2mで あり、mは4〜50であるフッ素化炭化水素であって、前記アルキル基または前 記フッ素化炭化水素は、それぞれ前記アルキル基または前記フッ素化炭化水素の 主鎖中に、それぞれ前記アルキル基中または前記炭化水素中に存在する炭素原子 総数の1〜1/2の範囲の量の酸素原子を含んでもよい、 不織研磨材。 9.(a)少なくとも1面の主要表面を具有するバッキングを提供する工程と 、 (b)前記バッキングの前記少なくとも1面の主要表面上にメークコート バインダー前駆体を適用する工程と、 (c)前記メークコートバインダー前駆体の中および/または上に複数の 研磨粒子を埋封する工程と、 (d)前記メークコートバインダー前駆体を少なくとも部分的に硬化させ てメークコートを形成する工程と、 (e)サイズコートバインダー前駆体を適用してサイズコートを形成する 工程と、 (f)前記サイズコートバインダー前駆体を硬化させる工程と、 (g)前記サイズコートの少なくとも一部の上に周縁組成物を適用する工 程であって、式1および式2のいずれかの目詰まり防止成分またはそれらの混合 物を含み、 上式で、R1およびR2は互いに独立にOHまたはORであり、 Rはアルキル基であり、 XはO、S、NHまたは20個以下の原子を有し、且つ炭素および場合に 応じて窒素、酸素、リン、および/またはイオウを脂肪族基中または芳香族基中 に含むか、または脂肪族基または芳香族基の置換基として含む、二価の脂肪族結 合基または芳香族結合基であり、 pは0または1であり、 Wはアルキル基であるか、Wは式Cma2m+1-aを有し、aは0〜2mで あり、mは4〜50であるフッ素化炭化水素であって、前記アルキル基または前 記フッ素化炭化水素は、それぞれ前記アルキル基または前記フッ素化炭化水素の 主鎖中に、それぞれ前記アルキル基中または前記炭化水素中に存在する炭素原子 総数の1〜1/2の範囲の量の酸素原子を含んでもよく、 上式で、R3およびR4は互いに独立にHまたはアルキル基であり、 Z-は一価陰イオンであり、 Aは20個以下の原子を有し、且つ炭素および場合に応じて窒素、酸素、 リン、および/またはイオウを脂肪族基中または芳香族基中に含むか、または脂 肪族基または芳香族基の置換基として含む、二価の脂肪族結合基または芳香族結 合基であるが、但し前記結合基は炭素原子によって式2のNに結合されており、 tは0または1であり、 Wはアルキル基であるか、Wは式Cma2m+1-aを有し、aは0〜2mで あり、mは4〜50であるフッ素化炭化水素であって、前記アルキル基または前 記フッ素化炭化水素は、それぞれ前記アルキル基または前記フッ素化炭化水素の 主鎖中に、それぞれ前記アルキル基中または前記炭化水素中に存在する炭素原子 総数の1〜1/2の範囲の量の酸素原子を含んでもよい、 前記組成物を適用する工程と、 (h)前記組成物を乾燥させて周縁被膜を形成する工程と を含む、 研磨用製品を製造する方法。 10.前記目詰まり防止成分がオクタデシルホスフェート、ドコシルホスフェ ート、テトラデシルホスホン酸、ヘキサデシルホスフェート、オクタデシルホス ホン酸、ヘキサデシルホスホン酸、オクタデシルアンモニウムホスフェート、オ クテデシルアンモニウムホスフィット、ヘキサデシルアンモニウムホスフェート 、ヘキサデシルアンモニウムホスフィット、ドコシルアンモニウムホスフェート 、ドコシルアンモニウムホスフィット、オクタデシルジメチルアンモニウムホス フェート、およびオクタデシルジメチルアンモニウムホスフィットから成る群か ら選択される、請求項9に記載の方法。
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