JP2000510331A - 前立腺癌のモニター観察および診断にて用いられる前立腺特異的抗原の検出方法 - Google Patents

前立腺癌のモニター観察および診断にて用いられる前立腺特異的抗原の検出方法

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Abstract

(57)【要約】 前立腺特異的抗原に特異的なプライマーおよびこれらプライマーを用いて前立腺癌をモニター観察および診断するための方法が提供される。これらプライマーを有する前立腺癌診断用キットも提供される。

Description

【発明の詳細な説明】 前立腺癌のモニター観察および診断にて用いられる前立腺特異的抗原の 検出方法 関連出願 本願は1996年4月16日出願の米国仮特許出願60/015765の利益 を主張するものである。 発明の背景 前立腺癌は、皮膚癌を除き、成人男性における最も一般的な悪性腫瘍であり、 合衆国においてますます大きくなっていく健康上の問題である。1994年には 、38000人の死者がこの疾患に由来し、前立腺癌が同一集団における最も一 般的な死亡原因として、肺癌に次ぐものと推定された。癌がまだ前立腺に限定さ れていると早期に診断されたならば、治癒の機会は著しく高くなる。従って、器 官限定(organ−confine)の前立腺癌を検出するために感度のよい方法が大いに 必要となる。 近年、ポリメラーゼ連鎖反応(PCR)およびその変法を用いて悪性細胞を検 出し、種々の悪性腫瘍が診断およびモニター観察されている。例えば、逆転写酵 素PCR(RT−PCR)は、他の数千のmRNA種の複雑な混合物中の特定の mRNA集団の存在を検出するのに用いることができる有力な技法である。RT −PCRにおいては、まずmRNA種を逆転写酵素を用いて相補的DNA(cD NA)に逆転写し、ついでそのcDNAを標準的PCR反応にて増幅させる。こ のようにRT−PCRは増幅によりmRNAの単一の種類の存在を明らかにする ことができる。したがって、mRNAがそれを産生する細胞に対して極めて特異 的であるならば、特定の型の細胞の存在を同定するのにRT−PCRを用いるこ とができる。 33kDaタンパク質の前立腺特異的抗原(Prostate−specific antigen;P SA)は、最初、前立腺上皮細胞により産生されると考えられ、かくして前立腺 癌の検出およびモニター観察を助成するための腫瘍マーカーとして用いられた。 最近の研究はPSAが前立腺組織に特異的でないことを明らかにしている。例え ば、DiamandisおよびYuは、女性肺癌の30%に、他の腫瘍ではさらに稀に、正 常な肺組織に、および母乳などの生物学的流体にあるPSAを報告している。Cl in.Chem.1995,41(2):177-179。PSAはまた内皮組織でも検出された。 PSAをコードするmRNAのRT−PCRが前立腺癌細胞の同定にて用いら れてきた。例えば、Deguchiらは、前立腺癌がリンパ系に転移した患者の局所的 リンパ節にてPSA mRNAを検出した。Cancer Res.1993,53:5350-4。前進 性前立腺癌の患者の全身性循環にて前立腺癌細胞を検出するRT−PCR法も開 示されている。Morenoら、Cancer Res.1992,53:6110-2;Jaakkolaら、Clin.Ch em.1995,41(2):182-186。しかしながら、初期の前立腺癌および/または完全 に分化するかまたは局所疾患の患者では、PCRによるPSA mRNAが陰性 であることが判明した。したがって、PSA mRNAに関するRT−PCRは 、前立腺癌を診断するにしても、あるいはモニター観察するにしても有用な手段 ではないと結論づけられた。Diamandis,E.P.およYu,H.Clin.Chem.1995,41 (2):177-179。 本発明は、前立腺癌の患者をモニター観察および診断するための新規なプライ マーを用いる新規RT−PCR法を提供するものである。この方法は血流中のP SAについてのmRNAの存在を測定するように設計されており、それで前立腺 細胞が血液中を循環している証拠を得、癌の診断を立証するものである。さらに 、前立腺細胞の循環は患者が二次腫瘍または骨転移アンカーの危険性のあること を示す。前立腺切除術または放射線照射治療の後に摂取した試料が反応性であれ ば、それは前立腺癌が広がっており、手術/照射が効果的でなかった危険性を示 すものである。 発明の要約 本発明の目的は、前立腺癌の患者をモニター観察および診断するのに、前立腺 特異的抗原を検出するRT−PCR法にて使用するためのプライマーを提供する ことである。 本発明のもう一つ別の目的は、前立腺癌の進行をモニター観察する方法であっ て、これらのプライマーを用いるRT−PCRで患者の前立腺特異的抗原を検出 することからなる方法を提供することである。 本発明のもう一つ別の目的は、これらのプライマーを有してなる、前立腺癌を モニター観察および診断するためのキットを提供することである。 図面の簡単な記載 図1は前立腺特異的抗原(PSA)についてのヒトDNA(配列番号1、8、 9および10)を示す。簡潔にするためイントロンは省略する。エクソンを太文 字で示す。当該分野にて以前に開示されているプライマーを下線を付して示す。 本発明のプライマー、すなわち、DR PSA−Up(配列番号2)、DR PSA −Down(配列番号3)およびDR12mer(配列番号4)は大文字で下線を付し たイタリック体で示す。 発明の詳細な記載 末梢血液中にてある種の組織に特異的なmRNAが発現していることは、癌細 胞の循環があり、この細胞を起源とする腫瘍の転移があるものと考えられる。末 梢血液中におけるPSA mRNAの検出は、転移前立腺癌に付随するものであ るが、PSA mRNAは臨床上限定された前立腺癌の患者の血液中でも検出さ れた。したがって、前立腺癌を段階付ける臨床的方法は患者を下位に段階付け、 転移の危険性を過少評価することがしばしばである。 逆転写酵素ポリメラーゼ連鎖反応により前立腺特異的抗原を検出する方法であ って、患者の前立腺癌をモニター観察するのに用いることのできる新規な方法が 開発された。本発明の方法にて用いるプライマーとして、DR PSA−Up: 5'-GTTGTCTTCCTCACCCTGTCCG-3’(配列番号2)、DR PSA-Down: 5'-TCCAGCACACAGCATGAACTTG-3’(配列番号3)およびDR12mer: 5'-GAATCACCCGAG-3’(配列番号4)が挙げられる。本発明の方法は、バフィー コート細胞を単離および洗浄し、全RNAをバフィーコート細胞から単離し、P SAについて逆転写(RT)反応に付し、PSAについてPCRに付し、DNA シークエンサー上でPSA産物の有無を検出することからなる。該方法はさらに 、ハウスキーピング遺伝子ベータ−2−ミクログロブリン(B2G:Israeliら、 Cancer Research 1994 54:6306-6310)についてRT反応およびPCRに付し、 単離されたRNAの量をモニター観察することからなる。 この方法において、バクタイナー細胞調製管(Vacutainer Cell Preparation Tubes(CPT)(Becton Dickinson Vacutainer Systemsカタログ番号362761、ク エン酸ナトリウム抗凝血物質含有、8ml抜出、San Jose,CA)を用いて前立腺 癌であると思われる患者から血液試料を採集する。ついで、これらの試料を製造 業者の指示に従って遠心分離に付し、バフィーコートを他の血液成分と分離する 。ついで、バフィーコート細胞をPBSで洗浄し、遠心分離でペレット状にする 。そのペレット細胞を細胞溶解緩衝液に溶かす。細胞をQiagen QIAシュレッダー マイクロスピンカラムを通してホモジネートする。ついでQiagen RNeasyカラム にさっと通してRNAを結合させる。試料を洗浄してDNAおよび他の成分を除 去し、そのRNAをDEPC処理水で溶出する。溶出した試料のRNAをRT反 応における基質として用いる。PSA反応についてのRT反応プライマーは、P SA標的に特異的なDR12mer(配列番号4)である。ついで、RT反応のア リコートを、プライマーDRPSA Up(配列番号2)およびDR PSA Down (配列番号3)を用いてPSAについてのPCR反応に用いる。さらにB2Gに ついてのRT反応およびPCRからなり、単離されたRNAの性質をモニター観 察する好ましい具体例において、RT反応のプライマーは、5'−AGCTTTGAGTGC −3’(配列番号5)であり、PCR反応のプライマーは、5'−AGCAGAGAATGGA AAGTCAAA−3’(配列番号6)および5'−TGT TGATGTTGGATAAGAGAAT−3’(配 列番号7)である。各患者の反応から由来の生成物の大きさをABI373DN Aアナライザーを用いてABI GENESCANソフトウェアと比較する。こ の組み合わせにより、白血球(WBC)百万個当たり1個またはそれ以下のLN CaP(PSAを産生する前立腺癌組織培養)細胞の高い希釈度での存在を測定 するのに要求される感度が得られる。平均8mlの血液試料はおよそ4千万個の WBCを含有するであろう。ABI672GENESCA Nソフトウェアは産物の各々の塩基の大きさを測定し、各産物を限定的に同定す ることができる。 前立腺癌の検出における本発明の方法の特異性を測定した。正常な患者ならび に良性前立腺肥大(BPH)、前立腺炎および種々の段階の前立腺癌の患者から の血液試料中のPSAレベルを測定した。これら実験の結果を以下の表1に示す 。 正常なドナーには35歳以下の男性および女性が含まれる。BPHドナーには癌 ではないがBPHと診断された患者が含まれる。前立腺癌症状は患者の顧問医が 決定した。 これらの結果に示されるように、本発明の方法は、転移前立腺癌、特に進行段 階にある前立腺癌および安定状態が5年に満たない前立腺癌の測定に特異的であ る。「進行状態」とは、骨または他の部位への転移が同定されている癌、最後の 検査の際よりも転移が拡大および/または増えている癌を意味する。安定状態が 5年に満たない患者は、経験的に5年になる前に略66%の再発率で罹患する。 表1に示す結果はこの再発率と一致する。本発明のアッセイによる試験では、こ の群の6人のうち2人の非反応性患者が5年経過後も安定状態を保持するが、6 人のうち4人の反応性患者は再発する可能性が高いと予想される。B期の癌また は転移していない器官限定された癌の患者からの試料は本発明の方法にて非反応 性であった。さらには、安定状態の患者とは、過去に転移したことがあるが、5 年またはそれ以上の期間進行しておらず、治瘉していると考えられる患者を意味 し、彼らも非反応性であった。 最近の研究により、前立腺細胞の循環はさらに前立腺切除術の結果として起こ り得ることが明らかにされている。0efe1einら、J.Urol.1996 155:238-242。 もし癌細胞であるならば、その手術により引き起こされるこれらの細胞の循環は 転 移を生じさせる。本発明の方法は、手術前ならびに手術後に患者が非反応性であ ることを確認するためにこれらの手術をモニターするのに用いることができる。 本発明はまた、DR PSA-Up(配列番号2)、DR PSA-Down(配列番号 3)およびDR12mer(配列番号4)のプライマーを有してなる、前立腺癌の 進行をモニター観察するためのキットを提供するものである。好ましい具体例に おいて、これらのキットはまた、配列番号5、6および7などのB2GをRTお よびPCR検出するためのプライマーを有する。さらには、本発明のキットは、 バクタイナー細胞調製管などのバフィーコートを他の血液成分から分離すること のできる、血液試料を採集するための管を有していてもよい。本発明のキットは また、RNAを単離するための手段を有していてもよい。例えば、一の具体例に おいて、該キットは、細胞溶解緩衝液と、細胞を均質にするためのQiagen QIAシ ュレッダーマイクロスピンカラム(カタログ番号79655)と、RNAを結合 させるためのQiagen RNeasyカラム(カタログ番号74106)とからなってい てもよい。該キットはまた、ベーターメルカプトエタノール(Beta−Mercaptoet hanol;BME)、ピロ炭酸ジエチル(Diethyl Pyrocarbonate;DEPC)、ス ーパースクリプトII RNase H−逆転写酵素(SuperScript II RNase H−Reve rse Transcriptase(Gibco BRL,Gaithersburg,MD))、エタノール(200プ ルーフ)、100mM dNTP、AmpliTaq DNAポリメラーゼ(Perkin Elmer カタログ番号N808−0153)、6%(6%T、5%C)変性アクリルアミドゲルGib co/BRL)6%シークエンシング溶液(Gel−Mix6;カタログ番号5543UA)、10 %過硫酸アンモニウム、ブルーデキストラン(Blue dextran(50mg/ml) および200mlのホルムアミドおよび20mlの100mM EDTAを含有 する変性負荷緩衝液、シークエンサー・ギブコ/BRLウルトラピュアー・ゲル −ミックス・ランニングメート(Sequencer Gibco/BRL UltraPure Gel−Mixrunn ing mate)用の1X TBE(カタログ番号15546−013)およびBrij35(Sigma C hemical Co.St.Louis,MO、カタログ番号430AG−6)を含め、以上の試薬を有 していてもよいが、これに限定されるものではない。さらに、標品および対照を 本発明のキットに含めることもできる。一例として、Genescan ROX−2500 標品(Perkin Elmer/ABIカタログ番号401100)、ATCCセルラインCRL−1435 PC−3(ヒト前立腺アデノカルシノーマ)またはHTB−22 MCF7(ヒト胸膜滲出液 、肺アデノカルシノーマ)からのRNAおよびATCCセルラインCRL−1740 LN CaP(ヒト転移前立腺アデノカルシノーマ)からのRNAが挙げられるが、これ に限定されない。 本発明を以下の実施例を用いてさらに説明するが、これに限定されるものでは ない。 実施例 実施例1:試薬の調製 本質的にRNase不含の、滅菌処理した使い捨てプラスチックウェアに、少なく とも8時間180℃で焼結したガラスウェアに、あるいはクロロホルムでリンス したボリプロピレン製プラスチックウェアにて、試薬を調製する。 RNAおよび逆転写操作に用いる溶液を、RNase不含ガラスウェア、オートク レーブ処理した水および焼結スパテラで処理したRNA操作用の化学物質を用い て調製する。溶液用の水を37℃で少なくとも12時間0.1%DEPCで処理 し、ついで100℃に15分間加熱するかまたは液体サイクルで15ポンド/平 方インチで15分間オートクレーブ処理する。 本発明の方法に用いるリン酸緩衝セイライン(PBS)は、NaCl(8g) 、KCI(0.2g)、Na2HPO4(1.44g)およびKH2PO4(0.2 4g)を蒸留水(800ml)に溶かすことで調製する。その緩衝液のpHをH Clで7.4に調節する。ついで、その容量をH2Oで1リットルに調節する。 使用前に、その緩衝液を液体サイクルで15ポンド/平方インチで20分間オー トクレーブ処理して滅菌し、室温で貯蔵する。 溶菌緩衝液(BME)を、QIAGEN RNeasyキット溶菌緩衝液RLT(10ml )当たり100μlのBMEより調製する。得られた溶菌緩衝液/BMEは1ヶ 月間安定状態である。 洗浄緩衝液RPEは、4倍容量の96−100%エタノールをQiagenより入手 したその濃縮物に添加することにより調製する。 700mlのエタノール(200プルーフ)をDEPC処理水(300ml) に添加することにより70%エタノールを調製する。該溶液を室温で貯蔵する。 実施例2:白血球の単離操作 血液試料をクエン酸ナトリウムを含むバクタイナーCPT管中に得る。ついで 該試料を室温(20−25℃)で水平振動式ヘッドローター中、1500−18 00RCF(相対遠心力)で30分間遠心分離に付す。遠心分離に付した後、バ フィーコートが血漿層のすぐ下に白色がかった層として表れる。細胞層をかき乱 すことなく、約半分の血漿を吸引する。ついで、細胞層を滅菌ピペットで収集し 、15mlの円錐形遠心管に移す。 PBSをその円錐形遠心管に加え、容量を15mlにする。ついで、該管に栓 をし、該管を5回反転させることで細胞とPBSを混合する。ついで、該管を3 00RCFで15分間遠心分離に付し、上澄みを細胞ペレットを乱すことなく吸 引する。PBSを再び該細胞に加え、その容量を10mlにする。該管に栓をし 、その管を5回反転させることにより細胞とPBSを混合する。ついで、該管を 300RCFで10分間遠心分離に付す。出来るだけ多くの上澄みを細胞ペレッ トをかき乱すことなく吸引する。溶菌緩衝液/BME(400ml)を該ペレッ トに加え、細胞を緩やかに攪拌することにより懸濁させる。この段階で、試料を −70℃で凍結させるか、または直ちにRNAを単離するために用いる。 実施例3:RNAの単離操作 細胞/溶菌緩衝液/BME懸濁液を、ピペットで直接、QIAGEN QIAシュレッダ ーカラムに移し、マイクロ遠心分離器で1分間十分な速度で遠心分離に付す。液 体がそのカラム上に残っているならば、遠心分離の時間を延長することもできる 。ある容量(400μl)の70%エタノールをその均質溶菌に加えて混合する 。ついで、その試料をRNeasyスピンカラムに加え、8000xg(10000r pm)で15秒間遠心分離に付す。フロースルーを捨てる。ついで、洗浄緩衝液 RW1(700μl)をピペットでスピンカラム上に移す。該カラムを再び遠心 分離に付し、フロースルーを捨てる。この洗浄の後、そのスピンカラムを新 たな2mlの収集管に置く。洗浄緩衝液RPE(500μl)をピペットでスピ ンカラム上に移し、前記のように遠心分離に付す。フロースルーを捨てる。洗浄 緩衝液RPEの第2アリコートをピペットでスピンカラム上に移し、2分間十分 な速度で遠心分離に付してRNeasyスピンカラムを乾燥させる。この2分間のスピ ンで、残りのエタノールが溶出にまで持ち越されないようにする。ついで、その スピンカラムを新たな1.5ml収集管に移し、RNA試料を50μlのDEP C処理水で溶出し、ピペットで直接的にスピンカラム膜に移し、つづいて800 0xgで60秒間遠心分離に付す。RNA試料を直ちにRT反応に用いてもよく 、あるいはさらに使用するまで−70℃で貯蔵する。 実施例4:RNA濃度の測定 各試料のRNA濃度をUV分光測光器で測定する。まず、75μlの蒸留水の 基底吸光度を260、280および320nmで測定する。ついで、5μlのR NA試料を添加して混合する。試料の吸光度を260、280および320nm で測定する。ニートなRNA濃度を次のように算定する: a)A260からA320を減じ、RNAによる吸光度を得; b)希釈因子(80μ/5μl)を掛け合わせ;および c)変換因子(0.04mg/ml)を掛け合わせる。 実施例5:試料の逆転写操作 2μlの50μM PSA RTプライマー(配列番号4)をピペットで各PC R反応管に加える。2μlの50μM B2G RTプライマー(配列番号5)を ピペットで別のPCR反応管に加える。管を先立って調製し、−20℃で貯蔵し てもよい。 RT反応混合物を以下の方法にて使用する直前に調製する。試験する試料反応 物(PSAおよびB2G)の数を、まず、変数Xとして決定する。ついで、以下 の容量の試薬を混合する:4(X+1)μlの5XFirst Strand Buffer;2(X +1)μlの0.1M DTT;2(X+1)μlの20mM dNTP溶液;1 (X+1)μlのSuperScript 11逆転写酵素。ついで溶液を攪拌して均質にする 。 RNA試料当たり2本の管、PSAおよびB2Gの各反応について1本の管を 調製する。10μlのRNA試料を各反応管に加える。ついで、すべてのRT反 応管を70℃で10分間とプログラムされた熱サイクラーに入れる。そのプログ ラムが終えると同時に、その熱サイクラーをPAUSEにし、各管を氷上に置く 。ついで、10μlのRT反応混合物を各管に加え、次のプログラム:25℃で 5分間;42℃で15分間;97℃で15秒間;つづいて4℃で少なくとも5分 間のプログラムを試験する。 実施例6:試料の増幅操作 PSA PCR反応混合物を次の方法にて調製する。試験するPSA試料反応 物の数を変数Xとして決定する。ついで、以下の容量の試薬を混合する:31. 95(X+1)μlの水;4(X+1)の10X PCR Buffer II;(X+1 )μlの20mM dNTP;0.8(X+1)μlの25mM MgCl2;2( X+1)μlのPSAプライマー(配列番号2および3)および0.25(X+ 1)μlのTaq酵素。 B2G PCR反応混合物を次の方法にて調製する。試験するB2G試料反応 物の数を変数Xとして決定する。ついで、以下の容量の試薬を混合する:33. 15(X+1)μlの水;4(X+1)の10X PCR Buffer II;(X+1 )μlの20mM dNTP;0.8(X+1)μlの25mM MgCl2;0. 8(X+1)μlのB2Gプライマー(配列番号6および7)および0.25( X+1)μlのTaq酵素。 RNA試料当たり2本の管、PSAおよびB2Gの各反応について1本の管を 調製する。40μlの適当な反応混合物をぴペットで各管に加える。10μlの 各RNA試料または対照RNA逆転写反応体をピペットで各管に加える。負の( 反応)対照では、10mlの水を用いる。管を10秒間エッペンドルフ(Eppend orf)製マイクロ遠心分離器で遠心させ、すべての液体を管の底部で混合させる 。ついで、該管をPerkin Elmer 9600 Thermocyclerに入れ、以下のようにサイク ルを行う: サイクルの型 温度 時間 サイクルの回数 サイクル工程 95℃ 15秒 30 58℃ 15秒 72℃ 45秒 ホールド 72℃ 3分間 1 ホールド 4℃ 限定せず 1 実施例7:試料の検出操作 以下の方法に用いるための、2個の6cmのウェル−ツ−リード(well-to-re ad)プレート(1つは刻みをつけ、1つは平坦である)を調製する。各プレート は両面とも蒸留水でリンスする。各プレートの片側だけをそのプレートの内面( ゲル面)として選択する。ついで、この内面をメタノールで、つづいて0.5%B rijでリンスする。プレートに条痕がなくなるまでメタノールでのリンスを繰返 す。 次に、平坦なプレートのエッジに、そのプレートの短辺に平行方向にスペーサ ーを置く。刻みを入れたプレートを、プレートの内面が相互に向かい合うように その平坦なプレートの上に置く。ついでそのプレートをその底部エッジで立て、 底部とゲル面とでレベルであるようにスペーサーをラインアップする。底部で平 坦プレートがフラットであるようにゆっくりと横にし、6個の結合クリップでク ランプする。 75mlの過硫酸アンモニウムを20mlのGel−Mix6に加え、穏やかに攪拌 して混合する。ついでその溶液をシークエンシングプレートの間に注ぐ。櫛状の 試料を挿入し、1−2時間ポリマー化させる。 ポリマー化終了後、クランプを取り外し、プレートの外面からアクリルアミド がすべて除去されるように注意して、そのプレートの外側を蒸留水できれいにす る。ついで、プレートを373シークエンサーに挿入し、製造業者の指示に従っ てプレートのチェックを行い、干渉についてチェックする。頂部および底部の緩 衝液リザバーを、各々、700mlおよび300mlの1X TBEで満たす。櫛 状の試料をそのプレートの間から取り出し、アクリルアミドおよび尿素を1X TBEでウェルから洗浄する。 ゲルを28ワットで5分間予め作動させる。 2μlのPCR反応体をピペットで0.2mlの薄壁PCR反応管に移す。つ いで、変性試料緩衝液(2X;2.5ml)および0.3mlのGenescan R0X− 2500標品を加える。管をPE9600Thermocyc1erに入れ、94℃で10分 間試験する。プログラムの終了と同時に、その熱サイクラーをPAUSEにセットし 、各管を氷上に置く。ついで、4μlの冷却試料をゲル上にローディングする。 ABIシークエンサーを28ワット、600ボルト、40ミリアンペアで3.5 時間作動するようにセットし、Genescanデータコレクションを3時間収集する。 各々のプライマーセット増幅で期待される値は以下のとおりである: マーカーサイズ(bp) 観察される範囲 B2G 537 529−540 PSA 586 585−588
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE, DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,IT,L U,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ,CF ,CG,CI,CM,GA,GN,ML,MR,NE, SN,TD,TG),AP(GH,KE,LS,MW,S D,SZ,UG),EA(AM,AZ,BY,KG,KZ ,MD,RU,TJ,TM),AL,AM,AU,BB ,BG,BR,CA,CN,CZ,EE,GE,GH, HU,IL,IS,JP,KG,KP,KR,LK,L R,LT,LV,MD,MG,MK,MN,MX,NO ,NZ,PL,RO,SG,SI,SK,TR,TT, UA,US,UZ,VN,YU

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  1. 【特許請求の範囲】 1.患者における前立腺癌を診断かつモニター観察する方法であって、配列番 号2、配列番号3および配列番号4のプライマーを用いる逆転写酵素−ポリメラ ーゼ連鎖反応により患者から由来の試料中の前立腺特異的抗原mRNAを検出す ることからなる方法。 2.配列番号2、配列番号3および配列番号4の、前立腺特異的抗原mRNA を検出するためのプライマー。 3.配列番号2、配列番号3および配列番号4のプライマーを有してなる前立 腺癌をモニター観察および診断するためのキット。
JP09537395A 1996-04-16 1997-04-16 前立腺癌のモニター観察および診断にて用いられる前立腺特異的抗原の検出方法 Pending JP2000510331A (ja)

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