JP2000511248A - ハードトップ表面用の排液システム - Google Patents
ハードトップ表面用の排液システムInfo
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Abstract
(57)【要約】
空港や港地域等におけるハードトップ表面用の排液システムであり、該表面内には排水路が設けられ、この排水路は下水穴につながっており、そこから下水管を通じて液体が排出される。下水穴にはボールバルブが備わっており、このボールバルブはバルブと、水に浮かび灯油等の軽い液体中には沈むボール体を具備し、その結果バルブは関連するバルブ座と密閉するように相互作用し、このボールバルブは排水路と下水管の間に位置している。
Description
【発明の詳細な説明】
ハードトップ表面用の排液システム 技術分野
本発明は、空港、港湾地域等でのハードトップ表面(hard-top surface)向け
の、前記表面に設けられそして下水穴に接続される排水路を含み、これから液体
を下水管を経て排水できる排水システムに関する。排水路は狭まった上部側を有
し、これを通って液体がより低い水準に位置するより広い排水路、そして次に下
水穴へ流れ込むことのできる間隙を残している。排水路及び下水穴の直径は、万
一激しい降雨の場合でさえ十分な容量のように選ばれる。背景技術
排水路が位置するハードトップ表面上で、全ての種類の活動が起こるという事
実に鑑みると、汚れが起こることは避けられない。空港の場合は、例えば、灯油
が航空機の燃料補給中にこぼれる。更に、航空機を洗浄するとき汚れた洗浄水が
放たれる。最後に、翼の上の着氷を除去するときに、これにはグリコールが用い
られるが、これにより生ずる汚染物を考慮する必要がある。横滑り防止対策もま
た尿素の形の汚染物を生ずる。
しかしながら、最近の立法により、この種の汚染物は降水と混ざって環境中へ
移行しないようにできるかぎり別々に集めねばならない。これは、例えば、燃料
補給及び航空機の洗浄のような汚染物が生ずるであろう場合に、活動は必要な収
集装置を備えた別の場所で行わなければならないことを意味するであろう。この
種類の解決は、しかしながら、関連した投資の点からみて極端に費用がかかる。
更に、そのような事態は遅れの危険をともない、これは空港の利用者にとってほ
とんど受け入れられない。
他の高価な解決は、別の排水路システムをハードトップ表面に用意することで
あろう。費用の高いこととは別に、これは汚染物が降水の為に意図された排水路
システムへまだ移行する欠点もまた有する。発明の開示
本発明の目的は、このような欠点を避ける排水路システムを提供することであ
る。この目的は下水穴にボールバルブを設けることにより達成され、このボール
バルブはバルブ、並びに水中で浮き、灯油のようなより軽い液体中で沈むボール
本体を含み、その結果バルブは関連したバルブ座と相互に作用し、このボールバ
ルブは排水路と下水管の間に位置する。
本発明に係る排水路システムは公知の排水路システムに大分類似しており、こ
のシステムはハードトップ表面で仕事を行う必要がないか、またはほとんどない
有利な点を有する。下水穴にボールバルブを設置することにより、一方において
汚れのない降水が正常に排水できる。しかしながら、軽い汚染物が下水穴に移行
してくるやいなや、正常な排水は遮られ並びにこの汚染物を取り除くのに十分な
時間がある。
汚染物は、例えば、問題の下水穴をポンプでくみ出すことにより取り除くこと
ができる。比較的大きな地域の汚染物の場合には複数の下水穴をポンプでくみ出
す必要があり、これはむしろ労働力集約的である。
好ましくは、したがって、バイパス排水路が液体の適度な量が下水穴を通って
導くのに提供される。汚染物のこのような量がバイパス排水路を経て、流れの方
向に見て最後の下水穴へ通過する。清掃作業は最後の下水穴を空にすることに限
ってその時残ることができる。
汚染物が集まるこの最後の下水穴をポンプでくみ出すことさえ、もし直接に下
水穴に接続している補助下水管が提供されるなら除くことができる。汚染した液
体は処理装置へ前記補助下水管を経て排水することができる。
すでに運転中の下水穴は向き合った位置で排水路部分へ接続するように設計さ
れている。バイパス排水路は、二つの排水路部分の間の距離に及ぶように、好ま
しくは前記位置の間に広がる。特に、バイパス排水路は、バイパス排水路の上端
が近くの排水路部分の上端より低い水準にあるような上側で開いた中空形状を有
してもよい。
この設計は液体の限られた量が常に最後の下水穴へ直接に流れることを確実に
する。間に入る下水穴はそこでぬかされる。万一豪雨のような、液体の多くの量
の場合には、バイパス排水路はオーバーフローし、この結果として間に入る下水
穴はまた自動的に集合工程に含まれる。
しかしながら、全ての下水穴に配置してあるボールバルブの遮断活動により、
水及び軽量の液体は分かれたままであることを常に確実とする。
例えば灯油の、臭いによる汚染または望ましくない蒸発を防ぐために、それぞ
れの排水路部分は、その下水穴あたりに、液体の流れによって開けられる遮断バ
ルブが備えつけられていてもよい。
流れる方向における最後の下水穴は、汚れた液体を受け入れる貯水槽に連結し
ていてもよい。
別の実施態様においては、ボールバルブは、水面下に沈む第2のボール体を有
していてもよく、水に浮きかつ灯油のような軽い液体に沈むその他のボール体よ
りも、この第2のボール体は下の位置にある。そのため2つのボール体は一緒に
水に浮く。この場合、大量の水が常に下部のボール体よりも上に残る。このよう
な設計の利点は、にわか雨が降り始めた間に起こるあらゆる油漏れ等が、バルブ
を経由して下水路に流れ出ることができないことである。
これらボール体間の高さの違いを調節できることが好ましい。その結果、実験
作業によって、どのような高さの違いが水と汚れとの間の最適な分離をもたらす
のかということを確立することができる。
本発明の排液システムを、以下の図面に表された典型例に関して、以下にさら
に詳細に説明する。図面の簡単な説明
図1は、本発明の排液システムを備えたハードトップ表面の平面図を示す。
図2は、図1の排液システムの下水穴の垂直断面図を示す。
図2aは、図2のIIa−IIa線における断面図を示す。
図3は、バルブ用作動レバーが備わった、下水穴の第2断面図を示す。
図4は、図2の詳細部分IV−IVを示す。
図5は、ボールバルブが開位置にある下水路を示す。
図6は、閉位置にあるボールバルブを示す。
図7a〜図7dは、本発明の排液システムの様々な状態を示す。
図8a〜図8cは、代わりの態様を示す。
図9は、さらなる代わりの態様を示す。発明を実施するための最良の形態
図1は、飛行場、特に桟橋周辺のアスファルト部分の平面図を示す。桟橋は、
全体的に1で示されている。桟橋1周辺にあるハードトップ表面は2で示されて
いる。より幅の広い排水路5に通じている狭く細長い溝状の口(entry)4を有す
る排水路3は、ハードトップ表面に設けられている。
下水穴6は、排水路3の長さ方向に一定の間隔で位置している。
該排液システムは、液体が中央下水穴7の方に向かうように設計されており、
この下水穴は順番に、沈殿物を周辺環境、例えばどぶ、に排出する下水管8に連
結している。
さらに、中央下水穴7はバルブ9を経由して補助下水管23に連結しており、
これは汚染された液体を排出しようとするものである。図2は、垂直縦方向断面
図を用いて、下水穴6がどのように設計されているかを示している。下水穴6は
垂直の外枠10を含んでおり、最上部を蓋11によって閉じることができ、下側
面が下水穴の本体12に連結している。この外枠10には互いに対向した2つの
開口部13が備わっており、この開口部に、全体的に3で示される排水路のいく
つかの部分が連結している。排水路はいわゆる隠し排水路になっており、この排
水路の上部は、円筒状で幅が広げられた排水路5に隣接する長さ方向の隙間(gap
)4を備えている。
下水穴の本体12も同様に、互いに対向した2つの開口部114が備わってお
り、開口部は下水管部分15に連結している。
全体的に16で示されているボールバルブは、外枠10に備わっている。ボー
ルバルブは、保持器19に加えてバルブ座17、バルブ体18を含んでいる。最
後にバイパス排水路20もまた備えつけられており、これは外枠10の互いに対
向した開口部13の間で延びており、例えばセメントにより、前記開口部に封着
される。
ボールバルブ16は以下のように作用する。十分に大量の水が本発明の排液シ
ステムに流れ込んでくるとすぐに、図5の排水路システムに示されているように
、水はバイパス排水路20の側面を越えてあふれ出し、バルブ座17を経由して
下水管15に流れ込む。非常に大量の雨水の場合、バルブ体18は浮かぶが、隠
し排水路5と下水管15との間の開通状態は維持される。
軽い液体が本発明の排液システムに流れ込んでくるとすぐに、図6に示される
状況が起こる。十分に量が多い場合、この種の液体もまたバイパス排水路20の
側面を越えてあふれ出し、バルブ座17上に位置するバルブ体18の上に流れ込
む。灯油のような汚染された液体の相対密度は低いので、バルブ体は座17上に
留まり続け、その結果、下水管15との連絡はなされない。
従って液体は、矢印21で示されるように、次の下水穴に強制的に流れ込まさ
れる。そこで、図1に示されるように最終的に中央下水穴7に到達するまで、同
様のプロセスが繰り返される。この状況を図7aにおいて図式で説明する。中央
下水穴7に到達すると、バルブ9が閉じられている場合、汚染された液体はそこ
に堆積する。そして、バルブ9および補助下水管23を開けることにより、液体
を処理プラントの方へポンプで汲み出すか若しくは自動的に排水することができ
る(図1参照)。
起こり得る様々な状況の概略をここに示す。
灯油または油のような汚染された物質が少量漏れる場合、図7cに示される状
況が起こる。少量のこの種のものは、バイパス排水路20からあふれ出すことは
なく、直接、中央下水穴7に流れ込む。しかしながら、汚染物質の相対密度が低
いために、中央下水穴7は閉じられたままである。
同じことが少量の雨水にも勿論適用されるが、しかしこの場合、図7aに示す
状態が発生する。雨水は最終的に中央下水穴に集まるが、しかし次いでバルブ体
18が浮くため、水は直接下水管15に排水できる。
大雨の場合には、図7bに示す状態が発生し、水は全てのバイパス排水路20
から直接下に位置する下水穴12へあふれる。そこから、総ての水は次に下水管
15を介して排水される。
図7dは、比較的大量の汚れた液体の場合における、本発明に係るシステム
の操作を図解する。この液体は幾つかまたは全てのバイパス排水路20からあふ
れて適当な下水穴に移行する。しかしながら、バルブ体18は閉じたまま汚濁物
が流れ去るのを防止する。その場合には、問題の下水穴はポンプで吸い出さなけ
ればならないが、その代わりとして、液体が処理施設へ排水されてもよい。
例えば、大量の汚れた消火用水が放出される時の緊急事態等の、特定の状況に
おいては、下水穴を予め閉じた位置に保持しておくことが望ましい。図3は、そ
の時バルブ体18がマニュアル作動レバー25により閉じたままにし得ることを
示す。これは、汚れた消火用水が下水管15へ通じないようにできる。総ての消
火用水は排水路5に接続した処理施設へ集められるか、またはポンプで吸い出す
ことができる。
図8aから8cは、ボールバルブ21が2つのボール体22,28を有する別
態様を示す。これらのボール体はロッド27により互いに連結している。下のボ
ール体22の比重は水のそれよりも大きく、例えば1.1である。上のボール体
の比重は水のそれよりも小さく、例えば0.8である。
これらの比重の結果として、一定量の水が常に下のボール体22の上に残り、
それはバルブ座17上に載って且つバルブ体も形成する。この量は2つのボール
体22,28間の相互間隔により決まる。
図8aは、油漏れ等が発生した状況を示す。油はバイパス排水路20上を流れ
て水の上に集まり、下水管15へ流れ込むことができない。油は隠し排水路5を
介して適切な収集ポイントに流れる。
少量の油漏れの場合には、図8bに示す状況が発生するが、これは先に述べて
きた図の状況に対応している。
にわか雨と油漏れの両方がある組み合わせた状況では図8cに図解される状況
に達する。油と混合した水は下水穴6へ移行して、油は水の上に浮かび続ける。
水自体は、ボールバルブ21が上方へ移動してバルブを形成する下のボール体2
2をバルブ座17から持ち上げるという事実に起因して流れ出すことができる。
連結部27の長さを適切に選択することにより、適当な量の水が下水穴6に残
るようにできる。
図9に図解された下水管システムの更に別の図案は、外枠31を含み、全体と
して30で示されるボールバルブを含む。この外枠は上面において、それに通じ
ている、低位面のエッジ32と格子状部分33とを具備するバイパス排水路20
に結合されている。
逆側において、外枠31には、特にバルブ体を形成する領域においてボール3
5と相互作用し得るバルブ座34が設けられる。ボールバルブ30はサポート3
6によって下水穴の壁に関して支持されている。
図解されている典型的な形態において、油が送水管5を介して、且つバイパス
排水路20の低位エッジ32を越えその格子状部分33をぬけて外枠31内へと
通っている比較的少量の油37の漏出がみられる。ボール35が浮かぶ水41は
最初外枠の底に位置する。しかしながら、ボール35はこの水の上に集まる油溜
まり38中では浮かばず、従って、もしも水の水平面が下がったらボールが落ち
る。
ボールバルブ30の外枠31は、全体として、39で示される鉢状容器中へ突
き出しており、その容器の上端部40はバルブ座34の水平面よりも上に位置す
る。外枠31の下側は、こうして常に一定量の水に取り囲まれ、たとえ少量の油
37,38であっても主下水管15中へ通さないようにしている。
ボール35の領域18がバルブ座34に触れるとすぐに、油柱38の通過が阻
止され、結果として油はバイパス排水路20を介して流れ出すことになる。
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フロントページの続き
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Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1.空港、港地域等におけるハードトップ表面用の排液システムであり、該表 面(1)内に設けられかつ下水穴(6、7)に接続した排水路(3)を具備し、 該下水穴から下水管(8、15)を通じて液体が排出されるシステムであって、 前記下水穴(6、7)内にはボールバルブ(16、30)が備わっており、この バルブはバルブ体(18)、水に浮かび灯油等の軽い液体中には沈むボール体( 24、28)並びにバルブ座(17)を具備し、そしてこのボールバルブ(16 、30)は排水路(3)と下水管(8、15)との間に位置していることを特徴 とする前記排液システム。 2.バイパス排水路(20)が、比較的少量の液体を導いて下水穴(6、7) を通過させるために設けられている請求項1記載のシステム。 3.下水穴(6、7)に直接接続した補助下水管(23)が設けられている請 求項2記載のシステム。 4.排水路(3)が複数の下水穴(6、7)に連続して接続している請求項1 、2または3記載のシステム。 5.少なくとも一つの下水穴(6、7)が対向する位置(13)において排水 路部(3)と接続しており、該位置(13)の間にバイパス排水路(20)が延 在している請求項4記載のシステム。 6.バイパス排水路(20)は頂部側(4)が開いた中空形状(5)を有して おり、バイパス排水路(20)の頂縁は隣接する排水路部(3)の頂縁よりも低 い位置にある請求項6記載のシステム。 7.排水路(3)がその頂部側で狭まっており、ハードトップ表面(2)から 液体が流れ込み通過する隙間(4)を自由にしておき、そして各排水路部(3) が遮断バルブ(26)と共に下水穴(6、7)の領域に備わっており、このバル ブ(26)は液体の流れによって開く、請求項6記載のシステム。 8.最後の下水穴(7)が、汚染した液体を受ける貯水槽に流れ方向に接続し ている請求項5、6または7記載のシステム。 9.ボールバルブ(16)が下水穴内に固定された枠を具備し、この枠はバル ブ座(17)並びに保持器(19)を有し、この枠は後者の上方に延びておりそ してこの枠の中に自由に動くバルブ体(18)が位置している、前記請求項の一 つに記載のシステム。 10.ボールバルブ(30)はバイパス排水路(20)に接続した外枠(31 )を具備し、この外枠(31)はその下側にバルブ座(34)を有する請求項1 〜8の一つに記載のシステム。 11.バイパス排水路(20)が低位の及び/又は格子状の部分(32、33 )を外枠(31)において有する請求項10に記載のシステム。 12.外枠(31)の下側が鉢状受け器(39)中に突出しており、この受け 器の頂部縁(40)は、外枠(31)内に設けられたバルブ座(34)の位置よ りも上にある請求項10または11に記載のシステム。 13.外枠(31)が下水穴の壁に対して支持されている(36)請求項10 、11または12に記載のシステム。 14.ボールバルブ(21)は水に沈む第2のボール体(22)を有し、この 第2ボール体(22)は、水に浮かび灯油等の軽い液体中には沈むもう一方のボ ール体(28)よりも低い位置にあり、これにより2つのボールバルブは一緒に 水に浮かぶ前記請求項の一つに記載のシステム。 15.ボール体同士の高さの差を接続要素(27)で調節することができる請 求項10に記載のシステム。 16.バルブ(18)とボール体(22、24)が一体である前記請求項の一 つに記載のシステム。
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