JP2000512380A - 未知の信号源の位置確定 - Google Patents

未知の信号源の位置確定

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Abstract

(57)【要約】 未知の信号を人工衛星中継器に伝達する未知の信号源の位置を確定する方法が、各受信器(18)で中継器からの信号を受信することを含む。受信器(18)は共通の信号源(22)から各中継器を介して基準信号を受信する。各受信器(18)によって受信された未知信号及び基準信号は、別の所で受信された信号とは独立し、且つそれらのタイミング及び位相情報を保存するように一緒に処理される。信号は周波数下げ変換され、デジタル化され、共通の処理コンピュータ(150)に送られる。コンピュータ(150)は基準信号の交差あいまい関数を達成して、差分時間オフセット(DTO)及び差分周波数オフセット(DFO)を決定する。同様のことを受信された未知信号に対して達成し、相対DTO及びDFOを決定する。相対時間及び周波数シフトが、基準信号DTO及びDFOを組み込むことによって、未知の信号間に導入され、基準信号DFOに対して、未知信号DFOが決定されることが可能とされる。基準信号は、未知信号の位相ノイズ及び周波数ドリフトの影響を相殺するためにも使用される。未知の信号DTO及びDFOから、未知信号源(10)の位置が計算される。

Description

【発明の詳細な説明】 未知の信号源の位置確定 本発明は、複数の信号中継器によって受信される未知の信号源の位置を確定す る方法と装置に関する。 従来技術の確定システムとしては、確定されるべき信号源、即ち未知の送信器 からの2つの信号の到達時間差(TDO)の確定に基ずいた技術を採用したもの が知られている。この技術では、送信器からの信号は、各経路において地球の軌 道を回る各々の人工衛星によって2つの独立した信号経路に沿って地上基地の受 信ステーションに中継される。各人工衛星は、地上の送信器からの信号(アップ リンク)を一の周波数で受信して折り返し発振器の助けを受けて地上の受信器へ 周波数シフトされた信号(ダウンリンク)を戻すトランスポンダーシステムを組 み込んでいる。信号経路は長さが同じではなく、それは2つの人工衛星が異なる 位置にあるためである。その結果、一方の経路に関連した受信ステーションにお ける信号到達時間は、他方の経路に関連したものとは異なっている。2つの人工 衛星の位置と受信ステーションの位置は既知であり、結果的に2つの異なる経路 を経た信号の到達時間差(TDOA)は未知の送信器の位置情報を提供すること になる。 特定の人工衛星の位置に対して、一定のTDOAの点の軌跡は、位置ライン( LOP)と称されるカーブを地上に描く。TDOAの特定値を発生する未知の地 上基地の送信器はその値に関連したLOP上のある点で確定される。TDOAの 正しい値を決定するために、人工衛星間の幾何学的関係は、人工衛星トランスポ ンダーや受信ステーション機器における信号伝播遅れと共に既知でなければなら ない。 然し乍ら、LOPはただ曲線上の任意の点に対して未知の送信器を特定するだ けである。米国特許第5,008,679号は、前述のように2つの中継人工衛 星を組み込んだ送信器位置確定システムを開示しており、このシステムは、未知 の送信器からの信号のTDOAと、それらの到達周波数差(FDOA)と称され るものの両方を採用している。FDOAは、中継人工衛星が地球に対して運動 しているので生じ、それぞれの場合でその運動は、ドップラーシフトをダウンリ ンクの信号周波数に持ち込む。2つの人工衛星のドップラー効果は異なり、これ は、各々の人工衛星からの受信ステーションに到達する信号間に周波数差やFD OAを発生させる。TDOAのアプローチにおけるように、FDOA測定は、未 知の送信器が存在している位置線(LOP)を確定する。TDOAとFDOAの 位置線は、一般的に異なり、それらの交点は未知の送信器の位置を決める。 然し乍ら、米国特許第5,008,679号のシステムは、幾つかの拘束を受 ける。それは、人工衛星の位置及び速度を高い精度で知る必要がある。もし人工 衛星が地球の赤道面に対して相対的に0.1度より大きな軌道の傾きを有してい れば、それは、50kHz以下の帯域幅の通信信号とは有効に使用され得ない。 このシステムは、更に地上ステーションの局部発振器と人工衛星の信号折り返し 発振器から非常に高い精度の位相の安定性を要求している。その後者の要求は、 非常に低い、即ち0.01度より小さい傾斜角度の人工衛星にはそのシステムを 無効にするかも知れない;人工衛星の運動によって起こされるドップラーシフト は小さく且つそのような傾斜では測定が困難であるからである。 更に、米国特許第5,008,679号のシステムは、共通時間と周波数基準 源を持つ共通配置された受信地上ステーションに使用できるだけである。それは 、受信地上ステーションが幾何学的に離れている場合には変更無しでは使用でき ない。そのシステムは、更に位相の固定された周波数の下方変換鎖の使用を必要 としている。 送信器の位置確定システムの代わりの形態を提供することが、本発明の目的で ある。 本発明は、複数の信号中継器によって受信された未知の信号源の位置確定方法 を提供するもので、その方法は、次の工程を有している:−即ち、(a)各信号 中継器から未知の信号を受信する複数の受信器を配置し; (b)単一信号の複製か、又は周波数、時間及び位相において単一信号に対し てロックされた信号の複製のいずれかであって、公知の場所の基準送信手段から 信号中継器に送信される各基準信号を各信号中継器から受信する受信器を各々配 置し; (c)各受信器によって受信された各未知の信号と基準信号とを、これらの信 号が他で受信された信号から独立して、相互にそれらのタイミングと位相の情報 を保存するようにまとめて処理し; (d)処理された基準信号と処理された未知信号の交差あいまい関数演算を実 施し、次の(i)未知信号の差分時間オフセット(DTO)と差分周波数オフセ ット(DFO)の値、 (ii)異なった信号中継器位置に対応した未知信号のDTOの値、 (iii)異なった信号中継器位置に対応した未知信号のDFOの値、 (iv)信号中継器の異なった組合せに対応した未知信号のDTOの値、 (v)信号中継器の異なった組合せに対応した未知信号のDFOの値の内の少 なくとも一つを確定するために未知信号における位相ノイズと周波数ドリフトの 作用を打ち消すように処理された基準信号を採用し; (e)工程(d)で確定されるDTO及び/若しくはDFOの値から未知の信 号源の位置を算定する上記工程を有している。 本発明は、従来の技術で要求されていた精度で人工衛星の位置と速度を知るの を要求せず、また少なくとも3度迄の軌道の傾斜を持つ人工衛星に使用できると 言う長所を与えてくれる。本発明は、従来の技術で要求された中継や受信器位相 の安定度を必要としない。それは、地理学上共に位置決めされ、共通した時間と 基準周波数を持ち、共通した精度の周波数標準を用いた位相の固定された周波数 下方変換を採用した受信器を必要としない。本発明は、更に、他の欲しくない信 号が存在していても未知の信号源の位置確定を実施できる。 本発明の工程(c)の処理は、好ましくは未知信号と基準信号とを所定の帯域 幅を有した中間周波数(IF)信号に下げ変換することによって、またサンプル 採取タイミングと下げ変換とを正確な周波数とタイミング基準に従って制御して それらのディジタルサンプルを得ることによって各受信器で受信された信号につ いて実施される。未知信号と基準信号は、好ましくは4Mhzより大きくないI F帯域幅を有するように構成される。DTOの確定の為に、IF帯域幅は、好ま しくは、基準信号の帯域幅も好ましくは合わせられる未知信号の帯域幅にできる だけ近く設定される。正確なDFOの確定の為に、IF帯域幅は、好ましくは1 00KHzより小さい、例えば10KHzと小さい。これは、DFO処理の精度 を改善する。 好適な実施例では、本発明の工程(d)における交差あいまい関数演算は、ヒ ルベルト(Hibert)変換手法から複素数データを発生する工程を有する。 これは、そのような処理に対して未知信号と基準信号の同相及び直角成分とを発 生させる必要を無くする。 本発明の工程(d)での交差あいまい関数演算は、好ましくは更に基準信号の DTOを確定し、また基準信号の次のような処理工程を有している:−即ち、 (a)関連した試行周波数オフセットが必要な仮の値であることを示す関数最 大値が得られるまで試行周波数オフセットの範囲に対して交差あいまい関数の数 値を求めることによって基準信号の仮の値を見い出し; (b)各受信器に関連した第1と第2の基準信号をそれらの周波数変域等値に 変換し; (c)周波数シフトがDFOの仮の値から構成されていて、周波数変域におい て第2基準信号に対する第1基準信号を周波数シフトし; (d)周波数変域基準信号のいずれもの欲しくない周波数成分も削除し; (e)周波数変域において、周波数成分結果を造り出すために第1基準信号の 各周波数成分の複素数共役に第2基準信号の対応した周波数成分を掛け; (f)周波数成分結果を時間変域に変換し、第1と第2の基準信号間の相対時 間オフセットの値の各範囲に対して交差あいまい関数の各値を発生させ; (g)交差あいまい関数の一組の最大強度値を選択し、それらの間の補間法に よって交差あいまい関数の強度の最大値を得て、その最大値に対応するもので、 第1と第2の基準信号間の相対時間オフセットとしての基準信号のDTOを導き 出す上記工程を有している。 交差あいまい関数の演算による基準信号DTOの計測は、(計算によってそれ を得るのとは反対に)未知源の確定精度を改善することになる。 本発明の工程(d)での処理は、次の工程を有した方法によって基準信号のD FOを得る工程を含むことかできる:− (a)各受信器に関連した第1と第2の基準信号間のDTOを確定し; (b)基準信号のDTOに等しい第1と第2の基準信号間の相対時間シフトを 導入し; (c)相対時間シフト後に基準信号のサンプリングを行い; (d)時間成分結果を発生させるために、各第1基準信号サンプルの複素数共 役に第2基準信号の対応したサンプルを掛け; (e)時間成分結果を周波数変域にフーリエ変換し、第1と第2の基準信号間 の相対周波数オフセットの値の各範囲に対して交差あいまい関数の各値を発生し ; (f)交差あいまい関数の一組の最大強度値を選択し、それらの間の補間法に よって交差あいまい関数の強度の最大値を得て、その最大強度値に対応するもの で、第1と第2の基準信号間の相対時間オフセットとしての基準信号DFOを導 き出す上記工程を含むことができる。 本発明の工程(d)での処理は、次の工程によって未知信号のDTOを確定す る工程を含むことができる:− (a)時間と周波数のシフトは各々基準信号のDTOとDFOに等しいもので あって、各受信器に関連した第1と第2の未知信号間に相対時間と周波数のシフ トを導入し; (b)相対時間と周波数のシフト後に未知信号をサンプリングし; (c)第1と第2の未知信号をそれらの周波数変域等価物に変換し; (d)試行周波数オフセットを変換された第2未知信号に適用し; (e)変換された未知信号におけるいずれもの欲しくない周波数成分も削除し ; (f)周波数成分結果を発生させるために、第1の未知信号の各周波数成分の 複素数共役に第2の未知信号の対応した周波数成分を掛け; (g)第1と第2の未知信号間の相対時間オフセットの値の各範囲に対して交 差あいまい関数の各値を発生させるために周波数成分結果を時間変域に変換し; (h)交差あいまい関数の値を得るために或る範囲の試行周波数オフセットに 対して工程(d)から(g)を繰り返し; (i)交差あいまい関数の一組の最大強度値を選択し、それらの間の補間法に よって交差あいまい関数の強度の最大値を得て、その最大強度値に対応するもの で、第1と第2の未知信号間の相対時間オフセットとしての基準信号DTOを導 き出す上記工程による。 本発明の工程(d)での処理は、未知信号のDFOを確定することを含み、ま た基準信号処理と次の工程を組み込むことから構成される段階を含むことができ る:− (a)シフトが基準信号のDTOとDFOに各々等しいもので、各受信器に関 連した第1と第2の基準信号間に相対時間と周波数のシフトを導入し; (b)相対時間と周波数シフト後に基準信号をサンプリングし; (c)時間成分結果を発生させめために、各第1基準信号サンプルの複素数共 役に第2信号の対応したサンプルを掛け; (d)第1と第2の基準信号の間の相対周波数オフセットの値の各範囲に対し て交差あいまい関数の各値を発生させるために時間成分結果を周波数変数にフー リエ変換し; (e)交差あいまい関数からの欲しくない周波数変数成分を削除し; (f)位相ノイズの乱れ情報を含んだ第1と第2の基準信号間に一組の瀘過さ れた時間変域結果を発生させるために削除された交差あいまい関数を時間変域に フーリエ変換で戻す上記工程を組み込むことから構成できる。 本発明の工程(d)での処理は、未知信号のDFOを確定することを含み、ま た基準信号処理と次の工程を組み込むことから構成される別の段階を含むことが できる:− (a)基準信号のDTOとDFOに各々等しい第1と第2の未知信号間に相対 時間と周波数のシフトを導入し; (b)相対時間と周波数のシフト後に未知信号をサンプリングし; (c)時間成分結果を発生させるために、各第1未知信号サンプルの複素数共 役に第2信号の対応したサンプルを掛け; (d)各時間成分結果に第1と第2の基準信号の瀘過された時間成分結果の複 素数共役を掛け; (e)時間成分結果を周波数変域にフーリエ変換し、第1と第2の未知信号間 の相対周波数オフセットの或る範囲の値の各々に対して交差あいまい関数の各値 を発生させ; (f)交差あいまい関数の一組の最大強度値を選択し、それらの間の補間法に よって交差あいまい関数の最大値を得て、その最大値に相当している第1と第2 の未知信号間の相対周波数オフセットとして基準信号のDFOに対する未知信号 のDFOを導き出す上記工程を組み込んだ別の段階を含むことができる。 未知源の位置は、好ましくは次に基ずいた方法によって算定される:− (a)各ケースでの差分傾斜範囲(DSR)が、各送信器から信号中継器まで の経路の長さの差であって、未知信号DTOと基準信号DTOとから基準送信器 と未知送信器のDSRを含んだ式を得、 (b)各ケースでの差分傾斜範囲割合(DSRR)が各DSRの変化割合であ って、未知信号のDFOと基準信号のDFOから基準送信器と未知送信器のDS RRを含んだ式を得、 (c)DSR及びDSRRの式のテーラー展開分析を行って、未知及び基準の DTOとDFOから未知送信器の位置を導出し、中継器の位置及び速度と基準送 信器及び受信器の位置を導出することに基づいている。 工程(c)において未知源に対して導出される位置は、その第1の値とされ、 その一つ上の改善された値は、テーラー展開分析における第1の値の戻し代入に よって、また収斂が得られるまで未知源の位置の導出を反復して導出できる。 未知源の位置の片寄りは、次の工程によってより正確にできる:− (a)未知送信器の位置、中継器の位置及び速度並びに受信器の位置の導出さ れた値から、未知信号のDTO及びDFOの算定値を発生させ; (b)未知信号のDTO及びDFOの算定値と、交差あいまい処理の助けで計 測されたものとの間の差から導出された未知送信器の位置に対して補正を発生さ せる工程による。 第1に、未知信号のDSRとDSRRの算定された値と計測された値との間の 差は、2つの一次方程式によって未知源の位置における経度と緯度の誤差に関連 付けられている。経度と緯度の誤差は、好ましくはこれらの式を解くことで確定 される。 基準信号は、信号中継器から得られる通信信号としたり、代わりに、互いに位 相コーヒレンスで信号を発生する送信器から得られよう。送信器は、各信号中継 器に向けられている。 処理された基準信号及び処理された未知信号は、好ましくは交差あいまい関数 処理に先立って記憶される。 代わりの局面では、本発明は複数の信号中継器によって受信された未知信号源 を確定する装置を提供し、その装置は:− (a)基準信号が単一信号の複製か又は単一信号に対して周波数、時間及び位 相においてロックされた信号の複製のいずれかであり、基準信号が公知位置の基 準送信手段から信号中継器に伝達されるものであって、各信号中継器から未知信 号と各基準信号を受信する複数の受信器と; (b)各受信器によって受信された各未知信号と基準信号を、これら信号が他 で受信された信号から独立して相互にそれらのタイミングと位相の情報を保存す るようにまとめて処理する手段と; (c)(i)処理された基準信号と処理された未知信号について交差あいまい 関数処理を実行し且つ、次の: (1)未知信号の差分時間オフセット(DTO)と差分周波数オフセット(D FO)の値と、 (2)異なった信号中継器位置に対応した未知信号のDTO値と、 (3)異なった信号中継器位置に対応した未知信号のDFO値と、 (4)信号中継器の異なった組合わせに対応した未知信号のDTO値と、 (5)信号中継器の異なった組合わせに対応した未知信号のDFO値の内の少 なくとも一つを確定するために未知信号における位相ノイズや周波数ドリフト作 用を相殺する基準信号を採用し、 (ii)交差あいまい関数処理で確定されるDTO及び/若しくはDFOの値か ら未知信号源の位置を算定する手段とを有している。 本発明の装置は、DTO及び/若しくはDFOに対して得られた値に従って適 切に時間及び/若しくは周波数において受信された信号を相殺したり、そのよう な相殺信号からそれらの別の値を得るように構成される。それは、ほぼ等しい強 さの基準信号を信号中継器に伝達する構成の基準信号伝達手段を有し、これら信 号は、変調されたまた変調されていない搬送波成分とすることができる。それは 、 更に交差あいまい関数演算に先立って、処理された基準信号と処理された未知信 号を記憶する手段を有することができる。 本発明がより完全に理解されるようにする為に、その実施例を今添付図面を参 照にして例示のためだけに説明する。そこで:− 図1は、地上基地の送信器と、人工衛星中継器と、地上基地受信器との間の信 号伝播を示しており; 図2は、関連した地上基地送信器と人工衛星中継器を共の有した本発明の送信 器位置確定システムの概略線図であり; 図3は、人工衛星中継器の回路をより詳細に示しており; 図4は、図2の送信器位置確定システムの一部である受信器と組み合わせた信 号処理システムの回路の詳細をより詳細に示しており; 図5は、図2の送信器位置確定システムに組り込まれたコンピュータ演算装置 をを示しており; 図6は、異なる人工衛星中継器から受信された信号の時間オフセットに対する 相関のグラフであり: 図7は、異なる時間オフセットの確定を改善するための補間法を図解しており ; 図8は、異なる人工衛星中継器から受信された信号の周波数オフセットに対す る相関関係のグラフであり; 図9及び図10は、未知と基準の送信器に対する周波数変域相関を図解してお り; 図11は、欲しく無い周波数成分の除去を図解しており; 図12は、相対DFOを確定するための交差あいまい関数の相関を図解したグ ラフであり; 図13は、全地球的位置確定手順の幾何学的構成を図解した概略図であり; 図14は、2つの中継人工衛星によって受信された基準信号のレベルを平衡さ せるために設計された基準送信器を図解した概略図であり;また 図15は、DFOとDTOの測定を容易にする波形特性を持つ基準送信器の代 替形の概略図である。 図1を参照すると、アメリカ合衆国11に存在した未知の送信器10が地球1 2の表面上に示されており、その北半球は、北極(図示されていない)を中央に 配置して図示されている。未知送信器10は、静止軌道の第1人工衛星14に主 要な放射強さのローブ(図示されていない)を向けている。それは、第1アップ リンクl1 u沿って人工衛星に伝播し且つ人工衛星を使っている未知の信号との干 渉を起こす信号を送信している。未知信号の周波数は、人工衛星の未知のチャン ネルを日常的に監視するスペクトル分析装置によって確定される。Ku帯域(1 1−14GHz)で作動する一般的な通信衛星は、各々36Mhz幅で各100 通信信号を搬送できる16チャンネルを有している。送信器10は、更に放射型 サイドローブ(図示されていない)を静止軌道の第2人工衛星16に向けており 、その信号は第2アップリンクl2 uに沿ってその衛星に伝播している。経路の符 号l1 uとl2 uに対するスーパスクリプトの『u』は、未知送信器10に由来する ことを示している。 第1人工衛星14は、未知送信器10からの信号を受信して、その衛星に向け られてイスラエルに配置された第1地上基地ステーションや受信器18Aに第1 ダウンリンクl1 mに沿ってそれを再送信している。第2人工衛星16は、更に未 知送信器の信号を受信して、それを南アメリカ21に配置された第2地上基地受 信器18Bに第2ダウンリンクl2 mに沿って再送信している。ここで、スーパス クリプト『m』は、人工衛星を監視している地上基地受信器への経路を示してい る。地上基地の受信器18A、18Bは、図示されたいずれかの又は両方に対し て区別せずに、特定の場合に適するように18A又は18Bのように符号18に よって参照される。 送信器10から第1受信器18Aへの全信号伝播経路長は、経路l1 uとl1 m長 さの合計に等しく、また送信器10から第2受信器18Aへのそれは、経路l2 u とl2 mの長さの合計に等しい。 アフリカ23の既知の地上位置の基準送信器22は、基準信号を第1と第2の 人工衛星14、16に各々第3と第4のアップリンクl1 rとl2 rに沿って送信す るが、ここでスーパスブリクトの『r』は、基準送信器22からの送信を示して いる。基準送信器22は、人工衛星14と16の一方に関連した通信チャンネル を使っているものから選択される。人工衛星14と16は、基準信号を受信 器18へダウンリンク経路l1 mとl2 mに沿って各々再送信する。 今図2を参照すると、本発明の送信器確定システムが、概略的に一般に30で 示されている。未知送信器10と基準送信器22と受信器18とは、アンテナの シンボルで示されている。人工衛星14と16は、矩形によって示されている。 受信器18Aと18は、第1と第2の捕捉システム32Aと32Bに各々接続さ れており、それらの各々は、後でより詳細に説明する別々のチャンネルで未知と 基準の信号を処理する。捕捉システム32は、離れた処理現場の中央制御・演算 コンピュータ(図示されていない)に各最新のデータリンク36Aと36Bによ って接続されている。 人工衛星14と16の回路は、図3に示されている。各々、受信(アップリン ク)アンテナ52と送信(ダウンリンク)アンテナ54とが搭載されているコン テナ50から構成されている。受信アンテナ52は、低ノイズ増幅器56に接続 され、次いで、周波数折り返し発振器60からの局部発振器入力を受信するミキ サー58に接続されている。局部発振器周波数は、両人工衛星14と16に対し て1.5GHzである。ミキサー58は、結果的に1.5GHzの周波数シフト ダウンを発生する。ミキサー58からの出力は、帯域幅フィルター62に至り、 その後に、送信アンテナ54に信号供給を行う出力増幅器64に達する。 さて、更に図4を参照すると、各捕捉システム32の回路がより詳細に示され ている。各捕捉システムは、全地球的測位システム(GPS)の受信器100か ら構成されており、タイミング信号を送るためにそれを一つ以上のGPS人工衛 星(図示されていない)に接続するアンテナ102を備えている。GPSは、宇 宙に展開された幾つかの人工衛星から構成されており、それらから信号が入手さ れる。GPS受信器100は、各々タイミング(t)と周波数(fr)の信号の 為の出力部106と108と共に制御入力部104を有している。出力部106 は、実際は、後で説明する捕捉システム32の各チャンネルに各々接続された2 つの出力部を有している。各々2つのチャンネルを有した2つの捕捉システム3 2が設けられており、結果的に、信号サンプリングが開始される異なった開始時 間Tを各々有した4つのチャンネルが設けられることになる。2つの受信器18 Aと18Bに関連したタイミングと周波数の信号は、非常に類似しているが、然 し、必ずしも同一である必要はなく、tAとfrA、tBとfrBとなっている。こ れは、未知と基準の各送信器が、GPSの異なった部分にアクセスすることにな るように地球表面上で遠く離れて配置される為である。結果的に、受信器18A の信号は、受信器18Bの信号と位相が揃っておらず、本発明はそのような一致 を必要としないのが特長である。 GPS受信器100の制御入力部104は、それに制御信号を送る局地ホスト コンピュータに接続されている。周波数信号frは5MHzである。タイミング 信号tは、後でより詳細に説明されるように、未知の送信器を確定する作業にお ける信号サンプリングを制御する。周波数信号frのように、それは、GPSか ら受信する信号からGPS受信器100によって発生される。未知送信器を確定 する作業を開始するために、コンピュータ105は、開始時間を示す指令制御入 力部104に送り;この時間が生じたことをGPSが示すと、GPS受信器10 0は、隣接パルスが一定の時間差△tを有している一連のパルスのように、タイ ミング信号の発生を開始する。タイミング間隔△tは、両受信器18Aと18B において同じである。コンピュータ105は、to+j△tからタイミング信号 に応答して採取されたいずれかの信号サンプルの時間を得る。但し、toは開始 時間で、jはサンプル番号である。 受信器18からの出力信号は、低ノイズ増幅器110に至り、次に、発振器1 14からの局部発振器入力信号を受信するミキサー112に達する。発振器11 4は、116でGPS受信器出力部108に接続され、11.805GHzの周 波数frに位相固定される。ミキサー112からの出力信号は、各々未知と基準 の信号の2つのチャンネル120Uと120Rに至る。これらのチャンネルは、 各ケースで関連したチャンネルを示すためにサフィクスU又はRで同様に参照さ れている同じ要素を有している。チャンネル及び要素は、区別せずにいずれかを 又は両方を示す為にU又はRのサフィクス無しに、また特定が必要な時に関連サ フィクスで参照されることになる。 各チャンネル120では、ミキサー112からの信号は、調節可能な予選択フ ィルター122に至り、次いで、発振器126から698.6MHzの周波数で 局地発振入力信号を受信するミキサー124に達する。発振器126は、128 でGPS受信器の出力部108に接続されており、後者の周波数frに位相固定 されている。予選択フィルター122の中央周波数と帯域幅及び発振器126の 周波数は、局地ホストコンピュータ105の制御の下で整調される。ミキサー出 力信号は、一定の中央周波数と、局地ホストコンピュータの制御の下で整調可能 な帯域幅とを有した予選択フィルター130に至り、次いで可変ゲイン増幅器1 32に達し、そこから次に出力信号はアナログ−ディジタル変換器(ADC)1 34に至る。ADC134は、高速で高安定の8ビット装置である。それは、タ イミング入力部136をGPS受信器出力部106に接続しており、そこからそ れはタイミング信号tを受信する。タイミング信号の各パルスを受信すると、A DC134は、可変ゲイン増幅器132から出力信号のディジタル化されたサン プルを発生する。信号のサンプリング割合は、出力信号の帯域幅の2倍と最小で あり、局地ホストコンピュータの制御を受けている。ADC134は、メモリ1 37に接続されている。 未知と基準のチャンネル120Uと120Rのメモリ136Uと136Rは、 各々両方共局地ホストコンピュータ105に接続されており、それは次に公記録 保管部140に、上述のようにデータリンク36に、接続部142によってGP S受信器制御入力部104に、接続部144によってGPS受信器出力部106 に接続されている。 さて更に図5を参照すると、遠隔地の処理現場34のエレメントがより詳細に 示されている。現場34は、データリンク36に、またGPSシステムと通信す るアンテナ154を備えた第3のGPS受信器152に接続された中央制御演算 コンピュータ150を組込んでいる。コンピュータ150は、更にDSPユニッ ト156と公記録保管部158にも接続されている。 送信器確定システム30は、次のように作動する。未知送信器10は、第1人 工衛星14の通信チャンネルの信号と干渉を起こす信号を送信する。未知信号の 周波数は、人工衛星の通信チャンネルを監視しているスペクトル分析装置によっ て確定される。未知信号は人工衛星14と16に伝播し、そこでそれはミキサー 58によって1.5GHzだけ周波数がシフトダウンされ、第1と第2の受信器 18Aと18Bに各々再度送信される。基準信号が、そこで人の介入によって選 択される。それは、第1人工衛星14の通信チャンネルに存在して、また第2人 工衛星16にサイドローブを向けた送信器で発生して、好ましくは人工衛星14 のダウンリンクの監視から確定されるように未知信号のものと同じ帯域幅を有し ているいずれかの未知信号である。それは、未知信号のものと十分に異なった周 波数を有しており、これら信号がミキサー112における周波数の下方転換後に 異なったチャンネルに分けられるようにしている。一例として、一般的な未知信 号が14.005Ghzの中央周波数で送信され、128kb/sのデータから 構成されている。この信号は、人工衛星の折り返し発振器60によって12.5 05Ghzに周波数がシフトダウンされる。隣接した信号は、未知信号よりも周 波数が約10Mhz高いチャンネルで識別される256kb/sデータ信号のよ うな人工衛星14のダウンリンクのスペクトルを監視することによって、基準と して選択される。そのような基準信号は、14.015Ghzの送信器周波数に 対応して12.515Ghzの周波数を有することになろう。基準信号は、人工 衛星14と16によって各受信器にリレーされる。 未知送信器10の主ローブ用の目標である第1人工衛星14における信号対ノ イズの割合は、単位元よりも大幅に大きくなりそうであり、5〜15dBの一般 的な値を有している。しかし、第2人工衛星16は、未知信号10のサイドロー ブから低出力信号を受信するだけなので非常に低い信号対ノイズの割合を有した 信号に関連付けられそうでである。そのような低い信号レベルは、従来の手段で は検出できないし、また後で説明する信号の相関技術を使用する必要がある。 受信器18が受信した後は、未知と基準の信号は、110において増幅され、 11.805Ghzの局部発振器周波数と112においてミキシングされる。局 部発振器周波数は、それらの各々の関連した未知または基準の周波数との差が7 00Mhzの所定の中間周波数(IF)に接近しているように各局地ホストコン ピュータによって整調される。ミキサー112におけるミキシングによって、次 に未知と基準の信号を各予選択フィルター122Uと122Rに至るIF信号に 変換する。予選択フィルター122は、局地ホストコンピュータによって整調さ れる帯域幅を有している。最初の組の信号データに対して、未知チャンネルの予 選択フィルター122Uは、整調され、帯域幅を未知信号IF上に集中させて いる。未知チャンネルの後選択フィルター130は、下方変換信号の帯域幅を設 定する。広い帯域幅は、他の誤差がより重要になる点まで計測時間における誤差 を低減し、これで4MHzの限度を設定している。基準フィルター122Rは、 基準信号IF上に帯域幅を集中させるように整調される。未知と基準のチャンネ ルフィルター122は、未知チャンネルのフィルター122Uが基準信号を拒絶 し、基準チャンネルのフィルター122Rが未知信号を拒絶するのに適した帯域 幅と周波数選択性とを有している。フィルター掛け後は、未知と基準のIF信号 は、ミキサー124においてより低い中間周波数(LIF)に下方変換される。 局部発振器126の周波数は、基準信号に対する未知信号の位相と周波数とが各 捕捉システム32に保存されるようにGPS信号に対して正確に位相固定される 。これら周波数は、局地ホストコンピュータ105の制御を受け、それで一定の LIFが後選択フィルター130に至り、そこで信号は引き続きもう一度フィル ターに通されて最終的にフィルター掛けされた帯域幅を定義し、それは未知信号 に対して4Mhzにも及ぶことができる。この後、LIF信号は、ADC134 (8ビット)の全ダイナミックレインジを使うために増幅器132のゲインを適 切に設定することで振幅が調節される。 ADC134による信号サンプリングは、次のように開始される。中央コンピ ュータ150は、局地ホストコンピュータ105の各々に開始時間を示し、コン ピュータ105はそれを各GPS受信器100に中継器する。GPSが、開始時 間が生じた旨示すると、各GPSの受信器100は、タイミング信号tを開始す る。基準信号の場所は既知なので、2つの人工衛星経路を介する伝播遅れは算定 され、また2つの現場間の捕捉開始時間オフセットも異なった伝播遅れを考慮し て算定される。捕捉は、0.001秒のタイミング精度で実行される。上述のよ うに、タイミング信号tは、1.953125μ秒の一連の一定サンプリング時 間間隔△tの一連のタイミングパルスから構成されている。パルスは、GPS周 波数frに正確に位相固定されており、従って更に関連した捕捉システム32に おける局部発振器114と126の周波数にも固定されている。各ADC134 は、各タイミング信号に応答して(チャンネルに応じて)未知又は基準の信号の ディジタル信号サンプルを発生する。各メモリ136は、関連した開始時間と共 に各ディジタル信号サンプルを一時的に記憶する。各局地コンピュータ105は 、引き続いて、各サンプルとそれに関連したメモリ136Uと136Rからサン プリングする開始時間とから成るデータを読み取り、それらをその公記録保管部 140に記憶する。未知の送信器位置を個々に確定する際、タイミング信号が切 られる以前に、合計で16.384×106のサンプルが4つのADC134U A、134RA、134UB及び134RBの各々によって採取される。 いずれかのディジタル信号サンプルが採取される時間は、t0+j△tから得 られるが、その場合t0は開始時間であり、jはサンプル番号である。上述した ように、DAC134当り一つずつ、tOUA、tORA、tOUB及びtORBによって与 えられた4つまでの異なった開始時間が用意され、そこで時間は協定世界時(U TC)に対して決められている。サンプリングが完了した後、(各々第1と第2 の受信器18Aと18Bに関連した)公記録保管部140Aと140Bは、各々 未知と基準の両送信器10と22に対するサンプルと開始時間を収容する。更に 、各個々の受信器18A又は18Bでは、ミキサー112と124及びADC1 34が、局部発振器と、GPSの周波数と時間の信号frとtに対して位相固定 されたタイミング信号とを採用しているために、未知と基準の信号は、下方変換 されて可干渉的にサンプル採用される。しかし、受信現場は、GPSの異なった 部分へアクセスすることになるように遠く離れて地球表面上に位置しているので 、fr、t及びtoは、それらが受信器18Bの場合のように受信器18Aでは 全く同じではない。 公記録保管部140Aと140Bにおけるディジタル信号のサンプルとそれら のタイミングの記憶は、都合が好いかもしれないずれかの不特定時間にサンプル されたデータから未知送信器の位置確定が得られようにするものである。ディジ タル信号サンプルは、ディジタル処理のためにデータリンク36Aと36Bに沿 って2つの受信地から中央の制御演算コンピュータ150に転送される。その演 算コンピュータによって実施される第1処理作業は、一定の(8ビット)正確な 数値から浮動小数点数値にディジタルサンブルを変換するものである。これによ って、引き続き処理を受けて信号品質の劣化を減じることになる。ディジタル信 号サンプルに対して演算コンピュータ150によって実施される第2の処理作業 は、それらを実数から複素数の形に変換するものである。この変換には、ヒルベ ルト(Hilbert)変換手法が採用されている。これを図解するために、ゼ ロ位相角を有した真正サイン波形を考慮することである。同相と直角成分のの2 次元プロットで見ると、サイン波形は同相軸線に平行な直線として現れる。軸が 直角成分と同相成分と時間となっている3次元プロットでは、サイン波形は、ゼ ロの矩象要素位置で時間/同相成分平面においてサイン波形として現れる。ヒル ベルト変換後には、サイン波形は、回転する位相ベクトルに変換される。直角成 分と同相成分と時間の軸を備えた3次元プロットでは、位相ベクトルは、軸方向 において時間軸に平行な円形螺線として現れる。位相ベクトルは、直角成分と同 相成分の両方を有しているので、ヒルベルト変換が信号を実数から複素数形に変 換することが証明される。 演算コンピュータ150によって実行される処理作業を先ず概略説明し、引き 続いて数学的処理を提供する。演算コンピュータ150は、未知と基準の送信器 からの信号を処理する交差あいまい関数(CAF)を実行し、これら信号間の差 分時間オフセット(DTO)と差分周波数オフセット(DFO)を確定する。D TOとDFOは、次のように定義される:− DTO:異なったルートを介して受信後に、元々同じ信号の2つの複製の受信 間における差分時間オフセット、又は時間遅れ。 DFO:異なったルートを介して受信後に、元々同じ信号の2つの複製の受信 間における差分周波数オフセット、又は相対周波数シフト。 DTOと相対DFOから、基準送信器に対する未知送信器の位置は本発明に依 って確定される。 次の理論的説明において、『信号』の表現は、演算コンピュータ150におけ るヒルベルト変換から浮動小数点への変換後にコンピュータ105Aと10Bか らのディジタル信号サンプルを意味するものとして構成されている。 演算コンピュータ150によって実行される次の処理作業は、基準信号の処理 をする交差あいまい関数(CAF)処理を実行して、各受信器18Aと18Bと 捕捉システム32Aと32Bを介して得られた基準信号の2つの複製の間のDT OとDFOを確定するものである。CAF処理は、1981年6月のIEEE会 報のASSP−29No.3『あいまい関数処理のアルゴリズム』のタイトルで Sステイン(Stein)氏による文献に説明されている。 交差あいまい関数又はCAFA(τ、υ)は、次の式で定義される。 その場合、s1とs2は、2つのアナログ信号であり、s1 *はs1の複素共役を表し ;τとυは、各々s1に対するs2に与えられる時間と周波数オフセットである。 式(1)は、相互関係プラス周波数シフトの操作を表している。A(τ、υ)は 、一般に同相成分と直角成分の両方を有した複素数の形である。A(τ、υ)の 絶対値は、s1(t)がs2(τ+υ)exp(−i2πυt)と同一の時に最大 である。s1とs2が共通の源から伝播した後の同じ信号の複製である場合に、ま た伝播中に、これら信号の一方が他方に対して時間遅れを起こして周波数シフト を起こしており、A(τ、υ)の絶対値は、適用されたオフセットτとυが伝播 の途中で生じた時間遅れと周波数シフトを正確に打ち消すと最大となっている。 中継人工衛星を介して受信された信号に対して、時間遅れと周波数シフトは、信 号経路と中継人工衛星の運動の間の差及び人工衛星の折り返し発振器における差 に依るものである。 演算コンピュータ150は、後で説明するように式(1)のディジタル等値を 実行する。第1例では、それは第1受信器18Aを介して受信されたものに対し て第2受信器18Bを介して受信されたその基準信号複製に一連の試行周波数シ フトを加える。各試行周波数オフセットυに対して演算コンピュータ150は、 或る範囲の時間オフセットτの値を適用し、|A(τ、υ)|の数値をディジタ ルで求める。それは、|A(τ、υ)|の識別可能な最大値に対するこの手続き の結果を探求し、またこの最大値が対応しているτとυの値は、受信器18Aと 18Bによって受信された基準信号の2つの複製間のDTOとDFOに各々等し い。この手続きで得られたDTOの値は、本発明の目的に対して許容可能な精度 を有しているが、しかしDFOのそれは、仮の概算値であり、『粗いDFO』と 称される。 グラフで表されているように、離散値として表された時間オフセットτを変え る関数としての信号s1とs2間の相互関係は、数個の個別の時間オフセットに渡 った一連のスパイクとなっており、その場合各スパイクの寸法は、相関の度合を 表している。しかし、相関度合を最大にする必要な時間オフセットは、一般に2 つの適用された時間オフセットの間に入っている。必要な時間オフセットを確定 するために、3つの最大相関が採用され、放物曲線は、τの関数としてプロット されたそれらの大きさの対数に適合されている。最大相関の点を示している放物 線のピークに対応している補間された時間オフセットは、必要な時間オフセット として、必要なDTOとして採用される。 処理の次の段階において、コンピュータ150は、第1と第2の受信器18A と18Bを介して受信された未知の信号の複製を使用する。それは、基準の粗い DFOに等しい周波数オフセットを、第1受信器18Aを介して受信されたもの に対して第2受信器18Bを介して受信された未知信号の複製に適用する。これ の理由は、周波数シフトの主要因が人工衛星の折り返し発振器における差から、 また一方の人工衛星の他方に対する運動から生じるので、基準と未知のDFOが 同じく成り、またこれからの周波数シフトが未知と基準の両方の信号にとって同 じであるためである。この関係で、隣の人工衛星上の折り返し発振器は一般に1 Hzより小さい。未知信号の複製を使って、演算コンピュータ150は、次に基 準信号の複製に以前使用されたCAF処理手続きを反復する。この手続きの結果 は、受信器18Aと18Bによって受信された未知信号の2つの複製間にDTO と粗いDFOを与える。この場合、未知の粗いDFOは、基準の粗いDFOに対 して確定される。未知の粗いDFOの絶対値は、次いでその相対値を基準の粗い DFOに加えることによって確定される。 この点で、全ての基準と未知の信号が100KHzの狭い帯域幅に122にお いてフィルター掛けされ、周波数オフセットが未知と基準の信号に対する粗いD FOから確定されるように適用され、4つのADC 134UA、134RA、 134UB、134RBが異なった開始時間tOUA、tORA、tOUB、tORBを有す るように開始時間が調節されることを除外して、新しい組の基準と未知の信号は 前述のように得られる。 演算コンピュータ150は、局地ホストコンピュータ105Aと105Bに指 令して、未知信号の粗いDFOの絶対値に等しいオフセットを、第2受信器地1 8Bにおける未知チャンネル120UBの局部発振器126UBの周波数に適用 させる。このオフセットは、第1受信器現場18Aにおける未知チャンネル12 0UAの局部発振器126UAの周波数に相対している。同様に、基準の粗いD FOに等しいオフセットは、第2受信器現場における基準チャンネル120RB の局部発振器126RBの周波数に適用される。ここで、再度そのオフセットは 、第1受信器現場における基準チャンネル120RAの局部発振器126RAの 周波数に相対している。この手続きの目的は、人工衛星14との運動によって誘 発される周波数オフセットを修正するものである。未知チャンネルの後選択フィ ルター130UAと130UBは、演算コンピュータ150からの指令に応答し て、各々局地ホストコンピュータ150Aと150Bによって100KHzの帯 域幅に戻される。 開始時間の間の関係は、次のようになっている: tOUB−tOUA=未知信号DTO(アップリンク+ダウンリンク)(2a) tORB−tORA=基準信号DTO(アップリンク+ダウンリンク)(2b) 式(2a)と(2b)は、開始時間が各々がアップリンクとダウンリンクの信 号経路の組合せから生じる未知信号DTOと基準信号DTOに各々等しいオフセ ットを採用することを示している。 人工衛星14と16から受信された信号は、下方変換とディジタル信号サンプ リングを受け、以前説明したように明白に規定された時間及び周波数のオフセッ トの影響を受ける新しい組の基準及び未知の信号データを提供する。そのように 発生されたディジタル信号は、コンピュータ150においてCAF処理を受け、 基準信号に対して未知信号の新しいより正確な値を発生する。この値と前に得ら れたDTOの値は、引き続き(後で説明するように)コンピュータ150によっ て処理されて次の量:即ち異なった傾斜範囲(DSR)と、異なった傾斜範囲割 合(DSRR)と各々d−DSRとd−DSRRによって示されるDSRとDS RRの各々における変化とを発生する。これらは、次のように定義される:− DSR:地上の点から2つの人工衛星への経路の長さにおける差; d−DSR:或る期間に渡るDSRにおける全体の変化; DSRR:時間に対する変化割合; d−DDSR:或る期間に渡るDDSRにおける全体の変化; 量DSR、d−DSR、DSRR及びDDSRから、既知送信器22対する未 知送信器10の位置が計算によって得られる。DSRとDSRRの組合せを使用 した演算コンピュータ150によるCAF処理と未知送信器位置についての理論 的分析についてより詳細に説明する 量DSR、d−DSR、DSRR及びDDSRから、既知送信器22対する未 知送信器10の位置が計算によって得られる。DSRとDSRRの組合せを使用 した演算コンピュータ150によるCAF処理と未知送信器位置についての理論 的分析についてより詳細に説明する DTOの確定の為に交差あいまい関数やCAFA(τ、υ)の使用を参考にす る場合、式(1)に従ってCAF処理を受けることになっている2つの信号s1と s2を考慮すること。もしs1とs2が時間変域アナログ信号s1(t)とs2(t )であれば、次に一定間隔Δtでのディジタルサンプリングの後にそれらはs1 (jΔt)とs2(jΔt)に成り、そこでjはサンプリング番号である。Δt は定数なので、jはただ変数であり、信号の表現はs1(j)とs2(j)に相当 する。同様に、もしs1(j)とs2(j)が周波数変域フーリエ変換S1(f) とS2(f)を有していれば、分離周波数間隔Δfでの後者のディジタル表現は 、各々S1(kΔf)とS2(kΔf)であり、S1(k)とS2(k)に相当して おり、そこでkは、周波数番号である。即ち、信号s1(t)とそのフーリエ変 換S1(f)のサンプリングされた表現は:− s1(t)=s1(jΔt)≡s1(j),S1(kΔf)≡S1(k), j=0,1,…,N-1,k=0,1,…,N-1,且つΔfΔt=1/N (3) 同様な式は、サブスクリプトのインデックストの1を2に変えることでs2( t)とS2(f)に対して得られる。信号と変換s1、s2、S1とS2は、複 素数であり、即ち、それらは同相成分と直角成分を有している。分離した時間と 周波数の変域表現(例えば、s1、S1)は、次の分離フーリエ変換(DFT)と この変換の逆によって連結されている:− DFTは、例えば、1995年のMath Computation社発行の クールリー(Cooley)JWとトゥーキー(Tukey)JWの著『複素数 フーリエシリーズの機械計算のアルゴリズム』の第19巻の297−301ペー ジに説明されているような早いフーリエ変換アルゴリズムを使って実行される。 一般に、s2は、s1に対して周波数シフトを経験することになろう。良好な相 関がs1とs2の間で達成されるようにこのシフトを補償する為には、周波数オフ セットδfがs2(j)に適用され、必然的にそのフーリエ変換S2(k)の表現への 変化を伴って、それをS2 '(j)に変換する。S2 '(j)は、次の式(6)から(8 )によって定義される。 式(8)において、δkはδf/Δfに等しい。 式(6)から(8)は、s2がδfによって周波数相殺され、S2の対応シフト がδkによってされていることを示している。サーチ処理中の演算速度を早める 為に、粗いDFOが、周波数変域において直接数単位の周波数段だけS2を相 殺することによって実行され、それで演算される必要があるフーリエ変換の数を 減らしている。 フーリエ変換S1(k)とS2(k)が発生されると、演算コンピュータは、後続の 演算でノイズ汚染された、さもなければ欲しく無いその中の周波数成分を除去す る。 以前に示したように、一連の試行周波数オフセットを使用して、また各周波数 オフセットに対して或る範囲の時間オフセットに渡ってCAFの数値を求めるこ とで大凡のDFOを見出す必要がある;これは、関連試行周波数オフセットが必 要なDFOであることを示しているCAF大きさにおける有効最大値が得られる まで続行される。次の演算において、説明を簡単にする為に、このことが既に行 われていると仮定しよう;即ち、s2は、CAF大きさ|A(τ、υ)|の最大 値を発生するものに少なくとも等しいδfの値だけ周波数相殺されていると仮定 される;DTO値を得る目的でA(τ、υ)の数値を求める為に、演算コンピュ ータは、2つのフーリエ変換S1とS2の結果を算定する。これは、式(9)で示 されている:− 式(9)の逆変換は、式(10)と(11)に示されている:− 1 *(k)とS2(k)を代入して:− 但し、1tauは、演算コンピュータによって適用される時間間隔Δtの離散数 である。即ち、τ=1tauΔt 式(11)におけるkに対する合計は、δ項を含まない等比級数として実行さ れる。かくして、 即ち:− Nを式(11)に代入し、jとj’についての合計は、ただj’=j+1tau だけが(13)から許容されるので、jについての合計に還元されることを喚起 して:− 式(14)は、正常化係数Nの項においてディジタルで再実行されている。前 に説明してように、今DTOは、A(1tau)の大きさを最大にする時間オフセ ット数1tauなので演算コンピュータ150によって確定される。演算コンピュ ータ150は有限時間分解を行う、即ち、それは、1tauの有限段Δtに時間オ フセットπをを適用することである。A(1tau)の大きさを最大にするオフセ ットは、一般に2つの個々の時間オフセット間に存在している。コンピュータ1 50は、A(1tau)の3つの最大連続値に対応した3つの時間オフセット1tau を確定し、それら値を対数スケールに変換し、次いで対数値の放物線補間 法を実行して推定ピーク値を見出す。ピーク値が生じる時間オフセットは、必要 なDTO値である。 DTOを確定する手続きは、次のように要約される。 (a)一連の試行周波数オフセットを使用し、それらの各々に対する或る範囲 の1tauの値に対してA(1tau)の数値を求めることによって概略のDFOを見 出し;これは、関連試行周波数オフセットが必要なDFO値であることを示して いるA(1tau)の大きさにおける有効最大値が得られるまで続行される。 (b)概略のDFOによってs1に対してs2を周波数シフトし; (c)s1とs2の双方をそれらの周波数変域等価S1とS2に変換し; (d)どの欲しく無い周波数成分も除去し; (e)S2の各周波数成分にS1の同じ周波数成分の複素数共役を掛け; (f)周波数成分結果を時間変域に戻し変換し; (g)(対数スケールにおいて)A(1tau)の3つの最大強度の値間で補間 して、A(1tau)を最大にする時間オフセットを確定する。 図6は、DTOを確定する為の時間オフセットの関数としての時間変域相関の 又はA(1tau)のグラフである。それは、約+0.003秒で最大200を示 している。図7は、適用された時間オフセットπに対してプロットされているA (1tau)の最大値(20log|A|として表現されている)についての補間 法を示している。20log|A|の内の3つの値は、それらが適合される放物 線216と共に、210、212と214で示されている。20log|A|の ピーク値は、鎖線218によって示されており、そのτ軸上での交点はDTOを 与える。 DTOをより正確に確定する為に、時間変域におけるs1 *とs2の結果が形成 される。かくして、相対遅れを含めてs2を有した式(5)と(6)から:− フーリエ変換式(15)は、次のものを与える 但し、1nuは分離周波数オフセット数を示しいる、即ち、υ=1upsilon Δf(13)に従って:− 式(18)は、周波数変域交差相関を示している。DFOは、A(1upsilon) として表現された相関の大きさを最大にする周波数オフセットを見出すことによ って確定される。従前通り、3つの最大相関の対数の放物線補間法が、ピーク相 関とDFOの推定値とを確定する為に採用される。 DFOを確定する手順は、次のように要約される:− (a)粗いDFOによってs1に対してs2を周波数シフトし; (b)DTOによってs1に対してs2を時間シフトし; (c)比較的狭い帯域におけるフィルター掛け後にs1と時間シフトされたs2 とをサンプル採取し; (d)各時間要素s2(j)に同じ時間要素s1(j)の複素数共役を掛け、各 時間成分結果を発生し; (e)時間成分結果を周波数変域にフーリエ変換し; (f)A(1upsilon)の3つの最大の強度値の間で補間し、相関を最大にす る周波数オフセットであるDFOを確定する。 周波数変域における相関応答は、サイドローブを有しているので、周波数スロ ット間における補間に誤差が存在する。理想的には、補間法は、sinx/xの 補間関数を使用して、リニアーな信号大きさについて補正結果を得るべきである 。対数の信号大きさについて簡単な放物線補間法が使用されるので、劣化した補 間精度に成っていまう。この補間法の問題を克服するために、時間変域信号は周 波数変域への変換前にハミング(Hamming)窓で窓付けされる。この窓付 け機能で、無視できるレベルに相関応答してサイドローブを減らし、かくして3 つの最大成分の大きさの対数について放物線補間法を使用する正確な補間ができ るようにする。 図8は、DFOの確定の為の周波数オフセットνの関数として周波数変域相関 の、又はA(1upsilon)のグラフである。それは、約+80Hzのυの値にお いて最大240を示している。 実際には、DFOの計測の精度には限度がある。これらの限度は、2つの人工 衛星14と15に搭載されている折り返し発振器60に存在している位相ノイズ と、アンテナ送信器の幾何学的形状における変化と、地上ステーション受信器1 8Aと18B上の位相ノイズによって設定される。 図9と10は、各々未知送信器10と基準送信器22のための周波数(即ち、 周波数変域において)に対するCAFのグラフである。これらのデータは、実際 の信号と人工衛星から得られる。以前に説明したピーク補間技術が役立たなくな るようになんら単一ピークが存在していないことが分かる。図9と10は、各々 ピーク250(−9.281Hz)と252(−59.276Hz)を有した同 様な構成となっている。図9と10における相関を洗練する手続きは、次のよう になっている。基準信号のCAFは、図11に示されているように相関ピークか ら成分を除去する為に削り取られる。その目的は、逆変換された信号上のノイズ を減らすことである。 欲しく無い成分の削り取り後には、基準CAFは、時間変域に逆フーリエ変換 される。基準送信器22のものに対する未知送信器10のDFOを得るために、 それらの時間変域波形は、共に掛けられる。これは、基準信号に対するフィルタ −掛けされた時間変域結果の対応成分の複素数共役が掛けられた未知信号に対す る式(15)によって特徴付けされた時間変域結果の各成分を含んでいる。この 掛け算の結果は、次いで周波数変域に戻し変換される。結果として生じた相対C AFは、図12に示されており、そこでは相関大きさが周波数に対してプロット されており、CAFは−0.038Hzにおいて最大270を有している。 図9と10の相関スパイクにおける劣化は、図12において実質的に除去され ている。この技術は、受信器18を介して得られた信号における位相ノイズ劣化 を打ち消す。それは、周囲の人工衛星の折り返し発振器や受信器の作用によるか なりの位相ノイズ劣化が存在している状況下で本発明が使用され得るようにする ものである。これは、未知の信号上の位相ノイズが、同じ受信器18で受信され た基準信号上のものと相関され、適当な処理による低減を受けやすいという理由 による。更に、本発明は、地球の赤道面に対して0.5度より大きな軌道傾斜角 度を有した静止軌道の人工衛星14と16にとって効果的である。そのような傾 斜角度は、時間についてのDFOに有効な変形を生じさせる。 さて位相補償技術についてより詳細に説明する。式(15)の左手側の結果の 中の信号s1(j)とs2(j)を考慮すること。これら信号は、DFOの粗い値 によって周波数シフトされ、DTOの正確な値によって遅延される(未知又は基 準のいずれかのDFOは、どちらの信号が処理されているかに左右される)。D FOの周波数シフトは、ただDFOの実際値に対する近似値でしかないので、信 号は、残留未補償の周波数シフトを含んでいる。更に、その状況は、信号上に位 相乱れを持ち込む。最後に、残留周波数シフトは、時間に左右される。これらの 要因を考慮して、信号は記録される:− 但し:− s1 U(t)は、経路 l1 uとl1 mに沿って人工衛星を介して受信された未知信 号であり; s2 U(t)は、経路 l2 uとl2 mに沿って人工衛星を介して受信された未知信 号であり; s1 R(t)は、経路 l1 rとl1 mに沿って人工衛星を介して受信された基準信 号であり; s2 R(t)は、経路 l2 rとl2 mに沿って人工衛星を介して受信された基準信 号であり; ν1 U(t)は、経路 l1 uとl1 mを介した未知信号上の残留周波数シフトであ り; ν2 U(t)は、経路 l2 uとl2 mを介した未知信号上の残留周波数シフトであ り; ν1 R(t)は、経路 l1 rとl1 mを介した未知信号上の残留周波数シフトであ り ν2 R(t)は、経路 l2 rとl2 mを介した未知信号上の残留周波数シフであり ; φ1 U,M(t)は、経路 l1 uとl1 mを介した未知信号上の残留相乱れであり; φ2 U,M(t)は、経路 l2 uとl2 mを介した未知信号上の残留相乱れであり; φ1 R,M(t)は、経路 l1 rとl1 m介した未知信号上の残留位相乱れであり; φ2 R,M(t)は、経路 l2 rとl2 m介した未知信号上の残留位相乱れである。 位相乱れは、次のように成分に分解する:− φ2 U,M2 M,a2 T2 U,a2 UU φ2 R,M2 M,a2 T2 R,a2 RR (20) φ1 U,M1 M,a1 T1 u,a1 UU φ1 R,M=φ1M,a1 T1 R,a1 RR 但し; φ1 M.aは、第1受信器18Aと第1衛星14の間の大気に因る乱れであり; φ2 M,aは、第2受信器18Bと第2衛星16の間の大気に因る乱れであり; φ1 Tは、第1衛星14上の折り返し発振器に因る乱れであり; φ2 Tは、第2衛星16上の折り返し発振器に因る乱れであり; φ1 U,aは、未知送信器10と第1衛星14の間の大気に因る乱れであり; φ2 U,bは、未知送信器10と第2衛星16の間の大気に因る乱れであり; φ1 R,aは、基準送信器22と第1衛星14の間の大気に因る乱れであり; φ1 Uは、未知送信器10から第1衛星14に経路 l1 uを介して伝搬された未 知信号の時間に関する残留周波数変化に因る位相乱れであり; φ1 Rは、基準送信器22から第1衛星14に経路l1 rを介して伝搬された基準 信号の時間に関する残留周波数変化に因る位相乱れであり; φ2 Uは、未知送信器10から第2衛星16に経路l2 rを介して伝搬された未知 信号についての時間に関する残留周波数変化に因る位相乱れであり; φ2 Rは、基準送信器22から第2衛星16に経路l2 rを介して伝搬された基準 信号についての時間に関する残留周波数変化に因る位相乱れであり; φUは、未知信号上の残留位相であり; φRは、基準信号上の残留位相である。 式(19)から我々は次の結果を得る:− 但し φ={2π〔(ν2 U−ν1 U)−(ν2 R−ν1 R)〕t+(φ2 U,M −φ1 U,M)−(φ2 R,M−φ1 R,M)} (22) 最後に式(20)から:− φ={2π〔(ν2 U−ν1 U)−(ν2 R−ν1 R)〕t +(φ2 U−φ1 U)−(φ2 P−φ1 P) −(φ2 U,a−φ1 U,a)−(φ2 R,a−φ1 R,a)} (23) 式(21)に従った処理の後に残っている残留位相成分は、基準信号のものに 対する未知信号の残留DFOと付加位相補正との組み合わせであることが式(2 3)から理解されよう。これらの位相補正は、時間に対するDFOの変化と、未 知と基準の送信器10と22から2つの人工衛星14と16へのアップリンクに 対する大気の異なった作用とによって生じる。干渉を被っている第1人工衛星1 4から軌道で3度離れている第2人工衛星16に対して、大気の影響は、式(2 1)による処理が図12に図解されているように基準信号のものに対して未知信 号の残留DFOを発生するように実質的に無効になる。従って、本発明に従って 基準信号を使用した処理は、位相ノイズと残留周波数ドリフトに対して補償する 。前者は、0.05度より小さい人工衛星軌道傾斜値において特に重要であり、 後者は、0.5度より大きい人工衛星軌道傾斜値において特に重要である。 この位相補償技術は、信号帯域幅が小さく(<100kHz)且つ処理ゲイン が大きい(>60dB)場合に未知信号に対するDTOの確定にも適用される。 大きい処理ゲインと狭い帯域幅が信号に対して、波形持続時間は、人工衛星の折 り返し発振器の一般的な可干渉性時間である数秒を越えており、また結果的に相 関強度は低下される。位相補償技術を適用することで、完全な相関強度が達成さ れる。 さて未知送信器の位置確定についてより詳細に説明する。第1段階は、所謂全 地球的位置解答を得ることである。もし未知と基準のDTOが各々DTO(未知 ) とDTO(基準)であって、各々対応した送信器/人工衛星の分離の程度と方向 とをそこで幾何学的に表しているベクトルとして図1で未知と基準のアップリン ク経路インデックス l1 U、l2 U、l1 rとl2 rを扱うと:− 但し、l21(r)は未知送信器からのDSRであり、l21(r0)は基準送信 器からのDSRであり、cは光の速度である。更に、rとr0は各場合における 原点としての地球の中心からの未知送信器10と基準送信器22の位置ベクトル である。 人工衛星を経た経路を移動する信号に対するドップラー周波数シフトは、アッ プリンク周波数におけるアップリンクDSRRとダウンリンク周波数におけるダ ウンリンクDSRRによるものである。アップリンクとダウンリンクの周波数は 、人工衛星の折り返し発振器によって持ち込まれた周波数シフトによって異なる 。 かくして:− 但し、fTは、人工衛星の折り返し発振器の周波数である。(26)から(2 5)を減算し、両側にc/fuを掛けることで得るものは:− 但し、ν21(r)は、未知送信器10に対するDSRRであり; ν21(r0)は、基準送信器22に対するDSRRであり; ν1(rm1)は、第1人工衛星14から第1受信器18Aへの傾斜範囲率(S RR)であり; ν(rm2)は、第2人工衛星16から第2受信器18BへのSRRであり; frは、最初に送信された基準信号の周波数であり; fuは、最初に送信された未知信号の周波数である。 もし受信器18Aと18Bが同じ側にあれば、式(27)の右手側の少なくと も2つの項は、その側でDSRRとなる。 式(24)と(27)は、基準送信器に対する未知送信器のDTOとDFOの 計測値と、基準送信器に対する未知送信器のDSRとDSRRの計測値とに関係 している。DTOとDFOは前述のように計測可能であり、DSRとDSRRは 未知送信器を位置確定するのに使用される幾何学的値である。 DSRと位置との関係は、未知送信器位置のDSRを既知送信器位置のDSR に関連させているテーラー式展開を介して近似的に把握される。 かくして:− る。それは、最大変化率の方向を明快に示しているベクトルである。 但し、ex、ey、ezは、x、y、zの直交軸に沿っ単位ベクトルである。 式(24)と(28)が結合され、また式(27)と(29)が結合されて、 次の2つの式を得る:− その場合:− Δk21 l(r,r0)=c〔DTO(未知)−DTO(基準)〕 =l21(r)−l21(r0) (33) さて図13を参照すると、未知送信器位置の確定の幾何学的描写が示されてお り、地球300とその中心304とが図示されている。DSRとDSRRに対応 した式(32)と(31)の左手側ベクトル勾配項は、各々ベクトル310と3 12として示されている。基準送信器現場は、314でベクトルr0によって示 されており、未知源は316でベクトルrによって示されている。第1の半角度 318は、地球表面上の第1円320によって地球中心304で限界が定められ ている。未知送信器は、円320と324の交点で特定される。 rに対する式(31)と(32)とを解く為に、左手側と右手側とは全く等し いものとして扱われ、第1の概算値r1は、左手側のrに置き換えられる。式(3 1)と(32)の右手側は、DTO及びDFOの計測値と、人工衛星14と16 の位置及び速度と、基準送信器22及び受信器18Aと18Bの位置に左右され る。式(31)と(32)の左手側のベクトル勾配の項は、人工衛星14と16 の位置及び速度と基準送信器22の場所に依存している。従って、全ての項は( 未知送信器の現場の第1推定値を定義する)rに対して代入されたベクトルr1 316を除いて、式(31)と(32)では既知である。式(31)と(32) の右手側は、或る基準場所314と人工衛星の位置及び速度に対して一定であり 、それらは、(各々)DSRとDSRRの勾配ベクトル310と312を伴った 未知源の位置ベクトル316のベクトルドット結果は一定であると言う概念を構 成する。もし地球が球形であるとしたら、未知源の位置ベクトル316は一定の 大きさとなり、一定大きさの点軌跡は、地球の中心における一定の半角度318 の範囲を定めている円320となろう。 同様に、未知信号源は、地球の中心における一定の半角度322の範囲を定め ている第2円322を(球形の)地球の表面上に描くように拘束されている。円 320と324は、2つの位置326と328で交わる。好ましい人工衛星の幾 何学形状としては、これら位置の一方326が両方の人工衛星14と16に見え ているが、然し他方328が見えなく、度外視されいるものでる。両方の人工衛 星に見える前者の位置は、未知源10の必要位置である。これら2つの位置につ いての解答は、一対の連立方程式を簡単に解くことによって確定され、DSRと DSRRの計測に対応した2つの位置線の明確な確定を必要としない。 更に精度を高めるに、第1の確定解答r1が、新しい「基準」位置として使用さ れ、また式(31)と(32)が計算し直されて次のものを提供する:− そこで:− Δk21 l(r,r1)=Δk21 I(r,r0)−〔l21(r1)−l21(r0)〕 (37) Δk21 nu(r,r1)=Δk21 nu(r,r0)−〔ν21(r1)−ν21(r0)〕 (38) 式(37)のΔkl 21(r、r1)は、計測されたアップリンクのDSRと確定 された位置r1に基ずいて算定されたものとの間の差であることか理解される。 同様に、式(38)のΔknu 21(r、r1)は、計測されたアップリンクのDS RRと確定された位置r1に基ずいて算定されたものとの間の差であることが理 解される。 rj-1からrjを再算定するプロセスは、差|rj−rj-l|が或る所定量(一般 に50km)より小さくなるまで反復される。50kmの収斂を達成するのに必 要とされる反復回数は、一般に3回であるが、人工衛星の軌道の都合に左右され る。 初期の(又は全地球的な)位置確定解答について収斂が達成されると、次の段 階は、改良された(又は局地的な)位置確定を行うことである。この関係で、全 地球的な位置確定は、とりわけ球形の地球と仮定した為に不正確である。全地球 的な位置確定は、地球の本当の形状等、小さな不安定要素を考慮して、結果的に より精度を高めることかできる。式(24)と(27)は、DSRとDSRRを 観察されたDTOとDFOに関係付けている。初期の(又は全地球的な)位置確 定解答は、式(24)と(27)の右手側に代入されて、これらの式の左手側の 値の予測を行う。観察されたものと予測されたもののDTOとDFO間の差は、 位置の誤差に関する誤差項を引き出すのに使用される。式(31)と(32)に おいて、rに対して僅かに増加変化drさせることで、次のものが示される:− 但し、式(39)と(40)の右手側は、基準値に対する観察されたものと予 測されたもののDSRとDSRR間の差である。式(37)と(38)の左手側 のdr項は、未知送信器位置の残留誤差である。未知送信器は地球表面上になけ ればならないと言う制約の為に、dr項は、ただ東と北の方向に沿った方位面に 各々要素dEとdNを有しているだけである。かくして:− r=rj+dr=rj+dEeE+dNeN (41) 式(39)と(40)は、次のように式(41)を使用している成分の項に記 入される一対の連立方程式を構成する:− 但し、 ・eNとeE及びeNは、点rで位置的に各々束と北を指している単位ベクトルで ある。 式(42)から、dEとdNの項が推定され、未知の送信器位置rの推定値を 正確にするのに使用される。これは、新しい位置推定値rを提供し、局地位置確 定の解答作業が反復され、更に収斂解答が得られるまで位置推定値の精度向上が 行われる。局地位置確定の解答作業は正確な形の式を使うので、得られた解答は 、計測や伝搬や天体暦の誤差によって設定された範囲までは正確なものとなろう 。 以上の説明は、図解の目的にDSRとDSRRの計測の組合わせを使用した位 置確定に集中して来た。この関連で、式(24)と(27)はDSRをDTOに 、DSRRをDFOに関係付けていることに注目される。観察の次の組合わせを 使って未知源を位置確定することも可能である。 (a)人工衛星位置が効果的に変化している場合に異なった時間に一対の人工 衛星から得られたDSR計測値; (b)人工衛星位置が効果的に変化している場合に異なった時間に一対の人工 衛星から得られたDSRR計測値: (c)人工衛星位置が効果的に変化している場合に同様な時間に、又は全体的 に異なった時間のいずれかで、例えば3つの人工衛星の異なった一対の組合わせ を使うことで第2対の人工衛星から得られたDSR計測値と共に、第1対の人工 衛星から得られたDSR計測値; (d)人工衛星位置が効果的に変化している場合に同様な時間に、又は全体的 に異なった時間のいずれかで、例えば3つの人工衛星の異なった一対の組み合わ せを使うことで第2対の人工衛星から得られたDSRR計測値と共に、第1対の 人工衛星から得られたDSRR計測値; (e)人工衛星位置が効果的に変化している場合に、同じ対の人工衛星から、 然し異なった時間に得られたDSRR計測値と共に、一対の人工衛星から得られ たDSR計測値; (f)人工衛星位置が効果的に変化している場合に同様な時間に、又は全体的 に異なった時間のいずれかで、異なった一対の人工衛星から得られたDSRR計 測値と共に、一対の人工衛星から得られたDSR計測値; 図1から図13を参照して述べたDFOとDSRの計測値の組み合わせは、無 変化のままか又は入れ替わるかもしれない一対の組合わせや人工衛星位置には無 関係に通常適用可能なので、最も柔軟な選択である。それは、利用可能な異なっ た人工衛星の一対の組合わせに頼ることがないし、また2つの独立した計測値に 成されるように十分に長い期間に渡って検出可能になっている未知信号にも頼ら ない。上記の代わりの選択(a)から(f)は、一度以上同じタイプの計測値を 使用し、付加的な位置情報は、中継人工衛星の一対の組合わせ又は位置を変える ことで得られる。選択(a)〜(f)からのデータ分析へのアプローチは、ここ で得たものから容易に得られ;後者の分析はDTOとDFOの確定に基ずいた式 を提供する。選択(a)から(f)に必要な全ては、(そのケースがそうである ように)DTO又はDFOに関するそれら式を2回使うことである。例えば、式 (28)と(29)では、l21(r)とν21(r)に対する表現の代わりに、各 時間に又は各一対の組合わせに対してl21(r)とν21(r)のいずれかに対し て2つの表現が存在することになろう。 式(42)は、更に計測や他の誤差の影響によって位置確定誤差を推定するの にも使用される。この場合、dk項は誤差を表し、dr項は位置確定誤差である 。計測や他の誤差は、しばしばランダムに述べられるので、統計的手法が使用さ れ、ルートは引き出された平方位置誤差を意味している。 表1と表2は、本発明に従って基準信号を使用しまた使用せずに各種の誤差項 によって影響されるDTOとDFOの計測値における有り得る誤差レベルを示し ている。 表1 DTO誤差における基準信号の効果 表2 DFO誤差における基準信号の効果 表1は、正常化後のDTOにおける優勢的な誤差が人工衛星位置誤差であるこ とを示しており、表2は、正常化後のDFOにおける優勢的な誤差が人工衛星速 度誤差であることを示している。これらの表は、本発明に従って基準信号を使用 して達成可能な誤差低減において非常に重要な改良が成されていること、即ち人 工衛星位置誤差に関して一桁以上に程度が優れ且つ人工衛星速度誤差に関して二 桁以上に程度が優れていることを示している。 表1と表2における結果は、±0.05度の経度帯域と±0.05度の緯度帯 域以内に人工衛星を維持する静止軌道の日常的な自己位置保持を行っている人工 衛星に対して位置と速度の誤差の内の一般的な値を使用して得られてたものであ る。2つの人工衛星は、東経7度と東経10度に位置決めされ、「未知の」信号 はフランスのパリ(約東経2.5度と北緯50度)に位置決めされ、基準信号送 信器と監視ステーションはUKのデフォード(約西経2.14度と北緯52.1 度)に共に位置決めされていた。 本発明に従って得られる長所を今説明する。 本発明は、離れた受信器現場32Aと32Bにおける未知の位置の信号に対す る位相と周波数の可干渉性と同時に且つ同調して既知位置の基準送信器22から の信号を捕捉し、サンプリングし、信号処理現場34において信号サンプルを引 き続き処理する。それは、局部発振器の位相ノイズや周波数オフセット、時間に 対するドリフト等の人工衛星と地上ステーションからの影響を低減し、それで基 準送信器のものに対するDFOの計測値の精度を改善する。この相殺は、長時間 に渡る(数十秒)サンプリングが未知の送信器から隣の人工衛星チャンネルに溢 れ出した非常に弱い信号の検出や、DTO及び相対DFOの引き続いた満足な計 測を実現するのに必要とされる狭い帯域信号(100Hz未満)にとって特に重 要である。 改善された相対DFOの計測精度は、人工衛星や地上ステーションの受信器発 振器の位相ノイズの限界によって以前は起こり得た約100ミリHzに比較して 数ミリHzの精度でDFOが計測され得るようにしている。 同様に、相対DFOの計測は、傾斜した静止軌道での人工衛星の衛星運動に因 る周波数ドリフト効果がほぼ相殺されるようにしている。この効果は、未知信号 の所定の帯域幅と引き続いた集積時間Tに対して、DFO処理の周波数スロット の最小分解能Δfは、この集積時間によって定義され限定される。この集積時間 に渡って、信号のDFOは、周波数スロットによってドリフトしてはならない。 次いで、これは赤道面に対して静止軌道の最大可能な傾斜角度を限定している。 これらを考慮して、生のDFO計測値の最大傾斜が定義される。同様に、基準送 信器に対するDFO計測値の最大傾斜が定義される。この後者の傾斜は、未知送 信器に対する基準送信器の位置に依存しており、表3の目的に対して、緯度52 度の未知送信器の真南の緯度2度の基準送信器が想定されている。 表3 生及び相対DFO測定値に対する最大許容傾斜角度 表3は、一般的な従来技術のシステムが、地球の赤道に対して0.1度より大 きな傾斜角度の軌道を有した人工衛星とは効果的に働くことができないことを示 している。 図1から図13を参照して説明した本発明の例は、共通したタイミングと、周 波数及び位相の基準とを採用している。このことは、自から共通したタイミング と周波数及び位相の基準とに整合されていない地球上の離れた場所で未知信号が 捕捉されるようにするものであり、引き続きのDTOと相対DFOの計測の質低 下は回避される。このことは、従来技術とは違って共通した地域をカバーする必 要が無く、従って単一の地上ステーションの現場で監視できる必要がない人工衛 星14と16のダウンリンク担当域内に受信現場が配置されるようにしている。 未知信号は、基準信号のように両人工衛星14と16によって受信可能でなけれ ばならないが、このことがケースとなっている多くの実際の周囲条件が存在して いるが故に、このことは重大な限界にはなっていない。しかし、単一の地上ステ ーション現場から両人工衛星を監視すると言う従来技術の特徴は、人工衛星のダ ウンリンクが必ずしも共通した担当域を持つ必要がないので重大な限界となって いる点である。 図1から図13を参照して説明した本発明の例は、更に、人工衛星の天体暦誤 差に依る効果を削減可能としている。人工衛星の天体暦誤差のDFOとDTOに 関するインパクトは、未知と基準の送信器の間では広範囲に渡って共通しており 、従って実質的な相殺が可能となっている。例えば、表2と3に示されているよ うに、東経7度と東経10度に配置された一対の静止人工衛星は、DFOの計測 値に2Hzの誤差を、DTOの計測値に2μsの誤差を持ち込む一般的な自己位 置 保持誤差を有している。このことは、DTOに関して約10kmの、DFOに関 しては2340kmの位置誤差を持ち込むことになろう。既知位置に送信器を使 用することで、天体暦誤差の実質的な修正を可能にする。例えば、パリ(東経2 .5度、北緯50度)に配置された「未知」の送信器に対して、未知現場の真西 に10度のところに配置された基準信号に対するDTOとDFOの減算は、天体 暦誤差による相対DTO誤差を0.29μsまで、天体暦誤差による相対DFO 誤差を35mHzまで減じる。これは、1.5kmのDTO位置誤差と42km のDFO位置誤差に対応している。 未知現場の真南10度に配置された基準信号のDTOとDFOの減算は、天体 暦誤差による相対DTOを0.065μsま、天体暦誤差による相対DFO誤差 を50mHzまで減じる。これらの誤差は、DTOとDFOに対する0.3km と60kmの位置誤差に各々対応している。 もし、基準送信器が未知信号により接近して利用できれば、天体暦誤差のイン パクトは比例して減ぜられる。かくして、未知位置の真西1度の基準送信器1に 対しては、天体暦誤差によるDTO誤差は、0.15kmの位置誤差に対応して 0.03μsとなり、天体暦誤差によるDFO誤差は、4.3kmの位置誤差に 対応した3.6mHzとなり、それらの誤差の0.1は、経度において10度離 れた基準信号で達成される。 本発明の副次的な長所は、次のようなものである:− (a)テーラー級数展開を使って、位置線の演算を必要とせずに未知源に急速 に収斂できる。 (b)時間/周波数の変域を含んだディジタルな信号処理技術を使用したCA Fの実行は、欲しくない信号成分が周波数又は時間の変域で容易に除去され得る ようにする。もし除去されなければ、これらの欲しくない成分は、信号が検出さ れないように及び/若しくはDTO計測精度が低減されるように大きな質低下を 結果のCAFに生ぜしめる。 (c)信号のサンプリングとディジタルな信号処理のアプローチは、位置確定 を行うのに使用されるデータからの信号を明確に再構築できるようにし、これに よって特定の信号が特定の位置に関連されていることを証明可能としている。こ れは、データが処理で壊れたり、特定の確定位置に信号を関連させるのに他に手 段を必要としている従来技術に対しての改良となる。 さて、図14を参照すると、一般に400で示された基準送信器が設けられて いる。基準送信器400は、2つのミキサー404Xと404Yの各々に変調信 号を与える変調された波形の発生器402を組み込んでいる。これらのミキサー は、基準発振器408からの信号に対して両方共位相固定されている各発振器4 06Xと406Yからの14.015GHzの呼称上等しい周波数を有した局部 発振器信号を受信する。ミキサー404Xと404Yからの出力信号は、各増幅 器410Xと410Yに至り、次に第1と第2の送信アンテナ412Xと412 Yに各々に達する。 基準送信器400は、つぎのように作動する。ミキサー404Xと404Yは 基準発振器信号に対して両方共位相固定された14.015GHzに集中された 変調信号から成る出力信号を発生する。結果的に生じる信号は、410Xと41 0Yで増幅され、次いで各アンテナ412Xと412Yから送信される。第1ア ンテナ412Xは、第1人工衛星14に主送信ローブを向けており、第2アンテ ナ412Yは、第2人工衛星16に主送信ローブを向けている。アンテナ送信信 号は、人工衛星14と16を使用した通信交換との衝突を回避するために一般的 な通信信号のものよりも実質的により低い振幅に設定されている。しかし、その 振幅は、受信器18Aと18Bでの検出にとって十分に高く、また通信送信器の サイドローブの振幅よりもより高くなっている。従って、それらは前に述べた同 等のサイドローブに比較してノイズ量に対して改良された信号を提供する。 この構成の長所は、2つの部分から成っている。第1に、基準信号の周波数は 、人工衛星14又は16のいずれかに、例えばチャンネル性能が正常な通信信号 に対して受け入れ難く、従って通常は採用されないようなトランスポンダーの縁 部にアクセスすることが無い周波数を占有するように選択される。第2に、基準 信号のレベルは、信号チャンネル負荷のインパクトが無視できるように両方の人 工衛星14と16において低いレベルに低減される。 図15を参照すると、一般に500で示された基準送信器が示されている。基 準送信器500は、2つのミキサー504Xと504Yの各々に変調信号を与え る疑似ランダムバイナリシーケンス(PRBS)発生器502を組み込んでいる 。これらのミキサーは、基準送信器508からの信号に対して両方共位相固定さ れている各発振器506Xと506Yからの14.015GHzの名目上等しい 周波数を有した局部発振器信号を受信する。それらは、更にミキサー504Xと 504からの信号も送られる電力結合器512Xと512Yに可変減衰器510 Xと510Yを介して搬送波信号も与える。電力結合器512Xと512Yから の出力信号は、各増幅器514Xと514Yに至り、次に第1と第2の送信アン テナ516Xと516Yに各々達する。 基準送信器500は、次のように作動する。ミキサー504Xと504Yは、 基準発振器信号に対して両方共位相固定された疑似ランダムバイナリシーケンス (PRBS)の変調された14.015GHz搬送波から成る出力信号を発生す る。ミキサーの出力信号は、電力結合器512Xと512Yにおいて付加搬送波 成分を受け取るが、それら成分は、可変減衰器510Xと510Yによって都合 の良い振幅に調節されている。結果的に生じる結合された信号は、514Xと5 14Yで振幅され、次に各アンテナ516Xと516Yから送信される。第1ア ンテナ516Xは、第1人工衛星14に主送信ローブを向けており、また第2ア ンテナ516Yは、第2人工衛星16に主送信ローブを向けている。アンテナ送 信信号は、人工衛星14と16を使用した通信交換との衝突を回避するために、 一般的な通信信号のものよりも実質的により低い振幅に設定されている。しかし 、それら振幅は、受信器18Aと18Bでの検出のために十分に高く、通信送信 器のサイドローブの振幅よりも高い。従って、それらは、前に説明したサイドロ ーブの等値に比較して信号対ノイズの比率を改善している。 各アンテナ送信信号における付加搬送波成分は、受信器18Aと18で受信さ れたCW信号成分の観察から直接決められるので、基準信号のDFOの確定を容 易にする。更に、それは、位相の質低下は、各チャンネルで受信されたCW信号 で直接観察されるので、位相ノイズの相殺処理を容易にする。引き続きのCAF 処理の作用は、受信されたダウンリンクの基準信号が基準信号のDFOシフトを 包含しているので、基準信号に対して未知信号のDFOを引き出すことである。 信号のPRBS成分は、基準DTOにおいて単一のピークを有してうまく限定 された時間変域を提供してくれる。これは、隠された反復性を含んで、従ってD TOの本当の値として混乱を起こしながら時間変域CAFに一つ以上の相関ピー クを発生させる。 上記例では、基準DTOとDFOの計測を未知DTOとDFOを確定する目的 で説明した。これは精度を最大限高めることになるが、基準DTOを計測するの は実は必須ではない。CAF処理によって直接未知DTOを計測することは或る 目的で可能であり適切なことである。代わりに、基準DTOは、基準送信器22 と中継人工衛星14と16の位置から幾何学的に確定されよう。しかし、全ての 実際の目的のために、基準DFOを計測して未知DFOを確定することは必要な ことであり、これは、DFO計測の必要な精度がHz×10-3のオーダであるか らであり、また計測された基準DFOを使うことで、中継人工衛星14と16に よって、導入された数Hzのオーダでのこの計測値の誤差を補償することになる 。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE, DK,ES,FR,GB,GR,IE,IT,LU,M C,NL,PT,SE),AM,AT,AU,BB,B G,BR,BY,CA,CH,CN,CZ,DE,DK ,EE,ES,FI,GB,GE,HU,IS,JP, KE,KG,KP,KR,KZ,LK,LR,LT,L U,LV,MD,MG,MN,MW,MX,NO,NZ ,PL,PT,RO,RU,SD,SE,SG,SI, SK,TJ,TM,TT,UA,UG,US,UZ,V N 【要約の続き】 ら、未知信号源(10)の位置が計算される。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.(a)各信号中継器から未知の信号を受信する複数の受信器を配置し; (b)単一信号の複製か、又は周波数、時間及び位相において単一信号に対し てロックされた信号の複製のいずれかであって、公知の場所の基準送信手段から 信号中継器に送信される各基準信号を各信号中継器から受信する受信器を各々配 置し; (c)各受信器によって受信された各未知の信号と基準信号とを、これらの信 号が他で受信された信号から独立して、相互にそれらのタイミングと位相の情報 を保存するようにまとめて処理し; (d)処理された基準信号と処理された未知信号の交差あいまい関数演算を実 施し、次の(i)未知信号の差分時間オフセット(DTO)と差分周波数オフセ ット(DFO)の値、 (ii)異なった信号中継器位置に対応した未知信号のDTOの値、 (iii)異なった信号中継器位置に対応した未知信号のDFOの値、 (iv)信号中継器の異なった組合せに対応した未知信号のDTOの値、 (v)信号中継器の異なった組合せに対応した未知信号のDFOの値の内の少 なくとも一つを確定するために未知信号における位相ノイズと周波数ドリフトの 作用を打ち消すように処理された基準信号を採用し; (e)工程(d)で確定されるDTO及び/若しくはDFOの値から未知の信 号源の位置を算定する上記工程を有していることを特徴とする複数の信号中継器 によって受信された未知信号源を確定する方法。 2. 工程(c)の処理は、未知信号と基準信号とを所定の帯域幅を有した中間 周波数(IF)信号に下げ変換することによって、またサンプル採取タイミング と下げ変換とを正確な周波数とタイミング基準に従って制御してそれらのディジ タルサンプルを得ることによって各受信器で受信された信号について実施される 請求の範囲第1項記載の方法。 3.未知信号と基準信号は、4Mhzより大きくないIF帯域幅を有している請 求の範囲第2項記載の方法。 4.未知信号のDTOが確定され、未知信号が下げ変換に先立って少なくともそ の帯域幅に接近しているIF帯域幅を有している請求の範囲第3項記載の方法。 5.未知信号のDF0が確定され、未知信号の帯域幅が、基準信号の帯域幅に合 わせられる請求の範囲第2項又は第3項記載の方法。 6.未知信号のDFOが確定され、未知信号のIFが、100KHzより小さい 帯域幅を有している請求の範囲第2項又は第3項記載の方法。 7.未知信号のIFは、10KHzにほぼ等しい帯域幅を有している請求の範囲 第6項記載の方法。 8.請求の範囲第1項の工程(d)における交差あいまい関数演算は、ヒルベル ト(Hibert)変換手法から複素数データを発生する工程を有している上記 請求の範囲のいずれかの項に記載の方法。 9.請求の範囲第1項の工程(d)における交差あいまい関数は、基準信号のD TOを確定するために実行される上記請求の範囲のいずれかの項に記載の方法。 10.(a)関連した試行周波数オフセットが必要な仮の値であることを示す関 数最大値が得られるまで試行周波数オフセットの範囲に対して交差あいまい関数 の数値を求めることによって基準信号の仮の値を見い出し; (b)各受信器に関連した第1と第2の基準信号をそれらの周波数変域等値に 変換し; (c)周波数シフトがDFOの仮の値から構成されていて、周波数変域におい て第2基準信号に対する第1基準信号を周波数シフトし; (d)周波数変域基準信号のいずれもの欲しくない周波数成分も削除し; (e)周波数変域において、周波数成分結果を造り出すために第1基準信号の 各周波数成分の複素数共役に第2基準信号の対応した周波数成分を掛け; (f)周波数成分結果を時間変域に変換し、第1と第2の基準信号間の相対時 間オフセットの値の各範囲に対して交差あいまい関数の各値を発生させ; (g)交差あいまい関数の一組の最大強度値を選択し、それらの間の補間法に よって交差あいまい関数の強度の最大値を得て、その最大値に対応するもので、 第1と第2の基準信号間の相対時間オフセットとしての基準信号のDTOを導き 出す上記工程を有している請求の範囲第9項記載の方法。 11.請求の範囲第1項の工程(d)の処理は、基準信号のDFOを得るために 実行され、 (a)各受信器に関連した第1と第2の基準信号間のDTOを確定し; (b)基準信号のDTOに等しい第1と第2の基準信号間の相対時間シフトを 導入し; (c)相対時間シフト後に基準信号のサンプリングを行い; (d)時間成分結果を発生させるために、各第1基準信号サンプルの複素数共 役に第2基準信号の対応したサンプルを掛け; (e)時間成分結果を周波数変域にフーリエ変換し、第1と第2の基準信号間 の相対周波数オフセットの値の各範囲に対して交差あいまい関数の各値を発生し ; (f)交差あいまい関数の一組の最大強度値を選択し、それらの間の補間法に よって交差あいまい関数の強度の最大値を得て、その最大強度値に対応するもの で、第1と第2の基準信号間の相対時間オフセットとしての基準信号DFOを導 き出す上記工程を有している上記請求の範囲のいずれかの項に記載の方法。 12.請求の範囲第1項の工程(d)の処理は、基準信号のDTOを得るために 実行され、 (a)時間と周波数のシフトは各々基準信号のDTOとDFOに等しいもので あって、各受信器に関連した第1と第2の未知信号間に相対時間と周波数のシフ トを導入し; (b)相対時間と周波数のシフト後に未知信号をサンプリングし; (c)第1と第2の未知信号をそれらの周波数変域等価物に変換し; (d)試行周波数オフセットをこの変換された第2未知信号に適用し; (e)変換された未知信号におけるいずれもの欲しくない周波数成分も削除し ; (f)周波数成分結果を発生させるために、第1の未知信号の各周波数成分の 複素数共役に第2の未知信号の対応した周波数成分を掛け; (g)第1と第2の未知信号間の相対時間オフセットの値の各範囲に対して交 差あいまい関数の各値を発生させるために周波数成分結果を時間変域に変換し; (h)交差あいまい関数の値を得るために或る範囲の試行周波数オフセットに 対して工程(d)から(g)を繰り返し; (i)交差あいまい関数の一組の最大強度値を選択し、それらの間の補間法に よって交差あいまい関数の強度の最大値を得て、その最大強度値に対応するもの で、第1と第2の未知信号間の相対時間オフセットとしての基準信号DTOを導 き出す工程とを有している上記請求の範囲のいずれかの項に記載の方法。 13.請求の範囲第1項の工程(d)の処理は、未知信号のDFOを得るために 実行され、基準信号処理から構成され、且つ (a)シフトが基準信号のDTOとDFOに各々等しいもので、各受信器に関 連した第1と第2の基準信号間に相対時間と周波数のシフトを導入し; (b)相対時間と周波数シフト後に基準信号をサンプリングし; (c)時間成分結果を発生させめために、各第1基準信号サンプルの複素数共 役に第2信号の対応したサンプルを掛け; (d)第1と第2の基準信号の間の相対周波数オフセットの値の各範囲に対し て交差あいまい関数の各値を発生させるために時間成分結果を周波数変数にフー リエ変換し; (e)交差あいまい関数からの欲しくない周波数変数成分を削除し; (f)位相ノイズの乱れ情報を含んだ第1と第2の基準信号間に一組の瀘過さ れた時間変域結果を発生させるために削除された交差あいまい関数を時間変域に フーリエ変換で戻す上記行程を組み込んだ段階を有している上記請求の範囲のい ずれかの項に記載の方法。 14.請求の範囲第1項の工程(d)の処理は、未知信号のDFOを得るために 実行され、未知信号処理から構成され、且つ (a)基準信号のDTOとDFOに各々等しい第1と第2の未知信号間に相対 時間と周波数のシフトを導入し; (b)相対時間と周波数のシフト後に未知信号をサンプリングし; (c)時間成分結果を発生させめために、各第1未知信号サンプルの複素数共 役に第2信号の対応したサンプルを掛け; (d)各時間成分結果に第1と第2の基準信号の瀘過された時間成分結果の複 素数共役を掛け; (e)時間成分結果を周波数変域にフーリエ変換し、第1と第2の未知信号間 の相対周波数オフセットの或る範囲の値の各々に対して交差あいまい関数の各値 を発生させ; (f)交差あいまい関数の一組の最大強度値を選択し、それらの間の補間法に よって交差あいまい関数の最大値を得て、その最大値に相当している第1と第2 の未知信号間の相対周波数オフセットとして基準信号のDFOに対する未知信号 のDFOを導き出す上記工程を組み込んだ別の段階を有している上記請求の範囲 のいずれかの項に記載の方法。 15.上記請求の範囲第1項の工程(c)における、未知送信器位置の算定は、 (a)各ケースでの差分傾斜範囲(DSR)が、各送信器から信号中継器まで の経路の長さの差であって、未知信号DTOと基準信号DTOとから基準送信器 と未知送信器のDSRを含んだ式を得、 (b)各ケースでの差分傾斜範囲割合(DSRR)が各DSRの変化割合であ って、未知信号のDFOと基準信号のDFOから基準送信器と未知送信器のDS RRを含んだ式を得、 (c)DSR及びDSRRの式のテーラー展開分析を行って、未知及び基準の DTOとDFOから未知送信器の位置を導出し、中継器の位置及び速度と基準送 信器及び受信器の位置を導出することに基づいている上記請求の範囲のいずれか の項に記載の方法。 16.その請求の範囲の工程(c)において導出される位置は、その第1値であ り、その一つ以上の改善された値は、テーラー展開分析における第1値の戻し代 入によって、また未知送信器の位置の導出の反復によって導出される請求の範囲 第15項記載の方法。 17.(a)未知送信器の位置、中継器の位置及び速度並びに受信器の位置の導 出された値から、未知信号のDTO及びDFOの算定値を発生させ; (b)未知信号のDTO及びDFOの算定値と、交差あいまい処理の助けで計測 されたものとの間の差から導出された未知送信器の位置に対して補正を発生させ る工程によって未知送信器の位置の導出を改良することを含んでいる請求の範囲 第15項又は第16項記載の方法。 18.処理された基準信号及び処理された未知信号は、交差あいまい関数処理に 先立って記憶される上記請求の範囲第のいずれかの項に記載の方法。 19.(a)基準信号が単一信号の複製か又は単一信号に対して周波数、時間及 び位相においてロックされた信号の複製のいずれかであり、基準信号が公知位置 の基準送信手段から信号中継器に伝達されるものであって、各信号中継器から未 知信号と各基準信号を受信する複数の受信器と; (b)各受信器によって受信された各未知信号と基準信号を、これら信号が他で 受信された信号から独立して相互にそれらのタイミングと位相の情報を保存する ようにまとめて処理する手段と; (c)(i)処理された基準信号と処理された未知信号について交差あいまい関 数処理を実行し且つ、次の: (1)未知信号の差分時間オフセット(DTO)と差分周波数オフセット(D FO)の値と、 (2)異なった信号中継器位置に対応した未知信号のDTO値と、 (3)異なった信号中継器位置に対応した未知信号のDFO値と、 (4)信号中継器の異なった組合わせに対応した未知信号のDTO値と、 (5)信号中継器の異なった組合わせに対応した未知信号のDFO値の内の少 なくとも一つを確定するために未知信号における位相ノイズや周波数ドリフト作 用を相殺する基準信号を採用し、 (ii)交差あいまい関数処理で確定されるDTO及び/若しくはDFOの値か ら未知信号源の位置を算定する手段とを有していることを特徴とする複数の信号 中継器によって受信された未知信号源を確定する装置。 20.DTO及び/若しくはDFOに対して得られる値に従って受信された信号 を時間及び周波数に関してオフセットし、このオフセット信号から別の値を得る ように構成されている請求の範囲第19項記載の装置。 21.ほぼ等しい強さの基準信号を信号中継器に伝達する構成の基準信号伝達手 段を有している請求の範囲第19項又は第20項記載の装置。 22.変調されたまた変調されていない搬送波成分を組み込んだ基準信号を信号 中継器に伝達する構成の基準信号伝達手段を有している請求の範囲第19項又は 第20項記載の装置。 23.交差あいまい関数演算に先立って、処理された基準信号と処理された未知 信号を記憶する手段を有している請求の範囲第19項又は第20項記載の装置。
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