JP2000512609A - 改良した骨材及びその製造装置及び製造方法 - Google Patents

改良した骨材及びその製造装置及び製造方法

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JP2000512609A JP06510242A JP51024294A JP2000512609A JP 2000512609 A JP2000512609 A JP 2000512609A JP 06510242 A JP06510242 A JP 06510242A JP 51024294 A JP51024294 A JP 51024294A JP 2000512609 A JP2000512609 A JP 2000512609A
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Abstract

(57)【要約】 強化された構造特性を呈する骨材、マトリックス、及び複合体、及びこれ等を製造するための方法、及び装置を開示する。本発明骨材は3次元の形状を有する。即ち基本四面体(基本)とその4面に結合する一致する四面体(12、14、16、18)とから成るテトラスター(10)の形状、又は単一面で結合した1対のツイン四面体に基づく形状から成るテトラツイン(30)の形状、又は基本立方体の6個の面から突出する6個の方尖塔(21、22、23、24、25、26)から成る形状(20)である。

Description

【発明の詳細な説明】 改良した骨材及びその製造装置及び製造方法技術分野 本発明は骨材、及びその骨材の製造方法、製造装置、及びその骨材を使用する 複合体に関するものである。 発明の背景、及び発明の要約 多くの構造材料の利用は、他の種々の材料の中でも、強度の欠如、クラック、 及び熱膨張の問題のため制約を受けている。良く知られている例は、セラミック 、及び粘土の分野であり、一般に、これ等の材料は熱応力を受ける際の破壊に対 する抵抗性を欠如しているため、大規模な構造物に使用されていない。 セラミック材料の破損の状態は、ミクロ組織的な変形、又はセラミック粒子、 及びセラミック材料内に含まれる結合材の不均質な分散により引き起こされる微 細なクラックとして説明されることが多い。材料が破損するまで、2次元平面内 の通路に沿い、クラックが伝播することが分かった。 従来の技術はマトリックス内に選択的に分散させた補強材を組み込むことによ って、これ等の構造的欠点を改善することを求めて来た。板状材料、繊維、ひげ 状材料、及びパーライト、及び焼成グロッグのようなミネラル物質がそのような 多くの補強材の若干のものであり、これ等の材料はセラミック材料に採用されて いる。しかし、従来の補強材は、破壊に対する靱性が僅かしか増大しないため、 大規模な、又はその他の要求される用途に対して適していなかった。特に、多く のセラミック材料は急激な疲労破壊を生ずる傾向があるため、大部分の構造用、 及び耐火用へのセラミック材料の利用は厳しく制約されていた。また、セラミッ ク材料の未処理での形成中、及び焼結中に生ずる欠陥のため、セラミック材料の 性質を予測することが困難であった。 高耐火性物体に採用されている現在既知の骨材は球状、管状、又は任意の幾何 学的形状を有する。第1の技術的考慮は充填の効率である。一般に、優劣が検討 された処理方法が実施されており、5種類の異なる寸法までの限られた分級物を 利用してほぼ理論的な密度を達成している。例えば、Alcoa Corporationはその 市販のアルミン酸カルシウムセメント製品の1つである分類した寸法の4種類の 限定した分級物を使用することを勧めている。 充填された大きな粒子の間隙に小さな粒子を導入し分散させると、多孔性、及 び気孔寸法を小さくすることが良く知られている。逆もまた真であり、一層微細 な粒子に大きな粒子を加えると、微細と気孔とが置き代わり多孔性が減少する。 このひな型をFurnas Modelと呼ぶ(C.C.Furnas,U.S.Bur.Mines Rep.Invst .2894(1928)参照)。充填されている大きな粒子が接触している時、粗い粒子、 中間粒子、及び微細粒子の混合物についての理論最大充填割合PFmaxは次のよう に表される。 PFmax=PFc+(1−PFc)PFm+(1−PFc)(1−PFm)PFf ここに、PFc、PFm、及びPFfはそれぞれ粗い粒子、中間粒子、及び微細粒子の充 填係数である。 例えば、McGearyは直径1.28、0.155、0.028、及び0.004cm直径の振動を受ける 鋼球のカテナリーシステムで95%の充填密度を実験的に達成した(R.K.McGear y,J.Am.Ceram.Soc.44(10),513-522(1961)参照)。 しかし、DingerとFunkは最高密度の充填には、連続する粒子寸法分布が好適で あることを理解した。彼等は次の関係式を導き出した。 ここに Fm(a)=粒子寸法aより細かい累積留分 n=累積粒子寸法対粒子寸法分布曲線における傾斜 amax=最大粒子寸法 amin=最小粒子寸法 充填密度は1/nの増大、及び粒子寸法範囲の増大につれ、増大し、充填密度 は80%を越えることもある。上述の考えは形状が球状で、理想的な充填状態に おけ粒子にのみ適用することに注意すべきである。また、McGeary(95%)に よって達成されたような理想的な球状粒子の充填状態では、残り5%(マトリッ クス空間)は、このシステムの球の等位点間の非常に薄い通路によって連結され た脆弱な幾何学的形状の分離した空隙のパターンにより特徴づけられていること に注意すべきである。 例えば、従来技術では球状粒子、及び球状に近い粒子の点対点接触を使用して 一層良い密度を達成している。更に、棒状粒子の場合、線接触を達成して充填を 改善することができる。面対面接触を達成できるから、板状材料を使用して充填 を一層改善することができる。しかし、実際上、棒状粒子、板状粒子を使用する 時、粒子間の橋絡が起こり、充填を妨害する。充填の妨害を考えない理想的な状 態の場合でも、棒状粒子、板状粒子を使用する結果、等容積性が失われる。等容 積性が失われると、単一体は平面内剪断力、及び引張り力から生ずる破損に弱く なる可能性がある。 棒状粒子、板状粒子はその長い寸法の方向に平行に指向する傾向があるため、 層状化し、従って等容積性が失われるため、棒状粒子、板状粒子を使用する材料 の等容積性は通常失われるのである。 面対面接触であると最も高い充填密度を生ずるが、最高充填密度と等方性とを 保持するためには、あらゆる寸法において均一性を達成しなければならない。球 状粒子を包囲する均一な面対面接触は達成するのが非常に困難である。棒状粒子 、及び板状粒子の均一な線対線接触、及び面対面接触を達成するのは、実際上、 不可能である。 多くの構造材料のクラック発生の1つの理由は、成形される媒体の不完全な均 質性が製造プロセスを通じて持続するからである。従って、このような不均質性 (材料の勾配)を有する材料が使用されると、加えられた応力、又は(製造にも 関連して)もともと有していた応力、又はその両方が不均質の位置に偏在し、応 力勾配を生ぜしめる。その位置におけるクラック表面区域の全エネルギー要件が 臨界限界値に達すると、クラックの伝播が確実になる。 Mechanical Properties of Polymers and Composites,Marcel Dekker(1974 ) においてLawrence Nielsenが報告したように、複合材料は2個、又はそれ以上の 構成材料から成り、2個、又はそれ以上の相から成る材料として定義される。こ のような材料は3つの一般的な種類に分ける必要がある。即ち、1.連続するマ トリックス相と、分離した粒子からできた不連続の充填相とから成る粒子充填材 料、2.繊維充填剤入り複合材、3.2個の連続相から成る骨組み、又は相互に 貫入する網状複合材である。この最後の種類の材料の例として、充填剤入り開放 小孔発泡体、及び焼結マット、又は同一材料を充填した網状生地がある。 多くの市販の重合体材料は、複合材料である。しかし、そのように考えられな いことが多い。例としては、ポリブレンド、ABS材料、発泡体、床タイル、及 び電線コーチングのような用途に使用される充填剤入りポリ塩化ビニル、充填剤 入りゴム、種々の充填剤を含む熱硬化性樹脂、及びガラス繊維充填プラスチック がある。単一均質ポリマーを使用せず複合材を使用する多くの理由がある。即ち 1.剛性、強度、及び寸法の安定性の増大、2.靱性、又は衝撃強さの増大、3 .高温変形を起こす温度の上昇、4.機械的緩衝性の増大、5.ガス、液体に対 する透過性の減少、6.電気的性質の改善、7.費用の低減である。 上述の望ましい特徴は単一材料では得られない。複合材料が提供しなければな らない利益は複雑な流動学的挙動と困難な製造技術とを含む望ましくない性質と 、若干の物理的、機械的性質の減少とをバランスさせることである。 複合材料の性質は構成要素の性質により、充填材相の形状により、システムの 形態学により、更に相間の界面の性質により決定される。従って、形態学上の性 質、又は界面の性質を変更することにより、複合材の非常に多い性質を得ること ができる。機械的挙動に大きな影響を及ぼし得る界面の重要な性質は相間の接着 結合強さである。 明らかなように、本発明は複合材の配合、及び製造の分野を改良するものと信 ずる。 上述したように、複合材システムに関する記載の1つは連続するマトリックス 相と、分離した粒子の不連続の充填剤相とから成る粒子充填材料である。 本発明の理解を進めるため、特定の挑戦する出願に加えたような含まれる或る 新規性の要約は助けになるものと信ずる。 上述の定義を心に置き、放射性廃棄物、その他の有害廃棄物の長年(100,000 年)貯蔵する単一体容器を考慮されたい。 具体的に言えば、この容器は1キロリットル、又はそれ以上の材料を保持し得 るだけ大きくあるべきである。この分野の技術状態は、せいぜい不銹鋼、又は鉄 筋コンクリート構造を含む短期間の解決策である。 この目的は実際的に十分大きな容器であり、長期間完全に確実であるように技 術的裏付けがあることである。特定の材料の選択は徹底的な分析によって得られ る。潤沢で、比較的安価で、非吸収性で、放射線に非常に抵抗するアルミナがこ のような分析に対し候補材料である。 この容器は次のように製造されるものと信ずる。 1.有限要素法を採用して容器の正確な大きさ、寸法を決定する。ここで、容 器、従って、その容器を配置する場所はテトラスターのような(ここに開示した )特殊な3次元網状幾何学的形状から利益を受けるものと信ずる。 2.幾何学的形状、寸法が一旦決定されると、骨材寸法、マトリックス、骨材 、及び相互の相間の成分化学、及び網状の程度のような特定の材料条件をを定め る。ここで、容器の壁の厚さを10〜20cmに考える場合には、(最も長い寸 法に沿って計って)ほぼ0.10〜1.00cmの骨材が好適である。 マトリックスの候補材料は破壊に対する高いモジュラス、小さい熱膨張係数、 及び熱衝撃に対し大きな抵抗性を示すものであることが必要である。マトリック スの若干の候補材料はアルミナ、ムライト、硼珪酸塩、及びリチウムアルミナシ リケートである。 3.ここに開示した方法によって骨材を製造することができる。80〜90% の容積を占める網状組織を達成した時、主要補強材相は、厚さの寸法内に、ほぼ 0.001〜0.005cmのマトリックス相を残すものと信ずる。(容器の破壊に対する優 れた靱性に関係がある)このマトリックス相はマトリックスと補強相とから成る ことができる。この場合、マトリックスレベルの補強材は約10〜50μmであ る。これ等の骨材のための微小相生産物技術が一旦開発されれば、マトリックス 補強材へのこの格付けした処理方法を少なくとも他のレベルで実施する。 4.当業者に既知の方法に従って、未処理の構造の注型を行うことができる。 しかし、容器の大きな寸法、及び求められる最終使用を考慮して、既知の方法論 への代わりの研究方法を考えることが賢明である。壁の厚さと補強材相の均一性 は厳密に重要であると考えられる。この均一性を達成するための一方法は二軸遠 心注型法を含むかも知れず、この場合、所定量のマトリックスと骨材とをモール ドに装入した後、2個の垂直に対向する軸線の周りにモールドを回転させる。機 械的振動、又は超音波振動、又はその両方を採用して、均一な壁厚さと、補強相 の網状化とを容易にする。 5.廃棄物の装入口、検査孔、又は(もしモールド設計に無ければ)監視孔を この点で適応させることができる。しかし、この努力を行う前に、結合材の除去 相、又は焼成相を通じて注型を行うまで待つことも賢明である。実際、必要な取 付け部を機械加工する前に、容器を完全に高密度化し終わる後まで待つことが賢 明であることが証明される。 6.構造体の完全な高密度化(焼結)の次に通常の炉内処理の方法を行うのが 良いと信じられる。しかし、容器が異常な寸法であれば、従来の方法による均一 な熱分散の維持は、不可能でないまでも困難になるであろう。既知の技術の代案 として、新規な指向性マイクロ波焼結法が考えられ、この場合、容器の形状、及 び寸法はマイクロ波では2倍にされ、次に結合材を除去され、又は焼成され、又 はその両方を受けた単一材上に重ねられる。 純粋なアルミナはマイクロ波にあまり感応しない。結合作用を達成するため、 或る金属元素の百万分台の濃度の形のドーパントが使用されている。硼珪酸塩、 及びリチウムアルミナシリケートマトリックス成分を考える場合には、この結合 を達成できるものと信ずる。(ここに開示するように)補強相は骨材製造プロセ スの一部として既に焼結されており、容器の完全な高密度化を達成するためには マトリックス成分への相互の相関係(この場合の焼結)が必要なだけである。 アルミナのマイクロ波焼結にはマイクロ波周波数のエネルギー、及び輻射線を 、形成された未処理の材料に加える必要がある。今のところ、これは制御が困難 な激しいプロセスである。この振動成分のための候補材料の導電性の大きさ、及 び形式は、材料がマイクロ波効果を呈するか、否か、即ちマイクロ波の焼成状態 下での一層早い運動エネルギーを呈するか、否かを決定する因子であると思われ る。 イオン導電率はこの効果を強めると思われ、一方、材料の導電率はこの効果を抑 制するように思われる。焼結ランプ内へのマイクロ波エネルギーの適用は匹敵す る密度まで一層早い焼結を確実にし、その結果、粒子の成長を減少させる。 シリカ、及びハイシリケートのようにもともとマイクロ波エネルギーを受けに くい材料の場合には、候補材料がマイクロ波により加熱を受け入れるようにする ために、成分のドーピングは必要であると思われる。必ずしも限定されないが、 ドーパントとしてクロム、銅、及びユーロピウムがある。 イオン導電性は種々の電荷のイオンの化学的相互作用(大部分は不純物の程度 と形式との変化による)を意味し、一方、導電性は帯電媒体内の電子の流れを意 味する。 Walter H.GitzenがAlumina as a Ceramic Material(1970),pp.75-84で報告 したように、室温(常温)で、開放小孔に吸収された水は誘電損失に貢献するこ とをKose及びHermanoが発見し、高温の1550〜1650℃において、周囲空気の導電 性は高温測定で、顕著であることをPeters、Feinstein、及びPeltzerが示唆して いる。 焼結アルミナは高温において、増大するレベルの酸素に曝されると抵抗率を増 大することを1936年に報告し、この作用は、Kose及びHermanoによって確かめら れた後の発見結果と比較した時、酸化のプロセスに起因すると結論を下している 。即ち、高温での酸素に富む雰囲気は、アルミナが周囲の空気のみに曝された時 、期待される還元作用の程度を減少させたのである。 Heldt及びHaase(1954)は真空中で焼結した非常に純粋なアルミナ(全不純物 が0.03%以下)の真空中における電気抵抗を測定し、ガス炉内で焼結した純度が 劣る試料(不純物が約0.06%)についての同様の測定結果と比較した。「純粋」 な材料は2.50電子ボルト(ev)の放射化エネルギーを有し直線関係曲線を有する。 純度が劣る試料は約1100℃で途切れる曲線を有する。1100℃以下では放射化エネ ルギーは2.38evであり、1100℃以上では放射化エネルギーは2.5evであった。110 0℃以上での導電性は電子移動と、純粋酸化物に関連する機構とによる実質的に 真の半導電性を意味する本質的なものを表している。大部分不純物により制御さ れる本質的でない伝導は1100℃以下で起きると考えられる。伝導は830℃以下 ではイオン的であり、これより高い温度では原子的であることを松村氏が1966年 に述べている。 上述の全ての努力にも係わらず、多くの構造材料の使用は、強度の欠如、クラ ックの発生、及び熱膨張の問題のために制約を受けている。 従って、セラミック材料のような構造材料の破壊に対する靱性を改善するとり わけ補強材、及びそれを製造する方法が待望されている。 本発明の一態様は、唯1種類の寸法留分のみを使用し、空隙容積が無く100 %の密度に理論的に充填可能な独特の3次元形状を有する骨材である。充填効率 のこの高いレベルは3次元網状マトリックスの新規な形状の面対面接触の結果で ある。独特の粒子形状、及び全ての寸法に網状になるその能力のため、種々の形 態の充填球状粒子について前に考えたことは一般に適用不可能である。 本発明の他の態様によれば、調和した所定の網状化できる骨材を使用して構造 マトリックスを形成する。そのような骨材の一例はテトラスターと称し、基本四 面体(基本)の4個の面を一致する四面体に結合する。骨材の他の例はテトラツ インである。テトラツインは1対の四面体を単一の面で一致して結合したもので ある。更に他の網状化できる形は基本立方体の6個の面から6個の方尖塔の形状 を突出させたものである。 本発明の他の態様によれば、クラックの伝播が最少で、脆性破損を避けるよう にした疲労抵抗マトリックスを形成する。 更に、本発明の他の態様によれば、われわれが権利を要求している形状の先駆 的骨材を使用して、網状マトリックスを形成する。次に、この先駆的骨材に点火 し(灰化し)、溶解し、又は除去し、網状の先駆的骨材の幾何学的形状によって ここで画成されている空隙を残す。このような物体は(例えば)耐火物の分野で 熱絶縁物として用途があり、熱絶縁物は寸法の安定性、一定の多孔性、及び熱衝 撃に対する抵抗性が要件である。 本発明の他の態様によれば、先駆的骨材を所定の分散が得られるよう網状化し 、次に種々の方法(化学的蒸着法等)で置換し、又は変形し、以前には得られな かった複合体を得る。 本発明の更に他の態様によれば、網状化した骨材を採用するマトリックスを注 型し、焼成して、有毒廃棄物、又は核廃棄物の長期間にわたる容器に適する不透 過性の収容容器として役立つようにする。 本発明の更に他の態様によれば、上述の収容容器を網状骨材の形状に構成し、 収容保管場所に網状に配置し、これにより全体の場所の保管容量を最適にし、急 激な、地震の作用に関連する損傷を防止する。網状の技術程度(分散度)は、実 質的な位置に関する調査、及び提案された収容幾何学の有限要素法による解析に よる。分散距離(網状、マトリックス空間の度合)に通常の砂のような充填材を 充填し、網状収容体にクッション性を与え、更に安定化する。 できあがった容器(例としての組成物はアルミナ・アルミナ、ムライト・アル ミナ、硼珪酸塩ガラス・アルミナ)も熱衝撃に対し高い抵抗性がある。即ち、こ の構造体の熱膨張係数は広い温度範囲にわたり容器の完全性を危うくしないもの である。高温、及び低温放射性廃棄物から受けるような早い温度変化を容器が受 けた時、熱衝撃に対する高い抵抗性は望ましい。このような抵抗性があれば、「 高温」の要素を容器内に急に投入し、容器内に不均一に分散させた時経験するよ うな不均一な熱負荷によっても容器の完全性は危うくならない。 本発明の他の態様によれば、ばらつきのない網状骨材を造るため、モールド表 面を形成する。 本発明の更に他の態様において、(機械的振動源、超音波源、マイクロ波源、 又はその他のコヒーレント、又はブロードフィルド振動源からの)付加的振動エ ネルギーはモールド面を通じて注型、又は加圧成形される材料に加えられる。こ れ等の振動エネルギーは単一、又は組み合わせて使用される。未処理骨材を加圧 成形し、次に直接、マイクロ波焼結雰囲気内に通す連続製造プロセスを想像する ことができる。 本発明の更に他の態様において、形成体がマトリックス自体が網状幾何学形状 の骨材から成る網状マトリックス内に配置した骨材から成る。数マノメータ未満 から数インチより大きいマトリックスの限定した留分に順次の骨材の網状幾何学 的形状を採用することは理論的に可能であると信じられる。 組成物への上述の研究方法から生ずる形成体は材料の強度、破壊靱性に一歩の 前進を示すものと信ずる。 本発明の上述の説明、付加的要旨、及び利点は、添付図面を参照する次の詳細 な説明から一層明らかになろう。 図面の簡単な説明 図1は本発明の第1実施例の骨材形状を示す。 図2は本発明の第2実施例の骨材形状を示す。 図3A〜図3Fは本発明の第3実施例の骨材形状の図面を示す。 図4は骨材の網状組織の一例を示すため図1の一連の骨材を示す。 図5は骨材の網状組織の一例を示すため図2の一連の骨材を示す。 図6は図2の骨材を2次元に配列した状態を示す。 図7は骨材を製造する一方法を示すフローチャートを示す。 図8は骨材を製造する一方法の線図を示す。 図9は本発明の一実施例の装置の横断面図を示す。 図10は図9の実施例の10−10線に沿う平面図を示す。 図11A〜図11Cは本発明による生地の対応する底面図を示す。 図12A〜図12Cは図11A〜図11Cの生地の平面図を示す。 図13は図12Cの13−13線に沿う側面図を示す。 図14は図12の生地の斜視図を示す。 図15は本発明装置の斜視図を示す。 図16は本発明の骨材を製造する一方法を示すフローチャートを示す。 図17は本発明装置の代案の実施例の側面図を示す。 図18は図17の装置の平面図を示す。 図19は骨材を製造する一方法を示すフローチャートを示す。 図20は図17の装置の拡大図を示す。 図21は本発明装置の代案の実施例を示す。 図22は本発明装置の代案の実施例を示す。 図23は本発明装置の代案の実施例の図面を示す。 図24は線24−24に沿う図23の装置の平面図を示す。詳細な説明 本発明は特に複合材料を補強するための、中でも独特の骨材に関する。これ等 の新しい種類の骨材を多少ともマトリックス(網状にした)に均一に分散させる と、従来の複合材料より優れた強度特性と、破壊に対する強靱特性とを発揮する ものと信じられる。本発明の或る態様に関して等しく重要なことは、付加的エネ ルギー(即ち超音波)を加えて加圧成型することによって組成の均質性に優れた 大量の均一寸法の骨材を生産する能力である。 図1を参照し、本発明の一実施例による骨材、即ちテトラスター10は等四面 体(「基本」四面体)の形状を有し、基本四面体の4個の面のおのおのに1個宛 の4個の付加的四面体12、14、16、18を結合している。実際上、このよ うな骨材は、一体構造として形成するのが望ましく、説明の都合上、結合の語を 援用する。 図2は代案の骨材、即ちスタージャッキ20を示す。この形状は4個の側面を 有する6個のアーム21、22、23、24、25、26を基本立方体の6個の 面からそれぞれ突出させている特徴を有する。これ等アームを方尖塔の形状にす ることができる。 図3A〜図3Fは他の代案の骨材、即ちテトラツイン30の種々の方向から見 た図面を示しており、このテトラツィンは1対のツイン四面体に基づく種類の形 状から成り、1個のツイン四面体に対し同一の割合、及び寸法の他のツイン四面 体を面対面接合している。言い換えれば、このテトラツイン30は4個の側面を 有する4個のピラミッドから成り、各ピラミッドは他のピラミッドに合致する少 なくとも1個の側面を有する特徴がある。また特に、各ピラミッドは基礎平面と 3個の側面とを有する。第1対のピラミッドは、その第1下部ピラミッドの基礎 平面に第1上部ピラミッドの基礎平面を結合することによって第1対のピラミッ ドを互いに接合している。同様に、第2下部ピラミッドの基礎平面に第2上部ピ ラミッドの基礎平面を結合することによって第2対のピラミッドを互いに接合し ている。次に、第1下部ピラミッドの一側面を第2上部ピラミッドの一側面に結 合してテトラツイン30を形成している。テトラスター10同様、互いに結合さ れた部に依存することなく、テトラツイン30を一体の構成要素として構成する のが好適である。テトラツイン30はそれぞれ1〜10のラベルを付した10個 の側面を有する。2次元の紙面上にこの実施例を示すことは困難であるから、こ のテトラツインの平面図、前面図、底面図、背面図、及び側面図を示す。 図4は他のテトラスター10a、10bに密接するテトラスター10を示す。 同様に、図5、及び図6はそれぞれ一連のスタージャッキ20a、20b、及び 20cに密接するスタージャッキ20を2次元に示し、更にスタージャッキ20 d、20e、20f、及び20gを有するスタージャッキ20を示す。 骨材は、必ずしもこれに限定されないが、粘土、セラミック、ポリマー、ガラ ス、金属、金属固溶体、中間化合物、ガラスセラミック、炭素、及びグラファイ ト、雲母、有機樹脂化合物、セメント、及びセメント状用材の種々の材料から造 ることができる。骨材の図示の実施例はアルミナセラミック、及び予焼成した粘 土で造られる。 粘土は一般にアルミニウム、鉄、又はマグネシウム(両者は結晶質、及び非晶 質)の水和シリケートが主成分であることによって特徴があるが、多くの他の化 合物を含むこともできる。所定の用途に対し、特定の粘土を選択するには多くの 実験を行わなくとも通常の当業者の判断でなされる。種々の用途のための種々の 粘土の適性に関する文献として、古典的であるが現在も出版されているGrim,R.E .,Clay Mineralogy、第2版、McGraw Hill International Earth & Planetary S cience Series,N.Y.1968,ISBN:0-317-28217-4がある。 ここに述べる方法によってこれ等骨材は一層経済的に製造されるが、これ等の 形状は現在知られている機械加工技術を使用して個々に機械加工して形状を得る こともできる。 従来のもので、鋼線、及びニードルを有する補強セラミック、及びセメントを ベースとする耐火物を含んでいるものがある。しかし、充填効率の向上、従って 材料の性質、性能の向上は、性質として本来から3次元網状組織を有するテトラ スター、スタージャッキ、及びテトラツインにこのような金属材料を使用するこ とによって実現することができる。 硬質で、強靱で、高温耐熱性がある骨材用の候補の他の材料として、必ずしも これに限定されないが、酸化アルミニウム、酸化ジルコニウム、酸化マグネシウ ム、酸化クロム、酸化亜鉛、フェライト、尖晶石等の酸化物がある。金属アルコ キシド・ゾル・ゲル、及び溶液沈殿法、及び共沈法を使用することができ、これ 等の方法ではここで説明する特殊な形状の成核種結晶を有する必要がある。 タングステン、珪素、アルミニウム、ボロン、チタン、バナジウム、ハフニウ ム、ニオビウム、タンタル、クロム、モリブデン、及びジルコニウムの炭化物は すべて用途と最終使用に応ずる骨材の製造用の優れた候補材料である。これ等の 材料の多くは、そうでないものもあるが、高温で耐酸化性である。 アルミニウム、チタン、ジルコニウム、ハフニウム、バナジウム、ニオビウム 、クロム、モリブデンの硼化物は用途と最終使用に応じて使用できる骨材の製造 のための他の選択候補材料である。これ等の材料の多くは、若干はそうでないが 、高温で優れた耐酸化性を与える。 更に、チタン、ジルコニウム、ハフニウム、バナジウム、ニオビウム、タンタ ル、クロム、モリブデン、及びタングステンの珪化物も用途と最終使用に応ずる 骨材として非常に適する。これ等の材料の多くは、若干はそうでないものがある が、高温で優れた耐酸性を与える。 必ずしも限定しないが、金属、金属固溶体、中間化合物、セラミック、ガラス 、炭素、及びグラファイト、雲母、プラスチック、及びその他の有機化合物、セ メント、セメント状用材を含む骨材と共に広範囲のマトリックスを使用すること ができる。 高温熱可塑性マトリックスを選択する分野では、本発明の原理を採用すること によって利点が得られる。可能性あるものとして、必ずしもこれに限定されない が、化学物質、輻射線、天候、及び燃焼に対して抵抗性が高く、加熱撓み性に優 れた液晶ポリマー(LCPs)、溶剤に対し抵抗性があり、耐摩耗性で摩擦抵抗が低い ポリアミドイミド(PAI)、靱性があり、火焔の作用を遅らせ、紫外線に対し抵抗 があり、寸法的に安定しているポリアリレート、圧縮強度が高く、寸法的に安定 しているポリベンゾイミダゾール、化学物質に対し抵抗性があり、クリープ変形 が少ないポリエーテルイミド(PEI)、加水分解安定度が良好で化学物質に対し抵 抗があり、加熱撓み性に優れたポリエーテルスルホン(PES)、靱性に優れ、加熱 撓み性に優れ、化学的性質が良好なポリイミド(PI)、化学物質に対し抵抗があり 、強力で剛性が高いポリケトン、ポリフェニレンエーテル(PPE)、ポリフェニレ ンサルファイド(PPS)、ポリフェニルサルフォン、ポリフタルイミド(PPA)、 ポリサルホン(PS)、ポリエーテルケトン(PEK)、ポリエーテルエーテルケトン(PE EK)、ポリエーテルエーテルケトンケトン(PEEKK)がある。 上述の全ての形状が網状化の性質を有し、即ち協働する同一の要素との網状組 織を形成する能力があることが好適である。図4〜図6に示すように、この性質 により骨材は互いに密接した形態に配置され、1個の骨材の表面が規則的な一連 の位置を占める近くの骨材の表面に隣接して配置される。3次元の配列も構成す ることができるが明瞭に図示するのが一層困難である。 テトラスターとテトラツインとの場合には、網状組織にわたり等方性を維持す る。 スタージャッキ、特に一連の配列したスタージャッキの場合、等方性は失われ 、古典的な原子構造の相互格子レベルの結合特性に非常に類似した層状現象が発 生する。 現在、この現象は超電導及びデータ記憶のような用途分野で有利になり得ると 信じられる。 以下に説明するように、全部のケースではないが、「ゼロマトリックス」、即 ち骨材間に間隙が存在しないように骨材を充填しないのが望ましい。このことを 達成する一方法は骨材の形状の設計にある。例えば、図2の骨材の6個のアーム をテーパにし方尖塔形状にする。このテーパにより、これ等骨材の配置がゼロマ トリックスになるのを防止する。(実際、このテーパ形状によってこの骨材を湾 曲チェーン状に配列し、その網状組織によって任意の可撓性として反映された自 由度が得られる。) 補強に関する本発明の一態様は3次元の網状組織であり、言い換えれば骨材を 3次元に正確に繰り返される配列で積み重ねることができる。 マトリックス骨材システムにおける網状組織は、骨材(補強)構成要素の多少 とも均一な密接性から生ずるウェブ状網状界面として明らかになっている。 真の3次元網状組織は別々の素子の座標平面にほぼ平行な粒子対粒子の界面に よってしばしば特徴付けられる。 スタージャッキ、テトラツイン、及びテトラスターは例えば次のものによって 明示される網状幾何学の骨材形状の新規な組を表している。 (1)均一に密接するための等容積の同一クラスの構成要素を持つ可能性 (2)用途需要に応じて厚さの寸法を変化させた密接パターン自身(網状マト リックス)の改良した建築上の性質 (3)球状、及び任意の形状の点対点をベースにする調和、又は繊維状補強材 の線対線をベースにする調和についての改良である骨材のための平面をベースに した調和の機会 (4)クラック通路迂回のための実質的に増大した可能性、及び (5)テトラスター、及びテトラツインの場合の零マトリックス「複合」体を 達成し得る理論的確率 骨材網状組織の最大利点を達成するため、骨材が少なくとも部分的に、相互に 若干密接するだけ十分密に骨材を充填する。網状組織に関連する構造上の利点は 密に充填することによって増大する。しかし、骨材が零マトリックスに充填され 易い形状であって、システムが零マトリックスのように設計されていない場合に は、隣接する骨材片の間に少なくとも若干のマトリックスが残存するように気を 付けなければならない。そうしないと、この構造は全体としての結合に故障が発 生し易くなる。図示の一実施例の骨材はこの組成物の約80%の容積で有する。 明らかなように、骨材は組成物の70〜90%を容積で有することができる。 応力増大の発生を減らし、ここに開示する骨材の建築上の性質を一層高めるた め、或る状態では骨材付加物の端縁を丸くし、隅角部にフィレットを付けるのが 得策であることを証明することができる。この場合の付加物はその骨材の基本平 面に接触している。これ等の技術は当業者に既知である。また、丸みとフィレッ トの程度は用途による。 上に述べた2つの異なる骨材の形式を使用して達成できる充填密度は従来のも のより良好である。我々は用途がそれを必要としていれば殆ど100%の充填密 度が得ることができるものと期待している。 スタージャッキの充填密度の一つの出発点は上記骨材のおのおのが単一点以上 の点で交差することなく、2個の隣接する骨材間に、仮想平面が位置し得ないだ け十分にスタージャッキを密接させた時発生する。テトラスター、及びテトラツ インの場合の網状組織は次の時に起きる。 1.単一のテトラスター、又はテトラツインの任意の2個の付加物の任意の2 個の端縁間に構成された仮想平面が他の同様の素子の態様、又は付加物によって 貫入された時。 2.単一のテトラスター、又はテトラツインの任意の2個の付加物の任意の2 個の端縁間に構成された仮想平面が破断し、又は他の同様の素子の態様、又は付 加物によって交差した時。 特定の幾何学的構成配置又は形態内で規則的な単一球を通常のように充填する 例は次の表の通りである。 最上の骨材の形状を決定するに当たり、数個の点を考慮する。一つの厳密な態 様は骨材の単位容積当たりの利用可能な表面積に関する。マトリックス複合材料 を補強するために使用する時、骨材の高い充填効率と有効補強性質とを得るため には表面積対体積比を大きくするのが望ましいことが多い。球、種々の形状の粒 子、板状、ひげ状のような従来の補強材に比較する時、本発明の骨材は補強材に 関して同様の体積割合を要求されることは殆どない。言い換えれば、本発明の骨 材は骨材が占める空間に関して、上記の従来の補強(骨材)形状より一層有効で ある。 骨材の補強材の性質と、その容積に対して利用できる表面積とは、多くの用途 において重要な因子であると信ずる。この表面積は化学的反応、又は機械的反応 、又はその両方の反応である相互の相間の反応のために利用される。この表面補 強材の面積が広ければ広い程、補強の利益が大きい。 実際上、補強材にはできるだけ高い負荷を掛けるのが産業上のプラクチスであ る。従って、補強材の達成できる体積割合は骨材の充填についての幾何学的考慮 、及び関連する複合骨材の製造結果のみによって制約を受ける。全体として本発 明は関連するこれ等の両方の領域を対称としている。この骨材の形状は骨材の完 全な網状組織を強めるための容易なモードとして振動を強く提案していると我々 は信ずる。しかし、ここに開示する振動を利用する新規性な発明は、種々の性質 を有するが、単一作業への付加物を説明するに過ぎない。 過去、短繊維と球状体との組合せは、マイクロ充填の原理から分析されていた 。(例えば、J.V.Milewski,"The Combined Backing of Rods and Spheres in Reinforcing Plastics",Ind.Eng.Prod.Res.Dew.,Vol.17,No.4,P363(1 978)参照)。厳密な変形には球に対する繊維の直径比についての寸法、及びこの 比を繊維のL/D比(長さ対直径比)に応じてどのように変化させるかを含んで いる。 或る用途では、短いひげ状材料が好適であり、これは余りにも高いアスペクト 比(余りにも長いこと)であると、球状化し、集合し、有効な充填に問題を生ず る。25と40との間のアスペクト比の場合、繊維の生地が変化し、束になり、 集合する傾向が増大する。アスペクト比が75の時、効果は明らかである。この 妨害された充填では空隙の容積が増大する。同様に、60%の容積より大きい短 繊維の負荷レベルでは製造が一層困難になる。 ここに説明する特殊な骨材の形状の場合、充填を妨げることなく、非常に高い 補強充填を行うことができる。上に述べたように、空隙の容積が零で、全体がこ れ等の充填された骨材のみから成る「零マトリックス」を有することは理論的に 可能である。このような実施例において、分散性の高度の変化(50%より大き く100%Vfより小さい網状組織)であれば、改良した高強度で破砕に対する 抵抗が高い技術構造物、機械的装置、自動車の構成部材、耐火物、及び構造材料 、核廃棄物、化学廃棄物、及びその他の廃棄物管理収容構造物を使用者に提供す る。新規な、前には得られなかったミクロ組織の補強建築構造が得られるから、 高強度であり、歪に対し抵抗性がある薄い構造が可能であり、その結果、重量の 節約となり、このことは自動車、及び航空宇宙用のような多くの用途に重要な考 慮事項である。 例えば、次にテトラスター、スタージャッキ、テトラツイン、立方体、及び球 のような種々の幾何学的形状について単位体積当たりの相対表面積を示す。種々 の形状を同じように比較するため、テトラスターは0.125単位長さの基本長さ、 立方体は0.125単位長さの一辺、球は0.125単位長さの直径、スタージャッキは図 2に斜視図で示す割合を有するもので底部の立方体が1.00の一辺を有する。明ら かなように、テトラスターの表面積対体積比は他の補強形状より著しく高い。 次の表は、よく研究されている球の骨材と直接比較できるため一層有効である 違った方法で上述の事実を示したものである。ここに示す新規な骨材の場合に、 相当容積当たりの表面積増大のパーセントが優れている。例えば、テトラスター は補強と破壊クラックの伝播との両方に関し、球の相当する体積割合より表面積 が77.39%増大しており、相当する球に対しスタージャッキは39.75%、テトラツ インは33.05%増大している。 表:種々の骨材形状についての相当面積対体積 骨材形状 球に対する表面積対体積比 テトラスタ− 1.77394 スタージャッキ 1.39746 テトラツイン 1.33046 立方体 1.24070 球 1.00000 骨材片の寸法と割合とは用途によって非常に変化する。約10cmの壁厚さの 収納容器の場合、0.10〜2.5cm程度の最大寸法を有する骨材が適してい る。用途に応じて一層大きな、又は一層小さな骨材を使用し得ることはもちろん である。従って、本発明骨材は約50ナノメータから20cm、又はそれ以上の ような最大寸法まで広い範囲を有することができる。 産業上の標準寸法範囲が約5ミクロンから600ミクロンまでである耐火性コ ンクリート用途の場合、本発明について説明した新規な幾何学形状の例示の骨材 (例えばテトラスター)は(その最も長い寸法によって測定して)3mmである 。 特殊な用途では、非常に大きな骨材(その最も長い寸法によって測定して数m ) を構成することができる。非常に大きな骨材のこのような例は有害物質収納容器 (それ自身が骨材補強材料から成る)である。この容器の骨材の相互作用、及び 網状幾何学構造によって保管場所で密に充填することができる。計算された空隙 空間(マトリックス)を砂のような媒質で充填する。でき上がった一連の構造は 収納場所での保管に適し、激震作用に対しても優れた抵抗を示す。 コンクリート、及び進んだ耐火物の用途においては、骨材の寸法は2〜5mm の範囲にある。金属マトリックス複合体の補強用として使用する時は、骨材寸法 は50ミクロンと100ミクロンとの間に変化する。ポリマーマトリックス複合 体は同一寸法範囲内のこれ等の特殊なセラミック補強材を利用することができる 。ファインセラミック、及びセラミックの用途では、補強材の寸法を5ミクロン と100ミクロンとの間にすることができる。代表的には補強材の寸法はマトリ ックス材料の平均粒子寸法の半分と、マトリックス材料の平均粒子寸法の5から 10倍との間に変化させることができる。骨材の寸法は用途によって大きく変化 し、広い範囲の寸法を使用できることは明らかである。 マトリックスに対する骨材の相対割合も用途によって定まる。しかし、耐火性 コンクリート構造に適する材料は例えば重量で約85%の骨材、及び15%マト リックス材料を含むことができる。マトリックスに対する骨材の相対パーセント はその組成材料の用途によって変化する。 理想化した通常の標準である球と比較した時、本発明の骨材の単位体積当たり の利用できる表面積は非常に大きい。従って、通常の補強材で達成されるのと同 一程度の利益を得るためには、新規な骨材の使用は低いパーセントが必要である に過ぎない。理論的に考えて、これ等新規な骨材を採用する時、通常使用される 骨材の量の半分以下の量で、同一の性質を得るのに十分である。 上記で考慮したように、テトラスターを使用して、相当する体積の球状の骨材 の場合の面積の77.39%の増大が得られる。従って、これ等の新規な骨材を使用 すれば、通常の球状骨材で必要とする数に比較し、新規な骨材の数のほぼ半分を 使用して相当する材料の性質を得ることができる。これ等の骨材について一層高 い充填密度を得ることを実現すれば、これ等の骨材を種々のマトリックスに使用 する時、得られる性質は並み外れたものになるに違いない。 上に述べたように、外力を加えると、骨材はそれ自身、網状組織内で配列する 傾向がある。この配列はモールド内に流体の骨材マトリックスをポンプで送給し 、次に圧力を加え、振動を加える時、得られる。最適な振動の周波数と圧力との パラメーターは用途による。 しかし、或る場合には、任意のプロセスに依存せず、計画的に骨材を配列させ るのが望ましい。本発明ではこのことを容易にするため、予め定めた方法で一つ の形の中に骨材を挿入し、次にこのようにして配列された骨材の間隙にマトリッ クス材料をあふれさせ(又はポンプで強制的に入れ)て充填する。この技術によ り、必要な構造物の性質が得られるように骨材の特殊な配列が達成される。例え ば図4〜図6に示すように1次元、2次元、又は3次元の配列を骨材の配列に導 入することができる。 テトラスター、及びテトラツインは、用途に応じた程度の圧力と振動とを加え た時、流し込み工程中に網状組織になるものと考えられる。骨材の凝固、マトリ ックス内での分散(網状化)のために、用途に応じて圧力と振動とのパラメータ ーが定まることを心に止めることが重要である。 その割合によるが用途に応じて、スタージャッキはマトリックス注入工程(注 型)の前に予備配列相を必要とする。しかし、骨材にマトリックス材料を加える 前に予備配列なしに、スタージャッキを使用してもよい。このクラスの形状につ いての実験は次のように証明されている。 (1)基本立方体の一辺の長さがそこから突出している方尖塔の一辺の長さよ り短い時は、予備配列のない完全網状化は妨げられる。 (2)基本立方体の一辺の長さがそこから突出している方尖塔の一辺の長さに ほぼ等しい時は、予備配列のない完全網状化は妨げられることがある。 (3)基本立方体の一辺の長さがそこから突出している方尖塔の一辺の長さよ り長い時は、充填(網状化)の妨げが稀に観察される。 しかし、新規な骨材のこの特殊なクラスの形状に関する全ての場合に、妨げを 全く無くするためには骨材の予備配列が必要である。 耐火物産業は本発明の主要な恩人であると考えられる。金属、及び合金を融解 するための冶金学用炉、とりべ、注湯口、及び融解金属輸送管に数種類の高温耐 火物が使用されている。その他の炉としては熱処理用炉、再融解炉、実験室型の 炉、及びその他のマッフル炉がある。これ等の用途には種々の型式の耐火物を利 用する。傅統的に使用されている古典的な耐火物の他に、現代の耐火物技術では 反応結合珪素窒化珪素炭化セラミック、及びアルミナ、ジルコニヤ、アルミナジ ルコニヤ、ムライト、マグネシヤ、その他を利用している。 これ等の全ての耐火物は熱衝撃のためのクラックの伝播に対する抵抗が乏しい ため比較的寿命が短いという本来的な問題を有している。本発明は上述のこれ等 の問題を解消するものである。ここに述べる技術を使用して、マトリックスと両 立し得る(単一体であれ、多数の化学的種、及び相を含む複合体であれ)本発明 の適切な骨材を製造する時、大部分の炉の用途に対し、クラックの伝播に対する 高い抵抗を実現し得るものと信ずる。 更に、従来の技術を使用して適切なフロー稠度の耐火性セメントを造ることが でき、この耐火性セメントには吹付け、噴霧が可能な混合物の組成物に新規な骨 材を含む。これ等の耐火物セメントは従来の材料の現存する炉のライニングの壁 の修理に使用することができ、耐火物の壁の寿命を延長することができる。 重要な耐火物の用途は金属、セラミック、プラスチック、及びこれ等の複合体 から成る単一形状、複雑形状の技術物品の製造のための高精度モールドを造るこ とにある。従来の技術の主要な問題はモールドの破損のためモールド寿命が制約 を受けることである。ここに説明した骨材を使用して造ったセラミック、金属、 及びプラスチック耐火モールドは静的、及び動的振動に起因する負荷を含む非常 に高い可変の負荷に耐える高い能力により優れたモールド寿命を発揮する。 本発明の他の用途は炉内で処理すべき物品を堆積するため炉内で使用する備品 を製造することである。現在使用されているこの種の備品は比較的弱く、脆く、 重い負荷を支持することができない。このことは炉に入れる負荷を制限している 。しかし、本発明骨材により炉用の備品を補強すれば、本発明から成る複合体内 に負荷を分散させるから強度は著しく増大する。このため一層大きな負荷を支持 する能力を生じ、炉の負荷を増大し、生産性を高め、炉の操業費を節約すること ができる。 セメントを主成分とする材料は比較的圧縮強度が高い。しかし、引張り破壊強 度が低く、引張り強さに対する歪が小さい。従来の技術はセメントを主成分とす る材料の引張歪能力を著しく改善するため繊維を添加することを利用している( 例えば、「Mechanical Behavior of Fiber-Reinforced Cement-Based Composite s,」S.P.Shahand C.Ouyang,J.Am.Ceram.Soc.74[1]2727-38、2947-53(1991 )参照)。これ等の繊維は基本的に鋼、ガラス、又はポリマーで造られる。炭素 、アスベスト、木材、セルロース、及び種々の合成繊維もセメントを主成分とす る材料に使用されている。容積で15%まで組み入れるのが従来考慮した状態で ある。引張り強さは約4MPaから約15MPaまで改善される。繊維は微細なクラッ クを安定化し、無筋コンクリートより2桁大きい非常に大きな歪レベル(1%歪 )で微細クラックの均質な分散を達成する。 セメント、熱分解法シリカ、及び鋼マイクロファイバーを含むセメントを主成 分とする材料は通常の鉄筋コンクリートより1桁大きい曲げ能力を有する。この 進んだコンクリートの材料としての性質はほぼ構造用鋼に匹敵している。 まだ十分に理解されていないが、破壊に対する抵抗の機構は次の態様を包含し ている。即ちi)マトリックスの疑似脆性、ii)繊維とマトリックスとの間の一層 弱い界面帯域、iii)マトリックス内の歪の部分化、iv)微細クラックの開始、界 面クラックの発生、及びクラックの伝播の微細な機械的態様である。 本発明は強度、及び破壊抵抗の増強のためのこれ等の作動機構のいずれにも依 存しない。本発明は骨材の幾何学形状と、それによる本来的な3次元網状組織と のため、種々のセメント状用材、及びその他のマトリックス材料に、これ等の新 規な骨材を使用することによって改良された性質、即ち性能の利点が得られるの である。 ポリマーマトリックス複合体は構造の分野、及び一部延伸材料に次第に採用さ れている。これ等の軽量で、不透過性で、誘電性質、延性、高サイクル応力疲労 に対する抵抗、機械加工性、及び網状形成能力があるため、広い範囲の用途の材 料選択に対する適する候補である。通常のポリマーを主成分とする組成物につい ては、クラックの伝播に対する抵抗が限られていることは、通常の補強手段の制 約に起因し層間剪断強さの欠点となっている。ここに開示する本発明の新規な骨 材形状はこの大きなポリマーマトリックス区域における分散によって改良した補 強の機会を与えている。ポリマーマトリックスの分野で骨材材料として、必ずし もこれに限定されないが次のものが選択される。即ち、金属、金属固溶体、中間 化合物、セラミックス、ガラス、炭素、及びグラファイト、雲母、プラスチック のような他のポリマー、合成ゴム、及び有機樹脂化合物、セメント、及びセメン ト状用材である。 金属、合金、及び中間化合物は高い剛性を得るためモジュラスを増大する補強 の目的で種々のセラミックを利用することが多い。例えば、炭化珪素粒子、板状 片、及びアルミニウム、及びアルミニウムベース合金のひげ状片を使用するのが 普通である。板状片、ひげ状片、及び繊維のような2次元の補強、及び粒子(し かし、破壊に対する抵抗を実現し得る限り2次元効果を有するが)のような3次 元補強の代わりに、3次元的に網状組織になる本発明の補強を使用することによ って改良した補強性質を提供する。それだけでも、これ等の材料を航空機構造の ような構造用途に使用することができる。 本発明骨材は機械的シール、セラミックライナー、軸受、ねじ案内、及び圧力 センサのような耐摩耗用途に使用することができる。他の適切な用途としてはタ ービンブレード、熱交換器、バーナーノズル、高周波燃焼るつぼを含むセラミッ クエンジンのような耐熱材料がある。 実験室の炉の炉壁として圧密繊維質熱絶縁体を使用している。一般に、これ等 の絶縁材は強度が非常に低く、僅かな負荷を支えるに過ぎない。しかし、クラッ クは不可避であり、クラックは厚さの方向に伝播する。一般に破壊することはな くとも、クラックがあると熱損失になる。繊維質絶縁体に化学的に両立できる本 発明の適切な骨材を使用すれば、例えクラックが発生しても繊維質の壁の厚さを 通じて伝播せず内部の位置に留まる。従ってクラックは外部と通じない盲クラッ クとなり炉からの熱損失が減少する。利点は製品への伝熱が改善され、加熱時間 が減少し、炉の出力も少なくて済み、特に一般に炉の寿命が向上する。 切削や機械加工に使用する多くの砥粒としての要件は、使用中、セラミック砥 粒が自己鋭利化することであり、これにより破壊片に丸い粒子を生じて摩耗して しまう代わりに、切削と機械加工とに必要な鋭利さを呈する。本発明骨材は鋭利 な隅角部をその中に有する。これ等の骨材が製造される方法により、破断した後 でも骨材の一般の幾何学的形状を保持し、砥粒としての用途において必要な鋭利 な隅角部を保持するものと期待される。 骨材の機能は特定の用途と、設計された技術材料とによって定まる。しかし、 多くの場合、骨材は軽く(重くなく)、高密度(多孔性でなく)、硬く、強力で 、比較的大きな表面積対体積比を有し、製造中、及び使用中共にマトリックスに 対し両立し得るものであることが要件である。3次元網状組織は非常に望ましい 性質であり、応力を受けた状態の個々の要素間の協働関係と、性能の等方性とが 得られる。 一般に、セラミックは金属、合金、及びポリマーよりも高温使用に耐えること が多い。大部分のセラミックは高温状態に耐える。炉の耐火物としてセラミック 材料を使用する主な理由は高温への長時間の露出に耐える能力にある。しかし、 熱衝撃と称する周囲温度の早い変化に遭遇すると、実質的な応力が本体に発生し 、本体は拘束され、膨張、及び弛緩が許されない。断面を通じて種々の密度で製 造されたセラミックスは熱衝撃により破損し易い。これはセラミック体を構成し ている各体積部分の自由膨張によって個々の体積部分を分離させるので互いに嵌 着し合っていることができないようなセラミック体内の温度分布になっているか らである。各体積部分が同一セラミック体内に拘束されるから、応力が上昇する 。 熱応力破損に対する抵抗を耐熱衝撃と称する。このような抵抗は、応力の程度 、セラミック体内の応力分布、応力の持続時間、及び破損に対して許される歪、 ミクロ組織の均質の程度、気孔率、予め存在していた傷のような本質的な材料の 性質のような外部的の可変要素の関数である。 製造されたセラミック物品はもともと傷があるものと認めた上で、温度差の厳 しさとしてどのように傷の長さ(クラックの長さ)が変化するかを理解するよう になされてきた。破壊を開始させるのに必要な熱応力より小さい熱応力の場合に は、強度、又はクラック長さは変化しないものと期待される。破砕の臨界的な応 力レベルではクラックは高速で伝播し、長さが増大し、それにより単一体の強度 が減少する。 使用中、熱衝撃を受ける材料の設計と選択とに2つの主要な処理方法を利用す ることができる(Kingery,「Introduction to Ceramics」参照)。第1の処理 方 法は構造用、及び電子セラミックのために使用されるような「ファイン」セラミ ックに適用でき、ガラス、磁気、ホワイトウェヤのような「古典的な」セラミッ クに適用できる。ここで破砕が始まるのをできるだけ避ける。これ等の条件下で 適切な耐熱衝撃パラメータは次のように表される。ここにσfは破砕応力、μはポアソン比、kは熱膨張係数である。従って、高強 度、高い熱伝導率、小さいモジュラス、及び小さい熱膨張係数はクラックの開始 に対する抵抗を促進させると考えられる。 第2相の補強、又はマトリックス相の補強、又はその両方として適切に使用さ れた時、テトラスター、テトラツイン、スタージャッキの形の独特で新規な本発 明の骨材は非常に高い強度を示す。これは高度に網状化されたマトリックスと補 強部分との幾何学的配列の性質に起因する。このような本体内の本来的な応力分 布は引張り力を最小にし、使用中発生する高い引張応力を分離して最小にする。 これ等の引張り応力は直ちに低い値の剪断応力、又は圧縮応力、又はその両方に 分解する。 耐火れんがとしてセラミックを使用する時、第2の処理方法が実際的であり、 クラックの伝播を避けることができる。熱衝撃抵抗パラメータは次の1)、2) を示している。即ち1)クラックの伝播のための最小弾性エネルギーの利用可能 性は次の式で与えられる。 更に2)熱応力による破損の開始時のクラックの最小成長距離は次の式で与えら れる。 ここに、γaは破壊表面エネルギーである。従って、一般に、モジュラスの値が 高く、破壊作用(破壊表面エネルギー)が高く、強度が低ければ、クラックの伝 播を抑止することが促進される。しかし、このような材料は高い負荷を与えるこ とができないことに注意すべきである。 ここに開示したような我々の骨材をマトリックス内に使用する第2の処理方法 には主要な相違が存在していると考えられる。本発明の骨材を使用する複合体は 高いモジュラス(従来起術に比較し、補強部の体積割合が小さいので補強部とマ トリックスとの組合せによって定まる)と、ここに説明した理由による高い破壊 表面エネルギーとを有する。 従来の技術は急激なクラックの伝播を防ぐため十分大きな寸法(それが許され る場合)の十分なクラックを導入した。応力集中の原因となるミクロ組織的不均 質を導入することによっ、局部的に破壊を起こさせ、それにより、材料内の平均 応力を小さくする結果、急激な破損を防止している。例えばAL2O3-TiO2内に内部 収縮空隙を設け、これにより最初の鋭いクラックを鈍くし、クラックの成長を防 止して熱衝撃損傷に対する抵抗を生ぜしめている。 従来の技術はこれ等の不均質の存在と、本体内の大きなクラックとに依存して おり、高強度と信頼性とで妥協をはかっている。何故セラミックが市場で成功し ないかの主要な因子は性質のこの信頼性の欠如であり、従って、不均質性と、材 料内のクラックの存在に起因する性能の不足である。本発明の新規な骨材、及び ここに開示した骨材を使用する複合体はこの問題を解決することができる。不均 質を導入することによって局部的な区域に応力を分散させるだけでなく、主応力 の引張応力成分を剪断応力と圧縮応力とに本質的に変換することによって複合体 内の全応力を減少させることができる。引張応力成分を非常に短い距離に沿って 作用させ、次にこの応力を主引張応力より大きさがはるかに小さい応力成分に分 解させる。以前は知られていない現象であるが、これを更に圧縮応力に分解する ことができる。このことが、従来の技術と、ここに開示した骨材から成る新規な 複合体との基本的な相違である。熱衝撃破損の程度を減らすため、また破壊箇所 に貯えられた弾性エネルギーを実質的に減少させるため従来技術において導入さ れた小孔はも早必要がない。この小孔によって生ずる損傷は大きなものであり、 これは小孔は材料の強度を減少させ、作動応力レベルを下げ、破壊箇所の歪を減 らし、熱伝導率を減少させるからである。 本発明の可能性は技術材料の一般破損特性を考慮すれば一層良く理解すること ができる。一般に、破損のクラックが進む際の破壊表面エネルギーの挙動によっ て、材料は3つのタイプに分類される。 タイプIの負荷−撓み特性を呈する材料は極端に脆性で、破壊強度は理論強度 より著しく低い。最初から生じているか、使用中生ずる傷はこの材料には絶対に 許されない。この材料は破壊に到るまで純粋に直線の弾性曲線に沿って変形し、 その後はいかなる負荷も支持することはできず、急激な材料破損に到る。或る例 では、これ等の材料は破損負荷の直前で負荷−撓み特性に若干の限られた非直線 部を示すことがある。しかし、これ等の材料も最大負荷が生じた後は急激に破損 している。このような挙動を示す代表的なセラミックは微小粒子のミクロ組織を 有し優れた内部強度を有するが、破壊に対する靭性が低く、粒内破壊モードで破 壊する。 タイプIIの負荷−撓み特性を呈する材料は脆性で、破壊強度は理論強度より著 しく低い。しかし、最初から生じているか、使用中生ずる傷については適度の許 容度を有している。この材料は破壊に到るまで純粋に直線の弾性曲線に沿って変 形し、その後、小さな負荷を与えることができる。しかし、負荷支持能力は連続 的に減少する。著しく長い時間にわたり主クラックが材料のミクロ組織にわたっ て進んで破損が生ずるから、急激な破損は避けられる。実際上、破損の原因にな るクラックを修理する機会がある。多くの例では、これ等の材料も最大負荷の直 前に負荷−撓み特性に非直線弾性変形の部分を示す。この挙動を示す代表的なセ ラミックは粗い粒子から大きな粒子までのミクロ組織のもの、粒子寸法が広い分 布を有する複雑なミクロ組織のもの、多相多孔組織、及び連続する繊維補強部を 有するセラミックマトリックス複合体である。これ等の材料は適度の強度から高 い強度を有することができる。しかし、これ等の材料は適切な破壊靱性から高い 破壊靱性のみを有し、クラック撓み、クラックの橋絡、繊維の橋絡、主負荷方向 から外れた第2クラックの発生等のような数個の破壊機構の組み合わせによって 一般に破損する。 タイプIIIの負荷−撓み特性を呈する材料も非常に脆性で、その破壊強度は理 論強度より著しく低い。最初から生じているか、使用中生ずる傷については適度 の許容度もない。この材料は破壊に到るまで純粋に直線の弾性曲線に沿って変形 し、その後、負荷を与えることができるが、それは減少する負荷である。急激な 破損は一時的に避けられるが、主クラックが時間につれて材料のミクロ組織を通 って前進して破損する。或る例では、最大負荷の直前に、負荷−撓み特性に或る 限られた非直線部が示される。この挙動を示す代表的なセラミックは中間粒子か ら粗い粒子までのミクロ組織のもの、二重粒子ミクロ組織のもの、及び粒状、板 状、又は短いひげ状補強材を有するセラミックマトリックス複合体である。これ 等の材料は適度の強度から高い強度を有し得るが、適度の破壊靱性を有するのみ で、クラック撓み、クラックの連通、ひげ状補強材の橋絡等のような数個の破壊 機構によって一般に破損する。 本発明の複合材料を使用すると、多数のクラックが伝播している間にタイプII の挙動が発生するものと信ずる。 我々の骨材、マトリックスの組合せから成る複合体は補強材とマトリックスと の両方の3次元の高度の網状化を呈し、そのため作動条件下で、温度差に対する 許容度を著しく改善したものである。急激な破壊の開始に対する臨界温度差△Tc は次の式によって与えられる。 ここにKkは急激な破損の開始の際の臨界応力の強さ、Yは破損に貢献する傷の 形状ファクター特性、aoは傷の寸法、B(β)は複合体寸法に関するビオモジ ュラスである。 破壊に対する靱性を実質的に改善したため、テトラスター、テトラツイン、及 びスタージャッキ骨材を使用した新規な複合材は急激な破損の原因になる高温限 界をも高めることができたものと信ずる。このような複合体は非常に高い温度用 の耐火物として使用することができ、例えば航空宇宙、その他の用途において高 温域に再突入する材料のように比較的短い時間だけ極端に高い温度に遭遇する材 料として使用することができる。 微細に分散した第2相粒子によって金属材料の強度を増大することは長年にわ たり行われてきた。もとの位置に凝結させた粒子、及び粒子として組み込ませ得 る粒子は共に既知である。マトリックスよりも弾性モジュラスが高い粒子を利用 する時は、複合モジュラスが補強していないマトリックスのモジュラスに対し増 大する。この機構には分散した相への有効な応力伝達が必要である。 本発明の骨材の3次元網状組織の性質はセラミック骨材の複合体への応力伝達 の性質を著しく増大する。例えば炭化珪素テトラスターの製造、及びアルミニウ ム金属マトリックスのようなマトリックス材料内にテトラスターを組み込ませる ことは生ずる複合体の強化を従来言われていたよりも著しく改善するものと信ず る。強度と剛性とを同様に改善するため、密で、硬質で、ミクロ組織に技術処理 した同様のセラミック骨材を他の金属、合金、及び電子化合物に組み入れること ができる。更に、強度を増大するため、骨材とマトリックスとの組合せを適切に 選択することもできる。 2個の複合体の熱膨張の差の誤った組合せについて考える。αが直線熱膨張係 数でσが引張り応力であると、熱膨張の差に起因する貢献ファクターは次の式に よって示される。 ここにσrは生じた半径方向の引張り応力、σtは生じた接線方向の応力、vは ポアソン比、m、及びpはそれぞれマトリックスの性質、及び補強粒子の性質で ある。 いま△αが負で、骨材とマトリックスとの界面が製造温度からの冷却中に生じ ている引張り応力を支持し得るものであれば、包囲しているマトリックスが接線 圧縮応力を受けて、マトリックスは強化される。△αが正であれば、σtの値が マトリックスの引張り強さを越えた時、マトリックスのミクロクラックが生ずる 恐れがある。これ等の理想化された状態は球状粒子に選択的にのみ適用されるよ うに思われる。しかし、我々の骨材の場合には、補強部の幾何学的性質と、その 全体の複合体に対する関係の故に、応力は骨材の中心に向け分散すると考えるこ とができる。 熱膨張係数が相違することは大部分の複合体システムにおいて非常に重要なパ ラメーターである。これはこの相違が製造された複合体内の最終的な応力状態を 決定することが多いからである。製造方法の性質に起因し、又はひげ状、及び繊 維のような本来の形状に起因し、補強材が好適な方向に指向している延伸複合体 の場合には、次のような4つの理論的可能性がある。 1.△αが軸線方向に正である。応力が十分大きい時、微細ミクロクラックの 網状構造は繊維の軸線に垂直な方向に発達する。 2.△αが軸線方向に負である。繊維とマトリックスとの界面が強力な時、強 化が観察される。しかし、この界面が加わる応力を支持し得ない場合は、マトリ ックスのプリストレスを予期することができ、繊維の端部に空隙が開始される。 3.△αが半径方向に正である。このため、界面に圧縮応力を生じ、化学的、 及び機械的(摩擦)な繊維とマトリックスとの間の結合を強化する。 4.△αが半径方向に正である。このため、代表的には界面ディコヒージョン となる。 上述の考慮から、3次元に等しく網状化する能力を有する補強が高強度複合構 造の開発に好適であると思われる。従来技術ではこのような複合構造は熱膨張の 発生を抑制していた(例えば、化学、及び原子核廃棄物の収納容器のような非常 に大きなセラミック構造)。 これ等の形状の相互作用の性質、及びこれ等の形状が引張応力を内方に分解す る傾向は一層応力を受け入れ得るようにするが、これも本発明の新規性の一態様 である。 クラックの通路が曲がりくねっていることはクラックの成長に対する抵抗性に 直接関係があり、材料の破断を遅らせる。従って、クラックの成長を観察し得る 程十分に遅くし、破損が起こる前に処置すれば、使用中の急激な破損を避けるこ とができる。 代表的には、加えられる負荷が、複合体内に予め存在していた傷(いわゆるグ リフィス傷)によって決定される破断負荷の値に達する時、セラミックの脆性破 損が起こる。破壊機構の領域では、傷口の先端での応力の倍増が破損を決定する ことが多い。クラックの平面に垂直に加えられた負荷が増大すると、傷口は大き くなり、応力強さ関数KIに左右される。この応力強さ関数KIがその臨界値KIS に達すると、複合体は更に負荷を与えられなくなり、急激な破損が起こる。 一方、粒状体、板状体、ひげ状体、及び短い繊維、及び長い繊維によって別個 に、又は種々の組合せで適切に脆性セラミック単一体が補強された時、クラック の平面に垂直に加えられた負荷はクラックの前面の輪郭に従って種々の成分に分 解し、もとの応力より小さいクラックの開口部の応力に分解される。この要因と 、原平面からクラックが外れることとが必要な破壊エネルギーのレベルを高め、 破壊しにくくすることに貢献しているものと思われる。従って、クラックの前面 が曲がりくねっていることはタイプII、及びタイプIIIの挙動を起こすことにな る。 要約すれば、タイプIの挙動は急激破壊と称する完全な脆性破壊に貢献する。 このタイプの材料では、破壊のための主要エネルギーはクラックの伝播に殆どエ ネルギーを消費せず、クラックの開始の原因となっている。一方、タイプII、及 びタイプIIIの挙動は全破壊表面エネルギーに貢献するエネルギーとして実質的 なクラック伝播エネルギーを有する。 補強相がマトリックス相より強い時は、材料の破損はマトリックス相で発生し 、マトリックス粒子を通じて伝播する。しかし、実際には、不連続なマトリック ス相のため、第2相の補強部に出合った時、伝播するクラックはしばしば抵抗に 遭遇する。この接合点では、マトリックスと補強部との界面の性質がクラックの 更に前進する性質を決定する。界面が3つの実在物の最も弱い部分であれば、破 損 はこの界面を通じて生ずる。後に説明するように、セラミックマトリックス複合 体では、クラック表面積、即ちクラックの屈曲を増大させるため、この界面を最 も弱くなるように設計するのが普通である。 区別された第2相の粒子を利用する時、補強相の幾何学形状、その体積割合、 均一寸法の性質からのずれ、分散距離、加えられた応力に対する方向、及び伝播 するクラック、密度、硬さ、ヤング率のような第2相の性質の均一性、及び第2 相とマトリックスとの境界に沿う界面強度の変化性によってクラックの屈曲状態 が決定される。従って、クラック伝播の科学は複雑であり、与えられた材料内に 発生し得る全体的、及び局部的発生現象の両方によって支配される。科学的理論 は豊富にあるが、個々のクラックの伝播は常に注意深い解釈と直観的な判断とが 必要である。 球状の幾何学的形状の第2相材料はその単純性と、造形と分析とが比較的容易 なことのため長く研究されてきた。注目されている他の形状は楕円体、板状体、 短い繊維、又は短いひげ状体、及び長い不連続繊維、長い連続繊維である。最良 の曲がりくねったクラック通路を得るためのこれ等補強体の建築構成は、特に連 続する繊維補強体の場合に理論的、及び実験的に研究されてきた。 クラックの偏向、クラックの分岐(クラック面の面内、及び面外の両方)、短 繊維のプルアウト、及びクラックの橋絡のようなクラックの屈曲に影響を及ぼす 機構がわかった。 これ等の機構は作用すると、エネルギー対クラック長さの挙動に貢献する。タ イプIの材料はクラックが進むにつれて一定の破壊エネルギーを有する。付加的 なエネルギーは必要でない。このような材料の例は一体の酸化アルミニウム、炭 化珪素、及び窒化珪素である。タイプIIの材料については、破壊のために付加的 負荷が必要であり、クラックの前進にともなって炉の表面エネルギーが増大する からである。言い換えれば、クラックの開始が例え容易であっても、クラックの 伝播は抵抗を受ける。このような挙動は上昇R曲線挙動(Rはクラックの伝播に 対する抵抗を意味する)として知られている。 種々の材料、種々のタイプ、及び補強体のミクロ組織の設計によってR曲線挙 動は変化する。このような材料の例は金属、及び合金のアーク融解における電極 用途に使用されているような粗い粒子のグラファイトがある。転移靱性化ジルコ ニヤ、ジルコニヤ靱性アルミナ、ひげ状体補強炭化珪素、硼化チタン粒子補強炭 化珪素、炭化チタン粒子補強炭化珪素、及び針状粒子が原位置に形成されている 自己補強窒化珪素でも限定された上昇R曲線が証明されている。 タイプIIIの材料では、破損が急激でないが、前進するクラックを伝播させる のに付加的な負荷、又はエネルギーを必要としない。このような材料の例は電極 グレードグラファイトの連続操業のためのコネクタとして使用する微小粒子グラ ファイト、及び航空宇宙用のノーズに使用する一層微小な粒子のグラファイトが ある。 本発明骨材の幾何学形状と網状ミクロ組織は骨材とマトリックスとの間の界面 、及びその付近の応力伝達の性質に関し複合システムにおいて独特のものである 。まず従来の技術を考察したい。熱膨張の性質に応じて球状骨材をマトリックス 内に埋設した時、クラックは阻止され、又は偏向させられる。 第2相の通常の膨張がマトリックスの膨張より大きい時、骨材がこの骨材を埋 設したマトリックスより弾性モジュラスや硬度が高い剛強含有物であるならば、 球状の第2相の円周の周りにクラックは曲がり、偏向する。球状骨材の周りには 、フープ圧縮応力が存在し、クラック平面の方向を変換させる。しかし、半径方 向の張力も尚発生し、更にクラックを伝播させる。骨材がこの骨材を埋設したマ トリックスより弾性モジュラスと硬度とが高く、熱膨張が小さい剛強含有物であ るならば、マトリックスはこの含有物の周りに収縮し、含有物の周りにフープ引 張り応力を生ずる。このためクラック面に圧縮応力が生じ、従ってクラックの前 進は制限される。上記の両方の例の場合に、補強相は3次元(球)であるが、前 進するクラックに関する限り応力分布への作用は2次元である。 実際上、フープ引張り応力は、種々の製造方法、及び不均一な分散作用のため この含有物の周りに決して均一でない。従って完全なクラックの阻止は決して達 成されない。 楕円状骨材、及びひげ状骨材、短い繊維、及びこれ等の組合せに対して同様の 理論的考察を加える。しかし、これ等の骨材は2次元的方向効果を発揮する。多 くの場合、以前に述べたように充填が妨げられるため、これ等2次元骨材をマト リックス内に高い体積割合で充填することは達成できない。更に、これ等を使用 して造った大部分の複合体は実際上剪断強さが殆どないため剪断で破損するよう に、ひげ状体、及び連続繊維の補強部の周りに応力が分散している。連続繊維を 有する複合体に軸線方向の圧縮力を加えた時、剪断強さがないため座屈破壊が発 生する。 3次元の応力分散をシュミレートするため、従来技術においてひげ状体を無作 為な方向に指向させることが試みられた。しかし、これでは2次元方向分散で得 られたものより少ない破壊エネルギーが得られ、即ち少ない破壊エネルギーで破 損するものが得られたに過ぎない。例えば、Haiyan Liu,Karl L.Weisskopf、 及びGuenter Petzow(「Crack deflection process for hot-pressed whisker-r einforced ceramic composites,J.Am.Ceram.Soc.72,[4]559-63(1989)参 照)はひげ状体(例えば長さが直径の12倍)の所定のアスペクト比の場合、3 次元の分散によって、補強されていない複合体に対し破壊靱性が4倍に増大する ことを理論的に示している。一方、2次元の分散によって、補強していない複合 体に対し破壊靱性が7倍に増大する。 ひげ状体を利用する多くのプロセスが靱性の増大を導入している。通常、増大 した靱性はクラックの偏向、ひげ状体の橋絡、弾性、摩擦、及びプルアウトによ るクラックの橋絡を含むプロセスの結果である(例えば、「Matrix-grain bridg ing contributions to the toughness of whisker-reinforced ceramics」、J. Am.Ceram.Soc.74[9]2131-35(1991)参照)。 有効なひげ状体の橋絡のためには、ひげ状体の強度、半径、及び体積割合、複 合体とマトリックスとの弾性のひげ状体の弾性に対する比の全てを最適のものに しなければならない。単軸、及び多軸作用応力下で、破壊靱性を高めるには、高 強度、大径、及び平滑面を有するひげ状体を選択すべきである(例えば応力集中 を最小にし、界面結合を強化するため)。 従来の分散は寸法、形状、及び分散の均一性を変化させている。理論的な造形 はこのような変化は靱性増大の効率を減少させることを示している(例えばS.G .Seshadri,M.Srinvasa,及びK.M.Keller,「Numerical computation of to ughening increments due to crack deflection in particulate composites」C e ram.Eng.Proc.8,[7-8]671-684(1987)参照)。 本発明の好適な実施例では、骨材の幾何学形状、及びそのすべての3次元での 網状組織になる本来の自然の能力は全く異なる方法での応力伝達を指令すること が多い。骨材と、骨材を埋設したマトリックスとの間の熱膨張の差に関する一般 的な考慮を加えるが、3次元の骨材の周りの応力分布は、クラックの平面に最初 加わっていた引張り応力を、それが骨材の周りに前進する際、剪断応力成分に変 換し、最終的に圧縮応力成分に変換する。この曲がりくねったクラック通路はク ラックを完全に拘束していると考えられる。骨材の網状の分散はこの分散がクラ ックの開始と伝播との非常に短い時間内に発生することを確実にしている。更に 、3次元網状組織と、幾何学的形状によって要求される応力伝達とにより、ここ に開示した種々のマトリックス内のこれ等新規な骨材を使用して造った複合体は 高い剪断強度を有する。 本発明の好適な実施例による複合体の他の独特の要旨を次に説明する。従来技 術による通常の「ソフト」骨材、即ちマトリックスより硬度値が低い骨材を使用 する時、破壊靱性の改善はなく、骨材を通じてクラックが進行する。本発明の好 適な実施例の骨材は「ハード」マトリックス内に「ソフト」骨材を使用すること ができ、この場合骨材の硬さがマトリックスの硬さより低い。更に、本発明の進 んだ補強技術の性質によりマトリックスの3次元網状組織になることが多く、こ の網状組織が一層硬いマトリックスによるクラックの拘束に貢献する。例えば、 ジルコニヤは炭化珪素よりはるかに硬度が低いが、炭化珪素のマトリックスを補 強するのにジルコニヤから成る骨材を使用することができる。上述の幾何学形状 、及び前進するクラックの応力から生ずるジルコニヤ内の良く知られた転位によ る強靱化とが炭化珪素材料の改良された破壊靱性に貢献しているものと信ずる。 多くの材料の補強とクラック抵抗能力とを改善するため、従来技術では炭化珪素 より硬い無機化合物が必要であったが、炭化珪素より硬い無機化合物は多くない ため、このことは重要な前進であると考えられる。 テトラスター、テトラツイン、及びスタージャッキのようなここで説明したク ラスの骨材はマトリックス材内で適切に補強した時、従来達成されたよりもはる かに優れたタイプIIの挙動に貢献するものと信ずる。 タイプIの挙動のための代表的な破壊表面エネルギーは5〜100J/m2の範 囲にある。タイプIIの挙動のための代表的な破壊表面エネルギーは500〜20 00J/m2の範囲にある。タイプIIIの挙動のための代表的な破壊表面エネルギ ーは100〜500J/m2の範囲にある。ここに説明した技術は破壊表面エネ ルギーが500〜5000J/m2の範囲にあるものと期待する。適正に製造さ れた時、これ等の新規な骨材を採用する技術材料は10,000J/m2を越え る破壊表面エネルギーを生み出すものと期待することができる。 これ等の骨材を採用すれば材料内に全く異なる破壊挙動を生ずるものと我々は 信じる。前に述べたように、破壊面のクラックの屈曲を達成するため界面に沿っ て破壊通路を強制的に生ぜしめるため、セラミック複合体内にマトリックスと補 強部との間の界面を弱くするのが普通である(補強部より弱いか、又はマトリッ クスより弱い)。本発明の好適な実施例では弱い界面自体を必要としない。骨材 の網状性質の故に、マトリックスも網状である。弱いマトリックスに比較し、本 来的に一層強い骨材を使用するから、マトリックス内の破損が許される。従来の 材料破損の挙動に比較し、マトリックスの網状の屈曲するミクロ組織がマトリッ クス破損の屈曲性の実質的な増大に貢献する。 従って、本発明の実施例を使用して、強度と靱性とを有する材料を造ることが できるものと信ずる。 強度のための強い界面と、靱性のための比較的弱い界面との要求は、二重繊維 素子を使用することによって満たされることがある。ここで、補強繊維素子はマ トリックスに強力に結合して繊維の内側心部を包囲する円筒外側シースから成り 、この心部はシースにやや弱く結合している。外側シースの破損が起こると、シ ースと内側繊維素子との間にプルアウト効果が得られる。このような経過の複雑 さによって、本来の方向性の効果の他に、製造、設計、及び破損の予測方法論の 不確定に帰着することを記憶すべきである。 従って、製造、設計、性能の予想可能性、及び性能に関して従来技術より優れ た製品はここに説明した新規な補強部を使用することから成るものと信ずる。 本発明複合材料は従来の繊維複合体に遭遇する問題点を解決し、従って、最も 高い破壊表面エネルギーを達成している。もし、繊維が任意の方向を指向してい れば、多くの繊維が破壊表面に斜に横切り、曲げモーメントを受ける。脆性繊維 を使用する時、繊維を破壊するのに必要な加えられた引張り応力を低くする。繊 維が破壊面に対し十分小さい角度をなす場合には、繊維は少なくとも最初に抜け 出すことはできず、剪断で破損するか、又はマトリックスを通じて破断する。ま た、補強材が任意の方向を指向している場合、若干の繊維が引張り軸線にほぼ垂 直に位置し、特に接合が弱い場合には、これ等若干の繊維は応力集中位置として 作用し、従って、複合体の強度を減少させる。 従って、我々が期待する他の利点は、本発明の骨材を使用することにより、ま たマトリックスと、ここに開示された補強部との両方の網状配置を使用すること により、従来技術において持続する要件であった強度と破壊靱性との妥協をも早 必要なくしたことである。 言い換えれば、これ等の骨材を採用する材料システムと、それを使用すること から生ずる網状マトリックスとによって、材料の強度と破壊靱性とを著しく改善 し、これ等強度と靱性とにより、(製造時に生ずるか、又は使用中に生じた)傷 が非常に大きくとも許容され、単一片に急激に破損する恐れがない。 本発明の骨材の形状の耐火材料は構造用マトリックス内の骨材として単に役立 つ以上に用途が見出せるかも知れない。例えば、図5の「連鎖」は構成要素の中 心ベースに孔(ねじ孔でもよい)を穿孔(又は成型)し、次に図面に示すように ケーブル(又はねじ付きロッド)を通すことによって一列に並べることができる 。このようなケーブルを通した一連の耐火素子は材料処理の手段、特に高温、又 は腐食の環境下で多くの用途が見出されている。 本発明骨材は多くの用途がある。1つはセラミック構造である。本発明のこの 態様では、マトリックスと骨材とを希望する形状に形成し成型する。一例は核廃 棄物保管用の2000リットル容器である。経済的、及び技術的考慮により骨材 とマトリックスとに特別な組成物を選択する。従って、1260℃(2300° F)を越える温度で最適の強度を達成するため設計された主にアルミナ材料で構 成される。これより低温の範囲の他のマトリックス、及び骨材も使用することが できる。 機械的方法により、超音波により、マイクロ波により、又はこれ等の組合せに より攪拌することにより、本発明骨材は自分自身を配列して網状に配列する傾向 がある。この作用は圧力を受けて一層高まる。流体の段階で処理をすれば、モー ルド内に沈殿している材料に起因する密度の勾配を消滅させることにより、後に 行う焼成の後までも残留する内部応力を減らすことができる。 ファインセラミックの分野の潜在的な用途の例は、必ずしもこれに限らないが 、高温用の炉のライニング、れんが、ターンディシュ、電極、電子基材、及びそ の他の吸熱源、放射制御触媒担体、セラミックコンデンサー、サーミスタ、バリ スタ、圧電素子、耐熱耐破壊構造材料、熱機関構成要素、ジーゼル機関構成要素 、ガス燃焼機関構成要素、高温軸受、輸送用ローラ、ガス、及び融解金属移送管 、耐摩材料(例えば機械的座席、ねじ案内、ライナー、サンドブラストノズル) 、切削工具、高温、又は腐食環境センサ、代用骨、人工関節、歯科用インプラン ト、生物学要素の分離体、透明窓、鏡用材料、工具、及び治具、研削材、タービ ンブレード、精密器機部品、高温、及び腐食材料用フィルター、絶縁材、導波管 、及びトランスジューサがある。 高温の熱可塑性プラスチックの分野では、本発明の原理を採用することによっ て利点を達成することができる。利益を受けるものとしては、必ずしもこれに限 らないが、化学物質、輻射線、天候、及び燃焼に対して抵抗性が高く、加熱撓み 性に優れた液晶ポリマー(LCPs)、溶剤に対し抵抗性があり、耐摩耗性で摩擦抵抗 が低いポリアミドイミド(PAI)、靱性があり、火焔の作用を遅らせ、紫外線に対 し抵抗があり、寸法的に安定しているポリアリレート、圧縮強度が高く、寸法的 に安定しているポリベンゾイミダゾール、化学物質に対し抵抗性があり、クリー プ変形が少ないポリエーテルイミド(PEI)、加水分解安定度が良好で化学物質に 対し抵抗があり、加熱撓み性に優れたポリエーテルスルホン(PES)、靱性に優れ 、加熱撓み性に優れ、化学的性質が良好なポリイミド(PI)、化学物質に対し抵抗 があり、強力で剛性が高いポリケトン、ポリフェニレンエーテル(PPE)、ポリフ ェニレンサルファイド(PPS)、ポリフェニルサルフォン、ポリフタルイミド(PPA) 、ポリサルホン(PS)、ポリエーテルケトン(PEK)、ポリエーテルエーテルケトン( PEEK)、ポリエーテルエーテルケトンケトン(PEEKK)がある。 図1〜図6に示す骨材は種々の方法、及び装置を使用して製造することができ る。図示のように、図7のフローチャート、及び図8の線図に従ってこの骨材を 造ることができる。一般に、適切なモールド面をそれぞれ有する上下のモールド 半部間で骨材を成型することができる。各プロセス工程の詳細を以下に説明する 。 この骨材生産プロセスは材料の選択、(この場合の)アルミナと、焼結添加相 (この場合の酸化マグネシウム)と、結合剤相(この場合のポリエチレングリコ ール化合物、塩化アルミニウム、及び脱イオン水とを使用して開始される。 配合成分は乾燥状態で混合し、高剪断作用を加えながらブレンドし、厚さを制 御したシートにプレス成型し、採用するモールドの要求に合う特定の体積の装入 材料をこのシートから切り出す(フローチャートの130参照)。 切断した装入材料をモールド内に置く(フローチャートの132参照)。プラ テン(上部モールド半部を装入材料に接触させるように下降させ、上部モールド 半部が下部モールド半部に完全に接触するまで上部モールド半部を下降させなが ら、(装入材料の粘性を減少させるよう)振動させる(フローチャートの134 参照)。 整合する両モールド半部に加わるラム圧力を増大する。モールド空所内に材料 が完全に移動し終わるまで、振動周波数、又は振幅、又はその両方を増大する( フローチャートの136参照)。 振動、及び加圧を停止する(フローチャートの138参照)。モールド半部を 分離し、加圧成型された部片をモールドから取り外す。明らかな傷がないかにつ いて部片を観察し、結合剤を除去し、焼結するため、廃棄、又は保管する(フロ ーチャートの140参照)。 骨材の横断面寸法が小さい(この場合、0.06cm)ことを考慮し、長時間にわた る結合剤除去は考えられず、密接する骨材のシートを他の同様の素子と共に単に 積み重ね、又は焼結のため炉の雰囲気内に配置する。 アルミナの焼結は広い温度範囲で行う。1400℃〜1500℃が適当と考え られるが、もっと低い温度、及び高い温度も使用されており、この分野で普通で ある(フローチャートの142参照)。 炉での処理後、焼結されたシート、又は部片(この場合、骨材)を炉から取り 出し、(包囲するウェブ、及びフラッシュから骨材を釈放するため)圧力が制御 されるローラ間で押し潰す(フローチャートの146参照)前に、傷がないかを 検査する(フローチャートの144参照)。 研削剤のスラリーを充填したタンブラー装置に骨材を通す前に、スクリーンに 通して骨材から、圧潰されたフラッシュを除去する(フローチャートの148参 照)。このタンブラー装置では部片の線のぎざぎざになって残っている部分を除 去する(フローチャートの150参照)。 製品目録の作成、又は輸送のため評量し、袋詰めする(フローチャートの15 4参照)前に、タンブラー装置でタンブリングを受けた骨材に最終品質管理工程 を受けさせる(フローチャートの152参照)。 図8を参照し、準備部門100において適切な原材料102を準備する。原材 料102は上述の骨材材料のような種々の材料を含む。開放された状態にある閉 じることができるモールド104内に、この準備された原材料102を設置する 。下部モールド半部108と上部モールド半部110との間に間隙106が生ず るようにモールド104を閉じる。モールド104と原材料102とに振動Vと 圧力Pとを加える。圧力と振動とを加えたまま、モールド104を完全に閉じる 。次に圧力Pと振動Vとを停止させ、モールド104を開き、原材料102から 成る生地112をモールドから除去する。この段階で、生地は品質管理工程を受 ける。 以下に詳述するように、生地112は骨材、即ち部片のウェブから成る。この ような生地の堆積体113を炉のような焼結装置114内に設置し、焼結すると 共に、生地から結合剤を除去する。焼結と成型とを連続するプロセスで行うこと ができる。焼結し終わった後、焼結装置114から生地を除去する。場合により 、焼結された生地に他の品質管理工程を加えてもよい。各生地112を1対のロ ーラ118、120間の間隙117内に挿入し、生地を未完成部片122に破砕 する。スクリーン124に部片122を通し、所定寸法より小さい部片を除去す る。このスクリーンに通した部片をタンブラー126内に入れ、部片の鋭い端縁 や、その他好ましくない部分を除去する。輸送のため骨材を袋詰めにする前に、 タンブラー作用を加えた部片の品質をチェックする。 これ等部片、即ち骨材は連続処理プロセス、及び回分操作を含む種々のプロセ スで準備することができる。回分操作に適するモールド装置37を図9、及び図 10に示す。このモールド装置は下部モールド半部34と上部モールド半部38 とを有する。下部モールド半部34を水平プラテン40によって支持し、以下に 詳細に説明する下部モールド面42を下部モールド半部34に設ける。 モールド半部34、38は開放位置を閉止位置との間に動くことができ、両半 部間に置いた試料44は両モールド半部34、38を閉止位置にした時、モール ド面36、42に従って成型される。 アルミナのような適当な試料、即ち供給材料を注型法のような種々の方法で準 備する。上述したような骨材材料として適する他の供給材料を使用してもよいこ とは明らかである。送給材料がボールインハンド稠度を有するのが好適である。 図示の方法では、供給材料の一部が下部モールド半部34のモールド面42上に 置かれる。 モールド装置37は垂直支持支柱46、48を有し、これ等支持支柱間に延在 する水平プラテン40の下側をこれ等支持支柱によって支持する。支持支柱とプ ラテンとの間に衝撃吸収ばね手段50、52を配置する。ばね手段50、52は 、プラテン40が負荷を受けた時、プラテン40と支持コラム46、48とが接 触するのを防止するのに十分な剛さがあるコイルばねであるのが好適である。プ ラテン40の下側に取り付けた中心部60にボルト56、58のような機械的緊 締具によって振動源54を取り付ける。振動源54としては機械的、超音波、マ イクロ波、又はこれ等の組合せのような種々の振動機を使用することができる。 1対のホルダ62、64間にプラテン40上に下部モールド半部34を位置さ せる。モールド半部34はプラテン40から離れる方向に向くモールド面42を 有する。上部モールド半部38を下部モールド半部34の頂部に位置させ得るよ うにし、上部モールド半部38の対応するモールド面36が下部モールド半部3 4のモールド面42に向き合うようにする。上下のモールド半部はだぼピン70 、72を収容するため貫通して形成しただぼ収容開口66、68を有する。 だぼピン70、72を挿入できるよう上下のモールド半部のだぼピン収容開口 が一線になった時、上部モールド半部38は下部モールド半部に対し好適な位置 にある。だぼピン70、72は下部モールド半部34に対する上部モールド半部 38の適正な配列を確実にする。 ラム組立体74を上部モールド半部38の上方に配置する。このラム組立体7 4の下側にゴム層76を設けてもよい。ラム組立体を垂直方向に動かし得るよう にし、モールド装置37が閉止位置にある時、両方のモールド半部と原材料とに 圧力を作用させ得るようにする。 モールド半部は鋼、鉄、アルミニウム、ガラス、石英、ルーサイト、又は任意 その他の低特性音響インピーダンスを有する相当材料で造ることができる。例え ば、特性インピーダンスは約2百万poc〜約5千万pocの範囲である。他の特 性インピーダンスの範囲も使用できることは明らかである。 好適な実施例では、下部モールド半部38を実質的に静止させ、上部モールド 半部34をラム組立体74によって垂直方向に動かし得るようにする。 モールド面36、42は複数個のテトラスター(この場合)、テトラツイン、 スタージャッキ、又は本発明の範囲内にあるその他の3次元の網状骨材クラスを 造るためのパターンのような種々のパターンを有する。例えば、図10はテトラ スター形状の骨材、即ち部片を造るためのモールドパターンを示す。モールド面 62は空所60、及び接触点、即ちボス62を有する。同様に、モールド面36 は空所とボスとを有し、両モールド半部を閉じた時、形成された複数個の骨材、 即ち部片70を有する半剛強シート、又は生地81(図14参照)を生産するこ とができる。図11A〜図11Cはテトラスター生地79(図11A参照)、及 びテトラスター生地80、81(図11B、及び図11C参照)の底面図を示す 。図12A〜図12Cはそれぞれテトラスター生地79、テトラスター生地80 、81の頂面図を示す。 一般に、モールド37が閉塞位置にある時、上部モールド面36は下部モール ド面34の対応する下部接触点に接触するための接触点、即ちボスを有する。モ ールド面は種々の形状の空所を有する。 振動機54を作動させ、モールド半部34、38と、両モールド半部間に置か れた試料44とを振動させる。この振動は試料の粘性を減少させ、モールド面内 の空所が試料によって確実に充填されるようにする。両モールド半部が閉じるま で、上部モールド半部38を下部モールド半部34に向け押圧する。場合により 、 両モールド半部に所定の時間、更に振動を加えてもよい。次にモールド半部を分 離し、成型した試料、即ち生地をモールドから取り外す。2個のモールド半部の 分離線によって形成されたウェブ82の薄い部分(図13に明示)によって互い に保持されたテトラスター83、85のような複数個の骨材をこの生地は有する 。 モールド面は種々の方法で造ることができる。本発明の一態様によれば、密接 する骨材のグラファイト電極の製造にCAD/CAM設計製造技術を採用することがで きる。鋼板、又はアルミニウム板にモールド表面の詳細を「焼き付ける」ため、 放電加工法(EDM)にこの電極を使用する。次に、この焼き付けた板をベース取付 部と、圧力制御ラムに固着したプラテンとに重ねて取り付ける。 モールド面36、42の一方、又は両方に、原材料44の試料(粉末混合、押 出し、又は注型テープ、スラリー、噴霧被着)を導入、又は被着するのが好適で ある。次に、ラム74を設計圧力まで下げ、停止し、許容差内に留める。次にラ ムを上昇させ、ウェブとマトリックス内に懸架する密接する骨材を成型状態から 外す。 本発明の他の態様によれば、ベース取付け部、又はプラテン、又はその両方は 振動エネルギー源、又はその支持部として作用する。型式、量、及び停止のよう な振動エネルギーの正確な仕様は候補である用途によって完全に定まる。例とし て、進んだ耐火性コンクリートの用途に採用すべきアルミニウム骨材を考えるこ とができる。 機械的振動(任意、及び可変の周波数、及び振幅)に関して言えば、骨材の寸 法、及び構造性質の要件が振動の構成の選択を決定する。例えば、考慮中の骨材 、例えば5cm以上のように大きく、用途が厳密でなければ、機械的な振動が、 形成の瞬間(MOF)に未処理(グリーン)の材料を十分に均質にするのに役立つ。 更に、振動の工程は、分子レベルでの衝突が増大するから試料の粘性を下げる。 ファインセラミック、熱機関構成要素、及び高温耐火物のような一層要求される 用途に対しては、骨材の寸法は非常に小さく、例えば0.3cmより小さく、一 般に機械的振動に関連する波長、振幅の因子は未処理素材内の構成材料を有効に 均質にするには不十分である。 全てのケースにおいて、用途に応じてパラメーターを定めるということは特定 の材料について設計振動のパラメーターに対する重要点であることを記憶するこ とが大切である。或る非常に大きな骨材は厳密を要する用途に使用すると考えて よい。この場合、超音波、機械的振動、更にマイクロ波、及びその他の電磁エネ ルギーが考慮される。 実際上、プラテンは超音波振動の適用のための導波管、即ち「角笛」として作 用することができ、マイクロ波のエネルギーがモールド面を通じて供給材料、又 は注型媒体に伝達される。振動速度は100分の1秒から100分の5秒、又は それ以上の範囲にある。周波数の範囲はモールドの厚さ、面積寸法、注型する装 入材料の特殊な要件によって定まる。 この特定の用途(高純度アルミニウム)に対しては、機械的な振動が与える周 波数よりも一層高い周波数を与える超音波振動が好適である。しかし他の周波数 源も使用することができる。 本発明の好適な実施例は「マスター」構成要素としてEDM電極加工、又は通常 の機械加工により生産した板を採用し、多数の従来の方法の後に、この板から複 数個の「生産」モールド面を形成することができる。この生産モールド面として 選択される材料は、必ずしもこれに限定されないが、ジルコニウムシリケート、 炭化タングステン、ステアタイト、炭化珪素、酸化ジルコニウム(安定化MgO)、 高純度酸化ジルコニウム(安定化イットリア)、酸化ジリコニア(安定化稀土類)、 不透鋼、ムライト、アルミナ、窒化珪素、LAS、SiAlON、ポリウレタンのような ポリマー面である。更に、他のセラミック、ガラス、ガラスセラミック、高分子 材料、セメント、及びセメント状用材、金属材料、及び複合材料モールド面がこ の密接注型の概念を使用して製造することができる。 骨材の製造のための候補材料、及び骨材を形成する前に混合物を処理するのに 使用する材料の密度、及び音響インピーダンスの性質は以下の表に示す通りであ る。ここに密度の値はkg/m3、音響インピーダンスは×106kg/m2/sである。 モールド面は種々の設計を有することができる。図示のように、テトラスター のモールドの各半部のコアデザイン「ユニット」は同一空所のスイックスフォー ルドアレイである。図14のような図面から、この形態の反復性、及び相互作用 性は明らかである。 図面から明らかなように、空所の幾何学形状はモールドの各半部につき独特で ある。異なるものでなく、互いに同一のモールド半部とするためモールドの空所 を「頂部から底部へ」に交互にすることができると信じられているが、このよう な形態の地勢学は非常に複雑になる。また、或る情況下では「頂部半部」と「底 部半部」との性質を保持することによって或る利益が得られると決定していた。 例えば、モールドの底部半部がその中心に単一四面体の付加物を有するテトラス ター空所を含む時、またモールドの頂部半部が加圧形成後、取り外す時、骨材の シートは底部半部に残る。これは単一四面体の付加物の深さと引き抜きによって 表される周縁の摩擦の増大のためである。 両方のモールド半部の場合に、モールドの空所は小さな四面体の中心(ボス) の周りに半径方向に表示される。空所は狭い三角形状の平面によって分離される 。狭い三角形状の平面の短いベースはそれぞれ六角形のボスの辺と一致する。狭 い三角形状の平面の長い端縁によって形成される線は空所の開始線に一致してお り、分離線と呼ばれる。 モールドが完全に閉じた時、これ等の狭い三角形状の平面の許容差は約400 〜800ミクロン(μm)である。もちろん、他の許容差も使用することができ る。ほぼ0.06cm(最長の寸法で測定して)のテトラスター骨材の加圧成形 にはこの許容差の位数は適切であると信ずる。 骨材をこのモールド内で加圧成型した時、上述の許容差の概算は400〜80 0μmのウェブ(「フラッシュ」)となり、骨材の分離、及び安定化に役立つ。 骨材を互いに分離保持しながら、このフラッシュの規則的であるが大きく変化す る地勢学によって骨材のシートに望ましい可撓性を与える。 このフラッシュが分離線で骨材に取り付いているから、フラッシュの厚さの寸 法はできるだけ薄くすることが大切であると信ずる。この理由は骨材(図示の場 合に酸化アルミニウム)を焼結した後、成型のままのシートから骨材を釈放する ことができるからである。タンブリング工程によって骨材を分離し、即ち切り離 してもよい。フラッシングは若干粗い、又はぎざぎざの端縁を残して分離線で骨 材から離れる。この端縁が骨材に残ったままであると、骨材の充填を妨げる。 従って、(研摩材のスラリーの状態で導入すべき)タンブリング工程も分離線 を滑らかにするため利用することができる。ウエブ、フラッシングが厚くなれば なる程、新たに分離される骨材の分離線が一層粗くなり、一層ぎざぎざになり、 従って、分離線の平滑化が一層困難になる。従って、分離が平滑に行われるのを 容易にするには、ウエブ、フラッシングの厚さをできるだけ薄くしなければなら ない。 モールドの下部モールド半部には突起としてボスを設け、上部モールド半部に は凹所としてボスを設ける。モールドを完全に閉じ、増大する圧力と振動とを加 える準備ができた時、ボスの位置の許容交差が約200〜400μmであるのが 好適である。他の公差も使用することができる。この好適な公差を使用する利点 は、(1)注型する媒体の若干は上下のモールドのボス位置間でテーパになるか ら、ボスの位置における零公差はモールドの完全な閉止を最終的に不可能にして しまう。(2)注型圧力はモールドの縁を変形させると言われている。この縁の 変形は注型に加わる圧力を増大させ、粘性を減少させる振動を受け易くするから 、或る場合には、この変形は望ましいと思われる。加圧成型中、増大した圧力、 振動によって、注型媒体の粘性を一時的に減少させると、モールドへの均一な充 填が達成される。(3)(以下に説明する)回転生産モードにおけるボスの位置 における零公差は、取り返しの付かない破損はないにしても、直ぐモールドを摩 耗させる。従って、零公差よりも若干の公差が必要である。 必ずしもそうでないが、試料はセラミック材料であるのが好適である。しかし 、金属、ガラス、粘土、有機樹脂、及び繊維、ポリマーを主体とする材料のよう な他の成型できる、即ち注型できる材料を使用することができる。 大きな骨材(例えば1から10cm)を単一手動ギャングモールドで造ること ができる。当業者に既知の種々の方法で、空気乾燥、又は焼成、又は密度を高め た後、種々の通常の粘土、セメント状用材、又は複合材マトリックス内にこれ等 大きな骨材を分散させ、ハウジング、又はその他の大きな構造製造物のためのメ ジヤとして採用する。 天然の粘土、又は日干し煉瓦用粘土型の構造物の場合には、単一の比較的軽量 のモールド、又はフレーム構造を使用してこの製造物を支持し、製造物が硬化し た後、取り外す。実際上、上述の方法で製造した構造物の外側を耐火外包部によ って絶縁し、内側から炉として構築して行く。この概念的考察から得られる構造 は地震の作用による急激な破損に対する進んだ抵抗を発揮する。 実際、この概念を更に開発すれば、多くのこのような非常に大きな物体を製造 し得ると考えられる。 成型する媒体の室温での粘性、及びゲル強度はこの製作物の可変パラメータを 設計する時、著しく重要である。一つの比較として、非常に剛強な造形用粘土の 加工特性が、振動に応動する媒体にとって理想的条件に近似している。振動成分 と組み合わせる時、比較的低い注型圧力で、室温での予注型安定性から形成の瞬 時の非常に活性な類似プラスミックモードまで注型媒体をして達成させることが できる。 従来の加圧成型において通常生ずる密度勾配を消滅させるめ、振動成分「超音 波」は十分であると信じられている。また、「機械的な」振動成分もこの効果に 類似させて使用することができると信じる。 図15〜図18に連続3次元成型装置の好適な実施例を示す。成型装置200 は、周縁モールド面210、212に画成されたモールド面206、208をそ れぞれ有する回転ドラムのような第1、及び第2のモールド部材202、204 を具える。駆動手段213、215を設け、第1モールド部材202を第2モー ルド部材204に対し回転する。モールド部材202、204が互いに隣接して 、両者間にピンチ帯域214を画成するよう、モールド部材202、204を位 置させる。この周縁部を取り外すことができるようにし、モールド面を便利に交 換できるようにする。 供給材料をピンチ帯域214に送り、又は挿入する。供給材料をシート形状2 19(図15参照)にし、又は噴霧供給、又は液体移送機構(図17、及び図1 8参照)によって供給材料を液体、又は半剛強粘性体にする。シート29をモー ルド部材202、204間に連続的に送る。供給材料がピンチ帯域214を通過 すると、骨材のウェブを含む生地221が形成される。例えば、骨材にはテトラ スター、テトラツイン、スタージャッキを含む。材料がモールド面210、21 2間で成型されている間、振動エネルギーを与える手段が供給材料に振動エネル ギーを与える。好適の実施例では、振動手段にトランスジューサ220、222 を含む。 回転モードで骨材を加圧成型することは、厚さ制御帯域に供給材料を導し、対 向して反対方向に回転するローラのピンチ帯域に供給材料が直ちに進行すること によって、開始される(図16のフローチャートの160参照)。供給材料は種 々の方法で導入される。テープ状(注型、押出し)、スラリー、又は噴霧手段等 である。この特定の適用に対しては、噴霧手段は最高のモードの機会を与えると 信じられている。圧力と粘性とを制御される噴霧装置は2個のローラの「ピンチ 帯域」の直前の区域内に、反対方向に回転するローラの一方、又は両方に、或る 厚さの供給材料を堆積する。次に、この噴霧された堆積物は厚さ監視装置に通り 、この厚さ監視装置はデータを噴霧装置の出力制御装置と、モールド支持ローラ の回転速度制御装置との両方にフィードバックし、ピンチ帯域における供給材料 の適切な厚さを確実にする(図16の164参照)。 供給材料がピンチ帯域に入ると、広い帯域に遭遇し、連続的に振動エネルギー を受ける(この場合は超音波、図16の166参照)。一方のローラ、又は両方 のローラ(この場合は両方)の長軸に平行に指向する一連の超音波トランスジュ ーサによって、この加えた振動エネルギーはモールド面を通じて伝達する。回転 するモールド部材に密接してトランスジューサがあるよう、一連のトランスジュ ーサをローラの内側に取り付けるのが好適である。 一連のトランスジューサが3個の平行な列のトランスジューサから成るのが好 適である。対向するモールド空所が密接する区域の直前のピンチ帯域の部分に第 1列のトランスジューサを焦点あわせする。対向するモールド空所が密接してい る形成の瞬間(MOF)に接近する進入する供給材料の粘性を境界から減少させる設 計の周波数、振幅の連続する低エネルギーを第1列のトランスジューサが放出す る。 次に、供給材料が堆積しているモールド空所が完全に閉止する際、供給材料は (MOF)に通る(図16の168参照)。この時点で、モールド空所が閉じる短 時間に正確に一致して、「b」列のトランスジューサが激しい、一定量の高エネ ルギー超音波振動を伝える。 この高エネルギー超音波を加えることによって、供給材料の完全な均質化と、 閉じた空所内への移動とを容易にするものと期待される。 モールドの空所を開き始める際、ここで密接する部片(ここでは骨材)の生地 、又はシートに加圧成型されているいる供給材料は、「c」列のトランスジュー サからの連続的に加わる振動エネルギー(この場合、超音波)伝達に遭遇する( 図16の170参照)。「b」列のエネルギーを受けた供給材料の出力変遷を容 易にするため、「c」列のエネルギーが設計されていることを除き、「c」列か らの振動エネルギーの機能は「a」列の振動エネルギーの機能と同一である。加 圧成型部片(この場合、骨材)がMOFの高エネルギー状態から釈放された時、加 圧成型部片の過度の衝撃を「c」列からの振動エネルギーが防止するものと信じ られている。 このようにして、密接する部片のシート、又は生地が完全なものとなり、一団 として結合材の除去、又は炉内処理、又はそのまま保持されて、密度を増大する ため炉の雰囲気に連続的に移送される準備を完了する。 図17、及び図18に代案の実施例を示す。成型装置230は、モールド面2 36、238をそれぞれ有する第1、及び第2のモールド部材232、234を 有する。これ等モールド部材は反対方向に回転可能である。各モールド部材はそ れぞれ静止内部240、242と、回転周縁部244、246とを有する。モー ルド面を周縁部に形成するのが好適である。静止内部に回転自在に取り付けた駆 動ローラ248、250のような駆動手段によって、周縁部を回転させる。 内部に形成したオリフィス253を有するエジェクタ252をモールド部材間 に位置させ、モールド部材の少なくとも一方に供給材料を放出する。この放出さ れた供給材料を回転自在のモールド部材によって両モールド部材に形成されたピ ンチ帯域254に運び込む。フォトセンサのようなセンサ256をエジェクタ2 52とピンチ帯域254との間に設置し、モールド部材に堆積した供給材料の量 を測定し、制御する。 供給材料がモールド面236、238間で成型されている間に供給材料に振動 エネルギーを提供する手段を設ける。例えば、振動エネルギーをトランスジュー サ組立体258、260によって与える。好適な実施例では、トランスジューサ 組立体は超音波を供給する。この装置は、過剰な供給材料をモールド面から除去 し、モールド面を乾燥させるため、洗浄マニフォルド261と、モールド乾燥器 263とを設ける。 図19のフローチャートは骨材生産と、焼結との連続するプロセスの詳細を示 す。供給材料の加圧成型されたシート、好適には図7のフローチャートの(13 0、132、134、136)の工程が終わった後に形成されたシートを2個の 対向するモールド半部の下のモールド半部に置く。除去工程を含まないが図7に 開示した工程を導入した後、部片(この場合、骨材)の加圧成型を導入する。な お閉止位置にある間に、モールド圧力を釈放する(図19の172参照)。 この時点で、モールドを一部開放する(形成された部片の厚さの約10%)( 図19の174参照)。結合材の除去、又は一次高密度化(焼成)、又はその両 方を達成するため、加圧成型に熱エネルギーを加える。 次に、モールドを閉じる(図19の178参照)。モールドに加わる機械的圧 力を上昇させ(図19の180参照)、部片の生地の一部の、又は完全な高密度 化が達成されるまで、モールド面の一方、又は両方を通じて、マイクロ波エネル ギーを加える(図19の182参照)。 モールドを一部開放する(図19の184参照)前に、モールドを或る時間、 冷却し、室温まで戻す。次に、モールドを完全に開き、部片の焼結されたシート 、又は一部高密度化したシートを除去し、傷の有無を検査する(図19の144 参照)。 高密度化プロセスの後、図7に開示した方法(146、148、152、15 4参照)を実施する。 アルミナの完全な高密度化をマイクロ波で達成したが、或る場合には、生地の 一部のみを高密度化するのが好適かも知れない。全ての場合、用途に応じて、高 密度化の程度を制御し、この新規なプロセスのその他のパラメータを実質的に制 御する。 図20に示すように、各トランスジューサ組立体258、260は、ピンチ帯 域254の前に材料に第1周波数を加える第1トランスジューサ262、264 と、材料がピンチ帯域に在る間に、材料に第2周波数を加える第2トランスジュ ーサ266、268と、材料がピンチ帯域を通過した後、材料に第3周波数を加 える第3トランスジューサ270、272とを有する。好適な実施例では、トラ ンスジューサ266、268は超音波の非常に大きな振幅を与える。このように して、材料がピンチ帯域を通過する際、供給材料274にトランスジューサによ って生ずる振動を与え、骨材のウェブを含む生地を生産する。以下に詳細に説明 するように、振動エネルギーによって供給材料の粘性を減少させ、供給材料のモ ールド空所内への分散さえも増大させる。 図21に示すように、モールド部材を堆積し、図15に示すように唯1個のシ ートを生産する2個のモールド面232、234の代わりに、2個のシートを生 産するため3個のモールド面232、234、234aを利用し、3個のシート を生産するため4個のモールド面232、234、234a、234bを利用し 、このようにシート数を増大することができる。 モールド部材を円形に一連に配列することができるから、12個のモールド部 材400によって12個のシートを生産することができる。 本発明の他の態様において、充填複合体300(この場合、耐火コンクリート 「れんが」)を形成する。その構成は、3次元網状骨材(この場合、テトラスタ ー)の焼結補強相と、セメント状用材マトリックス相(この場合、アルミン酸カ ルシュウム)とである。 図7による骨材は、Lehigh Portland Cement Co.,Lafarge Calcium Aluminat es,Inc.,又はAlcoa Industrial Chemical Co.のような数社の耐火コンクリー ト製造業者から入手できる人工アルミン酸カルシュウムセメントの状態に組み合 わせた補強相として作用される。 図23、及び図24を参照し、この単一体の注型のための装置、及び手順は次 の通りである。 1.れんがモールド、又はモールド群302内に装入材料を導入する。この装 入材料をポンプ作用、こて塗り、噴霧、注入、又はその他の堆積により、開放空 所内に入れることができる。 2.マトリックス相内に分散した補強相から成るこの装入材料は粘土の分野で 当業者に既知の「ボールインハンド」コンシステンシーを有するものと信じられ る。 3.図9の骨材生産モールドと同様、振動テーブル304上にモールドを設置 する。 4.モールドに材料を装入した後、振動を開始する。振動は装入材料を脱気し 、骨材の網状化を開始する。 5.装入材料を脱気した後、モールドプラテン306を下降させ、振動周波数 を増大させながら、装入材料に圧力を作用させる。 6.或る時間後、振動周波数を減少させ、次に、更に或る時間後、全部を停止 させる。 7.プラテン306上のラム圧力308を釈放し、注型材料を硬化させる。 85%〜90%超過の補強材の堆積変動がある場合には、マトリックス相の若 干を取り去り、即ち除去する必要がある。プラテン306と、モールドの側壁3 12との間の間隙310を通じてマトリックス相の若干をバイパスさせることに より、網状相を通じて、このことを達成することができる。 更に、モールドの任意の、又は全ての表面に設けたポートを通じてマトリック ス材料の一定量を空所から取り去ることができる。 進んだセラミックの用途のため3次元網状骨材のような小さい部片の製造のた めの回転成型装置が考えられる。この装置は400μmの精度で割出される2個 、又は3個の反対方向に回転するローラから成り、種々のメジヤの密接する2次 元、又は3次元の部片を連続的に高速で生産することができる。 垂直送り送給操作において、2個のローラシステムが想像される。水平送り送 給適用装置は3個のロールを利用して2個のプレス部片シートを生産し、4個の ロールを利用して3個のシートを生産し、5個のロールを利用して4個のシート を生産する等、シート数を増大することができる。 ローラのモールド面は用途の要求によって完全に定まる。特定の用途と、形成 要件は炭化珪素のような化学蒸着法(CVD)によりモールド面を利用することがで きる。この回転加圧の概念においてMOFに振動を加えると、真に均質な未処理の 材料を得ることができる。 ピンチ帯域に送られる供給材料に多相振動エネルギーを提供できるようにして 振動源を構成してもよい。振動源は当業者に既知の機械的、超音波、電磁気的、 マイクロ波、又はその他任意の相当振動源にすることができる。以下に詳細に説 明するように、加圧力がそのピーク値にある時の、形成の瞬間(MOF)、即ちドウ ェル点で、成型媒体に振動エネルギーを加えるよう振動源を構成する。この振動 源によってブロードフィールド、又はコヒーレント波形、又はその両方を供給す る。例えば、振動源がローラの内側に取り付けた複数個の超音波トランスジュー サを有することができる。また、図9につき説明したような通常のブックモール ドのモールド半部の一方、又は両方の内側に、トランスジューサを取り付けても よい。 供給材料の準備のためのみに、作業前に、強力な超音波を使用して混合物をほ ぼ均一にする。この技術の例として、NY Farmingdale New Highway 1938のHeat Systems Ultrasonics,Inc.からのSonicator Series,Application Notesがある 。しかし、モールド充填中、粒子の凝集や注入作用自身により、フローパターン の発生は避けることができない。これにより、形成段階で、複雑な密度勾配とな る。その結果、焼結中、材料の一部が輪郭状境界線によって分離される。これ等 の輪郭線の両側には通常、非対称の変化する収縮が起きる。従って、残留応力が 生ずる。限界破損応力を超えると、材料内にクラックが形成される。 従って、MOF中、材料に付加的エネルギーを加えるのが好適である。この付加 的エネルギーは未処理の材料を構成する成分を再配置し、均質化することにより 、フローラインと密度勾配とを消滅させる。 更に、MOFでの超音波のような振動を加えることによって得られる利点は、装 入材料の粘性が減少することであり、これにより低い形成圧力で、未処理の材料 に一層高い密度を得ることができる。 MOFでこのように振動エネルギーを加えることの斬新さは、未処理の材料の成 型の瞬時に、この材料内の不足分を最少にし、多分消滅させる特別な作用が行わ れることにある。 未処理の材料に最高の密度を達成するため、従来技術では粉末調整技術と、厳 密な供給混合物とを模索していた。一方、振動エネルギーはこの従来技術をその 最高点まで利用して、従来知られていない方法で、MOFまでその技術を発展させ た。われわれのプロセスの新規な振動態様の独特性は、他の期待される利益の中 でも、第1に、未処理の材料の形成中、フローラインと密度勾配とを消滅させる 技術を提供することである。 形成される対象物に関連するこの振動態様のタイミングは厳密であると信じら れる。回転加圧成型装置の場合には、振動(この場合、アルミナ骨材のための超 音波)は、直接先行する区域(骨材の厚さの5倍以下)、MOFの区域、更に骨材 の厚さの約5倍以上の線まで越えて、広く、連続的に加えられる。更に、完全な モールドの閉止、最高成形圧力、及び供給材料の最低粘性が期待されるMOFによ って直接区切られた区域においては、超音波エネルギーの付加的、及び慎重な時 宜を得た量を加えることができる。 供給材料の粘性は温度と時間とによる現象であることが多い。加えた応力は、 固体、液体、及びその両方を含む媒体の流れの挙動における温度の作用と逆に作 用することは知られている。従って、実際上、連続的であり、厳密には短い持続 時間の応力の形である振動を加えることは、局部的の温度を増大し、これにより 粘性を減少させると考えられる。 加えられたエネルギーは2つの形があり、即ち、MOFでモールドを閉じている 間の増大した圧力と、MOFの直前の区域、MOF自身の区域、及びMOFに直ぐ続く区 域に広く、連続して加えられる超音波エネルギーとである。(この場合の)振動 源は、回転加圧プロセスの公差条件から生ずる蓄積圧力と、MOFに直ぐ先行し、M OFに続く帯域に作用するよう配列した超音波トランスジューサと、MOFにおける 閉じた空所状態に直接垂直なパルス指向超音波トランスジューサ群とである。こ の最後のパルス指向エネルギー源はモールドの空所が完全に閉じる直前に開始す るよう時間を定められ、閉止の期間中から空所が開き始める直後まで延長する。 正確なタイミングは、用途の要件、厚さ寸法、及びモールド材料のインピーダン ス因子、制御される激しい振動の周波数、及び振幅、及び特定の材料、及び用途 に関する回転鍛造加圧操作の回転速度による。 当業者に既知のプレンアンフォーカス、又は点、及び円筒フォーカストラスジ ューサを使用することができる。トランスジューサとモールドとの間に結合媒体 を位置させる。この媒体は液体、又は固体である。好適な実施例では、結合媒体 は固体材料であり、この材料は1KHz〜100KHzの範囲の高い周波数に対して比 較的透明である。或る用途では、トランスジューサ取付け位置とボス位置とが一 致する。他の用途では、空所の中心軸線の直ぐ上、又は下、又はその両方にトラ ンスジューサを配置するのが有利である。なお、他の用途ではブロードフィール ド振動エネルギーが必要である。 多くの用途では、形成されたマトリックスを炉内処理し、又はキュワする温度 より一層高い温度まで骨材、即ち部片を焼結し、又は高密度化し、第2の焼成に よって骨材材料に影響がでないようにするのが望ましいと考えられる。他の用途 では、熱膨張に対する考察は骨材は一部焼成されるに過ぎないことを示している 。形成されたマトリックスの一層高い温度での炉内処理は骨材を更に変化させる 。この最後の技術は骨材と、マトリックスとの相対的な収縮を制御するのに使用 することができる。 成型されたマトリックスは炉内で焼成するとができる。同様のプロセスによっ て大規模な焼結セラミック構造を造ることができる。粉末アルミナの成型し焼成 したマトリックスに、予焼成したアルミナから成る骨材を分散させることができ る。 上述したように、骨材を粉砕し、即ち分離するため、ローラ間に形成されたニ ップ帯域を有するローラ間に焼結シートを送り込む。シートを複数個の骨材に粉 砕するよう、焼結シートに曲げ圧力を加えるようこれ等ローラを設計する。鋭い 端縁と、フラッシュとを除去するため、タンブラー内で骨材にタンブリング作用 を加え、仕上がった骨材を生産する。ローラで生地から骨材を最初に分離せず、 直接、骨材にタンブリング作用を加えてもよいことは明らかである。 数個の好適な実施例を参照して本発明の原理を説明したが、本発明は本発明の 原理から逸脱することなく、本発明の構成、及び詳細を変更し得ることは明であ る。例えば、耐火材料内の網状骨材の使用を参照して、本発明を図示したが、こ のような骨材は、ゴム、樹脂、セメント等を含む種々の他のマトリックスにこの ような骨材を使用し得ることは明らかである。同様に、本発明は選択した網状骨 材の形状を参照して示したが、種々の他の骨材形状をも容易に推考し得ると認め られる。更に、振動エネルギーを利用するように好適な製造プロセスを開示した が、エネルギーのこのような適用を行うことなく、他の類似のプロセスを実施す ることができる。 本発明の網状骨材の内部構造が優れた機構を採用して、区別された粘土、セラ ミック、又は成型ゴム、樹脂、又はセメント材料によって結合した他の構成部材 から非常に大きな構造物を組み立てることができると認められる。 本発明の原理を適用する多くの可能性ある実施例を説明したが、これ等の詳細 な実施例は単に図示のためであり、本発明を限定するものでなく、次の請求の範 囲において本発明の範囲を明らかにする。 本発明を有利に実施し得る実施例を詳細に説明した。これ等は全部ではないが 学術的な実験と産業上の実施とについて詳細に調査したものである。 誰も将来のことは分からないが、後になって、われわれの言い過ぎにも満足し 、われわれの過誤を許し、われわれの現在の価値を見いだしてもらえることを希 望する。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ポンジ リチャード エル アメリカ合衆国 オレゴン州 97132 ニ ューバーグ ジャキス ロード 22230 (72)発明者 ストービー ジョン ジェイ アメリカ合衆国 オレゴン州 97223 ポ ートランド エス ダブリュー マイルス コート 6715 (72)発明者 シェパード ロジャー ピー アメリカ合衆国 オレゴン州 97210 ポ ートランド エヌ ダブリュー アスペン 1836 【要約の続き】

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.構造用マトリックス内の他の骨材と共に使用する人工骨材において、同一寸 法、同一形状の6面より多い面を有することを特徴とする人工骨材。 2.同一寸法、同一形状の面の少なくとも6個が平坦面である請求項1に記載の 骨材。 3.構造用マトリックス内の他の骨材と共に使用する人工骨材において、4個よ り多い三角形状の面を有することを特徴とする人工骨材。 4.複数個の同一の人工骨材と、 これ等人工骨材を包囲するマトリックスとを具える充填された複合体において 、 1対の骨材間の仮想線が単一点より多い箇所で前記骨材のおのおのと交差し なければ位置し得ないように1対の骨材が存在するよう骨材の形状を定め、3 次元の群に位置させたことを特徴とする充填複合体。 5.流体マトリックス材料内に複数個の網状人工骨材を分散させ、 安定した固体を生産するよう、前記流体マトリックス材料をその中に分散さ せた骨材と共に処理し、 前記安定した固体を処理して人工骨材を除去し、 多孔質のマトリックス生産物を残すことを特徴とする製造方法。 6.請求項5の方法によって製造したマトリックス生産物。 7.それぞれ表面に画成されたモールド面を有する第1、及び第2のモールド部 材と、 前記第1モールド部材を前記第2モールド部材に対し移動させる駆動手段と 、 前記モールド面間で成型すべき材料を導入する供給手段とから成る骨材製造 装置において、 第1、第2のモールド面が共同して形成する骨材が同一寸法、同一形状の6 面より多い面を有することを特徴とする骨材製造装置。 8.それぞれ表面に画成されたモールド面を有する第1、及び第2のモールド部 材と、 前記第1モールド部材を前記第2モールド部材に対し移動させる駆動手段と 、 前記モールド面間で成型すべき材料を導入する供給手段と、 前記モールド面間で成型が行われている間に、前記材料に振動エネルギーを 与える手段とを具えることを特徴とする形成された形状体を製造する装置。 9.前記第l、及び第2のモールド部材がその周縁面に画成されたモールド面を それぞれ有する回転ドラムを具え、前記周縁面を互いに隣接させて前記回転ド ラムを位置させて両者間にピンチ帯域を画成し、 形成すべき材料を前記供給手段によって前記ピンチ帯域内に導入し、 前記ドラムを反対方向に回転させる手段を前記駆動手段に設けた請求項7、 又は8に記載の装置。 10.生地を形成するフラッシュによって各骨材が互いに連結されている請求項7 、又は8に記載の装置。
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