【発明の詳細な説明】
床張り装置
詳細な説明
本発明は、床仕上げ材、特にプレハブパーケットや積層パネルのための床張り
装置に関するもので、この場合、積層材とは、薄肉であるが、精密な寸法の一種
のプレハブパーケットのことで、プラスチック被覆を施したパネルを含む。この
ようなパネルの長さは1〜3m程度である。
プレハブパーケットを張る場合に重要であるのは、最初の3列のパネルが正確
に張られ、膠付けされていて、少しも隙間を作らないことである。できれば、例
えばパネルの反りのような起伏、傷および継目が、接合に必要な膠を塗り込むこ
とによって平滑化できるように、特にこの3列を大きい力で押し合わせるのが望
ましい。
積層パネルを張る場合は、最初の3列のパネルを正確に張るだけでは足りない
ことがしばしばある。パネルの溝とさね(実)は、必要な膠または接着剤を塗布
した後に個々のパネルが間に隙間を作ることなく、補助手段なしにうまくおさま
るようにぴったりはまり合う。これは、4列以上の同様の積層パネルを張る場合
にも当てはまる。
それでもなお積層パネルに反りがある場合、隙間を残すことなくそれを張るこ
とはきわめて難しい。同じ問題は交叉接合にも当てはまる。特に、パネルの交叉
接合の場合、通常より大きい隙間が生じると、出来上がった床の見た目の印象は
損なわれる。
確かに、プレハブパーケットパネルや積層パネルにおいて最初の3列を張るの
に適した締付具、例えば特許願P 44 04 310.4に
述べられているような締付具は知られている。
さらに、ドイツ実用新案DE−295 07 795から、積層パネルにも適
した床張り補助具が知られている。かかる補助具が積層パネルの床張りに適して
いるのは、これが、テープ付きのテープテンショナーの形に作ってあり、両側に
それぞれテープ受けを備えた成型品を具備し、これが、パネルの溝またはさねに
食い込むか、つかむかすることによって定着できるようになっているからである
。
よって、本発明の基礎にある課題は、冒頭に挙げた種類の床仕上げ材を合理的
に張ることのできる床張り装置を創造することである。
かかる課題は、少なくとも1つのプレストレスレール、該プレストレスレール
の第1の端に設けられた1つのリミットストップ、および該プレストレスレール
に沿ってシフトできるように案内される、上に床仕上げ材を張る第1の取付面を
持つ第1の締付エレメントを包含する床仕上げ材、特にプレハブパーケットや積
層パネルのための床張り装置において、本発明のように、第2の締付エレメント
をプレストレスレールに追加し、シフトできるように配置し、該第2の締付エレ
メントをプレストレスレールに固定できるようにし、かかる第1の締付エレメン
トと第2の締付エレメントが互いに離れる方向に移動できるようにする調整具を
設けることによって解決される。
本発明の解決の利点は、かかる解決をもって、第1の締付エレメントを第2の
締付エレメントから離れる方向に押すことが簡単に可能となることにあり、詳記
すれば、そのために第2の締付エレメントがプレストレスレールに固定でき、調
整具が作動できることにある。
特に好都合であるのは、第2の締付エレメントが第2の取付面を有し、第1の
取付面と第2の取付面が相反する方向で向き合うように第1の締付エレメントと
第2の締付エレメントがプレストレスレールに配置し
てある時である。
かかる解決の利点は、かかるケースにおいて、リミットストップの方向または
そこから離れる方向で床仕上げ材にプレストレストをかけることが可能であるこ
とにある。
ここで特に好都合であるのは、第1の締付エレメントもプレストレスレールに
定着できるようになっていて、それで、第1の締付エレメントか第2の締付エレ
メントかどちらかかがプレストレスレールに定着でき、調整具作動時に両方の締
付エレメントが互いに離れる方向に移動することによって第1の締付エレメント
をプレストレスレールに定着した第2の締付エレメントから離れる方向に移動さ
せるか、第2の締付エレメントをプレストレスレールに定着した第1の締付エレ
メントから離れる方向に移動させるかどちらかが可能となる時である。
調整具の作りに関しては、これまで詳細な記述がなされなかった。調整具は、
例えば、締付エレメントの間にはめ込むことができて、それらを互いに関して相
対移動させる補助エレメントとすることが可能であろう。それでも、その単純さ
から特に好都合な解決は、調整具のエレメントの1つが締付エレメントの1つに
配置されることである。
構造上特に単純な形の、簡単に取扱うことのできる解決法は、調整具がスピン
ドルを包含することである。
第1および(または)第2の締付エレメントをプレストレスレールに定着させ
る可能性に関しては、これまで詳細な記述がなされなかった。プレストレスレー
ルは、例えば、これに個々の締付エレメントが相異なる位置、例えばプレストレ
スレールに取り付けられる留め具またはカムによって決められた位置で固定でき
るように形成することが可能であろう。
それでも、簡単な取扱いに関しては、個々の締付エレメントがこれを
プレストレスレールに固定する定着具を具備する時の方がより有利である。
定着具も同じく、プレストレスレールの凹部に食い込む戻り止めエレメントを
包含していてよい。これは特に、定着具が、個々の締付エレメントを力の締合い
によってプレストレスレールに固定できるようにするクランプ定着具である時、
プレストレスレールに沿って無段階に調整も固定もできるようにする上で好都合
である。これで、プレストレスレールに設けるべき形締めエレメントはすべて要
らなくなるので、かかる解決は、一方で構造上より単純となり、他方でより簡単
に取り扱えることになる。
その場合、構造上優先させられるケースでは、定着具は、クランプジョーをプ
レストレスレールに締め付けできるようにするクランプねじを具備する形に作っ
てある。
締付エレメントの作りに関しては、これまで詳細な記述がなされなかった。有
利な一実施例では、締付エレメントのうち少なくとも1つが、少なくとも1つの
プレストレスレールのためのレールガイドを備えていて、これをもってプレスト
レスレールに対して限定された方向で揃えられて、該プレストレスレールに沿っ
て案内されるベースを具備することを見込んでいる。
これで、床仕上げ材を精密に張るのに有利な仕方で締付エレメントをプレスト
レスレールに関して相対的に揃えることが保証される。
さらに、該ベースがそれぞれの取付面を付けたクランプジョーを支持すると、
特に好都合である。これで、かかるクランプジョーも、プレストレスレールに対
して限定された方向で揃えられて該プレストレスレールに沿って移動できること
になる。
さらに、かかる実施例のもうひとつ有利な改良では、ベースが、調整
具の一エレメントを受け止める軸受部を具備することを見込んでおり、単純なケ
ースでは、ベースは、調整具の該エレメントのための支持として形作ってあり、
その場合できれば、ベースに調整具が働きかけるだけでなく、ベース自体もクラ
ンプジョーを介して個々の床エレメントに働きかけできるのが望ましい。
その場合、構造上特に単純な解決、すなわち、調整具が他の個々の調節エレメ
ントにおいて圧力面に作用できる調節スピンドルを包含する形の解決は、軸受部
で調節スピンドルが支えられることを見込んでいる。
その場合、本発明の解決のもうひとつ有利な一実施例は、ベースにおいて他の
締付エレメントの調節スピンドルの作用を受ける圧力面が設けられることである
。
さらに、本発明の解決の好都合な改良は、ベースが定着具を受け止めるための
受け具を具備し、これで同時に定着具を支える働きもすることである。
これまでの個々の実施例の説明との関連では、単に、締付エレメントの1つが
前述の実施態様に見合ったベースを具備するというところから出発しただけであ
る。ところが、特に好都合な解決は、両方の締付エレメントが前述の実施態様に
見合ったベースを具備することである。
その場合、特にコスト上好都合な解決は、両方の締付エレメントのベースを同
じ作りとし、それで、両方の締付エレメントが2つの同じベースから製作できる
ようにすることが見込まれる。
リミットストップの作りに関しては、これまで詳細な記述がなされなかった。
有利な一実施例では、リミットストップを着脱可能の形でプレストレスレールに
配置することが見込まれる。
これで、本発明のパーケット床張り装置にこのリミットストップを付けること
も付けずにおくことも可能となり、また、リミットストップを
別個にはめ込むことも可能となる。
特にリミットストップの目的にかなった作りでは、これに、第1の締付エレメ
ントの第1の取付面の方を向いた取付面を付け、それで、リミットストップと第
1の締付エレメントの間に床仕上げ材が張られるようにすることが見込まれる。
さらに、リミットストップは常に、床仕上げ材を張ろうとする空間の壁の付近
に配置し、この壁から第1の床仕上げ材までの距離を常に正確に調整しなければ
ならないので、有利な解決法は、リミットストップが、これを壁で支えられるよ
うにする壁支持を具備することである。
このような壁支持は、一方で壁から第1の床仕上げ材までの距離を決めるのに
役立つが、他方で、第2の締付エレメントとその第2の取付面をもって床仕上げ
材をリミットストップから離れる方向に押すのに投立てることもできる。詳記す
れば、ここに述べるケースでは、リミットストップは、調整具を壁と向かい合わ
せで支え、それで、プレストレスレールに固定された第1の締付エレメントがリ
ミットストップを介して同じく壁で支えられ、それで、調整具を作動させた上で
第2の締付エレメントを壁から離れる方向に押しやり、該第2の締付エレメント
の取付面をもって床仕上げ材を同じく壁から離れる方向に押す働きをするのに役
立つだけである。
特に、壁付近に位置する第1の床仕上げ材の限定された距離を決めるのに壁支
持を役立てようとする時は、できれば、壁支持をもって壁からリミットストップ
の取付面までの距離が調整できることを見込んでいるのが望ましい。
その場合、このような壁支持の構造上特に単純な作りは、壁支持が、壁からの
距離を簡単な仕方で調整できるようにするスピンドルを包含することである。
リミットストップの作りに関しても、これまで詳細な記述がなされなかった。
有利な一実施例では、リミットストップが、少なくとも1つの締付エレメントと
の関連において複数の有利な実施態様をもって説明した通りのベースを包含する
ことが見込まれる。その場合、特にコスト上好都合な解決は、リミットストップ
のベースを、締付エレメントの一方、またはできれば両方のベースと同じ作りと
することが見込まれる。
基本的に、本発明の解決の枠内では、1つのプレストレスレールを設ければ十
分である。
特に締付エレメントを平行に揃え、締付エレメントとリミットストップを対称
形に支持する上で有利な解決は、リミットストップと締付エレメントを互いに平
行に走る2つのプレストレスレールに沿って案内することである。
ここでは、締付エレメントとリミットストップがほぼプレストレスレールの中
間を延びると、特に好都合である。
その場合、ベースを使用するケースでは、ベースがほぼプレストレスレールの
中間を延びる。
その場合は、できればプレストレスレールが、リミットストップと締付エレメ
ントに設けられたレールガイドの中を通って延びるようにしているのが望ましい
。
レールガイドは、リミットストップと締付エレメントをできるだけ正確に相互
に案内することを保証すべきものであるので、ガイドレールを少なくとも部分的
に包含するように形成してあるものとする。その場合、特に好都合な解決は、レ
ールガイドがプレストレスレールをその縦方向において取り出しできないように
包含することである。その場合、レールガイドがプレストレスレールをほぼ全部
包含し、それでレールガイドがわずかにプレストレスレールに沿って移動できる
だけとなっている
と、特に好都合である。
ベースとの関連において有利な一実施例は、ベースがレールガイドを支持する
ことである。
その場合、レールガイドがベースに作り付けてある、特にワンピースで作り付
けてあると、特に好都合である。
本発明の床張り装置を一方で簡単に運搬できる形に作り、他方でかかる床張り
装置をもって多数の床仕上げ材を張り合わせるか、壁から大きな距離をおいて床
仕上げ材を壁から離れる方向に押すかするため、できれば、プレストレスレール
は、例えばそれぞれ基礎レールとこれに継ぎ足すことのできる延長レールを包含
し、分解できる形に作ってあるのが望ましい。
延長レールは、その場合できれば、カップリングによって基礎レールと、また
は相互に連結できるのが望ましい。
取付面を多種多様な用途に合わせて寸法決めすることは、問題が多い。例えば
、積層パネルの中にはきわめて薄いものがあるので、そのような薄い積層パネル
の場合は、それに合うように取付面の寸法を決めるのが望ましいが、反面、プレ
ハブパーケットパネルの中にはかなり厚いものもある。
この理由から、有利な一実施例は、取付面を支持するクランプジョーの上にキ
ャップエレメントが装着できるようにしている。該キャップエレメントは、パネ
ルにできるだけ穏やかに当たるようにするため、例えば弾性材料から作ってあっ
てよい。
しかし、キャップエレメントは、クランプジョーの取付面と比べて別種の形に
作る可能性も示す。例えば、本発明の解決法の枠内において、キャップエレメン
トはクランプジョーの取付面と異なる形の取付面を有することが見込まれている
。
取付面は、例えば最も単純なケースではリミットストップまたは個々の締付エ
レメントの下面に向かうより下面から離れる方向に大きく延び、それで、例えば
薄いパネルより厚いパネルをつかむのに適することがあり得る。
しかし、取付面をまったく別の形に作る、例えばリミットストップまたは締付
エレメントの下面に与えるより大きい傾きを取付面に与えることも可能である。
もうひとつ別に、取付面を、例えば機械的はめ合いによってパネルの溝または
さねとかみ合わせできるように形成することも可能であり、詳記すれば、この場
合、取付面はパネルの溝またはさねの相手部分を支持するように形成される。但
し、この場合は、キャップエレメントを個々の種類のパネルに合わせて特殊な寸
法にすることが必要である。
特に、本発明の解決の一実施例では、床仕上げ材を張るべき空間において、複
数の床仕上げ材を床張り装置を使って押し合わせるか、床仕上げ材を、他のすで
に並べられて定着させられた床仕上げ材に、壁から離れる方向で押し付けるかす
ることによって、張るのが困難な箇所にかかる床仕上げ材を張る可能性が見込ま
れる。
本発明の一実施例の特に大きい利点は、プレストレスレールとレールガイドを
使って、締付エレメントを、またリミットストップも互いに平行に案内し、特に
床仕上げ用パネルの反り上がりも防ぐことが可能とされているところにも見るこ
とができる。それが可能であるのは、締付エレメントが、またリミットストップ
も、それぞれの取付面が反り上がりに対抗するように互いに相対的な方向に揃え
てあるからである。
さらに、本発明の床張り装置は、締付エレメントの一方がプレストレスレール
に沿ってシフトできるように案内されるのに対し、他方の締付エレメントがそれ
ぞれ固定され、両締付エレメントの間の調整具を使っ
て、それぞれシフトできる締付エレメントをパネルを張るのに利用できることに
よって、高い融通性と多様な有用性が保証される。詳記すれば、上の動作は、個
々の締付エレメントの間で交互に、実施すべき床張り作業に応じて可能であるの
で、その都度、締付エレメントの一方がガイドレールのところで休止し、他方が
摺動することになる。
そこで特に好都合であるのは、両締付エレメントの機能にとって、また、その
機能の入れ替わりにとって、どちらの締付エレメントがどちらの調整具に配置さ
れているのかは取るに足らないということである。締付エレメントの機能は両締
付エレメントの間で入れ替えることができる。例えば、あるケースでは、一方の
締付エレメントに圧力スピンドルが配置してあって、これが他方の締付エレメン
トに対抗する働きをし、別のケースでは、プレストレスレールに関して相対的に
固定された方の締付エレメントが、今度は圧力スピンドルとともに移動できる他
方の締付エレメントに対する相手軸受として働くという具合である。
本発明の床張り装置ではさらに、どちらのケースでもリミットストップがセッ
トでき、その場合、リミットストップは、その取付面をもって第1の締付エレメ
ントとリミットストップの間でパネルを固定するのに役立ち、あるいは、第1の
締付エレメントを使って床仕上げ材を壁から離れる方向に押しやろうとする場合
には、その壁を支えるのに役立つ。
プレハブパーケットや積層パネルを張るための、しかしできれば、2つの圧力
ピース、すなわちパネルをそれぞれ横からつかんで押し合わせるリミットストッ
プと、締付エレメントを使って、それも、圧力ピースの一方、すなわちリミット
ストップに調節可能な支えを付け、これを壁面に寄りかからせて壁からの距離が
調整できるようにして、積層材を正確に張るための本発明のパーケット床張り装
置の特に有利な一実施例は、少なくとも第3の圧力ピース、すなわちもうひとつ
別の締付エレメン
トを追加することである。この追加の締付エレメントは、その時々で他の締付エ
レメントで支えられる調整具を介して、パネルをリミットストップと1つの締付
エレメント、すなわち第1の締付エレメントの間で固定するか(この場合、第1
の締付エレメントは、プレストレスレールに固定された第2の締付エレメントと
調整具によってシフトできる)、リミットストップを使って床張り装置を壁で支
え、最も外側の締付エレメント、すなわち第2の締付エレメントを使ってパネル
を、リミットストップが寄りかかる壁から離れる方向および向き合った壁の方向
に押すか(この場合、第2の締付エレメントは自由にシフトできる形でプレスト
レスレール上を案内され、第1の締付エレメントの方はプレストレスレールに固
定される)、どちらかを可能にする。
できれば、リミットストップおよび締付エレメントは、片方のプレストレスレ
ールまたは両方のプレストレスレールに平行に案内されるのが望ましい。
さらに、有利な一実施例は、リミットストップおよび締付エレメントに、該エ
レメントを1つのガイドレールまたは2つのガイドレールに沿って正確に案内す
るための1つ以上のガイドを設けることである。
できれば、ガイドは、プレストレスレールが容易にシフトでき、ガイドから取
り出せるように形成してあるのが望ましい。
プレストレスレールをリミットストップおよび締付エレメントに定着させるた
め、定着具または固定具が、その作動時に両方のプレストレスレールが同時に固
定または解放できるように配置してある。
締付エレメントを互いに離れる方向に押すためには、できれば、締付エレメン
トが、また圧力ピースも、調整具として雌ねじとその中に配置されたスピンドル
を包含することができるのが望ましい。
そこで、リミットストップの場合は、その壁からの距離を調整するた
めにスピンドルも設けることを見込んでいる。
2つの締付エレメントを単純な仕方で互いに離れる方向に移動できるようにす
るために、有利な一実施例では、一方の締付エレメントに、他方の締付エレメン
トに設けられたスピンドルが当たる支持面または接触面を設けることである。
その場合できれば、それぞれの締付エレメントまたは圧力ピースに設けられた
スピンドルは、これに支持された圧力板を具備し、該圧力板が対応する他の締付
エレメントの支持面または接触面に平らに接するようになるまで傾斜できるよう
に形成してあり、詳記すれば、この場合、締付エレメントの一方が固定具または
定着具によってプレストレスレールに取り付けられるようになっているのが望ま
しい。
2つのプレストレスレールを使用する際に、これらに補助ガイドを追加するた
めに、同じく固定具または定着具を具備する案内エレメントが追加的に設けてあ
り、これを使って、締付エレメントの場合と同様、プレストレスレールを案内エ
レメントに固定することも、該案内エレメントに関して相対的にシフトさせるこ
ともできる。
互いに連結できる複数の部分レールを具備するプレストレスレールの有利な一
実施例は、かかる部分レールの1つがそれぞれ1つの案内ピンと1つのねじアダ
プタを具備し、他の部分レールが該ねじアダプタのための雌ねじと案内ピンのた
めの案内穴を具備し、これで、部分レールが互いに容易に連結できるようになっ
ている。
本発明のさらなる特徴および利点は、以下の若干の実施例の説明および図解の
対象となる。
図の示すところは次の通りである。
第1図 本発明の床張り装置の第1の実施例の側面図
第2図 第1図の矢印Aの方向における平面図
第3図 第2図の矢印Bの方向におけるリミットストップの矢視図
第4図 第2図の矢印Cの方向におけるリミットストップの矢視図
第5図 第2図の矢印Dの方向における第1の締付エレメントの矢視図
第6図 第2図の矢印Eの方向における第1の締付エレメントの矢視図
第7図 第2図の矢印Fの方向における第2の締付エレメントの矢視図
第8図 第2図の矢印Gの方向における第2の締付エレメントの矢視図
第9図 本発明の床張り装置の第1の用途例の透視図
第10図 本発明の床張り装置の第2の用途例の透視図
第11図 リミットストップまたは締付エレメントの1つのためのキャップエレ
メントの横断面図
第12図 第11図に準じるキャップエレメントの一バリエーションの横断面図
第13図 本発明の床張り装置の第2の実施例の側面図
第14図 第13図の矢印Hの方向における平面図
第15図 第14図に準じる案内エレメントの平面図
第16図 第15図の矢印Iの方向における矢視図
第17図 基礎レールと延長レールの間の継手の一実施例の部分拡大図
第1図および第2図に示す本発明のパーケット床張り装置の第1の実施例は、
互いに平行に走る2つのプレストレスレール12a,12bを包含し、これらが
、それぞれの第1の端14a,14bのエリア内でリミットストップ16を支持
し、これが、第3図および第4図に示す通り、ベース20を包含し、これに備え
付けられた中間ウェブ22が、プレ
ストレスレール12a,12bのための2つのレールガイド24a,24bの間
を延びる。レールガイド24a,24bは、その場合できれば、それぞれの縦方
向26a,26bに平行に延び、それぞれのプレストレスレール12a,12b
を包囲するチャンネル25によって作られているのが望ましい。
できれば、チャンネル25は、ワンピースで中間ウェブ22に作り付けられた
管セクション28a,28bによって作られていて、該管セクションがプレスト
レスレール12a,12bの縦方向26a,26bに延びているのが望ましい。
優先的には、プレストレスレール12a,12bは矩形管の形に作ってあり、
従ってまた、レールガイド24a,24bのチャンネルも、プレストレスレール
12a,12bに全面寄りかかる矩形チャンネルの形に作ってある。
プレストレスレール12a,12bの端14a,14bを固定するために、管
セクション28a,28bは穴30a,30bを付けており、これが特に、中間
ウェブ22に背を向けた管セクション28a,28bの外面32a,32bに設
けてあって、この中に、力の締合いでプレストレスレール12a,12bの端1
4a,14bに働きかけて、かかる端を管セクション28a,28bに固定する
固定ねじ34がねじ込めるようになっている。
さらに、ベース20はなおクランプジョー36を備えており、これが、縦方向
26a,26bに対して横向き、できれば直角の方向に延び、中間ウェブ22な
らびにその脇に配置されたレールガイド24a,24bから出発してその下面3
8を経由して延び、そこでベースの正面40付近に達する。できれば、そこでク
ランプジョー36の前面42が正面40と同じ並びであって、これに背を向けた
裏面44の方が取付面44
として働き、特に二重の歯を付けているのが望ましい。
目的にかなうよう、クランプジョー36はワンピースでベース20に作り付け
てある。
ベース20はさらに、中間ウェブ22に隣接してスピンドル50のための雌ね
じ48を支持する軸受体46を具備する。できれば、軸受体46はワンピースで
中間ウェブ22に作り付けてあるのが望ましい。スピンドル50は、軸ねじ52
をもって雌ねじ48に食い込む。詳記すれば、スピンドル50の軸54が、一方
でプレストレスレール12a,12bの間を走り、他方でその縦方向26a,2
6bに平行に走る平面56の中に位置し、また、スピンドル軸54はなお、追加
的に両方の縦方向26a,26bの間に広がる平面58の方向に傾いており、そ
れも、該平面58が、その至近位置にあるスピンドル50の前端60において、
ベース20の正面40より前に突き出し、スピンドル軸54と向き合って回転で
きる圧力板62を支持するような形で傾いている。圧力板62の方はなお追加的
にスピンドル軸54と向き合って、その正面64が平面58に対して垂直の方向
に走るように位置決めできるところまで傾斜できるようになっている。
さらに、スピンドル50は、前端60に背を向けたその裏側の端に回転グリッ
プ66を備えており、これが回転するにつれて、ねじセクション52から遠ざか
っていき、従ってまた、平面58から遠ざかっていく。
ベースの中間ウェブ22は、正面40の方を向いた前面70を有する。これは
、正面40に対して後退しているが、これにほぼ平行に、従ってまた、平面58
に対して垂直の方向に走る。
加えて、管セクション28a,28bはなお、下面38に向き合って配置され
た軸受箱72a,72bを備えており、これが、チャンネル2
5の脇にあって、該チャンネルをまたぐ受容スペース74を作っている。その機
能については後に説明する。
リミットストップ16は、プレストレスレール12a,12bの端14a,1
4bに、プレストレスレール12a,12bが正面40より前に突き出るのでな
く、正面40から離れる反対の方向に延びるように配置してあるので、単にスピ
ンドル50の前端60が圧力板62をもって正面40より前に突き出るだけとな
る。
また、プレストレスレール12a,12bに沿って、リミットストップ16か
ら距離をおいて第1の締付エレメント80と第2の締付エレメント90がシフト
できるように案内されており、詳記すれば、第1の締付エレメント80が、リミ
ットストップ16と第2の締付エレメント90の間に位置する。
第1の締付エレメント80は、第5図および第6図に示す通り、リミットスト
ップ16のベース20と同じ作りのベース20を具備する。
但し、リミットストップ16と異なり、軸受体46の中にスピンドル50は配
置されていない。さらに、第1の締付エレメント80では、軸受箱72a,72
bの受容スペース74の中に定着具100が設けてあり、これがそれぞれ、プレ
ストレスレール12a,12bの方を向いた締付ジョー102の1つを具備し、
これに付けられたねじ穴104に、雄ねじ108を付けたクランプねじ106が
食い込む。クランプねじ106の方は控えナット110を付けており、その締付
ジョー102に背を向けた側112が軸受箱72a,72bの上壁114で支え
られ、クランプねじ106の回転によって締付ジョー102が軸受箱の上壁11
4から離れる方向に移動できるようになっており、かかる軸受箱の上壁114で
控えナット110を支えながら、それぞれのプレストレスレール12a,12b
を、これらの方を向いたそれぞれの締付ジョー102
の締付面116で固定できるようになる。
クランプねじ106はその場合、軸受箱の上壁114を通り抜けて作動エレメ
ント118まで延びる。作動エレメント118は、軸受箱の上壁114を越える
クランプねじ106の突出部分と固定連結してあるか、形締め平面120を介し
てクランプねじ106の側の相応の作りの形締めエレメント122と回転しない
ように、但し、はずせるように連結してあるか、そのいずれかである。詳記すれ
ば、形締めエレメント122はクランプねじ106と固定連結してある。
さらに、作動エレメント118の回転阻止のために、軸受箱の上壁114と作
動エレメント118の間にばねエレメント124が設けてあり、これが、人の手
を介入させることなく作動エレメント118の自在な回転、従ってまた、クラン
プねじ106の自在な回転を阻止する。
このような定着具100が両方の軸受箱72a,72bの中に設けてあるので
、第1の締付エレメント80は両方のプレストレスレール12a,12bに固定
できるようになっている。
第2の締付エレメント90は、第7図および第8図に示す通り、リミットスト
ップ16のベース20および第1の締付エレメント80のベース20と同じ作り
のベース20を具備する。
さらに、軸受箱72a,72bの中に、すでに第1の締付エレメント80との
関連において述べた定着具100が設けてあり、これで、第2の締付エレメント
90も同じく両方のプレストレスレール12a,12bに定着具100で固定で
きることになる。
加えて、軸受体46の中にはなお、リミットストップ16のスピンドル50と
同じ作りのスピンドル50が配置してある。
よって、第2の締付エレメント90のベース20、スピンドル50および定着
具100に関しては同じ参照番号を使用し、その個々の特徴に
関しては前記の説明を参照する。
本発明のパーケット床張り装置は今や、第9図に示す第1の用途例における通
り、プレハブパーケットの複数のパネル140a〜140dがその継目で互いに
膠付けされて並べられるように働き、リミットストップ16がそのクランプジョ
ー36をもってパネル140aの溝側または溝縁142にかぶさっていき、そこ
で、同時に取付面でもある裏面44をもって溝縁142に寄りかかっていくよう
に働く。パネル140aの溝縁142は、その場合できれば、パネル140a〜
140dを張ろうとするスペースの壁144付近に位置するのが望ましい。
その場合、リミットストップ16のベース20の正面40は壁144の方を向
いており、正面40より前に突き出ている圧力板62とスピンドル50を使って
、ベース20を壁144に関して相対移動させることによって壁144からパネ
ル140aの溝側142までの距離を調整することが可能である。
リミットストップ16のベース20において正面40に背を向けた方の側で、
プレストレスレール12a,12bは第1の締付エレメント80まで延びており
、該第1の締付エレメントは、定着具100が解除された時にプレストレスレー
ル12a,12bの上を自由に褶動するように案内され、そのクランプジョー3
6がパネル140dのさね側146に当たるところまで、できれば、同時に取付
面でもあるクランプジョー36の裏面44をもってさね148に働きかけるとこ
ろまで、シフトさせられる。そのために、第1の締付エレメント80のベース2
0は、リミットストップ16のベースに対して180°回転した上でプレストレ
スレール12a,12bの上に押し上げられるので、第1の締付エレメント80
のベース20はリミットストップ16から離れる方向を指すことになる。
リミットストップ16と同じ方向において第2の締付エレメント90もプレス
トレスレール12a,12bの上に押し上げられるので、そのベース20の正面
40が第1の締付エレメント80の正面40の方を向く。第2締付エレメント9
0は、そこで、該第2の締付エレメント90のスピンドル50の圧力板62が第
1の締付エレメント80のベース20の正面70に突き当たるまで、第1の締付
エレメント80の方に寄せられる。今、定着具100を使って第2の締付エレメ
ント90をプレストレスレール12a,12bに固定すると、プレストレスレー
ル12a,12bに固定具100で固定されていない第1の締付エレメント80
の方は、第2の締付エレメント90のスピンドル50の回転によってリミットス
トップ16に向かう方向150においてシフトできるようになり、その結果、第
1の締付エレメント80のクランプジョー36がパネル140dのさね側146
に働きかけ、全体としてパネル140a〜140dが、リミットストップ16の
クランプジョー36と第1の締付エレメント80のクランプジョー36の間で固
定できることになる。
第10図に示す第2の用途例では、リミットストップ16は、第1の用途例に
述べたのと同じ仕方で圧力板62をもってスペースの壁144に寄りかからせる
ことができるが、リミットストップ16と第1の締付エレメント80の間にパネ
ルは張るように見込まれていない。
これと対照的に、第2の締付エレメント90は、そのクランプジョー36の第
1の締付エレメント80と向き合った側に位置するパネル140a’のさね側1
46’に該クランプジョー36をもって働きかける。詳記すれば、第2の締付エ
レメント90はリミットストップ16と同じ向きでプレストレスレール12a,
12bの上にセットされるので、クランプジョー36は、その裏面44を取付面
としてさね側146’に働きかける。
但し、この場合、第2の締付エレメント90は、プレストレスレール12a,
12bの上を自由にシフトできるように配置してあり、第1の締付エレメント8
0はプレストレスレール12a,12bに関して相対的に定着具100で固定し
てある。さらに、この用途例でも、第2の締付エレメント90は、スピンドル5
0が圧力板62を介して中間ウェブ22、特にその正面70に突き当たるまで、
第1の締付エレメント80の方に寄せられる。そこで、第2の締付エレメント9
0のスピンドル50を回転させると、第2の締付エレメント90は、プレストレ
スレール12a,12bの上をリミットストップ16から離れる方向160にシ
フトできるようになり、詳記すれば、パーケット床張り装置は、リミットストッ
プ16の圧力板62を介して壁144で支えられ、それで、クランプジョー36
がパネル140a’のさね側146’に働きかけ、その結果、これも方向160
にシフトし、すでに並べられたパネルに対して固定できるようになる。
これと別に、第2の用途例において第2の締付エレメント90をプレストレス
レール12aに固定し、リミットストップ16のスピンドル50の回転によって
、リミットストップ16とプレストレスレール12a,12bと第2の締付エレ
メント90からなるユニットを壁144から離れる方向にシフトさせることも考
えられる。
両方の用途例との関連において述べた通り、これで本発明のパーケット床張り
装置をもってすれば、第1の締付エレメント80と第2の締付エレメント90を
使ってリミットストップ16に向かう方向150またはリミットストップ16か
ら離れる方向160においてパネルに働きかけ、互いに継ぎ合わせることが可能
である。詳記すれば、リミットストップ16に向かう方向150においてパネル
に働きかける場合は、リミットストップ16の圧力板62を壁144で支えるこ
とが必ずしも必要
であるとは限らず、壁からの距離を別のスペーサで調整することができるが、反
面、リミットストップ16から離れる方向160においてパネルに働きかける場
合は、リミットストップ16を壁144で支えることが絶対に必要である。
パネル140の溝側142とさね側146により穏やかに働きかけるために、
第11図に示す通り、クランプジョー36にはなおキャップエレメント170が
装着できるようになっており、該キャップエレメントは、例えば弾性材料から作
ってあってよく、互いに向き合った側に取付面172,174を形成する。取付
面172,174は、最も単純なケースでは平滑に作ってあるが、それぞれのベ
ース20の下面38に立てた垂直線176に対し、該取付面が下面との間で90
°よりごくわずかだけ小さい角度をなすように傾斜している。これで、クランプ
ジョー36が例えば溝側142またはさね側146からすべり落ちるのを防ぐこ
とができる。
さらに、キャップエレメント170は、その取付面172,174が下面38
から出発してクランプジョー36の裏面44より大きな広がりを見せるように、
従ってまた、クランプジョー36が例えば入手可能な最も薄い積層パネルに合わ
せて寸法決めできるように、他方、より厚い積層パネルまたはもっと厚いプレハ
ブパーケットの場合は、キャップエレメント170を使って下面38から出発し
て取付面172,174を通ってより大きい広がりが得られるようにし、それで
、この場合にもベース20をかかるパネルに確実に固定できるように作ってあっ
てよい。
できれば、キャップエレメント170は、中にクランプジョー36がほぼその
全体にわたって下面38から離れる方向において食い込む中心縦溝180を付け
ていて、かかる縦溝の少なくとも1つの側壁182が、裏面44の歯に対応する
輪郭を持つのが望ましい。
できれば、側壁82と向き合う縦溝180の側壁184も、裏面44の歯に対
応する輪郭を持つのが望ましい。そうすれば、キャップエレメント170は互い
に回転した向きでクランプジョー36に装着でき、その場合、クランプジョー3
6は、その前面42をもってわずかにほぼ直線状にそれぞれの側壁、このケース
では縦溝180の側壁184にだけ当てることができる。これは、相手の側壁、
このケースでは側壁182がほぼ全面当たっているクランプジョーの裏面44を
介して圧力がかかるだけである限り、大したことではない。
第12図に示す本発明のキャップエレメント170’の別な一実施例では、第
11図に示すキャップエレメントと同じエレメントに同じ参照番号が付けてある
。
第11図に示す実施例と対照的に、取付面174は平滑な作りでなく、キャッ
プエレメントは、取付面172と向き合う側に上斜面186を具備し、これに側
面188がつながり、詳記すれば、該側面に溝190が設けてある。溝190は
、パネル140のさね148を受けるの役立つので、特に溝190をもってすれ
ば、クランプジョー36がキャップエレメント170’とともにすべり落ちてし
まうことなく、パネルのさね側146を確実に固定することが可能である。
その上、縦溝180は、第11図に示すキャップエレメントの実施例における
と同じ仕方で形作ってあるので、その内容については、第11図に則した説明を
参考にすることができる。
第13図および第14図に示す本発明のパーケット床張り装置の第2の実施例
では、第1の実施例におけると同じ参照番号が付けてあるので、その内容につい
ては、第1の実施例に関する説明を参考にすることができる。
特に、第13図に示す通り、第2の実施例では、例えば2つのパネル
140a,140bが、第2の締付エレメント90の助けを借りてリミットスト
ップ16と第1の締付エレメント80によって圧し合わされるだけで、これは、
すでに第1の実施例との関連において第1の用途例で述べた通りである。この場
合、壁144からリミットストップ16までの距離はスピンドル50によって調
整され、脚板141がパネル140aと壁144の間の隙間を覆うように選定さ
れる。
さらに、リミットストップ16は、定着具100によってプレストレスレール
またはガイドレール12を基準として定着させられる。
パネル140a,140bを締め合わせるため、第2の締付エレメント90は
、固定具とも呼ばれる定着具100によってプレストレスレールまたはガイドレ
ール12と相関的な位置で止められる。
固定具100は、第13図、第15図および第16図との関連において図示さ
れた第2の実施例の場合、軸230を中心として回転できる偏心板232を具備
するように形作ってあり、該偏心板は、それぞれのベース20の穴234の中に
軸230を中心として回転できるように支えられており、偏心であるために回転
時にプレストレスレール12に押し付けられ、これで、プレストレスレール12
a,12bをベース20に定着させる。
第2の締付エレメント90のスピンドル50を作動させると、その圧力板62
をリミットストップ16の方向にシフトさせ、それで第1の締付エレメント80
においてベース20の圧力面71に働きかけ、それで、第1締付エレメント80
全体をリミットストップ16の方向にシフトできるようにし、それで、リミット
ストップ16のクランプジョー36)と第1の締付エレメント80の間にあるパ
ネル140a,140bを互いに締め合わせることが可能となる。
これと対照的にパネル140a’を壁144から押し出したい時は、
第1の締付エレメント80を定着具100でプレストレスレール12と相関的な
位置で固定し、第2の締付エレメント90をプレストレスレール12から外し、
それから、第2の締付エレメント90のスピンドル50を使って斜めに走る平面
71に圧力をかけることによって、第2の締付エレメント90を第1の締付エレ
メント80から、従ってまた、壁144からも押し出し、パネル140a’を、
壁144に向かって走る相手壁の方向において、これとパネル140a’の間に
あるパネルと締め合わせることが可能となる。
締付エレメント80,90が適切に寸法決めしてある場合、特に省スペースの
作りである場合、最後のパネル140a’を張るまで、パーケット床張り装置は
逆圧をかけるのに利用することができる。その場合、最後のパネルは引張金具で
支えておかなければならない。
第14図には、例示としてなお第1の締付エレメント80と第2の締付エレメ
ント90が互いに平行にプレストレスレール12a,12bによって案内される
ことが図示してあり、そこでは、それぞれのベース20に設けられた定着具10
0が、第1の締付エレメント80と第2の締付エレメント90を交互に固定する
のに役立ち、詳記すれば、その作動エレメント119の回転によって、その都度
両方のプレストレスレール12a,12bをそれぞれのベース20と相関的な位
置に固定することが可能となる。
できれば、第1の締付エレメント80も第2の締付エレメント90も、またリ
ミットストップ16も、自由にシフトでき、自由に固定できるようにプレストレ
スレール12a,12bに配置してあるのが望ましい。
それで、リミットストップ16も、ガイドレール12から引き外して、個別に
、例えば側面に対する壁スペーサとして使用できるようになる
。もちろん、パーケット床張り装置全体を横方向の圧縮の目的に利用することも
可能である。その場合は、例えばプレストレスレール12a,12bの一方にそ
のための工夫がこらしてあれば、第1の締付エレメント80を該プレストレスレ
ールに引っ掛けることができる。
プレストレスレール12a,12bは、例えば第14図に示す通り、それぞれ
のベース20に設けられたU形凹部240にはめ込んである。U形凹部240は
、上に向かって、すなわちベース20の下面38に背を向けた側に向かって開い
ている。プレストレスレール12a,12bは、横断面が円形であっても矩形で
あってもい。
できれば、プレストレスレール12a,12bは、簡単に運搬できるようにす
るため、基礎レール12a1,12b1と、これに連結できる延長レール12a2
,12b2を包含するような作りであるのが望ましい。
第15図および第16図には、パーケット床張り装置を運搬し易い作りにする
ことのできるカップリング250の一実施例が図示してある。基礎レール12a1
,12b1は、例えばカップリングエレメントとしてピンガイド254を具備し
、これが、その一端256から雌ねじ258の続く形に作ってある。かかるピン
ガイド254の中に、軸方向の整合を保証する案内ピン260を付けた延長レー
ル12a2,12b2が導入できるようになっている。案内ピン260に続いてい
るのは、雄ねじ262を付けたセクションで、これが雌ねじ258とかみ合い、
それで、個々の基礎レール12a1,12b1とこれに継ぎ足すことのできる延長
レール12a2,12b2の間のねじ継手を作る。これによって、雄ねじ262と
の継ぎ足し部分とこれに続く案内ピン260は、カップリングエレメント254
,258と共働するカップリングエレメントとして支持される。
その場合、雄ねじ262との継ぎ足し部分は、それぞれの延長レール12a2
,12b2の端面264より前に突き出ているので、カップリングエレメント2
60,262と254,258がかみ合った後、基礎レール12a1,12b1と
延長レール12a2,12b2のそれぞれの端面256,264が互いに接するこ
とになる。
第15図および第16図に示すもうひとつ別の案内エレメント264は、ガイ
ドレール12a,12bのそれぞれの端をなお追加的に案内するのに役立つ。こ
こでも、U形凹部240を付けたベース20’が設けてあり、この中に、プレス
トレスレール12a,12bがベース20の場合と同じ仕方ではめ込まれ、定着
具100を使って既述の仕方で偏心板を通して定着できるようになっており、そ
の場合、偏心板は、作動エレメント119の回転時にプレストレスレール12a
,12bをそれぞれのU形凹部240の中で動かないように抑える働きをする。
通例、本発明のパーケット床張り装置は3mのスパンを有するが、このような
3mのスパンのパーケット床張り装置をもってすれば、パネルをリミットストッ
プ16と第1の締付エレメント80の間で張ることも、第2の締付エレメント9
0によって向き合った壁と反対の方向で張ることもでき、従って、3mのスパン
で幅6mのスペースまで床張りが可能であるので、その3mのスパンで足りる。
できれば、プレストレスレール12a,12bの基礎レール12a1,12b1と
の寸法は1mであるのが望ましく、また、それぞれ分解できる別の延長レール1
2a2,12b2に対して同じ長さであるのが望ましい。
分解可能なプレストレスレール12aの基礎レール12a1と延長レール12
a2の間のカップリング250の別の有利な一実施例は、例えば第17図に示す
通り、延長レール12a2に突起280を設け、これが該延長レールの一端28
2から延び、その先端でつなぎリンク284
を支持し、これが押さえピン286とかみ合わせできるようにすることである。
突起280は、その場合できれば、基礎レール12a1の内空部288に差し
込むことができ、該内空部が基礎レール12a1の一端290からその中まで延
び、これをピン286が貫通しているのが望ましい。これで、突起をすべり込ま
せることによって、つなぎリンク284の導入軌道292がピン286の方を向
いた回転位置において、ピン286を介してつなぎリンク284をシフトさせ、
つなぎリンク284の端壁294に達した時、該ピンが端壁294と向き合った
つなぎリンク284の作用面296によってつかまれるところまで突起280を
回転させ、それで、突起280がピン286で固定されるようにすることが可能
となる。そうなった時、基礎レール12a1の外面と延長レール12a2の外面は
同じ並びとなる。
突起280は、今度はできれば、延長レール12a2において別の突起298
によって定着させられていて、この突起298も同じく、延長レール12a2の
端282から延びる内空部300にはめ込まれ、定着具302によって定着させ
られているのが望ましい。
ここでも同じく、延長レール12a2を別の延長レール12a2とつなぐことが
可能である。
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フロントページの続き
(72)発明者 フィリップ,カール
ドイツ連邦共和国,D―74321 ビーティ
ークハイム―ビシンゲン シューバルトス
トラーセ 131
(72)発明者 マーダー,ステファン
ドイツ連邦共和国,D―94244 タイスナ
ッハ アルネットリード 53