JP2000512865A - 心臓弁を横切っての血液逆流の大きさの検出と測定のための装置 - Google Patents

心臓弁を横切っての血液逆流の大きさの検出と測定のための装置

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Abstract

(57)【要約】 本発明は、熱希釈を利用した、心臓弁を横切る血液逆流の大きさの検出と測定のための装置に関する。二つの熱希釈曲線が、心臓の異なる部分、即ち弁の上流と下流から測定される。弁の逆流の存在は、弁の上流での温度低下の存在を検出(18)することにより示される。第一に熱希釈曲線の下の面積が計算され(20)、そしてこの面積情報が、心臓出力、そして逆流の大きさの計算(20)に用いられる。

Description

【発明の詳細な説明】 心臓弁を横切っての血液逆流の大きさの検出と測定のための装置 発明の技術分野 本発明は、熱希釈を利用した心臓弁を横切っての血液逆流の大きさの検出と測 定のための装置に関する。 関連技術の説明 心臓弁の欠陥は、今日では通常、第1には、聴診によって検出される。即ち、 聴診器を用いることによる。この方法は定量的ではなく、誤診をし易く、心臓弁 を横切っての血液の逆流の大きさを測定出来ない。 心臓弁類の欠陥をより綿密に診断するために、脈管心電法がよく用いられるが 、これは半定量的にすぎない。それは、逆流データをリットル/分で与えはしな い。 発明の要旨 本発明は、上記の問題を解決し、熱希釈を用いて心臓弁を横切っての逆流の大 きさを検出、測定するための装置を提供する。公知の熱希釈の技術を用いること により、二つの熱希釈曲線が心臓の異なる部分、即ち、弁の上流と下流での測定 により得られる。心臓弁の欠陥の存在、即ち、血液の逆流が弁の上流での温度低 下の存在により検出され、それが心臓弁膜の血液逆流の徴候である。心臓弁を横 切っての血液の逆流の大きさを測定するために、測定された熱希釈曲線の下の面 積が計算される。この面積情報が、心臓出力、即ち、 単位時間あたり心臓によって送り出される血液の容積を計算し、それから逆流の 大きさを計算するために用いられる。熱希釈は、心臓出力を測定するための幾つ かの方法の一つではあるが、熱希釈の利点はその簡便性にある。 熱希釈は、心臓出力を得るために用いられる指示薬希釈の一つの一般的な形で ある。この技術では、熱希釈のカテーテルが、例えば、心臓の左半分に置かれ、 カテーテルの注入部が左心室の中にあり、カテーテルの二つの検出器は、各々弁 の上流と下流に置かれる。冷たい塩水の塊が、注入部から左心室に注入され、そ こで、それは血液と混ざり、温度変化を生じ、それが検出器によって検出される 。これから、二つの熱希釈曲線がプロットされ、そして測定可能な心臓出力、ま たは弁の上流での温度低下の存在が、心臓弁膜の逆流の徴候となる。 本発明に従う、熱希釈を用いて心臓弁を横切っての逆流の大きさを検出、測定 するための装置は、心臓の異なる部分からの測定によって得られる二つの異なる 熱希釈曲線を確立するため、時間の関数として、血液温度を測定するための手段 からなる。それから、熱希釈曲線はデジタル化手段、例えばA/D変換器によっ てデジタル化される。デジタル化された熱希釈曲線は、デジタル化手段に接続さ れたメモリ装置に保存される。本発明に従う装置はまた、メモリ装置に接続され た、弁膜の逆流の徴候となる弁の上流での温度低下の存在を検出するための検出 装置からなる。本発明に従う装置はまた、検出装置に接続された、第1に熱希釈 曲線の下の面積を計算するための計算手段からなる。第2に、その計算手段は心 臓出力と逆流の大きさを計算する。 本発明に従う装置を用いることにより、心臓弁を横切っての血液の逆流の大き さを検出、測定するための、正確で、信頼性のある方法が提供される。心臓弁を 横切っての血液の逆流の大きさは、例えば、弁膜の手術が患者に必要か否かを決 定するのに、一つの重要なパラメータである。 この発明は、それについての追加の特徴と利点も一緒に、添付した説明図に関 してなされる以下の説明を参照することで、最もよく理解されるだろう。 図面の簡単な説明 図1は、人の心臓の概略の断面図である。 図2は、本発明に従う装置の概略のブロック図である。 発明を実施するための好ましい形態 図1に、人の心臓の概略の断面図が示されている。心臓は右半分と左半分に分 けられる。心臓の右半分は、右心室RVと右心房RAからなる。対照的に、心臓 の左半分は、左心室LVと左心房LAからなる。図1には、また、下大静脈IV Cが示されており、それは右心房RAと、肺につながる肺動脈に導く。肺静脈P Vは左心房に導き、大動脈AOは血液を体の他の部分に導く。図1にはまた、肺 弁膜、即ち、右心室RVと肺動脈PAの間の弁のみならず、大動脈弁AV、即ち 、左心室LVと大動脈AOの間の弁も示されている。左心房LAと左心室LVの 間の弁は、僧帽弁MVと呼ばれ、右心房RAと右心室RVの間の弁は、三尖弁T Vと呼ばれる。弁類の種々の欠陥が、心臓弁を横切る血液の逆流を引き起こす可 能性がある。逆流、即 ち、戻り方向への漏洩は、測定された心臓出力が、それが実際あるべきよりも高 く現れるようにする。図1において、矢印は僧帽弁MVの欠陥の状況を示す。僧 帽弁の流れMVFは、心臓出力COと僧帽弁逆流MRの和である。 MVF=CO+MR 熱希釈技術が基礎とする原理は、ある物質の熱変化は、与えられた温度変化に 対しての、その質量と比熱に関係するということである。静的な系では、もし異 なる温度の二つの物質が混合されれば、その結果得られる混合物の温度は、二物 質の初期温度の中間になるだろう。もし一つの物質の質量が未知ならば、平衡で の二つの物質の熱変化を等しいと置き、その結果の方程式から未知の質量を計算 して決定出来る。 連続流れの系、心臓と血管系のようなものに、この原理が適用される時、少量 の比較的冷たい物質(例えば塩水)が血液に注入され、混合され、それによって 、その系に塩水が注入された点の少し下流で検出出来る時間−温度曲線を与える 。この曲線は熱希釈曲線と呼ばれ、その熱希釈曲線下の面積は検出点での瞬間的 な混合温度の和を表わす。通常、その結果得られる時間−温度曲線は正負が反転 しているので、曲線は正の値として表示される。 熱希釈曲線が記録されるためには、カテーテルが、例えば大きな血管中に挿入 され、血管に沿って、例えば右心臓に向かって通され、心臓の右の部分を通って さらに少し先の距離まで通される。カテーテルはカテーテルの外部に向かってオ リフィス切り口を持ち、液体がこのオリフィスでカテーテルの末端から血流中に 注入される。カテーテルには、カテーテルに沿った異なる場所に置かれた、一つ ないし二つの温度測定用の検出器が配置されている。これらのカテーテルは医学 の分野では公知であり、したがって、詳細が示されたり、説明されていない。 本発明に従う装置で、心臓弁を横切っての血液の逆流の大きさを検出、測定可 能であるためには、二つの異なる熱希釈を記録しなければならない。弁欠陥の型 により、カテーテルは心臓内部の異なる場所に置かれねばならない。即ち、冷た い塩水は異なる場所に注入され、その検出器(検出器群)は心臓内の異なる場所 で温度を測定しているのである。以下に、本発明に従う装置に必要な情報を提供 するため、冷たい塩水をどこに注入するか、またどこにその検出器(検出器群) を置くかのリストが与えられる。僧帽弁の逆流の測定 A)同時 : 左心室LV中への冷たい塩水の注入 好ましい 温度計: 一番目は大動脈AO中で、心臓出力COを測定する 二番目は左心房中LA中で、僧帽弁の逆流を測定する B)連続 :1. 右心房RAへの冷たい塩水の注入 温度計: 肺動脈PA中で、心臓出力COを測定する 2. 左心室LV中への冷たい塩水の注入 温度計: 左心房LA中で、僧帽弁の逆流を測定する大動脈逆流の測定 A)同時 : 上昇大動脈AA中への冷たい塩水の注入 温度計: 一番目は下降大動脈中で、心臓出力COを測定する 二番目は左心室中で、大動脈の逆流を測定する B)連続 :1. 右心房RA中への冷たい塩水の注入 好ましい 温度計: 肺動脈PA中で、心臓出力COを測定する 2. 上昇大動脈AA中への冷たい塩水の注入 温度計: 左心室LV中で、大動脈の逆流を測定する三尖弁の逆流の測定 連続: 1. 右心房RA中への冷たい塩水の注入 温度計: 肺動脈PA中で、心臓出力を測定する 2. 右心室RV中への冷たい塩水の注入 温度計: 右心房RA中で、三尖弁の逆流を測定する 逆流の大きさは、以下の公式に従って計算される。 RF=Areg/Aco=REG(リットル1分)/VF REG(VFの%)=Areg/Acox100 REG(リットル/分)=RF/(1−RF)xCO(リットル/分) VF=REG+CO(全てリットル/分で) ただし RF =逆流分率 VF =弁膜の流れ Aco =一番目の曲線下の面積 Areg =二番目の曲線下の面積(逆流曲線) もし、二つの熱希釈曲線が同時の記録で得られれば、僧帽弁逆流を持つ患者の 左心室中への冷たい塩水の一回の注入後に、CO曲線と逆流曲線の両方が記録さ れ、計算され得る。 心臓出力COは、修正スチュアート−ハミルトン方程式により、次のように与 えられる。 CO=Vx(TB−TI)/A)x[(SIxCI)/(SBxCB))x60x CT ただし 60 =秒/分 V =注入体積(リットル) A =熱希釈曲線の面積(℃x秒) TB =血液温度(℃) TI =注入液体の温度(℃) SI =注入液体の比重 CI =注入液体の比熱 SB =血液の比重 CB =血液の比熱 CT =注入液体のカテーテル中での加熱のための補正因子 図2において、本発明に従う装置10の概略のブロック図が示さ れている。装置10は、時間の関数として、血液温度を測定する手段12からな る。測定手段12は、カテーテル中の温度計(群)からの温度計入力を受信する 。測定手段12は、もしカテーテルが二つの温度計(検出器)を持つならば、同 時に二つの異なる温度計信号を受信するよう準備されている。測定手段12は、 熱希釈曲線(群)をデジタル化するためのデジタル化手段14に対して、熱希釈 曲線の形で、一つのアナログ信号(または二つのアナログ信号を、個別に)送信 する。装置10はまた、デジタル化手段14に接続された、デジタル化された熱 希釈曲線を保存するためのメモリ装置16からなる。メモリ装置16は、少なく とも二つのデジタル化された熱希釈曲線を保存するように配置されている。とい うのは、二つの熱希釈曲線に含まれる情報が、心臓弁を横切っての血液の逆流の 大きさを検出、かつ測定するために必要とされるからである。検出装置18は、 弁の上流での温度低下の存在を検出するため、メモリ装置16に接続されていて 、弁膜の逆流を知らせる。装置10はまた、検出装置18に接続されていて、第 一に熱希釈曲線群の下の面積群を計算し、第二に心臓出力と心臓弁を横切っての 逆流の大きさを計算するための計算手段20からなる。装置10はまた、計算手 段20とメモリ装置16に接続されている表示装置22からなる。表示装置22 は、測定された熱希釈曲線のグラフと逆流の大きさを表示する。デジタル化手段 14は、A/D変換器であってよい。 発明の代表的な実施例が、示され、説明されたが、本発明の精神と範囲から必 ずしも逸脱せずに、その技術において通常の技能を持つ者による、多くの変更や 修飾がなされ得るものである。
【手続補正書】特許法第184条の8第1項 【提出日】平成10年7月4日(1998.7.4) 【補正内容】 補正後の明細書 心臓弁を横切っての血液逆流の大きさの検出と測定のための装置 発明の技術分野 本発明は、熱希釈を利用した心臓弁を横切っての血液逆流の大きさの検出と測 定のための装置に関する。 関連技術の説明 心臓弁の欠陥は、今日では通常、第1には、聴診によって検出される。即ち、 聴診器を用いることによる。この方法は定量的ではなく、誤診をし易く、心臓弁 を横切っての血液の逆流の大きさを測定出来ない。 心臓弁類の欠陥をより綿密に診断するために、脈管心電法がよく用いられるが 、これは半定量的にすぎない。それは、逆流データをリットル/分で与えはしな い。 特許文書US-A-4,417,588は、熱希釈曲線を提供するために時間の関数とし て血液温度を測定するための手段、熱希釈曲線をデジタル化するための手段、デ ジタル化された熱希釈曲線を保存するためのメモリ装置、温度低下の存在を検出 するための検出装置、及び熱希釈曲線下の面積と血液の流れを計算するための計 算手段を有する、熱希釈を用いた装置を開示している。その装置は、一つの熱希 釈曲線を生成するために、数多くの(連続した)測定をするようになっている。 その装置は注入部の下流でのみ、温度の測定に用いられるべきものである。 発明の要旨 本発明は、上記の問題を解決し、熱希釈を用いて心臓弁を横切っての逆流の大 きさを検出、測定するための装置を提供する。公知の熱希釈の技術を用いること により、二つの熱希釈曲線が心臓の異なる部分、即ち、弁の上流と下流での測定 により得られる。心臓弁の欠陥の存在、即ち、血液の逆流が弁の上流での温度低 下の存在により検出され、それが心臓弁膜の血液逆流の徴候である。心臓弁を横 切っての血液の逆流の大きさを測定するために、測定された熱希釈曲線の下の面 積が計算される。この面積情報が、心臓出力、即ち、単位時間あたり心臓によっ て送り出される血液の容積を計算し、それから逆流の大きさを計算するために用 いられる。熱希釈は、心臓出力を測定するための幾つかの方法の一つではあるが 、熱希釈の利点はその簡便性にある。 熱希釈は、心臓出力を得るために用いられる指示薬希釈の一つの一般的な形で ある。この技術では、熱希釈のカテーテルが、例えば、心臓の左半分に置かれ、 カテーテルの注入部が左心室の中にあり、カテーテルの二つの検出器は、各々弁 の上流と下流に置かれる。冷たい塩水の塊が、注入部から左心室に注入され、そ こで、それは血液と混ざり、温度変化を生じ、それが検出器によって検出される 。これから、二つの熱希釈曲線がプロットされ、そして測定可能な心臓出力、ま たは弁の上流での温度低下の存在が、心臓弁膜の逆流の徴候となる。 本発明に従う、熱希釈を用いて心臓弁を横切っての逆流の大きさを検出、測定 するための装置は、心臓の異なる部分からの測定によって得られる二つの異なる 熱希釈曲線を確立するため、時間の関数 として、血液温度を測定するための手段からなる。それから、熱希釈曲線はデジ タル化手段、例えばA/D変換器によってデジタル化される。デジタル化された 熱希釈曲線は、デジタル化手段に接続されたメモリ装置に保存される。本発明に 従う装置はまた、メモリ装置に接続された、弁膜の逆流の徴候となる弁の上流で の温度低下の存在を検出するための検出装置からなる。本発明に従う装置はまた 、検出装置に接続された、第1に熱希釈曲線の下の面積を計算するための計算手 段からなる。第2に、その計算手段は心臓出力と逆流の大きさを計算する。 本発明に従う装置を用いることにより、心臓弁を横切っての血液の逆流の大き さを検出、測定するための、正確で、信頼性のある方法が提供される。心臓弁を 横切っての血液の逆流の大きさは、例えば、弁膜の手術が患者に必要か否かを決 定するのに、一つの重要なパラメータである。 この発明は、それについての追加の特徴と利点も一緒に、添付した説明図に関 してなされる以下の説明を参照することで、最もよく理解されるだろう。 図面の簡単な説明 図1は、人の心臓の概略の断面図である。 図2は、本発明に従う装置の概略のブロック図である。 発明を実施するための好ましい形態 図1に、人の心臓の概略の断面図が示されている。心臓は右半分と左半分に分 けられる。心臓の右半分は、右心室RVと右心房RA からなる。対照的に、心臓の左半分は、左心室LVと左心房LAからなる。図1 には、また、下大静脈IVCが示されており、それは右心房RAと、肺につなが る肺動脈に導く。肺静脈PVは左心房に導き、大動脈AOは血液を体の他の部分 に導く。図1にはまた、肺弁膜、即ち、右心室RVと肺動脈PAの間の弁のみな らず、大動脈弁AV、即ち、左心室LVと大動脈AOの間の弁も示されている。 左心房LAと左心室LVの間の弁は、僧帽弁MVと呼ばれ、右心房RAと右心室 RVの間の弁は、三尖弁TVと呼ばれる。弁類の種々の欠陥が、心臓弁を横切る 血液の逆流を引き起こす可能性がある。逆流、即ち、戻り方向への漏洩は、測定 された心臓出力が、それが実際あるべきよりも高く現れるようにする。図1にお いて、矢印は僧帽弁MVの欠陥の状況を示す。僧帽弁の流れMVFは、心臓出力 COと僧帽弁逆流MRの和である。 MVF=CO+MR 熱希釈技術が基礎とする原理は、ある物質の熱変化は、与えられた温度変化に 対しての、その質量と比熱に関係するということである。静的な系では、もし異 なる温度の二つの物質が混合されれば、その結果得られる混合物の温度は、二物 質の初期温度の中間になるだろう。もし一つの物質の質量が未知ならば、平衡で の二つの物質の熱変化を等しいと置き、その結果の方程式から未知の質量を計算 して決定出来る。 連続流れの系、心臓と血管系のようなものに、この原理が適用される時、少量 の比較的冷たい物質(例えば塩水)が血液に注入され、混合され、それによって 、その系に塩水が注入された点の少し下流で検出出来る時間−温度曲線を与える 。この曲線は熱希釈曲線と 呼ばれ、その熱希釈曲線下の面積は検出点での瞬間的な混合温度の和を表わす。 通常、その結果得られる時間−温度曲線は正負が反転しているので、曲線は正の 値として表示される。 熱希釈曲線が記録されるためには、カテーテルが、例えば大きな血管中に挿入 され、血管に沿って、例えば右心臓に向かって通され、心臓の右の部分を通って さらに少し先の距離まで通される。カテーテルはカテーテルの外部に向かってオ リフィス切り口を持ち、液体がこのオリフィスでカテーテルの末端から血流中に 注入される。カテーテルには、カテーテルに沿った異なる場所に置かれた、一つ ないし二つの温度測定用の検出器が配置されている。これらのカテーテルは医学 の分野では公知であり、したがって、詳細が示されたり、説明されていない。 本発明に従う装置で、心臓弁を横切っての血液の逆流の大きさを検出、測定可 能であるためには、二つの異なる熱希釈を記録しなければならない。弁欠陥の型 により、カテーテルは心臓内部の異なる場所に置かれねばならない。即ち、冷た い塩水は異なる場所に注入され、その検出器(検出器群)は心臓内の異なる場所 で温度を測定しているのである。以下に、本発明に従う装置に必要な情報を提供 するため、冷たい塩水をどこに注入するか、またどこにその検出器(検出器群) を置くかのリストが与えられる。僧帽弁の逆流の測定 A)同時 : 左心室LV中への冷たい塩水の注入 好ましい 温度計: 一番目は大動脈AO中で、心臓出力COを測 定する 二番目は左心房中LA中で、僧帽弁の逆流を測定する B)連続 :1. 右心房RAへの冷たい塩水の注入 温度計: 肺動脈PA中で、心臓出力COを測定する 2. 左心室LV中への冷たい塩水の注入 温度計: 左心房LA中で、僧帽弁の逆流を測定する大動脈逆流の測定 A)同時 : 上昇大動脈AA中への冷たい塩水の注入 温度計: 一番目は下降大動脈中で、心臓出力COを測定する 二番目は左心室中で、大動脈の逆流を測定する B)連続 :1. 右心房RA中への冷たい塩水の注入 好ましい 温度計: 肺動脈PA中で、心臓出力COを測定する 2.上昇大動脈AA中への冷たい塩水の注入 温度計: 左心室LV中で、大動脈の逆流を測定する三尖弁の逆流の測定 連続: 1. 右心房RA中への冷たい塩水の注入 温度計: 肺動脈PA中で、心臓出力を測定する 2. 右心室RV中への冷たい塩水の注入 温度計: 右心房RA中で、三尖弁の逆流を測定する 逆流の大きさは、以下の公式に従って計算される。 RF=Areg/Aco=REG(リットル/分)/VF REG(VFの%)=Areg/Acox100 REG(リットル/分)=RF/(1−RF)xCO(リットル/分) VF=REG+CO(全てリットル/分で) ただし RF =逆流分率 VF =弁膜の流れ Aco =一番目の曲線下の面積 Areg =二番目の曲線下の面積(逆流曲線) もし、二つの熱希釈曲線が同時の記録で得られれば、僧帽弁逆流を持つ患者の 左心室中への冷たい塩水の一回の注入後に、CO曲線と逆流曲線の両方が記録さ れ、計算され得る。 心臓出力COは、修正スチュアート−ハミルトン方程式により、次のように与 えられる。 CO=[Vx(TB−TI)/A]x[(SIxCI)/(SBxCB)]x60 xCT ただし 60 =秒/分 V =注入体積(リットル) A =熱希釈曲線の面積(℃x秒) TB =血液温度(℃) TI =注入液体の温度(℃) SI =注入液体の比重 CI =注入液体の比熱 SB =血液の比重 CB =血液の比熱 CT =注入液体のカテーテル中での加熱のための補正因子 図2において、本発明に従う装置10の概略のブロック図が示されている。装 置10は、時間の関数として、血液温度を測定する手段12からなる。測定手段 12は、カテーテル中の温度計(群)からの温度計入力を受信する。測定手段1 2は、もしカテーテルが二つの温度計(検出器)を持つならば、同時に二つの異 なる温度計信号を受信するよう準備されている。測定手段12は、熱希釈曲線( 群)をデジタル化するためのデジタル化手段14に対して、熱希釈曲線の形で、 一つのアナログ信号(または二つのアナログ信号を、個別に)送信する。装置1 0はまた、デジタル化手段14に接続された、デジタル化された熱希釈曲線を保 存するためのメモリ装置16からなる。メモリ装置16は、少なくとも二つのデ ジタル化された熱希釈曲線を保存するように配置されている。というのは、二つ の熱希釈曲線に含まれる情報が、心臓弁を横切っての血液の逆流の大きさを検出 、かつ測定するために必要とされるからである。検出装置18は、弁の上流での 温度低下の存在を検出するため、メモリ装置16に接続されていて、弁膜の逆流 を知らせる。装置10はまた、検出装置18に接続されていて、第一に熱希釈曲 線群の下の面 積群を計算し、第二に心臓出力と心臓弁を横切っての逆流の大きさを計算するた めの計算手段20からなる。装置10はまた、計算手段20とメモリ装置16に 接続されている表示装置22からなる。表示装置22は、測定された熱希釈曲線 のグラフと逆流の大きさを表示する。デジタル化手段14は、A/D変換器であ ってよい。 発明の代表的な実施例が、示され、説明されたが、本発明の精神と範囲から必 ずしも逸脱せずに、その技術において通常の技能を持つ者による、多くの変更や 修飾がなされ得るものである。 補正後の請求の範囲 1. 熱希釈を用いて、心臓弁を横切る血液の逆流の大きさを検出及び測定する ための装置(10)で、その場合、冷たい液体が弁の下流で注入され、血液の温 度が弁の上流及び下流で、(例えば)二つの検出器によって測定されるもので、 : 心臓の異なる部位から得られる二つの異なる熱希釈曲線を提供するために 、時間の関数として血液温度を測定するための手段(12); 測定手段(12)に接続された、熱希釈曲線をデジタル化するための、そ れ自体公知の手段(14); デジタル化手段(14)に接続された、デジタル化された熱希釈曲線を保 存するための、それ自体公知のメモリ装置(16); メモリ装置(16)に接続された、弁膜の逆流を示す弁上流の温度低下の 存在を検出するための検出装置(18); 検出装置(18)に接続された、第一に熱希釈曲線下の面積を計算し、第 二に心臓出力と逆流の大きさを計算するための手段(20); を備えることを特徴とする装置。 2. 計算手段(20)が心臓出力COを計算するため、修正スチュアート−ハ ミルトン方程式、即ち、CO=[Vx(TB−TI)/A]x[(SIxCI)/(SB xCI)]x60xCT、ただし、V=注入体積(リットル);A=熱希釈曲線の面 積(℃xs);TB=血液温度(℃);TI=注入液体の温度(℃);SI=注入 液体の比重; CI=注入液体の比熱;SB=血液の比重;CB=血液の比熱、CT=カテーテル内で の注入液体の加熱のための補正因子; を用いるように構成されていることを特徴とする、請求項1記載の装置(10) 。 3. 逆流の大きさを計算するための手段(20)が、RF=Areg/Aco=REG (リットル/分)/VF;REG(VFの%)=Areg/Acox100;REG(リットル/分) =RF/(1−RF)xCO(リットル/分);VF=REG+CO(全て、リッ トル/分)、ただし、RF=逆流分率;VF=弁膜流れ、そしてAreg=逆流曲線 下の面積;Aco=心臓出力曲線下の面積;REG=逆流の流れ;CO=心臓出力の流 れ; を用いることを特徴とする、請求項2記載の装置(10)。 4. デジタル化手段(14)がA/D変換器であることを特徴とする、請求項 3記載の装置(10)。 5. 装置(10)がまた、測定された熱希釈曲線のグラフと逆流の大きさを表 示するための表示装置(22)も備えることを特徴とする上記請求項の何れか1 項に記載の装置(10)。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1. 熱希釈を用いて、心臓弁を横切る血液の逆流の大きさを検出及び測定する ための装置(10)で、その場合、冷たい液体が弁の下流で注入され、血液の温 度が弁の上流及び下流で、(例えば)二つの検出器によって測定されるもので、 : 心臓の異なる部分から得られる二つの異なる熱希釈曲線を提供するために 、時間の関数として血液温度を測定するための手段(12); 測定手段(12)に接続された、熱希釈曲線をデジタル化するための手段 (14); デジタル化手段(14)に接続された、デジタル化された熱希釈曲線を保 存するためのメモリ装置(16); メモリ装置(16)に接続された、弁膜の逆流を示す弁上流の温度低下の 存在を検出するための検出装置(18); 検出装置(18)に接続された、第一に熱希釈曲線下の面積を計算し、第 二に心臓出力と逆流の大きさを計算するための手段(20); を備えることを特徴とする装置。 2. 計算手段(20)が心臓出力COを計算するため、修正スチュアート−ハ ミルトン方程式、即ち、CO=Vx(TB−TI)/A)x(SIxCI)/(SBx CI))x60xCT、ただし、V=注入体積(リットル);A=熱希釈曲線の面積 (℃xs);TB=血液温度(℃);TI=注入液体の温度(℃);SI=注入液 体の比重;CI=注入液体の比熱;SB=血液の比重;CB=血液の比熱、CT= カテーテル内での注入液体の加熱のための補正因子; を用いるように構成されていることを特徴とする、請求項1記載の装置(10) 。 3. 逆流の大きさを計算するための手段(20)が、RF=Areg/Aco=REG (リットル/分)/VF;REG(VFの%)=Areg/Acox100;REG(リットル/分 )=RF/(1−RF)xCO(リットル/分);VF=REG+CO(全て、リ ットル1分)、ただし、RF=逆流分率;VF=弁膜流れ;A=異なる熱希釈曲 線群の異なる面積群; を用いることを特徴とする、請求項2記載の装置(10)。 4. デジタル化手段(14)がA/D変換器であることを特徴とする、請求項 3記載の装置(10)。 5. 装置(10)がまた、測定された熱希釈曲線のグラフと逆流の大きさを表 示するための表示装置(22)も備えることを特徴とする上記請求項の何れか1 項に記載の装置(10)。
JP10502608A 1996-06-17 1997-06-16 心臓弁を横切っての血液逆流の大きさの検出と測定のための装置 Pending JP2000512865A (ja)

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