JP2000512881A - 改善された飛距離特性を有するゴルフボール - Google Patents

改善された飛距離特性を有するゴルフボール

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Abstract

(57)【要約】 コア(11,21,23)、及びディンプル(30)を定義するカバー(12)を含有するゴルフボール(10,20)。上記コア(11,21,21)、上記カバー(12)及び上記ディンプル(30)は、ゴルフボール(10,20)が143.8フィート/秒(43.8m/秒)の入力速度で測定し0.791以上の反発係数を有し、米国ゴルフ協会によって確立された全体の距離規格に示された条件下で試験した場合280ヤード(256m)まで飛ぶものである。態様は、抵抗−重量比の上昇により飛距離を制限する。他の態様は、低い抵抗−重量比により飛距離を制限する。

Description

【発明の詳細な説明】 改善された飛距離特性を有するゴルフボール 技術分野 本発明は一般にゴルフボールに関し、更に詳しくは高い初速度を有し改善され た、米国ゴルフ協会によって確立された全体の距離規格(Overall Distance Sta ndard,ODS)の範囲内にある飛距離特性を有するゴルフボールに関する。 発明の背景 ゴルフボールは、典型的には、単一の又は二重のカバーによってしっかりと包 囲された単一の又は二重のコアによって構築されている。ゴルフボールコアは、 典型的には固体構造又は糸巻き構造からなる。固体コアは、典型的にはポリブタ ジエンからなり、糸巻きコアは、典型的には固体又は液体センター、及びセンタ ーの回りにしっかりと巻きついたゴムの繊維からなる。上記コアを生成する方法 は当業界において周知である。伝統的に、ゴルフボールカバーは高分子材料から 製造されている。例えば、カバーは伝統的に、天然のバラタ、合成バラタ、又は 天然及び合成バラタの配合物であるバラタゴム、又は、商標「サーリン」(SURLY N)で販売されているアイオノマーから製造されている 米国ゴルフ協会(USGA)により承認されているゴルフの規定は、ゴルフボ ールのの構成に関して以下の規定を含む。 a.重量 ゴルフボールの重量は1.620オンス(45.92g)を越えるべきではな い。 b.サイズ ゴルフボールの直径は1.680インチ(42.67mm)未満であるべきで ない。本明細書は、試験を23±1℃で行った場合、無作為に選択した100個 のうち25個以下が1.680インチ(42.67mm)のリングゲージを通過 した場合に満足する。 c.球対称 ボールは、球対称なボールの性質とは異なる性質を持つように、設計、製造、 又は意図的に改良されるべきでない。 d.初速度 米国ゴルフ協会によって承認された装置により測定した場合、ボールの初速度 は250フィート(76.2m)/秒を越えるべきではない。 e.全体の距離規格(ODS) USGAによりファイルされたゴルフボールの全体の距離規格に示された条件 下で、USGA本部における戸外のレンジにおけるUSGAにより承認された装 置により試験した場合、ゴルフボールのブランドは、キャリー及び転がりにおい て280ヤード(256m)を越えた平均距離(6%の許容)をカバーすべきで ない。 ゴルフボールの飛距離は、ゴルファーによって典型的に制御される3つの要因 だけでなく、多くの要因により決定される。ボールをゴルフクラブでインパクト することにより、ゴルファーは、典型的にはゴルフボールの速度、打つ角度、及 びスピンの割合を制御する。打つ角度は、ゴルフボールの飛行の初期軌道を示す 。ボールの速度及びスピンは、ゴルフボールの重量及び抵抗とともに、ボールの 全部の飛行経路を定義するボールの揚力を提供する。また、ゴルフクラブにより 打たれた後にボールが止まる場所は、天候、及びボールが接触する土地の表面に 非常に依存する。 多くのゴルファーは、「低いスイング速度」と呼ばれる。これは、インパクト 時のクラブヘッドスピードがプロゴルファーに比べて相対的に低いことを意味す る。典型的には、ゴルフボールを打った場合、平均のプロゴルフボールの速度は 約234フィート/秒(160mph)(71.3m/秒)である。低いスイン グスピードを有する人は、典型的には176フィート(秒)(120mph))5 3.6m/秒)の速度でボールを打つ。全てのゴルファー30%以上は、今日、 210ヤード(192m)未満のドライブを引き起こすスイング速度を有する。 低いスイング速度を有する人は低いボールスピードを有する。彼又は彼女のボー ルは、速度及び揚力の不足のため、非常に遠くには飛ばない。 フボールは、低いスイング速度のゴルファーによって得られる飛距離を向上させ る傾向がある。クラブがボールをインパクトした時、運動量の維持は、低重量ボ ールが重いボールよりも大きい速度をを獲得することを決定する。取引は、低重 量ゴルフボールが、抵抗、早い速度において拡大される影響のためにより早く速 度を落とすことである。結果として、低重量ボールは高いスイング速度を有する プレーヤーには良くなく、低いスイング速度のプレーヤーには有利である。 ゴルフボールの飛距離における他の重大な要因は天候である。特に、風はゴル フボールの飛距離において重大な影響を有する。Old Britishゴルフボール(U SGA前に製造されたボールは、スコットランド、セントアンドリュースのRoya l and Ancient Golf Clubによって採用された。)は典型的には1.62インチ (4.115cm)の直径を有するように製造される。上記ボールは、その小さ い直径のために風の中において良好な飛距離特性を有すると一般に考えられる。 ODSに勝る先行技術のゴルフボールは、サイズ、重量又は初速度等の1又は それ以上のUSGA規定を越えることによってなされてきた。先行技術は、OD S規定に一致し、初速度規定を越えるために構築されたゴルフボールを提供しな い。このようなボールは、風の強い条件でプレーする低いスイング速度を有する か、レクリエーショナルなゴルファーに利益を与える。 発明の要約 本発明の目的は、改善されたプレー性能を有するゴルフボールを提供すること である。更に詳しくは、ボールのプレー性能を改善するために改善された飛距離 特性を有するゴルフボールを提供することである。他の目的は、向上した初速度 を有するが、USGAによって示されたODSを満足するゴルフボールを提供す ることである。 好ましい態様は、ODSに適合するためのボールの飛行経路を変えるために、 高い初速度を有するが充分な揚力を有するゴルフボールを提供する。この態様は 、低いスイング速度を有するレクリエーショナルなゴルファーに、改善された飛 距 離を提供することができる。上記ボールは高い揚力特性を有する。それは約1. 35〜1.62オンス(38.3g〜45.9g)の重量を有する。好ましくは 、ソフトカバーにより達成される上昇したスピン速度を有する。更に好ましくは 上記ボールは約60未満のショアD硬度、及び約95以上の圧縮荷重(compressi on)を有する硬いコアを有する。好ましくは、上記カバーは高揚力(high-lift)デ ィンプルを有する。また、上記ボールは、利用可能な揚力面を増加させるために 1.68インチ(4.27cm)以上の直径を有する。 他の態様は、風の強い日に改善されたプレー性能を有するゴルフボールを提供 する。この態様は、高い初速度を有するが十分な抵抗に対する揚力比を有しOD Sに応ずる。この態様は、低い揚力/高い抵抗(drag)のディンプルを有する。風 の強い日のプレー性能を改良するために、ボールは、好ましくは硬いカバーによ って引き起こされる最小のスピン速度を有する。好ましくは、上記カバーは約6 5を越えるショアD硬度、及び約90以下の圧縮荷重を有するソフトコアを有す る。一体構造(solid construction)の態様においては、ボールの圧縮荷重を減少 し、初速度を上昇させるために、コアは好ましくはポリブタジエンをベースとし 亜鉛ジアクリレート及び酸化カルシウムを有する。本発明の態様によるボールの 重量は、約1.62オンス(45.9g)より大きく、その直径は約1.62〜 1.68インチ(4.11〜4.23cm)である。 図面の簡単な説明 図1は、本発明のゴルフボールの態様の断面図である。 図2は、本発明のゴルフボールの他の態様の断面図である。 図3は、本発明のゴルフボールの斜視図である。 図4は、本発明のディンプルの断面図である。 図5は、本発明の種々の態様の飛行経路を含むグラフである。 好ましい態様の詳細な説明 図1は、本発明のゴルフボール10の断面図を示す。ゴルフボール10は、単 一又は複数の層状のコア11、及び単一又は複数の層状のカバー12からなる。 図2は、糸巻き構造を有する本発明のゴルフボール20の断面図を示す。ゴル フボール20は、センター21、ボールの初速度を増加させるためのセンター2 1の回りにしっかりと巻かれた糸巻きゴム糸23の層、及び単一又は複数の層状 のカバー12からなる。 図3は、ゴルフボール10又は20のカバーの外側を示す。一体化ボール10 及び糸巻きボール20の態様の両方において、カバー12はディンプル30のパ ターンを含む。 本発明のゴルフボールの構造のために、USGA規則に準じて試験した場合、 ゴルフのルールの下で、最大の許容できる初速度である255フィート/秒(7 7.7m/秒)(250フィート/秒+2%の許容範囲)を越える。しかし、該 ボールはODSにより規定された280ヤード(256m)以上をカバーしない だろう。 打撃がボールの反発係数に関連する場合、初速度はゴルフボールによって達成 される。反発係数を測定する方法は、鉄板で空気砲の中から外へボールを撃つこ とである。ボールの跳ね返り速度は、反発係数を決定するために入力速度により 割られる。高い反発係数を有するボールは、低い反発係数を有するボールよりも 、熱としての衝突エネルギーを分散する。従って、高い反発係数は、高いボール 初速度を決定する。 初速度規則の範囲内に残存するためにボールに許容された最大反発係数を測定 するために、一連の4種の非常に弾力のあるボールのタイプが生産され、試験の ためにUSGAに送られた。それぞれのボールタイプの2ダースのサンプルを、 それぞれ独立して初速度、及びインバウンドスピードが143.8フィート/秒 (43.8m/秒)である時の反発係数の試験を行った。上記グループの平均初 速度は、許容される最大の速度である250フィート/秒(76.2m/秒)+ 2%の試験許容範囲に対応する255.0フィート/秒(77.7m/秒)であ った。同一のグループについて143.8フィート/秒(43.8m/秒)のイ ンバウンドスピードで試験した時の平均反発係数は0.791であった。従って 、143.8フィート/秒(43.8m/秒)の初速度で試験した時、初速度規 則の範囲内に残存するためのボールに許容される最大反発係数は0.791であ る。 現在の初速度規則の範囲内に残存するためのボールについての許容される最大 反発係数(CRmax)は以下のように表わされる。 CRmax=1−0.00145(秒/フィート)V 式中、vはフィート/秒で測定した、打撃物体の入力速度である。好ましくは、 本発明のゴルフボールはCRmaxよりも大きい反発係数を示す。 CR>1−0.00145(秒/フィート)V 好ましくは、本発明のゴルフボールについては125フィート/秒のインパク ト速度で試験したときの係数が以下の式より大きい。 CR>1−0.00145(秒/フィート)125(フィート/秒) 又は CR>0.819 飛行中に、ゴルフボールは重力及び空力抵抗及び揚力を経験する。一般に、抵 抗及び揚力(D及びL)は以下のように表わされる。 D=1/2ρCD2A L=1/2ρCL2A 式中、CD及びCLは抵抗及び揚力係数であり、ρは空気密度であり、Aはボール の断面積であり、uは空気中のボールの速度である。高揚力の態様(High-Lift Embodiments) 高揚力の態様においては、ボール10、20又は異なる方法で構築されたボー ルは、初めは十分に上昇して曲がり距離を制限し、USGAに承認された装置に より試験した時の280ヤード(256m)の最大をカバーする。図5を参照す ると、カーブC2はODS試験にさらした高い初速度を有する、別の標準のゴル フボールの飛行軌道を示す。カーブE1は、同じ試験における本発明の高揚力の 態様の軌道を示す。E1軌道を有するボールは、通常のC2の軌道よりも高く飛 び、より短い距離に着陸する。 高揚力の面は低いスイング速度を有するゴルファーの利益を与える。低いスイ ング速度のゴルファーがドライバータイプのクラブで本発明のボール10又は2 0を打った時、ボール10又は20は、標準のゴルフボールより高い初速度、及 び高い揚力対重量比(L/W)を与える。得られた、高い軌道は、低いスイング 後にボール10又は20によってカバーされる、大きな距離を生ずる。この態様 の好ましいL/W比は、約3000のスピン速度及び約160,000のレイノ ルドナンバーにおいて約1.12より大きい。 これを達成するために、ゴルフボール10又は20は減少した重量、及び増加 した空力的揚力(aerodynamic lift force)を有する。増加した揚力は、以下の要 因、すなわち増加した対気速度、スピン、表面積、及び/又は高揚力ディンプル の使用の結果である。 本発明の目的のために、低いスイング速度のゴルファーは、約176フィート /秒(53.6m/秒)未満の速度でボールを打つ速度を有する人と考えられる 。計算の目的のための例として、典型的な低いスイング速度のゴルファーは、ド ラ ト/秒(45.7m/秒)のボール速度、地平線から約14°の打ち上げ角度、 及び約3,000rpmのスピン速度を達成する人である。1996個のピナク オンス(45.9g)の名目上の重量、約65,000psiのカバー曲げ弾性 率、及び約105の圧縮加重を有する、アクシュネットカンパニーによって製造 された、通常の一体構造の遠距離ボールである。 ボールの揚力係数(lift coefficient)は、スピンによって相当強く影響される 。ボールのスピン速度が大きくなると大きな揚力を経験する。カバー材料は、ゴ ルフボールに与えられたスピンについて劇的な影響をもたらし得る。柔らかいカ バーはスピンを増加する。より柔らかい材料はバラタ及び非常に低い弾性率のア イオノマーを含む。しかし、最適のスピンを与えるためにカバー材料の種々の配 合物が混合される。65以下のショアD硬度を有する、柔らかいカバー材料を用 いることが好ましい。本発明において用いられるカバー材料は、米国特許第52,2 98,571号明細書、第5,120,791号明細書、第5,068,151号明細書、5,000549号明細 書、第3,819,768号明細書、第4,264,075号明細書、第4,526,375号明細書、第4,9 11,451号明細書、第5,197,740号明細書及び第3,264,272号明細書に開示されたも のを含む。好ましいカバー材料は、商標サー 現在のところ、好ましいカバー材料は、15%メタクリル酸で製造されているリ このカバーは約60のショアDのカバー硬度を有する。 図2に示されたような糸巻きゴルフボールは、固体又は液体センター21のど ちらかにより製造されている。固体センター21は、一般に液体センターよりも 高いスピン速度を与える。ゴム糸の糸巻きの張力が増加し、故に上述したように 143.8フィート/秒(43.8m/秒)の速度におけるボールの反発係数は 0.791以上である。 図1に示したような、一体構造のボール10におけるゴルフボールコア11を 形成するための代表的なベース組成物、又は図2に示したような、固体センター を有する糸巻きボール20中のセンター21はポリブタジエンを含む。100重 量部のボリブタジエンに基づき、コア11又はセンター21は20〜50部のジ アクリレート、ジメタクリレート又はモノメタクリレートの金属塩、好ましくは 亜鉛ジアクリレートを含有する。ポリブタジエンは、好ましくは約90%以上、 更に好ましくは約96%以上のcis1,4の内容物を含む。ポリブタジエンの 商業的な源は、Shell Chemicalにより製造されているShell 1220、Enichem Elas tomersにより製造されているNeocis BR40、及びUbe Industries,Ltd.により製 造されているUbepol BR150を含む。所望であれば、コアの性質を改良するために 、当業界で知られている、天然ゴム、スチレンブタジエン及びイソプレン等の、 他のエラストマーを添加してもよい。エラストマー混合物を用いた場合、コア組 成物中の他の構成要素の量は、全エラストマー混合物の重量によって100部を 基準とされる。 本発明において用いるのに適当なジアクリレート、ジメタクリレート及びモノ メタクリレートの金属塩は、金属がマグネシウム、カルシウム、亜鉛、アルミニ ウム、ナトリウム、リチウム又はニッケルであるものを含む。USGAにおける 高い初速度を有するゴルフボールを与えるので、亜鉛ジアクリレートが好ましい 。亜鉛ジアクリレートは、純度に種々のグレードがある。本発明の目的のために は、 亜鉛ジアクリレート中に存在するステアリン酸亜鉛の量が低い方が亜鉛ジアクリ レートの純度が高い。約10%未満のステアリン酸亜鉛を含む亜鉛ジアクリレー トが好ましい。更に好ましくは、約4〜8%のステアリン酸亜鉛を含む亜鉛ジア クリレートである。適当には、商業的に得られる亜鉛ジアクリレートは、Rockla nd React-Rite及びSartomerから得られるものを含む。用いられる亜鉛ジアクリ レートの好ましい濃度は、100部のポリブタジエン、又は100部と等しい他 のエラストマーとポリブタジエンの混合物を基準にして100部あたり(pph)3 0〜50部である。最も好ましくは、ボールの初速度を最大にするために約40pp h以上の亜鉛ジアクリレート濃度である。ボールの初速度を増加する、他の適当 な化合物は酸化カルシウムを含む。しかし、好ましい、高揚力態様は、コアを柔 らかくしボールのスピンを減少する傾向があるので、酸化カルシウムを含まない か、少量含む。 高圧縮加重コア又はセンターは、ボールのスピン速度を増加する。コア11又 はセンター21の好ましい圧縮加重は約95以上である。亜鉛ジアクリレート及 び酸化亜鉛等の高濃度の化合物は、コア又はセンターの圧縮加重を増加させるた めに用いられる。しかし、過剰の酸化亜鉛はボールの重量を増加する。従って、 酸化亜鉛の好ましい量は、ポリブタジエンの約1〜8pphである。 ジアクリレート、ジメタクリレート又はモノメタクリレートの金属塩とポリブ タジエンとの架橋結合を促進するために遊離基開始剤(free radical initiator) が用いられる。本発明において用いられる遊離基開始剤は、ジクミルパーオキシ ド、1,1−ジ(t-ブチルペルオキシ)3,3,5−トリメチルシクロヘキサン、 a−aビス(t-ブチルペルオキシ)ジイソプロビルベンゼン、2,5−ジメチル −2,5ジ(t-ブチルペルオキシ)ヘキサン、又はジ−t−ブチルペルオキシド 、及びそれらの混合物等の過酸化物化合物を含むが、それらに限定されない。他 の有用な開始剤は、実験の必要なしに、当業者にとって容易に明白である。10 0%活性における開始剤は、ブタジエン、又は1又はそれ以上の他のエラストマ ーとブタジエンとの混合物100部を基準として、好ましくは約0.05〜2. 5pphの範囲の量が加えられる。更に好ましくは、開始剤の量は0.15〜2 pphの範囲であり、最も好ましくは0.25〜1.5pphの範囲である。典 型的な先行技術のゴルフボールコアは、コア成型工程の間のボリブタジエンを架 橋する、亜鉛ジアクリレート−ペルオキシド硬化システム中に5〜50pphの 酸化亜鉛を組み込む。 また、本発明によって製造されたエラストマーコア中に酸化防止剤を含有して もよい。酸化防止剤は、エラストマーの破壊を防止する化合物である。本発明に おいて有用な酸化防止剤は、キノリンタイプの酸化防止剤、アミンタイプの酸化 防止剤、及びフェノール類タイプの酸化防止剤を含むが、それらに限定されない 。 高揚力の態様のゴルフボール10又は20は、ゴルフボールについてのUSG Aの最大重量より小さい重量である。この重量減少は、コア11又はセンター2 1,カバー12,又はそれらの組み合わせからきているかもしれない。 カバー12における小さい重量に原因するこの態様におけるボール10又は20 の重量を減少するのは好都合であり、故にスピンを増加するためにボールの慣性 モーメントが減少する。 ボールの重量を、USGAによって特定された最大に近づけるために、ボール コア又はセンターには、通常は充填材が加えられる。有用な充填材は、酸化亜鉛 、30メッシュの粒径サイズに粉砕された再生利用コア成型マトリックスである 粉砕再生材、及び硫酸バリウムを含む。L/W比を最大にするために、コア11 又は固体センター21における減少が、加えられる充填材の量を減少することに より達成されることが好ましい。また、ゴルフボール10又は20のセンターか らの距離により密度が変化するような方法で充填材が加えられる。 例えば、センターからの距離が小さくなるようにコア11又はセンター21の濃 度を製造することにより、ゴルフボール10又は20の慣性モーメントを減少し 、従って打った時にボールのスピンを増加することが可能である。 固体のポリブタジエンコア又はセンターを有する典型的なゴルフボールは、約 1.25の比重を有する。本発明の一態様において、コア11又はセンター21 は、約1.1未満、好ましくは約1,0未満の比重を有する低重量ポリブタジエ ンからなることが好ましい。 糸巻きボール20においては、高い圧縮荷重を有する液体センターは高い初速 度を与える。多くの糸巻きゴルフボールの伝統的な液体センターは、コーンシロ ップ、塩及び水の混合物を充填したゴムの球であった。コーンシロップ及び塩は 、センターの比重を1より大きい値に増加させるために加えられる。低いセンタ ー21の密度は重量を最小化するのに好ましい。高揚力態様において好ましい低 重量液体センターは、水のみ、又は硫酸バリウム(BaSO4)ペーストを用いる。 L/W比を増加するためのゴルフボール好ましい重量は約1.35〜1.62 オンス(38.3〜45.9g)である。更に詳しくは、この範囲の高い末端に 近い重量は中程度に遅いスイングスピードのゴルファーにとって好ましく、この 範囲の低い末端に近い重量は非常に遅いスイングスピードを有するゴルファーに とって好ましい。 上記態様の高揚力ゴルフボールは、「高揚力」ディンプルを用いる。通常の球 状の形態のディンプルにとって、高揚力ディンプルは、ボールの表面積の大部分 をカバーする、通常に用いられるディンプルに比べより小さく及び/又は浅いも のである。すなわち、通常のディンプルよりも深さ及び/又は直径が減少してい る。 図4を参照して、高揚力態様において用いられるディンプル30の深さDは通 常より浅い傾向があるが、所望に増加したボールを打ち上げる軌道を導く揚力性 質を生じる深さであり得る。特に、高揚力ディンプル30は、好ましくは、映像 のボール表面からディンプル30の最も深い部分まで測定した場合に約0.00 4インチ〜約0.015インチ(0.01016cm〜0.0381cm)の深 さDを有する。ディンプル30は通常の球状形態を有すると思われる。所望の揚 力特性を提供するために、他の形態は他の深さを必要とする。更に、揚力を最大 化するために、ディンプル30の少なくとも約90%の縁角(edge angle)は、そ れそれのディンプルの隣接したゴルフボール10又は20の表面に接して14〜 16°を形成する。 本発明のゴルフボールの表面上のディンプル30の数は広く変化する。通常の 球状ディンプル30の数は、約100個〜約1000個であり、更に好ましくは 約300個〜500個である。最も好ましくは、本発明のゴルフボールの表面上 には、約332個〜約440個のディンプル30がある。他のディンプル形態は 他の数を必要とする。また、本発明のゴルフボールは、種々のサイズ及び形態の ディンプルを含んでもよい。 特定のゴルフボールの全ディンプル容積を計算するためにディンプルの深さ及 び直径が用いられるので、本発明の高揚力ディンプルが特定のゴルフボール表面 に乗った全ディンプル容積により表わされる。これは、異なったサイズのディン プルの多様性の存在を許容する。 形態が球状であるディンプルにおいては、上記態様のディンプルの全ディンプ ル容積はゴルフボールの全容積の約0.8%〜約2%であり、更に好ましくは約 1%〜約1.5%である。L/W比を最大にするための最も好ましい形態におい ては、全ディンプル容積は約1%〜約1.25%である。上述したように、全デ ィンプル容積は変化するが、ゴルフボールのL/W比に影響を及ぼす他の要素に 依存して調製される本発明の要素である。本発明のゴルフボールにおいて用いら れる特定のディンプル構造の例は、米国特許第4,560,168号明細書、5,158,300号 明細書、4,960,281号明細書及び5,415,410号明細書に開示されたものを含み、こ れらの明細書は本明細書において参考文献として組み込まれる。更に、本明細書 において参考文献として組み込まれる米国特許第4,729,861号明細書は、ディン プル理論の詳細な議論を提供し、本発明において用いられる多数の種々のディン プルを示す。 L/W比を増加するための更なる方法は、ボールの直径を大きくすることを含 む。この方法においては、ボールの空力的揚力表面が増加し、全揚力が増加する 。ゴルフボールのサイズを大きくするが重量を変化させない態様においては、ボ ールの比重を減少させるために充填材の量を減少し、重量における大きな容積の 影響を相殺しなければならない。好ましくは、直径の二乗と重量との比は約1. 76以上である。最も好ましくは、直径の二乗と重量との比は約1.8以上であ る。 上記態様におけるゴルフボール10又は20は、標準のボールよりも、飛行に おいて最大の高さを達成する。すなわち、本発明のこの態様のゴルフボールは、 ODS試験条件下で試験した場合、約35ヤード(32m)以上の最大高さを有 するだろう。高揚力の態様においては、揚力係数を増加し得るどんな要因も用い られる。更に、上述した態様において記載された技術は、ODSの制限の範囲内 に残存しながら、本発明により達成される増加した速度及び揚力を達成するため に組み合わせられる。低揚力(Low Lift)の態様 本発明は、ODSの範囲内でボールの飛距離を制限しながら、USGAにより許 容された最大を越えたゴルフボール10又は20の初速度を増加する第二の方法 を提供する。ODSを越えるために非常に高く上昇するようにボール10又は2 0の飛行経路を改良するためにL/W比を増加させる代わりに、本発明の低揚力 の態様が、低い揚力と抵抗との比(L/D)を達成し、故にボール10又は20 は急速に遅くなり少し上昇し、規則により化された最大を越える初速度であると してもODS制限のには達しない。図5において、E5は本発明の低揚力態様の 軌道を示す。低く飛ぶ軌道を有するボールは、カーブC2に示されるような高速 を有する通常のボールよりも、低く飛び、短い距離で着地する。 低揚力の態様のゴルフボールは、図1に示すような一体構造、図2に示すよう な糸巻き構造、又は当業界で知られている他のタイプの構造からなる。上記ゴル フボールは通常のゴルフボールよりも空気中の時間が少なく、従って、風が当た る時間が短くその飛行経路を変え、ボールの軌道が風の速度が一般的に低い地面 に近づくので風の強い日に用いるのに有利である。特定の態様は、小さい直径、 高い重量、及び低いスピン等の風の強い日のボールの特性を用い、それらは全て バリによってカバーされた距離を増加させる傾向にある。しかし、上記態様にお けるL/D比は、ODSの認可よりボールを更にとばすための上記要因の傾向を 補正するために調製されなければならない。 上記態様におけるゴルフボールは最小の揚力及び高い抵抗を有する。好ましく は、3000rpmのスピン速度及び160,000のレイノルドナンバーにお いてL/D比は約0.75未満であり、最も好ましくは0.70未満である。こ の低い比を達成するために、高抵抗/低揚力のディンプルが用いられる。 図3を参照して、球状形態のディンプル30については、低揚力ディンプルは 、ボールの表面積の大部分をカバーするために伝統的に用いられているディンプ ルよりも大きくて深い。更に詳しくは、この態様のディンプル30は、図4に示 したように、それぞれのディンプルに隣接したゴルフボール10又は20の表面 に 接して約17°以上、最も好ましくは18°以上の縁角31を有する。ディンプ ルは、ゴルフボールと同じ直径を有する球状の容積の約1.25%以上の全容積 を含む。ディンプルのパターンは、4分の1がディンプルを有しない、基本的な 八面体であってもよい。このパターは、ディンプル30が通常の球状形態を有す ることを推定させる。所望の減少した揚力及び増加した抵抗性質を提供するため に、他の形態は異なる深さ及びレイアウトを必要とするかもしれない。 ディンプルの縁角31及び全容積は変化し得、ゴルフボールのL/D比に影響を 及ぼす他の要素に依存して調製される本発明の2つの要素は変化しない。 本発明のゴルフボールの表面上のディンプル30の数は広く変化する。通常の 球状のディンプル30の数は約100個〜約1000個であり、更に好ましくは 約300個〜約350個である。他のディンプル形態は異なる数を必要とする。 上記で議論したように、ボールにおける風の影響を減少するために、ボールの スピン速度及び直径を減少し、重量を増加させる。図1及び2を参照して、低ス ピン速度は硬いカバー12及び柔らかいコア11又はセンター21を提供するこ とにより達成される。カバー材料の広い多様性は本発明において用いられる。好 ましい通常のカバー材料はアイオノマー樹脂である。更に特異的には、酸含有エ チレンコポリマーアイオノマー等のアイオノマーはE/X/Yコポリマーを含む 。上記式中、Eはエチレンであり、Xは、ポリマーの0〜50質量%(好ましく は0〜25質量%、最も好ましくは0〜2質量%)存在するアクリレート又はメ タクリレート等の軟化コモノマーであり、Yは、ポリマーの5〜35質量%(好 ましくは10〜35質量%、最も好ましくは15〜20質量%)存在するアクリ ル酸又はメタクリル酸であり、酸部分は1〜90%が中和され、リチウム、ナト リウム、カリウム、マグネシウム、カルシウム、バリウム、鉛、錫、亜鉛又はア ルミニウム等の陽イオン、又はリチウム、ナトリウム及び亜鉛等のカチオンの組 み合わせによりアイオノマーを形成している。特定の酸含有エチレンコポリマー は、エチレン/アクリル酸、エチレン/メタクリル酸、エチレン/アクリル酸/ n−ブチルアクリレート、エチレン/メタクリル酸/n−ブチルアクリレート、 エチレン/メタクリル酸/イソブチルアクリレート、エチレン/アクリル酸/イ ソブチルアクリレート、エチレン/メタクリル酸/n−ブチルメタクリレート、 エチ レン/アクリル酸/メチルメタクリレート、エチレン/アクリル酸/メチルアク リレート、エチレン/メタクリル酸/メチルアクリレート、エチレン/メタクリ ル酸/メチルメタクリレート及びエチレン/アクリル酸/n−ブチルメタクリレ ートを含む。好ましい酸含有エチレンコポリマーは、エチレン/メタクリル酸、 エチレン/アクリル酸、エチレン/メタクリル酸/n−ブチルアクリレート、エ チレン/アクリル酸/n−ブチルアクリレート、エチレン/メタクリル酸/メチ ルアクリレート及びエチレン/アクリル酸/メチルアクリレートコポリマーを含 む。最も好ましい酸含有エチレンコポリマーは、エチレン/メタクリル酸、エチ レン/アクリル酸、エチレン/(メタ)アクリル酸/n−ブチルアクリレート、 エチレン/(メタ)アクリル酸/エチルアクリレート及びエチレン/(メタ)ア クリル酸/メチルアクリレートコポリマーである。 上記アイオノマーを製造する方法は、米国特許第3,262,272号明細書に開示さ れているように、当業者によく知られている。好ましいカバーは50/50のサ105,000psiの曲げ弾性率を有する。好ましくはカバーの曲げ弾性率は 約75,000psiより大きい。他の好ましいカバー12は、50/50の約 6からなる。更に、好ましいカバーは約70ショアD硬度より大きい硬度を有す る。高い曲げ弾性率はスピン速度を低くするだけでなく、初速度を増加させる。 柔らかいコアは低いスピン速度を生成する。低揚力の態様のコア11又はセン ター21は、ボールのスピン速度を遅くし揚力を減少させるために低い圧縮荷重 を有する。好ましくは、コア11又はセンター21の圧縮荷重は約90以下であ る。しかし、ボールの圧縮荷重が全て非常に遠くで低下すると、初速度は同様に 減少する。従って、圧縮荷重はボールのスピン比を低下するのに十分なほど柔ら かいが、USGA試験における規則下での最大の許容初速度255フィート/秒 (77.7m/秒)をもたらすほど柔らかくない。 上記態様において、酸化亜鉛(ZnO)がゴルフボールコア組成物中の酸化カ ルシウム(CaO)のために減少又は除去されるかもしれない。このような混合 物から製造されるコア11又はセンター21及びボール10又は20は、典型的 には向上した性能を示す。標準のボールの初速度はUSGaにより許容される最 大を越えて維持されるが、ボールの圧縮荷重は少なくとも約2圧縮荷重ポイント 減少し、14ポイント程度まで減少する。先行技術のコアに取り込まれる酸化亜 鉛の量は、上述したように典型的には5〜50pphであり、本発明のコア形成 組成物に添加される活性化剤としての酸化カルシウムの量は、典型的にはポリブ タジエンの約0.1〜15、好ましくは1〜10、最も好ましくは1.25〜5 pphである。 低揚力の態様は、コア11又は固体センター21の比重を増加させるために十 分な充填材を含み、これにより風の影響が減少する。一方、過度の密度のコアは ボールによる飛距離を増加する傾向がある。従って、充填材の量及び比重は、ボ ールをODSの範囲内に維持するために制限されなければならない。風のネガテ ィブな影響を減少するために、ボールの重量は好ましくは1.62オンス(45 .93g)を越え、最も好ましくは1.64オンス(46.5g)を越える。 ボールの慣性モーメントを増加は、ボールのスピン速度を減少させる。本発明 の好ましい態様の密度はセンターから離れて増加し、従って慣性モーメントが上 昇する。 低揚力の糸巻きの態様において、センター21は液体又は固体のいずれでもよ い。液体センターは、低いスピン速度及び高い初速度を生ずるので好ましい。セ ンター21の重量は、塩及びコーンシロップ等の比重を増加する物質を水に溶解 することにより変化する。 ボールの飛行経路における風の影響を減少するために、ボール10又は20の 直径は減少される。ボールのサイズの減少は抵抗を減少させる。それ故、ボール 上のディンプル30は、抵抗を増加し揚力を減少することにより飛距離を制限す るために選択すべきである。低揚力の態様の直径は好ましくは1.68インチ( 4.27cm)以下である。 L/D比を減少し得る要因は、ODSによる承諾を保証するために、低揚力の 態様のボール10又は20による飛距離を制限するために用いられる。米国ゴル フ協会により確立されたゴルフボールについての全体の距離規格に示された条件 下で試験した場合に、低揚力の態様は、ボールが地面から25ヤード(22.9 m)未満の最大高さを有するように構成される。実施例 本発明の上記又は他の特徴は、以下の、単に本発明の好ましい態様を説明した にすぎず、添付した請求の範囲により定義される本発明の範囲を構成しない、非 限定的な実施例を参照して完全に理解される。実施例は、上述したゴルフボール による飛距離を制限するためにL/W比を増加し又はL/D比を減少し高い初速 度を有するための方法を記述した、本発明のいくつかの態様を説明する。 実施例は、ハードカバー、一体構造、低スピン、距離のあるゴルフボールであ る典型的なモデルの比較例C1に基づくコンピューターモデルである。ゴルフボ態様の性能を反映するために種々のパラメーターを変更する。表Iは、それぞれ の実施例の構造、ディンプルパターンの変化の影響、標準化された3000rp m及び160,000レイノルドナンバーにおける、それぞれの実施例の構成の L/W及びL/D比を示す。表IIは、ODS試験下のそれぞれの実施例の性能を 示す。表III及びIVは、典型的なゴルファー及び低スイング速度のゴルファーに よりそれぞれ課された打撃条件下の高揚力の実施例E1、E2、E3及びE4の 性能を示す。表Vは、20mphのヘッドウインドにおけるODS打撃条件下の 低揚力の態様E5、E6及びE7の性能を比較例C1の性能と比較する。表II、 III、IV、及びVにおける打撃条件は、後述するような初速度、打撃角、実施例C 1により達成されるスピン速度及び存在するボールにより、それぞれの打撃にお いて定義される。 最初の比較例C1は標準サイズ及び重量、1.68インチ(4.27cm)及 び1.62オンス(45.93g)である。それは、16°に近い縁角、ボール 表面の約70%のカバーを有する複合サイズにおける440ディンプルを有し、 約0.31インチ2(2.03cm2)の全容積、又はボールと同じ直径を有す る球の1.25%を含む。このパターンは、160,000のレイノルドナンバ ー及び約3000rpmのスピン速度において1.12のL/W比、及び0.7 7のL/Dを生ずる。ボールのCRは、143.8フィート/秒(43.83m /秒)のインボンド速度で約0.787である。このボールはUSGA試験をを 通過する。 ODS試験及び速度試験による異なった打撃条件のために、ODS試験による バールの初速度は速度試験によるよりも低い。速度試験による255フィート/ 秒(77.7m/秒)に近い初速度を有する、最初の比較例C1は、ODS試験 においては、たったの235.0フィート/秒(71.3m/秒)の初速度を有 する。経験は、235フィート/秒(71.3mp/秒)のODS速度を有する ボールが限界に非常に近い初速度試験を通過することを示す。従って、2%速い ボールは、許容される範囲をプラスした初速度を越える。他の比較例C2及びE 1〜E7の初速度は、ODSにおいてのみ初速度が増加することが表において示 されるが、USGA試験及びクラブで打った時の両方において最初の比較例C1 よりも約2%速い。 第二の比較例C2は、コア組成が143.8フィート/秒(43.8m/秒) のインバウンド速度において約0.823のCRを達成するように改良されてお り、約2%のボール速度の増加を生ずることを除いて第一のC1と同じである。 以下の実施例のそれぞれは実施例C2と同じCRを有する。 4つの態様、E1〜E4は高揚力タイプのボールを例示する。第一の態様、E 1は、糸巻きコア及び60以下のショアD硬度を有する柔らかいカバーを提供す るために改良された高スピンタイプの構成を有すること以外はC2と同じである 。この構造は、ドライバーで打った時に低い角度において、C2よりも約23% スピン速度を増加させる。 第二の態様、E2は、重量を1.55オンス(43.9g)減少させるための コア組成を変化した以外はボールC2と同様である。 第三の態様、E3は、160,000のレイノルドナンバー及び3,000r pmのスピン速度において約1.23のL/Wを生ずる高揚力ディンプルを有す る以外はC2と同じである。含まれる全ディンプル容積はボールの直径の球の容 積の1.17%まで低下されるか、0.290in3(4.75cm3)である。 第四の態様、E4はC2タイプのボールであり、1.72インチ(4.37c m)の直径を有するが、重量は同じであり、含まれる全ディンプルの絶対容積が 同じ、すなわち0.310in3(5.08cm3)である。従って、球の百分率と してのディンプル容積は低下している。 3つの態様、E5〜E7は低揚力タイプである。これらの態様のそれぞれは、 ボールの激しい風に対する性能を向上させる特徴とともに低揚力/高抵抗ディン プルを特徴とする。 それら自身による激しい風に対する性能はボールによる飛距離を増加する傾向が ある。従って、増加した初速度、及び低揚力/高抵抗ディンプルのみを含み付加 的な特徴を有しない態様(表にしていない)においては、それでもODSを満足 する。 態様E5はC2タイプのボールであるが、 例えば非常に柔らかいコア及び硬いコアを供給することにより低スピン速度を有 するように改良されている。ディンプルパターンは、18°の縁角を有し、ボー ルとしての同じ直径を有する球の容積の1.41%の容積を有するように、すな わち含まれる全ディンプル容積が0.0349in3(0.57cm3)になるよう に変化している。この構造は改良していない実施例C2よりも約10%少なくス ピンがかかり、わずかに増加した角度で打撃される。 態様E6は、E5と同じディンプルパターンを有し実施例C2と同じ構造を有 し、風の影響を減少するために、重量が1.67オンス(47.3g)増加して いる。 最後の態様、E7は、C2の構造を有し、より小さい直径を有し、ボールの直 径を有する球の容積の1.57%の全ディンプル容積を含み、この場合、ディン プル容積は0.0324in3(0.53cm3)である。 ODS試験にかけた時、本発明のそれぞれの態様の全飛距離は、初速度が増加 するにもかかわらず、規則で規定した最大の280ヤード(256m)よりも短 い。上記で定義したように、この全飛距離は、ボールがトンで転がる距離の合計 である。通常の特性を有する第二の比較例C2のみがODS規則を越える。この 実施例C2は本発明の発明的特徴を用いていない。しかし、それらの増加した速 度にかかわらず、高揚力の態様E1〜E4は、典型的な又は低スイング速度のゴ ルファーによる、現実の世界の打撃条件により打った時にベースラインのC1に 比較して増加した飛距離を示し、激しい風の環境に対して調整された低揚力の態 様E5〜E7は、大きな向かい風がある場合に、C1による飛距離を越える。 表I ボールの構造表II 全体の距離標準打撃条件 表III 典型的なゴルファーの打撃条件 表IV 低スイング速度のゴルファーの打撃条件 表V 20MPHの向かい風によるODS打撃条件 本発明の異なる側面の比較のために、図5は、ODS試験条件下における比較 例C2及び態様E1及びE5の飛行経路(その後の転がりが示さない)を示す。 当業者は、多くの改良及び具体物を工夫するだとうと認められる。以下の請求 の範囲は、本発明の真の精神及び範囲内にあるような全ての改良及び具体物をカ バーすることを意図する。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ヒーバート エドマンド エイ アメリカ合衆国 マサチューセッツ州 02747 ノース ダートマス ファーマー ズ サークル 18

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.コア、及び多数のディンプルを有する外側表面を有するゴルフボールであっ て、上記コア、上記カバー及び上記ディンプルがそれぞれお互いに関して関連 しており、上記ゴルフボールが143.8フィート/秒(43.83m/秒) の入力速度で測定した時0.791を越える反発係数を有し、米国ゴルフ協会 によって確立されたゴルフボールについての全体の距離規格に示された条件下 で試験した場合に270ヤード(247m)以内飛ぶ、ゴルフボール。 2.約3000rpmのスピン速度及び約160,000のレイノルドナンバー において、約1.2より大きい、ボールの重量に対する空力的揚力の比を有す る、請求の範囲第1項記載のゴルフボール。 3.少なくとも90%のディンプルが、外側表面に対して約14〜16°の縁角 度を有する、請求の範囲第2項記載のゴルフボール。 4.上記カバーが、約65以下のショアD硬度を有する材料からなる、請求の範 囲第2項記載のゴルフボール。 5.上記ボールが約1.6オンス(46.4g)の重量を有する、請求の範囲第 2項記載のゴルフボール。 6.所定の直径を有し、上記ディンプルがボールの所定の直径と等しい直径を有 する球の容積の約1%〜1.25%の全体容積を有する、請求の範囲第2項記 載のゴルフボール。 7.約3000rpmのスピン速度及び約160,000のレイノルドナンバー において、約0.7未満の空力抵抗力に対する空力的揚力比を有する、請求の 範囲第1項記載のゴルフボール。 8.カバーが約65以上のショアD硬度を有する材料からなる、請求の範囲第7 項記載のゴルフボール。 9.約1.62オンス(45.93g)より大きい重量を有する、請求の範囲第 7項記載のゴルフボール。 10.1.68インチ(4.27cm)未満の直径を有する、請求の範囲第7項記 載のゴルフボール。 11.所定の直径を有し、上記ディンプルがボールの所定の直径と等しい直径を有 する球の容積の約1.25%より大きい全体容積を有する、請求の範囲第7項 記載のゴルフボール。 12.少なくとも90%のディンプルが、外側表面に対して約18°の縁角度を有 する、請求の範囲第11項記載のゴルフボール。 13.vの入力速度において、下記式よりも大きい反発係数を有する、請求の範囲 第1項記載のゴルフボール。 1−0.00145(秒/フィート)v (式中、vはフィート/秒で測定した入力速度である。) 14.特定の重量及び所定の圧縮荷重を有するコア;及び 所定の硬度を有する材料からなり、多数のディンプルを有する外側表面を有す るカバーからなるゴルフボールであって、上記ゴルフボールが約1.62オン ス(45.93g)以下の重量、約1.68インチ(4.27cm)以上の直 径を有し、及び143.8フィート/秒(43.8m/秒)の入力速度で測定 した時0.791より大きい反発係数を有し、上記コアの特定の重量及び圧縮 加重、及びカバーの硬度がそれぞれお互いに関して関連しており、上記ゴルフ ボールが米国ゴルフ協会によって確立されたゴルフボールについての全体の距 離規格に示された条件下で試験した場合に280ヤード(256m)以内飛ぶ 、ゴルフボール。 15.上記コアの特定の重量及びディンプルがそれぞれお互いに関して関連してお り、約3000のスピン速度及び約160,000のレイノルドナンバーにお いて、約1.12のボール重量に対する空力的揚力比を有する、請求の範囲第 14項記載のゴルフボール。 16.所定の特定の重量;及び所定の硬度を有し、ボール直径を定義する外側表面 を有し、多数のディンプルを有するカバーからなるゴルフボールであって、1 43.8フィート/秒(43.8m/秒)の入力速度で測定した時0.791 より大きい反発係数を有し、上記コアの特定の重量、上記カバーの硬度、及び 上記ディンプルがそれぞれお互いに関して関連しており、地面から約35ヤー ド(32m)を越える最大飛行高さを有し、米国ゴルフ協会によって確立され たゴルフボールについての全体の距離規格に示された条件下で試験した場合に 280ヤード(256m)以内飛ぶ、ゴルフボール。 17.少なくとも90%のディンプルがボールの所定の直径と等しい直径を有する 球の容積の約1〜1.25%の全体容積を有し、約3000rpmのスピン速 度及び約160,000のレイノルドナンバーにおいて、約1.12以上のボ ール重量に対する空力的揚力比を有する、請求の範囲第16項記載のゴルフボ ール。 18.ボールの直径に対して関連する全重量を有し、約1.76インチ平方/オン ス以上の重量に対する直径平方(diameter squared)比を有する、請求の範囲第 16項記載のゴルフボール。 19.ボールの直径に対して関連する全重量を有し、約1.8インチ平方/オンス 以上の重量に対する直径平方(diameter squared)比を有する、請求の範囲第1 8項記載のゴルフボール。 20.コア;及び所定の曲げ弾性率を有し、ボール直径を定義する外側表面を有し 、多数のディンプルを有するカバーからなるゴルフボールであって、143. 8フィート/秒(43.8m/秒)の入力速度で測定した時0.791より大 きい反発係数を有し、上記カバーの曲げ弾性率、及びディンプルがそれぞれお 互いに関して関連しており、地面から約25ヤード(22.9m)未満の飛最 大飛行高さを有し、米国ゴルフ協会によって確立されたゴルフボールについて の全体の距離規格に示された条件下で試験した場合に280ヤード(256m )以内飛ぶ、ゴルフボール。 21.上記カバーの曲げ弾性率が約75,000psi以上であり、ディンプルが 、好ましくは同じ直径を有する球の約1.25%以上の全容積を含み、約7未 満の抵抗に対する揚力比を有する、請求の範囲第20項記載のゴルフボール。 22.少なくとも90%のディンプルが、外側表面に対して約18°の縁角度を有 する、請求の範囲第21項記載のゴルフボール。
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