JP2000513792A - 無段変速装置 - Google Patents
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Abstract
(57)【要約】
本発明は、出力軸にかかる負荷に応じて入力軸に入力される動力を変速し、すべてのギヤが連結された状態で、その動力を出力軸に伝達でき、更に後進駆動も簡単に実施できるように構成された無段変速装置に関するものである。その構成を概説すると、この無段変速装置は、エンジンで発生された動力を受けて変速して出力軸に伝達する変速システムと、出力軸の負荷状態に対応する回転比を自動的に調節する変速制御システムと、後進システムとから主として構成されている。本発明は、2つの遊星ギヤセットからそれぞれ同一の構成要素を除去した2つの(複合)ギヤセットと、後進システムと含み、この2つのギヤセットから選択された入力要素を介して入力された動力は所要速度に変換されて出力軸に伝達される。動作特性を概説すると、本発明は、直接クラッチを利用することによって、入力回転よりも低速な減速された回転がインペラに伝達される。従って、インペラに伝達される回転力が入力トルクより大きいことが本発明の特徴である。上記効果の観点から、本発明は大きな推進力、良好な性能、および滑らかで静かな走行を達成でき、また、後進走行時の無段階変速が可能である。
Description
【発明の詳細な説明】
無段変速装置技術分野
本発明は、無段変速装置に関するものであり、更に詳しく言うと、入力軸に入
力された動力を、すべてのギヤが連結された状態における変速時にギヤの離脱や
交換を行なわずに、出力軸にかかる負荷の状態に応じて、出力軸に伝達でき、更
に後進駆動も簡単な方法で無段階または固定比にて実施できるように構成された
無段変速装置に関するものである。背景技術
一般に変速機では、予め定められた複数のギヤ比のいずれかを選択することに
よって変速が行われ、変速時にギヤを慎重に離脱および交換する面倒があった。
従来の自動変速機は、非常に複雑な構造を有するベルト式のもので、製作費が嵩
み、また、摩耗、騒音およびスリップのために容量範囲が限定されているので広
範囲に使用できなかった。発明の開示
本発明は、上記の問題に鑑みてなされたものであり、従って、本発明の目的は
、複雑な機構を使用せず、負荷の変化に迅速に対応し、回転力を滑らかに伝達で
き、単純な構成で前進または後進時に無段階に変速でき、制作費を削減でき、優
れた耐久性を実現
する無段変速装置を提供するこことである。
前述ならびに他の目的を達成するために、本発明は、エンジンで発生された動
力を受けて変速して出力軸に伝達する変速システムと、出力軸の負荷状態に対応
する回転比を自動制御できる変速制御システムと、異なる4種類の後進システム
とを有し、特に後進駆動を無段階に行なうことが可能である。
この変速システムと、変速制御システムと、後進システムとから成る構成を要
約すると、変速システムの主たる特徴は複合遊星ギヤユニットを利用することで
ある。すなわち、変速システムは、2つの遊星ギヤセット(それぞれ、太陽ギヤ
、キャリア、およびリングギヤを含む)からそれぞれ同一要素(太陽ギヤまたは
リングギヤ)が除去され、ギヤセットの構成要素間の適切な連結組合わせを介す
ると同時に2つの遊星ギヤセットから選択された入力要素を介して入力された動
力を出力軸に伝達する2つのギヤセットを有する。
変速制御システムは、周知の自動変速機のトルクコンバータに改良を施した改
良型トルクコンバータを利用している。説明の便宜上、従来のトルクコンバータ
で使用される構成部品と関連する用語を利用してその構成を概説すると、変速制
御システムは、駆動体であるインペラと、被駆動体であるタービンと、トルクを
増大するためのステータと、変速システムと連結される連結軸と、制御軸と、ス
テータを固定する固定軸とを有している。
後進システムは、遊星ギヤセット(太陽ギヤ、リングギヤ、キャリア)および
ブレーキを有し、このギヤセットの構成要素と変速システム間の適切な連結組合
せによって無段階に後進を行なうように構成されている。
本発明のシステムに適用されているクラッチとブレーキは、周知の自動変速機
の多板湿式クラッチおよびブレーキを利用することができ、ブレーキはバンドブ
レーキを利用することができるが、これに限定されるものではない。図面の簡単な説明
本発明の性質と目的を更に十分に理解するために、添付図面と組合わせた以下
の詳細説明を参照すべきである。
図1〜図10は、本発明の無段変速装置の第1の実施形態を示すものである。
図1は、後進I状態の作動が可能な本発明の無段変速装置の概略図である。
図2は、後進II状態の作動が可能な本発明の無段変速装置の概略図である。
図3は、後進III状態の作動が可能な本発明の無段変速装置の概略図である。
図4は、後進IV状態の作動が可能な本発明の無段変速装置の概略図である。
図5は、本発明の無段変速装置が中立状態でアイドリングしている状態を示す
作動図である。
図6は、本発明の無段変速装置の前進状態を示す作動図である。
図7は、本発明の無段変速装置で後進I状態を示す作動図である。
図8は、本発明の無段変速装置で後進II状態を示す作動図である。
図9は、本発明の無段変速装置で後進III状態を示す作動図であ
る。
図10は、本発明の無段変速装置で後進IV状態を示す作動図である。
図11〜図21は、本発明の無段変速装置の第2の実施形態〜第12の実施形
態の概略図である。
図面の複数の図を通して、同様参照符号は同様部品を示す。発明を実施するための最良の形態
変速制御システムと、該変速制御システムと連結される種々実施形態の変速シ
ステムと、を有する無段変速装置の説明を以下に行なう。すなわち、変速システ
ムは種々の構成をとることが可能であり、変速制御システムと種々実施形態の変
速システムとを適切に連結することによって無段変速を行なうことができる。
まず、変速制御システム10と、変速システム110と、これに結合される後
進システムRI〜RIVとから構成される本発明の第1の実施形態100を添付図
面を参照しながら詳細に説明する。変速制御システム10
変速制御システム10は、周知装置である自動変速機の従来のトルクコンバー
タを利用している。従来の自動変速機では、エンジンによって生じた動力は、ト
ルクコンバータを介して変速機の入力軸に駆動力として伝達されるが、本発明で
は、エンジンによって生じた動力は、入力軸に直接に伝達され、入力軸の回転力
は、ギヤセットによる減速回転のために大きな回転力としてインペラに伝達され
る。
従来の自動変速機のトルクコンバータは、エンジンによって生
じた動力を受け入れてこの動力を自動変速機の入力軸に直接に伝達する動力伝達
機能を有しているが、本発明の変速制御システムは2つの役割を有し、その一方
は駆動抵抗に合うように速度比を制御することであり、他方は変速制御システム
を介して渡された動力を出力軸に伝達することである。
変速制御システム10の構成を以下に詳細に説明する。図1に示されているよ
うに、中空の連結軸14が入力軸12に同軸状に設けられており、連結軸14に
は同軸状に中空の制御軸16が設けられている。インペラハウジング18は連結
軸14と一体に形成されており、インペラ20はインペラハウジング18と一体
に形成されている。インペラ20と対向してタービン22を制御軸16と一体化
させ、インペラ20とタービン22との間にはステータ24が配置され、ステー
タの内側には中空の固定軸26が同軸状に制御軸に設けられおり、ステータ24
と固定軸26間には一方向クラッチ28が設けられ、ステータ24が逆回転する
のを防止している。変速システム110
本発明の第1の実施形態の変速システム110では、図1に示されているよう
に、入力太陽ギヤ112と入力軸12とが一体に形成され、入力軸12にエンジ
ンの動力が入力される。第1遊星ギヤ114と入力太陽ギヤ112の外側とが噛
合され、第2遊星ギヤ116が第1遊星ギヤ114と一体に形成されている。第
1遊星ギヤ114と第2遊星ギヤ116とは回転自在に出力キャリア118、1
20に設けられている。減速太陽ギヤ122は、第2遊星ギヤ116と噛合し、
連結軸14と一体に形成されている。
一方、出力軸124は、入力軸112に同軸状に設けられ、出力キャリア11
8、120と出力軸124との間に設けられた後進システムの直接クラッチを介
して、出力キャリア118、120に連結されている。出力キャリア118、1
20は、変速制御システムのタービン22に一体に連結された制御軸16に一体
に連結されている。後進システム(RI〜RIV)
次に、本発明の第1の実施形態における後進システムを以下に説明する。
本発明では4つの各々異なった後進システムがある。参考のために述べると、
後進システムは、固定比の後進駆動用インペラに連結される動力系に設けること
ができるが、そのような後進システムの構成および作用の説明は省略する。1.後進システムRI
図1に示されているように、後進システムRIは、出力軸124と、変速シス
テム110の出力キャリア118、120との間に配設される。後進太陽ギヤ軸
212は、変速システム110の出力キャリア118,120に一体に連結され
、また、後進太陽ギヤ214は後進太陽ギヤ軸212と一体に形成されている。
後進遊星ギヤ216は、後進太陽ギヤ214の外側と噛合すると同時に、回転自
在に後進キャリア218に設けられている。後進リングギヤ220は後進遊星ギ
ヤ216の外側に噛合するとともに、出力軸124と一体に形成されている。後
進ブレーキ222が後進キャリア218の外側に設けられている。直接クラッチ
226
の作動時に出力キャリア118,120と出力軸124とが連結可能であるよう
に、出力軸124と後進太陽ギヤ軸212との間に直接クラッチ226が設けら
れている。
当該後進システムRIを構成するギヤユニットは、シングル型遊星ギヤユニッ
トである。2.後進システムRII
図2に示されているように、後進システムRIIは、出力軸124と、変速シス
テム110の出力キャリア118、120との間に配設される。後進太陽ギヤ軸
312が、出力軸124と一体に形成されている。後進遊星ギヤ314は、後進
太陽ギヤ312の外側に噛合するとともに、回転自在に後進キャリア316に設
けられている。後進リングギヤ318は後進遊星ギヤ314の外側に噛合すると
ともに、変速システム110の出力キャリア118、120に一体に連結された
。後進ブレーキ320が後進キャリア316の外側に設けられている。直接クラ
ッチ324の作動時に出力キャリア118,120と出力軸124とが連結可能
であるように、出力軸118、120と後進太陽ギヤ軸124との間に直接クラ
ッチ324が設けられている。
当該後進システムRIIを構成するギヤユニットは、シングル型遊星ギヤユニッ
トである。3.後進システムRIII
図3に示されているように、後進システムRIIIは、出力軸124と、変速シ
ステム110の出力キャリア118、120との間に配設される。後進太陽ギヤ
軸412が、変速システム110の
出力キャリア118、120に一体に連結されており、また、後進太陽ギヤ41
4が後進太陽ギヤ軸412と一体に形成されている。後進遊星ギヤ416は、後
進太陽ギヤ414の外側に噛合し、別の後進遊星ギヤ418は、後進遊星ギヤ4
16に隣接して噛合する。これら2つの(ダブル)後進遊星ギヤ416、418
は、後進キャリア420に回転自在に設けられている。後進キャリア420は、
出力軸124と一体に形成されている。後進リングギヤ422は後進遊星ギヤ4
18の外側に噛合すし、また、後進ブレーキ424が後進リングギヤ422の外
側に設けられている。直接クラッチ428の作動時に出力キャリア118,12
0と出力軸124とが連結可能であるように、後進太陽ギヤ軸412と後進キャ
リア420との間に直接クラッチ428が設けられている。
当該後進システムRIIIを構成するギヤユニットは、ダブル型遊星ギヤユニッ
トである。4.後進システムRIV
図4に示されているように、後進システムRIVは、出力軸124と、変速シス
テム110の出力キャリア118、120との間に配設される。後進太陽ギヤ軸
512は、出力軸124と一体に形成されている。後進遊星ギヤ514は、後進
太陽ギヤ512の外側と噛合し、また、別の後進遊星ギヤ516は、後進遊星ギ
ヤ514に隣接して噛合する。これら2つの(ダブル型)後進遊星ギヤ514、
516は、回転自在に後進キャリア518に設けられ、また、後進キャリア51
8は、変速システム110の出力キャリア518に一体に連結された。後進リン
グギヤ520は後進
遊星ギヤ516の外側に噛合し、また、後進ブレーキ522は後進リングギヤ5
20の外側に設けられている。直接クラッチ526の作動時に出力キャリア11
8,120と出力軸124とが連結可能であるように、後進キャリア518と出
力軸124との間に直接クラッチ520が設けられている。
当該後進システムRIVを構成するギヤユニットは、ダブル型遊星ギヤユニット
である。
後進システムRI〜RIVのそれぞれの直接クラッチ226、324、428、
526は、前進状態のときに作動されることによって出力キャリア118、12
0と出力軸124とを一体に連結させるために提供される。
上記のように構成された本発明の無段変速装置の変速状態別(中立、前進、後
進)動作方法と、それによる動力伝達過程を以下に説明する。
説明に先立って、本発明の無段変速装置は、自動車および産業機械など、駆動
力を変速して出力する任意の機構に利用できるが、ここでは一例として自動車の
場合を説明する。
用語の定義上、各遊星ギヤの自転とは、その自軸(本願では固定ピン)を中心
とする回転を意味し、公転とは、キャリア回転時に遊星ギヤが通常自転と並進を
並行して行なうことを意味する。
また、説明の便宜上、図面の左側から見たときに反時計方向に回転する方向を
入力軸の方向とし、この入力軸の方向と同じ方向を各図面では↑方向(またはA
方向)と定義し、同様に入力軸の方向と反対方向は↓方向(またはB方向)と定
義し、停止後回転(加速状態)は0・↑(または0・↓)と表記し、回転後停止
(減速状態)は↑・0(または↓・0)と表記し、遊星ギヤが回転後
その自軸を中心として自転をせずにすべての回転体が一体に入力公転と同じ公転
を行なう状態を↑・1(または↓・1)に表記して説明することにする。
後進システムRIと組合わせた構成に基づいて、中立状態および前進状態の動
作方法を説明する。I.中立状態(図5):出力軸124停止
入力軸12↑−入力太陽ギヤ112↑−第1プラネタリ
(1)第2遊星ギヤ116↓・1−減速太陽ギヤ122↑−
連結軸14↑−インペラハウジング18↑−
インペラ20↑−
タービン22↑・1−制御軸16↑・1−出力キャリア
太陽ギヤ軸212↑・1−後進太陽ギヤ214↑・1−
後進遊星ギヤ216↓−後進キャリア218↑:(アイドリング)
中立状態は直接クラッチ226と後進ブレーキ222が解除され、エンジンの
動力が出力軸124を回転できず、システムが図
5に示されたようにアイドリングの状態である。すなわち、出力軸124と、出
力キャリア118,120と一体の後進太陽ギヤ軸212との間に設けられた直
接クラッチが解除されると、変速システム110と出力軸124との間の動力が
切断される。
エンジンの動力が入力されると入力軸12が回転し、入力軸12と一体に形成
された入力太陽ギヤ112は入力軸12の回転方向と同じA方向に回転し、入力
太陽ギヤ112と噛合する第1遊星ギヤ114は入力太陽ギヤ112の回転方向
と反対のB方向に回転され、そして第2遊星ギヤ116の内側と噛合する減速太
陽ギヤ122が第2遊星ギヤ116の回転方向と反対のA方向に回転される。減
速太陽ギヤ122と一体に形成された連結軸14と、この連結軸14に連結され
たインペラハウジング18と、このインペラハウジング18と一体に形成されて
いるインペラ20とはA方向に回転する。
インペラ20と対向して設けられたタービン22は、流体の流れによってA方
向に回転され、このタービン22に連結された制御軸16がA方向に回転され、
この制御軸16に一体に連結された出力キャリア118、120がA方向に回転
される。出力キャリア118、120と一体の後進太陽ギヤ軸212もA方向に
回転され、この後進太陽ギヤ軸212と一体の後進太陽ギヤ214がA方向に回
転され、そして後進太陽ギヤ214の外側と噛合する後進遊星ギヤ216がB方
向に回転する。後進遊星ギヤ216の外側に噛合する後進リングギヤ220は、
出力軸124の負荷によって停止し、後進キャリアはA方向にアイドリングする
。II .前進状態(図6)
入力軸12↑−入力太陽ギヤ112↑−第1プラネタリ
(1)第2遊星ギヤ116↓・1−減速太陽ギヤ122↑−
連結軸14↑−インペラハウジング18↑−
インペラ20↑−
タービン22 0・↑−制御軸16 0・↑−出力
太陽ギヤ軸212 0・↑−(直接クラッチ)−
出力軸124 0・↑
これは、出力軸124と、出力キャリア118,120と一体の後進太陽ギヤ
軸212との間に設けられた直接クラッチの作動状態である。
エンジンの動力が入力軸12に入力されると、入力軸12と一体に形成された
入力太陽ギヤ112は入力軸12の回転方向と同じA方向に回転し、直接クラッ
チ226を介して連結された出力軸124の負荷によって出力キャリア118、
120が停止されるので、入力太陽ギヤ112と噛合する第1遊星ギヤ114は
入力太陽ギヤ112の回転方向と反対のB方向に回転される。第1遊星ギヤ11
4の回転により、第1遊星ギヤ114に一体に連結された第2遊星ギヤ116は
B方向に回転され、第2遊星ギヤ1
16と噛合する減速太陽ギヤ122のA方向の回転が減速される。減速太陽ギヤ
122に一体に連結された連結軸14と、この連結軸14に一体に連結されたイ
ンペラハウジング18と、このインペラハウジング18と一体に形成されている
インペラ20とはA方向に減速されて回転する。
ここで、低段から高段へ無段階に変速される過程を概説すると、直接クラッチ
226の作動によって出力軸124が連結された状態で、出力キャリア118、
120、制御軸16、およびタービン22が停止し、入力太陽ギヤ112を介し
て第1遊星ギヤ114に伝達される回転力は第2遊星ギヤを通って増大されて減
速太陽ギヤ122に伝達される。増大した回転力は、減速太陽ギヤ122と一体
に形成された連結軸14および連結軸14に一体に連結されたインペラハウジン
グ18とを介して、インペラハウジング18と一体のインペラ20に伝達される
。このとき、直接クラッチ226の作動による出力軸124の負荷によってター
ビン22は停止されるので、インペラとタービンとの間に回転差が生じる。
トルクコンバータの特性上、インペラ20の増大した回転力はタービン22に
伝達され、タービン22に伝達された回転力は制御軸16と、この制御軸16に
一体に連結された出力キャリア118、120を介して、出力軸124伝達され
る、そして出力軸に作用する抵抗と、タービン22に伝達された回転力とが平衡
になると、出力軸124が駆動される。これが低速始動状態である。
エンジンの回転が増加すると、インペラ20とタービン22との間の回転差が
大きくなり、従って、タービン22に伝達される回転力が増加し、そして、ター
ビン22に伝達される回転力が出
力軸124の負荷によってタービン22に作用する抵抗より大きい場合、インペ
ラ20から伝達されるタービン22の回転力がタービン22に作用する抵抗と平
衡になるまで出力軸124が加速される。
出力軸124が加速されると、出力軸124の負荷が減少し、従って、タービ
ン22に作用する抵抗も減少する。タービン22に作用する抵抗が減少すると、
この抵抗と平衡になるまで、インペラ20とタービン22との間の回転差が減少
する。従って、タービン22の回転はインペラ20と同じ方向であるA方向に増
加し、タービンに連結された出力キャリア118,120の回転もA方向に増加
する。出力キャリア118、120と一体の出力軸124の回転が増加し、出力
軸124の回転の増加により出力軸124の負荷が更に小さくなり、従って、こ
の負荷が、入力軸12の駆動力と平衡になると、インペラ20とタービン22は
1:1の比で回転し、第1遊星ギヤ114と第2遊星ギヤ116は自転をせずに
、全ての回転体が一体に回転する。これが高速状態である。
この実施形態でインペラ20に伝達される回転力を概説すると、第1遊星ギヤ
114と第2遊星ギヤ116によって入力軸12の駆動力よりも大きくなった回
転力が、減速太陽ギヤ122と連結軸14を介して、タービン22に伝達される
ようにインペラ20に作用するので、低速状態で大きな回転力が出力軸124に
かかり、それによって優れた加速と効率が得られる。
III .後進状態(図7〜図10) 1.後進I状態(図7)
入力軸12↑−入力太陽ギヤ112↑−第1プラネタリ
(1)第2遊星ギヤ116↓・1−減速太陽ギヤ122↑−
連結軸14↑−インペラハウジング18↑−
インペラ20↑−
タービン22 0・↑−制御軸16 0・↑−出力太陽ギヤ軸212 0・↑−後進太陽ギヤ0・↑−
(3)後進キャリア218:停止(後進ブレーキの作動により)
(4)後進リングギヤ220 0・↓−出力軸124 0・↓
後進I状態では、直接クラッチ226が解除され、後進キャリア218に設け
られた後進ブレーキ222が作動される。
エンジンの動力が入力軸12に入力されると、入力軸12に一
体に連結された入力太陽ギヤ112は入力軸12と同じ方向であるA方向に回転
される。出力キャリア118、120と、この出力キャリア118、120に一
体に連結された後進太陽ギヤ軸212と、この後進太陽ギヤ軸212と一体の後
進太陽ギヤ214とは、後進ブレーキ222の作動によって、出力軸124とと
もに瞬間停止状態になり、入力太陽ギヤ112と噛合する第1遊星ギヤ114は
、入力太陽ギヤ112の回転と反対のB方向に回転し、第2遊星ギヤ116を介
して減速太陽ギヤ122をA方向に減速して回転される。また、減速太陽ギヤ1
22に一体に連結される連結軸14、この連結軸14と一体に形成されているイ
ンペラハウジング18、およびこのインペラハウジング18と一体のインペラ2
0も、A方向に減速されて回転する。
ここで無段階変速の過程を概説すると、出力軸124に一体に連結された後進
キャリア218および後進リングギヤ220は、後進キャリア218の外側に設
けられた後進ブレーキ222の作動によって停止状態にあり、更に、後進太陽ギ
ヤ214と一体の後進太陽ギヤ軸212、この後進太陽ギヤ軸212に一体に連
結された出力キャリア118、120、およびこの出力キャリア118、120
に連結された制御軸16とタービン22も、瞬間停止状態となる。この状態のと
き、入力太陽ギヤ112を介して第1遊星ギヤ114に伝達される回転力の一部
は、減速太陽ギヤ122およびインペラハウジング18と一体に形成された第2
遊星ギヤを介して、減速太陽ギヤ122に伝達される。このとき、このとき、タ
ービン22は停止されるので、インペラ20とタービン22との間に回転差が生
じる。
トルクコンバータの特性上、インペラ20とタービン22の回
転差が大きいほど大きな回転力になり、インペラ20の増倍された回転力がター
ビン22に伝達され、そのためにこのタービン22に伝達される回転力が、制御
軸16と、この制御軸に一体に連結された出力キャリア118、120とを介し
て、後進太陽ギヤ軸212および後進太陽ギヤ214に伝達されるが、出力軸1
24の負荷によって後進太陽ギヤ214に作用する抵抗と、タービン22に伝達
される回転力とが平衡になると、後進太陽ギヤ214が駆動される。回転力は、
後進太陽ギヤ214の回転時に、後進太陽ギヤ214と噛合する後進遊星ギヤ2
16に伝達されるが、後進ブレーキ222の始動によって後進キャリア218が
停止されるので、後進遊星ギヤ216がA方向と反対のB方向に回転し、そして
後進遊星ギヤ216の外側と噛合する後進リングギヤ220をB方向に回転させ
る。これが後進始動状態である。
エンジンの回転が増加すると、インペラ20とタービン22との間の回転差が
大きくなり、従って、タービン22に伝達される回転力が増加し、そして、出力
軸124の負荷によって、タービン22に伝達される回転力が後進太陽ギヤ21
4を介してタービン22に作用する抵抗よりも大きい場合、インペラ20から伝
達されるタービン22の回転力がタービン22に作用する抵抗と平衡になるまで
後進太陽ギヤ214が加速される。
出力軸124の回転が増加すると、出力軸124の負荷が減少するので、後進
太陽ギヤ214を介してタービン22に作用する抵抗も減少する。タービン22
に作用する抵抗が減少すると、この回転力と抵抗とが平衡になるまでインペラ2
0とタービン22との間の回転差が減少する。従って、タービン22の回転はイ
ンペラ20の回転方向と同じA方向に増加し、タービン22に一体
に連結された出力軸16およびこの制御軸16に一体に連結された出力キャリア
118、120の回転もA方向に増加する。出力キャリア118、120の回転
が増加すると、この出力キャリア118、120に一体に連結された後進太陽ギ
ヤ軸212の回転も増加し、また、後進遊星ギヤ216を介して、後進リングギ
ヤ220および出力軸124の回転も増加する。
前述のように、当該後進システムRI(他の後進システムと同じ)による後進
I状態の動作特性は、後進時においても出力軸124の負荷により無段階の後進
駆動を達成できるというものである。
当該後進システムRIで出力軸124に伝達される回転力を概説すると、第1
遊星ギヤ114と第2遊星ギヤ116によって入力軸12の駆動力よりも大きく
なった回転力が、連結軸14を介してインペラ20に作用する減速太陽ギヤ12
2に伝達され、回転力はタービン22に作用するインペラ20によってもっと増
大され、更に、タービン22に一体に延決された制御軸16を介して、更にこの
制御軸と後進太陽ギヤ軸212とに一体に連結された出力キャリア18、120
を介して後進太陽ギヤ214に伝達され、出力軸124と一体の後進リングギヤ
220を後進遊星ギヤ216を介して駆動し、したがって、更新時に大きな回転
力が出力軸124を駆動し、その為、加速と効率が向上し、後進運転時において
も滑らかで静かな走行を達成できる。2.後進II状態(図8)
入力軸12↑−入力太陽ギヤ112↑−
(1)第2遊星ギヤ116↓・1−減速太陽ギヤ122↑−
連結軸14↑−インペラハウジング18↑−
インペラ20↑−
タービン22 0・↑−制御軸16 0・↑−
(3)後進キャリア316:停止(後進ブレーキの作動により)
(4)後進遊星ギヤ314 0・↑−後進サン
ギヤ312 0・↓−出力軸124 0・↓
後進II状態では、直接クラッチ324が解除され、後進キャリア316に設け
られた後進ブレーキ320が作動される。
変速システム110の当該後進II状態における回転方向および動力伝達過程は
、前述の後進システムRIに基づく後進I状態の場合と同じであるので、その説
明を省略し、ここでは、後進システムRIIを介した出力軸124への動力伝達過
程のみを説明する。
図8に示されているように、出力キャリア118,120に一体に連結されて
いる後進リングギヤ318は、変速システム110の出力キャリア118,12
0の回転によって出力キャリア118、129の回転方向と同じA方向に回転さ
れる。直接クラッチ226を介して連結された出力軸124の負荷によって出力
キャリア118、120が停止されるので、入力太陽ギヤ112と噛合する第1
遊星ギヤ114は入力太陽ギヤ112の回転方向と反対のB方向に回転される。
後進ブレーキ320の作動によって後進キャリア316が停止するので、後進リ
ングギヤ318の内側と噛合する後進遊星ギヤ314が、後進リングギヤ318
の回転方向と同じA方向に回転され、そして後進遊星ギヤ314の内側と噛合す
る後進遊星ギヤ314を、A方向と逆のB方向に回転させる。また、後進太陽ギ
ヤ312に一体に連結された連結された出力軸124は後進太陽ギヤ312の回
転によってB方向に回転される。3.後進III状態(図9)
入力軸12↑−入力太陽ギヤ112↑−第1プラネタリ
(1)第2遊星ギヤ116↓・1−減速太陽ギヤ122↑−
連結軸14↑−インペラハウジング18↑−
インペラ20↑−
タービン220・↑−制御軸16 0・↑−出力
太陽ギヤ軸412 0・↑−後進遊星ギヤ
(3)後進遊星ギヤ418 0・↑−後進リング
ギヤ422:停止(後進ブレーキの作動による)
(4)後進キャリア420 0・↓−出力軸124 0・↓
後進III状態では、直接クラッチ428が解除され、後進リングギヤ422に
設けられた後進ブレーキ424が作動される。
変速システム110および変速制御システム10の当該後進III状態における
回転方向および動力伝達過程は、前述の後進システムRIの動作に基づく後進I
状態の場合と同じであるので、その説明を省略し、ここでは、後進システムRII
Iを介した出力軸124への動力伝達過程のみを説明する。
図9に示されているように、出力キャリア118,120に一体に連結されて
いる後進太陽ギヤ軸412は、変速システム110の出力キャリア118,12
0の回転によって出力キャリア118、129の回転方向と同じA方向に回転さ
れ、また、後進太陽ギヤ軸412に一体に連結された後進太陽ギヤ414もA方
向に回転される。後進太陽ギヤ414は、後進太陽ギヤ414と噛
合する後進遊星ギヤ416を反対のB方向に回転させ、この後進遊星ギヤ416
は、後進遊星ギヤ416に隣接して噛合する別の後進遊星ギヤ418をA方向に
回転させる。後進遊星ギヤ418は、後進遊星ギヤ418の外側に噛合する後進
リングギヤ422を回転しようとするが、後進ブレーキ424の作動によって後
進リングギヤ422が停止されるため、後進遊星ギヤ418は後進キャリア42
0をB方向に回転させる。この後進キャリア420に一体に連結された出力軸1
24もB方向に回転する。4.後進IV状態(図10)
入力軸12↑−入力太陽ギヤ112↑−第1プラネタリ
(1)第2遊星ギヤ116↓・1−減速太陽ギヤ122↑−
連結軸14↑−インペラハウジング18↑−
インペラ20↑−
タービン22 0・↑−制御軸16 0・↑−出力(3)後進遊星ギヤ516 0・↓−後進リング
ギヤ520:停止(後進ブレーキの作動による)
(4)後進キャリア514 0・↑−後進サン
ギヤ512 0・↓−出力軸124 0・↓
後進IV状態では、直接クラッチ526が解除され、後進リングギヤ520に設
けられた後進ブレーキ522が作動される。
変速システム110および変速制御システム10の当該後進IV状態における回
転方向および動力伝達過程は、前述の後進システムRIの動作に基づく後進I状
態の場合と同じであるので、その説明を省略し、ここでは、後進システムRIVを
介した出力軸124への動力伝達過程のみを説明する。
図10に示されているように、出力キャリア118,120に一体に連結され
ている後進キャリア518は、変速システム110の出力キャリア118,12
0の回転によって出力キャリア118、129の回転方向と同じA方向に回転さ
れる。後進キャリア518が回転すると上記回転は後進遊星ギヤ514、516
に伝達され、後進遊星ギヤ516の外側と噛合する後進リングギヤ520が後進
ブレーキ522の作動によって停止されるため、後進遊星ギヤ516は反対のB
方向に回転され、そして後進遊星ギヤ516に隣接して噛合する後進遊星ギヤ5
14をA方向に回転させる。この後進遊星ギヤ514の内側と噛合する後進太陽
ギヤ512はB方向に回転し、そしてそれと一体に連結された出力軸124も同
じB方向に回転させる。
以下、本発明の第2の実施形態〜第12の実施形態を説明する。本発明の第2
の実施形態〜第12の実施形態では、変速制御シス
テムの設置構造および動作方法が第1の実施形態の変速制御システムと同一であ
るので、変速制御システムの構成および動作方法の説明を省略し、また、変速シ
ステムの構成には差異があるものの、動作方法すなわち変速過程の原理が第1の
実施形態の原理と同様であるので、従って、その詳細な説明は省略する。同様に
、後進システムの設置構成も第1の実施形態のものと同一であり、また、動作方
法よび変速過程も第1の実施形態のものと同様であり、従って、その詳細説明は
省略する。
また、変速制御システムにおけるインペラIおよびタービンTの位置は変更可
能であるが、変速制御システムの変速時の動作方法および動力伝達過程が本発明
の第1の実施形態のものと同一であるので、その説明も省略する。
したがって、前述のように構成、動作方法、および変速過程の類似性を考慮し
て、説明の簡単化と便宜のために各実施形態の構成を模式的に示す。
すなわち、第2の実施形態〜第12の実施形態の概略図を図11〜図12に示
すが、後進システムRIと組合わせた構成を図示する。
変速システムは基本的に複合遊星ギヤユニットを利用するが、入力方法と、ギ
ヤユニットをインペラおよびタービンに連結する方法と、構成要素を組合わせる
方法に差異がある。しかしながら、動作方法および変速過程が第1の実施形態の
ものと同一であるので、変速システムの各実施形態を対応図面に表示すると同時
に表に示す。 参考のため、表および図面に使用した主要構成要素の符号表記を以下に説明す
る。
I:インペラ、T:タービン、
S:ステータ、B1:後進ブレーキ、
CLD:直接クラッチ
DP:ダブル型遊星ギヤセット
DP12:ダブル型第1遊星ギヤセット
DP21:ダブル型第2遊星ギヤセット
SP:シングル型遊星ギヤセット
SP12:シングル型第1遊星ギヤセット
SP21:第2遊星ギヤセット
S1:第1太陽ギヤ S2:第2太陽ギヤ
C1:第1キャリア C2:第2キャリア
C12、C21:遊星キャリア R1:第1リングギヤ
R2:第2リングギヤ
SR:後進太陽ギヤ
CR:後進遊星キャリア
RR:後進リングギヤ
ここでは2つのギヤセットの各同一構成要素に対する接尾数字1および2は、
次のように定められている。すなわち第1(または右側)のものは1の数字が付
けられ、第2(または左側)のものは2の数字が付けられている。2桁の設備数
字(12または21)は、該当する構成要素が互いに一体に連結されていること
を意味する。ここでは、12は右側部を示し、21は左側部を示す。後進システ
ムRI〜RIVで使用されている遊星ギヤユニットは、シングル型遊星ギヤユニッ
トまたはダブル型遊星ギヤユニットを含んでいる。シングル型遊星ギヤユニット
は、後進太陽ギヤSR、シングル型遊星ギヤセットSP、後進遊星キャリアCRお
よび後進リングギヤRRを含んでいる。また、ダブル型遊星ギヤユニットは、後
進太陽ギヤSR、ダブル型遊星ギヤセットDP、後進遊星キャリアCR、および後
進リングギヤRRも含んでいる。
第1の実施形態の各参照符号は次の通りに対応する。
12→IS 124→OS
20→I 22→T
24→S 112→S1
114→SP12 116→SP21
118、120→C12、C21 122→S2
222,330,424,522→B1 226,324,427,526→CLD
214,312,414,512→SR 216,314→SP
416,418;514,516→DP 218,316,420,518→CR
220,318,422,520→RR
本発明では、種々の実施形態は、太陽ギヤ、遊星ギヤを支えるキャリヤ、およ
びリングギヤを与え、各要素を適切に組合わせ、入力要素とギヤ比設定方法とを
適正に選択することによって実現されることが可能であり、また、後進ブレーキ
は変更可能であり、従って、本発明の適用範囲は実施例として示された実施形態
に限定されるものではない。
例えば、図14に第5の実施形態(かかる構成は(T)(I)−(A)で表され
る)が示されており、ここで、所期の目的は、(T)と(I)との横配列を逆に
した構成、すなわち図14Aにその実施例を示した(I)(T)−(A)という構
成により達成される。
また、入力要素の対称性を考慮してその入力要素を変えるときでも、やはり所
期の目的を達成することができる。すなわち、第5の実施形態で対称性を考慮し
て入力要素を変えた(T)(I)−(B)構成の例が図14Bに示されており、こ
こで、所期の目的は、(T)と(I)との横配列を逆にした構成、すなわち図1
4C
にその実施例を示した(I)(T)−(B)という構成により達成される。
参考のために述べると、後進システム(RI〜RIV)ではなく、インペラに連
結された動力系に設けられた後進システムが提供される(作動時に固定比で後進
駆動が行われる)場合、(T)と(I)は出力軸側に置くことが可能で、そのよ
うな(A)−(T)(I)構成の例を図14Dに示す。ここで、(T)と(I)と
の横配列を逆にした構成例、すなわち(A)−(I)(T)という構成を図14E
に示す。
入力要素の対称性を考慮してその入力要素を変えた構成において、インペラに
連結された動力系に設けられた後進システムが提供される場合、(T)と(I)
は出力軸側に置くことが可能で、そのような(B)−(T)(I)構成の例を図1
4Fに示す。ここで、(T)と(I)との横配列を逆にした構成例、すなわち(
B)−(I)(T)という構成を図14Gに示す。
このように、本発明では実施例として示された実施形態を基準にして、入力要
素の変更はもちろん、タービンおよびインペラの連結を必要に応じて変更するこ
とができ、もちろん各実施形態の特性に応じて動作が変わる。そのような可能例
は本願明細書にいちいち記載されていないが、そのような可能例が本発明の範囲
に入ることは本発明の趣旨上当然である。
請求の範囲の記載において、第1および第2遊星ギヤ間のギヤ比および太陽ギ
ヤとリングギヤ間のギヤ比の説明を行なわなかったが、本発明の作動原理上また
は必要に応じて図面を参照すれば、十分に本発明の実施形態を理解することがで
きるため、そのギヤ比の説明を省略したことによって本発明の範囲が制限される
もの
でないことは言うまでもない。
本発明の無段変速装置は、本実施形態にのみ限定されるのではなく、本発明の
趣旨を基礎としたすべての車両と産業機械において駆動力を出力軸に変速して出
力できるすべての装置に応用できることはもちろん、本発明の範囲内でいろいろ
修正および変更ができることは明白である。
以上のように、本発明の無段変速装置は負荷の変化に迅速に対応して、すべての
ギヤが噛合した状態で回転力を滑らかに伝達でき、更に、単純な構成で前進回転
および後進回転時に無段階に変速でき、制作費を削減でき、優れた耐久性を実現
する。
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE,
DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,IT,L
U,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ,CF
,CG,CI,CM,GA,GN,ML,MR,NE,
SN,TD,TG),AP(GH,KE,LS,MW,S
D,SZ,UG,ZW),EA(AM,AZ,BY,KG
,KZ,MD,RU,TJ,TM),AL,AM,AT
,AU,AZ,BA,BB,BG,BR,BY,CA,
CH,CN,CU,CZ,DE,DK,EE,ES,F
I,GB,GE,GH,HU,IL,IS,JP,KE
,KG,KP,KR,KZ,LC,LK,LR,LS,
LT,LU,LV,MD,MG,MK,MN,MW,M
X,NO,NZ,PL,PT,RO,RU,SD,SE
,SG,SI,SK,SL,TJ,TM,TR,TT,
UA,UG,US,UZ,VN,YU,ZW
(72)発明者 ラ ウイ チョル
大韓民国、ソウル 135―100、カンダム−
ク、チュンダム−ドン 134―21、サミッ
ク アパートメント 14―801
【要約の続き】
き、また、後進走行時の無段階変速が可能である。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1.無段変速装置に動力を与えるための入力軸ISと、 無段変速装置からの動力を出力するための出力軸OSと、 (i)前記入力軸ISによって駆動される第1太陽ギヤS1、 (ii)前記第1太陽ギヤS1と噛合するシングル型第1遊星ギヤセットSP12 、 (iii)前記シングル型第1遊星ギヤセットSP12に回転可能に取り付けられ ているシングル型第2遊星ギヤセットSP21、 (iv)前記シングル型第2遊星ギヤセットSP21と噛合する第2太陽ギヤS2 、および (v)前記シングル型第1および第2遊星ギヤセットSP12、SP21を回転 可能に支持する遊星キャリアC12、C21を含む、 複合遊星ギヤユニットと、 前記第2太陽ギヤS2に駆動連結されるインペラ(I)と、 前記遊星キャリアC12、C12に駆動連結されるタービン(T)と、 一方向クラッチによって前記インペラと前記タービンとの間に配置されるステー タ(S)と、 を有する無段変速装置。 2.無段変速装置に動力を与えるための入力軸ISと、 無段変速装置から動力を出力するための出力軸OSと、 (i)第1リングギヤR1、 (ii)前記第1リングギヤR1と噛合するシングル型第1遊星ギヤセットSP1 2、 (iii)前記シングル型第1遊星ギヤセットSP12に回転可能に取り付けられ ているシングル型第2遊星ギヤセットSP21、 (iv)前記シングル型第2遊星ギヤセットSP21と噛合し、前記入力軸ISに よって駆動される第2リングギヤR2、および (v)前記第1および第2遊星ギヤセットSP12、SP21を回転可能に支持 する遊星キャリアC12、C21を含む、 複合遊星ギヤユニットと、 前記第1リングギヤR1に駆動連結されるインペラ(I)と、 前記遊星キャリアC12、C12に駆動連結されるタービン(T)と、 一方向クラッチによって前記インペラと前記タービンとの間に配置されるステー タ(S)と、 を有する無段変速装置。 3.無段変速装置に動力を与えるための入力軸ISと、 無段変速装置からの動力を出力するための出力軸OSと、 (i)第1太陽ギヤS1、 (ii)前記第1太陽ギヤS1と噛合するシングル型第1遊星ギヤセットSP12 、 (iii)前記シングル型第1遊星ギヤセットSP12に回転可能に取り付けられ ているシングル型第2遊星ギヤセットSP21、 (iv)前記シングル型第2遊星ギヤセットSP21と噛合する第2太陽ギヤS2 、および (v)前記第1および第2遊星ギヤセットSP12、SP21を 回転可能に支持し、前記入力軸ISによって駆動される遊星キャリアC12、C 21を含む、 複合遊星ギヤユニットと、 前記第1太陽ギヤS1に駆動連結されるインペラ(I)と、 前記第2太陽ギヤS2に駆動連結されるタービン(T)と、 一方向クラッチによって前記インペラと前記タービンとの間に配置されるステー タ(S)と、 を有する無段変速装置。 4.無段変速装置に動力を与えるための入力軸ISと、 無段変速装置から動力を出力するための出力軸OSと、 (i)第1リングギヤR1、 (ii)前記第1リングギヤR1と噛合するシングル型第1遊星ギヤセットSP1 2、 (iii)前記第1遊星ギヤセットSP12に回転可能に取り付けられているシン グル型第2遊星ギヤセットSP21、 (iv)前記シングル型第2遊星ギヤセットSP21と噛合する第2リングギヤR 2、および (v)前記第1および第2遊星ギヤセットSP12、SP21を回転可能に支持 し、前記入力軸ISによって駆動される遊星キャリアC12、C21を含む、 複合遊星ギヤユニットと、 前記第2リングギヤR2に駆動連結されるインペラ(I)と、 前記第1リングギヤR1に駆動連結されるタービン(T)と、 一方向クラッチによって前記インペラと前記タービンとの間に置されるステータ (S)と、 を有する無段変速装置。 5.無段変速装置に動力を与えるための入力軸ISと、 無段変速装置からの動力を出力するための出力軸OSと、 (i)前記入力軸ISによって駆動される第1太陽ギヤS1、 (ii)前記第1太陽ギヤS1と噛合するダブル型第1遊星ギヤセットDP12、 (iii)前記ダブル型第1遊星ギヤセットDP12に回転可能に取り付けられて いるダブル型第2遊星ギヤセットDP21、 (iv)前記ダブル型第2遊星ギヤセットDP21と噛合する第2太陽ギヤS2、 および (v)前記第1および第2遊星ギヤセットDP12、DP21を回転可能に支持 する遊星キャリアC12、C21を含む、 複合遊星ギヤユニットと、 前記第2太陽ギヤS2に駆動連結されるインペラ(I)と、 前記遊星キャリアC12、C21に駆動連結されるタービン(T)と、 一方向クラッチによって前記インペラと前記タービンとの間に配置されるステー タ(S)と、 を有する無段変速装置。 6.無段変速装置に動力を与えるための入力軸ISと、 無段変速装置から動力を出力するための出力軸OSと、 (i)前記入力軸ISによって駆動される第1太陽ギヤS1、 (ii)前記第1太陽ギヤS1と噛合するシングル型第1遊星ギヤセットSP12 、 (iii)前記シングル型第1遊星ギヤセットSP12に回転可能に取り付けられ ているダブル型第2遊星ギヤセットDP21、 (iv)前記ダブル型第2遊星ギヤセットDP21と噛合する第2太陽ギヤS2、 および (v)前記第1および第2遊星ギヤセットSP12、DP21を回転可能に支持 する遊星キャリアC12、C21を含む、 複合遊星ギヤユニットと、 前記遊星キャリアC12、D21に駆動連結されるインペラ(I)と、 前記第2太陽ギヤS2に駆動連結されるタービン(T)と、 一方向クラッチによって前記インペラと前記タービンとの間に配置されるステー タ(S)と、 を有する無段変速装置。 7.無段変速装置に動力を与えるための入力軸ISと、 無段変速装置からの動力を出力するための出力軸OSと、 (i)前記入力軸ISによって駆動される第1太陽ギヤS1、 (ii)前記第1太陽ギヤS1と噛合するダブル型第1遊星ギヤセットDP12、 (iii)前記ダブル型第1遊星ギヤセットDP12に回転可能に取り付けられて いるシングル型第2遊星ギヤセットSP21、 (iv)前記シングル型第2遊星ギヤセットSP21と噛合する第2太陽ギヤS2 、および (v)前記第1および第2遊星ギヤセットDP12、SP21を回転可能に支持 する遊星キャリアC12、C21を含む、 複合遊星ギヤユニットと、 前記遊星キャリアC12、C12に駆動連結されるインペラ(I)と、 前記第2太陽ギヤS2に駆動連結されるタービン(T)と、 一方向クラッチによって前記インペラと前記タービンとの間に置されるステータ (S)と、 を有する無段変速装置。 8.無段変速装置に動力を与えるための入力軸ISと、 無段変速装置からの動力を出力するための出力軸OSと、 (i)前記入力軸ISによって駆動される第1リングギヤR1、 (ii)前記第1リングギヤR1と噛合するダブル型第1遊星ギヤセットDP12 、 (iii)前記ダブル型第1遊星ギヤセットDP12に回転可能に取り付けられて いるダブル型第2遊星ギヤセットDP21、 (iv)前記ダブル型第2遊星ギヤセットDP21と噛合する第2リングギヤR2 、および (v)前記第1および第2遊星ギヤセットDP12、DP21を回転可能に支持 する遊星キャリアC12、C21を含む、 複合遊星ギヤユニットと、 前記第2リングギヤR2に駆動連結されるインペラ(I)と、 前記遊星キャリアC12、C21に駆動連結されるタービン(T)と、 一方向クラッチによって前記インペラと前記タービンとの間に配置されるステー タ(S)と、 を有する無段変速装置。 9.無段変速装置に動力を与えるための入力軸ISと、 無段変速装置からの動力を出力するための出力軸OSと、 (i)前記入力軸ISによって駆動される第1リングギヤR1、 (ii)前記第1リングギヤR1と噛合するシングル型第1遊星ギヤセットSP1 2、 (iii)前記シングル型第1遊星ギヤセットSP12に回転可能に取り付けられ ているダブル型第2遊星ギヤセットDP21、 (iv)前記ダブル型第2遊星ギヤセットDP21と噛合する第2リングギヤR2 、および (v)前記第1および第2遊星ギヤセットSP12、DP21を回転可能に支持 する遊星キャリアC12、C21を含む、 複合遊星ギヤユニットと、 前記遊星キャリアC12、C21に駆動連結されるインペラ(I)と、 前記第2リングギヤR2に駆動連結されるタービン(T)と、 一方向クラッチによって前記インペラと前記タービンとの間に配置されるステー タ(S)と、 を有する無段変速装置。 10.無段変速装置に動力を与えるための入力軸ISと、 無段変速装置からの動力を出力するための出力軸OSと、 (i)前記入力軸ISによって駆動される第1リングギヤR1、 (ii)前記第1リングギヤR1と噛合するダブル型第1遊星ギヤセットDP12 、 (iii)前記ダブル型第1遊星ギヤセットDP12に回転可能に取り付けられて いるシングル型第2遊星ギヤセットSP21、 (iv)前記シングル型第2遊星ギヤセットSP21と噛合する第2リングギヤR 2、および (v)前記第1および第2遊星ギヤセットDP12、SP21を回転可能に支持 する遊星キャリアC12、C21を含む、 複合遊星ギヤユニットと、 前記遊星キャリアC12、C21に駆動連結されるインペラ(I)と、 前記第2リングギヤR2に駆動連結されるタービン(T)と、 一方向クラッチによって前記インペラと前記タービンとの間に配置されるステー タ(S)と、 を有する無段変速装置。 11.無段変速装置に動力を与えるための入力軸ISと、 無段変速装置からの動力を出力するための出力軸OSと、 (i)第1太陽ギヤS1、 (ii)前記第1太陽ギヤS1と噛合するダブル型第1遊星ギヤセットDP12、 (iii)前記ダブル型第1遊星ギヤセットDP12に回転可能に取り付けられて いるダブル型第2遊星ギヤセットDP21、 (iv)前記ダブル型第2遊星ギヤセットDP21と噛合する第2太陽ギヤS2、 および (v)前記第1および第2遊星ギヤセットDP12、DP21を回転可能に支持 し、前記入力軸ISによって駆動される遊星キャリアC12、C21を含む、 複合遊星ギヤユニットと、 前記第1太陽ギヤS1に駆動連結されるインペラ(I)と、 前記第2太陽ギヤS2に駆動連結されるタービン(T)と、 一方向クラッチによって前記インペラと前記タービンとの間に配置されるステー タ(S)と、 を有する無段変速装置。 12.無段変速装置に動力を与えるための入力軸ISと、 無段変速装置からの動力を出力するための出力軸OSと、 (i)第1リングギヤR1、 (ii)前記第1リングギヤR1と噛合するダブル型第1遊星ギヤセットDP12 、 (iii)前記ダブル型第1遊星ギヤセットDP12に回転可能に取り付けられて いるダブル型第2遊星ギヤセットDP21、 (iv)前記ダブル型第2遊星ギヤセットDP21と噛合する第2リングギヤR2 、および (v)前記第1および第2遊星ギヤセットDP12、DP21を回転可能に支持 する遊星キャリアC12、C21を含む、 複合遊星ギヤユニットと、 前記第1リングギヤR1に駆動連結されるインペラ(I)と、 前記第2リングギヤR2に駆動連結されるタービン(T)と、 一方向クラッチによって前記インペラと前記タービンとの間に配置されるステー タ(S)と、 を有する無段変速装置。 13.請求項1〜12のいずれか一項に記載の無段変速装置において、 (i)前記複合遊星ギヤユニットの出力駆動系に駆動連結される 後進太陽ギヤSR、 (ii)前記後進太陽ギヤSRと噛合するシングル型遊星ギヤセットSP、 (iii)前記シングル型遊星ギヤセットSPを回転可能に支持する後進遊星キャ リヤCR、および (iv)前記シングル型第遊星ギヤセットSPと噛合し、前記出力軸OSに駆動連 結される後進リングギヤRR、 を含み、後進駆動系を選択的に設定するシングル型遊星ギヤユニットと、 後進駆動を行なう場合に前記遊星キャリヤCRと選択的に係合する後進ブレーキ B1と、 前進駆動を行なう場合に前記複合遊星ギヤユニットの出力駆動系を前記出力軸O Sに選択的に係合させる直接クラッチCLDと、 を更に有する無段変速装置。 14.請求項1〜12のいずれか一項に記載の無段変速装置において、 (i)前記出力軸OSに駆動連結される後進太陽ギヤSR、 (ii)前記後進太陽ギヤSRと噛合するシングル型遊星ギヤセットSP、 (iii)前記シングル型遊星ギヤセットSPを回転可能に支持する後進遊星キャ リヤCR、および (iv)前記複合遊星ギヤユニットの出力駆動系に駆動連結され、前記シングル型 遊星ギヤセットSPと噛合する後進リングギヤRR、 を含み、後進駆動系を選択的に設定するシングル型遊星ギヤユニットと、 後進駆動を行なう場合に前記遊星キャリヤCRと選択的に係合する後進ブレーキ B1と、 前進駆動を行なう場合に前記複合遊星ギヤユニットの出力駆動系を前記出力軸O Sに選択的に係合させる直接クラッチCLDと、 を更に有する無段変速装置。 15.請求項1〜12のいずれか一項に記載の無段変速装置において、 (i)前記複合遊星ギヤユニットの出力駆動系に駆動連結される後進太陽ギヤSR 、 (ii)前記後進太陽ギヤSRと噛合するダブル型遊星ギヤセットDP、 (iii)前記後進遊星キャリアが前記出力軸OSに駆動連結された状態で、前記 ダブル型遊星ギヤセットDPを回転可能に支持する後進遊星キャリヤCR、およ び (iv)前記ダブル型遊星ギヤセットDPと噛合する後進リングギヤRR、 を含み、後進駆動系を選択的に設定するダブル型遊星ギヤユニットと、 後進駆動を行なう場合に前記後進リングギヤRRと選択的に係合する後進ブレー キB1と、 前進駆動を行なう場合に前記後進遊星キャリヤCRを前記複合遊星ギヤユニット の出力駆動系に選択的に係合させる直接クラ ッチCLDと、 を更に有する無段変速装置。 16.請求項1〜12のいずれか一項に記載の無段変速装置において、 (i)前記出力軸OSに駆動連結される後進太陽ギヤSR、 (ii)前記後進太陽ギヤSRと噛合するデュアル型遊星ギヤセットDP、 (iii)前記後進遊星キャリアが前記複合遊星ギヤユニットの出力駆動系に駆動 連結された状態で、前記ダブル型遊星ギヤセットDPを回転可能に支持する後進 遊星キャリヤCR、および (iv)前記ダブル型遊星ギヤセットDPと噛合する後進リングギヤRR、 を含み、後進駆動系を選択的に設定するダブル型遊星ギヤユニットと、 後進駆動を行なう場合に前記後進リングギヤRRと選択的に係合する後進ブレー キB1と、 前進駆動を行なう場合に前記後進遊星キャリヤCRを出力軸OSに選択的に係合 させる直接クラッチCLDと、 を更に有する無段変速装置。
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