JP2000513801A - 発射体の全天候ロール角測定 - Google Patents

発射体の全天候ロール角測定

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Abstract

(57)【要約】 回転している発射体のロール角を測定するシステム。システムは発射体に取付けられた送信システム(16)を含む。送信システムは、直線的に偏向された送信アンテナシステム(16E、16F)、第1周波数で第1送信信号を送信するため送信アンテナシステムに結合された第1送信機(16B)、および第2周波数で第2送信信号を送信するため送信アンテナシステムに結合された第2送信機(16D)を有する。第1周波数は第2周波数とは異なり、かつ第1および第2送信信号は位相干渉性にある。システムはさらに、発射体から遠隔に配置された受信機システムを含む。受信機システムは第1送信信号および第2信号を受信するための直線的に偏向された受信アンテナシステム(22A、24A)を含む。第1受信機部分(22)は第1受信機信号を提供するため第1送信信号を受信し、かつ下方変換するために備えられる。第2受信機部分(24)は第2受信機信号を提供するため第2送信信号を受信し、かつ下方変換するために備えられる。第1および第2受信機信号はに位相干渉性ある。ロール角処理装置はロール角を計算するため受信機システムに応答する。

Description

【発明の詳細な説明】 発射体の全天候ロール角測定 発明の技術分野 この発明はスピンしている発射体例えばミサイルを追跡し、その飛翔中に瞬間 的なロール角を検出する技術に関する。 発明の背景 この発明の目的は、スピンしている指令案内発射体の全天候、遠距離制御シス テムを提供することにある。このような発射体は、それらが捜索機および捜索機 情報を処理する複雑な搭載コンピュータを必要としないので非常に低コストであ り得る。さらに、スラスタがどんな適当なロール角でも点火され得るので、スピ ンしている発射体は如何なる方向にも移動するため単一の偏向スラスタのみが必 要である。操作において、発射体は発射され、かつ予め設定された目標に向かっ て飛翔中追跡される。蓄積誤差がミスを起こすことが決定されたとき、単一の短 いスラスタが弾道誤差を修正するため飛翔の末期に点火され得る。 発射体のロール角を測定する先行技術は、全般的に複数のカテゴリの1つに入 る。1つの技術は、発射および飛翔制御システムにそのロール角を連絡するため 、発射体がロールジャイロスコープおよびデータリンクを装備することである。 この取組み方は、各発射体が慣性ナビゲーションシステム、典型的にはガンの大 きな発射加速に耐えるため強固にされなくてはならない使用しているジャイロス コープを担持しなくてはならないので高価である。 他の技術として、発射体はレーダまたはレーザの偏向反射体を備えられる。受 信された反射の偏向角はロール角を示すが、この方法はロールにおける180°の 曖昧さに苦しむ。その方法は上下を識別出来ない。かくして半分の時間、発射体 は間違った方向に推力するよう指令されるであろう。 他の技術は、スピンしている発射体が空および地球間の差を見分け るための光学センサを備えることである。この方法は全天候型ではなく、非常に 精密でもない。 他の技術において、発射体はそのロール角の決定および180°の曖昧さの除去 のため、発射後短くカメラで映し出される。偏向された反射はそのとき連続した ロールを決定するために使用される。この方法は、もしデータ流が煙、埃等のよ うな何らかの曇りにより飛翔中中断されるなら失敗するであろう。 発明の概要 本発明は先行方法の意味のある簡素化である。それは発射体に担持された簡単 なCWラジオ送信機、およびスラスタを点火する適当な時間を決定するため必要 なデータを処理するように発射および飛翔制御サイトに簡単な受信処理装置(ア ナログまたはディジタル)を採用する。スラスタは制御サイトから発射体搭載の 指令受信機に簡単な信号を送信することにより指令される。 発明の1つの相によれば、回転している発射体のロール角を測定するシステム が記述される。システムは発射体に取付けられた送信システムを含む。送信シス テムは直線的に偏向された送信アンテナシステムと、第1周波数で第1送信信号 を送信するため送信アンテナシステムに結合された第1送信機と、第2周波数で 第2送信信号を送信するため送信アンテナシステムに結合された第2送信機とを 有する。第1周波数は第2周波数とは異なり、かつ第1および第2周波数は位相 干渉性にある。システムはさらに、発射体から遠隔に配置された受信機システム を含む。受信機システムは第1送信信号および第2送信信号を受信するための直 線的に偏向された受信アンテナシステムを含む。第1受信機部分は第1受信機信 号を提供するため第1送信信号を受信し、かつ下方変換するために備えられる。 第2受信機部分は第2受信機信号を提供するため第2送信信号を受信し、かつ下 方変換するために備えられる。第1および第2受信機信号は位相干渉性にある。 ロール角処理装置はロール角を計算するため受信機システムに応答する。 好ましい実施例において、ロール角処理装置は、合計された受信機出力信号を 生じるため、第1受信機信号と第2受信機信号とを合計する合計装置を含む。合 計された受信機出力信号は瞬間的なロール角を決定するために処理される。 図面の簡単な説明 本発明のこれらおよび他の特徴および利点は、添付図面に示されたように、そ の例示的実施例の以下の詳細な説明からより明らかになるであろう。ここに、 図1は発明の実施例相のスピンしている発射体および飛翔制御サイトを示す簡 単な図解的図、 図2は図1の発射体の端面図、 図3は発明による角測定システムの単純化されたブロック図、 図4Aは図3の受信機により供給される第1および第2受信機信号のそれぞれ の電圧波形を示し、図4Bは時間の関数として図4Aの合計信号の合計電圧を示 す。 図5Aは図4Aの第1および第2受信機信号を反転した形を示し、図5Bは図 5Aの合計された信号の合計された電圧を示す。 図6は図3のシステムの受信機信号を処理するためディジタル信号処理装置の 図式的なブロック図、 図7Aは第1送信信号のゼロビートを追跡するため位相ロックループを採用し ている受信機の第1および第2受信機信号を示し、図7Bは図7Aの第1および 第2受信機信号を反転した形で示す。 図8は発明による受信機システムの第2代替実施例の単純化されたブロック図 、 図9は図8の実施例の作動を示す概念的信号処理流れ図、 図10は発明による指令案内発射体制御システムの単純化された図式的ブロッ ク図、 図11Aは発明による代わりの発射体制御システムの単純化された図解的図、 図11Bはこのシステムの発射体/ミサイルの単純化された 図式的図である。 好適な実施例の詳細な説明 本発明はミサイル、弾丸またはミサイル発射機1発分を追跡し、その飛翔中ス ピンしている発射体の瞬間のロール角を決定する新しい技術を提供する。それは この情報を提供するため簡単な全天候型ラジオリンクを使用する。追跡および特 にロール角測定のこの方法は、簡単な指令案内武器制御システムを実施すること を可能にする技術の鍵を提供する。スピンしている発射体のロール角を非常に正 確に測定することにより、単一発射スラスタが発射体の弾道に修正を行うため計 算された時点で点火され、かくして戦術的な目標に正確に命中することを許容で きる。例示的実施例において、システムは発射体に担持された簡単なCW(連続 波)ラジオ送信機、およびスラスタを点火する適当な時間を決定するため必要な データを処理するように発射および制御サイトに簡単な受信機および処理装置を 利用する。スラスタは制御サイトから発射体搭載の指令受信機に簡単な信号を送 信することにより点火するよう指令される。 この発明により解決されるべき問題の簡単な図解的図が図1に示される。発射 体またはミサイル10は飛翔しており、図2の発射体端面図に示されたようにそ の長手方向軸線12の回りに旋回する。発射体10は単一側面スラスタ14とラ ジオ送信機16とを含む。遠隔配置された受信機および制御ユニット20が発射 体から送信された信号を受信し、発射体のロール角を測定し、かつ適当なときに スラスタ14を点火するため送信指令を発する。 発明による角度測定システムの単純化されたブロック図が図3に示される。発 射体送信機ユニット16は周波数fで信号を発生する発振器16Aと、周波数f で第1信号を送信する第1送信機16Bとを含む。例示的実施例において、fは 100MHzである。送信ユニット16はさらに発振器信号の周波数を増殖し、2 fの信号を発生する周波数乗数器16Cを含む。第2送信機16Dは周波数2f 、この例では2 00MHzで第2送信信号を送信する。送信機16Bおよび16Dは送信信号を放 射するためアンテナを使用する。図3は別々のアンテナ16Eおよび16Fを示 すが、好ましい実施例において、2つの送信機は両送信信号を運ぶ1つのアンテ ナを分担するであろう。発明の相によれば、アンテナは直線的に偏向されたアン テナ構造である。 受信機ユニット20は遠隔サイト、典型的に発射体発射および制御サイトに配 置され、発射体送信機により送信された2つの信号をそれぞれ受信するため2つ の受信機部分を含む。受信機ユニットは2つのアンテナ22A、24Aを含んで 図3に示され、好ましい実施例において、受信機部分は共通の直線的に偏向され たアンテナを分担するであろう。第1受信機部分22は周波数fで第1送信信号 を受信する直線的に偏向されたアンテナ22Aを含む。受信された信号は増幅器 22Bにより増幅され、増幅された信号はLO22Dにより発生された局部発振 器(LO)信号と混合器22Cで混合される。LO信号はこの例示的実施例にお いて、100MHzプラス1KHzであり、1KHzで混合器出力信号を発生し、そ れは処理装置に供給される。 第1受信機部分はまた、位相ロックループ回路22FをLOおよび混合器から 接続/切断するスイッチ22Eを含む。この回路は図式目的のために示され、以 下に記述される一実施例はその回路を採用されるが、他の記述された実施例では 採用されない。典型的に位相ロックループおよびアナログ合計回路はアナログ処 理のみに使用される。 第2受信機ユニット24は周波数2fで、直線的に偏向されたアンテナ24A により第2送信信号を受信し、それは増幅器24Bにより増幅され、かつ乗数器 24DでLO信号を2倍することにより、即ち周波数200MHzプラス2KHzに より発生された信号と混合器24Cで混合される。混合器24Cの出力はそれ故 2KHz信号である。混合器24Cの出力はまた処理装置に供給される。 図の目的のため、2つの送信周波数は100MHzと200MHzとして示されたが 、どんな2つの高調波関係の周波数でも使用してよい。事 実発明は2つの高調波関係の周波数の使用に限定されず、非高調波で、しかし位 相干渉性信号が適当な信号処理装置で使用され得る。図3の2つの受信機はそれ ぞれ周波数1KHzと2KHzの2つの電気的出力信号を発生する。 図3に示されるように、スイッチ22Eが開いた位置で、受信機部分22、2 4は通常のヘテロダイン受信機である。2つの出力信号は、振幅および位相にお いて2つの受信ラジオ周波数信号の写しであるが、搬送周波数は数100MHzか ら数KHzに下方シフトされた。もし受信機LO周波数がドリフトし、あるいは もし速く動いている発射体により重要なドプラーシフトがあるなら、それらの出 力周波数は1KHzと2KHzから異なるかもしれない。しかし、これら2つの出 力信号の周波数が何であっても、2つの周波数は常に2の係数で正確に異なり、 それらは常にそれら間に厳密な相対的位相関係を有することが注目される。この 関係は、2つの送信周波数が発射体送信機ユニット16の共通の主発振器16A から引渡され、2つの受信機混合器注入信号が受信機ユニット20の共通の局部 発振器22Dから引渡されるため真実である。 第1および第2受信機部分22、24からの出力信号は、この例示的実施例に おいて、簡単なアナログ回路またはディジタル信号処理装置によりなされ得る合 計装置により合計される。図3は演算増幅器32を含んでいる通常のアナログ合 計回路30を示す。図3はまた、2つの受信機出力がディジタル処理装置に供給 されることを示し、これはアナログ合計回路30に代わる配列である。2つの出 力信号が合計されるとき、それらはビート波形を発生する。これは図4Aおよび 4Bに示される。図4Aは2つの信号(1つは実線、1つは点線)のそれぞれ電 圧波形を示す。図4Bは時間の関数として合計された信号の合計電圧を示す。周 波数が1KHzと2KHzから異なっても、この繰返し波形は依然として同じ形を 持つであろう。それは異なった率で簡単に繰り返される。波形が振幅において非 対称であることに注意を要す。 ここに2ボルトとして示される大きな正の振幅があり、ここに-1ボルトで示され る小さな負の振幅により続けられる。この2つの周波数波形は非対称な波形の繰 返しの最も簡単な例である。U.S.特許No.5,146,616および5,239,309に開示さ れた繰返し単一サイクルインパルス波形のような、より複雑な非対称波形が採用 され得るが、2つの周波数の場合は簡単であり、かつ多くの応用に十分である。 発射体10がその飛翔中に回転するとき何が起こるか考える。直線的に偏向さ れた送信アンテナ16E/Fは、固定された受信アンテナ22A/24Aと周期的 に偏向された十字形になる。結果は両受信機部分22、24における受信信号強 度がその最大値から減少されることである。ロール角90°で、偏向は受信機に完 全に直角になり、信号は短い期間受信されないであろう。 ロール角180°で、受信信号はもう一度最大強度になるであろう。しかし、各 信号はゼロロール角で受信された信号に関して電圧を逆転されるであろう。通常 、受信機はこのような差異を検出できなかった。各受信機は、受信アンテナに電 流を発生する単純な正弦波信号を受信しており、それは100MHzまたは200MH zの率で正(+)電圧および負(−)電圧間を対称的に交互する。 しかし、図4Bに示された合計電圧に注目せよ。もし各電圧が正から負に逆転 されるなら、結果である非対称波形もまた正から負に逆転する。送信アンテナが 180°回転するとき、合計された受信機出力電圧はまた逆転されるであろう。最 大電圧は今度は-2ボルトに成るであろう。図5Aは1KHz信号と2KHz信号の 両方が逆転された電圧であることを示す。図5Bは図5Aの逆転された信号の合 計を示す。合計された信号における最も大きい正および最も大きい負電圧振幅を 比較することにより、発射体ロール角が90°を越えたかどうかを検出することが 可能である。結果として、より低い送信周波数は2倍高い周波数の位相情報の先 導波形として作用し、回転アンテナの偏向における180°曖昧さを除去する。 発射体ロール角を引き出すため受信機信号を処理する種々の方法がある。以下 に3つの例示的実施例が記述される。 第1の実施例において、各受信機部分(100MHzと200MHz)の受信信号は 発射体回転として振幅を変化する。送信された偏向が受信アンテナ偏向に直角で あるとき、回転につき2回、受信された信号はゼロになる。受信された信号強度 におけるこれらゼロは発射体の回転周期の半分で周期的に起こる。カルマンフィ ルタまたは位相ロックループがこれら周期的ゼロを追跡し、かつゼロ交差間で4 回回転角を補間する。非対称合計信号は各回転周期で1回または2回試験され、 180°ロール曖昧さを除去するため、追跡フィルタを初期化するために使用され る。 アナログ電圧が比較的低い音声周波数で変化するので、ディジタル処理装置が 採用されることが出来、その場合アナログ合計回路30(図3)および位相ロッ クループ22Eおよび22Fは必要ない。種々の追跡フィルタ、受信機信号の合 計、および電圧極性の試験が処理装置においてソフトウエアルーチンとして実行 され得る。I.F.周波数略2KHzとして図3に示されたが、処理装置は4KHz またはそれより高いI.F.信号をサンプルするために持つであろう。 例示的ディジタル処理装置300が図6に概略ブロック図の形で示される。1 KHzと2KHzのI.F.信号が、例えば10KHzのサンプルクロック306に より駆動されるそれぞれアナログディジタル(A/D)変換器302および30 4によりディジタル形に変換され、ディジタル化された信号が中央処理ユニット (CPU)308に入力される。CPUはマイクロコンピュータであり得、プロ グラム指令およびデータを蓄えられるメモリ310とインターフェイスしている 。CPUは入ってくる信号を処理し、ロール角測定の出力として提供する。選択 的な表示装置312が、もし特別な応用のため望ましいなら、出力角測定を表示 することが出来る。 カルマンフィルタおよび位相ロックループ機能は、アナログディジ タル変換器により供給されるデータ流を演算するプログラム(メモリ310に内 在する)として実行され得る。この実施例において、回路22F(図3)のよう な物理的位相ロックループは必要ない。位相追跡はデータ流のコンピュータ分析 により達成される。 第2の実施例において、100MHz受信機部分22は受信機局部発振器22D に位相ロックループ(PLL)帰還回路22Fを備えられる。これは、帰還回路 を完全にするため図3に示されるスイッチ22Eを閉じることにより概念的に示 される。この実施例において、LOは電圧制御された可変周波数発振器(VCO )である。混合器信号は増幅され、低域通過濾波され、LO周波数および位相を 連続的に調節出来るLO電圧制御入力に適用される。この制御信号の適当な極性 および利得で、局部発振器は混合器出力信号の周波数を減少するような方向に周 波数を変化するであろう。100MHz受信機は入ってくる100MHz信号を正確に 追跡するため電子的に調節される。それからI.F.信号はゼロビートに行き、即 ち、それは前の1KHz正弦波信号よりもむしろ一定のDC電圧を呈する。典型 的に、100MHz受信機部分22は100MHz受信信号の正に行くゼロ交差を追跡 するように調節される。これは、両送信波形を示す図7A、および両逆転された 送信波形を示す7Bに示される。PLL追跡は、典型的に周波数変調信号のため に受信機で使用される共通の検出方法である。位相追跡受信機の他の実施例は技 術においてよく知られており、代わりに採用され得る。 100MHz受信機がゼロビートにあるとき、200MHz受信機部分24は同時に ゼロビートにあり、200MHz受信信号に関して固定された位相角のままである 。図7Aおよび7Bから、200MHz受信機部分24がその受信信号において最 大電圧の点を追跡されるであろうことが見られる。 受信機24出力は発射体回転として変化するDC信号である。発射体回転が垂 直から離れるとき、この最大信号は減少し、かつ直角偏向の瞬間にゼロになるで あろう。発射体が逆転された位置に回転を継続 すると、200MHzゼロビート信号は負の電圧になり始めるであろう。かくして 、200MHzゼロビート信号は回転角のコサインを直接表す正弦波出力電圧を生 成するであろう。このコサイン電圧から、例えば、このゼロビート信号の最大値 に正規化された200MHzゼロビート信号のアークコサインを得ることにより、 回転角は容易に計算される。受信機はまた、送信発射体および受信機間で増加し ている範囲による信号強度の減少を計算するため、利得制御補償を備えねばなら ない。かくして、作動中のPLL帰還回路22Fを有するこの実施例において、 受信機24が180°曖昧さを持たないコサイン信号を直接生じるので、第1およ び第2の受信機からの電圧は合計されない。 図8に示された第3の好ましい実施例において、受信機20Aは付加的な第2 の100MHzと第2の200MHzヘテロダイン受信機部分またはチャンネルを備え る。これらの二重の受信機は、図8に示されるように第1受信アンテナに交差偏 向された第2受信アンテナに取付けられる。かくして、受信機20Aは図3のよ うな受信機部分22および24を含み、さらに受信機部分26および28を含む 。部分26は第2の100MHz受信機部分であり、部分28は第2の200MHz部 分である。この実施例において、直線的に偏向された受信アンテナ22A、24 Aは垂直方向に向けられ、直線的に偏向された受信アンテナ26A、28Aは水 平方向に向けられる。受信機部分26は、増幅器26B、混合器26C、LO2 6D、スイッチ26Eおよび位相ロックループ26Fを含む。受信機部分28は 増幅器28Cおよび乗数器28Dを含む。 ゼロビート状態のとき、第1の200MHz受信機チャンネル24は、回転角の コサインを表す出力電圧をノード24Eに生成する。第2の200MHz受信機チ ャンネル28は回転角のサインを表す出力電圧をノード28Eに生成する。サイ ン電圧は第1受信機からのコサイン電圧により割算器30で数学的に割られ、発 射体の回転角を表すタンジェント電圧信号を生成する。このタンジェント電圧信 号は回転角にのみ 依存する。それは200MHz信号の受信振幅に依存せず、その振幅はまた交差偏 向の程度および送信機の受信機からの距離で変化する。この目標電圧信号から、 発射体角は容易に計算される。この実施例は第2の好ましい実施例よりフェージ ング信号により低い感度である。 図9は図8の実施例の作動を示す概念的信号処理流れ図である。この場合、デ ィジタル信号処理装置300は、垂直偏向受信機22、24からの受信出力をデ ィジタル化するA/D変換器302V、304V、および水平偏向受信機26、 28からの受信出力をディジタル化するA/D変換器302H、304Hを含む 。処理の最初のステップ(360)は100MHz受信機22または26のどちら か一方の正に行くゼロ交差を検出することである。このようなゼロ交差が検出さ れるとき、処理装置は、受信機24から垂直2KHz最大振幅V1(ステップ36 2)、および受信機28から水平2KHz最大振幅V2(ステップ364)を記憶 する。次に366で、ロール角はV2/V1のアークタンジエントとして計算され る。計算されたロール角データは368で出力される。 本発明はスピンしている指令案内発射体の全天候、長射程の制御システムを提 供する。このような発射体は、それらが捜索機または捜索機情報を処理する複雑 な搭載コンピュータを必要としないので、非常に低コストにできる。さらに、ス ラスタがどんな適当なロール角でも点火され得るので、スピンしている発射体は 如何なる方向にも移動するため単一の偏向スラスタのみが必要である。操作にお いて、発射体は発射され、かつ予め設定された目標に向かって飛翔中追跡される 。蓄積誤差がミスを起こすことが決定されたとき、単一の短いスラスタが弾道誤 差を修正するため飛翔の末期に点火され得る。 図10は発明を実施している発射体制御システムの単純化されたブロック図で ある。発射体10はスラスタ14、CW送信機16、アンテナシステム17およ び指令受信機18を含む。送信機16と受信機18とは、この例示的実施例にお いてはアンテナシステム17を分け合うが、他の実施例においては別々の送信お よび受信アンテナが採用 され得る。飛翔制御サイト50は、受信機20および図3のように2つの受信機 部分からの第1および第2出力信号を合計する合計器52を含む。処理装置54 は発射体10の瞬間的ロール角を計算するため合計信号に応答する。指令送信機 56が発射体にスラスタ指令を送信するために、処理装置により発生された制御 信号に応答可能である。アンテナシステム58は受信機20および指令送信機5 6により分け合われるが、他の実施例において、別々なアンテナが受信と送信と を分離するために採用され得る。 図11Aおよび11Bに示された発明による発射体/ミサイル制御システムの 代わりの実施例において、受信機20、22はスピンしている発射体10Aに置 かれる。2周波数送信機16'は地上または航空機70に設置される。送信機1 6'は、直線的に偏向された2つの干渉信号を送信機16'のラジオ視界線内で全 ての興味あるユーザにアンテナ17を経て放射する。例えば、2つの信号は100 MHzと200MHzの周波数で垂直方向に偏向されてもよく、かつ効果的に“上 方信号”である。スピンしている発射体10Aは搭載コンピュータ11およびそ の位置を決定するためGPS受信機13を備えることが出来る。プラットホーム 70からの送信信号を受信することにより、プラットホーム70のラジオ視界線 内にあるスピンしている発射体は、送信信号の直線的偏向の方向に関して、即ち この例では垂直に関して、その回転角を決定することが出来る。それから発射体 はそのスラスタ14を点火するための必要な全ての情報を持つ。この実行は発射 体が慣性ナビゲーション計器を備えるよりも非常に簡単である。また制御器間、 即ち発射装置と発射体間の指令リンクが必要なく、そのため発射装置の位置から 離れて与えることが出来る送信信号を回避する。この実施例で、発射体はその弾 道を自主的に測定し、かつその意図した目標に的中するように誤差を修正するこ とができる。発射前、例えばガン80により発射体が目標のGPS整合を持って プログラムされる。発射後、発射体10Aは慣性ナビゲーション計器の必要なし にロール角を 測定するため上方信号を使用する。 上記実施例は、本発明の原理を表わす可能な特別な実施例を単に示すものであ ることが理解される。他の配列が発明の範囲および精神から逸脱することなく、 技術に熟練したものによりこれらの原理にしたがって容易に構成され得る。
───────────────────────────────────────────────────── 【要約の続き】 システムに応答する。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.直線的に偏向された送信アンテナシステム、第1周波数で第1送信信号を 送信するため送信アンテナシステムに結合された第1送信機、第2周波数で第2 送信信号を送信するため送信アンテナシステムに結合された第2送信機を含み、 前記第1周波数が前記第2周波数から異なり、かつ前記第1送信信号および前記 第2送信信号は位相干渉性にある送信システムと、 前記第1送信信号および前記第2送信信号を受信するための直線的に偏向され た受信アンテナシステム、第1受信機信号を提供するため前記第1送信信号を受 信しかつ下方変換するための第1受信機部分、第2受信機信号を提供するため前 記第2送信信号を受信しかつ下方変換するための第2受信機部分を含み、前記第 1および第2受信機部分が位相干渉性にあり、送信システムから遠隔に配置され た受信機システムと、 ロール角を計算するため前記受信機システムに応答するロール角処理装置とに より特徴付けられた、 回転している発射体のロール角を追跡するシステム。 2.前記送信システムが発射体に取付けられたことをさらに特徴とする請求項 1によるシステム。 3.前記受信システムが発射体に取付けられたことをさらに特徴とする請求項 1によるシステム。 4.ロール角処理装置が合計された受信機出力信号を生じるため、第1受信機 信号と第2受信機信号とを合計する合計装置を含むことをさらに特徴とする請求 項1乃至3の何れかによるシステム。 5.前記第1周波数および前記第2周波数が高調波関係にあることを特徴とす る請求項1乃至4の何れかによるシステム。 6.前記受信機システムが、前記第1受信機信号の正に行くゼロ交差を追跡し 、かつ前記第1受信機信号の前記ゼロ交差で前記第2受信機信号の値を検出する 装置を含み、前記ロール角処理装置が前記ロー ル角を決定するため前記第2受信機信号値に応答することを特徴とする請求項1 乃至5の何れかによるシステム。 7.前記ロール角処理装置が、前記ロール角を決定するため前記第2受信機信 号値の正規化されたバージョンのアークコサインを計算する装置を含むことを特 徴とする請求項6によるシステム。 8.受信機システムが、LO信号を発生する局部発振器、受信された第1送信 信号を下方変換して前記第1受信機信号を供給するため、受信された第1送信信 号をLO信号と混合する第1混合器、および受信された第2送信信号を下方変換 して前記第2受信機信号を供給するため、受信された第2送信信号をLO信号と 混合する第2混合器を含むことを特徴とする請求項1乃至7の何れかによるシス テム。 9.LOが電圧制御発振器(VCO)であり、前記第1受信機部分がVCOと 作動している位相ロックループ回路を備え、前記位相ロックループ回路が前記第 1受信機信号の正に行くゼロ交差を追跡するように適用されることを特徴とする 請求項8によるシステム。 10.前記ロール角処理装置が前記第1および第2受信機信号のディジタル化 されたバージョンに応答するディジタル処理装置を含み、前記ディジタル処理装 置は、前記第1受信機信号の正に行くゼロ交差を追跡し、かつ前記第1受信機信 号の前記ゼロ交差で前記第2受信機信号の値を決定するように適用され、前記ロ ール角処理装置はさらに前記第2受信機信号値によって前記ロール角を計算する ように適用されることを特徴とする請求項1乃至7の何れかによるシステム。 11.前記受信アンテナシステムが第1の直線的偏向アンテナシステムと第2 の直線的偏向アンテナシステムを備え、前記第1および第2アンテナシステムは 互いに関して直角に取付けられ、前記第1受信機部分および前記第2受信機部分 が前記第1アンテナシステムを通して受信された信号に応答し、 前記受信機システムがさらに、前記第2アンテナシステムを通して受信された 信号にそれぞれ応答する第3の受信機部分および第4の受 信機部分を含み、前記第3の受信機部分は第3の受信機信号を供給するため前記 第1送信信号を受信しかつ下方変換するためであり、前記第4の受信機部分は第 4の受信機信号を供給するため前記第2送信信号を受信しかつ下方変換するため であり、前記第3および第4受信機部分が位相干渉性にある ことを特徴とする請求項1乃至10の何れかによるシステム。 12.発射体がそれに取付けられたスラスタを有し、スラスタはスラスタトリ ガ指令に応答して、かつ前記ロール角に依存する適当な時間にスラスタトリガ指 令を発生するように適用された飛翔制御器により点火制御可能であることを特徴 とする請求項1乃至11の何れかによるシステム。
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