JP2000515770A - フィブリンシーラント用アプリケーター - Google Patents

フィブリンシーラント用アプリケーター

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Abstract

(57)【要約】 本発明は、ガスを用いるフィブリンシーラントの2成分またはそれ以上の新規な塗布装置および方法を提供する。本発明の装置および方法は、スプレーヘッド(10)の出口端にある中心ガス排出開口(12)と同心でかつ半径外方に位置する各成分用の環状開口(14,16)を同心配列したことを特徴とする。各成分の貯槽、たとえばシリンジカートリッジまたはシリンダーはそれぞれ、スプレーヘッドと液体連絡し、また好ましくは共通手段で作動させることができるようになっている。

Description

【発明の詳細な説明】 フィブリンシーラント用アプリケーター 背景技術 レドル(Redl)のU.S.特許No.4359049に、組織接着剤、たとえば フィブリングルーまたはフィブリンシーラントを、これを必要とするヒトまたは 動物へ塗布するのに有用とされている二重バレルシリンジが開示されている。記 載のフィブリンシーラントは主として、それぞれ液体形状で用いられる、2つの 主要成分、すなわち、フィブリノーゲン含有成分とトロンビン含有成分を包含す る。基本的に、トロンビンとフィブリノーゲンは混和すると、フィブリノーゲン のペプチドが開裂し、生成するフィブリンが重合して、止血や組織接合のため、 液体および空気漏れの密封に有用なクロットを形成する状態をもたらす。早すぎ るクロット形成を回避するため、二重バレルのアプリケーターが用いられるが、 これは勿論、患者への塗布が要されるときまで、2成分を隔離状態に保持する。 U.S.特許No.4359049の開示によれば、それぞれ1成分を含有する 2つのカートリッジ内のピストンは共通作動して、それぞれから同時に液体を小 出しすることができるようになっている。典型例として、バレルまたはカートリ ッジはヘッドに接続され、ヘッド内の2つの流路(各成分につき1つ)と液体連絡 し合い、2つの流路はアプリケーターヘッド側を出口とする共通流路に液体を送 り込む。 他の先行技術特許に、これらのおよび他の外科手術用シーラントに用いる2成 分またはそれ以上を混和する、各種のミキシング装填器(mixing load)が記載さ れている。たとえば、ヒーマルディックス(Hemaldics)が譲受したU.S.特許 No.5116315にはヘッドが記載され、該ヘッドにおいて、成分カートリ ッジから通じる液体導管がミキシング室に入り、該ミキシング室は各成分が共通 出口流路から出てくる前に各成分の渦巻き運動を付与するようになっている。各 成分の適切な混和としては、均一なフィブリンシーラントを形成できることが望 まれる。効率の悪い混和はフィブリノーゲンとトロンビンの共同投与(coadminis tration)をもたらし、これは単に実際シーラントの小収量しか生成しない。フィ ブ リンシーラント用アプリケーターについてやっかいなことは、装置、特に各成分 をミキシングヘッド内で混和する装置および/または各成分が共通流路を通って 出てくる装置の中の、早すぎるクロットの形成が挙げられる。最初のシーラント のスプレー終了後、クロットは出口流路をふさいで、該アプリケーターを役に立 たなくしたり、外科手術分のシーラントを取出す外科医の融通性を大いに減少せ しめる。 イムノ(Immuno)のU.S.特許No.4631055には、各成分の排出中に 針またはミキシングヘッドへガスを吹き込むためのガス搬送流路が記載されてい る。しかしながら、注目される解剖領域への材料の一定で均一な分配は、依然と して達成していない。実際に、相当量の成分が無駄になっている。 エドワードソン(Edwardson)らのE.P.特許No.592242に、最初の 完全自系のフィブリンシーラントが開示されている。それは、フィブリンモノマ ー溶液と、フィブリンモノマーの重合に寄与する緩衝剤溶液との共同投与を提供 し、これによってクロット形成を付与する。フィブリンモノマーは、単一の血液 源(好ましくはシーラントを受容する患者の血液源)から、30分以内で製造する ことができる。この躍進技術は、約140〜160mlの血液サンプルから、一定 量のフィブリンモノマー溶液を供給する。この安全で、効率的な自系シーラント 生成物から利益を得るには、均一かつ効率的な混和がよりいっそう重要であり、 従って、外科手術用シーラントを構成する2成分またはそれ以上を塗布する新し い装置および方法が、上記技術に加えて有用となる。 発明の概要 本発明によれば、フィブリンシーラントの成分を塗布する新規な装置および方 法が記載されている。該装置は、ガス源と各成分の貯槽から成り、ここで、ガス 源と各成分貯槽を共通手段(common means)によって作動させることができる。 各貯槽とガス源は別々に、中心開口またはその出口端と、該中心開口と同心でか つ半径外方に位置する環状開口とを有するスプレーヘッドと液体連絡しており、 これによって、ガスと各成分を別々の開口から排出する。好ましくは、中心開口 からガスを排出し、そしてフィブリンシーラントの構成成分については、それぞ れの環状開口から別々に排出する。 図面の簡単な説明 図1は、当該スプレーヘッドの出口端の端面図である。 図2は、当該スプレーヘッドの横断面図である。 好ましい具体例の詳細な説明 本例は、アプリケーターのスプレーヘッドの外部での、フィブリンシーラント 構成成分の極めて効率的な混和を提供し、これによって、各成分の無駄のない使 用をもたらし、かつアプリケーターの目詰りの問題を排除する。当該装置は、中 心開口と、該中心開口の半径外方に位置し、フィブリンシーラントの各構成成分 用の2つまたはそれ以上の同心環状開口とを有する新しいスプレーヘッドを組み 入れている。このスプレーヘッドは、使いやすく配列した所定のガスおよび成分 源と共に使用することができる。典型例として、各成分をシリンジカートリッジ の中に装填し、所定成分含有のカートリッジを平行となるように配列することが 有利である。このように配列したカートリッジは、共通保持することが好ましく 、共通手段、たとえばトリガーまたはプランジャーにより作動させて、各カート リッジ内のピストンを共通作動させることができる。ガス源は、遠隔源または内 部の追加カートリッジもしくは貯槽と一直線にあってよく、あるいは必要に応じ てアプリケーターに取付けることができる。ガスは典型例として成分作動と共に 作動されるが、この共同作動以外に、任意の独立したガス作動も有利であろう。 別々の流路は、各成分およびガス源からスプレーヘッドへの液体連絡を付与する 。 フィブリンシーラント成分は、従来より公知のものである。適当なフィブリノ ーゲン含有成分およびトロンビン含有成分は、U.S.特許No.511631 5、同No.4359049、同No.4874368、同No.473561 6、同No.4631055等に記載されている。E.P.特許No.5922 42のフィブリンシーラント成分、すなわち、フィブリンモノマー含有溶液およ びモノマーの重合、好ましくはフィブリンクロットへの架橋を与える溶液の使用 が好ましい。これはたとえば、フィブリンモノマー溶液のpHを上げる緩衝剤溶 液である。カルシウムイオン源含有のpH10緩衝剤(アセテート)の使用が好 ましい。 ガスとしていずれのもの、たとえばアルゴン、CO2、空気、窒素等を使用しう る。 本発明のスプレーヘッドの出口面は一般に、図1の10で示される。ガスを排 出するのに中心開口12の使用が好ましいが、別法として、それはフィブリンシ ーラントの構成成分の1つ用としても使用しうる。第1環状開口14は、中心開 口12と同心でかつその半径外方に位置する。好ましくは、成分の一方を第1環 状開口14から排出せしめ、最も好ましくはpH緩衝剤成分を排出せしめる。図 示の第2の環状開口16は、他の2つの開口と同心でかつその半径外方に位置し ている。この第2環状開口16は、フィブリンモノマー含有溶液の排出に用いる のが好ましい。 各開口の適当な寸法は、当業者にとって便利な寸法であればいずれであっても よく、各成分に依存する。中心開口は好ましくは約0.15〜0.35mm、最も 好ましくは0.30mmの直径を有する。好ましくは、第1環状開口の内径は約0 .75〜0.85mmで、第1環状開口の外径は約1.0〜1.25mmである。好 ましくは、第2環状開口の内径は約1.35〜1.55mmおよび外径は約1.8 0〜2.0mmである。 なお、本発明の方法および装置において、本発明の技術的範囲を逸脱せずに、 いずれの他の成分および適当なビジネス(business)も使用することができる。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.2成分からなるフィブリンシーラントを塗布し、かつ上記各成分用の共通 作動しうる貯槽およびガス源から成る塗布装置であって、上記各貯槽の成分およ びガスはそれぞれ、個別の流路を介してスプレーヘッドと液体連絡し;スプレー ヘッドは、スプレーの出口端の中心に位置し、かつガスを排出する中心開口を有 し;スプレーは、スプレーヘッドの出口端にあり、上記中心開口と同心でかつ上 記フィブリンシーラント構成成分の1成分を排出する第1環状開口と、スプレー ヘッドの出口端にあり、上記中心開口および第1環状開口と同心で、第1環状開 口より半径が大きく、かつ上記フィブリンシーラント構成成分の第2成分を排出 する第2環状開口とを有することを特徴とするフィブリンシーラントの塗布装置 。 2.フィブリンシーラントの2成分をフィブリンシーラント用アプリケーター のスプレーヘッドから塗布する方法であって、出口端でスプレーヘッド内の中心 に位置する中心穴を通るガスビヒクル;上記中心穴と同心でかつ半径外方に位置 する第1環状開口を通るフィブリンシーラント構成第1成分;および上記中心穴 および第1環状開口と同心でかつ半径外方に位置する第2環状開口を通るフィブ リンシーラント構成第2成分;の同時排出を行なうことにより、均一なフィブリ ンシーラントを形成する各成分の均一かつ効率的な塗布を付与することを特徴と するフィブリンシーラントの塗布方法。 3.フィブリンモノマー含有溶液を第2環状開口から排出し、フィブリンモノ マーの重合および架橋を付与してフィブリンII架橋ポリマーシーラントを形成す るのに適する緩衝剤溶液を第1環状開口から排出する請求の範囲2に記載の塗布 方法。
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