JP2000516319A - 特に燃料を内燃機関の燃焼室内に直接噴射するための噴射弁 - Google Patents

特に燃料を内燃機関の燃焼室内に直接噴射するための噴射弁

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Abstract

(57)【要約】 本発明は、特に燃料を内燃機関の燃焼室内に直接噴射するための噴射弁であって、噴射開口を形成するために弁座によって取り囲まれる弁開口を有する弁体と、閉鎖位置に付勢される、閉鎖ヘッドを有する弁ニードルとを備えており、該弁ニードルは弁開口を通って延びていて、弁座と協働する閉鎖ヘッドが弁の閉鎖時に噴射側で弁座に当接するようになっている形式のものに関する。このような形式の噴射弁において正確に、長時間に亙って一定な燃料調量を確実に得るために、燃料流れ経路で噴射開口(30)の手前に、周方向で分配された多数の燃料通路(29,29’,29”)が配置されていて、これらの燃料通路から吐出される1つ又は多数の燃料流が、噴射開口(30)の後ろまでほぼ維持され、燃料通路(29,29’,29”)の各横断面が協働して、弁を通る流過経路の貫流量を決定する横断面を規定するようになっている。

Description

【発明の詳細な説明】 特に燃料を内燃機関の燃焼室内に直接噴射するための噴射弁 本発明は、請求項1の上位概念に記載した形式の、特に燃料を内燃機関の燃焼 室内に直接噴射するための噴射弁に関する。 従来の技術 内燃機関の燃焼室内に燃料を直接噴射するための、このような形式の公知の噴 射弁は、ケーシング内に配置された、弁開口を備えた弁体を有しており、この弁 開口は、噴射側に配置された弁座によって取り囲まれていて、この弁開口を通っ て閉鎖ヘッドを支持する弁ニードルを通って延びていて、閉鎖ヘッドが弁の閉鎖 時に外部から弁座に当接するようになっている。 燃料を噴射するための弁ニードルが、閉鎖ばねのばね力に抗して、その閉鎖位 置から噴射方向に移動せしめられると、閉鎖ヘッドが弁座から持ち上がり、閉鎖 ヘッドと弁座との間の環状ギャップ状の噴射開口を形成する。この際に、噴射開 口の横断面は、貫流量を規定する弁を通る流れ経路の最も狭い横断面であって、 弁ニードルの開放ストロークによって規定される。 この際に、弁ニードルの開放ストロークは、弁ニードルを負荷する操作装置に よって又は、調整エラーが 存在する場合には、弁ニードルに固定されたばねスリーブが弁ニードルガイド体 に当接することによって規定される。従って、製造許容誤差に基づいて、噴射開 口の所望の横断面を正確に調節することは困難である。しかも、公知の噴射弁の 長い運転においては、噴射開口の横断面が変化することがある。何故ならば、ス トローク制限のための手段と、弁座と、この弁座と協働する閉鎖ヘッドのシール 面とが、摩耗にさらされるからである。 別の公知の噴射弁(US5307997)は、噴射開口として使用される弁開 口を備えた弁座体と、弁ニードルのためのガイド孔を備えた弁ニードル体とを有 している。弁ニードルに設けられたシール面は、弁座と協働し、この弁座は、噴 射領域とは反対側で弁開口を取り囲んでいる。燃料流れ方向で見て噴射開口の手 前には、円錐形周壁形状の螺旋状室が配置されており、この螺旋状室は、弁座体 に設けられた凹部と、弁ニードルガイド体に設けられた突起とによって制限され ている。 螺旋状室への燃料の供給は、弁ニードルガイド体に燃料通路によって形成され た孔によって行われる。各孔は、外側でそれぞれ1つの、縮小された直径を有す る孔区分を有している。これらの孔区分は協働して、燃料調量のために必要な、 噴射弁を通る流れ経路内の最も狭い横断面を形成する。燃料流れ方向で見て燃料 通路の後ろに螺旋状室が設けられているために、この公知の噴射弁においては、 閉じた円錐形周壁形状の一様な燃料層流の形状の燃料を噴射する。 発明の利点 これに対して請求項1に記載した特徴を有する噴射弁は、一方では最も狭い流 過横断面を規定する燃料通路を汚れに対して保護し、他方では毛束状若しくは房 状(straehnige)の燃料層流が噴射されるという利点を有している。特に円錐形周 壁状の燃料層流は、周方向で変化する燃料分布を有している。従って燃料通路を 適当に構成し配置することによって、燃料層流における燃料分布を各燃焼室に最 適に合わせることができるので、燃料と空気との燃焼可能の混合比を有するまと まりのある霧状の燃料空気混合気(Kraftstoffluftgemischwolke)が形成される。 噴射弁の組み込み回転位置、点火プラグと噴射弁との相対的な配置、並びに燃 焼室軸線に対する噴射弁の整列を考慮して、液状の燃料が燃焼室壁に又はピスト ン底部に溜まることはなく、点火プラグが燃料の噴射によって著しく冷却される ことはなく、またそれにも拘わらず点火プラグに化学量論的な若しくは理論空燃 比的な燃料空気混合気が得られる。 従属請求項に記載した手段によって、主請求項に記載した噴射弁の有利な実施 例及び改良が可能である。 特に燃料通路が、溝によって形成されていれば、製 作精度を損なうことなしに製造コストを低減することができる。特に、弁開口の 流入領域に配属された、燃料通路を有する調量円板を使用することによって、本 発明による噴射弁の特に安価な構成が得られる。 弁ニードルに設けられたストッパ部材によって、本発明による噴射弁の作動確 性が改善される。何故ならば、弁ニードルは、弁ニードル破損時に弁開口内で保 持され、それと同時に噴射弁閉鎖されるからである。 図面 本発明の実施例が図面に概略的に示されていて、以下に詳しく説明されている 。 第1図は、本発明による噴射弁の一部破断した図、 第2図は、本発明による噴射弁の弁ユニットの断面図、 第3図は、第2図に示された弁ユニットの噴射領域の拡大図、 第4図は、別の弁ユニットの噴射領域の断面図、 第5図は、破断した弁ニードルを備えた、第4図に示した弁ユニットの断面図 、 第6図は、別の弁ユニットの断面図、 第7図は、第6図に示した弁ユニットの噴射領域の、弁ニードルを破断した状 態の断面図、 第8図は、弁ニードルに固定管を固定するための装置の断面図、 第9図は、別の弁ユニットの噴射領域の断面図、 第10図は、第9図のほぼX−X線に沿った断面図、 第11図は、別の弁ユニットの噴射領域の断面図、 第12図は、溝として構成された燃料通路の流過抵抗を調節するための装置の 断面図、 第13図は、さらに別の弁ユニットの噴射領域の断面図、 第14図は、第13図に示した弁ユニットの弁体内での弁ニードルのためのガ イド区分を研削するための装置の断面図、 第15図は、第13図に示した弁ユニットの弁体に溝として構成された燃料通 路を浸食によって形成するための装置の断面図、 第16図は、さらに別の弁ユニットの噴射領域の断面図、 第17図は、第16図のほぼIV−IV線に沿った断面図、 第18図は、第16図のV−V線に沿った断面図、 第19図は、第16図に示した弁ユニットとは別の構成の弁ユニットの、第1 8図に相当する断面図、 第20図は、弁ニードルのためのガイド体を備えた別の弁ユニットの断面図、 第21図は、別のガイド体を備えた、第20図に相当する弁ユニットの断面図 である。 異なる図面で互いに対応する部材には同じ符号を記 した。 第1図に示されているように、本発明による噴射弁は外側管11を備えた弁ケ ーシング10を有しており、この外側管11内に弁ユニット12が密に挿入され ている。第2図に示されているように、弁ユニット12は、ばね室14を備えた 弁体13を有しており、このばね室14は、噴射側で底部15によって制限され ている。底部15には、噴射側に配置された弁座16によって取り囲まれた弁開 口17が設けられており、この弁開口17を貫通して弁ニードル18が延びてい る。 弁ニードル18は、弁座16と協働する閉鎖ヘッド19を有していて、この閉 鎖ヘッド19の領域が弁開口17内でガイドされている。この弁ニードル18は 、ばね室18を通って延びていて、その閉鎖ヘッド19とは反対側の端部が、ば ね室14内でガイドされたガイドスリーブ20に堅固に結合されている。ガイド スリーブ20は、軸方向長さに亘って延びる切欠21、例えば面研削によって構 成された扁平部或いは1つ又は多数の溝を有しており、それによって燃料がばね 室14内に流入できるようになっている。 弁ニードル18をその閉鎖位置に付勢する閉鎖ばね22は、弁ニードル18を 取り囲んでガイドスリーブ20と、底部15に当接している載設リング23との 間に配置されている。噴射弁を開放するために、詳し く図示していない操作装置が設けられており、この操作装置は、第1図に示され ているように、当接部24を介して弁ニードル18を負荷して、この弁ニードル 18を閉鎖ばね22のばね力に抗して開放位置に移動させる。 第3図に示されているように、弁開口17は、ガイド区分25と、このガイド 区分25と弁開口17を取り囲む弁座16との間に配置された環状の溝26とを 有している。しかしながら溝26は省いてもよいので、弁開口17のガイド区分 25は弁座16まで延びている。 弁ニードル18の閉鎖ヘッド19に設けられた、弁座16と協働するシール面 19’に隣接して、弁ニードル18には環状の溝27が形成されており、この環 状の溝27は、溝26と協働して、流れ方向で見て弁座16の手前に配置された 環状室28を制限している。弁開口17における溝26が省かれている場合は、 環状室28は、弁ニードル18における溝27と、この溝27の領域内に位置す る、ガイド区分25の部分とによって制限されている。 弁体13の底部15内には、孔として構成された燃料通路29が設けられてお り、この燃料通路29は、ガイド区分25を巡って分配されていて、弁ニードル 18に対して斜めに延びて環状室28内に開口している。各燃料通路29は、そ れぞれ所定の横断面を有し ているので、これらの燃料通路29は共に、噴射弁を通る流れ経路内で貫流量を 規定する最小横断面を規定する。 このような形式の噴射弁によって燃料を内燃機関の燃焼室内に直接噴射するた めに、弁ニードル18はその閉鎖位置からその開放位置へ移動する。この際に、 弁座16とシール面19’との間に環状の噴射孔30が形成される。これによっ て、噴射弁の開放時に燃料がばね室14から燃料通路29を通って環状室28に 、またさらに噴射孔30に達し、この噴射孔30によって燃料は噴射される。 この場合、各燃料通路29によって、多数の燃料噴射流が形成される。各燃料 噴射流は、弁ニードル18においてシール面19’によって変向されるので、噴 射弁の噴射領域内つまり各燃焼室内にほぼ円錐形周壁状の燃料層流又は霧状の燃 料流が形成される。燃料噴射流は、環状室28及び噴射孔30を貫流する際にほ ぼ維持されるので、噴射された燃料層流には、房状の燃料分布が存在する。 燃料層流内での燃料分布に影響を与えるために、各燃料通路29(その数は約 5〜20)は、周方向で同じ間隔を保って配置されているか、又は正確に規定さ れた異なる周方向間隔を有している。しかも、各燃料通路29に、大きい横断面 又は小さい横断面を設けることが可能であるので、燃料層流の房状の燃料分布は 種々異なる厚さである。燃料通路29は、0.05mmから0.2mmの範囲の 直径を有している。 燃料通路29を形成する孔は、特に火花浸食又はレレーザ光線によって穿孔さ れる。燃料通路29の共通の流れ抵抗を所定の値に正確に調節するために、燃料 通路29は特に液圧浸食式(hydroerosiv)に処理される。このために、弁開口1 7はそのガイド区分25の領域で閉鎖されていて、所望の流れ抵抗が得られるま で高圧下でポンプ供給される。このような処理において、燃料通路29の流入側 の縁部は丸味を付けられていて、それによって流過抵抗が減少される。 弁ニードル18が弁開口17を貫通して延びていて、その閉鎖ヘッド19が閉 鎖された弁において噴射側で弁座16に当接している噴射弁においては、燃料層 流内の燃料を調量しまた燃料を分布させるための個別の部材が、弁の閉鎖状態で 汚れている燃焼室内の雰囲気から完全に分離されているので、噴射機能に不都合 な影響を与える不純物が前記部材に沈着することはない。 弁ニードル18が破損若しくは折れた際に、弁ニードル18の破損した部分が ばね室14内の燃料圧によって弁開口17を通って燃焼室内に押し込まれること がないようにするために、弁ニードル18にストッパ部材を設ければ有利である 。このストッパ部材は、弁開口17に配属された対抗ストッパと協働し、それに よって、弁ニードル18の運動が噴射方向で制限され、その際に、噴射弁を故障 することなく運転するための必要な弁ニードル18の開放ストロークが不都合な影 響を受けることはない。 第4図には、このような形式のストッパ部材としての固定リング31が設けら れており、この固定リング31は、弁ニードル18に設けられた環状溝内に配置 されている。固定リング31が噴射弁の通常の機能を損なわないようにするため に、閉鎖ばね22のための載設リング23は軸方向フランジ33を有しており、 この軸方向フランジ33によって、載設リング23は弁体13の底部15で支え られている。 弁ニードルが破損した場合、例えばガイドスリーブ20における固定部の近く で弁ニードル18に割れ目34が生じると、第5図に示されているように、弁ニ ードル18の破損した部分は、固定リング31が弁開口17の周方向領域内で底 部15に当接するまで、噴射方向で弁開口17を通ってずらされる。この際に、 弁体13の底部15が固定リング31のための対抗ストッパとして役立つ。 この場合、固定リング31によって許容された、弁ニードル18のしゅう動経 路の長さは、溝27の上流側の縁部と閉鎖ヘッド19との間の間隔よりも大きい 。それによって弁ニードル18は、その、溝27と固定リング31との間の区分 18’(通常形式で弁開口 17のガイド区分25内でガイドされている)が、弁開口17の、弁座16に直 接続く区分内に侵入するまで延びていて、それによって弁開口17が密に閉鎖さ れる。この際に、上流側で弁座16に当接する、弁開口17の区分は、弁座16 と溝26との間につば35によって形成されるか、又は溝26が存在しない場合 にはガイド区分25によって形成される。この際に、つば35は、ガイド区分2 5と同じ内径を有している。 このような形式で、弁ニードルが破損した場合に、弁ニードル18の破損した 部分が燃焼室内に達し、そこでエンジン損傷を引き起こすのを阻止するだけでな く、破損した噴射弁から燃料が出ることも阻止する。 第6図及び第7図に示した本発明の別の構成においては、固定管36が設けら れており、この固定管36は、弁ニードル18上に配置されている。この場合、 閉鎖ばねは、底部15に形成されたショルダ23’で支えられている。 固定管36を固定するために、弁ニードル18にはガイドスリーブ20の近く に環状の溝32’が設けられており、この環状の溝内に、固定管36はその、閉 鎖ヘッド19とは反対側の端部が押し込まれる。 固定管36を使用することによって噴射弁の組立が簡略化される。何故ならば 、これは製造許容誤差とは無関係に簡単で、弁ニードル18上に正確に取り付け ることができるからである。 固定管36を簡単に組み付けるために有利な形式で、図8に示されているよう に緊締装置37が使用される。この緊張装置37は、弁体13のための受容領域 39と、この受容領域39に続く、閉鎖ヘッド19を支持する弁ニードル18の 端部のための区分40とを有している。縁部が閉鎖ヘッド19のための調整スト ッパを形成している中央の開口41は、区分40に続いている。 弁ニードル18に固定管36を固定するために、まず弁ニードル18を弁開口 17内に導入する。このように準備された弁体13が次いで、緊締装置37の受 容領域39内に挿入される。次いで弁ニードル18が、閉鎖ヘッド19が開口4 1の縁部に当接するまで、弁開口17を通って段付き孔38の区分40内に押し 込まれる。こうして、固定管36は、その一端部が弁開口37の領域内で底部1 5に当接するまで弁ニードル18に被せ填められる。固定管36の他端部は、閉 鎖ヘッド19とは反対側の縁部に隣接する溝32’上に存在する。 次いで閉鎖ヘッド19とは反対側の、固定管36の端部は、管状の突き棒42 によって溝32’内に押し込まれ、それによって弁ニードル18に固定される。 第9図及び第10図に示した本発明の実施例においては、弁開口17の壁部に 溝43が設けられており、 これらの溝43の間に、弁ニードル18のためのガイドウエブ44が形成されて いる。これらのガイドウエブ44は、弁座16に対して間隔を保って終わってい るので、弁開口17の拡張された区分と弁ニードル18との間に環状室45が形 成されている。この際に、溝43は弁ニードル18と共に燃料通路29’を形成 しており、この燃料通路29’は、環状室45内に開口している。溝43は、弁 座16の領域まで延びていてもよい。 燃料通路29’を形成する溝43の数、その自由横断面、その形状(円形、方 形、深さ又は幅)並びにその周方向の配置状態は、噴射された燃料層流の所望の 燃料分布を調節するために、孔によって形成された燃料通路29における相応の 値と同じように変えることができる。しかも、溝43は、噴射された燃料層流に ねじりを加えるために、螺旋状に構成することができる。 このような形式の噴射弁においては、弁ニードルが破損した時に、弁開口17 内で保持されるだけでなく、弁開口17が閉鎖されるようにもするために、固定 リング31は面取部46を備えており、この面取部46によって、固定リング6 1は、弁ニードルが破損した時に、弁開口17を円錐形に取り囲む当接面47に ぶつかって、弁開口17をシールする。固定リング31は、有利な形式でポリマ ー材料より製造されている ので、弁ニードルが破損した時に、弁開口17の特に確実なシールが得られる。 第11図に示された噴射弁においては、燃料通路29’を形成する溝43は、 弁座16に対して間隔を保って終わっている。溝43の噴射側の端部と弁座16 との間にはつば35’が設けられており、このつば35’の外径は、ガイドウエ ブ44の領域における弁開口17のガイド直径に相当する。環状室28を形成す るために、弁ニードル18には、閉鎖ヘッド19の直ぐ隣に環状の溝27が設け られている。 この場合、弁開口17の直径よりもやや大きい弁座直径が得られるので、噴射 弁における燃料圧のための及び燃焼室圧のための作用面もできるだけ小さく維持 することができる。これによって、弁ニードル18を移動させるために小さい力 だけで十分であるという利点を有している。これによって操作装置も相応に小さ い構成することができる。それによって特に、操作装置のためにより小さい電磁 石を使用することができ、ひいては噴射弁全体を小さくコンパクトにすることが できる。 弁ニードル18が第11図に示した開放位置にずらされると、ばね室14から 燃料通路29’を通って環状室28へ、さらに環状の噴射開口30への流れ経路 が得られる。この噴射開口30は、弁座16と、弁ニードル18の閉鎖ヘッド1 9に設けられたシール面1 9’とによって制限されている。 溝43によって形成された燃料通路29’は、これが迅速に製造することがで きるという特別な利点を有している。何故ならば、直径方向で互いに向き合うそ れぞれ2つの溝43を同時に、扁平な浸食電極によって形成することができるか らである。これは特に、高い制作精度が得られるという利点を有している。何故 ならば、扁平な浸食電極(Erodierelektrode)は、孔を製造するために使用される ワイヤ状の電極よりも剛性だからである。 溝43によって形成された燃料通路29’の共通の流れ抵抗は、特に有利には 電気化学的な処理方法によって調節されるからである。このために、第12図に 示されているように、弁開口17は、ガイドウエブ44間の領域で絶縁されたピ ン48(セラミックより成っている)によって閉鎖される。次いで、絶縁された ピン48に、管状の電極49が被せ嵌められて、溝43の流入領域まで挿入され る。次いで電解液がばね室14及び溝43を通ってポンプで供給される。この際 に、その都度得られた流れ抵抗が、溝43の流入領域の電気化学的な丸味付け作 業中に、簡単に測定することができる。このために、例えば電解液の静力学的な 貫流量が、一定に維持されているポンプ圧において規定される。 第13図に示された弁ユニット12においては、弁 開口17が流入側で円錐形の区分17’を有しており、この区分17’に、弁座 16に向かってガイド区分25’が続いている。ガイド区分25’の領域には、 燃料通路29’として軸方向の溝が設けられており、これらの溝間にいガイドウ エブ44が形成されている。燃料通路29’は、その流出側の端部で斜めに延び る傾斜面70を有して置いて、弁座16の手前で間隔を保って終わっているので 、環状のつば35’が形成されている。この場合、傾斜面70と弁ニードル軸線 との間の角度、並びに円錐形の区分17′と弁ニードル軸線との間の角度は、ほ ぼ同じである。 弁ニードル18は、その閉鎖ヘッド19に隣接した位置で環状の溝27を有して おり、この溝27は、閉鎖ヘッド19とは反対側で、円錐形面27’を介して円 筒形の区分18’に移行しているので、弁ニードル19に環状の縁部71が形成 されており、この縁部71は、燃料通路29’の傾斜面70の領域内に位置して いる。この場合、傾斜面27’と弁ニードル軸線との間の角度は、傾斜面70と 弁ニードル軸線との間、若しくは円錐形の区分17’と弁ニードル軸線との間の 角度よりも大きい。 本発明による噴射弁の運転時に、弁ニードル18がその開放位置へずらされる と、噴射弁を通る流れ経路の最も狭い横断面は、燃料通路29’の傾斜面70と 縁部71との間に位置する。 弁ニードルが破損した場合、弁開口17は、つば35’の領域内にずらされた 、弁ニードル18の円筒形の区分18’までずらされ、これに対して、固定リン グ31は、弁ニードル18が弁体13から完全押し出されることは避けられる。 第14図に示されているように、弁体13は、弁開口17の円錐形の区分17 ’を形成した後で、緊締装置73の受容マンドレル72上に配置される。この場 合、受容マンドレル72は、円錐形の先端72’を有しており、この先端72’ の円錐角度は円錐形の区分17’の円錐形角度に相当する。弁体13が前記形式 で配置されると直ちに、ガイド区分25’と弁座16とが研削される。ガイド区 分を研削するための研削工具74は第14図に示されている。 弁会句17の円錐形の区分を備えた弁体13を緊締装置73の受容マンドレル 72上に配置することによって、円錐形の区分17’とガイド区分25’との間 の真円回転ずれは小さく維持される。 燃料通路29’を形成するために、まず、第15図に示されているように、浸 食電極75がその電極ガイド76と共に、弁体13のばね室14内に導入される 。次いで、浸食電流を転極させることによって、浸食電極75が弁開口17の円 錐形の区分17’に合わせられ、それによって浸食電極先端78の側縁部77の 傾斜が、円錐形の区分17’の傾斜に相当する。次い で燃料通路29’が浸食によって形成される。 浸食電極75を円錐形の区分17’に合わせることによって、ガイド区分25 ’に対する燃料通路29’の傾斜面70の対称性は非常に正確に形成される。そ れによって、噴射された燃料流の非常に正確な対称性も得られる。 弁ニードル18の所定のストロークにおいて、本発明による噴射弁によって燃 料流を大きくして、所定の値に合わせたい場合には、これは、溝27’を制限す る円錐形面27’を研削することによっって簡単な形式で得られる。 第16図、第17図及び第18図に示されている本発明による噴射弁において は、弁開口17は弁体13の底部で周方向に分配された複数のガイドウエブ51 を有しており、これらのガイドウエブ51間に燃料貫流領域52が形成されてい る。この燃料貫流領域52は、流れ方向で弁座16の手前に位置している環状室 28に移行している。弁体13の底部15上には、中央の開口54を備えた調量 円板53が位置しており、この中央の開口54を貫通して、弁ニードル18が延 びている。調量円板53は、また、多数の燃料通路29”を形成する調量開口5 5を有していて、閉鎖ばね22によって底部15に当接保持されている。 第18図に示されているように、各調量開口55は、グループでまとめられて いて、弁開口17の小手部 の燃料貫流領域52に配属されている。調量領域53は、その載設領域で、弁体 13の底部15に向かって突き出る突起56を有しており、この突起56は例え ば調量円板53の押し込み変形部又は凹部によって形成することができ、この突 起56は底部15に形成された切欠57内に係合するか又は係止する。切欠57 と突起56とが協働することによって、弁体13に対する調量円板53の回転位 置が規定されるので、各調量開口55は、燃料貫流領域52に所望の形式で確実 に対応配置される。 調量円板53’の別の構成においては(第19図)燃料通路29”は、中央の 開口54の縁部に溝状の切欠58によって形成されており、これらの切欠58間 にウエブ59が設けられている。 本発明による噴射弁においては、弁ユニット12が特に安価に製造することが できる。何故ならば、調量円板53,53’は簡単な形式で正確に製造すること ができるからである。調量円板53,53’は例えば打ち抜き成形されるか又は 、火花浸食又はレーザーカッタによって形成される。また、調量円板53,53 ’は電気化学的な析出によって、又は電気化学的な切除によって 本発明による別の噴射弁においては、第20図に示されているように、弁ニー ドル18のためのガイド体60が設けられており、このガイド体60は、ガイド 区分62と、ばね室14に向けられた拡張された領域63とを備えた中央の孔6 1を有している。燃料通路29を形成する孔は、拡張された領域63とガイド区 分62との間に位置するショルダ64から、弁座16に向けられた、ガイド体6 0の端面65まで延びていて、環状室28内に開口しており、この環状室28は 、ガイド体60と弁座16との間で弁開口17に形成されている。 有利な形式で、閉鎖ばね22によって弁開口17内に押し込まれるガイド体6 0は、円錐形の外周面66を有しており、この外周面66によって、ガイド体6 0は、弁開口17の対応する内周面67に当接している。この内周面67は、弁 座16の手前で間隔を保って終わっているので、つば68が形成されて、このつ ば68の領域で、弁開口17の直径は、弁ニードル18の直径よりも大きい。 この実施例においては、弁開口17の円錐形の内周面67は弁座16と一緒に 1つの固定部で固定されて研削されるので、内周面67と弁座16とは、非常に わずかな真円ずれしか有していない。それに相応して、中央の孔61と、燃料通 路29のための孔と、ガイド体60における円錐形の外周面66とは、非常に小 さい真円ずれで1つの固定部で固定されて製造することができる。これによって 、組み立てられた弁ユニット12において、弁ニードル18のためのガイド区分 62及び弁座16は非常に正確に互いに整列する。 第20図に示された噴射弁は、燃料層流を噴射するための噴射弁が開放される と、燃料はばね室14から中央の孔61の拡張された領域63及び燃料通路29 を通って環状室28内及びさらに、つば68のそばを通過して環状の噴射孔30 に達する。この噴射孔30は、閉鎖ヘッド19が弁座16から持ち上がる際に、 弁座16とシール面19’との間で開放する。この際に、燃料通路から吐出され る1つ又は多数の燃料流がほぼ維持される。 第21図に示されているように、ガイド体60は燃料通路29’を形成するた めに、その外周面66(第21図の左半分)で又は中央の孔61のガイド区分6 2内で(第21図の右半分)溝69若しくは43を備えている。 ガイド体60の外周面66で燃料通路29’を形成する溝69の構成は、燃料 通路69’が特に簡単かつ正確に製造することができる、という利点を有してい る。 ガイド区分62内の燃料通路29’の構成においては、燃料流が噴射弁を通っ て特に良好なガイドされる。
【手続補正書】特許法第184条の8第1項 【提出日】平成10年5月5日(1998.5.5) 【補正内容】 噴射弁の組み込み回転位置、点火プラグと噴射弁との相対的な配置、並びに燃 焼室軸線に対する噴射弁の整列を考慮して、液状の燃料が燃焼室壁に又はピスト ン底部に溜まることはなく、点火プラグが燃料の噴射によって著しく冷却される ことはなく、またそれにも拘わらず点火プラグに化学量論的な若しくは理論空燃 比的な燃料空気混合気が得られる。 ドイツ連邦共和国特許公開第3820509号明細書には、ディーゼルエンジ ンの燃焼室内にディーゼル燃料が直接噴射される噴射ノズルについて既に開示さ れている。この噴射ノズルは、弁座によって取り囲まれた弁開口を有している。 またこの噴射ノズルは、その閉鎖位置に付勢される、閉鎖ヘッドを有する弁ニー ドルを有しており、この弁ニードルは、弁開口を貫通して延びていて、弁座と協 働する閉鎖ヘッドが、弁の閉鎖時に噴射側で弁座に当接するようになっている。 流れ経路で噴射開口の手前で、しかも弁スリーブ内の下流側の端部に、1つ又は 多数の縁部溝が形成されている。 噴射ノズルは構造的に、噴射過程が多数の段階に分けられていて、これらの段 階でノズルの種々異なる流経路が閉鎖又は開放され、それによって各段階で種々 異なる噴射形状が得られるように構成されている。弁スリーブは、弁開口の第1 の段階でその内側の開口内に配置された弁ニードルと協働して軸方向運動を行う 。弁スリーブはその外周面で軸方向に延びる多数の長手方向溝を有しているので 、このような流れ込みによって前噴射が行われる。弁ニードルのさらなるストロ ークにおいて、長手方向溝は弁ニードルが弁体内に侵入することによって閉鎖さ れ、一方、制御スリーブの制御孔は開放されるので、燃料は、弁スリーブと弁ニ ードルとの間で弁スロー部内に侵入する。この段階で、主噴射の一部としての細 紐状噴射流(Schnurstrahl)が形成される。次いで弁スリーブがケーシング固定さ れたストッパに当接し、一方、弁ニードルは開放方向でさらに移動する。従って 、弁スリーブの下縁部と閉鎖体との間に環状ギャップが形成されるので、高圧下 で、シェード状若しくはパラソル状の(schirm)噴射流が主噴量の一部として燃焼 室内に達する。このような配置において、つまり軸方向に可動な弁スリーブ及び その開放形状によって、時間的に連続して、まず細紐状噴射流が形成され、次い で燃料のパラソル状の噴射流が形成される。 従属請求項に記載した手段によって、主請求項に記載した噴射弁の有利な実施 例及び改良が可能である。 請求の範囲 1. 特に燃料を内燃機関の燃焼室内に直接噴射するための噴射弁であって、噴 射開口(30)を形成するために弁座(16)によって取り囲まれる弁開口(2 7)を有する弁体(13)と、閉鎖位置に付勢される、閉鎖ヘッド(19)を有 する弁ニードル(18)とを備えており、該弁ニードル(18)は弁開口(17 )を通って延びていて、弁座(16)と協働する閉鎖ヘッド(19)が弁の閉鎖 時に噴射側で弁座(16)に当接するようになっており、燃料流れ経路で噴射開 口(30)の手前に、周方向で分配された多数の燃料通路(29,29’,43 )が配置されており、これらの燃料通路は、燃料通路(29,29’,43)の 個別の横断面が一緒になって、弁を通る流れ経路の、貫流量を規定する横断面を 規定し、その吐出された1つ又は複数の燃料噴射流が噴射開口(30)の後ろま でほぼ維持されるように構成されている形式のものにおいて、 燃料通路(29,29’,43)が、弁座(16)の上流で弁体(13)に直 接形成されていることを特徴とする、特に燃料を内燃機関の燃焼室内に直接噴射 するための噴射弁。 2. 燃料通路(29,29’,43)が、弁ニードル(18)を取り囲む環状 室(28,45)内に開口 しており、該環状室が、噴射開口(30)の手前で弁開口(17)内に設けられ ている、請求項1記載の噴射弁。 3. 燃料通路(29,29’,43)が、その閉鎖ヘッド(19)の領域内で 弁ニードル(18)をガイドするガイド区分(25)に形成されている、請求項 1又は2記載の噴射弁。 4. 燃料通路(29)が孔として構成されている、請求項1から3までのいず れか1項記載の噴射弁。 5. 燃料通路(29’,43)が溝として、弁ニードル(18)をガイドする 開口(17)の壁部に形成されている、請求項1から3までのいずれか1項記載 の噴射弁。 6. 溝として構成された燃料通路(29’)が外側で傾斜面(70)を有して おり、該傾斜面が、弁ニードル(18)に設けれらた縁部(71)と協働して、 貫流量を決定する、弁を通る流過経路の横断面を規定する、請求項5記載の噴射 弁。 7. 弁ニードル(18)をガイドする開口(17)が入口側で円錐形の区分( 17’)を有しており、該円錐形の区分(17’)と弁ニードル軸線とが、燃料 通路(29’)の傾斜面(70)とほぼ同じ角度を形成している、請求項6記載 の噴射弁。 8. 弁開口(17)の直径が、弁座(16)の直前の領域で、弁ニードル(1 8)のためのガイド直径に 相当し、弁ニードル(18)が閉鎖ヘッド(19)に隣接して、環状室(28) を内側で制限する環状の溝(27)を有している、請求項2から7までのいずれ か1項記載の噴射弁。 9. 弁開口(17)の壁部に、環状室(28)を外側で制限する環状の溝(2 6)が配置されていて、弁開口(17)が溝(26)と弁座(16)との間でつ ば(35)有している、請求項8記載の噴射弁。 10.特に燃料を内燃機関の燃焼室内に直接噴射するための噴射弁であって、噴 射開口(30)を形成するために弁座(16)によって取り囲まれる弁開口(2 7)を有する弁体(13)と、閉鎖位置に付勢される、閉鎖ヘッド(19)を有 する弁ニードル(18)とを備えており、該弁ニードル(18)は弁開口(27 )を通って延びていて、弁座(16)と協働する閉鎖ヘッド(19)が弁の閉鎖 時に噴射側で弁(16)座に当接するようになっており、燃料流れ経路で噴射開 口(30)の手前に、周方向で分配された多数の燃料通路(29,29’,29 ”)が配置されており、これらの燃料通路は、燃料通路(29,29’,29” )の個別の横断面が一緒になって、弁を通る流れ経路の、貫流量を規定する横断 面を規定し、その吐出された1つ又は複数の燃料噴射流が噴射開口(30)の後 ろまでほぼ維持されるように構成されており、前記燃料通路(29,29’,2 9”)が弁座(16)の上 流で、弁体(13)とは無関係に、付加的な構成部材(53,60)に形成され ている形式のものにおいて、 燃料通路(29,29’,29”)を有する構成部材(53,60)が弁体( 13)に堅固に結合されていることを特徴とする、特に燃料を内燃機関の燃焼室 内に直接噴射するための噴射弁。 11.燃料通路(29,29’,29”)が、弁ニードル(18)を取り囲む環 状室(28,45)内に開口しており、該環状室が、噴射開口(30)の手前で 弁開口(17)内に設けられている、請求項10記載の噴射弁。 12.付加的な構成部材が円錐形のガイド体(60)であって、該ガイド体(6 0)が、弁ニードル(18)のためのガイド部として、円錐形の区分を有する弁 開口(17)内に挿入されている、請求項10又は11記載の噴射弁。 13.燃料通路(29,29”)が孔として構成されている、請求項10から1 2までのいずれか1項記載の噴射弁。 14.燃料通路(29’,43)が溝として、弁ニードル(18)をガイドする 開口(17,62)の壁部に形成されている、請求項10から12までのいずれ か1項記載の噴射弁。 15.燃料通路(29’)が溝(69)として、ガイ ド体(60)の円錐形の外周面(66)に形成されている、請求項12記載の噴 射弁。 16.弁開口(17)の入口領域に、燃料通路(29”)を有する調量円板(5 3,53’)が配属されており、該調量円板(53,53’)が、弁ニードル( 18)のための中央の開口(54)を有している、請求項10又は11記載の噴 射弁。 17.燃料通路(29”)が、調量円板(53)の調量開口(55)によって形 成されている、請求項16記載の噴射弁。 18.燃料通路(29”)が、調量円板(53’)の中央の開口(54)の縁部 の切欠(58)によって形成されている、請求項16記載の噴射弁。 19.弁開口(17)で軸方向に延びる燃料貫流領域(52)が、弁ニードル( 18)のためのガイドウエブ(51)間に設けられていて、これらの燃料貫流領 域にそれぞれ、燃料通路(29”)の一部が配属されている、請求項16から1 8までのいずれか1項記載の噴射弁。 20.弁ニードル(18)にストッパ部材(31,36)が設けられており、該 ストッパ部材が、弁ニードル(18)の運動を噴射方向で制限するために、弁開 口(17)に配属された対抗ストッパ(15,47)と協働し、この際に、スト ッパ部材(31,36)と対抗ストッパ(15,47)との間の間隔が、弁の閉 鎖時において弁ニードル(18)の開放ストロークよりも大きい、請求項1から 19までのいずれか1項記載の噴射弁。 21.ストッパ部材(31,36)が、弁ニードル(18)に設けられた溝(3 2,32’)内に固定されている、請求項20記載の噴射弁。 22.ストッパ部材として固定リング(31)が設けられている、請求項20又 は21記載の噴射弁。 23.固定リング(31)がポリマー材料より製造されている、請求項22記載 の噴射弁。 24.ストッパ部材として固定管(36)が設けられている、請求項20又は2 1記載の噴射弁。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 クリスティアン プロイスナー ドイツ連邦共和国 D―71706 マルクグ レーニンゲン ベルガーゲスレ 8

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1. 特に燃料を内燃機関の燃焼室内に直接噴射するための噴射弁であって、噴 射開口を形成するために弁座によって取り囲まれる弁開口を有する弁体と、閉鎖 位置に付勢される、閉鎖ヘッドを有する弁ニードルとを備えており、該弁ニード ルは弁開口を通って延びていて、弁座と協働する閉鎖ヘッドが弁の閉鎖時に噴射 側で弁座に当接するようになっている形式のものにおいて、 燃料流れ経路で噴射開口(30)の手前に、周方向で分配された多数の燃料通 路(29,29’,29”)が配置されていて、これらの燃料通路から吐出され る1つ又は多数の燃料流が、噴射開口(30)の後ろまでほぼ維持され、燃料通 路(29,29’,29”)の各横断面が協働して、弁を通る流過経路の貫流量 を決定する横断面を規定するようになっていることを特徴とする、特に燃料を内 燃機関の燃焼室内に直接噴射するための噴射弁。 2. 燃料通路(29,29’)が、弁ニードル(18)を取り囲む環状室(2 8,45)内に開口しており、該環状室が、噴射開口(30)の手前で弁開口( 17)内に設けられている、請求項1記載の噴射弁。 3. 燃料通路(29,29’,29”)が、その閉鎖ヘッド(19)の領域内 でガイドされたガイド部( 15,60)内に形成されている、請求項1又は2記載の噴射弁。 4. 円錐形のガイド体(60)が、弁ニードル(18)のためのガイド部とし て、円錐形の区分を有する弁開口(17)内に挿入されている、請求項1から3 までのいずれか1項記載の噴射弁。 5. 燃料通路(29)が孔として構成されている、請求項1から4までのいず れか1項記載の噴射弁。 6. 燃料通路(29’)が溝(43)として、弁ニードル(18)をガイドす る開口(17,62)の壁部に形成されている、請求項1から4までのいずれか 1項記載の噴射弁。 7. 溝として構成された燃料通路(29’)が外側で傾斜面(70)を有して おり、該傾斜面が、弁ニードル(18)に設けれらた縁部(71)と協働して、 貫流量を決定する、弁を通る流過経路の横断面を規定する、請求項6記載の噴射 弁。 8. 弁ニードル(18)をガイドする開口(17)が入口側で円錐形の区分( 17’)を有しており、該円錐形の区分(17’)と弁ニードル軸線とが、燃料 通路(29’)の傾斜面(70)とほぼ同じ角度を形成している、請求項7記載 の噴射弁。 9. 燃料通路(29’)が溝(69)として、ガイド体(60)の円錐形の外 周面(66)に形成されている、請求項4記載の噴射弁。 10.弁開口(17)の入口領域に、燃料通路(29”)を有する調量円板(5 3,53’)が配属されており、該調量円板(53,53’)が、弁ニードル( 18)のための中央の開口(54)を有している、請求項1又は2記載の噴射弁 。 11.燃料通路(29”)が、調量円板(53)の調量開口(55)によって形 成されている、請求項10記載の噴射弁。 12.燃料通路(29”)が、調量円板(53’)の中央の開口(54)の縁部 の切欠(58)によって形成されている、請求項10記載の噴射弁。 13.弁開口(17)で軸方向に延びる燃料貫流領域(52)が、弁ニードル( 18)のためのガイドウエブ(51)間に設けられていて、これらの燃料貫流領 域にそれぞれ、燃料通路(29”)の一部が配属されている、請求項10から1 2までのいずれか1項記載の噴射弁。 14.弁ニードル(18)にストッパ部材(31,36)が設けられており、該 ストッパ部材が、弁ニードル(18)の運動を噴射方向で制限するために、弁開 口(17)に配属された対抗ストッパ(15,47)と協働し、この際に、スト ッパ部材(31,36)と対抗ストッパ(15,47)との間の間隔が、弁の閉 鎖時において弁ニードル(18)の開放ストロークよりも大きい、請求項1から 13までのいずれか1項記 載の噴射弁。 15.ストッパ部材(31,36)が、弁ニードル(18)に設けられた溝(3 2,32’)内に固定されている、請求項14記載の噴射弁。 16.ストッパ部材として固定リング(31)が設けられている、請求項14又 は15記載の噴射弁。 17.固定リング(31)がポリマー材料より製造されている、請求項16記載 の噴射弁。 18.ストッパ部材として固定管(36)が設けられている、請求項14又は1 5記載の噴射弁。 19.弁開口(17)の直径が、弁座(16)の直前の領域で、弁ニードル(1 8)のためのガイド直径に相当し、弁ニードル(18)が閉鎖ヘッド(19)に 隣接して、環状室(28)を内側で制限する環状の溝(27)を有している、請 求項2から18までのいずれか1項記載の噴射弁。 20.弁開口(17)の壁部に、環状室(28)を外側で制限する環状の溝(2 6)が配置されていて、弁開口(17)が溝(26)と弁座(16)との間でつ ば(35)有している、請求項19記載の噴射弁。
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