JP2000516337A - ポリマー分散剤及びそれを原子炉蒸気発生器に使用する方法 - Google Patents

ポリマー分散剤及びそれを原子炉蒸気発生器に使用する方法

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Abstract

(57)【要約】 連続運転中の原子炉蒸気発生器内の金属酸化物付着物の蓄積を最少とするために、蒸気発生器の二次側に流入する給水に対して添加される、新規な高純度ポリマー分散剤およびスラッジコンディショナーが開示される。この高純度ポリマーは、アクリル酸ポリマー、メタクリル酸ポリマー、アクリレートポリマー、メタクリレートポリマー、コポリマー類、ターポリマー類、アクリレート/アクリルアミドコポリマー、アクリレート/メタクリレートコポリマー、ターポリマー類、およびそれらの混合物からなる群から選択される。このポリマー分散剤およびスラッジコンディショナーの製造方法と適用方法、さらにはブローダウン流からの金属酸化物とポリマーの除去方法も開示される。

Description

【発明の詳細な説明】 ポリマー分散剤及びそれを原子炉蒸気発生器に使用する方法 背景技術 本発明は、特定の高純度のポリマー分散剤を用いることによって、加圧水型原 子炉蒸気発生器の二次側の蒸気発生管に付着する金属酸化物を最小限に減らすた めの新規な方法、およびそのための新規な物質に関するものである。 現在、原子炉蒸気発生器の二次側において、運転中に金属酸化物やスラッジの 付着を防止または減少させる方法は存在しない。蒸気発生器の二次側に流入する 不純物の量を制御する方法として現在存在するのは、純水を利用する方法のみで ある。蒸気発生器の二次側内に金属酸化物が蓄積する結果、蒸気出力が減少し、 これにより発電プラントからの電気出力の損失をもたらし、蒸気発生器内での水 位の変難が大きくなるため、蒸気および電気出力の低下をもたらし、二次側の水 からの溶解化学物質が濃縮されることにより、熱交換器内での腐食、仕着の発生 をもたらす。加圧水型原子炉蒸気発生器の二次側での腐食は、最終的には、蒸気 発生器それ自体が1機当たりおよそ2億ドルの費用を掛けて交換されない限り、 管体の階塞や膜形成をもたらす結果となり、且つ、熱交換の損失や流量の不均一 により電気出力が大幅に減少することになる。 従って、循環型蒸気発生器の二次側で金属酸化物が付着するのを減少させる方 法として公知の方法はすべて、熱交換器に付 着物が蓄積された後で、かかる付着物を除去するというものである。循環型蒸気 発生器の二次側から、懸濁および溶解している不純物を除去するのに採用される 主たる方法としては、ブローダウン系によって、運転中の蒸気発生器から水の一 部を連続的若しくは周期的に除去することである。典型的には、上記ブローダウ ン系は、運転中の循環型蒸気発生器に流入する金属酸化物または不純物全体のう ちわずかに10%程度まで除去するに過ぎないものであり、残留する金属酸化物 や不純物はそのまま蓄積し続け、循環型蒸気発生器の二次側に付着されることに なる。この付着は圧力損失を招き、水位変動となり、原子炉蒸気発生器の二次側 の腐食を引き起こすことになる。 装置が停止状態若しくはそれに近い状態にあるときに、原子炉蒸気発生器の二 次側から金属酸化物や不純物を除去するための物理的及び化学的な方法がいくつ か提案されている。その一つは、停止時にスラッジ除去(sludge lancing)をす るものであり、原子炉蒸気発生器の下部配管に高圧の水を吹きかけて、緩く付着 した酸化物付着物やスラッジを洗い流すものである。この方法は、上部配管支持 板の付着物や腐食物を洗い流すことはできず、原子炉蒸気発生器の二次側の目詰 まりした裂け目(クレヴァス)を洗浄することもできない。この方法で除去され る金属酸化物又は腐食物の割合は、典型的な18か月燃料サイクルの間に原子炉 蒸気発生器に流入する酸化物全量のおよそ2%である。スラッジ除去を完全に行 う場合のコストは、典型的な4ループ型プラントの場合、各18か月の燃料サイ クルに対しておよそ35万ドルほどである。 原子炉蒸気発生器の二次側から停止時に金属酸化物/スラッジを除去する別の 方法としては、バンドル・フラッシュ(bundle-flush)法が提案されている。この 方法は、循環型蒸気発生器の上方から水を吹き付けて、上部配管支持板から緩く 付着したスラッジを除去するものである。しかしながら、この方法は1回当たり およそ50万ドルほどかかり、しかも、柔らかくて緩く付着したスラッジだけを 除去できるに過ぎず、熱交換面に強く付着したスラッジを除去することはできな い。更に、熱交換構造体内部に形成された小さな裂け目は、この方法では浄化で きない。従って、この方法では充分な目的は達成できず、熱交換構造体内部に強 固に付着した付着物若しくは妨害物を除去することに際しての上記した問題点を 解決するものとはならない。 閉塞された若しくは目詰まりした裂け目を開口し若しくは浄化する方法として 、クレヴァス・フラッシュ法が提案されている。この方法は、原子炉蒸気発生器 の二次側を不活性雰囲気で過剰圧力として沸点以上に加熱し、次いで上記の過剰 圧力を開放するものである。このクレヴァス・フラッシュ法は沸騰作用を引き起 こさせて、これによって原子炉蒸気発生器の裂け目から不純物を洗い流そうとす るものである。しかしながら、この方法はその効果に限界があり、時間がかかる ることにより停止時間が長期になり、電気業界におけるコスト高となる。 原子炉蒸気発生器内に緩く付着したスラッジや付着物を除去する除去作業を促 進するために、炉停止中に行なう化学的浸透洗浄法(ケミカル・ソーク法)が提 案されている。このケミカ ル・ソーク法は、ジメチルアミンやモルホリンなどのアミンを採用するものであ る。しかし、このソーク法は、緩く付着した付着物を除去するに際してその効果 に限界があり、更に、除去される金属酸化物の量若しくは割合がとても受容され るほどのものではなかった。この方法は、低コストであるという利点はあるが、 しかしその欠点として、時間が掛かり、金属酸化物除去の効果と量が満足し得る ものではなかった。 圧力パルス洗浄又は水スラッピング法は機械的な方法であって、供給停止中や 運転停止中に採用して、緩く付着したスラッジを蒸気発生器の上部配管や配管支 持板から除去するのに使用される。スラッジ又は付着物は、二次側の水位を所望 レベルまで高め、次いで窒素ガスのような高圧ガスを水中に注入することによっ て除去される。気泡の破裂が水面に到達し、緩く付着したスラッジ又は酸化物付 着物の限定量を部分的に除去する。この方法は、金属酸化物の除去量を、蒸気発 生器内に付着した金属酸化物の総量の5〜15%程度高めることができるが、強 固に付着した付着物を除去できず、さらには金属酸化物又は腐食物で充填された 裂け目を開口できない。圧力パルス洗浄の典型的費用は一装置当たり20万〜6 0万ドルであり、1〜4回の燃料サイクル毎に洗浄を行うことが推奨される。 最後に、低温もしくは高温での化学的洗浄方法および化学的に改善された圧力 パルス洗浄方法について述べれば、これらの方法は、原子炉蒸気発生器内の金属 酸化物の付着物を溶解する特定の有機物質を使用するものである。洗浄液は金属 酸化物の付着物を溶解し、使用済みの洗浄液は処理されて適切に廃棄さ れなければならない。上記した種々の化学的洗浄法は、原子炉蒸気発生器に付着 した特定の金属酸化物を除去するために選択することができる。化学的洗浄方法 の変法には、不活性雰囲気下で洗浄液を沸点以上の温度に加熱し、次いで圧力を 開放してクラックや裂け目で沸騰を起こさせる方法や、パルス洗浄方法を用いて 洗浄液の循環や移動を促進させる方法がある。上記した化学的洗浄方法は、循環 型蒸気発生器二次側の金属酸化物付着物を実質的に100%除去するものである が、しかし、そのコストは一回の洗浄につき500万〜1000万ドルにもなる 。運転中の原子力発電所の多くは、その寿命の間に少なくとも1回は運転中での 化学的洗浄を必要とするものである。 このように、原子炉蒸気発生器の二次側から金属酸化物を除去するための従来 の機械的方法はいずれも、原子力発電所の連続的な運転に起因して生じる熱交換 構造体内で緩やかに付着した酸化物を除去ことを目指すものである。化学的洗浄 方法は実質的には全ての金属酸化物を除去するが、この方法は極端にコスト高で あるとともに、長時間を必要とする。したがって、上記した従来の化学的または 機械的方法はどれも、原子炉蒸気発生器の稼動中にその二次側内にスラッジが付 着したり形成するのを防止することを目指すものではなかった。これら従来の方 法は、原子炉蒸気発生器の二次側に酸化物や腐食物が付着した後に、これらの付 着物を除去するものであり、きわめてコスト高であり、さらには、原子力発電所 の大幅な稼動停止時間を生じさせる。 1900年代初め頃より、化石燃料の蒸気発生器におけるス ラッジ付着物を低減させるために天然のポリマー分散剤が使用されてきた。そし て最近では、合成ポリマーが、化石燃料の蒸気発生器における金属酸化物の分散 およびスラッジのコンディショニングのために使用されてきた。しかしながら、 かような合成ポリマーは循環型蒸気発生器の二次側で金属酸化物の付着を最少に 抑える用途には適切ではない。水処理用途に最近開発されて使用されている多く の合成ポリマーは、重合開始剤として、過硫酸ナトリウムのような無機物質を使 用し、連鎖移動剤として他の無機物質を使用して製造される。しかしながら、ナ トリウムや過硫酸塩の無機物質は、原子炉蒸気発生器の用途で規定されている量 よりもかなり過剰に望ましくない汚染物をもたらものである。ボイラーに使用さ れる典型的なポリマーは、原子炉蒸気発生器の用途に許容されるレベルの500 倍ほどの濃度で無機物質分を含んでいる。無機物質不純物はナトリウム、カリウ ム、塩化物、イオウ、フッ素、及びリンなどの元素を含むものであり、これらの 元素は、原子炉蒸気発生器の運転に用いられる場合、特に含有してはならず、損 傷を与えるものである。 水処理用途に用いる合成ポリマーは、典型的にはナトリウム又はカリウムで中 和され、無機塩を形成する。アンモニアで中和する方法も多少は採用されている が、アンモニアは銅合金腐食剤として知られているものである。ポリマーの中和 は、システムを混乱させる可能性(アップセット・ポテンシャル)を最少とする 。ポリマーを中和しないで使用する場合もあるが、供給量の変動はpHを下げる ことによってシステムの混乱をもた らし、その結果、運転システムを腐食させることになる。 発明の要約 本発明の一つの目的は、原子炉蒸気発生器の二次側において、その全ての運転 状態中に、スラッジ、腐食物、又は金属酸化物の付着物の形成を実質的に防止す る方法を提供することである。 本発明の別の目的は、原子炉蒸気発生器の二次側に流入する給水に高純度のポ リマー分散剤を適用することにより、原子炉蒸気発生器の二次側において、その 全ての運転状態中に、スラッジ、腐食物、又は金属酸化物の付着物の形成を実質 的に防止する方法を提供することである。 本発明のさらに別の目的は、原子炉蒸気発生装置の二次側に流入する給水に高 純度のポリマー分散剤を適用することであって、上記高純度ポリマー分散剤を、 アクリル酸ポリマー、メタクリル酸ポリマー、アクリレートポリマー、メタクリ レートポリマー、コポリマー類、ターポリマー類、及びこれらの混合物からなる 群から選択するものである。 本発明の別の目的は、高純度のポリマー分散剤を、アクリレート/アクリルア ミドコポリマー、アクリレート/メタクリレートコポリマー、ターポリマー類、 及びこれらの混合物からなる群から選択することである。 本発明のさらに別の目的は、原子炉蒸気発生器の二次側に流入する給水に好適 な高純度ポリマー分散剤を添加して、原子炉蒸気発生器の二次側にスラッジ、腐 食物、又は金属酸化物の付着物形成を防止することである。 本発明の更に別の目的は、化学的に純度の高いポリマー分散 剤の組み合わせを使用して、原子炉蒸気発生器内の金属酸化物腐食付着物を除去 し、且つ、原子炉蒸気発生器の運転中にかような腐食付着物が生成されるのを防 止することである。 本発明の更に他の目的は、原子炉蒸気発生器の二次側でスラッジ、腐食物、或 いは金属酸化物の付着物の形成を防止するために用いる高純度のポリマー分散剤 を、非無機物の反応開始剤、停止剤、および中和剤を用いて調製することである 。 本発明の更に別の目的は、1300psi以下の圧力下で、且つ1300ps iにおける飽和温度に相当する温度で、充分な分散剤活性を有するとともに、熱 安定性を付与するに充分な高純度と分子量を備えた高純度ポリマー分散剤を調製 することである。 本発明の更に別の目的は、高純度ポリマー分散剤を、モノエタノールアミン、 モルホリン、ジエタノールアミン、3−メトキシプロピルアミン、ジエタノール アミン、ジエチルアミノエタノール、ジメチルプロパノールアミン、シクロヘキ シルアミン、2−アミノ−2−メチル−1−プロパノール、トリエタノールアミ ン、3−ヒドロキシキヌクリジン、及び5−アミノペンタノールのごときアミン で中和して、蒸気発生器内のpHレベルをおよそ9.5程度に維持することによ って、原子炉蒸気発生器におけるシステムの混乱(アップセット)を最少にする ことである。 本発明の更に別の目的は、500〜1300psiの圧力範囲で運転する加圧 水型原子炉の蒸気発生器二次側に流入する給水に混合される高純度ポリマー使用 して、原子力発電所の運転 中に金属酸化物腐食付着物の形成を防止することである。 本発明の更に別の目的は、要求される水質基準に合致させるのに好適であり、 且つ運転停止中に原子炉蒸気発生器から金属酸化物を除去するために用いること ができる、イオウ含有活性基若しくはリン含有活性基を含む高純度ポリマー分散 剤を使用することである。 本発明の更に別の目的は、有効孔径およびゼータ電位を変化させることにより 特別に効果的にした濾過媒体で濾過するといった方法を使用して、排出されるブ ローダウン水中に残留するポリマー分散剤や金属酸化物/ポリマー分散剤複合物 を除去して再循環させることである。 本発明の更に別の目的は、木炭又は活性炭フィルターを使用して、排出される ブローダウン水中に残留するポリマー分散剤や金属酸化物/ポリマー分散剤複合 物を除去し、システム中を再循環させ、あるいは受入れ流への最終的な排出を行 うことである。 本発明の更に別の目的は、脱塩のごとき方法を使用して、排出されるブローダ ウン水中に残留するポリマー分散剤や金属酸化物/ポリマー分散剤複合物を除去 し、原子力発電所内での蒸気発生の再循環給水として使用し、あるいは受入れ流 への最終的な排出を行うことである。 本発明の別の目的は、凝集、凝固、逆浸透、限外濾過のごとき精製法および限 外濾過法を使用して、排出されたブローダウン水中に残留するポリマー分散剤や 金属酸化物/ポリマー分散剤複合物を除去した後、これを再循環若しくは受入れ 流への最 終的な排出を行うことである。 本発明は、すべての運転モードにおいて原子炉蒸気発生器の二次側内部で金属 酸化物類からなる付着物の生成を防止するために、選択された高純度のポリマー 分散剤を利用することに関するものである。このポリマー分散剤は、アクリル酸 ポリマー、メタクリル酸ポリマー、アクリレートポリマー、メタクリレートポリ マー、コポリマー類、ターポリマー類、およびこれらの混合物、アクリレート/ アクリルアミドコポリマー、アクリレート/メタクリレートコポリマー、ターポ リマー類、およびこれらの混合物からなる群から選ばれる。特に、ポリマー分散 剤は、高分子モノ不飽和カルボン酸または高分子スルホン化スチレンポリマー、 およびコポリマー類とすることができる。さらに、イオウ−含有およびリン−含 有官能基またはこれらの混合物をもつポリマー分散剤またはポリマー分散剤配合 物を、発電用原子炉の運転停止時または運転中の蒸気発生器からの鉄の輸送およ び除去に利用することも、本発明の範囲内に含まれるものである。 本発明に使用されるポリマー分散剤は、ブローダウン系を介しての蒸気発生器 二次側からの排出物の化学分析結果が、ナトリウム、カリウム、カルシウム、マ グネシウム、塩化物、硫酸塩、ケイ酸塩、およびリン酸塩イオンの各イオンの濃 度が、通常の運転中のブローダウン中に約10ppb未満となる程度の、十分な 純度のものである。 さらに、蒸気発生器の二次側に流入する給水への添加物として本発明で使用す るポリマー分散剤は、酸化鉄1部の付着を除 去および抑制するために約1〜1,000部のポリマー分散剤を要するような金 属酸化物の分散およびスラッジのコンディショニング特性を具備する。酸化鉄は 、原子炉蒸気発生器からの金属酸化物/スラッジ排出物中に含まれる主要な金属 酸化物である。しかしながら、このポリマー分散剤濃度は、給水流中の酸化鉄の 量および添加物として最初に使用されるポリマー分散剤の濃度に依存し、好まし くは、酸化鉄1部に対してポリマー分散剤1〜25部の範囲である。蒸気発生器 の二次側から流出してタービンに流入する蒸気の、25℃に補正されたカチオン 導電率の測定値は、1.0μS/cm以下とすべきである。金属酸化物の輸送、 すなわち蒸気発生器の二次側に流入する給水からの酸化鉄の除去程度は、ブロー ダウン流中の含有量として、前記したポリマー分散剤を添加しない場合よりも5 %増加またはそれ以上となる。 本発明はさらに、以下に詳述し、添付図面に図示し、特に特許請求の範囲に記 載した新規な特徴および化学的事項からなるものであるが、本発明の要旨から逸 脱することなく、あるいは本発明の利点を犠牲にすることなく、種々の変更をな しうることが理解できるであろう。 図面の簡単な説明 本発明の理解を促すために、本発明の好ましい実施態様を添付図面に図示して おり、この図面を以下の説明と関連させて考えれば、本発明とその操作、および 多くの利点が容易に理解できよう。 図1は、原子力発電所の構成部材、および、本発明に従ってスラッジ、腐食、 または金属酸化物を除去しその生成を抑制するために、蒸気発生器の二次側に流 入する給水への新規なポリマー分散剤の適用を説明する説明図である。 発明の詳細な説明 図1は原子力発電所10を模式的に図示するものであり、蒸気発生器14と共 働しうるように接続された原子炉12から構成され、蒸気発生器14では原子炉 からの熱が導管13を通って伝熱管15へ導かれる。原子炉は、蒸気発生器の蒸 気ドラム部18中の蒸気発生器二次側16に流入する給水を加熱して飽和蒸気を 生成し、この飽和蒸気は二次側から導管19を通って導かれ、周知のように、タ ービン20と発電器22を駆動する。タービン20で使用された加熱蒸気は、導 管23を通って真空下の復水器24へ導かれ、ここで循環蒸気/給水が冷却され る。冷却された給水は導管26を通って復水器24から導出され、直列配置した 複数の抽出器および低圧、高圧加熱器27を通過して加熱され、周知のように、 導管28を通って蒸気発生器の二次側へ戻される。望ましくは、ポンプ29を設 置して系の循環を促進させる。ブローダウン導管30を蒸気発生器14の二次側 下部に設け、蒸気発生器内部に蓄積した不純物の除去を可能にし促進させる。蒸 気発生器の二次側から導出されたブローダウン物質は直列配置した複数の濾過手 段32により濾過され、サンプリング口40を介して化学的に分析され、次いで 導管36を通って真空下の復水器24へ戻されてさらに精製され、次 いで、蒸気/給水に関して上述したと同様にして、二次側に流入する給水として 戻される。濾過手段としては、木炭、活性炭、メッシュフィルター、限外濾過、 逆浸透が採用できる。あるいはまた、ブローダウン物質をバルブ41を介して導 管30’を通って種々の濾過手段32’へ導き、処理済廃棄物質を濾過し、この 物質を受入れ流38へ排出する。 蒸気発生器二次側内部の酸化物および不純物を除去するための従来技術による ブローダウン方法では、原子炉蒸気発生器14の二次側内部に蓄積された金属酸 化物合計の高々10%しか除去されない。本発明の最も重要な点は、選択された 高純度ポリマー分散剤を確認した点である。かようなポリマー分散剤を蒸気発生 器の二次側に流入する給水に添加すると、蒸気発生器運転中の金属酸化物の蓄積 を抑制し、蒸気発生器から除去される金属酸化物を実質的に増加させることがで きる。 本発明で使用するポリマー分散剤およびスラッジ・コンディショナーは、アク リル酸ポリマー、メタクリル酸ポリマー、アクリレートポリマー、メタクリレー トポリマー、そのコポリマー類、ターポリマー類からなる群から選択される。さ らにこのポリマー分散剤は、アクリレート/アクリルアミドコポリマー、アクリ レート/メタクリレートコポリマー、そのターポリマー類、およびこれらの混合 物からなる群から選ばれる。特に、ポリマー分散剤は、モノ不飽和カルボン酸ま たはスルホン化スチレンのポリマーおよびコポリマー類とすることができる。イ オウー含有およびリン−含有官能基またはこれらの混合物をもつポリマー分散剤 またはポリマー分散剤配合物を、発電用原子炉 の運転停止中または運転中の蒸気発生器14からの鉄の輸送および除去に利用す ることも、本発明の範囲内に含まれるものである。 本発明に使用されるポリマー分散剤は高純度を有しており、蒸気発生器の二次 側からの濾過・浄化済ブローダウン排出物の化学分析結果が、ナトリウム、カリ ウム、カルシウム、マグネシウム、塩化物、硫酸塩、ケイ酸塩、およびリン酸塩 イオンの各イオンの濃度が、通常の運転中に約10ppb未満となるようにする 。好ましくは、ブローダウン排出物中の各イオン濃度の化学分析は、約1ppb 以下の範囲とすべきである。 通常運転中は、給水中の鉄濃度は代表的には5ppbより少ない。しかしなが ら、非定常状態の運転中、例えばユニット始動中は、給水中の鉄濃度は数百pp bに上昇することもある。本発明によるポリマー分散剤は、金属酸化物汚損およ び付着を最少にし、蒸気発生器中でスラッジのコンディショニングをもたらす。 スラッジコンディショニングにより、蒸気発生器のスラッジ除去(sludge lanci ng)に際して金属酸化物の除去を促進させる。これらの高純度ポリマーは、蒸気 発生器ユニットの給水に対する無機汚染物の量、およびユニットの二次側での濃 縮後のブローダウン中の無機汚染物の量を最少にする。ポリマー生成物の無機汚 染物レベルは、蒸気発生器の水を100回循環させる場合には全無機物固体の1 00ppm未満とすべきであり、300回循環させる場合には30ppm未満と すべきである。これらの要求は、生成物の汚染物レベルをブローダウン中で10 ppb未満、好ましくは1ppb未満とする必要があ ることに基づいている。上記した限定の全てと組み合わせて、生成されるポリマ ーは系の運転圧力および温度、低い運転pH(9.5)で熱的に安定であって、 酸化鉄のごとき金属酸化物を分散させることができなくてはならない。本発明の 特に好ましい実施態様は、アクリル酸、メタクリル酸、および本発明に有用なそ の他の既知モノマーの重合の開始剤として、過酸化水素または他の有機過酸化物 を用いたときに生成される高分子化合物である。無機汚染物を生成しない他の開 始剤には、過酸化ベンゾイル(商品名「LUCIDOL 78」、エルフアトケム社製)、 過酸化アセチル、過酸化コハク酸、過酸化ラウロイル(商品名「Alperox-F」、 エルフアトケム社製)、過酸化デカノイル(商品名「Decanox-F」、エルフアト ケム社製)、過酸化水素、2,2’アゾビス(2−メチルプロパンニトリル)( 商品名「Vazo 64」、デュポン社製)、2,2’アゾビス(2−メチルブタンニ トリル)(商品名「Vazo 67」、デュポン社製)、t−ブチルペルオクトエート 、t−ブチルペルオキシイソブチレート(商品名「Luperso180」、エルフアトケ ム社製)、t−ブチルペルオキシプリバレート(商品名「Lupersol 11」、エル フアトケム社製)、および4,4’−アゾビス(4−シアノバレリアン酸)(商 品名「V-501」、ワコ社製)が挙げられる。過酸化水素、その他の有機過酸化物 および有機開始剤は、無機汚染物をもたらさないが、予期しなかったことには、 金属酸化物類の有効なポリマー分散剤やスラッジコンディショナーで無機物固体 を実質的に含まないものを生成する。 蒸気発生器の二次側に流入する給水への添加物として本発明 で使用するポリマー分散剤の濃度は、蒸気発生器内の酸化鉄1部の付着を除去お よび抑制するために約1〜1,000部のポリマー分散剤を要するような金属酸 化物の分散特性を具備する。好ましい範囲は、ポリマー分散剤1〜25部の間で ある。酸化鉄は、蒸気発生器からの排出物中に含まれる主要な金属酸化物である 。従ってポリマー分散剤の濃度レベルは、給水中に含まれる酸化鉄の量、および ポリマー分散剤添加物として最初に用いたポリマー分散剤の濃度に依存する。 上述したように、本発明において有用な新規ポリマー分散剤は、イオウおよび /またはリンを含有する官能基をもちうるということも、本発明の範囲内に含ま れるものである。かような官能基は、蒸気発生器を通過する間に分解し、二次側 の水質を汚し、腐食の可能性を増大させるけれども、ポリマー分散剤中のこれら の活性基は、分解してもNa、K、Ca、Mg、Cl、SO4、SiおよびPO4 イオンの濃度を約10ppbより多くは増加させないものを使用することができ る。 蒸気発生器14の二次側から導管19を通って導出される蒸気のサンプリング 口19’を介して測定されたカチオン導電率は、25℃変換値で1.0μS/c m以下とすべきである。金属酸化物の輸送、すなわち蒸気発生器の二次側に流入 する給水からの金属酸化物の除去は、ブローダウン系中の含有量として、前記し たポリマー分散剤を添加しない場合よりも5%増加またはそれ以上の増加となる 。 本発明で有用な高純度ポリマー分散剤の一例は、ポリアクリル酸ポリマー分散 剤であり、これをポリマーAと呼称して、そ の調製方法を以下に説明する。 ガラス内張りされた反応容器中に、64.38部の脱イオン水、20.60部 の氷アクリル酸、および連鎖移動剤として10.94部のイソプロパノールを撹 拌しながら仕込んだ。窒素ガスのスパージを行い、15分間撹拌溶液中を泡立て た。温度が88℃まで上昇し、4.08部の過酸化水素(35%)を添加した。 窒素ガスによるガスシール下で、温度を88℃に5−1/2時間維持した。温度 が92℃を越える場合には冷却を行ってもよい。反応の終了時に、イソプロパノ ールを反応生成物から除去し、測定温度は96℃であった。冷却を開始し、脱イ オン水の相当量を添加して、イソプロパノール−水混合物の除去量を補った。ポ リマーAと称せられる最終生成物は、無機質固体を含まず、イソプロパノール含 有量はわずかに100ppmであり、固形分は20%、pHは2であった。ポリ マーAの重量平均分子量は135,000であった。ポリマーAの分析結果は、 塩化物が<2ppm、ナトリウムが<10ppm、イオウが<5ppm、リンが <5ppm、カリウムが<10ppmであった。ポリマーAは、酸素除去剤とし てヒドラジンを使用し、900psig、277℃に2時間曝した場合に、優れ た熱安定性を示した。 連鎖移動剤としてイソプロパノールを使用せずに、高純度ポリアクリル酸を調 製した別な例を以下に説明する。ガラス内張りされた反応容器中に、34.34 部の脱イオン水、16.09部の氷アクリル酸を撹拌しながら仕込んだ。窒素ガ スのスパージを行い、15分間撹拌溶液中を泡立てた。温度が80℃ま で上昇し、27.89部の過酸化水素(35%)を徐々に添加した。温度が88 ℃に上昇した時点で冷却を施し、91℃を越えないようにした。窒素ガスによる ガスシール下で、温度は95℃まで上昇し、この温度に5−1/4時間維持した 。次いで生成物を室温まで冷却し、冷却しながら21.68部のモノエタノール アミンを徐々に添加した。ポリマーBと呼称するポリアクリル酸のモノエタノー ルアミン塩は、無機質固体を含まず、固形分は20.5%であった。この生成物 の測定pHは10.2であり、重量平均分子量は138,000であった。本発 明においては、ポリマー分散剤およびスラッジコンディショナーは、約1,00 0,000以下の重量平均分子量を有してよく、好ましい重量平均分子量は約7 0,000〜150,000の範囲である。 高純度ポリマーの酸化鉄分散効果を測定するために、沈殿鉄(5ppm Fe )を水酸化鉄としてpH11で現場で調製した。活性ポリマーを6ppmの投与 量で添加し、得られた混合物を3時間還流した後、沈降試験を行った。良好な鉄 分散剤は、23時間の沈降時間の後に、大部分の鉄を溶液中で懸濁状態に維持す ることになる。試験の結果を表1に示す。 表1に示したように、高純度ポリマー(ポリマーA〜Q)は酸化鉄に対して効 果の高い分散剤であり、一方、ポリマーRは比較的効果がなかった。ポリマーA 〜Qは19〜21%の固形分を含むものである。ポリマーRは市販の45%ポリ アクリル酸溶液であり、開始剤として2.9%のナトリウムを含む過硫酸ナトリ ウムを用いて調製されたものである。 金属酸化物除去(MOR)%は下記式により計算される: MOR% 代表的な原子炉蒸気発生器は、ポリマー分散剤処理を施さない場合にMOR%は 約5%である。表1は、系の中で酸化鉄を分散させる効果を示している。例えば 、ポリマーAは85%分散させており、1700%増加している。 ポリマーAは化学的に分析されており、ナトリウム、カリウム、カルシウム、 マグネシウム、塩化物、硫酸塩、ケイ酸塩、およびリン酸塩イオンのブローダウ ン排出物中の濃度で約10ppb未満、好ましくは1ppb未満の濃度をもたら すと計算されている。 この好適なポリマー分散剤を選択する際に考慮される別なファクターは、原子 炉蒸気発生器の条件下でのポリマー分散剤の分解率すなわち熱安定性と、原子炉 蒸気発生器に流入するあらゆる種の滞留時間との関係である。滞留時間は下記式 により計算される。 滞留時間=7・t1/2 ここでt1/2はクリーンアップシステム(cleanup system)の半減期である。 t1/2=ln(2)・MSG/mBD ここで、MSG=蒸気発生器中の液体の質量(lbs.) mBD=ブローダウン水の質量流量 (lbs./hr.) 代表的な原子炉蒸気発生器においては: MSG=全出力時の液体で100,000lbs. mBD=33,000lbs./hr. であり、この場合の半減期t1/2は2.1時間、滞留時間は14.7時間となる 。滞留時間14.7時間というのは、蒸気発生器に流入するポリマー分散剤の量 が14.7時間後には測定しうる程に検出できないことを意味する。ポリマーの 分解率は、ポリマー濃度を時間の関数として測定する再生オートクレーブ試験に 基づくものである。このポリマー分散剤は、原子炉蒸気発生器中で使用するのに 必要とされる熱安定性を有していた。 高純度ポリマー類の熱安定性は、900psig、530°F(277℃)、 4時間のオートクレーブ処理前後での、酸化鉄の分散に対するポリマー類の活性 を測定することによって、決定される。試験溶液は、ジエタノールアミンを用い てpH約9.5に調整された。ポリマー投与量10ppmで得られた試験結果を 表2に示す。 高純度ポリマー類(ポリマーC、D、E、FおよびH)の性能は、高圧、高温条 件でのオートクレーブ処理により悪影響を受けていない。 金属酸化物を分散させるために原子炉蒸気発生器の二次側に高純度ポリマーを 添加するに際しては、好ましくは高純度ポリマーをアミンで中和する。中和する ための好適なアミンは、モノエタノールアミン、モルホリン、ジメチルアミン、 3−メトキシプロピルアミン、ジエタノールアミン、ジエチルアミノエタノール 、ジメチルプロパノールアミン、シクロヘキシルアミン、2−アミノ−2−メチ ル−1−プロパノール、トリエタノールアミン、3−ヒドロキシキヌクリジン、 および5−アミノペンタノールである。高純度ポリマーのアミン塩の例としては 、ポリマーAのモノエタノールアミン塩、ポリマーAのモルホリン塩、およびポ リマーAの3−メトキシプロピルアミン塩がある。中和用アミンは、中和能力を もつだけでなく、金属−不動態化効果も有する。 純度、カチオン導電率、金属酸化物輸送、および滞留時間を 評価して、ポリマー分散剤が使用しうるものであれば、選択されたポリマー分散 剤について、コンスタント・イクステンション・レート・テスト(Constant Ext ension Rate Test:CERT)で評価すべきである。この試験は、原子力発電プラン トの蒸気発生器で用いられる主要な管材料であるアロイ600からなる試験片の 応力腐食割れを測定するものである。このCERT試験は、ゲージ長0.5イン チ、幅0.125インチ、肉厚約0.045インチのアロイ600管材料を必要 とする。試験溶液をステンレス鋼製の給水タンク中で調製するが、この試験溶液 の調製に先立ち、給水タンクから酸素を除去して窒素ガスで満たしておく。窒素 のカバーガスは、試験溶液の上方に常時保持しておき、試験は2つの試験溶液に ついて行う。標準試験溶液#1には、高純度水と、100ppmの3−メトキシ プロピルアミンと、10ppmのN24(ヒドラジン)とを含有させ、試験溶液 #2にはさらに312ppmのポリマー分散剤を含有させた。ポリマー分散剤濃 度は、通常の運転条件で金属の劣化が生じないことを証明するために、原子炉運 転中に使用されるべき推奨濃度のほぼ100倍とした。 試験は再生CERTオートクレーブ中で行い、試験溶液はステンレス鋼製給水 タンク中で調製した。CERT試験は、温度約610°F(321℃)、圧力約 1,900psigで行った。この圧力は試験温度での飽和圧力より高い値であ る。試験溶液は、イオン濃度が25ppb以下となるようにした。CERT試験 は清浄なアロイ600試験片を用いてこれを装具に装着し、オートクレーブを密 閉した。各溶液は別々に、毎時約0. 1ガロンの流量でオートクレーブを通してポンプにより圧送した。この流量は、 試験溶液各々に対して2〜4時間のオートクレーブ滞留時間をもたらした。試験 の間オートクレーブを610°F(321℃)に加熱し、管材料試験片を毎秒約 5×10-7インチの一定クロスヘッド変位速度、および約1×10-6の歪み速度 で引張った。各試験中、オートクレーブ温度、オートクレーブ圧力、試験片変位 、試験片負荷、試験時間等のパラメーターを記録した。 試験片の脚部が損傷した後、オートクレーブを室温まで冷却し、試験片を取り 除いた。損傷した試験片は超音波洗浄し、走査型電子顕微鏡で観察した。試験片 脚部の破壊面を観察して、試験中に生じた粒界応力腐食割れの程度を調べた。応 力腐食割れ試験の結果、約150時間の試験時間の間に、アロイ600の応力腐 食割れは視覚的に増加していなかった。 代表的な1100メガワットの原子力発電所においては、毎分約30,000 ガロンの給水を蒸気発生器に循環させる。これは、毎時約15,000,000 ポンドの給水量となる。原子炉蒸気発生器の二次側は、約500〜1300ps ig、好ましくは約900〜1300psigの範囲で運転される。給水中でポ リマー分散剤の有効濃度を維持するためには、給水中に月当たり約500ポンド の濃厚ポリマー分散剤を添加することになる。この添加は、給水中に所定量のポ リマー分散剤を急激に注入するか、あるいは、ブローダウン流中の特定イオンの 濃度を10ppb未満、好ましくは1ppb未満のイオン濃度を維持するように して注入口39から給水中に絶えず添加する ことにより行うことができる。ブローダウン流は蒸気発生器14の二次側16か ら導管30を通って流出し、除去されて輸送された金属酸化物を含むブローダウ ン物質は一連の濾過手段32へ導かれる。濾過手段で排出されたブローダウン水 中の残留ポリマー分散剤と金属酸化物/ポリマー分散剤複合物が除去精製されて 復水器24へ再循環される。 本発明においては、濾過手段としては、木炭または活性炭フィルタ、所定の孔 径とゼータ電位をもつ濾過膜、および脱塩技法を採用することができ、残留ポリ マーおよび複合化金属酸化物を除去して、ブローダウン水を原子力発電所内で再 循環させることができる。本発明はさらに、再循環または受入れ流38への最終 的な排出のために、凝集、凝固および逆浸透の方法を用いて、残留ポリマー分散 剤および金属酸化物/ポリマー分散剤複合物をブローダウン水から除去すること もできる。これらの濾過および精製方法はそれぞれ、排出ブローダウン水から残 留ポリマー分散剤と金属酸化物/ポリマー分散剤複合物を除去し、復水器を通し て給水導管へ再循環させることができる。 原子炉蒸気発生器の連続運転中に蒸気発生器の二次側でスラッジ、腐食、また は金属酸化物付着の生成を抑制する新規な方法は、高純度ポリマー分散剤および /またはスラッジ・コンディショナーの給水中への注入を利用する。ポリマー分 散剤は、ナトリウム、カリウム、塩化物、硫酸塩、リン酸塩、マグネシウム、カ ルシウム、およびケイ酸塩からなる群から選ばれたイオンのブローダウン流中で の濃度を10ppb未満とする化学的純度を備えている。給水とポリマー分散剤 の化学的純度およ びカチオン導電率は、それぞれサンプリング孔40および19’を介して測定で きる。本発明方法の変法として、蒸気発生器の二次側からブローダウン水を排出 し、次いで残留ポリマー分散剤と複合化金属酸化物をブローダウン流から濾過除 去して、蒸気発生器の二次側に流入する給水として再循環させる工程を行うこと もできる。上記の方法には、所定の孔径とゼータ電位をもつ濾過膜や、木炭、活 性炭、凝集、凝固、逆浸透、限外濾過のごとき濾過精製手段を利用して、ポリマ ー分散剤や金属酸化物複合物を除去した後に、最終的に受入れ流へ排出すること を含ませることもできる。 本明細書では本発明のいくつかの実施態様を説明したが、これらの実施態様に は当業者に明らかな多くの変更が可能である。従って本発明は、明細書に記載さ れた細部に限定されるものではなく、特許請求の範囲内に含まれるあらゆる変更 および改変をも包含するものである。
【手続補正書】特許法第184条の8第1項 【提出日】平成10年7月24日(1998.7.24) 【補正内容】 請求の範囲 1.500〜1300psiの間の圧力下でかつ1300psiにおける 飽和温度に相当する最高温度で、充分な活性を有するとともに熱安定性を有する ポリマー分散剤をもたらすに充分な高純度と分子量を備えた中和されたポリマー からなる、金属酸化物のポリマー分散剤およびスラッジコンディショナー。 2.前記ポリマーは、約1,000,000以下の重量平均分子量を有す る請求の範囲第1項記載のポリマー分散剤およびスラッジコンディショナー。 3.前記ポリマーは、約70,000〜150,000の範囲の重量平均 分子量を有する請求の範囲第1項記載のポリマー分散剤およびスラッジコンディ ショナー。 4.前記高純度ポリマー分散剤およびスラッジコンディショナーは、ナト リウム、カリウム、カルシウム、マグネシウム、塩化物、硫酸塩、ケイ酸塩、お よびリン酸塩の各イオンの濃度が約100ppm以下である請求の範囲第1項記 載のポリマー分散剤およびスラッジコンディショナー。 5.前記高純度ポリマー分散剤およびスラッジコンディショナーは、ナト リウム、カリウム、カルシウム、マグネシウム、塩化物、硫酸塩、ケイ酸塩、お よびリン酸塩の各イオンの濃度が約10ppm以下である請求の範囲第1項記載 のポリマー分散剤およびスラッジコンディショナー。 6.前記ポリマーは、金属酸化物1部を処理するために活性ポリマー約1 〜1,000部の範囲となるような金属酸化 物対ポリマー比を有している請求の範囲第1項記載のポリマー分散剤およびスラ ッジコンディショナー。 7.前記ポリマーは、金属酸化物1部を処理するために活性ポリマー約1 〜25部の範囲となるような金属酸化物対ポリマー比を有している請求の範囲第 1項記載のポリマー分散剤およびスラッジコンデイショナー。 8.前記ポリマーは、モノ不飽和カルボン酸である請求の範囲第1項記載 のポリマー分散剤およびスラッジコンディショナー。 9.前記ポリマーは、アクリル酸ポリマー、メタクリル酸ポリマー、アク リレートポリマー、メタクリレートポリマー、コポリマー類、ターポリマー類、 およびこれらの混合物からなる群から選択される請求の範囲第1項記載のポリマ ー分散剤おょびスラッジコンデイショナー。 10.前記ポリマーは、アクリレート/アクリルアミドコポリマー、アク リレート/メタクリレートコポリマー、ターポリマー類、およびこれらの混合物 からなる群から選択される請求の範囲第1項記載のポリマー分散剤およびスラッ ジコンディショナー。 11.前記ポリマーは、イオウ−含有およびリン−含有官能基、およびそ れらの混合物を含むものである請求の範囲第1項記載のポリマ−分散剤およびス ラッジコンディショナー。 12.前記イオウ−含有官能基は、スルホン化スチレンポリマー類、コポ リマー類、ターポリマー類、およびそれらの混合物からなる群から選択される請 求の範囲第11項記載のポ リマー分散剤およびスラッジコンディショナー。 13.前記高純度ポリマー分散剤は、無機固体を実質的に含まない請求の 範囲第1項記載のポリマー分散剤およびスラッジコンデイショナー。 14.開始剤および連鎖移動剤は、ポリマー中で無機固体の生成を抑制し 、前記ポリマーは無機固体を実質的に含まず、前記開始剤は、過酸化ベンゾイル 、過酸化アセチル、過酸化コハク酸、過酸化ラウロイル、過酸化デカノイル、過 酸化水素、2,2’アゾビス(2−メチルプロパンニトリル)、2,2’アゾビ ス(2−メチルブタンニトリル)、t−ブチルペルオクトエート、t−ブチルペ ルオキシイソブチレート、t−ブチルペルオキシプリバレート、4,4’−アゾ ビス(4−シアノバレリアン酸)、およびそれらの混合物からなる群から選択さ れる請求の範囲第1項記載のポリマー分散剤およびスラッジコンディショナー。 15.前記ポリマーの開始剤として過酸化水素が使用され、ポリマー生成 物は無機固体を実質的に含まない請求の範囲第1項記載のポリマー分散剤および スラッジコンディショナー。 16.前記ポリマーがアミンで中和される請求の範囲第1項記載のポリマ ー分散剤およびスラッジコンディショナー。 17.前記アミンは、モノエタノールアミン、モルホリン、ジメチルアミ ン、ジエチルアミノエタノール、ジエタノールアミン、3−メトキシプロピルア ミン、ジメチルプロパノールアミン、シクロヘキシルアミン、3−アミノ−2− メチル−1−プロパノール、トリエタノールアミン、3−ヒドロキシキ ヌクリジン、5−アミノペンタノール、およびそれらの混合物からなる群から選 択される請求の範囲第16項記載のポリマー分散剤およびスラッジコンディショ ナー。 18.原子炉蒸気発生器の二次側内に金属酸化物の付着物が蓄積するのを 最少にするために、蒸気発生器の連続運転中に蒸気発生器の二次側に流入する給 水に添加する高純度ポリマー分散剤およびスラッジコンディショナーであって、 アクリル酸ポリマー、メタクリル酸ポリマー、アクリレートポリマー、メタクリ レートポリマー、コポリマー類、ターポリマー類、アクリレート/アクリルアミ ドコポリマー、アクリレート/メタクリレートコポリマー、ターポリマー類、お よびそれらの混合物からなる群から選択される高純度ポリマー分散剤およびスラ ッジコンデイショナー。 19.前記高純度ポリマー分散剤およびスラッジコンディショナーは、蒸 気発生器から流出するブローダウンに対して、ナトリウム、カリウム、カルシ ウム、マグネシウム、塩化物、硫酸塩、ケイ酸塩、およびリン酸塩の各イオンを 約10ppb以下の濃度しか付与しないものである請求の範囲第18項記載のポ リマー分散剤およびスラッジコンディショナー。 20.前記蒸気発生器ブローダウンに対する各イオンの付与が約1pp b以下である請求の範囲第19項記載のポリマー分散剤およびスラッジコンディ ショナー。 21.前記ポリマー分散剤およびスラッジコンディショナーは、金属酸化 物1部を処理するためにポリマー約1〜1,000部の範囲となるような金属酸 化物対ポリマー比を有して いる請求の範囲第18項記載のポリマー分散剤およびスラッジコンディショナー 。 22.金属酸化物対ポリマー比の好ましい範囲が、金属酸化物1部を処理 するためにポリマー約1〜25部である請求の範囲第18項記載のポリマー分散 剤およびスラッジコンディショナー。 23.前記群は、イオウ−含有およびリン−含有官能基およびそれらの混 合物をさらに含むものである請求の範囲第18項記載のポリマー分散剤およびス ラッジコンディショナー。 24.前記イオウ−含有官能基は、スルホン化スチレンポリマー類、コポ リマー類、ターポリマー類、およびそれらの混合物からなる群から選択される請 求の範囲第23項記載のポリマー分散剤およびスラッジコンディショナー。 25.前記ポリマー分散剤およびスラッジコンディショナーは、約1,0 00,000以下の重量平均分子量を有する請求の範囲第18項記載のポリマー 分散剤およびスラッジコンディショナー。 26.前記ポリマー分散剤およびスラッジコンディショナーは、約70, 000〜150,000の間の重量平均分子量を有する請求の範囲第18項記載 のポリマー分散剤およびスラッジコンディショナー。 27.前記ポリマー分散剤およびスラッジコンディショナーは、無機固体 を実質的に含まない請求の範囲第18項記載のポリマー分散剤およびスラッジコ ンディショナー。 28.前記ポリマーの開始剤および連鎖移動剤は、無機 固体を実質的に含まないポリマーをもたらし、前記開始剤は、過酸化ベンゾイル 、過酸化アセチル、過酸化コハク酸、過酸化ラウロイル、過酸化デカノイル、過 酸化水素、2,2’アゾビス(2−メチルプロパンニトリル)、2,2’アゾビ ス(2−メチルブタンニトリル)、t−ブチルペルオクトエート、t−ブチルペ ルオキシイソブチレート、t−ブチルペルオキシプリバレート、4,4’−アゾ ビス(4−シアノバレリアン酸)、およびそれらの混合物からなる群から選択さ れる請求の範囲第18項記載のポリマー分散剤およびスラッジコンディショナー 。 29.前記ポリマーはアミンで中和される請求の範囲第18項記載のポリ マー分散剤およびスラッジコンディショナー。 30.前記アミンは、モノエタノールアミン、モルホリン、ジエチルアミ ノエタノール、ジメチルアミン、ジエタノールアミン、3−メトキシプロピルア ミン、ジメチルプロパノールアミン、シクロヘキシルアミン、2−アミノ−2− メチル−1−プロパノール、トリエタノールアミン、キヌクリジン、5−アミノ ペンタノール、およびそれらの混合物からなる群から選択される請求の範囲第2 9項記載のポリマー分散剤およびスラッジコンディショナー。 31.原子炉蒸気発生器の二次側からそこに存在する金属酸化物の付着物 を除去するために、蒸気発生器の連続運転中に蒸気発生器の二次側に流入する給 水に添加する高純度ポリマー分散剤およびスラッジコンディショナーであって、 アクリル酸ポリマー、メタクリル酸ポリマー、アクリレートポリマー、メタクリ レートポリマー、コポリマー類、ターポリマー類、ア クリレート/アクリルアミドコポリマー、アクリレート/メタクリレートコポリ マー、ターポリマー類、およびそれらの混合物からなる群から選択される高純度 ポリマー分散剤およびスラッジコンディショナー。 32.前記高純度ポリマー分散剤およびスラッジコンディショナーは、 転中の 蒸気発生器から流出するブローダウンに対して、ナトリウム、カリウム 、カルシウム、マグネシウム、塩化物、硫酸塩、ケイ酸塩、およびリン酸塩の各 イオンを約10ppb以下の濃度しか付与しないものである請求の範囲第31項 記載のポリマー分散剤およびスラッジコンディショナー。 33.前記蒸気発生器ブローダウンに対する各イオンの付与が約1pp b以下である請求の範囲第32項記載のポリマー分散剤およびスラッジコンディ ショナー。 34.前記ポリマー分散剤およびスラッジコンディショナーは、金属酸化 物1部を原子炉蒸気発生器の二次側から除去するためにポリマー約1〜1,00 0部の範囲となるような金属酸化物対ポリマー比を有している請求の範囲第31 項記載のポリマー分散剤およびスラッジコンディショナー。 35.金属酸化物対ポリマー比の好ましい範囲が、金属酸化物1部を除去 するためにポリマー約1〜25部である請求の範囲第31項記載のポリマー分散 剤およびスラッジコンディショナー。 36.前記群は、イオウ−含有およびリン−含有官能基およびそれらの混 合物をさらに含むものである請求の範囲第3 1項記載のポリマー分散剤およびスラッジコンディショナー。 37.前記イオウ−含有官能基は、スルホン化スチレンポリマー類、コポ リマー類、ターポリマー類、およびそれらの混合物からなる群から選択される請 求の範囲第36項記載のポリマー分散剤およびスラッジコンディショナー。 38.前記ポリマー分散剤およびスラッジコンディショナーは、約1,0 00,000以下の重量平均分子量を有する請求の範囲第31項記載のポリマー 分散剤およびスラッジコンディショナー。 39.前記ポリマー分散剤およびスラッジコンディショナーは、約70, 000〜150,000の間の重量平均分子量を有する請求の範囲第31項記載 のポリマー分散剤およびスラッジコンディショナー。 40.前記ポリマー分散剤およびスラッジコンディショナーは、無機固体 を実質的に含まない請求の範囲第31項記載のポリマー分散剤およびスラッジコ ンディショナー。 41.前記ポリマーの開始剤および連鎖移動剤は、無機固体を実質的に含 まないポリマーをもたらし、前記開始剤は、過酸化ベンゾイル、過酸化アセチル 、過酸化コハク酸、過酸化ラウロイル、過酸化デカノイル、過酸化水素、2,2 ’アゾビス(2−メチルプロパンニトリル)、2,2’アゾビス(2−メチルブ タンニトリル)、t−ブチルペルオクトエート、t−ブチルペルオキシイソブチ レート、t−ブチルペルオキシプリバレート、4,4’−アゾビス(4−シアノ バレリアン酸)、およびそれらの混合物からなる群から選択される請求の範囲第 31項記載のポリマー分散剤およびスラッジコンディショナー。 42.前記ポリマーはアミンで中和される請求の範囲第31項記載のポリ マー分散剤およびスラッジコンディショナー。 43.前記アミンは、モノエタノールアミン、モルホリン、ジエチルアミ ノエタノール、ジメチルアミン、ジエタノールアミン、3−メトキシプロピルア ミン、ジメチルプロパノールアミン、シクロヘキシルアミン、2−アミノ−2− メチル−1−プロパノール、トリエタノールアミン、キヌクリジン、5−アミノ ペンタノール、およびそれらの混合物からなる群から選択される請求の範囲第4 2項記載のポリマー分散剤およびスラッジコンディショナー。 44.加圧水型原子炉の連続運転に関連して運転中の原子炉蒸気発生器の 二次側に金属酸化物の付着物が形成されるのを低減する方法であって、前記運転 中の 蒸気発生器に流入する給水に所定量の高純度ポリマー分散剤注入する工程を含み 、前記高純度ポリマーは、前記運転中の原子炉蒸気発生器から流出するブ ローダウン流に対して、ナトリウム、カリウム、カルシウム、マグネシウム、塩 化物、硫酸塩、ケイ酸塩、およびリン酸塩の各イオンを約10ppb以下の濃度 しか付与しないものである、原子炉蒸気発生器の二次側に金属酸化物の付着物が 形成されるのを低減する方法。 45.前記高純度ポリマーは、アクリル酸ポリマー、メタクリル酸ポリマ ー、アクリレートポリマー、メタクリレートポリマー、コポリマー類、ターポリ マー類、アクリレート/アクリルアミドコポリマー、アクリレート/メタクリレ ートコポ リマー、ターポリマー類、およびそれらの混合物からなる群から選択される請求 の範囲第44項記載の方法。 46.前記高純度ポリマー分散剤は、金属酸化物1部を処理するためにポ リマー約1〜1,000部の範囲となるような金属酸化物対ポリマー比を有して いる請求の範囲第44項記載の方法。 47.金属酸化物対ポリマー比の好ましい範囲が、金属酸化物1部を処理 するためにポリマー約1〜25部である請求の範囲第44項記載の方法。 48.前記群は、イオウ−含有およびリン−含有官能基およびそれらの混 合物をさらに含むものである請求の範囲第45項記載の方法。 49.前記イオウ−含有官能基は、スルホン化スチレンポリマー類、コポ リマー類、ターポリマー類、およびそれらの混合物からなる群から選択される請 求の範囲第48項記載の方法。 50.前記運転中の原子炉蒸気発生器から流出するブローダウンに対す る高純度ポリマーからのナトリウム、カリウム、カルシウム、マグネシウム、塩 化物、硫酸塩、ケイ酸塩、およびリン酸塩の 各イオンの付与は、約1ppb以下 である請求の範囲第44項記載の方法。 51.前記加圧水型原子炉は、500〜1300psiの範囲の圧力で運 転される請求の範囲第44項記載の方法。 52.前記ブローダウン流から前記ポリマーと金属酸化物を除去し、清浄 にした濾液を前記運転中の原子炉蒸気発生器へ流入する給水 へ再循環する工程をさらに含む請求の範囲第44項記載の方法。 53.前記運転中の原子炉蒸気発生器から流出するブローダウン流からポ リマーと金属酸化物を除去する工程は、ブローダウン流に濾過手段を適用するこ とによりポリマーと金属酸化物を除去し、清浄にした濾液を前記運転中の原子炉 蒸気発生器へ流入する給水へ再循環するものである請求の範囲第51項記載の方 法。 54.前記濾過手段は、所定の孔径およびゼータ電位を有する濾過膜であ る請求の範囲第53項記載の方法。 55.前記濾過手段は、木炭フィルターである請求の範囲第53項記載の 方法。 56.前記濾過手段は、活性炭フィルターである請求の範囲第53項記載 の方法。 57.前記濾過手段は、前記ポリマーと金属酸化物を前記ブローダウン流 から凝集させる手段を含む請求の範囲第53項記載の方法。 58.前記濾過手段は、前記ポリマーと金属酸化物を前記ブローダウン流 から凝固させる手段を含む請求の範囲第53項記載の方法。 59.前記ポリマーと金属酸化物を除去するためにブローダウン流に対し 分離手段を供給することによって前記運転中の原子炉蒸気発生器から流出する ブローダウン流から前記ポリマーと金属酸化物を除去し、受入れ流へ排出するか 、前記原子炉蒸気発生器へ流入する給水へ再循環する工程をさらに含む 請求の範囲第44項記載の方法。 60.前記分離手段は、木炭フィルターである請求の範囲第59項記載の 方法。 61.前記分離手段は、活性炭フィルターである請求の範囲第59項記載 の方法。 62.前記分離手段は、凝集を含む請求の範囲第59項記載の方法。 63.前記分離手段は、凝固を含む請求の範囲第59項記載の方法。 64.前記分離手段は、前記ブローダウンに逆浸透を適用することを含む 請求の範囲第59項記載の方法。 65.前記分離手段は、前記運転中の原子炉蒸気発生器から流出するブロ ーダウンに限外濾過を適用することを含む請求の範囲第59項記載の方法。 66.イオウ−含有およびリン−含有活性基をもつポリマーを、停止中の 前記原子炉蒸気発生器の給水に対して適用する工程をさらに含む請求の範囲第4 4項記載の方法。 67.加圧水型原子炉に関連する原子炉蒸気発生器二次側からそこに存在 する金属酸化物付着物を除去するのを促進させる方法であって、原子炉の停止中 に原子炉蒸気発生器に流入する給水に対してポリマーを注入する工程を含み、前 記ポリマーは、イオウ−含有またはリン−含有基、およびこれらの混合物からな る群から選択される、金属酸化物付着物の原子炉蒸気発生器二次側からの除去を 促進させる方法。 68.原子炉蒸気発生器の始動運転中に、蒸気発生器二 次側からそこの存在する金属酸化物を除去するのを促進させる方法であって、前 記原子炉蒸気発生器に流入する給水に対してポリマー分散剤を注入する工程を含 、前記ポリマー分散剤は、アクリル酸ポリマー、メタクリル酸ポリマー、アク リレートポリマー、メタクリレートポリマー、コポリマー類、ターポリマー類、 アクリレート/アクリルアミドコポリマー、アクリレート/メタクリレートコポ リマー、ターポリマー類、およびそれらの混合物からなる群から選択され、前記 給水中の鉄は通常のガイドラインの5ppbを越えるものである、原子炉蒸気発 生器二次側からの金属酸化物の除去を促進させる方法。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C08F 8/40 C08F 8/40 C23F 11/08 C23F 11/08 F22B 37/48 F22B 37/48 A F28G 9/00 F28G 9/00 N G21C 19/02 G21C 19/02 Y G21D 1/00 G21D 1/00 W (72)発明者 イーガーブレヒト,フィリップ,エム. アメリカ合衆国,イリノイ州 60185,ウ エスト シカゴ,ウエスト リッジ ヴィ ユー27 (72)発明者 ベイツ,ジョセフ,ディー. アメリカ合衆国,イリノイ州60435,ジョ リエット,セイド ドライブ3211 (72)発明者 ケリー,ジョン,エイ. アメリカ合衆国,イリノイ州60014,クリ スタル レイク,アベイ ドライブ1005 (72)発明者 ハフ,ジェイムズ,ディー. アメリカ合衆国,イリノイ州60047,レイ ク チューリッヒ,ニューベリー コート 477 (72)発明者 ミニス,ラルフ アメリカ合衆国,イリノイ州60016,デス プレインズ,ノース シックスス アベ ニュー532

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.1300psiまでの圧力下でかつ1300psiにおける飽和温度 に相当する温度で、充分な活性を有するとともに熱安定性を有するポリマーをも たらすに充分な高純度と分子量を備えた中和されたポリマーからなる、金属酸化 物のポリマー分散剤およびスラッジコンディショナー。 2.前記ポリマーは、約1,000,000以下の重量平均分子量を有す る請求の範囲第1項記載のポリマー分散剤およびスラッジコンディショナー。 3.前記ポリマーは、約70,000〜150,000の範囲の重量平均 分子量を有する請求の範囲第1項記載のポリマー分散剤およびスラッジコンデイ ショナー。 4.前記高純度ポリマー分散剤およびスラッジコンディショナーは、ナト リウム、カリウム、カルシウム、マグネシウム、塩化物、硫酸塩、ケイ酸塩、お よびリン酸塩の各イオンの濃度が約100ppm以下である請求の範囲第1項記 載のポリマー分散剤およびスラッジコンディショナー。 5.前記高純度ポリマー分散剤およびスラッジコンディショナーは、ナト リウム、カリウム、カルシウム、マグネシウム、塩化物、硫酸塩、ケイ酸塩、お よびリン酸塩の各イオンの濃度が約10ppm以下である請求の範囲第1項記載 のポリマー分散剤およびスラッジコンディショナー。 6.前記ポリマーは、金属酸化物1部を処理するために活性ポリマー約1 〜1,000部の範囲となるような金属酸化 物対ポリマー比を有している請求の範囲第1項記載のポリマー分散剤およびスラ ッジコンディショナー。 7.前記ポリマーは、金属酸化物1部を処理するために活性ポリマー約1 〜25部の範囲となるような金属酸化物対ポリマー比を有している請求の範囲第 1項記載のポリマー分散剤およびスラッジコンディショナー。 8.前記ポリマーは、モノ不飽和カルボン酸である請求の範囲第1項記載 のポリマー分散剤およびスラッジコンディショナー。 9.前記ポリマーは、アクリル酸ポリマー、メタクリル酸ポリマー、アク リレートポリマー、メタクリレートポリマー、コポリマー類、ターポリマー類、 およびこれらの混合物からなる群から選択される請求の範囲第1項記載のポリマ ー分散剤およびスラッジコンディショナー。 10.前記ポリマーは、アクリレート/アクリルアミドコポリマー、アク リレート/メタクリレートコポリマー、ターポリマー類、およびこれらの混合物 からなる群から選択される請求の範囲第1項記載のポリマー分散剤およびスラッ ジコンディショナー。 11.前記ポリマーは、イオウ−含有およびリン−含有官能基、およびそ れらの混合物を含むものである請求の範囲第1項記載のポリマー分散剤およびス ラッジコンディショナー。 12.前記イオウ−含有官能基は、スルホン化スチレンポリマー類、コポ リマー類、ターポリマー類、およびそれらの混合物からなる群から選択される請 求の範囲第11項記載のポ リマー分散剤およびスラッジコンディショナー。 13.前記高純度ポリマー分散剤は、無機固体を実質的に含まない請求の 範囲第1項記載のポリマー分散剤およびスラッジコンディショナー。 14.開始剤および連鎖移動剤は、ポリマー中で無機固体の生成を抑制し 、前記ポリマーは無機固体を実質的に含まず、前記開始剤は、過酸化ベンゾイル 、過酸化アセチル、過酸化コハク酸、過酸化ラウロイル、過酸化デカノイル、過 酸化水素、2,2’アゾビス(2−メチルプロパンニトリル)、2,2’アゾビ ス(2−メチルブタンニトリル)、t−ブチルペルオクトエート、t−ブチルペ ルオキシイソブチレート、t−ブチルペルオキシプリバレート、4,4’−アゾ ビス(4−シアノバレリアン酸)、およびそれらの混合物からなる群から選択さ れる請求の範囲第1項記載のポリマー分散剤およびスラッジコンディショナー。 15.前記ポリマーの開始剤として過酸化水素が使用され、ポリマー生成 物は無機固体を実質的に含まない請求の範囲第1項記載のポリマー分散剤および スラッジコンディショナー。 16.前記ポリマーがアミンで中和される請求の範囲第1項記載のポリマ ー分散剤およびスラッジコンディショナー。 17.前記アミンは、モノエタノールアミン、モルホリン、ジメチルアミ ン、ジエチルアミノエタノール、ジエタノールアミン、3−メトキシプロピルア ミン、ジメチルプロパノールアミン、シクロヘキシルアミン、3−アミノ−2− メチル−1−プロパノール、トリエタノールアミン、3−ヒドロキシキ ヌクリジン、5−アミノペンタノール、およびそれらの混合物からなる群から選 択される請求の範囲第16項記載のポリマー分散剤およびスラッジコンディショ ナー。 18.原子炉蒸気発生器の二次側内に金属酸化物の付着物が蓄積するのを 最少にするために、蒸気発生器の連続運転中に蒸気発生器の二次側に流入する給 水に添加する高純度ポリマー分散剤およびスラッジコンディショナーであって、 アクリル酸ポリマー、メタクリル酸ポリマー、アクリレートポリマー、メタクリ レートポリマー、コポリマー類、ターポリマー類、アクリレート/アクリルアミ ドコポリマー、アクリレート/メタクリレートコポリマー、ターポリマー類、お よびそれらの混合物からなる群から選択される高純度ポリマー分散剤およびスラ ッジコンデイショナー。 19.前記高純度ポリマー分散剤およびスラッジコンディショナーは、蒸 気発生器ブローダウンに対して、ナトリウム、カリウム、カルシウム、マグネシ ウム、塩化物、硫酸塩、ケイ酸塩、およびリン酸塩の各イオンを約10ppb以 下の濃度しか付与しないものである請求の範囲第18項記載のポリマー分散剤お よびスラッジコンディショナー。 20.前記蒸気発生器ブローダウンに対する各イオンの付与が約1ppb 以下である請求の範囲第19項記載のポリマー分散剤およびスラッジコンディシ ョナー。 21.前記ポリマー分散剤およびスラッジコンディショナーは、金属酸化 物1部を処理するためにポリマー約1〜1,000部の範囲となるような金属酸 化物対ポリマー比を有して いる請求の範囲第18項記載のポリマー分散剤およびスラッジコンディショナー 。 22.金属酸化物対ポリマー比の好ましい範囲が、金属酸化物1部を処理 するためにポリマー約1〜25部である請求の範囲第18項記載のポリマー分散 剤およびスラッジコンディショナー。 23.前記群は、イオウ−含有およびリン−含有官能基およびそれらの混 合物をさらに含むものである請求の範囲第18項記載のポリマー分散剤およびス ラッジコンディショナー。 24.前記イオウ−含有官能基は、スルホン化スチレンポリマー類、コポ リマー類、ターポリマー類、およびそれらの混合物からなる群から選択される請 求の範囲第23項記載のポリマー分散剤およびスラッジコンディショナー。 25.前記ポリマー分散剤およびスラッジコンディショナーは、約1,0 00,000以下の重量平均分子量を有する請求の範囲第18項記載のポリマー 分散剤およびスラッジコンディショナー。 26.前記ポリマー分散剤およびスラッジコンディショナーは、約70, 000〜150,000の間の重量平均分子量を有する請求の範囲第18項記載 のポリマー分散剤およびスラッジコンディショナー。 27.前記ポリマー分散剤およびスラッジコンディショナーは、無機固体 を実質的に含まない請求の範囲第18項記載のポリマー分散剤およびスラッジコ ンディショナー。 28.前記ポリマーの開始剤および連鎖移動剤は、無機 固体を実質的に含まないポリマーをもたらし、前記開始剤は、過酸化ベンゾイル 、過酸化アセチル、過酸化コハク酸、過酸化ラウロイル、過酸化デカノイル、過 酸化水素、2,2’アゾビス(2−メチルプロパンニトリル)、2,2’アゾビ ス(2−メチルブタンニトリル)、t−ブチルペルオクトエート、t−ブチルペ ルオキシイソブチレート、t−ブチルペルオキシプリバレート、4,4’−アゾ ビス(4−シアノバレリアン酸)、およびそれらの混合物からなる群から選択さ れる請求の範囲第18項記載のポリマー分散剤およびスラッジコンディショナー 。 29.前記ポリマーはアミンで中和される請求の範囲第18項記載のポリ マー分散剤およびスラッジコンディショナー。 30.前記アミンは、モノエタノールアミン、モルホリン、ジエチルアミ ノエタノール、ジメチルアミン、ジエタノールアミン、3−メトキシプロピルア ミン、ジメチルプロパノールアミン、シクロヘキシルアミン、2−アミノ−2− メチル−1−プロパノール、トリエタノールアミン、キヌクリジン、5−アミノ ペンタノール、およびそれらの混合物からなる群から選択される請求の範囲第2 9項記載のポリマー分散剤およびスラッジコンディショナー。 31.原子炉蒸気発生器の二次側からそこに存在する金属酸化物の付着物 を除去するために、蒸気発生器の連続運転中に蒸気発生器の二次側に流入する給 水に添加する高純度ポリマー分散剤およびスラッジコンディショナーであって、 アクリル酸ポリマー、メタクリル酸ポリマー、アクリレートポリマー、メタクリ レートポリマー、コポリマー類、ターポリマー類、ア クリレート/アクリルアミドコポリマー、アクリレート/メタクリレートコポリ マー、ターポリマー類、およびそれらの混合物からなる群から選択される高純度 ポリマー分散剤およびスラッジコンデイショナー。 32.前記高純度ポリマー分散剤およびスラッジコンディショナーは、蒸 気発生器ブローダウンに対して、ナトリウム、カリウム、カルシウム、マグネシ ウム、塩化物、硫酸塩、ケイ酸塩、およびリン酸塩の各イオンを約10ppb以 下の濃度しか付与しないものである請求の範囲第31項記載のポリマー分散剤お よびスラッジコンディショナー。 33.前記蒸気発生器ブローダウンに対する各イオンの付与が約1ppb 以下である請求の範囲第32項記載のポリマー分散剤およびスラッジコンディシ ョナー。 34.前記ポリマー分散剤およびスラッジコンディショナーは、金属酸化 物1部を原子炉蒸気発生器の二次側から除去するためにポリマー約1〜1,00 0部の範囲となるような金属酸化物対ポリマー比を有している請求の範囲第31 項記載のポリマー分散剤およびスラッジコンディショナー。 35.金属酸化物対ポリマー比の好ましい範囲が、金属酸化物1部を除去 するためにポリマー約1〜25部である請求の範囲第31項記載のポリマー分散 剤およびスラッジコンディショナー。 36.前記群は、イオウ−含有およびリン−含有官能基およびそれらの混 合物をさらに含むものである請求の範囲第31項記載のポリマー分散剤およびス ラッジコンディショナー。 37.前記イオウ−含有官能基は、スルホン化スチレンポリマー類、コポ リマー類、ターポリマー類、およびそれらの混合物からなる群から選択される請 求の範囲第36項記載のポリマー分散剤およびスラッジコンディショナー。 38.前記ポリマー分散剤およびスラッジコンディショナーは、約1,0 00,000以下の重量平均分子量を有する請求の範囲第31項記載のポリマー 分散剤およびスラッジコンディショナー。 39.前記ポリマー分散剤およびスラッジコンディショナーは、約70, 000〜150,000の間の重量平均分子量を有する請求の範囲第31項記載 のポリマー分散剤およびスラッジコンデイショナー。 40.前記ポリマー分散剤およびスラッジコンディショナーは、無機固体 を実質的に含まない請求の範囲第31項記載のポリマー分散剤およびスラッジコ ンディショナー。 41.前記ポリマーの開始剤および連鎖移動剤は、無機固体を実質的に含 まないポリマーをもたらし、前記開始剤は、過酸化ベンゾイル、過酸化アセチル 、過酸化コハク酸、過酸化ラウロイル、過酸化デカノイル、過酸化水素、2,2 ’アゾビス(2−メチルプロパンニトリル)、2,2’アゾビス(2−メチルブ タンニトリル)、t−ブチルペルオクトエート、t−ブチルペルオキシイソブチ レート、t−ブチルペルオキシプリバレート、4,4’−アゾビス(4−シアノ バレリアン酸)、およびそれらの混合物からなる群から選択される請求の範囲第 31項記載のポリマー分散剤およびスラッジコンディショナー。 42.前記ポリマーはアミンで中和される請求の範囲第31項記載のポリ マー分散剤およびスラッジコンディショナー。 43.前記アミンは、モノエタノールアミン、モルホリン、ジエチルアミ ノエタノール、ジメチルアミン、ジエタノールアミン、3−メトキシプロピルア ミン、ジメチルプロパノールアミン、シクロヘキシルアミン、2−アミノ−2− メチル−1−プロパノール、トリエタノールアミン、キヌクリジン、5−アミノ ペンタノール、およびそれらの混合物からなる群から選択される請求の範囲第4 2項記載のポリマー分散剤およびスラッジコンデイショナー。 44.加圧水型原子炉の連続運転に関連して原子炉蒸気発生器の二次側に 金属酸化物の付着物が形成されるのを低減する方法であって、前記蒸気発生器に 流入する給水に高純度ポリマーを添加する工程からなり、前記高純度ポリマーは 、前記ブローダウン流に対して、ナトリウム、カリウム、カルシウム、マグネシ ウム、塩化物、硫酸塩、ケイ酸塩、およびリン酸塩の各イオンを約10ppb以 下の濃度しか付与しないものである、原子炉蒸気発生器の二次側に金属酸化物の 付着物が形成されるのを低減する方法。 45.前記ポリマーは、アクリル酸ポリマー、メタクリル酸ポリマー、ア クリレートポリマー、メタクリレートポリマー、コポリマー類、ターポリマー類 、アクリレート/アクリルアミドコポリマー、アクリレート/メタクリレートコ ポリマー、ターポリマー類、およびそれらの混合物からなる群から選択される請 求の範囲第44項記載の方法。 46.前記ポリマー分散剤は、金属酸化物1部を処理するためにポリマー 約1〜1,000部の範囲となるような金属酸化物対ポリマー比を有している請 求の範囲第44項記載の方法。 47.金属酸化物対ポリマー比の好ましい範囲が、金属酸化物1部を処理 するためにポリマー約1〜25部である請求の範囲第44項記載の方法。 48.前記群は、イオウ−含有およびリン−含有官能基およびそれらの混 合物をさらに含むものである請求の範囲第45項記載の方法。 49.前記イオウ−含有官能基は、スルホン化スチレンポリマー類、コポ リマー類、ターポリマー類、およびそれらの混合物からなる群から選択される請 求の範囲第48項記載の方法。 50.前記ブローダウンに対するポリマーからの各イオンの付与は、約1 ppb以下である請求の範囲第44項記載の方法。 51.前記加圧水型原子炉は、500〜1300psiの範囲の圧力で運 転される請求の範囲第44項記載の方法。 52.前記ブローダウン流から前記ポリマーと金属酸化物を除去し、清浄 にした濾液を前記原子炉蒸気発生器へ再循環する工程をさらに含む請求の範囲第 44項記載の方法。 53.前記ブローダウン流からポリマーと金属酸化物を除去する工程は、 ブローダウン流に濾過手段を適用することによりポリマーと金属酸化物を除去し 、清浄にした濾液を前記原 子炉蒸気発生器へ再循環するものである請求の範囲第51項記載の方法。 54.前記濾過手段は、所定の孔径およびゼータ電位を有する濾過膜であ る請求の範囲第53項記載の方法。 55.前記濾過手段は、木炭フィルターである請求の範囲第53項記載の 方法。 56.前記濾過手段は、活性炭フィルターである請求の範囲第53項記載 の方法。 57.前記濾過手段は、前記ポリマーと金属酸化物を前記ブローダウン流 から凝集させる手段を含む請求の範囲第53項記載の方法。 58.前記濾過手段は、前記ポリマーと金属酸化物を前記ブローダウン流 から凝固させる手段を含む請求の範囲第53項記載の方法。 59.前記ポリマーと金属酸化物を除去するための分離手段を用いること によって前記ブローダウン流から前記ポリマーと金属酸化物を除去し、受入れ流 へ排出するか、前記原子炉蒸気発生器へ再循環する工程をさらに含む請求の範囲 第44項記載の方法。 60.前記分離手段は、木炭フィルターである請求の範囲第59項記載の 方法。 61.前記分離手段は、活性炭フィルターである請求の範囲第59項記載 の方法。 62.前記分離手段は、凝集を含む請求の範囲第59項記載の方法。 63.前記分離手段は、凝固を含む請求の範囲第59項記載の方法。 64.前記分離手段は、前記ブローダウンに逆浸透を適用することを含む 請求の範囲第59項記載の方法。 65.前記分離手段は、前記ブローダウンに限外濾過を適用することを含 む請求の範囲第59項記載の方法。 66.イオウ−含有およびリン−含有活性基をもつポリマーを、停止中の 前記原子炉蒸気発生器の給水に対して適用する工程をさらに含む請求の範囲第4 4項記載の方法。 67.加圧水型原子炉に関連する原子炉蒸気発生器二次側からそこに存在 する金属酸化物付着物を除去するのを促進させる方法であって、原子炉の停止中 に原子炉蒸気発生器に流入する給水に対してポリマーを添加する工程からなり、 前記ポリマーは、イオウ−含有またはリン−含有基、およびこれらの混合物から なる群から選択される、金属酸化物付着物の原子炉蒸気発生器二次側からの除去 を促進させる方法。 68.原子炉蒸気発生器の始動運転中に、蒸気発生器二次側からそこの存 在する金属酸化物を除去するのを促進させる方法であって、前記原子炉蒸気発生 器に流入する給水に対してポリマー分散剤を添加する工程からなり、前記ポリマ ー分散剤は、アクリル酸ポリマー、メタクリル酸ポリマー、アクリレートポリマ ー、メタクリレートポリマー、コポリマー類、ターポリマー類、アクリレート/ アクリルアミドコポリマー、アクリレート/メタクリレートコポリマー、ターポ リマー類、およびそれらの混合物からなる群から選択され、前記給水中の鉄は通 常のガイドラインの5ppbを越えるものである、原子炉蒸気発生器二次側から の金属酸化物の除去を促進させる方法。
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