JP2000516507A - 歯ブラシ - Google Patents
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Abstract
(57)【要約】
多数の部分(2A-E)からなる形に作られているために撓むことができるように作成されている頭部(2)を持つ歯ブラシであって、それぞれの部分が規定された厚さと長さを持つ一体化された薄いリンク部(7)によって連結されていて、このリンク部は、また、可撓性を調整するためのエラストマー材料(9)を組み込んでいる。本発明は頭部に最適な撓み特性を与えるのである。
Description
【発明の詳細な説明】
歯ブラシ
本発明は歯ブラシに関し、特に、その頭部に可撓性のあるリンク部領域を持つ
歯ブラシに関する。
歯ブラシは、概ね、プラスチック材料の柄部を有しており、これにはプラスチ
ック材料の頭部が付いていて、概して首領域を介して、この頭部の基端部でこの
柄部と隣接しており、この頭部と柄部は歯ブラシの長手軸方向に設けられており
、この頭部は、この頭部の背面に対して反対側の頭部面である頭部のブラシ毛面
から延びているブラシ毛を持っている。このブラシ毛面と背面との間の方向は、
その頭部の厚さと定義される。ブラシ毛は、概して、ブラシ毛面のソケット穴に
植え込んであるブラシ毛の房の形で配置されているが、頭部材料に溶着すること
もできる。
頭部に可撓性のあるリンク部領域を持つ歯ブラシは公知である。例えば、WO
92/17093号には、2つあるいはそれ以上の部分に頭部が分割されている
歯ブラシであって、それらの部分が相互におよび/またはその歯ブラシの柄部に
撓んで弾力的に連結されている歯ブラシが開示されている。WO92/1709
3号の歯ブラシの具体的な形は、その背面に溝を持つ頭部を持っており、これら
の溝にエラストマー材料が詰められていて、その頭部の撓みやすさを調整してい
る。WO92/17093号に開示されている実施態様では、頭部の反対の面に
、あるいは頭部の長手方向の中心点の回りに概ね均一に分布している溝を持ち、
以て、頭部全体が歯の湾曲した形にそれ自身で適合するようになされている。W
O96/02165号では、WO92/17093号のものと類似の構造の可撓
性頭部を持つ歯ブラシが開示されているが、これはブラシ毛の端が概ね凹型の形
をしている。DE−G87 05 474.4号には、頭部の先端領域が頭部の
基部領域にヒンジ連結されていて、柄部に付いている操作ボタンによって先端領
域が基部領域に対して折り曲げられるようになっている歯ブラシが開示されてい
る。WO97/24048号には、頭部が2つの部分に分割されていて、頭部の
半分程の所に可撓性のあるリンク部を持つ歯ブラシが開示されている。
可撓性の頭部を持ち、その頭部の可撓性が改良され理想的に最適化されている
歯ブラシを提供することが本発明の目的である。
本発明の第1の態様によれば、歯ブラシはプラスチック材料の柄部を有してい
て、プラスチック材料の頭部がその頭部の基端部で柄部に隣接しており、この頭
部と柄部は歯ブラシの長手軸方向に設けられている。この頭部は、頭部のブラシ
毛面から延びているブラシ毛を持ち、反対側の背面を持っている。この頭部は、
頭部のプラスチック材料の可撓性リンク部によって一体的に連結されている少な
くとも2つの隣接する部分を有している。このリンク部の第1面は、ブラシ毛面
か頭部の背面かのどちらかと同じ面にあり、リンク部の最小厚さが0.2と2.
0mmの間になっていることを特徴としている。
ここで「厚さ」という用語はブラシ毛面と反対側の背面との間の方向で測定し
た寸法である。
リンク部の最小厚さは、0.5と1.0mmの間が好ましくは、0.2と0.5
mmの間が最も適している。
相隣接するリンク部の部品相互間のリンク部の最短の長さは、長くても0.4
mmまでが好ましい。
リンク部の最小厚さは0.2ないし0.3mmで、相隣接するリンク部の部品相
互間のリンク部の最短の長さは長くても0.3mmが好ましく、0.2mmが望まし
い。
本発明の第1の態様の1つの実施態様においては、そのリンク部は、前記第1
面に対して反対側にあって実質的に平行になっている第2面を持つ、プラスチッ
ク材料の小区画片の形をしている。
そのリンク部は、連結されている部品の間では線状に伸びているのが好ましく
、また、頭部の長手方向を横切る向きに、または頭部の長手方向に平行に線状に
伸びているのが適している。「線状に伸びている」とは、そのリンク部が折り曲
げ軸に沿って撓むように作られていて、「線状に伸びている」リンク部において
は、折り曲げ軸が実質的に直線になっている。代わりに、このリンク部は、ブラ
シ毛面あるいは頭部の背面からの平面図で見て曲線、山形あるいはジグザグの経
路になっていてもよい。
本発明の第2の態様によれば、歯ブラシはプラスチック材料の柄部を有してい
て、プラスチック材料の頭部がその頭部の基端部でその柄部に隣接しており、こ
の頭部と柄部は歯ブラシの長手軸方向に設けられており、この頭部は頭部のブラ
シ毛面から延びているブラシ毛と、反対側背面を持っており、この頭部は、この
頭部のプラスチック材料の可撓性リンク部によって一体的に連結されている、少
なくとも2つの隣接する部分を有し、このリンク部の第1面は、ブラシ毛面か頭
部の背面かのどちらかと同じ面にあって、リンク部の最小厚さが0.2と0.5
mmの間になっており、このリンク部が第1面と反対の第2面を持ち、この第2面
が0.1と2.0mmの間の曲率半径を持っている円筒形あるいは円錐形の凹面に
なっていて、この半径がリンク部の方向に対して概ね垂直方向になっていること
を特徴としている。
リンク部の最小厚さは0.2ないし0.3mm、曲率半径は0.3−1.4mmに
なっているのが好ましい。凹面は円筒形の凹面であることが好ましい。
そのリンク部は、連結された部分の間では線状になっているのが好ましく、頭
部の長手方向軸を横切る向き、あるいは頭部の長手方向に平行な向きで線状にな
っているのが適している。代わりに、このリンク部は、ブラシ毛面あるいは頭部
の背面からの平面図で見て曲線、山形あるいはジグザグの経路になっていてもよ
い。
これら本発明の2つの態様では、第1面がブラシ毛面と同じで、歯ブラシ頭部
がブラシ毛の房をこのブラシ毛面のソケット穴に植え込んでいるなら、相隣接す
るソケット穴の端部の間の最小間隔は0.45mm以上で、更には0.55mm以上
になっているのが好ましい。
本発明の第3の態様によれば、歯ブラシはプラスチック材料の柄部を有してい
て、プラスチック材料の頭部がその頭部の基端部でその柄部に隣接しており、こ
の頭部と柄部は歯ブラシの長手軸方向に設けられており、この頭部は頭部のブラ
シ毛面から延びているブラシ毛と、頭部の反対側背面を持っており、この頭部は
、この頭部のプラスチック材料の可撓性リンク部によって一体的に連結されてい
る、少なくとも2つの隣接する部分を有し、このリンク部は、ブラシ毛面と頭部
の背面との間の中間に位置していて、リンク部の最大厚さが0.2と3.0mmの
間に
なっていることを特徴としている。
相隣接する連結された部分の間のリンク部の長さは、1.0ないし2.5mmが
好ましく、1.0ないし1.5mmが適している。
リンク部の最大厚さは0.2と0.4mmの間になっていて、相隣接する連結さ
れた部分の間のリンク部の長さは、1.0ないし2.0mmになっているのが好ま
しい。
本発明の第3の態様の1つの実施態様においては、そのリンク部は、ブラシ毛
面の方向の向きになっている第1面と、背面の方向の向きになっている反対の第
2面とを持ち、前記第1および第2の両面が頭部のブラシ毛面に実質的に平行に
なっているプラスチック材料の小区画片の形をしている。
そのリンク部は、連結された部分の間では線状になっているのが好ましく、頭
部の長手方向軸を横切る向き、あるいは頭部の長手方向に平行な向きで線状にな
っているのが適している。代わりに、このリンク部は、ブラシ毛面あるいは頭部
の背面からの平面図で見て曲線、山形あるいはジグザグの経路になっていてもよ
い。
この第3態様のリンク部は、歯ブラシのブラシ毛面あるいは反対側面の何れに
近くてもよく、例えば、ブラシ毛面により近くしてもよい。
上述した本発明の総ての態様において、リンク部は、歯ブラシ頭部の長手方向
に沿って縦方向に連続して配置されている部分を連結することができる。このよ
うな構造においては、このリンク部は、実質的に頭部を横切る幅方向、即ち、頭
部を横切る折り曲げ軸の方向に延びているのが好ましい。このようなリンク部は
、頭部の幅全体を横切っても、頭部の幅を部分的に横切っても、例えば、リンク
部の間の頭部材料に開口を開けてもよい。
例えば、そのリンク部は、歯ブラシの頭部の長手方向に相隣接しているプラス
チック材料の部分を連結するリンク部であって、その連結された部分の間で歯ブ
ラシの頭部を横切って延びているプラスチック材料の薄い一体化された小区画片
で、前記頭部を横切る折り曲げ軸を持っていてもよい。
本発明の前記の第1,第2および第3の態様の総てにおいて、頭部を構成すべ
く連結されている部分は、そのリンク部よりも厚くなっていて、歯ブラシの頭部
は通常3ないし6mmの厚さになっている。従って、前記のリンク部を設けること
は、ブラシ毛面および/または頭部の背面のプラスチック材料に割れ目を入れる
、即ち、前記プラスチック材料を薄くして、割れ目の底部のリンク部で連結され
ている部分の間に一体的なリンク部を形成することになり、この割れ目には全部
にあるいは部分的にエラストマーの材料を充填することができる。前記リンク部
は、歯ブラシ頭部のプラスチック材料の割れ目の底部にあることが好ましく、そ
して前記割れ目は、その割れ目の深さを埋めるようなエラストマーの材料を含ん
でいるのが好ましい。
本発明の前記の第1,第2および第3の態様において、説明しているリンク部
のプラスチック材料部品の寸法は、そのリンク部に可撓性があって、しかも弾力
があるようになっている。上記のようにこれらの態様の歯ブラシ頭部で割れ目を
充填するのにエラストマー材料を使用すると、更にこのリンク部の可撓性と弾力
性を調整し、プラスチック材料のリンク部とエラストマーの充填物とからなる複
合リンク部領域を形成することになる。
本発明の第4の態様によれば、歯ブラシはプラスチック材料の柄部を有してい
て、プラスチック材料の頭部がその頭部の基端部でその柄部に隣接しており、こ
の頭部と柄部は歯ブラシの長手軸方向に設けられており、この頭部は頭部のブラ
シ毛面から延びているブラシ毛を持ち、反対側の背面を持っており、この頭部は
、頭部のプラスチック材料の可撓性リンク部によって一体的に連結されている、
少なくとも2つの隣接する部分を有しており、このリンク部の最大厚さは高々0
.2mmであり、前記リンク部は歯ブラシ頭部のプラスチック材料にある割れ目の
底部にあり、この割れ目が前記リンク部に接着されているエラストマー材料を含
んでいて、部分の間にプラスチック材料/エラストマー材料の複合リンク部を形
成していることを特徴としている。
本発明の第4の態様における相隣接する連結されている部分の間のリンク部の
長さは、0.5と3.0mmの間になっており、例えば0.8−1.6mm、また例
えば1.2mm辺りが適している。
本発明のこの第4態様においては、そのリンク部の一方の面はブラシ毛面、ま
たは頭部の反対側の面と同じ面にあって、更に、このリンク部は、ブラシ毛面と
頭部の背面との間の頭部の厚みの中間の位置に形成してもよい。
本発明の第4態様の1つの実施態様においては、そのリンク部は、第1面と反
対の第2面とを持ち、前記第1および第2の両面が実質的にブラシ毛面か、頭部
の背面に平行になっているプラスチック材料の小区画片の形をしている。
そのリンク部は、連結された部分の間では線状になっているのが好ましく、頭
部の長手方向軸を横切る向き、あるいは頭部の長手方向に平行な向きで線状にな
っているのが適している。代わりに、このリンク部は、ブラシ毛面あるいは頭部
の背面からの平面図で見て曲線、山形あるいはジグザグの経路になっていてもよ
い。
本発明のこの第4の態様において、リンク部は、歯ブラシ頭部の長手方向に沿
って縦方向に連続して配置されている部分を連結することができる。このような
構造においては、このリンク部は、実質的に頭部を横切る幅方向、即ち、頭部を
横切る折り曲げ軸の方向に延びているのが好ましい。このようなリンク部は、頭
部の幅全体を横切っても、頭部の幅を部分的に横切ってもよく、例えば、リンク
部の間の頭部材料に開口を開けてもよい。
本発明の第4の態様において、説明しているリンク部のプラスチック材料部品
の寸法は、そのリンク部に可撓性があって、しかも弾力があまりないか、あるい
は実質的に無いようになっている。上記のようにこの第4の態様の歯ブラシ頭部
の1つあるいはそれ以上の割れ目を充填するのにエラストマー材料を使用すると
、このリンク部の可撓性と弾力性を調整し、プラスチック材料のリンク部とエラ
ストマーの充填物の両方からなる複合リンク部領域を形成することになる。
前記の総ての実施態様において、部分、リンク部および/または部分間の割れ
目の特性、寸法および向きを頭部の部品毎に異ならせて、例えば、頭部の場所に
よって可撓性の度合いを異ならせたり、例えば、頭部の部品を柄部から離れる方
へ頭部の先端に向かって、頭部の基部に向かっての頭部の部品よりもより大きな
可撓性を、あるいはより小さい可撓性を持たせるようにすることもできる。例え
ば、より大きな可撓性はリンク部をより薄くすれば得ることができる。例えば、
歯ブラシ頭部のある領域で、連結されている部分の間を他の領域よりもリンク部
を厚くするか長くすることもできる。例えば、リンク部がブラシ毛面および反対
側の背面それぞれにある2つの割れ目の底部にあるときは、即ち、リンク部がブ
ラシ毛面と反対側背面との間の歯ブラシ頭部の中間位置にあるときは、これら2
つの割れ目の相対的な幅、深さ、形あるいはテーパーは、例えば、歯ブラシ頭部
が一方の向きの方が他方よりもより好適に保持されるならば、同じでも異なって
いてもよい。
通常、本発明の歯ブラシ頭部の厚さ、即ち、頭部のブラシ毛面とその反対側の
背面との間の寸法は、3−6mm、概ね4−5mm辺り、例えば4.2±0.3mmに
なっている。
本発明の歯ブラシは、公知の1成分(即ち、プラスチック材料のみ)あるいは
2成分(プラスチック材料とエラストマー材料)射出成形技術で作ればよい。本
発明の上記の態様においては、プラスチック材料とエラストマー材料を有する2
あるいはそれ以上の複合リンク部があるときは、および/または歯ブラシの構成
の中で、別に可撓性領域があったり、エラストマーの握りパッドがあるなど、別
にエラストマー領域があるときは、リンク部および/またはエラストマーの他の
領域のエラストマーは、歯ブラシ頭部、そして適切ならば首部および柄部のプラ
スチック材料にある成形チャネルによって連結することができる。このようなエ
ラストマーは、通常、公知の射出成形工程によって歯ブラシ構造の中に入れられ
るのであるが、歯ブラシ構造の中に高温流動エラストマーを注入して、エラスト
マーとプラスチック材料との間が接着するようにする。
このような成形チャネルにすると、流動エラストマーを射出するのに必要な射
出成形点の数が最低限で済む。このようなチャネルは歯ブラシの長手方向になっ
ていて、従って、プラスチック材料の部品にある溝あるいは表面チャネルなどの
、エラストマーで全部をあるいは部分的に充填されるプラスチック材料の領域を
薄くすることができ、歯ブラシ頭部あるいは歯ブラシ構造全体の可撓性に寄与す
るのである。特に、リンク部が歯ブラシ頭部の長手方向に沿って長手方向に連続
して配置されている部分を連結するのならば、このタイプの長手方向に向いた成
形チャネルをそれらを接合させるのに使用することができる。
柄部、ブラシ毛、首領域あるいは歯ブラシ構造の中の他の可撓性領域などの、
本発明の歯ブラシの構造の別の特徴は概ね従来通りのものである。
本発明の歯ブラシのプラスチック材料部品に適しているプラスチック材料は、
例えば、イギリス特許GB2216785A号に開示されているプラスチック材
料のような、ポリエステル、PBT、ポリプロピレンおよびポリイミドなど、歯
ブラシの製造に広く使用されているプラスチック材料を含む。適切なポリプロピ
レンの例としては、シェル社が販売している「ポリプロピレンPM1600」が
ある。適切なエラストマー材料としては、TPE、SBS(スチレン−ブタジエ
ン−スチレン ブロック共重合体)およびSEBS(スチレン−エチレン−ブチ
レン−スチレン ブロック共重合体)などがあり、例えば、ドイツのバルドクラ
イブルグにあるグンミベルク・クライブル社から販売されているし、そして、「
PTSサーモフレックス75」は弾性率(ISO178)が100 Mpa、硬
度(ISO868)が80 Shore Aあり、ドイツのプラスチック・テク
ノロジー・サービス社から販売されている。このようなエラストマーは、発泡化
あるいは可塑化など、化学的あるいは物理的な処理を行って、その圧縮率を調整
することができる。
本発明を、以下の添付図面を参照しながら、単に例示することによって説明し
て行く。
図1 本発明の第1,第2および第3の態様の歯ブラシの全体図
図2 本発明の第1態様によるリンク部の拡大断面図
図3 本発明の第2態様によるリンク部の拡大断面図
図4 本発明の第3態様によるリンク部の拡大断面図
図5 本発明の第4態様によるリンク部の拡大断面図
図6 本発明の歯ブラシ頭部のブラシ毛面の拡大詳細図
図7 本発明による別のリンク部の拡大断面図
図1を参照して、図1Aには本発明の歯ブラシ全体の概略的な背面図を、図1
Bには本発明の歯ブラシ全体の概略的な側面図を示している。この歯ブラシは、
プラスチック材料の柄部(1)を有しており、これにはプラスチック材料の頭部
(2)が付いていて、首領域(3)を介してこの頭部の基端部でこの柄部と隣接
しており、この頭部と柄部は歯ブラシの長手軸A−A方向に沿って設けられてい
る。この頭部(2)は、頭部のブラシ毛面(5)から延びているブラシ毛(4)
を持っているが、この面は頭部(2)の背面(6)に対して反対側の頭部面にあ
る。このブラシ毛面と背面との間の方向「t」は、その頭部(2)の厚さと定義
され、約5mmになっている。ブラシ毛(4)は、ブラシ毛面(5)のソケット穴
に植え込んであるブラシ毛の房の形で配置されているが、頭部材料に溶着するこ
ともできる。
この頭部(2)は、頭部のプラスチック材料の可撓性リンク部(7)によって
一体的に連結された相隣接する部分(2A、2B、2C、2D、2E)を多数(
6個示してある)有しており、このリンク部(7)の第1面は頭部(2)のブラ
シ毛面(5)と同じ面にある。各リンク部(7)は、この頭部(2)のプラスチ
ック材料の割れ目(8)の底部にプラスチック材料の薄い小区画片を有している
が、この割れ目にはエラストマー材料(9)が詰めてあり、これによって複合リ
ンク部を形成している。図1では、これらのリンク部(7)は大まかに示してい
るが、図2ないし5では、以下に説明するように、別構成の議論も含めて更に詳
細に示している。
歯ブラシの頭部はこのような部分(2Aなど)をいくつ有していてもよく、2
つは便宜上の数字である。
柄部(1)はエラストマーの握りパッド(10)と一体になっており、成形チ
ャネル(11)内とともに頭部の割れ目(8)内のエラストマー材料によって一
体的に連結されている。成形チャネル(11)は、首部(3)および頭部(2)
の表面溝で構成されているが、図1Cおよび1Dに、それぞれC−C、D−Dで
の断面を示している。
図2を参照して、リンク部(7)の回りの頭部領域を長手方向の拡大断面で更
に詳細に示している。このリンク部(7)は、頭部のプラスチック材料の可撓性
リンク部であり、このリンク部の第1面(7A)は頭部のブラシ毛面(5)と同
じ面にある。このリンク部の最小厚さ「t1」は0.2ないし0.3mmで、リン
ク部の最短長さ「11」は、相隣接する部分(2F、2G)の間にあって高々0
.2mmである。リンク部(7)はプラスチック材料の小区画片の形をしていて、
第1面(7A)の反対側にあってこれと平行になっている第2面(7B)を持っ
ている。図示しているリンク部(7)は連結された部分(2F、2G)の間では
線
状で、頭部の長手方向軸A−Aを横切る向きになっている。図2から明らかなよ
うに、リンク部(7)はその第1面が、頭部(2)の背面(6)と同じ面にある
。図2にエラストマーの充填物(9)を示しており、割れ目(8)が表面の所で
は側部が平行に、その底部ではリンク部(7)に向かってテーパーしているのを
示している。
図3を参照して、リンク部(7)の回りの頭部領域を長手方向の拡大断面で更
に詳細に示している。このリンク部(7)は、頭部のプラスチック材料の可撓性
リンク部であり、このリンク部の第1面(7C)は頭部のブラシ毛面(5)と同
じ面にある。このリンク部の最小厚さ「t2」は0.2ないし0.3mmになって
いる。このリンク部は第1面(7C)の反対側にある第2面(7D)を持ってい
て、この第2面(7D)は、0.1と2.0mmの間の曲率半径「r」を持ってい
る円筒形あるいは円錐形の凹面になっていて、この半径は、リンク部の方向に対
して概ね垂直方向、即ち、軸A−Aに対して概ね垂直方向になっている。図示し
ているリンク部(7)は連結された部分(2H、2I)の間では線状で、頭部の
長手方向軸A−Aを横切る向きになっている。図3から明らかなように、リンク
部(7)はその第1面が、頭部(2)の背面(6)と同じ面にある。図3にエラ
ストマーの充填物(9)を示しており、割れ目(8)がその底部でリンク部(7
)に向かってテーパーしているのを示している。
図4を参照して、リンク部(7)の回りの頭部領域を長手方向の拡大断面で更
に詳細に示している。このリンク部(7)は、頭部のプラスチック材料の可撓性
リンク部であり、このリンク部(7)は頭部のブラシ毛面(5)と背面(6)と
の間の中間に位置している。このリンク部(7)の最大厚さ「t3」は0.9な
いし1.2mmであり、相隣接する部分(2J、2K)の間にあるリンク部の長さ
「l2」は1.5mmになっている。リンク部(7)はプラスチック材料の小区画
片の形をしていて、第1面(7F)の反対側にあってこれと実質的に平行になっ
ている第2面(7E)を持っている。
図示しているリンク部(7)は連結された部分(2J、2K)の間では線状で
あり、頭部の長手方向軸A−Aを横切る向きになっている。図4にエラストマー
の充填物(9)を示しており、ブラシ毛面(5)と背面(6)とにある2つの割
れ目(8)がそれらの底部でリンク部(7)に向かってテーパーしているのを示
している。
図2、3および4では、プラスチック材料のリンク部(7)の寸法は可撓性と
弾力性を持てる寸法になっている。
図5を参照して、リンク部(7)の回りの頭部領域を長手方向の拡大断面で更
に詳細に示している。このリンク部(7)は、頭部のプラスチック材料の可撓性
リンク部であり、このリンク部(7)は頭部のブラシ毛面(5)と背面(6)と
の間の中間に位置している。このリンク部(7)の最大厚さ「t4」は0.2mm
以下になっている。リンク部(7)はプラスチック材料の小区画片の形をしてい
て、第1面(7H)の反対側にあってこれと実質的に平行になっている第2面(
7G)を持っている。
図示しているリンク部(7)は連結された部分(2L、2M)の間では線状で
あり、頭部の長手方向軸A−Aを横切る向きになっている。図5にエラストマー
の充填物(9)を示しており、ブラシ毛面(5)と背面(6)とにある2つの割
れ目(8A、8B)がそれらの底部でリンク部(7)に向かってテーパーしてい
て、それぞれブラシ毛面(5)、反対側背面(6)に向かって広がっているのを
示している。2つの割れ目(8A、8B)のテーパーは同じでも違っていてもよ
く、例えば、歯ブラシの頭部が一方の方向に別の方向よりも好適に折り曲げられ
るようにするのである。
図5において、プラスチック材料のリンク部(7)の寸法は可撓性を持ってい
るものの、事実上、弾力性はなく、主として連結されている部分(2L、2M)
を一緒に保持するリンク部として働き、強度、可撓性および弾力性は、主として
エラストマーの充填物(9)の特性によって決まる。
図6を参照して、ブラシ毛面(5)の領域を更に詳細に示している。図6の歯
ブラシの頭部(2)は、前に論じたどのタイプのリンク部(7)を含んでいても
よいので、このリンク部の詳細は示していない。ブラシ毛(4、図6には示して
いない)は、別個の房にしてあってブラシ毛面(5)のブラシ毛ソケット穴(1
2)内に植え込まれている。ソケット穴は概ね円形である。相隣接するソケット
穴(12)の端部の間の間隔「d」は0.55mm以上になっている。
図7を参照して、リンク部(7)の回りの頭部領域を長手方向の拡大断面で更
に詳細に示している。このリンク部(7)は、頭部のプラスチック材料の可撓性
リンク部であり、このリンク部(7)は頭部のブラシ毛面(5)と背面(6)と
の間の中間に位置しており、頭部(2)の厚さTは4−5mm、例えば4.2±0
.3mmになっている。このリンク部(7)の最大厚さ「t5」は0.2mm±0.
1mmになっている。リンク部(7)はプラスチック材料の小区画片の形をしてい
て、第1面(7J)の反対側にあってこれと実質的に平行になっている第2面(
7I)を持っている。連結された部分(2N、2O)の間のリンク部(7)の長
さl3は1.2mm±0.3mmになっている。
図示しているリンク部(7)は連結された部分(2N、20)の間では線状で
あり、頭部の長手方向軸A−Aを横切る向きになっている。図7では、エラスト
マーの充填物(9)は存在するが明確化のために図示しておらず、ブラシ毛面(
5)と背面(6)とにそれぞれある2つの割れ目(8A、8B)がその底部でリ
ンク部(7)に向かってテーパーしていて、それぞれブラシ毛面(5)、反対側
の背面(6)に向かってその底部面、即ち、リンク部(7)よりも広がっている
のを示している。歯ブラシ頭部の面(5、6)の最も広いところでは、割れ目(
8A、8B)の幅wは2.4mm±0.3mmになっている。ブラシ毛面の割れ目(
8A)の深さd1は0.9±0.4mmで、ブラシ毛面の割れ目(8A)の深さd2
は3.1±0.4mmになっている。2つの割れ目(8A、8B)のテーパーは同
じでも違っていてもよく、例えば、歯ブラシの頭部が一方の方向よりも他の方向
へよく折り曲がるようにするのである。図7では、割れ目(8A、8B)の側面
の斜面は、0.5−0.7mmの斜面s1とs2があって、それぞれ深さd1とd2に
なるようになっている。割れ目(8A、8B)の底部の隅部は0.2−0.4mm
、例えば0.3mmの曲率になっている。
図1ないし7のリンク部(7)は、また、頭部のいろいろな連結されている部
分(2A−2O)がプラスチック材料によって一体的に連結されるようになって
いるので、流動プラスチック材料を単一の射出点で形成することを可能にしてい
る。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1.プラスチック材料の頭部がその頭部の基端部で隣接しているプラスチック材 料の柄部を有している歯ブラシであって、この頭部と柄部が歯ブラシの長手軸方 向に設けられており、この頭部が頭部のブラシ毛面から延びているブラシ毛を持 ち、この頭部が反対側の背面を持っており、この頭部が、この頭部のプラスチッ ク材料の可撓性リンク部によって一体的に連結されている、少なくとも2つの隣 接する部分を有し、このリンク部の第1面がブラシ毛面か頭部の背面かのどちら かと同じ面にあって、リンク部の最小厚さが0.2と2.0mmの間であることを 特徴としている歯ブラシ。 2.リンク部の最小厚さが0.5と1.0mmの間になっていることを特徴とする 請求項1に記載の歯ブラシ。 3.リンク部の最小厚さが0.2と0.5mmの間になっていることを特徴とする 請求項1に記載の歯ブラシ。 4.相隣接する連結されている部分間のリンク部の最短の長さが長くても0.4 mmまでになっている請求項1ないし3の内のいずれかの1項に記載の歯ブラシ。 5.プラスチック材料の頭部がその頭部の基端部でその柄部に隣接しているプラ スチック材料の柄部を有している歯ブラシであって、この頭部と柄部が歯ブラシ の長手軸方向に設けられており、この頭部が頭部のブラシ毛面から延びているブ ラシ毛を持ち、この頭部が反対側の背面を持っており、この頭部がこの頭部のプ ラスチック材料の可撓性リンク部によって一体的に連結されている、少なくとも 2つの隣接する部分を有し、このリンク部の第1面がブラシ毛面か頭部の背面か のどちらかと同じ面にある歯ブラシであって、リンク部の最小厚さが0.2と0 .5mmの間になっており、このリンク部が第1面と反対側の第2面を持ち、この 第2面が0.1と2.0mmの間の曲率半径を持っている円筒形あるいは円錐形の 凹面になっていて、この半径がリンク部の方向に対して概ね垂直方向になってい ることを特徴としている歯ブラシ。 6.プラスチック材料の頭部がその頭部の基端部でその柄部に隣接しているプラ スチック材料の柄部を有している歯ブラシであって、この頭部と柄部が歯ブラシ の長手軸方向に設けられており、この頭部が頭部のブラシ毛面から延びているブ ラシ毛を持ち、この頭部が反対側の背面を持っており、この頭部がこの頭部のプ ラスチック材料の可撓性リンク部によって一体的に連結されている、少なくとも 2つの隣接する部分を有し、このリンク部がブラシ毛面と頭部の背面との間の中 間に位置している歯ブラシであって、リンク部の最大厚さが0.2と3.0mmと の間になっていることを特徴とする歯ブラシ。 7.そのリンク部の最大厚さが0.2と0.4mmとの間になっていることを特徴 とする請求項6に記載の歯ブラシ。 8.相隣接する連結されている部分の間のリンク部の長さが1.0ないし2.5 mmの間になっていることを特徴とする請求項6または7に記載の歯ブラシ。 9.相隣接する連結されている部分の間のリンク部の長さが1.0ないし2.0 mmになっていることを特徴とする請求項8に記載の歯ブラシ。 10.前記請求項1ないし9のいずれかの1項に記載の歯ブラシであって、前記 リンク部が歯ブラシ頭部のプラスチック材料にある割れ目の底部にあることを特 徴とする歯ブラシ。 11.プラスチック材料の頭部がその頭部の基端部でその柄部に隣接しているプ ラスチック材料の柄部を有している歯ブラシであって、この頭部と柄部が歯ブラ シの長手軸方向に設けられており、この頭部が頭部のブラシ毛面から延びている ブラシ毛を持ち、この頭部が反対側の背面を持っており、この頭部がこの頭部の プラスチック材料の可撓性リンク部によって一体的に連結されている、少なくと も2つの隣接する部分を有し、このリンク部がブラシ毛面と頭部の背面との間の 中間に位置している歯ブラシであって、このリンク部の最大厚さが高々0.2mm になっていて、前記リンク部が歯ブラシ頭部のプラスチック材料にある割れ目の 底部にあり、この割れ目が前記リンク部に接着されているエラストマー材料を含 んでいて、それら部分の間にプラスチック材料/エラストマー材料の複合リンク 部を形成していることを特徴とする歯ブラシ。 12.相隣接する連結されている部分の間のリンク部の長さが0.5と3.0mm の間になっていることを特徴とする請求項11に記載の歯ブラシ。 13.そのリンク部が歯ブラシ頭部の長手方向に沿って縦方向に連続して配置さ れている部分を連結していることを特徴とする前記請求項の内のいずれかの1項 に記載の歯ブラシ。 14.そのリンク部がブラシ毛面および反対側背面それぞれにある2つの割れ目 の底部にあることを特徴とする請求項4ないし13の内のいずれかの1項に記載 の歯ブラシであって、リンク部がブラシ毛面と反対側背面との間の歯ブラシ頭部 の中間位置にあることによって、これら2つの割れ目の相対的な幅、深さ、形あ るいはテーパーが同じか異なっていることを特徴とする歯ブラシ。 15.そのリンク部が頭部のプラスチック材料の可撓性リンク部を有していて、 ブラシ毛面と頭部の背面との間の中間に位置しており、頭部の厚さが4−5mmに なっていて、このリンク部の最大厚さが0.2±0.1mmになっており、連結さ れている部分の間のリンク部の長さが1.2mm±0.3mmになっていることを特 徴とする前記請求項の内のいずれかの1項に記載の歯ブラシ。 16.ブラシ毛面と背面のそれぞれに2つの割れ目があり、それらの底部でリン ク部に向かってテーパーし、それぞれブラシ毛面、反対側の背面に向かって広が っており、最も広いところの歯ブラシ頭部の表面で割れ目の幅が2.4mm±0. 3mmになっていることを特徴とする請求項15に記載の歯ブラシ。 17.そのリンク部がブラシ毛面および反対側の背面それぞれにある2つの割れ 目の底部にある請求項4ないし16の内のいずれかの1項に記載の歯ブラシであ って、リンク部がブラシ毛面と反対側の背面との間の歯ブラシ頭部の中間位置に あることによって、これら2つの割れ目の相対的な幅、深さ、形あるいはテーパ ーが異なっていることを特徴とする歯ブラシ。 18.前記請求項の内のいずれかの1項に記載の歯ブラシであって、それらの部 分、その(それらの)リンク部および/または部分間のそれらの割れ目の特性、 寸法あるいは向きを頭部の部品毎に異ならせて、頭部の場所によって可撓性の度 合いを異ならせるようにしたことを特徴とする歯ブラシ。
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