JP2000516528A - 移動ウェブの渦無しコーティング装置 - Google Patents

移動ウェブの渦無しコーティング装置

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インスティチュート オブ ペーパー サイエンス アンド テクノロジー インコーポレイテッド
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Abstract

(57)【要約】 コーター内のウェブまたは可撓性の基板表面(18)にコーティング材料を塗布するコーティング装置は、コーティング液体と任意の下側境界の間に空気層を供給するべく改良される。実施例に記述されたコーター装置は、2つの流入流路および1つの流出流路(26)を提供する。第1の流入流路(12)はコーティング液を運び、第2の流入流路(20)は、空気のようなキャリア液体をコーティングヘッドにポンプ注入し、チャンバ(16)を加圧し、かつ上流部分で接触する濡れ線を基板に接着し続けるために使い得る。空気層は、キャリア液体が流路内のコーティング液体の壁せん断応力を除去するのに役にたち、従って、装置の運転のためのコーティングの流れは、壁からの流れ剥離なく相対的に低流量で進行するであろう。

Description

【発明の詳細な説明】 移動ウェブの渦無しコーティング装置 発明の属する技術分野 本発明は、一般的に、移動するウェブ材料に均一なコーティングを行うコーテ ィング装置に関する。さらに特に、本発明は加圧されたポンドコーター(pond c oater)に関連される静止(captive)ポンドを除き、コーティング材料上の壁せ ん断応力を減少させる渦なしコーター内のウェブの動きにつれて、同じ方向に流 れる液体コーティング組成物の流動の状態のコーティング材料を提供する加圧コ ータに関する。 発明の背景 軽量コート(LWC)紙の製造に関しての最も重要な変化の1つは、加圧ポン ドコーターの使用である。短ドエル(short dwell)コーターのような加圧ポン ドコーターは、製紙業者が生産性を改良することを可能にした一方、コート紙の 品質を維持する。短ドエルという用語は、後のドクターブレードによって過剰物 が規制除去される以前の、コーティングが紙材料のウェブに接触する比較的に短 い期間を表している。従来技術の短ドエルコーターは、ドクターブレードの直前 の静止ポンドコーターで構成している。ポンドは、ほぼ5cmの長さで、紙のウ ェブに対するコーティングの接着を促進するために若干加圧されている。シート に供給される過剰のコーティングは、コーティングの逆流を引き起こす。このコ ーティングの逆流は、濡れ線(wetting line)を提供し、したがって、ある程度 、シートに入り込む空気境界層を除外し、スキップコーティングを排除する。 過剰のコーティングは、典型的には、オーバーフローバッフル(邪魔板)を超 えて流れ、スクリーンタンクに戻る前に、戻しパンに集められる。 ポンドコーターは、紙ウェブのコーティングに広く使われるが、そのようなコ ーターは重要な問題の難点がある。ドクターブレードの上流側にポンドを持つコ ーティングチャンバ内の流れは、コート重量の非均一性、ウェットストリーク(w et streak)、ストライエーション(striation)などいろんなことを生じさせ得 る再 循環渦(eddies)または渦(vortics)を含んでいる。例えば、これらの渦(edd y)は、遠心力および非定常流の発生による結果および迅速な変動(fluctuating )によって不安定になり、コーティングの均一性およびその品質を低下させる。 また、渦(vortix)は小さな空気の泡をためこむ傾向があり、渦の中心領域に蓄 積する傾向があるコーティング液体内の比較的大きな空気の異物の蓄積(buildu p)を生む。 渦の揺らぎ(fluctuattion)は、これら空気の異物をブレードのギャップ(間隙 )に押し込む傾向がある。これはコーティングの品質に不利な影響を及ぼす。産 業界でウェットストリーク(wet streak)として知られる、空気の異物の存在は 、通常、2〜4cmの幅で、約10〜100cmの長さである低コート重量の分 野に生じる。これらの問題は、論文(流体力学の不安定性の原理、コーティング システムの応用、C.K.Aidun,Tappi,Journal,Vol.74,NO.3,March,1991.)で 論じられている。 以前に、コーティング装置での流線境界を利用したジオメトリー(幾何学配置 )が再循環渦または渦の形成を排除するために採用された。例えば、「移動ウェ ブのコーティング装置」と名称がつけられた USP5,366,551(Aide n)によれば、遠心力による流れの不安定と渦を排除するためと、コート重量の 不均一性を生じ得る有害な圧力の揺らぎを回避するために、曲線のジオメトリー が採用されている。再循環渦および渦の排除は、同様に、ブレードギャップに到 達し得かつコート重量の不均一性およびウェットストリークを生じ得る、渦の中 心内でのエアーポケットまたは空気泡のためこみ(entrapping)の可能性を減少 する。 更に、従来のコーティング装置のコーティング組成物塗布チャンバの壁は、流 体圧力の影響下で、剛体で、変形しないと考えられ、したがってコーティング液 体に接触する境界上の流れによってせん断応力を及ぼす。そのようなコーティン グ液体の壁せん断応力は、塗布チャンバのアプリケータ壁から流れの剥離を生み 出し、再循環渦および渦と同じように、コート重量の不均一性およびウェットス トリークを同様に生じさせる。Pranckh,F.R.およびScriven,L.E.の“変形可能 な基板のブレードコーティングの物理学”(1988 コーティング会議議事録Tapp i Press,Atlanta,GA(1988))は、流れ場および自由表面の解法に加えて 境界の複合相互作用を含む有限要素近似法を使ったブレードコーティングの詳細 な解析を提供した。ブレードは、薄い、広がりのない(inextensive)、弾性固体 としてモデル化され、基板は標準的な応力によって変形された。 移動ウェブの浮遊コーティング装置と名称がつけられたUSP5,354,3 76(Aidun)では、アプリケータ壁の1つが浮遊または移動する壁または帯体 であるとしてデザインされている。浮遊アプリケータ壁の効果は、与えられた速 度で液体とともに動くアプリケータ壁としての、移動基板、例えば懸垂式帯体の 使用を通して渦を減少させることと、流れの剥離および塗布チャンバ内での再循 環を防ぐことである。この移動ウェブの浮遊コーティング装置は、加圧ポンドコ ーティングシステムの固定ドメイン内での再循環を軽減しようとする。移動する アプリケータ壁と充分な流量との組み合わせは、渦なしコーターの形状のデザイ ンを許す。 高速度ブレードコーティングの発展は、生産性を高め、かつ流体運動の制御方 程式が非線形で、自由表面の位置が未知の因数であるので複雑であるコーティン グプロセスの解析コストを低減するために、産業界に特別な興味を持たせる。更 に、典型的なコーティング液体の非線形的な成り立ちの振る舞いは、複雑性を増 加する。 短ドエルコーターのコーティングの有利性を持つが、再循環渦または渦と、渦 の中心でのエアーポケットまたは空気泡のためこみに関する問題を持たないコー ティング装置を提供することが望ましい。 コーティング組成物が流れを下る際に、塗布チャンバ内の液体コーティング組 成物の流れ上でのせん断応力が減少されるコーティング装置を提供することがさ らに望ましい。 ウェブの移動方向に導かれるキャリア流体の流れを受け入れ、コーティング組 成物が流れを下る際に、塗布チャンバ内の液体コーティング組成物の流れのせん 断応力を減少させた状態で、液体コーティング組成物の液流をキャリア流体とウ ェブの間に位置させるコーティング装置を提供することが本発明の他の目的であ る。 液体コーティング組成物の流れの下で、空気の流れを導く流路を経由してコー ティング組成物塗布チャンバ内にキャリア流体の流れを流入し、液体コーティン グ組成物の流れ上のせん断応力を減少させるコーティング装置を提供することが 本発明のさらなる目的である。 従って、渦なし短ドエルコーティング装置を提供することが本発明の主要な目 的である。 これらおよび他の目的は、以下の記載および付加された請求の範囲からさらに 明らかになる。 発明の要旨 本発明はコーティング材料をウェブまたは可撓性基板の表面に塗布するコーテ ィング装置に関する。そのようなコーティング装置は、コーティング液体の流れ が前記基板に接触する加圧された流路を採用する。コーティング液体は最初に流 路の上流側に入り、前記基板と同じ方向に流れるときに基板を濡らす(wetting) 。ドクターエレメントは流路の下流側に位置され、そこで流路内の過剰のコーテ ィングはドクターエレメントによって形成された境界の輪郭に追従し、かつ流路 を去る。 本発明は、さらに、高速度コーターを発展させるためにブレードコーティング の流れパターンの研究のほうに導かれ、その点で空気層をコーティング液体と任 意の下方境界の間に提供するために、コーターは改良されるであろう。空気層は このようにキャリア流体として働く。 実施例に記述されたコーター装置は、2つの流入流路および1つの流出流路を 提供する。第1の流入流路はコーティング液体を運び、第2の流入流路は、チャ ンバを加圧しかつ接触濡れ線を上流部分で基板に接着し続けるために例えば空気 であるキャリア流体をコーティングヘッドに送り込むために使われ得る。空気の 圧力はゼロからコーティング作用に適切な任意のレベルまで変化し得る。空気層 はキャリア流体として働き、流路内のコーティング液体上の壁せん断応力を除去 し、したがって装置運転によるコーティングの流れは壁(すなわち、渦なしモデ ル内の)からの流れの剥離なく、商業利用に適当な比較的に低い流速で進むであ ろう。過剰のコーティング液体および全ての空気は流出流路でコーターヘッドを 去る。ブレードは、基板からの過剰のコーティングを計る(meter)ために使われ る。 従って、流路の内圧は、必要であれば、コーティング液体への空気の混入(ent rainment)を防ぐために、周囲圧力以上に増加するであろう。しかしながら、空 気の混入がないならば、システムは周囲圧力で同様に運転するであろう。変更さ れる渦なしコーターおよびシステムの流れのコンピュータ計算シュミレーション が、以下に提供される。コンピュータ計算シュミレーションは周囲圧力を空気層 内に仮定し、これゆえコーティング層をブレードのわずかに上流側にみなす。 短く要約すれば、本発明は、ドクターエレメントがウェブから離間しかつウェ ブの移動方向のウェブの通路を横切るよう延設される状態で、装置を上流方向か ら下流方向まで経由する通路に沿ってウェブが移動する際に、液体コーティング 組成物をウェブ材料上に塗るための高速コーティング方法および装置に関する。 コーティング組成物塗布チャンバは、上流側から下流側までへの液体コーティン グ組成物の液流を受けいれ、コーティング組成物の流れを前記塗布チャンバ内に 導く上流内部側壁および上流境界壁と、塗布チャンバの下流側でウェブ上に液体 コーティング組成物を塗り広げ(spread)かつ組成物の厚さを定めるためのドク ターエレメントを具えている。コーティング組成物塗布チャンバは、塗布チャン バの上流側でウェブの移動方向に導入されるキャリア流体の液流を受けいれ、液 体コーティング組成物をキャリア流体とウェブの間に位置し、液体コーティング 組成物が塗布チャンバの上流側からウェブの移動方向にドクターエレメントまで 流れ、前記コーティング組成物が下流側に流れる際に、前記塗布チャンバ内の液 体コーティング組成物の流れ上のせん断応力を減少する状態で、液体コーティン グ組成材料の流れがウェブの移動方向に流れ下る通路を定めるためにさらに用い られる。 図面の簡単な説明 図1Aは本発明に従った短ドエルコーティング装置の実施例の概念的横断面図 である。 図1Bは本発明に従った短ドエルコーティング装置の他の実施例の概念的横断 面図である。 図1Cは本発明に従った短ドエルコーティング装置の記述された研究のための 横断面でのドメインの描写を表している。 図2は短ドエルコーティング装置のドメインのギャップ領域の描写を表してい る。 図3は図示したドメインのメッシュとして示された流量変化の影響を図解して いる。 図4はドメイン内の流線として示された流量変化の影響を図解している。 図5は塗布装置の流路出口のメッシュとして示された流量変化の影響を図解し ている。 図6は塗布装置の流路出口の流線として示された流量変化の影響を図解してい る。 図7は塗布装置の流路出口の圧力輪郭(contour)として示された流量変化の影 響を図解している。 図8はギャップ領域のメッシュとして示された流量変化の影響を図解している 。 図9はギャップ領域の流線として示された流量変化の影響を図解している。 図10はギャップ領域の速度場として示された流量変化の影響を図解している 。 図11はギャップ領域の圧力輪郭として示された流量変化の影響を図解してい る。 図12はブレード先端部領域のメッシュとして示された流量変化の影響を図解 している。 図13はブレード先端部領域のメッシュとして示された流量変化の影響を図解 している。 図14はブレード先端部領域の圧力輪郭として示された流量変化の影響を図解 している。 図15はブレード先端部の中点での水平方向速度プロファイルとして示された 流量変化の影響を図解している。 図16はブレード先端部の端点での水平方向速度プロファイルとして示された 流量変化の影響を図解している。 図17はΓ6での水平方向速度プロファイルとして示された流量変化の影響を 図解している。 図18はブレードに沿っての圧力分布として示された流量変化の影響を図解し ている。 図19は基板に沿っての圧力分布として示された流量変化の影響を図解してい る。 図20はブレード先端に沿っての圧力分布として示された流量変化の影響を図 解している。 図21はコーティング厚さ対流入流量として示された流量変化の影響を図解し ている。 図22はフィルム流量対流入流量として示された流量変化の影響を図解してい る。 図23はコーティング厚さ対ウェブ下の厚さとして示された流量変化の影響を 図解している。 図24はコーティング厚さ対ウェブ速度として示されたウェブ速度変化を図解 している。 図25はコーティング厚さ対レイノルズ数として示されたウェブ速度変化を図 解している。 図26はコーティング厚さ対キャピラリー数として示されたウェブ速度変化を 図解している。 実施例の詳細な説明 図1Aに示すように、本発明の短ドエルコーティング装置10は、コートされ るロールまたはウェブ材料18に接触するコーティング塗布チャンバ16を通過 する液体コーティング組成材料14が、流入する第1の連続的な流路12を含ん でいる。コーティング装置10は、空気22のようなキャリア流体が流入する第 2の連続的な流路20をさらに含んでおり、キャリア流体22は、コーティング 塗布チャンバ16を同様に通過し、液体コーティング組成材料14の液流をキャ リア流体22とコートされるウェブ材料18との間に位置させる。方向付けおよ び議論のために、コーティングチャンバは、ウェブの移動に関しての上流側と下 流側を有しており、上流側が図1Aの左である。 水平および垂直という用語の使用は、ウェブ18の水平方向の方向付けに関連 する。ウェブ18は、しかしながら、通常、カウンターロールで支持され、かつ コーティング塗布チャンバ16の領域内で若干の曲率を有している。 ここに記載されるコーティング装置は、ウェブ18上のコーティング厚さを決 定するためにウェブ18からの離間されているブレード又はドクターエレメント 24を含んでいる。ドクターエレメント24は、ウェブ18の移動方向にウェブ を横切るよう延在している。ドクターエレメントは、また、図1Aの実施例の中 のドクターエレメント24と下流内部壁28の間に形成される出口プレナム(pl enum)または流出流路26の下流壁を定めるためと、コートされるウェブ材料に つれてコーティング塗布チャンバ16を通過する液体コーティング組成物14の 液流とともに循環する例えば空気22のようなキャリア流体の液流の循環のため に、、コーティングチャンバ16の下流境界壁を形成しかつ更なる距離下方に延 在している。 図1Aにおいて、上流境界壁30は、コーティング装置10の上流側の境界を 定めている。上流境界壁30は、第1流路12の入口プレナムの上流側の境界を 定めるために更なる距離下方に延びている。上流境界壁30は、液体コーティン グ組成物14の接触ラインまたは濡れ線32を介在させてウェブ18と接触する その最上端で終端されており、それゆえ上流部分(section)34での空気の混入( entrainment)が防止される。示されるように、上流境界壁30の終端部36は、 好ましくは、曲線形状をなしており、このため上流境界壁の終端36はウェブ1 8に対してほぼ接線方向にある。上流境界壁30およびその終端部36は、同様 に、ウェブの移動方向を横切って延在している。 コーティング装置10および特にコーティング塗布チャンバ16は、図1Aに 横断面として表される。図1Aの実施例は、上流内部側壁38、内部上壁40お よび下流内部側壁42を含む内部壁を提供している。内部壁38,40,42は 上流境界壁30およびドクターエレメント24と組み合わされて本実施例のコー ティング組成物塗布チャンバ16の境界を定めている。コーティング組成塗布チ ャンバ16はさらにキャリア流体22の流れを、塗布チャンバの上流側から ウェブの移動方向にほぼ平行に導かれる流体層として、流入するためと、流体層 22とウェブ18の間に液体コーティング組成物14の液流を支持するために適 用される。 ウェブに対向する流体層は、内部上壁40の上方で内部流体層の最上壁を定め 、またドクターブレード24に対向する流体層は、下流内部側壁42に隣接する 内部流体層の下流壁を定める。キャリア流体22の内部流体層の最上壁は、液体 コーティング組成物14を上流内部壁30の終端の曲線部分36からウェブの移 動の方向にドクターエレメント24まで実質的に運ぶ層を提供する。コーティン グ装置10は、下流側に向いた方向に上方傾斜した上流境界壁30および上流内 部側壁38と、上流方向にあるいは上流側から離れる方向に下方傾斜した下流内 部壁42およびドクターエレメント24と、を同様に提供する。したがって、上 流壁30、38、内部流体層の最上壁およびウェブ18、内部流体層の下流壁お よびドクターエレメント24は、ウェブ18の移動方向に流れ下る液体コーティ ング組成材料14の流れの通路を定め、コーティング組成物がその上を流れ下る 際に内部流体層壁から液体コーティング組成材料の流れの壁せん断応力を少なく とも減少して、コーティング組成物内の再循環渦流及び渦の形成を減少する。 図1Bは本発明の短ドエルコーティング装置50の他の実施例を示し、この装 置は、コートされるウェブ18に接触するコーティング塗布チャンバ56を通過 する液体コーティング組成材料14が流入する第1の連続的な流路52を含んで いる。コーティング装置50は、上述した図1Aの実施例のように、例えば空気 22であるキャリア流体が流入する第2の連続的な流路54を同様に含んでおり 、キャリア流体22はコーティング塗布チャンバ56を同様に通過して、液体コ ーティング組成物14の液流をキャリア流体22とコートされるウェブ材料18 の間に位置させる。図1Bの実施例は、しかしながら、図1Aの内部上壁40お よび下流内部側壁42を利用してはおらず、よってキャリア流体22が加圧下に 設けられるであろうコーティング塗布チャンバ56の開口エリア内に出ることを 許している。第2連続流路54の上流開口58で、液体コーティング組成材料1 4は、ウェブ18に対する層として押圧される。液体コーティング組成材料14 の流量は、図1Bの実施例では図1Aの実施例と比較して減少され、そして、ウ ェ ブ18に付着するほぼ1mmの層厚の液体コーティング組成材料14は、ウェブ 18上に液体コーティング組成物14を広げかつその厚さを決定するための荷重 62がバイアスされたドクターエレメント60まで、コーティング塗布チャンバ 56内を5〜10cm移動する。 第2連続流路の上流開口58に与えられる圧力は、上述したように、液体コー ティング組成物14のウェブ18との接触または濡れ線を保持することによって 空気の混入を防止するために、液体コーティング組成材料14がウェブ18に対 して層形成されるところが望ましい。都合がよいことには、しかしながら、図1 Bの実施例のコーティング塗布チャンバ56内に供給されるいかなる圧力も、開 口58の下流で減少され、それによってキャリア流体それ自身による下流での混 入の可能性は減少される。 コーティング装置50および特にコーティング塗布チャンバ56は、図1Bに 横断面として表される。図1Bの実施例は、液体コーティング組成物の流れを塗 布チャンバ56に導くために、上流内部側壁64と上流境界壁66を設けている 。コーティング塗布チャンバ56は、同様に、キャリア流体22の流れをウェブ 18の移動方向に塗布チャンバ56の上流側に導入するためと、液体コーティン グ組成物14の液流をキャリア流体22とウェブ18の間に位置させるために適 用される。液体コーティング組成物14は、このように、塗布チャンバの上流側 からウェブの移動方向に沿ってドクターエレメント60まで流れ、ドクターエレ メント60は、コーティング組成物が流れ下る際に、塗布チャンバ内の液体コー ティング組成物の流れのせん断応力を減少させる状態で、ウェブ18の移動方向 に流れ下る液体コーティング組成物の流れの通路を定める。 記述された実施例は、非常に低流量での当システムの流体的振る舞いの研究成 果を用いて改良された渦なしコータ構造の研究に関係する。流れの剥離および再 循環の回避は、コンピュータモデルの手法によって研究内に示されている。流れ 場および自由表面境界の配置は、ウェブ速度範囲を15m/sから30m/sと し、流量を4〜7リットル/秒/メータ(l/s/m)とした取り組みによるガラーキ ン(Galerkin)の有限要素法を用いることで解決される。いくつかの不安定メカ ニズムは、コーティング装置内の小区分(ドメイン)の複雑性によって存在して いる。典型的なコーティング流体の非線形的な構成要素の振る舞い(constitutiv e behavior)が複雑性を増加させる。非常に高速のコーティング装置内での境界 は、典型的には柔軟性、透過性があり、異なる領域で未知である。したがって、 流れはドメインの大多数の全体にわたってほぼ平行であるとしてとしてモデル化 されるが、ウェブ及びブレードが互いに近寄るところに重要な例外領域を持って おり、ここではいくらかの液体はブレードの先端下をおし進み、残りはブレード で曲がって流下する。 基板とブレード先端との間の間隙層では、流れはほとんど平行で高いせん断速 度を経験する。スクワイヤ(Squires)定理は、せん断流れに平行である第1の不 安定性が2次元の不安定性によって起こることを定める。復帰流内では、3次元 の乱れに至る遠心的な不安定の可能性が存在する。低い(lower)自由表面を持つ ブレードコーターの流れ場が調べられる。流れは、非圧縮性で、2次元で、定常 流であると仮定される。デザイン上での流量およびウェブ速度変化の影響は、最 適運転条件に洞察を提供する。2次元的および3次元的乱れに対する結果的な解 答の安定性に関する更なる解析は、付加的な情報を提供する。速度場、圧力場、 およびブレードコーターの2つの自由表面の配置は、表1および表2に詳細が示 されたパラメータを持つ図1Cに表されている。特に重要な領域が図2に示され ており、ここでは、50ミクロンの垂直方向の断面長さ(ブレードギャップ)を もつギャップ(間隙)を形成するべくブレード(G4)とウェブ(G2)が接近し ている。入口(G7,inlet)にポンプ注入された流体部分はギャップを通って進 行しかつ基板をコートするが、一方過剰物は廃棄されかつブレードにほぼ平行に 流れる。 表1 流体パラメータ 表2 幾何パラメータ その問題は、次元のない手法で定義することができる。入口(inlet)の断面長 さおよびウェブ速度は、長さ及び速度スケールとして使用される。表3は表1及 び表2で与えられるパラメータの無次元量に関連する。 表3 次元のない量 コーターでの流れを制御する連続の式および運動量の式である。 ここで、σijは応力テンソルを示し、その形式は σij=−Pδij+τij と仮定される。 ここで、τijは、構成要素関係 τij=2μεij を持つ偏差的応力テンソルを示している。 ここで、εijはひずみ速度テンソルであり、 εij=1/〔2(ui,j+uj,i)〕 で与えられる。 現アプリケーションのための流体は薄いせん断であると仮定され、動的粘性は カルー(Carreau)構成モデル によって近似される。 ここで、μ0およびμは、せん断速度が0および無限大の粘性を示している 。 カルーモデル内のパラメータは、典型的なコーティングカラー(顔料または染料) の振る舞いを基に決定される。 上式は、速度と長さを別々にスケールするので、ウェブ速度および流入流路の 幅を使うことで無次元化される。 Us=Uweb,Ls=Linlet 速度と圧力は,速度および動的圧力スケール ui*=ui/Us,p*=p/(ρUs2) を使うことによってスケールされる。 上付きの「*」は次元なしの変数を示している。独立変数である位置と時間は、 速度および長さスケール xi*=xi/Ls,t*=t(Us/Ls) を使ってスケールされる。 ボディの力fiは無次元化される。 fi*=fI(Ls/Us2) 連続,運動量および構成要素関係は,それぞれ,以下のように次元無し形式で 表される。 かつ ここで、 このコーティングシステムのDirichletの境界条件は次のように明記される。 ニューマン(Neumann)条件は、流出境界で適用される。 自由表面(Γ7およびΓ8)上で、運動条件は で与えられる。 流れが時間から無関係であるとき、この条件は ui*ni=0 (7) に還元する。 ここで、niは前記表面と垂直な単位ベクトルである。 動的境界条件は、境界面を連続的に横切る応力を必要とし、それゆえ方線方向 および接線方向の応力は、 で与えられる。 流体表面テンソルγは、一定であり、それゆえ、トラクション(静的摩擦)ベ クトルの接線方向成分は零である。上記動的境界条件は、 によって無次元化される。 上記構成要素関係(6)および適切な境界条件を持つ上記無次元方程式(4) および(5)は、流れ場を完全に記述する。ドメイン(小区分)内の離散位置で の速度及び圧力を解決するためのFIDAPによる有限要素法が採用される。未 知の境界の配置は、自由表面上で満足される条件(7)を連立的に要求すること によって充分に結合された手法で決定される。 制御方程式、構成要素関係、および境界条件は、与えられたブレードコーティ ング問題を完全に定める。ドメインは、9ノード化、同一パラメータ、四辺形要 素を使って離散される。速度は双二次基礎関数(biquadtratic basis functions )を用いて要素を超えて近似され、圧力は双一次基礎関数(bilinear basis f unctions)で近似される。自由表面境界は、充分に結合された手法で、定常状態 の運動的および動的条件を満足することによって決定される。 制御方程式の非線形性は、反復的な問題解決のアポローチを必要とする。固定 されたドメイン内のストークス流は、ニュートン−ラフソン(Newton-Raphson) の反復手続きのための最初の推測を提供する。パラメータ連続方法は、パラメー タの変化を補助し与えられる境界条件のための所望の解答に到達するために使わ れる。解答のノルムが10-3より小さい反復の間で変化するときに収束が達成さ れる。 結果的なコーターの形状および流線は、表4に各事例が一覧化された図3、図 4に示される。自由表面の配置の顕著な変化は流量が変化するときに現れる。流 量増加はウェブの下のより大きな垂直方向の横断面内で起こり、出口断面幅の減 少はG5上で、出口速度量の増加は同じ境界上で起こる。 再循環流れを回避しかつ表面欠陥を最小化するための欲求は、流れの剥離およ び再循環が可能な以下の3つの領域を綿密に調べることに我々を導く;アプリ ケータ流路の直後のメニスカス、ブレード及びウェブがギャップを構成するため に近づく角部、メニスカスを形成しかつ基板がコーティングされるブレード先端 。メッシュ、流線、および圧力輪郭(contour)が、図5〜図14に、前記3つの 領域に関してプロットされている。これらの図に例示されるように、それらの結 果は、流れの剥離または再循環が存在しないことを示している。実際の渦なしコ ーティング流れシステムは、低流量(4 l/s/m)かつ高コーティング速度(20m/ s)で存在する。 ギャップ領域での速度プロファイルは、コーティングの品質の洞察を提供する 。図15はブレード先端部の位置A−A(図2)での水平方向の無次元の速度プ ロファイルを示し、一方、図16はブレード先端部の終端である位置B−Bでの 前記プロファイルを表している。図17はΓ6での水平方向速度プロファイルと して示された流量変化の影響を図示している。静的な接触線では、メニスカスの 形成が速度プロファイルに影響を若干及ぼすことは明らかである。ブレード先端 に沿っての外見的に直線状の圧力分布を示す図20は、流量とともに増加するほ とんど一定のギャップ内圧力勾配を指摘している。これらの速度プロファイルお よび圧力分布は、ほとんどポワズイユ−コエット(Poiseuille-Couette)の速度 分布、互いの相対速度での2つの壁間の流れと一定の圧力勾配をもつ静止壁間の 流れとの直線的な組み合わせ、を例示している。このように、コーティング流量 及び厚さは、図21、図22、および図23に見られるように、より大きな圧力 勾配によって流入流量が増加するに伴なって若干増加する。ブレード及びウェブ が接近する流路を形成するコーター部分は、流量変化によってさらに大きく影響 を及ぼされる。 図8に提供される、ウェブおよびブレードによって形成される角部領域での試 験は、流量変化に伴なう充分な自由表面形状の変化を示している。流量が減少さ れると、自由表面はギャップの方に移動し、入口流量のさらなる減少によってギ ャップの中に消滅する恐れがある。その対応する流線が図9に示されてる。 ブレード及び基板に沿った圧力は、図18および図19に示されており、全て のグラフ化された数量は無次元化されている。表6は、全ての変数を次元量に変 換するために使用され得る。ギャップから離れると、圧力はまずまず一定の状態 を維持する。ギャップ領域内では、圧力は、ギャップの直ぐ上流である、ブレー ドの前縁でピークをとる。最大圧力は流量の増加に伴なって増加する。高い流量 では、圧力はさらなる勾配で増加し、もっと別のプラトー領域を提示する。ピー クの後に、流れ場はほとんど周囲圧力を経験し、その後周囲の出口圧力に一致す る。ギャップ領域内の圧力輪郭は、図11に示すように、最大圧力値の減少の他 に、より大きな圧力勾配による流量の減少を指摘している。 表5 ウェブ速度変化の影響の事例研究 表4 流量変化の影響の事例研究 表6 次元単位の変換 表5は、2つの流量、6および7l/s/mでのウェブ速度の変化による結果を与 える。ウェブ速度の増加は、実際上、流れを特徴付ける2つの無次元パラメータ 、レイノルズ数、キャピラリ数の増加である。ここで我々は、慣性の影響が増加 すると、圧力勾配は増加する一方最大圧力は減少することを発見する。ウェブに 沿って、鋭いピークに続く漸次の圧力調整が、低いレイノルズ数で観察される。 ウェブ速度の増加の影響は、流量の減少の影響と定性的な関係をもつようだ。 ポワズイユ−コエット(Poiseuille-Couette)のほぼ速度プロファイルが、ギ ャップ領域に再度現れる。ウェブ速度の増加は、より多量の流体を、粘性のある せん断およびほとんど一定の圧力勾配を通って、ギャップ出口に押し込む。図2 4,図25および図26に示すように、ウェブ速度の増加に伴なうコーティング 厚さの増加が観察される。 現解析結果は、本発明の背景に関連して上述したように、プランク−スクリベ (Pranckn & Scriven 1988)のそれらに、定性的に一致していることを示してい る。 現研究の図表的な流れの問題解決、図8〜図14は、それらの基本的な事例に おける速度場、流線、圧力輪郭に関して、プランク−スクリベのそれらと比較さ れるべきである。 プランク−スクリベは、それらの基本事例およびレイノルズ数および流量が増 加した他の事例に関して、基板にわたった圧力分布に注目した。それらの基本事 例において、プランク−スクリベは、圧力分布が、ブレードの案内端の直前のピ ークに続いて変曲点、またはプラトーをもつことを見出した。プランク−スクリ ベは、最大圧力が減少されかつ圧力プラトーが排除される、レイノルズ数および 流量の増加を見出した。 上述した実施例では、基板に沿った圧力プロファイルがギャップの直前にピー クを持つことが定められている。圧力プラトーの傾きおよび次元無し圧力ピーク は、同様に、レイノルズ数の増加とともに減少することが見出された。上述され た実施例は、同様に、コーティング厚さに対するウェブ速度(またはRe|q=con stおよびCa|q=const)および流量(q|Uweb=const)の変化の影響を研究して いる(図24、図25および図26参照)。プランク−スクリベと同じように、レ イ ノルズ数、キャピラリ数、および流量の増加と共にコーティング厚さがほとんど 直線的に変化することが見出される。 本発明の好ましい実施例は、コーティング材料の壁せん断応力を減少する渦無 しコーター内でのウェブの移動と同じ方向に液体コーティング組成物の流れが流 れる、移動ウェブのコーティング装置のための装置および方法を示しかつ記述し たが、本発明の他の実施例は、明細書の考察およびここに記載された本発明の実 施から当業者にとっては容易に明らかになるであろう。明細書および具体例は、 請求の範囲に示された発明の真の理解および精神をもつ代表的な1つとして考察 されることが意図されている。 付表 用語一覧 δij クロネッカデルタ εij ひずみ速度テンソル γ 表面張力 Γi 境界 η 自由表面高さ μ 動的粘性係数 μ0 ゼロせん断速度の動的粘性係数 μ 無限せん断速度の動的粘性係数 ρ 密度 σij 応力テンソル σn トラクションベクトルの法線成分 σt トラクションベクトルの接線成分 τij 偏差的応力テンソル Ca キャピラリ(Capillary)数 Ct コーティング厚さ C カルー(Carreau)指数 fi 重力加速度の構成要素 H 自由表面のガウス平均曲率 κ 一定時間 Lace アプリケータ流路出口 Lblade ブレード長さ(モデル化した) Lgap ギャップ長さ Linlet 入口長さ LS 長さスケール Lthick ブレード厚さ Lweb ウェブ長さ l/s/m (リットル/秒/メーター) m/s メーター/秒 ni 法線単位ベクトル P 圧力 Pa 周囲圧力 qexit ブレードに沿った出口流量 qfilm ギャップ出口流量 qinlet 流入流量 Re レイノルズ数 S 特異点 t 時間 inlet 入口のポアズイユのプロファイル上の中心線の速度 US 長さスケール Uweb ウェブ速度 U 速度 We ウェバー数 Wt C−Cでのウェブから自由表面までの垂直距離 xi 直角座標 <blade ブレード角 * 次元無し変数を示す上付き
【手続補正書】特許法第184条の8第1項 【提出日】平成10年5月6日(1998.5.6) 【補正内容】 (原文請求の範囲) 1. ウェブがウェブ通路に沿って上流方向から下流方向まで移動するとき に液体コーティング組成物をウェブ材料上に塗るコーティング装置であって、 前記ウェブから離間され、前記ウェブ上に液体コーティング組成物を広げかつ 前記組成物の厚さを定め、前記ウェブ通路を横切るよう延在するドクターエレメ ントと、 上流方向から下流方向まで前記液体コーティング組成物の液流が流入し、前記 ウェブ通路を横切るように延在し、前記ウェブ通路に沿ってチャンバの上流側か ら下流側に移動するウェブに関しての上流側と下流側を有するコーティング組成 物塗布チャンバとを有し、 前記コーティング塗布チャンバは、横断面的には、上流内部側壁、上流境界壁 、およびドクターエレメントを備え、 前記コーティング組成物塗布チャンバは、前記上流内部側壁で液体コーティン グ組成物を流入する第1の流路と、前記塗布チャンバの上流側で前記第1の流路 の近隣で終端しその中に導入されるガス層としてのキャリアガスを受けいれるガ ス流路とを更に備え、ガス流路からのガスを前記コーティング組成材料に接触さ せ、液体コーティング組成物の流れおよびキャリアガスの流れはウェブの移動方 向に移動し、前記コーティング組成物にキャリアガスの流れを直接接触させ、液 体コーティング組成物の液流をガス層とウェブの間に支持し、ウェブに対向する ガス層は内部ガス層の最上壁を定め、かつドクターブレードに対向するガス層は 内部ガス層の下流壁を定め、前記上流境界壁および上流内部側壁はほぼ互いに平 行でありそれぞれ互いにほぼ平行な曲線終端部分を有し、前記上流境界壁は前記 ウェブ通路と接線関係で終端されており、内部ガス層の最上壁は液体コーティン グ組成物をウェブの移動方向にそって前記上流内部側壁の前記曲線終端部分から 内部ガス層の下流壁およびドクターエレメントまで実質的に搬送し、上流壁、内 部ガス層の最上壁、ウェブ、内部ガス層の下流壁およびドクターエレメントは、 液体コーティング組成物がウェブの移動方向に下流側に流れる通路を定め、キャ リッジガスの流れは、コーティング組成物が前記コーティング塗布チャンバを通 って下流側に流れる際に、液体コーティング組成物の流れ上での壁せん断応力 を減少させかつコーティング組成物内の再循環渦および渦の形成を減少させるよ うにしたことを特徴とするコーティング装置。 2. 前記キャリアガスは、前記コーティング塗布チャンバ内に送り込まれ る空気を有し、前記塗布チャンバの少なくとも上流側でウェブに接触するコーテ ィング組成物を圧力下で保持し、前記コーティング組成物がウェブに導入される ときに空気の混入を防止するようにしたことを特徴とする請求項1に記載のコー ティング装置。 3. 前記コーティング塗布チャンバは、ウェブおよび内部ガス層の最上壁 に対向しかつほぼ平行な内部頂部壁と、コーティング塗布チャンバをコーティン グ組成物の下流への流れのための閉塞されたシステムとして定める下流内部ガス 層壁およびドクターエレメントに対向しかつほぼ平行な内部下流壁とを有するこ とを特徴とする請求項2に記載のコーティング装置。 4. 前記上流境界壁および上流内部側壁は、下流側に向かった方向に上向 きに傾斜されていることを特徴とする請求項3に記載のコーティング装置。 5. 前記内部下流壁およびドクターエレメントは上流側から離れるように あるいは上流側に向かった方向に下方に傾斜されていることを特徴とする請求項 3に記載のコーティング装置。 6. ウェブがウェブ通路に沿って上流方向から下流方向まで移動するとき に液体コーティング組成物をウェブ材料上に塗るコーティング装置であって、 前記ウェブから離間され、前記ウェブ上に液体コーティング組成物を塗り広げ かつ前記組成物の厚さを定め、前記ウェブ通路を横切るよう延在するドクターエ レメントと、 上流方向から下流方向まで前記液体コーティング組成物の液流が流入し、前記 ウェブ通路を横切るように延在し、前記ウェブ通路に沿ってチャンバの上流側か ら下流側に移動するウェブに関しての上流側と下流側を有するコーティング組成 物塗布チャンバとを有し、 前記コーティング塗布チャンバは、横断面的には、液体コーティング組成物の 流れを前記塗布チャンバに導く上流内部側壁および上流境界壁と、前記塗布チャ ンバの下流側に位置するドクターエレメントを有し、前記コーティング組成物塗 布チャンバは、前記上流内部側壁で液体コーティング組成物を流入する第1の流 路と、前記第1の流路の近隣で終端し、加圧されたキャリアガス流を加圧された 前記塗布チャンバまで運ぶガス流路とをさらに備え、前記キャリアガスは液体コ ーティング組成物の流れに直接的に接触し、かつウェブおよび液体コーティング 組成物が前記塗布チャンバの上流側からドクターエレメントまで同じ方向に移動 する際に前記組成物を支持し、加圧されたキャリアガスは液体コーティング組成 物がドクターブレードまで下流側に流れる際に前記塗布チャンバ内の液体コーテ ィング組成物上の渦およびせん断応力を減少するようにしたことを特徴とするコ ーティング装置。 7.前記上流境界壁および上流内部側壁はほぼ互いに平行であり、それぞれ 互いにほぼ平行な曲線終端部分を有しており、前記上流境界壁は前記ウェブ通路 と接線関係で終端されており、コーティング組成物内の再循環渦および渦の形成 を減少させるようにしたことを特徴とする請求項6に記載のコーティング装置。 8.コーティング装置を通って移動するウェブ材料上に液体コーティング組 成物を塗布する方法は以下のステップを備える; 上流側から下流側への通路上のウェブの移動方向を横切って延在する上流及び 下流側を持つコーティング組成物塗布チャンバに沿ってウェブを移動するステッ プ、 液体コーティング組成物の液流を上流側で前記塗布チャンバ内へ流入するステ ップ、 下流側で、ウェブの移動方向を横切ってドクターエレメントを延在するステッ プ、 ウェブ上に液体コーティング組成物を広げかつ前記組成物の厚さを定めるため にウェブからドクターエレメントを離間させるステップ、 前記ウェブの移動方向の上流側に導入されたキャリアガス流を流入するステッ プ、 液体コーティング組成物をキャリアガスとウェブの間に位置させるステップと 、 上流側からドクターエレメントのほうに液体コーティング組成材料の流れを送 り込み、よって前記コーティング組成物が下流側に流れる際に、前記塗布チャン バ内の液体コーティング組成物の流れ上のせん断応力を減少した状態で、液体コ ーティング組成材料の流れがウェブの移動方向に流れ下る通路を定めるステップ 。 9. 前記液体コーティング組成物の液流を上流側で前記塗布チャンバ内へ 流入するステップは、液体コーティング組成物を上流内部側壁および上流境界壁 を通って前記塗布チャンバに導くステップを備えることを特徴とする請求項8に 記載の塗布方法。 10. 前記キャリアガス流を流入するステップは、液体コーティング組成 物の流れの下で、空気流を前記塗布チャンバに導くための流路を提供するステッ プを備えることを特徴とする請求項8に記載の塗布方法。 11. 前記上流境界壁および上流内部側壁は互いにほぼ平行でそれぞれ互 いにほぼ平行な曲線終端部分を有しており、前記上流境界壁は前記ウェブ通路と 接線関係で終端されており、コーティング組成物内の再循環渦および渦の形成を 減少させるようにしたことを特徴とする請求項8に記載の塗布方法。 12. ウェブがウェブ通路に沿って上流方向から下流方向まで移動すると きに液体コーティング組成物をウェブ材料上に塗るコーティング装置であって、 前記ウェブから離間され、前記ウェブ上に液体コーティング組成物を塗り広げ かつ前記組成物の厚さを定め、前記ウェブ通路を横切るよう延在するドクターエ レメントと、 ウェブ通路を横切るよう延在し、チャンバの上流側から下流側に移動するウェ ブに関しての上流側と下流側を有し、横断面的には、上流内部側壁、上流境界壁 およびドクターエレメントを備えるコーティング組成物塗布チャンバと、 前記塗布チャンバの上流側でウェブに液体コーティング組成材料を運ぶコーテ ィング組成物通路と、 キャリアガス流を前記塗布チャンバを経由して塗布チャンバの上流側から塗布 チャンバの下流側まで運ぶキャリアガス通路と、 を具え、 前記コーティング組成物通路およびキャリアガス通路は液体コーティング組成 物をキャリアガスとウェブの間に位置するために互いに近傍で終端し、前記キャ リアガス通路からのキャリアガスはコーティング組成物に直接接触し、前記液体 コーティング組成物がウェブの移動方向に沿って下流側に流れる通路によって液 体コーティング組成物をコーティング組成物通路からウェブのほうに実質的に導 き、 前記ウェブに接触する液体コーティング組成物の接触を維持し、前記塗布チャ ンバの外からのコーティング組成材料内への空気の混入を防ぎ、かつ液体コーテ ィング組成物内の再循環渦および渦の形成を減少するべく、前記キャリアガス通 路は、キャリッジガスを塗布チャンバを経由して運ぶようにしたことを特徴とす るコーティング装置。 13. 前記キャリアガスは、前記第2の上流内部流路を経由して前記コー ティング塗布チャンバにポンプ注入される空気を備えるようにしたことを特徴と する請求項12に記載のコーティング装置。 14. 前記空気のキャリアガスは、前記液体コーティング組成物が、前記 塗布チャンバの少なくとも上流側で、加圧下で、ウェブに接触することを保持す るようにしたことを特徴とする請求項13に記載のコーティング装置。 15. 前記塗布チャンバに流れ込むコーティング組成物およびキャリアガ スを流入するために、前記塗布チャンバのドクターエレメントに近隣する少なく とも1つの下流開口を備えるようにしたことを特徴とする請求項12に記載のコ ーティング装置。 16. 前記塗布チャンバの少なくとも上流側で、前記液体コーティング組 成物がウェブに接触することを加圧下で保持する前記キャリアガスは、前記少な くとも1つの下流開口のほうに、減少された塗布チャンバ圧力の下流流れを供給 するようにしたことを特徴とする請求項15に記載のコーティング装置。 17. 前記液体コーティング組成物の流れおよびキャリアガス流は、前記 第1及び第2の流路からほぼ同じ流量で、塗布チャンバの上流側からウェブの移 動方向に導入され、前記コーティング組成物が下流側に流れる際に、前記塗布チ ャンバ内の液体コーティング組成物の流れ上のせん断応力を減少するようにした ことを特徴とする請求項12に記載のコーティング装置。 18. 前記上流境界壁および上流内部側壁は、下流側に向かった方向に上 向きに傾斜されていることを特徴とする請求項12に記載のコーティング装置。 19. 前記下流内部壁およびドクターエレメントは、上流側から離れるよ うにあるいは上流側に向かって下方に傾斜されていることを特徴とする請求項1 2に記載のコーティング装置。
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Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1. ウェブが通路に沿って上流方向から下流方向まで移動するときに液体 コーティング組成物をウェブ材料上に塗るコーティング装置であって、 前記ウェブから離間され、前記ウェブ上に液体コーティング組成物を広げかつ 前記組成物の厚さを定め、前記ウェブの移動方向のウェブ通路を横切って延在す るドクターエレメントと、 上流方向から下流方向まで前記液体コーティング組成物の液流が流入し、前記 前記ウェブの移動方向ウェブ通路を横切って延在し、前記ウェブ通路に沿ってチ ャンバの上流側から下流側に移動するウェブに関しての上流側と下流側を有する コーティング組成物塗布チャンバとを有し、 前記コーティング塗布チャンバは、横断面的には、上流内部側壁、上流境界壁 、およびドクターエレメントを備え、 前記コーティング組成物塗布チャンバは、 前記塗布チャンバの上流側からウェブの移動方向にほぼ平行に導入される流体 層としてのキャリア流体を受けいれ、液体コーティング組成物の液流を前記流体 層とウェブの間に支持し、ウェブに対向する流体層は内部流体層の最上壁を定め 、かつドクターブレードに対向する流体層は内部流体層の下流壁を定め、前記上 流境界壁および上流内部側壁はほぼ互いに平行でそれぞれ互いにほぼ平行な曲線 終端部分を有し、前記上流境界壁は前記ウェブ通路と接線関係で終端されており 、前記内部流体層の最上壁は前記液体コーティング組成物をウェブの移動方向に そって上流内部側壁の前記曲線終端部分から内部流体層の下流壁およびドクター エレメントまで実質的に搬送し、前記上流壁、内部流体層の最上壁、ウェブ、内 部流体層の下流壁およびドクターエレメントは液体コーティング組成物がウェブ の移動方向に下流側に流れる通路を定め、コーティング組成物がその上を下流側 に流れる際に前記内部流体層壁から液体コーティング組成物の流れ上での壁せん 断応力を少なくとも減少させ、コーティング組成物内の再循環渦および渦の形成 を減少させるようさらに用いられる、 ようにしたことを特徴とするコーティング装置。 2. 前記キャリア流体は、前記コーティング塗布チャンバ内にポンプ注入 される空気を有し、前記塗布チャンバの少なくとも上流側でウェブに接触するコ ーティング組成物を圧力下で保持し、前記コーティング組成物がウェブに導入さ れる際に空気の混入を防止するようにしたことを特徴とする請求項1に記載のコ ーティング装置。 3. 前記コーティング塗布チャンバは、ウェブおよび内部流体層の最上壁 に対向しかつほぼ平行な内部頂部壁と、コーティング塗布チャンバをコーティン グ組成物の下流への流れのための閉塞されたシステムとして定める内部流体層の 下流壁およびドクターエレメントに対向しかつほぼ平行な内部下流壁とを有する ことを特徴とする請求項2に記載のコーティング装置。 4. 前記上流境界壁および上流内部側壁は、下流側に向かった方向に上向 きに傾斜されていることを特徴とする請求項3に記載のコーティング装置。 5. 前記内部下流壁およびドクターエレメントは上流側から離れるように あるいは上流側に向かった方向に下方に傾斜されていることを特徴とする請求項 3に記載のコーティング装置。 6. ウェブが通路に沿って上流方向から下流方向まで移動するときに液体 コーティング組成物をウェブ材料上に塗るコーティング装置であって、 前記ウェブから離間され、前記ウェブの移動方向のウェブ通路を横切って延在 するドクターエレメントと、 上流方向から下流方向まで前記液体コーティング組成物の液流が流入し、前記 ウェブの移動方向のウェブ通路を横切って延在し、チャンバの上流側から下流側 に移動するウェブに関しての上流側と下流側を有するコーティング組成物塗布チ ャンバとを有し、 前記コーティング塗布チャンバは、横断面的には、液体コーティング組成物の 流れを前記塗布チャンバに導く上流内部側壁および上流境界壁と、前記塗布チャ ンバの下流側で、前記ウェブ上に液体コーティング組成物を広げかつ前記組成物 の厚さを定めるドクターエレメントを有し、 前記コーティング組成物塗布チャンバは、 前記塗布チャンバの上流側でウェブの移動方向に導入され、液体コーティング 組成物の液流を前記キャリア流体とウェブの間に位置させるキャリア流体の液流 を受けいれ、液体コーティング組成物は前記塗布チャンバの上流側からウェブの 移動方向にドクターエレメントまで流れ、コーティング組成物が流れを下る際に 塗布チャンバ内の液体コーティング組成物の流れ上でのせん断応力を減少させた 状態で、液体コーティング組成物の流れがウェブの移動方向に流れ下る通路を定 めるようさらに用いられる、 ようにしたことを特徴とするコーティング装置。 7.前記上流境界壁および上流内部側壁はほぼ互いに平行であり、それぞれ 互いにほぼ平行な曲線終端部分を有しており、前記上流境界壁は前記ウェブ通路 と接線関係で終端されており、コーティング組成物内の再循環渦および渦の形成 を減少させるようにしたことを特徴とする請求項6に記載のコーティング装置。 8.コーティング装置を通って移動するウェブ材料上に液体コーティング組 成物を塗布する方法は以下のステップを備える; 上流側から下流側への通路上のウェブの移動方向を横切って延在する上流及び 下流側を持つコーティング組成物塗布チャンバに沿ってウェブを移動するステッ プ、 液体コーティング組成物の液流を上流側で前記塗布チャンバ内へ流入するステ ップ、 下流側で、ウェブの移動方向を横切るようドクターエレメントを延在するステ ップ、 ウェブ上に液体コーティング組成物を広げかつ前記組成物の厚さを定めるため にウェブからドクターエレメントを離間させるステップ、 前記ウェブの移動方向の上流側に導入されたキャリア流体の液流を流入するス テップ、 液体コーティング組成物をキャリア流体とウェブの間に位置させるステップと 、上流側からドクターエレメントのほうに液体コーティング組成材料の流れをポ ンプ注入し、よって前記コーティング組成物が下流側に流れる際に、前記塗布チ ャンバ内の液体コーティング組成物の流れ上のせん断応力を減少した状態で、液 体コーティング組成材料の流れがウェブの移動方向に流れ下る通路を定めるステ ップ。 9. 前記液体コーティング組成物の液流を上流側で前記塗布チャンバ内へ 流入するステップは、液体コーティング組成物を上流内部壁および上流境界壁を 通って前記塗布チャンバに導くステップを備えることを特徴とする請求項8に記 載の塗布方法。 10. 前記キャリア流体を流入するステップは、液体コーティング組成物 の流れの下で、空気流を前記塗布チャンバに導くための流路を提供するステップ を備えることを特徴とする請求項8に記載の塗布方法。 11. 前記上流境界壁および上流内部壁は互いにほぼ平行であり、それぞ れ互いにほぼ平行な曲線終端部分を有しており、前記上流境界壁は前記ウェブ通 路と接線関係で終端されており、コーティング組成物内の再循環渦および渦の形 成を減少させるようにしたことを特徴とする請求項8に記載の塗布方法。
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