JP2001012402A - 液圧制御装置 - Google Patents

液圧制御装置

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JP2001012402A
JP2001012402A JP11181935A JP18193599A JP2001012402A JP 2001012402 A JP2001012402 A JP 2001012402A JP 11181935 A JP11181935 A JP 11181935A JP 18193599 A JP18193599 A JP 18193599A JP 2001012402 A JP2001012402 A JP 2001012402A
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displacement pump
pump
reservoir
piston
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Akihiro Nakazato
明弘 中里
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Akebono Research and Development Centre Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 減圧時における過減圧を防止し、正確な目標
液圧値に制御することができる液圧制御装置を提供する
こと。 【解決手段】 第1の容積型ポンプ44及び第2の容積
型ポンプ45を有し、第1の容積型ポンプ44の吐出口
12a及び第2の容積型ポンプ45の吸入口12bをア
クチュエータ21の液室21bに接続すると共に、第1
の容積型ポンプ44の吸入口12b及び第2の容積型ポ
ンプ45の吐出口12aをリザーバ23に接続して、ア
クチュエータ21への加圧又は減圧を、運転するポンプ
の切り替えにより行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、容積型ポンプを使
用した液圧制御装置に係り、詳しくは、減圧時の過減圧
を防止するべく開発された新規構成の液圧制御装置に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】最近の車両においては、アンチロックブ
レーキシステムの装備や、トラクションコントロールシ
ステムの装備など、ブレーキ機能のインテリジェント化
が活発に行われている。そして、このようなインテリジ
ェント化に伴い、例えば、ブレーキ装置等に組み込まれ
る油圧発生源としてのポンプの電動化や小型化が必要不
可欠になってきている。
【0003】このような背景から、ブレーキ装置におい
ては、ハウジングに収容したピストンの往復動で流体の
吐出を行うポンプ部と、ピストンを往復動させる駆動源
として伸縮動作を電気的に制御可能な固体素子を使用し
たピストン駆動部とを備え、機械的な回転部分を持たな
い電動式の容積型ポンプが提案されている。このような
電動式の容積型ポンプは、ブレーキ装置以外でも小型の
油圧発生源として有用であり、更には、液圧で駆動され
る一般のアクチュエータ類に対する液圧供給源として
も、有用である。そして、この種のポンプにおいて、伸
縮動作を電気的に制御可能な固体素子としては、圧電セ
ラミックスや超磁歪素子等が提案されている(特開平7
−167327号公報、特開平8−334082号公報
等参照)。
【0004】図2は、超磁歪素子を利用した従来の電動
式の容積型ポンプ1を油圧発生源として使用した車両用
のブレーキ装置40を示したものである。このブレーキ
装置40は、容積型ポンプ1の発生する油圧が、ブレー
キユニット21に形成したシリンダ部21aの液室21
bに供給されると、その液圧によって、シリンダ部21
bのピストン21cが変位して、摩擦パッド21dをロ
ータ21eに押圧して、制動力を発生する構成である。
容積型ポンプ1は、有底円筒状のハウジング3に収容し
たピストン5の往復動で流体の吐出を行うポンプ部7
と、ピストン5に接続され電気的に制御可能な固体素子
である超磁歪素子9の伸縮動作によってピストン5を往
復動させるピストン駆動部11とを備えた構成である。
【0005】ポンプ部7は、ハウジング3の開口端を塞
ぐ端壁材4によってピストン5との間にポンプ室12を
画成しており、端壁材4に貫通形成された第1ポート1
2a及び第2ポート12bとに、それぞれチェック弁1
4,15を配備したものである。第1ポート12aのチ
ェック弁14は、ピストン5の吐出行程時に流路を開
き、吸入行程時には流路を閉じるもので、第1ポート1
2aを吐出口として機能させる。一方、第2ポート12
bのチェック弁15はピストン5の吸入行程時に流路を
開き、吐出行程時には流路を閉じるもので、第2ポート
12bを吸入口として機能させる。そして、ポンプ室1
2を画成しているピストン5の円筒部の内周には、端壁
材4との間をシールするシールリング16が配されてい
る。また、ピストン5は、戻しスプリング18によっ
て、端壁材4から離間する方向(即ち、固体素子である
超磁歪素子9に当接する方向)に付勢されている。
【0006】そして、この従来例の場合、吐出口として
機能する第1ポート12aは、管路20aを介して、ブ
レーキユニット21の液室21bに接続されている。ま
た、吸入口として機能する第2ポート12bは、管路2
0bを介して作動油の貯留槽であるリザーバ23に接続
されている。そして、管路20aと管路20bとを連通
させる管路20cが装備されると共に、その管路20c
には、電磁弁25が装備されている。この電磁弁25
は、後述する制御装置27からの制御信号によって動作
制御され、管路20cの開閉により、ブレーキユニット
21の液室21bをリザーバ23に連通させた状態、又
は液室21bとリザーバ23との間を遮断した状態にす
る。
【0007】ピストン駆動部11は、磁界が加えられる
と伸長する特性を有する超磁歪素子9と、電流が印加さ
れると超磁歪素子9に磁界を加えるコイル29と、超磁
歪素子9の伸縮がピストン5に伝達されるように超磁歪
素子9とコイル29とを収容保持したハウジング3の有
底筒部3aと、コイル29への印加電流を制御すること
で超磁歪素子9の伸縮動作を制御する制御装置27とか
ら構成されている。
【0008】制御装置27は、ブレーキ操作に応じて、
コイル29への電流印加と、電磁弁25の開閉動作とを
制御する。具体的には、制動時の加圧動作中は、電磁弁
25により管路20cを閉じて、ブレーキユニット21
の液室21bがポンプ部7の第1ポート12aにのみ接
続され、且つ、リザーバ23が第2ポート12bにのみ
接続されて、リザーバ23に貯留されている作動油がポ
ンプ部7によりブレーキユニット21に圧送される状態
にする。そして、ピストン5の往復動によってブレーキ
操作に応じた油圧がブレーキユニット21に供給される
ように、コイル29への電流印加により超磁歪素子9を
所定周期で伸縮動作させる。一方、ブレーキ操作の解除
時、あるいは、制動中の減圧操作時には、ポンプ部7の
動作を停止させると共に、電磁弁25により管路20c
を開いて、ブレーキユニット21に供給されていた油圧
をリザーバ23に解放可能にする。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】ところが、一般的に、
電磁弁は弁の質量、流速及び流体圧が弁の開閉動作応答
性に対して大きく影響し、超磁歪素子9等の伸縮時の応
答性と比較すると、動作遅れが大である。そのため、前
述したように、ブレーキユニット21の減圧を電磁弁2
5による管路20cの開放により行う構成では、図3の
圧力特性線Pで示すように、減圧信号S2や加圧信号S
1に呼応する電磁弁25の開閉動作の遅れによって、目
標液圧値P0に対して、過減圧ΔP1,ΔP2,ΔP3
が生じた。
【0010】本発明は上記事情に鑑みてなされたもの
で、電動式の容積型ポンプを使用した液圧制御装置であ
って、例えば油圧ブレーキユニットの油圧制御装置とし
て利用した場合に、減圧時にも、慣性力の影響による動
作遅れがなく、加圧時と同様に正確に目標液圧値に制御
することができ、制動力の制御精度を向上させることの
できる液圧制御装置を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明に係る液圧制御装置は、第1の容積型ポンプ及
び第2の容積型ポンプを有し、前記第1の容積型ポンプ
の吐出口及び前記第2の容積型ポンプの吸入口がアクチ
ュエータに接続されると共に、前記第1の容積型ポンプ
の吸入口及び前記第2の容積型ポンプの吐出口がリザー
バに接続されていることを特徴とする。
【0012】そして、上記構成によれば、第1の容積型
ポンプは、リザーバに貯留されている液体をアクチュエ
ータに圧送するポンプで、第2の容積型ポンプはアクチ
ュエータに残留する液体をリザーバに戻すポンプであ
る。従って、第2の容積型ポンプの運転を停止させて、
第1の容積型ポンプを運転すれば、アクチュエータに所
定圧の液体を圧送する加圧動作が実現され、逆に、第1
の容積型ポンプの運転を停止させて、第2の容積型ポン
プを運転すれば、アクチュエータの供給圧をリザーバに
戻して、アクチュエータへの供給圧を減圧又は解放する
ことができる。
【0013】即ち、アクチュエータへの加圧及び減圧の
双方を、2台の容積型ポンプにより行う。そのため、例
えば、第1の容積型ポンプ及び第2の容積型ポンプは、
電気的に伸縮動作する固体素子によるピストンの往復動
によって液を圧送する電動式のポンプとし、固体素子と
して例えば超磁歪素子を利用した構成とすることで、加
圧処理及び減圧処理の双方を優れた応答性で実現するこ
とができる。従って、アクチュエータが油圧ブレーキユ
ニットであって、この油圧ブレーキユニットへの供給圧
を制御する油圧制御装置として利用した場合、運転する
容積型ポンプを切り替えるだけで、油圧ブレーキユニッ
トに対する油圧の加圧と減圧の双方を、優れた応答性で
実現することができ、減圧等の際に、単純に電磁弁によ
りアクチュエータ圧をリザーバに解放するだけであった
従来のものと比較すると、慣性力の影響による動作遅れ
がなく、加圧時と同様に速やかに目標液圧値に制御する
ことができ、制動力の制御精度を向上させることができ
る。
【0014】なお、好ましくは、上記の液圧制御装置に
おいて、前記リザーバと、前記第2の容積型ポンプの吐
出口との間に所定圧で開放するチェック弁が設けられた
構成とするとよい。このようにすると、リザーバに、貯
留液を加圧する加圧手段を装備した構成とした場合に
も、第2の容積型ポンプの吐出口に装備したチェック弁
により、リザーバの貯留液が第2の容積型ポンプに逆流
することを防止でき、第1の容積型ポンプ及び第2の容
積型ポンプの運転切り替えによる加圧処理・減圧処理の
信頼性を向上させることができる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る液圧制御装置
の好適な実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。
図1は、本発明に係る液圧制御装置の一実施の形態を使
用したブレーキ装置の断面図である。
【0016】このブレーキ装置42は、アクチュエータ
となるブレーキユニット21に形成したシリンダ部21
aの液室21bに供給される油圧を、本発明に係る液圧
制御装置43によって制御することで、制動力が制御さ
れるものである。ブレーキユニット21は、シリンダ部
21aの液室21bに供給される油圧に応じて、シリン
ダ部21aのピストン21cが変位して、摩擦パッド2
1dをロータ21eに押圧して、制動力を発生する構成
である。
【0017】この一実施の形態の液圧制御装置43は、
第1の容積型ポンプ44と、第2の容積型ポンプ45
と、ブレーキユニット21に供給する作動油を貯留した
リザーバ23と、ブレーキ操作に応じて第1の容積型ポ
ンプ44及び第2の容積型ポンプ45の動作を制御する
制御部53とを備えた構成である。リザーバ23は、貯
留液へのエアの混入を防止するために、貯留した流体を
所定圧で加圧する加圧手段23aを有している。
【0018】第1の容積型ポンプ44及び第2の容積型
ポンプ45は、同一構成のポンプで、有底円筒状のハウ
ジング3に収容したピストン5の往復動で流体の吐出を
行うポンプ部7と、ピストン5に接続され電気的に制御
可能な固体素子である超磁歪素子9の伸縮動作によって
ピストン5を往復動させるピストン駆動部11とを備え
たものである。
【0019】各ポンプ44,45のポンプ部7は、ハウ
ジング3の開口端を塞ぐ端壁材4によってピストン5と
の間にポンプ室12を画成しており、端壁材4に貫通形
成された第1ポート12a及び第2ポート12bとに、
それぞれチェック弁14,15を配備したものである。
第1ポート12aのチェック弁14は、ピストン5の吐
出行程時に流路を開き、吸入行程時には流路を閉じるも
ので、第1ポート12aを吐出口として機能させる。一
方、第2ポート12bのチェック弁15はピストン5の
吸入行程時に流路を開き、吐出行程時には流路を閉じる
もので、第2ポート12bを吸入口として機能させる。
そして、ポンプ室12を画成しているピストン5の円筒
部の内周には、端壁材4との間をシールするシールリン
グ16が配されている。また、ピストン5は、戻しスプ
リング18によって、端壁材4から離間する方向(即
ち、固体素子である超磁歪素子9に当接する方向)に付
勢されている。戻しスプリング18は、超磁歪素子9の
伸長動作を効率化する予負荷ばねを兼ねている。
【0020】各ポンプ44,45のピストン駆動部11
は、磁界が加えられると伸長する特性を有する超磁歪素
子9と、電流が印加されると超磁歪素子9に磁界を加え
るコイル29と、超磁歪素子9の伸縮がピストン5に伝
達されるように超磁歪素子9とコイル29とを収容保持
したハウジング3の有底筒部3aと、コイル29への印
加電流を制御することで超磁歪素子9の伸縮動作を制御
する制御部53とから構成されている。なお、ハウジン
グ3の有底筒部3aは、ピストン5を摺動自在に収容保
持する筒部3bに連続しており、超磁歪素子9の伸縮が
ピストン5に伝達されるように超磁歪素子9とコイル2
9とを収容保持すると共に、これらの周囲を覆う閉磁気
回路を構成するヨークとして機能する。
【0021】第1の容積型ポンプ44は、吐出口である
第1ポート12aが管路47aを介してブレーキユニッ
ト21の液室21bに接続されると共に、吸入口である
第2ポート12bが管路47bを介してリザーバ23に
接続されて、運転されると、リザーバ23に貯留されて
いる液体をアクチュエータであるブレーキユニット21
の液室21bに圧送する。第2の容積型ポンプ45は、
吐出口である第1ポート12aが管路47cを介してリ
ザーバ23に接続されると共に、吸入口である第2ポー
ト12bが管路47dを介してブレーキユニット21の
液室21bに接続されて、運転されると、ブレーキユニ
ット21の液室21bに供給されている作動液をリザー
バ23に戻す。なお、第2の容積型ポンプ45の吐出口
である第1ポート12aに装備されるチェック弁14
は、運転停止時等、作動液の逆流を防止するために、ア
クチュエータであるブレーキユニット21が必要とする
最大圧力よりも高圧で解放する構成とされている。
【0022】制御部53は、ブレーキペダル55の踏下
量を検出するストロークセンサ57の出力に基づいてブ
レーキの操作状況を監視し、ブレーキ操作に応じて、運
転する容積型ポンプの選択と、運転するポンプのコイル
29に印加する電流の制御とを行う。具体的には、制御
部53は、制動時の加圧動作中は、第1の容積型ポンプ
44を運転状態として、第2の容積型ポンプ45は停止
状態とする。そして、ブレーキペダル55の踏下量に応
じて、第1の容積型ポンプ44のピストン5の往復動に
よってブレーキ操作に応じた油圧がブレーキユニット2
1に供給されるように、第1の容積型ポンプ44のコイ
ル29への電流印加により超磁歪素子9を所定周期で伸
縮動作させる。
【0023】また、制御部53は、ブレーキ操作の解除
時、あるいは、制動中の減圧操作時には、第1の容積型
ポンプ44の運転は停止状態にすると共に、第2の容積
型ポンプ45を運転状態とする。そして、ブレーキの操
作状況に応じて、第2の容積型ポンプ45のピストン5
の往復動によりブレーキユニット21の作動液がリザー
バ23に戻されるように、第2の容積型ポンプ45のコ
イル29への電流印加により超磁歪素子9を所定周期で
伸縮動作させて、ブレーキユニット21に供給されてい
た液圧を減圧又は解放する。
【0024】以上に説明した液圧制御装置43におい
て、第2の容積型ポンプ45の運転を停止させて、第1
の容積型ポンプ44を運転すれば、アクチュエータであ
るブレーキユニット21の液室21bにブレーキ装置に
応じた所定圧の液体を圧送する加圧動作が実現され、逆
に、第1の容積型ポンプ44の運転を停止させて、第2
の容積型ポンプ45を運転すれば、アクチュエータであ
るブレーキユニット21の液室21bの供給圧をリザー
バ23に戻して、アクチュエータであるブレーキユニッ
ト21の液室21bへの供給圧を減圧又は解放すること
ができる。即ち、アクチュエータであるブレーキユニッ
ト21の液室21bへの加圧及び減圧の双方を、容積型
ポンプの切り替えにより行うことができる。
【0025】そして、本実施の形態のように、第1の容
積型ポンプ44及び第2の容積型ポンプ45は、電気的
に伸縮動作する固体素子によるピストン5の往復動によ
って液を圧送する電動式のポンプで、固体素子として超
磁歪素子9を利用した構成とすることで、加圧処理及び
減圧処理の双方を優れた応答性で実現することができ、
減圧等の際には、単純に電磁弁による管路の開閉により
ブレーキユニット21の液圧をリザーバ23に解放する
だけであった従来のものと比較すると、慣性力の影響に
よる動作遅れがなく、加圧時と同様に速やかに目標液圧
値に制御することができ、制動力の制御精度を向上させ
ることができる。
【0026】また、本実施の形態では、リザーバ23
と、第2の容積型ポンプ45の吐出口との間に所定圧で
開放するチェック弁14が設けられた構成となってい
る。そのため、リザーバ23の貯留液が、エアの混入を
防止するために加圧手段23aによって加圧されていて
も、チェック弁14の作用により、リザーバ23の貯留
液が第2の容積型ポンプ45に逆流することを防止で
き、第1の容積型ポンプ44及び第2の容積型ポンプ4
5の運転切り替えによる加圧処理・減圧処理の信頼性を
向上させることができる。
【0027】なお、本発明の液圧制御装置に使用される
第1の容積型ポンプ及び第2の容積型ポンプは、容積型
のポンプであればよく、前述した実施の形態のものに限
定するものではない。また、各容積型ポンプにおいて、
ピストンを駆動する手段は、前述の実施の形態で示した
超磁歪素子に限定するものではない。例えば、圧電セラ
ミックス等を利用することも考えられる。
【0028】
【発明の効果】本発明の液圧制御装置によれば、第1の
容積型ポンプは、リザーバに貯留されている液体をアク
チュエータに圧送するポンプで、第2の容積型ポンプは
アクチュエータに残留する液体をリザーバに戻すポンプ
である。従って、第2の容積型ポンプの運転を停止させ
て、第1の容積型ポンプを運転すれば、アクチュエータ
に所定圧の液体を圧送する加圧動作が実現され、逆に、
第1の容積型ポンプの運転を停止させて、第2の容積型
ポンプを運転すれば、アクチュエータの供給圧をリザー
バに戻して、アクチュエータへの供給圧を減圧又は解放
することができる。即ち、アクチュエータへの加圧と減
圧を、異なる容積型ポンプにより行う。そのため、例え
ば、第1の容積型ポンプ及び第2の容積型ポンプは、電
気的に伸縮動作する固体素子によるピストンの往復動に
よって液を圧送するポンプとし、固体素子として例えば
超磁歪素子を利用した構成とすることで、加圧処理及び
減圧処理の双方を優れた応答性で実現することができ
る。従って、アクチュエータが油圧ブレーキユニットで
あって、この油圧ブレーキユニットへの供給圧を制御す
る油圧制御装置として利用した場合、運転する容積型ポ
ンプを切り替えるだけで、油圧ブレーキユニットに対す
る油圧の加圧と減圧の双方を、優れた応答性で実現する
ことができ、減圧等の際には、単純に電磁弁によりアク
チュエータ圧をリザーバに解放するだけであった従来の
ものと比較すると、慣性力の影響による動作遅れがな
く、加圧時と同様に速やかに目標液圧値に制御すること
ができ、制動力の制御精度を向上させることができる。
【0029】また、請求項2に記載の構成とすると、リ
ザーバを、貯留液へのエアの混入を防止するために、貯
留液を加圧する加圧手段を装備した構成とした場合に
も、第2の容積型ポンプの吐出口に装備したチェック弁
により、リザーバの貯留液が第2の容積型ポンプに逆流
することを防止でき、第1の容積型ポンプ及び第2の容
積型ポンプの運転切り替えによる加圧処理・減圧処理の
信頼性を向上させることができる。
【0030】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る一実施の形態の液圧制御装置を油
圧制御装置として組み込んだ車両用のブレーキ装置を示
す縦断面図である。
【図2】従来の液圧制御装置を油圧制御装置として組み
込んだ車両用のブレーキ装置の構成説明図である。
【図3】図2に示した液圧制御装置による液圧制御特性
図である。
【符号の説明】
3 ハウジング 5 ピストン 7 ポンプ部 9 超磁歪素子 11 ピストン駆動部 12 ポンプ室 12a 吐出口(第1ポート) 12b 吸入口(第2ポート) 14,15 チェック弁 21 ブレーキユニット(アクチュエータ) 21b 液室 23 リザーバ 23a 加圧手段 42 ブレーキ装置 43 液圧制御装置 44 第1の容積型ポンプ 45 第2の容積型ポンプ 47a,47b,47c,47d 管路 53 制御部 55 ブレーキペダル 57 ストロークセンサ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1の容積型ポンプ及び第2の容積型
    ポンプを有し、 前記第1の容積型ポンプの吐出口及び前記第2の容積型
    ポンプの吸入口がアクチュエータに接続されると共に、 前記第1の容積型ポンプの吸入口及び前記第2の容積型
    ポンプの吐出口がリザーバに接続されていることを特徴
    とする液圧制御装置。
  2. 【請求項2】 前記リザーバと、前記第2の容積型ポン
    プの吐出口との間に所定圧で開放するチェック弁が設け
    られていることを特徴とする請求項1に記載の液圧制御
    装置。
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