JP2001031284A - 自動原稿搬送装置 - Google Patents

自動原稿搬送装置

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JP2001031284A
JP2001031284A JP11208967A JP20896799A JP2001031284A JP 2001031284 A JP2001031284 A JP 2001031284A JP 11208967 A JP11208967 A JP 11208967A JP 20896799 A JP20896799 A JP 20896799A JP 2001031284 A JP2001031284 A JP 2001031284A
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JP11208967A
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Shinji Imoto
晋司 井本
Akira Hirose
明 広瀬
Toshiaki Kameyama
敏明 亀山
Hideki Tobinaga
秀樹 飛永
Motoya Sano
元哉 佐野
Masaya Takai
真哉 高井
Toru Horio
徹 堀尾
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Ricoh Co Ltd
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Ricoh Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 分離方式に関わらず、生産効率が最も高くな
るように原稿紙間を一定に保つことが可能な自動原稿搬
送装置を提供する。 【解決手段】 先の原稿(n枚目)の読取り中に次の原
稿((n+1)枚目)を分離給紙して待機させ、次の原
稿と読取り中の先の原稿とが離間して所定の間隔に達す
ると、次の原稿を読取り速度より高速なレジストローラ
部搬送速度で読取位置より上流の所定位置まで搬送し、
分離給紙時に開いた前後の原稿間隔を読取り搬送前に短
縮して一定に保つ。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、被読取り原稿を分
離給紙して読取位置まで搬送し、そこで原稿を搬送しな
がら固定の読取部によって画像読取りを行う原稿読取装
置あるいは画像形成装置に装着された自動原稿搬送装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の複写機においては、複数枚よりな
る原稿からコピーを作成する場合、原稿セットテーブル
上に原稿面を上向きに載置された原稿束の上から順次1
枚ずつ原稿を抽出し、複写機本体のコンタクトガラス上
に給送し、原稿露光の完了した原稿を排紙部に排紙する
原稿自動搬送装置が利用されている。
【0003】このような自動原稿搬送装置では読取位置
に搬送される原稿の後端が読取位置を通過後(読取り終
了後)に、次の原稿を読取位置まで読取り制御上可能な
限り速く搬送し、読取り生産効率を上げるという課題が
ある。
【0004】例えば、特開平9−46472号公報記載
の装置では、分離給紙速度を読取り搬送手段の速度より
速くし、原稿先端が読取り搬送手段に入る前に同速にす
ることにより、分離給紙部で開いた原稿紙間を読取り部
で詰めることにより生産効率の向上を図っている。
【0005】また、特開平8−201830号公報記載
の装置では、前後の原稿の間隔を複数のセンサと駆動手
段によって一定に保ちつつ搬送するように搬送速度を制
御することによって、装置の小型化を図っている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記特
開平9−46472号公報に開示された技術では、分離
給紙部のスリップ(分離給紙部は分離給紙部材の摩擦係
数の劣化や多種多様にわたる原稿に対しそれぞれ摩擦係
数が異なるため一定した搬送速度を保つことは非常に困
難である。)や、原稿セットテーブル上の呼び出し手段
により分離給紙部に搬送されるべき原稿の先端位置のば
らつき(原稿セット位置に止まる原稿や原稿間の摩擦力
により分離給紙部に進入する原稿もある。)により読取
位置までの搬送時間が異なるため、読取部での原稿紙間
のばらつきが発生し、原稿紙間を一定に制御することが
できない。そのため、原稿紙間がばらついた分だけ生産
効率は落ちてしまう。また、分離給紙速度はそれぞれの
分離方式固有のものが有り、分離給紙搬送速度を制御す
るにも限界がある。
【0007】なお、前記特開平8−201830号公報
に開示された技術では、搬送中の原稿間隔を一定に保つ
ように制御するので、その制御が複雑になるという問題
がある。
【0008】本発明の目的は、このような問題点を改善
し、分離方式に関わらず、生産効率が最も高くなるよう
に原稿紙間を一定に保つことが可能な自動原稿搬送装置
を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、分離給紙手段
と読取搬送手段との間の中間搬送手段によって、読取り
搬送時の原稿紙間(搬送経路上での先の原稿と次の原稿
の間隔)が読取り制御上可能な限り小さくかつ一定に保
たれるように、前記中間搬送手段による搬送速度を読取
り搬送時よりも高速にし、原稿先端が読取り搬送手段に
入る前に読取り搬送時と同速にし、分離給紙時に開いた
原稿紙間を短縮することによって課題を解決する。な
お、前記分離給紙手段による次原稿の先出し動作及び中
間搬送動作の開始は、読取り中の先の原稿後端が所定の
位置まで搬送されたタイミングで行う。
【0010】請求項1記載の発明は、複数枚の積載原稿
からなる原稿束から原稿を1枚づつ分離して給紙する分
離給紙手段と、給紙されてきた原稿を読取位置に搬送す
る読取搬送手段と、前記分離給紙手段及び読取搬送手段
を駆動する駆動手段と、該駆動手段を制御する駆動制御
手段と、を備え、先の原稿の読取り中に次の原稿を分離
給紙して待機させ、該次の原稿と読取り中の先の原稿と
が離間して所定の間隔に達すると、該次の原稿を読取り
時の搬送速度より高速に読取位置上流の所定位置まで搬
送し、前後の原稿間隔を短縮することに特徴がある。
【0011】請求項2記載の発明は、複数枚の積載原稿
からなる原稿束から原稿を1枚づつ分離して給紙する分
離給紙手段と、搬送されてきた原稿を読取位置より上流
の所定位置から読取位置へ所定速度で搬送する読取搬送
手段と、分離給紙された原稿を読取搬送手段まで搬送す
る中間搬送手段と、前記分離給紙手段、読取搬送手段、
中間搬送手段を駆動する駆動手段と、該駆動手段を制御
する駆動制御手段と、を備え、先の原稿の読取り中に次
の原稿を分離給紙して待機させ、該次の原稿と読取り中
の先の原稿との間隔に基づいて、該次の原稿を前記所定
速度より高速に読取搬送手段まで搬送することにより、
先の原稿の読取り動作で一旦延長した原稿間隔を中間搬
送時に短縮することに特徴がある。
【0012】請求項3記載の発明は、請求項2において
前記中間搬送手段の上流には、次の原稿先端を検知する
先端検知手段を備え、該原稿先端検知手段の検知情報に
基づき、次の原稿先端が読取搬送手段に到達する前に該
読取搬送手段による搬送速度と同等の速度で次の原稿を
搬送するように、中間搬送手段を駆動させることに特徴
がある。
【0013】請求項4記載の発明は、請求項3において
前記分離給紙手段の下流で先の原稿後端を検知する後端
検知手段を備え、該後端検知手段の検知情報に基づき、
分離給紙されて待機中の次の原稿を読取搬送手段まで搬
送することに特徴がある。
【0014】請求項5記載の発明は、請求項4において
前記先の原稿の読取り中、中間搬送手段による次の原稿
の搬送開始までに分離給紙手段による該次の原稿の給送
を終了させることに特徴がある。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の一形態を図
面を用いて説明する。図1は、本発明の実施の一形態を
示す複写機に搭載された自動原稿搬送装置の全体構成を
示し、図2、図3はその制御部の構成を示す。
【0016】本実施形態の自動原稿搬送装置(以下、A
DFと記す)200は、図示しない複写機に具備されて
いる。この複写機においては、固定された読取部にAD
F200から原稿を所定の速度で搬送しながら、その読
取部で画像読取りを行うように構成されている。
【0017】このADF200には、被読取り原稿束S
をセットする原稿セット部1、セットされた原稿束Sか
ら1枚ずつ原稿を分離して給送する分離給送部2、給送
された原稿を一次突き当て整合するとともに、整合後の
原稿を引き出して搬送するレジスト部3、読取位置へ搬
送される原稿をターンさせて、画像面を本体下方側の読
取部(図示せず)に向けて搬送する反転部4、読取り搬
送中の原稿の表面画像をコンタクトガラス54の下方よ
り読み取らせる第1読取搬送部5、表面読取り後の原稿
を搬送しながら裏面画像を読み取らせる第2読取搬送部
6、表裏面の読取りが完了した原稿を機外又は、反転搬
送部8に送り込む排紙部7、再読取りのためのスイッチ
バック動作を行う反転搬送部8、読取り完了後の原稿を
積載保持するスタック部9、これら搬送動作の駆動を行
う駆動部101〜105(図2に示す)、さらに、一連
の動作を制御するコントローラ100(図2に示す)、
等から構成されている。
【0018】原稿セット部1は、原稿セットテーブル1
0、サイドガイド11、第1原稿長さセンサ12、第2
原稿長さセンサ14、原稿ストッパ25、等から構成さ
れ、片面あるいは両面原稿の原稿束Sをセットするもの
である。この原稿セットテーブル10は図示しない回転
支点を中心に上方に回転退避可能に構成されていて、ス
タック原稿の取り出しを容易にしている。
【0019】分離給紙部2は、ピックアップローラ2
0、給紙ベルト23、分離ローラ26、等から構成さ
れ、原稿セットテーブル10上にセットされた原稿束S
から1枚ごとに原稿を分離して給送する。
【0020】レジスト部3は、突き当てセンサ29、レ
ジストローラ30、サイズセンサ群32、等から構成さ
れ、給送された原稿を一次突き当てして整合する作用
と、整合後の原稿を引き出して搬送する作用を行う。
【0021】反転部4は、読取り搬送ローラ43、加圧
ローラ35、レジストセンサ40、等から構成され、搬
送される原稿を反転させて原稿面を読取り側(下方)に
向けて搬送する。
【0022】第1読取搬送部5は、読取り搬送ローラ4
3、加圧ローラ41、白色背景板51、コンタクトガラ
ス54、等から構成され、原稿の表面画像をコンタクト
ガラス54の下方より読み取らせる。
【0023】第2読取搬送部6は、密着イメージセンサ
61、押圧部材62、等から構成され、表面読取り後の
原稿の裏面画像を読み取る。
【0024】排紙部7は、排紙駆動ローラ71、排紙加
圧ローラ72、排紙センサ70、等から構成され、表裏
の読取りが完了した原稿を機外又は反転搬送部8に搬送
する。
【0025】反転搬送部8は、反転切換爪80、反転排
紙ローラ対81、82、等から構成され、表面読取り後
の再読取りのための反転を行う。なお、スイッチバック
経路83が中間スタック部を形成する。
【0026】スタック部9は、排紙スタッカ90等から
構成され、読取り完了後の原稿を積載保持する。
【0027】なお、これらの搬送動作は図2の各モータ
101〜104、反転切換ソレノイド105を含む駆動
部の駆動によって行われる。
【0028】ここで、本実施形態のADF200を装着
した複写機の制御部の構成について説明する。
【0029】図2に示すように、装置本体に装着された
ADF200には、ADF200の動作を制御するコン
トローラ100を有し、そのコントローラ100は、各
センサ12、14、15、19、28、29、32、3
4、40、70、84等からの検知信号、各モータ(例
えば、ステッピングモータで構成)101〜104、反
転切換ソレノイド105、済スタンプ73からの状態信
号、及び本体制御部111とのインタフェース部(シリ
アル通信線)107を介して送信された制御信号(スタ
ート信号等)、あるいは原稿セットテーブル10が開い
ていることを示すテーブルオープン信号、等を入力す
る。
【0030】また、コントローラ100は、前記各セン
サからの信号が示す情報を本体制御部111に送信する
と共に、本体制御部111から送信される制御信号に基
づいて、各モータ101〜104、反転切換ソレノイド
105、済スタンプ73、等の駆動を制御する。この
際、原稿セットセンサ28が、原稿セットテーブル10
に原稿Sがセットされたことを検知すると、その検知情
報は、コントローラ100によってインタフェース部1
07を介し原稿セット信号として本体制御部111へ送
信される。あるいは、テーブル開閉センサ15が、AD
F200の原稿セットテーブル10がリフトアップされ
た状態にあることを検知すると、その検知情報は、コン
トローラ100によってインタフェース部107を介し
リフトアップ信号として本体制御部111へ送信され
る。
【0031】また、コントローラ100は、図3に示す
ようにADF側に配設された密着イメージセンサ61に
対して電源を供給する。さらに、コントローラ100
は、本体制御部111から送信される制御信号に基づ
き、密着イメージセンサ61に対して読取タイミングを
示すタイミング信号を送出するとともに、露光のための
光源を点灯/消灯させる。
【0032】なお、密着イメージセンサ61は、原稿読
取り時の露光のための光源部(LED)208、原稿の
画像面を読み取ってその情報を電気信号(アナログ信
号)に光電変換するCCDセンサチップ201、そのア
ナログ信号を増幅する増幅器202、増幅されたアナロ
グ信号をディジタル信号に変換するA/Dコンバータ2
03、そのディジタル信号から画情報を生成する画処理
部204、その画情報を展開して蓄積するためのフレー
ムメモリ205、フレームメモリ205に蓄積された画
情報をインタフェース回路207を介して本体制御部1
11に送出する出力制御回路206、等を備え、ADF
側からのタイミング信号に従って露光処理を行い、取得
した画情報を本体側に送出するように構成されている。
【0033】また、コントローラ100には図示しない
RAMを有し、このRAMには、本体側の操作部108
から入力・設定された動作モードを記憶し、その動作モ
ードが変更される度に記憶内容を更新する。例えば、サ
イズの異なる原稿を原稿セットテーブル10に混載し、
そのサイズに応じて所定の搬送速度で原稿を読み取る混
載モード、サイズの異なる原稿を読み取って同一サイズ
の記録紙に出力する統一サイズモード、両面又は片面原
稿を読み取る両面区/片面モード、等を有する。また、
このRAMには、原稿長さセンサ12、14の検知情報
を基にして算出された搬送方向の原稿サイズ、及びサイ
ズセンサ群32によって検知された幅方向の原稿サイズ
を組み合わせて確定された原稿サイズ、等が記憶され
る。
【0034】一方、本体制御部111は、装置全体を制
御し、本体側の図示しない各種センサからの検知情報信
号、入出力部(図示していない駆動モータ、クラッチ類
等の各種負荷)からの状態信号、及び操作部108から
の各種信号、インタフェース部107を介してADF2
00から送信された信号、原稿ジャムやサービスマンコ
ール等の情報信号、及び、密着イメージセンサ61から
の画情報、等を受信する。
【0035】また、本体制御部111は、こうして受信
・入力された信号が示す情報に基づいて、前記入出力部
の駆動制御や操作部108における表示制御等を行うと
共に、ADF200に対し、動作モードを示す信号、あ
るいはピックアップローラ20を駆動回転させて給紙動
作を開始させるためのスタート信号、ADF200の搬
送タイミングに応じて密着イメージセンサ61による読
取り動作を開始させるためのスタート信号、等の各種制
御信号を送信し、コントローラ100に指示してADF
200の給紙・搬送動作あるいは読取り速度(搬送速
度)を制御する。
【0036】なお、前記操作部108には、図示してい
ないスタートボタンやテンキー等の各種ボタンキー、及
びLCD表示器等を有し、前記混載モード、片面/両面
モード、等の各動作モードの設定や動作開始/停止指示
がユーザの操作で可能なように構成されている。さら
に、本体制御部111では原稿セット検知後に前記スタ
ートボタンが押下された場合は、その押下情報を本体制
御部111内の所定メモリ領域に記憶し、その押下情報
によってADF200へスタート信号を送信する。こう
してスタート信号を送信することにより、ADF200
で、自動的にピックアップローラ20を駆動回転させて
給紙動作を開始し、本体側の第1搬送読取部5、ADF
側の第2搬送読取部6で読取り動作を行う。
【0037】次に、本実施形態における同一サイズの原
稿束Sの搬送動作について説明する。
【0038】まず、読取り対象の原稿束Sを原稿セット
テーブル10上に先端を原稿ストッパ25の破線位置に
突き当てた状態でセットし、さらに、原稿束Sの幅方向
をサイドガイド(詳細に図示しないが前後に配設されて
いる)11によって搬送方向と直交する方向の位置決め
を行う。
【0039】この状態で、原稿セット検知フィラー21
が破線位置から実線位置に変位し、これに伴って原稿セ
ットセンサ28の遮光が解除され、原稿のセットが検知
されるとインタフェース部107を介して本体制御部1
11に原稿セット信号が送信される。さらに、原稿セッ
トテーブル面に設けられた第1原稿長さセンサ12又は
第2原稿長さセンサ14(何れも反射型センサ又は原稿
1枚にても検知可能なアクチェータ・タイプのセンサに
よって構成され、少なくとも同一原稿サイズの縦か横か
を判断可能に配置されている。)により、原稿の搬送方
向長さの概略が判定される。
【0040】その後、原稿給紙信号(操作部108より
入力され、本体制御部111からインタフェース部10
7を介してコントローラ100へ指示される信号)によ
り、図4〜図6に示す原稿給紙動作が実行される。
【0041】図4〜図6に示すように、原稿のセットが
検知されると(ステップS1)、原稿ストッパ25が呼
び出しモータ101のCW(正転)駆動によって実線位
置まで待避し(ステップS2、ステップS3のYES)、
原稿先端を開放する。なお、本実施形態では駆動装置と
してステッピングモータ(呼び出しモータ)を用いた
が、これをソレノイドの吸引/開放動作に替えることも
可能である。
【0042】この後、呼び出しモータ101の逆転駆動
によって(ステップS4)、ピックアップローラ20が
破線位置から実線位置で示す原稿上面に移動し、所定の
力で圧接される(ステップS5のYES、ステップS
6)。なお、ホームポジションセンサ19はピックアッ
プローラ20及び原稿ストッパ25の状態を検知するた
めの光学式反射型センサである。
【0043】このピックアップローラの圧接動作時、原
稿枚数が少ない場合は、落下高さが大きいこと、原稿セ
ットテーブル10とピックアップローラ20間に原稿の
クッション作用が少ないこと、によりピックアップロー
ラ20の落下衝撃音が大きくなる不具合が発生する。そ
こで、本実施形態では原稿セットテーブル10のピック
アップローラ20との接触点には凹み形状のローラ逃げ
溝が形成されており、ピックアップローラ20が直接、
原稿セットテーブル10を叩かないように構成されてい
る。
【0044】この後、所定の時間を経て、分離給送部2
及びレジスト部3を駆動する給紙モータ102が、CC
W(正転)方向に回転し(ステップS7)、ピックアッ
プローラ20を時計方向に回転させて原稿束Sの最上紙
を分離給紙部2方向に送り込む。
【0045】このとき、給紙ベルト23はベルトプーリ
22、24に所定の張力を持って掛け渡されており、対
向的に配設された分離ローラ26に巻き掛けられるよう
に圧接している。この分離ローラ26は、所定の大きさ
のトルクを有する図示しないトルクリミッタを介して、
フリクション駆動されており給紙ベルト23との直接係
合時、又は原稿1枚を介して係合している状態では、給
紙ベルト23の回転に連れて反時計方向に回転させら
れ、原稿が万が一、2枚以上、給紙ベルト23と分離ロ
ーラ26の間に進入した場合は、連れ回り力がトルクリ
ミッタのトルクよりも小さくなるように設定されてお
り、分離ローラ26は本来の駆動方向である時計方向に
回転し、余分な原稿を押し戻す働きをして重送を防止す
る。
【0046】給紙ベルト23と分離ローラ26との作用
により1枚に分離された原稿は、給紙ベルト23によっ
てさらに搬送され、給紙経路27中を進むこの過程で、
突き当てセンサ29によって先端が検知され(ステップ
S8のYES)、さらに進んで停止しているレジストロ
ーラ30に突き当たる(ステップS9)。このとき、呼
び出しモータ101をCCW方向に回転させることによ
って(ステップS12)、ピックアップローラ20を原
稿上面から退避させ(ステップS13のYES、ステッ
プS14)、原稿を給紙ベルト23の搬送力のみで送る
ことにより、原稿先端はレジストローラ30の上下ロー
ラ対のニップ部に進入し、先端の整合(突き当てスキュ
ー修正)が行われる。
【0047】なお、ステップS8で突き当てセンサ29
がオンしないまま、所定時間が経過した場合には(ステ
ップS10のYES)、突き当て未達ジャムと判定する
(ステップS11)。
【0048】前記ステップS14で呼び出しモータ10
1が停止した後、突き当てセンサ29の検知から所定量
定められた距離送られ(ステップS15のYES)、結
果的にはレジストローラ30に所定量の撓みを持って押
し当てられた状態で給紙モータ102を逆転させること
により、給紙ベルト23の駆動が停止する(ステップS
16)。
【0049】この給紙モータ102の逆転によってレジ
ストローラ30が駆動され、原稿を反転部4方向に搬送
する。ここでは、原稿束の1枚目をレジスト停止位置ま
で給紙する際にはレジストローラ30の搬送スピードを
読取りスピードよりも高速に設定し、読取り搬送ローラ
43も読取りモータ103により同速で駆動する。
【0050】また、レジストローラ30を過ぎた原稿先
端は、サイズセンサ群32により搬送方向と直行する方
向の巾が検知される。この巾信号と、第1原稿長さ検知
センサ12、又は第2原稿長さ検知センサ14によって
得られた長さ信号との組み合わせによって、正確な原稿
サイズが確定されると本体制御部111に対して原稿サ
イズ信号がコントローラ 100よりインタフェース部
107を介して送信される(ステップS17〜S20)。
【0051】この後、先端センサ34を通過した原稿先
端がレジストセンサ40に検知されると(ステップS2
1のYES、S24のYES)、給紙モータ102、読
取りモータ103の駆動パルスをカウントし、所定パル
ス数に達すると給紙モータ102、読取りモータ103
を停止し、コントローラ100から本体制御部111へ
レジスト停止信号を送信して、本体制御部111からの
読取りスタート信号(転写紙との同期あるいは画像メモ
リへの蓄積の準備が完了した時点で送信される信号)の
入力を待つ(ステップS25〜S30)。
【0052】なお、2枚目以降の原稿を搬送する場合に
は次原稿の先出し動作を行う。ここで、図7、図8を参
照しながら給紙モータ102により制御される次原稿先
出し動作(原稿セット位置からレジスト停止まで)につ
いて説明する。
【0053】原稿画像読取り中の読取り搬送ローラ43
は、本体制御部111から指示された読取り倍率に応じ
た速度で読取りモータ103によって駆動されるため、
次原稿の搬送速度は読取り搬送ローラ43の速度と同速
で搬送ローラ43と加圧ローラ35のニップに送り込ま
れなくてはならない。
【0054】そこで、読取り中の原稿後端が突き当てセ
ンサ29を抜けると(ステップS121のYES、ステ
ップS122のYES)、紙間を制御するためのパルス
カウント(給紙モータ102の駆動パルスをカウントす
る。)をスタートさせて読取り中の原稿後端の進行具合
を監視しながら、次原稿の先出し搬送を開始する(ステ
ップS123)。
【0055】まず、呼び出しモータ101の正転により
ピックアップローラ20を次原稿上面に圧接させ(ステ
ップS124、S125)、次いで給紙モータ102を正
転駆動して停止しているレジストローラ30に突き当た
るまで搬送する(ステップS126、S127のYE
S)。ここで、読取り中の原稿後端位置を前記紙間パル
スカウント値から算出し、レジスト部3から所定の紙間
分進んだところで給紙モータ102を逆転駆動させる。
【0056】すなわち、次原稿が突き当てセンサ29に
よって検知されると(ステップS127のYES)、突
き当て量(給紙モータ駆動量)をカウント開始するとと
もに呼び出しモータ101を正転駆動し(ステップS1
30、S131)、ピックアップローラ20をホームポ
ジションまで上昇退避させて呼び出しモータ101を停
止する(ステップS132のYES、S133)。この
後、前記突き当て量が所定値に達すると(ステップS1
34のYES)、給紙モータ102を停止して突き当て
動作を終了し(ステップS135)、さらに前記紙間パ
ルスカウント値が所定値に達すると(ステップS136
のYES)、給紙モータ速度を先出し速度(図7に示す
レジストローラ搬送速度)に設定する(ステップS13
7)。そして、給紙モータ102を逆転駆動することに
よって(ステップS138)、次原稿を読取り速度より
も高速に先端センサ位置へと搬送する。
【0057】こうしてレジストローラ30は1枚目の原
稿を搬送する場合と同様に高速で駆動され、先端センサ
34までこのスピードで送り込み、先端センサ34の検
知により読みとりスピード(読取り搬送ローラ43の速
度)まで減速させる(ステップS139のYES、ステ
ップS142)。この動作を連続する原稿の紙間で行う
ことにより、原稿突き当て動作で停止した時間を取り戻
し所定の原稿間隔を維持することが可能となる。
【0058】その後原稿は、読取り搬送ローラ43と加
圧ローラ35とのニップに送られ、レジストセンサ40
が原稿先端を検知すると(ステップS143のYE
S)、レジストローラ30の駆動パルスをカウントし、
所定パルス搬送した位置で給紙モータ102、読取りモ
ータ103を停止し、コントローラ100から本体制御
部111へレジスト停止信号を送信して、本体制御部1
11からの読取りスタート信号の入力を待つ(ステップ
S146〜S149)。この読取りスタート信号の入力に
より原稿読取り動作が実行される。
【0059】なお、前述のステップS124で突き当て
センサ29が所定時間オフの場合、ステップS139で
先端センサ34が所定時間オフの場合、あるいはステッ
プS143でレジストセンサ40が所定時間オフの場合
には、ジャム検知と判断して突き当て未達ジャム、先端
未達ジャム、あるいはレジスト未達ジャムを操作部10
8に表示させる(ステップS128のYES、ステップS
129、ステップS140のYES、ステップS141、
ステップS144のYES、ステップS145)。
【0060】次に、図9〜図16を参照しながら読取り
モータ103により制御される原稿読取り動作について
説明する。
【0061】レジスト停止している原稿は、読取りモー
タ103の正転駆動によって回転する読取り搬送ローラ
43と加圧ローラ41とにより、第1読取搬送部5に送
り込まれる。このときの読取りモータ103の駆動速度
は本体操作部111から入力される読取り倍率により本
体制御部111からコントローラ100に送信される情
報に基づいて決定される(ステップS31のNO〜ステ
ップS33)。
【0062】第1読取搬送部5は、コンタクトガラス5
4と、そのコンタクトガラス上面に所定の間隔を持って
配置された白色背景板51との間を通過する。この間
に、図示しない読取系によって画像が読みとられ、その
読取系のCCDを介して電気信号に変換され、図示しな
いメモリ装置に記憶される。この読取搬送部5において
は、搬送ギャップをできる限り狭く取り、原稿の自由度
を極力少なくする手段が講じられる。その方法として、
読取り入り口ガイド42の内面から可撓性のガイド部材
を白色背景板51方向に張り出してその隙間を埋める等
の方法が有効である。また、白色背景板51は、コンタ
クトガラス54上に0.5mm±0.2mm程度のギャ
ップを持ち、所定の弾力性を持って圧接されているの
で、読みとり深度方向の誤差も押さえられている。
【0063】コンタクトガラス54の表面は、インク等
の付着や固着が起きにくいように、表面に界面活性剤
(シリコン系活性剤)処理がなされている、また、前述
の可撓性ガイドを読取位置近傍まで張り出し、読取位置
では、原稿面が積極的にコンタクトガラス54に接触せ
ず、しかも原稿先端は、コンタクトガラス54の読取位
置付近をワイピング(先端でガラス面の異物を掻き落と
す作用)できるように構成されている。
【0064】原稿先端が読取搬送部5に到達するタイミ
ングは、読取りモータ103のパルスカウントにより制
御されており、このタイミングで副走査方向の表面画像
の有効読取領域を示す表面DFゲート信号を送信する
(ステップS34のYES、ステップS35)。その後、
原稿は読取りを行いながら搬送され、ピックアップガイ
ド52を経て中間搬送加圧コロ53に送り込まれる。こ
の中間搬送加圧コロ53と加圧ローラ41とは読取り搬
送ローラ43による共通駆動であるため、送り込みと引
き出し速度は同一となり、受け渡しショックの発生を低
減させる効果がある。
【0065】中間搬送加圧コロ53によって第1読取搬
送部5から送り出された原稿は、裏面読取り用の第2読
取搬送部6に送り込まれ、搬送路上方で読取部を下方に
向けて配置された密着イメージセンサ61と、搬送路下
方で密着イメージセンサ61の読取り面に対向し、所定
圧と所定の間隔を持って配置された押圧部材62と、の
間を通過する。両面モードの場合は(ステップS36の
YES)、原稿先端が密着イメージセンサ61による読
取位置に到達するタイミングをレジストセンサの先端検
知からの搬送パルスカウントにより制御し、そのタイミ
ングで裏面画像の有効読取領域を密着センサユニットへ
裏面DFゲート信号を送信する(ステップS37のYE
S、ステップS38)。この信号に基いて原稿の裏面に
当たる面の画像が読みとられ、表面と同じに電気信号に
変換され、図3に示すフレームメモリ205に一時記憶
された後、本体制御部111に転送される。前記押圧部
材62は、シェーデングの基準となるとともに白色背景
板として作用する。この押圧部材62は、図1では板状
のガイド部材で構成されているが、この他に回転体で構
成することも可能である。
【0066】表面及び裏面の原稿読取り領域終了のタイ
ミングは、原稿先端を排紙センサ70で検知し(ステッ
プS39のYES)、原稿後端をレジストセンサ40で
検知した時点からのパルスカウントによって制御する
(ステップS42のYES〜ステップS50)。
【0067】その後原稿は、排紙駆動ローラ71と排紙
加圧ローラ72とによりスタック部9に排出される。な
お、排紙スタッカ90は下流側が高く構成され、排出原
稿の飛び出し防止とスタック原稿の揃え精度向上に寄与
している。
【0068】複数枚原稿の連続読取り時には、原稿排出
完了タイミングよりも次原稿先出し動作によるレジスト
停止動作によって読取りモータ103の駆動が停止する
ため、読取り完了した原稿の排出動作は次原稿の読取り
開始による読取りモータ103の駆動再開によって原稿
後端が排紙センサ70を抜けた時点で本体制御部111
に排紙完了信号を送信して完了することになる(ステッ
プS51、S52)。
【0069】また、小サイズ原稿のスタック時は、反転
搬送部8の反転切換爪 80を反転切換ソレノイド10
5により破線で示す状態に切り換えて、スイッチバック
経路83に原稿を搬送し、反転排紙ローラ対81、82
から原稿スタッカ90上の一部として構成された小サイ
ズ専用スタッカ91上に排出される。このことによっ
て、小サイズ原稿の排出後の視認性が良くなる。
【0070】また、原稿セットテーブル10は回転支点
(図示せず)を中心に上方に回転待避できるように構成
され、スタック原稿の取り出し性を高めている。
【0071】また、原稿排出時、反転切換爪80の動作
と排出原稿後端との同期を取り、原稿が排出された直後
に反転切換爪80を反転切換ソレノイド105により破
線方向に回動させ、排出原稿の後端を叩き、排出原稿後
端残りを防止する制御が行われている。以上が同一サイ
ズ原稿束での片面又は両面原稿における給紙・搬送動作
の概要である。
【0072】次いで、混載モード時の片面/両面原稿の
給紙・搬送動作(図11〜図16に示す)について説明
する。これは、図9のステップS31のYESの場合に
該当する動作である。
【0073】なお、混載モードでは異なる原稿長さが混
在しているため、原稿セットテーブル10上の原稿長さ
センサ12、14では判別が不可能である。このため、
原稿を一枚ずつ分離した際、原稿後端が原稿束Sから離
れ、完全に独立した状態になった時点で初めてサイズを
確定することができる。そのため、読取り前に原稿サイ
ズを確定したい場合は、分離後の最初の原稿後端検知位
置から読取り前のレジストセンサ位置までの間が、最大
原稿長さの1/2以上の長さになるように設定して搬送
経路を構成する必要がある。この条件を満足させるため
には、原稿セット位置を読取位置から大きく離す必要が
あり、原稿セットテーブル10と搬送経路を含む部分が
大きくなり装置全体が巾広なものとなってしまう。その
ため装置を小さく作るには、混載時の原稿長さ検知に工
夫が必要となる。
【0074】そこで、本実施形態では、混載モードで原
稿サイズを読取りスタート前に確定できない場合、最初
は原稿の読取りを全く行わずに通紙し、サイズの読み込
みだけのために搬送経路を周回させ、反転部4を介した
2回目の読取位置通過時に表面と裏面を同時に読み取
る、という方式を採用している。この場合、1回目のレ
ジスト停止までの搬送動作は同一サイズの原稿束時と同
じだが、本体制御部から送信される読取りスタート信号
受信後の動作(特に排紙部7、以後の処理)が異なる。
【0075】図11〜図16に示すように、原稿が表面
あるいは表裏面の読取位置を通過して排紙される時、原
稿先端が排紙ローラ対71、72を通過する以前に、反
転切換爪80が反転切換ソレノイド105により破線方
向に移動し(ステップS55)、原稿をスイッチバック
経路83側に送り込む。その後原稿は反転モータ104
により駆動される反転排紙ローラ対81、82により、
原稿後端が排紙ローラ対71、72を通過するまで搬送
される。この制御は排紙センサ70からのパルスカウン
トにより行われる(ステップS56〜ステップS66)。
【0076】原稿停止後、反転切り換え爪80が反転切
換ソレノイド105により実線方向に移動し、原稿後端
を排紙駆動ローラ71のニップ方向に向ける。その後、
反転排紙駆動ローラ81が半時計方向に逆転動作し、停
止している反転ローラ対71、83aのニップ部に原稿
端(初期状態から見ると後端になる)を突き当て、先端
スキュー整合動作がなされる(ステップS67〜ステッ
プS69)。その後、反転ローラ対71、83aが読取
りモータ103によって搬送を開始し、再度、反転部4
を経て第1読取搬送部5、及び第2読取搬送部6に送ら
れて表裏面の読取りが行われる(ステップS70〜ステ
ップS79)。
【0077】このとき、原稿は裏と表が反転した状態に
あるため読取り順序は裏が先で、表が後の読取りとなる
ため、まず裏面ゲートON信号が送信され、次いで表面
ゲートON信号が送信される(ステップS80〜ステッ
プS84)。この信号を元に画像処理部側での頁順の入
れ替え処理が行われる。
【0078】これで読取り動作は、完了したわけだがこ
のまま排紙すると頁順が揃わないため、もう一度反転動
作を繰り返してから排出される(ステップS85〜ステ
ップS120)。
【0079】なお、サイズ読取りだけのための搬送と頁
合わせだけのための搬送については、画像の読取りを伴
わない搬送動作のため装置の持つ最高速度で搬送するよ
うに構成され、ロス時間の低減が図られている(ステッ
プS56、S104)。
【0080】次に、第2読取搬送部6を持たない構成で
の読取動作について説明する。
【0081】図1には両面原稿に対応するために第2読
取搬送部6を設けた構成を示したが、この装置は高価で
あるため、第2読取搬送部6を設けずに反転機構(反転
部4)を利用して両面原稿を処理するように構成しても
よい。この場合、第1読取搬送部5で表面の読取りが完
了した原稿は、反転搬送部8及び反転部4を経て再度、
第1読取搬送部5に搬送され裏面の読取りが行われ、そ
の後、頁合わせの反転排出を経てスタック部9に排出さ
れる。
【0082】このように第2読取搬送部6を持たない構
成では、両面原稿から両面コピーを作る場合の生産性低
下が発生するので、複数枚の原稿をユニット内に送り込
み、画像読取りと原稿反転排出を交互に組み合わせ、紙
間ロスを低減する。
【0083】まず、1枚目の原稿を搬送経路に送り込
み、第1読取搬送部5にて1頁目の画像読取りを実行
し、これを反転搬送部8に送り込んで反転ローラ対7
1、83aへの突き当て整合を経て再度、第1読取搬送
部5に送り込み、2頁目の読取りを実行した後、排紙時
の頁順を揃えるために反転部4に送り込む。これに前後
して2枚目の原稿を送り込み、第1読取搬送部5にて3
頁目の読取りを実行する。これに引き続き、1枚目の原
稿の反転排出を実行する。これに引き続き、2枚目の原
稿の4頁目の読取りを実行した後、2枚目の原稿を反転
部に送り込み、これに前後して3枚目の原稿を送り込
み、5頁目の読取りを実行する。これに引き続き、2枚
目の原稿の反転排出を行う。
【0084】このように、表面の読取りと裏面の読取り
の間に、既に読取りを完了した原稿の反転排出動作を挟
んで処理を行うことによって、読取りを行わない反転排
出動作の紙間ロス時間を最小限にとどめることが可能と
なる。なお、この処理が可能となるのは、反転排紙ロー
ラ対81、82からレジストセンサ40の間に収まる長
さの原稿に限られる。
【0085】さらに、図17を参照しながら本実施形態
における次原稿先出し動作(図7、図8に示す)のタイ
ミング制御について詳しく説明する。なお、図17は次
原稿先出し動作と読取り動作の搬送速度と時間経過を示
す。
【0086】既に先出しを完了し、レジスト位置で本体
制御部111よりスタート信号が入力されるのを待つn
枚目原稿は、そのスタート信号により駆動した読取りモ
ータ103によって下流に搬送開始され、原稿先端が少
なくとも読取位置に到達する前に一定の読取り速度とな
るように搬送される。この制御は、読取りモータ103
のパルスカウントによって行われる。
【0087】n枚目原稿の読取りが開始され、その後端
が突き当てセンサ29に検知されると、(n+1)枚目
原稿の先出し動作が開始され、これと同時にレジストロ
ーラ30を駆動するタイミングを決定するための紙間パ
ルスカウント(読取りモータ103のパルスカウント)
が開始される。
【0088】次原稿の先出し動作では、原稿画像読取り
中の読取り搬送ローラ43が本体制御部111から指示
された読取り倍率に応じた速度で読取りモータ103に
よって駆動されるため、次原稿の搬送速度は読取り搬送
ローラ43の速度と同速で読取り搬送ローラ43と加圧
ローラ35のニップに送り込まれなくてはならない。そ
こで、図7、図8に示すように、読取り中の原稿後端が
突き当てセンサ29を抜けると、紙間を制御するための
パルスカウントをスタートさせて読取り中の原稿後端の
進行具合を監視しながら(ステップS122のYES、
ステップS123)、次原稿の先出し搬送を開始する。
【0089】先出し動作はまず、呼び出しモータ101
の正転によりピックアップローラを次原稿上面に圧接さ
せ、次いで給紙モータ102を正転駆動して停止してい
るレジストローラ30に突き当たるまで搬送する(ステ
ップS124〜ステップS127)。ここで、読取り中の
原稿後端位置を前記紙間パルスカウント値から算出し、
レジスト部3から所定の紙間分進んだところで給紙モー
タ102を逆転駆動させ(ステップS128〜ステップS
138)、レジストローラ30は読取り速度よりも高速
で駆動され、先端センサ34までこのスピードで送り込
まれ、先端センサ34の検知により読取り速度(読取り
搬送ローラ43の速度)まで減速させる(ステップS1
39〜ステップS142)。
【0090】その後(n+1)枚目原稿は、読取り搬送
ローラ43と加圧ローラ35とのニップ部に送られ、レ
ジストセンサ40の検知から所定パルス搬送した位置で
停止しレジスト停止信号を本体制御部111に送信して
(ステップS143〜ステップS149)、本体制御部1
11からの読取りスタート信号(転写紙との同期あるい
は画像メモリへの蓄積の準備が完了した時点で送信され
る信号)の入力を待つ。
【0091】図17に示すn枚目の画像読取り終了から
(n+1)枚目のレジスト停止までの時間t1が短かい
ほど生産効率が高くなるので、このとき時間がほぼ
「0」になるように、レジストローラ30を駆動するタ
イミングを決定する紙間パルスカウントを制御してい
る。また、時間t2は、分離給紙部2のレジストローラ
30までの搬送バラツキを吸収するように、理論上、レ
ジストローラ30に原稿先端が突き当たりニップ部に進
入する時間が最も長い分離給紙条件においても少なくと
も「0」より大きくなるように設定されており、そのt
2を確保できるよう分離給紙部2の搬送速度及び搬送タ
イミングを呼び出しモータ101、給紙モータ102に
より制御している。
【0092】このように、n枚目の読取り動作中に(n
+1)枚目を先出しして一旦停止し、n枚目の読取り動
作によって初期紙間((n+1)枚目の先出し時におけ
るn枚目と(n+1)枚目の間隔)が所定値となるよう
に2枚の原稿が離間した後に、その初期紙間をつめるよ
うに制御するので、2枚の原稿の間隔を一定に保ちなが
ら搬送する方法に比べて制御が簡単である。
【0093】本実施形態では、突き当てセンサ29等が
後端検知手段を構成し、先端センサ34等が先端検知手
段を構成し、原稿セット部1及び分離給紙部2が分離給
紙手段を構成し、読取り搬送ローラ43、加圧ローラ3
5、41、等が読取搬送手段を構成し、レジストローラ
30等が中間搬送手段を構成し、呼び出しモータ10
1、給紙モータ102、読取りモータ103、等が駆動
手段を構成し、制御部(コントローラ100、本体制御
部111、等)が駆動制御手段を構成する。
【0094】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、先の原稿
の読取り中に次の原稿を分離給紙して待機させ、次の原
稿と読取り中の先の原稿とが離間して所定の間隔に達す
ると、次の原稿を読取り時の搬送速度より高速に読取位
置より上流の所定位置まで搬送し、前後の原稿間隔を短
縮するので、2枚の原稿の間隔を一定に保ちながら搬送
するのに比べ、より簡単な制御で分離方式に関わらず、
先の原稿の読取り動作で次の原稿の分離給紙時に開いた
原稿紙間を短縮し、効率的な搬送動作を行うことができ
る。
【0095】請求項2記載の発明によれば、先の原稿の
読取り中に次の原稿を分離給紙して待機させ、次の原稿
と読取り中の先の原稿との間隔に基づいて、次の原稿を
前記所定速度より高速に読取搬送手段まで搬送すること
により、先の原稿の読取り動作で一旦延長した原稿間隔
を中間搬送時に短縮するので、2枚の原稿の間隔を一定
に保ちながら搬送するのに比べ、より簡単な制御で分離
方式に関わらず、先の原稿の読取り動作で次の原稿の分
離給紙時に開いた原稿紙間を中間搬送手段(レジストロ
ーラ30等)によって短縮し、効率的な搬送動作を行う
ことができる。
【0096】請求項3記載の発明によれば、前記次の原
稿先端を検知する先端検知手段(先端センサ34等)の
検知情報に基づき、次の原稿先端が読取搬送手段(読取
り搬送ローラ43、加圧ローラ35、41、等)に到達
する前にその読取搬送手段による搬送速度と同等の速度
で次の原稿を搬送するように、中間搬送手段を駆動させ
るので、原稿の皺や折れ等が発生せず、中間搬送手段と
読取り搬送手段の間の原稿の受け渡しがスムーズに行わ
れる。
【0097】請求項4記載の発明によれば、前記先の原
稿後端を検知する後端検知手段(突き当てセンサ29
等)の検知情報に基づき、分離給紙されて待機中の次の
原稿を読取搬送手段まで搬送するので、読取り搬送手段
によって読取位置へ搬送される原稿の間隔を一定に保つ
ことができる。
【0098】請求項5記載の発明によれば、前記先の原
稿の読取り中、中間搬送手段による次の原稿の搬送開始
までに分離給紙手段による次の原稿の給送を終了させる
ので、分離給紙手段(原稿セット部1及び分離給紙部
2)における原稿呼び出し及び分離給紙から中間搬送開
始までの搬送バラツキを吸収し、読取り搬送時の原稿間
隔を一定に保つことができる。
【0099】すなわち本発明によれば、分離方式に関わ
らず、生産効率が最も高くなるように原稿紙間を一定に
保つことが可能な自動原稿搬送装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一形態における自動原稿搬送装
置の構成図である。
【図2】図1の自動原稿搬送装置を搭載した複写機の制
御部の構成図である。
【図3】図1の自動原稿搬送装置における第2読取搬送
部の密着イメージセンサの構成を示す図である。
【図4】本発明の実施の一形態における自動原稿搬送装
置の給紙動作を示すフローチャートの一部である。
【図5】本発明の実施の一形態における自動原稿搬送装
置の給紙動作を示すフローチャートの一部である。
【図6】本発明の実施の一形態における自動原稿搬送装
置の給紙動作を示すフローチャートの一部である。
【図7】本発明の実施の一形態における自動原稿搬送装
置の次原稿先出し動作を示すフローチャートの一部であ
る。
【図8】本発明の実施の一形態における自動原稿搬送装
置の次原稿先出し動作を示すフローチャートの一部であ
る。
【図9】本発明の実施の一形態における自動原稿搬送装
置の読取り動作を示すフローチャートの一部である。
【図10】本発明の実施の一形態における自動原稿搬送
装置の読取り動作を示すフローチャートの一部である。
【図11】本発明の実施の一形態における自動原稿搬送
装置の読取り動作を示すフローチャートの一部である。
【図12】本発明の実施の一形態における自動原稿搬送
装置の読取り動作を示すフローチャートの一部である。
【図13】本発明の実施の一形態における自動原稿搬送
装置の読取り動作を示すフローチャートの一部である。
【図14】本発明の実施の一形態における自動原稿搬送
装置の読取り動作を示すフローチャートの一部である。
【図15】本発明の実施の一形態における自動原稿搬送
装置の読取り動作を示すフローチャートの一部である。
【図16】本発明の実施の一形態における自動原稿搬送
装置の読取り動作を示すフローチャートの一部である。
【図17】本発明の実施の一形態における自動原稿搬送
装置の次原稿先出し動作と読取り動作の搬送速度及び時
間経過を示すタイミングチャートである。
【符号の説明】
1 原稿セット部 2 分離給紙部 3 レジスト部 4 反転部 5 第1搬送読取部 6 第2搬送読取部 8 反転搬送部 20 ピックアップローラ 29 突き当てセンサ 30 レジストローラ 32 サイズセンサ群 34 先端センサ 35、41 加圧ローラ 40 レジストセンサ 43 読取り搬送ローラ 61 密着イメージセンサ 100 コントローラ 101 呼び出しモータ 102 給紙モータ 103 読取りモータ 111 本体制御部 200 自動原稿搬送装置(ADF)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04N 1/00 108 G06F 15/64 325E 5C072 1/04 H04N 1/12 A (72)発明者 亀山 敏明 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内 (72)発明者 飛永 秀樹 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内 (72)発明者 佐野 元哉 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内 (72)発明者 高井 真哉 愛知県名古屋市中区錦2丁目2番13号 リ コーエレメックス株式会社内 (72)発明者 堀尾 徹 愛知県名古屋市中区錦2丁目2番13号 リ コーエレメックス株式会社内 Fターム(参考) 2H076 AA04 AA58 BA24 BA63 BA68 BB10 3F049 DA12 EA10 EA13 EA14 EA23 EA28 LA02 LA11 LB02 3F102 AA03 AB01 BA02 BB02 CA01 CB01 DA08 FA06 FA08 5B047 AA01 BA01 CA08 CA09 CB06 5C062 AA05 AB31 AB32 AC12 5C072 AA01 BA03 NA05

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数枚の積載原稿からなる原稿束から原稿
    を1枚づつ分離して給紙する分離給紙手段と、 給紙されてきた原稿を読取位置に搬送する読取搬送手段
    と、 前記分離給紙手段及び読取搬送手段を駆動する駆動手段
    と、 該駆動手段を制御する駆動制御手段と、 を備え、先の原稿の読取り中に次の原稿を分離給紙して
    待機させ、該次の原稿と読取り中の先の原稿とが離間し
    て所定の間隔に達すると、該次の原稿を読取り時の搬送
    速度より高速に読取位置上流の所定位置まで搬送し、前
    後の原稿間隔を短縮することを特徴とする自動原稿搬送
    装置。
  2. 【請求項2】複数枚の積載原稿からなる原稿束から原稿
    を1枚づつ分離して給紙する分離給紙手段と、 搬送されてきた原稿を読取位置より上流の所定位置から
    読取位置へ所定速度で搬送する読取搬送手段と、 分離給紙された原稿を読取搬送手段まで搬送する中間搬
    送手段と、 前記分離給紙手段、読取搬送手段、中間搬送手段を駆動
    する駆動手段と、 該駆動手段を制御する駆動制御手段と、 を備え、先の原稿の読取り中に次の原稿を分離給紙して
    待機させ、該次の原稿と読取り中の先の原稿との間隔に
    基づいて、該次の原稿を前記所定速度より高速に読取搬
    送手段まで搬送することにより、先の原稿の読取り動作
    で一旦延長した原稿間隔を中間搬送時に短縮することを
    特徴とする自動原稿搬送装置。
  3. 【請求項3】前記中間搬送手段の上流には、次の原稿先
    端を検知する先端検知手段を備え、 該原稿先端検知手段の検知情報に基づき、次の原稿先端
    が読取搬送手段に到達する前に該読取搬送手段による搬
    送速度と同等の速度で次の原稿を搬送するように、中間
    搬送手段を駆動させることを特徴とする請求項2記載の
    自動原稿搬送装置。
  4. 【請求項4】前記分離給紙手段の下流で先の原稿後端を
    検知する後端検知手段を備え、 該後端検知手段の検知情報に基づき、分離給紙されて待
    機中の次の原稿を読取搬送手段まで搬送することを特徴
    とする請求項3記載の自動原稿搬送装置。
  5. 【請求項5】前記先の原稿の読取り中、中間搬送手段に
    よる次の原稿の搬送開始までに分離給紙手段による該次
    の原稿の給送を終了させることを特徴とする請求項4記
    載の自動原稿搬送装置。
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