JP2001069773A - 超音波モータを可動体の駆動源とする案内装置 - Google Patents

超音波モータを可動体の駆動源とする案内装置

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JP2001069773A
JP2001069773A JP24534399A JP24534399A JP2001069773A JP 2001069773 A JP2001069773 A JP 2001069773A JP 24534399 A JP24534399 A JP 24534399A JP 24534399 A JP24534399 A JP 24534399A JP 2001069773 A JP2001069773 A JP 2001069773A
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stage
ultrasonic motor
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friction plate
detecting means
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Yasushi Kato
康司 加藤
Koshi Adachi
幸志 足立
Yuusaku Ishimine
裕作 石峯
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Original Assignee
Kyocera Corp
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  • General Electrical Machinery Utilizing Piezoelectricity, Electrostriction Or Magnetostriction (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】超音波モータ15を駆動源とするステージ13が大
型化しても、変速時や位置決め時における振動及びオー
バーシュートを抑制し、此処の所定目標位置まで正確に
かつ短時間で位置決めが完了できるようにする。 【解決手段】超音波モータ15に備える先端チップ15a と
の摩擦駆動により可動するステージ13と、ステージ13の
位置を測定する位置検出手段18と、位置検出手段18から
の位置情報Qと、予め設定してある移動プロファイルに
基づく基準位置情報Pとの偏差に応じて変化するパラメ
ータを基に演算処理して超音波モータ15へ指令信号Rを
出力する制御部20と、ステージ13に摩擦板24を押圧さ
せ、ステージ13に駆動抵抗を与えるブレーキ機構と、位
置検出手段18からの位置情報Qに基づいてブレーキ機構
へ指令信号Sを出力し、摩擦板24の押圧力を調整するブ
レーキ制御部29とから超音波モータを可動体の駆動源と
する案内装置を構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、直線運動や回転運
動する可動体を超音波モータによって駆動する案内装置
に関するものであり、特に精密加工用工作機械、精密測
定装置、半導体製造工程等における描画装置や露光装置
に用いられる案内装置として好適なものである。
【0002】
【従来の技術】超音波モータは、振動振幅がナノオーダ
ーと小さく、高分解能の位置決めが可能であり、しかも
小型でありながら摩擦駆動であるために駆動力が大きい
といった特徴を有するため、これまでカメラのレンズズ
ーム機構や腕時計のバイブレーションアラームなど回転
系の案内装置への実用化が行われていた。
【0003】また、近年では超音波モータを直線系の案
内装置へ適用することも試みられている。
【0004】図4に超音波モータを可動体の駆動源とす
る従来の案内装置の一例を示すように、ベース基盤31
上にクロスローラガイドの如き一対のガイド部材32を
備え、これらのガイド部材32によって可動体としての
ステージ33が直線的に案内されるようになっている。
【0005】また、ステージ33の一方の側面には、ガ
イド部材32に対して平行にリニアスケール36が設置
され、リニアスケール36と対向する位置には測定ヘッ
ド37を設けて位置検出手段38を構成するとともに、
ステージ33の下面には、ガイド部材32と平行に案内
部材34が設置され、案内部材34には、その長手方向
に対して垂直に超音波モータ35の先端チップ35aを
当接させてあり、ステージ33の移動に伴う位置検出手
段38からの位置情報と、予めメモリ41に格納してあ
るステージ33の移動プロファイルに基づく基準位置情
報との偏差に応じて変化するパラメータを基に制御部4
0にて例えばPID演算処理を行い、指令信号を駆動回
路42に出力して超音波モータ35を駆動させるフィー
ドバック制御を行うことにより、超音波モータ35がそ
の指令信号に応じて楕円振動し、その先端チップ35a
との摩擦駆動によりステージ33をガイド部材32に沿
って移動させるようになっていた。なお、39は超音波
モータ35をステージ33の案内部材34に当接させる
ためのスプリングである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、図4に示す
案内装置を、精密加工用工作機械や精密測定装置あるい
は半導体製造装置用として用いる場合、サブミクロンオ
ーダーの位置決め精度とステージ33の移動速度を向上
させることが望まれており、さらにステージ33の大型
化が進み、重量が増加する傾向にあった。
【0007】ところが、ステージ33が大型化すると慣
性力が大きくなるために、ステージ33の変速時や位置
決め時には、超音波モータ35に備える先端チップ35
aとステージ33に備える案内部材34との摩擦力が慣
性力に耐えきれず、超音波モータ35の滑り等が発生す
ることがあり、その結果、ステージ33のオーバーシュ
ート量が大きくなって所定の目標位置に位置決めでき
ず、さらに振動が発生するといった課題があった。
【0008】一方、ステージ33のオーバーシュート量
は、制御部40にて強制的に改善することは可能である
が、制御プログラムが複雑となり、余計な制定時間が必
要となるなど制御系に負担がかかるため、制御系のトラ
ブルを招く恐れがあり、これらのトラブルにより案内装
置が停止するといった恐れがあった。
【0009】しかも、超音波モータ35の先端チップ3
5aと案内部材34との間に滑りが発生すると、超音波
モータ35の先端チップ35aやステージ33の案内被
部材34が激しく摩耗するため、短期間で交換しなけれ
ばならないといった不都合もあった。
【0010】このように、ステージを超音波モータによ
って駆動させる案内装置であって、ステージが大型化し
ても変速時や位置決め時のオーバーシュートを抑え、所
定の目標位置に正確に位置決めできる案内装置が望まれ
ているが、未だ実用に供するものは得られていなかっ
た。
【0011】
【課題を解決するための手段】そこで、上記課題に鑑
み、本発明に係る超音波モータを可動体の駆動源とする
案内装置は、超音波モータに備える先端チップとの摩擦
駆動により可動する可動体と、該可動体の位置を測定す
る位置検出手段と、該位置検出手段からの位置情報と、
予め設定してある前記可動体の移動プロファイルに基づ
く基準位置情報との偏差に応じて変化するパラメータを
基に演算し、前記超音波モータを駆動させるための指令
信号を出力する制御部と、前記可動体に摩擦板を押圧さ
せ、可動体に駆動抵抗を与えるブレーキ機構と、前記位
置検出手段からの位置情報に基づいて前記ブレーキ機構
へ指令信号を出力し、摩擦板の押圧力を調整するブレー
キ制御部とから構成したものである。
【0012】また、本発明は、前記ブレーキ機構に備え
る摩擦板の可動体との当接面に、可動体の移動方向に対
して垂直な方向の溝を複数設けることにより、可動体の
ブレーキ性能を高めるとともに、摩擦板の偏摩耗を防
ぎ、寿命を高めるようにしたものである。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態について
説明する。
【0014】図1は本発明の超音波モータを可動体の駆
動源とする案内装置の一例を示す模式図で、この案内装
置は、ベース基盤11上にクロスローラガイドの如き一
対のガイド部材12を備え、この一対のガイド部材12
に沿って可動体としてのステージ13を直線的に案内す
るようになっている。
【0015】また、ステージ13の一方の側面には、上
記ガイド部材12に対して平行にリニアスケール16を
備え、リニアスケール16と対向する位置には測定ヘッ
ド17を設置して位置検出手段18を構成するととも
に、ステージ13の下面には、上記ガイド部材12に対
して平行に案内部材14を備え、案内部材14には、そ
の長手方向に対して垂直に超音波モータ15の先端チッ
プ15aを当接させてあり、この超音波モータ15を駆
動させることでステージ13をガイド部材12に沿って
移動させるようになっている。
【0016】超音波モータ15は、圧電素子15b,1
5cを「ハ」の字状に配置し、その先端部にV字状の先
端チップ15aを接合したもので、例えば圧電素子15
bの位相を圧電素子15cより90度を遅らせて駆動さ
せると、先端チップ15aが時計回りに楕円振動するた
め、ステージ13を矢印Fの方向へ移動させることがで
き、逆に圧電素子15bの位相を圧電素子15cよりを
90度早めて駆動させると、先端チップ15aが反時計
回りに楕円振動するため、ステージ13を矢印Gの方向
へ移動させることができるようになっている。ただし、
超音波モータ15は図1で示したもの以外のものを用い
ても良く、圧電素子の形式としては、単一の振動モード
のみに限らず、モード変換型、多重モード型、モード回
転型、複合振動型であっても構わない。
【0017】なお、19は超音波モータ15をステージ
13の案内部材14に当接させるためのスプリングの如
き弾性体である。
【0018】そして、ステージ13の移動に伴う位置検
出手段18からの変位、速度、加速度等の位置情報Qは
制御部1に送られ、この制御部1にて予めメモリ21に
格納してあるステージ13の移動プロファイルに基づく
基準位置情報P(変位、速度、加速度)と比較して偏差
を算出し、この偏差に応じて変化するパラメータを基に
例えばPID演算処理し、その出力信号を指令信号Rと
して駆動回路22へ送って超音波モータ15を駆動させ
るフィードバック制御を行うようになっている。
【0019】また、ステージ33に備える位置検出手段
18と反対側の側面には、摩擦板24を押圧させ、ステ
ージ33に駆動抵抗を与えるブレーキ機構を設けてあ
り、該ブレーキ機構は、ベース基盤11に固定されたネ
ジ27と、このネジ27に螺合するナット28と、ナッ
ト28の前方に配置された圧電素子25と、ステージ3
3と当接する摩擦板24と、該摩擦板24と前記圧電素
子25との間に介在させたスプリングの如き弾性体26
とからなり、駆動中にステージ13に与える駆動抵抗
は、圧電素子25の伸縮度合いを変化させることにより
調整できるようになっている。
【0020】例えば、圧電素子25を伸長させると、摩
擦板24がステージ13の側面に押圧され、ステージ1
3の移動を抑制あるいは停止させることができ、逆に圧
電素子25を縮長させると、摩擦板24によるステージ
13の押圧力を緩めるかあるいはステージ13から離
れ、ステージ13の駆動抵抗を軽減あるいは解除するこ
とができる。
【0021】ただし、駆動中に摩擦板24によって適切
な押圧力を得るには、駆動前においてステージ13に対
する摩擦板24の押圧力を調整しておく必要があり、こ
の場合、ナット28の締め付け具合を調整するかあるい
は弾性体26を目的に応じた弾性係数を有する材質に変
更すれば良い。
【0022】摩擦板24の材質としては、ステージ13
を傷めにくいものが良く、テトラフルオロエチレン樹
脂、ポリイミド樹脂、PPS樹脂、PEEK樹脂、ポリ
アミド樹脂等の樹脂材を用いることができる。また、図
2に拡大した平面図を示すように、摩擦板24のステー
ジ13との当接面には、ステージ13の移動方向に対し
て直角に複数の溝24aを刻設してあり、この溝24a
によりステージ13のブレーキ性能を高めることができ
るとともに、ステージ13との摩擦駆動に伴う寿命を延
ばすことができる。即ち、前記樹脂材からなる摩擦板2
4の当接面を極めて平坦に仕上げることは難しく、摩擦
板24をステージ13に押圧させても全面接触させるこ
とができないため、大きな押圧力が得られず、しかも摩
擦板24が偏摩耗するのであるが、摩擦板24に複数の
溝24aを刻設することで、案内部材14の片当たりを
防止し、当接面全体をほぼ均一に当接させることができ
るため、摩擦板24による押圧力を高めることができる
とともに、摩擦板24にかかる荷重は全体に分散されて
偏摩耗がなくなり、摩耗を減少させることができるた
め、結果として摩擦板24の寿命を高めることができ
る。特に、溝24aと溝24aを形成する凸壁24bの
幅はそれぞれ1mm〜2mmの範囲で1:1とすること
が良く、溝24aの深さは溝24aの幅の2倍とすれば
最も効率良く押圧力を高めることができ好適である。
【0023】そして、ブレーキ機構の圧電素子25には
ブレーキ制御部29から指令信号Sが送られるようにな
っており、ブレーキ制御部29では、位置検出手段18
からの位置情報Qを基に例えばPID演算処理し、その
出力信号を指令信号Sとして圧電素子25に印加するよ
うにしてある。例えば、図3に制御フローチャートの一
例を示すように、予めステージ13の移動プロファイル
における変速開始時や位置決め時を目標位置(Ut)と
して設定し、案内装置を駆動(スタート)させる。そし
て、前記目標位置(Ut)と、ステージ13を移動させ
た時に位置検出手段18から得られる位置情報(Qt)
との差を見ながら、Ut−Qt≧0(Noの場合)であ
れば、圧電素子25へ指令信号Sを送らないようにし、
Ut−Qt<0(Yesの場合)となると、ステージ1
3がオーバーシュートしていることになるため、ブレー
キ制御部29から圧電素子25を伸長させる指令信号S
を出力して摩擦板24をステージ13に押圧させ、ステ
ージ13に駆動抵抗を加える。そして、オーバーシュー
トがUt−Qt≦b(ただし、bは目標位置に対する許
容範囲である。)であれば、位置決め完了とし、ブレー
キ制御部29から圧電素子25を縮長させる指令信号S
を出力して摩擦板24によるステージ13への押圧力を
小さくするとともに、プログラムをリセットして次の目
標位置(Pt)までを同様のプログラムで順次駆動させ
れば良い。ただし、オーバーシュートがUt−Qt>b
となると、ステージ13の位置決め精度にズレが発生し
ていることになるため、この場合、エラーとし、案内装
置を緊急停止させるようにしておけば良い。
【0024】かくして、本発明によれば、ステージ13
の大型化に伴って、変速時や位置決め時に、超音波モー
タ15の滑り等によるオーバーシュート及び振動が発生
しても、直ちに感知し、ブレーキ機構の摩擦板24をス
テージ13に押圧して駆動抵抗を増大させ、オーバーシ
ュート及び振動を抑制し、ステージ13を此処の所定位
置まで正確にかつ短時間で移動、位置決めすることがで
きる。
【0025】また、オーバーシュートが抑えられるた
め、結果として超音波モータ15の滑りを防止すること
ができ、超音波モータ15の先端チップ15aやステー
ジ13の案内部材14の異常摩耗を防ぎ、寿命を高める
ことができる。
【0026】なお、本発明は図1乃至図3に示したもの
だけに限定されるものではなく、本発明の範囲を逸脱し
ない程度に改良したものでも良いことは言うまでもな
い。
【0027】例えば、図1では、ブレーキ機構の加圧手
段として圧電素子25を用いた例を示したが、この他に
エアシリンダや油圧シリンダーを用いることができ、ま
た、ステージ13に駆動抵抗を付与する手段として、摩
擦板24をステージ13に押圧させる以外に、2枚の摩
擦板でもってステージ13またはステージ13に設けら
れた部材を挟み込むようにしても良い。さらに図1では
ブレーキ機構をステージ13の側面に配置した例を示し
たが、ブレーキ機構の配置位置は特に制限するものでは
なく、例えば、案内部材14を挟んで超音波モータ15
と反対側に設置しても良く、ステージ13の移動を阻害
することなく駆動抵抗を調整できる位置に設置してあれ
ば良い。
【0028】また、ステージ13のガイド部材12とし
ては、クロスローラガイドのような転がり軸受以外に静
圧軸受やすべり軸受を用いることができ、位置検出手段
18として、レーザー測長器やエンコーダ等を用いるこ
とができる。さらに制御手段においてもPID制御に限
らず、他の制御手段を用いても構わない。
【0029】ただし、図1では可動体をなすステージ1
3が直線運動する案内装置を例にとって説明したが、可
動体が回転運動する案内装置にも適用できることは言う
までもない。
【0030】
【実施例】(実施例1)以下、本発明の具体例について
説明する。
【0031】図1に示す超音波モータを可動体の駆動源
とする案内装置を試作した。
【0032】ベース基盤11上には一対のガイド部材1
2として200mmのストロークを有するクロスローラ
ガイドを用い、250mm×120mm×50mmの板
状をしたアルミナセラミック製のステージ13を案内す
るようにした。
【0033】また、ステージ13を駆動させる超音波モ
ータ15には、アルミナセラミック製のV字状をした先
端チップ15aに2つの圧電素子15b,15cを備え
たものを用いるとともに、この超音波モータ15の先端
チップ15aと摺動する案内部材14にアルミナセラミ
ックスを用いた。ただし、先端チップ15aの当接面
は、曲率半径が3mmの球面とし、表面粗度を中心線平
均粗さ(Ra)で0.05μmとした。
【0034】また、ステージ13の位置検出手段18と
してミツトヨ製のリニアスケールS33Cを用い、リニ
アスケール16をステージ13の一方の側面にガイド部
材12と平行に設置するとともに、このリニアスケール
16と対向する位置に検出ヘッド17を設置して位置検
出手段18を構成するとともに、ステージ13の下面に
は案内部材14を設置し、案内部材14の長手方向に対
して垂直に超音波モータ15を設け、バネ19の押圧力
により3kgの予圧をかけて超音波モータ15の先端チ
ップ15aを案内部材14と当接させるようにした。
【0035】そして、位置検出手段18からの位置情報
Qを制御部1へ送り、制御部1内に予め設定してある基
準位置情報Pとの偏差に基づくパラメータを基にPID
演算処理を行い、駆動回路22へ指令信号Rを出力して
超音波モータ15を駆動させ、ステージ13を移動、位
置決めさせるフィードバック制御を行うようにした。ま
た、ステージ13の位置検出手段18と反対側には、ブ
レーキ機構を設けるとともに、位置検出手段18からの
位置情報Qを基にブレーキ制御29にて図3の制御フロ
ーチャートに基づいてブレーキ機構へ指令信号Sを出力
させるようにした。ただし、図3の制御フローチャート
において、目標位置の許容範囲(b)は1μm以内に設
定した。また、ブレーキ機構を構成する摩擦板24に
は、厚み8mm、幅10mm、長さ20mmの板状をし
たテトラフルオロエチレン樹脂を用い、ステージ13と
の当接面には1mm幅の溝24aと凸壁24bを交互に
形成した。
【0036】そして、ステージ13の搭載重量を10k
gとし、最高速度100mm/s、加減速度0.2Gの
台形パターンとした移動プロファイルに基づいてステー
ジ13を連続駆動させたところ、200時間までオーバ
ーシュート量が目標位置の許容範囲である1μmを越え
ることはなく、安定した制御を実現できることが判っ
た。また、オーバーシュート量が位置決め精度の1μm
を越えた理由について確認したところ、摩擦板24の摩
耗によるものであることが判った。
【0037】このことからブレーキ機構のナット28を
増し締めするかあるいは摩擦板24を新品と交換するこ
とで繰り返し同様の優れた効果が得られることが判る。
【0038】(実施例2)次に、実施例1の案内装置に
おいて、ブレーキ機構に備える摩擦板24の当接面に溝
24aを設けたものと溝のないものをそれぞれ用意し、
溝24aを設けた場合の効果を確認する実験を行った。
【0039】実験にあたっては、摩擦板24として、長
さ20mm、幅10mm、厚さ8mmの板状をしたテト
ラフルオロエチレン樹脂を用い、溝24a付きの摩擦板
24にあっては、幅2mm、深さ4mmの溝24aを複
数形成した。
【0040】そして、実施例1と同様の条件にて連続駆
動させたところ、摩擦板24の当接面に溝24aを設け
たものは、溝のない摩擦板24を用いた時よりも30%
小さい荷重でステージ13のオーバーシュートを抑える
ことができ、また、500時間までオーバーシュート量
が目標位置の許容範囲である1μmを越えることはな
く、安定した制御を実現できた。しかも、溝のない摩擦
板24と比べて摩耗量を半減させることができた。
【0041】この結果、摩擦板24に溝24aを設ける
ことで、寿命を高めることができ、その結果、長期間の
間、ステージ13の振動及びオーバーシュートを抑制で
きることが判る。
【0042】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、超音波
モータに備える先端チップとの摩擦駆動により可動する
可動体と、該可動体の位置を測定する位置検出手段と、
該位置検出手段からの位置情報と、予め設定してある移
動プロファイルに基づく基準位置情報との偏差に応じて
変化するパラメータを基に演算し、前記超音波モータを
駆動させるための指令信号を出力する制御部と、前記可
動体に摩擦板を押圧させ、可動体に駆動抵抗を与えるブ
レーキ機構と、前記位置検出手段からの位置情報に基づ
いて前記ブレーキ機構へ指令信号を出力し、摩擦板の押
圧力を調整するブレーキ制御部とから超音波モータを可
動体の駆動源とする案内装置を構成したことから、ステ
ージが大型化して慣性力が大きくなっても、変速時や位
置決め時におけるオーバーシュート及び振動を抑制し、
此処の所定目標位置まで短時間で正確に位置決めを完了
させることができるとともに、オーバーシュートが抑え
られることにより超音波モータの滑りを防ぎ、摩擦駆動
する超音波モータや案内部材の寿命を高めることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る超音波モータを可動体の駆動源と
する案内装置の一例を示す模式図である。
【図2】本発明の案内装置に備えるブレーキ機構の摩擦
板を示す拡大した平面図である。
【図3】本発明の案内装置に備えるブレーキ制御部にお
ける制御フローチャートの一例である。
【図4】従来の超音波モータを可動体の駆動源とする案
内装置の一例を示す模式図である。
【符号の説明】
11,31:ベース基盤 12,32:ガイド部材 1
3,33:ステージ 14,34:案内部材 15,35:超音波モータ 15a,35a:先端チップ 16,36:リニアスケ
ール 17,37:検出ヘッド 18,38:位置検出手段 19,39:バネ 20,40:制御部 21,41:
メモリ 22,42:駆動回路 24:摩擦板 25:圧電素子
26:弾性体 27:ネジ 28:ナット 29:ブレーキ制御部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 石峯 裕作 鹿児島県国分市山下町1番1号 京セラ株 式会社鹿児島国分工場内 Fターム(参考) 5H303 AA01 AA06 AA20 BB01 BB11 CC01 CC05 DD14 DD22 HH09 5H680 AA09 AA12 AA18 BB13 BC09 CC02 DD01 DD23 DD55 DD74 DD92 EE22 FF04 FF27 FF30 FF33 GG11

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】超音波モータに備える先端チップとの摩擦
    駆動により可動する可動体と、該可動体の位置を測定す
    る位置検出手段と、該位置検出手段からの位置情報と、
    予め設定してある前記可動体の移動プロファイルに基づ
    く基準位置情報との偏差に応じて変化するパラメータを
    基に演算し、前記超音波モータを駆動させるための指令
    信号を出力する制御部と、前記可動体に摩擦板を押圧さ
    せ、可動体に駆動抵抗を与えるブレーキ機構と、前記位
    置検出手段からの位置情報に基づいて上記ブレーキ機構
    へ指令信号を出力し、前記摩擦板の押圧力を調整するブ
    レーキ制御部とから成る超音波モータを可動体の駆動源
    とする案内装置。
  2. 【請求項2】前記ブレーキ機構に備える摩擦板の可動体
    との当接面に、可動体の移動方向に対して垂直な方向の
    溝を複数設けて成る請求項1に記載の超音波モータを可
    動体の駆動源とする案内装置。
JP24534399A 1999-08-31 1999-08-31 超音波モータを可動体の駆動源とする案内装置 Pending JP2001069773A (ja)

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