JP2001071237A - 生産ラインにおける作業区間用の情報機器の移動システム - Google Patents

生産ラインにおける作業区間用の情報機器の移動システム

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JP2001071237A
JP2001071237A JP24823999A JP24823999A JP2001071237A JP 2001071237 A JP2001071237 A JP 2001071237A JP 24823999 A JP24823999 A JP 24823999A JP 24823999 A JP24823999 A JP 24823999A JP 2001071237 A JP2001071237 A JP 2001071237A
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Satoru Kito
哲 鬼頭
Masanao Nakajima
正直 中嶋
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 作業者が作業区間の情報機器をいつでも容易
に使えるようにする。 【解決手段】 生産ライン1の作業区間Snには、作業
者Mに使用される工程作業用の情報機器として端末装置
10が設けられている。端末装置10はモータ16によ
って作業区間内を移動可能である。端末装置10の移動
を制御する制御装置は、作業者の標準的な移動パターン
に基づき、作業者の移動と同期して端末装置を移動させ
る。具体的には、作業者の標準的な移動パターンに応じ
て定められた機器移動パターンを記憶しておき、この機
器移動パターンに従って端末装置10を動かす。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、生産ラインの各作
業区間用の情報機器を、その機器に作業者がアクセスし
やすいように移動する技術に関する。
【0002】
【従来の技術】自動車等の製造工場においては、生産ラ
インに沿ってコンベアが設置されており、コンベアによ
って作業対象物が搬送される。生産ラインは多数の作業
区間(工程区間)に分割されており、各作業区間には、
担当作業者およびその作業者が行うべき作業が割り当て
られている。各作業区間での作業を支援するために、区
間毎に情報機器を設置することが好適である。情報機器
は、例えばホストコンピュータに接続された端末装置で
ある。ホストコンピュータから送られた情報が端末装置
に表示される。また、作業者が端末装置に入力した情報
がホストコンピュータへ送られ、蓄積される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来一般に、この種の
情報機器は作業区間内の定位置に固定されている。これ
に対して作業者は、1つの作業対象物が通過する間に、
目的の作業に合わせて作業区間内を動き回る。そして作
業者は、情報機器を利用するときには、情報機器の設置
場所まで行く必要がある。したがって、作業者は常に容
易には情報機器にアクセスできず、すなわち、必要なと
きに直ぐに表示を見たり、データを入力できないことが
ある。
【0004】例えば、特開平2−180547号公報に
おいては、各区間に設けられた端末装置が、ラインの動
きに応じて情報を表示する。しかし、端末装置自体は固
定されている。
【0005】また、特開平4−315532号公報で
は、ラインを流れる作業対象物に情報表示装置を取り付
けたことにより、表示が見易くなるように図られてい
る。しかしながら、表示装置は、作業対象物の固定され
た位置に取り付けられている。一方、実際のライン作業
における作業者は、作業対象物に対して相対的に動き回
る。したがって十分に表示が見易くはなっているとはい
えない。また、同公報のシステムでは情報表示装置が作
業対象物とともに作業区間から作業区間へと移ってい
く。そのため作業区間毎に情報機器を設けるラインシス
テムには適用不能である。
【0006】そのほか、ラインのコンベアの動きに合わ
せて情報機器を移動させることも考えられる。しかしな
がら作業者はコンベアと常に一緒に動くわけではなく、
作業者の動きはもっと複雑であり、例えばコンベアが動
いているのに作業者が一カ所に止まっていることもあ
る。そのため、コンベアと同期して情報機器を動かして
も、アクセス性は十分に向上しない。
【0007】本発明は上記の背景技術の下でなされたも
のであり、本発明の目的は、生産ラインの作業区間に設
置された情報機器へのアクセス性を向上し、作業者が作
業中にいつでも情報機器を使えるようにすることにあ
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】(1)上記の目的を達成
するため、本発明は、生産ラインを構成する作業区間の
担当の作業者が利用するために該作業区間に設置される
情報機器の移動システムを提供する。本発明のシステム
は、前記情報機器を前記作業区間にて前記生産ラインに
沿って移動させる移動手段と、前記移動手段を制御する
移動制御手段と、を含み、前記移動制御手段は、前記作
業区間における作業者の標準的な移動パターンに基づ
き、作業者の移動と同期して前記情報機器を移動させる
こと特徴とする。好ましくは、前記情報機器は、作業に
関する情報の入力または出力の少なくとも一方を行う端
末装置である。
【0009】好ましくは、前記作業者の標準的な移動パ
ターンに応じて定められた機器移動パターンを記憶する
移動パターン記憶手段を含み、前記移動制御手段は、前
記機器移動パターンに従って前記移動手段を制御して前
記情報機器を移動させる。好ましくは、前記機器移動パ
ターンは、工程サイクルの開始からの経過時間に対する
前記情報機器の移動モードを規定している。
【0010】本発明によれば、作業者の標準的な移動パ
ターンに合わせて、作業者の移動と同期して情報機器を
移動させるので、作業者は情報機器にアクセスしやすく
なり、いつでも必要なときに容易に情報機器を利用でき
る。また、あらかじめ定めておいたパターンにしたがっ
て情報機器を移動するので、大幅なアクセス性の向上
を、比較的簡単な機器移動制御によって実現できる。
【0011】好ましくは、機器移動パターンは、(i)生
産ラインの動く方向に情報機器を移動させる送り移動モ
ードと、(ii)情報機器を作業開始位置へ移動する戻し移
動モードと、(iii)生産ラインの動きに拘わらず情報機
器を停止する停止モードと、(iv)生産ラインの動きと反
対の方向に情報機器を移動させる逆送り移動モードと、
のうちの一部または全部の組合せで構成される。
【0012】(2)本発明の好適な一態様において、機
器移動パターンには、作業者の標準的な作業期間が終了
した後の残り期間に、生産ラインの動く方向に情報機器
を移動させる残送り移動モードが設定されている。好ま
しくは、移動制御手段は、次の作業対象物が作業区間に
到達するタイミングに基づき、残送り移動モードを終了
して情報機器を作業開始位置に戻す。また好ましくは、
移動制御手段は、作業者の所定の操作に応答して、残送
りモードを終了し情報機器を作業開始位置に戻す。さら
に好ましくは、残送りモードを終了してから、作業対象
物がいる位置を作業開始位置として、その位置へと情報
機器を戻す。
【0013】本発明によれば、標準的なパターンよりも
実際の作業が遅れた場合でも情報機器へのアクセス性を
確保できる。より詳細には、一般に作業終了の遅れが生
じると、作業者はラインの下流に流されながら、標準的
な作業期間の終了後も作業を継続する。これに対し、本
発明の残送り移動モードでは、標準的な作業期間の終了
した後にラインの流れ方向に情報機器が移動する。した
がって、遅れ作業中の作業者の近くに情報機器を位置さ
せることができる。
【0014】特に実際のラインの作業状況を考えると、
作業が正常に進行しているときよりも、作業が遅れがち
のときの方が、作業者に余裕がなく、作業者の近くに情
報機器が位置することの価値が高い。本発明は、作業遅
れ状況下でのアクセス性を向上できるので、作業性の向
上効果が顕著に得られ、生産性の向上にも寄与できる。
【0015】(3)本発明の好適な一態様は、作業者に
よって操作されるリセット手段を含み、移動制御手段
は、リセット手段が操作されたときに作業対象物がいる
位置から、機器移動パターンに従った情報機器の次の移
動を開始させる。
【0016】この態様も、標準的な作業パターンよりも
実際の作業が遅れたときのアクセス性を確保できるとい
う利点を有する。より詳細には、作業開始が遅れると、
作業区間の端から作業を開始することができない。この
点を考慮し、本態様は、リセット手段の操作時点の作業
対象物の位置から情報機器の移動を開始する。すなわ
ち、情報機器は、実際に作業を開始できる位置から移動
を開始する。したがって作業開始が遅れても、作業者と
情報機器の移動が同期する。この態様も、作業遅れ状況
下でのアクセス性を向上しており、したがって、上述の
(2)と同様に作業性および生産性の向上が図れる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適な実施の形態
(以下、実施形態という)について図面を参照し説明す
る。
【0018】図1は、本発明が適用された自動車の組立
ラインシステムを概略的に示している。このシステム
は、生産ライン1の近くに設置された端末装置10と、
この端末装置を移動する移動手段と、この移動手段を制
御する制御手段とを含む。端末装置10は、本発明の移
動対象たる作業区間用情報機器の一形態である。
【0019】図1には生産ライン1の一部が示されてい
るが、生産ライン1はさらに前方及び後方に続いてい
る。生産ライン1に沿ってコンベア2が設置されてお
り、コンベア2上を作業対象物としての車体Fが等間隔
をあけて次々と搬送される。生産ライン1は多数の作業
区間(工程区間)に区切られている。図中には1つの作
業区間Snが示されており、作業区間Snの開始端はL
Snであり、終了端はLSn+1である。LSn+1
は、次の作業区間Sn+1の開始端でもある。各作業区
間Snには作業者Mnが割り当てられており、作業者は
決められた部品を決められた順序で車体Fに組み付け
る。
【0020】コンベア2には、適当な間隔をあけて車輪
受け用の凹部が設けられていて、この凹部に車体Fの車
輪が受け入れられる。図示のように、車輪受け用の凹部
の所定距離だけ前方にはコンベア定位置(マーク位置)
Pが定められている。コンベア定位置Pは、車体Fの前
端とほぼ同じ位置に設定されている。コンベア定位置P
が作業区間Snに進入したとき、該当車両の作業を開始
することが想定されている。すなわち作業者Mnは自分
の受持ち作業を、車体Fが作業区間Snを通過する間
に、区間内を動き回りながら行う。
【0021】端末装置10はコンベアの近傍に設けられ
ている。端末装置10はコンピュータ装置であり、表示
画面および入力装置(キーボード等)を有する。端末装
置10は、表示が見易く、入力装置を操作しやすい場所
に設置することが好適である。ここでは、端末装置10
は、作業者の手が届く高さの位置につり下げられてい
る。
【0022】各作業区間の端末装置10は、LANを介
してホストコンピュータ12と接続されている。端末装
置10は情報の表示・入力装置であり、ホストコンピュ
ータから取得した作業に必要な情報を表示し、かつ、作
業者が入力した情報をホストコンピュータ12へ送る。
ホストコンピュータ12は、端末装置10から送られた
情報をデータベースとして蓄積する。端末装置10に表
示される情報は、例えば、車体Fの仕様および車体Fに
組み付ける部品である。また、端末装置10には作業結
果データなどが入力される。
【0023】端末装置10の移動手段は、ラインに沿っ
て設置されたガイド14と、端末装置10に設けられた
モータ16を含む。モータ16が駆動されると、端末装
置10がガイド14に導かれてラインに沿って移動す
る。モータ16の駆動の切り替えにより、端末装置10
をラインの進行方向に動かすことも、また逆方向に動か
すこともできる。
【0024】図1に示すように、ガイド14は作業区間
Snの開始端LSnから終了端LSn+1にかけて設置
されている。したがって、端末装置10は作業区間の範
囲内で任意の位置に移動可能である。ただし、隣の作業
区間まで端末装置10が進入できるように、ガイド14
および関連装置が構成されてもよい。また、図1の例で
はモータ16が端末装置10に設けられているが、ガイ
ド14側にモータを設けてもよい。
【0025】次に、端末装置10の移動制御手段は、図
1においては端末装置10に設けられた制御装置20で
ある。制御装置20は、モータ16の駆動を制御するこ
とによって、端末装置10を任意の位置へと移動でき
る。この制御装置20は、モータ16に内蔵されてもよ
い。またコンピュータとしての端末装置10に制御装置
の機能が与えられてもよい。また端末装置10から離れ
た位置、例えばホストコンピュータ12に制御装置が設
けられてもよい。この場合、複数の作業区間に設置され
た複数の端末装置の移動を一つの制御装置で集中的に管
理することが好適である。
【0026】図2は、制御装置20の構成例を示すブロ
ック図である。制御装置20には、CPUを有する中央
制御部22が設けられている。中央制御部20には、パ
ラメータインターフェース24を介して、機器移動パタ
ーン記憶部26から、機器端末移動パターンデータを受
け取る。機器移動パターンデータは、端末装置10がど
のように移動すべきかをあらかじめ定めたデータであ
り、記憶部26に記憶されている。中央制御部22は、
機器移動パターンデータにしたがって、駆動モータイン
ターフェース28を介して端末移動用のモータ(図1、
符号16)へ制御信号を送る。
【0027】また、中央制御部22には、LSインター
フェース30を介して、LS信号(1〜k)が入力され
る。LS信号は、端末装置10の位置を検出するために
用いられる。作業区間内には、端末移動用のガイドに沿
って複数個(k個)のリミットスイッチが設置されてい
る。各リミットスイッチから、端末装置10の位置を示
すLS信号が送られてくる。
【0028】また、中央制御部22には、コンベア信号
インターフェース32を介して、コンベアの運転状態を
示すコンベア信号が入力される。コンベア信号は、コン
ベア駆動制御装置から送られてくる。このコンベア信号
は、図1のコンベア定位置Pが作業区間の開始端LSn
に達したことを示す信号を含む。さらにコンベア信号
は、コンベア定位置Pが開始端LSnに達した後の周期
的なパルス信号を含む。これらの信号から、作業対象物
たる車体Fの位置を捕捉することができる。
【0029】中央制御部22は、上記のLS信号および
コンベア信号から端末装置10および車体Fの位置を求
め、これらの情報を、機器移動パターンに従ったモータ
制御に利用する。
【0030】次に、図3を参照し、本実施形態のシステ
ムの動作を説明する。まず、S10にて、中央制御部2
2は、コンベア信号に基づいてコンベアの位置確認を行
う。ここでは、コンベア定位置P(≒車体Fの先頭)が
作業区間の開始端LSnに達したことを確認する。さら
に、中央制御部22は、コンベア定位置Pが開始端LS
nを通過したか否かを確認する(S12)。これは、ラ
インが停止している場合を考慮したものである。コンベ
ア定位置Pが開始端LSnに存在しなくなったとき、S
12でYESと判断され、S14にすすむ。なお、コン
ベア通過の確認のために、コンベア稼働中であることを
示す信号(フルパルス信号)を利用してもよい。
【0031】S14では、LSn通過時間にあわせ、機
器移動パターンにしたがってモータを制御し、端末装置
10を移動させる。前述したように、機器移動パターン
は各工程毎にあらかじめ設定されており、図2のパター
ン記憶部26に記憶されている。
【0032】次に、図4〜図6を参照し、本発明の特徴
である機器移動パターンについて説明する。本実施形態
では、各作業区間における作業者の標準的な移動パター
ンが求められ、この作業者の移動パターンに合わせて機
器移動パターンが設定されている。当然、各作業区間毎
の作業内容に応じて作業者の標準的な移動パターンは異
なっている。したがって、作業区間毎に機器移動パター
ンも異なって設定される。
【0033】まず、図4は、ある作業者の標準的な移動
パターンの一例を示している。図4(a)および図4
(b)において、車体Fが作業区間に入ってから(すな
わち工程サイクルタイムが開始してから)、時間t1が
経過するまでは、作業者Mはラインの上に乗っており、
ライン上では移動していない。したがって、作業者Mは
ラインに流され、ラインと同じ速度で移動する。次に、
図4(b)および図4(c)において、時間t1から時
間t2まで、作業者Mは、ラインの流れに逆らい、車体
Fの前から後ろへと作業をしながら移動する。このと
き、作業者Mは、実質的には作業区間の一地点に止まっ
ている。時間t2で作業が終了し、作業者Mは作業開始
位置へと戻る。
【0034】図5は、上記の作業者の標準移動パターン
に応じて定められた端末装置の移動パターンをマップ形
式で示している。横軸は、コンベア定位置P(≒車体F
の先頭)がLSnを通過してからの経過時間である。縦
軸は、LSnからのコンベア定位置Pの移動距離であ
る。機器移動パターンは、横軸に関してはSn工程サイ
クルタイム内に収まるように、縦軸に関しては作業区間
の距離(LSn+1 −LSn)に収まるように設定さ
れている。
【0035】図5において、まずt0(LSn通過)か
らt1までは、送り移動期間であり、この期間に対して
は、生産ラインの動く方向に端末装置を移動させる<送
り移動モード>が設定されている。図示のように、時間
の経過とともに端末装置10はLSnから離れていく。
【0036】次に、t1からt2までは停止期間であ
り、この期間に対しては、生産ラインの動きに拘わらず
端末装置を停止する<停止モード>が設定されている。
端末移動用のモータは停止され、LSnから端末装置ま
での距離は一定である。
【0037】t2からt3までは戻し移動期間であり、
この期間に対しては、端末装置を開始端LSn(作業開
始位置)に移動する<戻し移動モード>が設定されてい
る。端末装置は、比較的短い期間にすばやくLSnへと
戻される。時間t3からサイクルタイム経過時点まで
は、待機期間であり、この待機期間に対しては<待機モ
ード>が設定される。端末装置は開始端LSnに停止し
ており、端末移動用モータも停止している。
【0038】次に、図6には、図5の機器移動パターン
が、モータ制御パラメータのテーブルのかたちで示され
ている。左の列は、コンベアのLSn通過からの経過時
間(またはリスタートからの時間)であり、中央および
右の列は、それぞれモータ駆動速度および端末移動速度
である。この例において、t0からt1では、モータ駆
動方向は+(ラインと同方向)であり、端末移動速度は
ライン速度と等しい。t1からt2では、モータは停止
される。t2からt3では、モータ駆動方向は−(ライ
ンと逆方向)であり、端末移動速度はライン速度の2倍
である。さらに、時間t3からtEND(≧サイクルタ
イム)まではモータは停止される。
【0039】実際の制御装置では、図6のパラメータテ
ーブルを機器移動パターンとして記憶することが好適で
ある。そしてこのテーブルに示されるモータ制御パラメ
ータの信号が、端末移動用のモータに送られる。制御パ
ラメータの指示に従ってモータが動作し、その結果、図
5のパターンの通りに端末装置が移動する。
【0040】以上に機器移動パターンについて説明し
た。上記のように、機器移動パターンは作業者の標準移
動パターンに応じて定められている。したがって機器移
動パターンに従って端末装置を動かすことにより、作業
者との移動と同期して端末装置が移動する。すなわち、
図4を参照すると、t0からt1までは、作業者および
ラインの動きに合わせて、端末装置が作業区間内を移動
する。そしてt1からt2の間、端末装置は作業者とと
もに作業区間内の一地点に停止している。作業が終了す
る頃、開始端LSnに戻る作業者に伴って、端末装置も
元の位置に素早く戻り、次のコンベア通過まで待機す
る。
【0041】このように、本実施形態では、作業者の動
きをパターン化したデータにしたがって端末装置を移動
させるので、端末装置と作業者の動きが同期する。端末
装置が常に作業者の近くに位置するので、作業者はいつ
でも容易に端末装置にアクセスし、画面に映る情報を見
ることができ、作業に関するデータを入力できる。
【0042】また、本実施形態によれば、作業者の標準
的な移動に基づいて作った標準パターンを使っているの
で、システムが非常に簡素である。その反面、標準パタ
ーンを使っているので、実際の作業者の動きが標準パタ
ーンとずれた場合には、作業者の位置と端末装置の位置
も一致しなくなる。しかしながら、作業者と端末の位置
が大きくずれることは少ない。したがって、本発明によ
れば、比較的簡単な制御でもってアクセス性を大幅に向
上できる、という利点も得られる。
【0043】なお、図5の例では、ラインの進行方向に
端末装置を動かす送り移動モードと、端末装置を停止す
る停止モードとが設けられていた。しかし実際のライン
では、作業区間毎に作業者の作業内容が異なり、それに
より作業者の標準移動パターンも異なる。したがって、
各作業区間の作業者の標準移動パターンに応じて、作業
者と端末の動きが同期するように機器移動パターンを設
定することが好適である。
【0044】例えば、図7に一例を示すように、ライン
の動きと反対方向に端末装置を動かす逆送り移動モード
を設定してもよい。また、送り移動モード、逆送り移動
モード及び戻り移動モードでの端末移動速度は、実際の
作業者の標準的な移動速度に基づいて適当に設定されれ
ばよい。例えば、送り移動モードの端末速度はライン速
度と同一でなくてもよく、ラインより速い速度または遅
い速度が設定されてもよい。
【0045】「作業遅れに対処可能なシステム」 <作業終了遅れ>次に、図8を参照し、作業者による作
業の遅れ、特に作業終了の遅れに適切に対処できる機器
移動パターンを説明する。自動車の製造ライン等では、
1つのライン上を仕様が異なる多種類の作業対象物が流
れ、仕様の違いに応じて作業内容が異なることがある。
この仕様の違いが原因となり、また作業者の習熟度の低
さが原因となり、またその他の原因により、作業終了が
遅れることがある。本実施形態では、作業終了が遅れた
場合でも端末装置へのアクセス性を好適に維持できる機
器移動パターンを提供する。
【0046】図8は、本実施形態に特徴的な、作業遅れ
適応型の機器移動パターンを示している。この機器移動
パターンには、図5のパターンと異なり、<残送り移動
モード>が設定されている。残送り移動モードは、作業
者の標準的な作業期間が終了した後の残り期間(残送り
期間、時間t2の後の期間)に設定され、このモードで
は、生産ラインの動く方向に端末装置が移動される。こ
こでは、端末移動速度はライン速度と同一に設定されて
いる。
【0047】このようなパターンを利用することで、下
記のように、作業遅れ発生時の端末装置へのアクセス性
を確保できる。すなわち、作業終了が遅れると、典型的
パターンとしては、作業者は作業対象物とともにライン
の下流へ流れながら、標準的な作業期間が終了した後も
作業を続ける。このとき、図8のパターンにしたがっ
て、端末装置もラインと同じ速度でライン下流へ移動す
る。したがって、作業者と端末装置のほぼ同期した移動
状態が維持される。
【0048】ただし、端末装置は、適当なタイミングで
作業開始位置へと戻してやる必要がある。図8では、次
のコンベア定位置P(≒車体Fの先頭)が作業区間の開
始端LSnを通過したことが判断された時点で(通常は
サイクルタイムの終了と同時)、端末装置が開始端LS
nへ戻される。
【0049】次に、本実施形態では、図9〜図12に例
示するように、機器移動パターンに対する各種の変形が
可能である。
【0050】図9では、図8と比較すると残送り移動モ
ードでの端末移動速度が速い。サイクルタイムの経過時
点で端末装置が作業区間の終了端LSn+1に位置する
ように、移動速度が設定されている。
【0051】図10では、図8と比較すると残送り移動
モードが早く終了する。サイクルタイムの経過時点で、
すなわち次のコンベア定位置Pが開始端LSnに到達す
る時点で、開始端LSnへの端末装置の戻り動作が完了
しているように、戻り開始タイミングが設定されてい
る。
【0052】図11では、作業者が所定の操作を行った
時点で、端末装置が作業区間の開始端へと戻される。所
定の操作は、例えば、適当な場所に設けられた終了ボタ
ン(図1には示さず)を押す操作である。図11には、
サイクルタイムの経過前にボタン操作が行われるケース
と、サイクルタイムの経過後にボタン操作が行われるケ
ースが示されている。このように、操作がいつ行われる
かによって端末装置の戻り移動の開始位置が異なる。こ
の形態では、作業の遅れが生じていない場合には、t2
で終了操作が行われて、端末装置は戻り方向に移動す
る。
【0053】図12は、上記の図11と図8を組み合わ
せたパターンである。残送りモードにおいて、作業者が
終了操作を行えば、その時点で端末装置は開始端LSn
へと戻される(実線、X1)。終了操作が行われない場
合でも、サイクルタイムの経過時点で端末装置は開始端
LSnへと戻される(点線、X2)。
【0054】このように、本実施形態ではパターンの設
定を変更するだけでさまざまな態様を取ることができ
る。
【0055】本実施形態によれば、上記の如く残送りモ
ードを設けたことにより、作業終了が遅れた場合の端末
装置へのアクセス性を確保できる。もともと、作業が遅
れていなければ、作業者には余裕があり、作業者と端末
装置の多少の位置ずれは大きな問題とならない。しかし
ながら、作業が遅れた場合には、作業者に余裕がないの
で、作業者と端末装置ができるだけ近くにあることが望
ましい。本実施形態によれば、作業遅れという特殊状況
下でのアクセス性を向上しているので、作業性の向上効
果が顕著に得られる。
【0056】<作業開始遅れ>次に、作業開始遅れに適
切に対処できるシステムについて説明する。
【0057】実際のライン作業では、作業対象物が作業
区間に入ってしばらくしてから作業が開始されることが
ある。このような作業開始遅れは、例えば、作業者が作
業準備に時間をかけたために発生する。また、上述の作
業終了の遅れが発生すると、それに伴って次の作業開始
が遅れる。
【0058】作業開始遅れが生じると、実際の作業開始
位置は、作業区間の開始端LSn(本実施形態における
作業開始の予定位置)からずれる。それにも拘わらず、
端末装置の移動開始位置が開始端LSnであったとす
る。この場合、端末装置の移動開始位置と作業開始位置
がずれる。その後も作業者と端末装置の位置ずれは維持
され、作業期間を通じて端末装置へのアクセス性が低く
なる。
【0059】図13は、このような問題を解決するため
に改良されたシステムである。作業区間には、ライン型
のリセットスイッチ40が設けられている。リセットス
イッチ40の任意の部分に作業者が触れると、スイッチ
操作を示すリセット信号が出力される。
【0060】作業者Mは作業開始前にリセットスイッチ
40に触る。作業者Mはリセットスイッチ40のどこか
一カ所に触ればよい。このスイッチ操作が行われると、
リセットスイッチ40から図2の端末移動制御装置20
へとリセット信号が送られる。中央制御部22は、リセ
ット信号が入力されると、コンベア定位置P(≒車体F
の先頭)が現在はライン上のどこにあるかを、コンベア
信号に基づいて求める。位置算出には、コンベア定位置
PのLSn通過信号と、その後の周期的なパルス信号を
用いればよい。
【0061】中央制御部22は、算出した現在のコンベ
ア定位置Pと同じ場所へ、端末装置10を移動する。作
業開始の遅れが発生していたとすると、リセット操作時
点で既にコンベア定位置Pは作業区間内に進入してい
る。そのコンベア位置Pの上方へと、端末装置10が速
やかに移動される。好ましくは、端末装置10の移動中
もラインは流れることを考慮し、端末装置10の移動先
をコンベア定位置Pと正確に一致させる。
【0062】そして中央制御部22は、移動後の位置か
ら、図5等の機器移動パターンに従った端末移動制御を
開始する。したがって、前述したのと同じ端末移動が、
通常状態よりも下流側に平行移動した状態で行われる。
【0063】一方、作業開始の遅れが発生していなかっ
たとすると、リセット操作時点では、コンベア定位置P
は、作業区間の開始端LSnにまだ達していない。この
場合には、中央制御部22は、端末装置10を開始端L
Snへと移動する。そして、コンベア定位置PのLSn
通過を待ってから端末移動制御を開始する。
【0064】以上のように、本実施形態によれば、作業
者による作業の開始が遅れた場合でも、端末装置は、作
業者の移動と同期して作業者の近傍を移動する。したが
って通常どおりに作業が行われている場合と同様に、端
末装置へのアクセス性を確保することができる。
【0065】ここでも、上述の作業終了遅れに関して説
明したのと同様の効果が得られる。すなわち、作業遅れ
が発生し、作業者に余裕がないときほど、高いアクセス
性が求められる。本発明はこのような要求に応えること
ができ、作業性および生産性の向上に寄与できる。
【0066】ところで、本実施形態では、図13に示す
ようなリセットスイッチ40が設けられていたが、本発
明はこれに限定されない。例えば、作業区間に沿ってコ
ード型のリセットスイッチが掛け渡されてもよい。作業
者がコードを引っ張ると、スイッチ操作信号が出力され
る。また、ラインに沿って複数箇所にボタン型のスイッ
チが設置されてもよい。要するに、リセットスイッチ
は、作業者が任意の位置で操作可能に構成することが好
ましい。
【0067】さらに好適な形態を説明すると、前述の作
業遅れに適応する各種パターンのうちで、図11および
図12のパターンにおいては、所定の終了操作(ボタン
操作等)に反応して端末戻し移動が行われた。この終了
操作を、上記のリセット操作と兼ねてもよい。この場
合、終了操作のためのボタン等を廃止し、リセットスイ
ッチのみを設けることが好適であり、これにより構成も
簡単になる。
【0068】そしてこの形態では、作業者は、一つの車
体Fに対する作業が終了するとリセット操作を行う。特
に作業が遅れている場合は、作業終了時点ですぐにリセ
ット操作を行う。リセット操作に応答して、端末装置
は、現在のコンベア定位置Pと対応する位置へと速やか
に移動され、パターン移動を開始する。作業者も次の車
体Fへと移動して作業を開始する。
【0069】上記のように、この形態では、作業者に対
する端末装置の追従をさらに確実に行うことができる。
作業者は、1サイクルに1度、リセットスイッチの任意
の部分に触れる操作を行うだけでよい。無駄な操作や時
間を増やすことなく追従性を向上でき、作業者にとって
は、作業の遅れを挽回するのが容易になる。
【0070】最後に、本発明の他の実施形態を説明す
る。
【0071】(i)上記の実施形態では、リセット操作が
行われると、現在の車体の位置へと端末装置を移動し
た。これに対し、リセット操作の有無に拘わらず、端末
装置の戻り移動を行うときは、戻り先を現在の車体位置
に設定してもよい。またリセット手段をもたないシステ
ムにおいても、戻り先を現在の車体位置に設定してもよ
い。
【0072】(ii)図6のテーブルでは、経過時間、モー
タ駆動方向及び速度を関連づけられている。これに対
し、同様の結果が得られれば、他のパラメータを定めた
テーブルが用いられてもよいことはもちろんである。
【0073】(iii)端末装置は、情報表示のみを行う装
置でもよく、また情報の入力のみを行う装置でもよい。
表示以外の方法で情報が伝達されてもよく、例えば音声
出力により情報が作業者に伝えられてもよい。
【0074】(iv)上記の実施形態では原則として端末装
置が1つの作業区間の中でのみ移動したが、本発明はこ
れに限定されない。例えば、端末装置は作業区間を少し
越えて隣の作業区間まで進入してもよく、特に作業遅れ
が生じた場合に効果的である。
【0075】(v)上記の実施形態では端末装置がガイド
に吊り下げられてモータにより移動されたが、他の任意
の形式の移動装置が設けられてもよい。
【0076】(vi)上記の実施形態ではコンベア定位置P
が車体Fの先頭とほぼ同位置に設定されていたが、コン
ベア定位置Pは他の位置に設定されてもよい。また、本
実施形態では、通常の作業開始位置が作業区間の開始端
LSnに設定されていたが、これも一例である。作業区
間毎に作業開始位置は異なっており、そして各作業区間
の実際の作業開始位置を、端末の移動開始位置に設定す
ることが好適である。
【0077】(vii)本発明は車両の生産ライン以外の生
産ラインにも適用可能である。また組立ラインに限らず
任意の生産ラインに適用可能である。
【0078】その他、本発明の範囲内で上記の実施形態
を任意に変形可能なことはもちろんである。
【0079】
【発明の効果】本発明によれば、作業者の移動と情報機
器(端末装置)の移動が同期し、すなわち作業者に追従
して情報機器が移動するので、作業者は容易に情報機器
を使用することができる。本発明では各作業区間の事情
にあわせ、各種の機器移動パターンを設定するだけで、
各区間の作業者の多様な動きにあった情報機器の移動が
簡単に実現可能となる。
【0080】また、作業遅れに適応した機器移動パター
ンを設定することにより、作業性のさらなる向上が可能
となる。さらには、作業開始の遅れに合わせて端末移動
開始位置を変更することにより、作業性を向上できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施形態における作業区間用の情報
機器の移動システムを示す図である。
【図2】 図1のシステムに設けられた端末移動制御装
置を示すブロック図である。
【図3】 図1のシステムの動作を示す図である。
【図4】 作業者の標準的な移動パターンを示す図であ
る。
【図5】 図4のパターンに基づいて作られた機器移動
パターンを示す図である。
【図6】 図5の機器移動パターンに対応するモータ制
御パラメータのテーブルを示す図である。
【図7】 機器移動パターンの別の例を示す図である。
【図8】 作業終了の遅れに適応することができる改良
された機器移動パターンを示す図である。
【図9】 図8の第1の変形例を示す図である。
【図10】 図8の第2の変形例を示す図である。
【図11】 図8の第3の変形例を示す図である。
【図12】 図8の第4の変形例を示す図である。
【図13】 作業開始遅れの発生に対応するためのリセ
ットスイッチを設けた生産ラインを示す図である。
【符号の説明】
1 生産ライン、2 コンベア、10 端末装置、12
ホストコンピュータ、14 ガイド、16 モータ、
20 端末移動制御装置、22 中央制御部、24 パ
ラメータインターフェース、26 機器移動パターン記
憶部、28 駆動モータインターフェース、30 LS
インターフェース、32 コンベア信号インターフェー
ス。

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 生産ラインを構成する作業区間の担当の
    作業者が利用するために該作業区間に設置される情報機
    器の移動システムであって、 前記情報機器を前記作業区間にて前記生産ラインに沿っ
    て移動させる移動手段と、 前記移動手段を制御する移動制御手段と、 を含み、 前記移動制御手段は、前記作業区間における作業者の標
    準的な移動パターンに基づき、作業者の移動と同期して
    前記情報機器を移動させることを特徴とする情報機器移
    動システム。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のシステムにおいて、 前記情報機器は、作業に関する情報の入力または出力の
    少なくとも一方を行う端末装置であることを特徴とする
    情報機器移動システム。
  3. 【請求項3】 請求項1または2に記載のシステムにお
    いて、 前記作業者の標準的な移動パターンに応じて定められた
    機器移動パターンを記憶する移動パターン記憶手段を含
    み、 前記移動制御手段は、前記機器移動パターンに従って前
    記移動手段を制御して前記情報機器を移動させることを
    特徴とする情報機器移動システム。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載のシステムにおいて、 前記機器移動パターンは、工程サイクルの開始からの経
    過時間に対する前記情報機器の移動モードを規定してい
    ることを特徴とする情報機器移動システム。
  5. 【請求項5】 請求項3または4に記載のシステムにお
    いて、 前記機器移動パターンは、生産ラインの動く方向に前記
    情報機器を移動させる送り移動モードと、前記情報機器
    を作業開始位置へ移動する戻し移動モードを含むことを
    特徴とする情報機器移動システム。
  6. 【請求項6】 請求項5に記載のシステムにおいて、 前記機器移動パターンは、さらに、生産ラインの動きに
    拘わらず前記情報機器を停止する停止モードを含むこと
    を特徴とする情報機器移動システム。
  7. 【請求項7】 請求項5または6に記載のシステムにお
    いて、 前記機器移動パターンは、さらに、生産ラインの動きと
    反対の方向に前記情報機器を移動させる逆送り移動モー
    ドを含むことを特徴とする情報機器移動システム。
  8. 【請求項8】 請求項3〜7のいずれかに記載のシステ
    ムにおいて、 前記機器移動パターンには、作業者の標準的な作業期間
    が終了した後の残り期間に、生産ラインの動く方向に前
    記情報機器を移動させる残送り移動モードが設定されて
    いることを特徴とする情報機器移動システム。
  9. 【請求項9】 請求項8に記載のシステムにおいて、 前記移動制御手段は、次の作業対象物が前記作業区間に
    到達するタイミングに基づき、前記残送り移動モードを
    終了して前記情報機器を作業開始位置に移動することを
    特徴とする情報機器移動システム。
  10. 【請求項10】 請求項8に記載のシステムにおいて、 前記移動制御手段は、作業者の所定の操作に応答して、
    前記残送りモードを終了して、前記情報機器を作業開始
    位置に移動することを特徴とする情報機器移動システ
    ム。
  11. 【請求項11】 請求項10に記載のシステムにおい
    て、 前記移動制御手段は、前記残送りモードを終了してか
    ら、作業対象物がいる位置へと前記情報機器を移動する
    ことを特徴とする情報機器移動システム。
  12. 【請求項12】 請求項3〜9のいずれかに記載のシス
    テムにおいて、 作業者によって操作されるリセット手段を含み、 前記移動制御手段は、前記リセット手段が操作されたと
    きに作業対象物がいる位置から、前記機器移動パターン
    に従った前記情報機器の次の移動を開始させることを特
    徴とする情報機器移動システム。
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