JP2001127366A - 固体レーザ装置の出力制御方法、固体レーザ用電源装置及び固体レーザ装置 - Google Patents
固体レーザ装置の出力制御方法、固体レーザ用電源装置及び固体レーザ装置Info
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 パルス幅が500μs以内の領域でも、1パ
ルス波形の内部を任意の形状に制御する機能を実現する
技術を提供すること。 【解決手段】 半導体レーザ4への印加電圧又は注入電
流又は投入電力の少なくともいずれかを1μsから10
0μsの時間分解能で変調制御することで、固体レーザ
の出力波形の形状を制御する。
ルス波形の内部を任意の形状に制御する機能を実現する
技術を提供すること。 【解決手段】 半導体レーザ4への印加電圧又は注入電
流又は投入電力の少なくともいずれかを1μsから10
0μsの時間分解能で変調制御することで、固体レーザ
の出力波形の形状を制御する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体レーザで励
起する固体レーザ装置のレーザパルス波形を任意の形状
に制御することが可能な、固体レーザ装置の出力制御技
術、固体レーザ用電源及びそれを用いた固体レーザ装置
に関する。
起する固体レーザ装置のレーザパルス波形を任意の形状
に制御することが可能な、固体レーザ装置の出力制御技
術、固体レーザ用電源及びそれを用いた固体レーザ装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】通常、固体レーザ装置で出力するパルス
波形を任意に制御するためには、Qスイッチ動作により
光学的にパルスを形成して出力する方法と、電源制御に
よってパルスを形成して出力する方法が用いられてい
る。
波形を任意に制御するためには、Qスイッチ動作により
光学的にパルスを形成して出力する方法と、電源制御に
よってパルスを形成して出力する方法が用いられてい
る。
【0003】Qスイッチ動作では、光共振器内に高速シ
ャッタを設置して、その動作により光学的にパルスを形
成している。すなわち、高速シヤッタを開けると、励起
媒質内部に蓄積されたエネルギを消費して、レーザ発振
器が発振を開始しする。レーザ発振器が蓄積されたエネ
ルギを完全に消費した段階で発振を停止する。つまり、
この発振している期間が出力するパルス幅に相当する。
通常、このパルス幅はnsオーダーで、そのパルス形状
はシングルピーク状となる。また、このQスイッチ動作
は自励発振であるため、1パルス内を任意の形状に制御
することは困難である。
ャッタを設置して、その動作により光学的にパルスを形
成している。すなわち、高速シヤッタを開けると、励起
媒質内部に蓄積されたエネルギを消費して、レーザ発振
器が発振を開始しする。レーザ発振器が蓄積されたエネ
ルギを完全に消費した段階で発振を停止する。つまり、
この発振している期間が出力するパルス幅に相当する。
通常、このパルス幅はnsオーダーで、そのパルス形状
はシングルピーク状となる。また、このQスイッチ動作
は自励発振であるため、1パルス内を任意の形状に制御
することは困難である。
【0004】一方、電源制御では、励起源であるフラッ
シュランプへの電気的な投入エネルギを制御してパルス
を励起している。この場合、電気的な制御なので、パル
ス幅がある程度の値以上の場合であれば、パルス幅やパ
ルス形状の制御も比較的容易に行うことができる。例え
ば、パルス幅が1〜20ms程度の領域においては、1
パルス内を任意の形状に制御して加工点への入熱をコン
トロールする技術等が特開平4−42979号公報に開
示されている。
シュランプへの電気的な投入エネルギを制御してパルス
を励起している。この場合、電気的な制御なので、パル
ス幅がある程度の値以上の場合であれば、パルス幅やパ
ルス形状の制御も比較的容易に行うことができる。例え
ば、パルス幅が1〜20ms程度の領域においては、1
パルス内を任意の形状に制御して加工点への入熱をコン
トロールする技術等が特開平4−42979号公報に開
示されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、近年、
電子部品の小型化が進み、極めて薄い材料をレーザで加
工する事例(例えば、板厚が0.1mm以内のAl板の
溶接やプラスチック部品の溶着)が増えてきている。そ
れらに適応するためには、パルス幅が10μs〜500
μs程度を用いて、かつ、1パルス内を任意の形状に制
御したいという要望が高まっている。これについては、
上記した従来の固体レーザの制御方法ではいずれも対応
することは困難である。
電子部品の小型化が進み、極めて薄い材料をレーザで加
工する事例(例えば、板厚が0.1mm以内のAl板の
溶接やプラスチック部品の溶着)が増えてきている。そ
れらに適応するためには、パルス幅が10μs〜500
μs程度を用いて、かつ、1パルス内を任意の形状に制
御したいという要望が高まっている。これについては、
上記した従来の固体レーザの制御方法ではいずれも対応
することは困難である。
【0006】すなわち、Qスイッチ動作では、その原理
が、レーザ物質がポンピングされている間に、光共振器
の損失を大きくしておいて発振を抑えると、極めて大き
な反転分布が達成され、それを急激に光共振器の損失を
小さくして、発振に有利なようにQを大きな値に導くこ
とにより、蓄えられたエネルギが数nsから数十nsの
間で爆発的に放出する自励発振であるため、1パルス内
を任意の形状に制御することはレーザ光の1パルス内を
10μsから500μsで任意の形状に制御することは
困難である。
が、レーザ物質がポンピングされている間に、光共振器
の損失を大きくしておいて発振を抑えると、極めて大き
な反転分布が達成され、それを急激に光共振器の損失を
小さくして、発振に有利なようにQを大きな値に導くこ
とにより、蓄えられたエネルギが数nsから数十nsの
間で爆発的に放出する自励発振であるため、1パルス内
を任意の形状に制御することはレーザ光の1パルス内を
10μsから500μsで任意の形状に制御することは
困難である。
【0007】また、フラッシュランプを用いた場合は、
以下の理由で困難である。
以下の理由で困難である。
【0008】第1にフラッシュランプの立ち上がり応答
性能が100μs〜500μsが必要であるため、パル
ス幅が10μs〜500μsの領域では、1パルス波形
を任意の形状に制御することが、極めて難しい。
性能が100μs〜500μsが必要であるため、パル
ス幅が10μs〜500μsの領域では、1パルス波形
を任意の形状に制御することが、極めて難しい。
【0009】第2にフラッシュランプのパルス立ち上が
り特性は、個体差が大きく、また、経時変化を起こしや
すい。例えば、パルス波形の先頭の100μsの部分に
急峻なピーク値を持つ任意波形を設定した場合、このピ
ーク値はフラッシュランプの個体差や経時変化の影響を
常に受け易く、それにより、それを用いた加工にも大き
な影響を及ぼす。
り特性は、個体差が大きく、また、経時変化を起こしや
すい。例えば、パルス波形の先頭の100μsの部分に
急峻なピーク値を持つ任意波形を設定した場合、このピ
ーク値はフラッシュランプの個体差や経時変化の影響を
常に受け易く、それにより、それを用いた加工にも大き
な影響を及ぼす。
【0010】このように、パルス幅が500μs以内の
領域で、1パルス波形の内部を任意の形状に制御しよう
としても、フラッシュランプの特性の問題から、これを
実現することは極めて困難であった。
領域で、1パルス波形の内部を任意の形状に制御しよう
としても、フラッシュランプの特性の問題から、これを
実現することは極めて困難であった。
【0011】本発明はこれらの事情に基づいてなされた
もので、パルス幅が500μs以内の領域でも、1パル
ス波形の内部を任意の形状に制御する機能を実現する技
術を提供することを目的としている。
もので、パルス幅が500μs以内の領域でも、1パル
ス波形の内部を任意の形状に制御する機能を実現する技
術を提供することを目的としている。
【0012】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明による手
段によれば、励起光源に半導体レーザを用いた固体レー
ザ装置の出力制御方法において、前記半導体レーザへの
印加電圧又は注入電流又は投入電力の少なくともいずれ
かを1μsから100μsの時間分解能で変調制御する
ことで、前記固体レーザの出力波形の形状を制御するこ
とを特徴とする固体レーザ装置の出力制御方法である。
段によれば、励起光源に半導体レーザを用いた固体レー
ザ装置の出力制御方法において、前記半導体レーザへの
印加電圧又は注入電流又は投入電力の少なくともいずれ
かを1μsから100μsの時間分解能で変調制御する
ことで、前記固体レーザの出力波形の形状を制御するこ
とを特徴とする固体レーザ装置の出力制御方法である。
【0013】また請求項2の発明による手段によれば、
励起光源に半導体レーザを用いた固体レーザに用いる電
源装置において、前記半導体レーザの印加電圧又は注入
電流又は投入電力を1μsから100μsの時間分解能
で変調制御することによって、前記固体レーザの出力波
形を制御することを特徴とした固体レーザ用電源装置で
ある。
励起光源に半導体レーザを用いた固体レーザに用いる電
源装置において、前記半導体レーザの印加電圧又は注入
電流又は投入電力を1μsから100μsの時間分解能
で変調制御することによって、前記固体レーザの出力波
形を制御することを特徴とした固体レーザ用電源装置で
ある。
【0014】また請求項3の発明による手段によれば、
上記の固体レーザ用電源は、電源回路にスイッチング方
式を用いていることを特徴とする固体レーザ用電源装置
である。
上記の固体レーザ用電源は、電源回路にスイッチング方
式を用いていることを特徴とする固体レーザ用電源装置
である。
【0015】また請求項4の発明による手段によれば、
上記の固体レーザ用電源装置と、半導体レーザを用いた
励起光源と、レーザ光が励起される固体レーザ媒質と、
励起されたレーザ光を共振させる一対のミラーとを有す
ることを特徴とする固体レーザ装置である。
上記の固体レーザ用電源装置と、半導体レーザを用いた
励起光源と、レーザ光が励起される固体レーザ媒質と、
励起されたレーザ光を共振させる一対のミラーとを有す
ることを特徴とする固体レーザ装置である。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の固体レーザ装置の
実施の形態の一例について図面を参照して説明する。
実施の形態の一例について図面を参照して説明する。
【0017】図1は、本発明の固体レーザ装置の構成を
示す模式図である。固体レーザ媒質であるYAGロッド
を用いたレーザ媒質1の光軸上の両端部側には、光共振
器を構成する反射鏡2と出力鏡3が設けられている。ま
た、レーザ媒質1の光軸に平行に励起用の半導体レーザ
アレイ4が冷却用のヒートシンク5と一体化され設けら
れている。この半導体レーザアレイ4は波形制御機能付
電源6に接続されて、それにより制御されている。
示す模式図である。固体レーザ媒質であるYAGロッド
を用いたレーザ媒質1の光軸上の両端部側には、光共振
器を構成する反射鏡2と出力鏡3が設けられている。ま
た、レーザ媒質1の光軸に平行に励起用の半導体レーザ
アレイ4が冷却用のヒートシンク5と一体化され設けら
れている。この半導体レーザアレイ4は波形制御機能付
電源6に接続されて、それにより制御されている。
【0018】波形制御機能付電源6は図2に回路構成図
を示すように、4回路が並列に接続した代表的なスイッ
チング回路の一種であるディザ回路(例えば、特開平8
−317655号公報に示されている)を用いた制御方
式を用いている。ディザ回路は、直流電圧源7に出力側
に向かって直列に、スイッチング素子8a…8dと、こ
のスイッチング素子8a…8dからの電流を平滑化する
出力インダクタンス9a…9dとを接続し、スイッチン
グ素子8a…8dと出力インダクタンス9a…9dとの
間にフライホイールダイオード10a…10dを接続し
て、制御回路11でスイッチング素子8a…8dを制御
するものである。なお、本実施の形態では4つの回路を
並列に設けている。
を示すように、4回路が並列に接続した代表的なスイッ
チング回路の一種であるディザ回路(例えば、特開平8
−317655号公報に示されている)を用いた制御方
式を用いている。ディザ回路は、直流電圧源7に出力側
に向かって直列に、スイッチング素子8a…8dと、こ
のスイッチング素子8a…8dからの電流を平滑化する
出力インダクタンス9a…9dとを接続し、スイッチン
グ素子8a…8dと出力インダクタンス9a…9dとの
間にフライホイールダイオード10a…10dを接続し
て、制御回路11でスイッチング素子8a…8dを制御
するものである。なお、本実施の形態では4つの回路を
並列に設けている。
【0019】また、波形制御機能付電源6には、図1で
示した半導体レーザアレイ4への印加電圧又は注入電流
又は投入電力を、それぞれモニタするモニタ部(不図
示)も設けられている。
示した半導体レーザアレイ4への印加電圧又は注入電流
又は投入電力を、それぞれモニタするモニタ部(不図
示)も設けられている。
【0020】したがって、各スイッチング素子8a…8
dがON状態になると、直流電圧源7から出力インダク
タンス9a…9dを介して出力は半導体レーザアレイ4
に供給される。また、各スイッチング素子8a…8dが
OFF状態になると出力インダクタンス9a…9dの出
力がフライホイールダイオード10a…10dを介して
還流し、半導体レーザアレイ4に平滑化した直流電流が
供給される構成のスイッチング方式の一種であるディサ
方式の電源を形成している。
dがON状態になると、直流電圧源7から出力インダク
タンス9a…9dを介して出力は半導体レーザアレイ4
に供給される。また、各スイッチング素子8a…8dが
OFF状態になると出力インダクタンス9a…9dの出
力がフライホイールダイオード10a…10dを介して
還流し、半導体レーザアレイ4に平滑化した直流電流が
供給される構成のスイッチング方式の一種であるディサ
方式の電源を形成している。
【0021】なお、ディザ回路から出力されるディザ信
号Da〜Ddは、図3に示すように波形制御機能付電源
6に設けられている発振回路(不図示)から出力される
クロックパルスの周期に同期して漸減する鋸歯状波信号
Da〜Ddである。したがって、電源出力を時間関数波
形としてあらかじめ設定し、半導体レーザへの印加電圧
又は注入電流又は投入電力の何れを選択して用いるにし
ても、選択されて用いられたものに対して、波形制御機
能付電源6に設けられているモニタ部(不図示)でモニ
タして、電源出力をあらかじめ設定した波形に収束させ
ることで変調出力を得ることができる。
号Da〜Ddは、図3に示すように波形制御機能付電源
6に設けられている発振回路(不図示)から出力される
クロックパルスの周期に同期して漸減する鋸歯状波信号
Da〜Ddである。したがって、電源出力を時間関数波
形としてあらかじめ設定し、半導体レーザへの印加電圧
又は注入電流又は投入電力の何れを選択して用いるにし
ても、選択されて用いられたものに対して、波形制御機
能付電源6に設けられているモニタ部(不図示)でモニ
タして、電源出力をあらかじめ設定した波形に収束させ
ることで変調出力を得ることができる。
【0022】また、4つの各ディザ回路から出力された
鋸歯状波信号Da〜Ddを合成した信号DA〜DDは、
図4に示すように、それぞれの鋸歯状波信号が少しずつ
時間的にずれて合成されるので、細かい制御の可能な平
滑度の高い信号になる。もちろん、ディザ回路の数を増
せば、より平滑度が増してより細かい制御が可能にな
る。
鋸歯状波信号Da〜Ddを合成した信号DA〜DDは、
図4に示すように、それぞれの鋸歯状波信号が少しずつ
時間的にずれて合成されるので、細かい制御の可能な平
滑度の高い信号になる。もちろん、ディザ回路の数を増
せば、より平滑度が増してより細かい制御が可能にな
る。
【0023】このように、QCW仕様(準CW仕様、q
uasi−CWとも称されている)の半導体レーザ励起
の固体レーザに対して、ディザ回路を用いて、出力する
1パルス内の波形を設定値に合わせて細かく制御する技
術が本発明の特徴である。
uasi−CWとも称されている)の半導体レーザ励起
の固体レーザに対して、ディザ回路を用いて、出力する
1パルス内の波形を設定値に合わせて細かく制御する技
術が本発明の特徴である。
【0024】従来、QCW仕様の半導体レーザ励起の固
体レーザでは、矩形波動作が推奨されており、従って、
半導体レーザへの電力供給は安定化電源を用いた矩形波
動作に限定されていた。
体レーザでは、矩形波動作が推奨されており、従って、
半導体レーザへの電力供給は安定化電源を用いた矩形波
動作に限定されていた。
【0025】そのため、半導体レーザ励起の固体レーザ
で、従来から用いられていた矩形波パルス出力か、Qス
イッチを使用したシングルピーク出力に限定されていた
ものと比較すると、本発明の技術での制御の精密度が大
幅に向上し、1パルス内での波形の制御を行うことがで
きるようになっている。
で、従来から用いられていた矩形波パルス出力か、Qス
イッチを使用したシングルピーク出力に限定されていた
ものと比較すると、本発明の技術での制御の精密度が大
幅に向上し、1パルス内での波形の制御を行うことがで
きるようになっている。
【0026】すなわち、上述の実施の形態では半導体レ
ーザの電源にディザ回路を用いた電流変調可能なスイッ
チング電源を使用して、ディザ制御方式による4つの回
路を並列に用いた結果、スイッチング周波数75kHz
×4回路で100Aでの応答時間が10μsを実現でき
た。
ーザの電源にディザ回路を用いた電流変調可能なスイッ
チング電源を使用して、ディザ制御方式による4つの回
路を並列に用いた結果、スイッチング周波数75kHz
×4回路で100Aでの応答時間が10μsを実現でき
た。
【0027】図5(a)〜(f)は本発明の半導体レー
ザによる励起での波形制御と、従来のランプ励起での波
形制御との比較を示す説明図である。
ザによる励起での波形制御と、従来のランプ励起での波
形制御との比較を示す説明図である。
【0028】すなわち設定波形は、(a)に示す本発明
の場合も、(d)に示す従来の場合も同じで、パルス幅
が100μs以内を20μsずつの階段状の5段階に設
定している。
の場合も、(d)に示す従来の場合も同じで、パルス幅
が100μs以内を20μsずつの階段状の5段階に設
定している。
【0029】これに関しての電流波形は、(b)に示す
本発明の場合は、階段状に対応して、変形した5段階と
なっているが、(e)に示す従来の場合はパルス幅が1
00μsでは全く対応できず、一つの曲線を示している
に過ぎない。また、レーザ波形も同様に、(c)に示す
本発明の場合は、階段状に対応して変形した5段階とな
っているが、(f)に示す従来の場合はパルス幅が10
0μsでは全く対応できず、設定波形とは何の相関性も
見出すことができない。つまり、単なる一つの曲線を示
しているに過ぎない。
本発明の場合は、階段状に対応して、変形した5段階と
なっているが、(e)に示す従来の場合はパルス幅が1
00μsでは全く対応できず、一つの曲線を示している
に過ぎない。また、レーザ波形も同様に、(c)に示す
本発明の場合は、階段状に対応して変形した5段階とな
っているが、(f)に示す従来の場合はパルス幅が10
0μsでは全く対応できず、設定波形とは何の相関性も
見出すことができない。つまり、単なる一つの曲線を示
しているに過ぎない。
【0030】つまり、従来のフラシュランプ励起では応
答時間が短くても100μsなのでレーザパルス波形
は、20μsに設定された値に適応できず、設定波形か
ら大きくかけ離れた波形形状になる。一方、本発明の場
合は、応答時間が10μsなので、20μsに設定され
た値に十分に適応できるため、レーザパルス波形の設定
と近似した形状を得ることができる。
答時間が短くても100μsなのでレーザパルス波形
は、20μsに設定された値に適応できず、設定波形か
ら大きくかけ離れた波形形状になる。一方、本発明の場
合は、応答時間が10μsなので、20μsに設定され
た値に十分に適応できるため、レーザパルス波形の設定
と近似した形状を得ることができる。
【0031】このように、本発明によれば、パルス幅5
00μs以内の領域でも、1パルス内における波形を任
意の形状に制御することを実現できる。
00μs以内の領域でも、1パルス内における波形を任
意の形状に制御することを実現できる。
【0032】以上に述べたように本発明では、固体レー
ザ装置の励起光源に半導体レーザを使用し、この半導体
レーザへの印加電圧又は注入電流又は投入電力の何れか
を用いた際に、その用いた何れかを高い時間分解能で波
形制御する。励起光源として用いた半導体レーザはフラ
ッシユランプに比べて応答速度が極めて速く、1μs程
度での応答時間が期待できる。したがって、この半導体
レーザの高速応答性を利用して、固体レーザの出力を1
μs〜100μsの高い時間分解能で任意のレーザパル
ス形状に制御することができる。その結果、パルス幅5
00μs以内のレーザパルスでも、1パルス波形を高精
度かつ任意の形状に制御することが可能となった。
ザ装置の励起光源に半導体レーザを使用し、この半導体
レーザへの印加電圧又は注入電流又は投入電力の何れか
を用いた際に、その用いた何れかを高い時間分解能で波
形制御する。励起光源として用いた半導体レーザはフラ
ッシユランプに比べて応答速度が極めて速く、1μs程
度での応答時間が期待できる。したがって、この半導体
レーザの高速応答性を利用して、固体レーザの出力を1
μs〜100μsの高い時間分解能で任意のレーザパル
ス形状に制御することができる。その結果、パルス幅5
00μs以内のレーザパルスでも、1パルス波形を高精
度かつ任意の形状に制御することが可能となった。
【0033】なお、上述の実施の形態では、ディサ回路
によるスイッチング方式の電源回路を用いたが、それに
換えてドロッパ方式を用いてもよい。
によるスイッチング方式の電源回路を用いたが、それに
換えてドロッパ方式を用いてもよい。
【0034】
【発明の効果】本発明によれば、固体レーザ装置におい
て、励起光源に半導体レーザを使用し、この半導体レー
ザへの印加電圧又は注入電流又は投入電力の何れかを1
〜100μsの時間分解能で制御することで、固体レー
ザの1パルスでのレーザパルス波形を高い時間分解能で
任意の形状に制御することができる。
て、励起光源に半導体レーザを使用し、この半導体レー
ザへの印加電圧又は注入電流又は投入電力の何れかを1
〜100μsの時間分解能で制御することで、固体レー
ザの1パルスでのレーザパルス波形を高い時間分解能で
任意の形状に制御することができる。
【図1】本発明の固体レーザ装置の構成を示す模式図。
【図2】波形制御機能付電源の回路構成図。
【図3】ディザ信号の波形説明図。
【図4】ディザ信号の合成波形説明図。
【図5】(a)から(f)は、本発明のLD励起波形制
御と従来のランプ波形制御との比較説明図。
御と従来のランプ波形制御との比較説明図。
1…レーザ媒質、4…半導体レーザアレイ、6…波形制
御機能付電源、8a…8d…スイッチング素子、9a…
9d…出力インダクタンス、10a…10d…フライホ
イールダイオード
御機能付電源、8a…8d…スイッチング素子、9a…
9d…出力インダクタンス、10a…10d…フライホ
イールダイオード
Claims (4)
- 【請求項1】 励起光源に半導体レーザを用いた固体レ
ーザ装置の出力制御方法において、 前記半導体レーザへの印加電圧又は注入電流又は投入電
力の少なくともいずれかを1μsから100μsの時間
分解能で変調制御することで、前記固体レーザの出力波
形の形状を制御することを特徴とする固体レーザ装置の
出力制御方法。 - 【請求項2】 励起光源に半導体レーザを用いた固体レ
ーザに用いる電源装置において、 前記半導体レーザの印加電圧又は注入電流又は投入電力
を1μsから100μsの時間分解能で変調制御するこ
とによって、前記固体レーザの出力波形を制御すること
を特徴とした固体レーザ用電源装置。 - 【請求項3】 請求項2に記載した固体レーザ用電源
は、電源回路にスイッチング方式を用いていることを特
徴とする固体レーザ用電源装置。 - 【請求項4】 請求項2又は請求項3に記載された固体
レーザ用電源装置と、半導体レーザを用いた励起光源
と、レーザ光が励起される固体レーザ媒質と、励起され
たレーザ光を共振させる一対のミラーとを有することを
特徴とする固体レーザ装置。
Priority Applications (3)
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|---|---|---|---|
| JP30212799A JP2001127366A (ja) | 1999-10-25 | 1999-10-25 | 固体レーザ装置の出力制御方法、固体レーザ用電源装置及び固体レーザ装置 |
| US09/694,351 US6449297B1 (en) | 1999-10-25 | 2000-10-24 | Power supply unit for solid-state laser, solid state laser, and laser beam generator |
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|---|---|---|---|
| JP30212799A JP2001127366A (ja) | 1999-10-25 | 1999-10-25 | 固体レーザ装置の出力制御方法、固体レーザ用電源装置及び固体レーザ装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2001127366A true JP2001127366A (ja) | 2001-05-11 |
Family
ID=17905255
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP30212799A Pending JP2001127366A (ja) | 1999-10-25 | 1999-10-25 | 固体レーザ装置の出力制御方法、固体レーザ用電源装置及び固体レーザ装置 |
Country Status (3)
| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US6449297B1 (ja) |
| JP (1) | JP2001127366A (ja) |
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| JP2013074019A (ja) * | 2011-09-27 | 2013-04-22 | Sumitomo Heavy Ind Ltd | レーザアニール装置及びレーザアニール方法 |
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1999
- 1999-10-25 JP JP30212799A patent/JP2001127366A/ja active Pending
-
2000
- 2000-10-24 US US09/694,351 patent/US6449297B1/en not_active Expired - Fee Related
- 2000-10-25 DE DE10052899A patent/DE10052899A1/de not_active Ceased
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