JP2001128385A - 電動車両用電源システム - Google Patents

電動車両用電源システム

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JP2001128385A
JP2001128385A JP30292899A JP30292899A JP2001128385A JP 2001128385 A JP2001128385 A JP 2001128385A JP 30292899 A JP30292899 A JP 30292899A JP 30292899 A JP30292899 A JP 30292899A JP 2001128385 A JP2001128385 A JP 2001128385A
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Japan
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battery
charging
capacity
discharge
charge
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JP30292899A
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Jiyunji Terada
潤史 寺田
Toshiaki Yamada
稔明 山田
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Yamaha Motor Co Ltd
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Yamaha Motor Co Ltd
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    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
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    • Y02T10/70Energy storage systems for electromobility, e.g. batteries

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  • Charge And Discharge Circuits For Batteries Or The Like (AREA)
  • Tests Of Electric Status Of Batteries (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 劣化が進行している電池であっても所定の充
電容量を確保できる電動車両用電源システムを提供す
る。 【解決手段】 充電式電池107と、該電池を充電する
充電手段112と、該電池の残存容量を含む電池状態を
管理する電池管理装置105とを備えた電動車両用電源
システム21において、上記電池管理装置105は、電
池状態に基づいて充電停止条件を変更する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば電動自転
車,電動車椅子,電動スクータ等にエネルギ源として使
用されるNi−Cd,Ni−MH等の充電式二次電池の
充電容量を確保できるようにした電動車両用電源システ
ムに関する。
【0002】
【従来の技術】二次電池を充電する場合、電池の新旧や
劣化状態に関係無く予め充電停止条件を固定値として設
定しておき、充電中にその設定値に電池が達した時に充
電を停止するのが従来の一般的な充電制御である。上記
充電停止条件には、dT/dt,−ΔV,Tco,トー
タルタイマ値,温度上昇絶対値等がある。なお、上記d
T/dtは充電時間に対する電池温度の変化率(温度上
昇率)を、−ΔVは電池の最大電圧からの降下電圧を、
Tcoは電池の充電停止温度をそれぞれ示しており、こ
れらの値が充電停止条件として設定された値に達したと
きに充電停止が行われる。
【0003】ニッケル水素電池においては、寿命性能を
確保するために充電深度が浅い状態で充電を停止する必
要があるため、充電停止条件としては温度上昇率(dT
/dt)が選択されるのが一般的である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところでニッケル水素
電池のように充電が発熱反応の場合、電池が新品状態の
場合は問題とならないが、電池が劣化し内部抵抗が上昇
してしまうと充電深度に関係無く温度上昇率が大きくな
る。そのため電池が劣化してくると電池が十分に充電さ
れる前に温度上昇率が充電停止条件として設定された充
電停止温度上昇率に達し、充電が停止してしまう。この
充電の早期停止を避けるためには充電停止温度上昇率を
大きく設定すれば良いのであるが、このようにすると新
品電池に対しては過充電になってしまい電池の寿命に悪
影響を及ぼしてしまう。
【0005】本発明は、上記従来の状況に鑑みてなされ
たもので、劣化が進行している電池であっても所定の充
電容量を確保できる電動車両用電源システムを提供する
ことを課題としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、充電
式電池と、該電池を充電する充電手段と、該電池の残存
容量を含む電池状態を管理する電池管理装置とを備えた
電動車両用電源システムにおいて、上記電池管理装置
は、電池状態に基づいて充電停止条件を変更することを
特徴としている。
【0007】請求項2の発明は、請求項1において、上
記電池管理装置は、電池の実力容量の変化により充電停
止条件を変更することを特徴としている。
【0008】請求項3の発明は、請求項2において、上
記電池管理装置は、上記実力容量の初期容量に対する割
合が小なるほど充電深度が深くなるよう充電停止条件を
変更することを特徴としている。
【0009】請求項4の発明は、請求項2又は3におい
て、上記電池管理装置は、車両走行により電池電圧が予
め設定された実力容量判定電圧値に達するまでに放電し
た走行時放電容量、又はリフレッシュ放電時に電池電圧
が設定電圧値に達するまでに放電したリフレッシュ時放
電容量、あるいは上記走行時放電容量と上記リフレッシ
ュ時放電容量との合計を上記実力容量とし、該実力容量
に基づいて充電停止条件を変更することを特徴としてい
る。
【0010】請求項5の発明は、請求項1において、上
記電池管理装置は、電池の電流I−電圧V特性曲線によ
り求めた電池劣化度が大なる場合の充電停止条件を電池
劣化度が小なる場合の充電停止条件より充電深度が深く
なるように変更することを特徴としている。
【0011】請求項6の発明は、請求項2ないし5の何
れかにおいて、充電停止条件を変更した後の実力容量又
は電池劣化度が所定の閾値以上に回復した時に充電停止
条件を元に戻すことを特徴としている。
【0012】請求項7の発明は、請求項6において、充
電停止条件を元に戻した後に再度実力容量又は電池劣化
度が所定の閾値を下回った場合には充電停止条件を再度
変更し、かつ該変更した充電停止条件に固定することを
特徴としている。
【0013】請求項8の発明は、請求項1において、上
記電池管理装置は、電池履歴(充電回数,放電回数,充
放電サイクル回数等)により求めた電池劣化度が大なる
場合の充電停止条件を電池劣化度が小なる場合の充電停
止条件より充電深度が深くなるように変更することを特
徴としている。
【0014】ここで本発明において、電池状態とは、主
として電池劣化度を意味し、この電池劣化度について
は、例えば実力容量(リフレッシュ出し切り実力放電容
量,走行出し切り実力容量)が小さいほど劣化度が進行
していると判断され、また電池の電流I−電圧V特性が
電池残容量別に電池温度毎に設定された閾値より小の場
合に劣化度が進行していると判断され、さらに電池履歴
における充電回数,放電回数,充放電サイクル数が多い
ほど劣化度が進行していると判断される。
【0015】なお、上記「リフレッシュ出し切り実力容
量」とは、走行時、放電停止電圧に低下するまで十分電
池を放電させない(出し切らない)まま走行を終了し、
続くリフレッシュ放電で所定の電圧値まで放電させた
(出し切った)時のトータルの放電容量を意味する。従
って「出し切り」とは必ずしも完全に出し切ることに限
定されない。また上記「走行時出し切り実力容量」とは
走行により電池電圧が予め設定された実力容量判定電圧
値に達するまでに放電した走行時放電容量を意味する。
【0016】また本発明における充電停止条件とは、主
として充電停止温度上昇率を意味し、さらにまた充電停
止条件を充電深度が深くなるように設定するとは、例え
ば充電停止温度上昇率を大きく設定するとの意味であ
る。
【0017】
【発明の作用効果】請求項1の発明によれば、電池状態
に基づいて、例えば請求項2の発明のように実力容量の
変化により、充電停止条件を変更するようにしたので、
電池状態が変化しても所要の充電容量を確保できる。具
体的には請求項3の発明のように、上記実力容量の初期
容量に対する割合が小なるほど充電深度が深くなるよう
充電停止条件を変更したので、実力容量が小、即ち劣化
が進行した長時間使用電池の場合、充電停止温度上昇率
が大きく設定され、所要の充電容量を確保できる。また
実力容量が大、即ち劣化の進行していない新品電池の場
合、充電停止温度上昇率が小さく設定され、過充電とな
るのを防止できる。
【0018】また請求項4の発明によれば、上記実力容
量を、走行時放電容量、又はリフレッシュ時放電容量、
あるいは上記走行時放電容量とリフレッシュ時放電容量
との合計としたので、該実力容量に基づいて充電停止条
件を変更することにより、電池の劣化度に応じた充電深
度を得ることが可能となり、劣化の進行した電池の場合
でも、所要の充電容量を確保でき、劣化の進行していな
い電池の過充電を防止できる。
【0019】請求項5の発明によれば電池のI−V特性
曲線により求めた電池劣化度が、また請求項8の発明に
よれば電池履歴により求めた電池劣化度が大なる場合の
充電停止条件を電池劣化度が小なる場合の充電停止条件
より充電深度が深くなるように変更したので、劣化度の
進んだ電池であっても所要の充電容量を確保できる。
【0020】請求項6の発明によれば、充電停止条件を
変更した後の実力容量又は電池劣化度が所定の閾値以上
に回復した時に充電停止条件を元に戻すようにしたの
で、充電停止条件の変更により過充電となってしまうお
それのある電池については元の充電停止条件に戻すこと
ができ、過充電を回避できる。
【0021】請求項7の発明によれば、充電停止条件を
元に戻した後に再度実力容量又は電池劣化度が所定の閾
値を下回った場合には充電停止条件を再度変更し、かつ
固定したので、実力容量等が閾値近傍にある場合のハン
チングを防止して充電条件を安定化でき、また誤検出に
よる変動を防止できる。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を添付図
面に基づいて説明する。図1ないし図16は、本発明の
一実施形態による電動補助自転車用電源システムを説明
するための図であり、図1は上記電源システムのうち充
電装置を非車載とし、着脱式電池ケースを車載した電動
車両としての電動補助自転車の側面図、図2は上記電源
システムのブロック構成図、図3〜図5は上記電源シス
テムの電池管理装置と充電装置との間で送受信される信
号データを説明するための図、図6〜図12は電池管理
装置,充電装置の動作を説明するためのフローチャート
図、図13,図14は充電停止条件を説明するための特
性図である。また図15,図16は他の充電停止条件を
求める方法を示す図である。
【0023】図において、1は本実施形態電源システム
のうち充電装置112を非車載とし、着脱式電池ケース
100を車載した電動車両としての電動補助自転車であ
り、これの車体フレーム2はヘッドパイプ3と、該ヘッ
ドパイプ3から車体後方斜め下方に延びるダウンチュー
ブ4と、該ダウンチューブ4の後端から上方に略起立し
て延びるシートチューブ5と、上記ダウンチューブ4の
後端から後方に略水平に延びる左, 右一対のチェーンス
テー6と、該両チェーンステー6の後端部と上記シート
チューブ5の上端部とを結合する左, 右一対のシートス
テー7と、上記ヘッドパイプ3とシートチューブ5とを
接続するトップチューブ11とを備えている。
【0024】上記ヘッドパイプ3にはフロントフォーク
8が左右に回動可能に枢支されている。該フロントフォ
ーク8の下端には前輪9が軸支されており、上端には操
向ハンドル10が固着されている。また上記シートチュ
ーブ5の上端にはサドル12が装着されている。さらに
上記チェーンステー6の後端には後輪(車輪)13が軸
支されている。
【0025】なお、図示していないが、上記操向ハンド
ル10の中央には速度メータ等を備えた計器パネル(不
図示)が設けられており、このパネル部分に、リフレッ
シュ放電が必要と判断された時にその旨が表示される表
示装置を設けても良い。
【0026】上記車体フレーム2の下端部には、クラン
ク軸16の両端突出部に取り付けられたクランクアーム
16aを介してペダル16bに入力されたペダル踏力
(人力)と、内蔵する電動モータ17からの人力の大き
さに比例した補助動力との合力を出力するパワーユニッ
ト15が搭載されている。即ち、ペダル踏力の大きさが
モータ駆動指令28となる。このパワーユニット15か
らの出力はチェーン30を介して上記後輪13に伝達さ
れる。
【0027】なお、本実施形態自転車1は外部からモー
タ駆動指令28を入力するための自走レバー14をも備
えており、該自走レバー14を操作することにより、ペ
ダル16bに入力することなく電動モータ17からの動
力のみで走行することも可能となっている。
【0028】また上記電動モータ17等の電源となる電
池ケース100は、上記シートチューブ5の後面に沿う
ようにかつ左,右のシートステー7,7に挟まれるよう
に車体に対して着脱自在に配設されている。上記電池ケ
ース100は、多数の単電池101を直列に接続してな
る電池(充電式電池)102を収納しており、また上記
電池102の温度を検出する温度センサ103と、該電
池102の電流値を測定する電流計104とを備えてい
る。さらにまた、上記電池ケース100は、上記電池1
02の管理等を行なう電池管理装置105を備えてい
る。
【0029】また、上記電池ケース100は、車載時に
はコネクタ107, 108によりモータ駆動回路22と
装着と同時に自動接続され、コネクタ110, 111に
より上記電動補助自転車1の走行制御を行なう走行制御
部109と通信I/F120a,120bを介して自動
接続される。
【0030】一方、上記電池ケース100は、充電時に
は、車体から取り外された状態で、あるいは車載状態の
ままでコネクタ113,114により非車載で全く独立
に構成された充電装置112の出力側と接続され、また
コネクタ115, 116により上記充電装置112の通
信I/F127,120cを介して接続される。ここで
図1において、100aは電池ケース100に設けられ
たた充電口であり、ここに上記コネクタ113,11
4,115,116の電池ケース側端子が配置される。
また121は上記充電装置112の充電プラグであり、
この中に上記コネクタ113〜116の充電装置側端子
が配置されており、上記充電口100aに差し込み自在
となっている。上記電池ケース100と充電装置112
とで本実施形態における電源システム21が構成され
る。なお、上記コネクタ107,108と113,11
4、及びコネクタ110,111と115,116は共
通にしても良い。
【0031】上記電池管理装置105は、上記温度セン
サ103からの電池温度データTと、電流計104から
の電流値データIと、電池102の電圧データVとが入
力され、上記充電式電池102のリフレッシュ放電の制
御等を行なう電池管理・制御部117と所定のデータを
記憶するEEPROM106を備えており、また、該電
池管理・制御部117からの信号に基づいて表示を必要
とする時に表示ボタン118を押すことにより電池残存
容量やリフレッシュ情報が表示される表示装置119
と、上記充電装置112や走行制御部109との通信を
行なう通信I/F120cや120aとを備えている。
なお、上記表示装置119は、速度メータ等が設置され
る車両側の表示パネル部分に設けても良い。
【0032】なお、上記EEPROM106には、上記
所定のデータとして、初期もしくは先回のリフレッシュ
放電からの充電回数,放電回数,充放電サイクル数や、
上記電池102の初期容量,電池実力容量,走行時放電
容量,リフレッシュ時放電容量,リフレッシュ表示後の
リフレッシュ放電の実施の有無等が記憶される。
【0033】また上記電池管理・制御部117は、上記
充電式電池102の、例えば電池温度,電圧,残存容量
等の電池状態、初期もしくは先回のリフレッシュ放電か
らの充電回数,放電回数,充放電サイクル数,電池実力
容量と放電容量との差,リフレッシュ表示後のリフレッ
シュ放電の実施有無等の電池履歴等に基づいてリフレッ
シュ放電の要否を判断し、また前述のように電池残存容
量等を上記表示装置119に表示させるように機能す
る。
【0034】さらにまた上記電池管理・制御部117
は、リフレッシュ放電時に、リフレッシュ放電前の走行
時放電容量とリフレッシュ放電によるリフレッシュ時放
電容量との和に基づいて電池102のリフレッシュ出し
切り実力容量を求める実力容量確定手段として、あるい
は走行により電池電圧が予め設定された実力容量判定電
圧値、例えば放電停止電圧に低下するまでに放電した走
行時放電容量により電池102の走行出し切り実力容量
を求める実力容量確定手段として機能し、さらに該電池
102の求められた実力容量と初期容量とを比較して該
電池102の劣化度合いを求める電池劣化度判定手段と
しても機能する。
【0035】上記実力容量は、以下の条件を満足してい
る場合にのみ求められ、これにより電池の実力容量(実
力容量)を正確に求めるようにしている。即ち、充放電
サイクルカウンタが20以下であること、放電前の充電
が正常に完了していること、つまり充電途中に発生した
何らかの理由により所定の充電完了判定がなされる前に
充電が停止されていないこと、計測された自己放電容量
が所定値以下であること、放電終了時の電池温度が所定
範囲内にあることを実力容量判定条件としており、該条
件が1つでも欠けた場合には実力容量の決定は見送られ
る。
【0036】上記リフレッシュ時放電容量としては、後
述の2段階リフレッシュ放電における1段目の放電の終
了までの放電容量が用いられる。
【0037】そして本実施形態では、上記電池管理・制
御部117は、充電制御手段としての機能により、図1
3に示すように、上記リフレッシュ出し切り実力容量又
は走行出し切り実力容量の電池初期容量に対する割合
(%)が小なるほど電池の劣化が進行していると考えて
充電深度が深くなるように充電停止条件を変更する。即
ち、上記電池の上記割合が小さくなるほど、つまり劣化
の進行度が大なるほど充電停止温度上昇率(dT/d
t)を大きい値に変更する。
【0038】上記充電停止温度上昇率の変更方法は具体
的には、図13に示すように、リフレッシュ出し切り実
力容量又は走行出し切り実力容量の電池初期容量に対す
る割合(%)が小さくなるほど充電停止温度上昇率が大
きくなるように連続的に変化させる(特性線A)、4段
階に切り換える(特性線B)、又は2段階に切り換える
(特性線C)等各種の方法が採用可能である。例えば特
性線Cを採用した場合、充電停止温度上昇率としては、
上記割合が25%以上のときにはC1が、25%未満の
時にはC2が採用される。
【0039】充電停止温度上昇率を電池劣化の進行度に
伴って変更する理由を図14に基づいて説明する。図1
4に示すように、新品電池(非劣化電池)の場合は充電
時の温度上昇カーブは比較的緩やかであり、充電時間が
十分に経過した時点で、つまり充電容量が十分に確保さ
れた時点で温度上昇率dT/dtが充電停止温度上昇率
に達する。一方、長時間使用電池(劣化電池)の場合は
充電時の温度上昇カーブが比較的急であり、そのため充
電開始後短時間で、つまり充電容量が十分に確保される
前に温度上昇率dT/dtが充電停止温度上昇率となっ
てしまう。そこで劣化電池の充電停止温度上昇率を非劣
化電池の充電停止温度上昇率より大きく設定するのであ
る。
【0040】上記充電装置112は、プラグ123をコ
ンセントに接続することにより供給された交流電源を直
流に変換するAC/DCコンバータ124と、該コンバ
ータ124の出力の電圧値, 電流値を計測する電圧計1
25, 電流計126と、上記充電式電池102のリフレ
ッシュ放電を行なう放電器(放電手段)135と、上記
電圧計125, 電流計126からの計測値や上記通信I
/F127からの所定の信号等が入力される充電/放電
制御部128とを備えている。
【0041】また、上記充電装置112は、この充電装
置112と上記電池ケース100とが接続されているこ
とを示す接続信号を、上記充電/放電制御部128に出
力する電池接続検知部129を備えている。
【0042】さらにまた、上記充電装置112には、後
述する表示装置133にリフレッシュ中の表示がされ
て、リフレッシュ放電が開始された時、これをキャンセ
ルして充電モードに移行させる充電リフレッシュ解除ス
イッチ131が設けられている。
【0043】上記AC/DCコンバータ124の出力は
出力制御部132を介して上記充電/放電制御部128
により制御される。また表示装置133や上記放電器1
35は上記充電/放電制御部(放電制御手段)128に
より制御される。そして上記表示装置133には、充電
待機中、充電中、充電完了、充電停止、リフレッシュ
中、リフレッシュ終了等の情報が表示される。
【0044】次に、図3〜図5に基づいて、上記電動補
助自転車1における電池管理装置105と充電装置11
2との間で送受信される信号データについて説明する。
なお、図3〜図5は、信号データのナンバー(No),
及び該ナンバーの内容を示している。
【0045】図3は、上記電池管理装置105から充電
装置112にまとめて送信される充放電制御データを示
しており、1として「リフレッシュ放電実行要求」が、
2として「1段目リフレッシュ放電電流値」が、3とし
て「1段目リフレッシュパルス値」が、4として「1段
目リフレッシュ放電停止電圧」が、5として「2段目リ
フレッシュ放電電流値」が、6として「2段目リフレッ
シュ放電停止電圧」が、7として「リフレッシュタイマ
ー値」が、8として「充電開始下限温度」が、9として
「充電開始上限温度」が、また10として「充電電流値
I」が、さらに11として「充電停止条件としての電池
温度上昇率(dT/dt)」が含まれている。なお、上
記「リフレッシュ放電実行要求」は、具体的には「有」
又は「無」が示され、リフレッシュ放電の実行か否か知
らせる信号として機能する。
【0046】図4は、上記電池管理装置105から充電
装置112にまとめて送信される電池状態データを示し
ており、1として「電池温度(1)」が、2として「電
池温度(2)」が、3として「電池電圧」が、4として
「現時点での電池残存容量」が、5として「電池実力容
量、即ち、現時点での最大容量学習値」が含まれる。な
お、この最大容量学習値とは、充放電を繰り返すうちに
電池は次第に劣化し、最大容量も次第に変化(低下)し
ていく中で現在の時点での最大容量値のことである。具
体的には後述するように、リフレッシュ放電前の走行時
放電容量と、リフレッシュ放電によるリフレッシュ時放
電容量との和に基づいて求められる。リフレッシュ出し
切り実力容量と、走行中に電池電圧が放電停止電圧に低
下するまでに放電した走行時放電容量より求められる走
行出し切り実力容量の2つが含まれる。
【0047】また、上記電池温度(1)は、図2に示す
ように上記充電式電池102を1組備える構成の電池温
度を、上記電池温度(2)は、2個備える構成の2組目
の電池温度をそれぞれ意味している。また上記充電式電
池102を複数組備える場合には、電池温度(1)〜
(n)まで含まれる。
【0048】図5は、上記充電装置112から電池管理
装置105にまとめて送信される充電器状態データを示
しており、1として「充放電制御データ要求」が、2と
して「電池状態データ要求」が、3として「1段目リフ
レッシュ中」が、4として「1段目リフレッシュ終了」
が、5として「2段目リフレッシュ中」が、6として
「2段目リフレッシュ終了」が、7として「充電中」
が、8として「充電待機中」が、9として「充電完了」
が、10として「充電停止」が含まれる。なお「充電完
了」とは100%充電されたことを意味し、「充電停
止」とはこれ以上充電を続けると危険である等の理由で
充電を止めたことを意味する。
【0049】次に、図6〜図12のフローチャート図に
基づいて、本電源システム21における電池管理装置1
05及び充電装置112の動作を説明する。図6, 10
〜12は上記電池管理装置105の動作を、図7〜図9
は上記充電装置112の動作をそれぞれ示している。
【0050】まず、図6に基づいて電池管理装置のリフ
レッシュ処理を説明する。上記電池管理装置105が待
機モードであって(ステップC1)、後述の接続信号
(D9)の割込により、充電器接続信号が検出され(ス
テップC2)、上記充電装置112から送信された図5
のNo1に示す「充放電制御データ要求」信号が受信さ
れると(ステップC3)、上記電池管理装置105はリ
フレッシュ放電要否判定を実施し(ステップC4)、充
放電制御データを作成し(ステップC5)、電池管理装
置105から充電装置112に図3に示す充放電制御デ
ータが送信される(ステップC6)。
【0051】なお、上記ステップC4におけるリフレッ
シュ放電の要否判定は、初期もしくは先回のリフレッシ
ュ放電からの充電回数,放電回数,又は充放電サイクル
数や、先回の「リフレッシュ中」表示後のリフレッシュ
放電実行の有無に基づいて行われる。例えば上記充放電
サイクル数が20回以上の場合、及び先回の「リフレッ
シュ中」表示後にリフレッシュ解除スイッチ131がオ
ンされるなどしてリフレッシュ放電が最後まで完了しな
かった時にリフレッシュ放電要と判定される。
【0052】次に、図5の「充電器状態データ」信号の
受信が待機され(ステップC7)、この信号が正常に受
信されると(ステップC8)、充電器状態データ内に
「リフレッシュ中」の信号が含まれているか否かが判定
され(ステップC9)、リフレッシュ中であれば、電池
温度, 電圧, 電流が計測され(ステップC10)、電池
の残存容量が計算され(ステップC11)、図4に示す
電池状態データが上記充電装置112に送信される(ス
テップC12)。
【0053】そして、上記電池管理装置105に上記充
電装置112が接続されており(ステップC13)、現
在のリフレッシュ放電が2段目ではなく(ステップC1
4)、1段目のリフレッシュ放電が終了すると(ステッ
プC15)、リフレッシュ放電前の走行時放電容量と1
段目リフレッシュ放電によるリフレッシュ時放電容量と
のトータルの放電容量が、リフレッシュ出し切り実力容
量として仮に採用されこの仮のリフレッシュ出し切り実
力容量はさらに図11(b)に示すように確定される
(ステップC16)。
【0054】リフレッシュ出し切り実力容量は、図11
(b)に示すように、上記サイクルカウンターが20以
下で、上記充電式電池102の前回の充電が正常に完了
しており、自己放電量が所定の設定値以下であり、かつ
上記1段目の放電終了時の電池温度が所定の範囲内にあ
ればリフレッシュ出し切り実力容量として確定される
(ステップA1′〜A5′)。なお、上記ステップA
1′〜A4′の判定条件が1つでも欠けた場合にはリフ
レッシュ出し切り実力容量の確定は見送られる(ステッ
プA6′)
【0055】上記図11(b)で確定されたリフレッシ
ュ出し切り実力容量か上記図11(a)で確定された走
行出し切り実力容量のいずれかが電池の実力容量とな
る。
【0056】そして上記ステップC16に続くステップ
C26において充電停止温度上昇率(dT/dt)の設
定がなされる。これは図12に示す温度上昇率設定フロ
ーに基づいて行われる。上記図13の特性線Cが採用さ
れている場合について説明する。実力容量が確定された
か否か(ステップG10)、確定されたとしたら、それ
はリフレッシュ出し切り実力容量か、それとも走行出し
切り実力容量かが判定され(ステップG10´)、上記
確定された実力容量の初期容量に対する割合が判定の閾
値(25%)以下でなく、しかも温度上昇率変更数が設
定値(本実施形態の場合は2回)以上でない場合には、
温度上昇率dT/dtは初期値(C1)のままで変更さ
れない(ステップG11〜G14)で処理は終了する。
【0057】一方、ステップG11,G12において実
力容量の初期容量に対する割合が上記閾値より小の場
合、あるいはステップG13で温度上昇率変更数が設定
値(2回)以上の場合の何れかの場合には、充電停止温
度上昇率は上記初期値C1より大きい変更値C2に変更
され、変更数は1とされ(ステップG15,G16)処
理は終了する。なお、リフレッシュ放電のみによるリフ
レッシュ出し切り実力容量に基づいて温度上昇率を設定
することも勿論可能である。又、実力容量が確定されな
かったら処理は終了する。
【0058】そして次回以降のフローにおいて、なんら
かの理由によりステップG11,G12でリフレッシュ
出し切り実力容量又は走行出し切り実力容量の初期容量
に対する割合が上記閾値より大となった場合、ステップ
G3において温度上昇率変更数は1であり設定値2より
小であることから充電停止温度上昇率は初期値C1に戻
される。
【0059】このように充電停止温度上昇率が大きい値
C2に変更された後に実力容量等が電池の非劣化状態側
に戻った場合には充電停止温度上昇率を元の値C1に戻
すようにしたので、非劣化電池を過充電してしまうとい
った問題を回避できる。
【0060】一方、上記充電停止温度上昇率を初期値C
1に戻した後に、それ以降のフローにおいて、ステップ
G11,G12で再び割合が閾値より小となった場合に
は、充電停止温度上昇率は再び変更値C2に変更され、
温度上昇値変更数は2となる(ステップG15,G1
6)。これ以降のフローで仮に再び上記割合が閾値より
大となっても、ステップG13において、上記温度上昇
率変更数が2で、設定値2以上であるので、充電停止温
度上昇率は上記変更値C2に固定される。
【0061】このように充電停止温度上昇率を元の値C
1戻した後に再度放電容量が閾値を下回った場合には充
電停止温度上昇率を再度C2に変更し、かつ固定したの
で、放電容量が閾値近傍にある場合のハンチングを防止
して充電条件を安定化でき、また誤検出による変動を防
止できる。
【0062】ここで、上記充電停止温度上昇率の設定方
法としては、図15,図16に示す方法も採用可能であ
る。図16(a),(b)は、電池残容量が90〜10
0%,60〜70%の場合の電池温度毎の電流I−電圧
V特性図である。例えば電池残容量が90〜100%で
電池温度40℃の場合に、I−V特性が20A−26V
(点a)の場合は非劣化電池であり、20A−20V
(点b)の場合は劣化電池と判断される。
【0063】図15において、I−V特性が所定の閾値
(例えばT=40℃のライン)より小でなく(図16の
点a)、温度上昇率変更数が設定値2以上でない場合に
は、温度上昇率は初期値(図13のC1)のままで変更
されない(ステップH1〜H3)。
【0064】一方、ステップH1においてI−V特性が
所定の閾値より小である場合(図16の点b)、又はス
テップH2において温度上昇率変更数が設定値以上の場
合には、充電停止温度上昇率は上記初期値C1より大き
い変更値(図13のC2)に変更され、変更数が1とさ
れる(ステップH4,H5)。
【0065】ここで上記充電停止温度上昇率の大なる値
への変更により、上記以降のフローにおいてI−V特性
が所定の閾値より大(非劣化状態)となった場合には、
ステップH1からH2に進み、ここで温度上昇率変更数
は1であり、設定値2より小であるので、ステップH3
に進み、上記充電停止温度上昇率は初期値C1戻ること
となる。
【0066】このように充電停止温度上昇率の大値への
変更によりI−V特性が非劣化状態に戻った場合には充
電停止温度上昇率を元の値に戻すようにしたので、非劣
化電池を過充電してしまうといった問題を回避できる。
【0067】一方、上記充電停止温度上昇率を初期値に
戻した後に、それ以降のフローにおいて再びI−V特性
が閾値より小となった場合には、充電停止温度上昇率は
再び変更値C2に変更され、温度上昇値変更数は2とな
る(ステップH1,H4,H5)。これ以降のフローに
おいて仮に再びI−V特性が閾値より大となっても、ス
テップH2において、上記温度上昇率変更数が2で、設
定値2以上であるので、充電停止温度上昇率は上記変更
値に固定される。
【0068】このように充電停止温度上昇率を元の値C
1戻した後に再度I−V特性が閾値を下回った場合には
充電停止温度上昇率を再度C2に変更し、かつ固定した
ので、I−V特性が閾値近傍にある場合のハンチングを
防止して充電条件を安定化でき、また誤検出による変動
を防止できる。
【0069】上記ステップC14において現在のリフレ
ッシュ放電が2段目であって、この2段目の放電が終了
した時は(ステップC17)、上記サイクルカウンター
がクリアされて(ステップC18)、上記ステップC7
に処理が戻る。なお、上記ステップC17において2段
目の放電が終了していない時は上記充電停止温度上昇率
(dT/dt)の変更があったか否か判定され(ステッ
プC27)、変更がなければ上記ステップC7に処理が
戻る。dT/dt値の変更があった場合には、ステップ
C5へ戻る。
【0070】上記ステップC9においてリフレッシュ放
電中以外であると判定された場合は、電池温度, 電圧,
電流が計測され(ステップC19)、電池の残存容量が
計算されて(ステップC20)、図5に示す電池状態デ
ータが充電装置112に送信される(ステップC2
1)。
【0071】そして、この電池管理装置105に上記充
電装置112が接続されており(ステップC22)、上
記「充電器状態データ」から充電完了信号が検出される
と(ステップC23)、上記ステップC1の待機モード
に処理が移行する。なお、上記ステップC13,ステッ
プC22において、この電池管理装置105と上記充電
装置112との接続が検出されない時も上記ステップC
1の待機モードに処理が移行する。
【0072】また、上記ステップC8において、「充電
器状態データ」信号が正常に受信されない時は、通信異
常として(ステップC24)、異常表示2として上記表
示装置133に交互点滅表示が行なわれる(ステップC
25)。
【0073】次に、図7に基づいて充電準備段階にある
上記充電装置112のACプラグ接続後の動作を説明す
る。上記充電装置112のプラグ123がコンセントに
接続されると(ステップD1)、上記電池ケース100
の接続検知が待機される(ステップD2)。
【0074】上記接続が検知され(ステップD2)、充
電式電池102の電圧Vが20V未満であることが検出
されると(ステップD3)、充電電流0. 5Aによる予
備充電が開始され(ステップD4)、上記表示装置13
3に充電中であることが表示され(ステップD5)、タ
イマーがオンされて充電時間が計測される(ステップD
6)。
【0075】そして、上記充電式電池102の電圧Vが
20V以上になると(ステップD7)、上記充電出力が
停止され(ステップD8)、この充電装置112から上
記電池管理装置105に、上記ステップC2で受信され
る充電器接続信号が送信され(ステップD9)、また、
上記ステップC3で受信される図5に示す「充放電制御
データ要求」信号の送信が開始され(ステップD1
0)、上記ステップC6で送信された上記充放電制御デ
ータが正常に受信されれば(ステップD11)、後述の
リフレッシュ放電モードに移行する。
【0076】また、上記ステップD11において、上記
充放電制御データが正常に受信されない時は、通信異常
として(ステップD12)、異常表示2が表示装置13
3に表示され(ステップD13)、この処理が終了す
る。
【0077】また、上記ステップD7において上記電圧
が20V以上ではない状態が60分継続されると(ステ
ップD14)、異常表示1が表示装置133に表示され
(ステップD15)、この処理が終了する。
【0078】次に、図8に基づいて上記充電装置112
のリフレッシュ放電処理動作を説明する。上記充電装置
112がリフレッシュ放電モードであって(ステップE
1)、上記ステップC5で作成された充放電制御データ
に「リフレッシュ放電実行要求」信号が含まれていれば
(ステップE2)、上記表示装置133を構成する例え
ばLEDが点灯してリフレッシュ中であることを示すリ
フレッシュ表示が行われるとともにこの充電装置112
から上記電池管理装置105に「充放電制御データ要
求」信号を含む充電器状態データが送信開始され(ステ
ップE9)、上記充電式電池の1段目のリフレッシュ放
電が開始される(ステップE10)。
【0079】そして上記ステップC12にて送信される
図4に示す電池状態データが正常に受信され(ステップ
E11)、該データ内容に基づいて1段目のリフレッシ
ュ放電を終了する判定がなされれば(ステップE1
2)、2段目のリフレッシュ放電が開始される(ステッ
プE13)。上記1段目のリフレッシュ放電は、電池電
圧が1段目放電停止電圧V1に達した時に、上記1段目
の放電から2段目の放電に切り替えられる。
【0080】ここで上記1段目リフレッシュ放電の開始
から上記2段目リフレッシュ放電への切り替えまでの放
電容量がリフレッシュ出し切り実力容量を求めるための
リフレッシュ時放電容量として採用される。なお、2段
目放電終了までの放電容量をリフレッシュ出し切り実力
容量を求めるためのリフレッシュ時放電容量として採用
することも可能である。また、ステップE12で1段目
のリフレッシュ放電を終了する判定がなされない場合
で、リフレッシュ解除スイッチがオンされない場合(ス
テップE12′)にはステップE11,12の処理が繰
り返される
【0081】次に、上記ステップC12にて送信される
図4に示す電池状態データが正常に受信され(ステップ
E14)、該データ内容に基づいて2段目のリフレッシ
ュ放電を終了する判定がなされれば(ステップE1
5)、上記リフレッシュ表示が消灯され(ステップE1
6)、上記ステップE9において送信開始された「充電
器状態データ」信号の送信が停止されて(ステップE1
7)、リフレッシュ放電が終了され(ステップE1
8)、後述の充電モードに移行する。なお、ステップE
15で2段目のリフレッシュ放電を終了する判定がなさ
れない場合で、リフレッシュ解除スイッチがオンされな
い場合(ステップE15′)にはステップE14,15
の処理が繰り返される
【0082】また、上記ステップE11, E14におい
て、上記電池状態データが正常に受信されない時は、通
信異常として(ステップE19, E21)、異常表示2
が表示装置133に表示され(ステップE20, E2
2)、この処理が終了する。
【0083】上記ステップE10, E13における2段
階のリフレッシュ放電では、1段目の放電は2段目の電
流値I0 に比べて高い電流値I1 のパルス波形で行わ
れ、2段目は定電流, 又は定抵抗で行われる。そして、
上記1段目と2段目との放電における消費電力が略等し
くなるよう行なわれ、さらにまた、上記1段目と2段目
との切り替えは電池電圧が1段目リフレッシュ放電停止
電圧に達した時に行われる。
【0084】次に、図9に基づいて上記充電装置112
の充電処理動作を説明する。この充電装置112が充電
モードに移行すると(ステップF1)、該充電装置11
2から電池管理装置105に図5に示す「電池状態デー
タ要求」信号を含む充電器状態データが送信開始される
(ステップF2)。上記ステップC21にて上記電池管
理装置105から送信される図4に示す電池状態データ
が正常に受信されると(ステップF3)、この電池状態
データ内の電池温度が充放電制御データ内に設定されて
いる充電開始下限温度と充電開始上限温度との間の充電
開始温度内かどうか判定され(ステップF4)、該充電
開始温度内でない時は充電は待機され(ステップF
5)、上記表示装置133のLEDが充電待機表示とし
て点滅されて(ステップF6)、上記ステップF3に処
理が移行する。
【0085】上記ステップF4において電池温度が充電
開始温度内と判定されると、充電が開始され(ステップ
F7)、トータルタイマーによる経過時間の計測が開始
され(ステップF8)、この充電装置112から上記電
池管理装置105に図5に示す「電池状態データ要求」
信号を含む充電器状態データが送信される(ステップF
9)。上記ステップC21にて上記電池管理装置105
から送信された図4に示す電池状態データが正常に受信
されれば(ステップF10)、充電の終了判定が行なわ
れ(ステップF11)、充電終了と判定されない時は上
記ステップF9に処理が戻り、上記ステップF9〜F1
1が繰り返される。
【0086】ここで上記充電終了判定では、電池温度上
昇率が電池管理装置105から送信された放電可能電圧
に応じた充電停止条件dT/dt(図3のNo11)に
達した場合、最大電圧からの降下電圧が−ΔVに達した
場合、電池温度が充電停止温度Tcoに達した場合にそ
れぞれ充電終了と判定される
【0087】上記受信された電池状態データよりステッ
プF11において充電終了と判定された時は、この充電
装置112から上記電池管理装置105に、上記ステッ
プC23にて受信される図5に示すNo9の「充電完
了」信号, 又はNo10の「充電停止」信号の何れかを
含む充電器状態データが送信されるとともに(ステップ
F12)、補充電タイマーによる経過時間の計測が開始
され(ステップF13)、補充電(例えば0.5A×2
h)が開始され(ステップF14)、所定時間を経過す
ると補充電が停止されて、この処理が終了となる。
【0088】また、上記ステップF3又はF10におい
て、上記電池管理装置105からの図4に示す電池状態
データが正常に受信されないと、通信異常として(ステ
ップF16,F18)、異常表示2が表示装置133に
表示され(ステップF17,F19)、この処理が終了
する。
【0089】次に図10に基づいて電池管理装置105
による走行出し切り実力容量確定動作を説明する。この
電池管理装置105が待機モードにおいて車両に接続さ
れると該電池管理装置105から車両制御データが車両
走行制御部109に送信され(ステップG1〜G3)、
電池温度,電圧,電流が計測され、電池残容量が計算さ
れる(G4〜G5)。そして電池電圧が走行時放電停止
電圧に低下したことが検出されると(ステップG6)、
車両走行制御部109へ放電停止信号が出力され(ステ
ップG7)上記車両接続時から該放電停止電圧検出時ま
での走行時放電容量が、上記走行出し切り電池実力容量
として仮に採用される(ステップG8)。
【0090】この仮の走行出し切り実力容量はさらにス
テップG8内で、図11(a)に示すように、上記充電
式電池102の充放電サイクルの回数を示すサイクルカ
ウンターが20以下で、上記充電式電池102の前回の
充電が正常に完了しており、自己放電量が所定の設定値
以下であり、さらに上記放電停止時の電池温度が所定の
範囲内にあれば走行出し切り実力容量として確定される
(ステップA1〜A5)。なお、上記カウンターが20
以下でないか、前回の充電が正常に完了していないか、
自己放電量が所定の設定値より大であるか、放電終了時
の電池温度が所定範囲内にないかの何れかに当てはまる
場合には、上記走行出し切り実力容量の確定は見送られ
てこの処理を終了する。なお、上記ステップA3におけ
る自己放電量とは、時間の経過により自然に放電する電
気量のことである。
【0091】また、走行出し切り実力容量の確定に続い
て、充電停止温度上昇率dT/dt値の設定動作が、上
述のように図12に示すフローに基づいて行われる(ス
テップG9)。
【0092】このように本実施形態の電源システム21
では、実力容量(リフレッシュ出し切り実力容量あるい
は走行出し切り実力容量)の初期容量に対する割合が所
定の閾値より小さい場合、又はI−V特性が所定の閾値
より小さい場合には電池が劣化していると考え、電池が
劣化している場合の充電停止温度上昇率(dT/dt
値)を劣化していない場合の充電停止温度上昇率より大
きい値に変更したので、劣化が進行している電池であっ
ても所要の充電容量を確保でき、結果的に電池寿命を延
長できる。
【0093】また電池の新品時に劣化後を考慮して充電
停止温度上昇率を設定する必要がなく、電池状態に応じ
た最適の充電停止条件を設定でき、この点からも電池寿
命を延長できる。
【0094】なお、上記実施形態では、実力容量(リフ
レッシュ出し切り実力容量,走行出し切り実力容量),
又はI−V特性に基づいて充電停止温度上昇率を変更す
るようにしたが、これ以外の方法により充電停止条件を
変更することも可能である。例えば、電池履歴(充電回
数,放電回数,充放電サイクル回数等)により電池劣化
度を求め、該電池劣化度が大なる場合の充電停止条件を
電池劣化度が小なる場合の充電停止条件より充電深度が
深くなるように変更することもできる。具体的には充
電,放電回数あるいは充放電サイクル回数が多いほど充
電停止温度上昇率を大きくする。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態による電動補助自転車の側
面図である。
【図2】上記実施形態における電源システムのブロック
構成図である。
【図3】上記電源システムの電池管理装置と充電装置と
の間で送受信される信号データを説明するための図であ
る。
【図4】上記電源システムの電池管理装置と充電装置と
の間で送受信される信号データを説明するための図であ
る。
【図5】上記電源システムの電池管理装置と充電装置と
の間で送受信される信号データを説明するための図であ
る。
【図6】上記電池管理装置の動作を説明するためのフロ
ーチャート図である。
【図7】上記充電装置の動作を説明するためのフローチ
ャート図である。
【図8】上記充電装置の動作を説明するためのフローチ
ャート図である。
【図9】上記充電装置の動作を説明するためのフローチ
ャート図である。
【図10】上記電池管理装置の動作を説明するためのフ
ローチャート図である。
【図11】上記電池管理装置の動作を説明するためのフ
ローチャート図である。
【図12】上記充電停止温度上昇率を設定するためのマ
ップ図である。
【図13】上記充電停止温度上昇率を設定するためのフ
ローチャート図である。
【図14】上記充電停止温度上昇率を変更することの作
用効果を説明するための充電時電池温度上昇特性図であ
る。
【図15】上記充電停止温度上昇率を設定するためのフ
ローチャート図である。
【図16】上記充電停止温度上昇率を設定するためのI
−V特性図である。
【符号の説明】
21 電源システム 102 充電式電池 112 充電装置(充電手段) 117 電池管理・制御部(充電制御手段)
フロントページの続き Fターム(参考) 2G016 CA03 CB13 CB21 CB31 CC04 CC06 CC27 CC28 5G003 AA01 BA01 CA01 CA11 CB01 EA05 EA09 FA06 GC05 5H030 AA03 AA04 AA08 AS08 BB01 BB21 DD20 FF42 FF43 FF44 FF51

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 充電式電池と、該電池を充電する充電手
    段と、該電池の残存容量を含む電池状態を管理する電池
    管理装置とを備えた電動車両用電源システムにおいて、
    上記電池管理装置は、電池状態に基づいて充電停止条件
    を変更することを特徴とする電動車両用電源システム。
  2. 【請求項2】 請求項1において、上記電池管理装置
    は、電池の実力容量の変化により充電停止条件を変更す
    ることを特徴とする電動車両用電源システム。
  3. 【請求項3】 請求項2において、上記電池管理装置
    は、上記実力容量の初期容量に対する割合が小なるほど
    充電深度が深くなるよう充電停止条件を変更することを
    特徴とする電動車両用電源システム。
  4. 【請求項4】 請求項2又は3において、上記電池管理
    装置は、車両走行により電池電圧が予め設定された実力
    容量判定電圧値に達するまでに放電した走行時放電容
    量、又はリフレッシュ放電時に電池電圧が設定電圧値に
    達するまでに放電したリフレッシュ時放電容量、あるい
    は上記走行時放電容量と上記リフレッシュ時放電容量と
    の合計を上記実力容量とし、該実力容量に基づいて充電
    停止条件を変更することを特徴とする電動車両用電源シ
    ステム。
  5. 【請求項5】 請求項1において、上記電池管理装置
    は、電池の電流I−電圧V特性曲線により求めた電池劣
    化度が大なる場合の充電停止条件を電池劣化度が小なる
    場合の充電停止条件より充電深度が深くなるように変更
    することを特徴とする電動車両用電源システム。
  6. 【請求項6】 請求項2ないし5の何れかにおいて、充
    電停止条件を変更した後の実力容量又は電池劣化度が所
    定の閾値以上に回復した時に充電停止条件を元に戻すこ
    とを特徴とする電動車両用電源システム。
  7. 【請求項7】 請求項6において、充電停止条件を元に
    戻した後に再度実力容量又は電池劣化度が所定の閾値を
    下回った場合には充電停止条件を再度変更し、かつ該変
    更した充電停止条件に固定することを特徴とする電動車
    両用電源システム。
  8. 【請求項8】 請求項1において、上記電池管理装置
    は、電池履歴(充電回数,放電回数,充放電サイクル回
    数等)により求めた電池劣化度が大なる場合の充電停止
    条件を電池劣化度が小なる場合の充電停止条件より充電
    深度が深くなるように変更することを特徴とする電動車
    両用電源システム。
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