JP2001173473A - 内燃機関の制御装置 - Google Patents
内燃機関の制御装置Info
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Abstract
望のクランク角度で停止することでエンジン始動性の向
上を図る。 【解決手段】 エンジン11の停止条件が成立したら希
薄空燃比噴射モードを選択して圧縮リーンとして吸気圧
力を増大してから所定時間経過後にエンジン11を停止
するようにし、クランク軸をクランク角60°BTDC近傍
で停止させることで、次のエンジン11の始動時のエン
ジン着火及び燃焼開始を早期化する。
Description
置に関し、特に内燃機関の停止制御に関するものとであ
る。
車両が信号でアイドル状態で停止しているとき、エンジ
ンを自動的に停止させ、発進時に自動的に再始動させて
円滑に発進させるようにした技術が各種提案されてい
る。この場合、エンジンの再始動に時間が掛かるとドラ
イバの発進意思に対してレスポンスが遅れてドライバビ
リティが悪化するため、如何に早く且つ円滑に再始動さ
せるかが重要となっている。また、エンジンとモータと
を有するハイブリッド車において、エンジンを始動する
場合でも、バッテリ能力低下や加速性向上等のために速
やかにエンジンを始動することが重要である。更に、イ
グニッションキーによってエンジンを始動するもので
も、ドライバビリティを向上させるために速やかにエン
ジンを始動することが重要である。
のとして、例えば、特開平11−107793号公報に
開示されたものがある。この公報に開示された「内燃機
関の停止位置制御装置」は、イグニッションスイッチが
オフにされたときにエンジン回転数及び吸気管内圧力に
応じて最後に燃焼させるべき最終燃焼気筒を特定するよ
うに、燃料供給及び点火を制御してエンジンを停止させ
ることで、クランク軸が常に吸気行程上死点位置にある
位置で停止するようにし、始動性を損なうことなく機関
始動時における排気ガス特性を向上することができるも
のである。
の停止位置は燃料供給量や点火時期のほか、筒内圧の影
響が大きく、この従来の「内燃機関の停止位置制御装
置」では、外乱によって筒内圧が変化したときには、ク
ランク軸は所望の位置に停止しない虞がある。そして、
クランク軸を所望の位置に停止させるために、燃料供給
及び点火を高精度に制御しようとすると、マッチング工
数の増加や制御の複雑化により高コスト化を招いてしま
う。
あって、エンジンを所望のクランク角度で停止すること
でエンジン始動性の向上を図った内燃機関の制御装置を
提供することを目的とする。
めに請求項1の発明の内燃機関の制御装置では、エンジ
ン停止条件判定手段によりエンジン停止条件が成立した
と判定されると、吸気圧力増大手段により吸気圧力を増
大し、その後にエンジン停止手段によりエンジンを停止
するようにしている。従って、エンジンを停止前に吸気
圧力を増大させることでエンジンの圧縮圧が増大し、エ
ンジンを所望のクランク角度で停止することができ、そ
の結果、エンジン始動性が向上する。
置では、エンジンは、理論空燃比噴射モードと希薄空燃
比噴射モードとを有し、吸気圧力増大手段は、希薄空燃
比噴射モードを選択することにより吸気圧力を増大させ
るようにしている。従って、別途、吸気圧力を増大させ
るための装置を追加することなく、簡単にエンジンの停
止前に吸気圧力を増大させることができる。
射モードの他、点火時期を遅角したり、EGR量の増大
やスロットル開度の増大などにより吸入空気量を増大す
ることで実行してもよい。
施形態を詳細に説明する。
の制御装置の概略構成、図2に本実施形態の内燃機関の
制御装置による制御のフローチャート、図3に異なる筒
内圧でのエンジン停止位置頻度を表すグラフ、図4に異
なるクランク角位置でのエンジン始動特性を表すグラフ
を示す。
れたハイブリッド車において、図1に示すように、搭載
されるエンジン11は、例えば、筒内噴射型の火花点火
式ガソリンエンジンであって、気筒ごとに点火プラグ1
2及びインジェクタ13が取付けられ、ピストン14の
上方に形成される燃焼室15内にこのインジェクタ13
の噴射口が開口し、燃料が燃焼室15内に直接噴射され
るようになっている。また、シリンダヘッドには燃焼室
15を臨む吸気ポート16及び排気ポート17が形成さ
れ、吸気ポート16は吸気弁18により開閉され、排気
ポート17は排気弁19により開閉される。そして、こ
のエンジン11には各気筒の所定のクランク位置でクラ
ンク角信号を出力するクランク角センサ20が設けら
れ、クランク角センサ20はエンジン回転速度を検出可
能となっている。更に、吸気ポート16には吸気管21
が接続され、空気取入口にはエアクリーナ22が取付け
られており、この吸気管21には電子制御スロットル弁
23及びスロットルポジションセンサ24が取付けら
れ、このスロットル弁23上流側にはエアフローセンサ
25が取付けられている。排気ポート17には排気管2
6が接続されている。
GR通路が設けられており、所定のエンジン運転状態に
おいて、排気ガスを吸気系に導入することが可能である
と共に、EGR通路に設けられたEGR弁により排気ガ
ス循環量を調整可能となっている。
ンク軸27は伝達クラッチ28を介して電気モータ29
の出力軸30と断接可能となっており、この伝達クラッ
チ28は図示しない油圧駆動装置で作動するアクチュエ
ータ31により駆動可能となっている。そして、この電
気モータ29はバッテリ32から電力の供給を受けて駆
動可能であると共に、エンジン11からの駆動力を受け
て発電して電力をバッテリ32に充電可能となってい
る。
速機としてのCVT33に接続されている。このCVT
33は、図示しない一対の可変V形プーリの間に無端の
スチールベルトを掛け回し、一方の可変V形プーリの回
転軸を入力側となる出力軸30に連結し、他方の可変V
形プーリの回転軸を出力側となる出力軸34に連結して
構成されており、油圧の給排により各可変V形プーリの
幅を変更してプーリ比を変えることで、エンジン11や
電気モータ29から伝達される回転力を一対の可変V形
プーリ及びスチールベルトを介して無段階に調節して出
力軸34に伝達することができる。そして、CVT33
の出力軸34は発進クラッチ35を介してデファレンシ
ャルギヤ36に接続されており、この発進クラッチ35
は図示しない油圧駆動装置で作動するアクチュエータ3
6により駆動可能となっており、出力軸34から左右の
駆動輪38へのトルク伝達量を調整することができる。
29、CVT33などを制御する電子制御ユニット(E
CU)39が設けられ、このECU39には、入出力装
置、制御プログラムや制御マップ等の記憶を行う記憶装
置、中央処理装置及びタイマやカウンタ類が具備されて
おり、このECU39により筒内噴射エンジン11の総
合的な制御が実施される。即ち、前述したクランク角セ
ンサ20、スロットルポジションセンサ24、エアフロ
ーセンサ25に加えてドライバが踏み込むアクセルペダ
ルのポジションセンサ40などの各種センサ類の検出情
報、イグニッションキースイッチ42の信号がECU3
9に入力され、ECU39が各種センサ類の検出情報に
基づいて、燃料噴射モードや燃料噴射量、点火時期等を
決定し、点火プラグ12、インジェクタ18のドライ
バ、スロットル弁23の駆動モータ、EGR弁開度等を
駆動制御する。
容量センサが検出するバッテリ32の充電容量が入力さ
れており、このバッテリ充電容量に応じて電気モータ2
9を制御している。更に、CVT33は、前述したよう
に、一対の可変V形プーリの幅を変更するための油圧駆
動回路を有しており、ECU39はこの油圧駆動回路を
制御することでプーリ比を変えて変速比を設定変更する
ようにしている。なお、伝達クラッチ28及び発進クラ
ッチ35の各アクチュエータ31,37の制御もECU
39が行うようにしている。
ンジン始動時(前回の停止時)におけるクランク角度位
置に大きな影響を受ける。図4に示すグラフは、ハイブ
リッド車がモータのみの駆動力により走行しているとき
に、加速条件等が成立してエンジンを始動した場合にお
ける3つの異なるクランク角位置での始動特性を表して
いる。このグラフにて、実線がクランク角60°BTDCで
エンジンを始動した場合、点線がクランク角90°BTDC
でエンジンを始動した場合、一点鎖線がクランク角12
0°BTDCでエンジンを始動した場合である。このグラフ
からわかるように、特に、エンジントルク及びモータト
ルク、エンジン回転数は、クランク角60°BTDCに比べ
てクランク角90°BTDCやクランク角120°BTDCは所
定時間だけ遅れることとなる。従って、車両の加速性や
始動の迅速性では、クランク角60°BTDCでエンジンを
始動することが最良であることがわかる。
と、ピストンが下方への反力を受けて上死点を乗り越え
られずにその前で停止することから、このクランク軸の
停止位置は吸気圧力に大きく影響される。図3に示すグ
ラフは、エンジンが停止するときの3つの異なる吸気圧
力に対するクランク軸の停止位置の頻度を表している。
図3(a)は、スロットルを全開として吸気圧(マニホー
ルド圧)を0mmHg(大気圧)とした場合であり、クラン
ク軸はクランク角60°BTDCで停止する頻度が高い。ま
た、図3(b)は、吸気圧(マニホールド圧)を−200
mmHgとした場合であり、クランク軸はクランク角50°
BTDCで停止する頻度が高い。これは圧縮圧の減少に伴っ
てピストンなどの慣性力と圧縮圧との釣り合うクランク
角度がTDC側に移行するためであり、上述した図3
(a)よりもややTDC側にずれた位置でピストンが停止
するものと考えられる。更に、図3(c)は、吸気圧(マ
ニホールド圧)を−400mmHgとした場合であり、クラ
ンク軸はクランク角150°BTDC以上で停止する頻度が
高くなっている。これはピストンなどの慣性力が圧縮圧
に打ち勝ってTDCを乗り越えた後にピストンが停止す
るためであり、圧縮圧の影響を受けていないものと考え
られる。従って、吸気圧を約−200mmHg以上した場合
に、クランク軸がクランク角60°BTDC近傍で停止する
頻度が高いことがわかる。
関の制御装置にあって、ECU39は、エンジン11の
停止条件が成立したかどうかを判定(エンジン停止条件
判定手段)し、エンジン停止条件が成立したら吸気圧力
を増大(吸気圧力増大手段)し、その後にエンジン11
を停止(エンジン停止手段)するようにしている。そし
て、ここでは、エンジン11が、理論空燃比近傍で燃料
を噴射する理論空燃比噴射モードと、希薄空燃比で燃料
を噴射する希薄空燃比噴射モードとを有しているため、
希薄空燃比噴射モードを選択することにより吸気圧力を
増大させるようにしている。
制御装置におけるECU39の制御を図2のフローチャ
ートに基づいて詳細に説明する。
エンジン11の停止条件が成立したかどうかを判定する
が、エンジン11の停止には、ドライバによるイグニッ
ションキースイッチのOFF操作による手動停止と、ア
イドルストップによる自動停止、ハイブリッド車でのバ
ッテリ電力や運転状態によるエンジン停止があり、アイ
ドルストップによる自動停止の場合には、予め設定され
た停止条件、例えば、シフトレバーの中立位置、車速0
状態の一定時間継続、ブレーキスイッチのONなどがエ
ンジンの停止条件となる。
うなエンジン11の停止条件が成立したら、ステップS
12にて、ECU39がエンジン11の希薄空燃比噴射
モードを選択して圧縮リーンで運転することで、吸気圧
力を増大して圧縮圧を増大させる。そして、ステップS
13にて、吸気圧力の増大から所定時間経過したら、圧
縮圧がピストンを所定位置で停止することが可能な反力
を得ることができるまで上昇したものと判断してステッ
プS14にてエンジン11を停止する。
したら希薄空燃比噴射モードを選択して圧縮リーンとし
て吸気圧力を増大してから所定時間経過後にエンジン1
1を停止するようにしたことで、エンジン11は停止前
に圧縮圧が増大してピストンが下方への反力を受けて上
死点を乗り越えられずにその前、つまり、クランク軸は
クランク角60°BTDC近傍で停止する確率が高くなる。
そのため、次のエンジン11の始動時には、エンジン着
火及び燃焼開始が早期化し、図4の実線で示すように、
エンジントルク及びモータトルク、エンジン回転数等は
早期に上昇することとなり、車両の加速性、始動の迅速
性が良くなる。
手段として、エンジン11を希薄空燃比噴射モードで運
転することで吸気圧力を増大させるようにしたが、この
方法に限定されるものではなく、例えば、点火時期を遅
角することにより低下する出力を補うためにスロットル
開度を増大することで吸気量を増大させたり、また、E
GR量を増大することで吸気量を増大させたり、単にス
ロットル開度のみを増加して吸気圧力を増大させるよう
にしてもよい。
の作動前後でエンジン出力が変化すると、エンジン停止
時に出力変化に伴うショックが発生してドライバビリテ
ィを悪化させる可能性があるため、吸気圧力増大手段の
作動前後でエンジン出力が変化しないようにすることが
好ましい。そのため、上述した実施形態では、同一エン
ジン出力となるように希薄空燃比噴射モードに切り換え
ることによりエンジン出力変化を防止している。また、
スロットル開度を増加するものでは、点火時期をリター
ドすることによりエンジン出力を一定とし、更に、EG
R量を増大するものでは、点火時期を遅角することによ
りエンジン出力を一定とすれば、エンジン出力を一定と
してエンジン停止時のドライバビリティの悪化を防止で
きる。
ように請求項1の発明の内燃機関の制御装置によれば、
エンジン停止条件が成立したと判定されると吸気圧力を
増大し、その後にエンジンを停止するようにしたので、
エンジンを停止前に圧縮圧が増大することでエンジンを
所望のクランク角度で停止することができ、エンジン始
動時における着火及び燃焼開始が早期化してエンジン始
動の迅速性を向上することができ、その結果、車両の加
速性を向上することができる。
置によれば、エンジンが理論空燃比噴射モードと希薄空
燃比噴射モードとを有し、希薄空燃比噴射モードを選択
することにより吸気圧力を増大させるようにしたので、
別途、吸気圧力を増大させるための装置を追加すること
なく、簡単にエンジンの停止前に吸気圧力を増大させる
ことができる。
の概略構成図である。
フローチャートである。
グラフである。
フである。
定手段、吸気圧力増大手段、エンジン停止手段)
Claims (2)
- 【請求項1】 エンジンの停止条件が成立したかどうか
を判定するエンジン停止条件判定手段と、該エンジン停
止条件判定手段によりエンジン停止条件が成立したと判
定されると吸気圧力を増大する吸気圧力増大手段と、該
吸気圧力増大手段の作動後に前記エンジンを停止するエ
ンジン停止手段とを具えたことを特徴とする内燃機関の
制御装置。 - 【請求項2】 請求項1記載の内燃機関の制御装置にお
いて、前記エンジンは、理論空燃比近傍で燃料を噴射す
る理論空燃比噴射モードと、希薄空燃比で燃料を噴射す
る希薄空燃比噴射モードとを有し、前記吸気圧力増大手
段は、前記希薄空燃比噴射モードを選択することにより
吸気圧力を増大させることを特徴とする内燃機関の制御
装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP35872599A JP3678095B2 (ja) | 1999-12-17 | 1999-12-17 | 内燃機関の制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP35872599A JP3678095B2 (ja) | 1999-12-17 | 1999-12-17 | 内燃機関の制御装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2001173473A true JP2001173473A (ja) | 2001-06-26 |
| JP3678095B2 JP3678095B2 (ja) | 2005-08-03 |
Family
ID=18460799
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP35872599A Expired - Lifetime JP3678095B2 (ja) | 1999-12-17 | 1999-12-17 | 内燃機関の制御装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3678095B2 (ja) |
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