JP2001191002A - 塗布装置および塗布方法 - Google Patents
塗布装置および塗布方法Info
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- JP2001191002A JP2001191002A JP2000005720A JP2000005720A JP2001191002A JP 2001191002 A JP2001191002 A JP 2001191002A JP 2000005720 A JP2000005720 A JP 2000005720A JP 2000005720 A JP2000005720 A JP 2000005720A JP 2001191002 A JP2001191002 A JP 2001191002A
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- Japan
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- coating
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- Application Of Or Painting With Fluid Materials (AREA)
- Coating Apparatus (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】薄膜液状物の塗布液をリップ先端から自由落下
させ、連続走行する支持体上に塗設するカーテン塗布装
置において、塗布開始時又は塗布終了時に厚塗りを生じ
させることがない塗布方法および装置を提供すること。 【解決手段】薄膜液状物の塗布液をリップ先端から自由
落下させ、連続走行する支持体上に塗設するカーテン塗
布装置において、前記薄膜液状物を捕捉する液受け板先
端の水に対する接触角が90度よりも大きいことを特徴
とする。
させ、連続走行する支持体上に塗設するカーテン塗布装
置において、塗布開始時又は塗布終了時に厚塗りを生じ
させることがない塗布方法および装置を提供すること。 【解決手段】薄膜液状物の塗布液をリップ先端から自由
落下させ、連続走行する支持体上に塗設するカーテン塗
布装置において、前記薄膜液状物を捕捉する液受け板先
端の水に対する接触角が90度よりも大きいことを特徴
とする。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ハロゲン化銀写真
感光材料、磁気記録材料、感圧・感熱記録紙、インクジ
ェット記録シートの製造に関し、連続的に走行する帯状
支持体(以下、ウエブと称する)に薄膜液状物(以下、
カーテン膜と称する。)を塗布する方法および装置に関
する、特に塗布開始および塗布終了操作に伴って生じる
厚塗りを防止するカーテン塗布方法および装置に関する
ものである。
感光材料、磁気記録材料、感圧・感熱記録紙、インクジ
ェット記録シートの製造に関し、連続的に走行する帯状
支持体(以下、ウエブと称する)に薄膜液状物(以下、
カーテン膜と称する。)を塗布する方法および装置に関
する、特に塗布開始および塗布終了操作に伴って生じる
厚塗りを防止するカーテン塗布方法および装置に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】多層同時塗布方式としてスライドビード
方式あるいはエクストルージョン方式は一般的に知られ
ているが、近年、高速塗布が要求されるに伴いカーテン
塗布方式が多用されるようになってきた。カーテン塗布
方式は、連続的に走行するウエブ上にカーテン膜を自由
落下させて塗布する方法であり、基本技術として特公昭
49−24133号公報、同49−35447号公報に
開示されている。
方式あるいはエクストルージョン方式は一般的に知られ
ているが、近年、高速塗布が要求されるに伴いカーテン
塗布方式が多用されるようになってきた。カーテン塗布
方式は、連続的に走行するウエブ上にカーテン膜を自由
落下させて塗布する方法であり、基本技術として特公昭
49−24133号公報、同49−35447号公報に
開示されている。
【0003】この装置において、塗布作業開始時にカー
テン膜を連続高速走行するウェブ上に均一に架橋させる
ことは次工程である乾燥工程にとって極めて重要なこと
である。スライドビード方式に比べてカーテン塗布で
は、高速化、高流量化の傾向が顕著であるため、塗布作
業開始時におけるウェブ上への均一な架橋をより困難な
ものとさせている。均一な架橋が達成できない場合、塗
布開始時の架橋開始点の塗布面は、正常時の塗布面に比
べて著しく厚塗りとなる。厚塗りが生じた場合、製品歩
留まりを低下させるだけでなく厚塗り部の膜厚が正常部
の膜厚に比べて数倍に達することもあり乾燥負荷が著し
く増大する。
テン膜を連続高速走行するウェブ上に均一に架橋させる
ことは次工程である乾燥工程にとって極めて重要なこと
である。スライドビード方式に比べてカーテン塗布で
は、高速化、高流量化の傾向が顕著であるため、塗布作
業開始時におけるウェブ上への均一な架橋をより困難な
ものとさせている。均一な架橋が達成できない場合、塗
布開始時の架橋開始点の塗布面は、正常時の塗布面に比
べて著しく厚塗りとなる。厚塗りが生じた場合、製品歩
留まりを低下させるだけでなく厚塗り部の膜厚が正常部
の膜厚に比べて数倍に達することもあり乾燥負荷が著し
く増大する。
【0004】このような問題点を解消すべく従来より多
くの検討がなされてきた。例えば、厚塗り部にマイクロ
波を照射させることで厚塗り部を速乾させる方法が特開
昭52−15320号公報に開示されている。本開示方
法により、正常塗布面に何ら損傷を与えることなく厚塗
り部を選択的に速乾できるという効果を有する反面、高
価なマイクロ波発生装置を新規に導入しなければならな
いというコスト面、更には、乾燥後に巻き取られた正常
塗布面に対して乾燥後の厚塗り部である凸部が圧接する
ため、正常塗布面に凸凹を生じさせる。感光性材料の場
合には、正常塗布面への圧接による圧力かぶり若しくは
圧力減感に至ることもある。
くの検討がなされてきた。例えば、厚塗り部にマイクロ
波を照射させることで厚塗り部を速乾させる方法が特開
昭52−15320号公報に開示されている。本開示方
法により、正常塗布面に何ら損傷を与えることなく厚塗
り部を選択的に速乾できるという効果を有する反面、高
価なマイクロ波発生装置を新規に導入しなければならな
いというコスト面、更には、乾燥後に巻き取られた正常
塗布面に対して乾燥後の厚塗り部である凸部が圧接する
ため、正常塗布面に凸凹を生じさせる。感光性材料の場
合には、正常塗布面への圧接による圧力かぶり若しくは
圧力減感に至ることもある。
【0005】一方、厚塗りの発生自体を抑制するものと
して、液受け板および液受けパンから構成される装置が
特公昭49−24133号、特開平3−94863号公
報に開示されている。特公昭49−24133号公報に
開示されている方法は、塗布装置前面に液受け板が設置
されており、液受け板を回転させることで塗布開始前に
塗布液は液受け板で捕集され、塗布開始時にはウェブに
架橋させるよう作動する。
して、液受け板および液受けパンから構成される装置が
特公昭49−24133号、特開平3−94863号公
報に開示されている。特公昭49−24133号公報に
開示されている方法は、塗布装置前面に液受け板が設置
されており、液受け板を回転させることで塗布開始前に
塗布液は液受け板で捕集され、塗布開始時にはウェブに
架橋させるよう作動する。
【0006】本開示方法では、液受け板が回転するた
め、カーテン高さを低く設定する際に支障があること、
更には形成させたカーテン膜を液受け板によって破壊し
ながら塗布操作を開始するため、塗布開始時の塗布物先
頭部は均一に塗られることなく局所的な厚塗りを生じさ
せるという問題を有する。
め、カーテン高さを低く設定する際に支障があること、
更には形成させたカーテン膜を液受け板によって破壊し
ながら塗布操作を開始するため、塗布開始時の塗布物先
頭部は均一に塗られることなく局所的な厚塗りを生じさ
せるという問題を有する。
【0007】特開平3−94863号公報には、この種
の問題点を解消すべく液受け板をカーテン膜に対して前
後に移動させることで塗布開始、塗布終了を行う装置が
開示されている。本開示装置によってカーテン膜を破壊
することなく塗布開始・塗布終了操作できるので、大規
模な厚塗りは抑制される。
の問題点を解消すべく液受け板をカーテン膜に対して前
後に移動させることで塗布開始、塗布終了を行う装置が
開示されている。本開示装置によってカーテン膜を破壊
することなく塗布開始・塗布終了操作できるので、大規
模な厚塗りは抑制される。
【0008】しかしながら、液受け板先端部から裏側に
回り込んだ塗布液の滴下によって新たな厚塗り部の形
成、或いは二次的な塗布故障、例えば塗布筋の発生とい
う問題を内包している。また、本開示方法では、エッジ
ガイドとウェブとの間に液受け板を挿入するための隙間
が設けられており、塗布開始時に液受け板を抜き取る
際、厚塗りが生じるため完全対策にはなっていなかっ
た。また、塗布量が増大した場合、液受け板によって捕
集された塗布液が逆流し、逆流した塗布液がウェブある
いはバックアップロールを汚染することもあった。
回り込んだ塗布液の滴下によって新たな厚塗り部の形
成、或いは二次的な塗布故障、例えば塗布筋の発生とい
う問題を内包している。また、本開示方法では、エッジ
ガイドとウェブとの間に液受け板を挿入するための隙間
が設けられており、塗布開始時に液受け板を抜き取る
際、厚塗りが生じるため完全対策にはなっていなかっ
た。また、塗布量が増大した場合、液受け板によって捕
集された塗布液が逆流し、逆流した塗布液がウェブある
いはバックアップロールを汚染することもあった。
【0009】さらに、これらの従来技術には液受け板の
材質、表面性状について具体的な記載がなされておら
ず、例えば液受け板の材質としてステンレスを採用した
場合、塗布液が液受け板表面に固着・堆積し、固着物が
飛散することで塗布欠陥が発生するなど長時間安定して
操業することは困難であった。
材質、表面性状について具体的な記載がなされておら
ず、例えば液受け板の材質としてステンレスを採用した
場合、塗布液が液受け板表面に固着・堆積し、固着物が
飛散することで塗布欠陥が発生するなど長時間安定して
操業することは困難であった。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記のよう
な問題点に鑑みてなされたものであり、その目的とする
ところは、塗布液を薄膜液状物としてリップ先端から自
由落下させ連続走行する支持体上に塗設するカーテン塗
布方法に於いて、塗布開始時又は塗布終了時に厚塗り部
を生じさせることがない塗布方法および装置を提供する
ことにある。
な問題点に鑑みてなされたものであり、その目的とする
ところは、塗布液を薄膜液状物としてリップ先端から自
由落下させ連続走行する支持体上に塗設するカーテン塗
布方法に於いて、塗布開始時又は塗布終了時に厚塗り部
を生じさせることがない塗布方法および装置を提供する
ことにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記課題は、下記の塗布
装置および方法によって達成される。 (1)塗布液を薄膜液状物としてリップ先端から自由落
下させ、連続走行する支持体上に塗設するカーテン塗布
装置に於いて、前記薄膜液状物を捕捉する液受け板先端
の水に対する接触角が90度よりも大きいことを特徴と
する塗布装置。 (2)塗布液を薄膜液状物としてリップ先端から自由落
下させ、連続走行する支持体上に塗設するカーテン塗布
装置に於いて、前記薄膜液状物を捕捉する液受け板の一
端を吸引装置と接続したことを特徴とする塗布装置。 (3)塗布液を薄膜液状物としてリップ先端から自由落
下させ、連続走行する支持体上に塗設するカーテン塗布
装置に於いて、前記薄膜液状物を捕捉する液受け板先端
の水に対する接触角を90度よりも大きくし且つ前記液
受け板の一端を吸引装置と接続したことを特徴とする塗
布装置。 (4)塗布液を薄膜液状物としてリップ先端から自由落
下させ、連続走行する支持体上に塗設するカーテン塗布
方法に於いて、塗布開始時または塗布終了時は前記薄膜
液状物を捕捉する液受け板先端を前記支持体と接触状態
とし、塗布中には前記液受け板先端を前記支持体から浮
上させることを特徴とする塗布方法。
装置および方法によって達成される。 (1)塗布液を薄膜液状物としてリップ先端から自由落
下させ、連続走行する支持体上に塗設するカーテン塗布
装置に於いて、前記薄膜液状物を捕捉する液受け板先端
の水に対する接触角が90度よりも大きいことを特徴と
する塗布装置。 (2)塗布液を薄膜液状物としてリップ先端から自由落
下させ、連続走行する支持体上に塗設するカーテン塗布
装置に於いて、前記薄膜液状物を捕捉する液受け板の一
端を吸引装置と接続したことを特徴とする塗布装置。 (3)塗布液を薄膜液状物としてリップ先端から自由落
下させ、連続走行する支持体上に塗設するカーテン塗布
装置に於いて、前記薄膜液状物を捕捉する液受け板先端
の水に対する接触角を90度よりも大きくし且つ前記液
受け板の一端を吸引装置と接続したことを特徴とする塗
布装置。 (4)塗布液を薄膜液状物としてリップ先端から自由落
下させ、連続走行する支持体上に塗設するカーテン塗布
方法に於いて、塗布開始時または塗布終了時は前記薄膜
液状物を捕捉する液受け板先端を前記支持体と接触状態
とし、塗布中には前記液受け板先端を前記支持体から浮
上させることを特徴とする塗布方法。
【0012】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の一実施例を示し
た模式側面図である。特公昭49−24133号公報記
載のカーテンヘッド1によって、塗布液をリップ先端3
からエッジガイド4に沿ってカーテン膜2を形成させつ
つ自由落下させ、バックアップロール6に支持されなが
ら連続走行するウェブ5上に衝突架橋させ塗設する。
た模式側面図である。特公昭49−24133号公報記
載のカーテンヘッド1によって、塗布液をリップ先端3
からエッジガイド4に沿ってカーテン膜2を形成させつ
つ自由落下させ、バックアップロール6に支持されなが
ら連続走行するウェブ5上に衝突架橋させ塗設する。
【0013】カーテン膜2がウェブ5へ架橋する際に生
じる非定常な厚塗りの発生は、従来技術の問題点であっ
た液受け板7とウェブ5との間の隙間の存在によって引
き起こされるのであるが、発明者等の鋭意実験によっ
て、ウェブ5に同伴する空気層の存在が厚塗りの発生を
助長していること、更にはカーテン膜2がウェブ5へ架
橋する直前までの間に同伴空気を十分排除しておけば、
架橋後に同伴空気排除能が低下しても厚塗りに対しては
問題とならないことが明らかとなった。このような知見
から、塗布開始時において、カーテン膜2がウェブ5上
に架橋する時点までは液受け板7の先端8をウェブ5表
面と接触状態にし、カーテン膜2がウェブ5上に架橋し
た時点、あるいは架橋した時点から数秒以内に液受け板
7の先端8をウェブ5表面から浮上させることでウェブ
5表面に損傷を与えることなく上記厚塗りの問題は解消
されるということが分かったのである。
じる非定常な厚塗りの発生は、従来技術の問題点であっ
た液受け板7とウェブ5との間の隙間の存在によって引
き起こされるのであるが、発明者等の鋭意実験によっ
て、ウェブ5に同伴する空気層の存在が厚塗りの発生を
助長していること、更にはカーテン膜2がウェブ5へ架
橋する直前までの間に同伴空気を十分排除しておけば、
架橋後に同伴空気排除能が低下しても厚塗りに対しては
問題とならないことが明らかとなった。このような知見
から、塗布開始時において、カーテン膜2がウェブ5上
に架橋する時点までは液受け板7の先端8をウェブ5表
面と接触状態にし、カーテン膜2がウェブ5上に架橋し
た時点、あるいは架橋した時点から数秒以内に液受け板
7の先端8をウェブ5表面から浮上させることでウェブ
5表面に損傷を与えることなく上記厚塗りの問題は解消
されるということが分かったのである。
【0014】そこで、本発明のカーテン塗布装置は連続
走行するウェブ5の走行方向に対してカーテン膜衝突部
10の上流側に液受け板7を設置する。塗布開始操作
(カーテン膜2を形成させた状態でカーテンヘッド1を
図2の待機位置aから図2の塗布位置bまで移動させる
工程)または、塗布終了操作(カーテン膜2を形成させ
た状態でカーテンヘッド1を図2の塗布位置bから図2
の待機位置aまで移動させる工程)では、液受け板7の
先端8をウェブ5と接触状態にする。
走行するウェブ5の走行方向に対してカーテン膜衝突部
10の上流側に液受け板7を設置する。塗布開始操作
(カーテン膜2を形成させた状態でカーテンヘッド1を
図2の待機位置aから図2の塗布位置bまで移動させる
工程)または、塗布終了操作(カーテン膜2を形成させ
た状態でカーテンヘッド1を図2の塗布位置bから図2
の待機位置aまで移動させる工程)では、液受け板7の
先端8をウェブ5と接触状態にする。
【0015】本発明の塗布開始操作において、カーテン
膜2が図2の待機位置aからウェブ5に架橋する直前ま
での間は液受け板7によって塗布液が捕集され回収槽1
2に導かれる。塗布量が増大したときの回収効率を向上
させるため吸引装置9を液受け板7の一端に接続する。
膜2が図2の待機位置aからウェブ5に架橋する直前ま
での間は液受け板7によって塗布液が捕集され回収槽1
2に導かれる。塗布量が増大したときの回収効率を向上
させるため吸引装置9を液受け板7の一端に接続する。
【0016】液受け板7の先端8をウェブ5と接触させ
た状態でカーテン膜2をウェブ5上へ架橋させることで
液受け板7の先端8とウェブ5との間の隙間が実質的に
ゼロとなるため、当該隙間の存在によって引き起こされ
ていた厚塗りの問題は解消される。
た状態でカーテン膜2をウェブ5上へ架橋させることで
液受け板7の先端8とウェブ5との間の隙間が実質的に
ゼロとなるため、当該隙間の存在によって引き起こされ
ていた厚塗りの問題は解消される。
【0017】図3に示すように、カーテン膜2がカーテ
ン膜衝突位置10に到達したときに液受け板7の先端8
をウェブ5から浮上させる。ウェブ5に同伴する空気層
を排除する目的からウェブ5に対して、できる限り液受
け板7の先端8を近接させることが好ましいが、ウェブ
5の継ぎ目通過を考慮して、浮上量は50ミクロン以上
800ミクロン以下の範囲内となるように調整される。
ン膜衝突位置10に到達したときに液受け板7の先端8
をウェブ5から浮上させる。ウェブ5に同伴する空気層
を排除する目的からウェブ5に対して、できる限り液受
け板7の先端8を近接させることが好ましいが、ウェブ
5の継ぎ目通過を考慮して、浮上量は50ミクロン以上
800ミクロン以下の範囲内となるように調整される。
【0018】液受け板7の先端8のウェブ5表面に対す
る浮上および接触は昇降装置11によって行われる。本
発明における昇降装置11の機構については空圧、油圧
式など精度よく昇降できるものであれば如何なる機構で
も使用することができる。
る浮上および接触は昇降装置11によって行われる。本
発明における昇降装置11の機構については空圧、油圧
式など精度よく昇降できるものであれば如何なる機構で
も使用することができる。
【0019】ウェブ5上へカーテン膜2を架橋させた時
点、あるいは架橋させた時点から数秒以内に液受け板7
の先端8をウェブ5から浮上させることで、塗布中にお
けるウェブ5表面の損傷、紙粉の発生が防止できる。と
りわけ、写真感光材料、製版材料等のような高品質が要
求される分野では極めて重要な役割を果たすことにな
る。
点、あるいは架橋させた時点から数秒以内に液受け板7
の先端8をウェブ5から浮上させることで、塗布中にお
けるウェブ5表面の損傷、紙粉の発生が防止できる。と
りわけ、写真感光材料、製版材料等のような高品質が要
求される分野では極めて重要な役割を果たすことにな
る。
【0020】本発明では、液受け板7の先端8の水に対
する接触角は、撥水性を向上させるべく、より大きな値
とすることが好ましい。具体的には90度以上、好まし
くは100度以上となるように材質の選定が行われる。
接触角を90度以上にすることで液受け板7の先端8で
の塗布液の固着・堆積を抑制することができる。また、
液受け板7の先端8から液受け板7の裏面への塗布液の
回り込みがなくなるためウェブ5およびコーティングロ
ール6の汚染も防止できる。
する接触角は、撥水性を向上させるべく、より大きな値
とすることが好ましい。具体的には90度以上、好まし
くは100度以上となるように材質の選定が行われる。
接触角を90度以上にすることで液受け板7の先端8で
の塗布液の固着・堆積を抑制することができる。また、
液受け板7の先端8から液受け板7の裏面への塗布液の
回り込みがなくなるためウェブ5およびコーティングロ
ール6の汚染も防止できる。
【0021】本発明における接触角とは20℃の水滴を
滴下してから30秒後の接触角であり、協和界面科学
(株)社製の自動接触角計(FACE CA-Z)で測定するこ
とができる。
滴下してから30秒後の接触角であり、協和界面科学
(株)社製の自動接触角計(FACE CA-Z)で測定するこ
とができる。
【0022】本発明において、液受け板7の先端8の水
に対する接触角を90度以上にする手段として、液受け
板7の先端8に撥水加工を施すことが望ましい。撥水加
工する面は、図4に示したように、少なくとも、液受け
板7の先端8上面41に撥水加工することであり、好ま
しくは液受け板7の先端8側面42および液受け板7の
先端8下面43にも撥水加工することが好ましい。撥水
加工する範囲は、液受け板7の先端8上面41および液
受け板7の先端8下面43については撥水加工長さLを
1cm以上、好ましくは3cm以上とすることが好まし
く、液受け板7の先端8側面42については液受け板7
の先端8側面42の全面に撥水加工することが好まし
い。吸引装置9を接続しない場合は、液受け板7の全面
に撥水加工することが好ましい。撥水性材料としては、
例えばフッ素樹脂、ポリアセタール樹脂、ポリエチレン
樹脂、ポリスチレン樹脂等のように塗布液に対して撥水
性を有する樹脂であれば何でもよい。
に対する接触角を90度以上にする手段として、液受け
板7の先端8に撥水加工を施すことが望ましい。撥水加
工する面は、図4に示したように、少なくとも、液受け
板7の先端8上面41に撥水加工することであり、好ま
しくは液受け板7の先端8側面42および液受け板7の
先端8下面43にも撥水加工することが好ましい。撥水
加工する範囲は、液受け板7の先端8上面41および液
受け板7の先端8下面43については撥水加工長さLを
1cm以上、好ましくは3cm以上とすることが好まし
く、液受け板7の先端8側面42については液受け板7
の先端8側面42の全面に撥水加工することが好まし
い。吸引装置9を接続しない場合は、液受け板7の全面
に撥水加工することが好ましい。撥水性材料としては、
例えばフッ素樹脂、ポリアセタール樹脂、ポリエチレン
樹脂、ポリスチレン樹脂等のように塗布液に対して撥水
性を有する樹脂であれば何でもよい。
【0023】液受け板7によって捕集した塗布液の回収
効率を向上させ、且つ液受け板7の先端8裏面および液
受け板7の裏面への塗布液の回り込みを防ぐため、図2
に示したように液受け板7の先端8を水平に対して傾斜
させることが好ましい。本発明において好ましい液受け
板7の先端8傾斜角θは、2度以上10度以下の範囲内
となるよう設定される。
効率を向上させ、且つ液受け板7の先端8裏面および液
受け板7の裏面への塗布液の回り込みを防ぐため、図2
に示したように液受け板7の先端8を水平に対して傾斜
させることが好ましい。本発明において好ましい液受け
板7の先端8傾斜角θは、2度以上10度以下の範囲内
となるよう設定される。
【0024】本発明において、液受け板7はウェブ5の
走行方向に対して、カーテン膜衝突部10の上流側に設
置される。設置位置はカーテン膜衝突部10に液受け板
7の先端8を近づけることが好ましく、カーテン膜衝突
部10からウェブ5表面に沿って上流側へ10cm以
内、より好ましくは5cm以内に設置される。
走行方向に対して、カーテン膜衝突部10の上流側に設
置される。設置位置はカーテン膜衝突部10に液受け板
7の先端8を近づけることが好ましく、カーテン膜衝突
部10からウェブ5表面に沿って上流側へ10cm以
内、より好ましくは5cm以内に設置される。
【0025】
【実施例】本発明の効果を一層明確にするために、以下
に実施例を掲げて詳述する。特公昭49−24133号
公報記載のスライドカーテン塗布装置により下記条件に
従って塗布を行った。 操作条件 ウェブ:140μm厚ポリエチレン樹脂被覆紙 ウェブ幅:1500mm 塗布幅:1490mm カーテン高さ:80mm 塗布速度:250m/min
に実施例を掲げて詳述する。特公昭49−24133号
公報記載のスライドカーテン塗布装置により下記条件に
従って塗布を行った。 操作条件 ウェブ:140μm厚ポリエチレン樹脂被覆紙 ウェブ幅:1500mm 塗布幅:1490mm カーテン高さ:80mm 塗布速度:250m/min
【0026】塗布液: 上層:保護層 粘度:40cP、表面張力:25dyne/cm(37
℃) 塗布量:20g/m2 下層:ハロゲン化銀乳剤層 粘度:60cP、表面張力:30dyne/cm(37
℃) 塗布量:40g/m2
℃) 塗布量:20g/m2 下層:ハロゲン化銀乳剤層 粘度:60cP、表面張力:30dyne/cm(37
℃) 塗布量:40g/m2
【0027】実施例1 図1に示す装置構成によって実施した。液受け板7の先
端8上面41および液受け板7の先端8下面43および
液受け板7の先端8側面42に撥水加工を施し、撥水加
工長さLを5cm、撥水加工材質をテフロン(水との接
触角は108度)とし、液受け板7傾斜角θを3度、カ
ーテン膜衝突位置10から液受け板7の先端8までのウ
ェブ5に沿う距離を3cm、液受け板7の先端8からウ
ェブ5表面までの距離を150ミクロン一定となるよう
固定設置し、塗布開始・終了操作を50回繰り返したと
ころ、若干の厚塗りが認められる場合があったが、乾燥
負荷は正常時の5%増までにとどまった。また、液受け
板7および液受け板7の先端8の表面に固着物が若干存
在する場合があったが、乾燥工程内に塗布液の飛散もな
く、巻き取られた製品に厚塗り部の圧接による圧力かぶ
り又は圧力減感などの特性劣化は認められなかった。
端8上面41および液受け板7の先端8下面43および
液受け板7の先端8側面42に撥水加工を施し、撥水加
工長さLを5cm、撥水加工材質をテフロン(水との接
触角は108度)とし、液受け板7傾斜角θを3度、カ
ーテン膜衝突位置10から液受け板7の先端8までのウ
ェブ5に沿う距離を3cm、液受け板7の先端8からウ
ェブ5表面までの距離を150ミクロン一定となるよう
固定設置し、塗布開始・終了操作を50回繰り返したと
ころ、若干の厚塗りが認められる場合があったが、乾燥
負荷は正常時の5%増までにとどまった。また、液受け
板7および液受け板7の先端8の表面に固着物が若干存
在する場合があったが、乾燥工程内に塗布液の飛散もな
く、巻き取られた製品に厚塗り部の圧接による圧力かぶ
り又は圧力減感などの特性劣化は認められなかった。
【0028】実施例2 液受け板7の一端を吸引装置9と接続したこと以外は実
施例1と同一条件とした。結果は、実施例1でみられた
液受け板7および液受け板7の先端8表裏に固着物は全
く認められなかった。その他については実施例1と同じ
結果であった。
施例1と同一条件とした。結果は、実施例1でみられた
液受け板7および液受け板7の先端8表裏に固着物は全
く認められなかった。その他については実施例1と同じ
結果であった。
【0029】実施例3 塗布開始操作時には、カーテン膜2がウェブ5に架橋す
る直前まで液受け板7の先端8をウェブ5と接触状態に
保持し、塗布中には液受け板7の先端8をウェブ5表面
から150ミクロン浮上させたこと以外は実施例2と同
一条件で実施したところ、厚塗りの発生は全くなく、圧
力かぶり等の製品特性劣化も認められなかった。
る直前まで液受け板7の先端8をウェブ5と接触状態に
保持し、塗布中には液受け板7の先端8をウェブ5表面
から150ミクロン浮上させたこと以外は実施例2と同
一条件で実施したところ、厚塗りの発生は全くなく、圧
力かぶり等の製品特性劣化も認められなかった。
【0030】比較例 液受け板7及び液受け板7の先端8の材質をステンレス
製(水との接触角は55度)にしたこと以外は実施例1
と同一条件とした。結果は、塗布開始操作時の厚塗りの
発生が著しく、乾燥能力を2倍にしても未乾燥部の存在
によって乾燥工程内で塗布液が飛散し、巻き取られた製
品には厚塗り部圧接による圧力かぶりが発生した。ま
た、液受け板7及び液受け板7の先端8表裏に塗布液の
固着が認められ、液受け板7の先端8裏面に回り込んだ
塗布液によって塗布物に筋状故障の発生が頻発した。
製(水との接触角は55度)にしたこと以外は実施例1
と同一条件とした。結果は、塗布開始操作時の厚塗りの
発生が著しく、乾燥能力を2倍にしても未乾燥部の存在
によって乾燥工程内で塗布液が飛散し、巻き取られた製
品には厚塗り部圧接による圧力かぶりが発生した。ま
た、液受け板7及び液受け板7の先端8表裏に塗布液の
固着が認められ、液受け板7の先端8裏面に回り込んだ
塗布液によって塗布物に筋状故障の発生が頻発した。
【0031】
【発明の効果】本発明により、塗布液を薄膜液状物とし
てリップ先端から自由落下させ連続走行する支持体上に
塗設するカーテン塗布方法に於いて、塗布開始時又は塗
布終了時に発生する厚塗りを防止する塗布方法および装
置を提供することができた。
てリップ先端から自由落下させ連続走行する支持体上に
塗設するカーテン塗布方法に於いて、塗布開始時又は塗
布終了時に発生する厚塗りを防止する塗布方法および装
置を提供することができた。
【図1】本発明におけるカーテン塗布装置の模式側面
図。
図。
【図2】本発明のカーテン塗布装置の待機状態を示した
模式側面図。
模式側面図。
【図3】本発明のカーテン塗布装置の塗布状態を示した
模式側面図。
模式側面図。
【図4】本発明の液受け板先端拡大図。
1 カーテンヘッド 2 カーテン膜 3 リップ先端 4 エッジガイド 7 液受け板 8 液受け板の先端 9 吸引装置 10 カーテン膜衝突部 11 昇降装置 12 回収槽 41 液受け板先端上面 42 液受け板先端側面 43 液受け板先端下面 a 待機位置 b 塗布位置 θ 液受け板傾斜角 L 撥水加工長さ
Claims (4)
- 【請求項1】 塗布液を薄膜液状物としてリップ先端か
ら自由落下させ、連続走行する支持体上に塗設するカー
テン塗布装置に於いて、前記薄膜液状物を捕捉する液受
け板先端の水に対する接触角が90度よりも大きいこと
を特徴とする塗布装置。 - 【請求項2】 塗布液を薄膜液状物としてリップ先端か
ら自由落下させ、連続走行する支持体上に塗設するカー
テン塗布装置に於いて、前記薄膜液状物を捕捉する液受
け板の一端を吸引装置と接続したことを特徴とする塗布
装置。 - 【請求項3】 塗布液を薄膜液状物としてリップ先端か
ら自由落下させ、連続走行する支持体上に塗設するカー
テン塗布装置に於いて、前記薄膜液状物を捕捉する液受
け板先端の水に対する接触角を90度よりも大きくし且
つ前記液受け板の一端を吸引装置と接続したことを特徴
とする塗布装置。 - 【請求項4】 塗布液を薄膜液状物としてリップ先端か
ら自由落下させ、連続走行する支持体上に塗設するカー
テン塗布方法に於いて、塗布開始時または塗布終了時は
前記薄膜液状物を捕捉する液受け板先端を前記支持体と
接触状態とし、塗布中には前記液受け板先端を前記支持
体から浮上させることを特徴とする塗布方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2000005720A JP2001191002A (ja) | 2000-01-06 | 2000-01-06 | 塗布装置および塗布方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2000005720A JP2001191002A (ja) | 2000-01-06 | 2000-01-06 | 塗布装置および塗布方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2001191002A true JP2001191002A (ja) | 2001-07-17 |
Family
ID=18534347
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2000005720A Pending JP2001191002A (ja) | 2000-01-06 | 2000-01-06 | 塗布装置および塗布方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2001191002A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2011041897A (ja) * | 2009-08-20 | 2011-03-03 | Toyota Motor Corp | グラビア塗工装置 |
-
2000
- 2000-01-06 JP JP2000005720A patent/JP2001191002A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2011041897A (ja) * | 2009-08-20 | 2011-03-03 | Toyota Motor Corp | グラビア塗工装置 |
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