JP2001196600A - 半導体装置及びその作製方法 - Google Patents

半導体装置及びその作製方法

Info

Publication number
JP2001196600A
JP2001196600A JP2000347982A JP2000347982A JP2001196600A JP 2001196600 A JP2001196600 A JP 2001196600A JP 2000347982 A JP2000347982 A JP 2000347982A JP 2000347982 A JP2000347982 A JP 2000347982A JP 2001196600 A JP2001196600 A JP 2001196600A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
film
aluminum nitride
nitride film
silicon
laser
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000347982A
Other languages
English (en)
Inventor
Koyu Cho
宏勇 張
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Semiconductor Energy Laboratory Co Ltd
Original Assignee
Semiconductor Energy Laboratory Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Semiconductor Energy Laboratory Co Ltd filed Critical Semiconductor Energy Laboratory Co Ltd
Priority to JP2000347982A priority Critical patent/JP2001196600A/ja
Publication of JP2001196600A publication Critical patent/JP2001196600A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Physical Deposition Of Substances That Are Components Of Semiconductor Devices (AREA)
  • Thin Film Transistor (AREA)
  • Recrystallisation Techniques (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 特性の優れた結晶性珪素膜を得る。 【解決手段】 ガラス基板、該ガラス基板上の窒化アル
ミニウム膜および該窒化アルミニウム膜上の結晶性珪素
膜を有し、前記窒化アルミニウム膜は該窒化アルミニウ
ム膜に含まれる窒素に対して0.01〜20原子%の酸
素を含むことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ガラス等の絶縁基
板、あるいは各種基板上に形成された絶縁性被膜上に設
けられた非単結晶珪素膜を有する半導体装置、例えば、
薄膜トランジスタ(TFT)や薄膜ダイオード(TF
D)、またはそれらを応用した薄膜集積回路、特にアク
ティブ型液晶表示装置(液晶ディスプレー)用薄膜集積
回路の作製方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、ガラス等の絶縁基板上にTFTを
有する半導体装置、例えば、TFTを画素の駆動に用い
るアクティブ型液晶表示装置やイメージセンサー、3次
元集積回路等が開発されている。
【0003】これらの装置に用いられるTFTには、薄
膜状の珪素半導体を用いるのが一般的である。薄膜状の
珪素半導体としては、非晶質珪素半導体(a−Si)か
らなるものと結晶性を有する珪素半導体からなるものの
2つに大別される。結晶性を有する珪素半導体として
は、多結晶珪素、微結晶珪素、結晶成分を含む非晶質珪
素、結晶性と非晶質性の中間の状態を有するセミアモル
ファス珪素等が知られている。非晶質珪素半導体は作製
温度が低く、気相法で比較的容易に作製することが可能
で量産性に富むため、最も一般的に用いられているが、
移動度等の物性が結晶性を有する珪素半導体に比べて劣
るため、今後より高速特性を得る為には、結晶性を有す
る珪素半導体からなるTFTの作製方法の確立が強く求
められていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】結晶性を有する薄膜状
の珪素半導体を得る方法としては、非晶質の半導体膜を
成膜しておき、長時間、熱エネルギーを印加すること
(熱アニール)により結晶化するという方法が知られて
いる。この方法は固相成長法(SPC法)と称される。
しかしながら、この場合には、通常、加熱温度として6
00℃以上、結晶成長をさらに高めるためには640℃
以上以上の高温にすることが必要であり、基板が著しく
制約を受けることが問題であり、また、結晶化に要する
加熱時間が数十時間以上にも及ぶので、さらにその時間
を短くすることが求められていた。
【0005】これに対し、非晶質珪素膜にエキシマーレ
ーザーのごとき紫外線レーザーを照射することによって
も結晶性を有する珪素膜が得られた。この方法はレーザ
ーアニール法、レーザー結晶化法と称される。この方法
では処理時間は比較的短時間であったが、レーザーの出
力の不安定性からTFT特性のバラツキを低減すること
ができず、実用上の大きな障害となっていた。
【0006】本発明は、このような現状を鑑みてなされ
たもので、SPC法とレーザー結晶化法の長所を巧みに
取り入れ、量産性、特性に優れ、半導体デバイスを形成
するに適した珪素膜を得ることを課題とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、予め400〜
620℃、好ましくは、520〜620℃、例えば、5
50〜600℃、1〜12時間の熱アニールによって、
水素が放出され、低度の結晶性を有せしめた非単結晶半
導体膜(例えば、準多結晶とよぶ)に対し、紫外線レー
ザーを照射することによって結晶成長を向上せしめるこ
とを特徴とする。この際、レーザー照射前の珪素膜の結
晶化の度合い(結晶性領域と非晶質領域の比率)は0.
1〜99.9%が好ましく、さらには、1〜99%がよ
り好ましい。熱アニールの時間は必要とする結晶化度お
よびアニール温度によって異なる。
【0008】用いる紫外線レーザーとしては、KrFレ
ーザー(波長248nm)、XeClレーザー(波長3
08nm)、ArFレーザー(波長193nm)、Xe
Fレーザー(353nm)等のエキシマーレーザーが使
用しやすい。また、その他にもNd:YAGレーザーの
第3高調波もしくは第4高調波を用いてもよい。また、
レーザー照射に際しては、用いるレーザー光を10%以
上は吸収しない絶縁性の被膜を珪素膜上に形成してもよ
い。このような被膜の存在はレーザー照射による結晶成
長の際の表面の荒れを抑制する効果がある。
【0009】
【作用】非晶質珪素膜は紫外線に対して不透明であるが
ゆえに、初期のレーザー照射においては表面近傍に集中
的にエネルギーが吸収される。そのため膜全体にエネル
ギーを与えるには十分に強力なレーザーを照射しなけれ
ばならないが、そのようなエネルギーでは表面において
はあまりにも過大であるためにかえって非晶質化や膜の
蒸発(アブレーション)をもたらす。このため、非晶質
珪素膜にレーザーを照射して結晶化をおこなう際にはレ
ーザーのエネルギーの最適値が極めて狭く、すなわち、
エネルギーが低ければ結晶化が進まず、逆にエネルギー
が高すぎれば、膜が非晶質化もしくは蒸発してしまう。
このような理由によって従来のレーザー結晶化法は量産
性に難があった。
【0010】一方、1〜99%の結晶化度の低度に結晶
化させた珪素薄膜は、紫外線に対して半透明な状態であ
る。この状態で紫外線レーザー光を照射すると膜のほぼ
全域にまんべんなくレーザーのエネルギーが吸収され
る。この結果、結晶化の度合いが膜の厚さによらず一定
であり、極めて均一な特性を得ることができる。さら
に、ある程度の結晶化が進行しているので、少量のエネ
ルギーを追加するだけで、既に存在する結晶を核とし
て、より高度の結晶化が進行する。さらに、ある程度の
結晶性を有しているので、熱伝導度が高く、余分なエネ
ルギーはただちに他へ移動することができる。このた
め、照射に必要なレーザーのエネルギーも従来のレーザ
ー結晶化法の場合よりも低くても良い。
【0011】0.1〜99.9%の結晶化度を有する珪
素膜を得るには、400〜620℃、好ましくは、52
0〜620℃、例えば550〜600℃、1〜12時間
の熱アニールをおなえばよい。本発明では、熱アニール
に要する時間は温度に依存するが、600℃の場合には
4時間以内であり、従来の数十時間から大幅に短縮され
た。より低温の熱アニール(例えば、500〜550
℃)では、熱アニール時間は長くなるが、アニール工程
で基板に与える影響は十分に小さくなり、基板選択の余
地が拡がる。
【0012】
【実施例】〔実施例1〕本実施例はガラス基板上に形成
された結晶性珪素膜を用いたPチャネル型TFT(PT
FTという)とNチャネル型TFT(NTFTという)
とを相補型に組み合わせた回路を形成する例で、その作
製工程の概要は図1(A)〜(D)に示される。本実施
例に示す回路は、アクティブ型の液晶表示装置の画素電
極のスイッチング素子や周辺ドライバー回路、さらには
イメージセンサや3次元集積回路に応用することができ
る。
【0013】まず、基板(コーニング7059)101
上にスパッタリング法によって厚さ2000Åの酸化珪
素の下地膜102を形成した。基板は、下地膜の成膜の
前もしくは後に、歪み温度よりも高い温度でアニールを
おこなった後、0.1〜1.0℃/分で歪み温度以下ま
で徐冷すると、その後の温度上昇を伴う工程(本発明の
赤外光照射を含む)での基板の収縮が少なく、マスク合
わせが用意となる。コーニング7059基板では、62
0〜660℃で1〜4時間アニールした後、0.1〜
1.0℃/分、好ましくは、0.03〜0.3℃/分で
徐冷し、400〜500℃まで温度が低下した段階で取
り出すとよい。
【0014】そして、プラズマCVD法によって、厚さ
300〜1500Å、例えば800Åの真性(I型)の
非晶質珪素膜103を成膜した。さらに、その上にプラ
ズマCVD法によって厚さ100〜800Å、例えば2
00Åの酸化珪素膜104を堆積した。こえは、以下の
熱アニール工程において保護膜となり、膜表面の荒れを
防止する。
【0015】次に、窒素雰囲気下(大気圧)、600℃
で4時間、熱アニールした。この熱アニールによって、
珪素膜中の余剰の水素は放出され、膜は低度の結晶性を
有することとなった。ただし、珪素膜をラマン散乱分光
法によって分析しても、90%以上が結晶化している多
結晶珪素被膜のように、明確に珪素結晶に起因するピー
クを認めることはできなかった。このときの膜の結晶性
は、結晶成長用の核発生が少なくともおこなわれ、結晶
化した面積が50%以下、代表的には1〜10%の面積
しか結晶化していない状態である。TEM(透過型電子
顕微鏡)による観察では1000Å以下、典型的には2
0〜100Åの微細な結晶が観察された。この工程では
結晶の大きさは小さかったが、より大きな結晶(3〜3
0倍程度)を得るには、この珪素膜に、予めイオン注入
法によって1×1014〜1×10 16cm-2のドーズ量で
珪素イオンを注入しておくと有効であった。(図1
(A))
【0016】この工程の後に、珪素膜をパターニングし
て、TFTの島状の活性層105を形成した。活性層1
05の大きさはTFTのチャネル長とチャネル幅を考慮
して決定される。小さなものでは、50μm×20μ
m、大きなものでは100μm×1000μmであっ
た。このような活性層を基板上に多く形成した。
【0017】そして、KrFエキシマーレーザー(波長
248nm、パルス幅30nsec)を3〜20ショッ
ト照射し、活性層の結晶化をおこなった。レーザーのエ
ネルギー密度は200〜450mJ/cm2 であった。
このような大きなエネルギーの照射をおこなう前に、1
00〜200mJ/cm2 の比較的、低エネルギーのレ
ーザー照射を事前におこなうと、膜の結晶化の均一性が
向上した。レーザー照射は真空中でおこなうとより大き
な効果が得られた。また、レーザー照射の際、基板を1
50〜450℃、代表的には200〜300℃に加熱す
ると、より良好な特性、均一性が得られた。(図1
(B))
【0018】なお、レーザー照射の際、その表面に保護
膜として酸化珪素または窒化珪素膜を形成してくことが
好ましい。これは、珪素膜105の表面の状態を良くす
るためである。ただし、レーザー光の透過性を考慮する
と、本実施例のごとき、波長の短いKrFレーザーを用
いる場合には窒化珪素膜は適当でない。XeClレーザ
ーを用いる場合には窒化珪素膜でも問題はなかった。
【0019】以上のレーザー照射工程が終了したのち
に、200〜500℃、代表的には350℃で水素アニ
ールをおこなうと、珪素膜中の欠陥を減少させる上で有
効であった。また、1×1013〜1×1015cm-2の量
の水素のイオンドープをおこない、さらに200〜30
0℃の熱処理によっても同じ効果が得られた。
【0020】レーザー照射工程後に、プラズマCVD法
によって厚さ1000Åの酸化珪素膜106をゲイト絶
縁膜として成膜した。CVDの原料ガスとしてはTEO
S(テトラ・エトキシ・シラン、Si(OC
2 5 4 )と酸素を用い、成膜時の基板温度は300
〜550℃、例えば350℃とした。
【0021】引き続いて、スパッタリング法によって、
厚さ3000〜8000Å、例えば5000Åのアルミ
ニウム(0.01〜0.25%の周期律表III aの希土
類元素を含む)を成膜した。そしてアルミニウム膜をパ
ターニングして、ゲイト電極107、109を形成し
た。さらに、このアルミニウムの電極の表面を陽極酸化
して、表面に酸化物層108、110を形成した。この
陽極酸化は、酒石酸が1〜5%含まれたエチレングリコ
ール溶液中で行った。得られた酸化物層108、110
の厚さは2000Åであった。なお、この酸化物108
と110とは、後のイオンドーピング工程において、オ
フセットゲイト領域を形成する厚さとなるので、オフセ
ットゲイト領域の長さを上記陽極酸化工程で決めること
ができる。
【0022】次に、イオンドーピング法(プラズマドー
ピング法とも言う)によって、ゲイト電極部(すなわち
ゲイト電極107とその周囲の酸化層108、ゲイト電
極109とその周囲の酸化層110)をマスクとして、
自己整合的にPもしくはN導電型を付与する不純物を珪
素膜105に添加した。ドーピングガスとして、フォス
フィン(PH3 )およびジボラン(B2 6 )を用い、
前者の場合は、加速電圧を60〜90kV、例えば80
kV、後者の場合は、40〜80kV、例えば65kV
とした。ドーズ量は1×1015〜8×1015cm-2、例
えば、燐を2×1015cm-2、ホウ素を5×1015cm
-2とした。ドーピングに際しては、一方の領域をフォト
レジストで覆うことによって、それぞれの元素を選択的
にドーピングした。この結果、N型の不純物領域114
と116、P型の不純物領域111と113が形成さ
れ、Pチャネル型TFT(PTFT)の領域とNチャネ
ル型TFT(NTFT)との領域を形成することができ
た。
【0023】その後、レーザー光の照射によってアニー
ル行った。レーザー光としては、KrFエキシマレーザ
ー(波長248nm、パルス幅20nsec)を用いた
が、他のレーザーであってもよい。レーザー光の照射条
件は、エネルギー密度が200〜400mJ/cm2
例えば250mJ/cm2 とし、一か所につき2〜10
ショット、例えば2ショット照射した。このレーザー光
の照射時に基板を200〜450℃程度に加熱するとレ
ーザー照射の効果が増大した。(図1(C))
【0024】続いて、厚さ4000〜8000Å、例え
ば、6000Åの酸化珪素膜117を層間絶縁物として
プラズマCVD法によって形成した。この層間絶縁物と
してはポリイミドまたは酸化珪素とポリイミドの2層膜
を利用してもよい。さらにコンタクトホールを形成し
て、金属材料、例えば、窒化チタンとアルミニウムの多
層膜によってTFTの電極・配線118、120、11
9を形成した。最後に、1気圧の水素雰囲気で350
℃、30分のアニールを行い、TFTを相補型に構成し
た半導体回路を完成した。(図1(D))
【0025】上記に示す回路は、PTFTとNTFTと
を相補型に設けたCMOS構造であるが、上記工程にお
いて、2つのTFTを同時に作り、中央で切断すること
により、独立したTFTを2つ同時に作製することも可
能である。
【0026】〔実施例2〕本実施例は、アクティブ型の
液晶表示装置において、スイッチング素子として各画素
に設けられたNチャネル型TFTの例である。以下にお
いては、一つの画素について説明するが、他に多数(一
般には数十万)の画素が同様な構造で形成される。ま
た、Nチャネル型TFTではなくPチャネル型TFTで
もよいことはいうまでもない。
【0027】本実施例の作製工程の概略を図2に示す。
本実施例において、基板200としてはコーニング70
59ガラス基板(厚さ1.1mm、300×400m
m)を使用した。まず、下地膜として、プラズマCVD
法またはスパッタ法によって2000Åの厚さの窒化ア
ルミニウム膜201を形成し、さらにその上に他の下地
膜として酸化珪素膜202をプラズマCVD法で200
0Åの厚さに形成した。窒化アルミニウムはガラス基板
に比べ、10倍以上も熱伝導度が大きく、大面積の基板
での温度の均一性を保つ上で好ましかった。また、窒化
アルミニウムには、ガラス基板との熱膨張率を近づけ
て、密着性を向上させるために、窒素に対して酸素を
0.01〜20原子%添加してもよい。
【0028】窒化アルミニウムをプラズマCVD法によ
って形成するには、原料としては、トリメチルアルミニ
ウム(Al(CH3 3 )とアンモニアを用いればよ
い。また、スパッタ法によって形成するには、雰囲気を
窒素、もしくはアンモニアにしてアルミニウムターゲッ
トを用いて反応性スパッタをおこなえばよい。なお、酸
化珪素膜202のCVDの原料ガスとしてはTEOSと
酸素を用いた。さらに、LPCVD法もしくはプラズマ
CVD法で非晶質珪素膜203を1000Å、酸化珪素
膜204を200Åの厚さにそれぞれ形成した。そし
て、600℃で1時間、加熱アニールをおこない、低度
の結晶珪素膜を得た。(図2(A))
【0029】この熱アニール工程の後、珪素膜をパター
ニングしてTFTの島状活性層205およびその上の酸
化珪素膜204’のみを残存させ、その他を除去した。
そして、島状活性層205にKrFレーザーを照射し、
珪素膜の結晶性を向上せしめた。レーザー照射は、1か
所に付き3〜20ショット、エネルギー密度は200〜
450mJ/cm2 の条件でおこなった。(図2
(B))
【0030】その後、酸化珪素膜204’を除去して、
島状珪素領域205の表面を露出させた。さらにテトラ
・エトキシ・シラン(TEOS)を原料として、酸素雰
囲気中のプラズマCVD法によって、酸化珪素のゲイト
絶縁膜(厚さ70〜120nm、典型的には120n
m)206を形成した。基板温度は350℃とした。次
に公知の多結晶珪素を主成分とした膜をLPCVD法で
形成し、パターニングを行うことによって、ゲイト電極
207を形成した。多結晶珪素には導電性を向上させる
ために不純物として燐を0.1〜5原子%導入した。
【0031】その後、N型の不純物として、燐をイオン
ドーピング法で注入し、自己整合的にソース領域20
8、チャネル形成領域209、ドレイン領域210を形
成した。そして、KrFレーザー光を照射することによ
って、イオン注入のために結晶性の劣化した珪素膜の結
晶性を改善させた。このときにはレーザー光のエネルギ
ー密度は250〜300mJ/cm2 とした。このレー
ザー照射によって、このTFTのソース/ドレインのシ
ート抵抗は300〜800Ω/cm2 となった。レーザ
ー照射によるアニールの工程は可視・近赤外光のランプ
アニールによって行ってもよい。(図2(C))
【0032】その後、酸化珪素またはポリイミドによっ
て層間絶縁物211を形成し、さらに、画素電極212
をITOによって形成した。そして、コンタクトホール
を形成して、TFTのソース/ドレイン領域にクロム/
アルミニウム多層膜で電極213、214を形成し、こ
のうち一方の電極214はITO212にも接続するよ
うにした。最後に、水素中で200〜400℃で2時間
アニールして、水素化をおこなった。このようにして、
TFTを完成した。この工程は、同時に他の多数の画素
領域においても同時に行われる。また、より耐湿性を向
上させるために、全面に窒化珪素等でパッシベーション
膜を形成してもよい。(図2(D))
【0033】本実施例で示したアクティブマトリクスの
画素トランジスタは、それほどの高速動作を要求されな
い。したがって、本実施例では、プロセス時間を短縮す
るために、最初の熱アニールの時間を、実施例1の場合
よりも短い1時間とした。このため、本実施例で得られ
た初期の珪素膜の結晶性は実施例1のものより劣ってい
た。その結果、図2(B)におけるレーザー照射後の結
晶性も実施例1のものに比較するとやや劣っていた。し
かしながら、通常のSPC法によるものよりははるかに
優れた特性が得られた。
【0034】〔実施例3〕図3を用いて、本実施例を説
明する。基板は、ガラス転移点(歪み温度ともいう)が
550〜650℃のガラス基板、例えばコーニング70
59を用い、実施例1のように、収縮防止のために、事
前に640℃で4時間アニールした後、0.1℃で45
0℃まで徐冷した後、取り出したものを使用した。まず
基板301上に下地膜302を形成し、さらに、プラズ
マCVD法によって厚さ300〜800Åの非晶質珪素
膜303と、厚さ200Åの酸化珪素膜304を成膜し
た。そして、620℃、1時間の加熱アニールをおこな
った。熱アニール後、基板を2〜200℃/秒の速度、
好ましくは10℃/秒以上の速度で450℃までは急激
に冷却した。これは、この熱アニール工程によって、基
板が収縮することを防止するためである。このような急
激な冷却が不可能なアニール炉においては、基板を炉外
に取り出して、室温に放置することによっても同様な効
果が得られる。
【0035】本実施例では、熱アニール温度が、実施例
1、2の場合よりも高く、また、コーニング7059の
歪み温度(593℃)よりも高いために、事前に熱処理
/徐冷処理をおこなっても、基板の収縮を抑えるとは難
しかった。そのような場合には、以上のようなアニール
温度からの急冷が有効である。本実施例ではアニール温
度が高かったために、実施例1よりも短時間のアニール
であるにも関わらず、比較的結晶化度の高い(50%以
上)の珪素膜が得られた。(図3(A))
【0036】そして、KrFエキシマーレーザー(波長
248nm、パルス幅30nsec)を3〜20ショッ
ト照射し、活性層の結晶化を助長させた。レーザーのエ
ネルギー密度は200〜450mJ/cm2 であった。
(図3(B)) 次に、珪素膜303をパターニングして、島状の活性層
領域305および306を形成した。活性層のエッチン
グは垂直方向に異方性を有するRIE法によって行っ
た。(図3(C))
【0037】その後は実施例1と同様にゲイト絶縁膜3
08、ゲイト電極309、310を形成し、イオンドー
ピング法によって、不純物領域を形成し、これをレーザ
ー照射によって活性化させた。(図3(D))
【0038】さらに、層間絶縁物311を形成して、こ
れにコンタクトホールを形成し、メタル配線312、3
13、314を形成した。(図3(E)) このようにして、相補型TFT回路を形成した。本実施
例では珪素膜をパターニングして島状活性層を形成する
前にレーザー照射によって結晶化をおこなった(図3
(B))。これはTFTの活性層を汚染から守る上で効
果的であった。しかしながら、このように活性層のパタ
ーニング前にレーザー照射をおこなうには、珪素膜の結
晶化度がある程度、高いことが必要である。結晶化度の
低い珪素膜では紫外線レーザーに対して透明度が高くな
いため、レーザーエネルギーの吸収が表面近傍や結晶粒
界に偏り、膜の剥離等が生じる。逆に、以上の要件を満
たす膜においては汚染が防止されるため、本実施例のT
FTの特性(電界移動度やしきい値電圧)および信頼性
は極めて良好であった。また、本実施例からも明らかな
ように、本発明はガラス転移点が550〜650℃の基
板材料において、特に有効であった。
【0039】
【発明の効果】400〜620℃、好ましくは、520
〜620℃、より好ましくは550〜600℃の温度
で、1〜12時間の熱アニールによって0.1〜99.
9%、好ましくは1〜99%の低度に結晶化した珪素膜
に対して、紫外線レーザーを照射するこにより、結晶性
を向上せしめることができ、良好な結晶性を有した珪素
膜を安定して得ることができた。さらに、珪素膜の特性
を向上させるには、水素化アニールを水素雰囲気中、2
00〜450℃での処理により、水素を珪素膜中に添加
して不対結合手を除去・中和できる。また、本発明によ
って、従来、数10時間も要された結晶化工程が、短縮
され、量産性を向上させることができた。このように本
発明は工業上、有益であり、特に本発明は絶縁ゲイト型
半導体装置の形成に極めて効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施例1のTFTの作製工程を示す図。
【図2】 実施例2のTFTの作製工程を示す図。
【図3】 実施例3のTFTの作製工程を示す図。
【符号の説明】
101 ガラス基板 102 下地膜(酸化珪素膜) 103 珪素膜 104 酸化珪素膜 105 島状珪素膜(活性層) 106 ゲイト絶縁膜(酸化珪素膜) 107 ゲイト電極(アルミニウム) 108 陽極酸化層(酸化アルミニウム) 109 ゲイト電極 110 陽極酸化層 111 ソース(ドレイン)領域 112 チャネル形成領域 113 ドレイン(ソース)領域 114 ソース(ドレイン)領域 115 チャネル形成領域 116 ドレイン(ソース)領域 117 層間絶縁物 118 電極 119 電極 120 電極
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考)

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ガラス基板、該ガラス基板上の窒化アルミ
    ニウム膜および該窒化アルミニウム膜上の結晶性珪素膜
    を有し、前記窒化アルミニウム膜は該窒化アルミニウム
    膜に含まれる窒素に対して0.01〜20原子%の酸素
    を含むことを特徴とする半導体装置。
  2. 【請求項2】ガラス基板、該ガラス基板上の窒化アルミ
    ニウム膜、該窒化アルミニウム膜上の酸化珪素膜および
    該酸化珪素膜上の結晶性珪素膜を有し、前記窒化アルミ
    ニウム膜は該窒化アルミニウム膜に含まれる窒素に対し
    て0.01〜20原子%の酸素を含むことを特徴とする
    半導体装置。
  3. 【請求項3】ガラス基板上に窒化アルミニウム膜を形成
    し、前記窒化アルミニウム膜の上に非単結晶珪素膜を形
    成し、前記非単結晶珪素膜を結晶化する作製方法を含む
    半導体装置の作製方法であって、 前記窒化アルミニウム膜は窒素雰囲気中もしくはアンモ
    ニア雰囲気中においてアルミニウムターゲットをスパッ
    タして形成されることを特徴とする半導体装置の作製方
    法。
  4. 【請求項4】ガラス基板上に窒化アルミニウム膜を形成
    し、前記窒化アルミニウム膜の上に酸化珪素膜を形成
    し、該酸化珪素膜の上に非単結晶珪素膜を形成し、前記
    非単結晶珪素膜を結晶化する作製方法を含む半導体装置
    の作製方法であって、 前記窒化アルミニウム膜は窒素雰囲気中もしくはアンモ
    ニア雰囲気中においてアルミニウムターゲットをスパッ
    タして形成されることを特徴とする半導体装置の作製方
    法。
  5. 【請求項5】ガラス基板上に窒化アルミニウム膜を形成
    し、前記窒化アルミニウム膜の上に非単結晶珪素膜を形
    成し、前記非単結晶珪素膜を結晶化する作製方法を含む
    半導体装置の作製方法であって、 前記窒化アルミニウム膜は該窒化アルミニウム膜に含ま
    れる窒素に対して0.01〜20原子%の酸素を含むこ
    とを特徴とする半導体装置の作製方法。
  6. 【請求項6】ガラス基板上に窒化アルミニウム膜を形成
    し、前記窒化アルミニウム膜の上に酸化珪素膜を形成
    し、前記酸化珪素膜の上に非単結晶珪素膜を形成し、前
    記非単結晶珪素膜を結晶化する作製方法を含む半導体装
    置の作製方法であって、 前記窒化アルミニウム膜は該窒化アルミニウム膜に含ま
    れる窒素に対して0.01〜20原子%の酸素を含むこ
    とを特徴とする半導体装置の作製方法。
JP2000347982A 2000-11-15 2000-11-15 半導体装置及びその作製方法 Pending JP2001196600A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000347982A JP2001196600A (ja) 2000-11-15 2000-11-15 半導体装置及びその作製方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000347982A JP2001196600A (ja) 2000-11-15 2000-11-15 半導体装置及びその作製方法

Related Parent Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP04052394A Division JP3254072B2 (ja) 1994-02-15 1994-02-15 半導体装置の作製方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2001196600A true JP2001196600A (ja) 2001-07-19

Family

ID=18821631

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000347982A Pending JP2001196600A (ja) 2000-11-15 2000-11-15 半導体装置及びその作製方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2001196600A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006032924A (ja) * 2004-06-14 2006-02-02 Semiconductor Energy Lab Co Ltd 半導体装置の作製方法

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006032924A (ja) * 2004-06-14 2006-02-02 Semiconductor Energy Lab Co Ltd 半導体装置の作製方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3254072B2 (ja) 半導体装置の作製方法
KR100333153B1 (ko) 반도체장치제작방법
US5624851A (en) Process of fabricating a semiconductor device in which one portion of an amorphous silicon film is thermally crystallized and another portion is laser crystallized
KR100291974B1 (ko) 반도체장치 및 그제조방법
US20010000154A1 (en) Thin film type monolithic semiconductor device
JPH0758339A (ja) 半導体装置およびその作製方法
JPH0794757A (ja) 半導体装置の作製方法
JP3411408B2 (ja) 半導体装置の作製方法
JPH0794756A (ja) 半導体装置の作製方法
US6410374B1 (en) Method of crystallizing a semiconductor layer in a MIS transistor
JPH07193247A (ja) 薄膜トランジスタ及びその製造方法
JP3949639B2 (ja) 半導体装置の作製方法
JP2782035B2 (ja) ガラス基板処理方法
JP2001196600A (ja) 半導体装置及びその作製方法
JP3202688B2 (ja) 半導体装置の作製方法
JPH08316487A (ja) 薄膜半導体装置の製造方法
JPH1197712A (ja) 半導体装置の作製方法
JPH1187724A (ja) 半導体素子の製造方法
JP2852855B2 (ja) 半導体装置の作製方法
JPH08139016A (ja) 薄膜集積回路の製造方法
JP3408242B2 (ja) 半導体装置の作製方法
JP2000068205A (ja) 半導体装置の作製方法
JP3393857B2 (ja) 半導体装置の作製方法
JP3393863B2 (ja) 半導体装置の作成方法
JP3330922B2 (ja) 半導体回路の作製方法