JP2001196653A - 圧電トランス - Google Patents
圧電トランスInfo
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- JP2001196653A JP2001196653A JP2000335452A JP2000335452A JP2001196653A JP 2001196653 A JP2001196653 A JP 2001196653A JP 2000335452 A JP2000335452 A JP 2000335452A JP 2000335452 A JP2000335452 A JP 2000335452A JP 2001196653 A JP2001196653 A JP 2001196653A
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- transformer element
- case
- elastic
- vibration
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Abstract
(57)【要約】
【課題】変換効率を低下させることなく、圧電トランス
素子が移動してケースに接触して騒音原因となることを
防止できるようにする。 【解決手段】圧電トランス素子1を、上部リード端子3
aおよび下部リード端子3bをそれぞれインサートモー
ルドした上部ケース2aと下部ケース2bによりより構
成されるケース内に収納する際に、上部ケース3aに2
ヵ所、下部ケース3bに3ヵ所弾性接着剤4を塗布す
る。ケース内に素子を収納することにより、上記弾性接
着剤4により圧電トランス素子1を上部ケース2a、下
部ケース2bにそれぞれ接着させ、圧電トランス素子を
ケース2a、2bの内壁面に直接接触させない状態でケ
ースに接着固定する。この時、リード端子3a、3bは
素子1の電極上に接触する。
素子が移動してケースに接触して騒音原因となることを
防止できるようにする。 【解決手段】圧電トランス素子1を、上部リード端子3
aおよび下部リード端子3bをそれぞれインサートモー
ルドした上部ケース2aと下部ケース2bによりより構
成されるケース内に収納する際に、上部ケース3aに2
ヵ所、下部ケース3bに3ヵ所弾性接着剤4を塗布す
る。ケース内に素子を収納することにより、上記弾性接
着剤4により圧電トランス素子1を上部ケース2a、下
部ケース2bにそれぞれ接着させ、圧電トランス素子を
ケース2a、2bの内壁面に直接接触させない状態でケ
ースに接着固定する。この時、リード端子3a、3bは
素子1の電極上に接触する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はノート型パソコンや
カーナビゲーション等の液晶パネルの冷陰極管バックラ
イト用のインバータ回路や、民生品一般に用いられるア
ダプタ電源回路、電子複写機等に用いる高電圧発生回路
などにおいて用いられる圧電トランスに関し、特にその
圧電トランスのケースでの圧電トランス素子の保持構造
に関するものである。
カーナビゲーション等の液晶パネルの冷陰極管バックラ
イト用のインバータ回路や、民生品一般に用いられるア
ダプタ電源回路、電子複写機等に用いる高電圧発生回路
などにおいて用いられる圧電トランスに関し、特にその
圧電トランスのケースでの圧電トランス素子の保持構造
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図12(a)、(b)は、この種従来の
圧電トランスのケーシング構造を示す縦断面図と横断面
図である。上部ケース12aと下部ケース12bとは樹
脂成型品であって、それぞれ3本ずつの上部リード端子
13aと下部リード端子13bがインサートモールドさ
れている。上部ケースと下部ケースの内面には突起14
が形成されている。圧電トランス素子11の上下面には
それぞれ3個ずつの電極11aが形成されており、各電
極上の振動ノード点には上部リード端子13aまたは下
部リード端子13bが接触しており、これにより圧電ト
ランス素子11はケース内に保持される。ケース内面に
形成された突起14は圧電トランス11が所定の保持位
置から過度に移動することを阻止する。
圧電トランスのケーシング構造を示す縦断面図と横断面
図である。上部ケース12aと下部ケース12bとは樹
脂成型品であって、それぞれ3本ずつの上部リード端子
13aと下部リード端子13bがインサートモールドさ
れている。上部ケースと下部ケースの内面には突起14
が形成されている。圧電トランス素子11の上下面には
それぞれ3個ずつの電極11aが形成されており、各電
極上の振動ノード点には上部リード端子13aまたは下
部リード端子13bが接触しており、これにより圧電ト
ランス素子11はケース内に保持される。ケース内面に
形成された突起14は圧電トランス11が所定の保持位
置から過度に移動することを阻止する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来例では、
圧電トランス素子は、上下面をリード端子の弾性力のみ
により保持されているにすぎないため、水平方向の衝撃
が加わると位置ずれを起こしやすく、圧電トランス素子
が簡単に突起14やケースの内壁に接触してしまう。圧
電トランス素子がケースの突起などに接触すると、トラ
ンス素子の振動特性が劣化し、また、圧電トランス素子
に可聴音領域の周波数の振動が加わり、この振動がケー
スに伝搬し、騒音を発生させる。
圧電トランス素子は、上下面をリード端子の弾性力のみ
により保持されているにすぎないため、水平方向の衝撃
が加わると位置ずれを起こしやすく、圧電トランス素子
が簡単に突起14やケースの内壁に接触してしまう。圧
電トランス素子がケースの突起などに接触すると、トラ
ンス素子の振動特性が劣化し、また、圧電トランス素子
に可聴音領域の周波数の振動が加わり、この振動がケー
スに伝搬し、騒音を発生させる。
【0004】したがって、本発明の解決すべき課題は、
衝撃が加わっても圧電トランス素子が位置ずれを起こす
ことのない圧電トランスを、出力の低下を招くことなく
提供できるようにすることである。
衝撃が加わっても圧電トランス素子が位置ずれを起こす
ことのない圧電トランスを、出力の低下を招くことなく
提供できるようにすることである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上述の課題を解決するた
め、本発明によれば、長板形状の圧電体の上下面に電極
を形成してなる圧電トランス素子と、前記圧電トランス
素子を収容する、インサートモールドされたリード端子
を有する絶縁ケースとを備え、前記圧電トランス素子は
その振動ノード点にて前記リード端子により上下面より
押圧されており、かつ、前記圧電トランス素子の上下面
および側面の振動ノード点及び振動非ノード点と前記絶
縁ケースとの間には絶縁弾性部材が介在していることを
特徴とする圧電トランス、が提供される。
め、本発明によれば、長板形状の圧電体の上下面に電極
を形成してなる圧電トランス素子と、前記圧電トランス
素子を収容する、インサートモールドされたリード端子
を有する絶縁ケースとを備え、前記圧電トランス素子は
その振動ノード点にて前記リード端子により上下面より
押圧されており、かつ、前記圧電トランス素子の上下面
および側面の振動ノード点及び振動非ノード点と前記絶
縁ケースとの間には絶縁弾性部材が介在していることを
特徴とする圧電トランス、が提供される。
【0006】そして、前記圧電トランス素子の側面及び
上下面と前記絶縁ケースの間に設けられる絶縁弾性部材
は、 前記絶縁ケースの上下面に塗布された弾性接着剤に
より構成され、該弾性接着剤が前記圧電トランス素子の
側面にまで回り込むように形成される、 前記圧電トランス素子の上下面及び4つの側面に形
成された弾性突起部により構成される、 前記絶縁ケースの上下面に塗布された弾性接着
剤、及び、前記圧電トランス素子の4つの側面に形成さ
れた弾性突起部により構成される、のいずれかの態様を
もって形成される。
上下面と前記絶縁ケースの間に設けられる絶縁弾性部材
は、 前記絶縁ケースの上下面に塗布された弾性接着剤に
より構成され、該弾性接着剤が前記圧電トランス素子の
側面にまで回り込むように形成される、 前記圧電トランス素子の上下面及び4つの側面に形
成された弾性突起部により構成される、 前記絶縁ケースの上下面に塗布された弾性接着
剤、及び、前記圧電トランス素子の4つの側面に形成さ
れた弾性突起部により構成される、のいずれかの態様を
もって形成される。
【0007】そして、好ましくは、前記絶縁弾性部材
は、シリコーン系またはウレタン系の材料から構成さ
れ、その硬度は30〜80(JIS K 6253に準
ずる)になされる。また、前記絶縁弾性部材の前記圧電
トランス素子との接触面積は1箇所当たり、0.5〜
1.5mm2 になされる。[作用]上述した従来例で
は、圧電トランス素子をその振動のノード点にてリード
端子にて押圧・保持していた。圧電トランス素子のよう
な振動体を保持しようとした場合、振動のノード点で保
持しなければ、振動の阻害により、圧電トランス素子の
エネルギー変換効率が低下するからである。しかし、本
発明者等の実験によれば、補助的に非ノード点をも保持
する場合であっても弾性体にて圧電トランス素子を保持
する場合には、大きな変換効率の低下を招くことのない
ようにできることが判明した。すなわち、絶縁弾性部材
の形成位置として、振動ノード点のみならず、振動非ノ
ード点であっても弾性体と圧電トランス素子との接触面
積、弾性体の硬度、非ノード点の位置などを適切に選択
することにより、効率の低下を低く抑えることが可能で
あることが分かった。
は、シリコーン系またはウレタン系の材料から構成さ
れ、その硬度は30〜80(JIS K 6253に準
ずる)になされる。また、前記絶縁弾性部材の前記圧電
トランス素子との接触面積は1箇所当たり、0.5〜
1.5mm2 になされる。[作用]上述した従来例で
は、圧電トランス素子をその振動のノード点にてリード
端子にて押圧・保持していた。圧電トランス素子のよう
な振動体を保持しようとした場合、振動のノード点で保
持しなければ、振動の阻害により、圧電トランス素子の
エネルギー変換効率が低下するからである。しかし、本
発明者等の実験によれば、補助的に非ノード点をも保持
する場合であっても弾性体にて圧電トランス素子を保持
する場合には、大きな変換効率の低下を招くことのない
ようにできることが判明した。すなわち、絶縁弾性部材
の形成位置として、振動ノード点のみならず、振動非ノ
ード点であっても弾性体と圧電トランス素子との接触面
積、弾性体の硬度、非ノード点の位置などを適切に選択
することにより、効率の低下を低く抑えることが可能で
あることが分かった。
【0008】本発明においては、リード端子により圧電
トランス素子のノード点を保持するとともに、圧電トラ
ンス素子の比較的振幅の小さい非ノード点を弾性体にて
保持する。この弾性体と接触するトランス素子の位置
は、ノード点を通る素子の辺と平行な線が素子の他の辺
と交わる位置ないしその近傍とすることが好ましい。ま
た、本発明においては、硬度30〜80(JIS K
6253に準ずる)の弾性体が用いられるが、これ以下
の硬度では、トランス素子を所定の位置に保持すること
が困難になりまたこれ以上の硬度ではトランス素子の変
換効率の低下が大きくなるからである。同様の理由によ
り、弾性体とトランス素子との接触面積は1箇所当たり
0.5〜1.5mm2 (素子面積200〜300mm
2 、素子厚0.5〜1.5mm、接触点10〜12の場
合)に選定される。
トランス素子のノード点を保持するとともに、圧電トラ
ンス素子の比較的振幅の小さい非ノード点を弾性体にて
保持する。この弾性体と接触するトランス素子の位置
は、ノード点を通る素子の辺と平行な線が素子の他の辺
と交わる位置ないしその近傍とすることが好ましい。ま
た、本発明においては、硬度30〜80(JIS K
6253に準ずる)の弾性体が用いられるが、これ以下
の硬度では、トランス素子を所定の位置に保持すること
が困難になりまたこれ以上の硬度ではトランス素子の変
換効率の低下が大きくなるからである。同様の理由によ
り、弾性体とトランス素子との接触面積は1箇所当たり
0.5〜1.5mm2 (素子面積200〜300mm
2 、素子厚0.5〜1.5mm、接触点10〜12の場
合)に選定される。
【0009】圧電トランス素子の側面の振動ノード点と
振動非ノード点とを弾性体にて保持することにより、素
子自体の振動や外力(振動、衝撃)によって圧電トラン
ス素子が水平方向に移動することを防止することができ
る。また、圧電トランス素子の上下面(表裏面)の振動ノ
ード点と振動非ノード点とを弾性体にて保持することに
より、素子自身の振動や外力によって圧電トランス素子
が傾くことを防止することができる。したがって、圧電
トランス素子と端子リードとの接触点がノード点からず
れることによりリード端子が圧電トランス素子の振動を
阻害して変換効率を低下させることを防止するとができ
るとともにトランスファ素子がケースと接触して騒音を
発生させることを防止することができる。
振動非ノード点とを弾性体にて保持することにより、素
子自体の振動や外力(振動、衝撃)によって圧電トラン
ス素子が水平方向に移動することを防止することができ
る。また、圧電トランス素子の上下面(表裏面)の振動ノ
ード点と振動非ノード点とを弾性体にて保持することに
より、素子自身の振動や外力によって圧電トランス素子
が傾くことを防止することができる。したがって、圧電
トランス素子と端子リードとの接触点がノード点からず
れることによりリード端子が圧電トランス素子の振動を
阻害して変換効率を低下させることを防止するとができ
るとともにトランスファ素子がケースと接触して騒音を
発生させることを防止することができる。
【0010】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して説明する。[第1の実施の形態]図1
は、本発明の第1の実施の形態を示す分解斜視図であ
り、図2は、本発明の第1の実施の形態の各部の位置関
係を示した平面図である。
て図面を参照して説明する。[第1の実施の形態]図1
は、本発明の第1の実施の形態を示す分解斜視図であ
り、図2は、本発明の第1の実施の形態の各部の位置関
係を示した平面図である。
【0011】図1および図2において、圧電トランス素
子1は、上部リード端子3aおよび下部リード端子3b
をそれぞれインサートモールドした上部ケース2aと下
部ケース2bにより構成されるケース2内に収納され
る。上部ケース2aはスナップフィットフィンガー5を
有しており、これを下部ケース2bにはめ合わせること
でケーシングを行う。圧電トランス素子1を収納する際
に、上部ケース3aには2ヵ所(全てノード点)、下部ケ
ース3bには3ヵ所(非ノード点1ヵ所含む)、それぞれ
圧電トランス素子1の振動のノード点(各電極のほぼ中
央に位置している)から素子の長辺に下ろした垂線がケ
ースの内壁と交わる位置の振動ノード点乃至その付近の
振動非ノード点に弾性接着剤4を塗布する。そして、ケ
ース内に素子を収納することにより、上記弾性接着剤4
により圧電トランス素子1を上部ケース2a、下部ケー
ス2bにそれぞれ接着させ、圧電トランス素子をケース
2a、2bの内壁面に直接接触させない状態でケースに
接着固定する。従って、圧電トランス素子の振動ノード
点と振動非ノード点とを弾性体にて保持することにな
る。
子1は、上部リード端子3aおよび下部リード端子3b
をそれぞれインサートモールドした上部ケース2aと下
部ケース2bにより構成されるケース2内に収納され
る。上部ケース2aはスナップフィットフィンガー5を
有しており、これを下部ケース2bにはめ合わせること
でケーシングを行う。圧電トランス素子1を収納する際
に、上部ケース3aには2ヵ所(全てノード点)、下部ケ
ース3bには3ヵ所(非ノード点1ヵ所含む)、それぞれ
圧電トランス素子1の振動のノード点(各電極のほぼ中
央に位置している)から素子の長辺に下ろした垂線がケ
ースの内壁と交わる位置の振動ノード点乃至その付近の
振動非ノード点に弾性接着剤4を塗布する。そして、ケ
ース内に素子を収納することにより、上記弾性接着剤4
により圧電トランス素子1を上部ケース2a、下部ケー
ス2bにそれぞれ接着させ、圧電トランス素子をケース
2a、2bの内壁面に直接接触させない状態でケースに
接着固定する。従って、圧電トランス素子の振動ノード
点と振動非ノード点とを弾性体にて保持することにな
る。
【0012】本発明におけるノード点とは、圧電トラン
ス素子のノード領域上に位置するものである。図1に示
すような長方形圧電トランス素子を3次モード振動させ
る場合は各電極1aの中央部を横切る、トランス素子の
長辺に垂直な断面領域(点線で囲まれた領域)がノード
領域となる。このノード領域Nの面と圧電トランス素子
1との上下平面と両側面とが交わる直線部はノード線と
も呼べるものであり、このノード線上の任意の点が本発
明が意図するところのノード点となり、また、本発明に
おける非ノード点とは、前記で述べたように圧電トラン
ス素子の比較的振幅の小さい領域が非ノード点であり、
圧電トランス素子の振動のノード点から素子の長辺に下
ろした垂線が絶縁ケースの内壁と交わる位置の振動ノー
ド点乃至その付近の振動非ノード点に絶縁弾性部材にて
保持することが本発明の意図するものある。
ス素子のノード領域上に位置するものである。図1に示
すような長方形圧電トランス素子を3次モード振動させ
る場合は各電極1aの中央部を横切る、トランス素子の
長辺に垂直な断面領域(点線で囲まれた領域)がノード
領域となる。このノード領域Nの面と圧電トランス素子
1との上下平面と両側面とが交わる直線部はノード線と
も呼べるものであり、このノード線上の任意の点が本発
明が意図するところのノード点となり、また、本発明に
おける非ノード点とは、前記で述べたように圧電トラン
ス素子の比較的振幅の小さい領域が非ノード点であり、
圧電トランス素子の振動のノード点から素子の長辺に下
ろした垂線が絶縁ケースの内壁と交わる位置の振動ノー
ド点乃至その付近の振動非ノード点に絶縁弾性部材にて
保持することが本発明の意図するものある。
【0013】次に、本実施の形態での圧電トランス素子
1の接着固定の方法について説明する。図3は、本実施
の形態での圧電トランス素子の接着固定方法を示した断
面の拡大図である。まず、下部ケース2bに弾性接着剤
4を塗布する。弾性接着剤4を塗布した後に圧電トラン
ス素子1を下部ケース2bに装着すると、弾性接着剤4
が圧電トランス素子1の厚さ方向にも回り込み、圧電ト
ランス素子1を下部ケース2bに対し一定のクリアラン
スを保った状態で下部ケース2b内に固定するとができ
る。次に、弾性接着剤4を塗布した上部ケース2aを下
部ケース2bに装着することで本実施例の圧電トランス
を得ることができる。
1の接着固定の方法について説明する。図3は、本実施
の形態での圧電トランス素子の接着固定方法を示した断
面の拡大図である。まず、下部ケース2bに弾性接着剤
4を塗布する。弾性接着剤4を塗布した後に圧電トラン
ス素子1を下部ケース2bに装着すると、弾性接着剤4
が圧電トランス素子1の厚さ方向にも回り込み、圧電ト
ランス素子1を下部ケース2bに対し一定のクリアラン
スを保った状態で下部ケース2b内に固定するとができ
る。次に、弾性接着剤4を塗布した上部ケース2aを下
部ケース2bに装着することで本実施例の圧電トランス
を得ることができる。
【0014】圧電トランス素子1は、弾性を有した弾性
接着剤4を介してケース2に保持され、直接ケース2に
接触することがないため、圧電トランス素子1の振動が
阻害されることはなく、また騒音を発生させることもな
い。
接着剤4を介してケース2に保持され、直接ケース2に
接触することがないため、圧電トランス素子1の振動が
阻害されることはなく、また騒音を発生させることもな
い。
【0015】[第1の実施例]次に、本発明の第1の実
施例について具体的に説明する。まず、圧電トランス素
子1の形状は長さL=42mm、幅W=5.5mm、厚
さt=1mmである。ケース2のモールド材料には、液
晶ポリマであるゼナイト7130(商品名、デュボン社
製)を使用した。ケース2のモールド材料の外寸法は上
下ケース2a、2bの組み合わせ時において長さL=4
4.4mm、幅W=7.8mm、厚さt=3.2mmで
ある。
施例について具体的に説明する。まず、圧電トランス素
子1の形状は長さL=42mm、幅W=5.5mm、厚
さt=1mmである。ケース2のモールド材料には、液
晶ポリマであるゼナイト7130(商品名、デュボン社
製)を使用した。ケース2のモールド材料の外寸法は上
下ケース2a、2bの組み合わせ時において長さL=4
4.4mm、幅W=7.8mm、厚さt=3.2mmで
ある。
【0016】図4(a)、(b)は、上部リード端子3
aの平面図と側面図であり、図5(a)、(b)は、は
下部リード端子3bの平面図と側面図である。図4にお
いて上部リード端子3aは、上部ケース2aの側面から
先端までの長さがa=3.1mm、先端部での幅がb=
0.4mmである。同様に図5において、下部リード端
子3bは先端から下部ケース2bまでの長さがf=3.
1mmであり、先端部での幅がg=0.4mmである。
aの平面図と側面図であり、図5(a)、(b)は、は
下部リード端子3bの平面図と側面図である。図4にお
いて上部リード端子3aは、上部ケース2aの側面から
先端までの長さがa=3.1mm、先端部での幅がb=
0.4mmである。同様に図5において、下部リード端
子3bは先端から下部ケース2bまでの長さがf=3.
1mmであり、先端部での幅がg=0.4mmである。
【0017】上部リード端子3a及び下部リード端子3
bのモールドインサート部分の幅は、バネ材料としての
強度を持たせるためc=h=1.0mmに広げられてい
る。また、リード端子の材料にはリン青銅(C−521
0H材)で、板厚d=i=0.1mm、表面には2〜5
μmのニッケルめっきを施した。リード端子3の先端部
の段差は上部リード端子3aでe=0.45mm、下部
リード端子でj=0.6mm(いずれもリード端子3の
厚みd=i=0.1mmを含む)である。リード端子3
の圧電トランス素子1への接触部の寸法は、上部リード
端子3aでの長さ(接触長)Lは、L=b=0.4m
m、下部リード端子3bでの接触面積Sは、S=0.2
5mm2 である。リード端子3による圧電トランス素子
1への接触は、上下からの押し込みストロークを約0.
5mm、その押圧力を50〜60gfに設定した。
bのモールドインサート部分の幅は、バネ材料としての
強度を持たせるためc=h=1.0mmに広げられてい
る。また、リード端子の材料にはリン青銅(C−521
0H材)で、板厚d=i=0.1mm、表面には2〜5
μmのニッケルめっきを施した。リード端子3の先端部
の段差は上部リード端子3aでe=0.45mm、下部
リード端子でj=0.6mm(いずれもリード端子3の
厚みd=i=0.1mmを含む)である。リード端子3
の圧電トランス素子1への接触部の寸法は、上部リード
端子3aでの長さ(接触長)Lは、L=b=0.4m
m、下部リード端子3bでの接触面積Sは、S=0.2
5mm2 である。リード端子3による圧電トランス素子
1への接触は、上下からの押し込みストロークを約0.
5mm、その押圧力を50〜60gfに設定した。
【0018】尚、以下に記載する実施例の全てにおい
て、圧電トランス素子1、ケース2、リード端子3a、
3bは上記の寸法形状である。
て、圧電トランス素子1、ケース2、リード端子3a、
3bは上記の寸法形状である。
【0019】弾性接着剤4は弾性及び接着性に優れてい
るシリコーン系の接着剤であるホワイトシーラー(商品
名、HOLTS社製、形成後の硬度:30〜80(JI
SK6253に準ずる))を用いた。本実施例において
は、弾性接着剤4は、塗布容積を0.25ml〜0.7
5mlの範囲でコントロールし、組立形成後の圧電トラ
ンス素子1と弾性接着剤4の接触面積を1箇所当たり
0.5mm2 〜1.5mm2 になるように調整した。
るシリコーン系の接着剤であるホワイトシーラー(商品
名、HOLTS社製、形成後の硬度:30〜80(JI
SK6253に準ずる))を用いた。本実施例において
は、弾性接着剤4は、塗布容積を0.25ml〜0.7
5mlの範囲でコントロールし、組立形成後の圧電トラ
ンス素子1と弾性接着剤4の接触面積を1箇所当たり
0.5mm2 〜1.5mm2 になるように調整した。
【0020】上記の構成で得られた圧電トランスにおい
て、騒音レベル評価、電気的特性評価、振動・衝撃試
験、信頼性試験を行ったところ、下記に示す結果を得
た。
て、騒音レベル評価、電気的特性評価、振動・衝撃試
験、信頼性試験を行ったところ、下記に示す結果を得
た。
【0021】まず、騒音レベルについて測定したとこ
ろ、従来品(図12)ではバックグラウンドレベルより
数dBから10dB大きいものが発生していた(発生
率:約30%)が、本発明品では、全てバックグラウン
ドレベルであった。
ろ、従来品(図12)ではバックグラウンドレベルより
数dBから10dB大きいものが発生していた(発生
率:約30%)が、本発明品では、全てバックグラウン
ドレベルであった。
【0022】次に、電気特性を評価したところ、エネル
ー変換効率は95%以上であり、従来のリード端子のみ
で保持する構成のものと差はなく良好な結果であった。
ー変換効率は95%以上であり、従来のリード端子のみ
で保持する構成のものと差はなく良好な結果であった。
【0023】続いて、振動・衝撃試験により、保持力の
評価を行った。振動試験は、3G、15Hz〜1kHz
の振動を圧電トランスのXYZ方向に対して、1サイク
ル1分、各方向120サイクル(2h)の条件で、サン
プル数20個で行った(合計で360サイクル、6
h)。振動試験後の騒音レベル測定、電気的特性におい
ても初期値と変わらず、良好な結果であった。
評価を行った。振動試験は、3G、15Hz〜1kHz
の振動を圧電トランスのXYZ方向に対して、1サイク
ル1分、各方向120サイクル(2h)の条件で、サン
プル数20個で行った(合計で360サイクル、6
h)。振動試験後の騒音レベル測定、電気的特性におい
ても初期値と変わらず、良好な結果であった。
【0024】また、圧電トランスの±XYZ方向から1
00G(約10msec)の衝撃を各10回(合計で6
0回)印加した衝撃試験(サンプル数:20個)におい
ても、衝撃試験前後で、騒音レベル、電気的特性に変化
が生じず、外部応力に対しても信頼性のある圧電トラン
スが実現できた。
00G(約10msec)の衝撃を各10回(合計で6
0回)印加した衝撃試験(サンプル数:20個)におい
ても、衝撃試験前後で、騒音レベル、電気的特性に変化
が生じず、外部応力に対しても信頼性のある圧電トラン
スが実現できた。
【0025】さらに、高温放置、低温放置、熱衝撃放置
の信頼性試験を行った(サンプル数:各20個)が、圧
電トランスの騒音レベルの増加や、エネルギー変換効率
の低下など問題は生じず、環境変化に対しても信頼性の
ある圧電トランスが実現できた。
の信頼性試験を行った(サンプル数:各20個)が、圧
電トランスの騒音レベルの増加や、エネルギー変換効率
の低下など問題は生じず、環境変化に対しても信頼性の
ある圧電トランスが実現できた。
【0026】上記と同様の評価を圧電トランス素子1と
弾性接着剤4の接触面積が1箇所当たり0.5mm2 よ
り小さい(具体的には、弾性接着剤4の塗布容積を0.
25mlより少ない量とした)ものについて行ったとこ
ろ、電気特性としてエネルギー変換効率は、本発明と変
わらず良好であったが、騒音レベルを評価したところ、
約5%の発生率で騒音が発生した。また、振動・衝撃試
験を実施して、各試験後の騒音レベルを評価したとこ
ろ、約15%の発生率で騒音が発生した。
弾性接着剤4の接触面積が1箇所当たり0.5mm2 よ
り小さい(具体的には、弾性接着剤4の塗布容積を0.
25mlより少ない量とした)ものについて行ったとこ
ろ、電気特性としてエネルギー変換効率は、本発明と変
わらず良好であったが、騒音レベルを評価したところ、
約5%の発生率で騒音が発生した。また、振動・衝撃試
験を実施して、各試験後の騒音レベルを評価したとこ
ろ、約15%の発生率で騒音が発生した。
【0027】また、同様の評価を圧電トランス素子1と
弾性接着剤4の接触面積が1箇所当たり1.5mm2 よ
り大きい(具体的には、弾性接着剤4の塗布容積を0.
75mlより多い量とした)ものについて行ったとこ
ろ、騒音レベルの評価では、本発明と同様に騒音を発生
するものはなく、また、振動・衝撃試験や高温放置、低
温放置、熱衝撃放置などの試験を実施した後において
も、騒音レベルが増大するものはなかったが、電気特性
としてエネルギー変換効率は、90%以下と低くなって
しまった。
弾性接着剤4の接触面積が1箇所当たり1.5mm2 よ
り大きい(具体的には、弾性接着剤4の塗布容積を0.
75mlより多い量とした)ものについて行ったとこ
ろ、騒音レベルの評価では、本発明と同様に騒音を発生
するものはなく、また、振動・衝撃試験や高温放置、低
温放置、熱衝撃放置などの試験を実施した後において
も、騒音レベルが増大するものはなかったが、電気特性
としてエネルギー変換効率は、90%以下と低くなって
しまった。
【0028】弾性接着剤4の材料の硬度に関して、30
より低いものについて評価したところ、軟らか過ぎて素
子の保持を十分できない結果となった。また、80より
大きい(硬い)ものについて評価したところ、電気特性
としてエネルギー変換効率が90%以下と低い結果であ
った。
より低いものについて評価したところ、軟らか過ぎて素
子の保持を十分できない結果となった。また、80より
大きい(硬い)ものについて評価したところ、電気特性
としてエネルギー変換効率が90%以下と低い結果であ
った。
【0029】以上は、シリコーン系の材料を用いた場合
であるが、ウレタン系の材料を用いた場合についても同
様の結果であった。
であるが、ウレタン系の材料を用いた場合についても同
様の結果であった。
【0030】[第2の実施の形態]図6は、本発明の第
2の実施の形態を説明するための分解斜視図である。
2の実施の形態を説明するための分解斜視図である。
【0031】第2の実施の形態が図1に示した第1の実
施の形態と異なる点は、圧電トランス素子1の中央部の
電極を表裏面で共通に形成するとともに、下部リード端
子3bの3本の内、真ん中の1本をなくし、弾性接着剤
4の塗布する位置を圧電トランス素子の長さ方向の中央
部とした点である。
施の形態と異なる点は、圧電トランス素子1の中央部の
電極を表裏面で共通に形成するとともに、下部リード端
子3bの3本の内、真ん中の1本をなくし、弾性接着剤
4の塗布する位置を圧電トランス素子の長さ方向の中央
部とした点である。
【0032】[第2の実施例]弾性接着剤4として前述
のホワイトシーラーを用い、上ケース2bに2ヵ所(全
てノード点)、下ケース2bに3ヵ所(非ノード点1ヵ
所)塗布した。本実施例においては、弾性接着剤4は、
塗布容積を0.25ml〜0.75mlの範囲でコント
ロールし、組立形成後の圧電トランス素子1と弾性接着
剤4の接触面積を1箇所当たり0.5mm2 〜1.5m
m2 になるように調整した。
のホワイトシーラーを用い、上ケース2bに2ヵ所(全
てノード点)、下ケース2bに3ヵ所(非ノード点1ヵ
所)塗布した。本実施例においては、弾性接着剤4は、
塗布容積を0.25ml〜0.75mlの範囲でコント
ロールし、組立形成後の圧電トランス素子1と弾性接着
剤4の接触面積を1箇所当たり0.5mm2 〜1.5m
m2 になるように調整した。
【0033】圧電トランス組立後、第1の実施例の場合
と同様に、騒音レベル評価、電気的特性評価、振動・衝
撃試験、信頼性試験を行ったところ、第1の実施例と同
様の結果を得ることができた。
と同様に、騒音レベル評価、電気的特性評価、振動・衝
撃試験、信頼性試験を行ったところ、第1の実施例と同
様の結果を得ることができた。
【0034】第1の実施例おいては、弾性接着剤4が中
央のリード端子3bに付着して、リード端子3bの押圧
力に変化が生じてしまうという危険性があったが、本実
施例においては、下部リード端子3bの3本の内、真ん
中の1本をなくして、弾性接着剤4を真ん中の位置に塗
布できるようにしたことで、上記の危険性がなくなり塗
布・組立工程の作業性が向上した。
央のリード端子3bに付着して、リード端子3bの押圧
力に変化が生じてしまうという危険性があったが、本実
施例においては、下部リード端子3bの3本の内、真ん
中の1本をなくして、弾性接着剤4を真ん中の位置に塗
布できるようにしたことで、上記の危険性がなくなり塗
布・組立工程の作業性が向上した。
【0035】[第3の実施の形態]図7は、本発明の第
3の実施の形態を説明するための分解斜視図であり、図
8は、本実施の形態における各部の位置関係を示した平
面図である。また、図9、図10は、それぞれ図8のA
−A′線、B−B′線での断面図である。図7〜図10
において、図1〜図6に示した先の実施の形態での部分
と同等の部分には同一の参照番号が付せられているので
重複する説明は省略するが、本実施の形態では、前記第
1、2の実施の形態で用いた弾性接着剤4は使用せず、
圧電トランス素子1の表裏面および側面に円錐台形状な
いし回転楕円体形状の弾性突起部をスクリーン印刷等に
より設ける。すなわち、圧電トランス素子1の上面に上
部弾性突起部6aを、下面に下部弾性突起部6bを、そ
して側面に側部弾性突起部6cをそれぞれ設け、上下か
らケース2a、2bを組み合わせる。図9では弾性突起
部の先端がそれぞれケース内面に接触しているように描
かれているが、圧電素子自体がリード端子により支持さ
れているので、全てが接触しなくても構わない。
3の実施の形態を説明するための分解斜視図であり、図
8は、本実施の形態における各部の位置関係を示した平
面図である。また、図9、図10は、それぞれ図8のA
−A′線、B−B′線での断面図である。図7〜図10
において、図1〜図6に示した先の実施の形態での部分
と同等の部分には同一の参照番号が付せられているので
重複する説明は省略するが、本実施の形態では、前記第
1、2の実施の形態で用いた弾性接着剤4は使用せず、
圧電トランス素子1の表裏面および側面に円錐台形状な
いし回転楕円体形状の弾性突起部をスクリーン印刷等に
より設ける。すなわち、圧電トランス素子1の上面に上
部弾性突起部6aを、下面に下部弾性突起部6bを、そ
して側面に側部弾性突起部6cをそれぞれ設け、上下か
らケース2a、2bを組み合わせる。図9では弾性突起
部の先端がそれぞれケース内面に接触しているように描
かれているが、圧電素子自体がリード端子により支持さ
れているので、全てが接触しなくても構わない。
【0036】[第3の実施例]図11は圧電トランス素
子1に印刷した弾性突起部6a、6b、6cの位置を示
す平面図、側面図および断面図である。図11に示すよ
うに、弾性突起部は、圧電トランス素子1の上下面に計
6点(非ノード点2点含む)、長辺側側面に計4点(非ノ
ード点無し)、短辺側側面に計2点(全て非ノード点)、
全数で12点設けた。次に、弾性突起部6a、6b、6
cの寸法について説明する。圧電トランス素子1の上面
に設けた上部弾性突起部6aは直径k=1.0mm、高
さm=0.35mmとした。同様に、圧電トランス素子
1の下面に設けた下部弾性突起部6bは直径n=1.
0、高さp=0.25mm、圧電トランス素子1の側面
に設けた側部弾性突起部6cは底面が楕円の円錐台形状
とし、楕円の長軸q=1.0mm、短軸の長さr=0.
5mm、高さs=0.1mmとした。これら弾性突起部
はシリコンゴムやウレタンゴムなどの接着性のない弾性
体であれば良く、その硬度は30〜80(JIS K
6253に準ずる)であることが望ましい。
子1に印刷した弾性突起部6a、6b、6cの位置を示
す平面図、側面図および断面図である。図11に示すよ
うに、弾性突起部は、圧電トランス素子1の上下面に計
6点(非ノード点2点含む)、長辺側側面に計4点(非ノ
ード点無し)、短辺側側面に計2点(全て非ノード点)、
全数で12点設けた。次に、弾性突起部6a、6b、6
cの寸法について説明する。圧電トランス素子1の上面
に設けた上部弾性突起部6aは直径k=1.0mm、高
さm=0.35mmとした。同様に、圧電トランス素子
1の下面に設けた下部弾性突起部6bは直径n=1.
0、高さp=0.25mm、圧電トランス素子1の側面
に設けた側部弾性突起部6cは底面が楕円の円錐台形状
とし、楕円の長軸q=1.0mm、短軸の長さr=0.
5mm、高さs=0.1mmとした。これら弾性突起部
はシリコンゴムやウレタンゴムなどの接着性のない弾性
体であれば良く、その硬度は30〜80(JIS K
6253に準ずる)であることが望ましい。
【0037】これらの弾性突起部により、圧電トランス
素子1が直接ケース2に接触することがなく、動作時の
発音が非常に小さい圧電トランスが実現できる。また、
前記の第1、2の実施例では圧電トランス素子1とケー
ス2との間を接着したが、本実施例では、圧電トランス
素子1がケース2へ接着しいない。とくに弾性突起部6
とケース2との間隙として約0.03〜0.1mmのク
リアランスを保つことにより圧電トランス素子1の振動
拘束がなく電気的特性の優れた圧電トランスが実現でき
る。また、本実施例においても前記第1、2の実施例と
同様に圧電トランス素子1をリード端子3a、3bで押
圧するだけでなく、弾性突起部によっても保護されてい
るため、外部応力に対して信頼性の高い圧電トランスが
実現できる。
素子1が直接ケース2に接触することがなく、動作時の
発音が非常に小さい圧電トランスが実現できる。また、
前記の第1、2の実施例では圧電トランス素子1とケー
ス2との間を接着したが、本実施例では、圧電トランス
素子1がケース2へ接着しいない。とくに弾性突起部6
とケース2との間隙として約0.03〜0.1mmのク
リアランスを保つことにより圧電トランス素子1の振動
拘束がなく電気的特性の優れた圧電トランスが実現でき
る。また、本実施例においても前記第1、2の実施例と
同様に圧電トランス素子1をリード端子3a、3bで押
圧するだけでなく、弾性突起部によっても保護されてい
るため、外部応力に対して信頼性の高い圧電トランスが
実現できる。
【0038】本実施例で得られた圧電トランスにおい
て、前記第1、2の実施例と同様に、動作時の騒音レベ
ル、電気的特性、振動・衝撃試験、信頼性試験を行なっ
たところ、第1、第2の実施例と同様の良好な結果が得
られた。
て、前記第1、2の実施例と同様に、動作時の騒音レベ
ル、電気的特性、振動・衝撃試験、信頼性試験を行なっ
たところ、第1、第2の実施例と同様の良好な結果が得
られた。
【0039】また、第1、第2の実施例に対して、この
第3の実施例では、スクリーン印刷等で印刷量を調整し
て弾性突起部が形成できるため、圧電トランス素子1と
ケース2間のギャップに合わせた突起高さの調整が可能
であるという点では有利である。この弾性突起部が絶縁
ケースより硬度が小さい材料で形成する必要があること
は言うまでもない。
第3の実施例では、スクリーン印刷等で印刷量を調整し
て弾性突起部が形成できるため、圧電トランス素子1と
ケース2間のギャップに合わせた突起高さの調整が可能
であるという点では有利である。この弾性突起部が絶縁
ケースより硬度が小さい材料で形成する必要があること
は言うまでもない。
【0040】[第4の実施例]第4の実施例として、第
3の実施例での弾性突起部6a、6bを除去し、圧電ト
ランス素子の側面に側部弾性突起部6cのみを形成し
た。そして、上部ケースおよび下部ケースに第1の実施
例の場合と同様にそれぞれ2箇所と3箇所に弾性接着剤
を塗布し、圧電トランス素子の上下面をケースに接着し
た(但し、接着剤は圧電トランス素子の側面にまでは回
り込ませないようにした)。側部弾性突起部6cは、第
3の実施例での突起部6cの寸法と同一寸法で同一個数
(計6点)とした。
3の実施例での弾性突起部6a、6bを除去し、圧電ト
ランス素子の側面に側部弾性突起部6cのみを形成し
た。そして、上部ケースおよび下部ケースに第1の実施
例の場合と同様にそれぞれ2箇所と3箇所に弾性接着剤
を塗布し、圧電トランス素子の上下面をケースに接着し
た(但し、接着剤は圧電トランス素子の側面にまでは回
り込ませないようにした)。側部弾性突起部6cは、第
3の実施例での突起部6cの寸法と同一寸法で同一個数
(計6点)とした。
【0041】本実施例で得られた圧電トランスについ
て、動作時の騒音レベル、電気的特性、振動・衝撃試
験、信頼性試験を行なったところ、他の実施例と同様の
良好な結果が得られた。
て、動作時の騒音レベル、電気的特性、振動・衝撃試
験、信頼性試験を行なったところ、他の実施例と同様の
良好な結果が得られた。
【0042】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の圧電トラ
ンスは、圧電トランス素子を、そのノード点にてリード
端子で押圧・保持するとともに、その振動ノード点及び
振動非ノード点と絶縁ケースとの間に弾性部材を介在せ
しめるものであるので、以下の効果を享受することがで
きる。
ンスは、圧電トランス素子を、そのノード点にてリード
端子で押圧・保持するとともに、その振動ノード点及び
振動非ノード点と絶縁ケースとの間に弾性部材を介在せ
しめるものであるので、以下の効果を享受することがで
きる。
【0043】圧電トランス素子が直接ケースに接触せ
ず、圧電トランス素子が弾性を有するリード端子にて保
持されるとともに弾性部材にて保持ないし保護されるの
で、圧電トランス素子に可聴音領域の周波数の振動が生
じた場合でも、その振動がケースに伝搬し難くなり、圧
電トランスの動作時に生じる騒音レベルを低下させるこ
とができる。
ず、圧電トランス素子が弾性を有するリード端子にて保
持されるとともに弾性部材にて保持ないし保護されるの
で、圧電トランス素子に可聴音領域の周波数の振動が生
じた場合でも、その振動がケースに伝搬し難くなり、圧
電トランスの動作時に生じる騒音レベルを低下させるこ
とができる。
【0044】圧電トランス素子が非ノード点にて保持
される場合でも、保持部材が比較的柔らかくかつ接触面
積が限定されていることにより、圧電トランス素子の振
動が阻害されることがなく、電気的特性の優れた圧電ト
ランスを供給することができる。
される場合でも、保持部材が比較的柔らかくかつ接触面
積が限定されていることにより、圧電トランス素子の振
動が阻害されることがなく、電気的特性の優れた圧電ト
ランスを供給することができる。
【0045】外部より振動や衝撃が加わっても、圧電
トランス素子がケースに対して移動することがないた
め、リード端子の圧電トランス素子に対する接触点がノ
ード点から移動して変換効率の低下を招くことがなくな
る。
トランス素子がケースに対して移動することがないた
め、リード端子の圧電トランス素子に対する接触点がノ
ード点から移動して変換効率の低下を招くことがなくな
る。
【0046】上記と同じ理由により、圧電トランス
素子がケースに接触することが防止され、圧電トランス
素子がケースに接触することにより生じる騒音を防止す
ることができる。
素子がケースに接触することが防止され、圧電トランス
素子がケースに接触することにより生じる騒音を防止す
ることができる。
【図1】本発明の第1の実施の形態を説明するための分
解斜視図。
解斜視図。
【図2】本発明の第1の実施の形態を説明するためのの
平面図。
平面図。
【図3】本発明の第1の実施の形態での接着固定方法を
説明するための下部ケースの断面の拡大図。
説明するための下部ケースの断面の拡大図。
【図4】本発明の実施例を説明するための上部リード端
子の平面図と側面図。
子の平面図と側面図。
【図5】本発明の実施例を説明するための下部リード端
子の平面図と側面図。
子の平面図と側面図。
【図6】本発明の第2の実施の形態を説明するための分
解斜視図。
解斜視図。
【図7】本発明の第3の実施の形態を説明するための分
解斜視図。
解斜視図。
【図8】本発明の第3の実施の形態を説明するための平
面図。
面図。
【図9】図8のA−A′線での断面図。
【図10】図8のB−B′線での断面図。
【図11】本発明の第3の実施例を説明するための圧電
トランス素子の平面図と、長辺方向の側面図と、短辺方
向の断面図。
トランス素子の平面図と、長辺方向の側面図と、短辺方
向の断面図。
【図12】従来例の縦断面図と横断面図。
1、11 圧電トランス素子 1a、1b 電極 2 ケース 2a、12a 上部ケース 2b、12b 下部ケース 3a、13a 上部リード端子 3b、13b 下部リード端子 4 弾性接着剤 5 スナップフィットフィンガー 6a 上部弾性突起部 6b 下部弾性突起部 6c 側部弾性突起部 14 突起 N ノード領域
Claims (10)
- 【請求項1】 板状の圧電体の上下面に電極を形成して
なる圧電トランス素子と、前記圧電トランス素子をリー
ド端子を介して収容する絶縁ケースとを備える圧電トラ
ンスにおいて、前記圧電トランス素子はその振動ノード
点にて前記リード端子により上下面より押圧されてお
り、かつ、前記圧電トランス素子の上下面および側面の
振動ノード点及び振動非ノード点と前記絶縁ケースとの
間には絶縁弾性部材が介在していることを特徴とする圧
電トランス。 - 【請求項2】 前記絶縁弾性部材が、前記圧電トランス
素子のノード点を通る該圧電トランス素子の辺と平行な
線上の振動ノード点若しくはその近傍の振動非ノード点
に設けられていることを特徴とする請求項1記載の圧電
トランス。 - 【請求項3】 前記絶縁弾性部材が、前記絶縁ケースの
上下面に塗布された弾性接着剤により構成され、該弾性
接着剤が前記圧電トランス素子の側面にまで回り込んで
いることを特徴とする請求項1記載の圧電トランス。 - 【請求項4】 前記絶縁弾性部材が、前記圧電トランス
素子の4つの側面及び上下面に形成された弾性突起部に
より構成されていることを特徴とする請求項1記載の圧
電トランス。 - 【請求項5】 前記絶縁弾性部材が、前記絶縁ケースの
上下面に塗布された弾性接着剤、及び、前記圧電トラン
ス素子の4つの側面に形成された弾性突起部により構成
されていることを特徴とする請求項1記載の圧電トラン
ス。 - 【請求項6】 前記絶縁弾性部材が、シリコーン系また
はウレタン系の材料からなり、その硬度が30〜80
(JIS K 6253に準ずる)であることを特徴と
する請求項1記載の圧電トランス。 - 【請求項7】 前記絶縁弾性部材の前記圧電トランス素
子との接触面積が1箇所当たり、0.5〜1.5mm2
であることを特徴とする請求項1記載の圧電トランス。 - 【請求項8】 前記圧電体の上下面中央部に形成された
電極が圧電体の側面で接続され、この上下面に連続して
形成された電極には上下面の一方の側にのみリード端子
が接触していることを特徴とする請求項1記載の圧電ト
ランス。 - 【請求項9】 前記弾性突起部と前記絶縁ケースとの間
には間隙が保たれていることを特徴とする請求項4記載
の圧電トランス。 - 【請求項10】 前記間隙が約0.03〜0.1mmで
あることを特徴とする請求項9記載の圧電トランス。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2000335452A JP2001196653A (ja) | 1997-06-19 | 2000-11-02 | 圧電トランス |
Applications Claiming Priority (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP16220397 | 1997-06-19 | ||
| JP9-162203 | 1997-06-19 | ||
| JP2000335452A JP2001196653A (ja) | 1997-06-19 | 2000-11-02 | 圧電トランス |
Related Parent Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP10171181A Division JPH1174579A (ja) | 1997-06-19 | 1998-06-18 | 圧電トランス |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2001196653A true JP2001196653A (ja) | 2001-07-19 |
Family
ID=26488086
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2000335452A Pending JP2001196653A (ja) | 1997-06-19 | 2000-11-02 | 圧電トランス |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2001196653A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2006023250A (ja) * | 2004-07-09 | 2006-01-26 | Toyota Motor Corp | 接着材層の厚みを管理された圧電式振動検出/抑制装置 |
| CN100524868C (zh) * | 2003-10-14 | 2009-08-05 | 西门子公司 | 用于压电促动器的套筒 |
-
2000
- 2000-11-02 JP JP2000335452A patent/JP2001196653A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN100524868C (zh) * | 2003-10-14 | 2009-08-05 | 西门子公司 | 用于压电促动器的套筒 |
| JP2006023250A (ja) * | 2004-07-09 | 2006-01-26 | Toyota Motor Corp | 接着材層の厚みを管理された圧電式振動検出/抑制装置 |
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