JP2001237177A - 位置検出方法、位置検出装置、露光方法、露光装置、記録媒体、及びデバイス製造方法 - Google Patents

位置検出方法、位置検出装置、露光方法、露光装置、記録媒体、及びデバイス製造方法

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JP2001237177A
JP2001237177A JP2000360895A JP2000360895A JP2001237177A JP 2001237177 A JP2001237177 A JP 2001237177A JP 2000360895 A JP2000360895 A JP 2000360895A JP 2000360895 A JP2000360895 A JP 2000360895A JP 2001237177 A JP2001237177 A JP 2001237177A
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mark
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Koji Yoshida
幸司 吉田
Yuji Kuniyone
祐司 國米
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Nikon Corp
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    • GPHYSICS
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  • Exposure Of Semiconductors, Excluding Electron Or Ion Beam Exposure (AREA)
  • Length Measuring Devices By Optical Means (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 物体上に形成されたマークの位置を精度良く
かつ迅速に検出する。 【解決手段】 撮像装置がマークを撮像することによっ
て得られる撮像信号(生波形)、及び、微分演算装置が
撮像信号を微分することによって得られる微分波形のそ
れぞれに基づいて、マーク情報演算装置が波形ごとに推
定マーク位置等のマークの位置に関するマーク情報をそ
れぞれ得る(ステップ201〜206)。そして、位置
演算装置が、求められたマーク情報に基づいて、マーク
情報の重み付け演算等を行って、マークの位置を検出す
る(ステップ207,208)。この結果、撮像信号に
重畳したノイズの態様に応じて、精度良くマークの位置
を検出することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、位置検出方法、位
置検出装置、露光方法、露光装置、記録媒体、及びデバ
イス製造方法に係り、より詳しくは、物体上に形成され
たマークの位置情報を検出する位置検出方法及び位置検
出装置、並びに前記位置検出方法を使用する露光方法及
び前記位置検出装置を備える露光装置、前記位置検出方
法を実行するためのプログラム内容が格納された記録媒
体、前記露光方法を使用するデバイス製造方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来より、半導体素子、液晶表示素子等
を製造するためのリソグラフィ工程では、マスク又はレ
チクル(以下、「レチクル」と総称する)に形成された
パターンを投影光学系を介してレジスト等が塗布された
ウエハ又はガラスプレート等の基板(以下、適宜「基板
又はウエハ」という)上に転写する露光装置が用いられ
ている。こうした露光装置としては、いわゆるステッパ
等の静止露光型の投影露光装置や、いわゆるスキャニン
グ・ステッパ等の走査露光型の投影露光装置が主として
用いられている。
【0003】かかる露光装置においては、露光に先立っ
てレチクルとウエハとの位置合わせ(アライメント)を
高精度に行う必要がある。このアライメントを行うため
に、ウエハ上には以前のリソグラフィ工程で形成(露光
転写)された位置検出用マーク(アライメントマーク)
が、各ショット領域に付設されており、このアライメン
トマークの位置を検出することで、ウエハ(又はウエハ
上の回路パターン)の位置を検出することができる。そ
して、ウエハ(又はウエハ上の回路パターン)の位置の
検出結果に基づいて、アライメントが行われる。
【0004】現在、ウエハ上のアライメントマークの位
置検出にはいくつかの方法が実用化されているが、最近
では、アライメントマークの光学像を撮像装置によって
撮像し、その撮像信号すなわちその像の光強度分布を解
析してアライメントマーク位置を検出するという、画像
検出による位置検出が主流となっている。かかる信号波
形の解析の手法として、撮像されたアライメントマーク
の位置をパラメータとし、予め用意されたテンプレート
波形との相関をアライメントマークの撮像範囲内で調べ
るパターンマッチング(テンプレートマッチング)の手
法がある。このパターンマッチングの手法を使用して信
号波形を解析し、最もテンプレート波形との相関が高い
パラメータ値を求めることにより、アライメントマーク
の位置が精度良く検出されていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記のようなマークの
撮像信号(以下、「生波形」ともいう)のテンプレート
マッチングを行う従来の手法は、ラインパターンの配列
周期よりも十分に小さな周期を有するノイズ(以下、
「高周波ノイズ」という)に対しては高い耐性を有して
いる。例えば、マークが複数のラインパターンが所定方
向に所定の間隔で配列されたライン・アンド・スペース
マークの場合において、高周波ノイズが撮像信号に重畳
している場合であっても、生波形のテンプレートマッチ
ングによって、マーク位置の検出を精度良く行うことが
できる。これは、一般にテンプレートマッチングには一
種のノイズを平均化する効果があり、高周波ノイズの場
合には、かかるノイズの平均化効果によってノイズの影
響を効率的に除去できるからである。
【0006】しかし、撮像信号に重畳しているノイズ
は、高周波ノイズのみであるとは限らない。例えば、ラ
イン・アンド・スペースマークの場合において、ライン
パターンの配列周期と同程度あるいはそれ以上の周期を
有するノイズ(以下、「低周波ノイズ」という)が撮像
信号に重畳している場合がある。かかる場合には、生波
形のテンプレートマッチングによるノイズの平均化効果
によるノイズの影響を効率的に除去することができな
い。したがって、低周波ノイズが撮像信号に重畳する場
合には、生波形のテンプレートマッチングによって、マ
ーク位置の検出を精度良く行うことができなくなってし
まう。
【0007】本発明は、かかる事情のもとでなされたも
のであり、その第1の目的は、物体上に形成されたマー
クの位置情報を、精度良く検出することが可能な位置検
出方法及び位置検出装置を提供することにある。
【0008】また、本発明の第2の目的は、所定のパタ
ーンを基板に高い精度で転写することが可能な露光方法
及び露光装置を提供することにある。
【0009】また、本発明の第3の目的は、読み出して
実行することにより、精度良く物体上に形成されたマー
クの位置情報を検出することが可能なプログラムが格納
された記録媒体を提供することにある。
【0010】また、本発明の第4の目的は、微細なパタ
ーンを有する高集積度のデバイスを生産することが可能
なデバイス製造方法を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明者は、物体上に形
成された位置合わせ用のラインパターンとスペースパタ
ーンとからなる位置検出用マークの位置検出に関する研
究の結果、該マークの位置検出においては、撮像信号の
信号レベル(すなわち、信号輝度)が急激に変化するラ
イン部とスペース部の境界(以下、「エッジ」という)
位置の検出が重要であり、また、撮像信号の信号波形に
おいて変化率の絶対値が最大となる位置や、撮像信号の
信号波形における変曲点の位置を検出することによりエ
ッジ位置を検出することができるとの知見を得た。ま
た、かかるエッジの部分の幅は、ライン部の幅やスペー
ス部の幅に比べて非常に狭いものであり、かかるエッジ
部分の波形は、高周波ノイズが重畳した場合には大きな
影響を受けるが、重畳するノイズが低周波ノイズである
場合にはほとんど影響を受けることがないとの知見も得
た。本発明は、これらの知見に基づいてなされたもので
ある。
【0012】本発明の第1の位置検出方法は、物体
(W)上に形成されたマーク(MX,MY)の位置情報
を検出する位置検出方法であって、前記マークを撮像す
る第1工程と;前記第1工程で得られた信号波形の所定
階の微分波形を求める第2工程と;前記微分波形と所定
のテンプレート波形との相関関係に基づいて、前記マー
クの位置情報を検出する第3工程とを含む位置検出方法
である。
【0013】これによれば、第1工程で得られたマーク
撮像信号が第2工程において微分され、撮像信号の信号
レベルが急激に変化することにより低周波ノイズの影響
を受け難いエッジに着目した波形である撮像信号の所定
階の微分波形が求められる。ここで、例えば、所定階の
微分波形を1階の微分波形とすると、撮像信号の信号レ
ベルの変化率の位置による変化が波形として得られるの
で、撮像信号の信号レベルが急激に変化するエッジ部分
の特徴が表れた波形が得られる。また、例えば、所定階
の微分波形を2階の微分波形とすると、1階の微分波形
における信号レベルの変化率の位置による変化が波形と
して得られるので、やはりエッジ部分の特徴が表れた波
形が得られる。さらに、所定階の微分波形を3階以上の
微分波形としても、エッジ部分の特徴が表れた波形が得
られる。こうして得られた、エッジ部分の特徴が表れた
所定階の微分波形を、第3工程においてテンプレートマ
ッチングすることにより、マークの位置情報を検出す
る。
【0014】したがって、マークの撮像信号に低周波ノ
イズが重畳し、生波形のテンプレートマッチングでは精
度良くマークの位置情報検出ができない場合であって
も、精度良くマークの位置情報を検出することができ
る。
【0015】本発明の第1の位置検出方法では、前記第
3工程が、前記微分波形と前記テンプレート波形との相
対位置関係を変化させつつ、各相対位置における前記微
分波形と前記テンプレート波形との相関係数を求める第
4工程と;前記相関係数が最も大きくなる相対位置関係
に基づいて、前記マークの位置情報を検出する第5工程
とを含むことができる。かかる場合には、第4工程にお
いて、微分波形とテンプレート波形との相対位置関係を
パラメータとして、該パラメータ値ごとに微分波形とテ
ンプレート波形との相関係数を求めた後、第5工程にお
いて、相関係数が最も大きくなるパラメータ値すなわち
微分波形とテンプレート波形との相対位置関係を求める
ことにより、マークの位置情報を検出する。したがっ
て、精度良くマークの位置を検出することができる。
【0016】本発明の第2の位置検出方法は、物体
(W)上に形成されたマーク(MX,MY)の位置を検
出する位置検出方法であって、前記マークを撮像する第
1工程と;前記第1工程で得られた信号波形に対して所
定の加工処理を施して、少なくとも1つの加工波形を求
める第2工程と;前記第1工程で得られた信号波形及び
前記第2工程で求められた加工波形それぞれに基づい
て、前記マークの位置に関するマーク情報をそれぞれ求
める第3工程と;前記第3工程で求められたマーク情報
の内の複数のマーク情報に基づいて、前記マークの位置
情報を検出する第4工程とを含む位置検出方法である。
【0017】これによれば、第1工程において撮像信号
の生波形を得るとともに、第2工程において撮像信号の
少なくとも1つの加工波形を得て、第3工程において、
生波形及び少なくとも1つの加工波形のそれぞれに基づ
いて、推定マーク位置等のマークの位置に関するマーク
情報をそれぞれ得る。そして、第4工程において、得ら
れたマーク情報の内の複数のマーク情報に基づいて、マ
ークの位置情報を検出する。したがって、撮像信号に重
畳しているノイズ信号の態様に応じて、マークの位置情
報検出に使用する波形を適宜選択し、選択された波形を
使用してマーク位置情報を検出するので、ノイズ信号の
態様にかかわらず、マークの位置を精度良く検出するこ
とができる。なお、マークの位置情報検出に使用する複
数の波形には、生波形が含まれていてもよいし、また、
含まれていなくともよい。
【0018】本発明の第2の位置検出方法では、前記第
2工程で求められる加工波形を、前記第1工程で得られ
た信号波形とは異なる信号強度分布を有する波形とする
ことができる。
【0019】また、本発明の第2の位置検出方法では、
前記第2工程における前記所定の加工処理として、前記
信号波形が有する周波数成分の分布を変更する処理を前
記信号波形に施してもよいし、また、前記信号波形の少
なくとも所定階の微分波形を求めてもよい。
【0020】ここで、少なくとも1つの加工波形を、前
記所定階までの複数の微分波形とすることができる。か
かる場合には、撮像信号に重畳したノイズの態様によっ
てマーク位置情報検出誤差の影響が異なる、複数の階の
微分波形それぞれから得られるマーク情報を考慮してマ
ークの位置情報を検出することができるので、精度良く
マーク位置情報を検出することができる。
【0021】また、本発明の第2の位置検出方法では、
前記第4工程において、前記複数のマーク情報の重み付
け演算により、前記マークの位置を検出することとする
ことができる。かかる場合には、複数のマーク情報それ
ぞれに適宜重みを設定してマーク位置を演算するので、
撮像信号に重畳したノイズの態様にかかわらず、精度良
くマークの位置を検出することができる。
【0022】ここで、前記重み付け演算で用いられる前
記複数のマーク情報それぞれの重みを、前記複数のマー
ク情報と予め求められた参照マーク情報とに基づいて求
めることができる。かかる場合には、予め精度良く求め
られた参照マーク情報と各波形ごとに求められた複数の
マーク情報それぞれとの関係に基づいて、複数のマーク
情報それぞれの重みを求めるので、精度良くマークの位
置を検出することができる。
【0023】また、前記第3工程が、前記マークの信号
波形及び前記少なくとも1つの加工波形中の任意の加工
波形それぞれと、前記マークの信号波形及び前記少なく
とも1つの加工波形中の任意の加工波形それぞれに関す
るテンプレート波形との相対位置関係を変化させつつ、
各相対位置における相関係数を求める第5工程と;前記
相関係数が最も大きくなる相対位置関係に基づいて、前
記マークの信号波形及び前記少なくとも1つの加工波形
中の任意の加工波形それぞれに関する前記マーク情報で
ある前記マークの推定位置を求める第6工程とを含むこ
とができる。かかる場合には、テンプレートマッチング
によって、マークの信号波形及び少なくとも1つの加工
波形中の任意の加工波形それぞれを使用した場合におけ
るマークの推定位置を求めるので、信頼度の高いマーク
の推定位置を求めることができ、ひいては精度良くマー
クの位置情報を検出することができる。
【0024】上記の重み演算を行う本発明の位置検出方
法においては、前記第4工程では、前記信号波形及び前
記第2の工程で求められた加工波形の全てを、前記マー
クの位置情報検出に使用する位置検出用波形とすること
ができる。かかる場合には、様々な波形を使用し、か
つ、各波形から求められるマーク情報それぞれに適宜重
みを設定してマーク位置を演算するので、撮像信号に重
畳したノイズの態様にかかわらず、精度良くマークの位
置を検出することができる。
【0025】また、前記複数のマーク情報の重みは、前
記位置検出用波形の数と同数の前記参照マーク情報に基
づいて求められることとすることができる。かかる場合
には、複数のマーク情報の数と参照マーク情報の数とが
同数なので、マークの位置検出の際に使用される複数の
マーク情報それぞれの重みが一義的に求められる。
【0026】また、前記複数のマーク情報の重みは、前
記位置検出用波形の数よりも大きな数の前記参照マーク
情報に基づいて統計的に求められることとすることがで
きる。かかる場合には、マークの位置検出の際に使用さ
れる複数のマーク情報それぞれの重みを、求められた複
数のマーク情報を有効に活用して求めるので、複数のマ
ーク情報それぞれの重みを精度良く求めることができ
る。
【0027】本発明の第2の位置検出方法では、前記第
4工程において、前記参照マーク情報と最も近いマーク
情報になると推定される1つの波形を位置検出用波形に
決定し、決定された前記位置検出用波形に基づいて前記
マークの位置を検出することとすることができる。かか
る場合には、最も位置検出用に適していると推定される
波形に基づいてマーク位置を検出するので、検出精度を
確保しつつ迅速にマークの位置を検出することができ
る。
【0028】本発明の第1の位置検出装置は、物体
(W)上に形成されたマーク(MX,MY)の位置情報
を検出する位置検出装置であって、前記被検体上の領域
を撮像する撮像装置(AS)と;前記撮像装置による撮
像の結果として得られた前記マークの信号波形の所定階
の微分波形を求める微分演算装置(32)と;前記微分
波形と所定のテンプレート波形との相関関係に基づい
て、前記マークの位置情報を検出する位置演算装置(3
3)とを備える位置検出装置である。
【0029】これによれば、撮像装置がマークを撮像す
ることによって得られた撮像信号(生波形)が、微分演
算装置によって微分されて、所定階の微分信号が得られ
る。そして、位置演算装置が、得られた微分信号とテン
プレート波形とのテンプレートマッチングを行うことに
より、マークの位置情報を検出する。すなわち、本発明
の第1の位置検出方法を使用して、マークの位置情報を
検出することができる。したがって、本発明の第1の位
置検出方法によって物体上に形成されたマークの位置を
検出できるので、マークの撮像信号に低周波ノイズが重
畳し、生波形のテンプレートマッチングでは精度良くマ
ークの位置情報検出ができない場合であっても、精度良
くマークの位置情報を検出することができる。
【0030】本発明の第1の位置検出装置では、前記位
置演算装置が、前記微分波形と前記テンプレート波形と
の相対位置関係を変化させつつ、各相対位置における前
記微分波形及び前記テンプレート波形との相関係数を求
める相関係数算出装置と;前記相関係数が最も大きくな
る相対位置関係に基づいて、前記マークの位置を算出す
る位置算出装置とを備える構成とすることができる。か
かる場合には、相関係数算出装置が、微分波形とテンプ
レート波形との相対位置関係をパラメータとして、該パ
ラメータ値ごとに微分波形とテンプレート波形との相関
係数を求めた後、位置算出装置が、相関係数が最も大き
くなるパラメータ値すなわち微分波形とテンプレート波
形との相対位置関係を求めることにより、マークの位置
情報を検出する。したがって、精度良くマークの位置を
検出することができる。
【0031】本発明の第2の位置検出装置は、物体
(W)上に形成されたマーク(MX,MY)の位置情報
を検出する位置検出装置であって、前記物体上を撮像す
る撮像装置(AS)と;前記撮像装置による撮像の結果
として得られた信号波形に対して所定の加工処理を施し
て、加工波形を求める波形加工装置(32)と;前記信
号波形及び前記波形加工装置で求められた加工波形それ
ぞれに基づいて、前記マークの位置に関するマーク情報
をそれぞれ求めるマーク情報演算装置(33)と;前記
マーク情報演算装置によって求められたマーク情報の内
の複数のマーク情報に基づいて、前記マークの位置情報
を検出する位置演算装置(34)とを備える位置検出装
置である。
【0032】これによれば、撮像装置がマークを撮像す
ることによって得られる撮像信号(生波形)、及び、波
形加工装置が撮像信号を加工することによって得られる
加工波形のそれぞれに基づいて、マーク情報演算装置が
波形ごとに推定マーク位置等のマークの位置に関するマ
ーク情報をそれぞれ得る。そして、位置演算装置が、得
られたマーク情報の内の複数のマーク情報に基づいて、
マークの位置情報を検出する。すなわち、撮像信号に重
畳しているノイズ信号の態様に応じて、マークの位置情
報検出に使用する波形を適宜選択し、選択された波形を
使用してマーク位置を検出する。したがって、本発明の
第2の位置検出方法によって物体上に形成されたマーク
の位置情報を検出できるので、ノイズの態様にかかわら
ず、マークの位置情報を精度良く検出することができ
る。
【0033】本発明の第2の位置検出装置では、前記波
形加工装置が、(a)前記所定の加工処理として、前記
信号波形が有する周波数成分の分布を変更する処理を前
記信号波形に施す周波数成分変更装置を備える構成とす
ることもできるし、また、(b)前記所定の加工処理と
して、前記信号波形の少なくとも所定階の微分波形を求
める微分演算装置(32)を備える構成とすることもで
きる。
【0034】なお、前記微分演算装置が、前記所定階ま
での複数の階の微分波形を求め、前記位置演算装置が、
前記複数のマーク情報の重み付け演算により、前記マー
クの位置を検出する構成とすることができる。かかる場
合には、撮像信号に重畳したノイズの態様によってマー
ク位置検出誤差の影響が異なる複数の階の微分波形それ
ぞれから得られ、こうして得られた複数のマーク情報そ
れぞれに適宜重みを設定してマーク位置情報を演算する
ので、撮像信号に重畳したノイズの態様にかかわらず、
精度良くマークの位置情報を検出することができる。
【0035】ここで、前記位置演算装置が、前記複数の
マーク情報と予め求められた参照マーク情報とに基づい
て、前記重み付け演算で用いられる前記複数のマーク情
報それぞれの重みを求める重み算出装置(35)を備え
る構成とすることができる。かかる場合には、精度良く
求められた参照マーク情報と各波形ごとに求められた複
数のマーク情報それぞれとの関係に基づいて、複数のマ
ーク情報それぞれの重みを求めるので、精度良くマーク
の位置情報を検出することができる。
【0036】本発明の露光方法は、所定のパターンを基
板(W)上の区画領域(SA)に転写する露光方法であ
って、前記基板に形成された位置検出用マーク(MX,
MY)の位置情報を本発明の位置検出方法によって検出
して、前記区画領域の位置に関する所定数のパラメータ
を求め、前記基板上における前記区画領域の配列情報を
算出する配列算出工程と;前記配列算出工程において求
められた前記区画領域の配列情報に基づいて、前記基板
の位置制御を行いつつ、前記区画領域に前記パターンを
転写する転写工程とを含む露光方法である。
【0037】これによれば、配列算出工程において、本
発明の位置検出方法を使用して、基板に形成された位置
検出用マークの位置情報を高精度で検出し、その検出結
果に基づいて基板上の区画領域の配列座標を算出する。
そして、転写工程において、区画領域の配列座標の算出
結果に基づいて基板の位置合わせを行いつつ、区画領域
にパターンを転写する。したがって、所定のパターンを
精度良く区画領域に転写することができる。
【0038】本発明の露光装置は、所定のパターンを基
板(W)上の区画領域(SA)に転写する露光装置であ
って、前記基板を移動面に沿って移動させるステージ装
置(WST)と;前記ステージ装置に搭載された前記基
板上のマーク(MX,MY)位置情報を検出する本発明
の位置検出装置とを備える露光装置である。これによれ
ば、本発明の位置検出装置により、基板上のマークの位
置情報ひいては基板の位置情報を精度良く検出すること
ができる。したがって、ステージ装置が、精度良く求め
られた基板の位置情報に基づいて基板を移動させること
ができる。この結果、精度を向上して、所定のパターン
を基板上の区画領域に転写することができる。
【0039】本発明の第1の記録媒体は、物体上に形成
されたマークの位置を検出する位置検出装置により実行
される制御プログラムが記録された記録媒体であって、
前記マークの撮像により得られた信号波形の所定階の微
分波形を求めさせ;前記微分波形と所定のテンプレート
波形との相関関係に基づいて、前記マークの位置情報を
検出させる;制御プログラムが記録された記録媒体であ
る。
【0040】これによれば、位置検出装置装置が記録媒
体に記録された制御プログラムを読み出して実行するこ
とにより、本発明の第2の位置検出方法により物体上の
マークの位置を測定することができる。したがって、マ
ークの撮像信号に低周波ノイズが重畳し、生波形のテン
プレートマッチングでは精度良くマークの位置情報検出
ができない場合であっても、精度良くマークの位置情報
を検出することができる。
【0041】本発明の第2の記録媒体は、物体上に形成
されたマークの位置を検出する位置検出装置により実行
される制御プログラムが記録された記録媒体であって、
前記マークの撮像により得られた信号波形に対して所定
の加工処理を施して、少なくとも1つの加工波形を求め
させ;前記信号波形及び前記少なくとも1つの加工波形
それぞれに基づいて、前記マークの位置に関するマーク
情報をそれぞれ求めさせ;前記求められたマーク情報の
内の複数のマーク情報に基づいて、前記マークの位置情
報を検出させる;制御プログラムが記録された記録媒体
である。
【0042】これによれば、位置検出装置が記録媒体に
記録された制御プログラムを読み出して実行することに
より、本発明の第2の位置検出方法により物体上のマー
クの位置情報を検出することができる。したがって、マ
ークの撮像信号に低周波ノイズが重畳し、生波形のテン
プレートマッチングでは精度良くマークの位置検出がで
きない場合であっても、精度良くマークの位置情報を検
出することができる。
【0043】本発明のデバイス製造方法は、リソグラフ
ィ工程を含むデバイス製造方法において、前記リソグラ
フィ工程で、本発明の露光方法を用いて露光を行うこと
を特徴とするデバイス製造方法である。これによれば、
本発明の露光方法を使用して露光を行うことにより、所
定のパターンを精度良く区画領域に転写することができ
るので、微細な回路パターンを有する高集積度のデバイ
スの生産性を向上することができる。
【0044】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態を、図
1〜図9を参照して説明する。
【0045】図1には、本発明の一実施形態に係る露光
装置100の概略構成が示されている。この露光装置1
00は、ステップ・アンド・スキャン方式の投影露光装
置である。この露光装置100は、照明系10、レチク
ルRを保持するレチクルステージRST、投影光学系P
L、基板(物体)としてのウエハWが搭載されるウエハ
ステージWST、撮像装置としてのアライメント顕微鏡
AS、及び装置全体を統括制御する主制御系20等を備
えている。
【0046】前記照明系10は、光源、フライアイレン
ズ等からなる照度均一化光学系、リレーレンズ、可変N
Dフィルタ、レチクルブラインド、及びダイクロイック
ミラー等(いずれも不図示)を含んで構成されている。
こうした照明系の構成は、例えば、特開平10−112
433号公報に開示されている。この照明系10では、
回路パターン等が描かれたレチクルR上のレチクルブラ
インドで規定されたスリット状の照明領域部分を照明光
ILによりほぼ均一な照度で照明する。
【0047】前記レチクルステージRST上にはレチク
ルRが、例えば真空吸着により固定されている。レチク
ルステージRSTは、ここでは、磁気浮上型の2次元リ
ニアアクチュエータから成る不図示のレチクルステージ
駆動部によって、レチクルRの位置決めのため、照明系
10の光軸(後述する投影光学系PLの光軸AXに一
致)に垂直なXY平面内で微少駆動可能であるととも
に、所定の走査方向(ここではY方向とする)に指定さ
れた走査速度で駆動可能となっている。さらに、本実施
形態では上記磁気浮上型の2次元リニアアクチュエータ
はX駆動用コイル、Y駆動用コイルの他にZ駆動用コイ
ルを含んでいるため、Z方向にも微小駆動可能となって
いる。
【0048】レチクルステージRSTのステージ移動面
内の位置はレチクルレーザ干渉計(以下、「レチクル干
渉計」という)16によって、移動鏡15を介して、例
えば0.5〜1nm程度の分解能で常時検出される。レ
チクル干渉計16からのレチクルステージRSTの位置
情報(又は速度情報)RPVはステージ制御系19に送
られ、ステージ制御系19はレチクルステージRSTの
位置情報RPVに基づいてレチクルステージ駆動部(図
示省略)を介してレチクルステージRSTを駆動する。
なお、レチクルステージRSTの位置情報RPVはステ
ージ制御系19を介して主制御系20にも送られてい
る。
【0049】前記投影光学系PLは、レチクルステージ
RSTの図1における下方に配置され、その光軸AXの
方向がZ軸方向とされている。投影光学系PLとして
は、両側テレセントリックで所定の縮小倍率(例えば1
/5、又は1/4)を有する屈折光学系が使用されてい
る。このため、照明光学系からの照明光ILによってレ
チクルRの照明領域が照明されると、このレチクルRを
通過した照明光ILにより、投影光学系PLを介してそ
の照明領域内のレチクルRの回路パターンの縮小像(部
分倒立像)が表面にレジスト(感光剤)が塗布されたウ
エハW上に形成される。
【0050】前記ウエハステージWSTは、投影光学系
PLの図1における下方で、ベースBS上に配置され、
このウエハステージWST上には、ウエハホルダ25が
載置されている。このウエハホルダ25上にウエハWが
例えば真空吸着等によって固定されている。ウエハホル
ダ25は不図示の駆動部により、投影光学系PLの光軸
直交面に対し、任意方向に傾斜可能で、かつ投影光学系
PLの光軸AX方向(Z方向)にも微動可能に構成され
ている。また、このウエハホルダ25は光軸AX回りの
微小回転動作も可能になっている。
【0051】ウエハステージWSTは走査方向(Y方
向)の移動のみならず、ウエハW上の複数のショット領
域を前記照明領域と共役な露光領域に位置させることが
できるように、走査方向に垂直な方向(X方向)にも移
動可能に構成されており、ウエハW上の各ショット領域
を走査(スキャン)露光する動作と、次のショットの露
光開始位置まで移動する動作とを繰り返すステップ・ア
ンド・スキャン動作を行う。このウエハステージWST
はモータ等を含むウエハステージ駆動部24によりXY
2次元方向に駆動される。
【0052】ウエハステージWSTのXY平面内での位
置はウエハレーザ干渉計18によって、移動鏡17を介
して、例えば0.5〜1nm程度の分解能で常時検出さ
れている。ウエハステージWSTの位置情報(又は速度
情報)WPVはステージ制御系19に送られ、ステージ
制御系19はこの位置情報WPVに基づいてウエハステ
ージWSTを制御する。なお、ウエハステージWSTの
位置情報WPVはステージ制御系19を介して主制御系
20にも送られている。
【0053】前記アライメント顕微鏡ASは、投影光学
系PLの側面に配置された、オフアクシス方式のアライ
メントセンサである。このアライメント顕微鏡ASは、
ウエハW上の各ショット領域に付設されたアライメント
マーク(ウエハマーク)の撮像結果を出力する。かかる
撮像結果は撮像データIMDとして主制御系20へ送ら
れる。
【0054】アライメントマークとしては、例えば、図
2(A)に示されるようなウエハW上のショット領域S
Aの周囲のストリートライン上に形成された、位置合わ
せマークとしてのX方向位置検出用のマークMXとY方
向位置検出用のマークMYとが使用される。各マークM
X、MYとしては、例えば、図2(B)において拡大さ
れたマークMXで代表して示されるように、検出位置方
向について周期構造を有するラインアンドスペースマー
クを使用することができる。アライメント顕微鏡AS
は、その撮像結果である撮像データIMDを主制御系2
0へ向けて出力する(図1参照)。なお、図2(B)に
おいては、ラインが5本のラインアンドスペースマーク
が示されているが、マークMX(又はマークMY)とし
て採用されるラインアンドスペースマークにおけるライ
ン本数は、5本に限定されるものではなく、他の本数で
あってもよい。また、以下の説明においては、マークM
X及びマークMYの個々を示す場合には、対応するショ
ット領域SAの配列位置に応じてマークMX(i,j)
及びマークMY(i,j)と記すものとする。
【0055】ウエハWにおけるマークMXの形成領域
は、図3(A)のXZ断面で示されるように、基層51
の表面にラインパターン53とスペースパターン54と
がX方向に交互に形成されており、ラインパターン53
及びスペースパターン54をレジスト層が覆っている。
レジスト層の材質は、例えばポジ型レジスト材や化学増
幅型レジストであり、高い光透過性を有している。ま
た、基層51の材質とラインパターン53の材質とは互
いに異なっており、一般に反射率や透過率が互いに異な
っている。本実施形態では、ラインパターン53の材質
は反射率が高いものであり、かつ、基層51の材質はラ
インパターン53の材質よりも反射率が高いものとして
いる。そして、基層51、ラインパターン53、及びス
ペースパターン54の上面はほぼ平坦であるとする。
【0056】このとき、上方から照明光を照射し、マー
クMXの形成領域における反射光による像を上方で観察
すると、その像における光強度IのX方向分布は、設計
上は、図3(B)に示されるものとなる。すなわち、観
察像において、基層51上面に対応する位置で光強度が
最も大きく且つ一定であり、ラインパターン53の上面
に対応する位置で光強度が次に大きく且つ一定であり、
そして、ラインパターン53の上面と基層51上面との
間では、光強度がJ字(又は、し字)状に変化する。本
実施形態では、図3(B)に示された波形を、生波形の
テンプレート波形XT(0)(X)として採用している。
そして、テンプレート波形XT(X)の微分波形を、生
波形の微分波形のテンプレート波形として採用してい
る。かかるテンプレート波形の内、1階微分波形のテン
プレート波形d(XT(X))/dX及び2階微分波形
のテンプレート波形d2(XT(X))/dX2が、代表
的に図3(C)及び図3(D)に示されている。
【0057】なお、マークMYも、ラインパターンとス
ペースパターンとの配列方向がY方向であることを除い
て、マークMXと同様に構成されている。
【0058】なお、近年、半導体回路の微細化に伴い、
より正確に微細な回路パターンを形成するために、ウエ
ハW上に形成される各層の表面を平坦化するプロセス
(平坦化プロセス)が採用されるようになってきてい
る。この最たるものが、成膜した膜の表面を研磨して、
その膜表面をほぼ完全に平坦化するCMP(Chemical &
Mechanical Polishing:化学的機械研磨)プロセスで
ある。かかるCMPプロセスは、半導体集積回路の配線
層(金属)間の層間絶縁膜(二酸化ケイ素等の誘電体)
に適用されることが多い。
【0059】また、最近、例えば隣接する微細素子同士
を絶縁するために所定幅の浅い溝を形成し、この溝に誘
電体などの絶縁膜を埋め込むSTI(Shallow Trench I
solation)工程も開発されている。このSTI工程で
は、絶縁物を埋め込んだ層の表面をCMPプロセスで平
坦化した後、その表面に多結晶シリコン(以下、「ポリ
シリコン」という)を成膜することも行われる。かかる
工程を経て形成されるマークMXについて、同時に他の
パターンも形成される場合の例を、図4(A)〜図4
(E)を参照しながら説明する。
【0060】まず、図4(A)に断面図によって示され
るように、シリコンウエハ(基材)51上に、マークM
X(ライン部53に対応する凹部及びスペース部54)
と、回路パターン59(より正確には、凹部59a)と
が形成される。
【0061】次に、図4(B)に示されるように、ウエ
ハ51の表面51aに二酸化ケイ素(SiO2)等の誘
電体よりなる絶縁膜60が形成される。引き続き、絶縁
膜60の表面にCMPプロセスが施されることによっ
て、図4(C)に示されるようにウエハ51の表面51
aが現れるまで絶緑膜60が除去されて平坦化される。
この結果、回路パターン領域ではその凹部59aに絶縁
体60が埋め込まれた回路パターン59が形成され、マ
ークMX領域では複数のライン部53に絶緑体60が埋
め込まれたマークMXが形成される。
【0062】次いで、図4(D)に示されるように、ウ
エハ51の表面51aの上層にポリシリコン膜63が成
膜され、そのポリシリコン膜63の上にフォトレジスト
PRが塗布される。
【0063】図4(D)に示されるウエハ51上のマー
クMXを、アライメント顕微鏡ASを用いて観察する場
合、ポリシリコン層63の表面には下層のマークMXを
反映した凹凸は全く形成されない。また、ポリシリコン
層63は所定の波長域(550nm〜780nmの可視
光)の光束を透過しない。このため、アライメント用の
検出光として可視光を利用するアライメント方式ではマ
ークMXを検出することができない、或いは、アライメ
ント用の検出光としてその大部分を可視光が占めるアラ
イメント方式では検出光量が低下し、検出精度が低下す
る恐れもある。
【0064】また、図4(D)において、ポリシリコン
層63ではなく、金属膜(メタル層)63を成膜する場
合もある。この場合、メタル層63の表面には下層のア
ライメントマークを反映した凹凸は全く形成されない。
また、通常、アライメント用の検出光はメタル層を透過
しないため、マークMXを検出できなくなる恐れがあ
る。
【0065】よって、上述のようなCMP工程を経て、
ポリシリコン層63が成膜されているウエハ51(図4
(D)に示したウエハ)をアライメント顕微鏡ASで観
察する場合には、アライメント検出光の波長が切り換え
(選択または任意設定)可能であれば、可視光以外の波
長を持つ検出光(例えば波長が約800nm〜約150
0nmの範囲内の赤外光)にアライメント検出光の波長
を設定した上で、マークMXを観察するようにすれば良
い。
【0066】また、アライメント検出光の波長が選択で
きない場合や、或いはCMP工程を経たウエハ51上に
メタル層63が成膜されている場合には、図4(E)に
示されるように、マークMXの部分に対応する領域のメ
タル層63(或いはポリシリコン層63)をフォトリソ
で剥がしておき、その後でアライメント顕微競ASで観
察すれば良い。
【0067】なお、マークMYについても、上記のマー
クMXと同様にして、CMPプロセスを介在させて形成
することができる。
【0068】前記主制御系20は、図5に示されるよう
に、主制御装置30と記憶装置40とを備えている。主
制御装置30は、ステージ制御系19にステージ制御デ
ータSCDを供給する等して露光装置100の動作を制
御する制御装置39と、アライメント顕微鏡ASからの
撮像データを収集する撮像データ収集装置31と、該撮
像データ収集装置31によって収集された撮像データに
おける生波形の1〜P(例えば、P=2)階の微分波形
を求める波形加工装置としての微分演算装置32と、前
記生波形及び微分波形に基づいて、波形ごとの位置に関
するマーク情報である推定マーク位置を求めるマーク情
報演算装置としての推定位置算出装置33と、波形ごと
の推定マーク位置に基づいてアライメントマークMX,
MYの位置を求める位置演算装置34から構成されてい
る。そして、該位置演算装置34は、波形ごとの推定マ
ーク位置と参照マーク位置とに基づいて、各推定マーク
位置の重みを算出する重み算出装置35と、該重み算出
装置35によって求められた重み情報と各波形ごとの推
定マーク位置とに基づいて、アライメントマークMX,
MYの位置を算出する位置算出装置36とを備えてい
る。また、記憶装置40は、その内部に、生波形及び微
分波形のテンプレート波形データを格納するテンプレー
ト波形格納領域41と、QX(>P+1)個のアライメ
ントマークMX(iR,jR)に関する予め求められた参
照X位置データDXR(R=1〜QX)及びQY(>P
+1)個のアライメントマークMY(iT,jT)に関す
る予め求められた参照Y位置データDYT(T=1〜Q
Y)を格納する参照マーク位置格納領域42と、撮像デ
ータ格納領域43と、微分波形格納領域44と、推定位
置格納領域45と、重み格納領域46と、マーク位置格
納領域47とを有している。なお、図5においては、デ
ータの流れが実線矢印で示され、制御の流れが点線矢印
で示されている。主制御系20の各装置の作用は後述す
る。
【0069】なお、本実施形態では、主制御装置30を
上記のように、各種の装置を組み合わせて構成したが、
主制御装置30を計算機システムとして構成し、主制御
装置30を構成する上記の各装置の機能を主制御装置3
0に内蔵されたプログラムによって実現することも可能
である。
【0070】また、主制御装置30を計算機システムと
して構成した場合には、主制御装置30を構成する上記
の各装置の後述する機能を実現するためのプログラムの
全てを予め主制御装置30に内蔵することは、必ずしも
必須ではない。例えば、図1において点線で示されるよ
うに、当該プログラムを格納した記録媒体としての記憶
媒体91を用意するとともに、記憶媒体91からプログ
ラム内容を読み出し可能であり、かつ、記憶媒体91を
着脱可能な読み取り装置90を主制御系20に接続し、
主制御系20が、読み取り装置90に装填された記憶媒
体91から機能実現のために必要なプログラム内容(例
えば、図5の処理を行うプログラム内容等)を読み出し
て、当該プログラムを実行するように構成することがで
きる。
【0071】また、主制御系20が読み取り装置90に
装填された記憶媒体91からプログラム内容を読み出し
て、内部にインストールする構成とすることができる。
さらに、インターネット等を利用し、通信ネットワーク
を介して機能実現のために必要となるプログラム内容を
主制御系20にインストールする構成とすることもでき
る。
【0072】なお、記憶媒体91としては、磁気的に記
憶するもの(磁気ディスク、磁気テープ等)、電気的に
記憶するもの(PROM,バッテリ・バックアップ付R
AM,EEPROMその他の半導体メモリ等)、光磁気
的に記憶するもの(光磁気ディスク等)、電気磁気的に
記憶するもの(デジタルオーディオテープ(DAT)
等)等、種々の記憶形態で記憶するものを採用すること
ができる。
【0073】以上のように、機能を実現するためのプロ
グラム内容を記憶した記憶媒体を使用したり、インスト
ールしたりすることが可能なように構成することによ
り、後におけるプログラム内容の修正や、性能向上のた
めのバージョンアップ等を容易に行うことができるよう
になる。
【0074】図1に戻り、露光装置100には、投影光
学系PLの最良結像面に向けて複数のスリット像を形成
するための結像光束を光軸AX方向に対して斜め方向よ
り供給する照射光学系13と、その結像光束のウエハW
の表面での各反射光束をそれぞれスリットを介して受光
する受光光学系14とから成る斜入射方式の多点フォー
カス検出系が、投影光学系PLを支える支持部(図示省
略)に固定されている。この多点フォーカス検出系(1
3、14)としては、例えば特開平5−190423号
公報に開示されるものと同様の構成のものが用いられ、
ステージ制御系19はこの多点フォーカス検出系(1
3、14)からのウエハ位置情報に基づいてウエハホル
ダ25をZ方向及び傾斜方向に駆動する。
【0075】以上のように構成された露光装置100で
は、以下のようにしてウエハW上におけるショット領域
の配列座標を検出する。なお、ショット領域の配列座標
を検出する前提として、マークMX(i,j),MY
(i,j)は、前層までのプロセス(例えば、第1層目
のプロセス)で既にウエハW上に形成されているものと
する。また、ウエハWがウエハホルダ25に不図示のウ
エハローダによってロードされており、主制御系20に
よるステージ制御系19を介したウエハWの移動によ
り、アライメント顕微鏡ASの観察視野内に各マークM
X(i,j),MY(i,j)を入れることができるよ
うに、粗い精度の位置合わせ(プリアライメント)が既
に行われているものとする。こうした、プリアライメン
トは、ウエハWの外形の観察や、広い視野でのマークM
X(i,j),MY(i,j)の観察結果及びウエハ干
渉計18からの位置情報(又は速度情報)に基づいて、
主制御系20(より詳しくは、制御装置39)によって
ステージ制御系19を介して行なわれる。さらに、ショ
ット領域の配列座標を検出するために計測される、設計
上一直線上には並ばない3個以上のXアライメントマー
クMX(im,jm)(m=1〜M;M≧3,M≧Q
X)、及び設計上一直線上には並ばない3個以上のYア
ライメントマークMY(in,jn)(n=1〜N;N≧
3,N≧QY)は既に選択されているものとする。但
し、選択されるマークの総数(=M+N)は6個よりも
多い個数でなければならない。
【0076】また、XアライメントマークMX(im
m)の内のマークMX(i1,j1)〜MX(iQX,j
QX)に関する参照X位置データDX1〜DXQX、及びY
アライメントマークMY(in,jn)の内のマークMY
(i1,j1)〜MY(iQY,j QY)に関する参照Y位置
データDY1〜DYQYは、既に参照マーク位置格納領域
42に格納されているものとする。なお、参照X位置デ
ータDX1〜DXQX及び参照Y位置データDY1〜DYQY
は、予め別の計測によって計測された値を使用してもよ
いし、また、設計データ等から計算により求めた値を使
用してもよい。
【0077】また、XアライメントマークMXの撮像結
果の生波形に関するテンプレート波形XT(X)(以
後、「XT(0)(X)」とも記す)、及び生波形の1〜
P階の微分波形に関するテンプレート波形d(XT
(X))/dX,…,dP(XT(X))/dXP(以
後、「XT(1)(X),…,XT(P)(X)」とも記
す)、並びにYアライメントマークMYの撮像結果の生
波形に関するテンプレート波形YT(Y)(以後、「Y
(0)(X)」とも記す)、及び生波形の1〜P階の微
分波形に関するテンプレート波形d(YT(Y))/d
Y,…,dP(YT(Y))/dYP(以後、「YT(1)
(Y),…,YT(P)(Y)」とも記す)は、既にテン
プレート波形格納領域41に格納されているものとす
る。なお、本実施形態では、テンプレート波形XT(0)
(X)〜XT(P)(X),YT(0)(Y)〜YT
( P)(Y)を予め設計値を使用して求めているが、設計
値にそれまでのマーク撮像結果を加味して求めてもよ
い。
【0078】以下、ウエハW上におけるショット領域の
配列座標の検出を、図6に示されるフローチャートに基
づきながら、適宜他の図面を参照しつつ説明する。
【0079】まず、図6のステップ201において、選
択されたマークMX(im,jm),MY(in,jn)の
内の最初のマーク(XアライメントマークMX(i1
1)とする)がアライメント顕微鏡ASによる撮像位
置となるようにウエハWを移動する。かかる移動は、主
制御系20(より詳細には、制御装置39)によってス
テージ制御系19を介した制御の下で行われる。
【0080】引き続き、ステップ202において、アラ
イメント顕微鏡ASが、制御装置39の制御のもとで、
マークMX(i1,j1)を撮像する。そして、以上のよ
うにして、アライメント顕微鏡ASによる撮像結果であ
る撮像データIMDを、制御装置39からの指示に応じ
て、撮像データ収集装置31が取り込み、撮像データ格
納領域43に格納することにより、撮像データIMDが
収集される。
【0081】次に、ステップ203において、微分演算
装置32が、制御装置39の制御のもとで、撮像データ
格納領域43から撮像データIMDを読み出し、撮像さ
れたマークMX(i1,j1)におけるY方向に関する中
心付近におけるX方向の複数本(例えば、50本)の走
査線上の信号強度分布(光強度分布)I1(X)〜I5 0
(X)を抽出する。そして、次の(1)式によって、平
均的なX方向に関する信号強度分布の波形、すなわち生
波形I(X)(以後、「I(0)(X)」とも記す)を求
める。
【0082】
【数1】
【0083】こうして求められた生波形I(0)(X)
は、信号強度分布I1(X)〜I50(X)の個々に重畳
している高周波ノイズが低減されたものとなっている。
こうして求められた生波形I(0)(X)が図7(B)に
示されている。
【0084】引き続き、微分演算装置32は、生波形I
(0)(X)を加工する処理として微分を行い、図7
(C)及び図7(D)に示されるように生波形I
(0)(X)とは形態(信号強度形態等)が異なる加工波
形としての微分波形dI(X)/dX,…,dP
(X)/dXP(以後、「I(1)(X),…,I
(P)(X)」とも記す)を算出する。こうして求められ
た微分波形I(1)(X)〜I(P)(X)の内の1階微分波
形I(1)(X)及び2階微分波形I(2)(X)が代表的に
図7(C)及び図7(D)に示されている。
【0085】そして、微分演算装置32は、生波形I
(0)(X)及び微分波形I(1)(X)〜I(P)(X)を微
分波形格納領域44に格納する。
【0086】次いで、ステップ204において、推定位
置算出装置33が、制御装置39の制御のもとで、波形
(p)(X)(p=0〜P)について、それぞれに関す
るテンプレート波形XT(p)(X)を使用してテンプレ
ートマッチングを行って、波形I(p)(X)ごとに求め
られるマークMX(i1,j1)の推定X位置X1 (p)を算
出する。なお、以下の説明においては、推定X位置及び
後述する推定Y位置を総称して「推定マーク位置」とも
いう。
【0087】かかる推定X位置の算出にあたっては、波
形I(p)(X)とテンプレート波形XT(p)(X+δX)
との相関係数CRp(δX)を求め、それが最大となる
パラメータδXの値を求める。この相関係数CRp(δ
X)は、波形I(p)(X)の平均値をμpとし、テンプレ
ート波形XT(p)(X)の平均値をμTpとして、X位置
に関する所定の定義域XDについて、次の(2)式によ
り求める。
【0088】
【数2】
【0089】ここで、所定の定義域XDをマークMX
(i1,j1)のX方向に関する全域とすること(以下、
「全域テンプレートマッチング」という)もできるし、
また、微分波形のテンプレートマッチングを行う場合に
は、その微分波形において大きなピークが存在するX方
向に関する各エッジ部分ごとの領域とする(以下、「部
分テンプレートマッチング」という)こともできる。全
域テンプレートマッチングの場合には、相関係数CRp
(δX)が最大となる値δXと前述のウエハWの位置情
報WPVとからマークMX(i1,j1)の推定X位置X
1 (p)が直接的に求められる。また、部分テンプレートマ
ッチングの場合には、相関係数CRp(δX)が最大と
なる値δXと前述のウエハWの位置情報WPVとからマ
ークMX(i1,j1)の各エッジのX位置が求められ、
これらのエッジ位置からマークMX(i1,j1)の推定
X位置X1 (p)が求められる。なお、部分テンプレートマ
ッチングの場合には、定義域XD以外におけるノイズの
重畳の影響を受けず、また、ピークの極点付近にバイア
スの掛かった結果を得ることになるので、真のピークの
極点のX位置を精度良く求めることができる。
【0090】こうして各波形I(p)(X)ごとに求めら
れた推定位置X1 (p)を、推定位置算出装置32が推定位
置格納領域45に格納する。
【0091】次に、ステップ205において選択された
全てのマークについて生波形及び微分波形の各波形に関
する推定マーク位置の算出を完了したか否かが判定され
る。以上では、1個のマークMX(i1,j1)のみにつ
いて推定マーク位置、すなわちマークMX(i1,j1
の推定X位置の算出が完了したのみなので、ステップ2
05においての判定は否定的なものとなり、ステップ2
06に処理が移行する。
【0092】ステップ206では、制御装置39が、次
のマークがアライメント顕微鏡ASの撮像視野に入る位
置にウエハWを移動させる。かかるウエハWの移動は、
制御装置39が、ステージ制御系19を介してウエハ駆
動装置24を制御し、ウエハステージWSTを移動させ
ることにより行われる。
【0093】以後、ステップ205において、選択され
た全てのマークについて推定マーク位置が算出されたと
判定されるまで、上述のマークMX(i1,j1)の場合
と同様にして、マークMX(im,jm)(m=2〜M)
の推定X位置Xm (p)(p=0〜P)、及びマークMY
(in,jn)(n=1〜N)の推定Y位置Yn (p)が算出
される。こうして、選択された全てのマークの推定マー
ク位置が算出され、位置情報格納領域43に格納され、
ステップ205において肯定的な判定がなされると、処
理がステップ207に移行する。
【0094】ステップ207では、重み算出装置35
が、マークMX(im,jm)(m=1〜M)ごとの生波
形及び微分波形から求められた推定X位置それぞれに関
する重みWX(p)(p=0〜P)、及びマークMY
(in,jn)(n=1〜N)ごとの生波形及び微分波形
から求められた推定Y位置それぞれに関する重みWY
(p)を以下のようにして算出する。
【0095】まず、重み算出装置35は、重みWX(p)
それぞれを未知数として、この重みWX(p)を使用して
算出されるマークMX(i1,j1)〜MX(iQX
QX)それぞれのX位置XR(R=1〜QX)を、次の
(3)式とする。
【0096】
【数3】
【0097】引き続き、重み算出装置35が、参照マー
ク位置格納領域42から読み出されたX位置XRの参照
X位置DXRに対するバラツキ度SXを、重みWX(p)
未知数のままで、次の(4)式によって求める。
【0098】
【数4】
【0099】そして、重み算出装置35が、バラツキ度
SXが最小となるような重みWX(p )を求める。具体的
には、(4)式を各重みWX(p)で偏微分し、それぞれ
の偏微分結果を0として得られる連立方程式を解くこと
により、最適な重みWX(p)の値をそれぞれ算出する。
【0100】引き続き、マークMY(in,jn)(n=
1〜N)ごとの生波形及び微分波形から求められた推定
Y位置それぞれに関する重みWY(p)を、上述の重みW
(p)と同様にして求める。すなわち、重み付け演算に
よって算出されるマークMY(i1,j1)〜MY
(iQY,jQY)それぞれのY位置YT(T=1〜QY)
の参照Y位置DYTに対するバラツキ度SYが最小とな
るような重みWY(p)を求める。
【0101】こうして求められた重みWX(p)及びWY
(p)を、重み算出装置35は、重み情報格納領域46に
格納する。
【0102】次に、ステップ208において、位置算出
装置36が、推定位置格納領域45からマークMX(i
m,jm)(m=1〜M)の推定X位置Xm (p)(p=0〜
P)、及びマークMY(in,jn)(n=1〜N)の推
定Y位置Yn (p)を読み出すとともに、重み格納領域46
から重みWX(p)及びWY(p)を読み出す。引き続き、も
はや未知数ではなくなった重みWX(p)と推定X位置Xm
(p)とを使用して、(3)式と同様の式により、マーク
MX(im,jm)のX位置Xmを算出するとともに、こ
れと同様にして、もはや未知数ではなくなった重みWY
(p)と推定Y位置Yn (p)とを使用して、マークMY
(in,jn)のY位置Ynを算出する。そして、位置算
出装置36は、算出されたマークMX(im,jm)のX
位置Xm及びマークMY(in,jn)のY位置Ynをマー
ク位置格納領域47に格納する。
【0103】こうして、マークMX(im,jm)のX位
置Xm及びマークMY(in,jn)のY位置Ynの検出が
終了する。
【0104】以後、制御装置39が、マーク位置格納領
域47から、マークMX(im,jm)(m=1〜M)の
X位置Xm、及びマークMY(in,jn)(n=1〜
N)のY位置Ynを読み出して、例えば特開昭61−4
4429号公報に開示される統計演算によりウエハW上
のショット領域SAの配列座標を算出するためのパラメ
ータ(誤差パラメータ)値を算出する。そして、制御装
置39の制御の下で、算出されたパラメータ値を用いて
求められたショット領域配列を使用しつつ、レチクルR
におけるスリット状の照明領域(中心は光軸AXとほぼ
一致)を照明光ILにより照明した状態で、ウエハWと
レチクルRとを走査方向(Y方向)に沿って互いに逆向
きに、投影倍率に応じた速度比で同期移動させる。これ
により、レチクルRのパターン領域のパターンがウエハ
W上のショット領域上に縮小転写される。
【0105】以上説明したように、本実施形態によれ
ば、ウエハW上に形成されたアライメントマークMX,
MYの撮像信号に重畳したノイズの態様に応じ、撮像信
号の生波形、及びその生波形に対して加工処理を施した
波形としての微分波形を使用してアライメントマークM
X,MYの位置を検出するので、ノイズの態様にかかわ
らず、アライメントマークMX,MYの位置を精度良く
検出することができる。そして、本実施形態では、精度
良く求められたアライメントマークMX,MYの位置に
基づいてウエハW上のショット領域SA(i,j)の配
列座標を高精度で算出し、これらの算出結果に基づい
て、ウエハWの位置合わせを高精度で行うことができる
ので、各ショット領域SA(i,j)にレチクルRに形
成されたパターンを精度良く転写することができる。
【0106】なお、上記の重みWX(p),WY(p)を、例
えば、露光ロットにおける最初の1枚のウエハについて
求め、同一露光ロットの他のウエハについては、最初の
1枚のウエハと同じ重みWX(p),WY(p)を適用してア
ライメントマークの位置検出を行うこととすることがで
きる。また、露光ロットが異なっても、同一のプロセス
で加工されたウエハについても同一の重みWX(p),W
(p)を適用することができる。さらに、同一ロットあ
るいは同一プロセスの最初の数枚のウエハに関して重み
WX(p),WY(p)を求め、それらの平均値を同一ロット
あるいは同一プロセスにおける他のウエハについて重み
として適用することも可能である。
【0107】また、本実施形態では、生波形及び微分波
形の各波形ごとに求められた推定マーク位置それぞれを
適宜重み付けて、重み付け演算によりアライメントマー
クMX,MYの位置を検出しているので、撮像信号に重
畳したノイズの態様にかかわらず、精度良くアライメン
トマークMX,MYの位置を検出することができる。
【0108】また、本実施形態では、各波形ごとに求め
られる推定マーク位置それぞれの重みを、求められた推
定マーク位置と予め求められた参照マーク位置とに基づ
いて求めているので、適切な重み付けによる重み付け演
算ができ、精度良くアライメントマークMX,MYの位
置を検出することができる。
【0109】また、テンプレートマッチングによって、
各波形に関する推定マーク位置を求めているので、推定
の信頼度の高い推定マーク位置を求めることができ、精
度良くアライメントマークMX,MYの位置を検出する
ことができる。
【0110】また、本実施形態では、重み付け演算で使
用する推定マーク位置それぞれの重みを、アライメント
マークMX,MYごとに求められる推定マーク位置の数
よりも大きな数のアライメントマークMX,MYに関す
る参照マーク位置に基づいて、統計的に求めているの
で、求められた推定マーク位置の情報を活かしつつ、推
定マーク位置それぞれの重みを精度良く求めることがで
きる。
【0111】なお、上記の実施形態では、生波形に加工
を施した波形として、微分波形を使用したが、本発明は
これに限られるものではない。生波形を加工する処理と
しては、生波形を微分する以外にも、例えば、生波形に
対してフィルタリング処理(生波形の周波数成分を変更
する処理)を用いることも可能である。フィルタリング
処理としては、公知のローパスフィルタリングやハイパ
スフィルタリング、SYNC関数等の所定のフィルタリ
ング関数を用いたフィルタリング等、様々な方法が考え
られる。また、フィルタリングの度合いも1種に限られ
ず、様々な度合いで行うことが可能である。
【0112】要は、生波形と関連し、生波形とは波形形
態が異なる加工波形が求められれば、どのような加工を
行うことも可能である。なお、求める加工波形の種類は
いくつであってもよい。例えば、上記の実施形態では、
加工波形として、1階微分波形及び2階微分波形の2種
の加工波形を求めている。そして、それぞれの波形(生
波形を含む)ごとにマーク位置情報を求め、その求めら
れたマーク位置情報を、上述した実施形態で述べたよう
な重み付け演算等の手法で、統合演算処理をすることに
より、マークの位置情報を求めるようにしておけばよい
のである。
【0113】なお、統合演算処理をする際には、どのよ
うな加工がなされた加工波形であるかを問わずに、統合
演算処理を行うことができる。例えば、上述の生波形か
ら求めたマーク位置情報と、1階微分波形から求めたマ
ーク位置情報とを統合演算処理することも可能である。
また、1階微分波形から求めたマーク位置情報と、2階
微分波形から求めたマーク位置情報とを統合演算処理す
ることも可能である。さらに、微分波形から求めたマー
ク位置情報と、微分処理とは異なる処理(例えば、ロー
パスフィルタリング処理)がなされた加工波形から求め
たマーク位置情報とを統合演算処理することも可能であ
る。
【0114】なお、上記の実施形態では、重み付け演算
で使用する推定マーク位置それぞれの重みを、アライメ
ントマークMX,MYごとに求められる推定マーク位置
の数よりも大きな数のアライメントマークMX,MYに
関する参照マーク位置に基づいて求めたが、参照マーク
位置の数をアライメントマークMX,MYごとに求めら
れる推定マーク位置の数と同数とすることも可能であ
る。かかる場合には、上述の(3)式を連立方程式とし
て解くことにより、各推定マーク位置に関する重みを一
義的に求めることができる。
【0115】また、上記の実施形態では、アライメント
マークMX,MYごとに求められた推定マーク位置の全
てを使用して、アライメントマークMX,MYの位置を
検出したが、求められた推定マーク位置から選択された
もののみを使用して、アライメントマークMX,MYの
位置を検出することもできる。かかる推定マーク位置の
選択方法としては、例えば、対応する参照マーク位置と
の差が予め定められた所定値以下のものを選択する方法
等がある。また、推定マーク位置の選択方法として、求
められた推定マーク位置と参照マーク位置との比較の結
果、参照マーク位置と最も近い推定マーク位置になると
推定される生波形及び微分波形の内の1つの波形を選択
する方法を採用することもできる。
【0116】更に、生波形に重畳するノイズの態様があ
る程度分かっているときには、ノイズの影響の小さな推
定マーク位置が求められる波形のみを使用して、アライ
メントマークMX,MYの位置を検出することも可能で
ある。ここで、使用する波形が微分波形である場合に
は、生波形において信号レベルが大きく変化するエッジ
部分が強調された波形となるので、前述の部分テンプレ
ートマッチング法を用いて各エッジの位置を検出し、こ
れらのエッジ位置からアライメントマークMX,MYの
位置を検出することが望ましい。これにより、例えば、
低周波ノイズの影響を低減した位置検出が可能となる。
【0117】また、上記の実施形態では、走査型露光装
置の場合を説明したが、本発明は、紫外線を光源にする
縮小投影露光装置、波長30nm前後の軟X線を光源に
する縮小投影露光装置、波長1nm前後を光源にするX
線露光装置、EB(電子ビーム)やイオンビームによる
露光装置などあらゆるウエハ露光装置、液晶露光装置等
に適応できる。また、ステップ・アンド・リピート機、
ステップ・アンド・スキャン機、ステップ・アンド・ス
ティッチング機を問わない。
【0118】また、上記の実施形態では、露光装置にお
けるウエハ上の位置合わせマークの位置検出及びウエハ
の位置合わせの場合を説明したが、本発明を適用した位
置検出、及び位置合わせは、レチクル上の位置合わせマ
ークのマーク検出、位置検出、及びレチクルの位置合わ
せに用いることもでき、更に、露光装置以外の装置、例
えば顕微鏡等を使用した物体の観察装置、工場の組み立
てライン、加工ライン、検査ラインにおける対象物の位
置決め装置等における物体の位置検出やその物体の位置
合わせにも利用可能である。
【0119】《デバイスの製造》次に、本実施形態の露
光装置及び方法を使用したデバイスの製造について説明
する。
【0120】図8には、本実施形態におけるデバイス
(ICやLSI等の半導体チップ、液晶パネル、CC
D、薄膜磁気ヘッド、マイクロマシン等)の生産のフロ
ーチャートが示されている。図8に示されるように、ま
ず、ステップ301(設計ステップ)において、デバイ
スの機能設計(例えば、半導体デバイスの回路設計等)
を行い、その機能を実現するためのパターン設計を行
う。引き続き、ステップ302(マスク製作ステップ)
において、設計した回路パターンを形成したマスクを製
作する。一方、ステップ303(ウエハ製造ステップ)
において、シリコン等の材料を用いてウエハを製造す
る。
【0121】次に、ステップ304(ウエハ処理ステッ
プ)において、ステップ301〜ステップ303で用意
したマスクとウエハを使用して、後述するように、リソ
グラフィ技術によってウエハ上に実際の回路等を形成す
る。次いで、ステップ305(デバイス組立ステップ)
において、ステップ304において処理されたウエハを
用いてチップ化する。このステップ305には、アッセ
ンブリ工程(ダイシング、ボンディング)パッケージン
グ工程(チップ封入)等の工程が含まれる。
【0122】最後に、ステップ306(検査ステップ)
において、ステップ305で作製されたデバイスの動作
確認テスト、耐久性テスト等の検査を行う。こうした工
程を経た後にデバイスが完成し、これが出荷される。
【0123】図9には、半導体デバイスの場合におけ
る、上記ステップ304の詳細なフロー例が示されてい
る。図9において、ステップ311(酸化ステップ)に
おいてはウエハの表面を酸化させる。ステップ312
(CVDステップ)においてはウエハ表面に絶縁膜を形
成する。ステップ313(電極形成ステップ)において
はウエハ上に電極を蒸着によって形成する。ステップ3
14(イオン打込みステップ)においてはウエハにイオ
ンを打ち込む。以上のステップ311〜ステップ314
それぞれは、ウエハプロセスの各段階の前処理工程を構
成しており、各段階において必要な処理に応じて選択さ
れて実行される。
【0124】ウエハプロセスの各段階において、前処理
工程が終了すると、以下のようにして後処理工程が実行
される。この後処理工程では、まず、ステップ315
(レジスト形成ステップ)において、ウエハに感光剤を
塗布し、引き続き、ステップ316(露光ステップ)に
おいて、上記で説明した実施形態の露光装置及び露光方
法によってマスクの回路パターンをウエハに焼付露光す
る。次に、ステップ317(現像ステップ)においては
露光されたウエハを現像し、引き続き、ステップ318
(エッチングステップ)において、レジストが残存して
いる部分以外の部分の露出部材をエッチングにより取り
去る。そして、ステップ319(レジスト除去ステッ
プ)において、エッチングが済んで不要となったレジス
トを取り除く。
【0125】これらの前処理工程と後処理工程とを繰り
返し行うことによって、ウエハ上に多重に回路パターン
が形成される。
【0126】以上のようにして、精度良く微細なパター
ンが形成されたデバイスが、高い量産性で製造される。
【0127】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の位置検出
方法によれば、物体上に形成されたマークの撮像信号に
重畳したノイズの態様に応じ、撮像信号の生波形及び微
分波形を適宜使用してマークの位置を検出するので、ノ
イズの態様にかかわらず、マークの位置を精度良く検出
することができる。
【0128】また、本発明の位置検出装置によれば、本
発明の位置検出方法を使用してマークの位置を検出する
ので、精度良くマーク位置の検出をすることができる。
【0129】また、本発明の露光方法によれば、本発明
の位置検出方法を使用して、基板に形成された位置検出
用マークの位置を高精度で検出し、その検出結果に基づ
いて基板の位置合わせを行いつつ、区画領域にパターン
を転写するので、所定のパターンを精度良くかつ迅速に
区画領域に転写することができる。
【0130】また、本発明の露光装置によれば、本発明
の位置検出装置によって、位置検出用マークの位置を精
度良く検出することができるので、精度を向上して、所
定のパターンを基板上の区画領域に転写することができ
る。
【0131】また、本発明の記録媒体によれば、この記
録媒体に記録されたプログラム内容を読み出したり、イ
ンストールしたりして、そのプログラム内容を実行する
ことにより、本発明の位置検出方法を使用して物体上の
マークの位置情報を検出するすることができるので、マ
ークの位置情報を精度良く検出することができる。
【0132】また、本発明のデバイス製造方法によれ
ば、リソグラフィ工程において、本発明の露光方法を使
用して、所定のパターンを基板に転写するので、精度良
く微細なパターンが形成されたデバイスを製造すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】一実施形態の露光装置の概略構成を示す図であ
る。
【図2】図2(A)及び図2(B)は、アライメントマ
ークの例を説明するための図である。
【図3】図3(A)〜図3(D)は、アライメントマー
クに関するテンプレート波形を説明するための図であ
る。
【図4】図4(A)〜図4(E)は、マークがCMPプ
ロセスを経て形成される工程を説明するための図であ
る。
【図5】主制御系の概略構成を示す図である。
【図6】マークの位置検出動作を説明するためのフロー
チャートである。
【図7】図7(A)〜図7(D)は、一実施形態におけ
る位置合わせマークの撮像結果を説明するための図であ
る。
【図8】図1の露光装置を用いたデバイス製造方法を説
明するためのフローチャートである。
【図9】図8のウエハ処理ステップにおける処理のフロ
ーチャートである。
【符号の説明】
32…微分演算装置(波形加工装置)、33…推定位置
算出装置(マーク情報演算装置、相関係数演算装置)、
34…位置演算装置、35…重み算出装置、36…マー
ク位置算出装置(位置算出装置)、91…記憶媒体(記
録媒体)、AS…アライメント顕微鏡(撮像装置)、M
X,MY…アライメントマーク(マーク、位置検出用マ
ーク)、SA…ショット領域(区画領域)、W…ウエハ
(物体、基板)、WST…ウエハステージ(ステージ装
置)。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G03F 9/00 G01B 11/24 F K

Claims (27)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 物体上に形成されたマークの位置情報を
    検出する位置検出方法であって、 前記マークを撮像する第1工程と;前記第1工程で得ら
    れた信号波形の所定階の微分波形を求める第2工程と;
    前記微分波形と所定のテンプレート波形との相関関係に
    基づいて、前記マークの位置情報を検出する第3工程と
    を含む位置検出方法。
  2. 【請求項2】 前記第3工程は、 前記微分波形と前記テンプレート波形との相対位置関係
    を変化させつつ、各相対位置における前記微分波形と前
    記テンプレート波形との相関係数を求める第4工程と;
    前記相関係数が最も大きくなる相対位置関係に基づい
    て、前記マークの位置情報を検出する第5工程とを含む
    ことを特徴とする請求項1に記載の位置検出方法。
  3. 【請求項3】 物体上に形成されたマークの位置情報を
    検出する位置検出方法であって、 前記マークを撮像する第1工程と;前記第1工程で得ら
    れた信号波形に対して所定の加工処理を施して、少なく
    とも1つの加工波形を求める第2工程と;前記第1工程
    で得られた信号波形及び前記第2工程で求められた加工
    波形それぞれに基づいて、前記マークの位置に関するマ
    ーク情報をそれぞれ求める第3工程と;前記第3工程で
    求められたマーク情報の内の複数のマーク情報に基づい
    て、前記マークの位置情報を検出する第4工程とを含む
    位置検出方法。
  4. 【請求項4】 前記第2工程で求められる加工波形は、
    前記第1工程で得られた信号波形とは異なる信号強度分
    布を有する波形であることを特徴とする請求項3に記載
    の位置検出方法。
  5. 【請求項5】 前記第2工程では、前記所定の加工処理
    として、前記信号波形が有する周波数成分の分布を変更
    する処理を前記信号波形に施すことを特徴とする請求項
    3又は4に記載の位置検出方法。
  6. 【請求項6】 前記第2工程では、前記所定の加工処理
    として、前記信号波形の少なくとも所定階の微分波形を
    求めることを特徴とする請求項3又は4に記載の位置検
    出方法。
  7. 【請求項7】 前記第2工程では、前記所定階までの複
    数の階の微分波形を求めることを特徴とする請求項6に
    記載の位置検出方法。
  8. 【請求項8】 前記第4工程では、前記複数のマーク情
    報の重み付け演算により、前記マークの位置情報を検出
    することを特徴とする請求項3〜7のいずれか一項に記
    載の位置検出方法。
  9. 【請求項9】 前記重み付け演算で用いられる前記複数
    のマーク情報それぞれの重みは、前記複数のマーク情報
    と予め求められた参照マーク情報とに基づいて求められ
    ることを特徴とする請求項8に記載の位置検出方法。
  10. 【請求項10】 前記第3工程は、 前記マークの信号波形及び前記少なくとも1つの加工波
    形中における任意の加工波形それぞれと、前記マークの
    信号波形及び前記少なくとも1つの加工波形中における
    任意の加工波形それぞれに関するテンプレート波形との
    相対位置関係を変化させつつ、各相対位置における相関
    係数を求める第5工程と;前記相関係数が最も大きくな
    る相対位置関係に基づいて、前記マークの信号波形及び
    前記少なくとも1つの加工波形中における任意の加工波
    形それぞれに関する前記マーク情報である前記マークの
    推定位置を求める第6工程とを含むことを特徴とする請
    求項8又は9に記載の位置検出方法。
  11. 【請求項11】 前記第4工程では、前記信号波形及び
    前記第2工程で求められた加工波形の全てを、前記マー
    クの位置情報を求めるために使用する位置検出用波形と
    することを特徴とする請求項9又は10に記載の位置検
    出方法。
  12. 【請求項12】 前記複数のマーク情報の重みは、前記
    位置検出用波形の数と同数の前記参照マーク情報に基づ
    いて求められることを特徴とする請求項9又は10に記
    載の位置検出方法。
  13. 【請求項13】 前記複数のマーク情報の重みは、前記
    位置検出用波形の数よりも大きな数の前記参照マーク情
    報に基づいて統計的に求められることを特徴とする請求
    項9又は10に記載の位置検出方法。
  14. 【請求項14】 前記第4工程では、前記参照マーク情
    報と最も近いマーク情報になると推定される1つの波形
    を位置検出用波形とし、前記位置検出用波形に基づいて
    前記マークの位置を検出することを特徴とする請求項9
    又は10に記載の位置検出方法。
  15. 【請求項15】 物体上に形成されたマークの位置情報
    を検出する位置検出装置であって、 前記物体上の領域を撮像する撮像装置と;前記撮像装置
    による撮像の結果として得られた前記マークの信号波形
    の所定階の微分波形を求める微分演算装置と;前記微分
    波形と所定のテンプレート波形との相関関係に基づい
    て、前記マークの位置情報を検出する位置演算装置とを
    備える位置検出装置。
  16. 【請求項16】 前記位置演算装置は、 前記微分波形と前記テンプレート波形との相対位置関係
    を変化させつつ、各相対位置における前記微分波形及び
    前記テンプレート波形との相関係数を求める相関係数算
    出装置と;前記相関係数が最も大きくなる相対位置関係
    に基づいて、前記マークの位置情報を算出する位置算出
    装置とを備える請求項15に記載の位置検出装置。
  17. 【請求項17】 物体上に形成されたマークの位置情報
    を検出する位置検出装置であって、 前記物体上を撮像する撮像装置と;前記撮像装置による
    撮像の結果として得られた信号波形に対して所定の加工
    処理を施して、加工波形を求める波形加工装置と;前記
    信号波形及び前記波形加工装置で求められた加工波形そ
    れぞれに基づいて、前記マークの位置に関するマーク情
    報をそれぞれ求めるマーク情報演算装置と;前記マーク
    情報演算装置によって求められたマーク情報の内の複数
    のマーク情報に基づいて、前記マークの位置情報を検出
    する位置演算装置とを備える位置検出装置。
  18. 【請求項18】 前記波形加工装置は、前記所定の加工
    処理として、前記信号波形が有する周波数成分の分布を
    変更する処理を前記信号波形に施す周波数成分変更装置
    を備えることを特徴とする請求項17に記載の位置検出
    装置。
  19. 【請求項19】 前記波形加工装置は、前記所定の加工
    処理として、前記信号波形の少なくとも所定階の微分波
    形を求める微分演算装置を備えることを特徴とする請求
    項17に記載の位置検出装置。
  20. 【請求項20】 前記微分演算装置は、前記所定階まで
    の複数の階の微分波形を求めることを特徴とする請求項
    19に記載の位置検出装置。
  21. 【請求項21】 前記位置演算装置は、前記複数のマー
    ク情報の重み付け演算により、前記マークの位置情報を
    検出することを特徴とする請求項17〜20のいずれか
    一項に記載の位置検出装置。
  22. 【請求項22】 前記位置演算装置は、前記複数のマー
    ク情報と予め求められた参照マーク情報とに基づいて、
    前記重み付け演算で用いられる前記複数のマーク情報そ
    れぞれの重みを求める重み算出装置を備えることを特徴
    とする請求項21に記載の位置検出装置。
  23. 【請求項23】 所定のパターンを基板上の区画領域に
    転写する露光方法であって、 前記基板に形成された位置検出用マークの位置を請求項
    1〜14のいずれか一項に記載の位置検出方法によって
    検出して、前記区画領域の位置に関する所定数のパラメ
    ータを求め、前記基板上における前記区画領域の配列情
    報を算出する配列算出工程と;前記配列算出工程におい
    て求められた前記区画領域の配列情報に基づいて、前記
    基板の位置制御を行いつつ、前記区画領域に前記パター
    ンを転写する転写工程とを含む露光方法。
  24. 【請求項24】 所定のパターンを基板上の区画領域に
    転写する露光装置であって、 前記基板を移動面に沿って移動させるステージ装置と;
    前記ステージ装置に搭載された前記基板上のマーク位置
    を検出する請求項15〜22のいずれか一項に記載の位
    置検出装置とを備える露光装置。
  25. 【請求項25】 物体上に形成されたマークの位置を検
    出する位置検出装置により実行される制御プログラムが
    記録された記録媒体であって、 前記マークの撮像により得られた信号波形の所定階の微
    分波形を求めさせ;前記微分波形と所定のテンプレート
    波形との相関関係に基づいて、前記マークの位置情報を
    検出させる;制御プログラムが記録された記録媒体。
  26. 【請求項26】 物体上に形成されたマークの位置を検
    出する位置検出装置により実行される制御プログラムが
    記録された記録媒体であって、 前記マークの撮像により得られた信号波形に対して所定
    の加工処理を施して、少なくとも1つの加工波形を求め
    させ;前記信号波形及び前記少なくとも1つの加工波形
    それぞれに基づいて、前記マークの位置に関するマーク
    情報をそれぞれ求めさせ;前記求められたマーク情報の
    内の複数のマーク情報に基づいて、前記マークの位置情
    報を検出させる;制御プログラムが記録された記録媒
    体。
  27. 【請求項27】 リソグラフィ工程を含むデバイス製造
    方法において、 前記リソグラフィ工程で、請求項23に記載の露光方法
    を用いて露光を行うことを特徴とするデバイス製造方
    法。
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