JP2001237288A - 半導体基板表面の評価方法 - Google Patents
半導体基板表面の評価方法Info
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Landscapes
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Abstract
(57)【要約】
【課題】半導体装置の製造工程でのモニターチェックと
して簡便に絶縁膜/半導体基板の界面準位密度を測定で
きるようにする。 【解決手段】絶縁膜/半導体基板構造を有する試料1に
対して、上記絶縁膜を透過させて半導体基板の表面部に
のみレーザ光2を照射し、PL光3を分光器5、検出器
6、ロックインアンプ7等を通して計測して、上記絶縁
膜と半導体基板の界面準位密度を求める。ここで、界面
準位密度が既知の試料からのPL光の強度と界面準位密
度が未知の試料からのPL光の強度とを相対比較して、
上記未知の試料の界面準位密度を求める。あるいは、上
記PL光の強度と界面準位密度との相関関係を示す較正
曲線を予め求めておき、界面準位密度が未知の試料のP
L光の全強度を計測し較正曲線と比較して試料の界面準
位密度を求める。
して簡便に絶縁膜/半導体基板の界面準位密度を測定で
きるようにする。 【解決手段】絶縁膜/半導体基板構造を有する試料1に
対して、上記絶縁膜を透過させて半導体基板の表面部に
のみレーザ光2を照射し、PL光3を分光器5、検出器
6、ロックインアンプ7等を通して計測して、上記絶縁
膜と半導体基板の界面準位密度を求める。ここで、界面
準位密度が既知の試料からのPL光の強度と界面準位密
度が未知の試料からのPL光の強度とを相対比較して、
上記未知の試料の界面準位密度を求める。あるいは、上
記PL光の強度と界面準位密度との相関関係を示す較正
曲線を予め求めておき、界面準位密度が未知の試料のP
L光の全強度を計測し較正曲線と比較して試料の界面準
位密度を求める。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体基板上に形
成された絶縁膜と半導体基板との界面準位密度を計測す
る半導体基板表面の評価方法に関する。
成された絶縁膜と半導体基板との界面準位密度を計測す
る半導体基板表面の評価方法に関する。
【0002】
【従来の技術】半導体装置の高集積化あるいは高密度化
に伴いMOSトランジスタのような半導体素子は縮小化
する。この半導体素子の微細化では、パターン寸法の縮
小と共に材料の薄膜が必要になる。
に伴いMOSトランジスタのような半導体素子は縮小化
する。この半導体素子の微細化では、パターン寸法の縮
小と共に材料の薄膜が必要になる。
【0003】上記のように半導体素子が微細化し、その
設計ルールが100nm程度になると、例えば、MOS
トランジスタのゲート絶縁膜であるシリコン酸化膜の膜
厚は2nm程度に極薄膜化される。あるいは、ゲート絶
縁膜としてシリコンオキシナイトライド膜(SiON
膜)、シリコン窒化膜(Si3 N4 膜)、タンタル酸化
膜(Ta2 O5 膜)のようなシリコン酸化膜より誘電率
の高い絶縁膜が使用されるようになる。
設計ルールが100nm程度になると、例えば、MOS
トランジスタのゲート絶縁膜であるシリコン酸化膜の膜
厚は2nm程度に極薄膜化される。あるいは、ゲート絶
縁膜としてシリコンオキシナイトライド膜(SiON
膜)、シリコン窒化膜(Si3 N4 膜)、タンタル酸化
膜(Ta2 O5 膜)のようなシリコン酸化膜より誘電率
の高い絶縁膜が使用されるようになる。
【0004】MOSトランジスタにおけるゲート絶縁膜
とシリコンのような半導体基板との界面準位は、MOS
トランジスタの特性に影響を与える。そこで、このよう
な界面準位は、通常、MOSキャパシタのC−V測定よ
り測定される。しかし、半導体基板上にMOSキャパシ
タを形成するためには、ゲート電極/絶縁膜/半導体基
板(MIS)構造の形成が必要となりその製造工程が長
くなる。このため、半導体製造工程のモニターチェック
にはこのような方法は不適当になる。そこで、簡便に界
面準位を計測する方法が考えられ、これ迄、界面準位の
モニターチェックの方法として用いられてきた。
とシリコンのような半導体基板との界面準位は、MOS
トランジスタの特性に影響を与える。そこで、このよう
な界面準位は、通常、MOSキャパシタのC−V測定よ
り測定される。しかし、半導体基板上にMOSキャパシ
タを形成するためには、ゲート電極/絶縁膜/半導体基
板(MIS)構造の形成が必要となりその製造工程が長
くなる。このため、半導体製造工程のモニターチェック
にはこのような方法は不適当になる。そこで、簡便に界
面準位を計測する方法が考えられ、これ迄、界面準位の
モニターチェックの方法として用いられてきた。
【0005】このような方法は、半導体基板の表面に絶
縁膜を形成しゲート電極を形成しないで、上記絶縁膜上
に水銀プローブを接触させC−V特性を計測するもの
(水銀プローブ法という)である。あるいは、水銀プロ
ーブを接触させる代わりにコロナチャージを絶縁膜表面
に形成してC−V特性を計測する方法(コロナチャージ
法という)がある。
縁膜を形成しゲート電極を形成しないで、上記絶縁膜上
に水銀プローブを接触させC−V特性を計測するもの
(水銀プローブ法という)である。あるいは、水銀プロ
ーブを接触させる代わりにコロナチャージを絶縁膜表面
に形成してC−V特性を計測する方法(コロナチャージ
法という)がある。
【0006】ここで、従来の技術として、上記の水銀プ
ローブの方法について図6を参照して概略説明する。図
6は、上記水銀プローブ法の模式的な断面図である。図
6に示すように、真空チャック基板101上にシリコン
基板102を装着させる。ここで、シリコン基板101
表面には絶縁膜103が形成されている。そして、この
絶縁膜103上に水銀プローブ104を接触させる。こ
こで、水銀プローブ104は任意の場所に可動するよう
になっている。そして、水銀プローブ104/絶縁膜1
03/シリコン基板102がMIS構造となる。このよ
うにして、C−V測定システム105で上記MISキャ
パシタの容量値の電圧依存性を測定し界面準位を計測す
る。
ローブの方法について図6を参照して概略説明する。図
6は、上記水銀プローブ法の模式的な断面図である。図
6に示すように、真空チャック基板101上にシリコン
基板102を装着させる。ここで、シリコン基板101
表面には絶縁膜103が形成されている。そして、この
絶縁膜103上に水銀プローブ104を接触させる。こ
こで、水銀プローブ104は任意の場所に可動するよう
になっている。そして、水銀プローブ104/絶縁膜1
03/シリコン基板102がMIS構造となる。このよ
うにして、C−V測定システム105で上記MISキャ
パシタの容量値の電圧依存性を測定し界面準位を計測す
る。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】以上に説明した従来の
技術では、絶縁膜が非常に薄い場合(例えば3nm程
度)やリーク電流が大きい場合には測定ができないとい
う問題が生じる。また、試料の絶縁膜103表面が汚染
されるので、一度モニターチェックを行なった試料はそ
の後に別の測定を行なったり、次の半導体製造工程へ進
めることができないという問題がある。
技術では、絶縁膜が非常に薄い場合(例えば3nm程
度)やリーク電流が大きい場合には測定ができないとい
う問題が生じる。また、試料の絶縁膜103表面が汚染
されるので、一度モニターチェックを行なった試料はそ
の後に別の測定を行なったり、次の半導体製造工程へ進
めることができないという問題がある。
【0008】上記の水銀プローブ法であれコロナチャー
ジ法であれ、界面準位密度を求めるための原理は、MO
Sキャパシタの場合と同様のC−V特性を測定するもの
である。また、試料表面に堆積させたコロナチャージは
炭素(C)を含むイオンであり、水銀プローブでは水銀
が試料表面に付着する。これらは除去するのが困難であ
り、試料が汚染したままになるのは回避できないことで
ある。
ジ法であれ、界面準位密度を求めるための原理は、MO
Sキャパシタの場合と同様のC−V特性を測定するもの
である。また、試料表面に堆積させたコロナチャージは
炭素(C)を含むイオンであり、水銀プローブでは水銀
が試料表面に付着する。これらは除去するのが困難であ
り、試料が汚染したままになるのは回避できないことで
ある。
【0009】本発明の目的は、上記のような問題を解決
し、半導体装置の製造工程でモニターチェックとして簡
便に界面準位密度を測定できる半導体基板表面の評価方
法を提供することにある。
し、半導体装置の製造工程でモニターチェックとして簡
便に界面準位密度を測定できる半導体基板表面の評価方
法を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】このために、本発明の測
定方法では、絶縁膜/半導体基板の構造に対して、前記
絶縁膜を透過させて前記半導体基板表面に励起光を照射
し前記励起光の照射領域からのフォトルミネッセンス発
光を計測して前記絶縁膜と半導体基板の界面準位密度を
求める。ここで、前記絶縁膜/半導体基板の構造であっ
てその界面準位密度が既知である試料からのフォトルミ
ネッセンス発光の強度と界面準位密度が未知の試料から
のフォトルミネッセンス発光の強度とを相対比較して、
前記未知の試料の界面準位密度を求める。
定方法では、絶縁膜/半導体基板の構造に対して、前記
絶縁膜を透過させて前記半導体基板表面に励起光を照射
し前記励起光の照射領域からのフォトルミネッセンス発
光を計測して前記絶縁膜と半導体基板の界面準位密度を
求める。ここで、前記絶縁膜/半導体基板の構造であっ
てその界面準位密度が既知である試料からのフォトルミ
ネッセンス発光の強度と界面準位密度が未知の試料から
のフォトルミネッセンス発光の強度とを相対比較して、
前記未知の試料の界面準位密度を求める。
【0011】あるいは、本発明の測定方法では、前記フ
ォトルミネッセンス発光の強度と前記界面準位密度との
相関関係を示す較正曲線を予め求めておき、界面準位密
度が未知の試料のフォトルミネッセンス発光の強度を計
測し、前記較正曲線と比較して試料の界面準位密度を求
める。
ォトルミネッセンス発光の強度と前記界面準位密度との
相関関係を示す較正曲線を予め求めておき、界面準位密
度が未知の試料のフォトルミネッセンス発光の強度を計
測し、前記較正曲線と比較して試料の界面準位密度を求
める。
【0012】ここで、前記フォトルミネッセンス発光
は、所定の波長以上のフォトルミネッセンス光のフィル
ターを通して測定され前記フォトルミネッセンス光の全
強度が計測される。また、前記励起光はレーザ光であ
り、前記レーザ光が前記絶縁膜/半導体基板の構造の界
面に対して水平方向に近い小傾角度に照射される。
は、所定の波長以上のフォトルミネッセンス光のフィル
ターを通して測定され前記フォトルミネッセンス光の全
強度が計測される。また、前記励起光はレーザ光であ
り、前記レーザ光が前記絶縁膜/半導体基板の構造の界
面に対して水平方向に近い小傾角度に照射される。
【0013】また、前記半導体基板はシリコン基板であ
り、前記励起光の波長が、前記絶縁膜の光学的バンド間
エネルギーに相当する値以上であり且つ400nm以下
になるように設定される。あるいは、前記半導体基板は
シリコン基板であり、前記絶縁膜はシリコン酸化膜であ
り、前記励起光の波長が140nm以上であり且つ40
0nm以下になるように設定される。また、前記絶縁膜
はシリコン窒化膜、タンタル酸化膜、アルミナ膜、ハフ
ニウム酸化膜、ジルコニウム酸化膜、チタン酸ストロン
チウム膜あるいはチタン酸バリウムストロンチウム膜で
構成される。
り、前記励起光の波長が、前記絶縁膜の光学的バンド間
エネルギーに相当する値以上であり且つ400nm以下
になるように設定される。あるいは、前記半導体基板は
シリコン基板であり、前記絶縁膜はシリコン酸化膜であ
り、前記励起光の波長が140nm以上であり且つ40
0nm以下になるように設定される。また、前記絶縁膜
はシリコン窒化膜、タンタル酸化膜、アルミナ膜、ハフ
ニウム酸化膜、ジルコニウム酸化膜、チタン酸ストロン
チウム膜あるいはチタン酸バリウムストロンチウム膜で
構成される。
【0014】本発明では、フォトルミネッセンス光を用
いた界面準位密度の測定なので、非接触かつ非破壊で測
定でき、試料を汚染する心配がない。また、絶縁膜のリ
ーク電流が大きい場合にも適用できる。このようにし
て、半導体基板表面にMIS構造のキャパシタを作製す
ることなく、半導体装置の製造工程でモニターチェック
として簡便に界面準位密度を測定できるようになる。
いた界面準位密度の測定なので、非接触かつ非破壊で測
定でき、試料を汚染する心配がない。また、絶縁膜のリ
ーク電流が大きい場合にも適用できる。このようにし
て、半導体基板表面にMIS構造のキャパシタを作製す
ることなく、半導体装置の製造工程でモニターチェック
として簡便に界面準位密度を測定できるようになる。
【0015】
【発明の実施の形態】次に、本発明の第1の実施の形態
を図1乃至図3に基づいて説明する。ここでは、測定試
料は、シリコン基板表面に絶縁膜としてシリコン酸化膜
を形成したものである。そして、フォトルミネッセンス
(PL)発光を解析することでシリコン酸化膜/シリコ
ン基板の構造(SiO2 /Siの構造)の界面準位密度
を計測する。
を図1乃至図3に基づいて説明する。ここでは、測定試
料は、シリコン基板表面に絶縁膜としてシリコン酸化膜
を形成したものである。そして、フォトルミネッセンス
(PL)発光を解析することでシリコン酸化膜/シリコ
ン基板の構造(SiO2 /Siの構造)の界面準位密度
を計測する。
【0016】図1は、測定方法を説明するためのPL測
定装置の概略図である。図2は、PL発光の一例であ
る。そして、図3は、上記界面準位密度とPL発光強度
の関係を示すグラフである。
定装置の概略図である。図2は、PL発光の一例であ
る。そして、図3は、上記界面準位密度とPL発光強度
の関係を示すグラフである。
【0017】PL装置は、図1に示すように、試料1に
励起光としてレーザ光2を照射し、試料1からの発光す
るPL光3を集光レンズ4を通して分光器5で分光して
検出器6で検出し、ロックインアンプ7で増幅した後に
シグナルをコンピュータ8に取り込む構成となってい
る。ここで、励起用のレーザ光2にはチョッパーを用い
たり、あるいは、パルスレーザを用いることによって、
適当な周波数でON/OFFを繰り返すようにして試料
に励起光を照射する。
励起光としてレーザ光2を照射し、試料1からの発光す
るPL光3を集光レンズ4を通して分光器5で分光して
検出器6で検出し、ロックインアンプ7で増幅した後に
シグナルをコンピュータ8に取り込む構成となってい
る。ここで、励起用のレーザ光2にはチョッパーを用い
たり、あるいは、パルスレーザを用いることによって、
適当な周波数でON/OFFを繰り返すようにして試料
に励起光を照射する。
【0018】図1に示すようなPL測定装置で、試料1
であるシリコン基板上のシリコン酸化膜を通して、シリ
コン基板の表面部にレーザ光2を照射する。ここで、レ
ーザ光2は、上記シリコン酸化膜を通過しシリコン基板
内部に余り侵入しないようにすることが肝要である。こ
のために、励起光であるレーザ光の波長は、140nm
から400nmの範囲に設定すると非常によい。
であるシリコン基板上のシリコン酸化膜を通して、シリ
コン基板の表面部にレーザ光2を照射する。ここで、レ
ーザ光2は、上記シリコン酸化膜を通過しシリコン基板
内部に余り侵入しないようにすることが肝要である。こ
のために、励起光であるレーザ光の波長は、140nm
から400nmの範囲に設定すると非常によい。
【0019】このようにして、試料から出てくるPL光
を上記装置を通して分析すると図2に示すようなPLス
ペクトルが得られる。図2のスペクトルは、レーザ光の
波長が350nmの場合である。図2において、波長が
1000nm〜1200nmの間にある強いPL光は、
Siのバンド端発光によるものである。そして、PL光
の波長が1200nmより長波長側にあるブロードな発
光帯は、シリコン基板中の格子欠陥によるものである。
を上記装置を通して分析すると図2に示すようなPLス
ペクトルが得られる。図2のスペクトルは、レーザ光の
波長が350nmの場合である。図2において、波長が
1000nm〜1200nmの間にある強いPL光は、
Siのバンド端発光によるものである。そして、PL光
の波長が1200nmより長波長側にあるブロードな発
光帯は、シリコン基板中の格子欠陥によるものである。
【0020】ここで、このようなPLスペクトルにみら
れるバンド端発光および上記のブロードな発光帯の強度
を積分し、発光強度の積分値を求める。この実施の形態
では、このPLスペクトルから得られる発光強度の積分
値より界面準位密度を計測することになる。
れるバンド端発光および上記のブロードな発光帯の強度
を積分し、発光強度の積分値を求める。この実施の形態
では、このPLスペクトルから得られる発光強度の積分
値より界面準位密度を計測することになる。
【0021】そこで、以下に本発明の上記界面準位密度
の計測の基本原理を概略説明する。上記のように、Si
O2 /Siの構造の試料に励起光を照射した場合、シリ
コン基板の表面部に生成される励起子(以下、キャリア
という)の再結合過程としては、次の4つが考えられ
る。すなわち、 Siのバンド端での発光による再結合 Si中の格子欠陥による発光を伴う再結合 Si中での発光を伴わない再結合 SiO2 /Siの界面準位での再結合 ここで、によるSiO2 /Siの界面準位での再結合
は発光を伴わないものである。
の計測の基本原理を概略説明する。上記のように、Si
O2 /Siの構造の試料に励起光を照射した場合、シリ
コン基板の表面部に生成される励起子(以下、キャリア
という)の再結合過程としては、次の4つが考えられ
る。すなわち、 Siのバンド端での発光による再結合 Si中の格子欠陥による発光を伴う再結合 Si中での発光を伴わない再結合 SiO2 /Siの界面準位での再結合 ここで、によるSiO2 /Siの界面準位での再結合
は発光を伴わないものである。
【0022】そこで、シリコン基板の表面部に生成され
た励起子の数をN、上記〜の再結合過程によって再
結合するキャリア数をそれぞれ、n1,n2,n3,n
4とすると、N=n1+n2+n3+n4…(1)なる
式が成り立つ。通常のPL測定では、Krレーザの64
7nm線やArレーザの488nm線を励起光として使
用するため、励起光のシリコン基板中への浸入深さは1
000nm〜10000nm程度になる。このため、上
式において、n3とn4はほぼ同等あるいはn3>n4
となり、界面準位による再結合がどれだけあるかを見積
もることは困難になる。
た励起子の数をN、上記〜の再結合過程によって再
結合するキャリア数をそれぞれ、n1,n2,n3,n
4とすると、N=n1+n2+n3+n4…(1)なる
式が成り立つ。通常のPL測定では、Krレーザの64
7nm線やArレーザの488nm線を励起光として使
用するため、励起光のシリコン基板中への浸入深さは1
000nm〜10000nm程度になる。このため、上
式において、n3とn4はほぼ同等あるいはn3>n4
となり、界面準位による再結合がどれだけあるかを見積
もることは困難になる。
【0023】しかし、本発明では、励起光であるレーザ
光がシリコン基板の内部には侵入しないようにする。例
えば、レーザ光の波長を400nm以下にする。Siの
吸収係数は波長400nm付近より短波長で急激に増加
するので、励起光として350nmのレーザ光を用いる
と浸入深さは約50nmとなり、励起されたキャリアの
大部分はSiO2 /Siの界面から50nm以内の領域
に存在するようになる。そして、界面準位による再結合
速度は他の再結合に比べて大きくなるので、n3<<n
4となり、発光を伴わない再結合はほとんどが界面準位
によるものとなる。このようにして、本発明の条件で
は、(1)式は、次の(2)式のようになる。
光がシリコン基板の内部には侵入しないようにする。例
えば、レーザ光の波長を400nm以下にする。Siの
吸収係数は波長400nm付近より短波長で急激に増加
するので、励起光として350nmのレーザ光を用いる
と浸入深さは約50nmとなり、励起されたキャリアの
大部分はSiO2 /Siの界面から50nm以内の領域
に存在するようになる。そして、界面準位による再結合
速度は他の再結合に比べて大きくなるので、n3<<n
4となり、発光を伴わない再結合はほとんどが界面準位
によるものとなる。このようにして、本発明の条件で
は、(1)式は、次の(2)式のようになる。
【0024】すなわち、N=n1+n2+n4…(2)
のように近似でき、n4=N−(n1+n2)…(3)
が成り立つようになる。
のように近似でき、n4=N−(n1+n2)…(3)
が成り立つようになる。
【0025】ここで、N値はPL測定の励起条件で決ま
り一定にすることができる。そして、(n1+n2)値
は上記PL光の強度の積分値となる。このようにして、
n4値が求まりこの値に対応する界面準位密度を求める
ことができる。
り一定にすることができる。そして、(n1+n2)値
は上記PL光の強度の積分値となる。このようにして、
n4値が求まりこの値に対応する界面準位密度を求める
ことができる。
【0026】実際には、N、n1、n2は測定条件に大
きく依存し、絶対値を求めることは難しいので、あらか
じめ用意した参照試料と比較した相対値を求めることに
よって界面準位密度を求める。すなわち、図3に示すよ
うな較正曲線を予め求めておき、測定試料と較正曲線と
の比較で界面準位密度を計測することになる。この較正
曲線については後述する。
きく依存し、絶対値を求めることは難しいので、あらか
じめ用意した参照試料と比較した相対値を求めることに
よって界面準位密度を求める。すなわち、図3に示すよ
うな較正曲線を予め求めておき、測定試料と較正曲線と
の比較で界面準位密度を計測することになる。この較正
曲線については後述する。
【0027】また、SiO2 /Siの構造では、レーザ
光の波長は140nm以上に設定する。レーザ光は、こ
れ以上の波長でシリコン酸化膜に対してほぼ透明にな
り、シリコン酸化膜での光吸収がなくなる。このような
値は、シリコン酸化膜の光学的バンド間エネルギー9e
Vに相当するものである。
光の波長は140nm以上に設定する。レーザ光は、こ
れ以上の波長でシリコン酸化膜に対してほぼ透明にな
り、シリコン酸化膜での光吸収がなくなる。このような
値は、シリコン酸化膜の光学的バンド間エネルギー9e
Vに相当するものである。
【0028】更に、半導体装置の製造工程で特に重要と
なるMOSトランジスタのゲート酸化膜の膜厚は、10
nm以下になってきている。したがって、上記PL測定
において、シリコン酸化膜によるレーザ光の吸収、PL
光の吸収及び干渉の効果は無視できる。そして、このこ
とは、シリコン酸化膜の膜厚がPL光の強度に影響しな
いことを意味し、測定試料のシリコン酸化膜の膜厚が非
常に薄い場合でも界面準位密度を求めることができるよ
うになる。
なるMOSトランジスタのゲート酸化膜の膜厚は、10
nm以下になってきている。したがって、上記PL測定
において、シリコン酸化膜によるレーザ光の吸収、PL
光の吸収及び干渉の効果は無視できる。そして、このこ
とは、シリコン酸化膜の膜厚がPL光の強度に影響しな
いことを意味し、測定試料のシリコン酸化膜の膜厚が非
常に薄い場合でも界面準位密度を求めることができるよ
うになる。
【0029】次に、図3に基づいて、上記較正曲線の作
成と、実際の試料の界面準位密度の計測について説明す
る。
成と、実際の試料の界面準位密度の計測について説明す
る。
【0030】先ず、較正曲線を求めるために、参照試料
となるSiO2 /Siの構造の試料を複数用意する。こ
れらの参考試料は、同一仕様のSi基板に異なる条件で
SiO2 膜を形成するか、あるいは同一仕様のSi基板
に同一の条件でSiO2 膜を形成した後に異なる条件の
熱処理を加える等の方法によって、SiO2 /Siの構
造の界面準位密度を変えておく。ここで、界面準位密度
は予め、水銀プローバやコロナチャージ法等を用いたC
−V測定によって求めておく。更に、上記の参考試料に
対して、図1と図2で説明した方法で、PL光の強度の
積分値を測定する。この積分値が(3)式の(n1+n
2)に対応するものになる。このようにして、図3の横
軸を上記PL光の強度の積分値すなわち発光強度とし、
この発光強度の有する参考試料の上記C−V測定で求め
た界面準位密度を縦軸にして、界面準位密度と発光強度
との対応曲線を求める。この対応曲線が、上述した較正
曲線となる。
となるSiO2 /Siの構造の試料を複数用意する。こ
れらの参考試料は、同一仕様のSi基板に異なる条件で
SiO2 膜を形成するか、あるいは同一仕様のSi基板
に同一の条件でSiO2 膜を形成した後に異なる条件の
熱処理を加える等の方法によって、SiO2 /Siの構
造の界面準位密度を変えておく。ここで、界面準位密度
は予め、水銀プローバやコロナチャージ法等を用いたC
−V測定によって求めておく。更に、上記の参考試料に
対して、図1と図2で説明した方法で、PL光の強度の
積分値を測定する。この積分値が(3)式の(n1+n
2)に対応するものになる。このようにして、図3の横
軸を上記PL光の強度の積分値すなわち発光強度とし、
この発光強度の有する参考試料の上記C−V測定で求め
た界面準位密度を縦軸にして、界面準位密度と発光強度
との対応曲線を求める。この対応曲線が、上述した較正
曲線となる。
【0031】そして、SiO2 /Siの構造の界面準位
密度を求めたい測定試料BのPLスペクトルを参考試料
Aと同じ条件で測定する。それぞれの試料のバンド端発
光とブロードな発光帯の発光強度の積分値を求める。そ
の値から、参照試料の発光強度に対する測定試料の発光
強度の比を計算し、その値を図3に当てはめることによ
って界面準位密度を求める。
密度を求めたい測定試料BのPLスペクトルを参考試料
Aと同じ条件で測定する。それぞれの試料のバンド端発
光とブロードな発光帯の発光強度の積分値を求める。そ
の値から、参照試料の発光強度に対する測定試料の発光
強度の比を計算し、その値を図3に当てはめることによ
って界面準位密度を求める。
【0032】実際に本発明を用いて、シリコン基板上に
厚さ30nmの熱酸化膜を形成した試料Bについて、図
3の測定点Aの試料を参照試料として発光強度を測定し
たところ、試料Bの発光強度の積分値は、参照試料Aの
0.72倍であった。図3で参照試料Aの発光強度は1
7.2であるから、試料Bの発光強度として12.4と
いう値が得られる。これを図3の曲線に当てはめると、
試料Bの界面準位密度として、2.1×1011/eV・
cm2 という値が得られる。
厚さ30nmの熱酸化膜を形成した試料Bについて、図
3の測定点Aの試料を参照試料として発光強度を測定し
たところ、試料Bの発光強度の積分値は、参照試料Aの
0.72倍であった。図3で参照試料Aの発光強度は1
7.2であるから、試料Bの発光強度として12.4と
いう値が得られる。これを図3の曲線に当てはめると、
試料Bの界面準位密度として、2.1×1011/eV・
cm2 という値が得られる。
【0033】本発明の方法はPL光を用いる測定なの
で、非接触かつ非破壊で測定でき、試料を汚染する心配
がなく、また、絶縁膜のリーク電流が大きい場合にも適
用できる。さらに、通常のPL測定は試料を極低温に冷
却して測定しなければ目的とする発光を観測できない場
合が多いが、Siのバンド端発光や欠陥起因のブロード
な発光帯は室温でも観測可能であり、本発明において
は、室温でウェーハのままで測定することが可能であ
る。
で、非接触かつ非破壊で測定でき、試料を汚染する心配
がなく、また、絶縁膜のリーク電流が大きい場合にも適
用できる。さらに、通常のPL測定は試料を極低温に冷
却して測定しなければ目的とする発光を観測できない場
合が多いが、Siのバンド端発光や欠陥起因のブロード
な発光帯は室温でも観測可能であり、本発明において
は、室温でウェーハのままで測定することが可能であ
る。
【0034】以上のように、本発明を用いれば、シリコ
ン基板表面にMIS構造のキャパシタを作製することな
く、しかも、非破壊でかつ試料表面を汚染することなく
界面準位密度を簡便に求めることができる。
ン基板表面にMIS構造のキャパシタを作製することな
く、しかも、非破壊でかつ試料表面を汚染することなく
界面準位密度を簡便に求めることができる。
【0035】次に、本発明の第2の実施の形態を図4と
図5に基づいて説明する。この実施の形態の上記第1の
実施の形態との違いは、第1の実施の形態と異なりPL
スペクトルを求めないで、フィルターを通したPL光の
全量を測定するところにある。それ以外は、第1の実施
の形態の場合と同じである。
図5に基づいて説明する。この実施の形態の上記第1の
実施の形態との違いは、第1の実施の形態と異なりPL
スペクトルを求めないで、フィルターを通したPL光の
全量を測定するところにある。それ以外は、第1の実施
の形態の場合と同じである。
【0036】図4は、測定方法を説明するためのPL測
定装置の概略図であり、図5は、界面準位密度とPL発
光強度との相関関係を示す図すなわち較正曲線図であ
る。
定装置の概略図であり、図5は、界面準位密度とPL発
光強度との相関関係を示す図すなわち較正曲線図であ
る。
【0037】PL装置は、図4に示すように、試料1に
励起光としてレーザ光2を照射し、試料1からの発光す
るPL光3を集光レンズ4を通し、そしてフィルター9
を通して検出器6で積分した発光強度を検出し、ロック
インアンプ7で増幅した後にシグナルをコンピュータ8
に取り込む構成となっている。ここで、フィルター9
は、図2に示したSiのバンド端発光およびブロードな
発光帯を含む近赤外域の光を通すものであればよい。但
し、バンド端発光よりも短い波長の光、特に励起光とし
て用いているレーザ光は完全に遮断する必要がある。
励起光としてレーザ光2を照射し、試料1からの発光す
るPL光3を集光レンズ4を通し、そしてフィルター9
を通して検出器6で積分した発光強度を検出し、ロック
インアンプ7で増幅した後にシグナルをコンピュータ8
に取り込む構成となっている。ここで、フィルター9
は、図2に示したSiのバンド端発光およびブロードな
発光帯を含む近赤外域の光を通すものであればよい。但
し、バンド端発光よりも短い波長の光、特に励起光とし
て用いているレーザ光は完全に遮断する必要がある。
【0038】図4のPL装置を用いると、第1の実施の
形態で説明した分光器を用いる場合よりも、検出器に到
達するPL光の強度が大幅に増加するので、感度の高い
測定が可能となり、特に室温で測定する場合に有利とな
る。また、検出したシグナルはそのままPL光の積分強
度となっているので、PLスペクトルから積分強度を求
める手間を省くことができる。
形態で説明した分光器を用いる場合よりも、検出器に到
達するPL光の強度が大幅に増加するので、感度の高い
測定が可能となり、特に室温で測定する場合に有利とな
る。また、検出したシグナルはそのままPL光の積分強
度となっているので、PLスペクトルから積分強度を求
める手間を省くことができる。
【0039】図5は、本発明をシリコン基板上にシリコ
ン窒化膜を成膜した構造(以下、Si3 N4 /Siの構
造という)の試料を計測する場合の較正曲線である。こ
の場合は、シリコン基板上に減圧化学気相成長(LPC
VD)法によって、膜厚30nmのシリコン窒化膜を形
成した試料について、図1で説明した方法と同じように
PL測定を行ない、発光強度の積分値と、C−V測定か
ら求めた界面準位密度とをプロットしている。
ン窒化膜を成膜した構造(以下、Si3 N4 /Siの構
造という)の試料を計測する場合の較正曲線である。こ
の場合は、シリコン基板上に減圧化学気相成長(LPC
VD)法によって、膜厚30nmのシリコン窒化膜を形
成した試料について、図1で説明した方法と同じように
PL測定を行ない、発光強度の積分値と、C−V測定か
ら求めた界面準位密度とをプロットしている。
【0040】図5からわかる通り、試料がSi3 N4 /
Siの構造の場合にも、発光強度と界面準位密度はよい
相関関係を示しており、本発明による方法をSi3 N4
/Siの構造の界面準位密度を求める場合にも適用でき
ることがわかる。そこで、参考試料と測定試料の発光強
度を相対比較して、図5の較正曲線から測定試料の界面
準位密度を計測する。
Siの構造の場合にも、発光強度と界面準位密度はよい
相関関係を示しており、本発明による方法をSi3 N4
/Siの構造の界面準位密度を求める場合にも適用でき
ることがわかる。そこで、参考試料と測定試料の発光強
度を相対比較して、図5の較正曲線から測定試料の界面
準位密度を計測する。
【0041】但し、シリコン窒化膜のバンドギャップは
約5.1eVであるので、シリコン窒化膜の光学的バン
ド間エネルギーに相当する値以下、すなわち、レーザ光
の波長は243nm以下にする。なお、この場合でも、
先述したようにレーザ光の波長は400nm以下にす
る。
約5.1eVであるので、シリコン窒化膜の光学的バン
ド間エネルギーに相当する値以下、すなわち、レーザ光
の波長は243nm以下にする。なお、この場合でも、
先述したようにレーザ光の波長は400nm以下にす
る。
【0042】以上の実施の形態では、測定試料がSiO
2 /Siの構造およびSi3 N4 /Siの構造となる場
合について説明した。本発明は、このような構造に限定
されず、シリコン基板上にタンタル酸化膜、アルミナ膜
(Al2 O3 膜)、ハフニウム酸化膜(HfO2 膜)、
ジルコニウム酸化膜(ZrO2 膜)、チタン酸ストロン
チウム膜(STO膜)、チタン酸バリウムストロンチウ
ム膜(BST膜)あるいはチタン酸ジルコン酸鉛膜(P
ZT膜)のような高誘電率の絶縁膜が形成されている構
造、さらにはシリコン基板以外の半導体基板表面に絶縁
膜が形成されている構造でも同様に適用できるものであ
る。
2 /Siの構造およびSi3 N4 /Siの構造となる場
合について説明した。本発明は、このような構造に限定
されず、シリコン基板上にタンタル酸化膜、アルミナ膜
(Al2 O3 膜)、ハフニウム酸化膜(HfO2 膜)、
ジルコニウム酸化膜(ZrO2 膜)、チタン酸ストロン
チウム膜(STO膜)、チタン酸バリウムストロンチウ
ム膜(BST膜)あるいはチタン酸ジルコン酸鉛膜(P
ZT膜)のような高誘電率の絶縁膜が形成されている構
造、さらにはシリコン基板以外の半導体基板表面に絶縁
膜が形成されている構造でも同様に適用できるものであ
る。
【0043】本発明では先述したように、励起光である
レーザ光を半導体基板の表面部にのみ照射させ、半導体
基板の内部に深く侵入させないことが重要である。この
ために、上記の実施の形態ではレーザ光の波長を所定の
値(例えば、400nm)以下にした。このような方法
以外に、励起光であるレーザ光を前記絶縁膜/半導体基
板の構造の界面に対して水平方向に近い小傾角度、すな
わち全反射に近い角度に照射しても同様の効果が生じ
る。
レーザ光を半導体基板の表面部にのみ照射させ、半導体
基板の内部に深く侵入させないことが重要である。この
ために、上記の実施の形態ではレーザ光の波長を所定の
値(例えば、400nm)以下にした。このような方法
以外に、励起光であるレーザ光を前記絶縁膜/半導体基
板の構造の界面に対して水平方向に近い小傾角度、すな
わち全反射に近い角度に照射しても同様の効果が生じ
る。
【0044】なお、本発明は、上記の実施の形態に限定
されず、本発明の技術思想の範囲内において、実施の形
態が適宜変更され得る。
されず、本発明の技術思想の範囲内において、実施の形
態が適宜変更され得る。
【0045】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明では、絶
縁膜/半導体基板の構造に対して、上記絶縁膜を透過さ
せて半導体基板表面にレーザ光のような励起光を照射
し、この励起光の照射領域からのフォトルミネッセンス
発光を計測して絶縁膜と半導体基板の界面準位密度を求
める。ここで、その界面準位密度が既知である試料から
のフォトルミネッセンス発光の強度と界面準位密度が未
知の試料からのフォトルミネッセンス発光の強度とを相
対比較して、上記未知の試料の界面準位密度を求める。
あるいは、上記フォトルミネッセンス発光の強度と界面
準位密度との相関関係を示す較正曲線を予め求めてお
き、界面準位密度が未知の試料のフォトルミネッセンス
発光の全強度を計測し、較正曲線と比較することで試料
の界面準位密度を求める。
縁膜/半導体基板の構造に対して、上記絶縁膜を透過さ
せて半導体基板表面にレーザ光のような励起光を照射
し、この励起光の照射領域からのフォトルミネッセンス
発光を計測して絶縁膜と半導体基板の界面準位密度を求
める。ここで、その界面準位密度が既知である試料から
のフォトルミネッセンス発光の強度と界面準位密度が未
知の試料からのフォトルミネッセンス発光の強度とを相
対比較して、上記未知の試料の界面準位密度を求める。
あるいは、上記フォトルミネッセンス発光の強度と界面
準位密度との相関関係を示す較正曲線を予め求めてお
き、界面準位密度が未知の試料のフォトルミネッセンス
発光の全強度を計測し、較正曲線と比較することで試料
の界面準位密度を求める。
【0046】このために、本発明では、非接触かつ非破
壊で測定でき、試料を汚染する心配がなく、また、絶縁
膜のリーク電流が大きい場合にも適用できる。なお、本
発明では、Siのバンド端発光や欠陥起因のブロードな
発光帯は室温でも観測可能であり、室温でウェーハのま
まで測定することが可能となる。
壊で測定でき、試料を汚染する心配がなく、また、絶縁
膜のリーク電流が大きい場合にも適用できる。なお、本
発明では、Siのバンド端発光や欠陥起因のブロードな
発光帯は室温でも観測可能であり、室温でウェーハのま
まで測定することが可能となる。
【0047】以上のように、本発明を用いれば、シリコ
ン基板表面にMIS構造のキャパシタを作製することな
く、しかも、非破壊でかつ試料表面を汚染することなく
界面準位密度を簡便に求めることができる。そして、半
導体基板表面にMIS構造のキャパシタを作製すること
なく、半導体装置の製造工程でモニターチェックとして
簡便に界面準位密度を評価できるようになる。
ン基板表面にMIS構造のキャパシタを作製することな
く、しかも、非破壊でかつ試料表面を汚染することなく
界面準位密度を簡便に求めることができる。そして、半
導体基板表面にMIS構造のキャパシタを作製すること
なく、半導体装置の製造工程でモニターチェックとして
簡便に界面準位密度を評価できるようになる。
【0048】このようにして、本発明の測定方法は、微
細化されたり高密度化される半導体装置の解析評価の迅
速化に非常に有効となり、高性能の半導体装置の実現を
促進するようになる。
細化されたり高密度化される半導体装置の解析評価の迅
速化に非常に有効となり、高性能の半導体装置の実現を
促進するようになる。
【図1】本発明の第1の実施の形態を説明するためのP
L測定装置の模式図である。
L測定装置の模式図である。
【図2】本発明の第1の実施の形態の測定方法を説明す
るためのPL光スペクトル図である。
るためのPL光スペクトル図である。
【図3】本発明の第1の実施の形態の測定方法を説明す
るための較正曲線図である。
るための較正曲線図である。
【図4】本発明の第2の実施の形態を説明するためのP
L測定装置の模式図である。
L測定装置の模式図である。
【図5】本発明の第2の実施の形態の測定方法を説明す
るための較正曲線図である。
るための較正曲線図である。
【図6】従来の技術を説明するためのC−V測定装置の
模式図である。
模式図である。
1 試料 2 レーザ光 3 PL光 4 集光レンズ 5 分光器 6 検出器 7 ロックインアンプ 8 コンピュータ 9 フィルター 101 真空チャック基板 102 シリコン基板 103 絶縁膜 104 水銀プローブ 105 C−V測定システム
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2G043 AA03 CA07 DA09 EA01 GA04 GB21 HA01 HA12 JA03 KA05 KA08 KA09 LA01 NA01 NA11 4M106 AA01 AA20 BA05 CB10 DH01 DH12 DH32 DJ18 5F040 DA30 DB01 DB09 DC01 ED03 ED04
Claims (8)
- 【請求項1】 半導体基板表面に絶縁膜を形成した構造
(以下、絶縁膜/半導体基板の構造という)に対して、
前記絶縁膜を透過させて前記半導体基板表面に励起光を
照射し前記励起光の照射領域からのフォトルミネッセン
ス発光を計測して前記絶縁膜と半導体基板の界面準位密
度を求めることを特徴とする半導体基板表面の評価方
法。 - 【請求項2】 前記絶縁膜/半導体基板の構造であって
その界面準位密度が既知である試料からのフォトルミネ
ッセンス発光の強度と界面準位密度が未知の試料からの
フォトルミネッセンス発光の強度とを相対比較して、前
記未知の試料の界面準位密度を求めることを特徴とする
請求項1記載の半導体基板表面の評価方法。 - 【請求項3】 前記フォトルミネッセンス発光の強度と
前記界面準位密度との相関関係を示す較正曲線を予め求
めておき、界面準位密度が未知の試料のフォトルミネッ
センス発光の強度を計測し、前記較正曲線と比較して試
料の界面準位密度を求めることを特徴とする請求項1ま
たは請求項2記載の半導体基板表面の評価方法。 - 【請求項4】 前記フォトルミネッセンス発光の計測で
は、フィルターを通して所定の波長以上のフォトルミネ
ッセンス光が測定されその全強度が計測されることを特
徴とする請求項1、請求項2または請求項3記載の半導
体基板表面の評価方法。 - 【請求項5】 前記励起光がレーザ光であり、前記レー
ザ光が前記絶縁膜/半導体基板の構造の界面に対して水
平方向に近い小傾角度に照射されることを特徴とする請
求項1から請求項4のうち1つの請求項に記載の半導体
基板表面の評価方法。 - 【請求項6】 前記半導体基板がシリコン基板であり、
前記励起光の波長が、前記絶縁膜の光学的バンド間エネ
ルギーに相当する値以上であり且つ400nm以下であ
ることを特徴とする請求項1から請求項5のうち1つの
請求項に記載の半導体基板表面の評価方法。 - 【請求項7】 前記半導体基板がシリコン基板であり、
前記絶縁膜がシリコン酸化膜であり、前記励起光の波長
が140nm以上であり且つ400nm以下であること
を特徴とする請求項1から請求項5のうち1つの請求項
に記載の半導体基板表面の評価方法。 - 【請求項8】 前記絶縁膜がシリコン窒化膜、タンタル
酸化膜、アルミナ膜、ハフニウム酸化膜、ジルコニウム
酸化膜、チタン酸ストロンチウム膜あるいはチタン酸バ
リウムストロンチウム膜であることを特徴とする請求項
6記載の半導体基板表面の評価方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2000045827A JP2001237288A (ja) | 2000-02-23 | 2000-02-23 | 半導体基板表面の評価方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2000045827A JP2001237288A (ja) | 2000-02-23 | 2000-02-23 | 半導体基板表面の評価方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2001237288A true JP2001237288A (ja) | 2001-08-31 |
Family
ID=18568357
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2000045827A Pending JP2001237288A (ja) | 2000-02-23 | 2000-02-23 | 半導体基板表面の評価方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2001237288A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007035991A (ja) * | 2005-07-28 | 2007-02-08 | Mitsubishi Electric Corp | 半導体層の検査方法および装置 |
| JP2016058556A (ja) * | 2014-09-10 | 2016-04-21 | 信越半導体株式会社 | 半導体基板の評価方法 |
-
2000
- 2000-02-23 JP JP2000045827A patent/JP2001237288A/ja active Pending
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|---|---|---|---|---|
| JP2007035991A (ja) * | 2005-07-28 | 2007-02-08 | Mitsubishi Electric Corp | 半導体層の検査方法および装置 |
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