JP2001246861A - 感熱溶融型蛍光インクリボン、及びその製造方法、これを用いた印刷物、印刷方法及びその印刷装置 - Google Patents

感熱溶融型蛍光インクリボン、及びその製造方法、これを用いた印刷物、印刷方法及びその印刷装置

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JP2001246861A
JP2001246861A JP2000059117A JP2000059117A JP2001246861A JP 2001246861 A JP2001246861 A JP 2001246861A JP 2000059117 A JP2000059117 A JP 2000059117A JP 2000059117 A JP2000059117 A JP 2000059117A JP 2001246861 A JP2001246861 A JP 2001246861A
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heat
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ink layer
fluorescent
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Katsumi Mogi
克己 茂木
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Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】十分な印字特性を有し、かつ偽造が困難で、真
偽判定が容易な感熱溶融型インクリボンを得る。 【解決手段】シート状基材と、その上に形成され、蛍光
体及び熱溶融性樹脂を含有し、所定のパターンの開孔を
有する蛍光インク層とを有する蛍光インクリボン。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、株券、証券、商品
券等の金券及び重要書類等の偽変造防止技術が施された
真偽判定用物品に使用される感熱溶融型インクリボン、
その製造方法、このインクリボンを用いた印刷方法及び
印刷物に関する。
【0002】
【従来の技術】感熱溶融型インクリボンを用いた画像記
録技術は、画像形成プロセスがシンプルで低コストであ
り、近年、広く普及し、ワードプロセッサーや低コスト
のパソコン用プリンターの印字、画像記録プロセスとし
て実用化されている。
【0003】感熱溶融型インクリボンは、その構成材料
を変えることによって、種々の物が用意され、モノクロ
の文字印字用からフルカラーの画像形成用まで幅広く使
用されており、容易に入手することが可能である。この
ことから、溶融型インクリボンを用いた画像記録は、同
じ種類の感熱溶融型インクリボンを用いて画像記録を行
えば、その記録画像の偽変造が容易に可能である。この
ため、溶融型熱転写インクリボンは、IDカードや有価
証券などの高いセキュリティ性を要求される物品への適
用が遅れていた。
【0004】一般に、IDカードや有価証券への画像記
録には、主にスクリーン印刷、グラビア印刷、オフセッ
ト印刷等の各種印刷技術が適用されている。しかし、前
述の印刷技術はコストが高く、また少量の印刷には向か
ない等の問題があった。
【0005】また、これらのセキュリティ性を要求され
る物品の偽変造による不正使用を防止するためには、ホ
ログラム、マイクロ文字、及び蛍光体による画像記録な
ど、本来の記録画像とは直接関係のない画像を被転写媒
体上に形成しているが、これらによるコストアップは避
けられず、またこれらを実用化するにあたっては、画像
形成プロセスの複雑化をも伴うものであった。
【0006】これらのことから、高いセキュリティ性が
要求される物品において、文字情報の偽変造が困難で真
偽判定が容易であって、より低コストの偽変造防止技術
が求められている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明の第1の目的
は、真偽判定用物品に好適に使用され、十分な印字特性
を有し、かつ偽造が困難で、真偽判定が容易な感熱溶融
型インクリボンを提供することにある。
【0008】本発明の第2の目的は、真偽判定用物品に
好適に使用され、十分な印字特性を有し、かつ偽造が困
難で、真偽判定が容易な感熱溶融型インクリボンの製造
方法を提供することにある。
【0009】本発明の第3の目的は、十分な印字特性を
有し、かつ偽造が困難で、真偽判定が容易な印刷を行う
ことができる感熱溶融型インクリボンを用いた印刷方法
を提供することにある。
【0010】本発明の第4の目的は、十分な印字特性を
有し、かつ偽造が困難で、真偽判定が容易な印刷を行う
ことができる感熱溶融型インクリボンを用いた印刷物を
提供することにある。
【0011】本発明の第5の目的は、十分な印字特性を
有し、かつ偽造が困難で、真偽判定が容易な印刷を行う
ことができる感熱溶融型インクリボンを用いた印刷方法
を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明は、第1に、シー
ト状基材と、該シート状基材上に形成され、蛍光体及び
熱溶融性樹脂を含有し、所定のパターンの開孔を有する
蛍光インク層とを具備することを特徴とする感熱溶融型
蛍光インクリボンを提供する。
【0013】本発明は、第2に、シート状基材上に、ザ
ーンカップ測定法により測定された粘度が10ないし1
8秒であり、少なくとも蛍光体及び熱溶融性樹脂を含有
する蛍光インク塗布液を、塗布量0.5ないし2.5g
/m2で、メッシュは150ないし250メッシュ及び
溝の深度15ないし20のグラビア版を用いてグラビア
塗工法により塗工し、所定のパターンの開孔を有する蛍
光インク層を形成する工程を含むことを特徴とする感熱
溶融型蛍光インクリボンの製造方法を提供する。
【0014】本発明は、第3に、シート状基材と、該シ
ート状基材上に形成され、蛍光体及び熱溶融性樹脂を含
有し、所定のパターンの開孔を有する蛍光インク層とを
含む感熱溶融型蛍光インクリボンを用い、該インクリボ
ンの蛍光インク層を被転写材と接触させ、該シート状基
材の他方の主面上から加熱記録手段を適用して、該蛍光
インク層を該被転写材上に加熱転写して、蛍光インク印
刷層を形成する工程を含むことを特徴とする感熱溶融型
インクリボンを用いた印刷方法を提供する。
【0015】本発明は、第4に、シート状基材と、該シ
ート状基材上に形成され、蛍光体及び熱溶融性樹脂を含
有し、所定のパターンの開孔を有する蛍光インク層とを
含む感熱溶融型蛍光インクリボンと、該感熱溶融型蛍光
インクリボン上に設けられた加熱記録手段と、該加熱記
録手段を駆動する手段と、該感熱溶融型蛍光インクリボ
ンを介して該加熱記録手段に対向して設けられた圧接手
段とを具備することを特徴とする印刷装置を提供する。
【0016】本発明は、第5に、基材と、該基材上に印
刷された所定のパターンの開孔を有する蛍光インク画像
とを具備することを特徴とする印刷物を提供する。
【0017】
【発明の実施の形態】本発明の感熱溶融型蛍光インクリ
ボンは、シート状基材と、該シート状基材上に形成さ
れ、蛍光体及び熱溶融性樹脂を含有し、所定のパターン
の開孔を有する蛍光インク層とを有する。
【0018】また、本発明の印刷物は、上述のインクリ
ボンを使用して印刷されたもので、基材と、この基材上
に印刷された所定のパターンの開孔を有する蛍光インク
画像とを有する。
【0019】ここで、蛍光インク層は、少なくとも蛍光
体と熱溶融性樹脂とから構成される層をいう。使用され
る蛍光体は、蛍光インク層中で、好ましくは透明、また
は白色等であり、使用者に可視光下で認識されにくいこ
とが望ましい。
【0020】本発明を用いると、インクリボンの蛍光イ
ンク層に所定の開孔が形成されていることにより、この
インクリボンを用いて印刷された画像に所定の開孔を形
成し得る。このような開孔は、複写等の技術では偽変造
することが難しく、本発明の蛍光インクリボンを使用し
ないと形成し得ない。本発明によれば、この蛍光インク
層に紫外線を照射し、所定の開孔が画像中に存在するか
否かを確認することにより、偽変造された物品を簡単に
見分けることができる。
【0021】蛍光インク層自体は、透明であっても、着
色されていてもよい。
【0022】この蛍光インク層に着色剤を添加した蛍光
インク層を使用した場合には、文字、及び人物等の種々
の画像情報を可視光下で視認しやすく印刷することがで
きる。
【0023】本発明の感熱溶融型蛍光インクリボンの製
造方法は、シート状基材上に、ザーンカップ測定法によ
り測定された粘度が10ないし18秒であり、少なくと
も蛍光体及び熱溶融性樹脂を含有する蛍光インク塗布液
を、塗布量0.5ないし2.5g/m2で、メッシュは
150ないし250メッシュ及び溝の深度15ないし2
0のグラビア版を用いてグラビア塗工法により塗工し、
所定のパターンの開孔を有する蛍光インク層を形成する
工程を含む。
【0024】本発明の感熱溶融型蛍光インクリボンの製
造方法によれば、インク塗布液の粘度と塗布量、及びグ
ラビア版のメッシュと深度を規定するだけで、汎用のグ
ラビア印刷法を用いて、安価で容易に、上述の所定の開
孔を有する蛍光インクリボンを製造することができる。
【0025】本発明の印刷方法は、上述の感熱溶融型蛍
光インクリボンを用い、該インクリボンの蛍光インク層
を被転写材と接触させ、該シート状基材の他方の主面上
から加熱記録手段を適用して、該蛍光インク層を該被転
写材上に加熱転写して、蛍光インク印刷層を形成する工
程を含む。
【0026】また、本発明の印刷装置は、上述の感熱溶
融型蛍光インクリボンと、感熱溶融型蛍光インクリボン
上に設けられた加熱記録手段と、加熱記録手段を駆動す
る手段と、感熱溶融型蛍光インクリボンを介して加熱記
録手段に対向して設けられた圧接手段とを具備する。
【0027】本発明の印刷装置及び印刷方法によれば、
上述の蛍光インクリボンを用いることにより、偽造が困
難で真偽判定の容易な印字をその印字特性を損なうこと
なく、かつ汎用の加熱記録手段を用いて、安価で容易に
印刷することができる。
【0028】本発明において、開孔の大きさは直径0.
lmm以下であることが好ましく、さらに好ましくは直
径0.03〜0.06mmである。開孔の大きさが直径
0.lmm以下であると、インクリボンによる印字を行
った際に、画像の特性に支障を生じにくくなる上、偽変
造がより困難となる傾向がある。
【0029】ザーンカップ測定法により測定された蛍光
インク層塗布液の粘度は、好ましくは13ないし16秒
である。また、塗布液の塗布量は、好ましくは1.0な
いし2.0g/m2である。グラビア版のメッシュは好
ましくは160ないし200メッシュ、その溝の深度は
好ましくは16ないし18である。
【0030】なお、ザーンカップ測定法とは、塗布液の
流動特性として動粘度を測定し、塗工時の粘度管理のた
めに用いられる方法である。本発明では、約30mlの
定容積のカップに塗布液を満たし、約5mmの一定の口
径を持つ穴から流下させ、その流下時間を測定した。
【0031】また、本発明の感熱溶融型蛍光インクリボ
ンには、シート状基材上に、着色剤を含有する着色イン
ク層を、蛍光インク層と交互に配置してさらに設けるこ
とができる。
【0032】着色インク層と蛍光インク層とを交互に配
置したインクリボンを使用することにより、通常の感熱
溶融型インク層による印刷と、所定のパターンの開孔を
有する蛍光インク層による印刷とを一つのインクリボン
で行うことができる。
【0033】また、上述の着色インク層に所定の開孔を
さらに設けることができる。
【0034】このような着色インク層を印刷する場合に
は、インクの塗布量は好ましくは1.0〜1.8g/m
2、さらに好ましくは1.2ないし1.5g/m2であ
る。粘度は好ましくは10.0〜18.0秒、さらに好
ましくは13ないし16秒である。また、グラビア版の
メッシュは170〜220メッシュ、さらに好ましくは
180ないし200メッシュである。深度は好ましい4
5〜70、さらに好ましくは55ないし65である。
【0035】複写等の技術では、開孔を正確に再現する
ことは困難である。このため、開孔が形成された着色イ
ンク層を用いて印刷された画像も、開孔を偽変造するこ
とが難しく、本発明の蛍光インクリボンを使用しないと
形成し得ない。開孔を有する着色インク層と開孔を有す
る蛍光インク層との両方を用いて印刷された画像は、偽
変造がより困難である上、可視光下と紫外線照射下の両
方で真偽判定が可能となり、さらにセキュリティー性が
高くなる。
【0036】また、シート状基材と、蛍光インク層との
間に、加熱時の蛍光インク層の剥離を良好にするための
アンダーコート層をさらに設けることができる。
【0037】さらに、シート状基材の蛍光インク層との
反対面上にはバックコート層を設けることができる。
【0038】使用されるインク塗布液は、樹脂、ワック
ス、溶剤、及び着色剤を含む。
【0039】樹脂としては、アクリル系樹脂、エポキシ
系樹脂、ポリエステル系樹脂、及びポリウレタン系樹
脂、及びこれらの樹脂の混合物等を挙げることができ
る。
【0040】ワックスとしては、カルナバワックス、パ
ラフィンワックス、ライスワックス、エステルワック
ス、キャンデリラワックス、ポリエチレンワックス、マ
イクロクリスタルワックス、アミドワックス、エステル
ワックス、酸化ポリエチレンワックス等を挙げることが
出来る。
【0041】溶剤としては、トルエン、メチルエチルケ
トン、エタノール、キシレン、及びシクロヘキサノン等
を挙げることができる。
【0042】着色剤としては、カーボンブラック、ファ
ーストイエローG、ベンジジンイエロー、ピグメントイ
エロー、インドファーストオレンジ、イルガジンレッ
ド、カーミンFB、パーマネントボルドーFRR、ピグ
メント・オレンジR、リソールレッド2G、レーキ・レ
ッドC、ローダミンFB、ローダミンB、フタロシアニ
ンブルー、ピグメントブルー、ブリリアント・グリーン
B、フタロシアニングリーン、及びキナクリドン等の顔
料や染料を必要に応じて用いることができる。
【0043】蛍光顔料としては、紫外線照射により蛍光
を発光する物質であって、無機蛍光体と有機蛍光体に大
別することができる。可視光をほとんどあるいは全く吸
収しない無色の蛍光体と、可視領域にある程度の吸収帯
を持つ有色の蛍光体とに大別できる。本発明において
は、可視光をほとんどあるいは全く吸収しない無色の蛍
光体を用いることが望ましい。
【0044】無色の無機蛍光体としては、Ca、Ba、
Mg、Zn、Cdなどの酸化物、硫化物、ケイ酸塩、リ
ン酸塩、タングステン酸塩などの結晶を主成分とし、M
g、Ag、Cu、Sb、Pbなどの金属元素もしくはラ
ンタノイド類などの希土類元素を活性剤として添加して
焼成して得られる顔料を用いることができる。
【0045】赤色光を発光する無機蛍光体としては、例
えば、Y23:Eu、YVO4:Eu、Y22S:E
u、3.5MgO、0.5MgF2GeO2:Mn、
(Y,Gd)BO3:Eu、Y(P,V)O4:Euなど
を用いることができる。
【0046】緑色光を発光する無機蛍光体としては、例
えば、ZnO:Zn、Zn3SiO2:Mn、Zn3S:
Cu,Al、(Zn,Cd)S:Cu,Al、ZnS:
Cu,Au,Al、Zn2SiO4:Mn、ZnS:A
g,Cu、(Zn,Cd)S:Cu、ZnS:Cu、G
22S:Tb、La22S:Tb、Y2SiO5:C
e,Tb、Zn2GeO4:Mn、CeMgAl1113
Tb、SrGa24:Eu 2+、ZnS:Cu,CO、M
gO・nB23:Ce,Tb、LaOBr:Tb,T
m、La22S:Tb、ZnS:Cu(Mn)などを用
いることができる。
【0047】青色光を発光する無機蛍光体としては、例
えば、ZnS:Ag、CaWO4、Y2SiO5:Ce、
ZnS:Ag,Ga,Cl、Ca253Cl:E
2+、BaMgAl1423:Eu2+、Sr3(PO23
Cl:Euなどを用いることができる。
【0048】アンダーコート層として使用できるワック
スとしては、カルナバワックス、パラフィンワックス、
ライスワックス、エステルワックス、キャンデリラワッ
クス、ポリエチレンワックス、マイクロクリスタルワッ
クス、アミドワックス、エステルワックス、酸化ポリエ
チレンワックス等を挙げることができる。
【0049】バックコート層には、耐熱滑性層としてシ
リコーン系樹脂等があげることができる。
【0050】以下、図面を参照し、本発明をさらに詳細
に説明する。
【0051】図1に本発明の蛍光インクリボンの一例の
断面を模式的に表す図を、図2に本発明の蛍光インクリ
ボンを用いた印字の一例を表す正面図を各々示す。
【0052】この蛍光インクリボンは、図示するよう
に、例えば厚さが3.5〜30.0μmのポリエチレン
テレフタレート製べースフィルム3と、その一方の面上
に設けられたアンダーコート層2と、その上に設けられ
た、蛍光体と任意に着色剤とを含み、所定のパターンの
例えば直径0.1mm以下の開孔9を有する蛍光インク
層1と、べースフィルム3の他方の面上に設けられたバ
ックコート層4を有する。
【0053】ここで、蛍光インク層はグラビア塗工法に
より塗工される。蛍光インク層をグラビア塗工法により
塗工する際には、使用される蛍光インク層塗布液の塗布
量、粘度、及びグラビア塗工装置のグラビア版の溝の深
さを、ある一定の範囲内に定めるすなわちザーンカップ
測定法により測定された粘度が10ないし18秒であ
り、少なくとも蛍光体及び熱溶融性樹脂を含有する蛍光
インク塗布液を、塗布量0.5ないし2.5g/m
2で、メッシュは150ないし250メッシュ及び溝の
深度15ないし20のグラビア版を用いて塗工すること
により、蛍光インクリボンの蛍光インク層に所定のパタ
ーンの開孔9を形成することができる。
【0054】図2に示すように、このインクリボンを使
用して、被転写媒体上に印字を行うと、印字された文字
情報には、開孔9の存在が容易に認められる。このよう
に、この開孔の存在あるいはそのパターンを確認するこ
とにより、偽変造が行われているか容易に判断し得る。
【0055】また、この文字情報に紫外線を照射するこ
とにより、開孔を有する画像が発光する。これにより、
偽変造が行われているか容易に判断し得る。
【0056】図3は、本発明のインクリボンを用いて印
刷した印刷物として、IDカードの一例を表す図を示
す。
【0057】図示するように、このIDカードは、基材
201上に、各々人物画像203及び文字情報206が
印刷された構成を有する。文字情報206は、本発明の
インクリボンを用いて印刷されており、近くで見ると、
図2に示す印字と同様の図示しない開孔の存在が認めら
れ、一方、その印字特性には問題がない。このように、
この開孔を確認することにより、偽変造が行われている
か容易に判断しうる。
【0058】さらに、文字情報206に紫外線を照射
し、その発光を確認することにより、偽変造が行われて
いるか容易に判断しうる。
【0059】また、図4に、本発明の蛍光インクリボン
の他の一例の断面を模式的に表す図を示す。
【0060】図示するように、この蛍光インクリボン
は、例えば厚さが3.5〜30.0μmのポリエチレン
テレフタレート製べースフィルム3と、その一方の面上
に設けられたアンダーコート層2と、UC層2上に設け
られ、所定のパターンの例えば直径0.1mm以下の開
孔9を有する可視光下で透明な蛍光インク層7と、蛍光
インク層7と交互にUC層2上に設けられた所定のパタ
ーンの例えば直径0.1mm以下の開孔6を有する着色
インク層8と、べースフィルム3の他方の面上に設けら
れたバックコート層4とを有する。
【0061】ここで、蛍光インク層はグラビア塗工法に
より図1に示すインクリボンと同様にして塗工される。
着色インク層をグラビア塗工法により塗工する際には、
使用される着色インク層塗布液の塗布量、粘度、及びグ
ラビア塗工装置のグラビア版の溝の深さを、ある一定の
範囲内に定めるすなわちザーンカップ測定法により測定
された粘度が10ないし18秒であり、少なくとも蛍光
体及び熱溶融性樹脂を含有する蛍光インク塗布液を、塗
布量1.0ないし1.8g/m2で、メッシュは170
ないし220メッシュ及び溝の深度45ないし70のグ
ラビア版を用いて塗工することにより、蛍光インクリボ
ンの着色インク層に所定のパターンの開孔6を形成する
ことができる。
【0062】このインクリボンを用いると、通常の感熱
溶融型インク層による印刷と、所定のパターンの開孔を
有する蛍光インク層による印刷とを一つのインクリボン
で行うことができる。また、このインクリボンの着色イ
ンク層を使用して、被転写媒体上に印字を行うと、印字
された文字情報には、図2に示すように、開孔9の存在
が容易に認められる。このように、この開孔の存在ある
いはそのパターンを確認することにより、偽変造が行わ
れているか容易に判断し得る。また、蛍光インク層によ
り印字された情報は、可視光下では視認が困難である
が、紫外線を照射して蛍光体を発光させ、印字された情
報と、開孔の存在を確認することにより偽変造が行われ
ているか容易に判断し得る。
【0063】図5に、本発明に係る印刷装置の一例を表
す該略図を示す。
【0064】図示するように、この印刷装置10は、イ
ンクリボン11を繰り出す繰り出し用リール12と、こ
の繰り出し用リール12から繰り出されたインクリボン
11を巻き取る巻き取り用リール13と、リール11,
12の間でインクリボン11及び記録紙Pを介して対向
して配置されたサーマルヘッド14及びプラテンローラ
15と、サーマルヘッド14を通電駆動するサーマルヘ
ッド駆動回路16及びこれを制御するCPU17を有す
る。
【0065】サーマルヘッド駆動回路16はCPU17
により制御され、文字情報18に従ってサーマルヘッド
14に駆動電流を供給する。サーマルヘッド駆動回路1
6は、サーマルヘッド14が蛍光インク層の上に位置し
たときにサーマルヘッド14に駆動電流を供給し、蛍光
インク層と着色インク層を交互に設けたインクリボンを
使用する場合には、文字情報18が着色インク層により
印字されるべき情報のとき、サーマルヘッド14が着色
インク層の上に位置した時点でサーマルヘッド14に駆
動電流を供給する。
【0066】実施例 以下、本発明の実施例について説明する。
【0067】実施例1 本発明の感熱溶融型蛍光インクリボンを作製するにあた
り、まずアンダーコート層塗液A作製のため、以下に示
す組成の原材料を準備した。
【0068】アンダーコート層塗液A カルナバワックス1号 50重量部 ポリエチレンワックス 30重量部 トルエン 93重量部 メチルエチルケトン 93重量部 上記組成の塗液をボールミルにて3時間混錬し、粘度1
7秒の熱溶融性塗液Aを作製した。
【0069】次に蛍光インク層塗液B作製のため、以下
に示す組成の原材料を準備した。
【0070】蛍光インク層塗液B LUMIKOL1002(日本蛍光化学(株)製) 15重量部 エチレン酢酸ビニル共重合体樹脂(三井・デュポンポリ
ケミカル(株)製 商品名:EVAFLEX210) 85重量部 カルナバワックス1号 5重量部 ポリエチレンワックス 5重量部 トルエン 185重量部 メチルエチルケトン 185重量部 上記組成の塗液をボールミルにて5時間混錬し、粘度1
5秒の蛍光インク層塗液Bを作製した。
【0071】次に、厚さ4.5μmのポリエチレンテレ
フタレートフィルム(PETフィルム(株)東レ製 商
品名:T−71)を準備し、背面に耐熱滑性剤としてシ
リコーン樹を汎用の塗布装置により塗布、乾燥し、塗工
原反を得た。
【0072】続いて、上記アンダーコート層塗液Aを準
備し、オハイオ型メッシュ:175線、深度:80のグ
ラビア版を用いたグラビア塗工機で上記塗工原反に熱溶
融性組成塗液Aを塗布、乾燥し、厚さ1.5μmのアン
ダーコート層を作製した。
【0073】さらに、オハイオ型メッシュ:175線、
深度:18のグラビア版を用いたグラビア塗工機で、熱
溶融性層の上に蛍光インク層塗液Bを塗布、乾燥し、塗
布量1.2g/m2の蛍光インク層を作製し、本発明の
感熱溶融型蛍光インクリボン(1)を製造した。
【0074】次に、得られた感熱溶融型蛍光インクリボ
ン(1)を用いて、溶融型熱転写ラベルプリンタTEC
CB−418(東芝テック(株)社製)により、印字
速度2インチ/秒及び4インチ/秒で被転写紙TRW−
1(十条製紙(株)製コート紙)に文字情報を形成し
た。
【0075】得られた文字情報について目視にて検査を
行い、文字情報の印字欠け(インクが転写されていない
箇所)の有無、及び印字特性においての問題の有無を調
査した。また、固有情報の可視光下での非視認性、紫外
線照射時の視認性、印画欠け、印画特性、及び、開孔の
存在においての問題の有無を検査した。
【0076】実施例2ないし5 実施例1と同様のアンダーコート層塗液Aを準備した。
【0077】次に、蛍光インク層塗液C作製のため、以
下に示す組成の原材料を準備した。
【0078】蛍光インク層塗液C LUMIKOL1002(日本蛍光化学(株)製) 15重量部 エチレン酢酸ビニル共重・合体樹脂(三井・デュポンポ
リケミカル(株)製 商品名:EVAFLEX210) 85重量
部 カルナバワックス1号 5重量部 ポリエチレンワックス 5重量部 トルエン 185ないし200重量部 メチルエチルケトン 185ないし200重量部 上記組成の塗液をボールミルにて5時間混錬し、下記表
1に示すような種々の粘度を有する蛍光インク層塗液C
を作製した。
【0079】次に、厚さ4.5μmのポリエチレンテレ
フタレートフィルムを準備し、背面に耐熱滑性層として
シリコーン樹脂を汎用の塗布装置により塗布、乾燥し、
塗工原反を得た。
【0080】続いて、上記アンダーコート層塗液Aを準
備し、オハイオ型メッシュ:175線、深度:80のグ
ラビア版を用いたグラビア塗工機で上記塗工原反に熱溶
融性組成塗液Cを塗布、乾燥し、塗布量2.0g/m2
の熱溶融性層を作製した。
【0081】さらに、オハイオ型のグラビア版を用いた
グラビア塗工機で、塗布量、グラビア版のメッシュ及び
深度を表1に記載のように種々変化させて、アンダーコ
ート層の上に蛍光インク層塗液Cを塗布、乾燥し、蛍光
インク層を作製し、感熱溶融型蛍光インクリボン
(2)、(3)、(4)及び(5)を製造した。
【0082】得られた蛍光インクリボンについて、実施
例1と同様に文字情報を形成し、文字情報の印字欠けの
有無、及び印字特性においての問題の有無を調査し、さ
らに、固有情報の可視光下での非視認性、紫外線照射時
の視認性、印画欠け、印画特性、及び開孔の存在におい
ての問題の有無を検査した。
【0083】得られた結果を同様に表1に示す。
【0084】
【表1】
【0085】表1より本発明の感熱溶融型蛍光インクリ
ボン(1)は、可視光下では視認することが非常に困難
であるが、紫外線照射時には視認することが容易であ
り、被転写紙上に印画された所定のパターンの開孔から
なる固有情報には印画欠けが無く印画特性においても問
題が無いことが分かった。
【0086】さらに、本発明の感熱溶融型蛍光インクリ
ボンにより被転写紙上に形成された固有情報にパターン
化された開孔が存在することが確認できた。
【0087】一方、感熱溶融型蛍光インクリボン(2)
(3)(4)及び(5)は、本発明の感熱溶融型蛍光イ
ンクリボン(1)の製造工程において、使用するグラビ
ア版のメッシュ数と深度、熱溶融性インク組成塗液の粘
度、及び、塗布量を変えたインクリボンであり、これら
についても可視光下では視認することが非常に困難であ
るが、紫外線照射時には視認することが容易であり、被
転写紙上に印画された固有情報には印画欠けが無く印画
特性においても問題が無いことが分かった。
【0088】固有情報としては、パターン化された開孔
が多少確認しにくかったが、印画欠けがなく問題の無い
印画特性が得られた。また、いずれも、可視光下では蛍
光体の存在を視認することが非常に困難であり、十分な
セキュリティー性を有していた。
【0089】実施例6 次に、シート基材上に、蛍光インク層と着色インク層と
を交互に設けた例について示す。
【0090】実施例1と同様のアンダーコート層塗液
A、及び蛍光インク層塗液Bを用意し、さらに着色イン
ク層塗液D作製のため、以下に示す組成の原材料を準備
した。
【0091】 着色インク層塗液D カーボンブラック(デグサ(株)製 商品名:Printex25) 30重量 部 エチレン酢酸ビニル共重合体樹脂 (三井・デュポンポリケミカル(株)製 商品名:EVAFLEX210) 20重量 部 カルナバワックス1号 5重量部 ポリエチレンワックス 5重量部 トルエン 93重量部 メチルエチルケトン 93重量部 上記組成の塗液をボールミルにて5時間混錬し、粘度1
5秒の着色インク層塗液Dを作製した。
【0092】次に、厚さ4.5μmのポリエチレンテレ
フタレートフィルム(PETフィルム(株)東レ製 商
品名:T−71)を準備し、背面に耐熱滑性剤としてシ
リコーン樹脂を汎用の塗布装置により塗布、乾燥し、塗
工原反を得た。
【0093】続いて、上記アンダーコート層塗液Aを、
オハイオ型メッシュ:175線、深度:80のグラビア
版を用いたグラビア塗工機で得られた塗工原反に塗布、
乾燥し、厚さ1.5μmのアンダーコート層を作製し
た。
【0094】続いて、オハイオ型メッシュ:175線、
深度:60のグラビア版を用いたグラビア塗工機で、得
られたアンダーコート層の上に蛍光インク層塗液Bを所
定の大きさで、所定の間隔をおいて塗布、乾燥し、厚さ
1.5g/m2の複数の蛍光インク層を作製し、これと
同時に、交互塗工法により、オハイオ型メッシュ:17
5線、深度:18のグラビア版を用いたグラビア塗工機
で、アンダーコート層の上に着色インク層塗液Dを塗
布、乾燥し、厚さ1.2g/m2の黒インク層を蛍光イ
ンク層間に作製し、本発明の感熱溶融型蛍光インクリボ
ン(6)を製造した。
【0095】得られた蛍光インクリボン(6)につい
て、実施例1と同様に文字情報を形成し、文字情報の印
字欠けの有無、及び印字特性においての問題の有無を調
査し、さらに、固有情報の可視光下での非視認性、紫外
線照射時の視認性、印画欠け、印画特性、及び開孔の存
在においての問題の有無を検査した。さらに黒インクの
反射濃度も測定した 得られた結果を同様に下記表3に示す。
【0096】実施例7〜10 実施例1と同様のアンダーコート層塗液A、及び実施例
2と同様の蛍光インク層塗液Cを用意し、着色インク層
塗液E作製のため、以下に示す組成の原材料を準備し
た。
【0097】 着色インク層塗液E カーボンブラック(デグサ(株)製 商品名:Printex25) 30重量部 エチレン酢酸ビニル共重合体樹脂 (三井・デュポンポリケミカル(株)製 商品名:EVAFLEX210) 20重量部 カルナバワックス1号 5重量部 ポリエチレンワックス 5重量部 トルエン 93ないし120重量部 メチルエチルケトン 93ないし120重量部 上記組成の塗液をボールミルにて5時間混錬し、下記表
2に示すような種々の粘度を有する着色インク層Eを作
製した。
【0098】
【表2】
【0099】次に厚さ4.5μmのポリエチレンテレフ
タレートフィルムを準備し、背面に耐熱滑性層としてシ
リコーン樹脂を汎用の塗布装置により塗布、乾燥し、塗
工原反を得た。
【0100】続いて上記アンダーコート層塗液Aを準備
し、オハイオ型メッシュ:175線、深度:80のグラ
ビア版を用いたグラビア塗工機で上記塗工原反に熱溶融
性組成塗液Dを塗布、乾燥し、厚さ2.0g/m2のア
ンダーコート層を作製した。
【0101】続いて、表1と同様の条件で、グラビア版
を用いたグラビア塗工機を用い、アンダーコート層の上
に蛍光インク層塗液Cを塗布、乾燥し、蛍光インク層を
作製し、これと同時に、交互塗工法により、表2に示す
条件で、グラビア版を用いたグラビア塗工機を用い、ア
ンダーコート層の上に着色インク層塗液Eを塗布、乾燥
し、黒インク層を蛍光インク層間に作製し、本発明の感
熱溶融型インクリボン(7)ないし(10)を製造し
た。
【0102】得られた蛍光インクリボンについて、実施
例6と同様に文字情報を形成し、文字情報の印字欠けの
有無、及び印字特性においての問題の有無を調査し、さ
らに、固有情報の可視光下での非視認性、紫外線照射時
の視認性、印画欠け、印画特性、及び開孔の存在におい
ての問題の有無を検査し、さらに黒インクの反射濃度も
測定した 得られた結果を同様に下記表3に示す。
【0103】
【表3】
【0104】表3より本発明の感熱溶融型蛍光インクリ
ボン(6)は、可視光下では視認することが非常に困難
であり、且つ、紫外線を照射すると視認することがで
き、被転写紙上に印画された固有情報には印画欠けが黒
・蛍光ともに無く、黒画像の反射濃度も1.6以上で十
分な濃度が得られていることが分かった。
【0105】さらに本発明の感熱溶融型インクリボンに
より被転写紙上に形成された固有情報にパターン化され
た開孔が存在することが確認できた。また、本発明の感
熱溶融型蛍光インクリボン(7)ないし(10)は、感
熱溶融型蛍光インクリボン(6)の製造工程において、
使用するグラビア版のメッシュ数と深度、及び蛍光イン
ク層及び着色インク層塗液の粘度、及び、塗工量を変え
たインクリボンであり、これらについても可視光下では
視認することが非常に困難であり、且つ、紫外線を照射
すると視認することができ、印画欠けも黒・蛍光ともに
無く、黒画像の反射濃度も1.6以上で十分な濃度が得
られていることが分かった。
【0106】固有情報としては、着色インク層は可視光
下で、蛍光インク層は、紫外線照射下で、パターン化さ
れた開孔が多少視認しにくかった。いずれも印画欠けが
なく問題の無い印画特性が得られた。また、蛍光インク
層は可視光下では蛍光体の存在を視認することが非常に
困難であり、十分なセキュリティー性を有していた。
【0107】以上、実施例1ないし10により、本発明
の感熱溶融型インクリボンは、被転写紙上に文字情報を
形成しても、印字特性に何ら影響を及ぼすことが無く、
偽変造が困難で、その開孔が可視光下及び紫外線照射下
において、容易に確認可能であるために、偽変造された
物品を容易に真偽判定し得ることがわかった。
【0108】
【発明の効果】本発明によれば、真偽判定用物品に、十
分な印字特性を有し、かつ偽造が困難で、真偽判定が簡
単な印刷を容易に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の蛍光インクリボンの一例の断面を模式
的に表す図
【図2】本発明の蛍光インクリボンを用いた印字の一例
を表す正面図
【図3】本発明の印刷物の一例を表す図
【図4】本発明の蛍光インクリボンの他の一例の断面を
模式的に表す図
【図5】本発明に用いられる熱転写印刷装置の概略を表
す図
【符号の説明】
1,7…蛍光インク層 2…アンダーコート層 3…べースフィルム 4…バックコート層 6,9…開孔 8…着色インク層 10…印刷装置 12…繰り出し用リール 13…巻き取り用リール 14…サーマルヘッド 15…プラテンローラ 16…サーマルヘッド駆動回路 17…CPU 100,200…インクリボン 201…基材 203…人物画像 206…文字情報

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シート状基材と、該シート状基材上に形
    成され、蛍光体及び熱溶融性樹脂を含有し、所定のパタ
    ーンの開孔を有する蛍光インク層とを具備することを特
    徴とする感熱溶融型蛍光インクリボン。
  2. 【請求項2】 前記シート状基材上に、着色剤を含有す
    る着色インク層を、前記蛍光インク層と交互に配置して
    さらに設けることを特徴とする請求項1に記載の感熱溶
    融型蛍光インクリボン。
  3. 【請求項3】 前記着色インク層は、所定のパターンの
    開孔を有する請求項2に記載の感熱溶融型蛍光インクリ
    ボン。
  4. 【請求項4】 前記蛍光インク層は、着色剤をさらに含
    有することを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1
    項に記載の感熱溶融型蛍光インクリボン。
  5. 【請求項5】 シート状基材上に、ザーンカップ測定法
    により測定された粘度が10ないし18秒であり、少な
    くとも蛍光体及び熱溶融性樹脂を含有する蛍光インク塗
    布液を、塗布量0.5ないし2.5g/m2で、メッシ
    ュは150ないし250メッシュ及び溝の深度15ない
    し20のグラビア版を用いてグラビア塗工法により塗工
    し、所定のパターンの開孔を有する蛍光インク層を形成
    する工程を含むことを特徴とする感熱溶融型蛍光インク
    リボンの製造方法。
  6. 【請求項6】 前記粘度は13ないし16秒、前記塗布
    量は1.0ないし2.0g/m2、前記メッシュは16
    0ないし200メッシュ、前記溝の深度は16ないし1
    8であることを特徴とする請求項5に記載の感熱溶融型
    蛍光インクリボンの製造方法。
  7. 【請求項7】 前記シート状基材上に、着色剤及び熱溶
    融性樹脂を含有する着色インク層を、前記蛍光インク層
    と交互にさらに形成することを特徴とする請求項5に記
    載の感熱溶融型蛍光インクリボンの製造方法。
  8. 【請求項8】 前記着色インク層は、前記シート状基材
    上に、ザーンカップ測定法により測定された粘度が10
    ないし18秒であり、少なくとも蛍光体及び熱溶融性樹
    脂を含有する蛍光インク塗布液を、塗布量1.0〜1.
    8g/m2で、メッシュは170〜220メッシュ及び
    溝の深度45〜70のグラビア版を用いてグラビア塗工
    法により塗工され、所定のパターンの開孔を有すること
    を特徴とする請求項7に記載の感熱溶融型蛍光インクリ
    ボンの製造方法。
  9. 【請求項9】 前記蛍光インク層は、着色剤をさらに含
    有することを特徴とする請求項5ないし8のいずれか1
    項に記載の感熱溶融型蛍光インクリボンの製造方法。
  10. 【請求項10】 請求項1ないし4のいずれか1項に記
    載の感熱溶融型蛍光インクリボンを用い、該インクリボ
    ンの蛍光インク層を被転写材と接触させ、該シート状基
    材の他方の主面上から加熱記録手段を適用して、該蛍光
    インク層を該被転写材上に加熱転写して、蛍光インク印
    刷層を形成する工程を含むことを特徴とする感熱溶融型
    インクリボンを用いた印刷方法。
  11. 【請求項11】 請求項1ないし4のいずれか1項に記
    載の感熱溶融型蛍光インクリボンと、該感熱溶融型蛍光
    インクリボン上に設けられた加熱記録手段と、該加熱記
    録手段を駆動する手段と、該感熱溶融型蛍光インクリボ
    ンを介して該加熱記録手段に対向して設けられた圧接手
    段とを具備することを特徴とする印刷装置。
  12. 【請求項12】 基材と、該基材上に印刷された所定の
    パターンの開孔を有する蛍光インク画像とを具備するこ
    とを特徴とする印刷物。
  13. 【請求項13】 前記蛍光インク画像は、着色剤をさら
    に含有することを特徴とする請求項12に記載の印刷
    物。
  14. 【請求項14】 該基材上に印刷された所定のパターン
    の開孔を有する着色インク画像をさらに具備することを
    特徴とする請求項11に記載の印刷物。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6688789B2 (en) * 1994-03-17 2004-02-10 Hitachi Maxell, Ltd. Fluorescent substance, fluorescent composition, fluorescent mark carrier and optical reader therefor
JP2008087351A (ja) * 2006-10-03 2008-04-17 Toppan Printing Co Ltd 印刷方法およびその印刷物
JP2013237156A (ja) * 2012-05-11 2013-11-28 Canon Inc 印刷装置、印刷方法、プログラム
CN113415086A (zh) * 2021-07-27 2021-09-21 福建鸣友新材料科技有限公司 一种紫外光防伪碳带及其制备方法

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